JP2008014137A - 密閉型圧縮機及び冷凍サイクル装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】圧縮行程において、冷媒の過圧縮を低減させ、成績係数を向上することが可能な冷凍サイクル装置を提供すること。
【解決手段】電動機部6と、電動機部6によって駆動され圧縮室10aを形成するシリンダ10、圧縮室10a内を往復運動可能なピストン11、シリンダ10の端面に設けられ吸込孔12a及び吐出孔を有するバルブプレート12、吸込孔12a及び吐出孔12bを開閉可能な吸込弁13a及び吐出弁13b、吐出弁13bを覆って設けられ吐出孔12bから冷媒が吐出される吐出室15aを形成する吐出カバー15、圧縮室10aの側部に配置され吐出室15aと連通する吐出マフラ室18aを有する吐出マフラ18を有する圧縮機構部7と、電動機部6と圧縮機構部7を連結させる回転軸9とを備え、吐出カバー15を電動機部6側に延出して形成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】電動機部6と、電動機部6によって駆動され圧縮室10aを形成するシリンダ10、圧縮室10a内を往復運動可能なピストン11、シリンダ10の端面に設けられ吸込孔12a及び吐出孔を有するバルブプレート12、吸込孔12a及び吐出孔12bを開閉可能な吸込弁13a及び吐出弁13b、吐出弁13bを覆って設けられ吐出孔12bから冷媒が吐出される吐出室15aを形成する吐出カバー15、圧縮室10aの側部に配置され吐出室15aと連通する吐出マフラ室18aを有する吐出マフラ18を有する圧縮機構部7と、電動機部6と圧縮機構部7を連結させる回転軸9とを備え、吐出カバー15を電動機部6側に延出して形成されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、家庭用冷蔵庫等に用いられる密閉型圧縮機、及びこのような密閉型圧縮機が組み込まれた冷凍サイクル装置に関し、特に効率を高めることができるものに関する。
家庭用冷蔵庫等の冷凍サイクル装置には密閉型圧縮機が用いられている。密閉型圧縮機においては、吐出孔からの間欠的な冷媒の吐出による吐出冷媒の圧力脈動により、騒音や振動が発生する。
このため、吐出孔及び吐出弁を覆うようにして吐出室を形成する吐出カバーを設けるとともに、この吐出室と連通する吐出マフラ室を有する吐出マフラを圧縮室の側部に、圧縮室を形成するシリンダと一体または別体に設け、騒音や振動を低減するようにしている。
例えば、吐出室を形成する吐出カバー、吐出マフラ及び連通路を板金で一体に形成したもの等がある(例えば特許文献1参照)。
特開平1−58351号公報
上述した密閉型圧縮機では、次のような問題があった。すなわち、吐出室の容積が小さいため、過圧縮損失が大きく、これにより効率が悪く成績係数を高めることができなかった。
そこで本発明は、吐出室の容積を大きくし、成績係数を高めることが可能な密閉型圧縮機及び冷凍サイクル装置を提供することを目的としている。
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明の密閉型圧縮機及び冷凍サイクル装置は次のように構成されている。
密閉ケースと、この密閉ケース内に設けられた電動機部と、上記密閉ケース内に設けられ、上記電動機部によって駆動され圧縮室を形成するシリンダ、上記圧縮室内を往復運動可能なピストン、上記シリンダの端面に設けられ吸込孔及び吐出孔を有するバルブプレート、このバルブプレートの上記吸込孔及び上記吐出孔を開閉可能な吸込弁及び吐出弁、上記吐出弁を覆って設けられ上記吐出孔から冷媒が吐出される吐出室を形成する吐出カバー、上記圧縮室の側部に配置され上記吐出室と連通する吐出マフラ室を有する吐出マフラを有する圧縮機構部と、上記電動機部と上記圧縮機構部を連結させる回転軸とを備え、上記吐出カバーは上記電動機部側に延出して形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、吐出室の容積を大きくし、成績係数を高めることが可能な密閉型圧縮機及び冷凍サイクル装置を提供することが可能となる。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る冷凍サイクル装置30の構成を示す図であって、この冷凍サイクル装置30に組み込まれた密閉型圧縮機1を図2におけるX−X線の位置で切断して示す縦断面図、図2は冷凍サイクル装置30の構成を示す図であって、密閉型圧縮機1の密閉ケース5の上蓋5aを取り外した状態を一部切欠して示す上断面図、図3は密閉カバー15部を矢視Aから示す側面図である。なお、図1中Rは冷凍機油を示している。
冷凍サイクル装置30は密閉型圧縮機1と、密閉型圧縮機1の吐出側に接続された凝縮機2と、凝縮機2に接続された膨張装置3と、膨張装置3に接続された蒸発器4とが連結されて構成されている。
密閉型圧縮機1は、密閉ケース5内の下部に配置された電動機部6と、電動機部6の上部に配置された圧縮機構部7と、これら電動機部6と圧縮機構部7を支持するフレーム8とを有し、これらはスプリングSにより密閉ケース5下部に弾性的に支持されている。密閉ケース5は、密閉ケース5を密閉するための上蓋5aを備えている。電動機部6と圧縮機構部7とはフレーム8に軸支された回転軸9により連結されており、電動機部6により圧縮機構部7が駆動される。回転軸9には偏心部9aが設けられている。
電動機部6は、回転軸9に固着された回転子6aと、フレーム8に固定された固定子6bとを備えている。回転子6aは図示しない永久磁石を有するとともに、固定子6bはコイルが集中巻方式により巻かれている。
圧縮機構部7は、フレーム8の上面に載置され、圧縮室10aを形成するシリンダ10と、圧縮室10a内を往復動自在に配置されたピストン11とを備えている。ピストン11は回転軸9の偏心部9aに係合する連接部材11aを有し、圧縮室10a内を往復運動して冷媒を吸込んで圧縮するボールジョイント式のものである。
シリンダ10の端面には吸込孔12a及び吐出孔12bを有するバルブプレート12が設けられており、吸込孔12a及び吐出孔12bに対応して吸込弁13a及び吐出弁13bが設けられている。
バルブプレート12には、吸込孔12aを覆うように吸込室14aを形成する吸込カバー14が設けられるとともに、吐出弁13bを覆うように吐出室15aを形成する吐出カバー15が設けられている。
吸込室14aには、バルブプレート12及びシリンダ10に形成された吸込通路16を介して内部に吸込マフラ室17aを有する吸込マフラ17(図4参照)が接続されており、吸込マフラ室17aから吸込通路16、吸込室14a、バルブプレート12の吸込孔12aを通って圧縮室に連通する冷媒通路が形成されている。
図2及び図3に示すように、吐出カバー15は内部に吐出マフラ室18aを有する吐出マフラ18と一体に鋼板により一体成形して形成されており、吐出室15aと吐出マフラ室18aは連通路19により連通されている。さらに、吐出マフラ18には吐出管20が接続されている。
密閉ケース5の外側面には、吸込管21及び冷媒封入管22が設けられている。
図1及び図3に示すように、吐出カバー15は、シリンダ10の圧縮室10aと上下方向に対向する部分(圧縮室10a上下方向投影部位)の下端面10bよりも下側、すなわち、電動機部6側に延出して形成されている。吐出室15aも電動機部6側に延出して形成されている。これにより、吐出室15aの容積が従来のものに比較して大幅に拡大される。
このように構成された冷凍サイクル装置30では、密閉型圧縮機1の電動機部6に外部エネルギ(例えば商用電源等)を供給することにより回転子6aと回転子6aに固着された回転軸9が一体的に回転し、回転軸9の偏心部9aは偏心回転される。偏心部9aに連接部材11aを介して係合されているピストン11は、偏心部9の回転により圧縮室10aを往復し、冷媒を吸込んで圧縮する。圧縮された冷媒は吐出孔12bから吐出室15aに吐出され圧力脈動及び騒音が低減される。吐出室15a内の吐出冷媒は次に連通路19を介して吐出マフラ室17aに導かれ、ここでも圧力脈動及び騒音が低減される。吐出マフラ室17a内の冷媒は、さらに吐出管20を介して密閉型圧縮機1外に吐出され、凝縮機2、膨張装置3及び蒸発器4を順次通過し、再度密閉型圧縮機1に戻る。密閉型圧縮機1に戻った冷媒は、吸込管21、吸込マフラ室18a、吸込通路16、吸込室14aを通過し圧縮室10aへ吸込まれる。これにより冷凍サイクルが実行される。
特に、本実施例では吐出カバー15を電動機部6側に延出して形成したため、吐出室15aの容積は、大幅に拡大されている。このため、圧縮された冷媒が容積の拡大された吐出室15aを通過することにより、圧力脈動及び騒音、振動が効果的に低減されるとともに、圧縮行程における冷媒の過圧縮が大幅に低減され、効率向上が可能である(以下、「成績係数の向上」と称する)。
図7は上述した吐出カバー15の変形例に係る吐出カバー15A部を図1中矢視Aから示す側面図である。なお、図7において図3と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。また、図7中二点鎖線Gは冷媒の流れを示している。
吐出カバー15Aは内部に吐出マフラ室を有する吐出マフラ18と鋼板により一体成形されており、吐出室15aと吐出マフラ室18aは連通路19aにより連通されている。連通路19aの一端は吐出室15aの下部に開口されている。
本変形例を採用したのは、次のような理由による。すなわち、圧縮室10aから吐出される吐出冷媒中には、シリンダ10とピストン11間の潤滑用の冷凍機油がミスト状に混入している。一方、吐出室15aの容積拡大により、吐出室15a内の冷媒の流速が従来のものより低下する。このため吐出室15a内で冷凍機油が分離してたまりやすくなる。
本変形例では、上述したように、連通路(吐出通路)19aの一端を吐出室15aの下部に開口させることにより、冷媒の流れGに示すように冷媒が吐出マフラ18へと流れる。このため、吐出室15a内に冷凍機油Rがたまることを防止できる。
図5は第2の実施の形態に係る冷凍サイクル装置30の密閉型圧縮機40の密閉ケース5の上蓋5aを取り外した状態を一部切欠して示す上断面図、図6は密閉型圧縮機1に組み込まれた吸込マフラ部材41を示す平面図、図7は吸込マフラ部材41を矢視Bから示す分解矢視図、図8は吸込マフラ部材41を矢視Cから示す分解矢視図である。図5において図2と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
バルブプレート12には、吸込孔12aを覆うように吸込マフラ部材41が設けられるとともに、吐出弁13bを覆うように吐出室45aを形成する吐出カバー45が設けられている。
吸込マフラ部材41は図6に示すように、内部に吸込マフラ室43aを有する吸込マフラ43部と略L字状の吸込通路部42からなり、バルブプレート12の吸込孔12aを覆う吸込通路部42の端部41aの通路面積は他の部分よりも大きく形成されている。
また、吸込マフラ部材41は、図7及び図8に示すように、略L字状の吸込通路部42を上下に2分割するようにPBT(ポリブチレンテレフタレート)等の樹脂の型成形により分割形成し、その後両者を溶着等により一体形成している。このように、吸込通路部42を上下に2分割するように分割形成することにより、成形する型の構造が容易となり、吸込マフラ部材41のコストを低減することができる。
吐出カバー45は内部に吐出マフラ室46aを有する吐出マフラ46と一体に鋼板により一体成形して形成されており、吐出室45aと吐出マフラ室46aは連通路47により連通されている。さらに、吐出マフラ46には吐出管20が接続されている。
このように構成された冷凍サイクル装置30の密閉型圧縮機40では、前述した密閉型圧縮機1と同様に動作する。圧縮された冷媒は吐出孔12bから吐出室45aに吐出され圧力脈動及び騒音が低減される。吐出室45a内の吐出冷媒は次に連通路47を介して吐出マフラ室46aに導かれ、ここでも圧力脈動及び騒音が低減される。吐出マフラ室46a内の冷媒は、さらに吐出管20を介して密閉型圧縮機40外に吐出され、凝縮機2、膨張装置3及び蒸発器4を順次通過し、再度密閉型圧縮機40に戻る。密閉型圧縮機40に戻った冷媒は、吸込管21、吸込マフラ室43a、吸込通路42部を通過し圧縮室10aへ吸込まれる。これにより冷凍サイクルが実行される。
特に、密閉型圧縮機40では吐出カバー45を電動機部6側に延出して形成したため、吐出室45aの容積は、大幅に拡大されている。このため、圧縮された冷媒が容積の拡大された吐出室45aを通過することにより、圧力脈動及び騒音、振動が効果的に低減されるとともに、成績係数の向上を図ることができる。
さらに、図7及び図8に示すように、バルブプレート12の吸込孔12aを覆う吸込通路部42の端部41aの通路面積を他の部分よりも大きく形成したので、吸込脈動の低減が可能となり、吸込行程における効率が向上できる。また、バルブプレートの吸込孔を複数個形成することもでき、吸込孔面積の拡大による効率向上を図ることもできる。
図9は第3の実施の形態に係る冷凍サイクル装置30の密閉型圧縮機50を図2中X−X線の位置で切断して示す縦断面図である。図9において図1と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。前述した第1の実施の形態に係る密閉型圧縮機1においては、シリンダ10とフレーム8とが別体であったが、本実施の形態においては、これらシリンダ10とフレーム8を一体としたシリンダフレーム51を用いている。
図9に示すように、吐出カバー15Bは、シリンダフレーム51の圧縮室10aと上下方向に対向する部分の下端面51aよりも下側、すなわち、電動機部6側に延出して形成されている。吐出室15aも電動機部6側に延出して形成されている。
このように構成された密閉型圧縮機50においても上述した密閉型圧縮機1と同様の効果が得られるとともに、フレーム8とシリンダ10を一体にしたシリンダフレーム51を用いることにより、組立て及び製造に関して部品点数が減少するため、コストの低減が可能となる。
図10は第4の実施の形態に係る冷凍サイクル装置30の密閉型圧縮機60におけるマフラ付シリンダ61及びカバー62を示す上面図、図11は同実施の形態に係るカバー62を図1中矢視Aから示す側面図である。図10、図11において図1及び図3と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
密閉型圧縮機60は、前述のシリンダ10の変わりに設けられたマフラ付シリンダ61とを備え、マフラ付シリンダ61の端面に設けられたバルブプレート12にはカバー62を有している。
前述した第1の実施の形態に係る密閉型圧縮機1においては、シリンダ10と吸込マフラ17及び吐出マフラ18とが別体であったが、本実施の形態において、これらシリンダ10と吸込マフラ17及び吐出マフラ18とを例えば鋳造等で一体成形したマフラ付シリンダ61を用いた。
マフラ付シリンダ61は、圧縮室10aと、吸込マフラ室63aを有する吸込マフラ63と、吐出マフラ室64aを有する吐出マフラ64を備えている。本実施の形態の吸込マフラ63、吸込マフラ室63a、吐出マフラ64及び吐出マフラ室64aはそれぞれ、第1の実施の形態の密閉型圧縮機1に備えられている吸込マフラ17、吸込マフラ室17a、吐出マフラ18及び吐出マフラ室18aと同じ機能を有している。
カバー62には、吸込室62aと吐出室62bが設けられ、さらに吸込室62aへ吸込マフラ室63aからの冷媒の流れGを得られるよう吸込連通路65と、吐出室62bから吐出マフラ室64aへの冷媒の流れGを得られるよう吐出連通路66とを備えている。
また、本実施の形態の吸込室62a及び吐出室62bはそれぞれ第1の実施の形態の密閉型圧縮機1における吸込室14a及び吐出室15aと同じ機能を有している。なお、カバー62は、例えば鋳造等により一体成形されている。
このように構成された密閉型圧縮機60においても、上述した密閉型圧縮機1と同様と同様の効果が得られるとともに、圧縮室10a、吸込マフラ63及び吐出マフラ64を一体にしたマフラ付シリンダ61と、吸込室62a及び吐出室62bを一体にしたカバー62を用いることにより、組立て及び製造に関して、部品点数が減少するため、コストの低減が可能となる。
図12は上述したカバー62の変形例に係るカバー71を図1中矢視Aから示す側面図である。図12中の図1及び図11と同一機能部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。本変形例は吐出室62bと吐出マフラ室64aとを連通する吐出連通路72の一端を吐出室62bの下部に開口させたものである。
本変形例においても、吐出連通路(吐出通路)72の一端を吐出室62bの下部に開口させることにより、冷媒の流れGに示すように冷媒が吐出マフラ64へと流れる。このため、吐出室62b内に冷凍機油Rがたまるのを防止できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、上述した例では、密閉ケースの下部に電動機部、上部に圧縮機構部を配置していると説明したが、密閉ケースの下部に圧縮機構部を、上部に電動機部でも応用可能である。また、上述したバルブプレートの冷媒の連通孔(本発明では例えば吸入孔12等)を単数設けていたが、この連通孔を複数、又は広面積にすることでも応用可能である。これにより、冷媒の流れによる脈動の低減がさらに可能となり、効率の向上や騒音、振動の低減が可能となる。この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
30…冷凍サイクル装置、1,40,60…密閉型圧縮機、2…凝縮器、3…膨張装置、4…蒸発器、5…密閉ケース、5a…上蓋、6…電動機部、6a…回転子、6b…固定子、7…圧縮機構部、8…フレーム、9…回転軸、10…シリンダ、10a…圧縮室、11…ピストン、11a…連接部材、12…バルブプレート、12a…吸込孔、12b…吐出孔、13a…吸込弁、13b…吐出弁、14…吸込カバー、14a…吸込室、15,15B,45…吐出カバー、15a,45a…吐出室、16,42…吸込通路、17,43…吸込マフラ、17a,43a…吸込マフラ室、18,46…吐出マフラ、18a,46a…吐出マフラ室、19,47…連通路、20…吐出管、21…吸込管、22…冷媒封入管、R…冷凍機油。
Claims (4)
- 密閉ケースと、
この密閉ケース内に設けられた電動機部と、
上記密閉ケース内に設けられ、上記電動機部によって駆動され、圧縮室を形成するシリンダ、上記圧縮室内を往復運動可能なピストン、上記シリンダの端面に設けられ吸込孔及び吐出孔を有するバルブプレート、このバルブプレートの上記吸込孔及び上記吐出孔を開閉可能な吸込弁及び吐出弁、上記吐出弁を覆って設けられ上記吐出孔から冷媒が吐出される吐出室を形成する吐出カバー、上記圧縮室の側部に配置され上記吐出室と連通する吐出マフラ室を有する吐出マフラを有する圧縮機構部と、
上記電動機部と上記圧縮機構部を連結させる回転軸とを備え、
上記吐出カバーは上記電動機部側に延出して形成されていることを特徴とする密閉型圧縮機。 - 上記吐出室と上記吐出マフラ室とを連通する吐出通路の一端は上記吐出室の上記シリンダよりも下部に開口されていることを特徴とする請求項1に記載の密閉型圧縮機。
- 上記吸込孔には、吸込通路を介して吸込マフラ室を有する吸込マフラが接続され、上記吸込通路の上記吸込孔側の通路面積が上記吸込マフラ室側の通路面積より大きく形成されていることを特微とする請求項1又は2に記載の密閉型圧縮機。
- 請求項1〜3いずれかに記載の密閉型圧縮機と、
上記密閉型圧縮機に接続された凝縮器と、
上記凝縮機に接続された膨張装置と、
上記膨張装置に接続された蒸発器とを備えたことを特徴とする冷凍サイクル装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2006182734A JP2008014137A (ja) | 2006-06-30 | 2006-06-30 | 密閉型圧縮機及び冷凍サイクル装置 |
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