JP2008022430A - 車載用アンテナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 低姿勢とすることができると共にAM帯の受信感度を低下させることおよび高価なチョークコイルを必要とすることのない車両用アンテナ装置とする。
【解決手段】 車両のルーフ10上に取り付けられるアンテナケース5内にはAM/TELアンテナ2が内蔵され、リアガラス11にはFMガラスアンテナ7が設けられている。アンテナケース5内に内蔵されるアンテナ回路6において、AM用アンテナのインピーダンス変換が行われると共に、FM帯の受信信号の整合と増幅が行われ、AM受信信号とFM受信信号とが合波されて出力される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、AM放送とFM放送を少なくとも受信する車載用アンテナ装置に関するものである。
従来の車載用アンテナ装置としては、AM放送およびFM放送を受信するために1m程度の長さのロッドアンテナが用いられていた。しかし、ロッドアンテナの長さが長すぎて取り扱いやデザイン上の問題があることから、ヘリカル構造とすることでアンテナの長さを短縮した車載用アンテナ装置が用いられるようになった。また、車両の窓ガラスにアンテナパターンを印刷したガラスアンテナは、車体の外部に突出する部分を有していないことから車載用アンテナ装置として用いられている。
近年、車載用アンテナ装置において、電話、GPS、TV放送、衛星放送等を受信することも望まれている。特に、携帯電話の普及や緊急警報システム等の要求から電話用のアンテナを車両に搭載することが求められている。電話用アンテナは、車両の窓ガラスにアンテナパターンを印刷したフィルムを貼着するフィルムアンテナにより実現することができる。このフィルムアンテナは、ほぼ透明とすることができることから車両の外観上は好ましいが、車室内の乗員に対する送信時の電磁波放射が懸念される場合があるので、電話用アンテナは車室外に取り付けることが好適とされている。
ヘリカル構造とされたAM放送およびFM放送を兼用して受信することのできるヘリカルアンテナは、20cmから40cm程度の長さとすることができる。ただし、所望の周波数でヘリカルアンテナを共振させるために必要な線状素子の展開長は共振周波数に依存することから、ヘリカルアンテナの共振周波数が決まれば、展開長が一義的に決まることになる。従って、共振周波数が決まってヘリカルアンテナの巻き径が決まれば巻きピッチも決まるようになる。ここで、ヘリカルアンテナを短くすると、巻き径を太くする必要があると共に巻きピッチも狭くなる。そして、安定した共振周波数のヘリカルアンテナを得るためには、巻きピッチが狭い場合はヘリカルの巻き付けの際に、より精密な寸法精度が要求される。このため、短いヘリカルアンテナは高価になってしまうことになる。そして、電話用アンテナとAM/FM放送受信用アンテナとを共用するアンテナを考えた場合、長さ40cm程度のヘリカルアンテナの場合は比較的簡単に実現できるが、長さ20cm程度のヘリカルアンテナでは製作時に精密な寸法精度が要求されて実現が困難になるという問題点があった。
AM放送およびFM放送を受信することのできる共用のヘリカルアンテナにおいて使用されるアンテナ回路100の構成を図8に示す。アンテナ回路100は、AM帯では、高インピーダンスとなってしまうアンテナを低インピーダンスに変換するインピーダンス変換のために用いられ、FM帯では、主に、インピーダンス整合と広帯域化のために用いられる。
図8に示すアンテナ回路100は、AM帯およびFM帯共用のAM/FMアンテナが入力端子100−1に接続される。入力端子100−1から入力された受信信号は静電気保護回路111を介して並列に接続されているAM用バンドパスフィルタ(AMBPF)112とFM用バンドパスフィルタ(FMBPF)122に供給される。AMBPF112はAM受信信号成分を抽出しており、AM帯インピーダンス変換部113が後続されている。このAM帯インピーダンス変換部113により、等価的に高インピーダンスのAM受信信号源が低インピーダンスのAM信号源に変換される。すなわち、AM帯インピーダンス変換部113からAM受信信号が出力されるが、その等価的な信号源のインピーダンスは低インピーダンスとされる。このAM受信信号はAMBPF114により不要波成分が除去される。
また、FMBPF122はFM受信信号成分を抽出しており、FM帯増幅部123が後続されている。FM帯増幅部123において所定レベルまで増幅されたFM受信信号は、FMBPF124において不要波成分が除去されて、AMBPF114から出力されたAM受信信号と合波される。合波されたAM/FM受信信号は静電気保護回路125を介して出力端子100−2から出力され、車両内に搭載されたAM/FM受信機に導かれる。なお、静電気保護回路111,125は静電気からアンテナ回路100を保護する回路でありダイオードやバリスタ等が用いられる。
また、AM/FM受信機から出力された直流電源がアンテナ回路100の出力端子100−2に供給される場合は、電源分離部115において直流電源が分離され、AM帯インピーダンス変換部113およびFM帯増幅部123に動作用電源として供給される。
図8に示すアンテナ回路100において、FMBPF122は、AM帯インピーダンス変換部113に前置するAMBPF112に並列接続されていることから、等価的に並列に接続された静電容量として作用する。すると、AM/FMアンテナで受信されたAM帯の受信信号が上記静電容量の作用により減衰してしまい、受信システムの感度を低下させるという問題点があった。なお、FMBPF122は相互変調および混変調等の強入力時の受信特性を良好に保つために不可欠なフィルタとされている。
ところで、AM放送およびFM放送を共用して受信することのできるアンテナを車両の窓ガラスに設けるガラスアンテナとすることができる。この場合、後部窓ガラスには、防曇用のヒータ線が印刷により設けられることが多くされていることから、ヒータ線の印刷と同一の工程でアンテナパターンを後部窓ガラスに形成することができる。この場合、後部窓ガラスのヒータ線のパターンと共用したり、あるいはヒータ線のパターン以外の部分にガラスアンテナのアンテナパターンを配置している。そして、ガラスアンテナのアンテナパターンをヒータ線パターンと共用する場合は、ヒータ線パターンに電源が供給されたときにアンテナとして動作するヒータ線パターンを車体から高周波的に切り離すためのチョークコイルが必要となる。この際に、AM帯の周波数は低い周波数帯とされていることから大きなインダクタンスのチョークコイルが必要とされ、さらに、ヒータ線には20A〜30Aの大電流が流れることから、このような大電流が流れても透磁率が低下しない高価なチョークコイルが必要とされるという問題点があった。なお、ヒータ線のパターンとAM帯用のアンテナパターンを共用しない場合でも、車両内に搭載されている電子機器からの雑音が電源線を経由してヒータ線から放射されるため、この妨害波を軽減するためにヒータ線と電源との間にはチョークコイルを挿入することが必要とされる。
そこで、本発明は低姿勢とすることができると共にAM帯の受信感度を低下させることおよび高価なチョークコイルを必要とすることのない車両用アンテナ装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は車両のルーフ上に取り付けられるAM用アンテナと、車両の窓ガラスに設けられたFM用アンテナとを備え、AM用アンテナのインピーダンス変換を少なくとも行うAM用回路部から出力されるAM受信信号と、FM用回路部から出力されるFM受信信号とを合波して出力することを最も主要な特徴としている。
本発明によれば、車両のルーフ上に取り付けられるAM用アンテナと、車両の窓ガラスに設けられたFM用アンテナとを備え、AM用アンテナのインピーダンス変換を少なくとも行うAM用回路部から出力されるAM受信信号と、FM用回路部から出力されるFM受信信号とを合波して出力することから、AM用アンテナを低姿勢とすることができると共に、AM帯の受信感度を低下させることおよび高価なチョークコイルを必要としないようになる。
本発明の実施例にかかる車載用のアンテナ装置の構成を図1に示し、その一部拡大図を図2に示す。
これらの図に示すように、本発明の実施例にかかるアンテナ装置1は、車両のルーフ10上にAM放送帯を受信すると共に電話の周波数帯で送受信するAM/TELアンテナ2が設置されており、車両のリアガラス11にFM放送帯を受信するFMガラスアンテナ7が設けられている。AM/TELアンテナ2は金属製等とされるアンテナベース5b上に固着されており、AM/TELアンテナ2の下部にはアンテナ回路6が設けられている。アンテナベース5b上には移動体の位置を測定するシステム用のGPS(Global Positioning System)アンテナ3と、衛星ラジオの周波数帯を受信する衛星ラジオアンテナ4が搭載されている。アンテナベース5bには、樹脂製のアンテナカバー5aが水密に嵌合されて防水性のアンテナケース5が構成されている。なお、図1,図2においてアンテナカバー5aはほぼ中央で切断した断面図で示されている。
アンテナベース5bの下面には締結部5cが一体に形成されており、締結部5cの外周面に形成されたネジ部にナットを螺着することによりナットとアンテナベース5bとによりルーフ10が挟持されて、アンテナカバー5aとアンテナベース5bからなるアンテナケース5が車両のルーフ10に固着されるようになる。これにより、AM/TELアンテナ2、GPSアンテナ3および衛星ラジオアンテナ4がルーフ10上に設けられるようになる。また、締結部5cには内部に通じる貫通孔が形成されており、この貫通孔を介してケーブルを導入/導出することができる。
FMガラスアンテナ7で受信されたFM受信信号は、FM給電線5dを介してアンテナケース5内のアンテナ回路6に供給されている。この際に、FM給電線5dはアンテナベース5bの下面に形成されている締結部5cの貫通孔からアンテナケース5の内部に導入される。また、アンテナ回路6から出力されるAM帯の受信信号とFM帯の受信信号とが合波されたAM/FM出力信号(AM/FM OUT)と、アンテナ回路6で分波された電話帯信号(TEL OUT)と、衛星ラジオアンテナ4で受信された衛星ラジオ信号(SATELLITE Radio OUT)およびGPSアンテナ3で受信されたGPS信号(GPS OUT)とが、締結部5cの貫通孔から導出された同軸ケーブル5eにより出力されている。同軸ケーブル5eのそれぞれは、対応する電子機器へ接続される。このように構成されたアンテナ装置1においてアンテナケース5の高さは約200mmの低姿勢のアンテナとすることができる。
AM/TELアンテナ2の構成を図3に示す。図3に示すように、AM/TELアンテナ2は、ガラスエポキシ基板等の絶縁性の基板2a上に形成されたアンテナパターン2bにより構成されている。アンテナパターン2bは上から下に折り曲げられて展開長が長くされた形状とされているが、これは一例でありこの形状に限るものではなく所定の展開長が得られる種々の形状とすることができる。基板2aの下端には、アンテナパターン2bの給電点2cが設けられており、この給電点2cはアンテナ回路6に接続されている。
次に、FMガラスアンテナ7の構成を図4に示す。図4に示すように、FMガラスアンテナ7は車両のリアガラス11の上部に印刷により形成されており、リアガラス11の中央部にはヒータ線12が印刷により形成されている。FMガラスアンテナ7の上端のほぼ中央には給電点7aが形成されており、この給電点7aにFM給電線5dの一端が接続される。なお、ヒータ線12と電源との間にはチョークコイルが接続されるが、ヒータ線12と電源の上部に設けられているアンテナはFMアンテナとされて、AM帯に比べてはるかに高い周波数帯とされていることからインダクタンスを大きくする必要はなく低廉のチョークコイルとすることができる。
次に、アンテナ装置1におけるアンテナ回路6の構成を示すブロック図を図5に示す。
図5に示すように、AM/TELアンテナ2はアンテナ回路6の入力端子1−1に接続され、FMガラスアンテナ7は入力端子1−2に接続される。入力端子1−1に入力されたAM/TELアンテナ2の受信信号は、並列接続されたローパスフィルタ(LPF)20とハイパスフィルタ(HPF)22に入力され、LPF20により抽出されたAM帯の受信信号はAM/FM AMP21に供給される。また、HPF22により抽出された電話帯の信号はアンテナ回路6の出力端子1−4からTEL OUTとして出力される。AM/FM AMP21には入力端子1−2に入力されたFMガラスアンテナ7の受信信号も供給され、増幅されてAM帯の受信信号と合波される。合波されたAM/FM受信信号は出力端子1−3からAM/FM OUTとして出力される。さらに、GPSアンテナ3は入力端子3−1に接続され、GPSアンテナ3により受信されたGPS信号は、低雑音増幅器(LNA)23により増幅されて出力端子3−2からGPS OUTとして出力される。さらにまた、衛星ラジオアンテナ4は入力端子4−1に接続され、衛星ラジオアンテナ4により受信された衛星ラジオ受信信号は、低雑音増幅器(LNA)24により増幅されて出力端子4−2からSATELLITE Radio OUTとして出力される。
次に、アンテナ回路6における破線で示すアンテナ回路6aの詳細構成を示すブロック図を図6に示す。アンテナ回路6aは、AM帯では、高インピーダンスとなってしまうアンテナを低インピーダンスに変換するインピーダンス変換のために用いられ、FM帯では、主に、インピーダンス整合と広帯域化のために用いられる。
図6に示すように、AM/TELアンテナ2が入力端子1−1に接続される。入力端子1−1から入力された受信信号は静電気保護回路30を介してAM用バンドパスフィルタ(AMBPF)31に供給される。AMBPF31はAM受信信号成分を抽出しており、抽出したAM帯の受信信号をAM帯インピーダンス変換部32に供給している。AM帯インピーダンス変換部32は、等価的に高インピーダンスのAM受信信号源を低インピーダンスのAM信号源に変換している。すなわち、AM帯インピーダンス変換部32からはAM帯の受信信号が出力されるが、その等価的なAM帯の信号源のインピーダンスは低インピーダンスとされる。AM帯インピーダンス変換部32から出力されるAM帯の受信信号は、AMBPF33に供給され、AMBPF33により不要波成分が除去される。
また、FMガラスアンテナ7が入力端子1−2に接続される。入力端子1−2から入力されたFM帯の受信信号は静電気保護回路35を介してFM用バンドパスフィルタ(FMBPF)36に供給される。FMBPF36はFM受信信号成分を抽出しており、抽出したFM帯の受信信号をFM帯増幅部37に供給している。FMBPF36はFM帯の受信信号成分を抽出しており、FM帯増幅部37に供給している。FM帯増幅部37において所定レベルまで増幅されたFM受信信号は、FMBPF38に供給され、FMBPF38において不要波成分が除去される。AMBPF33から出力されたAM帯の受信信号とFMBPF38から出力されたFM帯の受信信号は合波され、合波されたAM/FM受信信号は静電気保護回路39を介して出力端子1−3から出力され、車両内に搭載されたAM/FM受信機に導かれる。なお、静電気保護回路30,35,39は静電気からアンテナ回路6aを保護する回路でありダイオードやバリスタ等が用いられる。また、出力端子1−3はAM/FM受信信号が出力され、直流電源が入力されるAM/FM OUT DC INの端子とされる。
そして、AM/FM受信機から出力された直流電源が出力端子1−3からアンテナ回路6aに供給される場合は、電源分離部34において直流電源が分離され、AM帯インピーダンス変換部32およびFM帯増幅部37に動作用電源として供給される。
図6に示すアンテナ回路6aにおいて、AM帯のアンテナとFM帯のアンテナとは独立して設けられることから、AM用のバンドパスフィルタにFM用のバンドパスフィルタが並列接続されないことになる。従って、FM用のバンドパスフィルタによるAM帯の受信信号の減衰は防止され、AM帯の受信感度を低下を防止することができる。
次に、アンテナ回路6における破線で示すアンテナ回路の他の詳細構成を示すブロック図を図7に示す。
図6に示すアンテナ回路6a’は、アンテナケース5内に内蔵されるルーフアンテナ用回路6a−1と、FMガラスアンテナ7の近傍に配置されるガラスアンテナ用回路6a−2に分離されている。AM/TELアンテナ2は、ルーフアンテナ用回路6a−1の入力端子1−1に接続され、入力端子1−1から入力された受信信号は静電気保護回路40を介してAMBPF41に供給される。AMBPF41はAM受信信号成分を抽出しており、抽出したAM帯の受信信号をAM帯インピーダンス変換部42に供給している。AM帯インピーダンス変換部42は、等価的に高インピーダンスのAM受信信号源を低インピーダンスのAM信号源に変換している。すなわち、AM帯インピーダンス変換部42からはAM帯の受信信号が出力されるが、その等価的なAM帯の信号源のインピーダンスは低インピーダンスとされる。AM帯インピーダンス変換部42から出力されるAM帯の受信信号は、AMBPF43に供給され、AMBPF33により不要波成分が除去される。
また、FMガラスアンテナ7はガラスアンテナ用回路6a−2の入力端子1−2に接続され、入力端子1−2から入力されたFM帯の受信信号は静電気保護回路47を介してFMBPF48に供給される。FMBPF48はFM受信信号成分を抽出しており、抽出したFM帯の受信信号をFM帯増幅部49に供給している。FMBPF48はFM帯の受信信号成分を抽出しており、FM帯増幅部49に供給している。FM帯増幅部49において所定レベルまで増幅されたFM受信信号は、FMBPF50に供給され、FMBPF50において不要波成分が除去される。FMBPF38から出力されたFM帯の受信信号はガラスアンテナ用回路6a−2の出力端子1−6から出力され、接続ケーブル1−7を介してルーフアンテナ用回路6a−1の入力端子1−5に入力される。入力端子1−5から入力されたFM帯の受信信号はAMBPF43から出力されるAM帯の受信信号と合波され、合波されたAM/FM受信信号は静電気保護回路46を介して出力端子1−3から出力され、車両内に搭載されたAM/FM受信機に導かれる。なお、静電気保護回路30,35,39は静電気からアンテナ回路6aを保護する回路でありダイオードやバリスタ等が用いられる。
また、出力端子1−3はAM/FM受信信号が出力され、直流電源が入力されるAM/FM OUT DC INの端子とされ、入力端子1−5はFM受信信号が入力され、直流電源が出力されるFM IN DC OUTの端子とされ、出力端子1−6はFM受信信号が出力され、直流電源が入力されるFM OUT DC INの端子とされる。そして、AM/FM受信機から出力された直流電源が出力端子1−3からルーフアンテナ用回路6a−1に供給される場合は、電源分離部44において直流電源が分離され、AM帯インピーダンス変換部42に動作用電源として供給されると共に、電源重畳部45に供給される。電源重畳部45では入力端子1−5から直流電源を重畳して出力し、この直流電源は接続ケーブル1−7を介してガラスアンテナ用回路6a−2の出力端子1−6に供給される。出力端子1−6に供給された直流電源は電源分離部51において分離され、FM帯増幅部49に動作用電源として供給される。
図7に示すアンテナ回路6a’においても、AM帯のアンテナとFM帯のアンテナとは独立して設けられることから、AM用のバンドパスフィルタにFM用のバンドパスフィルタが並列接続されないことになる。従って、FM用のバンドパスフィルタによるAM帯の受信信号の減衰は防止され、AM帯の受信感度を低下を防止することができる。
以上説明した本発明にかかるアンテナ装置は、AM/FM共用アンテナと同等の受信性能であれば、アンテナ高を短くする事が可能となって車両からの突起が少なくなりデザイン性が向上する。また、衛星ラジオアンテナやGPSアンテナなどのパッチアンテナをアンテナケース内に内蔵しても小型であるのでデザイン性を損なうことはない。さらに、ガラスアンテナはAM帯では使用しないので、高価で大型なチョークコイルは必要なく、FM帯だけを考慮した低廉で小型のチョークコイルを設ければよくなり、低コストな車載用アンテナ装置とすることができる。
また、本発明にかかるアンテナ装置は車載用としたが、これに限るものではなくAM帯とFM帯とを受信するアンテナ装置であれば適用することができる。
本発明の実施例にかかる車載用のアンテナ装置の構成を示す図である。 本発明の実施例にかかる車載用のアンテナ装置の構成を一部拡大して示す図である。 本発明のアンテナ装置におけるAM/TELアンテナの構成を示す図である。 本発明のアンテナ装置におけるFMガラスアンテナの構成を示す図である。 本発明のアンテナ装置におけるアンテナ回路の構成を示すブロック図である。 本発明のアンテナ装置にかかるアンテナ回路の一部の詳細構成を示すブロック図である。 本発明のアンテナ装置にかかるアンテナ回路の一部の他の詳細構成を示すブロック図である。 従来の共用アンテナにかかるアンテナ回路の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 アンテナ装置、1−1,1−2,1−5 入力端子、1−3,1−4,1−6 出力端子、1−7 接続ケーブル、2 AM/TELアンテナ、2a 基板、2b アンテナパターン、2c 給電点、3 GPSアンテナ、3−1 入力端子、3−2 出力端子、4 衛星ラジオアンテナ、4−1 入力端子、4−2 出力端子、5 アンテナケース、5a アンテナカバー、5b アンテナベース、5c 締結部、5d 給電線、5e 同軸ケーブル、6 アンテナ回路、6a アンテナ回路、6a−1 ルーフアンテナ用回路、6a−2 ガラスアンテナ用回路、7 FMガラスアンテナ、7a 給電点、10 ルーフ、11 リアガラス、12 ヒータ線、20 LPF、21 AM/FM AMP、22 HPF、23,24 LNA、30 静電気保護回路、31,33 AMBPF、32 AM帯インピーダンス変換部、34 電源分離部、35 静電気保護回路、36,38 FMBPF、37 FM帯増幅部、39 静電気保護回路、40 静電気保護回路、41,43 AMBPF、42 AM帯インピーダンス変換部、44 電源分離部、45 電源重畳部、46 静電気保護回路、47 静電気保護回路、48,50 FMBPF、49 FM帯増幅部、51 電源分離部、100 アンテナ回路、100−1 入力端子、100−2 出力端子、111,125 静電気保護回路、112,114 AMBPF、113 AM帯インピーダンス変換部、115 電源分離部、122,124 FMBPF、123 FM帯増幅部

Claims (2)

  1. 車両のルーフ上に取り付けられるAM用アンテナと、
    車両の窓ガラスに設けられたFM用アンテナと、
    前記AM用アンテナが接続され、前記AM用アンテナのインピーダンス変換を少なくとも行うAM用回路部と、
    前記FM用アンテナが接続され、整合と増幅を少なくとも行うFM用回路部と、
    前記AM用回路部から出力されるAM受信信号と、前記FM用回路部から出力されるFM受信信号とを合波して出力する合波手段と、
    を備えることを特徴とする車載用アンテナ装置。
  2. 前記AM用アンテナと、前記AM用回路部と、前記FM用回路部と、前記合波手段とがアンテナベースとアンテナカバーとからなるアンテナケース内に内蔵されており、該アンテナケースが車両のルーフに取り付けられることを特徴とする請求項1記載の車載用アンテナ装置。
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