JP2008028017A - 樹脂封止型半導体装置 - Google Patents

樹脂封止型半導体装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008028017A
JP2008028017A JP2006196770A JP2006196770A JP2008028017A JP 2008028017 A JP2008028017 A JP 2008028017A JP 2006196770 A JP2006196770 A JP 2006196770A JP 2006196770 A JP2006196770 A JP 2006196770A JP 2008028017 A JP2008028017 A JP 2008028017A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
resin body
semiconductor device
glass transition
element chip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006196770A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichiro Kushimatsu
勇一郎 串松
Hirofumi Shindo
弘文 進藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2006196770A priority Critical patent/JP2008028017A/ja
Publication of JP2008028017A publication Critical patent/JP2008028017A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/44Structure, shape, material or disposition of the wire connectors prior to the connecting process
    • H01L2224/45Structure, shape, material or disposition of the wire connectors prior to the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/45001Core members of the connector
    • H01L2224/45099Material
    • H01L2224/451Material with a principal constituent of the material being a metal or a metalloid, e.g. boron (B), silicon (Si), germanium (Ge), arsenic (As), antimony (Sb), tellurium (Te) and polonium (Po), and alloys thereof
    • H01L2224/45138Material with a principal constituent of the material being a metal or a metalloid, e.g. boron (B), silicon (Si), germanium (Ge), arsenic (As), antimony (Sb), tellurium (Te) and polonium (Po), and alloys thereof the principal constituent melting at a temperature of greater than or equal to 950°C and less than 1550°C
    • H01L2224/45144Gold (Au) as principal constituent
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/4805Shape
    • H01L2224/4809Loop shape
    • H01L2224/48091Arched
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/481Disposition
    • H01L2224/48151Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive
    • H01L2224/48221Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked
    • H01L2224/48245Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being metallic
    • H01L2224/48247Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being metallic connecting the wire to a bond pad of the item

Landscapes

  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

【課題】使用中の温度変動時に封止樹脂の剥離を防止できると共に外部からの応力によって封止樹脂が損傷することを防止でき、信頼性を向上できる透光性樹脂封止型半導体装置を提供する。
【解決手段】リードフレーム12,光半導体素子チップ11を封止する第1の樹脂体14のガラス転移温度を第1の樹脂体14を封止する第2の樹脂体15のガラス転移温度よりも高くした。よって、使用中の温度変動時に、光半導体素子チップ11を封止する第1の樹脂体14はガラス転移が起こり難いので、半導体素子チップ11,リードフレーム12に強い応力が加わることを回避できる。また、ガラス転移温度が高いことで脆くなる傾向のある第1の樹脂体14を第2の樹脂体15で封止したので、外部からの応力による封止樹脂の損傷を防止できる。
【選択図】図1

Description

この発明は、樹脂封止型半導体装置に関する。
従来、光センサや光ピックアップなどの光半導体装置としては、光半導体素子チップをリードフレーム上に搭載し、透光性樹脂を用いて樹脂封止を行うことにより樹脂封止部を成型したものが知られている。
図4に、従来の光半導体装置を示す。この光半導体装置は、半導体素子チップ41と、この半導体素子チップ41が搭載されるリードフレーム42と、ボンディングワイヤ43とを備える。上記半導体素子チップ41、リードフレーム42、およびボンディングワイヤ43は、透光性封止樹脂部44でモールドされている。半導体素子チップ41は、例えば、Agペーストなどを用いて、リードフレーム42に接合されている。また、リードフレーム42の一部であるリード端子42Aと半導体素子チップ41は、例えば、Auワイヤなどのボンディングワイヤ43によって接続されている。
また、透光性封止樹脂部44は、リードフレーム42と半導体素子チップ41およびボンディングワイヤ43からなる本体部を射出成型用金型に挟み込み、透光性樹脂を注入,射出して成型することにより形成する。
ところで、光センサや光ピックアップなどの光半導体装置は、パソコンやAV機器などの民生用途の機器に使用される他、近年では、使用環境が厳しい車載用途の機器などにも使用されており、耐熱性、耐温度サイクル性、耐湿性などの信頼性の向上が求められている。
ここで、光センサや光ピックアップなどの光半導体装置において、耐熱性、耐温度サイクル性、耐湿性などの信頼性を向上させる方法としては、一例として、一般的には次の(i),(ii)の方法が取られている。
(i) ガラス転移温度が高い封止樹脂を使用する。
(ii) 封止樹脂にガラスの充填材を入れる。
上記(i)の方法を採用する場合には、光半導体装置を使用する温度範囲に比べて、封止樹脂のガラス転移温度を高くすることで、光半導体装置の使用温度範囲内において透光性封止樹脂部44がガラス転移を起こすことがない。
したがって、使用温度範囲内において、ガラス転移に起因する封止樹脂部44の膨張率の急激な変動を回避できるので、半導体素子チップ41やボンディングワイヤ43、リードフレーム42などの構成部品に強い応力が加わることがない。よって、ボンディングワイヤ43の断線、封止樹脂部44と半導体素子チップ41との剥離、封止樹脂部44とリードフレームとの剥離といった問題を防止することができ、信頼性を向上させることができる。
また、上記(ii)の方法を採用する場合には、封止樹脂にガラスの充填材を入れることにより、封止樹脂部44の膨張率が下がるので、温度変化による封止樹脂部44の膨張,収縮を抑制できる。よって、半導体素子チップ41やボンディングワイヤ43、リードフレーム42などに加わる応力を緩和でき、信頼性を向上させることができる。
しかしながら、上述の(i)の方法には次の(1)の問題点があり、上述の(ii)の方法には次の(2)の問題点がある。
(1) ガラス転移温度が高い封止樹脂は、一般的に脆く、ワレやカケが発生し易い。
(2) ガラスの充填材を入れた封止樹脂では、充填材の粒子により、樹脂の表面が凸凹になり、パッケージの表面を平坦化することが困難である。
上記(2)のパッケージの表面を平坦化することが困難であることの問題点を説明すると、透光性樹脂を使用する光センサや光ピックアップ等の光半導体装置の場合、光を正確に検出することが重要であるので、パッケージ表面が平坦であることが重要である。このため、一般的には、射出成型用金型のパッケージ面に磨きを入れるなどして、光半導体装置の表面の光検知部分を鏡面状に仕上げている。これに対し、ガラスの充填材を入れた封止樹脂では、この充填材の粒子により、パッケージの表面に凸凹ができてしまい、この凸凹により光が散乱してしまう。このため、スポット位置の検出や光量の検出などの光半導体装置としての機能を果たすことができなくなることが問題であった。このため、透光性樹脂封止型半導体装置に、ガラスの充填材入りの封止樹脂を採用することは困難であった。
特開平3−204963号公報 特開平4−157759号公報 特開平4−364791号公報
そこで、この発明の課題は、使用中の温度変動時に封止樹脂の剥離を防止できると共に外部からの応力によって封止樹脂がワレ,カケ,クラック等の損傷を起こすことを防止でき、信頼性を向上できる透光性樹脂封止型半導体装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の樹脂封止型半導体装置は、光半導体素子チップと、
上記光半導体素子チップが搭載されるリードフレームと、
上記光半導体素子チップを封止すると共に第1の透光性樹脂で作製された第1の樹脂体と、
上記第1の樹脂体の少なくとも一部を被覆すると共に第2の透光性樹脂で作製された第2の樹脂体とを備え、
上記第1の透光性樹脂のガラス転移温度が上記第2の透光性樹脂のガラス転移温度よりも高いことを特徴としている。
この発明の樹脂封止型半導体装置によれば、使用中の温度変動時に、光半導体素子チップを封止する第1の樹脂体は、ガラス転移が起こり難く、ガラス転移による線膨張係数の急激な増減を回避できる。よって、半導体素子チップおよびリードフレームに強い応力が加わることを回避でき、光半導体素子チップを封止する第1の樹脂体の剥離を防止できる。また、ガラス転移温度が高いことで脆くなる傾向のある第1の樹脂体を第1の樹脂体よりもガラス転移温度が低い第2の樹脂体で被覆したので、外部からの応力によって第1の樹脂体がワレ,カケ,クラック等の損傷を起こすことを防止できる。
また、一実施形態の樹脂封止型半導体装置では、上記第1の透光性樹脂のガラス転移温度が、130℃乃至160℃である。
この実施形態の樹脂封止型半導体装置によれば、使用環境が厳しく、高温側では100℃〜120℃の保存温度を要求される車載用途の機器等にも使用可能となる。
また、一実施形態の樹脂封止型半導体装置では、上記第1の透光性樹脂は、ガラス製の充填材を含有している。
この実施形態の樹脂封止型半導体装置によれば、第1の樹脂体の膨張率を低くすることができ、温度変化による第1の樹脂体の膨張,収縮が緩和され、光半導体素子チップ,リードフレーム,ボンディングワイヤ等の構成部品に強い応力が加わることを回避できる。よって、ボンディングワイヤの断線、半導体素子チップのクラックなどの構成部品の損傷を防止でき、信頼性を向上できる。
また、例えば、半田ディップやリフローなどの熱ストレスが加わる作業を行った場合でも、クラックの発生などの構成部品の損傷を防止でき、封止樹脂をなす第1の樹脂体が光半導体素子チップやリードフレームから剥離することを防止できる。
また、一実施形態の樹脂封止型半導体装置の製造方法では、上記第1の樹脂体および上記第2の樹脂体を、金型を使用するトランスファ成型により作製する。
この実施形態の樹脂封止型半導体装置の製造方法によれば、金型形状を変えることによって、任意の形(サイズ、厚み、テーパー、コーナーR等)のパッケージを形成できる。また、金型内部に磨きを入れることによって、センサー(光検出)部分の鏡面仕上げが出来る。また、安定した生産(サイズが均一、効率アップ、歩留りの向上)が出来る。
また、一実施形態の電子機器では、上記樹脂封止型半導体装置を有する電子部品を備えることで、温度変化に対する信頼性の高い電子機器を実現できる。
この発明の樹脂封止型半導体装置によれば、使用中の温度変動時に、光半導体素子チップを封止する第1の樹脂体は、ガラス転移が起こり難く、ガラス転移による線膨張係数の急激な増減を回避できる。よって、半導体素子チップおよびリードフレームに強い応力が加わることを回避でき、光半導体素子チップを封止する第1の樹脂体の剥離を防止できる。また、ガラス転移温度が高いことで脆くなる傾向のある第1の樹脂体を第1の樹脂体よりもガラス転移温度が低い第2の樹脂体で被覆したので、外部からの応力によって第1の樹脂体がワレ,カケ,クラック等の損傷を起こすことを防止できる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
図1に、この発明の樹脂封止型半導体装置の実施形態である光半導体装置の断面を示す。この実施形態の光半導体装置は、光半導体素子チップ11と、この光半導体素子チップ11が搭載される搭載部12Aを含むリードフレーム12と、光半導体素子チップ11をリードフレーム12のリード端子12Bに接続するボンディングワイヤ13とを有する。
この実施形態は、光半導体素子チップ11,リードフレーム12,ボンディングワイヤ13を封止する第1の樹脂体14と、この第1の樹脂体14の外周面14Aに密接して第1の樹脂体14を封止する第2の樹脂体15を有する。上記第1の樹脂体14は第1の透光性樹脂である高Tgタイプのエポキシ樹脂で作製されており、第2の樹脂体15は第2の透光性樹脂であるエポキシ樹脂で作製されている。上記高Tgタイプのエポキシ樹脂のガラス転移温度Tg1は130℃以上で160℃以下である一方、上記第2の透光性樹脂であるエポキシ樹脂のガラス転移温度Tg2は115〜125℃であり、上記高Tgタイプのエポキシ樹脂のガラス転移温度Tg1は上記第2の透光性樹脂であるエポキシ樹脂のガラス転移温度Tg2よりも高い。
このように、光半導体素子チップ11,リードフレーム12,ボンディングワイヤ13を封止する第1の樹脂体14を、ガラス転移温度が高い第1の透光性樹脂としての高Tgタイプのエポキシ樹脂で作製することによって、耐熱性、耐温度サイクル性などの信頼性を向上できる。
例えば、車載用に使用される透光性樹脂封止型半導体装置では、高温側でおよそ100〜120℃の保存温度を要求されるが、前述のガラス転移温度が高い封止樹脂である高Tgタイプのエポキシ樹脂を第1の透光性樹脂として採用することにより、この保存温度下においても封止樹脂である高Tgタイプのエポキシ樹脂がガラス転移を起こすことがない。
つまり、上述の100〜120℃が上限温度である条件では、高Tgタイプのエポキシ樹脂のガラス転移温度Tg1を下回っているので、第1の樹脂体14をなす第1の透光性樹脂である高Tgタイプのエポキシ樹脂はガラス転移を起こさない。よって、第1の樹脂体14は、上記温度条件では、ガラス転移による線膨張係数の急激な変動を起こさないから、第1の樹脂体14の線膨張係数の急激な変動によって光半導体素子チップ11,リードフレーム12,ボンディングワイヤ13などの構成部品に強い応力が加わる現象を回避できる。
よって、本実施形態によれば、ボンディングワイヤ13の断線、あるいは、封止樹脂である第1の樹脂体14が光半導体素子チップ11やリードフレーム12から剥離するといった不具合を回避でき、信頼性を向上することができる。
なお、温度条件が高Tgタイプのエポキシ樹脂のガラス転移温度Tg1を超えた場合は、この高Tgタイプのエポキシ樹脂はガラス転移を起こすので、第1の樹脂体14はガラス転移による線膨張係数の急激な変動を起こす(例えば、60〜70ppmから170〜180ppmへの線膨張係数の急増)。この場合、高Tgタイプのエポキシ樹脂で作製した第1の樹脂体14は、光半導体素子チップ11,リードフレーム12,ボンディングワイヤ13などの構成部品に強い応力を加えることとなり、ボンディングワイヤ13の断線、あるいは、封止樹脂である第1の樹脂体14が光半導体素子チップ11やリードフレーム12から剥離するといった不具合を招く。尚、光半導体素子チップ11の線膨張係数は例えば2〜5ppmであり、ボンディングワイヤ13の線膨張係数は例えば10〜20ppmであり、リードフレーム12の線膨張係数は例えば15〜25ppmである。
また、この実施形態では、上記第1の樹脂体14を被覆する第2の樹脂体15を備える。この第2の樹脂体15はエポキシ樹脂で作製され、このエポキシ樹脂はガラス転移温度Tg2が上記高Tgタイプのエポキシ樹脂のガラス転移温度Tg1よりも低い。このため、第2の樹脂体15は、第1の樹脂体14に比べて脆くないので、外部からの応力によって、ワレやカケ、クラックなどが発生し難い。よって、この第2の樹脂体15で被覆された第1の樹脂体14のワレやカケ、クラックなどの発生を防止できる。
したがって、この実施形態の光半導体装置によれば、歩留りの悪化がなくて信頼性の高い光半導体装置を実現できる。
なお、第1の樹脂体14を作製する第1の透光性樹脂を上記高Tgタイプのエポキシ樹脂とし、第2の樹脂体15を作製する第2の透光性樹脂を上記エポキシ樹脂としたが、上記第1の透光性樹脂を高Tgタイプのシリコン樹脂とし第2の透光性樹脂を上記高Tgタイプのシリコン樹脂よりもガラス転移温度の低いシリコン樹脂としてもよい。また、第1,第2の樹脂体14,15としては、エポキシ樹脂,シリコン樹脂の他の樹脂を採用してもよい。
また、上記第1の樹脂体14を、上記高Tgタイプのエポキシ樹脂,高Tgタイプのシリコン樹脂等にガラスの充填材を混合した第1の透光性樹脂で作製してもよい。この場合には、第1の透光性樹脂の線膨張係数を低くすることができる。一例として、温度がガラス転移温度未満の場合の線膨張係数を60〜70ppmから40〜50ppmに低減でき、温度がガラス転移温度を超える場合の線膨張係数を170〜180ppmから120〜130ppmに低減できる。したがって、温度変化による第1の樹脂体14の膨張,収縮が緩和され、第1の樹脂体14の線膨張係数が光半導体素子チップ11やリードフレーム12、ボンディングワイヤ13などの構成部品の線膨張係数に近づく。よって、光半導体素子チップ11,リードフレーム12,ボンディングワイヤ13等の構成部品に強い応力が加わるのを防止できる。したがって、ボンディングワイヤ13の断線や半導体チップのクラックといった部品損傷を回避して、高い信頼性を達成できる。具体的一例として、第1の樹脂体14をガラスの充填材を混合した第1の透光性樹脂としての高Tgタイプのエポキシ樹脂で作製した場合には、ガラスの充填材を含有しない高Tgタイプのエポキシ樹脂で第1の樹脂体14を作製した場合に比べて、温度変化による内部応力値を1.9MPaから1.2MPaに約40%だけ低減できた。
また、この実施形態によれば、例えば、半田ディップやリフローなどの熱ストレスが加わる作業を行っても、クラックの発生や、封止樹脂である第1の樹脂体14が光半導体素子チップ11,リードフレーム12から剥離するのを防止できる。
ところで、本実施形態の如く、光センサや光ピックアップなどの透光性樹脂を使用する光半導体装置の場合、光を正確に検出することが重要であるので、第1,第2の樹脂体14,15によるパッケージの表面つまり第2の樹脂体15の表面15Aが平坦であることが重要である。
ここで、第1の樹脂体14をガラスの充填材を含有する第1の透光性樹脂で作製した場合、充填材であるガラス粒子の存在により、第1の樹脂体14の表面に凹凸ができてしまう。しかし、この実施形態では、第1の樹脂体14の外周面14Aを第2の樹脂体15で被覆しているので、パッケージの表面つまり第2の樹脂体15の表面15Aを平坦にすることができる。例えば、射出成型用金型のパッケージ面に磨きを入れるなどして、第2の樹脂体15の表面15Aの光検出面となる部分を鏡面状に仕上げることができる。
次に、図2Aに、上記実施形態の第1変形例を示す。この第1変形例は、第1の樹脂体14を完全に覆う第2の樹脂体15に替えて、第2の樹脂体22を備えた点だけが前述の実施形態と異なる。この第2の樹脂体22は第1の樹脂体14の外周面14Aのうちの上面14B側つまりセンサー面14C側のほぼ半分の外周面を覆っている。
また、図2Bに、上記実施形態の第2変形例を示す。この第2変形例は、第1の樹脂体14を完全に覆う第2の樹脂体15に替えて、第2の樹脂体23を備えた点だけが前述の実施形態と異なる。この第2の樹脂体23は、第1の樹脂体14の外周面14Aのうちの上面14Bだけを覆っている。
また、図2Cに、上記実施形態の第3変形例を示す。この第3変形例は、第1の樹脂体14を完全に覆う第2の樹脂体15に替えて、第2の樹脂体24を備えた点だけが前述の実施形態と異なる。この第2の樹脂体24は、第1の樹脂体14の外周面14Aの上面14Bのうちのセンサー面14Cだけを覆っている。
次に、図3A,図3Bを参照して、上記実施形態の光半導体装置の製造方法を説明する。図3Aに示すように、まず、半導体素子チップ11を、例えばAgペーストなどを用いてリードフレーム12に接合する。さらに、リードフレーム12の一部であるリード端子12Bと半導体素子チップ11とを例えばAuワイヤなどのボンディングワイヤ13によって接続する。これにより、半導体素子チップ11をリードフレーム12に実装する。
次に、半導体素子チップ11を上記第1の透光性樹脂で樹脂封止するために、リードフレーム12と半導体素子チップ11およびボンディングワイヤ13からなる構成部を、1次モールド射出成型用金型35の上金型35Aと下金型35Bとで挟み込み、上記第1の透光性樹脂を注入(射出)して成型することにより第1の樹脂体14を形成する。
次に、上記第1の樹脂体14にバリ取りなどを施した後、上記構成部を2次モールド射出成型用金型37の上金型37Aと下金型37Bとで挟み込み、上記第2の透光性樹脂を注入(射出)して成型することにより、第2の樹脂体15を形成する。この後、リード端子12Bによる外部接続用端子部に錫めっきまたは半田めっき等の外装めっきを施して、リードフォーミングして上記実施形態の光半導体装置を完成する。
この発明の樹脂封止型半導体装置の実施形態の断面図である。 上記実施形態の第1変形例を示す断面図である。 上記実施形態の第2変形例を示す断面図である。 上記実施形態の第3変形例を示す断面図である。 上記実施形態の樹脂封止型半導体装置の製造方法の一工程を示す図である。 上記製造方法の一工程を示す図である。 従来の樹脂封止型半導体装置の断面図である。
符号の説明
11 光半導体素子チップ
12 リードフレーム
12A 搭載部
12B リード端子
13 ボンディングワイヤ
14 第1の樹脂体
14A 外周面
14B 上面
14C センサー面
15、23、24 第2の樹脂体
15A 表面
35 1次モールド射出成型用金型
35A 上金型
35B 下金型
37 2次モールド射出成型用金型
37A 上金型
37B 下金型

Claims (5)

  1. 光半導体素子チップと、
    上記光半導体素子チップが搭載されるリードフレームと、
    上記光半導体素子チップを封止すると共に第1の透光性樹脂で作製された第1の樹脂体と、
    上記第1の樹脂体の少なくとも一部を被覆すると共に第2の透光性樹脂で作製された第2の樹脂体とを備え、
    上記第1の透光性樹脂のガラス転移温度が上記第2の透光性樹脂のガラス転移温度よりも高いことを特徴とする樹脂封止型半導体装置。
  2. 請求項1に記載の樹脂封止型半導体装置において、
    上記第1の透光性樹脂のガラス転移温度が、130℃乃至160℃であることを特徴とする樹脂封止型半導体装置。
  3. 請求項1に記載の樹脂封止型半導体装置において、
    上記第1の透光性樹脂は、ガラス製の充填材を含有していることを特徴とする樹脂封止型半導体装置。
  4. 請求項1または2に記載の樹脂封止型半導体装置を製造する方法であって、
    上記第1の樹脂体および上記第2の樹脂体を、金型を使用するトランスファ成型により作製することを特徴とする樹脂封止型半導体装置の製造方法。
  5. 請求項1または2に記載の樹脂封止型半導体装置を有する電子部品を備える電子機器。
JP2006196770A 2006-07-19 2006-07-19 樹脂封止型半導体装置 Pending JP2008028017A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006196770A JP2008028017A (ja) 2006-07-19 2006-07-19 樹脂封止型半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006196770A JP2008028017A (ja) 2006-07-19 2006-07-19 樹脂封止型半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008028017A true JP2008028017A (ja) 2008-02-07

Family

ID=39118369

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006196770A Pending JP2008028017A (ja) 2006-07-19 2006-07-19 樹脂封止型半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008028017A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015108558A (ja) * 2013-12-05 2015-06-11 日立オートモティブシステムズ株式会社 樹脂封止型センサ装置
KR20150092016A (ko) * 2014-02-04 2015-08-12 세이코 인스트루 가부시키가이샤 광 센서 장치
JP2018138918A (ja) * 2018-03-22 2018-09-06 エスゼット ディージェイアイ テクノロジー カンパニー リミテッドSz Dji Technology Co.,Ltd 熱調節システムおよび方法
US10429409B2 (en) 2015-04-20 2019-10-01 SZ DJI Technology Co., Ltd. Systems and methods for thermally regulating sensor operation
CN113340290A (zh) * 2015-09-02 2021-09-03 精工爱普生株式会社 传感器单元、电子设备以及移动体

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015108558A (ja) * 2013-12-05 2015-06-11 日立オートモティブシステムズ株式会社 樹脂封止型センサ装置
KR20150092016A (ko) * 2014-02-04 2015-08-12 세이코 인스트루 가부시키가이샤 광 센서 장치
CN110071077A (zh) * 2014-02-04 2019-07-30 艾普凌科有限公司 光传感器装置
KR102262377B1 (ko) * 2014-02-04 2021-06-08 에이블릭 가부시키가이샤 광 센서 장치
US10429409B2 (en) 2015-04-20 2019-10-01 SZ DJI Technology Co., Ltd. Systems and methods for thermally regulating sensor operation
US11703522B2 (en) 2015-04-20 2023-07-18 SZ DJI Technology Co., Ltd. Systems and methods for thermally regulating sensor operation
CN113340290A (zh) * 2015-09-02 2021-09-03 精工爱普生株式会社 传感器单元、电子设备以及移动体
CN113340290B (zh) * 2015-09-02 2024-01-05 精工爱普生株式会社 传感器单元、电子设备以及移动体
JP2018138918A (ja) * 2018-03-22 2018-09-06 エスゼット ディージェイアイ テクノロジー カンパニー リミテッドSz Dji Technology Co.,Ltd 熱調節システムおよび方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6661089B2 (en) Semiconductor package which has no resinous flash formed on lead frame and method for manufacturing the same
US6574107B2 (en) Stacked intelligent power module package
US9640575B2 (en) Semiconductor package including image sensor and holder with transparent cover and adhesive stopper
JP5635661B1 (ja) イメージセンサの2段階封止方法
US6177725B1 (en) Semiconductor device having an improved structure for preventing cracks, improved small-sized semiconductor and method of manufacturing the same
US11031356B2 (en) Semiconductor package structure for improving die warpage and manufacturing method thereof
JP5038271B2 (ja) 電気電子制御装置及びその製造方法
JP2008028017A (ja) 樹脂封止型半導体装置
US8625297B2 (en) Package structure with electronic component and method for manufacturing same
US20070152318A1 (en) Structure and process of chip package
US7190082B2 (en) Low stress flip-chip package for low-K silicon technology
JP2008300554A (ja) 半導体装置
US6707167B2 (en) Semiconductor package with crack-preventing member
JPH11274375A (ja) 半導体装置及びその製造方法
CN100424870C (zh) 半导体模块
TWI425676B (zh) 半導體封裝結構
US20030189243A1 (en) Microelectronic package with reduced underfill and methods for forming such packages
US20100230826A1 (en) Integrated circuit package assembly and packaging method thereof
TWI306217B (en) Insertion-type semiconductor device and fabrication method thereof
US20060091567A1 (en) Cavity-down Package and Method for Fabricating the same
JPH065928A (ja) 樹脂封止型電子部品
KR101708870B1 (ko) 적층형 반도체 패키지 및 이의 제조방법
TWI654725B (zh) 以薄膜黏附晶粒從而降低晶粒承受之應力的封裝結構
US20120279771A1 (en) Package structure with electronic component and method for manufacturing same
KR101489469B1 (ko) 패턴화된 플라스틱 볼 그리드 어레이 패키지