JP2008026950A - Nst支援システム、nst支援方法、及びnst支援プログラム - Google Patents

Nst支援システム、nst支援方法、及びnst支援プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】栄養管理を実施する施設において、栄養サポートチームや栄養管理者が行う栄養管理活動を支援するためのNST支援システムを提供する。
【解決手段】患者コード01の体重及び検査データが端末3から電子カルテ1へ送信され(S1、S2)、さらにNST支援システム2へ送信され(S4)、体重は指標A、検査データは指標Bとして保管される(S5)。NST支援システム2は、指標Aによって体重減少率(指標C)を求め(S6)、指標A,B,Cを個別に点数化して合計点数を求める(S7)。そして、合計点数に対応させて、指標Xとして栄養評価の分類を行い(S8)、指標YとしてNSTケアレベルの分類を行う(S9)。指標C,X,Yは電子カルテ1に記録される(S10)。このようにして、指標C,X,Yに基づいて患者コード01の患者の栄養管理を実践しながら最適な栄養状態となるように栄養管理の支援を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、医療施設や介護・養護施設などの各種施設の利用者に対する栄養管理を支援するNST(Nutrition Support Team:栄養サポートチーム)支援システム、NST支援方法、及びNST支援プログラムに関するものである。
従来より、医療施設、介護・養護施設、訪問看護ステーション、学校施設、あるいは刑務所など、栄養管理の実施を必要とする施設においては、栄養サポートチームやそれに準じる栄養管理者が実践する栄養管理の活動を支援するためにNST(栄養サポートチーム)支援システムが利用されている。例えば、このNST支援システムを病院で活用する場合は、端末によって専用のソフト(NST支援システムソフト)を立ち上げてから全ての患者のデータ(身体計測値、生化学検査値、食事の種類など)を入力することにより、患者ごとに必要な栄養量や栄養評価などを決定しながら最適な栄養管理の支援活動を実行することができる(例えば、非特許文献1参照)。
また、食堂などの利用者の栄養管理を支援する栄養管理システムも知られている。この栄養管理システムは、POS端末が食堂利用者の購入した商品から喫食データを作成すると、集計サーバが各POS端末からの喫食データを集計する。そして、栄養管理装置が、所定の期間における食堂利用者の喫食データを集計サーバから読み出し、食堂利用者の栄養管理情報を作成して栄養管理者へ提示する。これによって、栄養管理者は、栄養管理装置から取得した栄養管理情報に基づいて、さらに改良を加えた栄養管理を実施することができる(例えば、特許文献1参照)。
味の素ファルマ株式会社(登録商標)2006年1月作成(TNC・16・0106・SW)パンフレット 特開2005−135238号公報
しかしながら、上記の非特許文献1のNST支援システムは、医療施設において、医療スタッフと栄養管理者が1つのチームになって行う栄養管理の実践を支援することができるが、特別な栄養管理用のソフト(つまり、NST支援システムソフト)を用いて、病院名、病棟、医療スタッフ、診断名、及び栄養管理者名などをオリジナルに登録しなければ、所望するNST支援システムを実行することができない。すなわち、汎用性のあるNST支援システムとして活用することができない。
また、上記の特許文献1に開示された栄養管理システムは、会社の食堂などのように健常者のみを対象とした栄養管理を行うシステムであって、医療施設や介護・養護施設のように様々な肉体的状態にある入所者に対して栄養管理を支援することはできない。
本発明は上述した問題点を解決するためになされたものであり、栄養管理の実施を必要とする施設において栄養サポートチーム(NST)や栄養管理者が行う栄養管理活動を支援するためのNST支援システム、NST支援方法、及びNST支援プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明は、栄養サポートチーム(NST)が行う栄養管理の実践を支援するNST支援システムであって、栄養管理対象者に関する情報を個人ごとに記録する電子データファイルに記録されたデータに基づいて、該当する栄養管理対象者の肉体的変化分を算出する変化分算出手段と、前記データ及び変化分算出手段が算出した肉体的変化分を個別に点数化して合計点数を算出する合計点数算出手段と、合計点数算出手段が算出した合計点数に基づいて栄養管理対象者の栄養状態を示す栄養評価を行い、その栄養評価を所定の基準でランク分けして分類する栄養評価分類手段と、栄養評価分類手段によって分類された栄養評価のランクごとに栄養管理を支援するNSTケアレベルを分類するNSTケアレベル分類手段とを備え、NSTケアレベル分類手段によって分類されたNSTケアレベルに基づいて、栄養管理対象者の栄養状態が最適状態となるようにする自動スクリーニングを実行する構成を採っている。
さらに、本発明のNST支援システムは、変化分算出手段が算出した栄養管理対象者の肉体的変化分、栄養評価分類手段が分類した栄養評価のランク、及びNSTケアレベル分類手段が分類したNSTケアレベルは、リアルタイムで電子データファイルに記録される構成を採っている。
さらに、本発明のNST支援システムは、栄養評価分類手段が栄養管理対象者の栄養状態は問題なしとする栄養評価のランクに分類したとき、NSTケアレベル分類手段はその栄養評価をNSTケアを不要とするNSTケアレベルに分類し、自動スクリーニングは継続される構成を採っている。
さらに、本発明のNST支援システムは、栄養評価分類手段が栄養管理対象者の栄養状態は問題ありとする栄養評価のランクに分類したとき、栄養評価分類手段はその栄養評価を軽度栄養不良と重度栄養不良とに再分類し、NSTケアレベル分類手段は再分類された栄養評価に対応したNSTケアレベルに分類する構成を採っている。
さらに、本発明のNST支援システムにおいては、自動スクリーニングは栄養評価の再分類結果に関わらず継続されると共に、栄養管理の実践を行っても栄養評価が改善されないときはその旨の情報を通知する構成を採っている。
また、本発明は、栄養サポートチーム(NST)が行う栄養管理の実践を支援するNST支援方法であって、栄養管理対象者に関する情報を個人ごとに記録する電子データファイルに記録されたデータに基づいて、該当する栄養管理対象者の肉体的変化分を算出する変化分算出ステップと、前記データ及び変化分算出ステップで算出された肉体的変化分を個別に点数化して合計点数を算出する合計点数算出ステップと、合計点数算出ステップで算出された合計点数に基づいて栄養管理対象者の栄養状態を示す栄養評価を行い、その栄養評価を所定の基準でランク分けして分類する栄養評価分類ステップと、栄養評価分類ステップで分類された栄養評価のランクごとに栄養管理を支援するNSTケアレベルを分類するNSTケアレベル分類ステップと、NSTケアレベル分類ステップで分類されたNSTケアレベルに基づいて、栄養管理対象者の栄養状態が最適状態となるようにする自動スクリーニングを実行する自動スクリーニング実行ステップとを含んでいる。
さらに、本発明のNST支援方法においては、変化分算出ステップで算出された栄養管理対象者の肉体的変化分、栄養評価分類ステップで分類された栄養評価のランク、及びNSTケアレベル分類ステップで分類されたNSTケアレベルはリアルタイムで電子データファイルに記録される方法を採っている。
さらに、本発明のNST支援方法においては、栄養評価分類ステップで栄養管理対象者の栄養状態は問題なしとする栄養評価のランクに分類されたとき、NSTケアレベル分類ステップではその栄養評価をNSTケアを不要とするNSTケアレベルに分類し、かつ自動スクリーニングは継続される方法を採っている。
さらに、本発明のNST支援方法においては、栄養評価分類ステップで栄養管理対象者の栄養状態は問題ありとする栄養評価のランクに分類されたとき、栄養評価分類ステップでは、その栄養評価を軽度栄養不良と重度栄養不良とに再分類し、NSTケアレベル分類ステップでは再分類された栄養評価に対応したNSTケアレベルに分類する方法を採っている。
さらに、本発明のNST支援方法においては、自動スクリーニングは栄養評価の再分類結果に関わらず継続されると共に、栄養管理の実践を行っても栄養評価が改善されないときはその旨の情報を通知する方法を採っている。
また、本発明は、栄養サポートチーム(NST)が行う栄養管理の実践を支援するNST支援システムの動作をコンピュータに実行させるNST支援プログラムであって、栄養管理対象者に関する情報を個人ごとに記録する電子データファイルに記録されたデータに基づいて、該当する栄養管理対象者の肉体的変化分を算出する変化分算出ステップと、前記データ及び変化分算出ステップで算出された肉体的変化分を個別に点数化して合計点数を算出する合計点数算出ステップと、合計点数算出ステップで算出された合計点数に基づいて前記栄養管理対象者の栄養状態を示す栄養評価を行い、その栄養評価を所定の基準でランク分けして分類する栄養評価分類ステップと、栄養評価分類ステップで分類された栄養評価のランクごとに栄養管理を支援するNSTケアレベルを分類するNSTケアレベル分類ステップと、NSTケアレベル分類ステップで分類されたNSTケアレベルに基づいて、栄養管理対象者の栄養状態が最適状態となるようにする自動スクリーニングを実行する自動スクリーニング実行ステップとをコンピュータに実行させるNST支援プログラムである。
さらに、本発明のNST支援プログラムにおいては、変化分算出ステップで算出された栄養管理対象者の肉体的変化分、栄養評価分類ステップで分類された栄養評価のランク、及びNSTケアレベル分類ステップで分類されたNSTケアレベルは、リアルタイムで電子データファイルに記録されるプログラム内容を含んでいる。
さらに、本発明のNST支援プログラムにおいては、栄養評価分類ステップで栄養管理対象者の栄養状態は問題なしとする栄養評価のランクに分類されたとき、NSTケアレベル分類ステップでは、栄養評価をNSTケアを不要とするNSTケアレベルに分類し、かつ自動スクリーニングは継続されるプログラム内容を含んでいる。
さらに、本発明のNST支援プログラムにおいては、栄養評価分類ステップで栄養管理対象者の栄養状態は問題ありとする栄養評価のランクに分類されたとき、栄養評価分類ステップでは、栄養評価を軽度栄養不良と重度栄養不良とに再分類し、NSTケアレベル分類ステップでは再分類された栄養評価に対応したNSTケアレベルに分類するプログラム内容を含んでいる。
さらに、本発明のNST支援プログラムにおいては、自動スクリーニングは栄養評価の再分類結果に関わらず継続されると共に、栄養管理の実践を行っても栄養評価が改善されないときはその旨の情報を通知するプログラム内容を含んでいる。
本発明のNST支援システムによれば、医療施設や介護・養護施設などの各種施設の患者や入所者に対して、栄養状態を経時的に管理しながら的確に評価することができる。また、患者や入所者の電子カルテに記録された治療経過や健康状態とリンクさせながら、それぞれの栄養管理対象者に対して最適な栄養管理をきめ細かく実践することができる。しかも、栄養管理者だけではなく、医師や検査技師やケアーマネージャなどが一体となって、それぞれの情報を共有しながら栄養サポートチーム(NST)として栄養管理の実践を行うことができる。
以下、本発明におけるNST支援システムの実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明するが、まず、理解を容易にするために本発明におけるNST支援システムの概要について説明する。
本発明のNST支援システムは、医療施設や介護・養護施設などの各種施設において、栄養サポートチーム(NST)や栄養管理の実践者を支援するためのNST支援システムであって、まず、栄養管理される対象者に関する個人情報が記録されている電子データファイル(例えば、患者の電子カルテ)のデータに基づいて、栄養管理を実施する対象者の肉体的変化分(例えば、所定の期間における体重の減少率)を算出する。
次に、電子データファイルから抽出した所望のデータ(例えば、検査データ)と算出された肉体的変化分(例えば、体重の減少率)をそれぞれ個別に点数化して合計点数を算出する。そして、算出された合計点数に基づいて該当する対象者の栄養状態を示す栄養評価を行い、その栄養評価を所定の基準でランク分けして栄養評価分類を行う。さらに、栄養評価分類のランクごとに栄養管理を支援するためにNSTケアレベルの分類を行う。そして、分類されたNSTケアレベルに基づいて栄養管理対象者の栄養状態が最適状態となるように栄養管理支援活動を実践し、その過程において適宜に栄養評価を行う。つまり、栄養管理対象者の栄養状態が最適となるように栄養評価の自動スクリーニングを行う。
なお、栄養評価を行う過程で算出された栄養管理対象者の肉体的変化分(体重の減少率)や栄養評価の分類やNSTケアレベルの分類はリアルタイムで電子データファイル(例えば、電子カルテ)に記録される。そして、その電子データファイルのデータを用いて、再び前述のような方法で栄養評価の自動スクリーニングを行う。また、電子データファイル(電子カルテ)のデータは医師や検査技師などにも利用される。
以下、本発明のNST支援システムを病院などの医療施設に適用する場合の好適な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明のNST支援システムを医療施設に適用したときに栄養状態を評価する栄養評価自動スクリーニングシステムの構成図である。なお、この栄養評価自動スクリーニングシステムの構成図には、システムの構成及びデータの流れが示されている。
まず、図1に示す栄養評価自動スクリーニングシステムの構成について説明する。この栄養評価自動スクリーニングシステムは、医療施設の利用者である患者の個人情報を記録した電子データファイル(すなわち、電子カルテ1)とNST支援システム2がデータ連携され、さらに、医師が操作する端末3から電子カルテ1へ患者の個人情報が入力されるようになっている。また、NST支援システム2から支援内容のメッセージが端末3へ送信され、医師が、そのメッセージ内容を端末3に表示させて確認することができるようになっている。
次に、図1に示す栄養評価自動スクリーニングシステムのフローの流れに従ってNST支援システムの動作を説明する。まず、患者コード01の患者の身体計測値である体重が端末3から電子カルテ1へ送信される(ステップS1)。さらに、患者コード01の患者の検査データであるアルブミン値が端末3から電子カルテ1へ送信される(ステップS2)。これによって、電子カルテ1には、指標Aとして患者コード01の患者の体重が保管され、指標Bとして患者コード01の患者のアルブミン値が保管される(ステップS3)。
次に、電子カルテ1とNST支援システム2が連動して両者でデータ連携が行われ、身体計測値である患者コード01の患者の体重と、検査データである患者コード01の患者のアルブミン値が、電子カルテ1からNST支援システム2へ送信される(ステップS4)。すると、NST支援システム2は、指標Aとしてその体重を保管し、指標Bとしてそのアルブミン値を保管する(ステップS5)。さらに、NST支援システム2は、指標Aの体重に基づいて、患者コード01の患者の一定期間における体重減少率を算出し、この体重減少率を指標Cとして保管する(ステップS6)。
つまり、ステップS6において、変化分算出手段が、栄養管理対象者に関する情報を個人ごとに記録する電子カルテ1に記録されたデータ(つまり、指標Aの体重)に基づいて、該当する栄養管理対象者(つまり、患者コード01の患者)の肉体的変化分(つまり、指標Cの体重減少率)を算出する。
次に、NST支援システム2は、指標Aの体重、指標Bのアルブミン値、及び指標Cの体重減少率をそれぞれ点数化し、指標Aの点数と指標Bの点数と指標Cの点数の合計点数を求める(ステップS7)。
つまり、ステップS7において、合計点数算出手段が、電子カルテ1から取得したデータ(つまり、指標Aの体重と指標Bのアルブミン値)及び変化分算出手段が算出した肉体的変化分(つまり、指標Cの体重減少率)を個別に点数化して合計点数を算出する。
そして、NST支援システム2は、求められた合計点数に対応させて、指標Xとして栄養評価の分類を行う。例えば、合計点数が50点のときは栄養評価1、合計点数が70点のときは栄養評価2、合計点数が100点のときは栄養評価3というように分類して、この栄養評価の分類データを指標Xとする(ステップS8)。
つまり、ステップS8において、栄養評価分類手段が、合計点数算出手段の算出した指標A,B,Cの合計点数に基づいて、栄養管理対象者(つまり、患者コード01の患者)の栄養状態を示す栄養評価を行い、その栄養評価を所定の基準でランク分けして分類する(つまり、指標Xを求める)。
さらに、NST支援システム2は、求められた合計点数に対応させて、指標YとしてNSTケアレベルの分類を行う。例えば、合計点数が50点のときはNSTケアレベル2、合計点数が70点のときはNSTケアレベル1、合計点数が100点のときはNSTケアなしというように分類して、このNSTケアレベルの分類データを指標Yとする(ステップS9)。
つまり、ステップS9において、NSTケアレベル分類手段が、栄養評価分類手段によって分類された栄養評価のランク(つまり、指標X)ごとに栄養管理を支援するNSTケアレベルを分類する(つまり、指標Yを求める)。
そして、再びNST支援システム2と電子カルテ1が連動して両者でデータ連携が行われ、指標Cの体重減少率、指標Xの栄養評価分類、及び指標YのNSTケアレベル分類の各データが、診療記録として患者コード01の電子カルテ1に記録される(ステップS10)。そして、NST支援システム2は、データが更新された電子カルテ1に基づいて、再び、上述したフローにしたがって栄養評価自動スクリーニングを行う。
つまり、ステップS10において、NST支援システムが、NSTケアレベル分類手段によって分類されたNSTケアレベルに基づいて、栄養管理対象者(患者コード01の患者)の栄養状態が最適状態となるようにする自動スクリーニングを実行する。
なお、電子カルテ1に記録された患者コード01に関する指標Cの体重減少率、指標Xの栄養評価分類、及び指標YのNSTケアレベル分類の各データは端末3へ送信されるので、担当医師は、これらのデータを参照して医療活動を行うことができる(ステップS11)。
さらに、前述のステップS10で行われた診療記録への書込みと同時に、指標Cの体重減少率、指標Xの栄養評価分類、及び指標YのNSTケアレベル分類の各データに関する診療記録は電子カルテ1に記載済みである旨のメッセージが、NST支援システム2から患者コード01の担当医師の端末3へ送信される。あるいは、指標Cの体重減少率、指標Xの栄養評価分類、及び指標YのNSTケアレベル分類の各評価が良くないときは、緊急報告のメッセージとしてNST支援システム2から患者コード01の担当医師の端末3へ送信される。この場合は、担当医師の確認が得られるまで、緊急報告のメッセージが端末3に表示される(ステップS12)。
なお、端末3から指標Aの身体計測値、指標Bの検査データ、指標Cの体重減少率のいずれのデータを入力しても、上記の各ステップは自動的に行われて、NST支援システムが実行される。
このようにして、NST支援システム2は、ある患者における指標Aの身体計測値、指標Bの検査データから指標Cの体重減少率を自動的に算出し、指標A,B,Cより該当する患者の栄養状態を自動評価(アセスメント)して、その患者の栄養状態を『問題なし』と『問題あり』に分類する。なお、『問題なし』と『問題あり』の間を細分化して分類区分を幾つに設定するかは、栄養管理の支援状況に応じて適宜に決めればよい。
そして、栄養評価の分類に基づいたNSTケアレベルを自動的に決定し、それぞれのNSTケアレベルに応じたNST支援を行う。さらに、これらの一連の処理の完了をNST支援システム2から担当医師の端末3へメッセージとして伝えるシステムまでが全て自動的に行われる。
図2は、図1の栄養評価自動スクリーニングシステムで行われるNST支援の流れを示すフローチャートである。まず、患者が入院すると、図1の自動スクリーニングシステムによって栄養評価の自動スクリーニングが行われ、栄養状態問題なしか、栄養状態問題ありかの2つに分類される(ステップS21)。
ここで、栄養状態問題なしの場合は(ステップS22)、NSTケアは不要とし(ステップS23)、そのまま栄養評価の自動スクリーニングによる栄養状態のモニタリングは継続する(ステップS24)。さらに、栄養状態問題なしが継続された場合は(ステップS25)、上記のステップS22以降の処理を繰り返えす。
一方、ステップS21の栄養評価の自動スクリーニングで栄養状態問題ありの場合や、ステップS24の栄養評価の自動スクリーニングで栄養状態問題ありの場合は(ステップS26)、栄養状態を軽度栄養不良(ステップS27)と重度栄養不良(ステップS28)の2つに分類する。
そして、栄養状態の分類ごとにNSTケアレベルが決定され、軽度栄養不良の場合はNSTケアレベル1を実施し(ステップS29)、重度栄養不良の場合はNSTケアレベル2を実施する(ステップS30)。このようにしてNSTケアレベルの分類ごとのNSTケアが開始される。
そして、NSTケアが実施されている間は継続して栄養評価の自動スクリーニングが行われ(ステップS31)、栄養状態に改善が見られる場合は(ステップS32)、栄養状態問題なしに分類される(ステップS25)。一方、ステップS31の自動スクリーニングで栄養状態に改善が見られなかったり、栄養状態が悪化した場合は、栄養状態問題ありとして(ステップS33)、栄養管理に関する見直しと改善を行い、以降は、ステップS26に戻って前述の各ステップを繰り返す。
次に、各種のデータの流れにしたがって、図1に示す栄養評価自動スクリーニングシステムで実行されるNST支援システムの動作を具体的に説明する。図3は、本発明のNST支援システムにおいて、図1の栄養評価自動スクリーニングシステムが稼動したときの各種データの流れを示す第1実施形態のデータフロー図である。
図3のデータフロー図では、栄養サポートチーム(NST)を支援するシステムであるNST支援システム2と、患者に関するデータが発生する病棟4及び検査室5と、電子カルテ1とに分けてデータの流れが示されている。なお、NST支援システム2は、データ処理が行われるNST側システム2aとデータを保管するNST側データベース2bとによって構成され、電子カルテ1は、データ処理が行われる電子カルテ側システム1aとデータを保管する電子カルテ側データベース1bとによって構成されている。
次に、図3のNST支援システムにおいて栄養評価自動スクリーニングシステムが実行されたときのデータの流れについて説明する。病棟4において、ある患者の身体検査“A”のオペレーションが発生し、データ“A”が電子カルテ1の電子カルテ側システム1aへ送信される(ステップS41)。同様にして、検査室5において、同じ患者の検査値“B”のオペレーションが発生して、データ“B”が電子カルテ1の電子カルテ側システム1aへ送信される(ステップS42)。これによって、電子カルテ1においては、受信したデータ“A”及びデータ“B”が電子カルテ側データベース1bに保管される(ステップS43)。
次に、電子カルテ1とNST支援システム2とが連動して両者でデータ連携が行われ、データ“A”及びデータ“B”が電子カルテ1からNST支援システム2へ送信される(ステップS44)。これによって、データ“A”及びデータ“B”はNST支援システム2のNST側データベース2bに保管される(ステップS45)。
そして、NST支援システム2において、データ“A”及びデータ“B”は、NST側データベース2bからNST側システム2aへ送信され、NST側システム2aは、これらのデータ“A”及びデータ“B”に基づいてデータ“C”を発生させる(ステップS46)。さらに、NST側システム2aは、これらのデータ“A”、データ“B”、及びデータ“C”に基づいてデータ“X”、及びデータ“Y”を発生させる(ステップS47)。
次に、NST側システム2aで発生したデータ“C”、データ“X”、及びデータ“Y”は、NST側データベース2bで保管された後、NST支援システム2と電子カルテ1とが連動して両者でデータ連携が行われ、データ“C”、データ“X”、及びデータ“Y”は、NST支援システム2のNST側データベース2bから電子カルテ1の電子カルテ側データベース1bへ送信されて保管される(ステップS48)。
そして、データ“C”、データ“X”、及びデータ“Y”は、電子カルテ1から病棟4及び検査室5へ送信されて、医師や検査技師などの関係者がこれらのデータを参照する(ステップS49)。以上のようなデータの流れによって実施された栄養評価における自動スクリーニングの実施結果のメッセージは、NST支援システム2から電子カルテ1へ自動的に送信されるので、医師は、電子カルテ1のメッセージを図示しない端末に自動表示させ、該当する患者に関する栄養評価の状況を確認することができる(ステップS50)。
図4は、本発明のNST支援システムにおいて、図1の栄養評価自動スクリーニングシステムが実行されたときの各種データの流れを示す第2実施形態のデータフロー図である。第2実施形態では、第1実施形態に対して患者の身体検査“A”を異なる種類の身体検査“AA”に変更した場合のデータの流れを示している。なお、第2実施形態のシステム構成は第1実施形態と同じであり、NST支援システム2、病棟4、検査室5、及び電子カルテ1から構成されている。
病棟4において、ある患者の身体検査“A”を“AA”に変更したオペレーションが発生し、データ“AA”が電子カルテ1の電子カルテ側システム1aへ送信される(ステップS51)。一方、検査室5においては検査値“B”のオペレーションの変更はないので、データ“B”が電子カルテ1の電子カルテ側システム1aへ送信される(ステップS52)。これによって、電子カルテ1においては、受信したデータ“AA”及びデータ“B”が電子カルテ側データベース1bに保管される(ステップS53)。
次に、電子カルテ1とNST支援システム2とが連動して両者でデータ連携が行われ、データ“AA”及びデータ“B”が電子カルテ1からNST支援システム2へ送信される(ステップS54)。これによって、データ“AA”及びデータ“B”はNST支援システム2のNST側データベース2bに保管される(ステップS55)。
そして、NST支援システム2において、データ“AA”及びデータ“B”は、NST側データベース2bからNST側システム2aへ送信され、NST側システム2aは、これらのデータ“AA”及びデータ“B”に基づいてデータ“CC”を発生させる(ステップS56)。さらに、NST側システム2aは、これらのデータ“AA”、データ“B”、及びデータ“CC”に基づいてデータ“XX”、及びデータ“YY”を発生させる(ステップS57)。
次に、NST側システム2aで発生したデータ“CC”、データ“XX”、及びデータ“YY”は、NST側データベース2bで保管された後、NST支援システム2と電子カルテ1とが連動して両者でデータ連携が行われ、データ“CC”、データ“XX”、及びデータ“YY”は、NST支援システム2のNST側データベース2bから電子カルテ1の電子カルテ側データベース1bへ送信されて保管される(ステップS58)。
そして、データ“CC”、データ“XX”、及びデータ“YY”は、電子カルテ1から病棟4及び検査室5へ送信されて、医師や検査技師などの関係者がこれらのデータを参照する(ステップS59)。以上のようなデータの流れによって実施された栄養評価における自動スクリーニングの実施結果のメッセージは、NST支援システム2から電子カルテ1へ自動的に送信されるので、医師は、電子カルテ1のメッセージを図示しない端末に自動表示させ、該当する患者に関する栄養評価の状況を確認することができる(ステップS60)。
図5は、本発明のNST支援システムにおいて、図1の栄養評価自動スクリーニングシステムが実行されたときの各種データの流れを示す第3実施形態のデータフロー図である。第3実施形態では、第2実施形態に対して患者の身体検査“AA”は変更しないが、検査値“B”を異なる種類の検査値“BB”に変更した場合のデータの流れを示している。なお、第3実施形態のシステム構成は第2実施形態と同じであり、NST支援システム2、病棟4、検査室5、及び電子カルテ1によって構成されている。
病棟4において、ある患者の身体検査“AA”のオペレーションが発生し、データ“AA”が電子カルテ1の電子カルテ側システム1aへ送信される(ステップS61)。一方、検査室5においては検査値“B”が検査値“BB”に変更されたオペレーションが発生したので、データ“BB”が電子カルテ1の電子カルテ側システム1aへ送信される(ステップS62)。これによって、電子カルテ1においては、受信したデータ“AA”及びデータ“BB”が電子カルテ側データベース1bに保管される(ステップS63)。
次に、電子カルテ1とNST支援システム2とが連動して両者でデータ連携が行われ、データ“AA”及びデータ“BB”が電子カルテ1からNST支援システム2へ送信される(ステップS64)。これによって、データ“AA”及びデータ“BB”はNST支援システム2のNST側データベース2bに保管される(ステップS65)。
そして、NST支援システム2において、データ“AA”及びデータ“BB”は、NST側データベース2bからNST側システム2aへ送信され、NST側システム2aは、これらのデータ“AA”及びデータ“BB”に基づいてデータ“CCC”を発生させる(ステップS66)。さらに、NST側システム2aは、これらのデータ“AA”、データ“BB”、及びデータ“CCC”に基づいてデータ“XXX”、及びデータ“YYY”を発生させる(ステップS67)。
次に、NST側システム2aで発生したデータ“CCC”、データ“XXX”、及びデータ“YYY”は、NST側データベース2bで保管された後、NST支援システム2と電子カルテ1とが連動して両者でデータ連携が行われ、データ“CCC”、データ“XXX”、及びデータ“YYY”は、NST支援システム2のNST側データベース2bから電子カルテ1の電子カルテ側データベース1bへ送信されて保管される(ステップS68)。
そして、データ“CCC”、データ“XXX”、及びデータ“YYY”は、電子カルテ1から病棟4及び検査室5へ送信されて、医師や検査技師などの関係者がこれらのデータを参照する(ステップS69)。以上のようなデータの流れによって実施された栄養評価における自動スクリーニングの実施結果のメッセージは、NST支援システム2から電子カルテ1へ自動的に送信されるので、医師は、電子カルテ1のメッセージを図示しない端末に自動表示させ、該当する患者に関する栄養評価の状況を確認することができる(ステップS70)。
次に、具体的なデータ例を用いて栄養評価の自動スクリーニングを行う場合のNST支援システムの実施形態について説明する。図6は、本発明のNST支援システムにおいて具体的なデータ例を用いて栄養評価の自動スクリーニングを行う場合のフロー図であり、(a)は栄養評価問題なしでNSTケア不要の場合、(b)は栄養評価問題ありでNSTケアレベル1の場合、(b)は栄養評価問題ありでNSTケアレベル2の場合を示している。
なお、図6に示す栄養評価の自動スクリーニングでは、具体的なデータ例として、データ“A”は体重(kg)、データ“B”は血中アルブミン値(g/dl)、データ“C”は体重減少率(%)、データ“X”は栄養評価、データ“Y”はNSTケアレベルをそれぞれ用いている。また、図6中のフローのステップ番号は図3におけるフローのステップ番号と対応している。
まず、図6(a)の栄養評価問題なしでNSTケア不要の場合は、病棟においてデータ“A”(体重)として55kgが取得され、検査室においてデータ“B”(血中アルブミン値)として3.5g/dlが取得され、これらのデータが電子カルテ1の電子カルテ側システム1aへ送信される(ステップS41、S42)。そして、これらのデータは電子カルテ側データベース1bに保存され(ステップS43)、さらに、NST支援システム2のNST側データベースへ転送して保存され(ステップS44)、さらにNST支援システム2のNST側システム2aへ送信される(ステップS45)。
そして、NST支援システム2のNST側システム2aにおいて、データ“A”の体重=55kgとデータ“B”の血中アルブミン値=3.5g/dlから、データ“C”(体重減少率)として0.5%が算出される。さらに、データ“C”の体重減少率=0.5%から、データ“X”(栄養評価)として『栄養状態問題なし』、データ“Y”(NSTケアレベル)として『NSTケア不要』が求められ、これらのデータがNST側データベース2bに保存される(ステップS46、S47)。
さらに、データ“C”(体重減少率)=0.5%、データ“X”(栄養評価)=『栄養状態問題なし』、データ“Y”(NSTケアレベル)=『NSTケア不要』が電子カルテ1の電子カルテ側データベース1bに保存され、その後、これらのデータは電子カルテ側システム1aへ転送される(ステップS48)。
そして、NST支援システム2において栄養評価の自動スクリーニングで用いられたデータ“C”(体重減少率)=0.5%、データ“X”(栄養評価)=『栄養状態問題なし』、データ“Y”(NSTケアレベル)=『NSTケア不要』は、電子カルテ1から端末3を通して病棟及び検査室へ送信されて、医師や検査技師などによって参照される(ステップS49、S50)。
次に、図6(b)の栄養評価問題ありでNSTケアレベル1の場合は、病棟Aにおいてデータ“A”(体重)として48kgが取得され、検査室においてデータ“B”(血中アルブミン値)として2.8g/dlが取得され、これらのデータは電子カルテ1の電子カルテ側システム1aへ送信される(ステップS41、S42)。そして、これらのデータは電子カルテ側データベース1bに保存され(ステップS43)、さらに、NST支援システム2のNST側データベースへ転送して保存され(ステップS44)、さらにNST支援システム2のNST側システム2aへ送信される(ステップS45)。
そして、NST支援システム2のNST側システム2aにおいて、データ“A”の体重=48kgとデータ“B”の血中アルブミン値=2.8g/dlから、データ“C”(体重減少率)として1.0%が算出される。さらに、データ“C”の体重減少率=1.0%から、データ“X”(栄養評価)として『栄養状態問題あり』、データ“Y”(NSTケアレベル)として『NSTケア1』が求められ、NST側データベース2bに保存される(ステップS46、S47)。
さらに、データ“C”(体重減少率)=1.0%、データ“X”(栄養評価)=『栄養状態問題あり』、データ“Y”(NSTケアレベル)=『NSTケア1』が電子カルテ1の電子カルテ側データベース1bに保存され、その後、これらのデータは電子カルテ側システム1aへ転送される(ステップS48)。
そして、NST支援システム2において栄養評価の自動スクリーニングで用いられたデータ“C”(体重減少率)=1.0%、データ“X”(栄養評価)=『栄養状態問題あり』、データ“Y”(NSTケアレベル)=『NSTケア1』は、電子カルテ1から端末を通して病棟及び検査室へ送信されて、医師や検査技師などによって参照される(ステップS49、S50)。
次に、図6(c)の栄養評価問題ありでNSTケアレベル2の場合は、病棟においてデータ“A”(体重)として50kgが取得され、検査室においてデータ“B”(血中アルブミン値)として2.7g/dlが取得され、これらのデータは電子カルテ1の電子カルテ側システム1aへ送信される(ステップS41、S42)。そして、これらのデータは電子カルテ側データベース1bに保存され(ステップS43)、さらに、NST支援システム2のNST側データベースへ転送して保存され(ステップS44)、さらにNST支援システム2のNST側システム2aへ送信される(ステップS45)。
そして、NST支援システム2のNST側システム2aにおいて、データ“A”の体重=50kgとデータ“B”の血中アルブミン値=2.7g/dlから、データ“C”(体重減少率)として3.0%が算出される。さらに、データ“C”の体重減少率=3.0%から、データ“X”(栄養評価)として『栄養状態問題あり』、データ“Y”(NSTケアレベル)として『NSTケア2』が求められ、NST側データベース2bに保存される(ステップS46、S47)。
さらに、データ“C”(体重減少率)=3.0%、データ“X”(栄養評価)=『栄養状態問題あり』、データ“Y”(NSTケアレベル)=『NSTケア2』が電子カルテ1の電子カルテ側データベース1bに保存され、その後、これらのデータは電子カルテ側システム1aへ転送される(ステップS48)。
そして、NST支援システム2において栄養評価の自動スクリーニングで用いられたデータ“C”(体重減少率)=3.0%、データ“X”(栄養評価)=『栄養状態問題あり』、データ“Y”(NSTケアレベル)=『NSTケア2』は、電子カルテ1から端末を通して病棟A及び検査室へ送信されて、医師や検査技師などによって参照される(ステップS49、S50)。
次に、ある患者が入院してから退院するまでに行われるNST支援システムの具体的な動作の流れを時系列的に説明する。図7は、本発明のNST支援システムにおいて、患者の入院から退院までのデータの流れを時系列的に示したフロー図であり、(a)は栄養評価問題なし→問題あり→問題なしを経過した場合、(b)は栄養評価問題あり→問題あり→問題なしを経過した場合のフローを示している。
まず、図7(a)の栄養評価問題なし→問題あり→問題なしを経過した場合について説明する。4月10日に患者が入院して、体重(A)として55kg、血中アルブミン値(B)として3.5g/dlが取得される(ステップS71)。次に、体重(A)=55kgから体重減少率(C)=0%が算出される。このとき、体重(A)、血中アルブミン値(B)、及び体重減少率(C)から栄養評価(X)とNSTケアレベル(Y)の分類が決定される(ステップS72)。ここで、栄養評価の自動スクリーニング結果において、栄養状態問題なし及びNSTケア不要と分類されたので、その旨を示す『通常報告』のメッセージを表示する(ステップS73)。
次に、4月17日の定期検査において、体重(A)として52kg、血中アルブミン値(B)として3.0g/dlが取得される(ステップS74)。そして、体重(A)=52kgから体重減少率(C)=5%が算出される。このとき、体重(A)、血中アルブミン値(B)、及び体重減少率(C)から栄養評価(X)とNSTケアレベル(Y)の分類が決定される(ステップS75)。
ここで、栄養評価の自動スクリーニング結果において、栄養状態問題あり及びNSTケアレベル1と分類されたので、その旨を示す『通常報告』のメッセージを表示する(ステップS76)。そして、その患者に対してNSTケアレベル1に該当するNSTケアを実施する(ステップS77)。
次に、この患者は、4月25日の退院時において体重(A)として53kg、血中アルブミン値(B)として3.0g/dlが取得され、さらに体重減少率(C)=0%が算出される。つまり体重減少なしと判定される(ステップS78)。ここで、栄養評価の自動スクリーニング結果において、栄養状態問題なし及びNSTケア不要と分類されたので、その旨を示す『通常報告』のメッセージを表示する(ステップS79)。
次に、図7(b)の栄養評価問題あり→問題あり→問題なしを経過した場合について説明する。4月10日に患者が入院して、体重(A)として38kg、血中アルブミン値(B)として2.7g/dlが取得される(ステップS81)。次に、体重(A)=38kgから体重減少率(C)=3%が算出される。このとき、体重(A)、血中アルブミン値(B)、及び体重減少率(C)から栄養評価(X)とNSTケアレベル(Y)の分類が決定される(ステップS82)。
ここで、栄養評価の自動スクリーニング結果において、栄養状態問題あり及びNSTケアレベル2と分類されたので、『緊急報告』のメッセージを表示する(ステップS83)。そして、その患者に対してNSTケアレベル2に該当するNSTケアを実施する(ステップS84)。
次に、4月17日の定期検査において、体重(A)として39kg、血中アルブミン値(B)として3.0g/dlが取得される(ステップS85)。そして、体重(A)=39kgから体重減少率(C)=0%が算出される。つまり、多重減少なしと判定される。このとき、体重(A)、血中アルブミン値(B)、及び体重減少率(C)から栄養評価(X)とNSTケアレベル(Y)の分類が決定される(ステップS86)。
ここで、栄養評価の自動スクリーニング結果において、栄養状態問題あり及びNSTケアレベル1と分類されたので、その旨を示す『通常報告』のメッセージを表示する(ステップS87)。そして、NSTケアレベル1に該当するNSTケアを実施する(ステップS88)。
そして、この患者は、4月25日の転院時において体重(A)として40kg、血中アルブミン値(B)として3.1g/dlが取得され、さらに体重減少率(C)=0%が算出される。つまり体重減少なしと判定される(ステップS89)。ここで、栄養評価の自動スクリーニング結果において、栄養状態問題なし及びNSTケア不要と分類されたので、その旨を示す『通常報告』のメッセージを表示する(ステップS90)。
上記の実施形態では、本発明のNST支援システムを医療施設に適用した場合について説明したが、それ以外に、介護・養護施設、訪問看護ステーション、学校、あるいは刑務所など栄養管理の実施を必要とする各種施設に適用することができる。つまり、本発明のNST支援システムは、上記の各施設においてNST(栄養サポートチーム)やそれに準じる栄養管理者などの活動を支援することができる。
すなわち、本発明のNST支援システムは、種々の施設の入所者や栄養管理対象者の栄養状態を自動的にスクリーニングして栄養評価を行う。そして、入所者などの栄養状態のリスクを明確にしてそれを表示することにより、NST実施対象者を抽出する。そして、それらのNST実施対象者に対して、経静脈、経腸、経口投与などを含めた栄養管理のプランニングを行ったり、NST活動や栄養管理を実施するための回診(ラウンド)を行ったり、栄養管理の検討会(ミーティング)を開いたりする。
さらに、本発明のNST支援システムは、コンサルテーションの活動支援、実際に行われた栄養管理の実施内容や経静脈、経腸、経口投与の実施状況の把握、自動スクリーニングによる栄養状態の再評価、栄養管理のプランニングの見直し、栄養管理実施効果の評価、栄養に関する指導内容の表示や記録、データベースを作成するための各種データの収集、施設を出所するときや栄養管理実施対象から離脱したときのまとめの表示などを行う。
また、本発明のNST支援システムは、NST支援システムの稼動中や栄養管理の実施中における全ての記録内容を自動的に統括・簡略化して表示し、NST支援システムの稼動や活動を的確に実施することができる汎用性のある支援ソフトを提供することもできる。また、この支援ソフトは、単独の施設でも活用することができるが、医療関連の施設などでは電子カルテやオーダリングシステムと相互的にリンクして使用することも可能であるので、複数の医療施設において、相互にデータの取得、収集、記録、直接的オーダを行うこともできる。さらに、この支援ソフトは、外部出力やWebによって他のシステムとリンクすることも可能である。
すなわち、本発明のNST支援システムは、施設の入所者全員又はNST実施対象者に対する経静脈栄養、経腸栄養、経口栄養など全ての栄養管理を支援する機能を備えていて、NST支援システム単独でも活用することができるし、電子カルテやオーダリングシステムとリンクして相互に情報の交換・抽出・記録を行いながら活用することも可能である。
また、本発明のNST支援システムは、栄養管理対象者や対象となり得る者の栄養状態の評価を、主観的包括的評価、自己評価(セルフアセスメント)、客観的栄養評価(例えば、身体計測値、血液・生化学的検査成績など)、多変量解析などによる総合的栄養評価などによって行うことができる。さらに、本発明のNST支援システムは、直接入力したデータやリンクした電子カルテやオーダリングシステムなどのデータベースから自動的に取り出したデータを用いることによって、栄養管理の実施が必要な対象者を選択的に抽出することができる。また、栄養評価に基づいて栄養状態のリスクを段階的に表示することもできる。
また、本発明のNST支援システムは、主観的包括的評価(SGA)、自己評価(セルフアセスメント)、身体計測値、血液・生化学的検査成績などによる客観的栄養評価、多変量解析などによる総合的栄養評価などによって、栄養管理対象者あるいは対象となり得る者の栄養状態の評価を行うことができる。
さらに、本発明のNST支援システムは、端末から直接入力したデータやリンクした電子カルテやオーダリングシステムなどのデータベースから自動的に引き出したデータを用いて、栄養管理の実施が必要な対象者をリアルタイムで自動的にスクリーニングし、その結果を表示したり記録したりすることができる。また、定期的に実施した栄養評価の成績に応じて、連続的・経時的に自動スクリーニングを行うこともできる。さらに、自動スクリーニングを行うときのデータや評価結果の成績を、NST支援システムあるいは電子カルテやオーダリングなどのリンクしたシステム上に記録することもできる。
また、本発明のNST支援システムは、NST支援システムの稼動や栄養管理の実施に際して、経静脈栄養、経腸栄養、経口投与の全てについてのプランニングを容易に行うことができる。さらに、栄養管理対象者の栄養状態や病態に応じた必要水分量や電解質量、必要エネルギ(カロリ)、投与が推奨されるエネルギ量、蛋白・アミノ酸必要量、脂肪必要量、糖質必要量、ビタミン・微量元素必要量などを、それぞれ個々の対象者に応じて自動計算して表示することもできる。また、本発明のNST支援システムは、個々の栄養管理に必要とされる輸液・経腸栄養製剤、各種食品やサブリメント、及び食事の形態や内容などを、経静脈栄養、緯腸栄養、経口投与ごとに個別にマスタから選択することができる。
また、本発明のNST支援システムは、利用者が選択した製剤、食品、食事のエネルギ量、栄養組成量などを表示すると共に、栄養管理対象者の必要条件との差(つまり、不足分や過剰分)を提示して次に選択する製剤などの参考になるように表示することもできる。また、電子カルテやオーダリングシステムで既にオーダが確定しているものについても、自動的にそのデータを抽出してその内容や組成などの表示を行うこともできる。
また、本発明のNST支援システムは、NST支援システムの稼動や栄養管理対象者に対して設定されたプランニングと共に、実際に実施された栄養管理の方法や内容を表示したり記録することもできる。さらに、プランニングと実際に行った結果との差分(つまり、不足分や過剰分)を経静脈栄養、経腸栄養、経口投与などの全てに対して評価を行い、その結果を把握することにより、栄養管理の実施中の合併症や副作用についても記録することができる。さらに、これらの情報を電子カルテやオーダリングへ送信することができる。
また、本発明のNST支援システムは、NST活動や栄養管理の実施に際し、栄養管理対象者の栄養状態に応じて回診(ラウンド)を行ったり、現在の栄養状態に対して検討が必要な者を自動的に抽出することができる。また、検討会(ミーティング)に提出された栄養障害者に対して必要なデータを提示したり、実際に行われた検討会(ミーティング)の内容を記録したり、随時コンサルテーションの申し込みやそれに対する回答を提示したりすることもできる。
また、本発明のNST支援システムは、栄養に関する指導内容を表示したり記録したりすることも可能であり、加えて、実際に行われた栄養管理の内容や経静脈栄養、経腸栄養、経口投与の全てについてその実施状況をデータとして記録したり解析したりすることも可能である。これによって、栄養サポートチーム(NST)の実際の活動や栄養管理者の実践などを的確に支援することができる。
また、本発明のNST支援システムは、NST活動や栄養管理の実施中に定期的に行った栄養評価に応じて、栄養評価の自動スクリーニングシステムをリアルタイムに起動させることにより、随時に栄養状態の再評価を行うことができる。これによって、栄養管理の実施中における症例の栄養リスクを再評価すると共に、新たなNST活動項目や栄養管理対象者を選別・抽出して、その成績に応じて栄養管理のプランニングの見直しを経静脈栄養、経腸栄養、経口投与の全てについて実施することもできる。
また、本発明のNST支援システムは、NST活動や栄養管理の実施によって得られる栄養管理実施効果の評価を行い、同時に、各種データを収集してデータベースを作成したり、栄養管理対象者の出所時あるいは栄養管理の実施対象からの離脱時のまとめを表示することもできる。さらに、本発明のNST支援システムは、NST稼動中あるいは栄養管理実施中の全ての記録を自動的に統括・簡略化して表示し、NST稼動及び活動を容易に実施することが可能な汎用性のある支援システムに適用することもできる。
また、本発明のNST支援システムは、全入所対象者あるいは抽出した一部の対象者を一画面で一覧表にして表示し、栄養ケアの状況や栄養状態が一目で把握することもできる。さらに、本発明のNST支援システムは、栄養管理対象者のSGAを含む栄養アセスメント、栄養状態自動スクリーニング、モニタリングの実施、主治医のコメントやNST活動のコメントが存在する月日を一覧表にして記録することもできる。また、その時点での栄養状態を各栄養管理対象者別に色別表示で表すことによって、患者の栄養状態の把握や入所後の栄養状態の推移を一目で知ることができる。例えば、赤色は低栄養、黄色は栄養不良リスクあり、青色は間題なしというように表示することにより、目視で栄養管理状態を把握することもできる。
また、本発明のNST支援システムは、栄養不良のリスクがある患者や栄養不良の患者に対しては、次回の栄養アセスメントの実施予定日を表示することもできる。さらに、栄養管理対象者の栄養ケアや栄養評価の欠如をフォローするリスクマネージメントの管理を同一画面(例えば、NST活動画面)で表示することもできる。
また、本発明のNST支援システムは、栄養評価とケアプランが連動する機能を有しているので、静脈栄養、経腸栄養、経口摂取に関する全ての栄養実施プランの中で、所望のプランの実施によって選ばれた栄養評価項目上において栄養不良となる可能性や問題点の発生が予測される場合には、その問題点を表示したり、同時に解決案をそのマスタより選択したりすることもできる。さらに、栄養評価項目ごとにマスタファイルを持たせることや、各施設に対応するプラン案を設定することもできる。また、本発明のNST支援システムは、個々の栄養管理対象者に適したプランヘ変更することもできる。さらに、本発明のNST支援システムは、栄養評価をランク別に評価することが可能であり、それぞれのランクに応じて、プランを実施した後に再アセスメントの予定日を自動的に設定することもできる。
本発明のNST支援システムは、医療施設、介護・養護施設、学校などあらゆる公共施設において栄養管理を行う場合に有効に利用することができる。
本発明のNST支援システムを医療施設に適用したときに栄養状態を評価する栄養評価自動スクリーニングシステムの構成図である。 図1の栄養評価自動スクリーニングシステムで行われるNST支援の流れを示すフローチャートである。 本発明のNST支援システムにおいて、図1の栄養評価自動スクリーニングシステムが稼動したときの各種データの流れを示す第1実施形態のデータフロー図である。 本発明のNST支援システムにおいて、図1の栄養評価自動スクリーニングシステムが実行されたときの各種データの流れを示す第2実施形態のデータフロー図である。 本発明のNST支援システムにおいて、図1の栄養評価自動スクリーニングシステムが実行されたときの各種データの流れを示す第3実施形態のデータフロー図である。 本発明のNST支援システムにおいて、具体的なデータ例を用いて栄養評価の自動スクリーニングを行う場合のフロー図である。 本発明のNST支援システムにおいて、患者の入院から退院までのデータの流れを時系列的に示したフロー図である。
符号の説明
1 電子カルテ、1a 電子カルテ側システム、1b 電子カルテ側データベース、2 NST支援システム、2a NST側システム、2b NST側データベース、3 端末、4 病棟、5 検査室

Claims (15)

  1. 栄養サポートチーム(NST)が行う栄養管理の実践を支援するNST支援システムであって、
    栄養管理対象者に関する情報を個人ごとに記録する電子データファイルに記録されたデータに基づいて、該当する栄養管理対象者の肉体的変化分を算出する変化分算出手段と、
    前記データ及び前記変化分算出手段が算出した肉体的変化分を個別に点数化して合計点数を算出する合計点数算出手段と、
    前記合計点数算出手段が算出した合計点数に基づいて前記栄養管理対象者の栄養状態を示す栄養評価を行い、該栄養評価を所定の基準でランク分けして分類する栄養評価分類手段と、
    前記栄養評価分類手段によって分類された栄養評価のランクごとに栄養管理を支援するNSTケアレベルを分類するNSTケアレベル分類手段とを備え、
    前記NSTケアレベル分類手段によって分類されたNSTケアレベルに基づいて、前記栄養管理対象者の栄養状態が最適状態となるようにする自動スクリーニングを実行することを特徴とするNST支援システム。
  2. 請求項1に記載のNST支援システムにおいて、
    前記変化分算出手段が算出した前記栄養管理対象者の肉体的変化分、前記栄養評価分類手段が分類した栄養評価のランク、及び前記NSTケアレベル分類手段が分類したNSTケアレベルは、リアルタイムで前記電子データファイルに記録されることを特徴とするNST支援システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載のNST支援システムにおいて、
    前記栄養評価分類手段が前記栄養管理対象者の栄養状態は問題なしとする栄養評価のランクに分類したとき、NSTケアレベル分類手段は前記栄養評価をNSTケアを不要とするNSTケアレベルに分類し、前記自動スクリーニングは継続されることを特徴とするNST支援システム。
  4. 請求項1または請求項2に記載のNST支援システムにおいて、
    前記栄養評価分類手段が前記栄養管理対象者の栄養状態は問題ありとする栄養評価のランクに分類したとき、該栄養評価分類手段は前記栄養評価を軽度栄養不良と重度栄養不良とに再分類し、NSTケアレベル分類手段は再分類された栄養評価に対応したNSTケアレベルに分類することを特徴とするNST支援システム。
  5. 請求項4に記載のNST支援システムにおいて、
    前記自動スクリーニングは前記栄養評価の再分類結果に関わらず継続されると共に、栄養管理の実践を行っても栄養評価が改善されないときはその旨の情報を通知することを特徴とするNST支援システム。
  6. 栄養サポートチーム(NST)が行う栄養管理の実践を支援するNST支援方法であって、
    栄養管理対象者に関する情報を個人ごとに記録する電子データファイルに記録されたデータに基づいて、該当する栄養管理対象者の肉体的変化分を算出する変化分算出ステップと、
    前記データ及び前記変化分算出ステップで算出された肉体的変化分を個別に点数化して合計点数を算出する合計点数算出ステップと、
    前記合計点数算出ステップで算出された合計点数に基づいて前記栄養管理対象者の栄養状態を示す栄養評価を行い、該栄養評価を所定の基準でランク分けして分類する栄養評価分類ステップと、
    前記栄養評価分類ステップで分類された栄養評価のランクごとに栄養管理を支援するNSTケアレベルを分類するNSTケアレベル分類ステップと、
    前記NSTケアレベル分類ステップで分類されたNSTケアレベルに基づいて、前記栄養管理対象者の栄養状態が最適状態となるようにする自動スクリーニングを実行する自動スクリーニング実行ステップと
    を含むことを特徴とするNST支援方法。
  7. 請求項6に記載のNST支援方法において、
    前記変化分算出ステップで算出された前記栄養管理対象者の肉体的変化分、前記栄養評価分類ステップで分類された栄養評価のランク、及び前記NSTケアレベル分類ステップで分類されたNSTケアレベルは、リアルタイムで前記電子データファイルに記録されることを特徴とするNST支援方法。
  8. 請求項6または請求項7に記載のNST支援方法において、
    前記栄養評価分類ステップで前記栄養管理対象者の栄養状態は問題なしとする栄養評価のランクに分類されたとき、NSTケアレベル分類ステップでは、前記栄養評価をNSTケアを不要とするNSTケアレベルに分類し、前記自動スクリーニングは継続されることを特徴とするNST支援方法。
  9. 請求項6または請求項7に記載のNST支援方法において、
    前記栄養評価分類ステップで前記栄養管理対象者の栄養状態は問題ありとする栄養評価のランクに分類されたとき、該栄養評価分類ステップでは、前記栄養評価を軽度栄養不良と重度栄養不良とに再分類し、NSTケアレベル分類ステップでは再分類された栄養評価に対応したNSTケアレベルに分類することを特徴とするNST支援方法。
  10. 請求項9に記載のNST支援方法において、
    前記自動スクリーニングは前記栄養評価の再分類結果に関わらず継続されると共に、栄養管理の実践を行っても栄養評価が改善されないときはその旨の情報を通知することを特徴とするNST支援方法。
  11. 栄養サポートチーム(NST)が行う栄養管理の実践を支援するNST支援システムの動作をコンピュータに実行させるNST支援プログラムであって、
    栄養管理対象者に関する情報を個人ごとに記録する電子データファイルに記録されたデータに基づいて、該当する栄養管理対象者の肉体的変化分を算出する変化分算出ステップと、
    前記データ及び前記変化分算出ステップで算出された肉体的変化分を個別に点数化して合計点数を算出する合計点数算出ステップと、
    前記合計点数算出ステップで算出された合計点数に基づいて前記栄養管理対象者の栄養状態を示す栄養評価を行い、該栄養評価を所定の基準でランク分けして分類する栄養評価分類ステップと、
    前記栄養評価分類ステップで分類された栄養評価のランクごとに栄養管理を支援するNSTケアレベルを分類するNSTケアレベル分類ステップと、
    前記NSTケアレベル分類ステップで分類されたNSTケアレベルに基づいて、前記栄養管理対象者の栄養状態が最適状態となるようにする自動スクリーニングを実行する自動スクリーニング実行ステップと
    をコンピュータに実行させるNST支援プログラム。
  12. 請求項11に記載のNST支援プログラムにおいて、
    前記変化分算出ステップで算出された前記栄養管理対象者の肉体的変化分、前記栄養評価分類ステップで分類された栄養評価のランク、及び前記NSTケアレベル分類ステップで分類されたNSTケアレベルは、リアルタイムで前記電子データファイルに記録されることを特徴とするNST支援プログラム。
  13. 請求項11または請求項12に記載のNST支援プログラムにおいて、
    前記栄養評価分類ステップで前記栄養管理対象者の栄養状態は問題なしとする栄養評価のランクに分類されたとき、NSTケアレベル分類ステップでは、前記栄養評価をNSTケアを不要とするNSTケアレベルに分類し、前記自動スクリーニングは継続されることを特徴とするNST支援プログラム。
  14. 請求項11または請求項12に記載のNST支援プログラムにおいて、
    前記栄養評価分類ステップで前記栄養管理対象者の栄養状態は問題ありとする栄養評価のランクに分類されたとき、該栄養評価分類ステップでは前記栄養評価を軽度栄養不良と重度栄養不良とに再分類し、NSTケアレベル分類ステップでは再分類された栄養評価に対応したNSTケアレベルに分類することを特徴とするNST支援プログラム。
  15. 請求項14に記載のNST支援プログラムにおいて、
    前記自動スクリーニングは前記栄養評価の再分類結果に関わらず継続されると共に、栄養管理の実践を行っても栄養評価が改善されないときはその旨の情報を通知することを特徴とするNST支援プログラム。
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