JP2008017094A - 適応等化器 - Google Patents

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【課題】受信信号のS/N比が小さい場合においても、受信信号から遅延歪みを除去することが可能な適応等化器を提供すること。
【解決手段】受信信号Sを、シフトレジスタを内蔵する受信信号加算部1に入力する。一方、加算個数カウント部2では受信信号加算部1での受信信号の加算個数をカウントし、除算部3において加算個数受信信号加算部1の出力を加算個数で割る。除算部3の出力はS/N比が改善されており、この信号を第1トランスバーサルフィルタ4に入力することで、第1,第2トランスバーサルフィルタ4,5のタップ係数を、遅延波歪みを除去する値に収束させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタル無線通信における、マルチパス遅延波により歪みを起こした受信信号の波形等化を行う適応等化器に関するものである。
近年、一般家庭でも複数のパーソナルコンピュータが所有され、またネットワークへの通信機能を備えた家電製品も普及しつつある。普及が進むにつれて、ネットワーク経由で映像データや音声データなど様々なデジタルデータがやり取りされるようになりつつある。通信手段としては、これまで有線通信が一般的であったが、ここに来て機器の低価格化、小型化等により無線通信が急速に普及してきている。しかし、無線通信では一般にマルチパスが発生し、伝搬時間が異なる複数経路の電波が同時に到来するため、受信信号に遅延波の重ね合わせによる遅延歪みが生じてビット誤り率などの伝送品質が劣化してしまう。遅延歪みは、シンボルレート(ボーレート)が高速なほどビット誤り率への影響が大きくなるので、伝送速度の速い無線通信を実現するためには、遅延歪みの除去が重要である。
遅延歪みを除去する代表的な手段としては適応等化器がある。一般に適応等化器は、線形等化器、判定帰還型等化器、最尤系列推定型等化器に分類されるが、性能もさることながらコストも重視される民生機器では、等化性能が優れるものの回路規模が大きくなる最尤系列推定型等化器よりも、線形等化器、あるいは判定帰還型等化器が適している。
以下、従来の判定帰還型等化器について説明する。図4は従来の判定帰還型等化器のブロック図である。図4において、101はベースバンド信号に変換された受信信号を入力とするフィードフォワード部としてのトランスバーサルフィルタである。このトランスバーサルフィルタ101は、タップ間隔がT(シンボルレート)で、タップ数がM個(M≧2)である。102はフィードバック部としてのトランスバーサルフィルタで、タップ間隔がT、タップ数がN個(N≧1)である。トランスバーサルフィルタ101,102ともに、各タップ係数が設定可能である。103はトランスバーサルフィルタ101とトランスバーサルフィルタ102との出力を加算する加算器である。104は加算器103の出力をシンボル周期T毎に閾値で硬判定する判定器である。105は加算器103の出力と参照信号dである判定器104の出力との差を誤差信号eとして出力する誤差検出部である。106はタップ係数更新部で、トランスバーサルフィルタ101およびトランスバーサルフィルタ102の各タップにおける値(X1,X2,X3,・・・,XM,XM+1,XM+2,・・・,XM+N)、および誤差検出部105から得られる誤差信号eから、各タップ係数を適応的に制御する。なお、入力信号、その他の部分の信号は、直交検波で得られる同相、直交で構成される複素信号でもよい。以下の数式では、同相成分を実部、直交成分を虚部として示す。
また上記構成は、判定帰還型等化器のものであるがトランスバーサルフィルタ102を除去すれば線形等化器を構成することもできる。
また、誤差検出部105での参照信号dに判定器104での出力を用いているが、別途トレーニング信号生成部を設けて、そこで生成されるトレーニング信号を参照信号dに入力する構成も可能である。
以上のように構成された従来の適応等化器について、その動作を説明する。入力信号はトランスバーサルフィルタ101で処理され、未来の送信データが推定される。またトランスバーサルフィルタ102では符号間干渉成分が推定され、両者が加算器103で加算されて等化処理が行われる。その結果は判定器104で硬判定され等化出力として出力される。また、判定器104での判定結果は誤差検出部105にも供給され、加算器103の出力との誤差信号eが生成され、その誤差信号eの平均自乗誤差が最小となるように、タップ係数更新部106において各タップ係数(C1,C2,C3,・・・,CM,CM+1,CM+2,・・・,CM+N)が逐次更新される。
最小平均自乗誤差規範に基づいた逐次更新アルゴリズムにおいて、演算量が少ないアルゴリズムとしてリースト・ミーン・スクエア(以下、LMSと称す。)アルゴリズムが知られている。このアルゴズムでは、時刻t=(n+1)Tにおけるタップ係数ベクトルw(n+1)は、時刻t=nTにおけるタップ係数ベクトルw(n)、各タップにおける値のベクトルx(n)、およびステップサイズパラメータμから以下の式(1)〜(4)で逐次的に求められる。なお、式(1)〜(4)中上付き添え字*は複素共役を、上付き添え字Tは転置行列を、上付き添え字Hは複素共役転置行列を示す。
なお、ステップサイズパラメータμは、収束速度と収束後の雑音特性(過剰雑音)に影響を与え、ステップサイズパラメータμを大きくすると収束速度は早まるが、過度に大きな場合はタップ係数が発散する。一方、ステップサイズパラメータμを小さくすると、収束速度は遅くなるものの、タップ係数が発散しにくくなる。ステップサイズパラメータの上限は、各タップにおける値の平均自乗値の総和をタップ入力電力とすると、2×1/(タップ入力電力)が目安とされている。
Figure 2008017094
従来の適応等化器は、上記更新を逐次的に繰り返すことによりタップ係数を収束させて、送信信号と加算器103の平均自乗誤差が最小となるように適応的に動作する。ただし、誤差信号eの平均自乗誤差が最小となる各タップ係数(C1,C2,C3,・・・,CM,CM+1,CM+2,・・・,CM+N)が唯一定まるためには、平均値が時間に関わらず受信信号が、一定で、かつ自己相関関数が時間の差だけで決定される時系列信号でなければならない。
斉藤洋一著,「ディジタル無線通信の変復調」,第1版,電子情報通信学会,平成9年9月1日,p.176−p.188 サイモン・へイキン(Simon Haykin)著,「適応フィルタ理論」,第1版,科学技術出版,2001年1月10日,p.414−p.420
しかしながら、従来の適応等化器では、受信信号のS/N比が小さい場合、すなわち受信信号に含まれる雑音成分の割合が大きい場合、受信信号の自己相関関数が時間の差だけで決定される時系列信号ではなくなり、タップ係数が誤差信号の平均自乗誤差を最小にする値に収束しない。すなわち、受信信号のS/N比が小さい場合、受信信号から遅延歪みを除去しきれないという課題がある。
そこで本発明は、受信信号のS/N比が小さい場合においても、受信信号から遅延歪みを除去することが可能な適応等化器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明の適応等化器は、送信信号の繰り返しパターンを用いてタップ係数の更新を行う適応等化器であって、ベースバンド信号に変換された受信信号を保持するシフトレジスタと、前記シフトレジスタに保持された値の和を出力するデータ加算部と、前記データ加算部での受信信号の加算個数に応じて除数を変える除算部と、前記除算部の出力を入力信号とするトランスバーサルフィルタと、前記トランスバーサルフィルタの出力と前記トランスバーサルフィルタの出力を硬判定した参照信号との差を誤差信号として出力する誤差検出部と、前記誤差信号と前記トランスバーサルフィルタの状態に応じて、リースト・ミーン・スクエアアルゴリズムにより前記トランスバーサルフィルタのタップ係数を更新するタップ係数更新部とを備えた。
本発明の適応等化器は、受信信号をデータ加算部と除算部を通してトランスバーサルフィルタに入力するので、受信信号に含まれる雑音成分を低減させることができ、受信信号のS/N比が小さい場合でも遅延歪みを除去できる利点がある。
第1の発明は、送信信号の繰り返しパターンを用いてタップ係数の更新を行う適応等化器であって、ベースバンド信号に変換された受信信号を保持するシフトレジスタと、シフトレジスタに保持された値の和を出力するデータ加算部と、データ加算部での受信信号の加算個数に応じて除数を変える除算部と、除算部の出力を入力信号とするトランスバーサルフィルタと、トランスバーサルフィルタの出力とトランスバーサルフィルタの出力を硬判定した参照信号との差を誤差信号として出力する誤差検出部と、誤差信号とトランスバーサルフィルタの状態に応じて、リースト・ミーン・スクエアアルゴリズムによりトランスバーサルフィルタのタップ係数を更新するタップ係数更新部とを備えたことを特徴としたものである。
この構成により、受信信号に含まれる雑音成分を低減させることができるため、受信信号のS/N比が小さい場合でもタップ係数を収束させることができる作用を有する。
第2の発明は、信号加算部における受信信号の加算個数に応じてステップサイズパラメータを変えるステップサイズパラメータ制御部を備えたことを特徴としたものである。
信号加算部において、受信信号の加算回数が所定の回数に達する前でも、ステップサイズパラメータを、所定加算時のステップサイズパラメータよりも小さな値に設定して、タップ係数を更新する。これにより、受信信号に含まれる雑音成分が十分に低減されていない状態でも、タップ係数を更新していくため、タップ係数の収束時間を短縮することができる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1に係る適応等化器ついて、図1から図3を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る適応等化器を示すブロック図である。図2は、図1に示す適応等化器の受信信号加算部を示すブロック図である。図3は、図1に示す適応等化器のステップサイズパラメータ制御部から出力されるステップサイズパラメータが、受信信号の加算個数に応じて段階的に増加することを模式的に示す図である。
図1に示すように、本実施の形態の適応等化器は、受信信号加算部1と、加算個数カウント部2と、除算部3と、第1トランスバーサルフィルタ4と、第2トランスバーサルフィルタ5と、加算器6と、判定器7と、誤差検出部8と、タップ係数更新部9とを備えている。
受信信号加算部1は、ベースバンド信号に変換された受信信号Sを保持するシフトレジスタを少なくとも二つ以上有すると共に、保持された受信信号Sの繰り返しパターン間で加算するデータ加算部を有している。加算個数カウント部2は、受信信号加算部1で加算された受信信号個数をカウントする。除算部3は、受信信号加算部1からの出力信号を、加算個数カウント部2で求めた加算個数で割る除算器である。第1トランスバーサルフィルタ4は、フィードフォワード部として機能するもので、除算部3からの信号を入力して、加算器6へ出力する。第2トランスバーサルフィルタ5は、フィードバック部として機能するもので、判定器7からの信号を入力して、加算器6へ出力する。加算器6は、第1トランスバーサルフィルタ4と第2トランスバーサルフィルタ5の出力を加算する。判定器7は、加算器6の出力をシンボル周期T毎に閾値で判定する。誤差検出部8は、加算器6の出力と、判定器7の出力である参照信号dとの差を誤差信号eとして出力する。タップ係数更新部9は、第1トランスバーサルフィルタ4,第2トランスバーサルフィルタ5の各遅延タップにおける値(X1,X2,X3,・・・,XM,XM+1,XM+2,・・・,XM+N)、および誤差検出部8から得られる誤差信号eから、各タップ係数を適応的に制御する。なお、入力信号、その他の部分の信号は、直交検波で得られる同相、直交で構成される複素信号でもよい。
タップ係数更新部9は、タップ係数演算部10およびステップサイズパラメータ制御部11を備えている。タップ係数演算部10は、各タップ係数毎に設けられ、誤差信号eの複素共役とステップサイズパラメータμの積μe*と、各タップにおける値(X1,X2,X3,・・・,XM,XM+1,XM+2,・・・,XM+N)から、タップ係数を算出する。ステップサイズパラメータ制御部11は、加算個数カウント部2で求めた、受信信号加算部1での受信信号Sの加算個数に応じて、ステップサイズパラメータμを出力する。
次に、受信信号加算部1の構成について図2に基づいて詳細に説明する。図2に示すように、受信信号加算部1には、シフトレジスタ12と、加算器13と、第1スイッチ14と、第2スイッチ15とを備えている。
シフトレジスタ12は、1周期の中にx個のシンボルが含まれ、少なくともタップ係数更新期間は、同じパターンを繰り返す受信信号Sの加算個数分(y個)のレジスタを有しており、受信信号Sの繰り返し周期の中に含まれるシンボル数分(x個)のシフトレジスタを有している。加算器13は、シフトレジスタ12に含まれる各レジスタの値を加算するデータ加算部である。第1スイッチ14は、入力信号である受信信号Sを、順番にそれぞれのシフトレジスタに振り分けるスイッチである。第2スイッチ15は、それぞれの加算器13からの出力を選択して出力するスイッチであり、受信信号Sが取り込まれるたびに、シフトレジスタ(1)からシフトレジスタ(x)の加算出力(加算器13の出力)を順番に切り替える。
ここで、図1に示すタップ係数更新部9のステップサイズパラメータ制御部11が出力するステップサイズパラメータについて図3に基づいて詳細に説明する。図3に示すように、ステップサイズパラメータ制御部11では、ステップサイズパラメータμとして、加算個数が1、すなわち受信信号加算部1の各シフトレジスタ12に受信信号Sが一つしか入っていないときはμ1を、受信信号Sがシフトレジスタ12に追加され加算個数が2のときはμ2を、加算個数が4以上になるとμ4を、μ1<μ2<μ3<μ4の関係となるように出力する。
以上のように構成された本発明の実施の形態1に係る適応等化器について、その動作を説明する。
図1および図2に示すように、受信信号Sが受信信号加算部1に入力されると、受信信号Sの先頭のシンボルu1が第1スイッチ14を介してシフトレジスタ(1)に取り込まれ、第2スイッチ15を介して出力される。その後、第1スイッチ14と、第2スイッチ15とが切り替わり、次のシンボルu2は切り替わった第1スイッチ14を介してシフトレジスタ(2)に取り込まれ、同様に切り替わった第2スイッチ15を介して出力される。シンボルuXまで、同様に第1スイッチ14と、第2スイッチ15の切り替えが繰り返される。次の受信信号Sの繰返し周期の先頭シンボルu1’は、シフトレジスタ(1)に取り込まれ、u1とu1’の和が受信信号加算部1から出力される。同様に次のシンボルu2’はシフトレジスタ(2)に入力され、u2との和が加算器13から第2スイッチ15を介して出力される。なお加算個数は各シフトレジスタが保有するレジスタ数yで決定される。
図1に示すように、加算個数カウント部2では、受信信号Sをトリガにカウンタを動作させる等の手段で、受信信号加算部1における各シフトレジスタ12での加算個数をカウントする。除算部3では、加算個数カウント部2で求めた加算個数で、受信信号加算部1からの出力信号を割り、平均化処理を行う。なお、除数は1から始まり、最大がyである。この平均化処理により、受信信号Sに含まれる雑音成分の割合が低減される。また加算個数が増えて平均化処理に使われる受信信号が増えるほど雑音成分が減少し、受信信号のS/N比が改善される。
除算部3を通過した信号は第1トランスバーサルフィルタ4で処理され加算器6へ出力されると共に、第2トランスバーサルフィルタ5の出力が加算器6に加えられることにより等化処理が行われ、判定器7で判定結果が等化出力として出力される。
また、判定器7での判定結果は、参照信号dとして誤差検出部8にも供給されて、加算器6の出力との誤差信号eが生成される。タップ係数更新部9において誤差信号eと各タップにおける値からタップ係数が求められ、逐次的に第1トランスバーサルフィルタ4と、第2トランスバーサルフィルタ5のタップ係数が更新される。なお、タップ係数更新部9では、誤差信号eの複素共役e*と、ステップサイズパラメータ制御部11から出力されるステップサイズパラメータμの積μe*と、各タップにおける値xから、LMSアルゴリズムにおいて係数更新値を算出する式(1)に従って更新値が求められる。ステップサイズパラメータ制御部11では、図3に示すように、加算個数カウント部2での加算個数が1のときはステップサイズパラメータμをμ1に設定し、以降加算個数の増加に伴って、μ2、μ3と段階的に増加させ、加算個数が4以降では、ステップサイズパラメータμをμ4として出力する。
受信信号が入力され始めた直後で、平均化処理が十分進んでいないときは、受信信号のS/N比が十分に改善されていないため、タップ係数の更新値のベクトルの向きが収束状態でのベクトルの向きと離れる場合もある。4個の状態で比較的大きいステップサイズパラメータμ4を用いると、収束が遅れたり発散したりする。受信信号の平均化処理が十分に進むまで、タップ係数の更新を停止すること考えられるが、収束までの時間が延びる。そこで、ステップサイズパラメータを比較的小さな値μ1に設定してタップ係数の更新量を小幅にし、タップ係数の更新値のベクトルの向きが収束状態でのベクトルの向きと離れた場合でも大きく逸れないようにする。これにより、タップ係数の収束性を保ったまま、タップ係数の収束時間を短縮することができる。一方、加算個数が増え平均化処理が進んだときは、ステップサイズパラメータμを大きな値に変更し、タップ係数を大きく更新する。
以上のように本実施の形態に係る適応等化器によれば、受信信号のS/N比が小さい場合でも、平均化処理によりS/N比を改善してトランスバーサルフィルタに入力し、受信信号から遅延歪みを除去することができると共に、受信信号が入力された直後で、受信信号のS/N比が十分に改善されていない場合でもタップ係数の更新を進められるため、タップ係数の収束時間を短縮することができる。
本発明は、受信信号のS/N比が小さい場合でも遅延歪みを除去できるので、携帯電話、無線LAN、またはデジタル地上波放送などの受信器、使用時の受信電力が微弱な状況が想定される様々な無線通信システムの適応等化器に利用できる。
本発明の実施の形態1に係る適応等化器を示すブロック図 図1に示す適応等化器の受信信号加算部を示すブロック図 図1に示す適応等化器のステップサイズパラメータ制御部から出力されるステップサイズパラメータが、受信信号の加算個数に応じて段階的に増加することを模式的に示す図 従来の適応等化器のブロック図
符号の説明
1 受信信号加算部
2 加算個数カウント部
3 除算部
4 第1トランスバーサルフィルタ
5 第2トランスバーサルフィルタ
6 加算器
7 判定器
8 誤差検出部
9 タップ係数更新部
10 タップ係数演算部
11 ステップサイズパラメータ制御部
12 シフトレジスタ
13 加算器
14 第1スイッチ
15 第2スイッチ
101、102 トランスバーサルフィルタ
103 加算器
104 判定器
105 誤差検出部
106 タップ係数更新部
d 参照信号
e 誤差信号
S 受信信号

Claims (2)

  1. 送信信号の繰り返しパターンを用いてタップ係数の更新を行う適応等化器であって、
    ベースバンド信号に変換された受信信号を保持するシフトレジスタと、
    前記シフトレジスタに保持された値の和を出力するデータ加算部と、
    前記データ加算部での受信信号の加算個数に応じて除数を変える除算部と、
    前記除算部の出力を入力信号とするトランスバーサルフィルタと、
    前記トランスバーサルフィルタの出力と前記トランスバーサルフィルタの出力を硬判定した参照信号との差を誤差信号として出力する誤差検出部と、
    前記誤差信号と前記トランスバーサルフィルタの状態に応じて、リースト・ミーン・スクエアアルゴリズムにより前記トランスバーサルフィルタのタップ係数を更新するタップ係数更新部とを備えたことを特徴とする適応等化器。
  2. 前記信号加算部における受信信号の加算個数に応じてステップサイズパラメータを変えるステップサイズパラメータ制御部を備えたことを特徴とする請求項1記載の適応等化器。
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