JP2008034093A - 薄型ディスクドライブ装置 - Google Patents

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一 万
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Abstract

【課題】ディスクの周辺とトップカバー側壁との気流通路を確保しながら装置全体を小型化する。
【解決手段】底部55に対するベースプレート50のベースプレート側壁56の高さを底部に対するディスク57の高さより小さくする。トップカバー40のトップカバー側壁46は下方に向かって延出して、更にディスクを超えてベースプレート側壁の頂部周辺まで延出して、トップカバー側壁の内面及びディスクの周辺に、又はそれらの間に幅d4の気流通路455を形成する。トップカバーはベースプレートに比べると薄く形成してあり、すなわちベースプレート側壁よりトッププレート側壁の厚さがより薄いため、ベースプレートのサイズを小さくできる。
【選択図】図8

Description

本発明は、情報記録用の磁気ディスク装置に係り、特に薄型ディスクドライブ装置に関する。
ディスクドライブ装置は、磁気媒体を用いてデータを記録する装置として利用されている。このディスクドライブ装置は、磁気媒体の上方に設けられた移動式の記録/再生ヘッドによって、該磁気媒体からのデータの記録/再生を選択的に行う装置である。
図1乃至3は、従来のディスクドライブ装置100を示す図である。図に示すように、ディスクドライブ装置100は、ベースプレート20と、このベースプレート20の中に収容された一組の部材(後に説明する)と、複数のねじ30を使用してベースプレート20に装着されたトップカバー10とを含んでいる。この一組の部材は、ベースプレート20とトップカバー10によって限定された空間内に収容される。
図2に示すように、ベースプレート20は、一つの長方形の底部225と、この底部225の周囲から垂直方向に延出して形成された側壁26とを含んでいる。ベースプレート20の四隅には、ねじ穴21を持った柱体24が形成されており、この柱体24はトップカバー10をベースプレート20に取り付けるために用いられる。
以下、ベースプレート20の中に収容される部材について説明する。図2に示すように、ベースプレート20内には、データ記録用の同心トラックを有する一組の磁気ディスク27が設けられている。この磁気ディスク27はスピンドルモータ22によって回転駆動する。さらにベースプレート20内には、軸受アセンブリ233の周りを回転するヘッドスタックアセンブリ(head stack assembly、HSA)23が収容されている。このヘッドスタックアセンブリ23の端末には、記録/再生トランスデューサを有したスライダ234が装着されており、このスライダ234はディスク27表面の上方に位置している。またベースプレート20の中には、フレキシブルプリント回路(flexible printed circuit、 FPC)25も収容されている。フレキシブルプリント回路25は、その一端がヘッドスタックアセンブリ23に電気接続され、他の一端がプリント回路板アセンブリ(printed circuit board assembly、PCBA;図示せず)などの外部制御システムに電気接続されている。動作中、ディスク27が高速で回転することで、ディスク27の表面とスライダ234との間に空力的な相互作用が発生して、これによりスライダ234は所定の浮上高さでディスク27の上方を飛行する。さらに、フレキシブルプリント回路25を経由する外部制御システムによる駆動によって、スライダ234がディスク27表面のトラック間を移動できるようになり、データの記録/再生操作が可能となる。
トップカバー10はベースプレート20中に装着された部材を閉じるために用いられ、且つ外力による破損を受けないようにこれらの部材を保護する。このトップカバー10はベースプレート20に対応する形状、即ち長方形の形状を有している。またトップカバー10は、頂部15と、この頂部15の周囲から垂直方向に延出して形成されたトップカバー側壁16とを含んでいる。頂部15には、スタンピング手段を用いて形成された、構造強度を強化するための複数の円弧状の突起部12が設けられている。なお、トップカバー10の四隅には、ベースプレート20の四つの柱体24に対向する貫通孔14がそれぞれ形成されており、複数のねじ30(図1を参照)は、これら貫通孔14を通って対向する柱体24のねじ穴21にそれぞれねじ込まれて、トップカバー10をベースプレート20に固定させる。また、頂部15には、ヘッドスタックアセンブリ23の軸受アセンブリ233をトップカバー10とベースプレート20との間に固定するために用いられる取付孔18が形成されている。
技術の発展に伴って、ディスクドライブ装置はサイズがより小さくなり、例えばラップトップコンピュータなどの小型化したコンピュータ内に組み入れられるようになった。このようなコンピュータは体積(volume)がさらに小さくなることで、より便利になり、携帯もより容易になる。しかしながら、上述した従来のディスクドライブ装置は、装置の体積を小さくするような要求を満たすことができなかった。
通常、一般的なディスクドライブ装置は、その内部側壁とディスクドライブ装置の中に位置するディスク周辺との間に、適当な幅を有する気流通路を必ず形成する。このように構成することで、ディスク回転時に、ディスク表面には十分な空気流が発生してスライダをディスク表面の上方に浮上させる。また一般的なディスクドライブ装置は、ディスクドライブ装置の全体重量を減らすために、トップカバーの厚さをベースプレートの厚さよりも小さくしている。しかし図3に示すように、従来のディスクドライブ装置では、底部225に対するベースプレート20の側壁26の高さを、底部225に対する磁気ディスク27の高さ(図中の高差h1)より大きく設計するため、d1幅の気流通路235が側壁26の内面と磁気ディスク27の周辺との間に形成される。この幅d1は、気流通路235にとって最小幅となり、更に小さくすることができない。さもなければ、ディスク27の表面から発生する気流によってスライダをディスク27の表面上方に浮上させることができなくなってしまう。したがってベースプレート20のサイズは縮小することができない。同様に、ベースプレート20に装着されるトップカバー10の体積も小さくすることが難しくなる。またトップカバー10は、ベースプレート20に比べてより薄く形成されており、トップカバー10の内面と磁気ディスク27の周辺との間には、d1より大きい幅d2を持つ間隔が形成される。この間隔d2は、トップカバー10に大きな空間を占めさせており、このため空間に無駄をもたらす。その結果、従来技術によるディスクドライブ装置は、形状が大きくなることが欠点だった。
以上のような従来の問題点に鑑みて、この問題を解決するための改良されたディスクドライブ装置を提供することが要望されていた。
本発明の主な目的は、形状を効率的に小さくすることができるディスクドライブ装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明に係るディスクドライブ装置は、ディスクと、このディスクと係合するヘッドスタックアセンブリと、ディスクとヘッドスタックアセンブリを支持するための底部及びこの底部の周囲から延出して形成されたベースプレート側壁を有するベースプレートと、頂部及びこの頂部の周囲から延出して形成されたトップカバー側壁を有し、且つベースプレートとともに組み立てられるトップカバーと、を含んでいる。ここで、トップカバー側壁の厚さがベースプレート側壁の厚さより薄く、且つベースプレート側壁の底部に対する高さが、ディスクの底部に対する高さより低いことにより、ディスクの周辺とトップカバー側壁との間に気流通路を形成する。
本発明の実施形態として、ベースプレート側壁には、トップカバー側壁と係合してこのトップカバーの水平移動を限定するための固持部材が少なくとも一つの形成されている。この固持部材は、例えばベースプレート側壁の上面周辺から上方向に突出したタブであり、このタブをベースプレート側壁より薄く形成することで、トップカバーのトップカバー側壁と係合するように十分な空間を提供することができる。
なお、ベースプレートのベースプレート側壁の強度を強化するために、このベースプレートの少なくとも一つの隅には補強部材が設けられ、この補強部材はベースプレートのベースプレート側壁に連結される。また補強部材は円柱体の形状とすることができる。
また、本発明は薄型ディスクドライブ装置を提供する。この薄型ディスクドライブ装置は、ディスクと、このディスクと係合するヘッドスタックアセンブリと、第1の半部と第2の半部からなり、且つ内部にディスクとヘッドスタックアセンブリを密閉するために用いられるケーシングとを含んでいる。そして、第1の半部と第2の半部は、互いに異なる厚さを有し、且つ第1の半部及び第2の半部のうち、厚さがより薄い側と、ディスクの周辺との間に気流通路を形成する。
このように、気流通路を、ディスクの周辺とより薄いトップカバー側壁、またはケーシングにおけるより薄い半部との間に形成したので、この気流通路を減少しなくても、ディスクドライブ装置全体のサイズを小さくすることができる。したがって、本発明に関するディスクドライブ装置は小さい形状に形成することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、添付した図面の中で、同一部分または相当部分には同一の符号を付している。
上記に説明したように、本発明に係る薄型ディスクドライブ装置は、ディスクと、このディスクと係合するヘッドスタックアセンブリと、内部にディスクとヘッドスタックアセンブリを密閉するために用いられるケーシングとを含む構成である。このケーシングは、例えばベースプレートのような第1の半部と、トップカバーのような第2の半部を含んでいる。これら第1の半部と第2の半部は互いに異なる厚さを有しており、且つ第1の半部と第2の半部のうち、厚さがより薄い側と、ディスクの周辺との間に気流通路が形成してある。したがって本発明のディスクドライブ装置は、厚さがあるベースプレートとディスクの周辺との間に気流通路を形成していた従来のディスクドライブ装置に比べ、気流通路を縮小せずにサイズの小さくさせることができる。これにより、例えば従来技術のように気流通路の幅を確保しても、ディスクとケーシングの厚い半部側との間隔、或いはベースプレートとの間隔を小さく設計することができる。その結果、本発明のディスクドライブ装置は小さな形状で提供することができる。
図4乃至8は、本発明の第1の実施形態に係るディスクドライブ装置200を示す図である。図に示すように、ディスクドライブ装置200は、ベースプレート50と、このベースプレート50の中に収容された一組の部材(後に説明する)と、複数のねじ(図示せず)を介してベースプレート50に装着されるトップカバー40とを含んでいる。
図5乃至6に示すように、ベースプレート50はほぼ矩形に形成してあり、底部55と、この底部55の周辺を沿って垂直方向に延出して形成されたベースプレート側壁56とを含んでいる。ベースプレート50の四隅には、ねじ穴51を持った柱体54が形成されており、この柱体54はトップカバー40をベースプレート50に取り付けるために用いられる。ベースプレート50は、例えばステンレスのような剛性材料から加工されており、その中に装着される部材をより安定的に支持することができる。なおベースプレート側壁56は、例えばスタンピング工程などの何れか適当な方法によって、底部55と一体形成されることができ、若しくは、先に独自に製造されて、それから溶接などの手段を介して底部55に接続されてもよい。
以下、ベースプレート50の中に収容される部材について説明する。図5に示すように、ベースプレート50内にはデータ記録用の同心トラックを有する一組の磁器ディスク57が設けられている。この磁器ディスク57はスピンドルモータ52と接続し、且つスピンドルモータ52によって回転駆動する。またベースプレート50内には、ヘッドスタックアセンブリ(head stack assembly、HSA)53が収容されている。ヘッドスタックアセンブリ53は、このヘッドスタックアセンブリ53全体を回転駆動させるために用いられる軸受アセンブリ536と、軸受アセンブリ536の一端に取付けられたボイスコイル538と、軸受アセンブリ536の他端に接続された駆動アーム534と、駆動アーム534の端末に接続されたヘッドジンバルアセンブリ(head gimbal assembly、HGA)532とを含む構成である。記録/再生トランスデューサを有したスライダ(図示せず)は、ヘッドジンバルアセンブリ532に設置され、且つ磁気ディスク57表面の上方に位置している。動作中、ディスク57が高速で回転することで、ディスク57の表面とスライダとの間に空力的な相互作用が発生して、これによりスライダは所定の浮上高さでディスク57の上方を飛行する。ヘッドスタックアセンブリ53は、ボイスコイル538の駆動を受けると、軸受アセンブリ536の周りを回転することとなり、これによりスライダがディスク57表面のトラック間を移動できるようになり、データの記録/再生操作が可能となる。
トップカバー40は、ベースプレート50中に装着された部材を閉じるために用いられ、且つ外力による破損を受けないようにこれらの部材を保護する。このトップカバー40はベースプレート50に対応する形状、即ち矩形の形状を呈している。またトップカバー40は、頂部45と、この頂部45の周囲から垂直方向に延出して形成されたトップカバー側壁46とを含んでいる。頂部45には、スタンピング工程によって形成された、トップカバー40の構造強度を強化するための複数の円弧状の突起部42が設けられている。なお、トップカバー40の四隅にはベースプレート50の四つの柱体54と対向する貫通孔44がそれぞれ形成されており、複数のねじ(図示せず)は、これら貫通孔44を通って対向する柱体54のねじ穴51にそれぞれねじ込まれて、トップカバー40をベースプレート50に固定させる。またトップカバー40の頂部45には、ヘッドスタックアセンブリ53をトップカバー40とベースプレート50との間に固定させるための取付孔48が形成されている。なお、トップカバー40はステンレスなどの剛性材料で製造され、トップカバー40が十分な強度を具備する構成である。
図6及び図8に示すように、従来のディスクドライブ装置と違って、底部55に対するベースプレート50のベースプレート側壁56の高さは、底部55に対するディスク57の高さより小さくなる。なお、この高差はh2で表している。同様に、トップカバー40のトップカバー側壁46は下方に向かって延出し、更にディスク57を超えてベースプレート側壁56の頂部周辺まで延出して、トップカバー側壁46の内面及びディスク57の周辺に、又はそれらの間に幅d4の気流通路455を形成する。この気流通路455は、その形成位置がベースプレート側壁56とディスク57との間ではなく、トップカバー側壁46とディスク57の周辺との間であり、更にベースプレート側壁56がディスク57より低くなっており、ベースプレート側壁56とディスク57との間隔を大幅に減少させることができる。これによりベースプレート50のサイズを小さくすることができ、ディスクドライブ装置全体の体積を小型化して、薄型ディスクドライブ装置を製造することが可能となる。例えば、ベースプレート側壁56とディスク57との間隔をd3まで縮小したとすると、この間隔は従来のディスクドライブ装置における間隔d1(図3を参照)より明らかに小さくなる。
なお、トップカバー40はベースプレート50に比べると薄く形成してある。すなわち、ベースプレート側壁56よりトップカバー側壁46の厚さがより薄いため、ベースプレート50のサイズを小さくすることによってトップカバー40とディスク57との間隔を減少させることができる。例えば、この間隔をd4(気流通路455の幅)にまで縮小することができる。そして、図3のように、従来のディスクドライブ装置における間隔d2に比べると、本実施形態における間隔d4はそれより明らかに小さいが、間隔d1とはほぼ同一となる。つまり、トップカバー40のサイズを大幅に小さくすることができ、また気流通路455を減少せずに、ディスクドライブ装置全体の体積を小さくすることが可能となる。
従来技術によるディスクドライブ装置に比べ、ベースプレート側壁がディスクより低くなり、且つ気流通路がトップカバー側壁とディスクとの間に形成されたため、ベースプレートのサイズを大幅に小さくしても気流通路には影響を与えない。一方、トップカバー側壁がベースプレート側壁より薄くなっているため、トップカバー側壁とディスクとの間隔を減少させ、これによりディスクドライブ装置全体の体積を小さくした薄型ディスクドライブ装置を形成することができる。
これにともなって、ベースプレート50及びトップカバー40のサイズをすべて減少することができるため、ベースプレート50(トップカバー40)と、ベースプレート50とトップカバー40間の空間内に配置されている部材が互いに邪魔にならないように、ベースプレート50とトップカバー40との組立精度を確保する必要がある。即ちトップカバー40は、かなり高い位置精度によってベースプレート50へ装着しなければならない。図5、図6及び図8に示すように、この目的を達成するために、ベースプレート側壁56の上面周辺に複数の固持部材(タブ)525が直立に形成してある。例えば、本実施例においては8個のタブ525が形成してある。トップカバー40のベースプレート50への組み立て時、これらタブ525にてトップカバー40のトップカバー側壁46を案内し、且つ位置を限定することにより、トップカバー40及びトップカバー側壁46を適切に位置決めさせて、トップカバー40の水平移動を回避する。具体的には、トップカバー側壁46の内面がタブ525の外面に接触することによって、トップカバー側壁46の外面をベースプレート50のベースプレート側壁56の外面と合わせる。本実施形態では、ベースプレート側壁56に比べてタブ525の方がより薄くなっているため、ベースプレート側壁56とトップカバー側壁46との係合が簡易に行うことができる。
図9は、本発明の第2の実施形態を示す図である。本実施形態においては、四つの段階状の柱体60がそれぞれベースプレート50’の四隅に形成されている。各柱体60は、補強部材64と、この補強部材64から延出して形成され、且つ厚さが薄い柱体部61とを含んでいる。補強部材64は円柱状であり、且つベースプレート側壁56に接続されることでベースプレート側壁56の強度を補強している。柱体部61には、トップカバー(図示せず)をベースプレート50’に固定するための貫通孔(図示せず)が穿設されている。
なお、ここまでの実施形態では、ベースプレート側壁がディスクより低い位置に設けられ、またトップカバー側壁より厚くなっており、並びに、気流通路がディスクとトップカバー側壁との間に形成されている装置について説明してきた。しかしながら、他の実施形態において、ベースプレート側壁をディスクよりも高い位置に設けることができるし、同様に、ベースプレート側壁をトップカバー側壁よりも薄くなるように設計することもでき、これによって気流通路をベースプレート側壁とディスクとの間に形成することもできる。このような実施形態でも、同じように形状を小さくさせる効果を得ることができる。
以上、本発明について好ましい実施形態を説明したが、上記の実施形態に限定されず、本発明の精神から逸脱せずに様々な変形が可能であり、そして本発明は本明細書に記載した細部に限定されるものではないことは勿論である。
従来のディスクドライブ装置の斜視図である。 図1に示すディスクドライブ装置の斜視分解図である。 図1に示すディスクドライブ装置の局部断面図である。 本発明の実施形態に係るディスクドライブ装置の斜視図である。 図4に示すディスクドライブ装置の斜視分解図である。 図4乃至5に示すディスクドライブ装置のベースプレートの斜視図であり、図にはベースプレート内に収容された磁気ディスクも示されている。 図4に示すディスクドライブ装置の断面図である。 図7に示すディスクドライブ装置のA部の拡大図である。 本発明の他の実施形態におけるディスクドライブ装置のベースプレートの斜視図であり、図にはベースプレートの中に収容された磁気ディスクも示されている。
符号の説明
40:トップカバー、42:突起部、44:貫通孔、45:頂部、46:トップカバー側壁、48:取付孔、
50:ベースプレート、51:ねじ穴、52:スピンドルモータ、53:ヘッドスタックアセンブリ、54:柱体、55:底部、56:ベースプレート側壁、57:磁気ディスク
200:ディスクドライブ装置、
455:気流通路、
525:タブ、532:ヘッドジンバルアセンブリ、534:駆動アーム、536:軸受アセンブリ、538:ボイスコイル、

Claims (11)

  1. ディスクと、当該ディスクと係合するヘッドスタックアセンブリと、前記ディスクと前記ヘッドスタックアセンブリを支持するための底部及び当該底部の周囲から延出して形成されたベースプレート側壁を有するベースプレートと、頂部及び当該頂部の周囲から延出して形成されたトップカバー側壁を有し、且つ前記ベースプレートとともに組み立てられるトップカバーと、を含む薄型ディスクドライブ装置であって、
    前記トップカバー側壁の厚さが前記ベースプレート側壁の厚さより薄く、且つ当該ベースプレート側壁の底部に対する高さが、前記ディスクの当該底部に対する高さよりも低いことにより、前記ディスクの周辺と前記トップカバー側壁との間に気流通路を形成する、ことを特徴とする薄型ディスクドライブ装置。
  2. 前記ベースプレート側壁には、前記トップカバー側壁と係合して当該トップカバーの水平移動を限定するための固持部材が少なくとも一つ形成されている、ことを特徴とする請求項1に記載の薄型ディスクドライブ装置。
  3. 前記固持部材は、前記ベースプレート側壁の上面周辺から上方向に突出したタブであり、当該タブが前記ベースプレート側壁より薄い、ことを特徴とする請求項2に記載の薄型ディスクドライブ装置。
  4. 前記ベースプレートの少なくとも一つの隅には補強部材が設けられ、当該補強部材は前記ベースプレートのベースプレート側壁に連結されて、当該ベースプレート側壁の構造強度を強化するために用いられる、ことを特徴とする請求項1に記載の薄型ディスクドライブ装置。
  5. 前記補強部材は円柱体の形状を有する、ことを特徴とする請求項4に記載の薄型ディスクドライブ装置。
  6. ディスクと、当該ディスクと係合するヘッドスタックアセンブリと、第1の半部と第2の半部からなり、且つ内部に前記ディスクと前記ヘッドスタックアセンブリを密閉するために用いられるケーシングと、を含む薄型ディスクドライブ装置であって、
    前記第1の半部と前記第2の半部は、互いに異なる厚さを有しており、且つ当該第1の半部及び第2の半部のうち、厚さがより薄い側と、前記ディスクの周辺との間に気流通路を形成する、ことを特徴とする薄型ディスクドライブ装置。
  7. 前記第1の半部は、自体から延出して形成されたベースプレート側壁を有するベースプレートであり、前記第2の半部は、自体から延出して形成されたトップカバー側壁を有するトップカバーであり、このトップカバー側壁の厚さは前記ベースプレート側壁の厚さより薄くなり、且つ前記ディスクの周辺と当該トップカバー側壁の内面との間に気流通路を形成する、ことを特徴とする請求項6に記載の薄型ディスクドライブ装置。
  8. 前記ベースプレートは、前記トップカバーのトップカバー側壁と係合して当該トップカバーの水平移動を限定するための固持部材が少なくとも一つ形成されている、ことを特徴とする請求項7記載の薄型ディスクドライブ装置。
  9. 前記固持部材は、前記ベースプレート側壁の上面周辺から上方向に突出したタブであり、当該タブは前記ベースプレート側壁より薄い、ことを特徴とする請求項8に記載の薄型ディスクドライブ装置。
  10. 前記ベースプレートの少なくとも一つの隅には補強部材が設けられ、当該補強部材は前記ベースプレートのベースプレート側壁に連結されて、当該ベースプレート側壁の構造強度を強化するために用いられる、ことを特徴とする請求項7に記載の薄型ディスクドライブ装置。
  11. 前記補強部材は円柱体の形状を有する、ことを特徴とする請求項10に記載の薄型ディスクドライブ装置。
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