JP2008036966A - ラインヘッド及びそれを用いる画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で価格の上昇を招くことなくバンディングの発生を減少することができるラインヘッドとそれを用いた画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】多数の発光素子を感光体の主走査方向に列状に配置した発光素子列を感光体の副走査方向に複数列に配置し、隣接する各列の有機EL発光素子の主走査方向の位置が1個分ずれるように配置し、第1列の発光素子を発光させた後、所定時間経過後最も外側の第n列の発光素子を発光させて感光体上に1列の潜像を形成するラインヘッドにおいて、前記感光体を複数の歯車を介して回転駆動し、感光体の副走査方向における前記第1列と第n列の発光素子列の列間間隔Lを前記複数の歯車の全ての1歯ピッチに対応する感光体上長さの1/2以上とすることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、感光体上に潜像を形成するラインヘッドとそれを用いる画像形成装置に関し、特にバンディングを減らし、画質を向上させるラインヘッドとそれを用いる画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置には、半導体レーザや発光ダイオード(LED)等から照射されるスポット状の光ビーム(以下、「スポット光」という)を、デジタル画像データに基づいて変調しながら主走査及び副走査して、感光体ドラムに潜像を形成するものがある。また、この画像形成装置には、走査露光の際に、スポット光の強度をデジタル画像データに応じて変化させることにより、形成するドットの濃度を変化させて感光体ドラム上にデジタル画像データに応じた濃度のドットを形成するようにしたものがある。
発光素子としてLEDを用いた画像形成装置には、副走査方向に沿って複数のLEDを配列し、複数のLEDによって同時に主走査して、感光材料を露光するものが提案されている。この画像形成装置では、個々に主走査方向に沿って連続したドットのライン(以下、「主走査ライン」という)を形成するLEDを、副走査方向に沿って配列して同時に主走査を行うことにより、1回の主走査で感光材料の副走査方向に沿った所定の露光幅の露光を行うことができる。従って、主走査ラインの間隔を緊密にした高画質の画像を形成するときにも、主走査回数が多くなることがなく、短時間で効率のよい画像形成が可能となる。
また、多数の発光素子を複数列マトリックス状に配列し、各列内で隣接する発光素子間に他の列の発光素子が1個ずつ位置するように各列の発光素子を列方向にずらして配列し、前記発光素子列の方向と平行に配された感光体ドラムを回転させながら、前記発光素子列の発光素子を列毎に順次、発光させ、前記感光体ドラムの主走査方向にライン状に照射し潜像を形成するようにしたものがある。発光素子列を複数列として、感光体ドラムに1列の潜像を形成できるのでラインヘッドの長さを短くでき、各列の発光素子が隣接する他の列の発光素子に対して1個ずつずれて配置されるので、各発光素子と駆動回路を結ぶ給電配線の配置を容易にすることができる。
特許第3741812号公報 特開2001−63139号公報
しかしながら、従来のラインヘッドを用いた画像形成装置においては、繰り返される主走査間のピッチが(副走査方向に)微小に変動するバンディングと呼ばれる幅を持った筋状の濃淡が生じる。バンディングは、主走査ピッチが1%以上変動すると発生するため抑制が困難である。主な、ピッチ変動の原因は、(1)モータの回転変動、(2)駆動力伝達経路に使用される歯車による速度変動、(3)機内の振動による感光体等の回転速度変動である。
特許第3741812号公報に開示された画像形成装置においては、バンディングやレジストを解消するために、副走査方向に複数画素を配置したマトリックス状の光ビームを走査し、1本の走査線を複数回走査して書き込む技術が開示されている。しかし、副走査方向に複数列のラインヘッドを実現しようとすると、1列の場合に比べて画素数が多くなり、歩留まり低下、駆動回路の複雑化を招き、製品の価格上昇の原因となる。
また、特開2001−63139号公報に開示された画像形成装置においては、本来図1(a)に示されるように感光体上に形成される1本の走査線は直線状になるはずが、感光体速度変動等の副走査方向速度変動があると、図1(b)に示されるように、走査線は直線にならず、グループ間での不規則パターンが発生し、その結果、バンディングが発生し画質の低下を招く。
本発明は、従来技術の前記課題を解決する、簡単な構成で価格の上昇を招くことなくバンディングの発生を減少することができるラインヘッドとそれを用いた画像形成装置を提供することを目的とする。
本第1発明は、前記課題を解決するために、多数の発光素子を感光体の主走査方向に列状に配置した発光素子列を感光体の副走査方向に複数列に配置し、隣接する発光素子列の発光素子の主走査方向位置が1個分ずれるように配置し、第1列の発光素子を発光させた後、所定時間経過後最も外側の第n列の発光素子を発光させて感光体上に1列の潜像を形成するラインヘッドにおいて、前記感光体を複数の歯車を介して回転駆動し、感光体の副走査方向における前記第1列と第n列の発光素子列の列間間隔Lを前記複数の歯車の全ての1歯ピッチに対応する感光体上の長さの1/2以上とすることを特徴とする。
前記構成により、感光体上に形成される主走査方向の1列ラインのドットの副走査方向のずれを少なくすることができ、バンディングを目立たなくすることができる。
本第2発明は、本第1のラインヘッドにおいて、前記発光素子を有機EL発光素子とすることを特徴とする。
有機EL発光素子は、レーザ走査光学系よりも光路長が短くてコンパクトであり、感光体に対して近接配置が可能であり、装置全体を小型化できる。
本第3発明は、本第1または第2発明のラインヘッドにおいて、前記複数列の発光素子列に対応するように結像光学系レンズアレイを配置することを特徴とする。
前記構成により鮮明な画像の走査が可能となる。
本第4発明は、画像形成装置において、本第1〜第3発明のいずれかのラインヘッドを用いることを特徴とする。
以下、図を参照して本発明を説明する。図2は、本発明のラインヘッド23を拡大して示す概略の斜視図である。図2においては、感光体ユニット25に取り付けられた各感光体20に対して、ラインヘッド23を正確に位置決めするための機構が示されている。この実施形態では、4列の有機EL発光素子61を列状に配置した有機EL発光素子列61a、61b、61c、61dからなる発光部63は、長尺のハウジング60中に保持されている。但し、本発明のラインヘッド23は、2列以上の有機EL発光素子列に適用可能である。長尺のハウジング60の両端に設けた位置決めピン69を、図示を省略したラインヘッド23のケースの対向する位置決め穴に嵌入させる。位置決めピン69と位置決め穴とは主走査方向に若干の隙間を持って嵌入され、ラインヘッド23の主走査方向への位置調整が可能に設定されている。
また、長尺のハウジング60の両端に設けたねじ挿入孔68を通して、固定ねじを前記ラインヘッド23のケースのねじ穴にねじ込んで固定することにより、各ラインヘッド23が所定位置に固定される。なお、後述するように、ハウジング60のケースへの固定は、主走査方向の位置調整終了後に行う。
ラインヘッド23は、ガラス基板62上に複数の有機EL発光素子61を列状に等間隔に配置した有機EL発光素子列61a、61b、61c、61dからなる発光部63を有し、同じガラス基板62上に形成された駆動回路71により駆動される。ロッドレンズアレイ65は結像光学系を構成し、発光部63の前面に配置される屈折率分布型ロッドレンズ66を俵積みしている。本実施形態においては、結像光学系として屈折率分布型ロッドレンズ66を採用しているが、結像光学系としてマイクロレンズを採用しても良い。
ハウジング60は、ガラス基板62の周囲を覆い、感光体20に面した側は開放する。このようにして、屈折率分布型ロッドレンズ66から感光体20に光線を射出する。ハウジング60のガラス基板62の端面と対向する面には、光吸収性の部材(塗料)が設けられている。
図3は、本発明の発光部63の一部拡大断面図である。発光部63は、感光体20に面して内外に通じるように中央部に屈折率分布型ロッドレンズ66を俵積みして取り付けている不透明なハウジング60を備える。屈折率分布型ロッドレンズ66は、中心から周辺に向かって屈折率が連続的に分布する円柱状透明体として形成される。複数の屈折率分布型ロッドレンズ66は直線状に配列された屈折率分布型ロッドレンズアレイ65を構成する。屈折率分布型ロッドレンズアレイ65は、感光体20の副走査方向に2列配置される。不透明なハウジング60中の屈折率分布型のロッドレンズアレイ65の後面に面して取り付けられたガラス基板62に形成された有機EL発光素子61が配置される。複数の有機EL素子61が直線状に配列された有機EL発光素子列61a、61b、61c、61dが、感光体20の副走査方向に間隔をおいて配置される。前記2列の屈折率分布型ロッドレンズアレイ65と4列の有機EL発光素子列61a、61b、61c、61dはそれぞれ対応するように位置決めされる。不透明なハウジング60の背面からその中の有機EL発光素子61を遮蔽する不透明なカバー70を備え、固定板バネ75によりハウジング60の背面に対して不透明なカバー70を押圧してハウジング60を光密に密閉するようになっている。
図4(a)(b)は、ガラス基板62に形成された発光部63の構成を示す平面図である。図4(a)4列の有機EL発光素子61を感光体20の主走査方向に列状に配置した有機EL発光素子列61a、61b、61c、61dを、第1列の有機EL発光素子列61aと最も外側の有機EL発光素子列61d間の感光体20の副走査方向の間隔Lをおいて配置する。第2列、第3列の有機EL発光素子列61b、61bは、前記間隔Lの間に等間隔で配置される。隣接する各有機EL発光素子列61aと61b、61bと61c、61cと61dの発光素子61の主走査方向の位置が1個分ずれるように配置(以下、「斜め配列」という。)する。ガラス基板62に形成された駆動回路71と連結される。斜め配列することにより駆動回路71と発光素子61を結ぶ給電配線の配置が容易になる。また、複数列の有機EL発光素子列を2列としても良い。その際、第1列の有機EL発光素子列61aと第2列の有機EL発光素子列61b間の感光体20の回転方向(副走査方向)の間隔をLとする。
斜め配列された4列の有機EL発光素子列61a、61b、61c、61dによる感光体20への潜像形成は、先ず第1列の有機El発光素子列61aを発光させた後、所定時間経過後に第2列、第3列、第4列の有機EL発光素子列を順に発光させ、感光体20の主走査方向に1列の潜像を形成する。図5、図6は、このようなラインヘッド23を使用した感光体20上への書き込み制御のためのブロック図を示すものである。図5に示されるように、コントローラはCPUを備えるとともに、パソコンなどから送られる印刷画像データを画像メモリに記憶する。CPUは、画像メモリに記憶された印刷画像データを読み出し、第1〜第4列の有機EL発光素子列61a、61b、61c、61dに書き込むための第1〜第4メモリに振り分けて保存する。第7図は、画像メモリに記憶された印刷画像データを第1〜第4メモリに並び替えたデータの一例を示すものである。第1ライン用ラインメモリ〜第4ラインメモリは、主走査クロックに同期して、コントローラからの第1〜第4のラインデータを一時保存する。
第6図の第1ライン〜と第4ラインの点線に囲まれた部分は、それぞれにラインの各発光素子の構成を示す。すなわち、1つの発光素子部が、レジスタ、駆動回路、発光素子から構成されている。したがって、レジスタ、駆動回路、発光素子は、発光素子の数だけ存在する。第1ライン〜第4ラインのラインデータは、各発光素子に対応したレジスタにシリアルに転送される。レジスタの内容に従い発光素子がある主走査において発光するか否かが指定される。主走査クロック発生回路は、主走査のタイミングを決める基準クロックである。主走査クロックのタイミングで、第1ライン〜第4ラインにより、感光体上の主走査方向に1列のラインが書き込まれる。駆動回路は、主走査クロックに同期して、画像データに従い発光素子を発光または非発光として書き込みを実行する。
図8は、コントローラの動作を示すフローチャートである。ここで、Mは、第1列のラインと最も外側の第4列のラインの距離に相当するドット数(第1列の有機EL発光素子列61aと第4列の有機EL発光素子列61d間の副走査方向の間隔Lに相当)である。2列の有機EL発光素子列61a、61bの場合も同様である。
このように、斜め配列された4列の有機EL発光素子列61a、61b、61c、61dで、感光体20上に先ず第1列の有機EL発光素子列61aを発光させ、所定時間経過後、第2列、第3列、第4列の有機EL発光素子列61b、61c、61dを順に発光させ主走査方向に1列の潜像を形成する際、感光体20の回転方向の速度変動により、本来図1(a)のように直線状に整列するはずのドットが、副走査方向にある幅を持って散らばりバンディングが発生する。バンディングが発生する速度変動要因として、感光体20を駆動モータから複数の歯車を介して回転駆動する場合、複数の歯車の1歯ピッチで発生するものが多い。
図9は、本発明の感光体駆動部を説明する図である。感光体20の同軸上に感光体駆動歯車80が回転自在に保持され、駆動モータ81のピニオン82と第1歯車83、第1歯車83と第2歯車84、第2歯車84と感光体駆動歯車80が噛合し、感光体20が回転する。図10は、これら感光体駆動歯車80、第1歯車83,第2歯車84の一部拡大図である。感光体駆動歯車80の1歯ピッチをP、第1歯車84の1歯ピッチをPa、第2歯車84の1歯ピッチをPbとする。各歯車80、83,84この1歯ピッチP、Pa、Pbに相当する長さで発生するバンディングが、この歯車による顕著なバンディングとなる。感光体駆動歯車80の1歯ピッチに対応する感光体上長さ(1歯ピッチに対応する印刷紙面上長さ)をp、第1歯車の1歯ピッチに対応する感光体上長さをpa、第2歯車の1歯ピッチに対応する感光体上長さをpbとする。本発明に用いる感光体駆動部の歯車の仕様を下記の表1に示す。
Figure 2008036966
感光体駆動系の各種条件は、次の通りである。
副走査速度(=プロセス速度)vpc=216mm/s
感光体直径 D=45.837mm
感光体回転数 N=1.5回転/s(90rpm)
このとき、感光体駆動歯車1歯ピッチに相当する感光体上長さpは、p=vpc/感光体毎秒回転数/感光体駆動歯車数=2mmに相当する。
同様に、第2歯車1歯ピッチに相当する感光体上長さpbは、pb=vpc/第2歯車毎秒回転数/第2歯車入力側歯数=216/(1.5×72/40)/56=1.43mm、また、第1歯車1歯ピッチに相当する感光体上長さpaは、pa=0.88mmとなる。
本発明のラインヘッド23は、斜め配列された4列の有機EL発光素子列61a、61b、61c、61dにより構成され、先ず第1列の有機El発光素子61aを発光させた後、所定時間経過後に第2列、第3列、第4列の有機EL発光素子列61b、61c、61dを順々に発光させ、感光体20の主走査方向に1列の潜像を形成するものである。そのため、感光体駆動歯車80の1歯ピッチP、第1歯車83の1歯ピッチPa、第2歯車84の1歯ピッチPbによる速度変動により、第1列の有機EL発光素子列61aによる感光体20への1列の書き込みのドットとの位置と、所定時間経過後の第2列〜第4列の有機EL発光素子列61b、61c、61dによる感光体20への書き込みのドットの位置が副走査方向で大きくずれるとバンディングが発生する。
各歯車80,83,84の1歯ピッチによる速度変動の周期は、その向きと大きさがサインカーブに従って変動する。斜め配列された複数列の有機EL発光素子列を所定時間おいて順々に発光させ感光体20上に1列の潜像を形成する。第1列の有機EL発光素子列61aと最も外側の第4列の有機EL発光素子列61dとの間の副走査方向の間隔Lを、感光体駆動歯車80の1歯ピッチに対応する感光体上長さp、第1歯車83の1歯ピッチに対応する感光体上長さpa、第2歯車84の1歯ピッチPbに対して、L≧p/2、L≧pa/2、L≧pb/2とする。第1列の有機EL発光素子列61aと最も外側の有機EL発光素子列61d間の副走査方向の間隔Lが、各歯車80、83,84の1歯ピッチに相当する感光体上長さp、pa、pbの1/2以上であれば、斜め配列された複数の有機EL発光素子列1グループによる主走査方向に1列のラインを形成する際の速度変動の向きが+−の両方の向きが影響するので、結果として1列の主走査方向のラインを形成する複数のドットの副走査方向のズレが小さくなり、バンディングが目立たなくなる。本発明は、このことに注目し、簡単な構成でバンディングの発生を低減するものである。なお、本発明の実施形態では複数列として4列の発光素子列を用いているが、発光素子列は、2列、3列、4列以上であっても適用可能である。本実施例においては、L=2mm/2=1(mm)とすれば全ての歯車に対して感光体上長さが1/2ピッチ以上となる。図7のMの値の一例として、Lの間に含まれるドット数=主走査線の数は、600dpi(42.33μm)の場合、23.6(個)なので、整数化してM=24を採用する。
多数の発光素子を感光体の主走査方向に列状に配置した発光素子列を感光体の副走査方向に複数列に配置し、隣接する各列の有機EL発光素子61の主走査方向の位置が1個分ずれるように配置し、第1列の発光素子を発光させた後、所定時間経過後最も外側の第n列の発光素子を発光させて感光体上に1列の潜像を形成するラインヘッドにおいて、前記感光体と駆動モータを複数の歯車を介して連結し、感光体の副走査方向における前記第1列と第n列の発光素子列の列間間隔Lを前記複数の歯車の全ての1歯ピッチに対応する感光体上長さの1/2以上とすることにより、感光体上の主走査方向の1列のドットの副走査方向のずれを少なくすることができ、バンディングを目立たなくすることができる。
また、発光素子を有機EL発光素子とすることにより、有機EL発光素子は、レーザ走査光学系よりも光路長が短くてコンパクトであり、感光体に対して近接配置が可能であり、装置全体を小型化できる。本実施例では、L=p/2=1mmから、M=24を採用したが、これに限らずL≧p/2であれば一般的に同様の効果がある。例えば、L=3p/2=3mmからM=72を採用したり、L=11p/2=11mmからM=264を採用しても同様の効果がある。
図11は、本発明のラインヘッド23を用いた画像形成装置の縦断側面図である。本実施例は、転写ベルトとして中間転写ベルトを用いる例である。本実施例の画像形成装置1は、ハウジング本体2と、ハウジング本体2の前面に開閉自在に装着された第1の開閉部材3と、ハウジング本体2の上面に開閉自在に装着された第2の開閉部材(排紙トレイを兼用している)4とを有している。さらに、第1の開閉部材3には、ハウジング本体2の前面に開閉自在に装着された開閉蓋3'を備えている。
ハウジング本体2内には、電源回路基板及び制御回路基板を内蔵する電装品ボックス5、画像形成ユニット6、送風ファン7、転写ベルトユニット9、給紙ユニット10が配設される。また、第1の開閉部材3内には、二次転写ユニット11、定着ユニット12、記録媒体搬送手段13が配設されている。
転写ベルトユニット9は、ハウジング本体2の下方に配設され図示しない駆動源により回転駆動される駆動ローラ14と、駆動ローラ14の斜め上方に配設される従動ローラ15と、この2本のローラ14、15間に張架されて図示矢印方向へ循環駆動される中間転写ベルト16と、中間転写ベルト16の表面に離当接されるクリーニング手段17とを備えている。
各画像形成ステーションY、M、C、Kの感光体20に対向して、板バネ電極からなる一次転写部材21がその弾性力で当接され、一次転写部材21には転写バイアスが印加されている。転写ベルトユニット9には、駆動ローラ14に近接してテストパターンセンサ18が設置されている。画像形成ユニット6は、複数(本実施例では4つ)の異なる色の画像を形成する画像形成ステーションY(イエロー用)、M(マゼンタ用)、C(シアン用)、K(ブラック用)を備え、各画像形成ステーションY、M、C、Kにはそれぞれ、感光体ドラムからなる感光体20と、感光体20の周囲に配設された、帯電手段22、像書込手段であるラインヘッド23及び現像手段24を有している。
感光体20は、図示矢印に示すように、中間転写ベルト16の搬送方向に回転駆動される。帯電手段22は、高電圧発生源に接続された導電性ブラシローラで構成され、ブラシ外周が感光体20に対して逆方向で、かつ、2〜3倍の周速度で当接回転して感光体20の表面を一様に帯電させる。
ラインヘッド23は、複数の有機EL発光素子61を感光体20の軸方向に列状に4列配列した有機EL発光素子列を用いている。有機EL発光素子列を用いたラインヘッド23は、レーザ走査光学系よりも光路長が短くてコンパクトであり、感光体20に対して近接配置が可能であり、装置全体を小型化できるという利点を有する。本実施形態においては、各画像形成ステーションY、M、C、Kの感光体20、帯電手段22及びラインヘッド23を1つの感光体ユニット25としてユニット化している。
次に、現像手段24の詳細について、画像形成ステーションKを代表して説明する。現像手段24は、トナー(図のハッチング部)を貯留するトナー貯留容器26と、このトナー貯留容器26内に形成されたトナー貯留部27と、トナー貯留部27内に配設されたトナー撹拌部材29と、トナー貯留部27の上部に区画形成された仕切部材30を有している。
また、仕切部材30の上方に配設されたトナー供給ローラ31と、仕切部材30に設けられトナー供給ローラ31に当接されるブレード32と、トナー供給ローラ31及び像担持体20に当接するように配設される現像ローラ33と、現像ローラ33に当接される規制ブレード34とが設けられている。
給紙ユニット10は、記録媒体PPが積層保持されている給紙カセット35と、給紙カセット35から記録媒体PPを一枚ずつ給送するピックアップローラ36とからなる給紙部を備えている。第1の開閉部材3内には、二次転写部への記録媒体PPの給紙タイミングを規定するレジストローラ対37と、駆動ローラ14及び中間転写ベルト16に圧接される二次転写手段としての二次転写ユニット11と、定着ユニット12と、記録媒体搬送手段13と、排紙ローラ対39と、両面プリント用搬送路40を備えている。
定着ユニット12は、ハロゲンヒータ等の発熱体を内蔵して回転自在な加熱ローラ45と、この加熱ローラ45を押圧付勢する加圧ローラ46と、加圧ローラ46に揺動可能に配設されたベルト張架部材47と、加圧ローラ45とベルト張架部材47間に張架された耐熱ベルト49を有している。記録媒体に二次転写されたカラー画像は、加熱ローラ45と耐熱ベルト49で形成するニップ部で所定の温度で記録媒体に定着される。
本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。 本発明の実施形態を示す図である。
符号の説明
1:画像形成装置、2:ハウジング本体、3:第1の開閉部材、4:第2の開閉部材、
5:電装品ボックス、6:画像形成ユニット、7:送風ファン、9:転写ベルトユニット、10:給紙ユニット、11:二次転写ユニット、12:定着ユニット、13:記録媒体搬送手段、14:駆動ローラ、15:従動ローラ、16:中間転写ベルト、17:クリーニング手段、18:テストパターンセンサ、20:感光体、21:一次転写部材、22:帯電手段、23:ラインヘッド、24:現像手段、25:感光体ユニット、26:トナー貯留容器、27:トナー貯留部、29:トナー攪拌部材、30:仕切壁、31:トナー供給ローラ、32:ブレード、33:現像ローラ、34:規制ブレード、35:給紙カセット、36:ピックアップローラ、37:レジストローラ対、39:排紙ローラ、40:両面プリント用搬送路、45:加熱ローラ、46:加圧ローラ、47:ベルト張架部材、49:耐熱ベルト、60:ハウジング、61:有機EL発光素子、61a:第1列の有機EL発光素子列、61b:第2列の有機EL発光素子列、61c:第3列の有機EL発光素子列、61d:第4列の有機EL発光素子列、62:ガラス基板、63:発光部、65:屈折率分布型ロッドレンズアレイ、66:屈折率分布型ロッドレンズ、68:ねじ挿入孔、69:位置決めピン、70:不透明カバー、71:駆動回路、75:固定バネ、80:感光体駆動歯車、81:駆動モータ、82:ピニオン、83:第1歯車、84:第2歯車

Claims (4)

  1. 多数の発光素子を感光体の主走査方向に列状に配置した発光素子列を感光体の副走査方向に複数列に配置し、隣接する発光素子列の発光素子の主走査方向位置が1個分ずれるように配置し、第1列の発光素子を発光させた後、所定時間経過後最も外側の第n列の発光素子を発光させて感光体上に1列の潜像を形成するラインヘッドにおいて、前記感光体を複数の歯車を介して回転駆動し、感光体の副走査方向における前記第1列と第n列の発光素子列の列間間隔Lを前記複数の歯車の全ての1歯ピッチに対応する感光体上の長さの1/2以上とすることを特徴とするラインヘッド。
  2. 前記発光素子を有機EL発光素子とすることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のラインヘッド。
  3. 前記複数列の発光素子列に対応するように結像光学系レンズアレイを配置することを特徴とする請求項1または2に記載のラインヘッド。
  4. 前記請求項1〜3のいずれかに記載のラインヘッドを用いることを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH09234904A (ja) * 1996-02-29 1997-09-09 Futaba Corp ヘッドの駆動機構
JP2006187894A (ja) * 2005-01-04 2006-07-20 Seiko Epson Corp ラインヘッド、及び画像形成装置

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