JP2008021806A - ロータリーソレノイド - Google Patents

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Yasunori Kobayashi
康規 小林
Junichi Nakahira
淳一 中平
Masanori Suzuki
政則 鈴木
Takeshi Matsushita
武 松下
Tetsunori Inoguchi
哲規 井野口
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Abstract

【課題】通電・無通電に伴う作動音の発生をなくしながらも、比較的簡素な構造で、コスト的に有利に省スペース化を実現でき、かつ量産性に優れたロータリーソレノイドを提供する。
【解決手段】コイル体6への通電・無通電に伴い、電磁力が発生して第2コア部8を第1コア部5に対し、磁気平衡位置S2まで相対回動させるので、両者の衝突が起こらず、打音が作動音として発生することがない。第2コア部8を初期位置S1から磁気平衡位置S2に相対回動させる構造のため、作動および停止の制御動作が正確で、その制御に高い信頼性が得られる。ケーシング1a内にコイル体6、第1コア部5、第2コア部8および駆動軸4を設けるといった比較的簡素な構造で製作することができ、コスト的に有利で省スペース化を実現できて量産性に優れる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の被駆動部などを作動させる際に用いる車載形のロータリーソレノイドに関する。
アクチュエータを用いた回転機構は、自動変速機を搭載した車両(AT車)のシフトレバーロック装置をはじめ、ディスチャージ形前照灯のロー・ハイを配光制御するシェードの遮蔽板、照射方向を上下調節するレベライザー、ならびに照射方向を左右に調整するAFS等に適用されている。
シフトレバーロック装置の施解錠機構や前照灯の遮蔽板等には、直線作動する電磁ソレノイド装置が組み込まれ、レベライザーやAFS等の制御には、ステップモータと減速ギアで構成された駆動装置が用いられている。電磁ソレノイド装置の駆動部は、リンク機構を介してロック装置や遮蔽板を駆動するようにしている。
近年では、回転力発生装置として、回転体に傾斜磁石を設け、永久磁石の反発力を利用することで、エネルギー源を必要とせず連続的な回転を発生させる機構が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−173400号公報
しかしながら、シフトレバーロック装置や遮蔽板の駆動等に電磁ソレノイド装置を適用したものでは、ロック解除時にプランジャーなどの打音が作動音として発生する問題がある。レベライザーやAFS等の制御に、ステップモータを用いたものでは、大がかりになるとともに、リンク機構を介して間接的に駆動するため、複雑な構造となってコスト的に不利で、省スペース化を妨げる不都合がある。
特許文献1の回転力発生装置をシフトレバーロック装置、遮蔽板、レベライザーやAFS等の制御に用いた場合、永久磁石の磁気が常に放出状態になっていることに加えて、多数の磁石を正確に配列しなければならず構造が複雑化する虞がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は通電・無通電に伴う作動音の発生をなくしながらも、比較的簡素な構造で信頼性の高い制御が可能となり、コスト的に有利で省スペース化を実現でき、かつ量産性に優れたロータリーソレノイドを提供することにある。
(請求項1について)
駆動軸は、被駆動部に連結されるもので、ケーシング内のコイル体内を挿通するように支持されている。第1コア部と第2コア部とは、コイル体の外周に、微小空隙を介して互いの一部が近接、あるいは重なる初期位置に配されている。付勢部材は、第1コア部に対して第2コア部を初期位置の方向に付勢する。
コイル体への通電時、第1コア部と第2コア部との間に電磁力が生じる。これにより、第1コア部に対して第2コア部を付勢部材の付勢力に抗して初期位置から磁気平衡位置まで周方向に相対移動させて駆動軸に回転力を与える。
第2コア部は、第1コア部に対し、磁気平衡位置まで相対移動するので、コイル体への通電・無通電に伴い、両者の衝突が起こることがなく、打音が作動音として発生することがない。
電磁力の発生により、第2コア部を初期位置から磁気平衡位置に相対移動させる構造のため、作動および停止の制御動作が正確で、その制御に高い信頼性が得られる。電磁力が生じるのは、コイル体への通電時のみなので、常に磁気放出状態になることがない。
しかも、ケーシング内にコイル体、第1コア部、第2コア部および駆動軸を設けるといった比較的簡素な構造で製作することができ、コスト的に有利で省スペース化を実現できて量産性に優れる。このため、大量生産が必要となる車両に搭載するロータリーソレノイドとして好適となる。
(請求項2について)
第1コア部および第2コア部は、駆動軸に取付けられた環状の基端部と、基端部から断面略L字状に延出されてケーシング内で互いに径方向に対向する一対の筒片部とを有している。磁気平衡位置への相対移動に伴い、第1コア部と第2コア部とは、各自の筒片部同士を重ね合わせるようになっている。
第1コア部および第2コア部を断面略L字状の筒片部で形成することにより、第1コア部および第2コア部を痩身化し、コスト上有利に全体のコンパクト化および軽量化に寄与させることができる。
(請求項3について)
コイル体のボビンには、第1コア部に対する第2コア部の必要以上の相対移動を規制する突部がストッパーとして設けられている。
このため、コイル体への通電・無通電に伴い、第1コア部に対して第2コア部に大きな移動力が加わっても、突部がストッパーとして第2コア部の相対移動を規制する。このため、第1コア部に対する第2コア部の相対移動量が所期の設定以上に大きくなることがない。
(請求項4について)
付勢部材は、第2コア部の基端部に巻回されたスプリングであり、一端部をケーシング側に固定している。この場合、付勢部材は、比較的入手し易いスプリングのため、専用品ではなく安価な量産汎用品で済み調達し易くなる。
(請求項5について)
第1コア部および第2コア部は、コイル体を囲む筒片部を備え、初期位置から所定の移動規制位置への相対移動方向に対して同方向の捩れ角を有する。捩れ角の付与により、第1コア部に対する第2コア部の距離が一定ではなく、第2コア部の相対移動に伴って変化する配置となる。
このため、コイル体への通電に伴って発生する電磁力により、第1コア部が第2コア部に及ぼす相対移動力が移動につれて緩やかに増加するようになる。この結果、第1コア部が第2コア部に作用する相対移動力が円滑になり、ひいては被駆動部に対する応答動作の信頼性が高くなる。
コイル体への通電時、第1コア部と第2コア部との間に生じる電磁力により、第1コア部に対して第2コア部をコイルスプリングの付勢力に抗して初期位置から磁気平衡位置まで周方向に相対回動させて駆動軸に回転力を与え、被駆動部の制御を可能とする。比較的簡素な構造で製作することができ、コスト的に有利で省スペース化を実現できて量産性に優れ、大量生産が必要となる車両に搭載するロータリーソレノイドとして好適である。
図1は本発明の実施例1を示す。本発明におけるロータリーソレノイド1は、自動変速機を搭載した車両(AT車)のシフトレバーロック装置をはじめ、ディスチャージ形前照灯のロー・ハイを配光制御するシェードの遮蔽板、照射方向を上下に調節するレベライザー、ならびに照射方向を左右に調整するAFS等などの被駆動部に用いられるものである。ロータリーソレノイド1の外殻である有底円筒状のケーシング1aは、図1の(a)に示すように開口部に、回転駆動部品(後述する駆動軸4および第2コア部8の一体品)の抜止用の支持板2を取着している。
駆動軸4は、有底板3を貫通してケーシング1a内で、後述するコイル体6におけるボビン7の内側をスリーブ状の軸受7bとして回転可能に支持されている。駆動軸4の後端部は、有底板3から外部に位置してシフトレバーロック装置、ディスチャージ形前照灯の遮蔽板、レベライザー、あるいはAFS等の被駆動部等に連結されるものである。
磁性体である第1コア部5は、ケーシング1a内に設けられたもので、環状の基端部5aと基端部5aから断面略L字状に延出されて互いに径方向に対向する一対の筒片部5bを有している。第1コア部5は、本実施例ではケーシング1aの有底板3に固定されており、環状の基端部5aに駆動軸4を通過させている。
基端部5aを環状に形成したのは、駆動軸4を内部に貫通させ、磁束が駆動軸4から第1コア部5に流れ易くするためである。使用状況などによっては、基端部5aに代わって透孔のみであってもよい。
コイル体6は、ケーシング1a内でボビン7に導線をコイル状に巻回して成り、駆動軸4を同心的に挿通させている。コイル体6は、第1コア部5の筒片部5b内に同心的に位置し、ボビン7の一側面部を基端部5aの開口周縁側に固定している。
第2コア部8は、第1コア部5と同様に、環状の基端部8aと略L字状に延出されて互いに対向する一対の筒片部8bを有している。第2コア部8の基端部8aは、駆動軸4の先端部に固着されている。第2コア部8の筒片部8bは、コイル体6と第1コア部5の筒片部5b間で同心的に位置している。
図1の(b)に実線で示す初期位置S1では、第2コア部8における筒片部8bの先端部は、例えば80度の角度間隔で筒片部5bの先端部と微小間隙Gを介して互いの一部が重なり合っている。
なお、筒片部8bの先端部と筒片部5bの先端部とは、初期位置S1で重なり合わすことなく、近接状態に位置させてもよい。
第2コア部8における筒片部8bの底部とボビン7の他側面部との間には、摺動抵抗を低減させる処理を施したり、例えば本実施例の如く回転ボール9を配して、ボビン7の他側面部に対する第2コア部8の回転を円滑化している。第2コア部8の基端部8aには、捩りコイルスプリング10が付勢部材として配置され、その一端部をケーシング1a側に固定している。これにより、第1コア部5に対して第2コア部8を初期位置S1の方向に付勢する。
コイル体6への通電時、筒片部5bの先端部と筒片部8bの先端部との間には、微小間隙Gを介して電磁力が生じる。電磁力の発生により、第1コア部5に対して第2コア部8が吸引される。
このため、第2コア部8は、捩りコイルスプリング10の付勢力に抗し、図1の(b)に実線で示す初期位置S1から、矢印A方向に二点鎖線の磁気平衡位置S2まで周方向に相対回動して駆動軸4を所定の円周角(例えば、80度)だけ回動させる。磁気平衡位置S2では、筒片部5bの先端部に対して筒片部8bの先端部が進入するため、両者の重なり合う部分が増加して全面重合状態となる。
この場合、第2コア部8の相対回動量は、コイル体6への通電量をはじめ、筒片部5bの幅寸法T1および筒片部8bの幅寸法T2を適宜に調整することにより、所望に設定できるものである。このため、磁気平衡位置S2の設定時、筒片部5bの先端部に対して筒片部8bの先端部が全面的に重なり合う場合ばかりでなく、所定の割合(回動角度)で重なり合うようにしてもよい。
これにより、シフトレバーロック装置、ディスチャージ形前照灯のロー・ハイを配光制御するシェードの遮蔽板や照射方向を上下調節するレベライザー、あるいはAFS等の被駆動部等の作動が制御される。コイル体6への無通電時、第1コア部5と第2コア部8との間の電磁力が消滅するため、第2コア部8は捩りコイルスプリング10の付勢力により、磁気平衡位置S2から初期位置S1に戻って被駆動部を元の状態に復帰させる。
なお、第2コア部8の外側面には、ピン11が突設されており、ピン11が相手側のストッパー12に当接することにより、第2コア部8が磁気平衡位置S2を超えた過剰回転を阻止している。
上記構成では、第2コア部8は、第1コア部5に対し、磁気平衡位置S2まで相対回動するので、コイル体6への通電・無通電に伴い、両者の衝突が起こることがなく、打音が作動音として発生することがない。
第1コア部5と第2コア部8との間に発生した電磁力により、第2コア部8を初期位置S1から磁気平衡位置S2に相対回動させる構造のため、作動および停止の制御動作が正確で、その制御に高い信頼性が得られる。電磁力が生じるのは、コイル体6への通電時のみなので、常に磁気放出状態になることがない。
第1コア部5、第2コア部8およびコイル体6は、ケーシング1a内に収容されて保護されているので、ケーシング1aの内部に対する塵埃や水滴などの異物の侵入が防がれて異物侵入による故障を来さない。
第2コア部8は、第1コア部5に対して所定の角度差(実施例1では80度)を有しているので、電磁力の発生により第2コア部8に、高いトルクを発生させることができる。 ケーシング1a内にコイル体6、第1コア部5、第2コア部8および駆動軸4を設けるといった比較的簡素な構造で製作することができ、コスト的に有利で省スペース化を実現できて量産性に優れる。このため、大量生産が必要となる車両に搭載するロータリーソレノイド1として好適である。
図2は本発明の実施例2を示す。実施例2が実施例1と異なるところは、図2の(a)に示すように、第2コア部8を第1コア部5の外周囲に配置したことである。このため、筒片部8bの先端部が筒片部5bの先端部の外側で、微小間隙Gを介して重なり合っている。この場合、第2コア部8の筒片部8bに比較的大きな径寸法を確保することができるので、大きな回転トルクが得られる利点がある。
図3は本発明の実施例3を示す。実施例3が実施例1と異なるところは、図3の(a)、(b)に示すように、コイル体6におけるボビン7の鍔部7aに、所定の角度間隔で突部15、16をストッパーとして設けたことである。
この場合、コイル体6への通電・無通電に伴い、第1コア部5に対して第2コア部8に大きな回動力が加わっても、筒片部8bがストッパーとしての突部15、16に当接する。
このため、第2コア部8の過剰な相対回動を規制し、第1コア部5に対する第2コア部8の相対回動量が所期の設定以上に大きくなることがない。なお、突部15、16の筒片部8bに対する当接部には、ゴムなどの緩衝材を設けて消音に対処してもよい。突部15、16に代わって、筒片部8bにゴムや合成樹脂などの緩衝材を設けてもよい。また、ストッパーとしての突部15、16を形成しているので、ピン11およびストッパー12は省略してもよい。
図4は本発明の実施例4を示す。実施例4が実施例1と異なるところは、第1コア部5の筒片部5bと第2コア部8の筒片部8bとに、軸方向に対して10度〜30度の角度をなすテーパ状の傾斜部5c、8cを形成したことである。筒片部5bの傾斜部5cと筒片部8bの傾斜部8cとは、両者が近接あるいは重なり合う時、遭遇し始める部分を意味する。
このため、筒片部5bの先端部と筒片部8bの先端部とが重なり合うにつれて、両者の重なり面積が徐々に大きくなるとともに、軸方向の電磁力を回転力に変換することにより、第1コア部5に対する第2コア部8の回転トルクが漸増してトルク特性が向上する。なお、傾斜部5c、8cは、10度〜30度のテーパに限らず、使用状況などに応じて所望角度のテーパに設定することができる。
図5は本発明の実施例5を示す。実施例5が実施例1と異なるところは、第1コア部5および第2コア部8には、所定の移動規制位置S3への相対回動方向に対して同方向の捩れ角α、βを付与したことである。捩れ角α、βの付与により、第1コア部5に対する第2コア部8の距離dが一定ではなく、第2コア部8の相対移動に伴って変化する配置となる。捩れ角αは、捩じる前の筒片部5bにおける内接円中央部の接線Taが反時計方向に角度αだけ回転して傾斜線Tbとなるまでのものである。捩れ角βは、捩じる前の筒片部8bにおける内接円中央部の接線Kaが反時計方向に角度βだけ回転して傾斜線Kbとなるまでのものである。
この場合、第1コア部5に対して第2コア部8が移動規制位置S3まで相対回動した時、図示しないストッパーが第2コア部8の外側部に当接して第2コア部8の回動を規制するようにしている。
この実施例5では、コイル体6への通電に伴って発生する電磁力により、第1コア部5が第2コア部8に及ぼす相対回動力が回動につれて緩やかに増加するようになる。この結果、第1コア部5が第2コア部8に作用する相対回転トルクが円滑になり、ひいては被駆動部に対する応答動作の信頼性が高くなる。
この場合、コイル体6に対する筒片部5bは、円周角θを有し、筒片部8bは円周角ψを有するが、これらの円周角θ、ψは筒片部5b、8bの幅寸法によって所望に設定することができる。なお、第1コア部5の捩れ角αと第2コア部8の捩れ角βとは、同一でもよく、若干異なるように設定してもよい。
(使用例)
図6は、本発明のロータリーソレノイド1を車両のディスチャージ形前照灯20に適用した例を示す。この場合、ロータリーソレノイド1は、支持部材(図示せず)に設置されており、ディスチャージ形前照灯20の配光調節としてシェードの放電バルブ21をハイ・ローの2位置に切り替えるように機能する。ロータリーソレノイド1の駆動軸4は、矩形の遮蔽板23の支軸22に同軸上で連結されている。遮蔽板23は、放電バルブ21の直前であるロー位置で、枢支部23aを介して支軸22に固定されている。
支軸22には、遮蔽板23を回動付勢する捩りコイルスプリング25が巻回されている。捩りコイルスプリング25の一端部25aは、遮蔽板23の内側に当接し、他端部25bは、放電バルブ21の下面部に支持部材からの延出部(図示せず)を介して当接している。これにより、遮蔽板23は、捩りコイルスプリング25によりロー位置の方向に付勢される。
ロータリーソレノイド1のコイル体6(図1参照)に通電すると、駆動軸4が捩りコイルスプリング25の付勢力に抗して支軸22と一緒に矢印A方向に回動し、ロー位置からハイ位置に切り替わる。
この使用例の場合、駆動軸4と支軸22との連結には、簡素な連結構造を設けることで済むので、直線作動を回転に変換するリンク機構が要らず、コスト的に有利で省スペース化にも寄与する。
なお、ディスチャージ形前照灯20の放電バルブ21は光源の一例であるので、放電バルブ21の代わりに、放電発光部やハロゲンバルブなどの白熱バルブのフィラメントなどの光源を用いてもよい。
使用例の捩りコイルスプリング25は、遮蔽板23の支軸22に設けたので、駆動軸4などのロータリーソレノイド1側には、同様の捩りコイルスプリングを設けなくてもよい。すなわち、捩りコイルスプリングは、ロータリーソレノイド1側あるいは遮蔽板23の支軸22のどちらか一方に配置されていればよい。
(変形例)
(a)上記実施例では、付勢部材として捩りコイルスプリング10を用いたが、圧縮スプリングや引張スプリングでもよく、あるいはゴムなどの弾性部材でもよい。
(b)コイル体6への通電時、第1コア部5に対して第2コア部8を相対的に回動させたが、逆に第2コア部8に対して第1コア部5を相対回動させるようにしてもよい。
(c)筒片部8bの底部とボビン7の他側面部との間に、回転ボール9を配したが、筒片部8bの底部およびボビン7の他側面部に低摺動処理を施して回転ボール9を省略してもよい。
(d)第1コア部5と第2コア部8との間に設定した微小間隙Gの幅寸法については、使用状況や適用対象物に応じて所望に設定してもよい。
(e)第1コア部5に対する第2コア部8の相対回動角については、これら第1、第2コア部5、8の配置、形状、ならびにストッパーの配置により調整してもよい。
(f)互いに重なり合う筒片部5b、8bについては、一対に限らず二対、三対といったように多く設けてトルク特性を向上させてもよい。
本発明のロータリーソレノイドでは、比較的簡素な構造で、自動変速機を搭載した車両(AT車)のシフトレバーロック装置をはじめ、ディスチャージ形前照灯のロー・ハイを配光制御するシェードの遮蔽板、照射方向を上下調節するレベライザー、ならびに照射方向を左右に調整するAFS等に適用される。このため、コスト的に有利で省スペース化を実現できて量産性に優れる。大量生産が必要となる車両に搭載するロータリーソレノイドとして好適となり、車両関連事業の需要を喚起して部品の流通を介して機械産業に貢献することができる。
(a)はロータリーソレノイドの縦断面図、(b)は(a)のM−M線に沿う横断面図である(実施例1)。 (a)はロータリーソレノイドの縦断面図、(b)は(a)のM1−M1線に沿う横断面図である(実施例2)。 (a)はロータリーソレノイドの縦断面図、(b)は(a)のM2−M2線に沿う横断面図である(実施例3)。 ケーシングを取外して示すロータリーソレノイドの側面図である(実施例4)。 ロータリーソレノイドの拡大横断面図である(実施例5)。 ロータリーソレノイドの使用例を示す斜視図である。
符号の説明
1 ロータリーソレノイド
1a ケーシング
4 駆動軸
5 第1コア部
5a 第1コア部の基端部
5b 第1コア部の筒片部
6 コイル体
7 ボビン
8 第2コア部
8a 第2コア部の基端部
8b 第2コア部の筒片部
10 捩りコイルスプリング(スプリング、付勢部材)
15、16 突部(ストッパー)
23 シェードの遮蔽板(被駆動部)
G 微小間隙
S1 初期位置
S2 磁気平衡位置
S3 移動規制位置
α、β 捩れ角

Claims (5)

  1. ケーシング内のコイル体内を挿通するように支持されて被駆動部に連結される駆動軸と、
    前記コイルの外周に、微小空隙を介して互いの一部が近接、あるいは重なる初期位置に配された第1コア部および第2コア部と、
    前記第1コア部に対して前記第2コア部を前記初期位置の方向に付勢する付勢部材とを備え、
    前記コイル体への通電時、前記第1コア部と前記第2コア部との間に生じる電磁力により、前記第1コア部に対して前記第2コア部を前記付勢部材の付勢力に抗して前記初期位置から磁気平衡位置まで周方向に相対移動させて、前記駆動軸に回転力を与えるようにしたことを特徴とするロータリーソレノイド。
  2. 前記第1コア部および前記第2コア部は、前記駆動軸に取付けられた環状の基端部と、前記基端部から断面略L字状に延出されて前記ケーシング内で互いに径方向に対向する一対の筒片部とを有し、前記磁気平衡位置への相対移動に伴い、前記第1コア部と前記第2コア部とは各自の筒片部同士を重ね合わせるようになっていることを特徴とする請求項1に記載のロータリーソレノイド。
  3. 前記コイル体のボビンには、前記第1コア部に対する前記第2コア部の必要以上の相対移動を規制する突部がストッパーとして設けられていることを特徴とする請求項1に記載のロータリーソレノイド。
  4. 前記付勢部材は、前記第2コア部の基端部に巻回され、一端部を前記ケーシング側に固定したスプリングであることを特徴とする請求項2に記載のロータリーソレノイド。
  5. 前記第1コア部および前記第2コア部は、前記コイル体を囲む筒片部を備え、前記初期位置から所定の移動規制位置への相対移動方向に対して同方向の捩れ角を有し、前記コイル体への通電に伴って発生する電磁力により、前記第1コア部が前記第2コア部に及ぼす相対移動力を円滑化したことを特徴とする請求項1に記載のロータリーソレノイド。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102592780A (zh) * 2012-03-09 2012-07-18 方平 基于弹性装置的动铁式电-机械转换器
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