JP2008038063A - アスベスト除去剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】 建物等の構造物に付着しているアスベスト除去する、優れた除去剤を提供し、この除去剤を使用した場合、その除去作業により曝露されたアスベストを吸い込む危険性や、周囲に与える悪影響を全て回避できるようにすること。
【解決手段】 アスベスト(石綿)を有する建造物を解体することなくしてアスベストを除去できる、コンニャクを主成分としてなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は建物等の構造物に付着しているアスベストを除去する、アスベスト除去剤に関する。
この発明で「グルコマンナン」とは、特にコンニャク芋の球茎中に存在する多糖類溶性の物質をいう。
この発明で「コンニャク」とは、上記グルコマンナンを主成分としたもので、これに必要な添加物,追加物,補助添加物,補助追加物を加えて非水溶性としたものも含む。
この発明で「混合水」とは、上記グルコマンナンを主成分としたもので、これに必要な添加物,追加物,補助添加物,補助追加物を加えて非水溶性としたものも含む。
この発明で「混合液」とは、上記「グルコマンナン」に必要な添加物,追加物,補助補助添加物,補助追加物を加えた混合液、これが混濁した時に使われる混濁液、あるいはこれら物質どうしが溶解したならその溶液を含む総称をいう。
人類は古くから建物の内外装や仕切板としてアスベスト(石綿)を用いてきた。それはアスベストが、天然の繊維状の珪酸塩鉱物であり、特定の鉱物ではなく異なった化学組成、結品構造を有し、繊維状を形成した数種類の鉱物からなる物質で、高い拡張カと柔軟性、さらに断熱性、強度,耐火性,電気絶縁性,耐酸性,耐アルカリ性,結露防止性があり、軽く加工しやすく安価など多くの特徴がありこのため様々な用途で利用されてきたのである。
しかし杉花粉よりも微細な鉱物繊維という特徴は人体には大変有害であった。即ちアスベストは微細なため粉塵となりやすく、呼吸器にとりこまれるとアスベスト肺の原因となるので虞がある。
さらに、その微細で繊維状の形状のため、細胞に一度突き刺さると除去が困難で、数十年経て悪性中皮腫や肺がんなどを引き起こす原因となるおそれがあり、この人体に与える悪影響は今や社会的な大問題となっている。
いいかえれば、人類が長い間全うしてきた、生きるための条件が、物質文明の享受と引き替えにいろいろな形で、その代償を支払わされてきているのである。それらはある場所で、特定の現象で、その結果責任を明確にして、それなりに解決してきた。
ところがこの頃、因果関係の不明な被害が人の生体に、また環境に、さらには地球レベルで警鐘を鳴らしているが、時流のままに無知を続けているのが実情である。
アスベストは、特定の鉱物ではなく異なった化学組成、結品構造を有し、繊維状を形成した数種類の鉱物からなる物質で、高い拡張カと柔軟性、さらに断熱性、耐薬品性、防音性、電気絶縁性、結露防止性などの多くの特徴があり、しかも安価な為に、これまでに鉱工業、船舶、車輌、建設等各種材料として広範囲にわたって使用された物質の天然素材である。
しかし、アスベトから発生する浮遊粉塵が大問題であるとして、1973年アメリカで吹付けアスベトの施工が全面的に禁止され、さらに既存の吹付けアスベストを全面的に撤去する目的で、除去工事が積極的に行われている。また1986年には、屋根材のフェルト、床材のフェルト、ビニール床タイル、石綿セメント質、衣類の用途におけるアスベストの全面使用禁止をEPA(アメリカ環境保全庁)が発表した。
日本国でも特化法(特定化学物質等障害予防規則の大幅改正:1975年)により、吹付けアスベストの施工禁止、翌1979年からは、作業環境中のアスベスト濃度規制などの行政措置が取られ、以後は吹付けアスベストの使用は見られなくなった。
そして吹付けアスベストに替えて、ロックウールが施工されたが、これに約10%程度のアスベストが使用されて問題視された経緯もあり、以後この施工も中止されたが、今日なお吹付けアスベストと同様に未処理の状態で残留している。その後残留アスベストによる環境汚染への関心が高まり、特に小中学生への影暮を懸念して、文部省が全国の国公立小中学校での吹付けアスベストの実態調査を行ない、地方自治体の行政指導で除去工事が実施され今日に至っている。
さて、この為建物等の構造物に付着しているアスベスト除去方法に関する技術は、その除去作業により曝露されたアスベストを吸い込む危険性や周囲に与える悪影響を回避しなければならず、その工法が強く求められているのである。
従来、建物の解体や吹き付けアスベスト除去工事は、壁面部分や天井部分を含む相当範囲を囲い込み、飛散防止剤を吹き付け、アスベストを湿潤化させ、作業者がケレン等のかきとり器具を使用し剥離し外部搬出をしていた。
この除去方法は、作業者の健康面への配慮がなされておらず、また手作業による工事の為アスベスト残渣が残り完全に除去する事は出来なかったのである。
なぜなら、アスベストが付着している「コンクリート・鉄骨」下地表面は無数の凹凸があり、当然その内部にまで微細なアスベスト繊維は強固に存在する。よって、スクレーパーやケレン程度の処理では完全に除去出来ないのが実情であるからである。
アスベストの繊維は1μ〜5μと超微細な粒子で形成され、肉眼では確認できず、それだけにとても恐ろしい存在であると認識できるのである。しかも、このアスベストの微細な針状繊維は、上記のように人体に大変有害であり、呼吸盟に取り込まれ題視されている。
よって、古いアスベストが施された建物笛の解体や、吹き付けげアスベストの除去作業によって飛散したアスベストを人カ級い込むと、人体にとって危険があるため、周囲に悪影響を与えることなくアスベストを除去するアスベスト除去剤と、除去剤の製造方法と、アスベストを除去する施行方法の出現が大いに望まれているのである。
またアスベストを除去する作業員の健康を考慮した、施行場所の安全施行システムもその出現が大いに望まれているところである。
そこで従来は施行環境の作業現場をプラスチック製の薄膜シートで隔離し、内部を負圧装置で減圧する手段が講じられている。そして作業者の安全対策としては、頭部にヘルメット、その上に使い捨て防護服、眼鏡、マスク、手袋、靴袋を着用する過酷な規制が義務付けられており、健康を犠牲にして、作業安全を維持するというチグハグなものである。
さらに現場で使用された消耗器具は、養生シートに包み込んで産業廃棄物として、除去したアスベスト(コンクリート固化)とともに埋土する一連の工法である。このEPA工法の基礎概念は、アスベストが人為的衝撃(除去工事)により大気中へ飛散することを防ぐ為に構成されており、作業者の安全が健康維持を打ち消すことになってしまったのである。
日本国対応の除去工法も、上記EPA工法をモデルとしており、完全な密閉養生が主流であるため、除去作業の剥ぎ落としにより、破砕された微小粉塵の飛び散りは当然の現象のように見過ごされている。
即ちアスベストを剥ぎ落とし後、廃棄物として取りまとめた時、及びそれ以後の二次発塵対策はカットされ、終点の埋土処理が安全宣言になっている。これらの発塵を防止する手段は、除去しようとするアスベスト層を水で濡らすことにある。濡れにくい有機繊維と比べて、さらに数倍も濡れにくいアスベスト繊維(アスベスト排出抑制マニュアル、環境庁大気保全局資料)を濡らすには、何らかの手段により水をアスベスト層に結着させる必要がある。
さらにまた表面のみ結着連携だけでなく、壁面深部まで湿澗させ濡らすことにより、人為的衝撃(除去作業)によっても、たとえ微小繊維でも浮遊することはあり得ない。この明解な原理が対アスベスト除去技術の決め手である。
総じて現在主流の吹付けアスベストの処理工法は、上記EPA工法がモデルとなり主なものとして次の3工法があげられる。
[1]完全除去処理工法
吹付けアスベスト層を完全に除去してしまう工法。
[2]封じ込め処理工法
吹付けアスベスト層の表面に薬剤を塗布または噴霧して固化し、経年劣化している層の組成を薬剤で封じ込め、アスベストの繊維の飛散を防止する方法。
[3]囲い込み処理工法
具体的に機密性のある隔壁を設け、それより外部ヘアスベスト繊維を飛散させない方法である。
これら3工法のうち[1]及び[2]が主に行われている。[1]と[2]の工法を比較した場合、その費用は[2]が[1]が安いが、後日建物の改築、解体時には必ず[1]の工法が施されることになり割安にはならない。また[3]はいまだ各壁が充分でなく、環境への安全処理を先送りする点が危倶される。
要するにアスベスト除去とは、吹付けアスベストを全部除去して、他の非アスベスト建材に代替する方法をいうのである。この方法は吹付けアスベストからの発じん防止の方法として効果的であり、損傷、劣化の程度の高いもの(脱落・繊維の垂れ下がりが多いもの等)、基層材との接着カが低下しているもの(吹付け層が浮き上がっているもの等)、振動や漏水のあるところに使われているもの等は、完全に除去することが必要である。
またアスベストが付着された建物は、この建物から完全にアスベストを除去する外、封じ込めと、囲い込めと、がある。前者は、吹付けアスベストの表面に固化剤在吹き付けることにより塗膜を形成する(塗膜性封じ込め処理手段で、表面固化形とする)もので、吹付けアスベストの内部に固化剤を漫透させ、石綿繊維の結合力を強化することにより吹付け石綿からの発じんを防止する方法であり、囲い込みとは、石綿が吹き付けられている天井、壁等を非石綿建材で覆うことにより、石綿粉じんを室内等に発散させないようにする方法をいうのであるが、いずれの場合も人体に多大な悪影響があるアスベストは残るのであり、将来的にみても絶対施行してはならず、故にアスベストは建物から完全に除去されなければならないのである。
このアスベストを除去する従来技術を特許文献でみると、高分子化合物の水溶液を使って石綿(アスベスト)層を除去する方法が提唱(特許文献1参照)されている。
それは、石綿層に水を主体とする湿潤液を塗布又は噴霧してこの石綿層を湿潤させ、次いでこの湿潤した石綿層を湿潤させ、次いでこの湿潤した石綿層の表面に高分子化合物の水溶液又は水分散液を塗布又は噴霧して連続した粘着湿潤状皮膜を形成せしめ、この粘着湿潤状皮膜が乾燥しないうちに石綿層を除去することを特徴とする石綿除去方法である。
またこの場合、高分子化合物の水溶液又は水分散液の粘度は0.1〜500ポイズがよいことも記載されているが、実際にこの方法を実施してもいまだ確実に、石綿層(アスベスト層)を除去できるまでには至っていない。
またアスベスト層を湿潤させ該アスベストを除去する方法としては、500〜700の範囲の分子量を有するC12〜C20第二アルコールのアルコキシ化合物の1〜20重量%(濃厚組成物の全重量を100重量%とする)と、1800〜2000の範囲の平均分子量及び8〜12重量%の範囲のエチレンオキシド含量(ポリオキシエチレン−オキシプロピレン ブロック共重合体の重量を100重量%とする)を有するポリオキシエチレン−オキシプロピレン ブロック共重合体の0.1〜20重量%(濃厚組成物の全重量を100重量%とする)と、1500〜3500の範囲の平均分子量及び40〜75重量%の範囲のエチレンオキシド含量(ランダムポリオキシエチレン オキシプロピレングリコールエーテルを100重量%とする)を有するランダムポリオキシエチレンオキシプロピレングリコールエーテルの10〜60重量%(濃厚組成物の全重量を100重量%とする)と、 残部が水から成るアスベスト取り剥がし濃厚組成物の従来技術がある。(特許文献2参照)
そしてその製造方法も、上記アスベスト取り剥がし濃厚組成物の希釈水溶液をアスベストに塗布し、このアスベスト取り剥がし濃厚組成物の希釈水溶液をアスベストに吸収させ、塗布を繰り返して、アスベストが湿潤しかつ軟化するに至らしめ、次いでアスベスト支持体から湿潤しかつ軟化したアスベストを取り剥がすことから成るアスベスト支持体からアスベストを取り剥がす手段が提唱されている。(同特許文献2参照)
またこの文献には、アスベストに濃厚組成物が充分湿潤するまで続けられるの記載はあるが、この記載は実際の現場での実施には具体的でないだけでなく、この濃厚組成物を用い実際にこの方法を実施してもいまだ確実に、石綿層(アスベスト層)を除去できるまでには至っていない。
またかかるアスベスト除去作業の環境は、日本国の法規制に則とるためどうしても隔閉された雰囲気で行なう必要がある。この為の従来システムとしてはアスベスト層を除去する作業において、当該作業環境の悪化を防止するとともに、当該作業の影響範囲を局部的なものにとどめることにより周辺の仮設設備や養生設備が不要とし、もって工費を低減させ、作業中であっても当該作業にかかる施設を利用することのできる吹付けアスベスト層の除去装置がある。(特許文献3参照)
それは、建物の天井、壁等の被吹付け部分に施工された吹付けアスベスト層にその端縁部を食い込ませて該アスベスト層の除去しようとする領域の外方を覆う箱形のフードと、このフード内においてアスベストを剥離する噴射ノズル等を有する剥離手段と、該フード内にその一端が開口し剥離されたアスベストを吸引して該フード内から除去する吸引手段と、前記フードの端縁部周辺のアスベスト層内に境界安定剤を注入して、フードの内外を隔絶する注入手段があることである。
そして、上記のようにアスベストを剥離する作業はフードの内部において行われるとともに、当該フードはアスベスト層に境界安定剤によって固着されているため、かかる作業により生じる粉塵がフードとアスベスト層との間から外部に飛散することがない。従って、作業の影響範囲を局部的にとどめることができ、アスベストの飛散を防止するための仮設設備若しくは養生設備が不要となり、注入手段で境界安定剤をアスベスト層に注入し、アスベスト層の除去しようとする部分を覆うフードを当該アスベスト層に固定してフードの内外を隔絶するとともに、当該フード内部において、剥離手段を用いてアスベストを剥離させ、これを吸引手段により当該フード内部より除去する。かかるフードの内外を隔絶する作業は、注入手段により容易に行なうことができるとともに、剥離手段及び吸引手段によって、アスベストの剥離作業及び剥離されたアスベストの粉塵を除去する作業を省力化できるため、少ない作業員で吹付けアスベストの除去作業を行なうことができる。というものである。
また、アスベストの除去作業を行なう際のアスベストが飛散することを抑止して作業環境の悪化を防止するとともに、当該作業の簡略化を図ることができる吹付けアスベスト層の除去装置の発明もなされている。
これは、上記同様に建物の天井、壁等の被吹付け部分に施工された吹付けアスベスト層にその端縁部を食い込ませて該アスベスト層の除去しようとする領域の外方を覆う箱形のフードがあって、このフード内における剥離作業を監視するテレビカメラ用いて監視する装置を備えたものとある。
そして、アスベストを剥離する作業はフード内部において行われるとともに、当該作業の進行状況は監視装置によりフード外部から把握でき、これによりフードを取り外して剥離作業の進行状況を確認する必要がないため、またフードを取り外す際にアスベストの粉塵が外部に飛散することがないとともに、フードを逐次取り外す作業を省略できるため作業の簡略化を図ることができるとある。(特許文献4参照)
しかしながら、かかるフードの内外を隔絶する作業はとしての吸引手段は、その吸引力が弱くては飛散するアスベスト粉塵を捕獲できず、逆に強ければフードの内外を隔絶することができず、作業中に思わぬ大惨事を招く虞すらある。また実際のアスベストの剥離作業にあっては、この細かい部分箇所までのカメラによる遠隔監視には限度があり、どうしても手作業によるところがおおく、ましてシステム全体が高価な施設となる欠点があった。
特開平4−49377 明細書 特許第2815379号 明細書 特開平8−28026 明細書 特開平8−28027 明細書
以上の従来発明,手段,システムでは、上記アスベストの崩壊等による人類への影響、特にこのまたアスベストを除去する作業員の健康一連の作業を考慮した発明は、なされていないのが現状なのである。
而して発明の目的は、建物等の構造物に付着しているアスベスト除去する、優れた除去剤を提供し、この除去剤を使用した場合、その除去作業により曝露されたアスベストを吸い込む危険性や、周囲に与える悪影響を全て回避できるようにすることにある。
他に本発明の目的は、安価で取扱便利なアスベストを建物からほぼ完全に除去できるアスベスト除去剤を提供することにある。
他に本発明の目的とするところは、安価で量産できるアスベスト除去剤を提供することにある。
他に本発明の目的とするところは、安全な環境でアスベスト除去作業が行なわれよう配慮した除去剤を提供することにある。
然るに本願発明者は、このアスベストを建物から完全に除去する手段としてグルコマンナン(コンニャク)を用いることが最適であることを見いだしたのである。
そして本発明アスベスト除去剤の特徴とするところは、アスベスト(石綿)を有する建造物を解体することなくしてアスベストを除去できるコンニャクを主成分としたことである。
他に本発明アスベスト除去剤の特徴とするところは、コンニャクはマンナン粉と、硫酸カルシュウム,硫酸アルミニュウム,炭酸ナトリウム(重灰),アルミン酸ナトリウムから選ばれる1乃至複数の追加物が配合されたコンニャク混合液であることにある。
他に本発明のアスベスト除去剤の特徴とするところは、コンニャク混合液はコンニャク芋を乾燥粉砕化コンニャク粉に水を加えた混合液に限らず、コンニャク芋を粒化したもの,コンニャク芋のべ一ストや小塊を水と混合した混合水であることにある。
他に本発明のアスベスト除去剤の特徴とするところは、コンニャク液は水を常温より所定温度まで加温し、この湯をコンニャク粉と混合し湯中にコンニャク粉を混合溶解させことにある。
他に本発明のアスベスト除去剤の特徴とするところは、上記湯は略々40度Cとなることが好ましいことにある。
他に本発明のアスベスト除去剤の特徴とするところは、上記コンニャク混合液は水だけでなく、例えばコンニャク粉の水との混合を助ける補助剤やアスベストヘの浸透性を高める浸透助剤を、水に加えた所定の補功剤のコンニャク加工物を加えたことにある。
而して発明の効果は、グルコマンナン(コンニャク)を用いたことで、その優れた作用により、ほぼ完全にアスベストを建物から略々完全に除去することができたのである。
具体的な本発明の効果として上記コンニャクは、マンナン粉と、硫酸カルシュウム,硫酸アルミニュウム,炭酸ナトリウム(重灰),アルミン酸ナトリウムから選ばれる1乃至複数の追加物が配合したコンニャク混合液としたから、これをアスベストに噴霧したときよくこのアスベストに湿潤し、アスベストの除去がスムーズに行なわれるようになったのである。
更にこれに加え上記のコンニャク混合液は、コンニャク芋を乾燥粉砕化コンニャク粉に水を加えた混合液に限らず、コンニャク芋を粒化したもの,コンニャク芋のべ一ストや小塊を水と混合した混合液としたことで、さらにこの効果を増し得たのである。
他に本発明の効果とするところは、上記の本発明アスベスト除去剤を用いることで安全な環境でアスベスト除去作業が行なわれることが出来たことである。
なお、この場合上記湯は略々40度Cが好ましく、特にこの温度とすることでさらにアスベストの除去が確実に行なわれるようになったことである。
他に本発明の効果とするところは、上記コンニャク混合液は水だけでなく補助剤や浸透助剤を加えた場合、さらにコンニャク粉と水との混合が助けられ、アスベストヘの浸透性も高めることができたことである。
他に本発明の効果は、上記コンニャク混合液のアスベスト層への付与には、特に専用の噴霧機器を必要とせず、ごくありふれた噴射手段,塗布手段,その他降り掛ける等の手段でよく、経験や専門知識を必要とせず手軽に短時間で行なうことができたのである。
他に本発明の効果は、上記の本発明アスベスト除去剤を用いることでアスベスト層を剥離させた後、このアスベスト施工面に残るアスベスト残渣も、ドライアイスを使用することなど簡単な手段で除去できたことである。
他に本発明は、上記の本発明アスベスト除去剤を噴射する行程にあって、所定の保持時間をおいて複数回噴射させ、アスベストの浸透が効果的にできたのである。この場合、コンニャク濃度を段階的に高くしたから、その浸透をさらに効果的にできたのである。
また本発明は、上記の本発明アスベスト除去剤を用いることでアスベストが自然に落下できるようにしたから、あるいは施行部分を隔離空間とさせたから、作業者等の健康管理を充分信頼できる環境で行なうことが出来たのである。
総じて本発明は、本発明アスベスト除去剤を用いることにより、このコンニャク(グルコマンナン)製剤とアスベスト層の接触による化学反応によりゲル化を早め、不可逆的に凝固させて弾性状ゲルを形成させ、上記アスベスト層を除去することができたのである。
〔事前調査〕
本発明を実施するに当たっては、前記アスベストが実際に使用されている現場の事前調査を行なう必要がある。図1はこの事前調査のフローチャートで、(1)は事前調査開始である。続いて実際の現場に赴いて目視あるいはその建物の設計図などの提供を受け目視調査(2)を行なう。
その結果、当該箇所にアスベストが使用されているか否(3)か、を行ない、使用されなければアスベストの使用なしとの判定(4)を出し、当然のことながら無アスベスト商品(5)であるとして、調査を完了する。
またアスベストが使用されていれば、その分析(6)を行なうかどうかの判断を行ない、アスベストの使用なしとの判定(4)がなされ、アスベスト製品(7)である事を最終的に確認する。なお、この場合アスベスト製品(7)と看做される場合も含まれる。
問題はかかるアスベスト製品(7)が使われているか否か判定が不明(8)の場合、まずそれは吹き付け手段(9)によるものか、それ以外かの判断を行なう。そしてそれが吹き付け(10)手段(9)になるものであれば、分析調査(11)を行ない先のアスベスト製品である或いは否の最終判断を行なう。
いま吹き付け手段以外の手段(12)であれば、先の分析調査を行なうかその分析(6)を行ない、その後の分析調査(11)でアスベスト製品である或いは否の最終判断を行なう。
なお、図2で示した写真は上記事前調査の結果アスベスト製品が使われていることが確認されたもので、建物(13)に施工されたアスベスト製品(7)は、アスベスト製品が正に剥がれようとする危険な状態にあることが判明した例である。
図3は一連のアスベスト製品(7)の除去作業を示したフローチャートで、図で(14)は先の事前調査の完了記録でこれを簡単に箇条書きに纏めてみると、
1,アスベストのサンプリング
2,エアーモニタリング(分析)
3,周囲環境の特殊性の調査と把握
4,安全対策の検討,処理計画
5,発注者の要望,検討処理計画
6,その他の事前検討事項の処理計画
などであり、これは日本国の法律石綿(以下アスベスト規則という)規則第3条,8条に則ったものである。
これらの事前調査事前検討事項が完了したら、発注者との契約(15)をするために工事計画書(16)が作成される。それには概ね
1,作業の段取り打合せ事項
2,必要機械機器,消耗品などの手配と概算費用
3,計画書,関係官庁への届け出で書類作成(アスベスト規則第90条,第5条に則ったもの)と概算費用
4,その他最終的施行期日を,総費用の見積もり
などであり、これもアスベスト規則第4条に則ったものである。また作業者(労働者)に対してはアスベスト規則第36条,第27条に則った教育が行なわれること当然である。
そしてその規則は、
1,「作業の方法および順序の明示」を要求されるものであるが、本発明はこの点優れた作業方法と安全で能率的な作業行程を提唱できたのであり、それは以下の実施例で明瞭にする。
2,「アスベスト粉塵飛散を防止し、または抑制する方法」で、本発明はこの点でも優れた作業方法と安全で能率的な作業行程を提唱できたのであり、それも以下の実施例で明瞭にする。また、
3,「作業者(労働者)へのアスベスト粉塵の暴露を防止する方法」であるが、この点でも、本発明は安全な作業行程を提唱できたのであり、これも以下の実施例で明瞭にする。
そして契約(15)が締結されると工事開始(17)となる。図3は(個々の行程は以下の実施例で詳述することになるが)、全てのアスベスト除去の行程を示したフローチャートである。
而してこれを箇条書きすると、
1, 養成環境の構築(18)で、これはアスベスト規則第6条,第7条,第15条に則ったもので、本発明はこの安全な環境を作業者(労働者)に提供できたもので、このことも以下の実施例で詳述する。
2, エアーモニタリングの1(19)(事前調査に基づく)
3, アスベストを除去できる除去剤の調整(20)
4, 第1の噴霧開始(21)(なおアスベスト規則第13条に則ったもの即ちアスベストを含む建材等の解体等をするときは、それらを湿潤なものとしなければいけない、との規則であるが本発明は正にこの要件にピッタリした湿潤材(アスベスト除去材)を提供し、その優れた施行方法を提唱できたのであって、このことも以下の実施例で詳述することになる。
5, 第1の剥ぎ落とし(22)
6, エアーモニタリング(工事中の調査)(23)
7, 第2の剥ぎ落とし(24)
8, 第2の噴霧(25)
9, 除去収容作業(26)
10, 除去収容の搬送(27)
11, 搬出(28)
12, 仕上第3の噴霧(29)
13, シラーペイント(30)
14, エアーモニタリングの3(終了時の調査)(31)
15, 事後確認(32)
16, 検査(33)
17, 養成撤去(34)
18, 清掃(35)
19, 工事完了.アスベスト管理(隔離)区の解除(36)
20, 発注者への引き渡しおよび、関係官庁への書類の提出(37)
である。
而して本発明を実施するための、アスベスト除去剤の最良の形態は、コンニャク(グリコマンナン)を主成分としたものである。そしてアスベスト(石綿)を有する建造物を解体することなくしてアスベストを除去できる除去剤である。
衆知のようにグルコマンナン(別名;コンニャクマンナン)は、これまで唯一コンニャクの原料として日本国において古くからの食用暦をもった独特の食品で、栄養価はないが水に溶ける繊維としてその機能性が最近特に注目され話題になっている。
原料グルコマンナンは、グルコースとマンノースから成る多糖類で、水に膨潤してアルカリ性化合物に接触すると化学反応によってゲル化がおこり、さらに加熟するとゲル化が早まり不可逆的に凝固して弾性状ゲルを形成する。これが食用コンニャクでおよそ97%が水分である。さらにグルコマンナンは数百倍の水分を包括する大変に優れた保水性を持っており、糊剤としても強カな接着カを発揮する。
グルコマンナンの特性を活用した用途としては、増粘性、乳化性、付着性、結着性、被覆性など多目的に活用しようとする研究が進んでおり、食品用フィルム、冷凍食品、蓄肉食品、製菓類その他食品補助材として、また塗料、肥料、農薬、農産分野などの工業用に、さらに医学関係でもX線透視用のカプセルや薬剤バインダーなどに多用的用途開発が進められている。
さてこの実施例で、「コンニャク」とは上記グルコマンナンを主成分としたもので、これに必要な添加物,追加物,補助添加物,補助追加物を加えて非水溶性としたものも含み、「混合液」とは上記「グルコマンナン」に必要な添加物,追加物,補助添加物,補助追加物を加えた混合液、これが混濁した時に使われる混濁液、あるいはこれら物質同志が溶解したならその溶液を含む総称をいいそれらは、以下の実施例では、アスベストを除去できる除去剤と呼んでいる。
続いてまずアスベストを除去できる除去剤の主原料であるグルコマンナン(別名;コンニャクマンナン)を、サトイモ科の植物であるコンニャク芋の球茎中に粘液状の粒子で存在するマンナンを純粋な形で取り出す。
グルコマンナンを水に湿塵させた混合液は、Ca(OH)2 あるいはNa2CO2などのアルカリ化合物を添加して加熱すると不可逆的に凝固しアスベストを除去できる除去剤が完成する。
またこのアスベスト除去できるコンニャクを主成分に、マンナン粉と、硫酸カルシュウム,硫酸アルミニュウム,炭酸ナトリウム(重灰),アルミン酸ナトリウムを加えると、よりアスベストを有する建造物を解体することなくしてアスベストを除去できることが判明している。
そしてこの場合、上記のマンナン粉,硫酸カルシュウム,硫酸アルミニュウム,炭酸ナトリウム(重灰),アルミン酸ナトリウムの何れを加えても、またはこれから選ばれる適当複数の追加物が配合されたコンニャク混合液でああってもよい。
そしてこのコンニャク混合液を、コンニャク芋を乾燥粉砕化した後、コンニャク粉に水を加えた混合液にだけでなく、コンニャク芋を粒化したもの,コンニャク芋のペ一スト状となったものや、小いさな塊を水と混合した混合水としてもよいのである。
なお、上記のコンニャク芋を粒化したもの,コンニャク芋のペ一スト状となったものや、小いさな塊のコンニャクは、水を常温より所定温度まで加温しこの湯にコンニャク粉等と混合されたもので実験したところ、出来た混合液は通常の水よりかかる混合効果に勝れていることが判明した。
さらに度重なる実験の結果この湯は、略々40度Cとなることが好ましいことも、上記のコンニャク混合液は水だけでなく、例えばコンニャク粉の水との混合を助ける補助剤やアスベストヘの浸透性を高める浸透助剤を水に加えた所定定の補功剤のコンニャク加工物を加えてもよいことも判明している。
具体的なアスベスト除去剤としては、グルコマンナン1乃至3重量部、水80乃至140重量部を混合して20乃至40分間よく撹拌し、60乃至120分そのまま放置しCa(OH)2 2乃至8%その他20重量部を混合して湿潤させた後、3〜10分間撹拌してコンニャク混合液を造った。
具体的なアスベスト除去剤としては、グルコマンナン0.2乃至0.7重量部、水80乃至140重量部を混合して20乃至40分間よく撹拌し、60乃至120分そのまま放置して湿潤させた後、3〜10分間撹拌してコンニャク混合液を造った。
なお、以上で製造されたコンニャク混合液は、いずれも建物に付着したアスベストに実施したところいずれも良好な結果を得た。
〔アスベスト除去剤の付加的説明〕
以上のようにこの実施例の「混合水(湿潤剤とも呼ばれている。)」は、これを後述の除去処理工法と称される例えば、建物等の吹付けアスベスト層に除去剤を噴霧して湿澗させた後、剥ぎ落とし作業を行なうものでこれは衆知のことである。
しかし、日本国における現在の粉塵規制基準を維持するには、前途したEPA工法に見られる密閉養生等が必須条件となるのであり、その理由は吹付けアスベスト層を十分に濡らし除去作業を満足させる湿潤剤、除去剤が存在しなかったからである。
本願発明者はこの問題を解決する手段としてグルコマンナンに着目し、特にマンナン混合液のアルカリによるゲル化現象に注目して研究開発したものである。すなわち、上記の状巨財を吹付け、アスベスト中のセメント成分(アルカリ性)と接触、ゲル化させアスベスト繊維を被服、架橋構造を形成するもので、結果保水湿澗効果を挙げ加えてグルコマンナンは食品とのなるから無害であり、作業者の健康安全が確保できる利点があるからである。
而して開発された上記混合液は、度重なる試験の結果アスベストの除去剤としての有効性が次々と確認されているものである。なお、この試験は現在の法規制に基づき、EPA工法との併用において使用した結果。グルコマンナン製剤はアスベストを除去する混合液として同工法の補助的役割を十分に果たしていることがわかったのである。
すなわち、
1,かかる混合液は建物のアスベスト層を充分濡らし、壁面深部まで湿潤することによって発塵の発生を防止し得たのである。
2,上記濡れた結果、壁面との結着が緩みケレン棒等による剥ぎ落とし作業が容易にできるようになったのである。
3,後述することになるが、アスベスト繊維を被覆した状態を長時間維持することによりアスベスト層中のセメント成分のアルカリと反応して湿潤した水和物が徐々にゲル化させるので、除去処理の段階でも二次発塵を防止することができるなど物理的にも科学的にも十分に基礎的条件を満たし得たのである。
〔アスベスト除去剤の実施の結果〕
以下かかる混合液を用いたアスベスト除去剤による施行方法については、詳細に後述することになるが、上記の混合液を用いたアスベスト除去剤を用いた結果
1,粉塵防止試験では、水がアスベスト粉塵を押える限界(揮度20%)を下回っても、上記の混合液の場合は新たな発塵は見られなかった。
2,また垂直方向の浸透試験では、アスベストの下部を除去材混合液に浸しその浸透
性試験を行った結果、当然の事ながらコンニャクを用いない市販品との比較では、コンニャク混合液の方が浸透性に優れていることが判明した。なお吸付アスベスト層の平均的厚さを考慮すると、その浸透差は大きく、さらに10分経過後市販品は薬剤の固化が進み浸透は中断したが、これに本実施例の混合液は順調に浸透が行われた。
3,そして粘度試験で、この本実施例の混合液は撹絆を続けながらも、およそ30分
以内ではまだ膨潤が完了しないのであってこのことが、溶解撹絆開始後僅か5分で噴
霧を開始するような施工条件に適している。すなわち、粘度が上昇しない前にアスベスト層への湿潤を濡れの特性によって効果的に浸透させ、時間経過とともにゲル化する化学反応機構に適合することが判明したのである。
4,加えてアスベスト除去では、除去中のアスベスト繊維数(f/l)が大変少ないこと
が判明している。なお従来は数千本から多い時には数万本のデータもあるのである。
次に、本発明アスベスト除去剤を用いた、アスベスト除去の一連の作業方法を述べておくと前記で製造されたコンニャク混合液は、製造後20乃至40分後にはアスベストの付着面に噴射させる。
アスベストの剥離作業を行なうには、隔閉された環境で行なわれるのが好ましく、噴射されたこのコンニャク混合液は、アスベストへの湿潤作用を開始しており、約1時間後このアスベストの剥離作業を行なうことになる。この場合付着されたアスベストの状況により、上記噴射作用を複数重ねて行なう必要がある。
次いでアスベストが付着していた部分の建物には、いまだアスベストの渣が付着している場合が多くありこの為、ドライアイス等用いたクリーン行程を行ない、アスベストの剥離行程を完了させる。
なお、剥離したアスベスト等は上記アスベスト液を噴霧しながらビニール袋等に詰めて破棄することが肝要である。これはアスベスト材の処理後でも、アスベスト粒が飛散しないようにする為の配慮である。
結果、建物等にあるアスベストに噴射させたコンニャク液は、アスベストに浸透して凡そ20分後にゲ'ル化して、その粘性によりアスベストの表面を隈無くコートして、大気との接触を遮断した。
そしてこのコンニャク液は、アスベスト渣と融和しアスベストの除去作用における衝撃や、アスベスト繊維の飛散を解消できたのである。
図4のフローチャートは、本発明方法の一連の作業方法を簡略に説明したもので、(38)は上記アスベスト除去剤を撹拌する行程で、水道水あるいは綺麗な水をゆっくり撹拌しながら図5の上記混合水あるいは混合液(43)を投入する行程を示したものである。
(39)は、建物に付着しているアスベストに上記混合水あるいは混合液(43)を図6のように噴霧する行程(44)で、混合水あるいは混合液(43)がアスベストに湿潤し垂れ落ちる寸前まで充分に浸透させるものである。
(40)は図7の写真のように剥ぎ落とし行程で、アスベストに上記混合水あるいは混合液(43)が充分に浸透していることを確認してから、ケレン棒などでアスベストを剥ぎ落とし作業を開始するのである。
(41)は図8の写真のように剥ぎ落とされたアスベストを、ゴミ袋等に収容する行程であり、(42)は剥ぎ落とされたアスベストが特別管理産業廃棄物として許可証のある業者に処分委託する行程であり、以上の行程で終了するのである。
概略この発明の実施例は、建物に付着しているアスベスト層に、上記コンニャク液を吹き付ける行程からなる一実施例で、上記のように建物の天井等に付着しているアスベスト層に対して行なうコンニャク混合液を付与する行程とアスベスト層剥離行程とアスベスト残潜除去行程通して行われるものである。
またこの場合アスベスト層湿潤化行程を行ってから、コンニャク混合液を付与する行程と、アスベスト層剥離行程とアスベスト残渣除去行程を通して行なうこともできる。
図10は、アスべスト除去方法の第1行程を示しており、図9では天井(45)とこの天井(45)に付着しているアスベスト層(46)を示す。而してアスベスト層湿潤化行程は、まず天井(45)等に付着しているアスベスト層(46)に対し、噴射装置(47)により水(48)を噴霧して湿潤化する。
この噴射手段の噴射装置(47)としては、水タンク(49)、ポンプ(50)、ホース(51)、ノズル(52)を備えている。そして、水タンク(49)内の水はポンプ(50)に吸引されて加圧され、加圧された水はホ一ス(51)を通してノズル(52)から噴雰させる。
この場合かかる水以外に、水より揮発量が少ない湿潤剤液を噴霧してもよい。このアスベスト層温潤化行程により、次のコンニャク混合液付与行程において、コンニャク混合液がアスベスト層の内部に一層浸透しやすくなる。
またこの実施例の場合第2行程として、コンニャク混合液付与行程は、図11に示すようにコンニャク濃度の順次高くなるようにコンニャク混合液(43)を作り、これをコンニャク濃度濯低い順に所定の保持時間(例えば2時問おきなど)噴射装置(47)によって段階的コンニャク混合液(43)をアスベスト層(46)に噴霧する。
この時噴射装置(47)には、コンニャク混合液タンク(53),ポンプ(50),ホース(51),ノズル(52)を備えており、コンニャク混合液タンク(53)内のコンニャク混合液(43)はポンプ(50)により吸引されて加圧され、ホース(51)を通してノズル(52)から噴霧されるようになっている。
そして、例えばコンニャクと水の比率を1:9としたものをアスベスト層(21)に噴霧して2時間保持し、次にコンニャクと水の比率を3:7としたものをアスベスト層(21)に噴霧して2時間保持し、最後にコンニャクと水の比率を5:5としたものをアスベスト層(21)に噴霧して6時間保持する。このように混成することで、アスベスト層(21)の内部まで効果的にコンニャク混合液(23)を浸透させることができるのである。
続いて最後に行ったコンニャク混合液(43)の噴霧から約6時聞放置すると、図12に示すように、アスベスト層(45)に浸透したコンニャク混合液(43)がゲル化し、アスベスト層部分がゲル化層(54)となり、ゲル化アスベスト層が自重で剥がれ或いは剥がれそうになる。
この時やや乾燥化が始まっている為施工面(55)(56)と、剥離面の隙問に配合されたコンニャク混合液を再度噴霧することで、粉塵飛散を防ぎながらゲル化し、アスベスト層の剥離作業を行のである。この結果内都まで半固溶体化されたゲル化層(54)により、これを剥離する際にはアスベスト粉塵が発生することを抑制することができるというものである。
次に第3行程として、アスベスト層剥離行程は、図13に示すようにゲル化層(22)が自重で剥がれるかあるいは剥がれそうになり、施工面(55)と(56)の間に隙間(57)ができているので、へら(58)により施工面からの剥離する。しかしこの場合の多くは混合液(43)からなるアスベスト除去液が、アスベストに充分浸透しゲル化しているからその自重で自然に落下(59)するのである。
この剥離をなす際、第2行程においてゲル化させるために約6時問放置していることからやや乾燥しているので、コンニャクと水の比率を例えば5:5としたコンニャク混合液を、噴霧しながら剥離させると粉塵が降りるのを防ぎ粉塵を出しにくくする効果がある。
このようにこの実施例では、アスベスト層に対しコンニャク混合液を浸透させることにより、アスベスト層が一般家庭の食卓に並ぶ「所謂菎蒻」の状態で、その施工面から容易に剥離されるこの時、半固溶体の状態であるのでアスベスト粉塵が周囲に飛散することもほとんどないから、除去の際に周囲に与える悪影響がない状態で作業を完了できるのである。
しかしてかかるアスベスト層が剥離された後、その施工面に付着している細かいアスベストの残渣は、図14の写真に示すドライアイス(60)を図15のように噴霧(61)することにより除去され、実質的に完全に近いアスベストの除去が達成できたのである。そしてその際噴霧されたドライアイス粒は、固体状態化から気体状態となる昇華して残らないため後処理も容易である。
いわばこの後処理とは、アスベスト層のあった部分を清掃すもので、CO2ドライアイスブラストを用いたクリーン化工法がよく、より「対象表面」を洗浄し微細なアスベストを完全除去する革新的な作業ができる工法である。この場合ドライアイス粒の径は0.1mm〜0.5mmとすることが好ましい。
即ち、上記アスベストがゲル化されたかつ剥離された後の施工面(55)(56)は、図16乃至図18に示すように、天井(45)のコンクリート面(46)のにある飛泡(小穴:63)アスベスト残渣(64)が残っている状態であるので、これを除去しようとするものである。
それは図19に示した。而して図で(65)は、ドライアイス(60)は、施工面(55)(56)に向けて噴射する高圧噴射装置,(66)はドライアイスホッパ,(67)はコンプレッサ,(68)ドライアイスホース,(69)ドライアイスノズルである。
また(70)は例えば蛇腹状条など伸縮できる構造のであり、その軸線には上記ドライアイスノズル(69)が上端近くで開放されたドライアイスホース(68)が内装され、ダクト筒(70)の上端は天井(45)の施行面(55)(56)の周囲に密着でき、末端は図示しない排気ポンプを介して適当なアスベスト渣の収容施設と外気に接触することなく連なっている。
しかしてドライアイスホッパ(66)からコンプレッサ(67),ドライアイスホース(68)を介してドライアイス(60)をそのノズル(69)から天井(45)の施行面(55)(56)に噴射する。この場合ドライアイス(60)は、その温度が例えば−78度Cであり、その粒子径は1mm〜0.5mmが好ましい。
また作業環境により集塵機構は、図19のように別に設けてもよい。即ち図で(71)は上端を上記ドライアイスの噴射部分近くに開放させたホース(76)をもつ集塵装置であり、(72)はファン,(73)はモータ,(74)は集塵部,(75)は排気口である。
ここでモータ(73)を駆動するとファン(72)が回転し、ファン(72)によって、アスベスト残渣ドライアイス(60)等とともにホース(76)で吸引される。そしてアスベストの渣を残し吸引された気体は、集塵部(74)の排気口(75)を通過して排気されるようになっている。
この時ドライアイスは昇華するので、廃材として残存することなく、アスベスト残渣のみが集塵されることになる。また、噴射されるドライアイス(60)粒は、アスベスト残渣の剥離に必要な衝撃力を与えることができるとともに、壁面部分や天井部分の施工面(55)(56)飛泡(63)に昇華した炭酸ガスが侵入して、除去作業を容易にすることができる。こうして、天井(45)部の施工面(55)(56)には実質的にほとんどアスベストを残すことがない完全なアスベスト除去が達成される。
以上のドライアイスによるアスベスト残渣除去行程には、ドライアイスブラスト機によりこれを除去する行程が有効なのである。このドライアイスブラスト機の原理は、圧縮空気と共にドライアイス・ペレットがノズルを通じ噴射され細かな飛泡に入り込んでいるアスベストを除去する。この時ドライアイス・ペレットは瞬時に昇華し廃材として残存することが無い。
また剥れ落ちたアスベストはHEPAフィルター内蔵の集塵機により集塵され、実質的にほとんどのアスベストが除去される。なおこのドライアイスブラスト機による剥離作業中にはコンニャク混合液の噴霧を同時に行なえ、アスベスト残渣の粉塵飛散を防ぎ効率の良いアスベスト除去を行なうことができる。
そして、上記実施例の前段階として除去すべきアスベスト層に水等の湿潤化液を供給する湿潤化行程を行ない、その湿潤化したアスベスト層に対してコンニャク混合液を付与する行程,アスベスト層を剥離する行程,アスベスト残渣を除去行程を行なうことができる。
さらにコンニャク混合液の噴霧等の供給に先立ち、アスベスト層に水等の湿潤化液を付与(噴霧等)して、予めアスベスト層を湿潤化しておくことで、次のコンニャク混合液の供給においてそのコンニャク混合液がアスベスト層の内部に一層浸透しやすくなり、半固溶体の形成が更に容易となる。
さらに上記のコンニャク混合液付与行程にあっては、アスベスト層に対しコンニャク混合液が所定の保持時間をおいて複数回噴霧され、かつそのコンニャク混合液におけるコンニャク芋加工品の配合率であるコンニャク濃度が、複数回のコンニャク混合液噴霧において段階的に高くされるようにすることができる。
そして、上記アスベスト層にコンニャク混合液を付与(供給)するには、コンニャク混合液を噴霧するのが好適であるが、コンニャク濃度が低いコンニャク混合液をまず噴霧し、その後所定の保持時間をおいてよりコンニャク渥度の高いコンニャク混合液を噴霧するようにすれば、アスベストの内部まで効果的にコンニャク混合液が浸透し、外部ほどコンニャク濃度の高い半固溶体の層ができる。
この結果、アスベスト層を内部まで半固溶体化して剥離する際に、アスベスト層から粉厘が発生することを防止ないし抑制できる。また段階的に濃度の高いコンニャク混合液をアスベスト層に噴霧することにより、アスベスト層を包み込むようにして外層ほどゲル化が強化された層ないし膜崩れが生じ、これによってアスベスト層を一体的な半固溶体の状態で施工面から剥離できたのである。
なお、このコンニャク混合液の噴霧は所定の時間をおいて少なくとも2回以上実施され、その最初の段階の噴霧におけるコンニャク濃産は、コンニャク芋加工品と水の重量比が0.5:9〜5:2:8の範囲に選定されるのが好ましく、量後の段階の噴霧におけるコンニャク濃度は、コンニャク芋加工品と水の重量比が3:7〜7:3の範囲に選定されるようにすると、アスベスト層の内部まで効果的にコンニャク混合液を浸透させることができること数回の実験の結果判明している。
また上記のコンニャク混合液は、コンニャク芋,粉,粒,すり身,小塊,ぺーストまたはエキス等のコンニャク芋加工品と水などとの混合物でも同様の作用、それ以上の効果がある。
そして、コンニャク混合液のアスベスト層への付与は、エーアガン等による噴射,噴霧のほかハケ等で塗布したり、あるいは回転羽根等でコンニャク混合液をアスベストヘ降り掛けたりするなどの何れの手段でもよい。
ただし、建築物のアスベスト施工面に付着しているアスベスト層が、比較的老化しておりこれを除去するにあたって上記実施例のアルベスト除去剤を用いたとき、除去すべきアスベスト層に対しコンニャク混合液を浸透させた後5〜10時間待つと、当該アスベストを「ヘラ」で削り取るような人的作業に頼る事なく、自然にアスベストが落下するのである。
上記上述のようにアスベストの除去方法にあって、未だ器具箏を使用するため手作業によらざるを得ない場合が多く、作業者はその作業の負担だけでなくアスベスト粉塵が飛散している環境下で作業をしなければならず、作業者の健康面に配慮すると長時間継続して作業をすることは好ましくないといった問題がある。
そこで、図21の実施例で(77)はアスベスト除去の施行方法を実施するに当たっての施行部分はペット樹脂のシート(78)で造った隔離空間である。
この場合ペットの樹脂のシート(78)は、−100pa〜−1000以上paの風圧環境条件に耐えるものである必要がある。言換えれば対象エリアを(−20mmaq〉換気回数換算でH/10回から12回)の負圧条件にすることである。
ここでかかるペット樹脂を使用する理由は、他の樹脂例えばポリエチレンフィルムに対してかかるペット樹脂が凡ゆる点でとくに勝れているからである。
また図22で(70)はドライアイス(60)粒を噴射する際のドライアイスブラストにおける危険を防止するため、上記の隔離空間(77)に設置した直径約300mm程度のダクトホースである。そしてアスベスト面(55)(56)に密着等してアスベスト残渣を前記アスベスト施工面から除去する際、かかるダクトホース(70)を除去するアスベスト層の近くに配置し、除去したアスベストの屑を除去するものであるが、この場合このダクトホース(70)のバキューウム能力はブラスト能力の約4以上が適当で、好ましくはそのブラスト能力10kgf/cm2,.11m/min、バキューウム能力50m/min.150mmaqがよい。
以上のようにかかる隔離作業環境は、ペット樹脂を用いたことで充分強靱であり、クリーンルーム設計に基づく「class100,000レベル」の「負圧環境」を実現し、作業環境内の清浄度をアップ、曝露環境の清浄度をアップさせる為、作業効率も頗るアップさせ得たのである。そしてその為、行程が短縮でき価格も安価におさえる事ができるようになったのである。
よって上記のシステムにより、工場内環境悪化の原因となる製造行程時に発生する臭気を、高濃度オゾン等で臭気5ppm以上にあって殆ど浄化できるのである。
上記一連の作業あっては、出来る限り遠隔操作で作動するロボットの使用が好ましい。例えば図23で、(79)は上記と同様のアスベストが付着している建物内部ある。そして(80)はこの建物内部にあって、図示および詳細な説明を省略した遠隔操作で作動可能な移動搭である。
またこの移動搭(80)の上端部分にはシリンダとピストンの構成等で昇降可能にしてかつ上端部に、自由方向に曲げられるノズル(81)が取付けられた取り付け板(82)があり、ノズル(81)はコンニャク混合液が供給されるコンプレッサ(83)と連なっている。この場合上記取り付け板(82)はノズル(81)に限らず、アスベスト屑を除去する「ヘラ」等を取付けてもよい。
総じて本発明の実施例では、コンニャク液を用いることで、建物のアスベスト被覆部がコンニャク状にアスベスト層を濡らし壁面深部まで湿潤すのである。
よってその濡れた結果、壁付着面との結着が緩み自然落下する場合も含んで、アスベスト繊維を被覆した状態を長時間維持させ、アスベスト層中のセメント成分のアルカリと反応し湿潤した部分がゲル化し、除去処理の段階での二次発塵を防止し抑制するのであって物理的、科学的にも基礎条件を満たす外、スピ−ディーな施工が可能である為、撤去費用コストが他工法と比較し安価に施行できるものである。
なお、コンニャク混合液は、コンニャク芋を乾燥粉砕化したコンニャク粉の混合液に限らず、例えばコンニャク芋を粒化したものの水溶液、コンニャク芋のべ一ストや小塊を水と混合、溶解した水溶液でもよい。さらには、水だけでなく所定の補功剤、例えばコンニャク粉の溶解を助ける溶解助剤やアスベストヘの浸透性を高める浸透助剤を水に加え、コンニャク粉のコンニャク加工物をこれに溶解させて、コンニャク溶液を作成してもよい。
また、コンニャク混合液のアスベスト層への付与は、噴霧以外にはけ等で塗布したり、あるいは回転羽根等でコンニャク混合液をアスベストヘかけたりすることもできる。
さらに、コンニャク混合液に関し、例えば水を常温より所定温度(例えば40℃前後)まで加温し、この湯をコンニャク粉と混合し、湯中にコンニャク粉を溶解させて作成してもよい。これは例えば、所定のタンクに水を入れて加熱装置で加熟した後、コンニャク粉を投入して溶解することもできるのである。
事前調査のフローチャート 建物に付着しているアスベストの写真断面図 アスベスト除去工事行程のフローチャート アスべスト除去作業方法のフローチャート 混合水または混合液の写真説明図 アスベスト除去噴霧を示す写真説明図 アスベスト剥ぎ落とし作業の写真説明図 廃棄物処理の写真説明図 アスべストが付着した天井の説明図 アスベスト除去剤の噴霧説明図 他のアスベスト除去剤の噴霧説明図 アスベスト除去剤を浸透させたアスベスト層の説明図 アスベスト除去方法の説明図 他のアスベスト除去方法の説明図 同噴霧状態の写真説明図 アスベスト渣の正面説明図 天井を下からみた説明図 アスベスト除去剤の噴霧説明図 アスベスト渣除去剤の説明図 他のアスベスト渣除去剤の説明図 隔離空間の説明図 同機器,ホースの配置説明図 ロボットを用いた実施例の説明図
符号の説明
01 事前調査開始
02 目視調査
03 アスベスト使用の有無
04 判定
05 無アスベスト商品
06 分析
07 アスベスト商品
08 不明
09 吹き付け手段
10 分析調査
11 吹き付け剤
12 以外の手段
13 建物
14 事前調査
15 契約
16 計画書
17 工事開始
18 養成環境の構築
19 アモニタリングの1
20 アスベストを除去できる除去剤の調整
21 第1の噴霧開始
22 第1の剥ぎ落とし
23 エアーモニタリング(工事中の調査)
24 第2の剥ぎ落とし
25 第2の噴霧
26 除去収容作業
27 除去収容の搬送
28 搬出
29 仕上第3の噴霧
30 シラーペイント
31 エアーモニタリングの3(終了時の調査)
32 事後確認
33 検査
34 養成撤去
35 清掃
36 工事完了.アスベスト管理(隔離)区の解除
37 発注者への引き渡しおよび、関係官庁への書類の提出
38 アスベスト除去剤を撹拌する行程
39 建物に付着しているアスベスト
40 剥ぎ落とし行程
41 収容行程
42 特別管理産業廃棄物として許可証を受ける行程
43 混合水あるいは混合液
44 噴霧する行程
45 天井
46 アスベスト層
47 噴霧装置
48 水
49 水タンク
50 ポンプ
51 ホース
52 ノズル
53 コンニャク混合タンク
54 ゲル化
55 施行面
56 施行面
57 隙間
58 ヘラ
59 落下
60 ドライアイス
61 ドライアイスの噴霧
62 コンクリート面
63 飛泡
64 アスベスト残渣
65 高圧噴射装置
66 ドライアイスホッパ
67 コンプレサ
68 ドライホース
69 ノズル
70 ダクト筒
71 防塵装置
72 ファン
73 モータ
74 集塵部
75 排気口
76 ホース
77 隔離空間
78 シート
79 建物内部
80 移動搭
81 ノズル
82 取り付け板
83 コンプレッサ

Claims (5)

  1. アスベスト(石綿)を有する建造物を解体することなくして、アスベストを除去できるコンニャクを主成分としたことを特徴とするアスベスト除去剤。
  2. 上記請求項1のコンニャクはマンナン粉と、硫酸カルシュウム,硫酸アルミニュウム,炭酸ナトリウム(重灰),アルミン酸ナトリウムから選ばれる1乃至複数の追加剤が配合されたコンニャク混合液であることを特徴とするアスベスト除去剤。
  3. 上記請求項1のコンニャク混合液は、コンニャク芋を乾燥粉砕化コンニャク粉に水を加えた混合液に限らず、コンニャク芋を粒化したもの,コンニャク芋のべ一スト状や小塊を水と混合した混合水であることが特徴のアスベスト除去剤。
  4. 上記請求項3のコンニャク液は、水を常温より所定温度まで加温し、この湯をコンニャク粉と混合し湯中にコンニャク粉を混合溶解させことが特徴のアスベスト除去剤。
  5. 上記請求項4の湯は、略々40度Cとなることが好ましいことが特徴のアスベスト除去剤。
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