JP2008022626A - 回転機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の巻線コイル12をバスバーで結線する回転機であって、回転機の軸方向に積層されるターミナル30、36、41を板材でリング状に形成し、これらのターミナル30、36、41の半径方向外側に巻線コイル結線部32、38、43を形成し、更に端部に電力線結線部33、39、44を形成し、折り曲げられた前記電力結線部33、39、44が、絶縁材であるベース46を介して、積層されたターミナル30、36、41のリング状部分に重なるようにしてなる。
【選択図】図8
Description
比較的出力の大きなモータを構成する場合、巻線コイルに大きな電流を流す必要から巻線コイルを構成する導線が太くなる。導線が太くなるとステータコアへの巻き付けが困難になることから、細い導線を複数並列巻きにすることが考えられている。
しかし、細い導線を巻いてなる巻線コイルを一つにする場合には、巻線コイルの径の並列数合計相当の径の導線が必要となり、そのような太い導線をステータの端部で他の相の巻線コイルと結線するのは容易ではない。
実施の形態1.
図1〜図10は、本発明をブラシレスDCモータに適用した実施の形態1を表す図面であり、図1はモータ全体の縦断面図、図2はそのII−II矢視断面図、図3はバスバーのみを示す図1中のIII−III矢視図、図4は図3のIV−IV矢視断面図、図5(A)〜(D)は各ターミナルの正面図、図6(A)〜(D)はターミナル以外の構成部品の正面図、図7、図8は組み立て過程の説明図、図9は巻線コイルの一例を示す概略図、図10はターミナルを打ち抜き加工により製造する際のターミナルの配置の一例を示す平面図である。
ブラシレスDCモータ1は、モータケース2、ロータ3、ステータ4を主要部として構成されている。モータケース2は底付き筒状をなし、開放側には端板5が取り付けられている。ロータ3は、回転軸6上にマグネット7を設けて構成される。ロータ3は、その回転軸6がモータケース2と端板5とに軸受8、9を介して回転自在に支持される。ステータ4は、モータケース2の内側に固定された、多数の磁性薄板を積層してなる9個のステータコア10に、導線11を巻き付けて巻線コイル12とすることにより構成されている。この例では、図9に示すように、ステータ4は、U相、V相、W相の3相構造となっており、更に、並列な三つの巻線コイル12が、U、V、Wの各相を構成している。図2、3では、各相に対応する巻線コイル12に「U」、「V」、「W」を付して位置関係を表わしてある。
先ず、ホルダ22の筒状部24に共通ターミナル20が通され、つば部23に当てられる。次に、絶縁プレート29を介してU相結線用のターミナル30が筒状部24に通され、共通ターミナル20に重ねられる。次に、絶縁プレート35を介してV相結線用のターミナル36が筒状部24に通され、U相結線用のターミナル30に重ねられる。次に、絶縁プレート35を介してW相結線用のターミナル36が筒状部24に通され、V相結線用のターミナル36に重ねられる。W相結線用のターミナル36には図6(B)に示した略C字状の絶縁プレート35が重ねられる。
以上で、ブラシレスDCモータ1の結線は終了する。
また、ターミナル30、36、41を軸方向に積層するので、ラジアル方向の大きさを小さくすることができる。更に、この実施の形態に係るブラシレスDCモータによれば、直線部31b、37b、42bを折り返して、その端部の電力線結線部33、39、44がリング状の本体31等と略同一円周上に位置するようにしたので、電力線結線部33、39、44が半径方向外側に張り出すことがなく、ラジアル方向の拡大を防ぐことができる。
図11は実施の形態2に係るブラシレスDCモータのステータの縦断面図、図12はその右側面図、図13はバスバーのみを示す断面図、図14は図13中のXIV部の拡大図、図15は各ターミナルの正面図である。
バスバー71の基部をなすホルダ72は図6(A)に示したホルダ22とほぼ同じ構造をなしている。つまり、板状でリング状のつば部73とその内周部に一体に形成された筒状部74とからなっている。ホルダ72は、合成樹脂等の電気絶縁材料により形成される。つば部73の周囲には、巻線コイル12の端部を通すための溝75が18個設けられている。ホルダ22と異なり、ホルダ72の筒状部74の外周面にはその全長に亘って、後述するU、V、W各相の電力線結線部を通すための収納溝76が設けられている。収納溝76は筒状部74の周方向に一定の間隔で三つ設けられている。
先ず、ホルダ72の筒状部74に共通ターミナル77が通され、つば部73に当てられる。筒状部74には、絶縁プレート80が挿入され、共通ターミナル77に重ねられる。
U相の巻線コイル12の一端部12aはホルダ72の溝75を通してU相結線用ターミナル81の巻線コイル結線部83に接続され、他端部12bは、ホルダ72の溝75を通して共通ターミナル77の巻線コイル結線部79に接続される。同様に、V相の巻線コイル12の一端部12aはホルダ72の溝75を通してV相結線用ターミナル86の巻線コイル結線部88に接続され、他端部12bは、ホルダ72の溝25を通して共通ターミナル77の巻線コイル結線部79に接続され、W相の巻線コイル12の一端部12aはホルダ72の溝75を通してW相結線用ターミナル91の巻線コイル結線部93に接続され、他端部12bは、ホルダ72の溝75を通して共通ターミナル77の巻線コイル結線部79に接続される。端部12aと巻線コイル結線部83、88、93との接続、端部12bと巻線コイル結線部79との接続は、図12に示すように、巻線コイル結線部83、88、93、79の接続部83b、88b、93b、79bを巻線コイル12の端部12a、12bに巻きつけ、かつかしめることによりなされる。接続部83b、88b、93b、79bが接線方向を向いているので、接線部83b、88b、93b、79bの内側に端部12a、12bを通すことにより端部12a、12bの位置決めができ、その状態で接線部83b、88b、93b、79bを丸めることにより端部12a、12bをかしめることができ、作業が容易となる。
以上で、ブラシレスDCモータ1の結線は終了する。
また、ターミナル77、81、86、91を軸方向に積層するので、ラジアル方向の大きさを小さくすることができる。また、この実施の形態に係るブラシレスDCモータによれば、リング状の本体82、87、92の内側に設けられた直線部84、89、94を折り返して、その端部の電力線結線部85、90、95が本体82等と略同一円周上に位置するようにしたので、電力線結線部85、90、95が半径方向外側に張り出すことがなく、ラジアル方向の拡大を防ぐことができる。更に、各ターミナル77、81、86、91の巻線コイル結線部79、83、88、93が接線方向を向いているので、外形が小さくなり、バスバー状態での扱いが容易となるだけでなく、巻線コイル結線部79、83、88、93と端部12a、12bとを結線する際の作業も容易となる。
上述の実施の形態1、2において、各相を構成する巻線コイルの数は一例であり、3本に限られない。
実施の形態1における放射状の電力結線部を実施の形態2の接線方向の電力線結線部と代えてもよい。絶縁部材であるベースの形状も実施の形態におけるものに限らず、電力結線部を保持する形状として種々変更が可能である。その他の構成部材についても、形状等は種々変更可能である。
Claims (3)
- 複数の巻線コイルをバスバーで結線する回転機において、
前記バスバーにおけるターミナルを板状でかつ略C字形状に形成すると共に、端部に電力線と接続する電力線結線部を形成したことを特徴とする回転機。 - 複数の巻線コイルをバスバーで結線する回転機において、
前記バスバーにおけるターミナルを板状でかつリング状に形成すると共に、半径方向内側に電力線と接続する電力線結線部を形成したことを特徴とする回転機。 - 前記電力線結線部を折り曲げ、絶縁部材と共に圧着して固定したことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の回転機。
Priority Applications (1)
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2006
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