JP2008036821A - 電気光学装置、駆動方法および電子機器 - Google Patents

電気光学装置、駆動方法および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】電気光学素子を駆動するパルス信号の時間軸上における位置を簡素な構成で制御する。
【解決手段】電気光学素子Eは、駆動信号Xiに応じて階調が制御される。I/F回路28は、画像データD[1]〜D[n]を取得する。駆動回路24の単位回路Uは、I/F回路28が取得した画像データD[i]の数値が数値群G1に属する場合には、単位期間Tの始点から当該数値に応じた時間長が経過するまでの期間にて駆動電流iDRとなる駆動信号Xiを生成し、画像データD[i]が数値群G2に属する場合には、単位期間Tの終点から当該数値に応じた時間長だけ手前の時点までの期間にて駆動電流IDRとなる駆動信号Xiを生成する。
【選択図】図9

Description

本発明は、発光素子などの電気光学素子の階調を補正する技術に関する。
電子写真方式の画像形成装置においては、画像データに応じたパルス幅のパルス信号を発光素子に供給することで感光体ドラムが露光される。特許文献1には、発光素子を発光させるパルス信号の時間軸上における位置を制御する技術が開示されている。同文献の技術においては、中央信号がハイレベルである場合には所定の期間における中央部にてパルス信号が出力され、左寄せ信号がハイレベルである場合には所定の期間のうち終点を含む期間にてパルス信号が出力される。
特開平7−298052号公報
しかし、特許文献1の技術においては、パルス信号の位置を指定する信号が画像データとは別個に必要となるから、発光素子を駆動する回路や当該回路に信号を供給する伝送路が複雑化するという問題がある。以上の事情に鑑みて、本発明は、構成の複雑化を抑制しながら、電気光学素子を駆動するパルス信号の時間軸上における位置を制御するという課題の解決を目的としている。
以上の課題を解決するために、本発明に係る電気光学装置は、駆動信号に応じて階調が制御される電気光学素子と、画像データを取得する取得手段(例えば図1のI/F回路28)と、取得手段が取得した画像データの数値が第1数値群(例えば図9の数値群G1)に属する場合には、単位期間の始点から当該数値に応じた時間長が経過するまでの期間にて駆動レベルとなる駆動信号を生成し、第1数値群とは相違する第2数値群(例えば図9の数値群G2)に画像データの数値が属する場合には、単位期間の終点から当該数値に応じた時間長だけ手前の時点までの期間にて駆動レベルとなる駆動信号を生成する駆動回路とを具備する。本発明における駆動レベルとは、電気光学素子を駆動(例えば発光)させる電圧値または電流値である。
以上の構成においては、画像データの数値に応じた時間長にわたって駆動信号が駆動レベルを維持するとともに、駆動信号が駆動レベルとなる期間(以下「駆動期間」という)の時間軸上における位置が、画像データの数値が属する数値群に応じて制御される。したがって、画像データとは別個の信号によって駆動期間の位置が制御される特許文献1の構成と比較して、駆動回路やこれに信号を供給する伝送路の構成が簡素化されるという利点がある。
本発明の好適な態様において、取得手段は、複数の単位期間の各々について画像データを取得し、駆動信号が駆動レベルとなる期間および非駆動レベルとなる期間の少なくとも一方が、所定数の単位期間で構成される走査期間内にて連続するように、所定数の単位期間の各々における画像データが生成される。以上の構成によれば、走査期間内における駆動信号の変動の回数を削減することが可能である。なお、非駆動レベルとは、電気光学素子に付与される電気エネルギが駆動レベルよりも低い電流値または電圧値である。換言すると、電気光学素子から出射する光量が、駆動レベルの駆動信号の供給時に電気光学素子から出射される光量よりも少なくなるような電流値または電圧値である。例えば、以上の態様に係る電気光学装置を電子写真方式の画像形成装置の露光装置として利用した場合を想定すると、非駆動レベルとは、電気光学素子から出射する光量をゼロとするレベル、または、感光体ドラムなどの像担持体が感光しない程度の光量を電気光学素子から出射させるレベルである。
さらに具体的な態様において、駆動信号が、走査期間の始点から途中まで駆動レベルとなる前寄パターン(例えば図5)と、走査期間の途中から終点まで駆動レベルとなる後寄パターン(例えば図6)と、走査期間の始点を含む期間と終点を含む期間とを除いた期間で駆動レベルとなる中寄パターン(例えば図7)と、走査信号の始点を含む期間と終点を含む期間とで駆動レベルとなる両寄パターン(例えば図8)との何れかに制御されるように、所定数の単位期間の各々における画像データが生成される。以上の態様によれば、画像を構成する各画素とこれに隣接する画素との関係に応じて画素ごとに駆動パターンを選定することで高精細な画像の形成が可能となる。
さらに好適な態様において、駆動回路は、設定値を保持する保持回路と、保持回路が保持する設定値に応じて駆動信号の駆動レベルを設定するレベル設定回路(例えば図10の電流制御回路242)とを含む。以上の態様によれば、駆動レベルを指定する設定値が保持回路に保持されるから、いったん保持回路に設定値を保持させれば、各電気光学素子の駆動時には設定値を駆動回路に転送する必要はない。したがって、駆動回路やこれに信号を供給する伝送路の構成が簡素化されるという本発明の効果はいっそう顕著となる。
本発明の好適な態様において、単位期間は、N個(Nは2以上の自然数)の副期間に区分され、駆動回路は、N個の副期間のうち0個もしくは1個の副期間または相連続する2個〜N個の副期間にて駆動信号を駆動レベルに制御し、画像データは、2N個の数値を表現できる最低限のビット数である。以上の態様によれば、多様な駆動パターンを実現しながら、画像データのデータ量を削減できる(さらには駆動回路に画像データを伝送するための構成が簡素化されるという利点がある。
本発明に係る電気光学装置は各種の電子機器に利用される。本発明に係る電子機器の典型例は、以上の各態様に係る電気光学装置を感光体ドラムなどの像担持体の露光に利用した電子写真方式の画像形成装置である。この画像形成装置は、露光によって潜像が形成される像担持体と、像担持体を露光する本発明の電気光学装置と、像担持体の潜像に対する現像剤(例えばトナー)の付加によって顕像を形成する現像器とを含む。もっとも、本発明に係る電気光学装置の用途は像担持体の露光に限定されない。例えば、スキャナなどの画像読取装置においては、本発明に係る電気光学装置を原稿の照明に利用することが可能である。この画像読取装置は、以上の各態様に係る電気光学装置と、電気光学装置から出射して読取対象(原稿)で反射した光を電気信号に変換する受光装置(例えばCCD(Charge Coupled Device)素子などの受光素子)とを具備する。さらに、電気光学素子がマトリクス状に配列された電気光学装置は、パーソナルコンピュータや携帯電話機など各種の電子機器の表示装置としても利用される。
また、以上の各態様に係る電気光学装置を駆動する方法としても本発明は特定される。本発明のひとつの態様に係る駆動方法は、画像データを取得し、取得した画像データの数値が第1数値群に属する場合には、単位期間の始点から当該数値に応じた時間長が経過するまでの期間にて駆動レベルとなる駆動信号を生成し、第1数値群とは相違する第2数値群に画像データの数値が属する場合には、単位期間の終点から当該数値に応じた時間長だけ手前の時点までの期間にて駆動レベルとなる駆動信号を生成することを特徴とする。以上の方法によっても、本発明に係る電気光学装置と同様の作用および効果が奏される。
さらに、以上の各態様に係る電気光学装置を駆動する回路としても本発明は特定される。本発明のひとつの態様に係る駆動回路は、駆動信号の出力によって電気光学素子の階調を制御する回路であって、画像データを取得する取得手段と、取得手段が取得した画像データの数値が第1数値群に属する場合には、単位期間の始点から当該数値に応じた時間長が経過するまでの期間にて駆動レベルとなる駆動信号を生成し、第1数値群とは相違する第2数値群に画像データの数値が属する場合には、単位期間の終点から当該数値に応じた時間長だけ手前の時点までの期間にて駆動レベルとなる駆動信号を生成する駆動手段とを具備する。以上の回路によっても、本発明に係る電気光学装置と同様の作用および効果が奏される。
<A:電気光学装置>
図1は、本発明の実施形態に係る電気光学装置の構成を示すブロック図である。電気光学装置Hは、感光体ドラムを露光する露光装置(ラインヘッド)として電子写真方式の画像形成装置に利用される。図1に示すように、電気光学装置Hは、所望の画像に応じた光線を感光体ドラムに向けて放射するヘッドモジュール20と、上位装置70からの指示に応じてヘッドモジュール20の動作を制御するコントローラ30とを含む。ヘッドモジュール20とコントローラ30とは、例えばフレキシブル配線基板(図示略)を介して電気的に接続される。上位装置70は、例えば画像形成装置のCPUや画像形成装置に画像の形成を指示する情報処理装置(例えばパーソナルコンピュータ)である。
ヘッドモジュール20は、発光部22と駆動回路24と記憶部26とI/F(インタフェース)回路28とを具備する。発光部22は、主走査方向に沿って単列または複数列に配列するn個(nは自然数)の電気光学素子Eを含む。本実施形態の電気光学素子Eは、相互に対向する陽極と陰極との間に有機EL(Electroluminescence)材料の発光層が介在する有機発光ダイオード素子である。
駆動回路24は、各電気光学素子Eを駆動する手段であり、各々が別個の電気光学素子Eに対応するn個の単位回路Uを含む。なお、駆動回路24は、ひとつまたは複数のICチップで構成されてもよいし、各電気光学素子Eとともに基板の表面に形成された多数の能動素子(例えば半導体層が低温ポリシリコンで形成された薄膜トランジスタ)で構成されてもよい。I/F回路28は、駆動回路24とコントローラ30との間で授受される情報を中継する。
第i段目(iは1≦i≦nを満たす整数)の単位回路Uは、駆動信号Xiを生成して第i段目の電気光学素子Eに出力する。図2は、駆動信号Xiの波形を例示するタイミングチャートである。同図の水平走査期間Hは、画像の1行分について感光体ドラムを露光する(すなわち当該行の画像に対応した潜像が形成される)単位となる期間である。駆動信号Xiは、ひとつの水平走査期間Hのうち第i段目の電気光学素子Eに指定された階調に応じた期間(以下「駆動期間」という)TDRにて駆動電流IDR(駆動レベル)を維持し、当該水平走査期間Hの残余の期間にて電流値がゼロ(非駆動レベル)となる電流信号である。
図2に示すように、ひとつの水平走査期間Hは4個の単位期間T(T1〜T4)に分割される。単位期間T1〜T4の各々は4個の副期間S(S1〜S4)を含む。副期間Sは、駆動期間TDRの時間長の変化の単位(刻み幅)となる期間である。例えば、図2に例示された駆動信号Xiは、副期間Sの10個分を駆動期間TDRとして指定する。
図1の記憶部26は、n個の電気光学素子Eについて補正係数A[1]〜A[n]を記憶する手段である。EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)などの不揮発性のメモリが記憶部26として好適に採用される。補正係数A[i]は、駆動信号Xiの駆動電流IDRの電流値を設定する(すなわち各電気光学素子Eの階調を補正する)ための数値である。補正係数A[1]〜A[n]は、電気光学装置Hを製造する工程にて記憶部26に書き込まれる。電気光学装置Hの電源が投入されると、補正係数A[1]〜A[n]が記憶部26から読み出されてコントローラ30に供給される。補正係数A[1]〜A[n]は、同階調が指定された場合の各電気光学素子Eの実際の光出力パワー(発光量)が所定の範囲内に収まるように(理想的には均一化されるように)、各電気光学素子Eの特性を測定した結果に応じて選定される。
コントローラ30は、制御部31とRAM33とデータ生成部35とを具備する。制御部31は、コントローラ30の全体を制御する手段である。図3は、制御部31の動作の概略を示すフローチャートである。同図に示すように、電気光学装置Hの電源が投入されると、制御部31は初期化処理を実行する(ステップS10)。初期化処理は、駆動信号X1〜Xnの各々に使用される駆動電流IDRの電流値をRAM33内の補正係数A[1]〜A[n]に基づいて設定する処理である。
図4は、初期化処理の概要を示すフローチャートである。同図に示すように、画像形成装置の電源が投入されると、制御部31は、記憶部26に記憶された補正係数A[1]〜A[n]をRAM33に読み込んだうえで(ステップS11)、ひとつの電気光学素子E(あるいは単位回路U)を識別するための変数kを「1」に初期化する(ステップS12)。
次いで、制御部31は、ひとつの補正係数A[k]をRAM33から読み出し(ステップS13)、この補正係数A[k]に応じた所定の演算によって設定値C[k]を算定する(ステップS14)。例えば、制御部31は、駆動電流IDRの電流値の初期値I0と補正係数A[i]との乗算値を設定値C[i]として算定する。設定値C[i]は6ビットのデジタルデータである。制御部31は、ステップS14にて算定した設定値C[k]をヘッドモジュール20に出力する(ステップS15)。
次に、制御部31は、変数kが電気光学素子Eの総数nと等しいか否か(すなわち設定値C[1]〜C[n]を設定したか否か)を判定する(ステップS16)。変数kが総数nを下回る場合、制御部31は、変数kを更新し(ステップS17)、更新後の変数kについてステップS13からステップS16の処理を繰り返す。
変数kが総数nに到達すると(ステップS16:YES)、制御部31は、図3に示すように、画像データ転送処理を実行する(ステップS20)。画像データ転送処理は、駆動信号X1〜Xnの波形を指定する画像データD[1]〜D[n]をヘッドモジュール20に転送する処理である。画像データD[1]〜D[n]はデータ生成部35によって生成される。データ生成部35の機能や作用について詳述すると以下の通りである。
図1に示すように、データ生成部35には、階調データDGとパルス位置データDPとが、n個の電気光学素子Eの各々について水平走査期間Hごとに上位装置70から順次に供給される。階調データDGは、ひとつの電気光学素子Eの階調を指定する4ビットのデータである。したがって、「0」から「15」までの16段階の何れかの階調が各電気光学素子Eについて指定される。
パルス位置データDPは、駆動信号X1〜Xnの各々について、水平走査期間Hに対する駆動期間TDRの時間軸上における位置を指定する2ビットのデータである。パルス位置データDPは、画像形成装置が形成すべき画像の内容(特に相隣接する各画素の階調の関係)に応じて上位装置70が適宜に生成する。本実施形態においては、水平走査期間Hに対する駆動期間TDRの関係が相違する複数の態様(以下「駆動パターン」という)の何れかが駆動信号X1〜Xnの各々について指定される。本実施形態においては、以下に詳述する4種類の駆動パターン(前寄パターン・後寄パターン・中寄パターン・両寄パターン)が用意される。
図5から図8は、各駆動パターンにおける駆動信号Xiの波形と階調データDGが指定する階調値(十進表記)との関係を示す概念図である。図5から図8においては、図2と同様に、駆動期間TDRにハッチングが施されている。
図5に示すように、前寄パターンは、水平走査期間Hの始点から階調データDGに応じた時間長が経過する時点(水平走査期間Hの途中の時点)までの期間を駆動期間TDRとし、その残余の期間(駆動期間TDRの終点から水平走査期間Hの終点までの期間)にて駆動信号Xiの電流値をゼロとする駆動パターンである。図6に示すように、後寄パターンは、水平走査期間Hの終点から階調データDGに応じた時間長だけ手前の時点(水平走査期間Hの途中の時点)までの期間を駆動期間TDRとし、その残余の期間(すなわち、水平走査期間Hの始点から駆動期間TDRの始点までの期間)にて駆動信号Xiの電流値をゼロとする駆動パターンである。
図7に示すように、中寄パターンは、水平走査期間Hの始点を含む期間と終点を含む期間とを当該水平走査期間Hから除外した期間を階調データDGに応じた時間長の駆動期間TDRとし、水平走査期間Hの残余の期間にて駆動信号Xiの電流値をゼロとする駆動パターンである。すなわち、階調データDGに応じた時間長の駆動期間TDRの中点(駆動期間TDRを2等分する時点)が、水平走査期間Hの中点と略一致するように、駆動期間TDRの時間軸上における位置が設定される。図8に示すように、両寄パターンは、中寄パターンとは逆に、水平走査期間Hの始点を含む期間と終点を含む期間とを階調データDGに応じた時間長の駆動期間TDRとし、水平走査期間Hの残余の期間にて駆動信号Xiの電流値をゼロとする駆動パターンである。
データ生成部35は、水平走査期間Hごとに供給される階調データDGとパルス位置データDPとに基づいて、単位期間Tごとに、n個の電気光学素子Eの各々について画像データD[1]〜D[n]を生成する。画像データD[i]は、単位期間T1〜T4の各々における駆動信号Xiの波形(駆動期間TDR)を指定する3ビットのデジタルデータである。
図9は、画像データD[i]の数値(十進表記)とひとつの単位期間Tにおける駆動信号Xiの波形との関係を示す概念図である。同図に示すように、画像データD[i]で表現される「0」から「7」までの8種類の数値は、相互に重複しないように複数のグループ(以下「数値群」という)に区分される。図9に示すように、本実施形態における画像データD[i]の数値は、「0」から「4」までの5種類の数値を含む数値群G1と、「5」から「7」までの3種類の数値を含む数値群G2とに区分される。数値群G1に属する各数値は、ひとつの単位期間Tの始点から当該数値に応じた個数の副期間Sにおける駆動信号Xiについて駆動電流IDRを指定し、残余の副期間Sにおける駆動信号Xiの電流値をゼロに指定する。これに対し、数値群G2に属する各数値は、ひとつの単位期間Tの終点から当該数値に応じた個数の副期間Sにおける駆動信号Xiについて駆動電流IDRを指定し、残余の副期間Sにおける駆動信号Xiの電流値をゼロに指定する。
図5〜図8には、単位期間T1〜T4の各々における画像データD[i]の数値(十進表記)が駆動信号Xiの各波形の左方に併記されている。図5〜図8および図9に示すように、本実施形態においては、各単位期間Tについて画像データD[i]が指定する駆動信号Xiの波形を4個の単位期間T1〜T4にわたって組み合わせることで、ひとつの水平走査期間Hにおける駆動信号X1〜Xnの各々の波形が、階調データDGおよびパルス位置データDPに応じた図5〜図8の何れかの駆動パターンとなるように、データ生成部35は画像データD[1]〜D[n]を単位期間Tごとに順次に生成する。図5〜図8に示すように、階調データDGが示す階調とパルス位置データDPが示す駆動パターンとの総ての組合せに係る駆動信号Xiを、単位期間T1〜T4の各々における画像データD[i]に応じて設定することができる。図5〜図8から理解されるように、駆動信号Xiが駆動電流IDRとなる駆動期間TDRと駆動信号Xiの電流値がゼロとなる期間の少なくとも一方が水平走査期間H内にて連続するように、データ生成部35は画像データD[1]〜[n]を単位期間Tごとに順次に生成する。
例えば、パルス位置データDPによって前寄パターンが指定された電気光学素子Eの階調データDGが「11」である場合、データ生成部35は、図5に示すように、単位期間T1およびT2については数値「4」の画像データD[i]を生成し、単位期間T3については数値「3」の画像データD[i]を生成し、単位期間T4については数値「0」の画像データD[i]を生成する。したがって、駆動信号Xiは、水平走査期間Hの始点から副期間Sの11個分を駆動期間TDRに指定する前寄パターンとなる。
また、例えば、パルス位置データDPによって中寄パターンが指定された電気光学素子Eの階調データDGが「11」である場合、データ生成部35は、図7に示すように、単位期間T1については数値「6」の画像データD[i]を生成し、単位期間T2およびT3については数値「4」の画像データD[i]を生成し、単位期間T4については数値「1」の画像データD[i]を生成する。したがって、駆動信号Xiは、水平走査期間Hの途中の時点(副期間Sの2個分が経過した時点)から副期間Sの11個分を駆動期間TDRに指定する中寄パターンとなる。
以上のように生成された画像データD[1]〜D[n]が画像データ転送処理(図3のステップS20)にてヘッドモジュール20に転送される。本実施形態の制御部31は、3ビット分の伝送路Lを介してI/F回路28に接続される。したがって、画像データD[1]〜D[n]の各々は、伝送路Lを介してI/F回路28にシリアルに供給される。一方、設定値C[1]〜C[n]の各々は6ビットである。したがって、図4のステップS15において、制御部31は、設定値C[1]〜C[n]の各々を、上位の3ビットおよび下位の3ビットの2回に分けて伝送路LからI/F回路28に出力する。
次に、図10を参照して単位回路Uの具体的な構成を説明する。同図においては第i段目のひとつの単位回路Uのみが図示されているが、総ての単位回路Uは同様の構成である。図10に示すように、単位回路Uは、電流設定部Uaとパルス設定部Ubとを具備する。I/F回路28は、初期化処理によって制御部31から供給される設定値C[i]を第i段目の単位回路Uの電流設定部Uaに出力し、画像データ転送処理によって制御部31から供給される画像データD[i]を第i段目の単位回路Uのパルス設定部Ubに出力する。
電流設定部Uaは、保持回路241と電流制御回路242とpチャネル型のトランジスタQ1とを含む。保持回路241は、I/F回路28から供給される設定値C[i]を保持する手段(例えば6ビットのラッチ回路)である。電流制御回路242は、保持回路241が保持する設定値C[i]に応じた電圧をトランジスタQ1のゲートに印加する手段(例えば電圧出力型のD/A変換器)である。トランジスタQ1は、ソースが高位側の電源線に接続され、自身のゲートの電圧に応じた電流値(したがって設定値C[i]に応じた電流値)の駆動電流IDRをソース−ドレイン間に発生させる電流源として機能する。
パルス設定部Ubは、保持回路245とパルス制御回路246とpチャネル型のトランジスタQ2とを含む。保持回路245は、I/F回路28から供給される画像データD[i]を保持する手段(例えば3ビットのラッチ回路)である。パルス制御回路246は、保持回路245が保持する画像データD[i]に応じた時間密度でトランジスタQ2を選択的にオン状態またはオフ状態に制御する。トランジスタQ2は、トランジスタQ1と電気光学素子Eとの間に介在するスイッチング素子である。
パルス制御回路246には、発光許可信号LEとクロック信号LCKとがタイミング生成回路(図示略)から供給される。図11に示すように、発光許可信号LEは、各単位期間Tの始点にてアクティブレベル(ハイレベル)に遷移する。クロック信号LCKは、ひとつの副期間Sの時間長に相当する周期のクロック信号であり、各副期間Sの始点を規定する。画像データD[1]〜D[n]は単位期間Tごとに各単位回路Uに供給されて保持回路245に保持される。パルス制御回路246は、保持回路245が画像データD[i]を保持した直後の単位期間TにてトランジスタQ2を当該画像データD[i]に応じて制御する。すなわち、画像データD[i]の数値が数値群G1に属する場合、パルス制御回路246は、単位期間Tの始点から当該数値に応じた個数の副期間Sが経過する時点までの期間にてトランジスタQ2をオン状態に制御するとともに残余の期間にてトランジスタQ2をオフ状態に制御する。また、画像データD[i]の数値が数値群G2に属する場合、パルス制御回路246は、単位期間Tの終点から当該数値に応じた個数の副期間Sだけ手前の時点までの期間にてトランジスタQ2をオン状態に制御するとともに残余の期間にてトランジスタQ2をオフ状態に制御する。
トランジスタQ2がオン状態になると、トランジスタQ1の生成した駆動電流IDRが電気光学素子Eに供給され、トランジスタQ2がオフ状態になると、電気光学素子Eに対する駆動電流IDRの供給が停止する。したがって、図2に例示したように、駆動信号Xiは、水平走査期間Hのうち画像データDGに応じた時間長の期間であってパルス位置データDPに応じた位置の駆動期間TDRにて設定値C[i]に応じた駆動電流IDRとなり、当該水平走査期間Hの残余の期間にて電流値がゼロとなる。
以上に説明したように、本実施形態においては、画像データD[i]の数値が属する数値群(G1,G2)に応じて駆動パターンが制御されるから、画像データD[i]とは別個の信号によって単位回路Uに駆動パターンを指定する必要はない。したがって、コントローラ30とヘッドモジュール20とを接続する伝送路Lの本数(バス幅)が削減される。また、パルス設定部Ubに供給される画像データD[i]のビット数は階調データDGとパルス位置データDPとの合計よりも少ないから、階調データDGとパルス位置データDPとが直接にパルス設定部Ubに供給される構成と比較してパルス設定部Ubの構成が簡素化される。以上のように本実施形態によればヘッドモジュール20の各部(特に伝送路Lやパルス設定部Ub)が簡素化されるから、電気光学装置Hの製造コストが低減されるという利点がある。
また、設定値C[i]は保持回路241に保持されるから、以上に例示したように画像形成装置の電源の投入の直後の設定値C[i]をヘッドモジュール20に転送すれば(初期化処理)、画像データD[i]の転送のたびに設定値C[i]をヘッドモジュール20に供給する必要はない。したがって、コントローラ30とヘッドモジュール20とを接続する伝送路Lの本数(バス幅)が削減されるとともに、駆動回路24に要求される動作の速度が低減されるという利点がある。例えば、階調データDG(4ビット)とパルス位置データDP(2ビット)と設定値C[i](6ビット)とが水平走査期間Hごとにヘッドモジュール20に転送される構成においては、コントローラ30とI/F回路28との間に12ビット分の伝送路が必要となり、さらには12ビットのデータ列を水平走査期間Hごとに高速に処理し得る大規模な単位回路Uが必要となる。これに対し、本実施形態によれば、コントローラ30からI/F回路28へのデータの転送は3ビット分の伝送路Lで足り、しかも各単位回路Uが一度に処理すべきデータは3ビットであるから、単位回路Uに要求される動作の速度や回路の規模を抑制することができる。
<B:変形例>
以上の形態には様々な変形を加えることができる。具体的な変形の態様を例示すれば以下の通りである。なお、以下の各態様を適宜に組み合わせてもよい。
(1)変形例1
画像データD[i]のビット数は適宜に変更される。ただし、電気光学装置Hの構成の簡素化(特にコントローラ30とヘッドモジュール20とを結ぶ伝送路Lの削減)という観点からすると、画像データD[i]のビット数は以下のように選定されることが望ましい。
いま、単位期間TがN個(Nは2以上の整数)の副期間Sに区分された場合を想定する(以上の形態ではN=4)。図9から理解されるように、前寄パターンと後寄パターンとを含む複数種の駆動パターンを実現するためには、単位期間Tのうち駆動信号Xiを駆動電流IDRに設定する期間が、以下の(1)〜(3)のなかから画像データD[i]に応じて任意に選択される必要がある。
(1) 単位期間Tの始点から1個ないし(N−1)個の副期間S(例えば図9において画像データD[i]が「1」から「3」であるケース)。
(2) 単位期間Tの終点から手前側の1個ないし(N−1)個の副期間S(例えば画像データD[i]が「5」から「7」であるケース)。
(3) 0個またはN個の副期間S(例えば画像データD[i]が「0」または「4」であるケース)。
(1)から(3)を考慮すると、画像データD[i]によって指定される副期間Sの組合せの総数は2N種類(態様(1)の(N−1)種類と態様(2)の(N−1)種類と態様(3)の2種類との合計)である。したがって、画像データD[i]のビット数は、2N個の数値を表現できる最低限のビット数であることが望ましい。例えば、単位期間T内の副期間Sの総数Nが「4」であるとすれば、画像データD[i]のビット数は、以上の形態に例示したように、8個の数値を表現できる最低限のビット数である「3」に設定される。
(2)変形例2
以上の形態においては、各電気光学素子Eの光出力パワーの均一化のために駆動信号Xiの駆動電流IDRを補正する構成を例示したが、駆動信号Xiのパルス幅を補正してもよい。また、電圧の印加によって階調が変化する電圧駆動型の電気光学素子Eを利用した構成においては、駆動信号Xiが電圧信号とされる。この構成においては、駆動信号Xiの電圧を補正してもよい。また、以上の形態においては補正係数A[1]〜A[n]が記憶部26に格納された構成を例示したが、設定値C[1]〜C[n]自体が記憶部26に格納された構成も採用される。この構成によれば、補正係数A[i]から設定値C[i]を算定する処理(例えば図4のステップS14)が省略される。
(3)変形例3
以上の形態においては記憶部26がヘッドモジュール20に実装された構成を例示したが、記憶部26がコントローラ30に実装された構成も採用される。なお、補正係数A[1]〜A[n]は各電気光学素子Eの特性に応じた数値であるから、コントローラ30に記憶部26が搭載された電気光学装置Hを量産する場合には、ヘッドモジュール20とコントローラ30との対応を電気光学装置Hごとに厳格に管理する必要がある。これに対し、図1の構成においては、記憶部26が発光部22とともにヘッドモジュール20に設置されるから、各電気光学素子Eの特性が電気光学装置Hごとに相違する場合であっても、総ての電気光学装置Hについて共通のコントローラ30を採用することが可能である。すなわち、図1の構成によれば、ヘッドモジュール20とコントローラ30との対応の管理が不要となるから、電気光学装置Hの製造工程が簡素化されるという利点がある。
(4)変形例4
以上の形態においては、駆動期間TDRが複数の副期間Sにわたって連続する構成を例示したが、駆動信号Xiが副期間Sごとに間欠的に駆動電流IDRに制御される構成(すなわち駆動期間TDRが不連続な期間とされた構成)も採用される。
(5)変形例5
以上の形態においては、画像データD[i]で表現される複数の数値が、相連続する範囲ごとに数値群(G1,G2)に区分された構成を例示したが、ひとつの数値群に属する数値が連続する必要はない。例えば、画像データD[i]で表現される複数の数値のうち奇数を数値群G1に分類するとともに偶数を数値群G2に分類してもよい。また、画像データD[i]の数値の区分数は適宜に変更される。
(6)変形例6
有機発光ダイオード素子は電気光学素子の例示に過ぎない。本発明に適用される電気光学素子について、自身が発光する自発光型と外光の透過率を変化させる非発光型(例えば液晶素子)との区別や、電流の供給によって駆動される電流駆動型と電圧の印加によって駆動される電圧駆動型との区別は不問である。例えば、無機EL素子、フィールド・エミッション(FE)素子、表面導電型エミッション(SE:Surface-conduction Electron-emitter)素子、弾道電子放出(BS:Ballistic electron Surface emitting)素子、LED(Light Emitting Diode)素子、液晶素子、電気泳動素子、エレクトロクロミック素子など様々な電気光学素子を本発明に利用することができる。
<C:応用例>
本発明に係る電気光学装置を利用した電子機器(画像形成装置)の具体的な形態を説明する。
図12は、以上の形態に係る電気光学装置Hを採用した画像形成装置の構成を示す断面図である。画像形成装置は、タンデム型のフルカラー画像形成装置であり、以上の形態に係る4個の電気光学装置H(HK,HC,HM,HY)と、各電気光学装置Hに対応する4個の感光体ドラム70(70K,70C,70M,70Y)とを具備する。ひとつの電気光学装置Hは、これに対応した感光体ドラム70の像形成面(外周面)と対向するように配置される。なお、各符号の添字「K」「C」「M」「Y」は、黒(K)、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)の各顕像の形成に利用されることを意味している。
図12に示すように、駆動ローラ711と従動ローラ712とには無端の中間転写ベルト72が巻回される。4個の感光体ドラム70は、相互に所定の間隔をあけて中間転写ベルト72の周囲に配置される。各感光体ドラム70は、中間転写ベルト72の駆動に同期して回転する。
各感光体ドラム70の周囲には、電気光学装置Hのほかにコロナ帯電器731(731K,731C,731M,731Y)と現像器732(732K,732C,732M,732Y)とが配置される。コロナ帯電器731は、これに対応する感光体ドラム70の像形成面を一様に帯電させる。この帯電した像形成面を各電気光学装置Hが露光することで静電潜像が形成される。各現像器732は、静電潜像に現像剤(トナー)を付着させることで感光体ドラム70に顕像(可視像)を形成する。
以上のように感光体ドラム70に形成された各色(黒・シアン・マゼンタ・イエロー)の顕像が中間転写ベルト72の表面に順次に転写(一次転写)されることでフルカラーの顕像が形成される。中間転写ベルト72の内側には4個の一次転写コロトロン(転写器)74(74K,74C,74M,74Y)が配置される。各一次転写コロトロン74は、これに対応する感光体ドラム70から顕像を静電的に吸引することによって、感光体ドラム70と一次転写コロトロン74との間隙を通過する中間転写ベルト72に顕像を転写する。
シート(記録材)75は、ピックアップローラ761によって給紙カセット762から1枚ずつ給送され、中間転写ベルト72と二次転写ローラ77との間のニップに搬送される。中間転写ベルト72の表面に形成されたフルカラーの顕像は、二次転写ローラ77によってシート75の片面に転写(二次転写)され、定着ローラ対78を通過することでシート75に定着される。排紙ローラ対79は、以上の工程を経て顕像が定着されたシート75を排出する。
以上に例示した画像形成装置は有機発光ダイオード素子を光源(露光手段)として利用しているので、レーザ走査光学系を利用した構成よりも装置が小型化される。なお、以上に例示した以外の構成の画像形成装置にも電気光学装置Hを適用することができる。例えば、ロータリ現像式の画像形成装置や、中間転写ベルトを使用せずに感光体ドラムからシートに対して直接的に顕像を転写するタイプの画像形成装置、あるいはモノクロの画像を形成する画像形成装置にも電気光学装置Hを利用することが可能である。
なお、電気光学装置Hの用途は像担持体の露光に限定されない。例えば、電気光学装置Hは、原稿などの読取対象に光を照射する照明装置として画像読取装置に採用される。この種の画像読取装置としては、スキャナ、複写機やファクシミリの読取部分、バーコードリーダ、あるいはQRコード(登録商標)のような二次元画像コードを読む二次元画像コードリーダがある。
また、電気光学素子Eがマトリクス状に配列された電気光学装置は、各種の電子機器の表示装置としても利用される。本発明が適用される電子機器としては、例えば、可搬型のパーソナルコンピュータ、携帯電話機、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistants)、デジタルスチルカメラ、テレビ、ビデオカメラ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電子ペーパー、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、プリンタ、スキャナ、複写機、ビデオプレーヤ、タッチパネルを備えた機器などがある。
実施形態に係る電気光学装置の構成を示すブロック図である。 駆動信号の波形を例示するタイミングチャートである。 制御部による動作の概要を示すフローチャートである。 初期化処理の内容を示すフローチャートである。 前寄パターンの駆動信号Xiの波形を階調ごとに示す概念図である。 後寄パターンの駆動信号Xiの波形を階調ごとに示す概念図である。 中寄パターンの駆動信号Xiの波形を階調ごとに示す概念図である。 両寄パターンの駆動信号Xiの波形を階調ごとに示す概念図である。 駆動信号が駆動電流となる期間と画像データとの関係を示す概念図である。 単位回路の構成を示すブロック図である。 単位回路の動作を説明するためのタイミングチャートである。 電子機器のひとつの形態(画像形成装置)を示す断面図である。
符号の説明
H……電気光学装置、20……ヘッドモジュール、22……発光部、E……電気光学素子、24……駆動回路、U……単位回路、26……記憶部、28……I/F回路、30……コントローラ、31……制御部、33……RAM、35……データ生成部、Ua……電流設定部、Ub……パルス設定部、241,245……保持回路、242……電流制御回路、246……パルス制御回路。

Claims (7)

  1. 駆動信号に応じて階調が制御される電気光学素子と、
    画像データを取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した画像データの数値が第1数値群に属する場合には、単位期間の始点から当該数値に応じた時間長が経過するまでの期間にて駆動レベルとなる駆動信号を生成し、前記第1数値群とは相違する第2数値群に画像データの数値が属する場合には、単位期間の終点から当該数値に応じた時間長だけ手前の時点までの期間にて駆動レベルとなる駆動信号を生成する駆動回路と
    を具備する電気光学装置。
  2. 前記取得手段は、複数の単位期間の各々について画像データを取得し、
    駆動信号が駆動レベルとなる期間および非駆動レベルとなる期間の少なくとも一方が、所定数の単位期間で構成される走査期間内にて連続するように、前記所定数の単位期間の各々における画像データが生成される
    請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記駆動信号が、
    走査期間の始点から途中まで駆動レベルとなる前寄パターンと、
    走査期間の途中から終点まで駆動レベルとなる後寄パターンと、
    走査期間の始点を含む期間と終点を含む期間とを除いた期間で駆動レベルとなる中寄パターンと、
    走査信号の始点を含む期間と終点を含む期間とで駆動レベルとなる両寄パターンと
    の何れかに制御されるように、前記所定数の単位期間の各々における画像データが生成される
    請求項2に記載の電気光学装置。
  4. 前記駆動回路は、
    設定値を保持する保持回路と、
    前記保持回路が保持する設定値に応じて駆動信号の駆動レベルを設定するレベル設定回路と
    を含む請求項1から請求項3の何れかに記載の電気光学装置。
  5. 単位期間は、N個(Nは2以上の自然数)の副期間に区分され、
    前記駆動回路は、前記N個の副期間のうち0個もしくは1個の副期間または相連続する2個〜N個の副期間にて駆動信号を駆動レベルに制御し、
    前記画像データは、2N個の数値を表現できる最低限のビット数である
    請求項1から請求項4の何れかに記載の電気光学装置。
  6. 請求項1から請求項5の何れかに記載の電気光学装置を具備する電子機器。
  7. 電気光学素子の階調を駆動信号に応じて制御する方法であって、
    画像データを取得し、
    前記取得した画像データの数値が第1数値群に属する場合には、単位期間の始点から当該数値に応じた時間長が経過するまでの期間にて駆動レベルとなる駆動信号を生成し、前記第1数値群とは相違する第2数値群に画像データの数値が属する場合には、単位期間の終点から当該数値に応じた時間長だけ手前の時点までの期間にて駆動レベルとなる駆動信号を生成する
    電気光学装置の駆動方法。
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