JP2008034552A - 流体漏れ防止カバー - Google Patents
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Abstract
【課題】電気機器の不特定の位置から流体が漏れ出した場合に、その流出を阻止する流体漏れ防止カバーを提供する。
【解決手段】流体漏れ防止カバー1は、有底筒状のカバー本体2と、カバー本体2の開口端の周縁部に装着されたパッキン4と、パッキン4の内壁に嵌合された油吸着マット5と、カバー本体2をその開口端が電気機器の外面に密着するように取り付けるゴム紐3とを備える。
【選択図】図1
【解決手段】流体漏れ防止カバー1は、有底筒状のカバー本体2と、カバー本体2の開口端の周縁部に装着されたパッキン4と、パッキン4の内壁に嵌合された油吸着マット5と、カバー本体2をその開口端が電気機器の外面に密着するように取り付けるゴム紐3とを備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、例えば変圧器のように油等の流体が入った電気機器から、流体が漏れて流出するのを防止するカバーに関する。
従来、冷却部に冷却オイルを供給して循環するためのオイル本管と冷却部に連結された連結管とを、連結フランジを介して連結した変圧器に対し、連結フランジの外周を耐油性の被覆体にて被覆し、この被覆体の下端に開口した排出口に冷却オイルの回収容器を接続してなる油流出防止カバーが知られている(特許文献1参照)。この油流出防止カバーによれば、不可避的に冷却オイルが漏れ出す連結フランジの連結部を被覆体で被うことにより漏油の流出を防止するようになっている。
しかしながら、かかる油流出防止カバーでは、連結部以外の部分、例えば変圧器の側壁に亀裂や破損が生じ、変圧器内部の油が漏れ出したとしても、事後的に漏油の処置をすることができないという不都合がある。
特開2001−338814号公報
本発明は、以上の不都合の点に鑑み、電気機器の不特定の位置から流体が漏れ出した場合に、その流出を阻止する流体漏れ防止カバーを提供することを目的としている。
本発明の流体漏れ防止カバーは、油等の流体が入った電気機器の周囲に取り付けて該電気機器からの流体の漏れを防止するカバーであって、有底筒状のカバー本体と、該カバー本体の開口端の周縁部に装着されたパッキンと、前記カバー本体を、その開口端が前記電気機器の外面に密着するように取り付ける取付手段とを備えることを特徴とする。
本発明の流体漏れ防止カバーによれば、電気機器の周囲の任意の位置に、カバー本体の開口端部がパッキンを介して電気機器の外面に密着するようにカバー本体を取り付けることができる。そのため、電気機器の側壁など不特定の位置から油などの流体の漏れが生じた場合にも、その箇所にカバー本体の開口端を密着させて被覆することにより、電気機器の内部から漏れ出てくる流体を本体内に取り込み、外部への流出を防止することができる。
本発明の流体漏れ防止カバーにおいて、前記カバー本体は、その内部に流体を吸収する吸着部材を有することが好ましい。これにより、カバー本体内に取り込まれた流体は、吸着部材に吸収されるため、カバーを電気機器から取り外した場合にも、カバー内の流体が外部に流出することを防止することができる。
また、前記取付手段は、少なくとも一端が前記カバー本体に接続されたゴム紐であることが好ましい。これにより、一又は複数のゴム紐でカバー本体を電気機器の周囲に簡易に取り付けることができるとともに、ゴム紐の張力でパッキンを電気機器の外面に密着させることができる。
さらに、前記カバー本体は透明な材料からなることが好ましい。これにより、カバー本体内を視認することができ、流体の取り込みや吸収などの状態を外部から確認することができる。
図1に示すように、一実施形態の流体漏れ防止カバー1は、電気機器の一部、例えば図2に示すような変圧器Aの漏油部分Bを被うことができるカバー本体2と、カバー本体2を電気機器の周囲に取り付けるための取付手段として複数のゴム紐3とを備える。
カバー本体2は、透明な合成樹脂製の部材で有底筒状に形成されている。このカバー本体2の開口端の周縁部に、軟質ゴム製の環状のパッキン4が装着されている。この環状パッキン4の内側には、油を吸収する部材として油吸着マット5が嵌合している。また、カバー本体2の外周には、溝部6(図3参照)が形成され、これにOリング7が嵌め込まれている。
ゴム紐3は、伸縮性のあるゴム製の部材からなり、両端に端部を折り返すことによりゴム紐3の長さを調整することができる長さ調節部材8が設けられている。ゴム紐3の一端側は、折返部でOリング7を一巻きするようにしてカバー本体2に接続され、他端側は、折返部でS字フック9の一端に接続されている。
次に、流体漏れ防止カバー1の使用方法について説明する。
図2に示すように、流体漏れ防止カバー1は、例えば、落雷等によって電気機器である変圧器Aの側壁等に破損が生じて変圧器A内部の絶縁油が漏れ出した場合に、漏油部分Bを被って漏油の外部への流出を防止することに用いられる。
詳細には、まず、変圧器Aの漏油などの事故に対応する作業者は、変圧器Aのサイズに合わせて、長さ調節部材8によりゴム紐3の長さが変圧器Aの外周の長さ程度となるように大まかに調整する。
なお、変圧器の形状は種々であるため、漏油部分Bの位置等に応じて、ゴム紐3とOリング7との接続位置を調整してもよい。ゴム紐3とOリング7との接続位置の調整は、Oリング7を一度、カバー本体2から外した上でゴム紐3の巻き位置をスライドさせることによって行うことができる。
次いで、作業者は、漏油部分Bを被うようにカバー本体2を被せる。そして、ゴム紐3を変圧器Aの周囲に巻きつけて、その両端のS字フックを互いに係合させることによりカバー本体を変圧器Aに取り付ける。このとき、ゴム紐3の長さを、長さ調節部材8によって再調節することで、カバー本体2を変圧器Aに適当な張力で取り付けることができる。また、ゴム紐3を変圧器Aの周囲に巻きつける代わりに、ゴム紐3またはS字フック9を変圧器Aの突出部C等に係合させて、カバー本体2を変圧器Aに取り付けるようにすることもできる。
変圧器Aにカバー本体2が取り付けられると、図3に示すように、カバー本体2の開口端部がパッキン4を介して変圧器Aの側壁に密着する。そのため、漏油部分Bから漏れ出た油はカバー本体2内に回収され、外部への流出が防止される。さらに、漏油部分Bから漏れ出た油は、パッキン4の内側に嵌合された油吸着マット5に逐次吸収される。
一方、流体漏れ防止カバー1を変圧器Aから取り外す際には、作業者は、ゴム紐3のS字フック9の係合を解くことで、簡単にカバー本体2を漏油部分Bから外して分離することができる。また、漏油部分Bからカバー本体2側に漏れ出た油は、油吸着マット5に吸収されているので、カバー本体2内の漏油が外部に流出することも防止される。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、これに限られるものではない。例えば、カバー本体に接続されているゴム紐は2本用いられているが、これに限られるものではなく、1本のゴム紐を用いてその両端をカバー本体に接続する、或いは、3本以上のゴム紐を用いてカバー本体を変圧器に取り付けるようにしてもよい。
カバー本体を変圧器に取り付ける手段は、図示のようなゴム紐に限らず、パッキンを変圧器の外面に密着するもの、例えば、パッキンの端部全周に渡って貼られた両面テープ等であってもよい。
さらに、油以外の流体、例えば冷却用に水やガスを封入している電気機器に対しても、本発明のカバーは同様に使用可能である。
1…流体漏れ防止カバー、2…カバー本体、3…ゴム紐、4…パッキン、A…変圧器、B…漏油部分。
Claims (4)
- 油等の流体が入った電気機器の周囲に取り付けて該電気機器からの流体の漏れを防止するカバーであって、
有底筒状のカバー本体と、
該カバー本体の開口端の周縁部に装着されたパッキンと、
前記カバー本体を、その開口端が前記電気機器の外面に密着するように取り付ける取付手段と
を備えることを特徴とする流体漏れ防止カバー。 - 前記カバー本体は、その内部に流体を吸収する部材を有することを特徴とする請求項1記載の流体漏れ防止カバー。
- 前記取付手段は、少なくとも一端が前記カバー本体に接続されたゴム紐であることを特徴とする請求項1又は2記載の流体漏れ防止カバー。
- 前記カバー本体は透明な材料からなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の流体漏れ防止カバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006205108A JP2008034552A (ja) | 2006-07-27 | 2006-07-27 | 流体漏れ防止カバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006205108A JP2008034552A (ja) | 2006-07-27 | 2006-07-27 | 流体漏れ防止カバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008034552A true JP2008034552A (ja) | 2008-02-14 |
Family
ID=39123682
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006205108A Pending JP2008034552A (ja) | 2006-07-27 | 2006-07-27 | 流体漏れ防止カバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008034552A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010045320A (ja) * | 2008-08-18 | 2010-02-25 | Aiyoh Sangyo Co Ltd | 漏油受け具 |
-
2006
- 2006-07-27 JP JP2006205108A patent/JP2008034552A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010045320A (ja) * | 2008-08-18 | 2010-02-25 | Aiyoh Sangyo Co Ltd | 漏油受け具 |
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