JP2008022112A - 撮影装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 写真撮影の際に、カメラと被写体との間に他者が入ってしまって撮影に失敗してしまうという事態の発生を少なくする。
【解決手段】
携帯電話端末1Aは、カメラによる画像撮影の開始に先立ち、他の携帯電話端末2B,3Cが周囲に存在することを検出した時、カメラの撮影方向情報と自装置の位置情報とをそれら携帯電話端末2B,3Cへ送信する。携帯電話端末1Aから、カメラの撮影方向情報と位置情報を受け取った携帯電話端末2B,3Cは、それら携帯電話端末1Aの撮影方向情報及び位置情報と、自端末の位置情報と移動方向情報とに基づいて、自端末が携帯電話端末1Aのカメラの撮影領域5内に入ってしまうか否かを判断し、自端末が撮影領域5内に入ってしまうと判断した場合には、その旨を自端末のユーザへ報知する。
【選択図】 図1
【解決手段】
携帯電話端末1Aは、カメラによる画像撮影の開始に先立ち、他の携帯電話端末2B,3Cが周囲に存在することを検出した時、カメラの撮影方向情報と自装置の位置情報とをそれら携帯電話端末2B,3Cへ送信する。携帯電話端末1Aから、カメラの撮影方向情報と位置情報を受け取った携帯電話端末2B,3Cは、それら携帯電話端末1Aの撮影方向情報及び位置情報と、自端末の位置情報と移動方向情報とに基づいて、自端末が携帯電話端末1Aのカメラの撮影領域5内に入ってしまうか否かを判断し、自端末が撮影領域5内に入ってしまうと判断した場合には、その旨を自端末のユーザへ報知する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、デジタルカメラなどの撮影装置、携帯端末、撮影システム、撮影報知方法に関する。
従来の技術として、特開2002−236651号の公開特許公報(特許文献1)には、携帯端末と近距離無線通信が可能で且つ無線基地局と無線通信が可能となされたデジタルカメラにて写真撮影が行われた時、そのデジタルカメラが、当該撮影データの配信先アドレスを近距離無線通信により携帯端末から取得し、その後ユーザから配信指示が入力された時に、その撮影データを電子メールの形式で無線通信を通じて配信先アドレスへ送信するようになされた情報配信システム、指示端末及び携帯端末が開示されている。
また、WO2003/049326号パンフレット(特許文献2)には、近距離無線通信を利用し、近距離範囲内に存在する他の携帯端末を検索し、見つかった携帯端末との間で通信履歴を相互に参照し、相手との通信履歴が双方の通信履歴記憶部に存在したときに、報知手段を用いてユーザに相手の接近を報知するようになされた携帯端末とそれに使用される記憶媒体及びサーバが開示されている。
ところで、近年は、人々が常に持ち歩く携帯電話端末にもデジタルカメラ機能が搭載されており、その携帯電話端末のデジタルカメラ機能を用いることにより、例えば観光地や街中,建物の中など様々な場所や場面での写真撮影が可能になっている。
上記観光地や街中などのように、人通りが多い場所で写真撮影を行っていると、しばしばカメラと被写体との間に他の人が入ってしまい、撮影に失敗してしまうことがある。すなわち、殆どの人は、自分の近くで他者(撮影者)により写真撮影が行われているような場合において、例えば自分がカメラと被写体との間に入ってしまうことに気付いたときには、その場所から離れるなどして写真撮影の邪魔にならないように行動するが、その一方で、自分が写真撮影の邪魔になっていることに気がつかないことも多く、その場合、撮影者はなかなか写真を撮ることができないことになる。また、写真撮影時のシャッターチャンスは無限に存在する訳ではなく、カメラと被写体との間に他の人が入ってしまうことにより、二度と巡り会えないシャッターチャンスでの撮影に失敗してしまうこともある。
本発明は、このような実情に鑑みて提案されたものであり、写真撮影の際に、カメラと被写体との間に他者が入ってしまって撮影に失敗してしまうという事態の発生を少なくすることが可能な撮影装置及び撮影システム、撮影報知方法を提供することを目的とする。
本発明の撮影装置は、画像を撮影するためのカメラ部と、近距離無線通信を行うための近距離無線通信部と、自装置の位置を測定する位置測定部と、カメラ部の撮影方向を検出する撮影方向検出部と、カメラ部による画像撮影の開始に先立ち、近距離無線通信部を通じて通信が可能な他の携帯端末を検出した時、撮影方向検出部が検出した撮影方向情報と位置測定部が測定した位置情報とを、近距離無線通信部を通じて他の携帯端末へ送信する処理を実行する演算制御部とを有することにより、上述した課題を解決する。
また、本発明の撮影装置は、画像を撮影するためのカメラ部と、近距離無線通信を行うための近距離無線通信部と、自装置の位置を測定する位置測定部と、カメラ部の撮影方向を検出する撮影方向検出部と、自装置のユーザに対して報知を行うための報知部と、カメラ部による画像撮影の開始に先立ち、近距離無線通信部を通じて通信が可能な他の携帯端末を検出した時、近距離無線通信を通じて携帯端末の位置情報と移動方向情報を要求し、その要求に応じて携帯端末から送信された位置情報と移動方向情報を受信したならば、撮影方向検出部が検出した撮影方向情報及び位置測定部が測定した位置情報と、携帯端末の位置情報及び移動方向情報とに基づいて、携帯端末がカメラ部の撮影領域内に移動してくるか否か判断し、携帯端末がカメラ部の撮影領域内に移動してくると判断した時には、その旨を報知部を通じてユーザへ報知する処理を実行する演算制御部とを有することにより、上述した課題を解決する。
また、本発明の撮影装置は、画像を撮影するためのカメラ部と、近距離無線通信を行うための近距離無線通信部と、自装置の位置を測定する位置測定部と、カメラ部の撮影方向を検出する撮影方向検出部と、カメラ部による画像撮影の開始に先立ち、近距離無線通信部を通じて通信が可能な他の携帯端末を検出した時、近距離無線通信を通じて携帯端末の位置情報と移動方向情報を要求し、その要求に応じて携帯端末から送信された位置情報と移動方向情報を受信したならば、撮影方向検出部が検出した撮影方向情報及び位置測定部が測定した位置情報と、携帯端末の位置情報及び移動方向情報とに基づいて、携帯端末がカメラ部の撮影領域内に移動してくるか否か判断し、携帯端末がカメラ部の撮影領域内に移動してくると判断した時には、その旨を表す所定通知を近距離無線通信を通じて当該携帯端末へ送信する処理を実行する演算制御部とを有することにより、上述した課題を解決する。
本発明の携帯端末は、近距離無線通信を行うための近距離無線通信部と、自端末の位置を測定する位置測定部と、自端末の移動方向を算出する移動方向算出部と、自端末のユーザに対して報知を行うための報知部と、近距離無線通信部を通じて、他の撮影装置の位置情報と撮影方向情報を受信した時、位置測定部が測定した位置情報及び移動方向算出部が算出した移動方向情報と、撮影装置の位置情報及び撮影方向情報とに基づいて、自端末が撮影装置の撮影領域内に移動するか否かを判断し、自端末が撮影装置の撮影領域内に移動すると判断した場合には、その旨を報知部を制御して自端末のユーザへ報知する処理を実行する演算制御部とを有することにより、上述した課題を解決する。
また、本発明の携帯端末は、近距離無線通信を行うための近距離無線通信部と、自端末の位置を測定する位置測定部と、自端末の移動方向を算出する移動方向算出部と、近距離無線通信部を通じて、他の撮影装置の位置情報と撮影方向情報を受信した時、位置測定部が測定した位置情報及び移動方向算出部が算出した移動方向情報と、撮影装置の位置情報及び撮影方向情報とに基づいて、自端末が撮影装置の撮影領域内に移動するか否かを判断し、自端末が撮影装置の撮影領域内に移動すると判断した場合には、その旨を表す所定通知を近距離無線通信部を通じて撮影装置に送信する処理を実行する演算制御部とを有することにより、上述した課題を解決する。
また、本発明の携帯端末は、近距離無線通信を行うための近距離無線通信部と、自端末の位置を測定する位置測定部と、近距離無線通信部を通じて、他の撮影装置の位置情報と撮影方向情報を受信した時、位置測定部が測定した位置情報と、撮影装置の位置情報及び撮影方向情報とに基づいて、自端末が撮影装置の撮影領域内に存在しているか否かを判断し、自端末が撮影装置の撮影領域内に存在していると判断した場合には、位置測定部が測定した位置情報を、近距離無線通信部を通じて撮影装置へ送信する処理を実行する演算制御部とを有することにより、上述した課題を解決する。
本発明の撮影システムは、カメラによる画像撮影の開始に先立ち、近距離無線通信が可能な他の携帯端末を検出した時、カメラの撮影方向情報と自装置の位置情報とを近距離無線通信部を通じて他の携帯端末へ送信する撮影装置と、近距離無線通信により撮影装置の位置情報と撮影方向情報を受信した時、自端末の位置情報及び移動方向情報と撮影装置の位置情報及び撮影方向情報とに基づいて、自端末が撮影装置の撮影領域内に移動するか否かを判断し、自端末が上記撮影装置の撮影領域内に移動すると判断した場合には、その旨を自端末のユーザへ報知する携帯端末とを有することにより、上述した課題を解決する。
また、本発明の撮影システムは、カメラによる画像撮影の開始に先立ち、近距離無線通信が可能な他の携帯端末を検出した時には、カメラの撮影方向情報と自装置の位置情報とを近距離無線通信部を通じて他の携帯端末へ送信し、近距離無線通信を通じて他の携帯端末から所定通知を受信した時には、ユーザに対して当該所定通知に応じた報知を行う撮影装置と、近距離無線通信を通じて他の撮影装置の位置情報と撮影方向情報を受信した時には、自端末の位置情報及び移動方向情報と撮影装置の位置情報及び撮影方向情報とに基づいて、自端末が撮影装置の撮影領域内に移動するか否かを判断し、自端末が撮影装置の撮影領域内に移動すると判断した時には、その旨を表す所定通知を近距離無線通信を通じて撮影装置へ送信する携帯端末とを有することにより、上述した課題を解決する。
また、本発明の撮影システムは、カメラによる画像撮影の開始に先立ち、近距離無線通信が可能な他の携帯端末を検出した時には、近距離無線通信を通じて携帯端末の位置情報と移動方向情報を要求し、その要求に応じて携帯端末から送信された位置情報と移動方向情報を受信したならば、自装置の撮影方向情報及び位置情報と携帯端末の位置情報及び移動方向情報とに基づいて、携帯端末がカメラの撮影領域内に移動してくるか否か判断し、携帯端末がカメラの撮影領域内に移動してくると判断した時には、その旨をユーザへ報知する撮影装置と、近距離無線通信を通じて撮影装置から位置情報と移動方向情報の要求を受信した時、その要求に応じて自端末の位置情報と移動方向情報を撮影装置へ返送する携帯端末とを有することにより、上述した課題を解決する。
また、本発明の撮影システムは、カメラによる画像撮影の開始に先立ち、近距離無線通信が可能な他の携帯端末を検出した時には、近距離無線通信を通じて携帯端末の位置情報と移動方向情報を要求し、その要求に応じて上記携帯端末から送信された位置情報と移動方向情報を受信したならば、自装置の撮影方向情報及び位置情報と携帯端末の位置情報及び移動方向情報とに基づいて、携帯端末がカメラの撮影領域内に移動してくるか否か判断し、携帯端末がカメラの撮影領域内に移動してくると判断した時には、その旨を表す所定通知を近距離無線通信を通じて携帯端末へ送信する撮影装置と、近距離無線通信を通じて撮影装置から位置情報と移動方向情報の要求を受信した時、その要求に応じて自端末の位置情報と移動方向情報を撮影装置へ返送し、携帯端末がカメラの撮影領域内に移動する旨を表す所定通知を近距離無線通信を通じて受信した時には、その旨をユーザへ報知する携帯端末とを有することにより、上述した課題を解決する。
本発明の撮影報知方法は、撮影装置が、カメラによる画像撮影の開始に先立ち、近距離無線通信が可能な他の携帯端末を検出した時、カメラの撮影方向情報と自装置の位置情報とを、近距離無線通信部を通じて他の携帯端末へ送信するステップと、携帯端末が、近距離無線通信により撮影装置の位置情報と撮影方向情報を受信した時、自端末の位置情報及び移動方向情報と撮影装置の位置情報及び撮影方向情報とに基づいて、自端末が撮影装置の撮影領域内に移動するか否かを判断し、自端末が撮影装置の撮影領域内に移動すると判断した場合には、その旨を自端末のユーザへ報知するステップとを有することにより、上述した課題を解決する。
また、本発明の撮影報知方法は、撮影装置が、カメラによる画像撮影の開始に先立ち、近距離無線通信が可能な他の携帯端末を検出した時には、カメラの撮影方向情報と自装置の位置情報とを、近距離無線通信部を通じて他の携帯端末へ送信し、近距離無線通信を通じて他の携帯端末から所定通知を受信した時には、ユーザに対して当該所定通知に応じた報知を行うステップと、携帯端末が、近距離無線通信を通じて撮影装置の位置情報と撮影方向情報を受信した時には、自端末の位置情報及び移動方向情報と撮影装置の位置情報及び撮影方向情報とに基づいて、自端末が撮影装置の撮影領域内に移動するか否かを判断し、自端末が撮影装置の撮影領域内に移動すると判断した時には、その旨を表す所定通知を近距離無線通信を通じて上記撮影装置へ送信するステップとを有することにより、上述した課題を解決する。
また、本発明の撮影報知方法は、撮影装置が、カメラによる画像撮影の開始に先立ち、近距離無線通信が可能な他の携帯端末を検出した時には、近距離無線通信を通じて携帯端末の位置情報と移動方向情報を要求し、その要求に応じて携帯端末から送信された位置情報と移動方向情報を受信したならば、自装置の撮影方向情報及び位置情報と、携帯端末の位置情報及び移動方向情報とに基づいて、携帯端末がカメラの撮影領域内に移動してくるか否か判断し、携帯端末がカメラの撮影領域内に移動してくると判断した時には、その旨をユーザへ報知するステップと、携帯端末が、近距離無線通信を通じて撮影装置から位置情報と移動方向情報の要求を受信した時、その要求に応じて自端末の位置情報と移動方向情報を撮影装置へ返送するステップとを有することにより、上述した課題を解決する。
撮影装置が、カメラによる画像撮影の開始に先立ち、近距離無線通信が可能な他の携帯端末を検出した時には、近距離無線通信を通じて携帯端末の位置情報と移動方向情報を要求し、その要求に応じて携帯端末から送信された位置情報と移動方向情報を受信したならば、自装置の撮影方向情報及び位置情報と携帯端末の位置情報及び移動方向情報とに基づいて、携帯端末がカメラの撮影領域内に移動してくるか否か判断し、携帯端末がカメラの撮影領域内に移動してくると判断した時には、その旨を表す所定通知を近距離無線通信を通じて携帯端末へ送信するステップと、携帯端末が、近距離無線通信を通じて撮影装置から位置情報と移動方向情報の要求を受信した時、その要求に応じて自端末の位置情報と移動方向情報を撮影装置へ返送し、携帯端末がカメラの撮影領域内に移動する旨を表す所定通知を近距離無線通信を通じて受信した時には、その旨をユーザへ報知するステップとを有することにより、上述した課題を解決する。
すなわち、本発明によれば、カメラの撮影領域内に他者が入ってしまうか否かを、撮影装置側或いは他者所有の携帯端末側で検出可能となされており、カメラの撮影領域内に他者が入ってしまうことが検出された時には、その旨を示す報知を、撮影装置側若しくは他者所有の携帯端末において行うようになされている。
本発明においては、カメラの撮影領域内に他者が入ってしまうことを検知した時に、その旨を撮影装置側若しくは他者所有の携帯端末において報知するようになされており、他者は撮影の邪魔になってしまうことを予め知ることができ、また、撮影者は撮影領域内に他者が入ってしまう可能性があることを予め知ることができるため、写真撮影の際に、カメラと被写体との間に他者が入ってしまって撮影に失敗してしまうという事態の発生を少なくすることが可能となっている。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。
なお、以下の実施形態では、本発明の一例として、デジタルカメラ機能を備えた携帯電話端末を挙げているが、勿論、ここで説明する内容はあくまで一例であり、本発明はこの例に限定されないことは言うまでもない。
〔第1の実施形態の概要〕
図1には、本発明の第1の実施形態におけるユースケースの概念図を示す。
図1には、本発明の第1の実施形態におけるユースケースの概念図を示す。
この図1には、携帯電話端末1Aを持ったユーザ1aが、その携帯電話端末1Aのカメラにより所望の被写体(図示は省略している。)を撮影しようとしている時の様子を示している。さらに、図1の例では、上記携帯電話端末1A及びそのユーザ1aの周囲には、例えば、本発明実施形態にかかる他の携帯電話端末2B及びそのユーザ2bと、携帯電話端末3C及びそのユーザ3cが存在しているとする。また、図1中の指示符号5により示された領域は、上記携帯電話端末1Aのカメラが向いている方向(つまり、カメラにより撮影を行おうとしている方向、以下、撮影方向と表記する。)と、上記カメラのレンズの画角により決まる撮影領域を示している。なお、上記画角については、上記カメラのレンズ系がズームレンズである場合には、そのズームレンズにおいて設定された焦点距離により変わることになる。
この第1の実施形態において、上記携帯電話端末1Aは、一般的な携帯電話端末の機能の他に、少なくとも、以下に説明するような近距離無線通信機能、位置測定機能、撮影方向検出機能、演算・制御機能を備えている。
当該携帯電話端末1Aにおいて、上記近距離無線通信機能は、例えばいわゆるブルートゥース(BlueTooth:登録商標)方式やUWB(Ultra Wide Band)方式などを用いて、他の携帯電話端末等との間で近距離無線通信を行うために設けられている。
また、当該携帯電話端末1Aの位置測定機能は、例えばGPS(Global Positioning System)を利用して自端末1Aの位置を測定するために設けられている。
当該携帯電話端末1Aの撮影方向検出機能は、例えば地磁気センサにより地磁気を計測し、その測定により得られた地磁気計測データを用いて、自端末1Aのカメラのレンズが向いている方位(上記撮影領域に対応した撮影方向)を検出するために設けられている。
当該携帯電話端末1Aの演算・制御機能は、上記カメラにて撮影を行うカメラモードが起動した場合に、上記近距離無線通信機能を制御して近距離無線通信を開始し、その近距離無線通信に対する応答の有無等を一定時間毎に調べることにより、当該自端末1Aの周囲に他の携帯電話端末(2B,3C等)が存在しているかどうかを判断する。そして、演算・制御機能は、自端末1Aの周囲に他の携帯電話端末(2B,3C)が存在することを検知した場合には、上記位置測定機能を制御して自端末1Aの現在位置の測定を開始させると同時に、上記撮影方向検出機能を制御して上記撮影方向(カメラが向いている方向)の検出を開始させる。さらに、演算・制御機能は、当該自端末1Aの現在位置と撮影方向が一定時間変化しないことを確認した上で、自端末1Aにてカメラモードが起動したことを示すカメラモード起動通知と自端末1Aの位置情報及び撮影方向情報を、先に検知した他の携帯電話端末(2B,3C)へ上記近距離無線通信を通じて通知する。当該演算・制御機能は、自端末1Aがカメラモードになっている間は、上述した一連の動作を一定時間毎に繰り返す。
また、この第1の実施形態において、携帯電話端末2Bは、一般的な携帯電話端末の機能の他に、少なくとも、以下に説明するような近距離無線通信機能と移動計測機能と演算・制御機能とを備えている。
当該携帯電話端末2Bにおいて、上記近距離無線通信機能は、上述同様のブルートゥース方式やUWB方式などを用いて他の携帯電話端末等との間で近距離無線通信を行うために設けられている。
また、当該携帯電話端末2Bの移動計測機能は、例えば、GPSを利用して一定時間毎に計測した自端末2Bの位置の変化や、加速度センサからの加速度計測データに基づいて、自端末2Bが何れの方向にどの程度の速度で移動しているのかを計測するために設けられている。
当該携帯電話端末2Bの演算・制御機能は、上記近距離無線通信を通じて、他の携帯電話端末(1A等)から上記カメラモードの起動通知が送られてきたか否かを監視し、上記他の携帯電話端末(1A)からカメラモード起動通知を受け取った時には、更に当該他の端末(1A)から送られてくる位置情報と撮影方向情報を取得する。次いで、演算・制御機能は、上記移動計測機能を制御して自端末2Bの現在位置の測定を開始させると共に自端末2Bの移動方向を求め、更に、自端末2Bの移動方向と上記他の携帯電話端末(1A)の位置情報及び撮影方向情報とに基づいて、自端末2Bが上記他の携帯電話端末(1A)のカメラの前を横切ることになるかどうかを判断する。そして、演算・制御機能は、自端末2Bが上記他の携帯電話端末(1A)のカメラの前を横切ることになると判断した場合には、例えば警告音、バイブレータの振動、LED(発光ダイオード)による発光、ディスプレイ上の表示等の何れか若しくはそれらの組み合わせにより、当該自端末2Bのユーザ2bが上記他の携帯電話端末(1A)のカメラの前を横切って撮影の邪魔をしてしまう虞があることを報知する。なお、ディスプレイを用いた報知を行う場合、上記写真を撮ろうとしているユーザが何処にいるのかを示す情報を表示しても良い。当該演算・制御機能は、上記他の携帯電話端末(1A)からカメラモード起動通知を受け取った後、その端末(1A)と近距離無線通信が可能である間は、上述した一連の動作を一定時間毎に実行する。
図1の例では、携帯電話端末2Bのユーザ2bが図1中矢印6にて示す方向に移動しており、上記カメラにて撮影を行おうとしている携帯電話端末1Aの撮影領域5内(つまり携帯電話端末1Aのカメラの前)に携帯電話端末2B及びユーザ2bが入ってしまうことになるため、当該携帯電話端末2Bは、自端末2Bが上記携帯電話端末1Aのカメラの前を横切って撮影の邪魔をしてしまう虞があることをユーザ2bに通知する。なお、携帯電話端末2Bにおいて、上記携帯電話端末1Aからカメラモード起動通知を受け取った時点で、既に当該端末1Aのカメラの撮影領域5内に自端末2Bが入ってしまっていることが判った場合には、直ぐにユーザ2bに対して撮影の邪魔になっていることの通知を行うようにしても良いし、また例えば、既に携帯電話端末1Aの撮影領域5内に自端末2Bが入っている状態で自携帯電話端末1Aがカメラモードを起動したということは、自端末2Bのユーザ2bが元々携帯電話端末1Aにおける写真撮影の邪魔になっていないと判断してそのまま何も行わないようにしても良い。
また、この図1において、上記携帯電話端末1Aの周囲に存在する別の携帯電話端末3Cもまた上記携帯電話端末2Bと同じ機能を備えている。但し、図1の例の場合、携帯電話端末3Cは、図1中矢印7にて示す方向に移動しており、自端末3C及びユーザ3cが上記携帯電話端末1Aの撮影領域5内(携帯電話端末1Aのカメラの前)に入ってしまうことはない。したがって、この図1の例の場合の携帯電話端末3Cの演算・制御機能は、自端末3Cが上記携帯電話端末1Aのカメラの前を横切ることはないと判断し、上記携帯電話端末2Bが行うような警告報知を、自端末3Cのユーザ3cに対して行うことなく、通常の動作を続行する。
なお、第1の実施形態では説明を省略しているが、上記携帯電話端末2Bと3Cも上記携帯電話端末1Aと同じ機能を備えていても良いし、また、上記携帯電話端末1Aについても上記携帯電話端末2B,3Cと同じ機能を備えていても良い。
〔携帯電話端末の概略的な内部構成〕
図2には、本発明実施形態の携帯電話端末の概略的な内部構成を示す。なお、図2の構成は、本実施形態の携帯電話端末が上述した各携帯電話端末1A,2B,3Cの全ての機能を備えている場合の内部構成を示している。
図2には、本発明実施形態の携帯電話端末の概略的な内部構成を示す。なお、図2の構成は、本実施形態の携帯電話端末が上述した各携帯電話端末1A,2B,3Cの全ての機能を備えている場合の内部構成を示している。
図2において、通信アンテナ12は、例えば内蔵アンテナであり通話やパケット通信のための信号電波の送受信を行う。通信回路11は、送受信信号の周波数変換、変調と復調等を行う。上記通信アンテナ12及び通信回路11にて受信された通話音声データは、データラインを介して音声処理部22へ送られ、それ以外の受信データは、一旦、制御部10へ送られて処理された後、必要に応じて当該制御部10から各部へ送られる。
音声処理部22は、上記通信アンテナ12及び通信回路11から通話音声データが供給された時には、当該通話音声データを復号化し、その復号化後の通話音声データをデータラインを介してスピーカ20へ送る。
スピーカ20は、携帯電話端末に設けられている受話用のスピーカやリンガ(着信音)、音楽再生、アラーム音,警告音出力用のスピーカであり、ディジタル/アナログ変換器と増幅器を含み、通話音声やリンガ音,再生音楽等のデータを、ディジタル/アナログ変換及び増幅した後に出力する。これにより、通話音声やリンガ音,警告音,再生音楽が得られることになる。
マイクロホン21は、送話用及び外部音声集音用のマイクロホンであり、アナログ/ディジタル変換器と増幅器を含む。このマイクロホン21を介して入力された音声信号は、増幅器により所定のレベルに増幅された後、アナログ/ディジタル変換器によりディジタル音声データに変換され、データラインを介して音声処理部22へ送られて符号化された後、データラインを介して通信回路11へ送られて変調、周波数変換等の各種処理を受け、通信アンテナ12から送信される。
表示部13は、例えば液晶ディスプレイ等の表示デバイスと、そのディスプレイの表示駆動回路とを含み、上記ディスプレイ上に画像や文字、各種メッセージ等を表示する。
画像処理部23は、内蔵メモリや図示しない外部メモリインターフェースを介して外部メモリから読み出された圧縮符号化されている画像データが供給された時、その画像データの伸張復号化等の再生処理を行い、その伸張復号後の画像データをデータラインを介して表示部13へ送る。
操作部14は、本実施形態の携帯電話端末の図示しない筐体上に設けられているテンキーや発話キー、終話/電源キー等の各キーや十字キー,ジョグダイヤル等の各操作子と、それら操作子が操作された時の操作信号を発生する操作信号発生器とからなる。本実施形態において、上記操作部14の各操作子は、ユーザによる電源のオン/オフ操作、発信や着信の指示操作、電話番号入力操作や電子メール等の文字入力操作、ディスプレイ上に表示されたメニュー項目の選択操作、デジタルカメラ機能におけるシャッター操作等のために用いられる。
カメラ部17は撮像デバイスとレンズ系等からなり、レンズ系は被写体像を撮像デバイスの撮像面上に結像させ、撮像デバイスは撮像面上の光像を電気信号に変換する。カメラ制御部16は、上記カメラ部17の撮像デバイスより供給された電気信号から静止画像や動画像のデータを生成し、その画像データを画像処理部23に送る。また、カメラ制御部16は、上記レンズ系がオートフォーカス機構やズーム機構を備えている場合に、それらの駆動制御を行う。なお、カメラ制御部16は、必要に応じて、オートフォーカス機構の駆動情報やマクロモード/遠景撮影モード等のモード切替情報などのレンズ系における撮影距離設定パラメータを基に被写体までの距離データを生成することも可能であり、また、ズーム機構の駆動値を基にレンズ系の画角データを生成することも可能となされており、それら生成した距離データや画角データを制御部10へ送る。これにより、制御部10は、上記距離データを基に被写体までの距離を知ることができ、また、画角データを基に撮影領域5の大きさ(広がり具合)を知ることができることになる。
加速度センサ部24は、当該携帯電話端末の移動等に伴う加速度を計測し、その加速度計測データを制御部10へ送る。これにより、制御部10は、当該携帯電話端末が移動しているかどうかや移動時の速度等を求めることができる。
地磁気センサ部25は、地磁気を計測し、その地磁気計測データを制御部10へ送る。これにより、制御部10は、当該携帯電話端末の方位(本実施形態では特にカメラ部17の撮像方向を表す方角つまりユーザがカメラを向けている方向)を求めることができる。
なお、上記加速度センサ部24からの加速度計測データと地磁気センサ部25からの地磁気計測データを組み合わせることにより、制御部10は、携帯電話端末がどの方向にどれくらいの速度で移動しているのかを知ることもできる。
GPSアンテナ27は、GPSにおける測地衛星の発信する電波を受信する。GPS制御部26は、GPSアンテナ27の受信電波に基づいて、自端末の現在位置の緯度及び経度を求める。このGPSアンテナ27及びGPS制御部26により得られたGPSデータ(緯度,経度を表す情報)は制御部10へ送られる。これにより、制御部10は、自端末の現在位置を知ることができると共に、例えば一定時間毎に得られたGPSデータの差分に基づいて、自端末の移動の有無、移動時の移動距離や移動速度、移動方向などを知ることができる。
近距離無線通信制御部28と近距離無線通信アンテナ29は、例えばいわゆるブルートゥース方式やUWB方式などによる近距離無線通信を行うためのデバイスである。
メモリ15は、ROM(Read Only Memory)とRAM(Random Access Memory)を含む。ROMは、OS(Operating System)、制御部10が各部を制御するための制御プログラムや各種の初期設定値、フォントデータや各辞書データ、本実施形態にかかる前述した近距離無線通信機能や位置測定機能,撮影方向検出機能,移動計測機能,演算・制御機能等を実行及び制御するためのプログラムコードや、一般の携帯電話端末に搭載される各種のアプリケーションプログラムコード、当該携帯電話端末の識別情報(ID)などを記憶している。このROMは、いわゆるNAND型フラッシュメモリ(NAND-type flash memory)のような書き換え可能なROMをも含み、当該書き換え可能なROMには、例えば電子メールデータ、電話帳データ、スケジュールデータ、メモ帳データ、画像データ、画像データや音楽データ、着信音,報知音データ、文字データ、学習データ、ダウンロード等されたアプリケーションプログラムコード、その他、各種の設定値等を保存することも可能となされている。RAMは、制御部10が各種のデータ処理を行う際の作業領域として、随時データを格納する。
上記制御部10は、通信回路11における通信の制御、近距離無線通信における通信の制御、GPSにおける測位の制御、カメラにおける撮影等の制御、加速度センサの動作制御、地磁気センサの動作制御、ディスプレイの表示制御、メモリの書き込み/読み出し制御、音声処理や画像処理等の各制御の他、携帯電話端末の各構成要素の制御や各種演算処理を行う。詳細な処理動作については後述するが、特に、本実施形態の場合、制御部10は、上記メモリ部15に格納されている本実施形態にかかるプログラムを実行することにより、前述した近距離無線通信機能や位置測定機能,撮影方向検出機能,移動計測機能,演算・制御機能等を実現する。
その他、図2には図示を省略しているが、本発明の携帯電話端末は、年月日時等の情報を発生したり時間を計測する時計部や、外部メモリが接続されるメモリインターフェース部、外部ケーブルが接続されるケーブル用コネクタ部、キー照明や着信ライト用などのLED(発光ダイオード)とその駆動部、バイブレータとその駆動部、各部へ電力を供給するバッテリとその電力をコントロールするパワーマネージメントIC部、いわゆる電子マネーのための情報記憶と信号の送受信を行う電子財布部など、一般的な携帯電話端末に設けられる各構成要素についても備えている。
〔第1の実施形態において、写真撮影を行う側の携帯電話端末の処理フロー〕
図3には、本発明の第1の実施形態にかかる各携帯電話端末のうち、カメラにより撮影を行う側の携帯電話端末1Aが、前述した近距離無線通信機能,位置測定機能,撮影方向検出機能,演算・制御機能を実行する際の一連の処理の流れを示す。なお、この図3のフローチャートに示す処理は、上記カメラにより撮影を行う側の携帯電話端末1Aのメモリ部15に格納された本実施形態にかかるプログラムを、当該端末1Aの制御部10が実行することにより実現される。
図3には、本発明の第1の実施形態にかかる各携帯電話端末のうち、カメラにより撮影を行う側の携帯電話端末1Aが、前述した近距離無線通信機能,位置測定機能,撮影方向検出機能,演算・制御機能を実行する際の一連の処理の流れを示す。なお、この図3のフローチャートに示す処理は、上記カメラにより撮影を行う側の携帯電話端末1Aのメモリ部15に格納された本実施形態にかかるプログラムを、当該端末1Aの制御部10が実行することにより実現される。
図3において、携帯電話端末1Aにおいて電源がONされると、制御部10は、ステップS1の処理として、例えば操作部14の操作を通じてユーザ1aによりカメラモードの起動要求が入力されたかどうかを判定しており、カメラモードの起動要求が入力されたと判断すると、ステップS2へ処理を進める。
ステップS2の処理に進むと、制御部10は、カメラ制御部16を通じてカメラ部17を制御し、写真撮影を実行可能なカメラモードを起動させると共に、近距離無線通信制御部28を制御して、近距離無線通信を開始させる。
次に、制御部10は、ステップS3へ処理を進め、上記近距離無線通信に対する応答の有無等を調べることにより、自端末1Aの周囲(近距離無線通信が可能な距離範囲内)に他の携帯電話端末が存在するか否かの検出を行う。当該ステップS3において、他の携帯電話端末を検出できない場合、制御部10は、ステップS8へ処理を進め、当該ステップS8にて一定時間Tが経過するのを待ってからステップS3へ処理を戻す。一方、ステップS3において、他の携帯電話端末(2B,3C等)を検出した場合、制御部10は、ステップS4へ処理を進める。
ステップS4の処理に進むと、制御部10は、GPS制御部26を制御して自端末1Aの位置情報を求める処理と、地磁気センサ部25からの地磁気計測データに基づいてカメラ部17が向いている方角(撮影方向)を求める処理を、例えば一定時間毎に複数回繰り返す。
次に、制御部10は、ステップS5へ処理を進め、ステップS4での複数回の処理により得られた各位置情報と各撮影方向情報の内容が、それら複数回においてそれぞれ略々同じか否かの判定を行う。当該ステップS5において、制御部10は、それら位置情報と撮影方向情報の内容が異なっていると判定した場合にはステップS4へ処理を戻し、一方、それら位置情報と撮影方向情報の内容が略々同じであると判定した場合にはステップS6へ処理を進める。すなわちこの時、制御部10は、上記複数回の処理により得られた各位置情報と各撮影方向情報がそれぞれ略々同じである場合には、自端末1Aのユーザ1aがその場所を動かず且つカメラの撮影方向も動かさずに、今まさに写真を撮ろうとしていると判断し、一方、上記各位置情報と各撮影方向情報の何れか片方でも変化がある場合には、ユーザ1aが場所を移動したりカメラの撮影方向を動かして、未だどこで何を撮影しようか悩んでいると判断し、上記各位置情報と各撮影方向情報の内容が変化しなくなるまで、それら位置情報と撮影方向情報の取得処理と上記判定の処理を続ける。
上記ユーザ1aが今まさに写真を撮ろうとしていると判断してステップS6の処理に進むと、制御部10は、ステップS3で先に検出した他の携帯電話端末(2B,3C等)に対して、自端末1Aにてカメラモードが起動したことを通知するためのカメラモード起動通知を上記近距離無線制御部28を通じて送信させ、更に、自端末1Aの位置情報及び撮影方向情報を上記他の携帯電話端末(2B,3C等)へ送信させる。
また、制御部10は、ステップS7の処理として、上記ステップS3で検出した全ての他の携帯電話端末(2B,3C等)に対して上記カメラモード起動通知と自端末1Aの位置情報及び撮影方向情報を送信したか否か判断する。そして、制御部10は、当該ステップS7にて全ての他の携帯電話端末に対して通知が完了していないと判断した場合にはステップS6へ処理を戻し、一方、全ての他の携帯電話端末への通知が完了したと判断した場合には、ステップS8へ処理を進める。
ステップS8の処理に進むと、制御部10は、一定時間Tが経過するのを待ってからステップS3へ処理を戻す。これにより、本実施形態の携帯電話端末は、ステップS3にて例えば新たに別の携帯電話端末が検出された場合や既に検知されていた他の携帯電話端末が自端末1Aから離れて行った場合のように、前回の通知を行った時とは状況が変わったような場合にも、その状況の変化に対応した処理が可能となる。
なお、この図3のフローチャートには図示を省略しているが、制御部10は、操作部14の操作を通じてユーザ1aによりカメラモードの終了要求が行われたかどうかを常に監視しており、カメラモードの終了要求がなされたときには、何れの処理途中であってもその処理を中断し、ステップS1へ処理を戻して、再度カメラモードが起動されるのを待つ状態となる。
〔第1の実施形態において撮影通知を受ける側の携帯電話端末の処理フロー〕
図4には、本発明の第1の実施形態にかかる各携帯電話端末のうち、前述したカメラにより撮影を行う携帯電話端末1Aからカメラモード起動通知や位置情報及び撮影方向情報の通知を受ける側の携帯電話端末(2B,3C等)が、前述した近距離無線通信機能,移動計測機能,演算・制御機能を実行する際の一連の処理の流れを示す。なお、この図4のフローチャートでは、上記通知を受ける側の携帯電話端末(2B,3C)のうち、図1の携帯電話端末1Aのカメラの前を横切る携帯電話端末2Bでの処理を例に挙げて説明する。また、この図4に示すフローチャートの処理は、上記通知を受ける側の携帯電話端末2Bのメモリ部15に格納された本実施形態にかかるプログラムを、当該端末2Bの制御部10が実行することにより実現される。
図4には、本発明の第1の実施形態にかかる各携帯電話端末のうち、前述したカメラにより撮影を行う携帯電話端末1Aからカメラモード起動通知や位置情報及び撮影方向情報の通知を受ける側の携帯電話端末(2B,3C等)が、前述した近距離無線通信機能,移動計測機能,演算・制御機能を実行する際の一連の処理の流れを示す。なお、この図4のフローチャートでは、上記通知を受ける側の携帯電話端末(2B,3C)のうち、図1の携帯電話端末1Aのカメラの前を横切る携帯電話端末2Bでの処理を例に挙げて説明する。また、この図4に示すフローチャートの処理は、上記通知を受ける側の携帯電話端末2Bのメモリ部15に格納された本実施形態にかかるプログラムを、当該端末2Bの制御部10が実行することにより実現される。
図4において、携帯電話端末2Bにおいて電源がONされると、制御部10は、ステップS10の処理として、上記近距離無線通信制御部28及び近距離無線通信アンテナ29が近距離無線通信により他の携帯電話端末(この例では端末1A)からカメラモード起動通知を受け取ったか否かを判定しており、他の携帯電話端末(1A)からカメラモード起動通知を受け取ったと判定した時にはステップS11へ処理を進める。
ステップS11の処理に進むと、制御部10は、上記カメラモード起動通知と共に上記他の携帯電話端末(1A)から共に送られてくる、その端末(1A)の位置情報と撮影方向情報を取得する。
次に、制御部10は、ステップS12の処理として、GPS制御部26を制御して自端末2Bの位置情報を求めると共に、一定時間毎の位置情報の差分や、加速度センサ部24と地磁気センサ部25の計測データ等に基づいて、当該自端末2Bの移動方向や移動速度を取得する。
次に、制御部10は、ステップS13へ処理を進め、上記他の携帯電話端末1Aから送られてきた位置情報及び撮影方向情報と、自端末2Bにて計測した位置情報と移動方向情報とに基づいて、前述したように、自端末2Bつまりユーザ2bが上記他の携帯電話端末1Aのカメラの前を横切ろうとしているかどうかを計算する。
そして、制御部10は、ステップS14へ処理を進め、上記ステップS13での計算の結果、上記他の携帯電話端末1Aのカメラの前を自端末2Bが横切らないと判断した場合にはステップS10へ処理を戻し、次のカメラモード起動通知を待つ。一方、携帯電話端末1Aのカメラの前を横切ると判断した場合、制御部10はステップS15へ処理を進める。
ステップS15の処理に進むと、制御部10は、上記他の携帯電話端末1Aのユーザ1aにおける写真撮影を邪魔する可能性があることを、例えば、警告音、バイブレータの振動、LEDの光、ディスプレイ上の表示等の何れか若しくはそれらの組み合わせにより、自端末2Bのユーザ2bへ報知した後、ステップS10へ処理を戻す。
〔第1の実施形態のまとめ〕
この第1の実施形態によれば、カメラにより撮影を行おうとしている携帯電話端末1Aの周囲に存在する他の携帯電話端末2B,3Cのうち、特に携帯電話端末1Aのカメラの前を横切る可能性のある携帯電話端末2Bのユーザ2bは、自分が携帯電話端末1Aの写真撮影の邪魔になってしまうことを知ることができ、その結果、携帯電話端末1Aでの写真撮影の邪魔にならないように行動することができる。一方、携帯電話端末1Aのユーザ1aは、他の携帯電話端末のユーザによって撮影が邪魔されることなく、写真の撮影を行うことが可能となる。
この第1の実施形態によれば、カメラにより撮影を行おうとしている携帯電話端末1Aの周囲に存在する他の携帯電話端末2B,3Cのうち、特に携帯電話端末1Aのカメラの前を横切る可能性のある携帯電話端末2Bのユーザ2bは、自分が携帯電話端末1Aの写真撮影の邪魔になってしまうことを知ることができ、その結果、携帯電話端末1Aでの写真撮影の邪魔にならないように行動することができる。一方、携帯電話端末1Aのユーザ1aは、他の携帯電話端末のユーザによって撮影が邪魔されることなく、写真の撮影を行うことが可能となる。
〔第2の実施形態〕
第1の実施形態では、携帯電話端末1Aのカメラの前を携帯電話端末2Bのユーザ2bが横切ろうとしている場合に、当該携帯電話端末2Bがユーザ2bに対して、携帯電話端末1Aのカメラの前を横切ってしまうことを通知する例を挙げたが、本発明においては、以下の第2の実施形態にて説明するように、携帯電話端末1Aのカメラの前を携帯電話端末2Bのユーザ2bが横切ろうとした場合に、携帯電話端末2Bのユーザ2bが携帯電話端末1Aのカメラの前を横切ることを、近距離無線通信を用いて当該端末2Bから端末1Aへ通知し、その通知を受けた携帯電話端末1Aが、ユーザ1aに対して、自端末1Aのカメラの前を他者(端末2Bのユーザ2b)が横切る虞があることを通知することも可能となされている。
第1の実施形態では、携帯電話端末1Aのカメラの前を携帯電話端末2Bのユーザ2bが横切ろうとしている場合に、当該携帯電話端末2Bがユーザ2bに対して、携帯電話端末1Aのカメラの前を横切ってしまうことを通知する例を挙げたが、本発明においては、以下の第2の実施形態にて説明するように、携帯電話端末1Aのカメラの前を携帯電話端末2Bのユーザ2bが横切ろうとした場合に、携帯電話端末2Bのユーザ2bが携帯電話端末1Aのカメラの前を横切ることを、近距離無線通信を用いて当該端末2Bから端末1Aへ通知し、その通知を受けた携帯電話端末1Aが、ユーザ1aに対して、自端末1Aのカメラの前を他者(端末2Bのユーザ2b)が横切る虞があることを通知することも可能となされている。
この第2の実施形態において、携帯電話端末1Aと携帯電話端末2Bの構成は前述の第1の実施形態と概ね同じである。図5には、本発明の第2の実施形態において、カメラにより撮影を行う側の携帯電話端末1Aにて行われる一連の処理の流れを示し、また、図6には、第2の実施形態において、携帯電話端末1Aからカメラモード起動通知や位置情報等の通知を受ける側の携帯電話端末2Bにて行われる一連の処理の流れを示す。これら図5,図6において、前述の図3,図4と同じ処理ステップには同一の指示符号を付してそれらの説明については省略する。
本発明の第2の実施形態の場合、携帯電話端末1Aからカメラモード起動通知や位置情報等を受けた側の携帯電話端末2Bの制御部10は、図6のステップS16において、自端末2Bのユーザ2bが携帯電話端末1Aのカメラの前を横切る旨の通知を、近距離無線通信を通じて携帯電話端末1A側へ送信する。勿論、この時の携帯電話端末2Bは、上記携帯電話端末1Aへの通知と同時に、前述の第1の実施形態の場合と同様に、自端末2Bのユーザ2bが携帯電話端末1Aのカメラの前を横切ってしまうことを当該ユーザ2bへも通知する処理を行っても良い。
一方、この第2の実施形態において、カメラにて撮影を行う側の携帯電話端末1Aは、例えば、図5のステップS7の処理後に、ステップS9とステップS10の処理を行う。すなわち、第2の実施形態において、ステップS7からステップS9の処理に進むと、当該携帯電話端末1Aの制御部10は、上記カメラモード起動通知等を送った先の他の携帯電話端末2Bが、自端末1Aのカメラの前を横切ることになることを通知してきたか否か判断する。そして、制御部10は、当該ステップS9において、他の携帯電話端末2Bが、自端末1Aのカメラの前を横切ることになることを通知してきていない間はステップS8へ処理を進め、一方、上記携帯電話端末2Bが自端末1Aのカメラの前を横切ることになることを通知してきた時には、ステップS10へ処理を進める。
ステップS10の処理に進むと、制御部10は、他の携帯電話端末2Bが自端末1Aのカメラの前を横切ることで写真撮影が邪魔される可能性があることを、例えば音や振動、発光、ディスプレイ表示等によりユーザ1aへ通知する処理を行う。なお、携帯電話端末1Aは、他の携帯電話端末2Bにより写真撮影が邪魔される可能性があることをユーザ1aに通知する際に、当該写真撮影の邪魔をする可能性がある携帯電話端末2B(のユーザ2b)が何処に居るのかをディスプレイ上に表示することも可能である。
その後、ステップS8の処理に進むと、制御部10は、一定時間Tが経過するまでの間はステップS9へ処理を戻す。これにより、本実施形態の携帯電話端末は、上記一定時間Tが経過する前に、自端末1Aのカメラの前を横切ることになることの通知を、他の携帯電話端末から新たに受けたような場合にも、それに対応した処理が可能となる。
〔第2の実施形態のまとめ〕
この第2の実施形態によれば、カメラにより撮影を行おうとしている側の携帯電話端末1Aのユーザ1aは、自分の周囲に存在する他の携帯電話端末2B,3Cのうち、特に自端末1Aのカメラの前を横切って写真撮影の邪魔をする可能性のある携帯電話端末2Bの存在を知ることができ、その結果、当該携帯電話端末2Bのユーザ2bにより写真撮影が邪魔されてしまう前に、若しくは、携帯電話端末2Bのユーザ2bが自端末1Aのカメラの前から居なくなって撮影の邪魔にならなくなった後に、写真撮影を行うことができるようになる。
この第2の実施形態によれば、カメラにより撮影を行おうとしている側の携帯電話端末1Aのユーザ1aは、自分の周囲に存在する他の携帯電話端末2B,3Cのうち、特に自端末1Aのカメラの前を横切って写真撮影の邪魔をする可能性のある携帯電話端末2Bの存在を知ることができ、その結果、当該携帯電話端末2Bのユーザ2bにより写真撮影が邪魔されてしまう前に、若しくは、携帯電話端末2Bのユーザ2bが自端末1Aのカメラの前から居なくなって撮影の邪魔にならなくなった後に、写真撮影を行うことができるようになる。
〔第3の実施形態〕
第1,第2の実施形態では、携帯電話端末1Aが位置情報と撮影方向情報を周囲の他の携帯電話端末(2B,3C等)へ通知し、それら周囲の携帯電話端末(2B,3C等)において自端末(2B,3C)が携帯電話端末1Aのカメラの前を横切るかどうかを計算する例を挙げたが、本発明においては、以下の第3の実施形態で説明するように、周囲の携帯電話端末(2B,3C等)が各々自端末(2B,3C)にて測定した位置情報や移動方向情報を携帯電話端末1Aへ送り、それら位置情報や移動方向情報を取得した携帯電話端末1Aが、自端末1Aのカメラの前を他の携帯電話端末(2B,3C等)が横切るかどうかを自ら計算することも可能となされている。
第1,第2の実施形態では、携帯電話端末1Aが位置情報と撮影方向情報を周囲の他の携帯電話端末(2B,3C等)へ通知し、それら周囲の携帯電話端末(2B,3C等)において自端末(2B,3C)が携帯電話端末1Aのカメラの前を横切るかどうかを計算する例を挙げたが、本発明においては、以下の第3の実施形態で説明するように、周囲の携帯電話端末(2B,3C等)が各々自端末(2B,3C)にて測定した位置情報や移動方向情報を携帯電話端末1Aへ送り、それら位置情報や移動方向情報を取得した携帯電話端末1Aが、自端末1Aのカメラの前を他の携帯電話端末(2B,3C等)が横切るかどうかを自ら計算することも可能となされている。
この第3の実施形態において、携帯電話端末1Aと携帯電話端末2B,3Cの構成は前述の第1の実施形態と概ね同じである。図7には、第3の実施形態において、カメラにより撮影を行う側の携帯電話端末1Aにて行われる一連の処理の流れを示し、また、図8には、第3の実施形態において、携帯電話端末1Aから位置情報等の要求を受ける側の携帯電話端末2Bにて行われる一連の処理の流れを示す。これら図7,図8において、前述の図3〜図6と同じ処理ステップには同一の指示符号を付してそれらの説明は省略する。
本発明の第3の実施形態の場合、携帯電話端末1Aの制御部10は、図7のステップS5において、先のステップS4で取得した位置情報と撮影方向情報の内容が略々同じであると判断した場合には、ステップS21へ処理を進める。
ステップS21の処理に進むと制御部10は、先のステップS3で検出した他の携帯電話端末(2B,3C等)に対し、近距離無線通信を通じて、それら他の携帯電話端末(2B,3C)の各位置情報と移動方向情報の送信を要求する(必要に応じて移動速度情報の送信要求も行う)。
次に、制御部10は、ステップS22の処理として、近距離無線通信を通じて上記要求を行った他の携帯電話端末(2B,3C等)から位置情報と移動方向情報等を取得すると、ステップS23の処理として、先のステップS4にて取得した自端末1Aの位置情報及び撮影方向情報と、上記ステップS22にて取得した他の携帯電話端末(2B,3C等)の位置情報及び移動方向情報等に基づいて、それら他の携帯電話端末(2B,3C等)のユーザ(2b,3c)が自端末1Aのカメラの前を横切ろうとしているかどうかを計算する。
そして、制御部10は、ステップS24において、周囲の他の全ての携帯電話端末(2B,3C等)のユーザ(2b,3c等)について、自端末1Aのカメラの前を横切るか否かの計算を終えたか否か判断する。他の全ての携帯電話端末のユーザについての計算が終了していない時にはステップS23へ処理を戻し、計算が終了した時にはステップS25へ処理を進める。
ステップS25の処理に進むと、制御部10は、自端末1Aのカメラの前を横切る他の携帯電話端末のユーザの中で、一人でも自端末1Aのカメラの前を横切る他端末ユーザが存在するか否か判断する。当該ステップS25において、制御部10は、一人もカメラの前を横切る他端末ユーザが存在しないと判断した時にはステップS8へ処理を進め、一人でもカメラの前を横切る他端末(2B)のユーザ(2b)が存在すると判断した時にはステップS26へ処理を進める。
ステップS26の処理に進むと、制御部10は、自端末1Aのカメラにより写真撮影が他端末2Bのユーザ2bにより邪魔される可能性があることを、例えば警告音、バイブレータの振動、LEDの光、ディスプレイ上の表示等の何れか若しくはそれらの組み合わせにより、当該自端末1Aのユーザ1aへ報知した後、ステップS8へ処理を進める。
一方、この第3の実施形態において、携帯電話端末2B,3Cの各々の制御部10は、電源ON後、図8のステップS27の処理として、他の携帯電話端末1Aから位置情報等の要求があったか否か監視しており、当該要求があったと判断した時にはステップS12へ処理を進める。
そして、制御部10は、ステップS12の処理として各々自端末2B,3Cの位置情報と移動方向や移動速度の情報を取得すると、次に、ステップS28の処理として、それぞれ自端末2B,3Cの位置情報と移動方向情報等を、近距離無線通信を通じて、上記要求を行った携帯電話端末1Aへ送信した後、ステップS27へ処理を戻す。
〔第3の実施形態のまとめ〕
この第3の実施形態によれば、カメラにより撮影を行おうとしている携帯電話端末1Aのユーザ1aは、自分の周囲に存在する他の携帯電話端末2B,3Cのうち、特に自端末1Aのカメラの前を横切る可能性のある携帯電話端末2Bが存在していることを知ることができ、その結果、当該携帯電話端末2Bのユーザ2bにより写真撮影が邪魔されてしまう前に、若しくは、携帯電話端末2Bのユーザ2bが自端末1Aのカメラの前から居なくなって撮影の邪魔にならなくなった後に、写真撮影を行うことができるようになる。また、第3の実施形態の場合、携帯電話端末1Aの周囲の携帯電話端末2B,3Cは、第1,第2の実施形態のように各々自端末が携帯電話端末1Aの撮影を邪魔するかどうかの計算を行わなくても良い。
この第3の実施形態によれば、カメラにより撮影を行おうとしている携帯電話端末1Aのユーザ1aは、自分の周囲に存在する他の携帯電話端末2B,3Cのうち、特に自端末1Aのカメラの前を横切る可能性のある携帯電話端末2Bが存在していることを知ることができ、その結果、当該携帯電話端末2Bのユーザ2bにより写真撮影が邪魔されてしまう前に、若しくは、携帯電話端末2Bのユーザ2bが自端末1Aのカメラの前から居なくなって撮影の邪魔にならなくなった後に、写真撮影を行うことができるようになる。また、第3の実施形態の場合、携帯電話端末1Aの周囲の携帯電話端末2B,3Cは、第1,第2の実施形態のように各々自端末が携帯電話端末1Aの撮影を邪魔するかどうかの計算を行わなくても良い。
〔第4の実施形態〕
第3の実施形態では、携帯電話端末1Aのカメラの前を他の携帯電話端末2Bのユーザ2bが横切ろうとしている場合に、当該携帯電話端末1Aが、ユーザ1aに対して、他の携帯電話端末2Bのユーザ2bにより撮影が邪魔される可能性があることを通知する例を挙げたが、本発明においては、以下の第4の実施形態にて説明するように、携帯電話端末1Aのカメラの前を携帯電話端末2Bのユーザ2bが横切る可能性がある場合に、当該携帯電話端末2Bのユーザ2bが自端末1Aのカメラの前を横切ってしまうことを、近距離無線通信を用いて当該端末1Aから端末2Bへ通知し、その通知を受けた携帯電話端末2Bが、そのユーザ2bに対して、携帯電話端末1Aでの写真撮影の邪魔をしてしまう虞があることを通知することも可能である。
第3の実施形態では、携帯電話端末1Aのカメラの前を他の携帯電話端末2Bのユーザ2bが横切ろうとしている場合に、当該携帯電話端末1Aが、ユーザ1aに対して、他の携帯電話端末2Bのユーザ2bにより撮影が邪魔される可能性があることを通知する例を挙げたが、本発明においては、以下の第4の実施形態にて説明するように、携帯電話端末1Aのカメラの前を携帯電話端末2Bのユーザ2bが横切る可能性がある場合に、当該携帯電話端末2Bのユーザ2bが自端末1Aのカメラの前を横切ってしまうことを、近距離無線通信を用いて当該端末1Aから端末2Bへ通知し、その通知を受けた携帯電話端末2Bが、そのユーザ2bに対して、携帯電話端末1Aでの写真撮影の邪魔をしてしまう虞があることを通知することも可能である。
この第4の実施形態において、携帯電話端末1Aと他の携帯電話端末2B,3Cの構成は前述の第1の実施形態と概ね同じである。図9には、第4の実施形態において、カメラにより撮影を行う側の携帯電話端末1Aにて行われる一連の処理の流れを示し、また、図10には、第4の実施形態において、携帯電話端末1Aから位置情報等の要求を受ける側の携帯電話端末2B,3Cにて行われる一連の処理の流れを示す。これら図9,図10において、前述の図3〜図8と同じ処理ステップには同一の指示符号を付してそれらの説明は省略する。
本発明の第4の実施形態の場合、携帯電話端末1Aの制御部10は、図9のステップS25において、自端末1Aのカメラの前を横切る他端末(2B)のユーザ(2b)が一人でも存在する判断した場合には、ステップS29の処理として、自端末1Aでの写真撮影を邪魔してしまう可能性があることを、近距離無線通信を通じて、当該カメラの前を横切ろうとしているユーザ2bの携帯電話端末2Bへ通知し、その後、ステップS8へ処理を進める。勿論、携帯電話端末1Aは、携帯電話端末2Bのユーザ2bが自端末1Aのカメラの前を横切る旨を上記携帯電話端末2Bへ通知する際に、前述の第3の実施形態の場合と同様にユーザ1aへ通知する処理を同時に行っても良い。
一方、この第4の実施形態において、携帯電話端末2B,3Cの制御部10は、例えば図10のステップS28の処理後、ステップS30の処理として、先に位置情報等の要求を行ってきた携帯電話端末1Aから、それぞれ自端末2B,3Cがその携帯電話端末1Aのカメラの前を横切る可能性がある旨の通知を受けたか否か判断する。そして、当該ステップS30において、制御部10は、例えば自端末が携帯電話端末1Aのカメラの前を横切る可能性がある旨の通知を受けていないと判断している時には、ステップS27へ処理を戻し、一方、自端末が携帯電話端末1Aのカメラの前を横切る可能性がある旨の通知を受けた時には、ステップS31へ処理を進める。
ステップS31の処理に進むと、携帯電話端末(2B)の制御部10は、携帯電話端末1Aのカメラの前を横切る可能性があることを、例えば音や振動、発光、ディスプレイ表示等によりユーザ2bへ通知する処理を行う。なお、携帯電話端末2Bは、携帯電話端末1Aのカメラの前を横切る旨をユーザ2bに対して通知する際に、上記撮影の邪魔をしてしまう可能性があるユーザ1aが何処で写真を撮ろうとしているのかをディスプレイ上に表示することも可能である。制御部10は、当該ステップS31の処理後、ステップS27へ処理を戻す。
〔第4の実施形態のまとめ〕
この第4の実施形態によれば、カメラにより撮影を行おうとしている携帯電話端末1Aの周囲に存在する他の携帯電話端末2B,3Cのうち、特に携帯電話端末1Aのカメラの前を横切る可能性のある携帯電話端末2Bのユーザ2bは、自分が携帯電話端末1Aの写真撮影の邪魔になってしまうことを知ることができ、その結果、携帯電話端末1Aでの写真撮影の邪魔にならないように行動することができる。これにより、携帯電話端末1Aのユーザ1aは、他の携帯電話端末のユーザによって撮影が邪魔されることなく、写真の撮影を行うことができるようになる。
この第4の実施形態によれば、カメラにより撮影を行おうとしている携帯電話端末1Aの周囲に存在する他の携帯電話端末2B,3Cのうち、特に携帯電話端末1Aのカメラの前を横切る可能性のある携帯電話端末2Bのユーザ2bは、自分が携帯電話端末1Aの写真撮影の邪魔になってしまうことを知ることができ、その結果、携帯電話端末1Aでの写真撮影の邪魔にならないように行動することができる。これにより、携帯電話端末1Aのユーザ1aは、他の携帯電話端末のユーザによって撮影が邪魔されることなく、写真の撮影を行うことができるようになる。
〔第5の実施形態〕
前述の第1〜第4の実施形態では、携帯電話端末1Aの位置と撮影方向を元に、他の携帯電話端末(2B,3C等)が写真撮影の邪魔をしてしまうか否か判断していたが、本発明においては、以下の第5の実施形態で説明するように、携帯電話端末1Aにて写真撮影が行われる際のカメラから被写体までの距離を算出し、前述の各実施形態で説明した位置情報及び撮影方向情報と当該算出した距離情報とを組み合わせて用いることにより、他の携帯電話端末(2B,3C)のユーザ(2b,3c等)が携帯電話端末1Aのカメラと被写体との間に入ってくるのか否かを判断し、携帯電話端末1Aのカメラと被写体との間に他の携帯電話端末(2B,3C)のユーザ(2b,3c等)が入ってくると判断した場合にのみ、前述の各実施形態で説明したような撮影の邪魔にならないようにするための処理を行うようにし、一方で、携帯電話端末1Aの撮影方向に他の携帯電話端末のユーザ(2b,3c等)が入ることになったとしてもカメラと被写体との間には入ってこないような場合(例えば被写体の後ろを通るなど)には、撮影の邪魔にならないと考えて、前述したような処理を行わないようにする(カメラの前を横切らない場合と同じ処理を行う)ことも可能である。すなわち、この第5の実施形態の場合は、前述の第1〜第4の実施形態の各フローチャートにおいて、カメラによる撮影の邪魔になるかどうかの計算を行う際に、位置情報や撮影方向情報と共に上記距離情報をも加味した計算を行う。
前述の第1〜第4の実施形態では、携帯電話端末1Aの位置と撮影方向を元に、他の携帯電話端末(2B,3C等)が写真撮影の邪魔をしてしまうか否か判断していたが、本発明においては、以下の第5の実施形態で説明するように、携帯電話端末1Aにて写真撮影が行われる際のカメラから被写体までの距離を算出し、前述の各実施形態で説明した位置情報及び撮影方向情報と当該算出した距離情報とを組み合わせて用いることにより、他の携帯電話端末(2B,3C)のユーザ(2b,3c等)が携帯電話端末1Aのカメラと被写体との間に入ってくるのか否かを判断し、携帯電話端末1Aのカメラと被写体との間に他の携帯電話端末(2B,3C)のユーザ(2b,3c等)が入ってくると判断した場合にのみ、前述の各実施形態で説明したような撮影の邪魔にならないようにするための処理を行うようにし、一方で、携帯電話端末1Aの撮影方向に他の携帯電話端末のユーザ(2b,3c等)が入ることになったとしてもカメラと被写体との間には入ってこないような場合(例えば被写体の後ろを通るなど)には、撮影の邪魔にならないと考えて、前述したような処理を行わないようにする(カメラの前を横切らない場合と同じ処理を行う)ことも可能である。すなわち、この第5の実施形態の場合は、前述の第1〜第4の実施形態の各フローチャートにおいて、カメラによる撮影の邪魔になるかどうかの計算を行う際に、位置情報や撮影方向情報と共に上記距離情報をも加味した計算を行う。
ここで、当該第5の実施形態において、上記携帯電話端末1Aのカメラと被写体との間の距離を算出する方法としては、以下のような第1,第2の距離算出方法を用いることができる。
〔第5の実施形態における第1の距離算出方法〕
上記第1の距離算出方法は、携帯電話端末1Aのカメラのオートフォーカス機能から得られる詳細な距離情報や、マクロモード/遠景撮影モード等の切替情報から判断される大まかな距離情報に基づいて上記カメラから被写体までの距離を算出する方法である。
上記第1の距離算出方法は、携帯電話端末1Aのカメラのオートフォーカス機能から得られる詳細な距離情報や、マクロモード/遠景撮影モード等の切替情報から判断される大まかな距離情報に基づいて上記カメラから被写体までの距離を算出する方法である。
すなわち、第1の距離算出方法では、先ず、携帯電話端末1Aは、自端末1Aの位置情報及び撮影方向情報と上記距離情報とを近距離無線通信を通じて周囲の携帯電話端末2B,3Cへ通知する。上記携帯電話端末1Aからそれら情報の通知を受けた携帯電話端末2B,3Cは、前述の第1,第2の実施形態のように、上記携帯電話端末1Aの位置情報及び撮影方向情報と、自端末(2B,3C)の位置情報及び移動方向に、さらに上記距離情報を加味した計算を行い、各々自端末2B,3Cが携帯電話端末1Aの撮影領域5内に入り且つ携帯電話端末1Aのカメラと被写体までの距離内に入ることになって、携帯電話端末1Aでの写真撮影を邪魔してしまう可能性があるか否かの判断を行う。なお、上記距離情報を加味した計算は、前述の第3,第4の実施形態のように、携帯電話端末1A側が行っても良い。
この第1の距離算出方法が採用された場合、前述の図3,図5,図7,図9のフローチャートでは、例えば、ステップS5にて複数回取得した位置情報と撮影方向が同じ内容であったと判断された後に、カメラから被写体までの距離情報を求める処理が行われる。そして、図3,図5のフローチャートでは、ステップS6において、自端末の位置情報及び撮影方向情報と共に被写体までの距離情報が、他の携帯電話端末へ通知されることになり、一方、図4,図6のフローチャートでは、ステップS11において、他の携帯電話端末の位置情報と撮影方向情報と距離情報を取得し、ステップS13において、自端末が他の携帯電話端末のカメラと被写体の間を横切ることになるかどうかの計算が行われることになる。また、図7,図9のフローチャートでは、ステップS23において、カメラから被写体までの距離情報を加味して、上記他の端末のユーザが自端末のカメラと被写体との間を横切ることになるかどうかの計算が行われることになる。
〔第5の実施形態における第2の距離算出方法〕
第2の距離算出方法は、例えば図11に示すように、携帯電話端末1Aの撮影対象である被写体が本発明実施形態にかかる携帯電話端末4Dを所持しているユーザ4dであるような場合に、その携帯電話端末4Dとの間で後述するように近距離通信を通じた情報交換を行うことにより、上記携帯電話端末1Aのカメラと上記被写体であるユーザ4dの携帯電話端末4Dとの間の距離の算出を行うような方法である。
第2の距離算出方法は、例えば図11に示すように、携帯電話端末1Aの撮影対象である被写体が本発明実施形態にかかる携帯電話端末4Dを所持しているユーザ4dであるような場合に、その携帯電話端末4Dとの間で後述するように近距離通信を通じた情報交換を行うことにより、上記携帯電話端末1Aのカメラと上記被写体であるユーザ4dの携帯電話端末4Dとの間の距離の算出を行うような方法である。
また、上記第2の距離算出方法のように、本実施形態にかかる携帯電話端末間(例えば端末1Aと端末4D)で近距離無線通信を通じて上記距離の交換を行ってそれら端末間の距離を算出する場合の情報交換方法としては、以下のような第1〜第3の情報交換方法を用いることができる。
〔第2の距離算出方法における第1の情報交換方法〕
第1の情報交換方法では、先ず、携帯電話端末1Aは、自端末1Aの位置情報及び撮影方向情報を近距離無線通信を通じて周囲の携帯電話端末2B,3C,4Dへ通知する。上記携帯電話端末1Aからそれら情報の通知を受けた携帯電話端末2B,3C,4Dは、その携帯電話端末1Aの位置情報及び撮影方向情報と自端末(2B,3C,4D)の位置情報とから、自端末(2B,3C,4D)が携帯電話端末1Aのカメラの撮影領域5内に入っているかどうかを判断する。次に、図11の例のように、上記携帯電話端末1Aのカメラの撮影領域5内に入っていると判断した携帯電話端末4Dは、自端末4Dが携帯電話端末1Aのカメラの被写体になっていると判断し、自端末4Dの位置情報を携帯電話端末1Aへ返信する。なお、携帯電話端末4Dは、上記携帯電話端末1Aのカメラの撮影領域5内に入っていないと判断した場合には、後述の他の携帯電話端末2B,3Cと同様の処理を行うことになる。
第1の情報交換方法では、先ず、携帯電話端末1Aは、自端末1Aの位置情報及び撮影方向情報を近距離無線通信を通じて周囲の携帯電話端末2B,3C,4Dへ通知する。上記携帯電話端末1Aからそれら情報の通知を受けた携帯電話端末2B,3C,4Dは、その携帯電話端末1Aの位置情報及び撮影方向情報と自端末(2B,3C,4D)の位置情報とから、自端末(2B,3C,4D)が携帯電話端末1Aのカメラの撮影領域5内に入っているかどうかを判断する。次に、図11の例のように、上記携帯電話端末1Aのカメラの撮影領域5内に入っていると判断した携帯電話端末4Dは、自端末4Dが携帯電話端末1Aのカメラの被写体になっていると判断し、自端末4Dの位置情報を携帯電話端末1Aへ返信する。なお、携帯電話端末4Dは、上記携帯電話端末1Aのカメラの撮影領域5内に入っていないと判断した場合には、後述の他の携帯電話端末2B,3Cと同様の処理を行うことになる。
そして、この第1の情報交換方法を採用した第2の距離算出方法の場合、上記携帯電話端末4Dから位置情報を受け取った携帯電話端末1Aは、自端末1Aの位置情報と上記携帯電話端末4Dの位置情報の差分を基に、自端末1Aから携帯電話端末4Dまでの距離つまりカメラから被写体であるユーザ4dまでの距離を算出し、当該算出した距離情報を、近距離無線通信を通じて周囲の携帯電話端末2B,3C等は通知する。
一方、当該第1の情報交換方法を採用した第2の距離算出方法において、上記携帯電話端末1Aのカメラの撮影領域5の外に自端末が居ると判断した携帯電話端末2B,3Cは、例えば前述の第1,第2の実施形態のように、各々自端末2B,3Cが携帯電話端末1Aの写真撮影の邪魔になるかどうかの判断を行う際に、携帯電話端末1Aの位置情報及び撮影方向情報と自端末2B,3Cの位置情報及び移動方向を用いた計算に、さらに、上記携帯電話端末1Aと携帯電話端末4Dとの間の距離情報を加味した計算を行い、各々自端末2B,3Cが携帯電話端末4Dの撮影領域5内に入り且つ携帯電話端末1Aと携帯電話端末4Dとの間に入ることになって、携帯電話端末1Aでの写真撮影を邪魔してしまう可能性があるか否かの判断を行う。なお、上記距離情報を加味した計算は、前述の第3,第4の実施形態のように、携帯電話端末1A側が行っても良い。
この第1の情報交換方法による第2の距離算出方法が採用された場合、前述の図3,図5,図7,図9のフローチャートでは、例えば、ステップS5にて複数回取得した位置情報と撮影方向が同じ内容であったと判断された後に、上述した第1の情報交換方法を用いて、カメラから被写体までの距離情報が求められることになる。距離情報が求められた後の処理は上述の第1の距離計算方法の場合と同様となる。
〔第2の距離算出方法における第2の情報交換方法〕
第2の情報交換方法では、先ず、携帯電話端末1Aは、自端末1Aの位置情報及び撮影方向情報と共に自端末1A自身を表す固有ID(例えば電話番号やメールアドレス等)を、近距離無線通信を通じて周囲の携帯電話端末2B,3C,4Dへ通知する。上記携帯電話端末1Aから上記各情報と固有IDの通知を受けた携帯電話端末2B,3C,4Dは、上述の第1の情報交換及び距離算出方法と同様に、携帯電話端末1Aの位置情報及び撮影方向情報と自端末(2B,3C,4D)の位置情報とから、自端末(2B,3C,4D)が携帯電話端末1Aのカメラの撮影領域5内に入っているかどうかを判断する。次に、図11の例のように、上記携帯電話端末1Aのカメラの撮影領域5内に入っている携帯電話端末4Dは、上記携帯電話端末1Aの固有IDが、自端末4D内部の電話帳データに登録されているかどうかを照合する。そして、上記携帯電話端末1Aの固有IDが、電話帳データ内に登録されていると判断した場合、携帯電話端末4Dは、自端末4Dの位置情報を携帯電話端末1Aへ返信する。すなわち、この第2の情報交換方法の場合、携帯電話端末4Dは、携帯電話端末1Aの固有IDが自端末4Dの電話帳データ内に登録されている時、その携帯電話端末1Aのユーザ1aは自端末4Dのユーザ4dと何らかの関係を有する人であり、そのため、自端末4Dのユーザ4dが携帯電話端末1Aの被写体になっている可能性が高いと判断し、自端末4Dの位置情報を携帯電話端末1Aへ送信する。これ以降の処理は前述同様である。なお、携帯電話端末4Dは、上記携帯電話端末1Aの固有IDが電話帳データ内に登録されていないと判断した場合には、上記携帯電話端末1Aに対して何も行わずに処理を終了しても良いし、自端末4Dのユーザ4dが携帯電話端末1Aのカメラの被写体ではないと判断して、携帯電話端末1Aの写真撮影の邪魔になっている旨をユーザ4dへ通知等しても良い。
第2の情報交換方法では、先ず、携帯電話端末1Aは、自端末1Aの位置情報及び撮影方向情報と共に自端末1A自身を表す固有ID(例えば電話番号やメールアドレス等)を、近距離無線通信を通じて周囲の携帯電話端末2B,3C,4Dへ通知する。上記携帯電話端末1Aから上記各情報と固有IDの通知を受けた携帯電話端末2B,3C,4Dは、上述の第1の情報交換及び距離算出方法と同様に、携帯電話端末1Aの位置情報及び撮影方向情報と自端末(2B,3C,4D)の位置情報とから、自端末(2B,3C,4D)が携帯電話端末1Aのカメラの撮影領域5内に入っているかどうかを判断する。次に、図11の例のように、上記携帯電話端末1Aのカメラの撮影領域5内に入っている携帯電話端末4Dは、上記携帯電話端末1Aの固有IDが、自端末4D内部の電話帳データに登録されているかどうかを照合する。そして、上記携帯電話端末1Aの固有IDが、電話帳データ内に登録されていると判断した場合、携帯電話端末4Dは、自端末4Dの位置情報を携帯電話端末1Aへ返信する。すなわち、この第2の情報交換方法の場合、携帯電話端末4Dは、携帯電話端末1Aの固有IDが自端末4Dの電話帳データ内に登録されている時、その携帯電話端末1Aのユーザ1aは自端末4Dのユーザ4dと何らかの関係を有する人であり、そのため、自端末4Dのユーザ4dが携帯電話端末1Aの被写体になっている可能性が高いと判断し、自端末4Dの位置情報を携帯電話端末1Aへ送信する。これ以降の処理は前述同様である。なお、携帯電話端末4Dは、上記携帯電話端末1Aの固有IDが電話帳データ内に登録されていないと判断した場合には、上記携帯電話端末1Aに対して何も行わずに処理を終了しても良いし、自端末4Dのユーザ4dが携帯電話端末1Aのカメラの被写体ではないと判断して、携帯電話端末1Aの写真撮影の邪魔になっている旨をユーザ4dへ通知等しても良い。
この第2の情報交換方法による第2の距離算出方法が採用された場合、前述の図3,図5,図7,図9のフローチャートでは、例えば、ステップS5にて複数回取得した位置情報と撮影方向が同じ内容であったと判断された後に、上述した第2の情報交換方法を用いて、カメラから被写体までの距離情報が求められることになる。距離情報が求められた後の処理は上述の第1の距離計算方法と同様となる。
〔第2の距離算出方法における第3の情報交換方法〕
第3の情報交換方法では、先ず、携帯電話端末1Aは、自端末1Aの位置情報及び撮影方向情報を、近距離無線通信を通じて周囲の携帯電話端末2B,3C,4Dへ通知する。上記携帯電話端末1Aからそれら情報の通知を受けた携帯電話端末2B,3C,4Dは、その携帯電話端末1Aの位置情報及び撮影方向情報と自端末(2B,3C,4D)の位置情報とから、自端末(2B,3C,4D)が携帯電話端末1Aのカメラの撮影領域5内に入っているかどうかを判断する。次に、図11の例のように、上記携帯電話端末1Aのカメラの撮影領域5内に入っていると判断した携帯電話端末4Dは、自端末4Dの位置情報と自端末4D自身を表す固有IDとを、上記携帯電話端末1Aへ返信する。なお、携帯電話端末4Dは、上記携帯電話端末1Aのカメラの撮影領域5内に入っていないと判断した場合には、後述の他の携帯電話端末2B,3Cと同様の処理を行うことになる。
第3の情報交換方法では、先ず、携帯電話端末1Aは、自端末1Aの位置情報及び撮影方向情報を、近距離無線通信を通じて周囲の携帯電話端末2B,3C,4Dへ通知する。上記携帯電話端末1Aからそれら情報の通知を受けた携帯電話端末2B,3C,4Dは、その携帯電話端末1Aの位置情報及び撮影方向情報と自端末(2B,3C,4D)の位置情報とから、自端末(2B,3C,4D)が携帯電話端末1Aのカメラの撮影領域5内に入っているかどうかを判断する。次に、図11の例のように、上記携帯電話端末1Aのカメラの撮影領域5内に入っていると判断した携帯電話端末4Dは、自端末4Dの位置情報と自端末4D自身を表す固有IDとを、上記携帯電話端末1Aへ返信する。なお、携帯電話端末4Dは、上記携帯電話端末1Aのカメラの撮影領域5内に入っていないと判断した場合には、後述の他の携帯電話端末2B,3Cと同様の処理を行うことになる。
この第3の情報交換方法を採用した第2の距離算出方法の場合、上記携帯電話端末4Dから位置情報と固有IDを受け取った携帯電話端末1Aは、上記携帯電話端末4Dの固有IDが、自端末1A内部の電話帳データに登録されているかどうかを照合する。そして、上記携帯電話端末4Dの固有IDが、電話帳データ内に登録されていると判断した場合、携帯電話端末1Dは、その携帯電話端末4Dのユーザ4dが自端末1Aの被写体になっている可能性が高いと判断し、自端末1Aの位置情報と上記携帯電話端末4Dの位置情報の差分を基に、自端末1Aから携帯電話端末4Dまでの距離つまりカメラから被写体であるユーザ4dまでの距離を算出し、当該算出した距離情報を、近距離無線通信を通じて周囲の携帯電話端末2B,3C等は通知する。これ以降の処理は前述同様である。なお、携帯電話端末1Aは、上記携帯電話端末4Dの固有IDが電話帳データ内に登録されていないと判断した場合には、上記携帯電話端末4Dから送られてきた固有IDを破棄した上で、当該携帯電話端末4Dとの間の距離計算等の処理は行わずに、例えば携帯電話端末4Dのユーザ4dが写真撮影の邪魔になっている旨をユーザ1aへ通知等しても良いし、例えば前述の第1の距離算出方法により求めた距離情報などを周囲の他の携帯電話端末に送信しても良い。
この第3の情報交換方法による第2の距離算出方法が採用された場合、前述の図3,図5,図7,図9のフローチャートでは、例えば、ステップS5にて複数回取得した位置情報と撮影方向が同じ内容であったと判断された後に、上述した第3の情報交換方法を用いて、カメラから被写体までの距離情報が求められることになる。距離情報が求められた後の処理は上述の第1の距離計算方法と同様となる。
〔第5の実施形態のまとめ〕
この第5の実施形態によれば、カメラと被写体との間に他の携帯電話端末が入る可能性のあるか否かを判定することができるため、例えカメラの撮影方向に他の携帯電話端末のユーザが入る場合であっても、カメラと被写体との間には入ってこないような時には、カメラによる撮影を行うことが可能となっている。
この第5の実施形態によれば、カメラと被写体との間に他の携帯電話端末が入る可能性のあるか否かを判定することができるため、例えカメラの撮影方向に他の携帯電話端末のユーザが入る場合であっても、カメラと被写体との間には入ってこないような時には、カメラによる撮影を行うことが可能となっている。
なお、上述した本発明の各実施形態の説明は、本発明の一例である。このため、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることはもちろんである。
本実施形態の携帯端末は、携帯電話端末に限定されず、カメラ機能と近距離無線通信機能を備えたPDA(Personal Digital Assistant)やパーソナルコンピュータ、携帯型テレビゲーム装置、携帯型デジタルテレビジョン受信機、携帯型デジタルオーディオ機器など、様々な携帯端末にも適用可能である。
1A カメラにより撮影を行う携帯電話端末、1a 携帯電話端末1Aのユーザ、2B,3C,4D カメラにより撮影を行う携帯電話端末の周囲の他の携帯電話端末、2b,3c,4d 他の携帯電話端末2B,3C,4Dのユーザ、5 撮影領域、6 移動方向、10 制御部、11 通信回路、12 通信アンテナ、13 表示部、14 操作部、15 メモリ、16 カメラ制御部、17 カメラ部、20 スピーカ、21 マイクロホン、22 音声処理部、23 画像処理部、24 加速度センサ部、25 地磁気センサ部、26 GPS制御部、27 GPSアンテナ、28 近距離無線通信制御部、29 近距離無線通信アンテナ
Claims (32)
- 画像を撮影するためのカメラ部と、
近距離無線通信を行うための近距離無線通信部と、
自装置の位置を測定する位置測定部と、
上記カメラ部の撮影方向を検出する撮影方向検出部と、
上記カメラ部による画像撮影の開始に先立ち、上記近距離無線通信部を通じて通信が可能な他の携帯端末を検出した時、上記撮影方向検出部が検出した撮影方向情報と上記位置測定部が測定した位置情報とを、上記近距離無線通信部を通じて他の携帯端末へ送信する処理を実行する演算制御部と、
を有することを特徴とする撮影装置。 - 上記演算制御部は、上記撮影方向検出部が一定時間毎に複数回検出した撮影方向情報が略々一致し且つ上記位置測定部が一定時間毎に複数回測定した位置情報が略々一致した時に、その撮影方向情報と位置情報を、上記近距離無線通信部を通じて他の携帯端末へ送信する処理を実行することを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
- 自装置のユーザに対して報知を行うための報知部を有し、
他の携帯端末が上記カメラ部の撮影領域内に移動してくる旨を表す所定通知を、上記近距離無線通信部を通じて受信した時、上記演算制御部は、上記報知部を制御して上記所定通知に応じた報知を行うことを特徴とする請求項1記載の撮影装置。 - 上記カメラ部は、レンズの撮影距離設定パラメータに基づいて、被写体までの距離情報を生成する距離情報生成部を有し、
上記演算制御部は、上記距離情報生成部が生成した距離情報を、上記近距離無線通信部を通じて他の携帯端末へ送信することを特徴とする請求項1記載の撮影装置。 - 上記演算制御部は、被写体ユーザの携帯端末の位置情報を上記近距離無線通信部を通じて受信した時、上記位置測定部が測定した位置情報と当該被写体ユーザの携帯端末の位置情報とに基づいて、カメラ部から当該被写体ユーザの携帯端末までの距離情報を算出し、その算出した距離情報を、上記近距離無線通信部を通じて他の携帯端末へ送信することを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
- 上記演算制御部は、自装置の固有IDを上記近距離無線通信部を通じて送信した後、その固有IDの送信に応じて位置情報を返信してきた携帯端末を、上記被写体ユーザの携帯端末として上記距離情報の算出を行うことを特徴とする請求項5記載の撮影装置。
- 上記演算制御部は、携帯端末の固有IDを上記近距離無線通信部を通じて受信し、当該携帯端末から送られてきた固有IDが、内部のID登録部に登録されている固有IDと一致した時に、当該固有IDの携帯端末を、上記被写体ユーザの携帯端末として上記距離情報の算出を行うことを特徴とする請求項5記載の撮影装置。
- 画像を撮影するためのカメラ部と、
近距離無線通信を行うための近距離無線通信部と、
自装置の位置を測定する位置測定部と、
上記カメラ部の撮影方向を検出する撮影方向検出部と、
自装置のユーザに対して報知を行うための報知部と、
上記カメラ部による画像撮影の開始に先立ち、上記近距離無線通信部を通じて通信が可能な他の携帯端末を検出した時、上記近距離無線通信を通じて上記携帯端末の位置情報と移動方向情報を要求し、その要求に応じて上記携帯端末から送信された位置情報と移動方向情報を受信したならば、上記撮影方向検出部が検出した撮影方向情報及び上記位置測定部が測定した位置情報と、上記携帯端末の位置情報及び移動方向情報とに基づいて、上記携帯端末がカメラ部の撮影領域内に移動してくるか否か判断し、上記携帯端末がカメラ部の撮影領域内に移動してくると判断した時には、その旨を上記報知部を通じてユーザへ報知する処理を実行する演算制御部と、
を有することを特徴とする撮影装置。 - 上記演算制御部は、上記撮影方向検出部が一定時間毎に複数回検出した撮影方向情報が略々一致し且つ上記位置測定部が一定時間毎に複数回測定した位置情報が略々一致した時に、その撮影方向情報及び位置情報と、上記携帯端末の位置情報及び移動方向情報とに基づいて、上記携帯端末がカメラ部の撮影領域内に移動してくるか否かを判断する処理を実行することを特徴とする請求項8記載の撮影装置。
- 上記演算制御部は、上記携帯端末がカメラ部の撮影領域内に移動してくると判断した時には、その旨を表す所定通知を上記近距離無線通信部を通じて当該携帯端末へ送信することを特徴とする請求項8記載の撮影装置。
- 上記演算制御部は、被写体ユーザの携帯端末の位置情報を上記近距離無線通信部を通じて受信した時、上記位置測定部が測定した位置情報と当該被写体ユーザの携帯端末の位置情報とに基づいて、カメラ部から当該被写体ユーザの携帯端末までの距離情報を算出し、上記撮影方向検出部が検出した撮影方向情報及び上記位置測定部が測定した位置情報と、上記被写体ユーザの携帯端末までの距離情報と、他の携帯端末の位置情報及び移動方向情報とに基づいて、上記他の携帯端末がカメラ部の撮影領域内に移動してくるか否かを判断する処理を実行することを特徴とする請求項8記載の撮影装置。
- 上記演算制御部は、自装置の固有IDを上記近距離無線通信部を通じて送信した後、その固有IDの送信に応じて位置情報を返信してきた携帯端末を、上記被写体ユーザの携帯端末として上記距離情報の算出を行うことを特徴とする請求項11記載の撮影装置。
- 上記演算制御部は、携帯端末の固有IDを上記近距離無線通信部を通じて受信し、当該携帯端末から送られてきた固有IDが、内部のID登録部に登録されている固有IDと一致した時に、当該固有IDの携帯端末を、上記被写体ユーザの携帯端末として上記距離情報の算出を行うことを特徴とする請求項11記載の撮影装置。
- 画像を撮影するためのカメラ部と、
近距離無線通信を行うための近距離無線通信部と、
自装置の位置を測定する位置測定部と、
上記カメラ部の撮影方向を検出する撮影方向検出部と、
上記カメラ部による画像撮影の開始に先立ち、上記近距離無線通信部を通じて通信が可能な他の携帯端末を検出した時、上記近距離無線通信を通じて上記携帯端末の位置情報と移動方向情報を要求し、その要求に応じて上記携帯端末から送信された位置情報と移動方向情報を受信したならば、上記撮影方向検出部が検出した撮影方向情報及び上記位置測定部が測定した位置情報と、上記携帯端末の位置情報及び移動方向情報とに基づいて、上記携帯端末がカメラ部の撮影領域内に移動してくるか否か判断し、上記携帯端末がカメラ部の撮影領域内に移動してくると判断した時には、その旨を表す所定通知を上記近距離無線通信を通じて当該携帯端末へ送信する処理を実行する演算制御部と、
を有することを特徴とする撮影装置。 - 上記演算制御部は、上記撮影方向検出部が一定時間毎に複数回検出した撮影方向情報が略々一致し且つ上記位置測定部が一定時間毎に複数回測定した位置情報が略々一致した時に、その撮影方向情報及び位置情報と、上記携帯端末の位置情報及び移動方向情報とに基づいて、上記携帯端末がカメラ部の撮影領域内に移動してくるか否かを判断する処理を実行することを特徴とする請求項14記載の撮影装置。
- 上記演算制御部は、被写体ユーザの携帯端末の位置情報を上記近距離無線通信部を通じて受信した時、上記位置測定部が測定した位置情報と当該被写体ユーザの携帯端末の位置情報とに基づいて、カメラ部から当該被写体ユーザの携帯端末までの距離情報を算出し、上記撮影方向検出部が検出した撮影方向情報及び上記位置測定部が測定した位置情報と、上記被写体ユーザの携帯端末までの距離情報と、他の携帯端末の位置情報及び移動方向情報とに基づいて、上記他の携帯端末がカメラ部の撮影領域内に移動してくるか否かを判断する処理を実行することを特徴とする請求項14記載の撮影装置。
- 上記演算制御部は、自装置の固有IDを上記近距離無線通信部を通じて送信した後、その固有IDの送信に応じて位置情報を返信してきた携帯端末を、上記被写体ユーザの携帯端末として上記距離情報の算出を行うことを特徴とする請求項16記載の撮影装置。
- 上記演算制御部は、携帯端末の固有IDを上記近距離無線通信部を通じて受信し、当該携帯端末から送られてきた固有IDが、内部のID登録部に登録されている固有IDと一致した時に、当該固有IDの携帯端末を、上記被写体ユーザの携帯端末として上記距離情報の算出を行うことを特徴とする請求項16記載の撮影装置。
- 近距離無線通信を行うための近距離無線通信部と、
自端末の位置を測定する位置測定部と、
自端末の移動方向を算出する移動方向算出部と、
自端末のユーザに対して報知を行うための報知部と、
上記近距離無線通信部を通じて、他の撮影装置の位置情報と撮影方向情報を受信した時、上記位置測定部が測定した位置情報及び上記移動方向算出部が算出した移動方向情報と、上記撮影装置の位置情報及び撮影方向情報とに基づいて、自端末が上記撮影装置の撮影領域内に移動するか否かを判断し、自端末が上記撮影装置の撮影領域内に移動すると判断した場合には、その旨を上記報知部を制御して自端末のユーザへ報知する処理を実行する演算制御部と、
を有することを特徴とする携帯端末。 - 近距離無線通信を行うための近距離無線通信部と、
自端末の位置を測定する位置測定部と、
自端末の移動方向を算出する移動方向算出部と、
上記近距離無線通信部を通じて、他の撮影装置の位置情報と撮影方向情報を受信した時、上記位置測定部が測定した位置情報及び上記移動方向算出部が算出した移動方向情報と、上記撮影装置の位置情報及び撮影方向情報とに基づいて、自端末が上記撮影装置の撮影領域内に移動するか否かを判断し、自端末が上記撮影装置の撮影領域内に移動すると判断した場合には、その旨を表す所定通知を上記近距離無線通信部を通じて上記撮影装置に送信する処理を実行する演算制御部と、
を有することを特徴とする携帯端末。 - 上記近距離無線通信部を通じて、他の撮影装置から被写体までの間の距離情報を受信した時、上記演算制御部は、自端末が上記撮影装置の撮影領域内に移動するか否かの判断の際に、上記撮影装置から被写体までの距離情報を加えた判断を行うことを特徴とする請求項19又は請求項20記載の携帯端末。
- 近距離無線通信を行うための近距離無線通信部と、
自端末の位置を測定する位置測定部と、
上記近距離無線通信部を通じて、他の撮影装置の位置情報と撮影方向情報を受信した時、上記位置測定部が測定した位置情報と、上記撮影装置の位置情報及び撮影方向情報とに基づいて、自端末が上記撮影装置の撮影領域内に存在しているか否かを判断し、自端末が上記撮影装置の撮影領域内に存在していると判断した場合には、上記位置測定部が測定した位置情報を、上記近距離無線通信部を通じて上記撮影装置へ送信する処理を実行する演算制御部と、
を有することを特徴とする携帯端末。 - 上記演算制御部は、自端末が上記撮影装置の撮影領域内に存在していると判断し、且つ、上記撮影装置の固有IDを上記近距離無線通信部を通じて受信し、当該撮影装置から送られてきた固有IDが、内部のID登録部に登録されている固有IDと一致した時に、上記位置測定部が測定した位置情報を、上記近距離無線通信部を通じて上記撮影装置へ送信することを特徴とする請求項22記載の携帯端末。
- 上記演算制御部は、自端末が上記撮影装置の撮影領域内に存在していると判断した時、自端末の固有IDを、上記近距離無線通信部を通じて上記撮影装置へ送信することを特徴とする請求項22記載の携帯端末。
- カメラによる画像撮影の開始に先立ち、近距離無線通信が可能な他の携帯端末を検出した時、カメラの撮影方向情報と自装置の位置情報とを、近距離無線通信部を通じて他の携帯端末へ送信する撮影装置と、
近距離無線通信により上記撮影装置の位置情報と撮影方向情報を受信した時、自端末の位置情報及び移動方向情報と、上記撮影装置の位置情報及び撮影方向情報とに基づいて、自端末が上記撮影装置の撮影領域内に移動するか否かを判断し、自端末が上記撮影装置の撮影領域内に移動すると判断した場合には、その旨を自端末のユーザへ報知する携帯端末と、
を有することを特徴とする撮影システム。 - カメラによる画像撮影の開始に先立ち、近距離無線通信が可能な他の携帯端末を検出した時には、カメラの撮影方向情報と自装置の位置情報とを、近距離無線通信を通じて他の携帯端末へ送信し、近距離無線通信を通じて他の携帯端末から所定通知を受信した時には、ユーザに対して当該所定通知に応じた報知を行う撮影装置と、
近距離無線通信を通じて他の撮影装置の位置情報と撮影方向情報を受信した時には、自端末の位置情報及び移動方向情報と、上記撮影装置の位置情報及び撮影方向情報とに基づいて、自端末が上記撮影装置の撮影領域内に移動するか否かを判断し、自端末が上記撮影装置の撮影領域内に移動すると判断した時には、その旨を表す所定通知を上記近距離無線通信を通じて上記撮影装置へ送信する携帯端末と、
を有することを特徴とする撮影システム。 - カメラによる画像撮影の開始に先立ち、近距離無線通信が可能な他の携帯端末を検出した時には、上記近距離無線通信を通じて上記携帯端末の位置情報と移動方向情報を要求し、その要求に応じて上記携帯端末から送信された位置情報と移動方向情報を受信したならば、自装置の撮影方向情報及び位置情報と、上記携帯端末の位置情報及び移動方向情報とに基づいて、上記携帯端末がカメラの撮影領域内に移動してくるか否か判断し、上記携帯端末がカメラの撮影領域内に移動してくると判断した時には、その旨をユーザへ報知する撮影装置と、
近距離無線通信を通じて撮影装置から位置情報と移動方向情報の要求を受信した時、その要求に応じて自端末の位置情報と移動方向情報を上記撮影装置へ返送する携帯端末と、
を有することを特徴とする撮影システム。 - カメラによる画像撮影の開始に先立ち、近距離無線通信が可能な他の携帯端末を検出した時には、上記近距離無線通信を通じて上記携帯端末の位置情報と移動方向情報を要求し、その要求に応じて上記携帯端末から送信された位置情報と移動方向情報を受信したならば、自装置の撮影方向情報及び位置情報と、上記携帯端末の位置情報及び移動方向情報とに基づいて、上記携帯端末がカメラの撮影領域内に移動してくるか否か判断し、上記携帯端末がカメラの撮影領域内に移動してくると判断した時には、その旨を表す所定通知を、上記近距離無線通信を通じて上記携帯端末へ送信する撮影装置と、
近距離無線通信を通じて撮影装置から位置情報と移動方向情報の要求を受信した時、その要求に応じて自端末の位置情報と移動方向情報を上記撮影装置へ返送し、上記携帯端末がカメラの撮影領域内に移動する旨を表す所定通知を上記近距離無線通信を通じて受信した時には、その旨をユーザへ報知する携帯端末と、
を有することを特徴とする撮影システム。 - 撮影装置が、カメラによる画像撮影の開始に先立ち、近距離無線通信が可能な他の携帯端末を検出した時、カメラの撮影方向情報と自装置の位置情報とを、近距離無線通信を通じて他の携帯端末へ送信するステップと、
携帯端末が、近距離無線通信により上記撮影装置の位置情報と撮影方向情報を受信した時、自端末の位置情報及び移動方向情報と、上記撮影装置の位置情報及び撮影方向情報とに基づいて、自端末が上記撮影装置の撮影領域内に移動するか否かを判断し、自端末が上記撮影装置の撮影領域内に移動すると判断した場合には、その旨を自端末のユーザへ報知するステップと、
を有することを特徴とする撮影報知方法。 - 撮影装置が、カメラによる画像撮影の開始に先立ち、近距離無線通信が可能な他の携帯端末を検出した時には、カメラの撮影方向情報と自装置の位置情報とを、近距離無線通信を通じて他の携帯端末へ送信し、近距離無線通信を通じて他の携帯端末から所定通知を受信した時には、ユーザに対して当該所定通知に応じた報知を行うステップと、
携帯端末が、近距離無線通信を通じて撮影装置の位置情報と撮影方向情報を受信した時には、自端末の位置情報及び移動方向情報と、上記撮影装置の位置情報及び撮影方向情報とに基づいて、自端末が上記撮影装置の撮影領域内に移動するか否かを判断し、自端末が上記撮影装置の撮影領域内に移動すると判断した時には、その旨を表す所定通知を上記近距離無線通信を通じて上記撮影装置へ送信するステップと、
を有することを特徴とする撮影報知方法。 - 撮影装置が、カメラによる画像撮影の開始に先立ち、近距離無線通信が可能な他の携帯端末を検出した時には、上記近距離無線通信を通じて上記携帯端末の位置情報と移動方向情報を要求し、その要求に応じて上記携帯端末から送信された位置情報と移動方向情報を受信したならば、自装置の撮影方向情報及び位置情報と、上記携帯端末の位置情報及び移動方向情報とに基づいて、上記携帯端末がカメラの撮影領域内に移動してくるか否か判断し、上記携帯端末がカメラの撮影領域内に移動してくると判断した時には、その旨をユーザへ報知するステップと、
携帯端末が、近距離無線通信を通じて撮影装置から位置情報と移動方向情報の要求を受信した時、その要求に応じて自端末の位置情報と移動方向情報を上記撮影装置へ返送するステップと、
を有することを特徴とする撮影報知方法。 - 撮影装置が、カメラによる画像撮影の開始に先立ち、近距離無線通信が可能な他の携帯端末を検出した時には、上記近距離無線通信を通じて上記携帯端末の位置情報と移動方向情報を要求し、その要求に応じて上記携帯端末から送信された位置情報と移動方向情報を受信したならば、自装置の撮影方向情報及び位置情報と、上記携帯端末の位置情報及び移動方向情報とに基づいて、上記携帯端末がカメラの撮影領域内に移動してくるか否か判断し、上記携帯端末がカメラの撮影領域内に移動してくると判断した時には、その旨を表す所定通知を、上記近距離無線通信を通じて上記携帯端末へ送信するステップと、
携帯端末が、近距離無線通信を通じて撮影装置から位置情報と移動方向情報の要求を受信した時、その要求に応じて自端末の位置情報と移動方向情報を上記撮影装置へ返送し、上記携帯端末がカメラの撮影領域内に移動する旨を表す所定通知を上記近距離無線通信を通じて受信した時には、その旨をユーザへ報知するステップと、
を有することを特徴とする撮影方法。
Priority Applications (1)
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JP2006190113A Withdrawn JP2008022112A (ja) | 2006-07-11 | 2006-07-11 | 撮影装置 |
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Country | Link |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4520536B1 (ja) * | 2009-09-01 | 2010-08-04 | パナソニック株式会社 | 装着型カメラ及び広域撮像システム |
KR20170071947A (ko) * | 2015-12-16 | 2017-06-26 | 한화테크윈 주식회사 | 감시 카메라, 및 감시 카메라의 설치 위치를 설정하는 방법 |
-
2006
- 2006-07-11 JP JP2006190113A patent/JP2008022112A/ja not_active Withdrawn
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