JP2008020549A - 液晶表示装置の表示方法、液晶表示装置、プログラム、および記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィールドシーケンシャルカラー方式で表示させる液晶表示装置で、各色の輝度を個別に変化させると色ムラが発生していた。
【解決手段】フィールドシーケンシャルカラー方式で表示する液晶表示装置において、液晶制御部11は、1フィールドまたは1フレームの期間内に設けられた色毎の各期間に、各色に対応する表示用データに対応する電圧を信号線に供給させ、LED制御部12は、光源17の色を、色毎の各期間に対応させて時間順次で切り替え、各期間毎の所定期間において、光源17をPWM制御して各色毎の輝度を調節する。
【選択図】図2

Description

本発明は、液晶表示装置の表示方法および液晶表示装置等に関する。例えば、OCBモード液晶を用いたフィールドシーケンシャルカラー方式の液晶表示装置の表示方法および液晶表示装置等に関する。
液晶表示装置は、デスクトップPC用のモニタやTV表示用途のもの以外に、携帯電話、PDAといった小型・携帯用途のものがある。これまでは携帯用途のディスプレイには反射型のモノクロ液晶が多く用いられてきたが、携帯電話の用途の広がりからカラー化が進んでいる。また、従来のSTN方式LCDから、最近では、より映像品位の高い表示が可能なTFTを用いたアクティブマトリクス方式のものが多く用いられるようになってきた。
液晶表示装置で一般的に色表示を行う際には、カラーフィルターを用いるのが通常である。カラーフィルターは、選択的な波長を通過させる特性を有する樹脂を複数種形成した基板である。
最近では、さらにパソコンと同じような画像品位が携帯用途にも求められるようになってきており、フィールドシーケンシャルカラー方式の液晶表示装置の開発が進められている(例えば、特許文献1参照)。
フィールドシーケンシャルカラー方式は、各画素にカラーフィルターを付けずに、1画素で3色(R、G、B)の画像を順次表示する方式であり、従来の駆動方式の液晶に比べ、高透過率、高解像度化が図れる等の利点を有している。
図4は、特許文献1に開示されている、OCBモード液晶を用いたフィールドシーケンシャルカラー方式の液晶表示装置の構成を示すブロック図である。
この液晶表示装置は、ベンド配向液晶の前面に位相補償板を配設したOCBモードの液晶表示パネル116を備えている。そして、R(赤)、G(緑)、B(青)各色のLED素子から構成されるLEDバックライト117を備え、これらの色を経時的に混色することによりカラー表示を可能としている。
そして、入力される映像信号をRGBの3原色に分ける信号処理部110を備えている。また、液晶表示パネル116を駆動するソースドライバ113およびゲートドライバ114を制御する液晶制御部111を備えている。また、LEDバックライト117を駆動するLEDドライバ115を制御するLED制御部112を備えている。また、RGBの色毎の輝度を個別に設定する色別輝度設定部118を備えている。
図5は、図4に示す液晶表示装置で1フレームを表示させる際の、表示用データ書き込みタイミングおよびLED発光タイミングの一例を示した図である。図5は、RGB3色の各輝度をそれぞれ最大輝度に設定している場合のタイミングを示している。
図5に示す「1ライン目の液晶応答」および「最終ライン目の液晶応答」は、それぞれ液晶表示パネル116の一番上のラインおよび一番下のラインの液晶表示素子における、データの書き込みタイミングとデータの保持タイミングを示している。
また、図5に示すR_LED、G_LED、B_LEDは、それぞれ、赤(R)のLED、緑(G)のLED、青(B)のLEDの発光タイミングを示している。図5において、LOW期間はLEDが発光していないタイミングを、HIGH期間はLEDが発光しているタイミングを、それぞれ示している。
図5に示すR順次は、赤(R)の階調のデータを液晶に書き込んでいるタイミングを示し、それに続くHOLDは、液晶に書き込んだ赤のデータを保持しているタイミングを示している。同様に、G順次は、緑(G)の階調のデータを液晶に書き込んでいるタイミングを示し、それに続くHOLDは、液晶に書き込んだ緑のデータを保持しているタイミングを示している。また同様に、B順次は、青(B)の階調のデータを液晶に書き込んでいるタイミングを示し、それに続くHOLDは、液晶に書き込んだ青のデータを保持しているタイミングを示している。また、各HOLD期間に続く黒順次には、OCBモード液晶の逆転移を防止するための黒色のデータを書き込んでいる。
図5に示すように、赤の階調のデータを書き込み保持させているタイミングに、赤のLEDを発光させることにより赤色を表示させる。同様に、緑の階調のデータを書き込み保持させているタイミングに、緑のLEDを発光させることにより緑色を表示させ、青の階調のデータを書き込み保持させているタイミングに、青のLEDを発光させることにより青色を表示させる。
このように、赤、緑、青の各色に対する階調に応じて液晶状態を制御し、LEDバックライト117を時間的に赤、緑、青と切り替えながら点灯させることで、赤、緑、青の映像を順次表示させて時間的に混合することでフルカラー表示が得られる。1フレーム期間(16.6ms)に、赤、緑、青のLEDバックライト117を切り替えて点灯させることにより、1フレームの画像を表示させる。
このようにして、フィールドシーケンシャルカラー方式による表示が実現されている。
フレーム周波数は通常60Hzなので、フィールドシーケンシャルカラー方式における色切替え周波数は、その3倍の180Hzとなる。したがって、液晶パネルに高速応答性が要求されるため、図4に示したように例えばOCBモードの液晶表示素子を有する液晶表示パネル116を用いる。
図6は、OCBモードの液晶表示素子が有する液晶分子の配向状態を模式的に示した断面図である。図6(a)および図6(b)は、電圧印加状態を示した断面図であり、図6(c)は、電圧無印加状態を示した断面図である。
OCBモードの液晶表示素子を用いた液晶表示装置を構成する液晶表示パネルのガラス基板61の間には、図6(a)等に液晶分子62として示すように、ネマチック液晶が注入されている。そして、電圧を印加していない液晶の配向状態は、スプレイ状態63と呼ばれている。OCBモードの液晶表示素子を用いた液晶表示装置の電源投入時には転移駆動と呼ばれる駆動を行う必要がある。すなわち、転移駆動とは、液晶表示装置の電源投入時にこの液晶層に20ボルトから25ボルト程度の比較的大きな電圧を印加することにより、図6(c)に示すスプレイ状態63から図6(a)、図6(b)に示すベンド状態64a、64bに転移させる駆動のことである。このベンド状態64a、64bを用いて表示を行うのが、OCBモードの液晶表示素子を用いた液晶表示装置の特徴であり、電圧の大きさによってベンド状態を変化させることにより、パネルの透過率を変化させるものである。
図6(a)に示すベンド状態64aは、白表示をしている場合のベンド状態を示し、図6(b)のベンド状態64bは、黒表示をしている場合のベンド状態を示している。
また、OCBモードの液晶表示素子を用いた液晶表示装置では、その液晶表示パネルに2ボルト以下の電圧を印加し続けると、液晶の配向状態は、ベンド状態64a、64bからスプレイ状態63に徐々に移行してしまう。このときのスプレイ状態63に移行してしまう現象が逆転移である。このような逆転移を防止するために、OCBモードの液晶表示素子を用いた液晶表示装置では、逆転移防止駆動と呼ばれる駆動が行われる。
つまり、比較的低い電圧が印加されているときに白表示を行い、比較的高い電圧が印加されているときに黒表示を行うノーマリホワイトモードの液晶表示装置の場合、逆転移防止駆動とは、各画素に周期的に表示する映像信号とは別に黒色に対応する電圧を印加することにより、逆転移を防止する駆動である。
図4および図5に示す液晶表示装置では、黒順次の期間に逆転移防止用の黒色データを書き込む処理により、この逆転移を防止する駆動を実現している。
特開2003−233352号公報(例えば、図15)
しかしながら、図4に示すような従来のフィールドシーケンシャル方式で表示させる液晶表示装置において、RGBの各色の輝度を個別に調整する場合には、色ムラの現象が発生してしまうという問題があった。
図7は、図4に示す従来の液晶表示装置で、RGBの各色の輝度を個別に調整する場合の、1フレームを表示させる際の、表示用データ書き込みタイミングおよびLED発光タイミングの一例を示した図である。図7では、青色を最大輝度とし、赤色および緑色の輝度をそれぞれ最大輝度よりも低い輝度に設定した場合のタイミングを示している。
図4に示す色別輝度設定部118により、RGBの各色の輝度が個別に設定されると、それらの設定に応じて、LEDバックライト117のRGB各色のLEDの発光タイミングを個別に調節するように、LED制御部112がLEDドライバ115を制御する。
そして、色別輝度設定部118によって、赤色の輝度が低くなるように設定されると、図7に示すように、図5の場合よりもR_LEDの点灯期間が短くなるように調整される。図7の例では、同様に、緑色の輝度も低く設定されているので、G_LEDの点灯期間も短くなるように調節される。
液晶表示素子への書き込みは、上のラインの液晶表示素子から下のラインの液晶表示素子へと順次に書き込まれていくため、図7に示すように、液晶応答のタイミングも上のラインから下のラインへと順次にずれていく。
ここで、図7において、赤色の表示データのタイミングについて見ると、このようにR_LEDの点灯開始タイミングを変化させてR_LEDの点灯期間を調節する場合には、最終ライン目については液晶応答の期間中R_LEDが点灯しているが、1ライン目については液晶応答の前半の期間にはR_LEDがまだ点灯していない状態となってしまう。
つまり、この場合には、液晶表示パネル116の下の方では、赤色が設定通りの輝度で表示されるが、液晶表示パネル116の上の方になるほど、赤色が設定された輝度よりも低い輝度で表示されてしまうことになる。
同様に、図7の例では、緑色の輝度も最大輝度よりも低く設定されているので、緑色についても、液晶表示パネル116の上の方になるほど、設定された輝度よりも低い輝度で表示されてしまう。
その結果、図7の例では、液晶表示パネル116の上の方の赤色および緑色の輝度が低く表示されてしまうため、液晶表示パネル116の上の方が青っぽい表示となってしまい色ムラとなってしまう。
ここでは、各色の個別の輝度の設定に対して、各LEDの点灯開始タイミングを変化させることにより各LEDの点灯期間を調節することとしたが、各LEDの点灯開始タイミングを変えずに消灯タイミングを変えて調節する場合には、表示パネルの下の方の輝度が設定よりも低い輝度で表示されるため、やはりこの場合にも色ムラが発生してしまう。
つまり、このように、LEDバックライト117を点灯させる期間の長さを変化させて各色の輝度を調節する方法では、色ムラの問題が発生してしまうことになる。
本発明は、上述した従来の課題を解決するもので、フィールドシーケンシャルカラー方式で表示させる場合に、各色の輝度を個別に変化させても色ムラが発生しない液晶表示装置の表示方法および液晶表示装置等を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、第1の本発明は、
マトリックス状に配置された信号線および走査線、および前記信号線および前記走査線の交点に設けられた液晶表示素子を有する液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルに照射する光源と、入力される映像データから表示用データを作成する信号処理部とを備えた、時間的な加法混色でカラー表示を行う液晶表示装置の表示方法であって、
1フィールドまたは1フレームの期間内に設けられた色毎の各期間に、前記各色に対応する前記表示用データに対応する電圧を前記信号線に供給する表示電圧供給ステップと、
前記光源の色を、前記色毎の各期間に対応させて時間順次で切り替え、前記各期間毎の所定期間において、前記光源をPWM(Pulse Width Modulation)制御して各色毎の輝度を調節する光源制御ステップとを備えた、液晶表示装置の表示方法である。
また、第2の本発明は、
前記各色は、赤、緑、青の3色であり、
前記光源は、赤、緑、青のLED素子である、第1の本発明の液晶表示装置の表示方法である。
また、第3の本発明は、
前記各所定期間は、対応する色の表示データの最初のデータが書き込み開始されるタイミングから、前記対応する色の表示データの次の色の最初のデータが書き込み開始されるタイミングまでの期間内の期間である、第1の本発明の液晶表示装置の表示方法である。
また、第4の本発明は、
前記液晶表示素子は、OCBモード液晶である、第1の本発明の液晶表示装置の表示方法である。
また、第5の本発明は、
前記表示電圧供給ステップでは、前記各色のうちの一つの色の電圧を前記信号線に供給する期間と、前記各色のうちの次の別の色の電圧を前記信号線に供給する期間との間の期間に、黒色に対応する電圧を前記信号線に供給する、第4の本発明の液晶表示装置の表示方法である。
また、第6の本発明は、
前記1フィールドまたは1フレームは、60Hzであり、
前記光源制御ステップでは、前記光源を4kHz以上でPWM制御する、第1の本発明の液晶表示装置の表示方法である。
また、第7の本発明は、
マトリックス状に配置された信号線および走査線、および前記信号線および前記走査線の交点に設けられた液晶表示素子を有する液晶表示パネルと、
前記液晶表示パネルに照射する光源と、
入力される映像データから表示用データを作成する信号処理部と、
1フィールドまたは1フレームの期間内に設けられた色毎の各期間に、前記各色に対応する前記表示用データに対応する電圧を前記信号線に供給させる液晶制御部と、
前記光源の色を、前記色毎の各期間に対応させて時間順次で切り替え、前記各期間毎の所定期間において、前記光源をPWM制御して各色毎の輝度を調節する光源制御部とを備えた、時間的な加法混色でカラー表示を行う液晶表示装置である。
また、第8の本発明は、
第1の本発明の液晶表示装置の表示方法の、前記各色に対応する前記表示用データに対応する電圧を前記信号線に供給する前記表示電圧供給ステップ、および/または、前記光源の色を前記色毎の各期間に対応させて時間順次で切り替え、前記各期間毎の所定期間において前記光源をPWM制御して各色毎の輝度を調節する前記光源制御ステップ、を実行するためにコンピュータを機能させるためのプログラムである。
また、第9の本発明は、
第8の本発明のプログラムを記録した記録媒体であって、コンピュータで利用可能な記録媒体である。
本発明により、フィールドシーケンシャルカラー方式で表示させる場合に、各色の輝度を個別に変化させても色ムラが発生しない液晶表示装置の表示方法および液晶表示装置等を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1の、液晶表示装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態1の液晶表示装置は、OCBモード液晶を用いたフィールドシーケンシャルカラー方式の液晶表示装置である。
本実施の形態1の液晶表示装置は、OCBモード液晶を用いた液晶表示パネル16と、RGB3色の光源を持つLEDバックライト17を備えている。
そして、入力される映像信号をRGBの3原色に分ける信号処理部10を備えている。また、液晶表示パネル16を駆動するソースドライバ13およびゲートドライバ14を制御する液晶制御部11を備えている。また、LEDバックライト17を駆動するLEDドライバ15を制御するLED制御部12を備えている。また、RGB3色の色毎の輝度を個別に設定する色別輝度設定部18を備えている。
なお、LEDバックライト17が、本発明の光源の一例にあたる。また、LED制御部12とLEDドライバ15とを組み合わせた構成が、本発明の光源制御部の一例にあたる。
本実施の形態1の液晶表示装置は、表示用の赤(R)、緑(G)、青(B)のデータを入力される映像信号から作成し、これらの表示用のデータを順次切り替えて表示させることにより、時間的に加法混色させて1フレームを表示させる表示装置である。
次に、図1および図2を用いて、本実施の形態1の液晶表示装置の表示動作について説明する。
まず、図1において、信号処理部10が、入力されてくる映像信号を表示用のRGBの3原色のデータに分ける。そして、信号処理部10は、そのRGBの3原色に分けられた表示用データを液晶制御部11に渡すとともに、LED制御部12には、その表示用データを液晶表示素子に書き込ませるタイミングを通知する。
なお、LED制御部12が、LEDドライバ15によって表示用データに対応する電圧を各信号線に供給させて各液晶表示素子に書き込ませる処理が、本発明の表示電圧供給ステップの一例にあたる。
一方、ユーザーの操作などによってRGB3色の色毎に個別に設定された輝度が、色別輝度設定部18からLED制御部12に通知される。
LED制御部12は、LEDバックライト17が有する3色のLED光源毎に予め決められている固定の所定期間内に、色毎に設定された輝度に応じたデューティーでPWM制御して3色のLEDをそれぞれ発光(点滅)させるように、LEDドライバ15を制御する。
なお、LED制御部12が、色毎に設定された輝度に応じたデューティーで各LEDの発光をPWM制御させる処理が、本発明の光源制御ステップの一例にあたる。
図2は、本実施の形態1の液晶表示装置が1フレームを表示する際の、表示用データ書き込みタイミングおよび各LEDの発光タイミングを示している。
図2に示す「1ライン目の液晶応答」および「最終ライン目の液晶応答」は、それぞれ液晶表示パネル16の一番上のラインおよび一番下のラインの液晶表示素子における、データの書き込みタイミングとデータの保持タイミングを示している。
また、図2に示すR_LED、G_LED、B_LEDは、それぞれ、赤(R)のLED、緑(G)のLED、青(B)のLEDの発光タイミングを示している。図2において、LOW期間はLEDが発光していないタイミングを示しており、斜線で示した期間はLEDがPWM制御されて発光(点滅)しているタイミング(以下、PWM制御期間と呼ぶ)を示している。
図2に示すR順次は、赤(R)の階調のデータを液晶に書き込んでいるタイミングを示し、それに続くHOLDは、液晶に書き込んだ赤のデータを保持しているタイミングを示している。同様に、G順次は、緑(G)の階調のデータを液晶に書き込んでいるタイミングを示し、それに続くHOLDは、液晶に書き込んだ緑のデータを保持しているタイミングを示している。また同様に、B順次は、青(B)の階調のデータを液晶に書き込んでいるタイミングを示し、それに続くHOLDは、液晶に書き込んだ青のデータを保持しているタイミングを示している。また、各HOLD期間に続く黒順次には、OCBモード液晶の逆転移を防止するための黒色のデータを書き込んでいる。
なお、R順次、G順次、B順次の期間がそれぞれ、本発明の、1フィールドまたは1フレームの各期間内に設けられた色毎の期間の一例にあたる。
図2に示すように、赤の階調のデータを書き込み保持させているタイミングに、赤のLEDをPWM制御して発光させることにより赤色を表示させる。同様に、緑の階調のデータを書き込み保持させているタイミングに、緑のLEDをPWM制御して発光させることにより緑色を表示させ、青の階調のデータを書き込み保持させているタイミングに、青のLEDをPWM制御して発光させることにより青色を表示させる。
このように、赤、緑、青の各色に対する階調に応じて液晶状態を制御し、LEDバックライト17を時間的に赤、緑、青と切り替えながらPWM制御して発光させることで、赤、緑、青の映像を順次表示させて時間的に混合することでフルカラー表示が得られる。1フレーム期間(16.6ms)に、赤、緑、青のLEDバックライト17を切り替えて発光させることにより、1フレームの画像を表示させる。
液晶制御部11が、1フレーム期間において、赤、緑、青の各表示データを液晶表示パネル16の液晶表示素子に順次に書き込ませるタイミングは、図5や図7に示した従来の液晶表示素子の液晶制御部111のタイミングと同様である。LED制御部12の、LEDドライバ15に対する制御内容が、従来の液晶表示装置とは異なる。
図2に示すように、各色に対して設定される輝度に関係なく、各LED(R_LED、G_LED、B_LED)のPWM制御期間を、色毎に設定している固定の所定期間としている。
そして、その固定の各所定期間内で、高速のPWM制御により各LEDを発光(点滅)させる。ここでは、16.6msの1フレーム期間に対して、4KHz以上でPWM制御している。
図2では、この色毎の固定の所定期間を、いずれも、対応する色の表示データの最初に書き込み開始されるタイミング(図2では、1ライン目の液晶表示素子に書き込み開始されるタイミング)から、対応する色の次の色の表示データの最初に書き込み開始されるタイミングの前までの期間としている。例えば、赤色の表示データが1ライン目に書き込み開始されるタイミングから、次の緑色の表示データが1ライン目に書き込み開始されるタイミングよりも前までの期間を、赤色に対する固定の所定期間(PWM制御期間)とし、その期間にR_LEDをPWM制御して発光させるようにしている。
そして、LED制御部12は、輝度に関係なくPWM制御する周波数を一定(図2の場合、PWM制御の周期は一定のT期間)とし、色別輝度設定部18で設定された輝度に応じて各周期(T)におけるデューティーを変化させて、LEDドライバ15にPWM制御させる。色別輝度設定部18で設定された輝度が大きいときには、デューティーを大きく(周期T内のHIGH期間を長く)し、色別輝度設定部18で設定された輝度が小さいときには、デューティーを小さく(周期T内のHIGH期間を短く)する。
図2は、青色の輝度をほぼ最大輝度に設定し、緑色の輝度を最大輝度よりも低く、赤色の輝度は、緑色の場合よりもさらに低い輝度に設定されている場合を示している。このように、輝度が低いほど、周期T内のHIGH期間を短くすることにより、その色の表示輝度を低くなるようにしている。
各LEDを発光させるPWM制御期間内ごとに決められたデューティーで、各LEDをPWM制御して発光(点滅)させることにより、図2に示すように、各ラインの液晶表示素子への書き込みおよび応答タイミングに対してLEDが一様に発光されることになるので、どのラインも同じ輝度で表示され、その結果、画面全体に色ムラが発生することがない。
なお、図2の場合には、各色のLEDを発光させるPWM制御期間を同じ長さとしているが、色ごとにPWM制御期間を異ならせてもよい。ただし、最初に書き込み応答し始める液晶表示素子(図2の場合は、1ライン目の液晶表示素子)の応答開始タイミングから、最後に応答開始する液晶表示素子(図2の場合は、最終ライン目の液晶表示素子)の応答終了タイミングまでの期間を、このPWM制御期間に含めるように設定するのが望ましい。これらのタイミングを含む期間に設定することにより、色ムラを確実に防止することができる。
LEDバックライト17のPWM制御の周波数が遅くなると、細かい色ムラとなったり、動画の応答性が悪くなる。
図3は、本実施の形態1の液晶表示装置で、各色のLEDを発光させる際のPWM制御の周波数を変化させた場合の、PWM制御の周波数に対する色ムラの認識度合いを調査した結果を示している。
図3の結果より、PWM制御の周波数が高いほど色ムラが認識されなくなるが、4KHz以上の周波数で現実的に問題ない表示ができることがわかる。
一方、PWM制御の周波数が高くなると、高速制御できる周波数制御用部品が必要となり、コストが高くなってしまう。したがって、これらの両面を考慮すると、PWM制御の周波数を4KHz以上とするのが望ましい。液晶表示パネルのサイズ、動画の表示頻度等の、液晶表示装置の使用環境を考慮して、このPWM制御の周波数を決定すればよい。
なお、本発明のプログラムは、上述した本発明の液晶表示装置の表示方法の、前記各色に対応する前記表示用データに対応する電圧を前記信号線に供給する前記表示電圧供給ステップ、および/または、前記光源の色を前記色毎の各期間に対応させて時間順次で切り替え、前記各期間毎の所定期間において前記光源をPWM制御して各色毎の輝度を調節する前記光源制御ステップの動作をコンピュータにより実行させるためのプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムである。
また、本発明の記録媒体は、上述した本発明の液晶表示装置の表示方法の、前記各色に対応する前記表示用データに対応する電圧を前記信号線に供給する前記表示電圧供給ステップ、および/または、前記光源の色を前記色毎の各期間に対応させて時間順次で切り替え、前記各期間毎の所定期間において前記光源をPWM制御して各色毎の輝度を調節する前記光源制御ステップの動作をコンピュータにより実行させるためのプログラムを記録した記録媒体であり、コンピュータにより読み取り可能かつ、読み取られた前記プログラムが前記コンピュータと協働して利用される記録媒体である。
また、本発明のプログラムの一利用形態は、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータと協働して動作する態様であっても良い。
また、記録媒体としては、ROM等が含まれる。
また、上述した本発明のコンピュータは、CPU等の純然たるハードウェアに限らず、ファームウェアや、OS、更に周辺機器を含むものであっても良い。
なお、以上説明した様に、本発明の構成は、ソフトウェア的に実現しても良いし、ハードウェア的に実現しても良い。
以上に説明したように、本発明の液晶表示装置およびその表示方法を用いることにより、各色の輝度を個別に変化させても色ムラが発生しない、フィールドシーケンシャルカラー方式で表示させる液晶表示装置を実現できる。
本発明にかかる液晶表示装置の表示方法および液晶表示装置は、フィールドシーケンシャルカラー方式で表示させる場合に、各色の輝度を個別に変化させても色ムラが発生しない効果を有するので、OCBモード液晶を用いたフィールドシーケンシャルカラー方式の液晶表示装置の表示方法および液晶表示装置等に有用である。
本発明の実施の形態1の液晶表示装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1の液晶表示装置の1フレームを表示する際の、表示用データ書き込みタイミングおよびLED発光タイミングを示す図 本発明の実施の形態1の液晶表示装置における、LEDバックライトのPWM周波数に対する色ムラ認識度合いを示す図 従来のOCBモード液晶を用いたフィールドシーケンシャルカラー方式の液晶表示装置の構成を示すブロック図 従来のフィールドシーケンシャルカラー方式の液晶表示装置で、1フレームを表示させる際の、表示用データ書き込みタイミングおよびLED発光タイミングを示す図 (a)OCB液晶の、白表示の場合のベンド状態を示す図、(b)OCB液晶の、黒表示の場合のベンド状態を示す図、(c)OCB液晶のスプレイ状態を示す図 従来のフィールドシーケンシャルカラー方式の液晶表示装置で、各色の輝度を個別に設定した場合の、1フレームを表示させる際の、表示用データ書き込みタイミングおよびLED発光タイミングを示す図
符号の説明
10 信号処理部
11 液晶制御部
12 LED制御部
13 ソースドライバ
14 ゲートドライバ
15 LEDドライバ
16 液晶表示パネル
17 LEDバックライト
18 色別輝度設定部

Claims (9)

  1. マトリックス状に配置された信号線および走査線、および前記信号線および前記走査線の交点に設けられた液晶表示素子を有する液晶表示パネルと、前記液晶表示パネルに照射する光源と、入力される映像データから表示用データを作成する信号処理部とを備えた、時間的な加法混色でカラー表示を行う液晶表示装置の表示方法であって、
    1フィールドまたは1フレームの期間内に設けられた色毎の各期間に、前記各色に対応する前記表示用データに対応する電圧を前記信号線に供給する表示電圧供給ステップと、
    前記光源の色を、前記色毎の各期間に対応させて時間順次で切り替え、前記各期間毎の所定期間において、前記光源をPWM(Pulse Width Modulation)制御して各色毎の輝度を調節する光源制御ステップとを備えた、液晶表示装置の表示方法。
  2. 前記各色は、赤、緑、青の3色であり、
    前記光源は、赤、緑、青のLED素子である、請求項1に記載の液晶表示装置の表示方法。
  3. 前記各所定期間は、対応する色の表示データの最初のデータが書き込み開始されるタイミングから、前記対応する色の表示データの次の色の最初のデータが書き込み開始されるタイミングまでの期間内の期間である、請求項1に記載の液晶表示装置の表示方法。
  4. 前記液晶表示素子は、OCBモード液晶である、請求項1に記載の液晶表示装置の表示方法。
  5. 前記表示電圧供給ステップでは、前記各色のうちの一つの色の電圧を前記信号線に供給する期間と、前記各色のうちの次の別の色の電圧を前記信号線に供給する期間との間の期間に、黒色に対応する電圧を前記信号線に供給する、請求項4に記載の液晶表示装置の表示方法。
  6. 前記1フィールドまたは1フレームは、60Hzであり、
    前記光源制御ステップでは、前記光源を4kHz以上でPWM制御する、請求項1に記載の液晶表示装置の表示方法。
  7. マトリックス状に配置された信号線および走査線、および前記信号線および前記走査線の交点に設けられた液晶表示素子を有する液晶表示パネルと、
    前記液晶表示パネルに照射する光源と、
    入力される映像データから表示用データを作成する信号処理部と、
    1フィールドまたは1フレームの期間内に設けられた色毎の各期間に、前記各色に対応する前記表示用データに対応する電圧を前記信号線に供給させる液晶制御部と、
    前記光源の色を、前記色毎の各期間に対応させて時間順次で切り替え、前記各期間毎の所定期間において、前記光源をPWM制御して各色毎の輝度を調節する光源制御部とを備えた、時間的な加法混色でカラー表示を行う液晶表示装置。
  8. 請求項1に記載の液晶表示装置の表示方法の、前記各色に対応する前記表示用データに対応する電圧を前記信号線に供給する前記表示電圧供給ステップ、および/または、前記光源の色を前記色毎の各期間に対応させて時間順次で切り替え、前記各期間毎の所定期間において前記光源をPWM制御して各色毎の輝度を調節する前記光源制御ステップ、を実行するためにコンピュータを機能させるためのプログラム。
  9. 請求項8に記載のプログラムを記録した記録媒体であって、コンピュータで利用可能な記録媒体。
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