JP2008011543A - 通信システムにおける順方向出力制御の方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】通信システムにおける順方向出力制御の方法及び装置。
【解決手段】可変レート送信が可能なデータ通信システムでは、アクセスターミナル6において観測されるように、順方向リンク信号の最大のC/I観測によりデータレートが決定される。データ送信は、順方向出力制御を始めたアクセスターミナル6に基づいて計画される。順方向出力制御は、過剰な送信出力に起因する順方向リンクレート量子化損失を減少する。アクセスターミナル6は、選択されたレートに対する過剰なC/I推定をアクセスポイント4に報告する。そして、アクセスポイント4は、そのアクセスターミナル6を運用する際に、適切な量だけ自身の送信出力を減少する。
【選択図】図2
【解決手段】可変レート送信が可能なデータ通信システムでは、アクセスターミナル6において観測されるように、順方向リンク信号の最大のC/I観測によりデータレートが決定される。データ送信は、順方向出力制御を始めたアクセスターミナル6に基づいて計画される。順方向出力制御は、過剰な送信出力に起因する順方向リンクレート量子化損失を減少する。アクセスターミナル6は、選択されたレートに対する過剰なC/I推定をアクセスポイント4に報告する。そして、アクセスポイント4は、そのアクセスターミナル6を運用する際に、適切な量だけ自身の送信出力を減少する。
【選択図】図2
Description
本発明は、通信システムに関するものである。さらに詳しくは、本発明は、通信システムにおける順方向出力制御に対する卓越した及び改善された方法及び装置に関するものである。
今日の通信システムは、各種のアプリケーションをサポートすることが要求されている。そのような通信システムの一つは、“デュアルモードワイドバンド拡散スペクトルセルラシステムに関するTIA/EIA/IS−95移動局−基地局適合性規格”、以降IS−95規格と呼ぶ、に適合するCDMAシステムである。CDMAシステムは、地上リンクを経由してユーザ間の音声及びデータ通信を可能にする。多重アクセス通信システムにおいてCDMA技術を使用することは、米国特許 No. 4,901,307、題名“人工衛星若しくは地上自動中継装置(terrestrial repeaters)を使用する拡散スペクトル多重アクセス通信システム”及び米国特許 No. 5,103,459、題名“CDMAセルラ電話システムにおいて波形を生成するシステム及び方法”に開示されている。両者とも本発明の譲受人に譲渡されており、ここに引用されている。
CDMAでは、ユーザ間の通信は、いずれか一つの若しくは複数のアクセスネットワーク(access network)を介して、若しくはデータアプリケーションに関するデータネットワークを介して行われる。一つのアクセスネットワークは、複数のアクセスポイント(access point)を具備する。ある実施例では、データネットワークは、インターネットである。他の実施例では、データネットワーク。データネットワークは、本技術分野で知られているいかなる種類のデータネットワークであってもよいことが、本技術分野に通常の知識のある者には理解されるであろう。第1のアクセスターミナル(access terminal)は、アクセスネットワーク若しくはデータネットワークへの逆方向リンクにデータを送信することにより、第2のアクセスターミナルに通信できる。
データがアクセスネットワークに送信される場合、アクセスネットワークはデータを受信し、及び第2のアクセスターミナルへ順方向リンクにおいてデータを送達できる、若しくは他のアクセスネットワークにデータを送達できる。順方向リンクは、アクセスネットワークからアクセスターミナルへの送信に関係しており、逆方向リンクは、アクセスターミナルからアクセスネットワークへの送信に関係する。IS−95システムでは、順方向リンク及び逆方向リンクは、別々の周波数が割り当てられる。
アクセスターミナルは、受信した順方向リンク信号に関する信号対ノイズ及び干渉の比率C/Iを計算する。アクセスターミナルが計算したC/Iは、アクセスポイントからユーザのアクセスターミナルへの順方向リンクに対してサポートされる情報レートを決定する。即ち、順方向リンクに関する所定レベルの成果は、対応するレベルのC/Iにおいて達成される。情報レートを選択する方法及び装置は、1997年11月3日に提出された米国特許出願 No. 08/963,386、題名“高レートパケット送信に関する方法及び装置”に開示されている。それは、本発明の譲受人に譲渡されており、ここに引用されている。
アクセスポイントがアクセスターミナルにデータを送信するときの出力は、順方向リンク送信出力と呼ばれている。順方向リンク送信出力は、順方向リンク全体に信頼性のあるデータを送信するために要求されたレベルである。順方向リンク送信出力は、しばしば所定の信頼性のあるデータレートに対して要求されるもの以上になる。この過剰部分は、“量子化損失(quantization loss)”と呼ばれる。量子化損失は、所定の信頼されるデータレートに対する必要量を超える、順方向リンクにおける送信出力の量である。したがって、送信出力が失われた量、即ち無駄にされた量である。順方向リンクのスループット効率及びスループットを制限する過剰な送信出力であるため、量子化損失は、問題である。アクセスポイントの過剰な送信出力は、隣接するアクセスポイントにより運用されるはずのアクセスターミナルに対して干渉を引き起こす。より低いC/Iを観測するアクセスポイントにより運用されているアクセスターミナルに、この干渉が生じ、その結果さらに低いデータレートになる。それ故、スループットが制限される。
量子化損失を減少させることは、順方向リンクのスループット効率及びスループットを増加させる結果となる。それ故、過剰な送信出力による損失を減少させるシステム及び方法が、望まれる。
データ通信システムの品質及び有効性を計測するパラメータは、データパケットを伝達するために必要な送信遅延及びシステムの平均スループットレートである。送信遅延は、データ通信における影響が音声通信における影響と同じではないが、データ通信システムの品質を測定するために重要な尺度である。平均スループットレートは、通信システムにおけるデータ送信能力の効率の尺度である。
アクセスターミナルが干渉により制限される場所、例えばセル境界上、にある場合、アクセスターミナルは、複数のアクセスポイントからパイロット信号を受信することができる。それらは、そのアクセスターミナルを運用しているアクセスポイントからのパイロット信号と干渉する。したがって、アクセスターミナルにより観測されるC/Iは、アクセスターミナルがセル境界にない場合よりもセル境界上にある場合の方が低くなる。その結果、アクセスターミナルがセル境界にない場合よりも、アクセスターミナルは、より低い運用レート(serve rate)及びより低いデータレートを有する。運用レートは、アクセスターミナルの運用をアクセスポイントが計画するレートである。データレートは、アクセスポイントが順方向リンクデータをアクセスターミナルに送るレートである。
運用の観点から、アクセスターミナルが同一のアクセスポイントにより運用されると仮定すると、セル境界上にあるアクセスターミナルは、セル境界にないアクセスターミナルより、よりゆっくりと(すなわち、より大きな送信遅延で)運用されるようになり、そしてより遅いデータレート(すなわち、平均スループットレート)で運用されるようになる。ある時間内により多くのユーザに使用され、それらのユーザに迅速に使用されるシステム及び方法が、望まれている。
[サマリー]
ここで述べられている実施例は、通信システムにおける順方向出力制御に関するシステム及び方法に向けられている。ある一つの観点では、順方向出力制御に関するシステム及び方法は、出力制御を始めたアクセスターミナルを含む。他の観点では、順方向出力制御に関するシステム及び方法は、出力制御を始めたアクセスポイントを含む。
ここで述べられている実施例は、通信システムにおける順方向出力制御に関するシステム及び方法に向けられている。ある一つの観点では、順方向出力制御に関するシステム及び方法は、出力制御を始めたアクセスターミナルを含む。他の観点では、順方向出力制御に関するシステム及び方法は、出力制御を始めたアクセスポイントを含む。
ある一つの観点では、出力制御を始めたアクセスターミナルに関するシステム及び方法は、データ送信を保留しているアクセスターミナルを呼び出すこと、パラメータの組に基づいてアクセスポイントを選択すること、選択されたアクセスポイントからの順方向リンク信号の過剰なC/Iを観測すること、上記選択されたアクセスポイントに過剰なC/I観測を送ること、及び上記過剰なC/I観測にしたがった送信出力で上記選択されたアクセスポイントからデータを送信することを含む。他の観点では、順方向出力制御を始めたアクセスターミナルに関するシステム及び方法は、上記選択されたアクセスポイントに過剰なC/I観測を含むデータ要求メッセージを送ることを含む。さらに他の観点では、順方向出力制御を始めたアクセスターミナルに関するシステム及び方法は、上記選択されたアクセスポイントに第1のチャネルにおいてデータ要求メッセージを送ること、及び上記選択されたアクセスポイントに第2のチャネルにおいて過剰なC/I観測を送ることを含む。
ある一つの観点では、出力制御を始めたアクセスポイントに関するシステム及び方法は、複数のアクセスターミナルからデータ要求メッセージを受信すること、複数のアクセスターミナルのそれぞれに関する平均運用レートを計算すること、複数のアクセスターミナルのそれぞれに関する平均運用レートに対する要求データレートの比率を計算すること、平均運用レートに対する要求データレートの最大比率を有するアクセスターミナルからデータ送信をスケジューリングすること、及び上記データ要求メッセージにしたがってランダムに変化する送信出力で上記選択されたアクセスポイントからデータを送信することを含む。他の観点では、出力制御を始めたアクセスポイントに関するシステム及び方法は、平均運用レートに対する要求データレートの比率に基づいてアクセスターミナルからのデータの送信の計画をバイアスすることを含む。
ある一つの観点では、出力制御を始めたアクセスポイントに関するシステム及び方法は、上記データ要求メッセージにしたがってランダムに変化する送信出力で上記選択されたアクセスポイントからデータを送信することを含む。他の観点では、出力制御を始めたアクセスポイントに関するシステム及び方法は、上記データ要求メッセージにしたがって近隣のアクセスポイントと同期した送信出力で上記選択されたアクセスポイントからデータを送信することを含む。
[詳細な説明]
I.アクセスターミナル及びアクセスポイント
本明細書において、アクセスポイントは、アクセスターミナルが通信するハードウェアを表す。アクセスポイントは、いくつかの出願においては基地局(基地局トランシーバ若しくはノードBとも呼ばれる)とも表される。アクセスターミナルは、いくつかの出願においては移動局(移動体、加入者ユニット、遠隔局、若しくはユーザ装置とも呼ばれる)と表される。セルは、用語が使用されている状況によって、ハードウェア若しくは地域的な交信範囲を表す。セクタ(sector)は、セルの区画線である。CDMAシステムのセクタは、セルの特徴を持つことから、セルに関して述べられている知見は、容易にセクタに拡張される。
I.アクセスターミナル及びアクセスポイント
本明細書において、アクセスポイントは、アクセスターミナルが通信するハードウェアを表す。アクセスポイントは、いくつかの出願においては基地局(基地局トランシーバ若しくはノードBとも呼ばれる)とも表される。アクセスターミナルは、いくつかの出願においては移動局(移動体、加入者ユニット、遠隔局、若しくはユーザ装置とも呼ばれる)と表される。セルは、用語が使用されている状況によって、ハードウェア若しくは地域的な交信範囲を表す。セクタ(sector)は、セルの区画線である。CDMAシステムのセクタは、セルの特徴を持つことから、セルに関して述べられている知見は、容易にセクタに拡張される。
アクセスターミナルは、通信の間に少なくとも一つのアクセスポイントと通信する。CDMAアクセスターミナルは、ソフトハンドオフ(soft handoff)の間に複数のアクセスポイントと同時に通信することができる。ソフトハンドオフは、これまでのアクセスポイントとのリンクを切る前に、新たなアクセスポイントとリンクを確立するプロセスである。ソフトハンドオフは、通話が欠落する確立を最小化する。ソフトハンドオフの間に1若しくはそれ以上のアクセスポイントを通してアクセスターミナルとの通信を与える方法及びシステムは、米国特許 No. 5,267,261、題名“CDMAセルラ電話システムにおける移動体サポートソフトハンドオフ”に開示されている。これは、本発明の譲受人に譲渡されており、ここに引用されている。ソフタハンドオフ(softer handoff)は、それにより複数のセクタにわたって通信ができるプロセスであり、同一のアクセスポイントにより運用される。ソフタハンドオフのプロセスは、1996年12月11日に提出された出願中の米国特許出願 No. 08/763,498、題名“共通基地局のセクタ間のハンドオフの実行に関する方法及び装置”に詳細に述べられている。これは、本発明の譲受人に譲渡されており、ここに引用されている。
セルラシステムでは、所定のいかなるユーザの信号対ノイズ及び干渉の比率C/Iが、交信範囲内のユーザの位置の関数であることが、よく知られている。所定レベルのサービスを維持するために、TDMA及びFDMAシステムは、周波数再利用技術に頼っている。つまり各アクセスポイントにおいて全ての周波数チャネル及び/若しくは時間スロットが必ずしも使用されるのではない。CDMAシステムでは、同一周波数の割り当ては、システムの各セル毎に再使用され、それにより全体の効率が改善される。
いずれかの所定のユーザにより達成されたC/Iは、接続経路損失(path loss)の関数である。地上のセルラシステムに対して接続経路損失は、r3からr5で増加する。ここでrは、発信源までの距離である。さらに、接続経路損失は、高周波の接続経路の中で人為的な若しくは自然の障害に起因するランダム変化になりやすい。これらのランダム変化は、標準偏差が8dBである対数正規シャドーイングランダムプロセス(lognormal shadowing random process)として典型的にモデル化される。全方向的なアクセスポイントアンテナ、r4伝播法則(propagation law)、及び標準偏差8dBのシャドーイングプロセスを持つ典型的な六角形セルラレイアウトに関して達成された結果としてのC/I分布は、図7に示されている。
いかなる時刻にいかなる場所においても、アクセスターミナルが最善のアクセスポイントにより運用される場合に限って、得られたC/I分布は、達成される。最善のアクセスポイントは、各アクセスポイントの物理的な距離にかかわらず、最大のC/I値が達成されるように決められる。上記のように接続経路損失のランダム性により、最大のC/I値を持つ信号は、アクセスターミナルから最小の物理的距離にあるもの以外であってもよい。これに対して、アクセスターミナルが、最小の距離にあるアクセスポイントを介してのみ通信するのであれば、C/Iは事実上劣化するであろう。それ故、アクセスターミナルが、常に最善のアクセスポイントにそしてそれから通信することは利点があり、それにより最適なC/I値が達成される。上記の理想的なモデル及び図7に示されているように、達成されたC/Iの距離範囲値は、約1:56即ち15dBに限定される。それ故、CDMAアクセスポイントが、56倍まで変化できる情報ビットレートでアクセスターミナルを運用することが可能である。その理由は、次の関係式が成り立つからである。
ここで、Rbは特定のアクセスターミナルへの情報レート、Wは拡散スペクトル信号により占有された全バンド幅、及びEb/Ioは所定レベルの成果を達成するために要求された干渉密度に対するビット当たりのエネルギーである。例えば、拡散スペクトル信号が1.2288MHzのバンド幅Wを占有し、信頼性のある通信が3dBの平均Eb/Ioを要求する場合、最善のアクセスポイントに3dBのC/I値を達成するアクセスターミナルは、最大1.2288Mbpsまでのデータレートで通信できる。一方、所定のパラメータ値において、アクセスターミナルが隣接するアクセスポイントから実質的な干渉を受け、−7dBのC/Iしか達成できない場合、信頼性のある通信は、122.88Kbps以上のレートではサポートされない。平均スループットを適正化するように設計された通信システムは、それ故最善の使用アクセスポイントから、遠隔ユーザを信頼性あるサポートができる最大のデータレートRbで、各遠隔ユーザを運用しようと試みるであろう。CDMAアクセスポイントからアクセスターミナルへのデータスループットを改善するC/I値を利用するデータ通信システムが、要求されている。
ある実施例では、各アクセスターミナルは、1若しくはそれ以上のアクセスポイントと通信し、アクセスポイントとの通信の期間にわたって制御チャネルをモニタする。制御チャネルは、少量のデータ、特定のアクセスターミナルに対する呼び出しメッセージ(paging message)、及び全アクセスターミナルに対して広範囲に伝えるメッセージを送信するために、アクセスポイントにより使用される。アクセスポイントがアクセスターミナルに送信する大量のデータを持っていることを、呼び出しメッセージは、アクセスターミナルに知らせる。
1若しくはそれ以上のアクセスポイントから呼び出しメッセージを受信すると、アクセスターミナルは、各時間スロットにおける順方向リンク信号(例えば、順方向パイロット信号)の信号対ノイズ及び干渉の比率(C/I)を観測し、現在及び以前のC/I観測を具備できるパラメータの組を使用する最善のアクセスポイントを選択する。パラメータの組を使用して最善のアクセスポイントを選択する方法及び装置は、前記に引用した、1997年11月3日に提出された米国特許出願No. 08/963,386 題名“高レートパケット送信に関する方法及び装置”に開示されている。
時間スロット毎に、アクセスターミナルは、最大のデータレートで送信の要求を専用のデータ要求(dedicated data request : DRC)チャネル上で選択されたアクセスポイントに向け送信する。最大のデータレートは、観測されたC/Iが確実にサポートできるものである。要求は、異なった形式をとることができる。ある実施例では、要求が、要求されたデータレートを示す。ある実施例では、要求は、要求されたデータレートを示す数字である。他の実施例では、要求は、データレートの表の中に入れる指標である。さらに他の実施例では、要求は、データレートを決めるためにアクセスポイントにより順番にアクセスされる順方向リンクの品質を示す。
選択されたアクセスポイントは、DRCチャネル上でアクセスターミナルから受信したデータレートを超えないデータレートで、データパケットとしてデータを送信する。時間スロット毎に最善のアクセスポイントから送信することにより、改善されたスループット及び送信遅延が達成される。
アクセスターミナルは、下記の特許に述べられている手順に基づいて通信の最善のアクセスポイントの候補を選択する。その特許は、1997年1月29日に提出された、2000年11月21日に許可された、米国特許 No. 6,151,502、題名“無線通信システムにおけるソフトハンドオフを実行する方法及び装置”であり、本発明の譲受人に譲渡されており、ここに引用されている。ある実施例では、受信されたパイロット信号が、所定の追加しきい値を超えるならば、アクセスポイントは、アクセスターミナルのアクティブセット(active set)に追加されることができ、及び、パイロット信号が、所定の削除しきい値より低ければ、アクティブセットから削除されることができる。他の実施例では、(例えば、パイロット信号により測定されるような)アクセスポイントの付加的なエネルギー及び既にアクティブセットにあるアクセスポイントのエネルギーが、所定のしきい値を超えるならば、アクセスポイントは、アクティブセットに追加されることができる。アクセスターミナルにおいて非現実的な量の全受信エネルギーを備えるエネルギーで送信したアクセスポイントは、アクティブセットに追加できない。
ある実施例では、アクセスターミナルと通信するアクセスポイントの中で選択されたアクセスポイントだけがDRCメッセージを認識できるという方法で、アクセスターミナルは、DRCチャネル上にデータレート要求を送信する。それ故、いかなる所定の時間スロットにおいても、順方向リンク送信が、選択されたアクセスポイントからであることを確実にしている。ある実施例では、アクセスターミナルと通信している各アクセスポイントは、固有のウォルシュコードを割り当てられる。アクセスターミナルは、選択されたアクセスポイントに対応するウォルシュコードでDRCメッセージをカバーする。他のコードもDRCメッセージをカバーするために使用できることは、本分野に知識をもつ者により理解されるであろう。ある実施例では、ウォルシュコードではない直交コード(orthogonal code)が、DRCメッセージをカバーするために使用される。
ある実施例にしたがえば、順方向リンク及びシステムによりサポートされる最大データレート若しくはそれに近いレートで、順方向リンクデータ送信は、一つのアクセスポイントから一つのアクセスターミナル(図1参照)に生じる。逆方向リンクデータ通信は、一つのアクセスターミナルから1若しくはそれ以上のアクセスポイントに起き得る。順方向リンク送信に対する最大データレートの計算は、以下に詳しく述べられている。データは、データパケットに区分けされ、各データパケットは、1若しくはそれ以上の時間スロット(即ちスロット)にわたって送信される。各時間スロットにおいて、アクセスポイントは、そのアクセスポイントと通信している任意のアクセスターミナルにデータ送信を向けることができる。
初めに、アクセスターミナルは、所定のアクセス手順を使用してアクセスポイントとの通信を確立する。この接続状態で、アクセスターミナルは、アクセスポイントからデータ及び制御メッセージを受信でき、アクセスポイントへデータ及び制御メッセージを送信できる。それからアクセスターミナルは、アクセスターミナルのアクティブセット中にあるアクセスポイントから送信のために順方向リンクをモニタする。アクティブセットは、アクセスターミナルと通信しているアクセスポイントのリストを含む。さらに詳しくは、アクセスターミナルにおいて受信されたように、アクセスターミナルは、アクティブセット中のアクセスポイントから順方向リンクパイロットの信号対ノイズ及び干渉の比率(C/I)を観測する。受信したパイロット信号が、所定の追加しきい値を超えるならば、若しくは所定の削除しきい値より低ければ、アクセスターミナルは、これをアクセスポイントに報告する。アクセスポイントからのその後のメッセージは、アクティブセットへ若しくはそれから、それぞれアクセスポイントを追加若しくは削除するようにアクセスターミナルを指示する。
送るデータがなければ、アクセスターミナルは、休止状態に戻り、アクセスポイントへのデータレート情報の送信を中止する。アクセスターミナルが休止状態にある間、アクセスターミナルは、呼び出しメッセージをアクティブセット中の1若しくはそれ以上のアクセスポイントからの制御チャネルでモニタする。
アクセスターミナルへ送信すべきデータがあるならば、アクティブセット中の全てのアクセスポイントに、アクセスターミナル中にある中央コントローラによって、データは送られ、各アクセスポイントにおいてキュー(queue)に記憶される。それから呼び出しメッセージは、対応する制御チャネル上のアクセスターミナルに1若しくはそれ以上のアクセスポイントによって送られる。アクセスポイントは、アクセスターミナルがアクセスポイントを切り替えている場合でも受信を確認するために、全てのそのような呼び出しメッセージを同時に複数のアクセスポイントにわたって送信できる。アクセスターミナルは、1若しくはそれ以上の制御チャネル上で呼び出しメッセージを受信するために信号を復調し、デコードする。
呼び出しメッセージをデコーディングする時、及びデータ通信が完了するまでの各時間スロットの間、アクセスターミナルにおいて受信されたように、アクセスターミナルは、アクティブセット中のアクセスポイントからの順方向リンク信号のC/Iを観測する。順方向リンク信号のC/Iは、対応するパイロット信号を観測することにより得られる。そして、アクセスターミナルは、パラメータの組に基づいて最善のアクセスポイントを選択する。パラメータの組は、現在及び以前のC/I観測及びビットエラーレート若しくはパケットエラーレートを具備することができる。ある実施例では、最善のアクセスポイントは、最大のC/I観測に基づいて選択される。アクセスターミナルは、それから最善のアクセスポイントを認識し、データ要求チャネル(以降DRCチャネルと呼ぶ)上でデータ要求メッセージ(以降DRCメッセージと呼ぶ)を選択されたアクセスポイントに送信する。ある実施例では、DRCメッセージは、要求されたデータレートを含む。他の実施例では、DRCメッセージは、順方向リンクチャネルの品質の指標(例えば、C/I観測それ自身、ビットエラーレート、若しくはパケットエラーレート)を含む。
II.システムの記述
図面を参照すると、図1は、複数のセル2a−2gを具備する一実施例の通信システムを表す。各セル2は、対応するアクセスポイント4により運用される。種々のアクセスターミナル6が、通信システム全体に分散されている。各アクセスターミナル6は、各時間スロットにおいて順方向リンクでは多くとも1つのアクセスポイント4と通信する。しかし、逆方向リンクではアクセスターミナル6がソフトハンドオフであるか否かによって、1若しくはそれ以上のアクセスポイント4と通信できる。例えは、時間スロットnにおいて順方向リンク上で、アクセスポイント4aは、アクセスターミナル6aに独占的にデータを送信し、アクセスポイント4bは、アクセスターミナル6bに独占的にデータを送信し、及びアクセスポイント4cは、アクセスターミナル6cに独占的にデータを送信する。図1では、矢印のある実線は、アクセスポイント4からアクセスターミナル6へのデータ送信を示す。矢印のある破線は、アクセスターミナル6が、アクセスポイント4からデータ通信を伴わないパイロット信号を受信していることを示す。逆方向リンク通信は、単純化のために図1では示されていない。
図面を参照すると、図1は、複数のセル2a−2gを具備する一実施例の通信システムを表す。各セル2は、対応するアクセスポイント4により運用される。種々のアクセスターミナル6が、通信システム全体に分散されている。各アクセスターミナル6は、各時間スロットにおいて順方向リンクでは多くとも1つのアクセスポイント4と通信する。しかし、逆方向リンクではアクセスターミナル6がソフトハンドオフであるか否かによって、1若しくはそれ以上のアクセスポイント4と通信できる。例えは、時間スロットnにおいて順方向リンク上で、アクセスポイント4aは、アクセスターミナル6aに独占的にデータを送信し、アクセスポイント4bは、アクセスターミナル6bに独占的にデータを送信し、及びアクセスポイント4cは、アクセスターミナル6cに独占的にデータを送信する。図1では、矢印のある実線は、アクセスポイント4からアクセスターミナル6へのデータ送信を示す。矢印のある破線は、アクセスターミナル6が、アクセスポイント4からデータ通信を伴わないパイロット信号を受信していることを示す。逆方向リンク通信は、単純化のために図1では示されていない。
図1により示されるように、各アクセスポイント4は、任意の所定の時間において1つのアクセスターミナル6にデータを送信する。特にセル境界の近くに位置するアクセスターミナル6は、複数のアクセスポイント4からパイロット信号を受信できる。パイロット信号が所定のしきい値を超えるならば、アクセスターミナル6のアクティブセットにアクセスポイント4を加えることを、アクセスターミナル6は要求できる。アクセスターミナル6は、アクティブセットの0,1,又は2若しくはそれ以上の構成員からデータ送信を受信できる。
一実施例の基本的なサブシステムを図示しているブロック図が、図2に示されている。アクセスポイントコントローラ10は、パケットネットワークインターフェース24、PSTN30、及びデータ通信システムの全てのアクセスポイント4(単純化のために1つのアクセスポイント4だけが、図2では示されている)と接続する。アクセスポイントコントローラ10は、データ通信システム中のアクセスターミナル6と以下のような他のユーザ間の通信を調整する。他のユーザは、パケットネットワークインターフェース24及びPSTN30に接続されている。PSTN30は、標準電話ネットワーク(図2では示されていない)を通してユーザと接続する。
アクセスポイントコントローラ10は、単純化のために、これも1つしか図2には示されていないが、多くのセレクタ素子14を含む。1つのセレクタ素子14は、1若しくはそれ以上のアクセスポイントと1つのアクセスターミナル間の通信を制御するために割り当てられる。セレクタ素子14がアクセスターミナル6に割り当てられていないならば、コール制御プロセッサ(call control processor)16は、アクセスターミナル6を呼び出すことのニーズを知らされる。そして、コール制御プロセッサ16は、アクセスターミナル6を呼び出すことをアクセスポイント4に指示する。
データソース20は、アクセスターミナル6に送信されるべきデータを含む。データソース20は、パケットネットワークインターフェース24にデータを与える。パケットネットワークインターフェース24は、データを受信し、セレクタエレメント14にデータを送る。セレクタエレメント14は、アクセスターミナル6と通信している各アクセスポイント4にデータを送る。各アクセスポイント4は、アクセスターミナル6に送信されるべきデータを含むデータキュー40を維持する。
データパケットは、データレートに依存しない所定の量のデータを参照する。ある実施例では、順方向リンクにおいて、データパケットは、他の制御及びコーディングビットでフォーマットされ、エンコードされる。データ送信が多数のウォルシュチャネル(Walsh channel)にわたって行われるならば、エンコードされたパケットは、並列ストリーム(parallel stream)へとデマルチプレックスされ、各ストリームは1つのウォルシュチャネルを経由して送信される。
データは、データキュー40からチャネルエレメント42にデータパケットとして送られる。各データパケットに対して、チャネルエレメント42は、必要な制御フィールド(control field)を挿入する。データパケット、制御フィールド、フレーム検査系列ビット(frame check sequence bit)及びコードテールビット(code tail bit)は、フォーマット化されたパケットを具備する。そして、チャネルエレメント42は、1若しくはそれ以上のフォーマット化されたパケットをエンコードし、エンコードされたパケット中の記号(symbol)をインターリーブ(若しくはリオーダ(reorder))する。次に、インターリーブされたパケットは、ウォルシュカバー(Walsh cover)でカバーされるスクランブリング系列(scrambling sequence)でスクランブルされ、ロングPNコード(long PN code)及びショートPNI及びPNQコード(short PNI and PNQ code)で拡散される。拡散されたデータは、RFユニット44内の送信機により直交(quadrature)変調され、フィルタされ、増幅される。順方向リンク信号は、順方向リンク50のアンテナ46を経由して無線通信を介して送信される。
アクセスターミナル6において、順方向リンク信号は、アンテナ60により受信され、フロントエンド62内の受信機に送られる。受信機は、信号をフィルタし、増幅し、直交変調し、そして量子化(quantize)する。デジタイズされた信号は、デモジュレータ(DEMOD)64に与えられ、そこでロングPNコード及びショートPNI及びPNQコードで再拡散され、ウォルシュカバーで再カバーされ、そして、同一のスクランブリング系列でデスクランブルされる。復調されたデータは、デコーダ66に与えられる。デコーダ66は、アクセスポイント4において行われる信号処理関数の逆、特にデインターリービング、デコーディング、及びフレーム検査関数、を実行する。デコードされたデータは、データシンク68に与えられる。上述したように、ハードウェアは、データ、メッセージング、音声、ビデオの送信及び順方向リンクに関する他の通信をサポートする。
システム制御及びスケジューリング機能は、数多くのインプリメンテーションにより実現される。チャネルスケジューラ48の場所は、中央集中若しくは分散制御/スケジューリング処理が望まれるか否かに依存する。例えば、分散処理では、チャネルスケジューラ48は、各アクセスポイント4内に置かれることができる。逆に、中央集中処理では、チャネルスケジューラ48は、アクセスポイントコントローラ10内に置かれることができ、複数のアクセスポイント4のデータ送信を調整するように設計できる。上記した機能のその他の実施例が考えられ、これらは本発明の範囲内である。
図1に示したように、アクセスターミナル6は、データ通信システム全体にわたって分散されており、順方向リンクのゼロ若しくは1つのアクセスポイント4と通信することができる。ある実施例では、チャネルスケジューラ48は、1つのアクセスポイント4の順方向データ通信を調整する。ある実施例では、チャネルスケジューラ48は、アクセスポイント4内のデータキュー40及びチャネルエレメント42に接続し、キューサイズを受信する。キューサイズは、アクセスターミナル6に送信するデータの大きさの指針である。ある実施例では、チャネルスケジューラ48は、アクセスターミナル6からDRDメッセージを受信する。
ある実施例では、データ通信システムは、逆方向リンクのデータ及びメッセージ送信をサポートする。アクセスターミナル6内で、コントローラ76は、データ若しくはメッセージをエンコーダ72に送ることによりデータ若しくはメッセージ送信を処理する。コントローラ76は、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、デジタル信号処理(DSP)チップ、若しくはここで述べられたような機能を実行するためにプログラムされたASICの中で実行され得る。
ある実施例では、エンコーダ72は、前に述べた米国特許 No. 5,504,773に述べられているブランク及びバーストシグナリングデータ形式(Blank and Burst signaling data format)と一致するメッセージをエンコードする。そして、エンコーダ72は、CRCビットの組を生成し及び添付し、コードテールビットの組を添付し、データ及び添付されたビットをエンコードし、及びエンコードされたデータ内の記号をリオーダする。インターリーブされたデータは、モジュレータ(MOD)74に与えられる。
モジュレータ74は、多くの実施例で実行されている。ある実施例では、(図6参照)インターリーブされたデータは、ウォルシュコードでカバーされ、ロングPNコードで拡散され、そしてショートPNでさらに拡散される。拡散されたデータは、フロントエンド62内の送信機に与えられる。送信機は、変調し、フィルタし、増幅し、逆方向リンク52にアンテナ46を経由して無線通信を介して逆方向リンク信号を送信する。
ある実施例では、アクセスターミナル6は、ロングPNコードにしたがって逆方向リンクデータを拡散する。各逆方向リンクチャネルは、共通ロングPN系列のテンポラルオフセット(temporal offset)にしたがって定義される。2つの異なるオフセットにおいて、結果としての変調系列は、相関しない。アクセスターミナル6のオフセットは、アクセスターミナル6の固有の数値識別にしたがって決定される。IS−95アクセスターミナル6のある実施例では、固有数値識別は、アクセスターミナル特有の識別数である。それ故、各アクセスターミナル6は、それに固有の電子的連続番号にしたがって決定された1つの相関していない逆方向リンクチャネルに送信する。
アクセスポイント4において、逆方向リンク信号は、アンテナ46により受信され、RFユニット44に与えられる。RFユニット44は、信号をフィルタし、増幅し、復調し、及び量子化する。そして、デジタイズされた信号をチャネルエレメント42に与える。チャネルエレメント42は、ショートPNコード及びロングPNコードを使ってデジタイズされた信号を逆拡散 (despread) する。チャネルエレメント42は、ウォルシュコードデカバリング(decovering)並びにパイロット及びDRCエクストラクション(extraction)もまた実行する。そして、チャネルエレメント42は、復調されたデータをリオーダし、デインターリーブされたデータをデコードし、及びCRC検査機能を実行する。デコードされたデータ、例えばデータ若しくはメッセージ、は、セレクタエレメント14に与えられる。セレクタエレメント14は、適切な宛先にデータ及びメッセージを送る。チャネルエレメント42は、セレクタエレメント14に受信されたデータパケットの状態を示す品質指標も転送する。
ある実施例では、アクセスターミナルは、アクセスポイントを一義的に識別するウォルシュコードを使用することにより、特定のアクセスポイントにDRCメッセージの送信を指示できる。DRCメッセージ記号は、固有のウォルシュコードでエクスクルーシブOR(XOR)されている。アクセスターミナルのアクティブセットにある各アクセスポイントは、固有のウォルシュコードにより認識されているので、選択されたアクセスポイントだけが、DRCメッセージを正しくデコードできる。そのアクセスポイントは、正しいウォルシュコードでアクセスターミナルにより実行されるように、同一のXOR操作を実行する。アクセスポイントは、最大の可能なレートで順方向リンクデータを効率的に送信するために、各アクセスターミナルからのDRCメッセージを使用する。
各時間スロットにおいて、アクセスポイントは、データ送信のために呼び出されたアクセスターミナルのいずれかを選択できる。そして、アクセスターミナルから受信したDRCメッセージの最新の値に基づいて、選択されたアクセスターミナルにデータを送信するためのデータレートを、アクセスポイントは決定する。その上、アクセスポイントは、そのアクセスターミナルに固有の拡散コードを使用することにより、特定のアクセスターミナルへの送信を一義的に認識する。ある実施例では、この拡散コードは、IS−95規格により定義されている、ロング擬似ノイズ(PN)コードである。
データパケットがそこに向けられようとしているアクセスターミナルは、データ送信を受信し、データパケットをデコードする。各データパケットは、複数のデータユニットを具備する。ある実施例では、データユニットは、8情報ビットを具備する。異なるデータユニットサイズを定義することができ、それは本発明の範囲内である。ある実施例では、各データユニットは、系列数に連携しており、アクセスターミナルは、どれが送信漏れ若しくは重複であるかを認識できる。そのようなことにおいて、アクセスターミナルは、漏れているデータユニットの系列数を逆方向データチャネルを介して通信する。その後、アクセスターミナルからデータメッセージを受信するアクセスポイントコントローラは、そのアクセスターミナルによりどのデータユニットが受信されていかを、この特定のアクセスターミナルと通信している全てのアクセスポイントに指示する。そしてアクセスポイントは、そのようなデータユニットの再送信を計画する。データ通信システムの中にある各アクセスターミナルは、逆方向リンクの複数のアクセスポイントと通信できる。ある実施例では、データ通信システムは、いくつかの理由により逆方向リンクのソフトハンドオフ及びソフタハンドオフをサポートする。第一に、ソフトハンドオフは、逆方向リンクの追加の能力を使うのではなく、むしろ、少なくとも1つのアクセスポイントがデータを確実にデコードできるように、最小の出力レベルでアクセスターミナルがデータを送信できるようにする。第二に、より多くのアクセスポイントによる逆方向リンク信号の受信は、アクセスポイントにおいてハードウェアを追加する必要があるだけで、送信の信頼性を増加する。
ある実施例では、データ送信システムの順方向リンクの能力は、アクセスターミナルのデータ要求により決定される。順方向リンク能力における付加的な利得は、指向性アンテナ(directional antenna)及び/若しくは適合できる空間フィルタ(spatial filter)を使用することにより達成される。指向性送信を与える例示的な方法及び装置は、同時出願中の、1995年12月20日に提出し、1999年1月5日に発行された米国特許 No. 5,857,147、題名“複数ユーザ通信システムにおける送信データレートを決定する方法及び装置”、及び1997年9月8日に提出した米国特許出願番号 No. 08/925,521、題名“直交するスポットビーム、セクタ、及びピコセルを与える方法及び装置”に開示されている。両者とも本発明の譲受人に譲渡され、ここに引用されている。
ある実施例では、データ送信は、通信リンクの品質の一部に基づいて計画される。リンク品質に基づいて送信レートを選択する例示的な通信システムは、1996年9月11日に提出した米国特許出願 No. 08/741,320、題名“セルラ環境において高速データ通信を与える方法及び装置” に開示されている。これは、本発明の譲受人に譲渡され、ここに引用文献として含まれている。データ通信のスケジューリングは、ユーザのGOS、キューサイズ、データのタイプ、既に分かっている遅延の大きさ、及びデータ通信のエラーレートのような付加的に考慮に基づくことができる。これらの考慮は、1997年2月11日に提出した米国特許出願 No. 08/798,951、題名“順方向リンクレートスケジューリングの方法及び装置”、及び1997年8月20日に提出し、1999年7月13日に発行された米国特許 No. 5,923,650、題名“逆方向リンクレートスケジューリングの方法及び装置”に詳しく述べられている。両者とも本発明の譲受人に譲渡され、ここに引用されている。
ある実施例では、データ送信は、順方向出力制御を始めたアクセスターミナルに基づいて計画される。他の実施例では、データ送信は、順方向出力制御を始めたアクセスポイントに基づいて計画される。
III.出力制御を始めたアクセスターミナル
ある実施例では、順方向出力制御は、アクセスターミナルにより始められる。出力制御を始めたアクセスターミナルの使用は、(順方向リンクにおいて限定されたレートになる結果)順方向リンクレート量子化損失を減少する。
ある実施例では、順方向出力制御は、アクセスターミナルにより始められる。出力制御を始めたアクセスターミナルの使用は、(順方向リンクにおいて限定されたレートになる結果)順方向リンクレート量子化損失を減少する。
アクセスターミナルは、選択されたレートに関する過剰なC/I推定をアクセスポイントに報告する。そして、アクセスポイントは、そのアクセスターミナルを運用する時に、送信出力を適切な量だけ減少する。
過剰なC/Iは、順方向リンクにおいて限定されたデータレートになる結果である。過剰なC/I観測は、所定のデータレートに関して所定の成果を達成するために必要な量を超えるC/Iの量である。過剰なC/I観測の使用は、所定の確実なデータレートに対して必要な量を超える順方向リンク送信出力に起因する量子化損失の削減を可能にする。ある実施例では、過剰なC/I観測に釣り合わせて情報チャネルの送信出力を減少させるために、過剰なC/I観測は使用される。ある実施例では、過剰なC/I観測に釣り合わせてパイロットチャネル及び情報チャネルの送信出力を減少させるために、過剰なC/I観測は使用される。
サポートされたデータレートの別の定義が考えられ、それが本発明の範囲内にあることは、本技術分野に通常の知識のある者にとって理解されるであろう。サポートされたデータレートのいかなる値及び表1に記された以外のデータレートを使用することが考えられ、それが本発明の範囲内にあることは、本技術分野に通常の知識のある者にとって、これもまた理解されるであろう。
表1は、1%のパケットエラーレート(PER)で各データレートをデコードするために必要なC/Iしきい値を示す。PER=不良パケット数/良品パケット数 順方向リンクは、限定されたレートセットを有し、連続したレートに対して1%の時間で十分にパケットをデコードするために必要なしきい値は、例えば、3.7dBの大きさのギャップを有する。さらに、推定したC/Iが、最大レートに対して要求される量より大きければ、アクセスポイントは、送信出力を減少できる。
セル境界に近づくほど、アクセスポイントの過剰な送信出力は、隣接するアクセスポイントにより運用されているアクセスターミナルに対して干渉を引き起こす。この干渉は、隣接するアクセスポイントにより運用されているアクセスターミナルが、より低いC/Iを観測し、その結果順方向リンクデータレートがより低くなることを引き起こす。それ故、アクセスポイントの送信出力を減少させることは、隣接するアクセスポイントにより運用されているアクセスターミナルに対する干渉を減少させる。それにより、アクセスターミナルのC/I観測を増加する。アクセスターミナルの増加したC/I観測は、アクセスターミナルの要求されている順方向リンクデータレートの増加を引き起こす。アクセスターミナルの増加したC/I観測は、実効的な運用データレートを増加させるであろう。
一旦アクセスターミナルが過剰なC/Iを報告すると、アクセスポイントは、そのアクセスターミナルに送信する際に、適切な量だけ送信出力を減少できる。このことは、アクセスターミナルが、要求されたパケットを1%PERでデコードすることを、確実にする。さらに、アクセスターミナルの近隣のセクタにより観測される順方向リンク干渉は、削減される。
DRCチャネルは、要求されたレート及びそこから要求されたセクタについての情報を搬送する。ある実施例では、DRCメッセージは、過剰なC/I観測も含む。過剰なC/Iの量を示すために、DRCメッセージコードワード(codeword)に追加ビットがある。他の実施例では、過剰なC/I観測は、別のフィードバックチャネルについての他のメッセージ中に含まれる。
一旦アクセスポイントが、アクセスターミナルから過剰なC/Iの指示を受信すると、そのアクセスターミナルを運用することを選ぶならば、アクセスターミナルにより指示された過剰なC/Iに等しい量だけ送信出力を減少する。デジタルベースバンドにおける送信出力は、アクセスポイントの送信出力を減少させるために修正される。
ある実施例では、過剰なC/Iの範囲は、0.5dBから3.5dBである。0.5dBステップで7レベルを仮定すると、3ビットがこの情報を表す。ステップは任意の値のdBの増加分でもよいこと、及び任意の数のdBレベルでも良いこと、そしてそれが本発明の範囲内にあることが、本技術分野に通常の知識のある者にとって理解されるであろう。
IV.出力制御を始めたアクセスポイント
ある実施例では、順方向出力制御は、アクセスポイントにおいて自律的に実行される。データ送信は、順方向出力制御を始めたアクセスポイントに基づいて計画される。順方向出力制御アプローチを始めたアクセスポイントは、かなりの量の干渉を受けるユーザにより達成されるスループットを増加させるために使用される。ランダムに若しくは通信システム中の近隣のアクセスポイントに同期してのいずれかの時間で、アクセスポイントは送信出力を変化する。
ある実施例では、順方向出力制御は、アクセスポイントにおいて自律的に実行される。データ送信は、順方向出力制御を始めたアクセスポイントに基づいて計画される。順方向出力制御アプローチを始めたアクセスポイントは、かなりの量の干渉を受けるユーザにより達成されるスループットを増加させるために使用される。ランダムに若しくは通信システム中の近隣のアクセスポイントに同期してのいずれかの時間で、アクセスポイントは送信出力を変化する。
ある実施例では、全てのアクセスポイントは、時間に同期させる形で送信出力を変化する。他の実施例では、全てのアクセスポイントは、ランダムパターンで送信出力を変化する。ある実施例では、ランダムパターン、サインパターン若しくは三角パターンのような周期的パターン。他の実施例では、ランダムパターンは、非周期的なパターンである。ランダムパターンは、どんな種類のパターンであっても良いことが、本技術分野に通常の知識のある者により理解されるであろう。
送信出力の変化の結果として、アクセスターミナルは、可変C/Iを観測する。アクセスターミナルは、アクセスポイントへのレート要求として可変C/Iの指示を送る。アクセスポイントは、スケジューリングアルゴリズムの中でレート要求可変C/Iを使用する。
ある実施例では、アクセスターミナルの要求するレートが、アクセスターミナルの平均運用レートより大きい場合、アクセスポイントの順方向リンクスケジューラ、即ちチャネルスケジューラ48、は、アクセスターミナルに対する運用をバイアスするために、レート要求における変化を使用する。
ある実施例では、チャネルスケジューラ48は、アクセスターミナルIを次のデータ送信のために選択する。アクセスターミナルIは、そのアクセスターミナルに関する平均運用レートに対するアクセスターミナルにより要求された瞬間DRCの最大の比率を有する。
DRCI(n)/RI(n),
ここで、RI(n)=(1−1/tc)*RI(n−1)+(1/tc)
RI(n)はスロットn−1からIまでの平均運用レートであり、tcはスケジューラ時定数である。ある実施例では、tcは、1000スロットである。時定数は、1より大きい整数であり、アプリケーションに依存することが、本技術分野に通常の知識のある者により理解されるであろう。
DRCI(n)/RI(n),
ここで、RI(n)=(1−1/tc)*RI(n−1)+(1/tc)
RI(n)はスロットn−1からIまでの平均運用レートであり、tcはスケジューラ時定数である。ある実施例では、tcは、1000スロットである。時定数は、1より大きい整数であり、アプリケーションに依存することが、本技術分野に通常の知識のある者により理解されるであろう。
アクセスターミナルが、隣接するセルから干渉されるセルの交点若しくはその近くに位置する場合、一つのアクセスターミナルのC/Iは、干渉に制限される。アクセスターミナルにおいて観測されるC/Iが時間変化するならば、アクセスターミナルは、時間のある一部分に対して平均C/Iに対して大きなC/Iを、残りの時間に対して平均C/Iに対して低いC/Iを得るであろう。アクセスポイントは、アクセスターミナルから受信する複数のC/Iから平均C/Iを計算する。平均C/Iより大きく観測するアクセスターミナルは、アクセスポイントスケジューラにより計画される。他の要素は、データ送信のスケジューリングにおいて考慮され得るし、それは、本発明の範囲内である。
全てのアクセスポイントが、送信出力を同期させて変化させている実施例では、1つのアクセスポイントの全てのセクタは、最大出力が生じる時間がアクセスポイントのボアサイトアジマス角(boresite azimuth angle)に依存するように出力制御される:
P(t)=P0(dBm)+∂(dB)*Cos(2*π*t/T−θ)
ここで、
P0はアクセスポイントの公称の送信出力;
θはアジマス角;
Tは360°スキャンする時間(1から2秒);及び
∂=ピーク、Pmaxの変化=1から4dB.
これは、たとえアクセスターミナルが静止していても、そして、その最大C/Iが、平均C/Iより∂dBだけ良かったとしても、時間変化するC/Iを有するハンドオフ境界に(若しくは近くに)アクセスターミナルがあるという結果になる。アクセスポイントが、アクセスターミナルの方向に出力を増加させる場合、アクセスターミナルの周囲にある他のアクセスポイントは、送信出力を減少させる。出力変化の時間期間は、順方向リンクスケジューラ時定数の範囲内であるようにする。同期するアプローチは、固定したユーザ、即ちアクセスターミナル、により感知されたハンドオフ境界をダイナミックに動かすプロセスとして見られることができる。
P(t)=P0(dBm)+∂(dB)*Cos(2*π*t/T−θ)
ここで、
P0はアクセスポイントの公称の送信出力;
θはアジマス角;
Tは360°スキャンする時間(1から2秒);及び
∂=ピーク、Pmaxの変化=1から4dB.
これは、たとえアクセスターミナルが静止していても、そして、その最大C/Iが、平均C/Iより∂dBだけ良かったとしても、時間変化するC/Iを有するハンドオフ境界に(若しくは近くに)アクセスターミナルがあるという結果になる。アクセスポイントが、アクセスターミナルの方向に出力を増加させる場合、アクセスターミナルの周囲にある他のアクセスポイントは、送信出力を減少させる。出力変化の時間期間は、順方向リンクスケジューラ時定数の範囲内であるようにする。同期するアプローチは、固定したユーザ、即ちアクセスターミナル、により感知されたハンドオフ境界をダイナミックに動かすプロセスとして見られることができる。
他の実施例では、全てのアクセスポイントは、ランダムパターンで送信出力を変化する。アクセスポイントは、ランダムに、即ち調整されていない様式で、出力を変化する。
ある実施例では、総出力が制御される。他の実施例では、パイロットチャネル及び情報チャネルが制御される。他の実施例では、情報チャネルだけが出力制御される。
V.ハンドオフがない場合
ハンドオフがない場合では、アクセスターミナル6は、1つのアクセスポイント4と通信する。図2を参照すると、特定のアクセスターミナル6に対して向けられたデータは、そのアクセスターミナル6との通信を制御するように割り当てられているセレクタエレメント14に与えられる。セレクタエレメント14は、アクセスポイント4内のデータキュー40にデータを転送する。アクセスポイント4は、データの列を作り(キュー)、制御チャネルに呼び出しメッセージを送信する。それからアクセスポイント4は、アクセスターミナル6からのDRCメッセージに関する逆方向リンクDRCチャネルをモニタする。DRCチャネルで信号が検出されなければ、アクセスポイント4は、DRCメッセージが検出されるまで呼び出しメッセージを送信できる。所定回数の再送信を実行した後、アクセスポイント4は、そのプロセスを終了させることができる、若しくはアクセスターミナル6との通話を再開できる。
ハンドオフがない場合では、アクセスターミナル6は、1つのアクセスポイント4と通信する。図2を参照すると、特定のアクセスターミナル6に対して向けられたデータは、そのアクセスターミナル6との通信を制御するように割り当てられているセレクタエレメント14に与えられる。セレクタエレメント14は、アクセスポイント4内のデータキュー40にデータを転送する。アクセスポイント4は、データの列を作り(キュー)、制御チャネルに呼び出しメッセージを送信する。それからアクセスポイント4は、アクセスターミナル6からのDRCメッセージに関する逆方向リンクDRCチャネルをモニタする。DRCチャネルで信号が検出されなければ、アクセスポイント4は、DRCメッセージが検出されるまで呼び出しメッセージを送信できる。所定回数の再送信を実行した後、アクセスポイント4は、そのプロセスを終了させることができる、若しくはアクセスターミナル6との通話を再開できる。
ある実施例では、アクセスターミナル6は、DRCチャネルのアクセスポイント4にDRCメッセージの形で要求されたデータレートを送信する。他の実施例では、アクセスターミナル6は、アクセスポイント4に順方向リンクチャネルの品質の指示(例えば、C/I観測)を送信する。ある実施例では、アクセスターミナル6は、アクセスポイント4に過剰なC/I観測を送信する。
ある実施例では、DRCメッセージは、長さ3ビットで、アクセスポイント4によるソフトデシジョン(soft decision)でデコードされる。ある実施例では、DRCメッセージは、各時間スロットの前半に送信される。そして、次に続く時間スロットがこのアクセスターミナル6にデータ送信するために利用できるならば、アクセスポイント4は、残りの半分の時間スロットで、DRCメッセージをデコードし、次の続く時間スロットでデータ送信のためにハードウェアを設定する。次の続く時間スロットが利用できなければ、アクセスポイント4は、次に利用できる時間スロットを待ち、新たなDRCメッセージに対するDRCチャネルをモニタし続ける。
ある実施例では、アクセスポイント4は、要求されたデータレートで送信する。この実施例は、データレートを選択する重要な決定をアクセスターミナル6に与える。要求されたデータレートで常に送信することは、どのデータレートを期待しているかを、アクセスターミナル6が知るという利点がある。このようにして、アクセスターミナル6は、要求されたデータレートにしたがって情報チャネルを復調し、デコードするだけである。アクセスポイント4は、どのデータレートがアクセスポイント4により使用されるかを指示するメッセージを、アクセスターミナル6に送信する必要がない。
ある実施例では、呼び出しメッセージを受信した後、アクセスターミナル6は、要求されたデータレートでデータを復調しようと継続して試みる。アクセスターミナル6は、順方向情報チャネルを復調し、デコーダにソフトデシジョン記号を与える。デコーダは、その記号をデコードし、パケットが正しく受信されたかどうかを決定するために、デコードされたパケット上でフレーム検査を実行する。パケットが誤って受信された場合、若しくは、パケットが他のアクセスターミナル6に向けられた場合、フレーム検査は、エラーを指示するであろう。あるいは、アクセスターミナル6は、スロット毎を基準にデータを復調する。ある実施例では、アクセスターミナル6は、各送信されたデータパケットに含まれているプリアンブル(preamble)に基づいて、データ送信がそれに向けられているか否かを決定することができる。このようにして、送信が他のアクセスターミナル6に向けられていると決定されれば、アクセスターミナル6は、デコーディング処理を終了できる。どちらの場合においても、アクセスターミナル6は、データユニットが誤った受信をしたことを認識させるために、否定的受領通知(NACK)メッセージをアクセスポイント4に送信する。NACKメッセージを受信すると、エラーで受信されたデータユニットは、再送信される。
NACKメッセージの送信は、CDMAシステムにおけるエラーインジケータビット(EIB)の送信と同様な方法で実行できる。EIB送信の実行及び使用は、米国特許 No. 5,568,483、題名“送信するデータのフォーマッティングに関する方法及び装置”に開示されている。これは、本発明の譲受人に譲渡されており、ここに引用されている。あるいは、NACKは、メッセージと一緒に送信されるかも知れない。
ある実施例では、データレートは、アクセスターミナル6からの入力でアクセスポイント4により決定される。アクセスターミナル6は、C/I観測を実行し、アクセスポイント6にリンク品質の指標(例えば、C/I観測)を送信する。他の実施例では、アクセスターミナル6は、過剰なC/I観測を実行し、アクセスポイント4に過剰なC/I観測を送信する。アクセスポイント4は、キューサイズ及び利用できる送信出力のようなアクセスポイント4に利用できるリソースに基づいて要求されたデータレートを調整できる。レート決定を実行する方法及び装置は、1996年10月18日に提出し、1998年5月11日に発行された、米国特許 No. 5,751,725、題名“可変レート通信システムにおける受信データのレートを決定する方法及び装置”及び1997年8月8日に提出した米国特許 No. 6,175,590B1、同じ題名“可変レート通信システムにおける受信データのレートを決定する方法及び装置”に詳しく述べられている。両者とも本発明の譲受人に譲渡されており、ここに引用されている。アクセスターミナル6は、フレーム検査の結果が負であれば、上記したようにNACKメッセージを送信する。
VI.ハンドオフの場合
ハンドオフの場合では、アクセスターミナル6は、逆方向リンクにおいて複数のアクセスポイント4と通信する。出力制御を始めたアクセスターミナルは、ハンドオフに無関係に動作する。ハンドオフでは、アクセスターミナルは、一つのアクセスポイントにより運用されることから、他のアクセスポイントにより運用されることによって、切り替えられる。どんな時においても、アクセスターミナルを運用しているアクセスポイントの送信出力は、アクセスポイントにより運用されるはずのアクセスターミナルによって観測された過剰なC/Iにしたがって減少される。
ハンドオフの場合では、アクセスターミナル6は、逆方向リンクにおいて複数のアクセスポイント4と通信する。出力制御を始めたアクセスターミナルは、ハンドオフに無関係に動作する。ハンドオフでは、アクセスターミナルは、一つのアクセスポイントにより運用されることから、他のアクセスポイントにより運用されることによって、切り替えられる。どんな時においても、アクセスターミナルを運用しているアクセスポイントの送信出力は、アクセスポイントにより運用されるはずのアクセスターミナルによって観測された過剰なC/Iにしたがって減少される。
出力制御を始めたアクセスポイントも、ハンドオフに無関係に動作する。あるアクセスターミナルは、アクセスポイントにより運用される。アクセスターミナルがそれを用いて最大の受信C/Iを観測するアクセスポイントによって、そのアクセスターミナルは運用される。アクセスターミナルの要求されたレートが、アクセスターミナルが運用するレートより大きい場合、そのアクセスポイントは、アクセスターミナルに順方向リンクデータを計画する。
ある実施例では、特定のアクセスターミナル6への順方向リンクにおけるデータ送信は、1つのアクセスポイントから起こる。しかしながら、アクセスターミナル6は、複数のアクセスポイント4からパイロット信号を同時に受信できる。あるアクセスポイント4のC/I観測が所定のしきい値を超えているならば、そのアクセスポイント4は、アクセスターミナル6のアクティブセットに追加される。ソフトハンドオフ指示メッセージの間中、新たなアクセスポイント4は、後で述べる逆方向出力制御(RPC)ウォルシュチャネルにアクセスターミナル6を割り当てる。アクセスターミナル6とソフトハンドオフをしている各アクセスポイント4は、逆方向リンク送信をモニタし、RPCビットをそれに対応するRPCウォルシュチャネルに送る。
図2を参照して、アクセスターミナル6との通信を制御するように割り当てられたセレクタエレメント14は、アクセスターミナル6のアクティブセットにある全てのアクセスポイント4にデータを転送する。セレクタエレメント14からデータを受信する全てのアクセスポイント4は、対応する制御チャネルにあるアクセスターミナル6に呼び出しメッセージを送信する。アクセスターミナル6が接続状態にある場合、アクセスターミナル6は、2つの機能を実行する。第1に、アクセスターミナル6は、最善のC/I観測であるはずのパラメータの組に基づいて、最善のアクセスポイント4を選択する。そして、アクセスターミナル6は、C/I観測に対応するデータレートを選択する。ある実施例では、アクセスターミナル6は、選択されたアクセスポイント4にDRCメッセージを送信する。アクセスターミナル6は、その特定のアクセスポイント4に割り当てられたウォルシュカバーでDRCメッセージをカバーすることにより、特定のアクセスポイント4にDRCメッセージの送信を指示できる。他の実施例では、アクセスターミナル6は、特定のアクセスポイント4に過剰なC/I観測を送信する。
アクセスターミナル6は、各連続する時間スロットにおいて要求されたデータレートにしたがって順方向リンク信号を復調しようと試みる。呼び出しメッセージを送信した後、アクティブセットにある全てのアクセスポイント4は、アクセスターミナル6からのDRCメッセージのためのDRCチャネルをモニタする。DRCメセージは、ウォルシュコードでカバーされているため、同一のウォルシュカバーを割り当てられている選択されたアクセスポイント4は、DRCメッセージをデカバー(decover)できることを、再度言っておく。DRCメッセージを受信すると、選択されたアクセスポイント4は、次の利用できるタイムスロットにおいてアクセスターミナル6にデータを送信する。
ある実施例では、アクセスポイント4は、アクセスターミナル6に要求されたデータレートで複数のデータユニットを具備するパケットで、データを送信する。データユニットが、アクセスターミナル6により不正確に受信されているならば、アクティブセットにある全てのアクセスポイント4に、NACKメッセージが逆方向リンクにおいて送信される。ある実施例では、NACKメッセージは、アクセスポイント4により復調及びデコードされ、そして処理するためにセレクタエレメント14に転送される。NACKメッセージの処理において、データユニットは、上記した手順を使用して再送信される。ある実施例では、セレクタエレメント14は、全てのアクセスポイント4から受信したNACK信号を1つのNACKメッセージに統合し、アクティブセットにある全てのアクセスポイント4にそのNACKメッセージを送る。
ある実施例では、アクセスターミナル6は、最善のC/I観測における変化を検出でき、効率を改善するために各時間スロットにおいて異なるアクセスポイント4からのデータ送信をダイナミックに要求できる。ある実施例では、データ送信が、いかなる所定の時間スロットにおいても1つのアクセスポイント4だけから起きるため、アクティブセットにある他のアクセスポイント4は、もしいずれかがあるとすれば、どのデータユニットがアクセスターミナル6に送信されてきたか気付かないであろう。ある実施例では、送信しているアクセスポイント4は、データ送信のセレクタエレメント14を知らせる。そして、セレクタエレメント14は、アクティブセットにある全てのアクセスポイント4にメッセージを送る。ある実施例では、送信されたデータは、アクセスターミナル6により正しく受信されていると推定される。それ故、アクセスターミナル6が、アクティブセット中の異なるアクセスポイント4からデータ送信を要求するならば、新たなアクセスポイント4は、残りのデータユニットを送信する。ある実施例では、新たなアクセスポイント4は、セレクタエレメント14からの最新の送信アップデートにしたがって送信する。あるいは、平均送信レート及びセレクタエレメント14からの以前のアップデートのような尺度に基づき、プレディクティブスキーム(predictive scheme:予想される体系)を使用して送信するために、新たなアクセスポイント4は、次のデータユニットを選択する。これらのメカニズムが、異なる時間スロットにおいて多数のアクセスポイント4によって同一のデータユニットが重複して再送信されること、これは効率における損失を生む、を最小限にする。前の送信がエラーで受信されたならば、アクセスポイント4は、系列の外のデータユニットを再送信できる。その理由は、各データユニットは、以下に述べられるように、固有の系列番号により認識されているためである。ある実施例では、穴(即ち、送信されなかったデータユニット)ができたならば(例えば、1つのアクセスポイント4と他のアクセスポイント4との間でのハンドオフの結果として)、失われたデータユニットは、エラーで受信されたように見なされる。アクセスターミナル6は、失われたデータユニットに対応するNACKメッセージを送信し、これらのデータユニットは、再送信される。
ある実施例では、アクティブセットにある各アクセスポイント4は、アクセスターミナル6に送信されるはずのデータを含む、独立したデータキュー40を維持する。エラーで受信されたデータユニット及びシグナリング(signaling)メッセージの再送信を除く、連続した順番のデータキュー40にあるデータを、選択されたアクセスポイント4は送信する。ある実施例では、送信されたデータユニットは、送信の後キュー40から削除される。
VII.順方向リンク情報チャネル
一実施例の一順方向リンク構造のブロック図が、図3に示されている。データは、データパケットに区分され、CRCエンコーダ112に与えられる。各データパケットに対して、CRCエンコーダ112は、フレーム検査ビット(例えば、CRCパリティビット)を生成し、コードテールビットを挿入する。CRCエンコーダからフォーマット化されたパケットは、データ、フレーム検査及びコードテールビット、及び以下に述べられる他のオーバーヘッドビット(overhead bit)を具備する。フォーマット化されたパケットは、エンコーダ114に与えられる。ある実施例では、エンコーダ114は、前述の米国特許 No. 5,933,462に開示されているエンコーディングフォーマットにしたがって、パケットをエンコードする。他のエンコーディングフォーマットも使用でき、これらも本発明の範囲内である。エンコーダ114からエンコードされたパケットは、インターリーバ116に与えられる。インターリーバ116は、パケット中のコード記号の順番を並べ替える。インターリーブされたパケットは、フレームパンクチャエレメント(frame puncture element)118に与えられる。フレームパンクチャエレメント118は、以下に述べる方法でパケットの一部分を取り除く。パンクチャされたパケットは、乗算器120に与えられる。乗算器120は、スクランブラ122からのスクランブリング系列でデータをスクランブルする。パンクチャエレメント118及びスクランブラ122は、以下に詳しく述べられる。乗算器120からの出力は、スクランブルされたパケットを具備する。
一実施例の一順方向リンク構造のブロック図が、図3に示されている。データは、データパケットに区分され、CRCエンコーダ112に与えられる。各データパケットに対して、CRCエンコーダ112は、フレーム検査ビット(例えば、CRCパリティビット)を生成し、コードテールビットを挿入する。CRCエンコーダからフォーマット化されたパケットは、データ、フレーム検査及びコードテールビット、及び以下に述べられる他のオーバーヘッドビット(overhead bit)を具備する。フォーマット化されたパケットは、エンコーダ114に与えられる。ある実施例では、エンコーダ114は、前述の米国特許 No. 5,933,462に開示されているエンコーディングフォーマットにしたがって、パケットをエンコードする。他のエンコーディングフォーマットも使用でき、これらも本発明の範囲内である。エンコーダ114からエンコードされたパケットは、インターリーバ116に与えられる。インターリーバ116は、パケット中のコード記号の順番を並べ替える。インターリーブされたパケットは、フレームパンクチャエレメント(frame puncture element)118に与えられる。フレームパンクチャエレメント118は、以下に述べる方法でパケットの一部分を取り除く。パンクチャされたパケットは、乗算器120に与えられる。乗算器120は、スクランブラ122からのスクランブリング系列でデータをスクランブルする。パンクチャエレメント118及びスクランブラ122は、以下に詳しく述べられる。乗算器120からの出力は、スクランブルされたパケットを具備する。
スクランブルされたパケットは、可変レートコントローラ130に与えられる。可変レートコントローラ130は、パケットをKの並列の同位相(inphase)及び直交(quadrature)チャネルにデマルチプレックスする。ここで、Kはデータレートに依存する。ある実施例では、スクランブルされたパケットは、まず同位相(I)及び直交(Q)ストリームにデマルチプレックスされる。ある実施例では、Iストリームは、偶数のインデックス化された記号を具備し、Qストリームは、奇数のインデックス化された記号を具備する。各チャネルの記号レートが、全てのデータレートに対して固定されるようにするために、各ストリームは、Kの並列なチャネルにさらにデマルチプレックスする。各ストリームのKチャネルは、ウォルシュカバーエレメント132に与えられる。ウォルシュカバーエレメント132は、直交するチャネルを与えるためにウォルシュ関数で各チャネルをカバーする。直交するチャネルデータは、利得エレメント134に与えられる。利得エレメント134は、全てのデータレートに対して一定のチップ当たりの全エネルギー(及びそれ故一定のアウトプット出力)を維持するためにデータを計測する。利得エレメント134から計測されたデータは、プリアンブルでデータを多重化する多重化装置(MUX)160に与えられる。プリアンブルは、以下で詳細に議論される。MUX160からの出力は、多重化装置(MUX)162に与えられる。MUX162は、情報データ、出力制御ビット、及びパイロットデータを多重化する。MUX162の出力は、Iウォルシュチャネル及びQウォルシュチャネルを具備する。
データをモジュレートするために使用される1つのモジュレータのブロック図が、図4に図示されている。Iウォルシュチャネル及びQウォルシュチャネルは、総合計器(summer)212a及び212bにそれぞれ与えられる。総合計器は、それぞれ信号Isum及びQsumを与えるためにKウォルシュチャネルを合計する。IsumおよびQsum信号は、複素乗算器214に与えられる。複素乗算器214は、それぞれ乗算器236a及び236bからPN_I及びPN_Q信号も受信し、次式にしたがって2つの複素入力を掛け算する。
(Imult+jQmult)=(Isum+jQsum)・(PN_I+jPN_Q)
=(Isum・PN_I-Qsum・PN_Q)+j(Isum・PN_Q +Qsum・PN_I) (2)
ここで、Imult及びQmultは、複素乗算器214からの出力であり、jは、複素記号である。Imult及びQmult信号は、信号をフィルタするフィルタ216a及び216bにそれぞれ与えられる。フィルタ216a及び216bからフィルタされた信号は、乗算器218a及び218bにそれぞれ与えられる。乗算器218a及び218bは、信号とそれぞれ同位相サイン関数COS(wct)及び直交サイン関数SIN(wct)を掛け算する。I変調及びQ変調された信号は、順方向変調された波形S(t)を与えるために、信号を合計する総合計器220に与えられる。
=(Isum・PN_I-Qsum・PN_Q)+j(Isum・PN_Q +Qsum・PN_I) (2)
ここで、Imult及びQmultは、複素乗算器214からの出力であり、jは、複素記号である。Imult及びQmult信号は、信号をフィルタするフィルタ216a及び216bにそれぞれ与えられる。フィルタ216a及び216bからフィルタされた信号は、乗算器218a及び218bにそれぞれ与えられる。乗算器218a及び218bは、信号とそれぞれ同位相サイン関数COS(wct)及び直交サイン関数SIN(wct)を掛け算する。I変調及びQ変調された信号は、順方向変調された波形S(t)を与えるために、信号を合計する総合計器220に与えられる。
ある実施例では、データパケットは、ロングPNコード及びショートPNコードで拡散される。パケットが向けられているアクセスターミナル6だけが、パケットをデスクランブルできるように、ロングPNコードは、パケットをスクランブルする。ある実施例では、パイロット及び出力制御ビット並びに制御チャネルパケットは、アクセスターミナル6がこれらのビットを受信できないようにするために、ロングPNコードではなくショートPNコードで拡散される。ロングPN系列は、ロングコード生成器232により生成され、多重化装置(MUX)234に与えられる。ロングPNマスクは、ロングPN系列のオフセットを決定し、目的とするアクセスターミナル6に一義的に割り当てられる。MUX234からの出力は、送信のデータ部分の期間はロングPN系列であり、それ以外(例えば、パイロット及び出力制御部分)はゼロである。MUX234から出たロングPN系列及びショートコード生成器238からのショートPNI及びPNQ系列は、それぞれ乗算器236a及び236bに与えられる。乗算器236a及び236bは、それぞれPN_I及びPN_Q信号を形成するために2組の系列を掛け算する。PN_I及びPN_Q信号は、複素乗算器214に与えられる。
図3及び4に示された1つの情報チャネルのブロック図は、順方向リンクについてのデータエンコーディング及び変調をサポートする数多くの構成の一つである。IS−95規格に適合するCDMAシステムにおける順方向リンク情報チャネルに対する構成のような他の構成も、利用されることができ、これらも、本発明の範囲内である。
ある実施例では、アクセスポイント4によりサポートされるデータレートは、事前に決められ、各サポートされたデータレートは、固有のレートインデックス(rate index)が割り当てられる。アクセスターミナル6は、C/I観測に基づいてサポートされたデータレートの一つを選択する。アクセスポイント4が要求されたデータレートでデータを送信することを指示するために、要求されたデータレートがアクセスポイント4に送られる必要がある。そのため、サポートされたデータレートの数と要求されたデータレートを認識するために必要なビット数との間で、トレードオフが行われる。ある実施例では、サポートされたデータレートは、7であり、3ビットデータインデックスが要求されたデータレートを認識するために使用される。サポートされたデータレートの数及びnビットレートインデックスが考えられ、これらは本発明の範囲内であることが、本技術分野に通常の知識のある者により理解されるであろう。
ある実施例では、最小のデータレートは、38.4Kbpsであり、最大のデータレートは、2.4576Mbpsである。最小のデータレートは、システムにおける悪い場合のC/I観測、システムの処理利得、エラー訂正コードの設計、及び成果の期待されるレベルに基づいて選択される。ある実施例では、サポートされているデータレートは、連続するサポートされているデータレート間の違いが3dBになるように選択される。3dBの増加分は、いくつかの要因間の妥協である。その要因は、アクセスターミナル6により達成されうるC/I観測の精度、C/I観測に基づいたデータレートの量子化からの結果としての損失(若しくは、非効率性)、及びアクセスターミナル6からアクセスポイント4へ送信するために要求されたデータレートに必要なビット数(若しくは、ビットレート)を含む。サポートされているデータレートが多ければ、要求されたデータレートを認識するためにより多くのビットが必要になる。しかし、計算された最大のデータレートとサポートされたデータレート間の量子化エラーがより小さいため、順方向リンクのより効率的な使用ができる。
ある実施例では、情報チャネル送信は、フレームに区分される。ある実施例のフレームは、ショートPN系列の長さ、即ち26.67msecとして定義される。各フレームは、全てのアクセスターミナル6に宛てられた制御チャネル情報(制御チャネルフレーム)、特定のアクセスターミナル6に宛てられた情報データ(情報フレーム)、若しくは、空データであることもある(アイドルフレーム)を搬送できる。各フレームの内容は、送信しているアクセスポイント4により実行されるスケジューリングにより決定される。ある実施例では、各フレームは、16の時間スロットを具備し、各時間スロットは、1.667msecの期間を持っている。1.667msecの1つの時間スロットは、アクセスターミナル6が順方向リンク信号のC/I観測を実行することができるようにするために適切である。1.667msecの1つの時間スロットは、効率的なパケットデータ送信に対して十分な量の時間も表している。ある実施例では、各時間スロットは、4つの1/4スロットにさらに区分される。
ある実施例では、各データパケットは、表1に示されるように1若しくはそれ以上の時間スロットにわたって送信される。ある実施例では、各順方向リンクデータパケットは、1024若しくは2048ビットを具備する。それ故、各データパケットを送信するために要求された時間スロットの数は、データレートに依存し、そして、38.4Kbpsレートに対する16の時間スロットから1.2288Mbpsレート以上に対する1時間スロットまでの範囲である。
一実施例の順方向リンクスロット構造の例示的な線図が、図5(A)に示されている。ある実施例では、各スロットは、4つの時間多重化されたチャネル、情報チャネル、制御チャネル、パイロットチャネル、及び出力制御チャネルの内の3つを具備する。ある実施例では、パイロット及び出力制御チャネルは、2つのパイロット及び出力制御バースト(burst)に送信される。パイロット及び出力制御バーストは、各時間スロットにおいて同じ場所に位置している。パイロット及び出力制御バーストの説明は、1997年11月3日に提出された米国特許出願 No. 08/963,386、題名“高レートパケット送信に関する方法及び装置”に開示されており、以前に引用されている。
VIII.順方向リンクパイロットチャネル
ある実施例では、順方向リンクパイロットチャネルは、パイロット信号を与える。パイロット信号は、初期捕捉、位相回復、タイミング回復、比率統合のためにアクセスターミナル6により使用される。これらの使用は、IS−95規格に適合するCDMA通信システムの場合と同様である。ある実施例では、パイロット信号は、C/I観測を実行するためにアクセスターミナル6によっても使用される。
ある実施例では、順方向リンクパイロットチャネルは、パイロット信号を与える。パイロット信号は、初期捕捉、位相回復、タイミング回復、比率統合のためにアクセスターミナル6により使用される。これらの使用は、IS−95規格に適合するCDMA通信システムの場合と同様である。ある実施例では、パイロット信号は、C/I観測を実行するためにアクセスターミナル6によっても使用される。
一実施例における順方向リンクパイロットチャネルのブロック図が、図3に示されている。パイロットデータは、乗算器156に与えられる全てゼロ(若しくは全て1)の系列を具備する。乗算器156は、ウォルシュコードW0でパイロットデータをカバーする。ウォルシュコードW0が全てゼロの系列であるため、乗算器156の出力は、パイロットデータである。パイロットデータは、MUX162により時間多重化され、Iウォルシュチャネルに与えられる。Iウォルシュチャネルは、複素乗算器214の中でショートPNIコードにより拡散される(図4参照)。ある実施例では、パイロットデータは、全てのアクセスターミナル6により受信できるようにするため、ロングPNコードでは拡散されない。ロングPNコードは、MUX234によりパイロットバーストの期間、門を閉じられている。それ故、パイロット信号は、変調されなかったBPSK信号である。
パイロット信号を図示する線図が、図5(A)に示されている。ある実施例では、各時間スロットは、2つのパイロットバースト306a及び306bを具備する。パイロットバースト306a及び306bは、時間スロットの1/4及び3/4の終わりに生ずる。ある実施例では、各パイロットバースト306は、64チップの期間(Tp=64チップ)である。情報データ若しくは制御チャネルデータがない場合。アクセスポイント4は、パイロット及び出力制御バーストを送信するだけである。その結果、1200Hzの周期的なレートで不連続な波形バースティングになる。
IX.逆方向リンク出力制御ビット利得
ある実施例では、順方向リンク出力制御チャネルは、出力制御命令を送るために使用される。出力制御命令は、遠隔局6からの逆方向リンク送信の送信出力を制御するために使用される。逆方向リンクにおいて、各送信を行っているアクセスターミナル6は、ネットワーク中の他の全てのアクセスターミナル6に対して干渉源として作用する。逆方向リンクについての干渉を最小にし、能力を最大にするために、各アクセスターミナル6の送信出力は、2つの出力制御ループで制御される。ある実施例では、出力制御ループは、米国特許 No. 5,056,109、題名“CDMAセルラ移動電話システムにおける送信出力を制御する方法及び装置”に詳細に開示されているCDMAシステムのものと同様である。これは、本発明の譲受人に譲渡されており、ここに引用されている。他の出力制御機能も考えられ、それらは、本発明の範囲内である。
ある実施例では、順方向リンク出力制御チャネルは、出力制御命令を送るために使用される。出力制御命令は、遠隔局6からの逆方向リンク送信の送信出力を制御するために使用される。逆方向リンクにおいて、各送信を行っているアクセスターミナル6は、ネットワーク中の他の全てのアクセスターミナル6に対して干渉源として作用する。逆方向リンクについての干渉を最小にし、能力を最大にするために、各アクセスターミナル6の送信出力は、2つの出力制御ループで制御される。ある実施例では、出力制御ループは、米国特許 No. 5,056,109、題名“CDMAセルラ移動電話システムにおける送信出力を制御する方法及び装置”に詳細に開示されているCDMAシステムのものと同様である。これは、本発明の譲受人に譲渡されており、ここに引用されている。他の出力制御機能も考えられ、それらは、本発明の範囲内である。
第1の出力制御ループは、逆方向リンク信号品質が設定されたレベルに維持されるように、アクセスターミナル6の送信出力を調整する。信号品質は、アクセスポイント4において受信された逆方向リンク信号のノイズ+干渉に対するビット当たりのエネルギーの比Eb/Ioとして観測される。設定レベルは、Eb/Io設定値として参照される。第2の出力制御ループは、フレームエラーレート(FER)として観測される成果の所望のレベルが維持されるように、設定値を調整する。各アクセスターミナル6の送信出力は、通信システム中の他のアクセスターミナル6にとって干渉であるため、出力制御は、逆方向リンクにおいて極めて重要である。逆方向リンクの送信出力を最小にすることは、干渉を減少させ、逆方向リンクの能力を増加させる。
第1の出力制御ループの中で、逆方向リンク信号のEb/Ioは、アクセスポイント4において観測される。そして、アクセスポイント4は、観測したEb/Ioを設定値と比較する。観測したEb/Ioが設定値より高ければ、アクセスポイント4は、送信出力を減少させるためにアクセスターミナル6に出力制御メッセージを送信する。あるいは、観測したEb/Ioが設定値より低ければ、アクセスポイント4は、送信出力を増加させるためにアクセスターミナル6に出力制御メッセージを送信する。ある実施例では、出力制御メッセージは、1出力制御ビットで与えられる。ある実施例では、出力制御ビットに関する高い値は、アクセスターミナル6が送信出力を増加させるように命令し、低い値は、アクセスターミナル6が送信出力を減少させるように命令する。
ある実施例では、各アクセスポイント4と通信している全てのアクセスターミナル6に対する出力制御ビットは、出力制御チャネルで送信される。ある実施例では、出力制御チャネルは、16ビットのウォルシュカバーで拡散される、最大32までの直交チャネルを具備する。各ウォルシュチャネルは、周期的な間隔で1つの逆方向出力制御(RPC)ビット若しくは1つのFACビットを送信する。各々のアクティブなアクセスターミナル6は、1つのRPCインデックスを割り当てられる。RPCインデックスは、そのアクセスターミナル6に向けられているRPCビットストリームの送信に対するウォルシュカバー及びQPSK変調位相(例えば、同位相若しくは直交)を定義する。ある実施例では、0のRPCインデックスが、FACビットのために保存される。
出力制御チャネルの一ブロック図が、図3に示されている。RPCビットは、各RPCビットを所定の回数繰り返す記号リピータ150に与えられる。繰り返されたRPCビットは、ウォルシュカバーエレメント152に与えられる。ウォルシュカバーエレメント152は、RPCインデックスに対応するウォルシュカバーでビットをカバーする。カバーされたビットは、利得エレメント154に与えられる。ある実施例では、利得エレメント154は、一定の送信出力を維持するために、変調に先立ってビットを計測する。ある実施例では、RPCウォルシュチャネルの利得は、RPCチャネル出力の合計が利用できる送信出力の総量に等しくなるように、規格化される。全てのアクティブなアクセスターミナル6に確実なRPC送信を維持する一方で、ウォルシュチャネルの利得は、総アクセスポイント送信出力の効率的な利用のために時間の関数として変化できる。ある実施例では、動いていないアクセスターミナル6のウォルシュチャネル利得は、ゼロに設定される。RPCウォルシュチャネルの自動出力制御は、アクセスターミナル6に対応するDRCチャネルからの順方向リンク品質観測の推定を使用することにより可能である。利得エレメント154から計測されたRPCビットは、MUX162に与えられる。
ある実施例では、0から15までのRPCインデックスは、ウォルシュカバーW0からW15にそれぞれ割り当てられ、スロット内の第1のパイロットバースト(図5(B)のRPCバースト304)の周りに送信される。16から31までのRPCインデックスは、ウォルシュカバーW0からW15にそれぞれ割り当てられ、スロット内の第2のパイロットバースト(図5(B)のRPCバースト308)の周りに送信される。ある実施例では、RPCビットは、同位相信号上で変調された偶数のウォルシュカバー(例えば、W0,W2,W4等)及び直交信号上で変調された奇数のウォルシュカバー(例えば、W1,W3,W5等)で変調されたBPSKである。ピークと平均間のエンベロープ(envelope)を減少させるために、同位相及び直交出力をバランスさせることが好ましい。さらに、デモジュレータの位相推定エラーに起因するクロストークを最小にするために、同位相及び直交信号に直交カバーを割り当てることが好ましい。
ある実施例では、最大31までのRPCビットは、各時間スロットの中で31RPCウォルシュチャネルにおいて送信できる。ある実施例では、15RPCビットが、スロットの前半で送信され、16RPCビットが、スロットの後半で送信される。RPCビットは、総合計器212(図4参照)により統合され、出力制御チャネルの合成波形は、図5(B)に示されるようになる。
出力制御チャネルのタイミング線図は、図5(A)に図示されている。ある実施例では、RPCビットレートは、600bps、若しくは時間スロットあたり1RPCビットである。各RPCビットレートは、時間多重化され、図5(B)及び5(C)に示されるように、2つのRPCバースト(例えば、RPCバースト304a及び304b)にわたって送信される。ある実施例では、各RPCバーストは、幅(Tc=32チップ)が32PNチップ(即ち2ウォルシュ記号)であり、各RPCビットの全幅は、64PNチップ(即ち4ウォルシュ記号)である。他のRPCビットレートは、繰り返しの記号の数を変えることにより得られるであろう。例えば、1200bpsのRPCビットレートは、(63までのアクセスターミナル6を同時にサポートするために、若しくは、出力制御レートを増加させるために)RPCバースト304a及び304bにおいて31RPCビットの第1の組を、及びRPCバースト308a及び308bにおいて32RPCビットの第2の組を送信することにより得られるであろう。この場合、全てのウォルシュカバーは、同位相および直交信号で使用される。
各アクセスポイント4と通信しているアクセスターミナル6の数が、利用できるRPCウォルシュチャネルの数より少ないはずであるため、出力制御チャネルは、バーストしやすい性質を持つ。このような状況では、あるRPCウォルシュチャネルは、利得エレメント154の利得の適正な調整によりゼロに設定される。
ある実施例では、RPCビットは、処理の遅延を最小にするためにコーディング若しくはインターリービングなしにアクセスターミナル6に送信される。さらに、エラーが、次の時間スロットにおいて出力制御ループにより訂正されるはずであるため、出力制御ビットの誤った受信は、データ通信システムにとって損にはならない。
ある実施例では、アクセスターミナル6は、逆方向リンクの複数のアクセスポイント4とソフトハンドオフにあるであろう。ソフトハンドオフにあるアクセスターミナル6に対する逆方向リンク出力制御に関する方法及び装置は、前述の米国特許 No. 5,056,109に開示されている。ソフトハンドオフにあるアクセスターミナル6は、アクティブセットにある各アクセスポイント4に対するRPCウォルシュチャネルをモニタし、前述の米国特許 No. 5,056,109に開示されている方法にしたがってRPCビットを統合する。ある実施例では、アクセスターミナル6は、出力低下命令の論理ORを実行する。受信したRPCビットのいずれかが、アクセスターミナル6に送信出力を減少させるように命令するならば、アクセスターミナル6は、送信出力を減少する。ある実施例では、ソフトハンドオフにあるアクセスターミナル6は、ハードデシジョン(hard decision)を決定する前に、RPCビットのソフトデシジョンを統合できる。受信したRPCビットを処理するための他の実施例が考えられ、そして、それらは、本発明の範囲内である。
ある実施例では、関連するパイロットチャネルの情報チャネルが、次の1/2フレームにおいて送信されるか否かを、FACビットは、アクセスターミナル6に指示する。FCAビットの使用は、アクセスターミナル6によるC/I推定を改善し、そして、それゆえ、干渉の活性度の知識を広めることによりデータレート要求を改善する。ある実施例では、FACビットは、1/2フレーム境界において変化するだけであり、8の連続する時間スロットの間繰り返され、75bpsビットレートになる。
ここで、(C/I)iはi番目の順方向リンク信号のC/I観測、Ciはi番目の順方向リンク信号のC/I観測の総受信出力、Cjはj番目の順方向リンク信号のC/I観測の受信出力、Iは全てのアクセスポイント4が送信している場合の全干渉、αjはj番目の順方向リンク信号のFCAビットであり、FCAビットに依存して0若しくは1となる。
X.逆方向リンク構造
ある実施例のデータ通信システムにおいて、逆方向リンク送信は、順方向リンク送信といくつかの方法で異なっている。順方向リンクにおいて、データ送信は、典型的には、1つのアクセスポイント4から1つのアクセスターミナル6に行われる。しかし、逆方向リンクにおいては、各アクセスポイント4は、複数のアクセスターミナル6からのデータ送信を同時に受信できる。ある実施例では、各アクセスターミナル6は、アクセスポイント4に送信すべきデータの量に依存して、いくつかのデータレートの内の1つで送信できる。このシステム設計は、データ通信の非対称的な特性を反映する。
ある実施例のデータ通信システムにおいて、逆方向リンク送信は、順方向リンク送信といくつかの方法で異なっている。順方向リンクにおいて、データ送信は、典型的には、1つのアクセスポイント4から1つのアクセスターミナル6に行われる。しかし、逆方向リンクにおいては、各アクセスポイント4は、複数のアクセスターミナル6からのデータ送信を同時に受信できる。ある実施例では、各アクセスターミナル6は、アクセスポイント4に送信すべきデータの量に依存して、いくつかのデータレートの内の1つで送信できる。このシステム設計は、データ通信の非対称的な特性を反映する。
ある実施例では、逆方向リンクにおける時間ベースユニットは、順方向リンクにおける時間ベースユニットと同一である。ある実施例では、順方向リンク及び逆方向リンクデータ送信は、1.667msecの期間の複数の時間スロットにわたって生ずる。しかしながら、逆方向リンクにおけるデータ送信が、典型的には低いデータレートで生ずるため、より長い時間ベースユニットが、効率を改善するために使用される。
ある実施例では、逆方向リンクは、可変レートデータ送信をサポートする。可変レートは、自由度を与え、アクセスポイント4に送信すべきデータの量に依存して、アクセスターミナル6がいくつかのデータレートの内の1つで送信することを認める。ある実施例では、アクセスターミナル6は、常に最低のデータレートでデータを送信できる。ある実施例では、高いデータレートのデータ送信は、アクセスポイント4による許可が必要である。この実施は、逆方向リンクリソースの効率的利用を与える一方で、逆方向リンク送信遅延を最小にする。
ある実施例では、逆方向リンクは、パイロット/DRCチャネル及びデータチャネルの2チャネルをサポートする。これら各チャネルの機能及び実行は、以下に述べられる。パイロット/DRCチャネルは、パイロット信号及びDRCメッセージを送信するために使用され、データチャネルは、情報データを送信するために使用される。
ある実施例では、アクセスターミナル6が高速データ送信を受信している時でも、アクセスターミナル6は、各時間スロットにおいてパイロット/DRCチャネル上にDRCメッセージを送信する。あるいは、アクセスターミナル6が、高速データ送信を受信していない場合、パイロット/DRCチャネル上の全部のスロットは、パイロット信号を具備する。パイロット信号は、多くの機能をアクセスポイント4が受信することにより使用される。それは、初期捕捉の助けとして、パイロット/DRC及びデータチャネルに関する位相基準として、及び閉ループ逆方向リンク出力制御のソースとしての機能である。
ある実施例では、逆方向リンクのバンド幅は、1.2288MHzになるよう選択される。このバンド幅選択は、IS−95規格に適合するCDMAシステムに対して設計された既存のハードウェアを利用できるようにする。しかしながら、他のバンド幅は、能力を増加させるため及び/若しくはシステム要求に適合させるために利用できる。ある実施例では、IS−95規格により規定されているように、同じロングPNコード及びショートPNI及びPNQコードが、逆方向リンク信号を拡散するために使用される。ある実施例では、逆方向リンクチャネルは、QPSK変調を使用して送信される。あるいは、OQPSK変調が、変調された信号のピークと平均の振幅変化を最小にするために使用できる。それは結果として性能の改善になる。異なるシステムバンド幅、PNコード、及び変調体系の使用が考えられ、これは本発明の範囲内である。
ある実施例では、パイロット/DRCチャネル及びデータチャネルにおける逆方向リンクの送信出力は、以下のようにするために制御される。アクセスポイント4において観測されたように、逆方向リンク信号のEb/Ioは、前述の米国特許 No. 5,506,109で議論されたように、所定のEb/Io設定値で維持される。出力制御は、アクセスターミナル6と通信しているアクセスポイント4により維持され、命令は、上記のようにRPCビットとして送信される。
XI.逆方向リンクデータチャネル
一実施例の1つの逆方向リンク構造のブロック図が、図6に示されている。データは、データパケットに区分され、エンコーダ612に与えられる。各データパケットに対して、エンコーダ612は、CRCパリティビットを生成し、コードテールビットを挿入し、そしてデータをエンコードする。ある実施例では、前述の米国特許出願 No. 08/743,688に開示されたエンコーディングフォーマットにしたがって、エンコーダ612は、パケットをエンコードする。他のエンコーディングフォーマットも使用でき、本発明の範囲内である。エンコーダ612からエンコードされたパケットは、パケット中のコード記号を記録するブロックインテーリーバ614に与えられる。インターリーブされたパケットは、乗算器616に与えられる。乗算器616は、データをウォルシュカバーでカバーし、利得エレメント618にカバーされたデータを与える。利得エレメント618は、データレートに拘わらず一定のビット当たりのエネルギーEbに維持するためにデータを計測する。利得エレメント618から計測されたデータは、乗算器650b及び650dに与えられる。乗算器650は、PN_Q及びPN_I系列でそれぞれデータを拡散する。乗算器650b及び650dから拡散されたデータは、データをフィルタするフィルタ652b及び652dにそれぞれ与えられる。フィルタ652a及び652bからフィルタされた信号は、総合計器654aに与えられる。そして、フィルタ652c及び652dからフィルタされた信号は、総合計器654bに与えられる。総合計器654は、データチャネルからの信号とパイロット/DRCチャネルからの信号を合計する。総合計器654a及び654bの出力は、それぞれI出力及びQ出力を具備する。I出力及びQ出力は、それぞれ(順方向リンクにおけるように)同位相サイン関数COS(wct)及び直交サイン関数SIN(wct)で変調され、そして合計される(図6には示されていない)。ある実施例では、情報データは、サイン関数の同位相及び直交の両者に送信される。
一実施例の1つの逆方向リンク構造のブロック図が、図6に示されている。データは、データパケットに区分され、エンコーダ612に与えられる。各データパケットに対して、エンコーダ612は、CRCパリティビットを生成し、コードテールビットを挿入し、そしてデータをエンコードする。ある実施例では、前述の米国特許出願 No. 08/743,688に開示されたエンコーディングフォーマットにしたがって、エンコーダ612は、パケットをエンコードする。他のエンコーディングフォーマットも使用でき、本発明の範囲内である。エンコーダ612からエンコードされたパケットは、パケット中のコード記号を記録するブロックインテーリーバ614に与えられる。インターリーブされたパケットは、乗算器616に与えられる。乗算器616は、データをウォルシュカバーでカバーし、利得エレメント618にカバーされたデータを与える。利得エレメント618は、データレートに拘わらず一定のビット当たりのエネルギーEbに維持するためにデータを計測する。利得エレメント618から計測されたデータは、乗算器650b及び650dに与えられる。乗算器650は、PN_Q及びPN_I系列でそれぞれデータを拡散する。乗算器650b及び650dから拡散されたデータは、データをフィルタするフィルタ652b及び652dにそれぞれ与えられる。フィルタ652a及び652bからフィルタされた信号は、総合計器654aに与えられる。そして、フィルタ652c及び652dからフィルタされた信号は、総合計器654bに与えられる。総合計器654は、データチャネルからの信号とパイロット/DRCチャネルからの信号を合計する。総合計器654a及び654bの出力は、それぞれI出力及びQ出力を具備する。I出力及びQ出力は、それぞれ(順方向リンクにおけるように)同位相サイン関数COS(wct)及び直交サイン関数SIN(wct)で変調され、そして合計される(図6には示されていない)。ある実施例では、情報データは、サイン関数の同位相及び直交の両者に送信される。
ある実施例では、データは、ロングPNコード及びショートPNコードで拡散される。受信しているアクセスポイント4が、送信しているアクセスポイント6を認識できるように、ロングPNコードは、データをスクランブルする。ショートPNコードは、システムバンド幅にわたって信号を拡散する。ロングPN系列は、ロングコード生成器642により生成され、乗算器646に与えられる。ショートPNI及びPNQ系列は、ショートコード生成器644により生成され、それぞれ乗算器646a及び646bに与えられる。乗算器646a及び646bは、それぞれ、PN_IからPN_Qまでの2組の系列を掛け算する。タイミング/制御回路640は、タイミングリファレンスを与える。
図6に示されるようなデータチャネル構造の一ブロック線図は、逆方向リンクにおけるデータのエンコーディング及び変調をサポートする数多くの構造の一つである。高レートデータ通信にとって、多数の直交チャネルを利用する順方向リンクのそれと同様な構造も、使用できる。IS−95規格に適合するCDMAシステムにおける逆方向リンク情報チャネルに対する構造のような、他の構造も考えられ、これらは、本発明の範囲内である。高速データ通信に対する例示的なスケジューリング機構は、前述の米国特許出願 No. 08/798,951に詳しく述べられている。
XII. 逆方向リンクパイロット/DRCチャネル
パイロット/DRCチャネルの一ブロック線図が、図6に示されている。DRCメッセージは、DRCエンコーダ626に与えられる。DRCエンコーダは、所定のコーディングフォーマットにしたがってメッセージをエンコードする。適切でない順方向リンクデータレートの決定は、システムのスループット実績に影響を与えるという理由から、DRCメッセージのエラー確率は、十分に低い必要があるため、DRCメッセージのコーディングは、重要である。ある実施例では、DRCエンコーダ626は、レート(8,4)CRCブロックエンコーダである。レート(8,4)CRCブロックエンコーダは、3−ビットDRCメッセージを8−ビットコードワードにエンコードする。エンコードされたDRCメッセージは、乗算器628に与えられる。乗算器は、DRCメッセージが送られる目的地のアクセスポイント4を一義的に認識するウォルシュコードで、メッセージをカバーする。ウォルシュコードは、ウォルシュ生成器624により与えられる。カバーされたDRCメッセージは、多重化装置(MUX)630に与えられる。MUX630は、パイロットデータでメッセージを多重化する。DRCメッセージ及びパイロットデータは、データをPN_I及びPN_Q信号でそれぞれ拡散する乗算器650a及び650bに与えられる。このようにして、パイロット及びDRCメッセージは、同位相及び直交位相の両者のサイン関数で送信される。
パイロット/DRCチャネルの一ブロック線図が、図6に示されている。DRCメッセージは、DRCエンコーダ626に与えられる。DRCエンコーダは、所定のコーディングフォーマットにしたがってメッセージをエンコードする。適切でない順方向リンクデータレートの決定は、システムのスループット実績に影響を与えるという理由から、DRCメッセージのエラー確率は、十分に低い必要があるため、DRCメッセージのコーディングは、重要である。ある実施例では、DRCエンコーダ626は、レート(8,4)CRCブロックエンコーダである。レート(8,4)CRCブロックエンコーダは、3−ビットDRCメッセージを8−ビットコードワードにエンコードする。エンコードされたDRCメッセージは、乗算器628に与えられる。乗算器は、DRCメッセージが送られる目的地のアクセスポイント4を一義的に認識するウォルシュコードで、メッセージをカバーする。ウォルシュコードは、ウォルシュ生成器624により与えられる。カバーされたDRCメッセージは、多重化装置(MUX)630に与えられる。MUX630は、パイロットデータでメッセージを多重化する。DRCメッセージ及びパイロットデータは、データをPN_I及びPN_Q信号でそれぞれ拡散する乗算器650a及び650bに与えられる。このようにして、パイロット及びDRCメッセージは、同位相及び直交位相の両者のサイン関数で送信される。
ある実施例では、DRCメッセージは、選択されたアクセスポイント4に送信される。これは、選択されたアクセスポイント4を認識する、ウォルシュコードでDRCメッセージがカバーされることにより達成される。ある実施例では、ウォルシュコードは、長さが128チップである。128−チップウォルシュコードの誘導は、この分野で知られている。1つの固有のウォルシュコードが、アクセスターミナル6と通信している各アクセスポイント4に割り当てられる。各アクセスポイント4は、割り当てられたウォルシュコードでDRCチャネル上の信号をデカバーする。選択されたアクセスポイント4は、DRCメッセージをデカバーすることができ、応答している順方向リンクにおいて、要求しているアクセスターミナル6にデータを送信する。他のアクセスポイント4が、異なるウォルシュコードに割り当てられているため、他のアクセスポイント4は、要求されたデータレートが自分に向けられていないことを決められる。
ある実施例では、データ通信システム中の全てのアクセスポイント4に対する逆方向リンクショートPNコードは、同一であり、異なるアクセスポイント4を識別するためにショートPN系列のオフセットがない。ある実施例のデータ通信システムは、逆方向リンクにおけるソフトハンドオフをサポートする。オフセットを持たない同じショートPNコードを使用することは、ソフトハンドオフの期間中アクセスターミナル6からの同一の逆方向リンク送信を、複数のアクセスポイント4が受信できるようにする。ショートPNコードは、スペクトルの拡散を与えるが、アクセスポイント4の識別は認めない。
ある実施例では、DRCメッセージは、アクセスターミナル6により要求されたデータレートを搬送する。他の実施例では、DRCメッセージは、順方向リンク品質の指標(例えば、アクセスターミナル6により観測されるようなC/I情報)を搬送する。アクセスターミナル6は、1若しくはそれ以上のアクセスポイント4から順方向リンクパイロット信号を同時に受信でき、各受信パイロット信号のC/I観測を実行する。そして、アクセスターミナル6は、現在及び以前のC/I観測を具備することができるパラメータの組に基づいて、最善のアクセスポイント4を選択できる。レート制御情報は、DRCメッセージにフォーマットされる。DRCメッセージは、いくつかの実施例のうちの一つでアクセスポイント4に伝達される。
ある実施例では、アクセスターミナル6は、要求されたデータレートに基づいてDRCメッセージを送信する。要求されたデータレートは、最大のサポートされたデータレートである。そのデータレートは、アクセスターミナル6により観測されるC/Iで満足する成果を生み出す。C/I観測から、アクセスターミナル6は、満足する成果を生み出す最大のデータレートを計算する。一旦、最大のデータレートが計算されると、最大のデータレートは、それからサポートされたデータレートの一つに量子化され、要求されたデータレートとして指定される。要求されたデータレートに対応するデータレートインデックスは、選択されたアクセスポイント4に送信される。サポートされたデータレートの例示的な組及び対応するデータレートインデックスが、表1に示されている。
アクセスターミナル6は、過剰なC/I観測も計算する。過剰なC/I観測は、満足する成果に対して要求されたものを超えるC/Iである。ある実施例では、アクセスターミナル6は、過剰なC/I観測に基づいてDRCメッセージを送信する。この実施例では、アクセスポイント4は、満足する成果を生み出す最大のデータレートを計算する。他の実施例では、アクセスターミナル6は、C/I観測及び過剰なC/I観測の両者に基づいてDRCメッセージを送信する。他の実施例では、アクセスターミナル6は、他のチャネルに過剰なC/I観測を送信する。過剰なC/I観測が計算される実施例では、アクセスポイント4は、満足する成果を生み出す最大のデータレートを計算し、過剰なC/I観測に基づいて情報チャネルの送信出力を減少する。そして、アクセスターミナル6復調器64は、減少による情報チャネル送信出力を計測する。
ある実施例では、そこで、アクセスターミナル6は、選択されたアクセスポイント4に順方向リンク品質の指標を送信し、アクセスターミナル6は、C/I観測の量子化された値を表すC/Iインデックスを送信する。C/I観測は、表に作られることができ、C/Iインデックスと関連させることができる。C/Iインデックスを表すためにより多くのビットを使用することは、C/I観測のより精密な量子化を可能にする。マッピングは、線形にすることもできるし、若しくは予め変形させることもできる。線形のマッピングに対して、C/Iインデックスの各増加分は、C/I観測における対応する増加を表す。例えば、C/Iインデックスにおける各ステップは、C/I観測において2.0dBの増加を表すことができる。予め変形されたマッピングに対しては、C/Iインデックスの各増加分は、C/I観測において異なる増加を表すことができる。一例として、予め変形されたマッピングは、図7に示されるようなC/I分布の累積分布関数(CDF)曲線に合うようにC/I観測を量子化するために使用することができる。
アクセスターミナル6からアクセスポイント4にレート制御情報を伝える他の実施例が考えられ、これは本発明の範囲内である。さらに、レート制御情報を表すために異なるビット数を使用することも、本発明の範囲内である。
ある実施例では、C/I観測及び過剰なC/I観測は、CDMAシステムにおいて使用されるものと同様な方法で、順方向リンクパイロット信号について実行することができる。C/I観測を実行する方法及び装置は、1996年9月27日に提出した米国特許 No. 5,903,554、題名“拡散スペクトル通信システムにおけるリンク品質を測定する方法及び装置”に開示されている。これは、本発明の譲受人に譲渡されており、引用されている。まとめると、パイロット信号についてのC/I観測は、ショートPNコードにより受信した信号を逆拡散することにより得られる。C/I観測の時間と実際のデータ送信の時間との間でチャネル状態が変化する場合、パイロット信号についていのC/I観測は、不確実性を含むであろう。ある実施例では、FCAビットを使用することは、要求されたデータレートを決定する時に、アクセスターミナル6が順方向リンクの活性度を考慮することを認める。
他の実施例では、C/I観測及過剰なC/I観測は、順方向リンク情報チャネルについて実行されることができる。情報チャネル信号は、ロングPNコード及びショートPNコードで逆拡散され、ウォルシュコードでデカバーされる。送信出力のより大きな割合がデータ送信に割り当てられるという理由で、データチャネル上の信号についてのC/I観測は、さらに正確なはずである。アクセスターミナル6により受信された順方向リンク信号のC/Iを観測するための他の方法が考えられ、それは本発明の範囲内である。
ある実施例では、要求されたデータレートは、絶対リファレンス(absolute reference)及び相対リファレンス(relative reference)を使用してアクセスポイント4に伝達される。この実施例では、要求されたデータレートを具備する絶対リファレンスは、定期的に送信される。絶対リファレンスは、アクセスポイント4がアクセスターミナル6により要求された的確なデータレートを決定することを可能にする。絶対リファレンスの送信間の各時間スロットに対して、アクセスターミナル6は、アクセスポイント4に相対リファレンスを送信する。これは、次に来る時間スロットに対して要求されたデータレートが、前の時間スロットに対して要求されたデータレートより高いか、低いか、若しくは同じであるかどうかを示す。アクセスターミナル6は、定期的に絶対リファレンスを送信する。データレートインデックスの定期的な送信は、要求されたデータレートが既知の状態に設定されることを可能にし、相対リファレンスの誤った受信が蓄積されないことを確認する。絶対リファレンス及び相対リファレンスの使用は、アクセスポイント6へのDRCメッセージの送信レートを減少できる。要求されたデータレートを送信するための他のプロトコル(protocol)も考えられ、本発明の範囲内である。
逆方向リンクアクセスチャネルは、登録フェーズ(registration phase)の期間、アクセスポイント4にメッセージを送信するためにアクセスターミナル6により使用される。アクセスターミナル6は、逆方向リンクNACKチャネル上にNACKメッセージを送信する。
本発明は、NACKプロトコルの関係において記述してきたが、ACKプロトコルの使用が考えられ、本発明の範囲内である。
開示された実施例のこれまでの記述は、この分野に通常の知識のあるいかなる者でも本発明を作成し、使用することを可能にする。これらの実施例に対して各種の変形は、本分野に通常の知識のある者にとって容易に実現されるであろう。そしてここで定義された一般的な原理は、他の実施例にも適用できる。そのため、本発明は、ここに示された実施例に限定されることなく、ここで開示された原理及び新奇な特徴に整合する広範な範囲にしたがう。
2…セル,4…アクセスポイント,6…アクセスターミナル,10…アクセスポイントコントローラ,120,156,218,236,616,628,650…乗算器,220…総合計器。
Claims (29)
- データ送信を保留しているアクセスターミナルを呼び出す;
パラメータの組に基づいてアクセスポイントを選択する;
該選択されたアクセスポイントからの順方向リンク信号についての過剰なC/Iを観測する;
上記選択されたアクセスポイントに該過剰なC/I観測を送る;及び
上記過剰なC/I観測にしたがった送信出力で上記選択されたアクセスポイントからデータを送信する、
を具備する、少なくとも1つのアクセスポイントから1つのアクセスターミナルへのパケットデータ送信の方法。 - 上記送信するステップは、上記アクセスターミナルの優先順位に基づいてスケジューラにより計画される、請求項1の方法。
- 上記観測すること、選択すること、及び送ることのステップは、上記データ送信が完了するまで各時間スロットにおいて実行される、請求項1の方法。
- 上記送信することのステップは、指向性ビームを使用して実行される、請求項1の方法。
- 上記データは、データパケットで上記アクセスターミナルに送信される、請求項1の方法。
- 上記アクセスターミナルにより受信されていないデータパケットに関する否定的受領通知(NACK)メッセージを送信する、
をさらに具備する請求項5の方法。 - 上記NACKメッセージにしたがって上記アクセスターミナルにより受信されなかった上記データパケットを再送信する、
をさらに具備する請求項5の方法。 - 上記データパケットは、全てのデータレートに対して固定されたサイズである、請求項5の方法。
- 上記データパケットは、1若しくはそれ以上の時間スロットにわたって送信される、請求項5の方法。
- 各データパケットは、プリアンブルを具備する、請求項5の方法。
- 上記プリアンブルの長さは、上記データレートに基づく、請求項10の方法。
- データ送信を保留しているアクセスターミナルを呼び出す;
パラメータの組に基づいてアクセスポイントを選択する;
該選択されたアクセスポイントからの順方向リンク信号の過剰なC/Iを観測する;
上記選択されたアクセスポイントに該過剰なC/I観測を含むデータ要求メッセージを送る;及び
上記過剰なC/I観測にしたがった送信出力で上記選択されたアクセスポイントからデータを送信する、
を具備する、少なくとも1つのアクセスポイントから1つのアクセスターミナルへのパケットデータ送信の方法。 - 上記データ要求メッセージは、要求されたデータレートを表すものである、請求項12の方法。
- 上記要求されたデータレートは、複数のデータレートのうちの1つである、請求項12の方法。
- データ送信を保留しているアクセスターミナルを呼び出す;
パラメータの組に基づいてアクセスポイントを選択する;
該選択されたアクセスポイントからの順方向リンク信号の過剰なC/Iを観測する;
上記選択されたアクセスポイントに第1のチャネルにおいてデータ要求メッセージを送る;
上記選択されたアクセスポイントに第2のチャネルにおいて該過剰なC/I観測を送る;及び
上記データ要求メッセージにしたがったデータレートで、及び上記観測された過剰なC/I観測にしたがった送信出力で、上記選択されたアクセスポイントからデータを送信する、
を具備する、少なくとも1つのアクセスポイントから1つのアクセスターミナルへのパケットデータ送信の方法。 - 上記データ要求メッセージは、要求されたデータレートを表すものである、請求項15の方法。
- 上記要求されたデータレートは、複数のデータレートのうちの1つである、請求項15の方法。
- 複数のアクセスターミナルからデータ要求メッセージを受信する;
該複数のアクセスターミナルそれぞれに関する平均運用レートを計算する;
該複数のアクセスターミナルそれぞれに関する該平均運用レートに対する要求されたデータレートの比率を計算する;
平均運用レートに対する要求されたデータレートの最大比率を有する該アクセスターミナルからデータの送信をスケジューリングする;及び
上記データ要求メッセージにしたがってランダムに変化する送信出力で上記選択されたアクセスポイントからデータを送信する、
を具備する、少なくとも1つのアクセスポイントから1つのアクセスターミナルへのパケットデータ送信の方法。 - 該比率は、DRCI(n)/RI(n)として計算される、ここで、RI(n)=(1−1/tc)*RI(n−1)+(1/tc);DRCI(n)は、スロットnにおけるターミナルIの該要求されたデータレートである;RI(n)は、スロットn−1からIにおける該平均運用レートである;及びtcは、スケジューラの時定数である、請求項18の方法。
- 複数のアクセスターミナルからデータ要求メッセージを受信する;
該複数のアクセスターミナルそれぞれに関する平均運用レートを計算する;
該複数のアクセスターミナルそれぞれに関する該平均運用レートに対する要求されたデータレートの比率を計算する;
平均運用レートに対する要求されたデータレートの該比率に基づいて該アクセスターミナルからのデータ送信の計画をバイアスする;及び
上記データ要求メッセージにしたがった通信システムにおける近隣のアクセスポイントと同期した送信出力で上記選択されたアクセスポイントからデータを送信する、
を具備する、通信システムにおける少なくとも1つのアクセスポイントから1のアクセスターミナルへのデータパケット送信の方法。 - 複数のアクセスターミナルからデータ要求メッセージを受信する;
該複数のアクセスターミナルそれぞれに関する平均運用レートを計算する;
該複数のアクセスターミナルそれぞれに関する該平均運用レートに対する要求されたデータレートの比率を計算する;
平均運用レートに対する要求されたデータレートの最大比率を有する該アクセスターミナルからデータの送信のスケジューリングする;及び
上記データ要求メッセージにしたがった通信システムにおける近隣のアクセスポイントと同期した送信出力で上記選択されたアクセスポイントからデータを送信する、
を具備する、通信システムにおける少なくとも1つのアクセスポイントから1つのアクセスターミナルへのパケットデータ送信の方法。 - 該送信出力は、該アクセスポイントのボアサイトアジマス角に依存した最大値である、請求項21の方法。
- 該送信出力が、
P(t)=P0(dBm)+∂(dB)*Cos(2*π*t/T−θ) ここで、
P0はアクセスポイントの形式的な送信出力;
θはアジマス角;
Tは360°スキャンする時間;及び
∂=dBで表されたピークである、
請求項22の方法。 - 順方向リンク信号についての呼び出しメッセージを受信し、及び該順方向リンク信号についてのC/I観測及び過剰なC/I観測を実行するための受信機;
該受信機からの上記呼び出しメッセージ、C/I観測、及び過剰なC/I観測を受信するための上記受信機と結合されたコントローラ、上記コントローラはアクセスポイントを選択する;及び
該C/I観測及び該過剰なC/I観測を含むデータ要求メッセージを送信するために上記コントローラに結合された送信機、
を具備するアクセスターミナル。 - C/I観測及び過剰なC/I観測を受信するための受信機;
該受信機から上記C/I観測及び過剰なC/I観測を受信するために上記受信機に結合されたチャネルスケジューラ、上記チャネルスケジューラはデータ送信のためのアクセスターミナルを選択する;及び
該C/I観測及び過剰なC/I観測に基づいた送信出力で送信するための上記チャネルスケジューラに結合された送信機、
を具備するアクセスポイント。 - アクセスターミナルへ順方向リンク信号中の呼び出しメッセージを送信するために少なくとも1つのアクセスポイント各々の中にある送信機;
上記呼び出しメッセージを受信するための、及び上記少なくとも1つのアクセスポイント中にある上記送信機から上記順方向リンク信号のC/I観測及び過剰なC/I観測を実行するための、上記1つのアクセスターミナル中にある受信機;
上記少なくとも1つのアクセスターミナル各々の中にあるコントローラ、上記コントローラは上記C/I観測及び過剰なC/I観測を受信するために上記受信機に結合される、上記コントローラは選択されたアクセスポイントを識別する;及び
データ要求メッセージを送信するために上記コントローラに結合された上記アクセスターミナル中にある送信機、
を具備する、少なくとも1つのアクセスポイントから1つのアクセスターミナルへの高速パケットデータ送信のための通信システム。 - 複数のアクセスターミナルからデータ要求メッセージを受信するための手段;
該複数のアクセスターミナル各々に関する平均運用レートを計算するための手段;
該複数のアクセスターミナル各々に関する該平均運用レートに対する要求されたデータレートの比率を計算するための手段;
平均運用レートに対する要求されたデータレートの最大比率を有する該アクセスターミナルからデータの送信をスケジューリングするための手段;及び
上記データ要求メッセージにしたがってランダムに変化する送信出力で上記選択されたアクセスポイントからデータを送信するための手段、
を具備するアクセスポイント。 - 複数のアクセスターミナルからデータ要求メッセージを受信するための手段;
該複数のアクセスターミナル各々に関する平均運用レートを計算するための手段;
該複数のアクセスターミナル各々に関する該平均運用レートに対する要求されたデータレートの比率を計算するための手段;
平均運用レートに対する要求されたデータレートの最大比率を有する該アクセスターミナルからのデータの送信の計画をバイアスするための手段;及び
上記データ要求メッセージにしたがってランダムに変化する送信出力で上記選択されたアクセスポイントからデータを送信するための手段、
を具備するアクセスポイント。 - 複数のアクセスターミナルからデータ要求メッセージを受信するための手段;
該複数のアクセスターミナル各々に関する平均運用レートを計算するための手段;
該複数のアクセスターミナル各々に関する該平均運用レートに対する要求されたデータレートの比率を計算するための手段;
平均運用レートに対する要求されたデータレートの最大比率を有する該アクセスターミナルからのデータの送信の計画をバイアスするための手段;及び
上記データ要求メッセージにしたがって通信システムにおける近隣のアクセスポイントに同期した送信出力で上記選択されたアクセスポイントからデータを送信するための手段、
を具備するアクセスポイント。
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