JP2008033835A - オペレータ支援プログラム、オペレータ支援装置およびオペレータ支援方法 - Google Patents

オペレータ支援プログラム、オペレータ支援装置およびオペレータ支援方法 Download PDF

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Abstract

【課題】オペレータにおいて顧客レベルに応じた的確な回答を簡易に実現することを課題とする。
【解決手段】所定の顧客から受け付けた問い合わせに対して事例データ2を参照しながらオペレータが実際に応対した際の応対内容を記録した音声データ1から、オペレータが発話したキーワードである発話キーワードを抽出し、事例データ2から、オペレータが顧客に対する回答として発話すべきキーワードである回答キーワードを抽出し、発話キーワードのなかから、回答キーワードと共通するキーワードである共通キーワードを検出した後、共通キーワードが発話された時刻の近傍で発話され、かつ、回答キーワードと共通していない発話キーワードを支援キーワードとして抽出し、事例データ2を一意に識別するための事例識別情報、所定の顧客が問い合わせ内容に関して有する知識のレベルを示す顧客レベルおよび支援キーワードを含んだ補助データを記憶する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、オペレータ支援プログラム、オペレータ支援装置およびオペレータ支援方法に関する。
製造業者では、製品に関する顧客からの問い合わせを受け付け、回答するために、コールセンタと呼ばれる組織が設けられている。そのコールセンタでは、オペレータと呼ばれる人材が顧客に対して実際に回答を行っている。
コールセンタに問い合わせてくる顧客の知識レベル(顧客が問い合わせ内容の商品やサービスに関して持っている知識のレベル。以下「顧客レベル」と称する。)は、顧客によってまちまちであり、オペレータは、顧客レベルを推測し、その顧客レベルに合わせて適切な言葉を選んで回答するなど、知識と経験に基づいて柔軟に応答を行わなければならない。
近年、コールセンタでは、オペレータの1年以内の離職率が2〜3割と高いこと、また、オペレータが一人前になるには1年以上を要することを理由に、オペレータの大半が初心者もしくは経験の浅いもので占められているという状況である。初心者もしくは経験の浅いオペレータにとって、さまざまな顧客レベルの顧客に対して柔軟に応答を行うことは難しい。しかし、経験のあるなしにかかわらずオペレータに適切な応答をさせなければ、顧客の満足度の低下、コールセンタ応対業務の効率低下につながる。
そこで従来、上記したオペレータの業務を支援する技術が考案されている。例えば、特許文献1では、以下に説明する電子情報提供方法が開示されている。
すなわち、オペレータが顧客からの問い合わせに対して参照すべき電子マニュアルと、顧客レベルとオペレータの熟達度合いとの組み合わせごとに情報開示レベルを定めた対応表と、当該情報開示レベルに基づいて電子マニュアルを編集するルールとを保持しておく。そして、顧客とオペレータとの実際のやりとりに対して音声認識処理を行うことによってキーワードを抽出し、当該キーワードに基づいて電子マニュアルの絞込みを行うとともに、顧客レベルを判定する。そして、判定した顧客レベルと、応答したオペレータの熟達度合いとから情報開示レベルを決定し、当該情報開示レベルに基づいたルールに従って、絞り込んだ電子マニュアルを編集し、オペレータに表示する。
また、例えば、特許文献2では、以下に説明するオペレータ支援プログラムが開示されている。
すなわち、回答内容DBによって、顧客の問い合わせに対する回答をキーワードの組み合わせに対応付けて、かつ、顧客レベルによって表現を変えた複数の回答内容で区分して記憶しておく。そして、顧客とオペレータとの実際のやりとりに対して音声認識処理を行うことによってキーワードを抽出し、当該キーワードを組み合わせることで、対応付けられた回答を回答内容DBから取り出し、さらに、かかる回答のうち当該キーワードによって判定した顧客レベルに対応する回答内容をオペレータに表示する。
特開2003−224661号公報 特開2004−355108号公報
ところで、上記した従来の技術では、顧客レベルに合わせて回答例を用意しているものの、その回答例に記載されていること以上の応対に関する表現については依然としてオペレータの裁量次第であるため、必ずしも顧客レベルに合わせた的確な回答をなすための回答例が作成されているとは限らないという問題点があった。
また、上記した従来の技術では、最終的にオペレータに表示される回答例を作成するためのルールやデータについては手作業で入力する必要があり、一般的に製品の問い合わせに関する回答例は膨大な数であること、新製品が製造されればその新製品の問い合わせに関する回答例が新たに作成されることなどの理由から、手作業の入力ではその実現が困難であるという問題点があった。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、オペレータにおいて顧客レベルに応じた的確な回答を簡易に実現することが可能なオペレータ支援プログラム、オペレータ支援装置およびオペレータ支援方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1に係る発明は、コールセンタにおいて顧客から受け付けた問い合わせに対して事例データを参照しながら応対するオペレータを支援する方法をコンピュータに実行させるオペレータ支援プログラムであって、所定の顧客から受け付けた問い合わせに対して所定の事例データを参照しながら前記オペレータが実際に応対した際の応対内容を記録した応対データから、当該オペレータが発話したキーワードである発話キーワードを抽出する発話キーワード抽出手順と、前記所定の事例データから、オペレータが顧客に対する回答として発話すべきキーワードである回答キーワードを抽出する回答キーワード抽出手順と、前記発話キーワード抽出手順によって抽出された発話キーワードのなかから、前記回答キーワード抽出手順によって抽出された回答キーワードと共通するキーワードである共通キーワードを検出した後、当該共通キーワードが発話された時刻の近傍で発話され、かつ、前記回答キーワードと共通していない発話キーワードを支援キーワードとして抽出する支援キーワード抽出手順と、前記所定の事例データを一意に識別するための事例識別情報、前記所定の顧客が問い合わせ内容に関して有する知識のレベルを示す顧客レベル、および、前記支援キーワード抽出手順によって抽出された支援キーワードを含んだ補助データを生成する補助データ生成手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、上記の発明において、前記補助データ生成手順によって生成された補助データのなかから、前記事例識別情報および顧客レベルが同一である補助データのうちで最良なものである最良補助データを保持する最良補助データ保持手順と、前記最良補助データ保持手順によって保持された最良補助データのなかから、前記補助データ生成手順によって新規に生成された補助データである新規補助データと前記事例識別情報および顧客レベルが同一である最良補助データを取得した後に、当該新規補助データが最良補助データよりも優れたものであるか否か判定する最良判定手順と、前記最良判定手順によって新規補助データが最良補助データよりも優れたものであると判定された場合に、前記最良補助データ保持手順によって保持された最良補助データに代えて、前記新規補助データを新たな最良補助データとして保持するように指示する最良補助データ更新手順と、をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、上記の発明において、オペレータが現に応対している顧客について、当該顧客が問い合わせ内容に関して有する知識のレベルを示す顧客レベルを取得する顧客レベル取得手順と、前記顧客から受け付けた問い合わせに対して参照される事例データについて、当該事例データを一意に識別するための事例識別情報を取得する事例識別情報取得手順と、前記最良補助データ保持手順によって保持された最良補助データのなかから、前記顧客レベル取得手順によって取得された顧客レベルおよび前記事例識別情報取得手順によって取得された事例識別情報が同一である最良補助データを取得した後に、当該最良補助データおよび前記事例データを用いて、オペレータを支援するための支援データを生成する支援データ生成手順と、をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、上記の発明において、前記事例データは、複数の手順ごとに、前記回答キーワードを含んだ回答文が配列されるものであって、前記支援キーワード抽出手順は、前記複数の手順ごとに、前記共通キーワードを検出した後に、前記共通キーワードと同じ手順内で発話され、かつ、前記回答キーワードと共通していない発話キーワードを支援キーワードとして抽出し、前記補助データ生成手順は、前記事例識別情報、顧客レベルおよび支援キーワードに加えて、前記支援キーワードがどの手順で発話されたかを一意に識別する支援手順識別情報をさらに含んだ補助データを生成し、前記支援データ生成手順は、前記最良補助データに含まれる支援手順識別情報に該当する手順の回答文と前記支援キーワードとが対応付けて所定の表示部に表示されるように、前記支援データを生成することを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、上記の発明において、前記補助データ生成手順によって生成された補助データのなかから、前記事例識別情報および顧客レベルが同一である補助データのうちで最良なものである最良補助データを保持する最良補助データ保持手順と、前記最良補助データ保持手順によって保持された最良補助データのなかから、前記補助データ生成手順によって新規に生成された補助データである新規補助データと前記事例識別情報および顧客レベルが同一である最良補助データを取得した後に、当該新規補助データと最良補助データとを比較して、当該新規補助データに係るオペレータのスキルを算出するスキル算出手順と、をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、所定の顧客から受け付けた問い合わせに対して所定の事例データを参照しながらオペレータが実際に応対した際の応対内容を記録した応対データから、当該オペレータが発話したキーワードである発話キーワードを抽出し、所定の事例データから、オペレータが顧客に対する回答として発話すべきキーワードである回答キーワードを抽出し、発話キーワードのなかから、回答キーワードと共通するキーワードである共通キーワードを検出した後、当該共通キーワードが発話された時刻の近傍で発話され、かつ、回答キーワードと共通していない発話キーワードを支援キーワードとして抽出し、所定の事例データを一意に識別するための事例識別情報、所定の顧客が問い合わせ内容に関して有する知識のレベルを示す顧客レベル、および、支援キーワードを含んだ補助データを生成するので、オペレータにおいて顧客レベルに応じた的確な回答を簡易に実現することが可能となる。すなわち、実際のオペレータの応答内容から、事例データに対して補足するべき支援キーワードを含む補助データを顧客レベルごとに生成するので、また、当該補助データについては手作業で作成するものではないので、オペレータにおいて補助データを利用することで顧客レベルに応じた的確な回答を簡易に実現することが可能となる。
また、請求項2の発明によれば、補助データのなかから、事例識別情報および顧客レベルが同一である補助データのうちで最良なものである最良補助データを保持し、最良補助データのなかから、新規に生成された補助データである新規補助データと事例識別情報および顧客レベルが同一である最良補助データを取得した後に、当該新規補助データが最良補助データよりも優れたものであるか否か判定し、新規補助データが最良補助データよりも優れたものであると判定された場合に、最良補助データに代えて、新規補助データを新たな最良補助データとして保持するので、オペレータにおいて顧客レベルに応じたより的確な回答を簡易に実現することが可能となる。すなわち、補助データを取捨選択することで有用な補助データのみが保持されるので、オペレータにおいて顧客レベルに応じたより的確な回答を簡易に実現することが可能となる。
また、請求項3の発明によれば、オペレータが現に応対している顧客について、当該顧客が問い合わせ内容に関して有する知識のレベルを示す顧客レベルを取得し、顧客から受け付けた問い合わせに対して参照される事例データについて、当該事例データを一意に識別するための事例識別情報を取得し、最良補助データのなかから、顧客レベルおよび事例識別情報が同一である最良補助データを取得した後に、当該最良補助データおよび前記事例データを用いて、オペレータを支援するための支援データを生成するので、オペレータにおいて支援データを参照させることで顧客レベルに応じた的確な回答を簡易に実現することが可能となる。
また、請求項4の発明によれば、事例データは、複数の手順ごとに、回答キーワードを含んだ回答文が配列されるものであって、複数の手順ごとに、共通キーワードを検出した後に、共通キーワードと同じ手順内で発話され、かつ、回答キーワードと共通していない発話キーワードを支援キーワードとして抽出し、事例識別情報、顧客レベルおよび支援キーワードに加えて、支援キーワードがどの手順で発話されたかを一意に識別する支援手順識別情報をさらに含んだ補助データを生成し、最良補助データに含まれる支援手順識別情報に該当する手順の回答文と支援キーワードとが対応付けて所定の表示部に表示されるように、支援データを生成するので、支援データを参照させることでオペレータに顧客レベルに応じたより的確な回答をさせることが可能となる。すなわち、支援キーワードと、当該支援キーワードが使用されるべき回答文とが対応付けられた支援データが生成されるので、オペレータにおいて支援データを参照させることで顧客レベルに応じたより的確な回答を簡易に実現することが可能となる。
また、請求項5の発明によれば、補助データのなかから、事例識別情報および顧客レベルが同一である補助データのうちで最良なものである最良補助データを保持し、最良補助データのなかから、新規に生成された補助データである新規補助データと事例識別情報および顧客レベルが同一である最良補助データを取得した後に、当該新規補助データと最良補助データとを比較して、当該新規補助データに係るオペレータのスキルを算出するので、オペレータのスキルにおいて的確な判定を簡易に実現することが可能となる。すなわち、例えば、最良補助データが含む支援キーワードの数と判定すべき補助データが含む支援キーワードの数とを比較することで説明が冗長であるか否かを判定できるので、オペレータのスキルにおいて的確な判定を簡易に実現することが可能となる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るオペレータ支援プログラム、オペレータ支援装置およびオペレータ支援方法の実施例を詳細に説明する。なお、以下では、実施例1に係る補助データ生成装置の概要および特徴、実施例1に係る補助データ生成装置の構成および処理の流れ、実施例1の効果を順に説明し、続いて、実施例2に係る補助データ生成装置、オペレータ支援装置、スキル判定装置、最後に他の実施例について説明する。
[補助データ生成装置の概要および特徴]
最初に、図1を用いて、実施例1に係る補助データ生成装置の概要および特徴を説明する。図1は、補助データ生成装置の概要および特徴を説明するための図である。
実施例1に係る補助データ生成装置は、コールセンタにおいて顧客から受け付けた問い合わせに対して事例データを参照しながら応対するオペレータを支援することを概要としており、オペレータにおいて顧客レベルに応じた的確な回答を簡易に実現する点を主たる特徴とする。
この主たる特徴を説明すると、補助データ生成装置は、所定の顧客から受け付けた問い合わせに対して所定の事例データを参照しながらオペレータが実際に応対した際の応対内容を記録した応対データから、オペレータが発話したキーワードである発話キーワードを抽出する。
例えば、補助データ生成装置は、図1に示すように、顧客から受け付けた問い合わせに対してオペレータが実際に応対した際の応対内容を記録した音声データ1から、「2つめ」、「ツールメニュー」、「インターネットオプション」、「3つめ」、「接続」および「LAN」といった発話キーワードを抽出する(図1の(1)参照)。
そして、補助データ生成装置は、所定の事例データから、オペレータが顧客に対する回答として発話すべきキーワードである回答キーワードを抽出する。
例えば、補助データ生成装置は、図1に示すように、応対の際にオペレータが参照した事例データ2から、「ツールメニュー」、「インターネットオプション」、「接続」および「LAN」といった回答キーワードを抽出する(図1の(2)参照)。
そして、補助データ生成装置は、発話キーワードのなかから、回答キーワードと共通するキーワードである共通キーワードを検出した後、共通キーワードが発話された時刻の近傍で発話され、かつ、回答キーワードと共通していない発話キーワードを支援キーワードとして抽出する。
例えば、補助データ生成装置は、図1に示すように、音声データ1から抽出した発話キーワードと、事例データ2から抽出した回答キーワードとをマッチングすることによって「ツールメニュー」、「インターネットオプション」、「接続」および「LAN」を共通キーワードとして検出し(図1の(3)参照)、「ツールメニュー」の近傍で発話された「2つめ」、並びに、「接続」の近傍で発話された「3つめ」を支援キーワードとして抽出する(図1の(4)参照)。
最後に、補助データ生成装置は、所定の事例データを一意に識別するための事例識別情報、所定の顧客が問い合わせ内容に関して有する知識のレベルを示す顧客レベル、および、支援キーワードを含んだ補助データを生成する。
例えば、補助データ生成装置は、図1に示すように、支援キーワード「2つめ」および「3つめ」と、予め音声データに付与された顧客レベル「初級」と、事例データ2を一意に識別するための識別情報「0902」とを対応付けた補助データを生成し、記憶する。
このようなことから、実施例1に係る補助データ生成装置は、実際のオペレータの応答内容から、事例データに対して補足するべき支援キーワードを含む補助データを顧客レベルごとに生成するので、また、当該補助データについては手作業で作成するものではないので、上記した主たる特徴のとおり、オペレータにおいて顧客レベルに応じた的確な回答を簡易に実現することが可能となる。
[補助データ生成装置の構成]
次に、図2を用いて、図1に示した補助データ生成装置10の構成を説明する。図2は、補助データ生成装置10の構成を示すブロック図である。同図に示すように、この補助データ生成装置10は、入力部20と、記憶部30と、制御部40とから構成される。
入力部20は、キーボードやマイクなどを備えて構成され、各種情報の入力を受付ける。例えば、入力部20は、マイクによってオペレータとコールセンタに問い合わせてきた顧客との実際のやりとりなどを音声データとして受け付ける。
記憶部30は、制御部40による各種処理に用いるデータを記憶し、特に本発明に密接に関連するものとしては、応対データ記憶部31と、事例データ記憶部32と、発話キーワード記憶部33と、検索結果記憶部34と、回答キーワード記憶部35と、支援キーワード記憶部36と、補助データ記憶部37とを備える。
応対データ記憶部31は、コールセンタに問い合わせてきた顧客と、この顧客に応対したオペレータとの実際のやりとりを記録した応対データを記憶する。具体的には、応対データ記憶部31は、入力部20から、応対データと、顧客が問い合わせ内容に関して有する知識のレベルを示す顧客レベルと、問い合わせに対してオペレータが採用した事例データを一意に識別するための識別情報である採用事例データIDと、応対データを一意に識別するための識別情報である応対データIDとを受け取ると、図3に示すようにそれぞれを対応付けて記憶する。
つまり、例を挙げれば、図3に示すように、応対データ記憶部31は、応対データID「1」と、顧客レベル「初級」と、採用事例データID「0902」と、オペレータ発話データ「ope_1234.wav」(実際のやりとりの音声データで、オペレータだけの声をひろったもの)と、顧客発話データ「cus_1234.wav」(実際のやりとりの音声データで、顧客だけの声をひろったもの)とを対応付けて記憶する。なお、ここでは便宜上、応答データがオペレータ発話データと、顧客発話データとで分かれているが、オペレータと顧客との一連のやりとりを記録したものでもよい。なお、図3は、応対データ記憶部31が記憶する情報の例を示す図である。
事例データ記憶部32は、オペレータが顧客の問い合わせに対して参照する事例データを記憶する。具体的には、事例データ記憶部32は、事例データと、この事例データを一意に識別するための識別情報である事例データIDとを図4に示すように対応付けて記憶する。
つまり、例を挙げれば、図4に示すように、事例データ記憶部32は、事例データID「0902」と、事例データ「set_up.doc」(質問およびそれに対する回答が手順ごとに記述された電子文書)とを対応付けて記憶する。なお、図4は、事例データ記憶部32が記憶する情報の例を示す図である。
発話キーワード記憶部33は、後述する発話キーワード抽出部41が応対データから抽出した発話キーワードを記憶する。具体的には、発話キーワード記憶部33は、後述する発話キーワード抽出部41から、発話キーワードと、応対データの中での発話キーワードどうしの相対的な位置関係を示す情報である発話時間と、応対データIDとを受け取ると、図5に示すようにそれぞれを対応付けて記憶する。
つまり、例を挙げれば、図5に示すように、発話キーワード記憶部33は、応対データID「1」と、前述した応対データ記憶部31が記憶するオペレータ発話データ「ope_1234.wav」の中で発話された発話キーワード「2つめ」、「ツールメニュー」などと、オペレータ発話データ「ope_1234.wav」の中での各発話キーワードの発話時間「00:30」、「00:35」などとを対応付けて記憶する。なお、図5は、発話キーワード記憶部33が記憶する情報の例を示す図である。
検索結果記憶部34は、後述する事例データ検索部42によって検索された事例データを記憶する。具体的には、検索結果記憶部34は、後述する事例データ検索部42から、事例データと、応対データIDとを受け取ると、図6に示すようにそれぞれを対応付けて記憶する。つまり、例を挙げれば、図6に示すように、検索結果記憶部34は、応対データID「1」と、事例データ「set_up.doc」とを対応付けて記憶する。なお、図6は、検索結果記憶部34が記憶する情報の例を示す図である。
回答キーワード記憶部35は、後述する回答キーワード抽出部43が事例データから抽出した回答キーワードを記憶する。具体的には、回答キーワード記憶部35は、後述する回答キーワード抽出部43から、回答キーワードと、その回答キーワードがどの手順に記載されているかを示す情報である手順番号と、応対データIDとを受け取ると、図7に示すようにそれぞれを対応付けて記憶する。
つまり、例を挙げれば、図7に示すように、回答キーワード記憶部35は、応対データ「1」と、前述した検索結果記憶部が記憶する事例データ「set_up.doc」に記載される回答キーワード「ツールメニュー」、「インターネットオプション」などと、それぞれの回答キーワードが記載されている手順番号「1」、「2」などとを対応付けて記憶する。なお、図7は、回答キーワード記憶部35が記憶する情報の例を示す図である。
支援キーワード記憶部36は、後述する支援キーワード抽出部44によって抽出された支援キーワードを記憶する。具体的には、支援キーワード記憶部36は、後述する支援キーワード抽出部44から、支援キーワードと、応対データIDとを受け取ると、図8に示すようにそれぞれを対応付けて記憶する。
つまり、例を挙げれば、図8に示すように、支援キーワード記憶部36は、応対データID「1」と、支援キーワード「2つめ」、「3つめ」などとを対応付けて記憶する。なお、図8は、支援キーワード記憶部36が記憶する情報の例を示す図である。
補助データ記憶部37は、後述する補助データ生成部45によって生成された補助データを記憶する。具体的には、補助データ記憶部37は、後述する補助データ生成部45から、応対データID、顧客レベル、採用事例データID、共通キーワード、手順番号および支援キーワードが対応付けられた補助データを受け取ると、図9に示すように記憶する。
つまり、例を挙げれば、図9に示すように、補助データ記憶部37は、応対データID「1」と、顧客レベル「初級」と、採用事例データID「0902」と、共通キーワード「ツールメニュー」、「インターネットオプション」などと、手順番号「1」、「2」などと、支援キーワード「2つめ」などが対応付けられた補助データを記憶する。なお、図9は、補助データ記憶部37が記憶する情報の例を示す図である。
制御部40は、補助データ生成装置10を制御して各種処理を実行し、特に本発明に密接に関連するものとしては、発話キーワード抽出部41と、事例データ検索部42と、回答キーワード抽出部43と、支援キーワード抽出部44と、補助データ生成部45とを備える。なお、発話キーワード抽出部41は、特許請求の範囲に記載の「発話キーワード抽出手順」に対応し、回答キーワード抽出部43は、同じく「回答キーワード抽出手順」に対応し、支援キーワード抽出部44は、同じく「支援キーワード抽出手順」に対応し、補助データ生成部45は、同じく「補助データ生成手順」に対応する。
発話キーワード抽出部41は、所定の顧客から受け付けた問い合わせに対して所定の事例データを参照しながらオペレータが実際に応対した際の応対内容を記録した応対データから、オペレータが発話したキーワードである発話キーワードを抽出する。
具体的には、発話キーワード抽出部41は、応対データ記憶部31に応対データが格納されると、応対データ記憶部31から応対データを読み出し、オペレータ発話データから発話キーワードを抽出するとともに、オペレータ発話データの中で発話キーワードが発話された時間である発話時間を抽出し、応対データIDと、発話キーワードと、発話時間とを発話キーワード記憶部33に出力する。
例えば、発話キーワード抽出部41は、図10に示すように、応対データ記憶部31から読み出した音声データ「ope_1234.wav」に対して音声認識技術などを用いて解析することで、「2つめ」、「ツールメニュー」(網掛けを施した語)などを発話キーワードとして抽出するとともに、それら発話キーワードの発話時間「00:30」、「00:35」などを同じく音声データ「ope_1234.wav」から抽出し、発話キーワード、発話時間および応対データID「1」を発話キーワード記憶部33に出力する。なお、図10は、発話キーワード抽出部41が発話キーワードを抽出する例を示す図である。
事例データ検索部42は、応対データ記憶部31が記憶する事例データIDに基づいて事例データ記憶部32から事例データを検索し、検索結果を検索結果記憶部34に出力する。具体的には、事例データ検索部42は、応対データ記憶部31に応対データが格納されると、応対データ記憶部31から応対データを読み出し、採用事例データIDに基づいて事例データ記憶部32を検索し、該当する事例データを取得し、事例データと、応対データIDとを検索結果記憶部34に出力する。
回答キーワード抽出部43は、所定の事例データから、オペレータが顧客に対する回答として発話すべきキーワードである回答キーワードを抽出する。具体的には、回答キーワード抽出部43は、検索結果記憶部34に事例データが格納されると、検索結果記憶部34から事例データを読み出し、事例データから回答キーワードを抽出するとともに、その回答キーワードが事例データの中でどの手順に記載されているかを示す情報である手順番号を抽出し、応対データIDと、回答キーワードと、手順番号とを回答キーワード記憶部35に出力する。
例えば、回答キーワード抽出部43は、図11に示すように、検索結果記憶部34から読み出した事例データ「set_up.doc」に対して形態素解析技術などを用いて解析することで、「ツールメニュー」、「インターネットオプション」(網かけを施した語)などを回答キーワードとして抽出するとともに、それら回答キーワードが記載されている手順番号「1」、「2」などを抽出し、回答キーワード、手順番号および応対データID「1」を回答キーワード記憶部35に出力する。なお、図11は、回答キーワード抽出部43が回答キーワードを抽出する例を示す図である。
支援キーワード抽出部44は、発話キーワード抽出部41によって抽出された発話キーワードのなかから、回答キーワード抽出部43によって抽出された回答キーワードと共通するキーワードである共通キーワードを検出した後、共通キーワードが発話された時刻の近傍で発話され、かつ、回答キーワードと共通していない発話キーワードを支援キーワードとして抽出する。
具体的には、支援キーワード抽出部44は、発話キーワード記憶部33および回答キーワード記憶部35に同じ応対データIDと対応付けられたデータが格納されると、発話キーワード記憶部33と、回答キーワード記憶部35とから、それぞれ発話キーワードおよび回答キーワードを読み出し、発話キーワードおよび回答キーワードをマッチングすることによって共通キーワードを検出し、共通キーワードの発話時間の近傍で発話され、かつ、発話キーワードのうち共通キーワードでないものを支援キーワードとして抽出し、応対データIDと、支援キーワードとを支援キーワード記憶部36に出力する。
例えば、支援キーワード抽出部44は、図12に示すように、発話キーワード記憶部33から読み出した「2つめ」、「ツールメニュー」などの発話キーワードと、回答キーワード記憶部35から読み出した「ツールメニュー」、「インターネットオプション」などの回答キーワードとをマッチングすることによって、共通キーワード「ツールメニュー」、「インターネットオプション」などを検出し、かかる共通キーワードの発話時間「00:35」、「00:57」などの近傍で発話され、かつ、発話キーワードのうち共通キーワードでない「2つめ」、「3つめ」を支援キーワードとして抽出し、かかる支援キーワードおよび応対データ「1」を支援キーワード記憶部36に出力する。なお、図12は、支援キーワード抽出部44が支援キーワードを抽出する例を示す図である。
補助データ生成部45は、所定の事例データを一意に識別するための事例識別情報、所定の顧客が問い合わせ内容に関して有する知識のレベルを示す顧客レベル、および、支援キーワード抽出部44によって抽出された支援キーワードを含んだ補助データを生成する。
具体的には、補助データ生成部45は、応対データ記憶部31と、発話キーワード記憶部33と、回答キーワード記憶部35と、支援キーワード記憶部36とに同じ応対データIDと対応付けられたデータが格納されると、応対データ記憶部31から応対データを、発話キーワード記憶部33から発話キーワードを、回答キーワード記憶部35から回答キーワードを、そして支援キーワード記憶部36から支援キーワードを読み出し、応対データID、顧客レベル、採用事例データID、共通キーワード、手順番号および支援キーワードを対応付けた補助データを生成し、補助データ記憶部37に出力する。
例えば、補助データ生成部45は、図13に示すように、支援キーワード記憶部36から支援キーワードを読み出し、発話キーワード記憶部33が記憶する「ツールメニュー」が共通キーワードであることを認識し、「ツールメニュー」の発話時間「00:35」より前に発話された発話キーワード「2つめ」を「ツールメニュー」に対する支援キーワードとして認識する。なお、「インターネットオプション」については、「インターネットオプション」の発話時間「00:57」から「ツールメニュー」の発話時間「00:35」までに発話キーワードがないので「インターネットオプション」に対する支援キーワードはないものと認識される。
そして、補助データ生成部45は、回答キーワード記憶部35から回答キーワードを読み出し、共通キーワード「ツールメニュー」に対応する手順番号「1」を取得し、さらに、応対データ記憶部31から発話キーワードや回答キーワードと同じ応対データIDに対応する応対データを読み出し、顧客レベル「初級」と、採用事例データID「0902」とを取得し、応対データID「1」、顧客レベル「初級」、採用事例データID「0902」、共通キーワード「ツールメニュー」、手順番号「1」および支援キーワード「2つめ」をそれぞれ対応付けて補助データを生成し、補助データ記憶部37に出力する。なお、図13は、補助データ生成部45が補助データを生成する例を示す図である。
[補助データ生成装置による処理]
次に、図14を用いて、補助データ生成装置10による補助データ生成処理を説明する。図14は、補助データ生成処理の流れを示すフローチャートである。
図14に示すように、応対データ記憶部31に応対データが格納されると(ステップS1401肯定)、発話キーワード抽出部41は、応対データ記憶部31から応対データを読み出して発話キーワードを抽出し(ステップS1402)、発話キーワード記憶部33に発話キーワードを格納する(ステップS1403)。
一方、事例データ検索部42は、応対データ記憶部31から応対データを読み出して事例データIDを取得すると(ステップS1404)、当該事例データIDに基づいて事例データ記憶部32を検索し(ステップS1405)、取得した事例データを検索結果記憶部34に格納する(ステップS1406)。
そして、回答キーワード抽出部43は、検索結果記憶部34から事例データを読み出して回答キーワードを抽出し(ステップS1407)、回答キーワード記憶部35に回答キーワードを格納する(ステップS1408)。
そして、支援キーワード抽出部44は、発話キーワード記憶部33および回答キーワード記憶部35からそれぞれ発話キーワードおよび回答キーワードを読み出して支援キーワードを抽出し(ステップS1409)、支援キーワード記憶部36に支援キーワードを格納する(ステップS1410)。
最後に、補助データ生成部45は、応対データ記憶部31から応対データを、発話キーワード記憶部33から発話キーワードを、回答キーワード記憶部35から回答キーワードを、そして支援キーワード記憶部36から支援キーワードを読み出して補助データを生成し(ステップS1411)、補助データ記憶部37に補助データを格納し(ステップS1412)、処理を終了する。
[実施例1の効果]
上記したように、実施例1によれば、オペレータ発話データから、発話キーワードを抽出し、事例データから、回答キーワードを抽出し、発話キーワードのなかから、回答キーワードと共通するキーワードである共通キーワードを検出した後、共通キーワードの発話時間より前に発話され、かつ、回答キーワードと共通していない発話キーワードを支援キーワードとして抽出し、採用事例データID、顧客レベルおよび支援キーワードを含んだ補助データを生成するので、オペレータにおいて顧客レベルに応じた的確な回答を簡易に実現することが可能となる。すなわち、実際のオペレータの応答内容から、事例データに対して補足するべき支援キーワードを含む補助データを顧客レベルごとに生成するので、また、補助データについては手作業で作成するものではないので、オペレータにおいて補助データを利用することで顧客レベルに応じた的確な回答を簡易に実現することが可能となる。
実施例1では、補助データ生成装置は、生成された補助データを次々に記憶するものとして説明したが、実施例2では、生成された補助データを取捨選択することで利用価値の高い優れた補助データを別個に記憶する補助データ生成装置を説明する。
[実施例2に係る補助データ生成装置の構成]
図15を用いて、実施例2に係る補助データ生成装置50の構成を説明する。図15は、補助データ生成装置50の構成を示すブロック図である。同図に示すように、この補助データ生成装置50は、実施例1と同様、入力部20と、記憶部30と、制御部40とから構成される。なお、実施例1と同じ動作をするものについては同じ番号を付して説明を省略し、以下では、最良補助データ記憶部38と、最良補助データ登録部46のみ説明を行う。なお、最良補助データ記憶部38は、特許請求の範囲の「最良補助データ保持手順」に対応し、最良補助データ登録部46は、同じく、「最良判定手順」および「最良補助データ更新手順」に対応する。
最良補助データ記憶部38は、後述する最良補助データ登録部46によって最良と判定された最良補助データを記憶する。具体的には、最良補助データ記憶部38は、実施例1の補助データ記憶部37と同様、応対データID、顧客レベル、採用事例データID、共通キーワード、手順番号および支援キーワードが対応付けられた最良補助データを記憶する。
最良補助データ登録部46は、最良補助データ記憶部38が記憶する最良補助データのうち、新規に生成された新規補助データと事例データIDおよび顧客レベルが同一である最良補助データを取得した後に、新規補助データが最良補助データよりも優れたものであるか否か判定し、新規補助データが最良補助データよりも優れたものであると判定された場合には、最良補助データ記憶部38が記憶する最良補助データに代えて、新規補助データを新たな最良補助データとして登録する。なお、最良補助データ登録部46は、新規補助データと事例データIDおよび顧客レベルが同一である最良補助データが最良補助データ記憶部38に記憶されていない場合には、現時点でその新規補助データが最良補助データであるものとして、最良補助データ記憶部38に登録する。
具体的には、最良補助データ登録部46は、補助データ記憶部37に新規補助データが格納されると、補助データ記憶部37から新規補助データを読み出し、新規補助データに含まれる顧客レベルおよび採用事例データIDに基づいて、同じ顧客レベルおよび採用事例データを含む最良補助データがあるか否か最良補助データ記憶部38に対して検索を行い、該当する最良補助データがない場合には、新規補助データを最良補助データとして最良補助データ記憶部38に登録する。
一方、最良補助データ登録部46は、該当する最良補助データがある場合には、両者に含まれる応対データIDに基づいて、応対データ記憶部31から同じ応対データIDが対応付けられた応対データをそれぞれ読み出し、顧客発話データより顧客の相槌回数および発話継続時間を取得し、それらを比較することでどちらが最良であるかを判定し、最良である方を最良補助データとして登録する。なお、最良補助データ登録部46による比較の手法としては、例えば、相槌回数については、顧客がオペレータの説明に納得していると相槌回数が多くなると考えられるので、相槌回数が多い方を最良であると判定し、また、例えば、発話継続時間については、オペレータの説明がよければ顧客はすぐに納得し、発話継続時間が短くなると考えられるので、発話継続時間が短いほうを最良であると判定する。
[最良補助データ登録処理]
次に、図16を用いて、実施例2に係る補助データ生成装置50による最良補助データ登録処理を説明する。図16は、最良補助データ登録処理の流れを示すフローチャートである。
図16に示すように、補助データ記憶部37に新規補助データが格納されると(ステップS1601肯定)、最良補助データ登録部46は、補助データ記憶部37から新規補助データを読み出し(ステップS1602)、新規補助データに含まれる顧客レベルおよび採用事例データIDに基づいて、同じ顧客レベルおよび採用事例データを含む最良補助データがあるか否か最良補助データ記憶部38に対して検索を行い(ステップS1603)、該当する最良補助データがない場合には(ステップS1604否定)、新規補助データを最良補助データとして最良補助データ記憶部38に登録し(ステップS1606)、処理を終了する。
一方、最良補助データ登録部46は、該当する最良補助データがある場合には(ステップS1604肯定)、応対データ記憶部31から新規補助データおよび最良補助データに含まれる応対データIDに基づいて応対データをそれぞれ読み出し、顧客発話データより顧客の相槌回数および発話継続時間を取得し(ステップS1605)、それらを比較し、新規補助データの方が優れている場合には(ステップS1607肯定)、この新規補助データを新たな最良補助データとして登録し(ステップS1608)、最良補助データの方が優れている場合には(ステップS1607否定)、そのまま処理を終了する。
[実施例2の効果]
上記したように、実施例2によれば、最良補助データのなかから、新規に生成された補助データである新規補助データと事例データIDおよび顧客レベルが同一である最良補助データを取得した後に、新規補助データが最良補助データよりも優れたものであるか否かを判定し、新規補助データが最良補助データよりも優れたものであると判定された場合に、新規補助データを新たな最良補助データとして登録するので、オペレータにおいて顧客レベルに応じたより的確な回答を簡易に実現することが可能となる。すなわち、補助データを取捨選択することで有用な補助データのみが保持されるので、オペレータにおいて顧客レベルに応じたより的確な回答を簡易に実現することが可能となる。
実施例1または実施例2では、補助データあるいは最良補助データを生成して記憶するだけの補助データ生成装置を説明したが、実施例3では、補助データ生成装置が生成した最良補助データを実際に利用してオペレータを支援するオペレータ支援装置を説明する。
[オペレータ支援装置の構成]
図17を用いて、オペレータ支援装置60の構成を説明する。図17は、オペレータ支援装置60の構成を示すブロック図である。同図に示すように、このオペレータ支援装置60は、入力部70と、出力部80と、入出力制御I/F部90と、記憶部100と、制御部110とから構成される。
入力部70は、キーボードやマウスなどを備えて構成され、各種情報の入力を受付ける。例えば、入力部70は、後述する顧客レベル取得部111に用いられる情報である顧客IDや、後述する事例データ取得部113に用いられる検索キーワードなどをキーボードから受け付ける。
出力部80は、ディスプレイを備えて構成され、各種情報を出力する。例えば、出力部80は、後述する表示制御部115が出力した支援データをディスプレイに表示出力する(図20参照)。
入出力制御I/F部90は、これら入力部70および出力部80と、後述する記憶部100および制御部110との間におけるデータ転送を制御する。
記憶部100は、制御部110による各種処理に用いるデータを記憶し、特に本発明に密接に関連するものとしては、顧客データ記憶部101と、最良補助データ記憶部102と、事例データ記憶部103と、支援データ記憶部104とを備える。
顧客データ記憶部101は、顧客に関する情報である顧客データを記憶する。具体的には、顧客データ記憶部101は、顧客を一意に識別するための識別情報である顧客IDと、顧客レベルとを図18に示すように対応付けて記憶する。なお、顧客レベルと対応付ける情報についてはオペレータが顧客から聞くことによってその顧客を一意に識別できるものであればよく、顧客IDの他に、例えば、顧客の氏名、年齢、住所、登録日などの組み合わせでもよい。
つまり、図18に示すように、例えば、顧客データ記憶部101は、顧客ID「A」と、顧客レベル「初級」とを対応付けて記憶する。なお、図18は、顧客データ記憶部101が記憶する情報の例を示す図である。
最良補助データ記憶部102は、後述する最良補助データ取得部112によって取得された最良補助データを記憶する。具体的には、最良補助データ記憶部102は、実施例2の最良補助データ記憶部38と同様、応対データID、顧客レベル、採用事例データID、共通キーワード、手順番号および支援キーワードが対応付けられた最良補助データを記憶する。
事例データ記憶部103は、後述する事例データ取得部113によって取得された事例データを記憶する。具体的には、事例データ記憶部103は、実施例1の事例データ記憶部32と同様、事例データと、事例データIDとを対応付けて記憶する。
支援データ記憶部104は、後述する支援データ生成部114によって生成された支援データを記憶する。具体的には、支援データ記憶部104は、後述する支援データ生成部114から支援データを受け取り、記憶する。
制御部110は、オペレータ支援装置60を制御して各種処理を実行し、特に本発明に密接に関連するものとしては、顧客レベル取得部111と、最良補助データ取得部112と、事例データ取得部113と、支援データ生成部114と、表示制御部115とを備える。なお、顧客レベル取得部111は、特許請求の範囲に記載の「顧客レベル取得手順」に対応し、事例データ取得部113は、同じく、「事例識別情報取得手順」に対応し、支援データ生成部114は、同じく「支援データ生成手順」に対応する。
顧客レベル取得部111は、オペレータが現に応対している顧客について、当該顧客が問い合わせ内容に関して有する知識のレベルを示す顧客レベルを取得する。具体的には、顧客レベル取得部111は、オペレータが入力した顧客IDを入力部70から受け取ると、当該顧客IDに基づいて顧客データ記憶部101から顧客データを読み出し、顧客レベルを取得する。そして、顧客レベル取得部111は、取得した顧客レベルを後述する最良補助データ取得部112に出力する。
最良補助データ取得部112は、顧客レベルおよび事例データIDに基づいて最良補助データを取得する。具体的には、最良補助データ取得部112は、顧客レベル取得部111から顧客レベルを受け取り、後述する事例データ取得部113から事例データIDを受け取ると、顧客レベルおよび事例データIDに基づいて、最良補助データ記憶部38から同じ顧客レベルおよび事例データIDを含む最良補助データを取得し、最良補助データ記憶部102に格納する。
事例データ取得部113は、事例データ記憶部32から、顧客の問い合わせに適した事例データを取得する。具体的には、事例データ取得部113は、オペレータが入力した顧客の問い合わせに関する検索キーワードを入力部70から受け取ると、検索キーワードに基づいて事例データ記憶部32に対して検索を行い、顧客の問い合わせに適した事例データを事例データIDとともに取得し、事例データ記憶部103に格納する。
支援データ生成部114は、最良補助データおよび事例データを用いて、オペレータを支援するための支援データを生成する。具体的には、支援データ生成部114は、最良補助データ記憶部102に最良補助データが格納され、事例データ記憶部103に事例データが格納されると、最良補助データ記憶部102から最良補助データを読み出し、事例データ記憶部103から事例データを読み出すとともに、最良補助データに含まれる手順番号および支援キーワードに基づいて、事例データをベースに支援データを生成し、支援データ記憶部104に格納する。
例えば、支援データ生成部114は、図19に示すように、事例データ3の手順「1」の回答文「ツールメニューを選択する」の横には、最良補助データに含まれる手順番号「1」に対応付けられた支援キーワード「2つめ」が表示されるように、また、事例データ3の手順「3」の回答文「接続を選択する」の横には、最良補助データに含まれる手順番号「3」に対応付けられた支援キーワード「3つめ」が表示されるように、事例データ3をベースに支援データ4を生成する。ここで、手順番号の情報は、支援キーワードの位置情報として扱われているが、その他にも、その手順が顧客に対して欠くべきではない有効手順であるということを示す情報としても扱うことができ(つまり、事例データにおける各手順の回答文の特徴は3つに分類でき、1つめは、顧客に対して欠くべきではなく、支援キーワードを補足すべきもの、2つめは、顧客に対して欠くべきではなく、特に支援キーワードを補足する必要のないもの、そして、3つめは、顧客に対して省略してもよいものである)、具体的な利用については実施例5で後述する。
表示制御部115は、支援データ生成部114によって生成された支援データを出力部80へ出力し、ディスプレイに表示させる。具体的には、表示制御部115は、支援データ記憶部104に支援データが格納されると、支援データ記憶部104から支援データを読み出し、出力部80に出力することでディスプレイに支援データを表示する。
例えば、表示制御部115は、図20に示すように、出力部80に支援データを出力することでディスプレイ5に支援データを表示させる。
[オペレータ支援装置による処理]
次に、図21を用いて、オペレータ支援装置60によるオペレータ支援処理を説明する。図21は、オペレータ支援処理の流れを示すフローチャートである。
図21に示すように、オペレータによって入力部70に顧客IDが入力されると(ステップS2101肯定)、顧客レベル取得部111は、入力部70から顧客IDを受け取り、顧客データ記憶部101から顧客レベルを取得する(ステップS2102)。なお、顧客レベル取得部111は、取得した顧客レベルを最良補助データ取得部112に出力する。
一方、オペレータによって入力部70に検索キーワードが入力されると(ステップS2103肯定)、入力部70から検索キーワードを受け付けた事例データ取得部113は、検索キーワードに基づいて事例データ記憶部32から事例データIDとともに事例データを取得し(ステップS2104)、事例データIDおよび事例データを事例データ記憶部103に格納する(ステップS2105)。なお、事例データ取得部113は、取得した事例データIDを最良補助データ取得部112に出力する。
そして、最良補助データ取得部112は、顧客レベル取得部111から受け取った顧客レベル、並びに、事例データ取得部113から受け取った事例データIDに基づいて、最良補助データ記憶部38から同じ顧客レベルおよび事例データIDを含む最良補助データを取得し(ステップS2106)、最良補助データ記憶部102に格納する(ステップS2107)。
そして、支援データ生成部114は、最良補助データ記憶部102から読み出した最良補助データと、事例データ記憶部103から読み出した事例データとを用いて支援データを生成し(ステップS2108)、支援データ記憶部104に格納する(ステップS2109)。
最後に、表示制御部115は、支援データ記憶部104から読み出した支援データを出力部80に出力することで支援データをディスプレイに表示し(ステップS2110)、処理を終了する。
[実施例3の効果]
上記したように、実施例3によれば、オペレータが現に応対している顧客について、顧客レベルを取得し、顧客から受け付けた問い合わせに対して参照される事例データについて、事例データIDを取得し、最良補助データのなかから、顧客レベルおよび事例データIDが同一である最良補助データを取得した後に、最良補助データおよび事例データを用いて、オペレータを支援するための支援データを生成するので、オペレータにおいて支援データを参照させることで顧客レベルに応じた的確な回答を簡易に実現することが可能となる。
また、実施例3によれば、事例データは、複数の手順ごとに、回答キーワードを含んだ回答文が配列されるものであって、複数の手順ごとに、共通キーワードを検出した後に、共通キーワードと同じ手順内で発話され、かつ、回答キーワードと共通していない発話キーワードを支援キーワードとして抽出し、事例データID、顧客レベルおよび支援キーワードに加えて、手順番号をさらに含んだ補助データを生成し、最良補助データに含まれる手順番号に該当する手順の回答文と支援キーワードとが対応付けてディスプレイに表示されるように、支援データを生成するので、支援データを参照させることでオペレータに顧客レベルに応じたより的確な回答をさせることが可能となる。すなわち、支援キーワードと、当該支援キーワードが使用されるべき回答文とが対応付けられた支援データが生成されるので、オペレータにおいて支援データを参照させることで顧客レベルに応じたより的確な回答を簡易に実現することが可能となる。
また、実施例3によれば、顧客データを保持し、オペレータが現に応対している顧客について顧客データから、顧客の顧客レベルを算出して取得するので、応対データから顧客レベルを取得する手法に比較して、確実に顧客レベルを取得することが可能となる。なお、応対データから顧客レベルを取得する手法については、実施例5で後述する。
実施例3では、最良補助データを事例データに利用することでオペレータを支援するオペレータ支援装置を説明したが、実施例4では、最良補助データを補助データに利用することでオペレータのスキルを判定するスキル判定装置を説明する。
[スキル判定装置の構成]
図22を用いて、スキル判定装置120の構成を説明する。図22は、スキル判定装置120の構成を示すブロック図である。同図に示すように、このスキル判定装置120は、入力部130と、出力部140と、入出力制御I/F部150と、記憶部30と、制御部40とから構成される。なお、実施例1または実施例2と同じ動作をするものについては同じ番号を付して説明を省略し、以下では、判定メッセージ記憶部39と、スキル判定部47のみ説明を行う。なお、スキル判定部47は、特許請求の範囲の「スキル算出手順」に対応する。
判定メッセージ記憶部39は、後述するスキル判定部47がオペレータのスキルを判定した判定結果とメッセージとの対応表を記憶する。具体的には、判定メッセージ記憶部39は、判定の対象である補助データと最良補助データとに含まれる手順番号および支援キーワードに基づいて両者を比較し、説明に用いた手順が多いか、少ないか、もしくは同じかの3通りの判定結果と、支援キーワードの数が多いか、少ないか、もしくは同じかの3通りの判定結果との組み合わせである9通りの判定結果とそれぞれに対応する9通りのメッセージ、並びに、判定の対象である補助データが最良補助データよりも優れている場合の判定結果とそれに対応するメッセージを、図23に示すように記憶する。
つまり、図23に示すように、例えば、判定メッセージ記憶部39は、オペレータのスキル判定において、説明に用いた手順が多く、支援キーワードの数が多いという判定結果と、それに対応するメッセージ「かなり説明が冗長のようです」とを対応付けて記憶する。
スキル判定部47は、最良補助データのなかから、新規に生成された補助データである新規補助データと事例IDおよび顧客レベルが同一である最良補助データを取得した後に、新規補助データと最良補助データとを比較して、新規補助データに係るオペレータのスキルを算出する。
具体的には、スキル判定部47は、補助データ記憶部37に新規補助データが格納されると、補助データ記憶部37からかかる新規補助データを読み出し、事例データIDおよび顧客レベルに基づいて最良補助データ記憶部38から事例IDおよび顧客レベルが同一である最良補助データを読み出し、両者に含まれる応対データIDに基づいて、応対データ記憶部31から同じ応対データIDを含む応対データをそれぞれ読み出し、顧客発話データより顧客の相槌回数および発話継続時間を取得し、それらを比較することでどちらが最良であるかを判定し、新規補助データが最良であると判定した場合には、その判定結果に対応するメッセージを判定メッセージ記憶部39から読み出し、出力部140に出力することでメッセージをディスプレイに表示させる。
また、スキル判定部47は、補助データが最良でないと判定した場合には、両者の手順番号および支援キーワードに基づいて9通りの判定を行い、それぞれの判定結果に対応するメッセージを判定メッセージ記憶部39から読み出し、出力部140に出力することでディスプレイにメッセージを表示させる。
[スキル判定装置による処理]
次に、図24を用いて、スキル判定装置120によるスキル判定処理を説明する。図24は、スキル判定処理の流れを示すフローチャートである。
図24に示すように、新規補助データが補助データ記憶部37に格納されると(ステップS2401肯定)、スキル判定部47は、かかる新規補助データに含まれる応対データIDと、最良補助データに含まれる応対データIDが対応付けられたそれぞれの応対データに基づいて両者を比較し(ステップS2402)、補助データの方が優れている場合には(ステップS2403肯定)、「問題なし」と判定し、その判定結果と対応するメッセージを表示する(ステップS2422)。
新規補助データの方が優れていない場合には(ステップS2403否定)、スキル判定部47は、新規補助データおよび最良補助データに含まれる手順番号に基づいて、説明に用いた手順の数が同じか否かを判断する(ステップS2404)。そして、スキル判定部47は、説明に用いた手順の数が同じである場合には(ステップS2404肯定)、次に新規補助データおよび最良補助データに含まれる支援キーワードに基づいて、支援キーワードの数が同じか否かを判断する(ステップS2405)。
そして、スキル判定部47は、支援キーワードの数が同じである場合には(ステップS2405肯定)、説明に用いた手順の数が同じで、支援キーワードの数が同じであると判定し(ステップS2406)、その判定結果に対応するメッセージを表示する(ステップS2422)。
一方、スキル判定部47は、支援キーワードの数が同じでない場合には(ステップS2405否定)、次に支援キーワードの数が多いか否かを判断し(ステップS2407)、支援キーワードの数が多い場合には(ステップS2407肯定)、説明に用いた手順の数が同じで、支援キーワードの数が多いと判定し(ステップS2409)、その判定結果に対応するメッセージを表示する(ステップS2422)。また、支援キーワードの数が少ない場合には(ステップS2407肯定)、スキル判定部47は、説明に用いた手順の数が同じで、支援キーワードの数が少ないと判定し(ステップS2408)、その判定結果に対応するメッセージを表示する(ステップS2422)。
新規補助データおよび最良補助データに含まれる手順番号に基づいて、説明に用いた手順の数が同じか否かを判断する手順に戻ると(ステップS2404)、スキル判定部47は、説明に用いた手順の数が同じでない場合には(ステップS2404否定)、次に説明に用いた手順の数が多いか否かを判断し(ステップS2415)、説明に用いた手順の数が少ない場合には(ステップS2415否定)、次に支援キーワードの数が同じか否か判断する(ステップS2410)。
そして、スキル判定部47は、支援キーワードの数が同じである場合には(ステップS2410肯定)、説明に用いた手順の数が少なく、支援キーワードの数が同じであると判定し(ステップS2411)、その判定結果に対応するメッセージを表示する(ステップS2422)。
一方、スキル判定部47は、支援キーワードの数が同じでない場合には(ステップS2410否定)、次に支援キーワードの数が多いか否かを判断し(ステップS2412)、支援キーワードの数が多い場合には(ステップS2412肯定)、説明に用いた手順の数が少なく、支援キーワードの数が多いと判定し(ステップS2414)、その判定結果に対応するメッセージを表示する(ステップS2422)。また、支援キーワードの数が少ない場合には(ステップS2412否定)、スキル判定部47は、説明に用いた手順の数が少なく、支援キーワードの数が少ないと判定し(ステップS2413)、その判定結果に対応するメッセージを表示する(ステップS2422)。
新規補助データおよび最良補助データに含まれる手順番号に基づいて、説明に用いた手順の数が多いか否かを判断する手順に戻ると(ステップS2415)、スキル判定部47は、説明に用いた手順の数が多い場合には(ステップS2415肯定)、次に支援キーワードの数が同じか否か判断する(ステップS2416)。
そして、スキル判定部47は、支援キーワードの数が同じである場合には(ステップS2416肯定)、説明に用いた手順の数が多く、支援キーワードの数が同じであると判定し(ステップS2417)、その判定結果に対応するメッセージを表示する(ステップS2422)。
一方、スキル判定部47は、支援キーワードの数が同じでない場合には(ステップS2416否定)、次に支援キーワードの数が多いか否かを判断し(ステップS2418)、支援キーワードの数が多い場合には(ステップS2418肯定)、説明に用いた手順の数が多く、支援キーワードの数が多いと判定し(ステップS2420)、その判定結果に対応するメッセージを表示する(ステップS2422)。また、支援キーワードの数が少ない場合には(ステップS2418否定)、スキル判定部47は、説明に用いた手順の数が多く、支援キーワードの数が少ないと判定し(ステップS2419)、その判定結果に対応するメッセージを表示し(ステップS2422)、処理を終了する。
[実施例4の効果]
上記したように、実施例4によれば、最良補助データのなかから、新規に生成された補助データである新規補助データと事例データIDおよび顧客レベルが同一である最良補助データを取得した後に、新規補助データと最良補助データとを比較して、新規補助データに係るオペレータのスキルを算出するので、オペレータのスキルにおいて的確な判定を簡易に実現することが可能となる。すなわち、例えば、最良補助データが含む支援キーワードの数と判定すべき補助データが含む支援キーワードの数とを比較することで説明が冗長であるか否かを判定できるので、オペレータのスキルにおいて的確な判定を簡易に実現することが可能となる。
さて、これまで本発明の実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下に示すように、(1)〜(8)にそれぞれ区分けして異なる実施例を説明する。
(1)応対データ
上記の実施例1〜4では、応対データの例として音声データを挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、オペレータと顧客との対話に関するテキストデータでもよい。なお、その場合には、発話キーワード抽出部41は、形態素解析技術などを用いて解析することで発話キーワードを抽出し、応対データの中での発話キーワードどうしの相対的な位置関係を示す情報として文頭からのバイト数を発話キーワードとともに抽出するようにしてもよい。
(2)事例データ
上記の実施例1〜4では、事例データの例として、手順ごとに回答文が配置されたものを挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、回答文が一文で示されたものでもよい。なお、その場合には、回答キーワード抽出部43は、例えば、回答キーワードとともに、文頭からのバイト数を抽出し、支援データ生成部114は、そのバイト数に基づいて回答文で共通キーワードが現れる行の横に支援キーワードが表示されるような支援データを生成するようにしてもよい。
(3)最良判定
上記の実施例2では、新規補助データと最良補助データとの比較において、応対データに含まれる顧客発話データから取得される顧客の相槌回数や発話継続時間によって優劣を判定するように説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、応対データに顧客がオペレータの応対について実際に判定した点数を含ませ、それに基づいて優劣を判定するなど、何らかの手法により優劣を判定するものであれば、同様に本発明に適用することができる。
(4)回答文の表示
上記の実施例3では、手順番号の情報を、支援キーワードの位置情報としてのみ扱う場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、支援キーワードの位置情報に加えて、その手順が顧客に対して欠くべきではない有効手順であるということを示す情報として扱うようにしてもよい。具体的には、手順番号の情報に基づいて、事例データの手順のうち、有効手順の回答文を他の手順の回答文とは異なる態様で表示させる。つまり、支援データ生成部114は、新規補助データに含まれる手順番号に基づいて、その手順番号の回答文を、色を変えて表示させたり、文字の大きさを変えて表示させたり、あるいは、その手順番号の回答文のみを表示させるような支援データを生成する。
こうすることによって、顧客の問い合わせに対する回答に際して有効な回答文が、例えば、目立って表示されるような支援データが生成されるので、オペレータにおいて顧客レベルに応じたより的確な回答を簡易に実現することが可能となる。
(5)顧客レベルの取得
上記の実施例3では、顧客レベルの取得において、オペレータが実際に顧客から顧客IDを聞いてキーボードで入力し、顧客レベル取得部111がその顧客IDに基づいて顧客データ記憶部101から顧客レベルを取得するように説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、顧客のオペレータとの対話をリアルタイムに音声認識技術などを用いて解析し、顧客の発言から専門用語が多く抽出された場合には、顧客レベルを上級と設定するようにしてもよい。
こうすることによって、顧客属性情報を保持して顧客レベルを取得する手法に比較して、登録されていない顧客でも顧客レベルを取得することが可能となる。
(6)スキル判定
上記の実施例4では、オペレータのスキル判定において、説明に用いた手順の数や支援キーワードの数の多さを基準に判定を行ったが、本発明はこれに限定されるものではなく、少なくとも支援キーワードを用いた基準によって判定を行うものであればよい。
(7)システム構成等
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、例えば、事例データ検索部42と回答キーワード抽出部43を統合するなど、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
また、上記文書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、オペレータ支援処理において、顧客レベルの取得と、事例データの取得との順序はどちらが先であってもよい。
(8)オペレータ支援プログラム
ところで、上記の実施例1〜4では、ハードウェアロジックによって各種の処理を実現する場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、あらかじめ用意されたプログラムをコンピュータで実行することによって実現するようにしてもよい。そこで、以下では、図25を用いて、上記の実施例1〜4に示した補助データ生成装置10、補助データ生成装置50、オペレータ支援装置60およびスキル判定装置120と同様の機能を有するオペレータ支援プログラムを実行するコンピュータの一例を説明する。図25は、オペレータ支援プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
同図に示すように、コンピュータ160は、キーボード161、マイク162、ディスプレイ163、CPU164、ROM165、HDD166、RAM167およびバス168などで接続して構成される。
ROM165には、上記の実施例1〜4に示した補助データ生成装置10、補助データ生成装置50、オペレータ支援装置60およびスキル判定装置120と同様の機能を発揮するオペレータ支援プログラム、つまり、図25に示すように、発話キーワード抽出プログラム165aと、事例データ検索プログラム165bと、回答キーワード抽出プログラム165cと、支援キーワード抽出プログラム165dと、補助データ生成プログラム165eと、最良補助データ登録プログラム165fと、スキル判定プログラム165gと、顧客レベル取得プログラム165hと、最良補助データ取得プログラム165iと、事例データ取得プログラム165jと、支援データ生成プログラム165kと、表示制御プログラム165lとが予め記憶されている。なお、これらのプログラム165a〜165lについては、図2、図15、図17および図22に示した補助データ生成装置10、補助データ生成装置50、オペレータ支援装置60およびスキル判定装置120の各構成要素と同様、適宜統合または分散してもよい。
そして、CPU164が、これらのプログラム165a〜165lをROM165から読み出して実行することで、図25に示すように、各プログラム165a〜165lは、発話キーワード抽出プロセス164a、事例データ検索プロセス164b、回答キーワード抽出プロセス164c、支援キーワード抽出プロセス164d、補助データ生成プロセス164e、最良補助データ登録プロセス164f、スキル判定プロセス164g、顧客レベル取得プロセス164h、最良補助データ取得プロセス164i、事例データ取得プロセス164j、支援データ生成プロセス164k、表示制御プロセス164lとして機能するようになる。なお、各プロセス164a〜164lは、図2、図15、図17および図22に示した発話キーワード抽出部41と、事例データ検索部42と、回答キーワード抽出部43と、支援キーワード抽出部44と、補助データ生成部45と、最良補助データ登録部46と、スキル判定部47と、顧客レベル取得部111と、最良補助データ取得部112と、事例データ取得部113と、支援データ生成部114と、表示制御部115にそれぞれ対応する。
また、HDD166には、図25に示すように、応対データテーブル166aと、事例データテーブル166bと、補助データテーブル166cと、最良補助データテーブル166dと、判定メッセージテーブル166eと、顧客データテーブル166fとが設けられる。なお、応対データテーブル166aと、事例データテーブル166bと、補助データテーブル166cと、最良補助データテーブル166dと、判定メッセージテーブル166eと、顧客データテーブル166fとは、図2、図15、図17および図22に示した応対データ記憶部31と、事例データ記憶部32と、補助データ記憶部37と、最良補助データ記憶部38と、判定メッセージ記憶部39と、顧客データ記憶部101にそれぞれ対応する。
そして、CPU164は、応対データテーブル166aと、事例データテーブル166bと、補助データテーブル166cと、最良補助データテーブル166dと、判定メッセージテーブル166eと、顧客データテーブル166fから応対データ167aと、事例データ167bと、補助データ167cと、最良補助データ167dと、判定メッセージデータ167eと、顧客データ167fを読み出してRAM167に格納し、RAM167に格納された応対データ167aと、事例データ167bと、補助データ167cと、最良補助データ167dと、判定メッセージデータ167eと、顧客データ167f、発話キーワードデータ167gと、回答キーワードデータ167hと、支援キーワードデータ167iと、支援データ167jとに基づいて補助データの生成、支援データの生成、あるいは、スキル判定などを実行する。
なお、上記した各プログラム165a〜165lについては、必ずしも最初からROM165に記憶させておく必要はなく、例えば、コンピュータ160に挿入されるフレキシブルディスク(FD)、CD−ROM、MOディスク、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」、または、コンピュータ160の内外に備えられるHDDなどの「固定用の物理媒体」、さらには、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ160に接続される「他のコンピュータ(またはサーバ)」などに各プログラムを記憶させておき、コンピュータ160がこれらから各プログラムを読み出して実行するようにしてもよい。
(付記1)コールセンタにおいて顧客から受け付けた問い合わせに対して事例データを参照しながら応対するオペレータを支援する方法をコンピュータに実行させるオペレータ支援プログラムであって、
所定の顧客から受け付けた問い合わせに対して所定の事例データを参照しながら前記オペレータが実際に応対した際の応対内容を記録した応対データから、当該オペレータが発話したキーワードである発話キーワードを抽出する発話キーワード抽出手順と、
前記所定の事例データから、オペレータが顧客に対する回答として発話すべきキーワードである回答キーワードを抽出する回答キーワード抽出手順と、
前記発話キーワード抽出手順によって抽出された発話キーワードのなかから、前記回答キーワード抽出手順によって抽出された回答キーワードと共通するキーワードである共通キーワードを検出した後、当該共通キーワードが発話された時刻の近傍で発話され、かつ、前記回答キーワードと共通していない発話キーワードを支援キーワードとして抽出する支援キーワード抽出手順と、
前記所定の事例データを一意に識別するための事例識別情報、前記所定の顧客が問い合わせ内容に関して有する知識のレベルを示す顧客レベル、および、前記支援キーワード抽出手順によって抽出された支援キーワードを含んだ補助データを生成する補助データ生成手順と、
をコンピュータに実行させることを特徴とするオペレータ支援プログラム。
(付記2)前記補助データ生成手順によって生成された補助データのなかから、前記事例識別情報および顧客レベルが同一である補助データのうちで最良なものである最良補助データを保持する最良補助データ保持手順と、
前記最良補助データ保持手順によって保持された最良補助データのなかから、前記補助データ生成手順によって新規に生成された補助データである新規補助データと前記事例識別情報および顧客レベルが同一である最良補助データを取得した後に、当該新規補助データが最良補助データよりも優れたものであるか否か判定する最良判定手順と、
前記最良判定手順によって新規補助データが最良補助データよりも優れたものであると判定された場合に、前記最良補助データ保持手順によって保持された最良補助データに代えて、前記新規補助データを新たな最良補助データとして保持するように指示する最良補助データ更新手順と、
をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする付記1に記載のオペレータ支援プログラム。
(付記3)オペレータが現に応対している顧客について、当該顧客が問い合わせ内容に関して有する知識のレベルを示す顧客レベルを取得する顧客レベル取得手順と、
前記顧客から受け付けた問い合わせに対して参照される事例データについて、当該事例データを一意に識別するための事例識別情報を取得する事例識別情報取得手順と、
前記最良補助データ保持手順によって保持された最良補助データのなかから、前記顧客レベル取得手順によって取得された顧客レベルおよび前記事例識別情報取得手順によって取得された事例識別情報が同一である最良補助データを取得した後に、当該最良補助データおよび前記事例データを用いて、オペレータを支援するための支援データを生成する支援データ生成手順と、
をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする付記2に記載のオペレータ支援プログラム。
(付記4)前記事例データは、複数の手順ごとに、前記回答キーワードを含んだ回答文が配列されるものであって、
前記支援キーワード抽出手順は、前記複数の手順ごとに、前記共通キーワードを検出した後に、前記共通キーワードと同じ手順内で発話され、かつ、前記回答キーワードと共通していない発話キーワードを支援キーワードとして抽出し、
前記補助データ生成手順は、前記事例識別情報、顧客レベルおよび支援キーワードに加えて、前記支援キーワードがどの手順で発話されたかを一意に識別する支援手順識別情報をさらに含んだ補助データを生成し、
前記支援データ生成手順は、前記最良補助データに含まれる支援手順識別情報に該当する手順の回答文と前記支援キーワードとが対応付けて所定の表示部に表示されるように、前記支援データを生成することを特徴とする付記3に記載のオペレータ支援プログラム。
(付記5)前記補助データ生成手順は、前記事例識別情報、顧客レベル、支援キーワードおよび支援手順識別情報に加えて、前記支援キーワード抽出手順によって共通キーワードが検出された手順を一意に識別するとともに当該手順が前記事例データ内で有効な手順であることを示す有効手順識別情報をさらに含んだ補助データを生成し、
前記支援データ生成手順は、前記最良補助データに含まれる有効手順識別情報に該当する手順の回答文が、他の手順の回答文とは異なる態様で所定の表示部に表示されるように、前記支援データを生成することを特徴とする付記4に記載のオペレータ支援プログラム。
(付記6)前記顧客レベル取得手順は、前記オペレータが現に応対している際の応対内容を記録した応対データから、前記顧客の顧客レベルを算出して取得することを特徴とする付記3、4または5に記載のオペレータ支援プログラム。
(付記7)顧客の属性を示す顧客属性情報を保持する顧客属性情報保持手順をさらにコンピュータに実行させ、
前記顧客レベル取得手順は、前記オペレータが現に応対している顧客について前記顧客属性情報保持手順によって保持されている顧客属性情報から、前記顧客の顧客レベルを算出して取得することを特徴とする付記5に記載のオペレータ支援プログラム。
(付記8)前記補助データ生成手順によって生成された補助データのなかから、前記事例識別情報および顧客レベルが同一である補助データのうちで最良なものである最良補助データを保持する最良補助データ保持手順と、
前記最良補助データ保持手順によって保持された最良補助データのなかから、前記補助データ生成手順によって新規に生成された補助データである新規補助データと前記事例識別情報および顧客レベルが同一である最良補助データを取得した後に、当該新規補助データと最良補助データとを比較して、当該新規補助データに係るオペレータのスキルを算出するスキル算出手順と、
をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする付記1に記載のオペレータ支援プログラム。
(付記9)コールセンタにおいて顧客から受け付けた問い合わせに対して事例データを参照しながら応対するオペレータを支援するオペレータ支援装置であって、
所定の顧客から受け付けた問い合わせに対して所定の事例データを参照しながら前記オペレータが実際に応対した際の応対内容を記録した応対データから、当該オペレータが発話したキーワードである発話キーワードを抽出する発話キーワード抽出手段と、
前記所定の事例データから、オペレータが顧客に対する回答として発話すべきキーワードである回答キーワードを抽出する回答キーワード抽出手段と、
前記発話キーワード抽出手段によって抽出された発話キーワードのなかから、前記回答キーワード抽出手段によって抽出された回答キーワードと共通するキーワードである共通キーワードを検出した後、当該共通キーワードが発話された時刻の近傍で発話され、かつ、前記回答キーワードと共通していない発話キーワードを支援キーワードとして抽出する支援キーワード抽出手段と、
前記所定の事例データを一意に識別するための事例識別情報、前記所定の顧客が問い合わせ内容に関して有する知識のレベルを示す顧客レベル、および、前記支援キーワード抽出手段によって抽出された支援キーワードを含んだ補助データを生成する補助データ生成手段と、
を備えたことを特徴とするオペレータ支援装置。
(付記10)前記補助データ生成手段によって生成された補助データのなかから、前記事例識別情報および顧客レベルが同一である補助データのうちで最良なものである最良補助データを保持する最良補助データ保持手段と、
前記最良補助データ保持手段によって保持された最良補助データのなかから、前記補助データ生成手段によって新規に生成された補助データである新規補助データと前記事例識別情報および顧客レベルが同一である最良補助データを取得した後に、当該新規補助データが最良補助データよりも優れたものであるか否か判定する最良判定手段と、
前記最良判定手段によって新規補助データが最良補助データよりも優れたものであると判定された場合に、前記最良補助データ保持手段によって保持された最良補助データに代えて、前記新規補助データを新たな最良補助データとして保持するように指示する最良補助データ更新手段と、
をさらに備えたことを特徴とする付記9に記載のオペレータ支援装置。
(付記11)オペレータが現に応対している顧客について、当該顧客が問い合わせ内容に関して有する知識のレベルを示す顧客レベルを取得する顧客レベル取得手段と、
前記顧客から受け付けた問い合わせに対して参照される事例データについて、当該事例データを一意に識別するための事例識別情報を取得する事例識別情報取得手段と、
前記最良補助データ保持手段によって保持された最良補助データのなかから、前記顧客レベル取得手段によって取得された顧客レベルおよび前記事例識別情報取得手段によって取得された事例識別情報が同一である最良補助データを取得した後に、当該最良補助データおよび前記事例データを用いて、オペレータを支援するための支援データを生成する支援データ生成手段と、
をさらに備えたことを特徴とする付記10に記載のオペレータ支援装置。
(付記12)前記事例データは、複数の手順ごとに、前記回答キーワードを含んだ回答文が配列されるものであって、
前記支援キーワード抽出手段は、前記複数の手順ごとに、前記共通キーワードを検出した後に、前記共通キーワードと同じ手順内で発話され、かつ、前記回答キーワードと共通していない発話キーワードを支援キーワードとして抽出し、
前記補助データ生成手段は、前記事例識別情報、顧客レベルおよび支援キーワードに加えて、前記支援キーワードがどの手順で発話されたかを一意に識別する支援手順識別情報をさらに含んだ補助データを生成し、
前記支援データ生成手段は、前記最良補助データに含まれる支援手順識別情報に該当する手順の回答文と前記支援キーワードとが対応付けて所定の表示部に表示されるように、前記支援データを生成することを特徴とする付記11に記載のオペレータ支援装置。
(付記13)コールセンタにおいて顧客から受け付けた問い合わせに対して事例データを参照しながら応対するオペレータを支援するオペレータ支援方法であって、
所定の顧客から受け付けた問い合わせに対して所定の事例データを参照しながら前記オペレータが実際に応対した際の応対内容を記録した応対データから、当該オペレータが発話したキーワードである発話キーワードを抽出する発話キーワード抽出工程と、
前記所定の事例データから、オペレータが顧客に対する回答として発話すべきキーワードである回答キーワードを抽出する回答キーワード抽出工程と、
前記発話キーワード抽出工程によって抽出された発話キーワードのなかから、前記回答キーワード抽出工程によって抽出された回答キーワードと共通するキーワードである共通キーワードを検出した後、当該共通キーワードが発話された時刻の近傍で発話され、かつ、前記回答キーワードと共通していない発話キーワードを支援キーワードとして抽出する支援キーワード抽出工程と、
前記所定の事例データを一意に識別するための事例識別情報、前記所定の顧客が問い合わせ内容に関して有する知識のレベルを示す顧客レベル、および、前記支援キーワード抽出工程によって抽出された支援キーワードを含んだ補助データを生成する補助データ生成工程と、
を含んだことを特徴とするオペレータ支援方法。
(付記14)前記補助データ生成工程によって生成された補助データのなかから、前記事例識別情報および顧客レベルが同一である補助データのうちで最良なものである最良補助データを保持する最良補助データ保持工程と、
前記最良補助データ保持工程によって保持された最良補助データのなかから、前記補助データ生成工程によって新規に生成された補助データである新規補助データと前記事例識別情報および顧客レベルが同一である最良補助データを取得した後に、当該新規補助データが最良補助データよりも優れたものであるか否か判定する最良判定工程と、
前記最良判定工程によって新規補助データが最良補助データよりも優れたものであると判定された場合に、前記最良補助データ保持工程によって保持された最良補助データに代えて、前記新規補助データを新たな最良補助データとして保持するように指示する最良補助データ更新工程と、
をさらに含んだことを特徴とする付記13に記載のオペレータ支援方法。
(付記15)オペレータが現に応対している顧客について、当該顧客が問い合わせ内容に関して有する知識のレベルを示す顧客レベルを取得する顧客レベル取得工程と、
前記顧客から受け付けた問い合わせに対して参照される事例データについて、当該事例データを一意に識別するための事例識別情報を取得する事例識別情報取得工程と、
前記最良補助データ保持工程によって保持された最良補助データのなかから、前記顧客レベル取得工程によって取得された顧客レベルおよび前記事例識別情報取得工程によって取得された事例識別情報が同一である最良補助データを取得した後に、当該最良補助データおよび前記事例データを用いて、オペレータを支援するための支援データを生成する支援データ生成工程と、
をさらに含んだことを特徴とする付記14に記載のオペレータ支援方法。
(付記16)前記事例データは、複数の手順ごとに、前記回答キーワードを含んだ回答文が配列されるものであって、
前記支援キーワード抽出工程は、前記複数の手順ごとに、前記共通キーワードを検出した後に、前記共通キーワードと同じ手順内で発話され、かつ、前記回答キーワードと共通していない発話キーワードを支援キーワードとして抽出し、
前記補助データ生成工程は、前記事例識別情報、顧客レベルおよび支援キーワードに加えて、前記支援キーワードがどの手順で発話されたかを一意に識別する支援手順識別情報をさらに含んだ補助データを生成し、
前記支援データ生成工程は、前記最良補助データに含まれる支援手順識別情報に該当する手順の回答文と前記支援キーワードとが対応付けて所定の表示部に表示されるように、前記支援データを生成することを特徴とする付記15に記載のオペレータ支援方法。
以上のように、本発明に係るオペレータ支援プログラム、オペレータ支援装置およびオペレータ支援方法は、コールセンタにおいて顧客から受け付けた問い合わせに対して事例データを参照しながら応対するオペレータを支援することに有用であり、特に、オペレータにおいて顧客レベルに応じた的確な回答を簡易に実現することに適する。
補助データ生成装置の概要と特徴を説明する図である。 補助データ生成装置の構成を示すブロック図である。 応対データ記憶部が記憶する情報の例を示す図である。 事例データ記憶部が記憶する情報の例を示す図である。 発話キーワード記憶部が記憶する情報の例を示す図である。 検索結果記憶部が記憶する情報の例を示す図である。 回答キーワード記憶部が記憶する情報の例を示す図である。 支援キーワード記憶部が記憶する情報の例を示す図である。 補助データ記憶部が記憶する情報の例を示す図である。 発話キーワード抽出部が発話キーワードを抽出する例を示す図である。 回答キーワード抽出部が回答キーワードを抽出する例を示す図である。 支援キーワード抽出部が支援キーワードを抽出する例を示す図である。 補助データ生成部が補助データを生成する例を示す図である。 補助データ生成処理の流れを示すフローチャートである。 補助データ生成装置の構成を示すブロック図である。 最良補助データ登録処理の流れを示すフローチャートである。 オペレータ支援装置の構成を示すブロック図である。 顧客データ記憶部が記憶する情報の例を示す図である。 支援データ生成部が生成する支援データの例を示す図である。 ディスプレイに出力される支援データの例を示す図である。 オペレータ支援処理の流れを示すフローチャートである。 スキル判定装置の構成を示すブロック図である。 判定メッセージ記憶部が記憶する情報の例を示す図である。 スキル判定処理の流れを示すフローチャートである。 オペレータ支援プログラムを実行するコンピュータを示す図である。
符号の説明
1 音声データ
2 事例データ
10 補助データ生成装置
20 入力部
30 記憶部
31 応対データ記憶部
32 事例データ記憶部
33 発話キーワード記憶部
34 検索結果記憶部
35 回答キーワード記憶部
36 支援キーワード記憶部
37 補助データ記憶部
40 制御部
41 発話キーワード抽出部
42 事例データ検索部
43 回答キーワード抽出部
44 支援キーワード抽出部
45 補助データ生成部

Claims (5)

  1. コールセンタにおいて顧客から受け付けた問い合わせに対して事例データを参照しながら応対するオペレータを支援する方法をコンピュータに実行させるオペレータ支援プログラムであって、
    所定の顧客から受け付けた問い合わせに対して所定の事例データを参照しながら前記オペレータが実際に応対した際の応対内容を記録した応対データから、当該オペレータが発話したキーワードである発話キーワードを抽出する発話キーワード抽出手順と、
    前記所定の事例データから、オペレータが顧客に対する回答として発話すべきキーワードである回答キーワードを抽出する回答キーワード抽出手順と、
    前記発話キーワード抽出手順によって抽出された発話キーワードのなかから、前記回答キーワード抽出手順によって抽出された回答キーワードと共通するキーワードである共通キーワードを検出した後、当該共通キーワードが発話された時刻の近傍で発話され、かつ、前記回答キーワードと共通していない発話キーワードを支援キーワードとして抽出する支援キーワード抽出手順と、
    前記所定の事例データを一意に識別するための事例識別情報、前記所定の顧客が問い合わせ内容に関して有する知識のレベルを示す顧客レベル、および、前記支援キーワード抽出手順によって抽出された支援キーワードを含んだ補助データを生成する補助データ生成手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とするオペレータ支援プログラム。
  2. 前記補助データ生成手順によって生成された補助データのなかから、前記事例識別情報および顧客レベルが同一である補助データのうちで最良なものである最良補助データを保持する最良補助データ保持手順と、
    前記最良補助データ保持手順によって保持された最良補助データのなかから、前記補助データ生成手順によって新規に生成された補助データである新規補助データと前記事例識別情報および顧客レベルが同一である最良補助データを取得した後に、当該新規補助データが最良補助データよりも優れたものであるか否か判定する最良判定手順と、
    前記最良判定手順によって新規補助データが最良補助データよりも優れたものであると判定された場合に、前記最良補助データ保持手順によって保持された最良補助データに代えて、前記新規補助データを新たな最良補助データとして保持するように指示する最良補助データ更新手順と、
    をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載のオペレータ支援プログラム。
  3. オペレータが現に応対している顧客について、当該顧客が問い合わせ内容に関して有する知識のレベルを示す顧客レベルを取得する顧客レベル取得手順と、
    前記顧客から受け付けた問い合わせに対して参照される事例データについて、当該事例データを一意に識別するための事例識別情報を取得する事例識別情報取得手順と、
    前記最良補助データ保持手順によって保持された最良補助データのなかから、前記顧客レベル取得手順によって取得された顧客レベルおよび前記事例識別情報取得手順によって取得された事例識別情報が同一である最良補助データを取得した後に、当該最良補助データおよび前記事例データを用いて、オペレータを支援するための支援データを生成する支援データ生成手順と、
    をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする請求項2に記載のオペレータ支援プログラム。
  4. 前記事例データは、複数の手順ごとに、前記回答キーワードを含んだ回答文が配列されるものであって、
    前記支援キーワード抽出手順は、前記複数の手順ごとに、前記共通キーワードを検出した後に、前記共通キーワードと同じ手順内で発話され、かつ、前記回答キーワードと共通していない発話キーワードを支援キーワードとして抽出し、
    前記補助データ生成手順は、前記事例識別情報、顧客レベルおよび支援キーワードに加えて、前記支援キーワードがどの手順で発話されたかを一意に識別する支援手順識別情報をさらに含んだ補助データを生成し、
    前記支援データ生成手順は、前記最良補助データに含まれる支援手順識別情報に該当する手順の回答文と前記支援キーワードとが対応付けて所定の表示部に表示されるように、前記支援データを生成することを特徴とする請求項3に記載のオペレータ支援プログラム。
  5. 前記補助データ生成手順によって生成された補助データのなかから、前記事例識別情報および顧客レベルが同一である補助データのうちで最良なものである最良補助データを保持する最良補助データ保持手順と、
    前記最良補助データ保持手順によって保持された最良補助データのなかから、前記補助データ生成手順によって新規に生成された補助データである新規補助データと前記事例識別情報および顧客レベルが同一である最良補助データを取得した後に、当該新規補助データと最良補助データとを比較して、当該新規補助データに係るオペレータのスキルを算出するスキル算出手順と、
    をさらにコンピュータに実行させることを特徴とする請求項1に記載のオペレータ支援プログラム。
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