JP2008014185A - スクロール型圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧縮能力を維持しながら高速化により小型化、軽量化を実現可能なスクロール型圧縮機を提供する。
【解決手段】電動機12の駆動力を伝達する回転軸14のクランクピン16が旋回軸受34を介して旋回スクロール30に回転可能に連結され、旋回スクロール30側となる電動機12の一側で回転軸14が主軸受20を介してハウジング8に支持されると共に、電動機12の他側で副軸受26を介してハウジング8に支持されており、旋回軸受34、主軸受20、及び副軸受26の少なくとも1つをフローティング軸受とすると共に、回転軸14にはフローティング軸受に潤滑油を供給する油路を内部に設ける。
【選択図】図2

Description

本発明はスクロール型圧縮機に関し、特に電動機によって圧縮機構を回転するようにした、例えば冷凍空調機やヒートポンプ給湯機などに好適なスクロール型圧縮機に関する。
冷凍空調機やヒートポンプ給湯機などに用いられる電動機駆動式の圧縮機は、旋回スクロールと固定スクロールとを噛み合わせて形成される圧縮室により冷媒を圧縮する圧縮機構を備えている。そして、電動機からの駆動力を旋回スクロールに伝達して旋回スクロールを自転させずに旋回させることにより、圧縮室の容積を変化させて冷媒の圧縮を行う。
電動機からの駆動力は回転軸を介して旋回スクロールに伝達されるが、回転軸の回転を旋回スクロールの旋回運動へと変換するために、回転軸の旋回スクロール側端部には回転軸の軸心から偏心したクランクピンが設けられており、このクランクピンが旋回軸受を介して旋回スクロールに連結されている。
また、回転軸は電動機を貫通して設けられ、電動機に対して旋回スクロール側の部分が主軸受を介して回転自在にハウジングに支持されると共に、電動機に対して旋回スクロール側とは反対側の部分が副軸受を介して回転自在にハウジングに支持されている。
これら旋回軸受、主軸受、及び副軸受にはすべり軸受が用いられるのが一般的であり、このようなスクロール型圧縮機の1つとして、巻きブッシュを主軸受に用いたものが特許文献1により提案されている。
特許文献1のスクロール型圧縮機では、巻きブッシュの継ぎ目から潤滑油が漏洩するのを防止するため、巻きブッシュと直列にシール部材を配設するようにしている。
特開2003−328941号公報
このようなスクロール型圧縮機に対し、近年では冷凍空調機やヒートポンプ給湯機などをコンパクトに構成するため、圧縮能力を維持した上での小型化、軽量化が求められている。圧縮能力を維持したままスクロール型圧縮機を小型化するためには圧縮機構の回転速度を高速化する必要があり、これに伴い電動機からの駆動力を圧縮機構に伝達する回転軸の回転も高速化する。
ところが、回転軸の回転の高速化により回転軸と旋回スクロールやハウジングとの間に設けられた旋回軸受、主軸受及び副軸受に加わる負荷が増大するため、これら軸受をすべり軸受とした場合には、その耐久性を向上させるためにこれら軸受の摺動面積を増大させる必要がある。即ち、軸受の長さや径が増大することにより、回転軸の長さや径も増大することとなるため、スクロール型圧縮機を十分に小型化、軽量化できないという問題がある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、圧縮能力を維持しながら高速化により小型化、軽量化を実現可能なスクロール型圧縮機を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のスクロール型圧縮機は、旋回スクロールと固定スクロールとを噛み合わせて形成される圧縮室により流体を圧縮する圧縮機構と、上記旋回スクロールを駆動するための電動機と、上記旋回スクロールを旋回運動させるためのクランクピンを一端に有し、他端が上記電動機に対して上記旋回スクロールとは反対側に突出するように上記電動機を貫通し、上記電動機の駆動力を上記旋回スクロールに伝達する回転軸と、上記圧縮機構、電動機及び回転軸を収容するハウジングとを備えたスクロール型圧縮機において、上記回転軸は、上記クランクピンが旋回軸受を介して上記旋回スクロールに回転可能に連結され、上記旋回スクロール側となる上記電動機の一側で主軸受を介して上記ハウジングに回転可能に支持されると共に、上記電動機の他側で副軸受を介して上記ハウジングに回転可能に支持されており、上記旋回軸受、主軸受、及び副軸受の少なくとも1つをフローティング軸受として、上記フローティング軸受を、上記旋回スクロール及び上記ハウジングのうち上記フローティング軸受が設けられる方に固定される固定ブッシュと、上記固定ブッシュと上記回転軸との間に介装され、上記回転軸及び上記固定ブッシュの双方に対して相対回転可能な回転ブッシュとにより構成すると共に、上記回転軸には上記フローティング軸受に潤滑油を供給する油路が内部に設けられていることを特徴とする(請求項1)。
このように構成されたスクロール型圧縮機によれば、電動機の駆動力が回転軸を介して旋回スクロールに伝達されることにより流体の圧縮が行われる。
このとき、回転軸上端に形成されたクランクピンと旋回スクロールとの間に介装された旋回軸受、旋回スクロール側となる電動機の一側で回転軸とハウジングとの間に介装された主軸受、及び電動機の他側で回転軸とハウジングとの間に介装された副軸受の少なくとも1つはフローティング軸受となっており、このフローティング軸受には回転軸内に形成された油路から潤滑油が供給される。
このため、回転軸が回転するとフローティング軸受に供給される潤滑油の剪断力により回転ブッシュが回転軸より低い回転速度で回転する。
また、上記スクロール型圧縮機において、上記回転軸の油路は、上記回転軸の軸線方向に形成されて潤滑油が流動する潤滑油通路と、上記潤滑油通路から上記フローティング軸受の回転ブッシュと摺動する上記回転軸の外周面に連通する潤滑油供給路とからなることを特徴とする(請求項2)。
このように構成されたスクロール型圧縮機によれば、潤滑油が潤滑油通路から潤滑油供給路を介して回転ブッシュと摺動する回転軸の外周面に供給される。
更に、上記スクロール型圧縮機において、上記回転ブッシュは、その内周面と外周面とを連通する連通路が形成されていることを特徴とする(請求項3)。
このように構成されたスクロール型圧縮機によれば、フローティング軸受に供給された潤滑油が連通路を介して回転ブッシュの内周面と外周面との間で流動する。
また、以上のようなスクロール型圧縮機のいずれかにおいて、上記回転ブッシュは、その内周面と外周面との少なくとも一方に周方向に形成された溝を有することを特徴とする(請求項4)。
このように構成されたスクロール型圧縮機によれば、フローティング軸受に供給された潤滑油が溝内に保持されると共に、溝が形成された面と回転軸又は固定ブッシュとの摺動面積は溝がない場合よりも減少する。
或いは、上記スクロール型圧縮機のいずれかにおいて、上記回転ブッシュは、その内周面と外周面との少なくとも一方が周方向に稜線を有した波形状に形成されることを特徴とする(請求項5)。
このように構成されたスクロール型圧縮機によれば、フローティング軸受に供給された潤滑油が波形状の表面によって保持され易くなると共に、波形状の表面と回転軸又は固定ブッシュとの摺動面積は波形状でない場合よりも減少する。
更に、以上のようなスクロール型圧縮機のいずれかにおいて、上記旋回軸受、主軸受、及び副軸受がいずれも上記フローティング軸受であることを特徴とする(請求項6)。
本発明のスクロール型圧縮機によれば、回転軸内に形成された油路からフローティング軸受に潤滑油が供給されることにより、回転軸が回転すると潤滑油の剪断力により回転ブッシュが回転軸より低い回転速度で回転するので、回転軸と回転ブッシュとの相対的な回転速度差、及び回転ブッシュと固定ブッシュとの相対的な回転速度差は回転軸の回転速度より低くなる。従って、フローティング軸受を用いた軸受についてはすべり軸受を用いた場合に比べて摺動面積を小さくすることが可能となり、圧縮能力を維持しながら高速化によってスクロール型圧縮機を効果的に小型化、軽量化することが可能となる。
また、請求項2のスクロール型圧縮機によれば、潤滑油が潤滑油通路から潤滑油供給路を介して回転ブッシュと摺動する回転軸の外周面に供給されるので、回転ブッシュと回転軸との間に十分な潤滑油を供給し、回転ブッシュを回転軸に接触しにくくして、フローティング軸受としての機能を良好に発揮させることが可能となる上、フローティング軸受における潤滑油の油膜切れを良好に防止することができる。
更に、請求項3のスクロール型圧縮機によれば、フローティング軸受に供給された潤滑油が連通路を介して回転ブッシュの内周面と外周面との間で流動するので、回転ブッシュと固定ブッシュとの間にも十分な潤滑油を供給し、より一層良好にフローティング軸受としての機能を発揮させることが可能となる上、フローティング軸受における潤滑油の油膜切れをより一層確実に防止することができる。
また、請求項4のスクロール型圧縮機によれば、フローティング軸受に供給された潤滑油が溝内に保持されるので、より一層良好にフローティング軸受の潤滑を行うことができる。更に、溝が形成された面と回転軸又は固定ブッシュとの摺動面積が溝がない場合よりも減少するので、万一潤滑油の油膜切れが生じるようなことがあっても摩擦抵抗を低減して軸受の寿命の低下を抑制し、信頼性を向上させることが可能となる。
また、請求項5のスクロール型圧縮機によれば、フローティング軸受に供給された潤滑油が波形状の表面によって保持され易くなるので、より一層良好にフローティング軸受の潤滑を行うことができる。更に、波形状の表面と回転軸又は固定ブッシュとの摺動面積は波形状でない場合よりも減少するので、万一潤滑油の油膜切れが生じるようなことがあっても摩擦抵抗を低減して軸受の寿命の低下を抑制し、信頼性を向上させることが可能となる。
また、請求項6のスクロール型圧縮機によれば、旋回軸受、主軸受、及び副軸受をいずれもフローティング軸受としたので、最も効果的にスクロール型圧縮機を小型化、軽量化することが可能となる。
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るスクロール型圧縮機の概略を示す縦断面図である。
スクロール型圧縮機(以下圧縮機という)1は、冷凍空調装置やヒートポンプ式給湯機などに用いられる圧縮機であって、図1に示すように、圧縮機1は胴部2と、胴部2の上部を覆う上部蓋4と、胴部2の下部を覆う下部蓋6とで密閉されたハウジング8を備えている。
胴部2内には、流体である二酸化炭素からなる冷媒ガスを圧縮するための圧縮機構10が収容されると共に、圧縮機構10の下方には圧縮機構10を駆動するための駆動力を発生する電動機12が収容されている。
電動機12は電動機12の駆動力を圧縮機構10に伝達するための回転軸14を有しており、この回転軸14は電動機12を貫通して圧縮機構10から電動機12の下方にかけて延設されている。回転軸14の上端部には、回転軸14から偏心してクランクピン16が形成されており、クランクピン16と電動機12との間の部分が、胴部2に固定されてハウジング8の一部を形成する上部フレーム18により、主軸受20を介して回転可能に支持されている。また、回転軸14の下端部には下部蓋6に貯留された潤滑油を吸引するためのオイルポンプ22が装着されると共に、電動機12とオイルポンプ22との間の部分が、胴部2に固定されてハウジング8の一部を形成する下部フレーム24により、副軸受26を介して回転可能に支持されている。
圧縮機構10は、胴部2に固定された固定スクロール28と、フレーム18上で旋回運動可能に設けられた旋回スクロール30とを備えたいわゆるスクロールタイプであって、これら固定スクロール28と旋回スクロール30とが互いに噛み合うことによって圧縮空間が形成される。
旋回スクロール30の下面にはボス32が形成されており、回転軸14のクランクピン16が旋回軸受34を介して回転可能に挿入されている。そして、電動機12が作動して回転軸14が回転すると、クランクピン16によって旋回スクロール30が旋回運動し、固定スクロール28と旋回スクロール30とによって形成された圧縮空間の容積が変化することにより冷媒ガスの圧縮が行われる。
冷媒ガスは、図示しない冷凍空調装置の冷凍回路やヒートポンプ給湯機のヒートポンプ回路などの冷媒回路から吸入管36を介して圧縮機構10に吸入され、上述のようにして圧縮されることにより高圧の冷媒ガスとなってハウジング8内を循環した後、吐出管38から冷媒回路へと吐出される。
回転軸14の内部には、その軸線方向に沿って潤滑油通路(油路)40が形成されており、この潤滑油通路40には回転軸14の下端部の開口からオイルポンプ22で吸引された潤滑油が供給され、潤滑油通路40を流動する潤滑油は、回転軸14の上端部の開口から吐出されて、圧縮機構10や電動機12などの各摺動部分に供給されるようになっている。
また、回転軸14の主軸受20、副軸受26及び旋回軸受34に対応する部分にはそれぞれ、潤滑油通路40と回転軸14の外周面とを連通する潤滑油供給路(油路)42,44,46が形成されており、潤滑油通路40内を流動する潤滑油の一部が主軸受20、副軸受26及び旋回軸受34に供給される。
図2は、図1の圧縮機1のうち主軸受20及び旋回軸受34の周辺を拡大して示す縦断面図である。
図2に示すように旋回軸受34は、旋回スクロール30のボス32に嵌合して固着された金属製の固定ブッシュ48と、固定ブッシュ48とクランクピン16の外周面との間に介装され、クランクピン16及び固定ブッシュ48の双方に対して相対回転可能なカーボングラファイト製の回転ブッシュ50とにより構成されたフローティング軸受となっている。
旋回軸受34における回転ブッシュ50の軸線方向への動きは、ボス32の内周面上端部に形成された段部52と、回転軸14のクランクピン16下端に形成されたフランジ54とにより規制され、回転ブッシュ50が固定ブッシュ48内から脱落しないようになっている。
また、図2に示すように主軸受20は、上部フレーム18に嵌合して固着された金属製の固定ブッシュ56と、固定ブッシュ56と回転軸14の外周面との間に介装され、回転軸14及び固定ブッシュ56の双方に対して相対回転可能なカーボングラファイト製の回転ブッシュ58とにより構成されたフローティング軸受となっている。
主軸受20における回転ブッシュ58の軸線方向への動きは、回転軸14のフランジ54と、上部フレーム18下端部近傍の回転軸14の外周面に装着されたスナップリング60とにより規制され、回転ブッシュ58が固定ブッシュ56内から脱落しないようになっている。
図3は図2中のIII−IIIに沿うクランクピン16、ボス32及び旋回軸受34の断面図であり、図4は旋回軸受34に用いられる回転ブッシュ50の斜視図である。図3及び図4に示すように回転ブッシュ50には、その内周面と外周面とを連通する連通路62が周方向に2列で各列に6個ずつ等間隔に形成されている。
また、クランクピン16に形成された潤滑油供給路46は、潤滑油通路40から径方向に延びた単一の油路であって、クランクピン16外周面において回転ブッシュ50の連通路62の開口位置とは軸線方向にずれた位置に開口するようになっている。なお、この潤滑油供給路46は単一とせずに複数設けるようにしても良い。
回転軸14内の潤滑油通路40及び潤滑油供給路46により、オイルポンプ22から供給された潤滑油がクランクピン16の外周面に供給されると、回転ブッシュ50の内周面とクランクピン16の外周面との間を流動すると共に、連通路62を通って回転ブッシュ50の外周面に供給され、固定ブッシュ48と回転ブッシュ50との間を流動する。そして、回転ブッシュ50の内周面と外周面との間で連通路62により潤滑油が流動する。
また、このとき潤滑油通路40のクランクピン16上端の開口から潤滑油が流出することにより、旋回軸受34の上端からも潤滑油が供給され、回転ブッシュ50の内周面とクランクピン16の外周面との間や、固定ブッシュ48と回転ブッシュ50との間、及び連通路62を介して回転ブッシュ50の内周面と外周面との間を流動する。
また、図5は図2中のV−V線に沿う主軸受20周辺の断面図である。図5に示すように回転ブッシュ58には、その内周面と外周面とを連通する連通路64が周方向に等間隔で6個形成され、このようなものが旋回軸受34における回転ブッシュ50の連通路62と同様に2列形成されている。即ち、主軸受34の回転ブッシュ58も、図4に示す旋回軸受34の回転ブッシュ50に類似する形状を有している。
回転軸14に形成された潤滑油供給路42は、潤滑油通路40から互いに反対方向となる径方向に延びた2つの油路であって、回転軸14外周面において回転ブッシュ58の連通路64の開口位置とは軸線方向にずれた位置に開口するようになっている。なお、この潤滑油供給路42の数は2つに限られるものではなく、必要に応じて増減しても良い。
回転軸14内の潤滑油通路40及び潤滑油供給路42により、オイルポンプ22から供給された潤滑油が回転軸14の外周面に供給されると、回転ブッシュ58の内周面と回転軸14の外周面との間を流動すると共に、連通路64を通って回転ブッシュ58の外周面に供給され、固定ブッシュ56と回転ブッシュ58との間を流動する。そして、回転ブッシュ58の内周面と外周面との間で連通路64により潤滑油が流動する。
また、上述のようにして旋回軸受34に供給されて流出した潤滑油や回転軸14上端部の開口から流出して圧縮機構1などを流動した潤滑油の一部が主軸受20の上端から潤供給されることにより、回転ブッシュ58の内周面と回転軸14の外周面との間や、固定ブッシュ56と回転ブッシュ58との間、及び連通路64を介して回転ブッシュ58の内周面と外周面との間を流動する。
図6は、図1の圧縮機1のうち副軸受26の周辺を拡大して示す縦断面図である。
図6に示すように副軸受26は、下部フレーム24に嵌合して固着された金属製の固定ブッシュ66と、固定ブッシュ66と回転軸14の外周面との間に介装され、回転軸14及び固定ブッシュ66の双方に対して相対回転可能なカーボングラファイト製の回転ブッシュ68とにより構成されたフローティング軸受となっている。
副軸受26の回転ブッシュ68の軸線方向への動きは、回転軸14とオイルポンプ22との間で下部フレーム24に形成されたフランジ70と、下部フレーム24上端部近傍の回転軸14の外周面に装着されたスナップリング72とにより規制され、回転ブッシュ68が固定ブッシュ66内から脱落しないようになっている。
図7は図6中のVII−VII線に沿う副軸受26周辺の断面図である。図7に示すように回転ブッシュ68には、その内周面と外周面とを連通する連通路74が周方向に等間隔で6個形成され、このようなものが旋回軸受34における回転ブッシュ50の連通路62と同様に2列形成されている。即ち、副軸受26の回転ブッシュ68も、図4に示す旋回軸受34の回転ブッシュ50に類似する形状を有している。
回転軸14に形成された潤滑油供給路44は、潤滑油通路40から互いに反対方向となる径方向に延びた2つの油路であって、回転軸14外周面において回転ブッシュ68の連通路74の開口位置とは軸線方向にずれた位置に開口するようになっている。なお、この潤滑油供給路42の数は2つに限られるものではなく、必要に応じて増減しても良い。
回転軸14内の潤滑油通路40及び潤滑油供給路44により、オイルポンプ22から供給された潤滑油が回転軸14の外周面に供給されると、回転ブッシュ68の内周面と回転軸14の外周面との間を流動すると共に、連通路74を通って回転ブッシュ68の外周面に供給され、固定ブッシュ66と回転ブッシュ68との間を流動する。そして、回転ブッシュ58の内周面と外周面との間で連通路64により潤滑油が流動する。
また、上述のようにして旋回軸受34や主軸受20に供給された潤滑油が流下すると共に圧縮機構10や電動機12などを潤滑した後の潤滑油が流下することにより、副軸受26の上端からも潤滑油が供給され、回転ブッシュ68の内周面と回転軸14の外周面との間や、固定ブッシュ66と回転ブッシュ68との間、及び連通路74を介して回転ブッシュ68の内周面と外周面との間を流動する。
主軸受20、副軸受26及び旋回軸受34がこのように構成された圧縮機1において、電動機12が作動して回転軸14が回転を開始すると、オイルポンプ22が下部蓋6に貯留された潤滑油を吸引して回転軸14の潤滑油通路40内に潤滑油を供給する。供給された潤滑油は潤滑油通路40を上昇しながら、その一部が潤滑油供給路44から副軸受26に、また潤滑油供給路42から主軸受20に、更に潤滑油供給路46から旋回軸受34にそれぞれ供給され、残りが回転軸14の上端の開口から流出して圧縮機構10や電動機12などの各摺動部分に供給される。
潤滑油供給路42から主軸受20に供給された潤滑油は、回転を開始した回転軸14の外周面と回転ブッシュ58の内周面との間で両者を潤滑しながら流動すると共に、更に連通路64を通って回転ブッシュ58の外周面へ流出し、回転ブッシュ58の外周面と固定ブッシュ56の内周面との間で両者を潤滑しながら流動する。このとき、回転ブッシュ58は回転軸14及び固定ブッシュ56に対して相対回転可能となっているため、回転軸14の回転開始当初は一部が回転軸14や固定ブッシュ56に接触しながら、回転ブッシュ58も回転を開始する。
回転軸14の回転速度が上昇していくと、回転軸14と回転ブッシュ58との間に作用する潤滑油の動圧、及び回転ブッシュ58と固定ブッシュ56との間に作用する潤滑油の動圧により、回転ブッシュ58は回転軸14及び固定ブッシュ56のいずれにも接触しにくい状態となり、潤滑油の剪断力によって回転軸14より低い回転速度で回転する。
このようにして、回転軸14と回転ブッシュ58との相対的な回転速度差、及び回転ブッシュ58と固定ブッシュ56との相対的な回転速度差は回転軸の回転速度より低くなるので、主軸受20にすべり軸受を用いた場合に比べて摺動面積を小さくすることが可能となり、電動機12の回転速度を高速化することによって圧縮能力を維持しながら圧縮機1を効果的に小型化、軽量化することが可能となる。
ここで、回転軸14の上端部から流出した潤滑油の一部も圧縮機構10などを潤滑した後に主軸受20に供給され、回転軸14と回転ブッシュ58との間や回転ブッシュ58と固定ブッシュ56との間を潤滑する。そして、これに加えて潤滑油供給路42から主軸受20に潤滑油が供給されるので、回転軸14と回転ブッシュ58との間に十分な潤滑油を供給し、回転ブッシュ58を回転軸14に接触しにくくして、フローティング軸受としての機能を良好に発揮させることが可能となる上、フローティング軸受における潤滑油の油膜切れを良好に防止することができる。
また、潤滑油供給路42から主軸受20に供給された潤滑油は、上述のように連通路64を介して回転ブッシュ58の内周面から外周面へと供給されるので、回転ブッシュ58と固定ブッシュ56との間にも十分な潤滑油を供給し、回転ブッシュ58を固定ブッシュ56に接触しにくくして、より一層良好にフローティング軸受としての機能を発揮させることが可能となる上、フローティング軸受における潤滑油の油膜切れをより一層確実に防止することができる。
潤滑油供給路44から副軸受26に供給された潤滑油についても、上述した主軸受20の場合と同様に、回転を開始した回転軸14の外周面と回転ブッシュ68の内周面との間で両者を潤滑しながら流動すると共に、連通路74を通って回転ブッシュ68の外周面へ流出し、回転ブッシュ68の外周面と固定ブッシュ66の内周面との間で両者を潤滑しながら流動する。このとき、回転ブッシュ68は回転軸14及び固定ブッシュ66に対して相対回転可能となっているため、回転軸14の回転開始当初は一部が回転軸14や固定ブッシュ66に接触しながら、回転ブッシュ68も回転を開始する。
回転軸14の回転速度が上昇していくと、回転軸14と回転ブッシュ68との間に作用する潤滑油の動圧、及び回転ブッシュ68と固定ブッシュ66との間に作用する潤滑油の動圧により、回転ブッシュ68は回転軸14及び固定ブッシュ66のいずれにも接触しにくい状態となり、潤滑油の剪断力によって回転軸14より低い回転速度で回転する。
このようにして、回転軸14と回転ブッシュ68との相対的な回転速度差、及び回転ブッシュ68と固定ブッシュ66との相対的な回転速度差は回転軸の回転速度より低くなるので、副軸受26にすべり軸受を用いた場合に比べて摺動面積を小さくすることが可能となり、電動機12の回転速度を高速化することによって圧縮能力を維持しながら圧縮機1を効果的に小型化、軽量化することが可能となる。
ここで、回転軸14の上端部から流出して圧縮機構10や電動機12などを潤滑した潤滑油の一部や、旋回軸受34及び主軸受20から流出した潤滑油の一部も副軸受26に供給され、回転軸14と回転ブッシュ68との間や、回転ブッシュ68と固定ブッシュ66との間を潤滑する。そして、これに加えて潤滑油供給路44から副軸受26に潤滑油が供給されるので、回転軸14と回転ブッシュ68との間に十分な潤滑油を供給し、回転ブッシュ68を回転軸14に接触しにくくして、フローティング軸受としての機能を良好に発揮させることが可能となる上、フローティング軸受における潤滑油の油膜切れを良好に防止することができる。
また、潤滑油供給路44から副軸受26に供給された潤滑油は、上述のように連通路74を介して回転ブッシュ68の内周面から外周面へと供給されるので、回転ブッシュ68と固定ブッシュ66との間にも十分な潤滑油を供給し、回転ブッシュ68を固定ブッシュ66に接触しにくくして、より一層良好にフローティング軸受としての機能を発揮させることが可能となる上、フローティング軸受における潤滑油の油膜切れをより一層確実に防止することができる。
更に、潤滑油供給路46から旋回軸受34に供給された潤滑油についても、上述した主軸受20や副軸受26の場合と同様に、回転を開始した回転軸14と共に回転するクランクピン16の外周面と回転ブッシュ50の内周面との間で両者を潤滑しながら流動すると共に、連通路62を通って回転ブッシュ50の外周面へ流出し、回転ブッシュ50の外周面と固定ブッシュ48の内周面との間で両者を潤滑しながら流動する。このとき、回転ブッシュ50はクランクピン16及び固定ブッシュ48に対して相対回転可能となっているため、回転軸14の回転開始当初は一部がクランクピン16や固定ブッシュ48に接触しながら、回転ブッシュ50も回転を開始する。
回転軸14の回転速度が上昇していくと、クランクピン16と回転ブッシュ50との間に作用する潤滑油の動圧、及び回転ブッシュ50と固定ブッシュ48との間に作用する潤滑油の動圧により、回転ブッシュ50はクランクピン16及び固定ブッシュ48のいずれにも接触しにくい状態となり、潤滑油の剪断力によってクランクピン16より低い回転速度で回転する。
このようにして、クランクピン16と回転ブッシュ50との相対的な回転速度差、及び回転ブッシュ50と固定ブッシュ48との相対的な回転速度差は回転軸の回転速度より低くなるので、旋回軸受34にすべり軸受を用いた場合に比べて摺動面積を小さくすることが可能となり、電動機12の回転速度を高速化することによって圧縮能力を維持しながら圧縮機1を効果的に小型化、軽量化することが可能となる。
ここで、回転軸14の上端部から流出した潤滑油の一部も旋回軸受34に供給され、クランクピン16と回転ブッシュ50との間や回転ブッシュ50と固定ブッシュ48との間を潤滑する。そして、これに加えて潤滑油供給路46から旋回軸受34に潤滑油が供給されるので、クランクピン16と回転ブッシュ50との間に十分な潤滑油を供給し、回転ブッシュ50をクランクピン16に接触しにくくして、フローティング軸受としての機能を良好に発揮させることが可能となる上、フローティング軸受における潤滑油の油膜切れを良好に防止することができる。
また、潤滑油供給路46から旋回軸受34に供給された潤滑油は、上述のように連通路62を介して回転ブッシュ50の内周面から外周面へと供給されるので、回転ブッシュ50と固定ブッシュ48との間にも十分な潤滑油を供給し、回転ブッシュ50を固定ブッシュ48に接触しにくくして、より一層良好にフローティング軸受としての機能を発揮させることが可能となる上、フローティング軸受における潤滑油の油膜切れをより一層確実に防止することができる。
以上のように、主軸受20、副軸受26及び旋回軸受34にフローティング軸受を用いることにより、圧縮能力を維持しながら電動機12を高速化して圧縮機1を小型化、軽量化することが可能となる。
なお、主軸受20、副軸受26及び旋回軸受34をいずれもフローティング軸受とすることにより、最も効果的に圧縮機1を小型化、軽量化することが可能となるが、必要に応じてこれら3つの軸受のいずれか1つもしくは2つをフローティング軸受とすることによっても、これら軸受を全てすべり軸受とした場合より圧縮機1を小型化、軽量化することが可能である。
以上で本発明の一実施形態に係るスクロール型圧縮機についての説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、主軸受20、副軸受26及び旋回軸受34に用いられる回転ブッシュ58,68,50として、いずれも図4に示すように径が一定の円筒状のものを用いているが、これに代えてその外周面や内周面に環状の溝を形成したものを用いても良い。
図8はこのような環状溝を形成した旋回軸受の回転ブッシュ50’の側面図であり、図9はこの回転ブッシュ50’の縦断面図である。
図8及び図9に示すように、回転ブッシュ50’は上記実施形態の回転ブッシュ50と同様に形成された連通路62’を有しており、各連通路62’とは交叉しない位置で外周面には4本の環状溝76が、また内周面には3本の環状溝78が形成されている。
このような環状溝76及び78を設けることにより、クランクピン16の外周面と回転ブッシュ50’の内周面との間に供給された潤滑油が環状溝78内に保持されると共に、回転ブッシュ50’の外周面と固定ブッシュ48の内周面との間の潤滑油が環状溝76に保持される。従って、より一層良好に旋回軸受34の潤滑を行うことができる。
また、クランクピン16や固定ブッシュ48との摺動面積が環状溝76や78のない場合よりも減少するので、万一潤滑油の油膜切れが生じるようなことがあっても摩擦抵抗を低減して旋回軸受34の寿命の低下を抑制し、信頼性を向上させることが可能となる。
このような環状溝を有した回転ブッシュを、上記実施形態で用いた主軸受20の回転ブッシュ58や副軸受26の回転ブッシュ68に代えて用いた場合にも、旋回ブッシュ34の回転ブッシュ50’の場合と同様の効果を得ることができる。
なお、図8の回転ブッシュ50’では内周面及び外周面の両方に環状溝76及び78を形成するようにしたが、いずれか一方のみに環状溝を設けるようにしても良いし、環状溝の数も適宜増減することが可能である。
また、環状溝76及び78は連通路62’と交叉するように形成しても良いし、環状溝とする代わりに螺旋状の溝を周方向に形成するようにしても良い。
更に、このような環状溝76や78を設ける代わりに、周面が周方向に稜線を有した波形となるような回転ブッシュを用いるようにしても良い。
図10はこのような波形の外周面及び内周面を有する旋回軸受34用の回転ブッシュ50”の縦断面図である。
図10に示すように、回転ブッシュ50”は上記実施形態の回転ブッシュ50と同様に形成された連通路62”を有しており、その内周面及び外周面は周方向に稜線を有した波形状となっている。
このように外周面及び内周面を波形とすることにより、旋回軸受34に供給された潤滑油が波形状の表面によって保持され易くなる。従って、より一層良好に旋回軸受34の潤滑を行うことができる。
また、クランクピン16と波形状の内周面及び波形状の外周面と固定ブッシュ48との摺動面積は周面が波形状でない場合よりも減少するので、万一潤滑油の油膜切れが生じるようなことがあっても摩擦抵抗を低減して旋回軸受34の寿命の低下を抑制し、信頼性を向上させることが可能となる。
このような波形状の周面を有した回転ブッシュを、上記実施形態で用いた主軸受20の回転ブッシュ58や副軸受26の回転ブッシュ68に代えて用いた場合にも、旋回ブッシュ34の回転ブッシュ50”の場合と同様の効果を得ることができる。
なお、図10の回転ブッシュ50”では内周面及び外周面の両方を波形状としたが、いずれか一方のみを波形状としても良いし、上述した環状溝と組み合わせるようにしても良い。
また、上記実施形態では、回転軸14内の潤滑油通路40から分岐した潤滑油供給路42,44,46により、主軸受20、副軸受26及び旋回軸受34に直接潤滑油を供給するようにしたが、このような潤滑油供給路42,44,46を設けず、回転軸14の上端部の開口などから間接的に潤滑油を供給するようにしても良い。
更に、上記実施形態では、回転ブッシュ50,58,68をいずれもカーボングラファイト製としたが、材質についてはこれに限られるものではなく、焼結金属や樹脂など必要に応じて様々なものを使用することが可能である。
更にまた、上記実施形態では、二酸化炭素からなる冷媒を圧縮するための圧縮機に本発明を適用したが、圧縮する流体の種類や圧縮機の用途についてはこれに限定されるものではなく、スクロール型圧縮機であれば適用が可能である。
本発明の一実施形態に係るスクロール型圧縮機の概略を示す縦断面図である。 図1のスクロール型圧縮機の旋回軸受及び主軸受の周辺を拡大して示す縦断面図である。 図2中のIII−III線に沿う断面図である。 旋回軸受に用いられる回転ブッシュの斜視図である。 図2中のV−V線に沿う断面図である。 図1のスクロール型圧縮機の副軸受周辺を示す縦断面図である。 図6中のVII−VII線に沿う断面図である。 図4の回転ブッシュの変形例を示す側面図である。 図6の回転ブッシュの縦断面図である。 図4の回転ブッシュの図8とは別の変形例の縦断面図である。
符号の説明
1 スクロール型圧縮機
8 ハウジング
10 圧縮機構
12 電動機
14 回転軸
16 クランクピン
20 主軸受
26 副軸受
28 固定スクロール
30 旋回スクロール
34 旋回軸受
40 潤滑油通路(油路)
42,44,46 潤滑油供給路(油路)
48,56,66 固定ブッシュ
50,58,68 回転ブッシュ
62,64,74 連通路
76,78 環状溝

Claims (6)

  1. 旋回スクロールと固定スクロールとを噛み合わせて形成される圧縮室により流体を圧縮する圧縮機構と、
    上記旋回スクロールを駆動するための電動機と、
    上記旋回スクロールを旋回運動させるためのクランクピンを一端に有し、他端が上記電動機に対して上記旋回スクロールとは反対側に突出するように上記電動機を貫通し、上記電動機の駆動力を上記旋回スクロールに伝達する回転軸と、
    上記圧縮機構、電動機及び回転軸を収容するハウジングとを備えたスクロール型圧縮機において、
    上記回転軸は、上記クランクピンが旋回軸受を介して上記旋回スクロールに回転可能に連結され、上記旋回スクロール側となる上記電動機の一側で主軸受を介して上記ハウジングに回転可能に支持されると共に、上記電動機の他側で副軸受を介して上記ハウジングに回転可能に支持されており、
    上記旋回軸受、主軸受、及び副軸受の少なくとも1つをフローティング軸受として、上記フローティング軸受を、上記旋回スクロール及び上記ハウジングのうち上記フローティング軸受が設けられる方に固定される固定ブッシュと、上記固定ブッシュと上記回転軸との間に介装され、上記回転軸及び上記固定ブッシュの双方に対して相対回転可能な回転ブッシュとにより構成すると共に、上記回転軸には上記フローティング軸受に潤滑油を供給する油路が内部に設けられていることを特徴とするスクロール型圧縮機。
  2. 上記回転軸の油路は、上記回転軸の軸線方向に形成されて潤滑油が流動する潤滑油通路と、上記潤滑油通路から上記フローティング軸受の回転ブッシュと摺動する上記回転軸の外周面に連通する潤滑油供給路とからなることを特徴とする請求項1に記載のスクロール型圧縮機。
  3. 上記回転ブッシュは、その内周面と外周面とを連通する連通路が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のスクロール型圧縮機。
  4. 上記回転ブッシュは、その内周面と外周面との少なくとも一方に周方向に形成された溝を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のスクロール型圧縮機。
  5. 上記回転ブッシュは、その内周面と外周面との少なくとも一方が周方向に稜線を有した波形状に形成されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のスクロール型圧縮機。
  6. 上記旋回軸受、主軸受、及び副軸受がいずれも上記フローティング軸受であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のスクロール型圧縮機。
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