JP2008038828A - エンジン始動制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジンをクランキングするときにバッテリ電力を無駄に消費することを低減するエンジン始動制御装置を提供する。
【解決手段】スタータモータでエンジンをクランキングして始動するエンジン始動制御装置であって、エンジンの回転速度を検出するエンジン速度検出手段(ステップS11)と、検出エンジン回転速度が大きいほど、スタータモータのクランキングトルクを小さく計算するクランキングトルク計算手段(ステップS13〜S16)とを備える。
【選択図】図3

Description

この発明は、エンジンの始動を制御する装置に関する。
車両用エンジンは、始動時にモータでクランキングされる。このとき、例えば特許文献1では、モータの出力トルク(クランキングトルク)は一定である。
特開2004−143957号公報
しかし、前述した従来のエンジン始動制御装置は、クランキング時のモータの出力トルク(クランキングトルク)を一定にするので、必要以上にバッテリ電力を消費してしまう。そのためバッテリを大容量化しておかなければならない。また余計なバッテリ消費を補充するためにエンジンによる発電が必要となり、燃費が悪化してしまう。
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたものであり、バッテリ電力の消費を低減できるエンジン始動制御装置を提供することを目的とする。
本発明は以下のような解決手段によって前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために本発明の実施形態に対応する符号を付するが、これに限定されるものではない。
本発明は、スタータモータ(12)でエンジン(50)をクランキングして始動するエンジン始動制御装置であって、前記エンジン(50)の回転速度を検出するエンジン速度検出手段(11;ステップS11)と、前記検出エンジン回転速度が大きいほど、前記スタータモータ(12)のクランキングトルクを小さく計算するクランキングトルク計算手段(20;ステップS13〜S16)とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、エンジンの回転速度が大きいほど、スタータモータのクランキングトルクを小さくするようにしたので、バッテリ電力を無駄に消費することを防止でき、バッテリ電力消費を低減できる。
以下では図面等を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明によるエンジン始動制御装置の基本構成を示すブロック図である。
エンジン始動制御装置1は、エンジン回転速度検出手段11と、クランキングトルク計算手段20と、スタータモータ12とを備え、エンジン50の始動を制御する。
エンジン回転速度検出手段11は、例えばエンジンのクランクシャフトの回転速度Nrを検出するクランク角センサである。
クランキングトルク計算手段20は、エンジン回転速度検出手段11で検出したエンジン回転速度に基づいてスタータモータ12がクランキングするときに必要なモータの出力トルク(クランキングトルク)を計算し、スタータモータ12を作動を制御するコントローラである。このようなコントローラは中央演算装置(CPU)、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)及び入出力インタフェース(I/Oインタフェース)を備えたマイクロコンピュータで構成される。なお複数のマイクロコンピュータで構成してもよい。クランキングトルク計算手段20の具体的な制御ロジックについては後述する。
スタータモータ12は、エンジン50を始動するモータである。スタータモータ12は、例えばエンジン50のフライホイールを回転駆動する。なお本発明によるエンジン始動制御装置をハイブリッド車両に適用する場合には、スタータモータ12はジェネレータを兼用するモータであってもよい。
図2は、本発明によるエンジン始動制御装置の第1実施形態におけるクランキングトルク計算手段を説明するブロック図である。
クランキングトルク計算手段20は、目標クランキング回転速度設定部21と、PI制御部22とを備える。
目標クランキング回転速度設定部21は、エンジンの初爆に最低限必要な回転速度を目標クランキング回転速度Ntとして設定する。具体的には例えば想定しうる最も厳しい環境条件でも初爆を確保できる回転速度を目標クランキング回転速度Ntとして設定する。なお、初爆に最低限必要な回転速度は吸気温や空気密度によって変化する。そこで、吸気温センサや大気圧センサによって吸気温、空気密度を検出し、その検出値に基づいて目標クランキング回転速度Ntを設定してもよい。
PI制御部22は、目標クランキング回転速度Ntと、エンジン回転速度検出手段11で検出した回転速度Nrとの偏差(Nt−Nr)に応じて、目標クランキング回転速度Ntを維持するためのクランキングトルク(フィードバックトルク)を計算する。
図3は、コントローラの第1実施形態のクランキングトルク計算ロジックを示すフローチャートである。なおコントローラ20はこの処理を微少時間(例えば10ミリ秒)サイクルで繰り返し実行している。
ステップS11においてコントローラ20は、エンジン回転速度検出手段11で検出した回転速度Nrを入力する。
ステップS12においてコントローラ20は、エンジンが完爆したか否かを判定する。具体的には回転速度Nrが完爆判定速度を超えたか否かによって判定する。完爆していなければステップS13に処理を移行し、完爆していれば一旦処理を抜ける。
ステップS13においてコントローラ20は、回転速度偏差ΔNを次式(1)に基づいて計算する。
Figure 2008038828
ステップS14においてコントローラ20は、比例項トルクTpを次式(2)に基づいて計算する。
Figure 2008038828
なお比例ゲインGpはあらかじめ実験を通じて設定され、ROMに格納されている。
ステップS15においてコントローラ20は、積分項トルクTiを次式(3)に基づいて計算する。
Figure 2008038828
なお積分ゲインGiはあらかじめ実験を通じて設定され、ROMに格納されている。
ステップS16においてコントローラ20は、クランキングトルクTcを次式(4)に基づいて計算する。
Figure 2008038828
コントローラ20は、このようにして求めたクランキングトルクでクランキングできるようにスタータモータ12を制御する。
本実施形態によれば、現在のエンジン回転速度Nrを検出し、その回転速度Nrと目標クランキング回転速度(エンジンの初爆に最低限必要な回転速度)Ntとの偏差に基づいてスタータモータのクランキングトルクを決定するようにした。このようにしたので、スタータモータを、エンジン初爆に最低限必要な回転速度で駆動することができ、必要以上にバッテリ電力を浪費しない。
(第2実施形態)
図4は、本発明によるエンジン始動制御装置の第2実施形態におけるクランキングトルク計算手段を説明するブロック図である。
なお以下では前述した実施形態と同様の機能を果たす部分には同一の符号を付して重複する説明を適宜省略する。
本実施形態のクランキングトルク計算手段20は、第1実施形態に対してさらにエンジンフリクション計算部23と、加算部24とを備える。
エンジンフリクション計算部23は、エンジン回転速度検出手段11で検出した回転速度Nr及びエンジン油温検出手段13で検出したエンジン油温Toに基づいてエンジンフリクショントルクTfを計算する。なおエンジンフリクショントルクTfは、回転速度Nr及びエンジン油温ToとフリクショントルクTfとの関係をあらかじめ計測して求めたマップをROMに格納しておき、このマップに基づいて設定するが、フリクショントルクTfはエンジン油温Toが低いほど大きい。
加算部24は、PI制御部22で計算したトルク(Tp+Ti)と、フリクショントルクTfとを加算してクランキングトルクTcを求める。
図5は、コントローラの第2実施形態のクランキングトルク計算ロジックを示すフローチャートである。なおコントローラ20はこの処理を微少時間(例えば10ミリ秒)サイクルで繰り返し実行している。
ステップS11〜S15は、第1実施形態と同じであるので説明を省略する。
コントローラ20は、ステップS21においてエンジンフリクショントルクTfを求め、ステップS22において次式(5)に基づいてクランキングトルクTcを計算する。
Figure 2008038828
本実施形態によれば、エンジンフリクションをも考慮してクランキングトルクTcを設定するようにしたので、第1実施形態よりも短時間でエンジン回転速度を、目標クランキング回転速度(エンジンの初爆に最低限必要な回転速度)に到達させることができる。
なお本実施形態においては、エンジン油温を検出するようにしているが、エンジン油温はエンジン水温とほぼ等しい。そこでエンジン油温に代えてエンジン水温に基づいてエンジンフリクションTfを計算するようにしてもよい。また本実施形態においてはエンジン回転速度Nrに基づいてエンジンフリクションTfを計算しているが、エンジン回転速度が低速度(初爆以下の速度)ではエンジンフリクションの変化が小さい。そこでエンジン回転速度Nrに代えて目標クランキング回転速度Ntに基づいてエンジンフリクションTfを計算するようにしてもよい。これらの変形形態によっても上記と同様の効果を得ることができる。
(第3実施形態)
図6は、本発明によるエンジン始動制御装置の第3実施形態におけるクランキングトルク計算手段を説明するブロック図である。
第1、第2実施形態では、エンジン回転速度Nrと目標クランキング回転速度Ntとの偏差に基づいてクランキングトルクTcを決定するというフィードバック制御を行っていた。本実施形態では、クランキングトルク計算部25でクランキングトルクTcを計算してスタータモータ12を制御する。クランキングトルク計算部25は、クランキング軸出力(Tc×Nr)が一定となるように、エンジン回転速度Nrに基づいてクランキングトルクTcを設定する。なお一般的なモータのトルク線図を一点鎖線で示す。クランキング軸出力(Tc×Nr)は、一般的なモータのトルク線図よりも小さいので斜線部分のエネルギ分を低減できる。
図7は、コントローラの第3実施形態のクランキングトルク計算ロジックを示すフローチャートである。なおコントローラ20はこの処理を微少時間(例えば10ミリ秒)サイクルで繰り返し実行している。
ステップS11〜S12は、第1実施形態と同じであるので説明を省略する。
ステップS31においてコントローラ20は、次式(6)に基づいてクランキングトルクTcを計算する。
Figure 2008038828
ステップS32においてコントローラ20は、計算したクランキングトルクTcが出力可能最大値Tcmaxを超えているか否かを判定する。超えていればステップS33へ処理を移行し、超えていなければ一旦処理を抜ける。
ステップS33においてコントローラ20は、出力可能最大値TcmaxをクランキングトルクTcとして設定する。
本実施形態によれば、クランキングに用いられるバッテリ電力がほぼ一定となるので、バッテリの負担が低減される。
また第1実施形態や第2実施形態では、エンジン回転速度Nrと目標クランキング回転速度Ntとの偏差に基づいてクランキングトルクTcを決定して、目標クランキング回転速度Ntを維持するというフィードバック制御を行っている。このような制御では、エンジン回転速度Nrが変動すると、フィードバック制御のためのクランキングトルクTcも変動してバッテリ電力も変動する。すると平均電力としてはバッテリ定格内に収まるが、瞬時電力としては定格を超えてしまう場合がある。
しかしこの第3実施形態では、目標クランキング軸出力を一定としているので、バッテリ電力が大きく変動することがなく、バッテリの電力定格内でのクランキングすることができる。
またクランキングトルクTcに上限値を設定するようにしたので、バッテリ電力が過大になることを防止できる。
なおエンジン油温や水温によってエンジンフリクションが変化するので、エンジン油温や水温に応じて目標クランキング軸出力を変化させてもよい。すなわちエンジンフリクショントルクだけ目標クランキング軸出力を増してもよい。
(第4実施形態)
図8は、本発明によるエンジン始動制御装置の第4実施形態におけるクランキングトルク計算手段を説明するブロック図である。また図9は、第4実施形態のポイントを説明する図である。
図9に示すように、エンジン初爆後は、モータトルクに燃焼トルク(図9のハッチング部)が加算される。したがってエンジン初爆後は、その燃焼トルク分をモータトルクから減算しても十分なクランキングトルクを得ることができる。そこで本実施形態では、このような考えに基づき、エンジン初爆後は燃焼トルク分を減算してモータのトルクを発生させるようにした。
なおエンジンの回転速度はエンジン行程(圧縮、膨張)によって変動する。そのためひとつの基準速度で初爆前制御と初爆後制御とを切り替えては、初爆前の膨張行程において初爆後制御を実行してしまったり、初爆後の圧縮行程において初爆前制御を実行してしまうおそれがある。そこで初爆前制御→初爆後制御の切り替えは、膨張行程において初爆に十分な回転速度が出ていることを判定する初爆判定回転速度N1を超えたら実行する。また圧縮行程において初爆の可能性のある最低回転速度N0を下回らなければ、初爆後制御→初爆前制御の切り替えは行わない。本実施形態では、このような考えに基づき、エンジン初爆前後の制御を切り替えるようにしたのである。
具体的な構成を図8に示す。本実施形態のクランキングトルク計算手段20は、初爆前クランキングトルク計算部25と、初爆後クランキングトルク計算部26と、クランキングトルク計算切替部27とを備える。
初爆前クランキングトルク計算部25は、エンジンが初爆していないときに必要なクランキングトルク(モータトルク)を計算する。具体的には第3実施形態のクランキングトルク計算部25と同じである。
初爆後クランキングトルク計算部26は、エンジンが初爆後に必要なクランキングトルク(モータトルク)を計算する。エンジンが初爆していないときに必要なクランキングトルク(モータトルク)からエンジンの燃焼によって発生する燃焼トルクを減算して求める。
クランキングトルク計算切替部27は、クランキングトルクの計算を初爆前クランキングトルク計算部25で行うのか、初爆後クランキングトルク計算部26で行うのかを切り替える。具体的にはエンジン回転速度が初爆判定回転速度N1を超えたら初爆後クランキングトルク計算部26に切り替える。またエンジン回転速度が最低回転速度N0を下回らなければ初爆前クランキングトルク計算部25に切り替えない。
図10は、コントローラの第4実施形態のクランキングトルク計算ロジックを示すフローチャートである。なおコントローラ20はこの処理を微少時間(例えば10ミリ秒)サイクルで繰り返し実行している。また初爆判定フラグFの初期値は0(初爆前)である。
ステップS11〜S12は、第1実施形態と同じであるので説明を省略する。
ステップS41においてコントローラ20は、エンジン回転速度Nrが初爆判定回転速度N1を超えたか否かを判定する。超えるまではステップS43へ処理を移行し、超えたらステップS42へ処理を移行して初爆判定フラグFに1(初爆後)をセットする。
ステップS43においてコントローラ20は、エンジン回転速度Nrが最低回転速度N0を下回ったか否かを判定する。下回るまではステップS45へ処理を移行し、下回ったらステップS44へ処理を移行して初爆判定フラグFに0(初爆前)をセットする。
ステップS45においてコントローラ20は、初爆前か否かを判定する。初爆前であればステップS30へ処理を移行し、初爆後であればステップS46へ処理を移行する。
コントローラ20は、ステップS30において初爆前クランキングトルクを計算して初爆前処理を実行し、ステップS46において初爆後クランキングトルクを計算して初爆後処理を実行する。具体的には以下である。
図11はクランキングトルク計算ロジックのサブルーチンを示すフローチャートであり、図11(A)は初爆前クランキングトルク計算ロジック、図11(B)は初爆後クランキングトルク計算ロジックである。
なお初爆前クランキングトルク計算ロジックS30は、ステップS31〜S33で構成されるが、これは第3実施形態(図7)のステップS31〜S33と同じであるので説明を省略する。
ステップS461においてコントローラ20は、次式(7)に基づいてクランキングトルクTcを計算する。
Figure 2008038828
ステップS462においてコントローラ20は、計算したクランキングトルクTcが出力可能最大値Tc1maxを超えているか否かを判定する。超えていればステップS473へ処理を移行し、超えていなければ一旦処理を抜ける。
ステップS473においてコントローラ20は、出力可能最大値Tc1maxをクランキングトルクTcとして設定する。
本実施形態によれば、エンジン初爆後は燃焼トルク分を減算してモータのトルクを発生させるようにしたので、バッテリ電力の消費量をさらに低減できる。また膨張行程においても十分な回転速度が出ていることを判定する初爆判定回転速度N1を超えたら、初爆前制御→初爆後制御の切り替えを行い、圧縮行程において初爆の可能性のある最低回転速度N0を下回らなければ、初爆後制御→初爆前制御の切り替えは行わないようにし、N1とN0との差が、1行程内の膨張時最高回転数と圧縮時最低回転数との差よりも大きく(すなわち、N1−N0>1行程内の膨張時最高回転数−圧縮時最低回転数)したので、初爆前制御←→初爆後制御の切り替えによるハンチングを防止できる。
以上説明した実施形態に限定されることなく、その技術的思想の範囲内において種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲に含まれることが明白である。
例えば、第2実施形態においてはエンジン油温を検出するようにしているが、エンジン油温はエンジン水温とほぼ等しい。そこで第2実施形態においてもエンジン油温に代えてエンジン水温に基づいてエンジンフリクションTfを計算するようにしてもよい。
また第2実施形態においてはエンジン回転速度Nrに基づいてエンジンフリクションTfを計算しているが、エンジン回転速度が低速度(初爆以下の速度)ではエンジンフリクションの変化が小さい。そこでエンジン回転速度Nrに代えて目標クランキング回転速度Ntに基づいてエンジンフリクションTfを計算するようにしてもよい。
また第3実施形態においては、クランキング軸出力が一定となるようにクランキングトルクを計算しているが、モータ回転速度に対する電力損失変動が大きい場合は、等電力となるようにクランキングトルクを計算してもよい。
本発明によるエンジン始動制御装置の基本構成を示すブロック図である。 本発明によるエンジン始動制御装置の第1実施形態におけるクランキングトルク計算手段を説明するブロック図である。 コントローラの第1実施形態のクランキングトルク計算ロジックを示すフローチャートである。 本発明によるエンジン始動制御装置の第2実施形態におけるクランキングトルク計算手段を説明するブロック図である。 コントローラの第2実施形態のクランキングトルク計算ロジックを示すフローチャートである。 本発明によるエンジン始動制御装置の第3実施形態におけるクランキングトルク計算手段を説明するブロック図である。 コントローラの第3実施形態のクランキングトルク計算ロジックを示すフローチャートである。 本発明によるエンジン始動制御装置の第4実施形態におけるクランキングトルク計算手段を説明するブロック図である。 第4実施形態のポイントを説明する図である。 コントローラの第4実施形態のクランキングトルク計算ロジックを示すフローチャートである。 クランキングトルク計算ロジックのサブルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
1 エンジン始動制御装置
11;ステップS11 エンジン回転速度検出手段
12 スタータモータ
20;ステップS13〜S16、S21〜S22、S30、S46 クランキングトルク計算手段
23;ステップS21 フリクション計算部(フリクション計算手段)
50 エンジン
ステップS45 トルク計算切替部

Claims (10)

  1. スタータモータでエンジンをクランキングして始動するエンジン始動制御装置であって、
    前記エンジンの回転速度を検出するエンジン速度検出手段と、
    前記検出エンジン回転速度が大きいほど、前記スタータモータのクランキングトルクを小さく計算するクランキングトルク計算手段と、
    を備えるエンジン始動制御装置。
  2. クランキング時の目標回転速度を設定する目標クランキング回転速度手段をさらに備え、
    前記クランキングトルク計算手段は、前記検出エンジン回転速度と前記目標クランキング回転速度との偏差が小さいほど前記クランキングトルクを小さく計算する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のエンジン始動制御装置。
  3. 前記目標クランキング回転速度手段は、想定しうる最も厳しい環境条件でも初爆を確保できる回転速度を目標クランキング回転速度として設定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のエンジン始動制御装置。
  4. 前記クランキングトルク計算手段は、エンジンをクランキングするときのクランキング軸出力が一定になるように、前記検出エンジン回転速度が大きいほど、前記スタータモータのクランキングトルクを小さく計算する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のエンジン始動制御装置。
  5. 前記クランキングトルク計算手段は、
    エンジン初爆前にエンジンをクランキングするときのクランキング軸出力が一定になるように、前記検出エンジン回転速度が大きいほど、前記スタータモータのクランキングトルクを小さく計算する初爆前トルク計算部と、
    エンジン初爆後にエンジンの燃焼によって発生する燃焼トルクを、エンジン初爆前に必要なクランキングトルクから減算して、前記検出エンジン回転速度が大きいほど、前記スタータモータのクランキングトルクを小さく計算する初爆後トルク計算部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のエンジン始動制御装置。
  6. 前記クランキングトルク計算手段は、前記検出エンジン回転速度が、膨張行程において初爆に十分な回転速度を超えるまでは、前記初爆前トルク計算部で前記スタータモータのクランキングトルクを計算し、その回転速度を超えたら前記初爆後トルク計算部で前記スタータモータのクランキングトルクを計算するように、トルク計算部を切り替えるトルク計算切替部をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項5に記載のエンジン始動制御装置。
  7. 前記トルク計算切替部は、圧縮行程において初爆の可能性のある最低回転速度を下回らなければ、前記初爆前トルク計算部に切り替えることなく前記初爆後トルク計算部で前記スタータモータのクランキングトルクを計算する、
    ことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のエンジン始動制御装置。
  8. 前記クランキングトルク計算手段は、前記検出エンジン回転速度が所定値よりも小さいときには、前記スタータモータのクランキングトルクを一定値に固定する、
    ことを特徴とする請求項4から請求項7までのいずれか1項に記載のエンジン始動制御装置。
  9. エンジンフリクションを計算するフリクション計算手段をさらに備え、
    前記クランキングトルク計算手段は、前記エンジンフリクションが大きいほど前記クランキングトルクを大きく計算する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載のエンジン始動制御装置。
  10. 前記フリクション計算手段は、エンジンの油温又は水温が小さいほどエンジンフリクションを大きく計算する、
    ことを特徴とする請求項9に記載のエンジン始動制御装置。
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