JP2008033827A - ストレージ装置及びプログラム更新方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】マイクロプログラムの更新作業を容易化し、更新作業時における保守員のオペレーションミスを軽減できるようにする。
【解決手段】プログラムを記憶保持する記憶部と、前記記憶部に記憶保持された前記プログラムに従って前記各種処理を実行する処理部と、外部操作に応じて前記プログラムを更新するプログラム更新部とを備え、前記プログラム更新部が前記プログラムの更新に際して設定を解除すべき項目を設定解除項目として決定すると共に、各前記設定解除項目の設定解除処理の実行順序を決定し、決定した順序に従って各前記設定解除項目の設定を解除した後に、前記プログラムの交換処理を実行し、当該プログラムの交換処理後に、設定を解除した各前記設定解除項目を、当該各設定解除項目の設定を解除した前記順序と逆の順序で再設定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ストレージ装置及びプログラム更新方法に関し、特にバージョン毎に各種前提条件及び制限事項が異なるマイクロプログラムが実装されたストレージ装置に適用して好適なものである。
ストレージ装置を制御するマイクロプログラムは、例えば、顧客から要求された仕様の追加又は更新等に応じて、改良や更新が行われている。現在使用しているマイクロプログラムをより新しいバージョンのものに更新することをマイクロプログラムのバージョンアップという。逆に、現在使用しているプログラムを古いバージョンのものに更新することをマイクロプログラムのバージョンダウンという。従来、かかるマイクロプログラムのバージョンアップやバージョンダウンは、ストレージ装置の保守員が、マニュアルを見ながら行っていた。
なお、バージョンアップ又はバージョンダウン後のプログラムの管理に関しては、種々のバージョンが発生し、それぞれ独自にバージョンアップされていく多種類のバージョン系列を自動で適切に管理し、プログラム品質を向上させることが提案されている(特許文献1参照)。
特開2005−258709号公報
マイクロプログラムは、搭載された機能等の前提条件や、設定可能な論理ボリュームの数等の制限事項などがバージョン毎に異なる。このため、ストレージ装置のマイクロプログラムをバージョンアップ又はバージョンダウンするに際して各種設定をそのままにしておくと、例えばバージョンアップ後に新しいバージョンのマイクロプログラムでは削除された機能の設定がそのまま残されていたり、バージョンダウン後に古いバージョンが管理可能な数を越える論理ボリュームが設定されているなどの不具合が生じることがある。そしてこのような事態が生じた場合、マイクロプログラム更新後のストレージ装置の動作に悪影響を及ぼす問題があった。
このため、ストレージ装置においては、マイクロプログラムを更新(バージョンアップ又はバージョンダウン)するに際しては、マイクロプログラムに搭載された各種機能のうちの特にバージョン毎に搭載の有無が異なる機能等の前提条件や、バージョン毎に数値が異なる制御事項に関する設定を事前に解除し、マイクロプログラムの更新後にこれらを再設定する必要があった。
しかしながら、このような前提条件や制限事項の設定解除作業や再設定作業は、異なるマイクロプログラムのバージョンに対応して様々な作業を組み合わせることが必要となるために煩雑であり、かかる設定解除作業及び再設定作業を行う保守員がオペレーションミスをおこしやすいという問題点があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、マイクロプログラムの更新作業を容易化し、更新作業時における保守員のオペレーションミスを軽減し得るストレージ装置及びそのプログラム更新方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明においては、所定のプログラムに基づいて各種処理を実行するストレージ装置において、前記プログラムを記憶保持する記憶部と、前記記憶部に記憶保持された前記プログラムに従って前記各種処理を実行する処理部と、外部操作に応じて前記プログラムを更新するプログラム更新部とを備え、前記プログラム更新部は、前記プログラムの更新に際して設定を解除すべき項目を設定解除項目として決定すると共に、各前記設定解除項目の設定解除処理の実行順序を決定し、決定した順序に従って各前記設定解除項目の設定を解除した後に、前記プログラムの交換処理を実行し、当該プログラムの交換処理後に、設定を解除した各前記設定解除項目を、当該各設定解除項目の設定を解除した前記順序と逆の順序で再設定することを特徴とする。
この結果、このストレージ装置では、プログラムを更新する際に、保守員が手動でかかる設定解除項目の設定を解除すると共に、プログラムの変更後にこの設定解除項目を再設定するという作業を行う必要性を排除することができる。
また本発明においては、所定のプログラムに基づいて各種処理を実行するストレージ装置の当該プログラムを更新するプログラム更新方法において、前記プログラムの更新に際して設定を解除すべき項目を設定解除項目として決定する第1のステップと、各前記設定解除項目の設定解除処理の実行順序を決定する第2のステップと、決定した順序に従って各前記設定解除項目の設定を解除する第3のステップと、前記プログラムの交換処理を実行する第4のステップと、前記プログラムの交換処理後に、設定を解除した各前記設定解除項目を、当該各設定解除項目の設定を解除した前記順序と逆の順序で再設定する第5のステップとを備えることを特徴とする。
この結果、このプログラム更新方法によれば、プログラムを更新する際に、保守員が手動でかかる設定解除項目の設定を解除すると共に、プログラムの変更後にこの設定解除項目を再設定するという作業を行う必要性を排除することができる。
本発明によれば、マイクロプログラムの更新作業を容易化し、更新作業時における保守員のオペレーションミスを軽減することができる。
(1)第1の実施の形態
以下、各図を参照しながら本発明の一実施の形態について説明する。
(1−1)本実施の形態による記憶システムの全体構成
図1において、1は全体として本実施の形態による記憶システムを示す。この記憶システム1は、複数のホスト装置2がストレージ装置3と接続されることにより構成されている。
上位装置としてのホスト装置2は、図示しないCPU(Central Processing Unit)やメモリ等の情報処理資源を備えたコンピュータ装置であり、例えばパーソナルコンピュータや、ワークステーション、メインフレームなどから構成される。ホスト装置2は、例えばキーボード、スイッチやポインティングデバイス、マイクロフォン等の情報入力装置(図示せず)と、例えばモニタディスプレイやスピーカ等の情報出力装置(図示せず)とを備える。
ストレージ装置3は、図1に示すように、複数のホストインターフェイス10、複数のチャネルアダプタ11、共有メモリ13、キャッシュメモリ12、ディスクアダプタ14、ディスクデバイス部15及び管理端末(SVP:Service Processor)16を備えて構成されている。
ホストインターフェイス10は、例えばSCSIカード等のホストインタフェースカードから構成され、ホスト装置2をストレージ装置3に接続するI/Oアダプタとして用いられる。
チャネルアダプタ11は、それぞれCPU20及びメモリ21等の情報処理資源を備えたマイクロコンピュータとして構成されている。メモリ21は、CPU20のワークメモリとして用いられる。CPU20は、後述する共有メモリ13に保持されたマイクロプログラム31に基づいて、データ入出力処理を始めとする各種処理を実行する。
共有メモリ13及びキャッシュメモリ12は、チャネルアダプタ11及びディスクアダプタ14により共有されるメモリである。共有メモリ13は、マイクロプログラム31を保持するために利用されるほか、主にストレージ装置3の構成に関する情報であるシステム構成情報等を記憶するために利用され、キャッシュメモリ12は、主にディスクデバイス部15に入出力するデータを一時的に記憶するために利用される。
ディスクアダプタ14は、それぞれCPU22やメモリ23等を備えたマイクロコンピュータシステムとして構成されている。メモリ23は、CPU22のワークメモリとして用いられる。CPU22は、共有メモリ13に保持されたマイクロプログラム31に基づいて、データ入出力処理を始めとする各種処理を実行する。
ディスクデバイス部15は、複数のディスクデバイス17から構成される。各ディスクデバイス17は、例えばSCSI(Small Computer System Interface)ディスク等の高価なディスク、又はSATA(Serial AT Attachment)ディスクや光ディスク等の安価なディスクから構成される。
これらディスクデバイス17は、RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)方式で運用され、1又は複数のディスクデバイス17により提供される物理的な記憶領域上に、1又は複数の論理的なボリューム(以下、これを論理ボリュームと呼ぶ)VOLが定義される。そしてホスト装置2からのデータは、この論理ボリュームVOL内に所定の大きさのブロック(以下、これを論理ブロックと呼ぶ)を単位として記憶される。
各論理ボリュームVOLには、それぞれ固有のボリューム番号が付与される。本実施の形態の場合、データの入出力は、このボリューム番号と、各論理ブロックにそれぞれ付与されるその論理ブロックに固有の番号(以下、これをLBA(Logical Block Address)と呼ぶ)との組み合わせたものをアドレスとして、当該アドレスを指定して行われる。
管理端末16は、ストレージ装置3を保守又は管理するための端末装置であり、CPU24やメモリ25等の情報処理資源を備えたマイクロコンピュータシステムとして構成される。記憶システム1の保守員は、管理端末16を操作することにより、例えば、ディスクデバイス部15におけるディスクデバイス17の増設等、RAID構成やECC(Error Correcting Code)グループ構成の設定変更等を行う。
(1−2)本実施の形態によるマイクロプログラム更新機能
(1−2−1)マイクロプログラム更新機能の概要及び各種テーブルの構成
次に、ストレージ装置3に搭載されたマイクロプログラム更新機能について説明する。
本実施の形態の場合、ストレージ装置3においては、新たなバージョンのマイクロプログラム31が記録されたCD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)30を管理端末16に装填し、所定の操作を行うことによって、当該CD−ROM30に記録されたマイクロプログラム31を共有メモリ13に取り込ませることができる。この場合、ストレージ装置3の各チャネルアダプタ11や各ディスクアダプタ14は、この後この新たなマイクロプログラム31に従って各種処理を実行することとなる。
そして本実施の形態のストレージ装置3は、このようなマイクロプログラム31の更新(バージョンアップ又はバージョンダウン)の際に、マイクロプログラム31の更新によって不具合を生じるおそれがある機能や制限事項の設定を事前に解除すると共に、マイクロプログラム31の更新後に当該機能や制限事項の再設定や、マイクロプログラム31を更新することによって新たに設定が必要となった事項の設定を行うマイクロプログラム更新機能が搭載されている点を特徴としている。
実際上、このようなマイクロプログラム更新機能を実現するための手段として、図2に示すように、かかるCD−ROM30には、新たなマイクロプログラム31と共に第1〜第3の前提条件・制限事項マトリクステーブル群32〜34、構成情報チェックテーブル35、機能解除条件テーブル36及び機能解除手順テーブル37が記録されており、これらのデータがマイクロプログラム31と共にCD−ROM30から読み出されて共有メモリ13に格納される。
ここで、第1の前提条件・制限事項マトリクステーブル群32は、マイクロプログラム31の更新の際に事前に設定を解除しておくべき項目(以下、これを設定解除項目と呼ぶ)のうち、特に実装の可否が任意となっているストレージ装置3のオプション機能(Program Product)に関連した項目を検索するために用いられるテーブル群であり、図3〜図6に示すように、PP(Program Products)用バージョンアップテーブル40(図3)、PP用バージョンアップ詳細テーブル41(図4)、PP用バージョンダウンテーブル42(図5)及びPP用バージョンダウン詳細テーブル43(図6)から構成される。
このうちPP用バージョンアップテーブル40は、マイクロプログラム31のバージョンアップの際に設定を解除しておくべきオプション機能関連の設定解除項目を、現在のマイクロプログラム31(以下、これを現マイクロプログラムと呼ぶ)のバージョンと、新たなマイクロプログラム31(以下、これを新マイクロプログラムと呼ぶ)のバージョンとの関係で規定した対戦表形式のテーブルである。
具体的には、PP用バージョンアップテーブル40では、各行にそれぞれ現マイクロプログラム31のバージョン番号が対応付けられると共に、各列にそれぞれ新マイクロプログラム31のバージョン番号が対応付けられている。そしてPP用バージョンアップテーブル40では、現マイクロプログラム31のあるバージョン番号の行と、新マイクロプログラム31のあるバージョン番号との列とが交差する欄(以下、これをコード番号記述欄と呼ぶ)内に、その行と対応付けられたバージョン番号の現マイクロプログラム31をその列と対応付けられたバージョン番号の新マイクロプログラム31にバージョンアップする場合に設定を解除しておくべき設定解除項目に割り当てられたコード番号がそれぞれ記述されている。
従って、例えば図3の例では、現マイクロプログラム31のバージョンが「01」であり、新マイクロプログラム31のバージョンが「03」である場合には、設定解除項目として「a1」、「a2」又は「a4」というコード番号がそれぞれ付与された3つの項目が存在することが示され、現マイクロプログラム31のバージョンが「03」であり、新マイクロプログラム31のバージョンが「04」である場合には、設定解除項目として「a1」、「a2」又は「a3」というコード番号がそれぞれ付与された3つの項目が存在することが示されている。
またPP用バージョンアップ詳細テーブル41は、マイクロプログラム31のバージョンアップの際に設定を解除しておくべきオプション機能関連の各設定解除項目の具体的な設定解除処理の内容を規定したテーブルであり、「コード番号」欄41A、「前提条件・制限事項」欄41B、「内容」欄41C及び「機能解除手順テーブル番号」欄41Dから構成される。
そして「コード番号」欄41Aには、対応する設定解除項目に割り当てられたコード番号が格納される。また「前提条件・制限事項」欄41Bには、その設定解除項目の設定を解除する場合に前提となる、現マイクロプログラム31が持っているべき機能や、現マイクロプログラム31が管理している数値などの前提条件や制限事項が格納される。例えば図4において、「a1」という設定解除項目の設定を解除する場合の前提として、現マイクロプログラム31が「Remote Copy」という機能を有することが規定されている。ここで、「Remote Copy」とは、遠隔地に設置された他のストレージ装置3との間でユーザが使用するボリューム(以下、これを運用ボリュームと呼ぶ)のリモートコピーを行うリモートコピー機能のことである。また図4では、「a2」という設定解除項目の設定を解除する場合の前提として、現マイクロプログラム31が「筐体内コピー」という機能を有することが規定されている。ここで、「筐体内コピー」とは、ある時点の運用ボリュームのデータイメージを取得する機能であるスナップショット機能のことである。
またPP用バージョンアップ詳細テーブル41の「内容」欄41Cには、対応する設定解除項目の具体的な設定解除処理の内容が格納される。例えば図4において、「Remote Copyペア解除」は、リモートコピー機能に関連して、コピー元のボリューム(運用ボリューム)と、コピー先のボリュームとの対応付け(Remote Copyペア設定)を解除すべきことを意味する。また「筐体内コピーペア解除」は、スナップショット機能に関連して、運用ボリュームと、その運用ボリュームのスナップショットを復元する際に必要となる差分データを格納するボリュームとの対応付け(筐体内コピーペア設定)を解除すべきことを意味する。
さらに「機能解除手順テーブル番号」欄41Dには、後述する機能解除手順テーブル37に登録された各種設定解除項目のうちの、対応する設定解除項目の機能解除手順テーブル37への登録番号が格納される。例えば図4では、「Remote Copyペア解除」という設定解除処理は、機能解除手順テーブル37上において登録番号が「20」であり、「筐体内コピーペア解除」という設定解除処理は、機能解除手順テーブル37上において登録番号が「21」であることが示されている。
これに対して、PP用バージョンダウンテーブル42は、マイクロプログラム31のバージョンダウンの際に設定を解除しておくべきオプション機能関連の設定解除項目を、現マイクロプログラム31の各バージョンと、新マイクロプログラム31の各バージョンとの関係で規定した対戦表形式のテーブルである。このPP用バージョンダウンテーブル42は、PP用バージョンアップテーブル40と同様の構成を有するため、その具体的説明については省略する。
またPP用バージョンダウン詳細テーブル43は、マイクロプログラム31のバージョンダウンの際に設定を解除しておくべきオプション機能関連の各設定解除項目の具体的な設定解除処理の内容を規定したテーブルである。このPP用バージョンダウン詳細テーブル43も、PP用バージョンアップ詳細テーブル41と同様の構成を有するため、その具体的説明については省略する。
一方、第2の前提条件・制限事項マトリクステーブル群33は、マイクロプログラム31の更新の際に事前に設定を解除しておくべき設定解除項目のうち、特にストレージ装置3のシステムオプションモードに関連した項目、すなわち、ストレージ装置3の性能向上項目、又は顧客要求に応じた機能項目等を検索するために用いられるテーブル群であり、図7〜図10に示すように、SOM(System Option MODE)用バージョンアップテーブル44(図7)、SOM用バージョンアップ詳細テーブル45(図8)、SOM用バージョンダウンテーブル46(図9)、及びSOM用バージョンダウン詳細テーブル47(図10)から構成される。
このうちSOM用バージョンアップテーブル44は、マイクロプログラム31のバージョンアップの際に設定を解除しておくべきシステムオプションモード機能関連の設定解除項目を、現マイクロプログラム31のバージョンと、新マイクロプログラム31のバージョンとの関係で規定した対戦表形式のテーブルであり、PP用バージョンアップテーブル40と同様に構成されている。
従って、例えば図7の例では、現マイクロプログラム31のバージョンが「01」であり、新マイクロプログラム31のバージョンが「03」である場合には、設定解除項目として「c2」というコード番号が付与された1つの項目が存在することが示され、現マイクロプログラムのバージョンが「03」であり、新マイクロプログラムのバージョンが「04」である場合には、設定解除項目として「c3」というコード番号が付与された1つの項目が存在することが示されている。
またSOM用バージョンアップ詳細テーブル45は、マイクロプログラム31のバージョンアップの際に設定を解除しておくべきシステムオプションモード機能関連の各設定解除項目の具体的な設定解除処理の内容を規定したテーブルであり、PP用バージョンアップ詳細テーブル41と同様に構成されている。
従って、図8の例では、「c1」というコード番号が割り当てられた設定解除項目については、現マイクロプログラム31が「MODE777」というコード番号のシステムオプションモード機能を有していることがその設定解除項目の設定を解除する場合の前提条件であり、当該設定解除項目の具体的な設定解除処理の内容は、システム等の設定変更等を行った後に、設定内容等を確認するための監視時間を再度設定すべきこと(「監視時間の再設定」)であり、さらにこの設定解除処理は、機能解除手順テーブル37における登録番号が「8」の項目に対応することが示されている。
これに対してSOM用バージョンダウンテーブル46は、マイクロプログラム31のバージョンダウンの際に設定を解除しておくべきシステムオプションモード機能関連の設定解除項目を、現マイクロプログラム31のバージョンと、新マイクロプログラム31のバージョンとの関係で規定した対戦表形式のテーブルである。このSOM用バージョンダウンテーブル46は、SOM用バージョンアップテーブル44と同様の構成を有するため、その具体的説明については省略する。
またSOM用バージョンダウン詳細テーブル47は、マイクロプログラム31のバージョンダウンの際に設定を解除しておくべきシステムオプションモード機能関連の各設定解除項目の具体的な設定解除処理の内容を規定したテーブルである。このSOM用バージョンダウン詳細テーブル47も、SOM用バージョンアップ詳細テーブル45と同様の構成を有するため、その具体的説明については省略する。
他方、第3の前提条件・制限事項マトリクステーブル群34は、マイクロプログラム31の更新に伴って設定を解除しておくべき設定解除項目のうち、特にストレージ装置3に接続されたホスト装置2の種類等によって制限される項目を検索するために用いられるテーブル群であり、図11〜図14に示すように、HOST用バージョンアップテーブル48(図11)、HOST用バージョンアップ詳細テーブル49(図12)、HOST用バージョンダウンテーブル50(図13)及びHOST用バージョンダウン詳細テーブル51(図14)から構成される。
このうち、HOST用バージョンアップテーブル48は、マイクロプログラム31のバージョンアップの際に設定を解除しておくべきホスト装置2関連の設定解除項目を、現マイクロプログラム31のバージョンと、新マイクロプログラム31のバージョンとの関係で規定した対戦表形式のテーブルであり、PP用バージョンアップテーブル40と同様に構成されている。
従って、例えば図11の例では、現マイクロプログラムのバージョンが「01」であり、新マイクロプログラムのバージョンが「03」である場合には、設定解除項目として「e1」又は「e2」というコード番号がそれぞれ付与された2つの項目が存在することが示され、現マイクロプログラムのバージョンが「03」であり、新マイクロプログラムのバージョンが「04」である場合には、設定解除項目として「e2」というコード番号が付与された1つの項目が存在することが示されている。
またHOST用バージョンアップ詳細テーブル49は、マイクロプログラム31のバージョンアップの際に設定を解除しておくべきホスト装置2関連の各設定解除項目の具体的な設定解除処理の内容を規定したテーブルであり、PP用バージョンアップ詳細テーブル41と同様に構成されている。
従って、図12の例では、「e1」というコード番号が割り当てられた設定解除項目については、ストレージ装置3に「OS1」という種類のホスト装置2が接続されていることがその設定解除項目の設定を解除する場合の前提条件であり、当該設定解除項目の具体的な内容は、コンピュータシステム全体を管理する
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であるオペレーティングシステムに対応するホスト装置2のモードを変更すべきこと(「HOST MODE」)であり、さらにこの設定解除処理は、機能解除手順テーブル37における登録番号が「50」の項目に対応することが示されている。
これに対してHOST用バージョンダウンテーブル50は、マイクロプログラム31のバージョンダウンの際に設定を解除しておくべきホスト装置2関連の設定解除項目を、現マイクロプログラム31のバージョンと、新マイクロプログラム31のバージョンとの関係で規定した対戦表形式のテーブルである。このHOST用バージョンダウンテーブル50は、HOST用バージョンアップテーブル48と同様の構成を有するため、その具体的説明については省略する。
またHOST用バージョンダウン詳細テーブル51は、マイクロプログラム31のバージョンダウンの際に設定を解除しておくべきホスト装置2関連の各設定解除項目の具体的な設定解除処理の内容を規定したテーブルである。このHOST用バージョンダウン詳細テーブル51は、HOST用バージョンアップ詳細テーブル49と同様の構成を有するため、その具体的説明については省略する。
構成情報チェックテーブル35は、マイクロプログラム31を更新する際に自ストレージ装置3において設定を解除しておくべき前提条件・制限事項を管理端末16がチェックするためのテーブルである。この構成情報チェックテーブル35には、上述の第1〜第3の前提条件・制限事項マトリクステーブル群32〜34において挙げられた設定解除項目を始めとして、例えば図15に示すように、マイクロプログラム31のバージョンによって管理可能な上限値が異なる「ストレージ装置3内の論理ユニット数(Number of CUs)」や、マイクロプログラム31のバージョンによって数値が異なる「キャッシュメモリグループのサイズ(CMG)」などの制限事項、並びにマイクロプログラム31のバージョンによって搭載されている場合と搭載されていない場合とがある「オンデマンド機能(On-Demand)」、「Cache常駐化機能(DCR Available)」などの前提条件が複数登録されている。
機能解除条件テーブル36は、構成情報チェックテーブル35に登録された各項目(前提条件・制限事項)について、その項目の設定を解除する場合の具体的な条件が挙げられたテーブルであり、「項目」欄36A及び「条件」欄36Bから構成されている。
そして「項目」欄36Aには、上述のように構成情報チェックテーブル35に登録された各項目(前提条件・制限事項)が列挙され、「条件」欄36Bには、対応する項目の設定を解除し又は数値を削除する場合の具体的な条件が記述されている。
図16の例では、例えば「ストレージ装置3内の論理ユニット数(Number of CUs)」については、その数値が「256」以上のときには、共有メモリ13に格納されているシステム構成情報からその数値を削除し、「キャッシュメモリグループのサイズ(CMG)」については、その数値が「4096」であるときには、かかるシステム構成情報からその数値を削除すべきことが規定されている。また図16の例では、「オンデマンド機能(On-Demand)」及び「Cache常駐化機能(DCR Available)」についは、その機能が設定されている場合には、当該機能を解除すべきことが規定されている。
機能解除手順テーブル37は、マイクロプログラム31を更新する場合において、構成情報チェックテーブル35に挙げられた各設定解除項目を解除(システム構成情報からの削除を含む)するに際して、どの設定解除項目から順番に解除してゆけば良いかを規定したテーブルであり、図17に示すように、「番号」欄37A、「項目」欄37B及び「順番」欄37Cから構成されている。
そして「番号」欄37Aには、その設定解除項目の機能解除手順テーブル37上での登録番号が格納され、「項目」欄37Bには、その設定解除項目の内容が格納され、「順番」欄37Cには、その設定解除項目に設定された優先順位が格納される。この優先順位は、いくつかの設定解除項目を解除する際に、この順番で設定解除項目の設定を解除してゆくことによって、不具合を生じさせることなく、各設定解除項目の設定を解除することができる順位である。
従って、例えば図17の例では、例えば「I/O不可表示(No.0)」、「Remote Copy設定(No.20)」及び「システムオプションモード設定(No.8)」の各設定解除項目の優先順位がそれぞれ「0」、「20」及び「8」であるため、これらの設定解除項目の設定を解除する場合には、「I/O不可表示(No.0)」、「システムオプションモード設定(No.8)」及び「Remote Copy設定(No.20)」の順番で設定を解除してゆく必要があることが分かる。
一方、図18は、作業手順テーブル38を示す。この作業手順テーブル38は、後述のように、チャネルアダプタ11やディスクアダプタ14のマイクロプログラム31を更新する際、管理端末16が、第1〜第3の前提条件・制限事項マトリクステーブル群32〜34、構成情報チェックテーブル35及び機能解除条件テーブル36に基づいて設定を解除すべき設定解除項目を決定した後に、当該決定した設定解除項目の設定解除処理をどの順番で行うかを機能解除手順テーブル37に基づいて決定する際に使用するテーブルである。
この作業手順テーブル38は、「コード番号」欄38A、「内容」欄38B及び「機能解除手順テーブル番号」欄38Cから構成されている。そして「コード番号」欄38Aには、対応する設定解除項目に付与されたコード番号が格納される。また「内容」欄38Bには、その設定解除項目の具体的な設定解除処理の内容が格納される。さらに「機能解除手順テーブル番号」欄38Cには、機能解除手順テーブル37において規定されたその設定解除項目の優先順位が格納される。そして作業手順作成テーブル38では、該当する各設定解除項目の具体的な設定解除処理の内容が上述の優先順位の順番に並べられて登録される。
従って、図18の例では、マイクロプログラムを更新するに際して、行わなければならない設定解除処理として、「I/O不可表示」、「監視時間の再設定」、「Cache常駐化解除」及び「Remote Copyペア解除」があり、これらをこの順番に実行することが決定されていることが示されている。
(1−2−2)マイクロプログラム更新処理
次に、かかるマイクロプログラム更新機能に関する管理端末16のCPU24の具体的な処理内容について説明する。
図19は、チャネルアダプタ11及び又はディスクアダプタ14のマイクロプログラム31の更新処理に関する管理端末16のCPU24の処理内容を示すフローチャートである。
CPU24は、新たなマイクロプログラム31が記録されたCD−ROM30がストレージ装置3の保守員により管理端末16に装填され、当該管理端末16が操作されて、かかるCD−ROM30に記録されたマイクロプログラム31の取り込み命令が与えられると、マイクロプログラム更新処理を開始し、まず、このCD−ROM30からマイクロプログラム31及び当該マイクロプログラム31と共に記録されている上述の各種テーブルを読み出して共有メモリ13に格納する(SP1)。
続いてCPU24は、現マイクロプログラム31のバージョンと、共有メモリ13に読み込んだ新マイクロプログラム31のバージョンとが同一であるか否かを判断し(SP2)、肯定結果を得るとこのマイクロプログラム更新処理を終了する。
これに対してCPU24は、かかる判断において肯定結果を得ると、新マイクロプログラム31のバージョンが現マイクロプログラム31のバージョンよりも新しいか否かを判断し(SP4)、肯定結果を得ると、共有メモリ13に保存されている第1〜第3の前提条件・制限事項マトリクステーブル群32〜34の各バージョンアップテーブルに基づいて、マイクロプログラム31を現マイクロプログラム31から新マイクロプログラム31にバージョンアップするに際して設定を解除しておくべき項目を選択する(SP14)。この際、CPU24は、第1〜第3の前提条件・制限事項マトリクステーブル群32〜34の各バージョンアップテーブルとして、新マイクロプログラム31に付随する、つまり新マイクロプログラム31と共にCD−ROM30から読み出したテーブルを使用する。
続いてCPU24は、新マイクロプログラム31と共にCD−ROM30から読み出した機能解除条件テーブル36に基づいて、ステップSP14において選択した項目に加えて、実際に設定の解除が必要な項目を設定解除項目として決定する(SP15)。
この後CPU24は、ステップSP14及びステップSP15における選択又は決定結果と、新マイクロプログラム31と共にCD−ROM30から読み出した機能解除手順テーブル37とに基づいて、設定を解除する必要があるすべての設定解除項目を登録した作業手順テーブル38を作成し(SP16)、この後、作成した作業手順テーブル38をストレージ装置3内の共有メモリ13に格納する(SP17)。
続いてCPU24は、作業手順テーブル38に登録された各設定解除項目の設定を解除する設定解除処理を行う(SP18)。例えば、共有メモリ13に格納されているシステム構成情報内において、ある設定解除項目が「有効」に設定されている場合には、その設定解除項目の設定を「無効」に設定する。またCPU24は、ある設定解除項目がシステム構成情報内に数値として保存されている内容のものである場合には、システム構成情報からその数値を削除する。
この後CPU24は、必要な各チャネルアダプタ11及び又は各ディスクアダプタ14を制御することにより、今後、チャネルアダプタ11及び又はディスクアダプタ14が新マイクロプログラム31を使用するように設定する(SP19)。これによりマイクロプログラム31のバージョンアップが行われたこととなる。
次いでCPU24は、共有メモリ13に格納した作業手順テーブル38に登録されている各設定解除項目のうち、新マイクロプログラム31のバージョンにおいても設定すべきすべての設定解除項目を、これらを解除した順番と逆の順番で設定し直す(SP20)。
さらにCPU24は、マイクロプログラム31のバージョンアップに伴う新たな機能項目についての設定処理を行い(SP21)、この後、このマイクロプログラム更新処理を終了する。
一方、CPU24は、ステップSP4の判断において否定結果を得たときには、メモリに保存されている第1〜第3の前提条件・制限事項マトリクステーブル群32〜34の各バージョンダウンテーブルに基づいて、マイクロプログラム31を現マイクロプログラム31から新マイクロプログラム31にバージョンダウンするに際して設定を解除しておくべき設定解除項目を選択する(SP5)。この際、CPU24は、第1〜第3の前提条件・制限事項マトリクステーブル群32〜34の各バージョンダウンテーブルとして、現マイクロプログラム31に付随する、つまり現マイクロプログラム31と共にCD−ROM30から読み出したテーブルを使用する。
続いてCPU24は、新マイクロプログラム31と共にCD−ROM30から読み出した機能解除条件テーブル36に基づいて、ステップSP5において選択した項目に加えて、実際に設定の解除が必要な項目を設定解除項目として決定する(SP6)。
この後CPU24は、ステップSP5及びステップSP6における選択又は決定結果と、新マイクロプログラム31と共にCD−ROM30から読み出した機能解除手順テーブル37とに基づいて、設定を解除する必要があるすべての設定解除項目を登録した作業手順テーブル38を作成し(SP7)、この後、作成した作業手順テーブル38をストレージ装置3内の共有メモリ13に格納する(SP8)。
続いてCPU24は、作業手順テーブル38に挙げられた各設定解除項目の設定を解除する設定解除処理を行う(SP9)。例えば、共有メモリ13に格納されているシステム構成情報内において、ある設定解除項目が「有効」に設定されている場合には、その設定解除項目の設定を「無効」に設定する。またCPU24は、ある設定解除項目がシステム構成情報内に数値として保存されている内容のものである場合には、システム構成情報からその数値を削除する。
この後CPU24は、必要な各チャネルアダプタ11及び又は各ディスクアダプタ14を制御することにより、今後、チャネルアダプタ11及び又はディスクアダプタ14が新マイクロプログラム31を使用するように設定する(SP10)。これによりマイクロプログラム31のバージョンダウンが行われたこととなる。
次いでCPU24は、共有メモリ13に格納した作業手順テーブル38に登録されている各設定解除項目のうち、新マイクロプログラム31のバージョンにおいても設定すべきすべての設定解除項目を、これらを解除した順番と逆の順番で設定し直す(SP11)。
さらにCPU24は、マイクロプログラム31のバージョンダウンに伴う新たな機能項目についての設定処理を行い(SP12)、この後、このマイクロプログラム更新処理を終了する。
図20は、かかるマイクロプログラム更新処理のステップSP6又はステップSP15における設定解除項目の決定処理に関する具体的なCPU24の処理内容を示すフローチャートである。
CPU24は、マイクロプログラム更新処理のステップSP6又はステップSP15に進むと、この図20に示す設定解除項目決定処理を開始し(SP23)、まず、自ストレージ装置3に構成情報チェックテーブル35のn番目(初期段階では「1」)の項目が設定されているか否かを判断する(SP24)。
そしてCPU24は、この判断において否定結果を得るとステップSP27に進み、これに対して肯定結果を得るとその項目が設定解除項目に該当するか否かを判断する(SP25)。そしてCPU24は、この判断において否定結果を得るとステップSP27に進み、これに対して肯定結果を得ると、その項目を設定解除項目に追加し(SP26)、この後、そのとき対象としている項目が、当該構成情報チェックテーブル35の最後の項目であるか否かを判断する(SP27)。
CPU24は、この判断において否定結果を得ると、構成情報チェックテーブル35上の対象とする項目を次の項目に移し(SP29)、この後、同様の処理を繰り返す。そしてCPU24は、やがて構成情報チェックテーブル35のすべての項目について同様の処理を終えると、この設定解除項目決定処理を終了する(SP28)。
(1−4)本実施の形態の効果
以上のように本実施の形態による記憶システム1では、ストレージ装置3内のチャネルアダプタ11やディスクアダプタ14のマイクロプログラム31を更新する際に、マイクロプログラム31の更新によって不具合を生じるおそれがある設定解除項目の設定を事前に解除し、マイクロプログラム31の更新後にこれら前提条件や制限事項を再設定するようにしているため、保守員が手動でかかる作業をするという必要がない。かくするにつき、マイクロプログラム31の更新処理を容易化し、マイクロプログラム31の更新に伴うオペレーションミスを未然にかつ確実に防止することができる。
(2)第2の実施の形態
(2−1)第2の実施の形態による記憶システムの全体構成
図1との対応部分に同一符号を付した図21は、第2の実施の形態による記憶システム1を示す。この記憶システム1は、管理サーバ28が図示しないネットワーク等を介して第1のストレージ装置3Aと接続されると共に、第1のストレージ装置3Aに第2のストレージ装置3Bが接続されることにより構成されている。
管理サーバ28は、図示しないCPUやメモリ等の情報処理資源を備えたコンピュータ装置であり、例えばパーソナルコンピュータや、ワークステーション、メインフレームなどから構成される。この管理サーバ28は、第1のストレージ装置3A及び第2のストレージ装置3Bの監視及び管理を行うために用いられる。
第1のストレージ装置3Aは、複数のホストインターフェイス(図示せず)、複数のチャネルアダプタ11、キャッシュメモリ(図示せず)、共有メモリ13、ディスクアダプタ14、ディスクデバイス部15、管理端末16及び複数のポート29を備えて構成されている。第1のストレージ装置3Aは、図示しないホスト装置2に対して、ディスクデバイス部15が有する記憶領域上に定義された論理ボリューム(以下、これを正側ボリュームと呼ぶ)を提供する。
同様に、第2のストレージ装置3Bも、複数のホストインターフェイス(図示せず)、複数のチャネルアダプタ11、キャッシュメモリ(図示せず)、共有メモリ13、ディスクアダプタ14、ディスクデバイス部15、管理端末16及び複数のポート29を備えて構成されている。第2のストレージ装置3Bは、第1のストレージ装置3Aに対して、ディスクデバイス部15が有する記憶領域上に定義された論理ボリューム(以下、これを副側ボリュームと呼ぶ)を提供する。
また第1のストレージ装置3A及び第2のストレージ装置3Bは、第1のポート29A同士及び第2のポート29B同士がそれぞれケーブル等から構成される第1又は第2のパス26A,26Bを介して接続されている。これにより記憶システム1においては、図示しないホスト装置により第1のストレージ装置3A内の正側ボリュームに書き込まれたデータをこれら第1又は第2のパス26A、26Bを介して第2のストレージ装置3B内の対応する副側ボリュームにコピーすることができるようになされている。
(2−2)マイクロプログラム更新処理
次に、第2の実施の形態による記憶システム1に搭載されたマイクロプログラム更新機能について説明する。
本実施の形態による記憶システム1は、第1のストレージ装置3A及び第2のストレージ装置3B間においてリモートコピーが行われている状態において、第1のストレージ装置3Aのチャネルアダプタ11及びディスクアダプタ14のマイクロプログラム31を更新する場合に、これと併せて第2のストレージ装置3Bのチャネルアダプタ11及びディスクアダプタ14のマイクロプログラム31をも同様に更新する機能が搭載されている点を特徴の1つとしている。
また記憶システム1においては、このように第1のストレージ装置3Aにおけるマイクロプログラム31の更新に連動して第2のストレージ装置3Bのマイクロプログラム31を更新する場合、例えば図21のように第1のストレージ装置3A及び第2のストレージ装置3B間が複数のパスで接続されているときには、いずれかのパスでリモートコピーを行いながら、他のパスに接続された第1のストレージ装置3A及び第2のストレージ装置3B内の各チャネルアダプタ11及び各ディスクアダプタ14のマイクロプログラム31を更新する機能が搭載されている点をもう1つの特徴としている。
この際、記憶システム1においては、リモートコピーを行うパスを順次他のパスに切り替えることにより、リモートコピーを中断することなく、第1のストレージ装置3A及び第2のストレージ装置3B内の各チャネルアダプタ11及び各ディスクアダプタ14のマイクロプログラム31を更新し得るようになされている。
図22は、このような第2の実施の形態によるマイクロプログラム更新機能に関する第1のストレージ装置3A内の管理端末16のCPU24A(以下、これを正側CPUと呼ぶ)及び第2のストレージ装置内の管理端末16のCPU24B(以下、これを副側CPUと呼ぶ)の処理内容を示すタイミングチャートである。
正側CPU24Aは、第1のストレージ装置3A及び第2のストレージ装置3B間でリモートコピーが行われている状態において、新たなマイクロプログラム31が記録されたCD−ROM30がストレージ装置3の保守員により第1のストレージ装置3Aの管理端末16に装填され、当該管理端末16が操作されて、かかるCD−ROM30に記録されたマイクロプログラム31の取り込み命令が与えられると、第2の実施の形態によるマイクロプログラム更新処理を開始する。そして正側CPU24Aは、まず、このCD−ROM30からマイクロプログラム31及び当該マイクロプログラム31と共に記録されている上述の各種テーブル31〜37を読み出して共有メモリ13に格納する(SP30)。
続いて正側CPU24Aは、第1のストレージ装置3Aにおいて、第1のパス26Aと接続されている各チャネルアダプタ11及び各ディスクアダプタ14のマイクロプログラム31を更新する旨の通知(以下、これをマイクロプログラム更新通知と呼ぶ)、副側CPU24Bに送信する(SP31)。また正側CPU24Aは、この後第1のパス26Aに接続されている第1のストレージ装置3A内のチャネルアダプタ11及びディスクアダプタ14を閉塞させることにより、これらチャネルアダプタ11及びディスクアダプタ14の機能を解除する(SP33)。
一方、副側CPU24Bは、正側CPU24Aからマイクロプログラム更新通知を受信すると、第1のパス26Aに接続されているチャネルアダプタ11及びディスクアダプタ14を検索などの所定の準備を開始する。そして副側CPU24Bは、かかる準備を完了するとその旨の通知(以下、これを第1の準備完了通知と呼ぶ)を正側CPU24Aに送信する(SP32)。
また副側CPU24Bは、この後、図23に示すプロセッサ閉塞処理に従って、第1のパス26Aに接続されているチャネルアダプタ11及びディスクアダプタ14を閉塞させることにより、これらチャネルアダプタ11及びディスクアダプタ14の機能を解除する(SP34)。さらに副側CPU24Bは、このようなチャネルアダプタ11及びディスクアダプタ14を閉塞し終えると、その旨の通知(以下、これを第2の準備完了通知と呼ぶ)を正側CPU24Aに送信する(SP35)。
正側CPU24Aは、副側CPU24Bからの第2の準備完了通知を受信すると、副側CPU24Bにマイクロプログラム31の更新を開始すべき旨の通知(以下、これをマイクロプログラム更新開始指示通知と呼ぶ)を送信する(SP36)。この後、正側CPU24Aは、第1のストレージ装置3A内の第1のパス26Aに接続されたチャネルアダプタ11及びディスクアダプタ14のマイクロプログラム31を更新する(SP37)。さらに正側CPU24Aは、この後、かかるマイクロプログラム31の更新処理が完了すると、ステップSP34において閉塞させたチャネルアダプタ11及びディスクアダプタ14を復旧(新しいマイクロプログラムで再動作)させる復旧処理を実行する(SP38)。
一方、副側CPU24Bは、正側CPU24Aからのマイクロプログラム更新開始指示通知を受信すると、第2のストレージ装置3B内の第1のパス26Aに接続されたチャネルアダプタ11及びディスクアダプタ14のマイクロプログラム31を、図24について上述したフローチャートに従って更新する(SP39)。
さらに副側CPU24Bは、この後、かかるマイクロプログラム31の更新処理が完了すると、ステップSP34において閉塞させたチャネルアダプタ11及びディスクアダプタ14を復旧させる復旧処理を実行する(SP40)。そして副側CPU24Bは、かかる復旧処理を完了すると、その旨の通知(以下、これを復旧完了通知と呼ぶ)を正側CPU24Aに送信する(SP41)。
また副側CPU24Bは、この後、第2のパス26Bに接続されている第2のストレージ装置3B内のチャネルアダプタ11及びディスクアダプタ14を閉塞させることにより、これらチャネルアダプタ11及びディスクアダプタ14の機能を解除する(SP42)。そして副側CPU24Bは、このようなチャネルアダプタ11及びディスクアダプタ14を閉塞し終えると、その旨の通知(以下、これを第3の準備完了通知と呼ぶ)を正側CPU24Aに送信する(SP43)。
他方、正側CPU24Aは、副側CPU24Bからの復旧完了通知を受信すると、第2のパス26Bに接続されている第1のストレージ装置3A内のチャネルアダプタ11及びディスクアダプタ14の閉塞処理を開始し(SP44)、これらのチャネルアダプタ11及びディスクアダプタ14を閉塞することにより、これらの機能を解除する(SP45)。
そして正側CPU24Aは、この後、副側CPU24Bからの第3の準備完了通知を受信すると、副側CPU24Bにマイクロプログラム31の更新を開始すべき旨の通知(以下、これをマイクロプログラム更新開始指示通知と呼ぶ)を送信する(SP46)。
さらに正側CPU24Aは、この後、第1のストレージ装置3A内の第2のパス26Bに接続されたチャネルアダプタ11及びディスクアダプタ14のマイクロプログラムの更新処理を、図24について上述したフローチャートに従って実行する(SP47)。この後、正側CPU24Aは、かかるマイクロプログラム31の更新処理が完了すると、ステップSP45において閉塞させたチャネルアダプタ11及びディスクアダプタ14を復旧(新しいマイクロプログラムで再動作)させる復旧処理を実行し(SP48)、この後この第2のマイクロプログラム更新処理を終了する。
他方、副側CPU24Bは、ステップSP43において正側CPU24Aに第3の準備完了通知を送信後、正側CPU24Aからのマイクロプログラム更新開始指示通知を受信すると、第2のストレージ装置3B内の第2のパス26Bに接続されたチャネルアダプタ11及びディスクアダプタ14のマイクロプログラムの更新処理を、図24について上述したフローチャートに従って実行する(SP49)。さらに副側CPU24Bは、この後、かかるマイクロプログラム31の更新処理が完了すると、ステップSP42において閉塞させたチャネルアダプタ11及びディスクアダプタ14を復旧(新しいマイクロプログラムで再動作)させる復旧処理を実行し(SP50)、この後この第2のマイクロプログラム更新処理を終了する。
図23は、上述した第2の実施の形態によるマイクロプロセッサの更新処理のうち、ステップSP33,ステップSP34,ステップSP42及びステップSP45において正側CPU24A又は副側CPU24Bが行うチャネルアダプタ11及びディスクアダプタ14の閉塞処理(以下、これをアダプタ閉塞処理と呼ぶ)の具体的な内容を示すフローチャートである。
正側CPU24A及び副側CPU24Bは、かかるマイクロプロセッサ更新処理のステップSP33,ステップSP34,ステップSP42又はステップSP45に進むと、このアダプタ閉塞処理を開始し、ステップSP60〜ステップSP72までの処理を、図19について上述した第1の実施の形態によるマイクロプロセッサ更新処理のステップSP1〜ステップSP9及びステップSP14〜ステップSP18と同様に処理する。
一方、図24は、上述した第2の実施の形態によるマイクロプロセッサ更新処理のうち、ステップSP37,ステップSP39,ステップSP47及びステップSP49において正側CPU24A又は副側CPU24Bが行うマイクロプログラム交換処理の具体的な内容を示すフローチャートである。
正側CPU24A及び副側CPU24Bは、かかるマイクロプロセッサ更新処理のステップSP37,ステップSP39,ステップSP47又はステップSP49に進むと、このマイクロプログラム交換処理を開始し、まず、現マイクロプログラムを新マイクロプログラムに交換することがマイクロプログラムのバージョンアップに該当するか否かを判断する(SP81)。
そして正側CPU24A及び副側CPU24Bは、この判断において否定結果を得ると、続くステップSP85〜ステップSP87までを、図19について上述した第1の実施の形態によるマイクロプロセッサ更新処理のステップSP10〜ステップSP12までと同様に処理し、この後このマイクロプログラム交換処理を終了する。
これに対して正側CPU24A及び副側CPU24Bは、この判断において肯定結果を得ると、続くステップSP82〜ステップSP84までを、かかる第1の実施の形態によるマイクロプロセッサ更新処理のステップSP19〜ステップSP21までと同様に処理し、この後このマイクロプログラム交換処理を終了する。
(2−3)本実施の形態の効果
以上のように本実施の形態による記憶システムでは、第1のストレージ装置3A及び第2のストレージ装置3Bは、第1のポート29A同士及び第2のポート29B同士がそれぞれケーブル等から構成される第1又は第2のパス26A,26Bを介して接続されている。このため、第1のストレージ装置3A及び第2のストレージ装置3B間においてリモートコピーが行われている状態において、第1のストレージ装置3Aのチャネルアダプタ11及びディスクアダプタ14のマイクロプログラムを更新する場合に、これと併せて第2のストレージ装置3Bのチャネルアダプタ11及びディスクアダプタ14のマイクロプログラムをも同様に更新する。また、第1のストレージ装置3Aにおけるマイクロプログラムの更新に連動して第2のストレージ装置3Bのマイクロプログラムを更新する場合、いずれかのパスでリモートコピーを行いながら、他のパスに接続された第1のストレージ装置3A及び第2のストレージ装置3B内の各チャネルアダプタ11及び各ディスクアダプタ14のマイクロプログラムを更新する。かくするにつき、第1の実施の形態による記憶システム1により得られる効果に加えて、リモートコピーを中断することなく、第1のストレージ装置3A及び第2のストレージ装置3B内の各チャネルアダプタ11及び各ディスクアダプタ14のマイクロプログラムを更新することができるという格別な効果をも得ることができる。
(3)他の実施の形態
なお、上述の実施の形態においては、ディスクドライブ17により物理的な記憶領域を提供する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、フラッシュメモリなどの半導体メモリを記憶デバイスとして用いるようにしても良い。
また、上述の実施の形態においては、記憶部に記憶保持されたマイクロプログラムに従って各種処理を実行する処理部としてチャネルアダプタ11及び各ディスクアダプタ14がプロセッサを有する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、かかるプロセッサ以外のプロセッサにより同様の処理を行うようにしてもよい。
さらに、上述の実施の形態においては、各チャネルアダプタ11及び各ディスクアダプタ14が1つのプロセッサを有する場合においてマイクロプログラムを更新する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、各チャネルアダプタ11及び各ディスクアダプタ14が複数のプロセッサを有し、各プロセッサごとにマイクロプログラムを順番に変更することにより、データの入出力を中断することなく、マイクロプログラムの更新処理を行うようにしてもよい。
さらに、上述の実施の形態においては、マイクロプログラムを記憶保持する記憶部として共有メモリ13を備える場合について述べたが、本発明はこれに限らず、マイクロプログラムを記憶保持する記憶部として管理端末16のメモリ25等の他のメモリを備えてもよい。
さらに、上述の実施の形態においては、外部操作に応じて前記プログラムを更新するプログラム更新部として管理端末16のCPU24を備える場合について述べたが、本発明はこれに限らず、その他のCPUを用いてマイクロプログラムの更新をしてもよい。
本発明は、ストレージ装置を含む記憶システムに広く適用することができる。
第1の実施の形態による記憶システム1を示すブロック図である。 新たなマイクロプログラムと共に共有メモリ13に格納又は作成されるテーブルの一覧である。 第1の前提条件・制限事項マトリクステーブル群32のPP用バージョンアップテーブル40を示す概念図である。 第1の前提条件・制限事項マトリクステーブル群32のPP用バージョンアップ詳細テーブル41を示す概念図である。 第1の前提条件・制限事項マトリクステーブル群32のPP用バージョンダウンテーブル42を示す概念図である。 第1の前提条件・制限事項マトリクステーブル群32のPP用バージョンダウン詳細テーブル43を示す概念図である。 第2の前提条件・制限事項マトリクステーブル群33のSOM用バージョンアップテーブル44を示す概念図である。 第2の前提条件・制限事項マトリクステーブル群33のSOM用バージョンアップ詳細テーブル45を示す概念図である。 第2の前提条件・制限事項マトリクステーブル群33のSOM用バージョンダウンテーブル46を示す概念図である。 第2の前提条件・制限事項マトリクステーブル群33のSOM用バージョンダウン詳細テーブル47を示す概念図である。 第3の前提条件・制限事項マトリクステーブル群34のHOST用バージョンアップテーブル48を示す概念図である。 第3の前提条件・制限事項マトリクステーブル群34のHOST用バージョンアップ詳細テーブル49を示す概念図である。 第3の前提条件・制限事項マトリクステーブル群34のHOST用バージョンダウンテーブル50を示す概念図である。 第3の前提条件・制限事項マトリクステーブル群34のHOST用バージョンダウン詳細テーブル51を示す概念図である。 構成情報チェックテーブル35を示す概念図である。 機能解除条件テーブル36を示す概念図である。 機能解除手順テーブル37を示す概念図である。 作業手順テーブル38を示す概念図である。 第1の実施形態にかかるマイクロプログラムの更新処理の説明に要するフローチャートである。 第1の実施の形態にかかるマイクロプログラムの更新処理のうち、特に構成情報の項目決定の説明に要するフローチャートである。 第2の実施の形態による記憶システム1を示すブロック図である。 第2の実施の形態にかかるマイクロプログラムの更新処理の説明に要するタイミングチャートである。 第2の実施の形態にかかるマイクロプログラムの更新処理の説明に要するサブルーチンチャートである。 第2の実施の形態にかかるマイクロプログラムの更新処理の説明に要するサブルーチンチャートである。
符号の説明
1・・・・・・ストレージシステム、2・・・・・・ホスト装置、3・・・・・・ストレージ装置、10・・・・・・ホストインターフェイス、11・・・・・・チャネルアダプタ、12・・・・・・キャッシュメモリ、13・・・・・・共有メモリ、14・・・・・・ディスクアダプタ、15・・・・・・ディスクデバイス部、16・・・・・・管理端末、17・・・・・・ディスクデバイス。

Claims (12)

  1. 所定のプログラムに基づいて各種処理を実行するストレージ装置において、
    前記プログラムを記憶保持する記憶部と、
    前記記憶部に記憶保持された前記プログラムに従って前記各種処理を実行する処理部と、
    外部操作に応じて前記プログラムを更新するプログラム更新部と
    を備え、
    前記プログラム更新部は、
    前記プログラムの更新に際して設定を解除すべき項目を設定解除項目として決定すると共に、各前記設定解除項目の設定解除処理の実行順序を決定し、決定した順序に従って各前記設定解除項目の設定を解除した後に、前記プログラムの交換処理を実行し、当該プログラムの交換処理後に、設定を解除した各前記設定解除項目を、当該各設定解除項目の設定を解除した前記順序と逆の順序で再設定する
    ことを特徴とするストレージ装置。
  2. 前記プログラム更新部は
    各前記設定解除項目を、当該各設定解除項目の設定を解除した順序と逆の順序で再設定した後に、前記プログラムの更新に伴う新たな項目の設定を実行する
    ことを特徴とする請求項1に記載のストレージ装置。
  3. 前記プログラム更新部は、
    新たな前記プログラムと共に外部から与えられる、前記プログラムの更新に際して設定を解除すべき複数の前記項目が挙げられた第1のテーブルに基づいて、前記設定解除項目を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のストレージ装置。
  4. 前記プログラム更新部は、
    新たな前記プログラムと共に外部から与えられる、前記第1のテーブルに挙げられた各前記項目の設定を解除する際の前記項目ごとの優先順位を規定した第2のテーブルに基づいて、各前記設定解除項目の設定を解除する設定解除処理の実行順序を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のストレージ装置。
  5. それぞれ異なるパスを通じて同じ外部機器に通信可能に接続された複数の前記処理部を備え、
    前記プログラム更新部は、
    一の前記パスに接続された各前記処理部について、当該各処理部を閉塞させた後に、各前記設定解除項目の設定を解除し、前記プログラムの交換処理を実行し、当該各処理部についての閉塞を解除する処理を、前記パスごとに順番に実行した後に、設定を解除した各前記設定解除項目を、当該各設定解除項目の設定を解除した前記順序と逆の順序で再設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のストレージ装置。
  6. 前記記憶部に記憶保持された前記プログラムに従って前記各種処理を実行する前記処理部を複数備え、
    前記プログラム更新部は、
    一の前記処理部について、各前記設定解除項目の設定を解除した後に、当該処理部を閉塞させ、前記プログラムの交換処理を実行し、当該処理部についての閉塞を解除する処理を、前記処理部ごとに順番に実行した後に、設定を解除した各前記設定解除項目を、当該各設定解除項目の設定を解除した前記順序と逆の順序で再設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載のストレージ装置。
  7. 所定のプログラムに基づいて各種処理を実行するストレージ装置の当該プログラムを更新するプログラム更新方法において、
    前記プログラムの更新に際して設定を解除すべき項目を設定解除項目として決定する第1のステップと、
    各前記設定解除項目の設定解除処理の実行順序を決定する第2のステップと、
    決定した順序に従って各前記設定解除項目の設定を解除する第3のステップと、
    前記プログラムの交換処理を実行する第4のステップと、
    前記プログラムの交換処理後に、設定を解除した各前記設定解除項目を、当該各設定解除項目の設定を解除した前記順序と逆の順序で再設定する第5のステップと
    を備えることを特徴とするプログラム更新方法。
  8. 前記第5のステップでは、
    各前記設定解除項目を、当該各設定解除項目の設定を解除した順序と逆の順序で再設定した後に、前記プログラムの更新に伴う新たな項目の設定を実行する
    ことを特徴とする請求項7に記載のプログラム更新方法。
  9. 前記第1のステップでは、
    新たな前記プログラムと共に外部から与えられる、前記プログラムの更新に際して設定を解除すべき複数の前記項目が挙げられた第1のテーブルに基づいて、前記設定解除項目を決定する
    ことを特徴とする請求項7に記載のプログラム更新方法。
  10. 前記第2のステップでは、
    新たな前記プログラムと共に外部から与えられる、前記第1のテーブルに挙げられた各前記項目の設定を解除する際の前記項目ごとの優先順位を規定した第2のテーブルに基づいて、各前記設定解除項目の設定を解除する設定解除処理の実行順序を決定する
    ことを特徴とする請求項7に記載のプログラム更新方法。
  11. 前記ストレージ装置は、それぞれ異なるパスを通じて同じ外部機器と通信自在に接続された複数の処理部を有し、
    前記パスごとに、当該パスに接続された前記処理部について、少なくとも前記第3のステップ乃至第4のステップの処理を実行する
    ことを特徴とする請求項7に記載のプログラム更新方法。
  12. 前記ストレージ装置は、前記プログラムに基づいて前記各種処理を実行する複数の処理部を有し、
    一の前記処理部について、前記第1のステップ乃至第5のステップの処理を実行し、他の前記処理部について、各前記処理部ごとに順番に、少なくとも前記第3のステップ乃至第5のステップの処理を実行する
    ことを特徴とする請求項7に記載のプログラム更新方法。
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