JP2008032288A - 制御装置およびこれを含む制御システム - Google Patents

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JP2008032288A JP2006204719A JP2006204719A JP2008032288A JP 2008032288 A JP2008032288 A JP 2008032288A JP 2006204719 A JP2006204719 A JP 2006204719A JP 2006204719 A JP2006204719 A JP 2006204719A JP 2008032288 A JP2008032288 A JP 2008032288A
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Abstract

【課題】設備機器をより柔軟にカスタマイズすることができる制御装置およびこれを含む制御システムを提供する。
【解決手段】制御システム100は、入力部15と記憶部24と制御部23と通信部22とを備え、センサ10a,10b,10c,10d,10e,・・・から出力されるセンサ値に基づいて設備機器20,30,50,70を制御する。入力部15は、センサ値を用いて定義される判定式と、判定式が成立した場合の設備機器の制御内容とを組み合わせた制御ロジックの入力を受け付ける。記憶部24は、入力部15を介して入力された制御ロジックを記憶する。制御部23は、記憶部24に記憶されている制御ロジックを読み出して、判定式が成立するか否かを判定する。通信部22は、制御部23により判定式が成立すると判定された場合には、制御内容に基づく制御信号を設備機器に向けて送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、設備機器を制御する制御装置およびこれを含む制御システムに関する。
従来より、店舗やオフィスビルなどの建物内において、空気調和装置や換気装置などの設備機器とともにそうした設備機器を制御する制御装置が設置されることがある。かかる制御装置は、通常、内蔵のメモリに格納されている制御プログラムによって設備機器を制御するが、このような制御プログラムは、制御装置のバージョンアップなどを目的として更新されることがある。
特許文献1には、設備機器を制御するための制御プログラムの更新プログラムを、遠隔にあるセンターから通信回線を介して制御装置にダウンロードすることが記載されている。一方、特許文献2には、設備機器の制御部に格納されている運転の開始や停止を判定する閾値などを、利用者が設備機器のリモコンを介して変更することが記載されている。
特開2003−302096号公報 特開2003−303112号公報
しかしながら、特許文献1においては、更新プログラムを外部から取得することができるようになっているものの、そのような更新が制御装置のバージョンアップなどを目的としているため、そのような更新プログラムは製造業者側で作成される汎用的なものであることが多い。したがって、多用な設置環境下にある設備機器に個別具体的に対応する更新プログラムを取得して設備機器をカスタマイズすることは必ずしも容易ではない。
一方、特許文献2においては、運転の開始や停止を判定する閾値などを利用者が設備機器のリモコンを介して変更することができるようになっているものの、その変更は閾値などの制御パラメータの変更に留まっており、依然として設備機器のカスタマイズの自由度が高いものであるとは言い難い。
本発明の目的は、設備機器をより柔軟にカスタマイズすることができる制御装置およびこれを含む制御システムを提供することにある。
第1発明に係る制御装置は、入力部と、第1記憶部と、判定部と、送信部とを備える。制御装置は、センサに接続されており、センサから出力されるセンサ値に基づいて設備機器を制御する。入力部は、制御ロジックの入力を受け付ける。制御ロジックは、センサ値を用いて定義される判定式と、判定式が成立した場合の設備機器の制御内容とを組み合わせたものである。第1記憶部は、入力部を介して入力された制御ロジックを記憶する。判定部は、第1記憶部に記憶されている制御ロジックを読み出して、判定式が成立するか否かを判定する。送信部は、判定部により判定式が成立すると判定された場合には、制御内容に基づく制御信号を設備機器に向けて送信する。
この制御装置では、入力部が利用者からの制御ロジックの入力を受け付けている。なお、ここでいう利用者とは、店舗やオフィスビルなどの建物に設置される設備機器の制御装置にあっては、主としてその建物の管理者や現場に派遣されるサービスエンジニアなどを意味する。利用者は、制御ロジックの判定式を制御装置に接続されているセンサからの出力値を用いて定義することができる。そして、利用者の入力した制御ロジックは記憶部に記憶され、判定部がこの記憶部に記憶されている制御ロジックを読み出して判定式の成否を判定し、成立する場合にはその判定式に対応する制御内容に沿って設備機器が制御されることになる。このように、この制御装置では、利用者が設備機器を制御するための制御ロジックを新たに定義することができるようになっており、設備機器のカスタマイズの自由度が増し、設備機器をより柔軟にカスタマイズすることができる。
第2発明に係る制御装置は、第1発明に係る制御装置であって、削除部をさらに備える。削除部は、第1記憶部に記憶されている制御ロジックの削除を受け付ける。
この制御装置では、利用者は、入力部を介して入力した制御ロジックを、削除部を介して削除することができるようになっている。利用者からの制御ロジックの入力を受け付けている本構成では、制御の最適化を考慮する上でマイナスの影響をもたらす制御ロジックが入力されてしまったり、設備機器の設置環境の変化により入力された制御ロジックが適切でなくなってしまったりする可能性も存するが、そのような場合には、利用者の入力した制御ロジックを個々に又は一括して削除することができる。
第3発明に係る制御装置は、第2発明に係る制御装置であって、第2記憶部をさらに備える。第2記憶部は、制御ロジックの実行履歴を保存する。
この制御装置では、利用者の入力した制御ロジックの実行履歴が第2記憶部に保存される。したがって、この制御装置では、この実行履歴を参照することにより、利用者によって入力されたものの実行されていない又は殆ど実行されていない制御ロジックを見つけ出すなどして、削除の対象となる制御ロジックを選び出すことができる。
第4発明に係る制御装置は、第1発明から第3発明のいずれかに係る制御装置であって、設備機器は、空気調和装置又は換気装置である。
この制御装置では、入力部は、空気調和装置又は換気装置についての制御ロジックの入力を利用者から受け付けている。したがって、空気調和装置又は換気装置をより柔軟にカスタマイズすることができる。
第5発明に係る制御装置は、第4発明に係る制御装置であって、センサは、室温センサ、外気温センサ、湿度センサ又はCO2センサである。
この制御装置は、室温センサ、外気温センサ、湿度センサ又はCO2センサに接続されている。したがって、利用者は、室温、外気温、湿度又はCO2濃度を考慮して判定式を定義することができる。
第6発明に係る制御装置は、第1発明から第5発明のいずれかに係る制御装置であって、判定式は、複数のセンサから出力される複数のセンサ値を用いて定義される。
この制御装置では、利用者は、複数のセンサからの出力値を用いて判定式を定義することができる。したがって、利用者は、複数の要因を考慮して判定式を定義することができる。
第7発明に係る制御システムは、制御装置と、入力装置とを備える。制御装置は、センサに接続されており、センサから出力されるセンサ値に基づいて設備機器を制御する。入力装置は、制御装置に接続され、制御ロジックの入力を受け付ける。制御ロジックは、センサ値を用いて定義される判定式と、判定式が成立した場合の設備機器の制御内容とを組み合わせたものである。制御装置は、記憶部と、判定部と、送信部とを有する。記憶部は、入力装置に入力された制御ロジックを入力装置から受け取り記憶する。判定部は、記憶部に記憶されている制御ロジックを読み出して、判定式が成立するか否かを判定する。送信部は、判定部により判定式が成立すると判定された場合には、制御内容に基づく制御信号を設備機器に向けて送信する。
この制御システムでは、入力装置が利用者からの制御ロジックの入力を受け付けている。なお、ここでいう利用者とは、店舗やオフィスビルなどの建物に設置される設備機器の制御システムにあっては、主としてその建物の管理者や現場に派遣されるサービスエンジニアなどを意味する。利用者は、制御ロジックの判定式を制御装置に接続されているセンサからの出力値を用いて定義することができる。そして、利用者の入力した制御ロジックは記憶部に記憶され、判定部がこの記憶部に記憶されている制御ロジックを読み出して判定式の成否を判定し、成立する場合にはその判定式に対応する制御内容に沿って設備機器が制御されることになる。このように、この制御システムでは、利用者が設備機器を制御するための制御ロジックを新たに定義することができるようになっており、設備機器のカスタマイズの自由度が増し、設備機器をより柔軟にカスタマイズすることができる。
第1発明に係る制御装置では、利用者が設備機器を制御するための制御ロジックを新たに定義することができるようになっており、設備機器のカスタマイズの自由度が増し、設備機器をより柔軟にカスタマイズすることができる。
第2発明に係る制御装置では、利用者の入力した制御ロジックを個々に又は一括して削除することができる。
第3発明に係る制御装置では、利用者によって入力されたものの実行されていない又は殆ど実行されていない制御ロジックを見つけ出すなどして、削除の対象となる制御ロジックを選び出すことができる。
第4発明に係る制御装置では、空気調和装置又は換気装置をより柔軟にカスタマイズすることができる。
第5発明に係る制御装置では、利用者が室温、外気温、湿度又はCO2濃度を考慮して判定式を定義することができる。
第6発明に係る制御装置では、利用者が複数の要因を考慮して判定式を定義することができる。
第7発明に係る制御システムでは、利用者が設備機器を制御するための制御ロジックを新たに定義することができるようになっており、設備機器のカスタマイズの自由度が増し、設備機器をより柔軟にカスタマイズすることができる。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態に係る制御システム100(制御装置、制御システム)について説明する。
<制御システムの全体構成>
図1に、オフィスビルに設置された制御システム100の構成を示す。制御システム100は、主として、監視盤1と、コントローラ2とから構成される。
このオフィスビルには、複数の室内ユニット20a,20b,・・・を含む空気調和装置と、複数の換気装置30a,30b,・・・と、その他複数の設備機器50a,50b,・・・,70a,70b,・・・とが設置されている。
さらに、このオフィスビルには、室内ユニット20a,20b,・・・および換気装置30a,30b,・・・を制御するコントローラ2が設置されている。コントローラ2と室内ユニット20a,20b,・・・および換気装置30a,30b,・・・とは、専用ネットワーク4を介して接続されている。なお、各室内ユニット20a,20b,・・・には、リモコン80a,80b,・・・が接続されており、各換気装置30a,30b,・・・には、リモコン90a,90b,・・・が接続されている。
また、コントローラ2は、専用ネットワーク4に接続されるデジタル入出力ユニット40a,40b,・・・を介して設備機器50a,50b,・・・を制御している。設備機器50a,50b,・・・は専用ネットワーク4に準拠していないが、デジタル入出力ユニット40a,40b,・・・が設備機器50a,50b,・・・と専用ネットワーク4とのプロトコルの違いなどを吸収しているため、両者の通信が可能となっている。なお、設備機器50a,50b,・・・は、例えば、照明装置や電子制御式のドアの開閉システムなどである。さらに、コントローラ2は、専用ネットワーク4を介して設備機器70a,70b,・・・に含まれるアナログ部品60a,60b,60c,・・・にアナログ信号を送信することにより、設備機器70a,70b,・・・を制御している。
さらに、コントローラ2は、イーサネット(登録商標)に準拠した汎用ネットワーク3に接続されており、この汎用ネットワーク3を介して同じく汎用ネットワーク3に接続されている監視盤1に接続されている。監視盤1は、このオフィスビルの管理室に設置されている。
また、専用ネットワーク4には、各種のセンサ10a,10b,10c,10d,10e,・・・が接続されている。センサ10a,10c,10d,10eは、それぞれ室温センサ、湿度センサ、CO2センサ、照度センサであり、オフィスビルの一室に取り付けられ、それぞれの取り付け位置の周辺の室温、湿度、CO2濃度、明るさなどを検出する。センサ10bは、外気温センサであり、オフィスビルの周辺の外気の温度を適切に検出することが可能な位置に取り付けられている。なお、室温センサ、湿度センサ、CO2センサ、照度センサは、センサ10a,10c,10d,10eだけでなく、オフィスビル内の複数の位置に取り付けられている。
<制御システムの各部の構成>
(1)監視盤
監視盤1は、通常のパーソナルコンピュータであり、図2に示すように、通信部11、ディスプレイ12、制御部13、記憶部14およびマウスやキーボードなどの入力部15を有している。そして、通常のパーソナルコンピュータである監視盤1は、制御部13において記憶部14に記憶されている監視プログラム14aを実行させることにより、オフィスビルの管理者にオフィスビルの設備機器20a,20b,・・・,30a,30b,・・・,50a,50b,・・・,70a,70b,・・・を監視し制御させることができるようになる。
利用者が監視盤1上で監視プログラム14aを起動させると、ディスプレイ12上に登録画面が表示される。利用者は、この登録画面上で設備機器20a,20b,・・・,30a,30b,・・・,50a,50b,・・・,70a,70b,・・・を制御するための制御ロジックを組み立てることができるようになっている。制御ロジックとは、ある条件が満たされているか否かを判定する判定式と、その判定式が成立した場合の設備機器20a,20b,・・・,30a,30b,・・・,50a,50b,・・・,70a,70b,・・・の制御内容とを組み合わせたものである。利用者が登録画面上で組み立てた制御ロジックは、通信部11から汎用ネットワーク3を介してコントローラ2へと送信される。なお、本実施形態において、利用者とは、監視盤1が設置された管理室に在室している管理者、または、監視盤1が設置されたオフィスビルに派遣されてきたサービスエンジニアなどである。
(2)コントローラ
コントローラ2は、図3に示すように、第1通信部21、第2通信部22、記憶部24および制御部23を有している。
第1通信部21は、汎用ネットワーク3に接続されており、監視盤1との通信を可能にしている。第2通信部22は、専用ネットワーク4に接続されており、センサ10a,10b,10c,10d,10e,・・・や設備機器20a,20b,・・・,30a,30b,・・・,50a,50b,・・・,70a,70b,・・・との通信を可能にしている。
記憶部24には、制御ロジックデータベース24aが記憶されており、制御ロジックデータベース24aには、監視盤1から送信されてきた利用者の組み立てた制御ロジックが格納されてゆくようになっている。
制御部23は、制御ロジックデータベース24aに格納されている制御ロジックを読み出し、読み出した制御ロジックに含まれる判定式の成否を判定し、成立すると判定した判定式に対応する制御内容に基づいて制御信号を生成する。この制御信号は、第2通信部22から専用ネットワーク4を介して設備機器20a,20b,・・・,30a,30b,・・・,50a,50b,・・・,70a,70b,・・・へと送信される。
<制御システムの動作>
(1)制御ロジックの登録処理
以下に、利用者が監視盤1を介して制御ロジックをコントローラ2に登録する際の登録処理について説明する。
まず、利用者は、新たに制御ロジックをコントローラ2に登録する場合には、監視盤1上で監視プログラム14aを起動させる。これを受けて、監視盤1の制御部13は、ディスプレイ12上に登録画面を表示させる。利用者は、この登録画面上で、判定式と設備機器20a,20b,・・・,30a,30b,・・・,50a,50b,・・・,70a,70b,・・・の制御内容とをそれぞれ対応させて定義することにより、制御ロジックを組み立てる。
この登録画面は、GUI(Graphical User Interface)画面となっている。この登録画面上には、各センサ10a,10b,10c,10d,10e,・・・および各設備機器20a,20b,・・・,30a,30b,・・・,50a,50b,・・・,70a,70b,・・・がアイコン表示されている。また、これらのアイコンは、対応するセンサ10a,10b,10c,10d,10e,・・・又は設備機器20a,20b,・・・,30a,30b,・・・,50a,50b,・・・,70a,70b,・・・の取り付け位置や機種などの属性情報とともに、登録画面上に表示されている。あるいは、利用者がこれらのアイコンをクリックすると、クリックされたアイコンに対応するセンサ10a,10b,10c,10d,10e,・・・又は設備機器20a,20b,・・・,30a,30b,・・・,50a,50b,・・・,70a,70b,・・・の属性情報が、ディスプレイ12上に表示されるようになっている。これにより、利用者は、各アイコンがどのセンサ10a,10b,10c,10d,10e,・・・又はどの設備機器20a,20b,・・・,30a,30b,・・・,50a,50b,・・・,70a,70b,・・・を表示しているのかを簡易に理解できるようになっている。なお、記憶部14には、センサ10a,10b,10c,10d,10e,・・・の属性情報を管理するセンサ構成情報ファイル14bと、オフィスビルに設置されている各設備機器20a,20b,・・・,30a,30b,・・・,50a,50b,・・・,70a,70b,・・・の属性情報を管理する機器構成情報ファイル14cとが予め記憶されているものとする。
さらに、登録画面上には、各室内ユニット20a,20b,・・・の設定温度を示すアイコン、各換気装置30a,30b,・・・の設定風量を示すアイコン、「AND」「OR」などの論理演算子を示すアイコン、「>」「≧」「<」「≦」「=」などの関係演算子を示すアイコン、「+」「−」などの算術演算子を示すアイコンなども表示されている。これにより、利用者は、これらのアイコンを組み合わせることにより、制御ロジックの判定式を簡易に定義することができるようになっている。
次に、利用者は、判定式に対応する制御内容を定義する。制御内容は、1又は複数の制御対象となる設備機器20a,20b,・・・,30a,30b,・・・,50a,50b,・・・,70a,70b,・・・を指定し、1又は複数の制御項目について具体的な値を指定することにより定義される。なお、利用者が各設備機器20a,20b,・・・,30a,30b,・・・,50a,50b,・・・,70a,70b,・・・について設定できる制御項目は、その設備機器20a,20b,・・・,30a,30b,・・・,50a,50b,・・・,70a,70b,・・・の種類ごとに定められている。本実施形態において、設備機器20a,20b,・・・,30a,30b,・・・,50a,50b,・・・,70a,70b,・・・の種類ごとの制御項目は、図4のようになっている。すなわち、室内ユニット20a,20b,・・・については、運転の起動および停止、運転モード、設定温度、ならびにリモコン80a,80b,・・・による操作の許可範囲が制御項目とされる。換気装置30a,30b,・・・については、運転の起動および停止、換気量、換気モード、ならびにリモコン90a,90b,・・・による操作の許可範囲が制御項目とされる。設備機器50a,50b,・・・については(正確には、設備機器50a,50b,・・・に接続されるデジタル入出力ユニット40a,40b,・・・については)、運転の起動および停止が制御項目とされる。設備機器70a,70b,・・・については(正確には、設備機器70a,70b,・・・に含まれるアナログ部品60a,60b,・・・については)、アナログ値が制御項目とされる。なお、アナログ値とは、例えば、アナログ部品60a,60b,・・・に印加する電流値や電圧値である。
制御内容を定義する登録画面上には、制御対象となる設備機器20a,20b,・・・,30a,30b,・・・,50a,50b,・・・,70a,70b,・・・と、その設備機器20a,20b,・・・,30a,30b,・・・,50a,50b,・・・,70a,70b,・・・に対して設定可能な制御項目とを選択すべき選択エリアが表示される。
ここで、「外気温が26℃よりも高く、部屋Aの設定温度が外気温よりも高く、かつ、部屋Aの湿度が70%よりも高ければ、部屋Aの室内ユニットを設定温度25℃かつ冷房モードで起動する」という制御ロジックが登録される様子を説明する。なお、部屋Aには、室内ユニット20aが設置されており、また、湿度センサ10cが取り付けられているものとする。
このとき、利用者は、登録画面上の外気温センサ10bを示すアイコン、湿度センサ10cを示すアイコン、および室内ユニット20aの設定温度を示すアイコンを用いて、以下の3つの条件式を定義する。
(条件式1)外気温センサ10bの出力値 > 26℃ ±不感帯
(条件式2)室内ユニット20aの設定温度 > 外気温センサ10bの出力値 ±不感帯
(条件式3)湿度センサ10cの出力値 > 70% ±不感帯
ここで、不感帯とは、例えば、部屋A内に存在する者が誤差として感じる、温度や湿度などの環境条件の幅であり、自動又は手動で設定されるようになっている。
そして、利用者が、登録画面上でこれらの3つの条件式を論理演算子「AND」を示すアイコンを用いて結びつけると、判定式の定義が終了する。
次に、利用者は、制御内容を定義する登録画面上の選択エリアにおいて、制御対象として設備機器20aを選択し、設備機器の制御項目である運転オンオフをオン、運転モードを冷房モード、設定温度を25℃とする。
そして、利用者が、上述のようにして判定式と制御内容とを定義し、登録画面上の確認ボタンを押すなどして入力内容を確定させると、通信部11は、入力された制御ロジックを汎用ネットワーク3を介してコントローラ2へと送信する。一方、コントローラ2側では、第1通信部21が監視盤1からのこの制御ロジックを受け取って、記憶部14に記憶されている制御ロジックデータベース24aに格納する。これにより、制御ロジックの登録処理が終了する。
また、利用者は、コントローラ2に登録されている制御ロジックを、監視盤1を介して削除することもできる。このとき、利用者は、監視盤1上で監視プログラム14aを起動させ、監視プログラム14aに含まれる制御ロジックデータベース24aの照会機能を用いて制御ロジックデータベース24a内に登録されている制御ロジックの一覧を取得する。そして、利用者は、この一覧の中から不要な制御ロジックを個々に指定したり、一括削除機能を利用して一括で指定したりする。削除対象となる制御ロジックが利用者により指定されると、その制御ロジックを特定する情報が監視盤1からコントローラ2へと送られて、制御ロジックデータベース24aから削除されることになる。また、利用者は、制御ロジックの削除に伴い、監視盤1の記憶部14に記憶されている実行履歴データベース14d(後述する)を参照することができる。この実行履歴データベース14dには、コントローラ2において制御ロジックが実行された旨を示すログが保存されている。したがって、利用者は、実行履歴データベース14dに保存されているログを参照して、全く実行されていない又は殆ど実行されていない制御ロジックを見つけ出して、削除対象となる制御ロジックを合理的に絞り込むことができる。
(2)制御ロジックの実行処理
制御部23は、所定の間隔で、図5に示す制御ロジックの実行処理を実行する。
ステップS1では、制御部23は、制御ロジックデータベース24a内に登録されている全ての制御ロジックのうちの1つを選択して読み出す。
次に、ステップS2では、制御部23は、現在選択されている制御ロジックの判定式の成否を判定する。そして、成立する場合には、処理をステップS3に進め、成立しない場合には、ステップS3をスキップして処理を進める。
ステップS3では、すなわち、ステップS2において現在選択されている制御ロジックの判定式が成立した場合には、制御部23は、その判定式に対応する制御内容を参照して、対象となる設備機器20a,20b,・・・,30a,30b,・・・,50a,50b,・・・,70a,70b,・・・に、その判定式に対応する制御項目に沿った適切な制御信号を生成する。ここで、そして、第2通信部22が、その制御信号を設備機器20a,20b,・・・,30a,30b,・・・,50a,50b,・・・,70a,70b,・・・に向けて送信する。このとき、制御部23は、現在選択されている制御ロジックを実行した旨を記憶部24に記録する。
そして、制御部23は、制御ロジックデータベース24a内に登録されている全ての制御ロジックについてステップS1〜S3を繰り返す。そして、全ての制御ロジックについてステップS1〜S3が終了すると、処理はステップS4に進む。
ステップS4では、第1通信部21は、記憶部24に記録されている、制御ロジックが実行された旨を示す全てのログをまとめて汎用ネットワーク3を介して監視盤1へと送信し、記憶部24から削除する。このとき、監視盤1は、コントローラ2から受け取った制御ロジックが実行された旨を示す全てのログを、記憶部14に記憶されている実行履歴データベース14dに保存する。
以上により、制御ロジックの実行処理が終了する。
<特徴>
(1)
制御システム100では、設備機器20a,20b,・・・,30a,30b,・・・,50a,50b,・・・,70a,70b,・・・についての制御ロジックを、利用者が監視盤1を介してコントローラ2に自由に登録および削除を行うことができるようになっている。すなわち、利用者は、コントローラ2により制御される設備機器20a,20b,・・・,30a,30b,・・・,50a,50b,・・・,70a,70b,・・・の制御を柔軟に変更することができる。
(2)
制御システム100では、利用者により登録された制御ロジックの実行履歴が監視盤1の記憶部14に保存されるようになっている。これにより、登録されたもののあまり実行されることのない制御ロジックや、その実行により設備機器20a,20b,・・・,30a,30b,・・・,50a,50b,・・・,70a,70b,・・・に何らかの不具合を生じさせるような制御ロジックを見つけ出すことができる。
<変形例>
(1)
上記実施形態において、監視盤1の機能をコントローラ2に搭載してもよい。すなわち、監視盤1とコントローラ2とが一体であってもよい。
(2)
上記実施形態では、実行履歴データベース14dに制御ロジックが実行された旨を示すログが保存されるようになっているが、他の実施形態では、判定式が成立し対応する制御内容が実行された場合にのみその制御内容が実行された旨を示すログが保存されるようになっていてもよい。
(3)
上記実施形態において、監視盤1又はコントローラ2あるいはその他の機器において、所定のタイミングで実行履歴データベース14dを参照して不要な制御ロジックが自動的に削除されるようになっていてもよい。
(4)
上記実施形態では、センサ構成情報ファイル14b、機器構成情報ファイル14cおよび実行履歴データベース14dが監視盤1の記憶部14に記憶されているが、コントローラ2側の記憶部24またはその他の機器に記憶されていてもよい。
(5)
上記実施形態において、全ての制御ロジックについて上記ステップS1〜S3が繰り返された後に、制御部23が成立した全ての判定式に対応する制御内容を検討して各制御内容間の衝突を検索し、衝突が生じている場合には適切な調整を施した後、コントローラ2から設備機器20a,20b,・・・,30a,30b,・・・,50a,50b,・・・,70a,70b,・・・へと制御信号が送信されるようになっていてもよい。なお、ここでいう各制御内容間の衝突の調整の方法としては、例えば、後で登録された方の制御ロジックを優先するなどがある。
本発明は、設備機器をより柔軟にカスタマイズすることができるという効果を有し、設備機器を制御する制御装置およびこれを含む制御システムとして有用である。
本発明の一実施形態に係る制御システムの構成を示す図。 本発明の一実施形態に係る監視装置の構成を示す図。 本発明の一実施形態に係るコントローラの構成を示す図。 設備機器の種類ごとの制御項目を示す図。 制御ロジックの実行処理のフローチャート。
符号の説明
1 監視盤
2 コントローラ
10a,10b,10c,10d,10e,・・・ センサ
10a 室温センサ
10b 外気温センサ
10c 湿度センサ
10d CO2センサ
10e 照度センサ
14d 実行履歴データベース
20a,20b,・・・ 室内ユニット
15 入力部
22 第2通信部
23 制御部
24a 制御ロジックデータベース
30a,30b,・・・ 換気装置
50a,50b,・・・,70a,70b,・・・ 設備機器
100 制御システム

Claims (7)

  1. センサ(10a,10b,10c,10d,10e,・・・)に接続され、設備機器(20a,20b,・・・,30a,30b,・・・,50a,50b,・・・,70a,70b,・・・)を前記センサから出力されるセンサ値に基づいて制御する制御装置(100)であって、
    前記センサ値を用いて定義される判定式と、前記判定式が成立した場合の前記設備機器の制御内容とを組み合わせた制御ロジックの入力を受け付ける入力部(15)と、
    前記入力部を介して入力された前記制御ロジックを記憶する第1記憶部(24a)と、
    前記第1記憶部に記憶されている前記制御ロジックを読み出して、前記判定式が成立するか否かを判定する判定部(23)と、
    前記判定部により前記判定式が成立すると判定された場合には、前記制御内容に基づく制御信号を前記設備機器に向けて送信する送信部(22)と、
    を備える、制御装置(100)。
  2. 前記第1記憶部に記憶されている前記制御ロジックの削除を受け付ける削除部(15)、
    をさらに備える、
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記制御ロジックの実行履歴を保存する第2記憶部(14d)、
    をさらに備える、
    請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記設備機器は、空気調和装置(20a,20b,・・・)又は換気装置(30a,30b,・・・)である、
    請求項1から3のいずれかに記載の制御装置。
  5. 前記センサは、室温センサ(10a)、外気温センサ(10b)、湿度センサ(10c)又はCO2センサ(10d)である、
    請求項4に記載の制御装置。
  6. 前記判定式は、複数の前記センサから出力される複数の前記センサ値を用いて定義される、
    請求項1から5のいずれかに記載の制御装置。
  7. センサ(10a,10b,10c,10d,10e,・・・)に接続され、設備機器(20a,20b,・・・,30a,30b,・・・,50a,50b,・・・,70a,70b,・・・)を前記センサから出力されるセンサ値に基づいて制御する制御装置(2)と、
    前記制御装置に接続され、前記センサ値を用いて定義される判定式と、前記判定式が成立した場合の前記設備機器の制御内容とを組み合わせた制御ロジックの入力を受け付ける入力装置(1)と、
    を備え、
    前記制御装置は、
    前記入力装置に入力された前記制御ロジックを前記入力装置から受け取り記憶する記憶部(24a)と、
    前記記憶部に記憶されている前記制御ロジックを読み出して、前記判定式が成立するか否かを判定する判定部(23)と、
    前記判定部により前記判定式が成立すると判定された場合には、前記制御内容に基づく制御信号を前記設備機器に向けて送信する送信部(22)と、
    を有する、制御システム(100)。
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