JP2008011027A - 受信装置 - Google Patents

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    • H03G3/20Automatic control
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Abstract

【課題】直列接続されたそれぞれ第1及び第2の増幅器を有し、着信強度に応じて第1の増幅器をバイパスし、かつ第2の増幅器の利得を着信強度に応じて可変制御するとともに、上記バイパスの有無により生じる利得変動を第2の増幅器の利得を切り替えて補償する受信装置において、バイパス有無の切替タイミングと第2の増幅器の利得切替タイミングとの間の時間差を正確かつフレキシブルに調整する。
【解決手段】受信装置1に、第1の増幅器12をバイパスするスイッチ52の開閉制御及び第2の増幅器16の利得の可変制御を行うことにより受信信号を所定レベルに正規化するとともに、スイッチ12の開閉による利得変動の補償を第2の増幅器16の利得を切り替えて行う利得制御部40を設け、かつこの利得制御部40に、スイッチ52の開閉時期と第2の増幅器16の利得の切替時期との間の時間差をプログラムできるディジタル論理回路を設ける。
【選択図】図5

Description

本発明は、受信信号を所定の信号強度に正規化する自動利得制御を行う受信装置に関する。特に受信信号を増幅する直列接続された第1及び第2の増幅器を少なくとも有し、受信信号の強度の高低に従って第1の増幅器をバイパスし、かつ第2の増幅器の利得を受信信号に応じて可変制御する受信装置における利得制御技術に関する。
移動体通信システムに使用される受信装置において、アンテナにて受信された受信信号の着信強度が変動しても、これに応じて受信装置内の利得を自動制御し出力信号の強度を一定の値に正規化する自動利得制御(AGC: Automatic Gain Control)が行われている。特に近年のディジタル通信装置では、復調後のディジタル信号の信号対雑音比(S/N)を確保するために、復調処理後又は処理中のディジタル信号が、着信強度の変動に関わらず、その信号に割り当てられた信号線のビット数に対して最適な信号強度となるように受信装置内の利得が制御される。図1は、自動利得制御機能を備える従来のOFDM受信装置の構成例の概略構成図である。
図1に示すOFDM受信装置1の構成例では、直交周波数分割多重信号(以下、「OFDM信号」と記すことがある)である無線信号を受信するアンテナ11と、アンテナ11で受信された受信信号を増幅する低雑音増幅器(LNA)12と、低雑音増幅器(LNA)12により増幅された無線周波数受信信号に第1のローカル信号(LO1Hz)を混合して中間周波数信号に変換する周波数変換器13と、周波数変換器13に第1のローカル信号を供給する発振器14と、変換された中間周波数信号から所要の中間周波数帯の受信信号のみを取り出すためのバンドパスフィルタ(BPF)15と、バンドパスフィルタ15で取り出された中間周波数信号の信号強度を変更する可変利得増幅器(V-AMP)16と、可変利得増幅器16を通ったアナログ中間周波数信号を直交検波してディジタルベースバンド信号に変換する復調回路部20と、ディジタルベースバンド信号を元のデータ列に復調するベースバンド信号処理部30と、を備えて構成される。
復調回路部20は、可変利得増幅器16から入力した中間周波数信号を2つの信号に分ける分波器(HYB)21と、これら2つの中間周波数信号にそれぞれ位相0度と位相90度の第2のローカル信号(LO2Hz)を混合して直交アナログベースバンド信号をなすミクサ22a及び22bと、ミクサ22a及び22bに第2のローカル信号を供給する発振器23と、ミクサ22bに供給される第2のローカル信号の位相を90度ずらすπ/2位相器24と、ミクサ22a及び22bにより変換された直交アナログベースバンド信号をそれぞれディジタル信号に変換するアナログディジタル変換器(ADC)25a及び25bと、を備えて構成される。
ベースバンド信号処理部30は、復調回路部20によりディジタルベースバンド信号に変換された受信信号をフーリエ変換して元のデータ列に復調するフーリエ変換部31と、元のデータ列に、各種所定のディジタルデータ処理を行うデータ処理部32と、入力したディジタルベースバンド信号の信号強度と現在のOFDM受信装置の利得とに基づいて受信信号の着信強度を推定する電力検出部33と、を備える。実際には、フーリエ変換処理の前にガードインターバル除去処理やシリアルパラレル変換処理が行われるが、ここでは説明を省略する。
さらにOFDM受信装置1は、ベースバンド信号処理部30の電力検出部33が推定した着信強度に応じて低雑音増幅器12のバイパス制御を行い、及び/又は可変利得増幅器16の利得制御を行うことにより、復調回路部20へ入力する中間周波数信号の信号強度を略一定に保つ利得制御部40を備えている。
利得制御部40は、ベースバンド信号処理部30の電力検出部33が推定した着信強度に応じて可変利得増幅器16の利得を可変制御するV−AMP利得決定部41と、着信強度に応じて低雑音増幅器12のバイパス経路を開閉する無線周波数信号スイッチ(RF-SW)52の開閉制御信号を生成するRF−SW切替部42と、を備えている。V−AMP利得決定部41により決定されたディジタル形式の可変利得増幅器16の利得指令値は、ディジタルアナログ変換器(DAC)によってアナログ形式の利得指令値に変換され、この利得指令値によって可変利得増幅器16の利得が制御される。
図2の(A)は利得制御部40が低雑音増幅器12を用いて行う利得制御の説明図であり、図2の(B)は利得制御部40による可変利得増幅器16の利得制御の説明図であり、図2の(C)は、図2の(A)及び図2の(B)を合計した利得変化を示す図である。
図2の(A)に示すとおり、利得制御部40のRF−SW切替部42は、着信強度が弱い間には(着信強度<閾値L1)、無線周波数信号スイッチ52を開いて低雑音増幅器12のバイパスを停止し受信信号を所定利得G1で増幅させ、また着信強度が強く(着信強度≧閾値L1)低雑音増幅器12による増幅が不要な場合には、無線周波数信号スイッチを閉じて受信信号を低雑音増幅器12からバイパスさせる。
一方図2の(B)に示すように、V−AMP利得決定部41は、着信強度の増加に対して利得が低減する着信強度−利得特性(以下、本明細書において「利得直線」と記す)GLL及びGLHに従い、受信強度に応じて可変利得増幅器16の利得を可変制御する。
閾値L1をまたいで着信強度が変化する際には、低雑音増幅器12のバイパスの有無の切替のため、V−AMP利得決定部41の前段の利得量が所定利得G1だけ変化する。このときV−AMP利得決定部41は、利得幅G1だけ離れた2つの利得直線GLL及びGLHを切り替えて低雑音増幅器12のバイパスの有無に伴う受信装置1全体の利得変動を補償する。このような可変利得増幅器16の利得切替によって、図2の(C)に示すような連続した広い可変利得幅を有する受信装置1全体の利得直線GLAを得る。具体的にはV−AMP利得決定部41は、着信強度が閾値L1より弱く低雑音増幅器12がバイパスされない間、比較的低い利得直線GLLに従って可変利得増幅器16の利得を決定し、着信強度が閾値L1以上であり低雑音増幅器12がバイパスされている間には、利得直線GLLよりも利得がG1だけ大きい利得直線GLHに従って可変利得増幅器16の利得を決定する。
なお、V−AMP利得決定部41が所定の利得直線に従って可変利得増幅器16の利得を決定するために、例えば各着信強度において可変利得増幅器16が有するべき各々の利得を、各々対応する着信強度に関連付けた利得設定値テーブルを予め作成して記憶部(図示せず)に記憶しておき、V−AMP利得決定部41が、電力検出部33が推定した着信強度に応じた利得をこの利得設定値テーブルから読み出すこととしてよい。
特開2004−328494号公報
上記の通り、着信強度が閾値L1をまたいで変化する際には、低雑音増幅器12をバイパスさせる無線周波数信号スイッチ52の開閉制御と、これを補償する可変利得増幅器16の利得の切替制御が同時に行われる。
ここで可変利得増幅器16の利得変化は、素子特性と変化利得幅に応じた応答速度を有するため、瞬間的に無線周波数信号スイッチ52で切り替える低雑音増幅器12の急峻な利得変化に対してやや緩慢な変化となる。したがって、無線周波数信号スイッチ52の開閉タイミングに同期して可変利得増幅器16の利得を切り替えても、受信装置1全体の利得直線は図2の(C)に示すような完全な直線にならず、切替時に若干の利得変動が生じることになる。このような利得変動の例を以下説明する。
図3の(A)は、着信強度が閾値L1を超えて増加しているとき、無線周波数信号スイッチ52の開閉タイミングに対して可変利得増幅器16の利得切替タイミングがやや遅れた場合の利得変化を示す図であり、図において実線は低雑音増幅器12による利得の利得変化を示し、一点鎖線は可変利得増幅器16の利得変化を示す。図示するとおり、無線周波数信号スイッチ52の閉時期t1と同時に可変利得増幅器16の利得切替を開始しているが、利得切替が完了するのはそれより遅れた時刻t2となる。
図3の(B)は、図3の(A)に示す低雑音増幅器12による利得と可変利得増幅器16の利得を合計した図である。図示するとおり、可変利得増幅器16の利得切替を終了する前に低雑音増幅器12がバイパスされてしまうので、受信装置1全体の利得は低雑音増幅器12のバイパス切替時において瞬間的に低下することになる。
図4の(A)は、着信強度が閾値L1を超えて増加しているとき、無線周波数信号スイッチ52の開閉タイミングに対して可変利得増幅器16の利得切替タイミングがやや速い場合における利得変化を示す図である。図示するとおり、可変利得増幅器16の利得切替の完了時刻t2と同時期に無線周波数信号スイッチ52が閉じられている。
図4の(B)は、図4の(A)に示す低雑音増幅器12による利得と可変利得増幅器16の利得を合計した図である。図示するとおり、低雑音増幅器12がバイパスされる前に可変利得増幅器16の利得切替を開始するので、受信装置1全体の利得は低雑音増幅器12のバイパス切替時において瞬間的に増大することになる。
このような利得変動を避けるために、従来はOFDM受信装置1は、図1に示すように無線周波数信号スイッチ52への切替信号を所定時間だけ遅延させて、低雑音増幅器12のバイパスタイミングと可変利得増幅器16の利得切替タイミングを調整する時定数回路53を設けていた。
しかしながら、時定数回路53により制御タイミングを調整する方法では、低雑音増幅器12のバイパスタイミングと可変利得増幅器16の利得切替タイミングの時間差を、一定の時間差にしか設定できないため、着信強度の増加中に切替が起きた場合と低下中に切替が起きた場合とで異なる時間差を設定することが困難であった。
また時定数回路53は抵抗素子と要領素子で構成するのが一般的であるが、素子特性にバラツキがあることから正確な時間差の設定が困難であった。
さらに、上述の利得変動によって低雑音増幅器12及び可変利得増幅器16のDCオフセット成分が増幅されると、大きな過渡応答成分が発生して受信性能が劣化する場合があった。
上記問題に鑑み、本発明は上記の低雑音増幅器12と可変利得増幅器16のような、直列接続されたそれぞれ第1及び第2の増幅器を有し、着信強度に応じて第1の増幅器をバイパスし、かつ第2の増幅器の利得を着信強度に応じて可変制御するとともに、第1の増幅器のバイパスの有無により生じる利得変動を第2の増幅器の利得を切り替えて補償する受信装置において、バイパス有無の切替タイミングと第2の増幅器の利得切替タイミングとの間の時間差の正確かつフレキシブルに調整可能とすることを目的とする。
併せて上記切替タイミングの調整状態に応じて異なる利得で増幅されるDCオフセット成分の過渡応答成分による受信性能の劣化を回避する。
本発明によれば、受信信号を増幅する直列接続された第1及び第2の増幅器と、受信信号を第1の増幅器からバイパスさせるスイッチと、受信信号の着信強度に従ってスイッチの開閉制御及び第2の増幅器の利得の可変制御を行うことにより受信信号を所定の信号レベルにまで正規化する利得制御部と、を備え、利得制御部が上記スイッチの開閉による利得変動を第2の増幅器の利得を切り替えることによって補償する受信装置であって、利得制御部が、スイッチの開閉時期と第2の増幅器の利得の切替時期との間の時間差を、予めプログラムされた設定値に調整するディジタル論理回路を含む受信装置が提供される。
スイッチの開閉タイミング及び第2の増幅器の利得切替タイミングの間の時間差を、予めプログラムされた設定値に調整するディジタル論理回路を設けることによって、第1の増幅器のバイパス有無の切替タイミングと第2の増幅器の利得切替タイミングとの間の時間差の正確かつフレキシブルに調整可能とすることが可能となる。
このようなディジタル論理回路は、スイッチの開閉時期と第2の増幅器の利得の切替時期との間の時間差がプログラムされた、プログラム可能なディジタル論理回路を含めることによって実現可能である。このようなディジタル論理回路は例えばフィールド・プログラマブル・ゲートアレイ(FPGA:Field Programmable Gate Array)によって構成可能である。
またスイッチの開閉時期と第2の増幅器の利得の切替時期との間の時間差の設定値を所定の記憶部に記憶させるとともに、記憶された設定値を読み込んでこの設定値を持ってスイッチの開閉制御と第2の増幅器の利得の切替制御を行うように構成されたディジタル論理回路を含むように、利得制御回路を構成してもよい。
さらに、利得制御部によるスイッチの開閉制御及び第2の増幅器の利得の切替制御に、ヒステリシス特性を持たせてもよい。
さらに利得制御部による受信信号の利得制御を、複数のサブキャリア信号からなるOFDM信号を受信するOFDM受信装置に適用してもよい。このとき受信装置に、OFDM信号を所定のローカル信号で直交復調する直交復調器と、直交復調された信号の直流成分を除去する直流成分除去手段とを設ける。そして、複数のサブキャリア信号のうちいずれかをヌルキャリアとし、直交復調に用いる所定のローカル信号の周波数を、このローカル信号によって復調されたヌルキャリアが直流成分となる周波数に定められる。
このように受信装置を構成することによって、切替タイミングの状態に応じて第1及び第2の増幅器のDCオフセット成分が瞬間的に大きく増幅されても、ヌルキャリアから変換された直流成分を無視し、これと共にDCオフセット成分を直流成分除去手段で除去することが可能となる。
本発明によって、直列接続された複数の増幅器の一方のバイパス有無の切替と他方の増幅器の利得切替のタイミングを正確かつフレキシブルに設定することが可能となる。
また、切替タイミングの状態に応じて増幅器のDCオフセット成分が大きく増幅されてもこれを容易に除去することが可能となる。
また従来有していた時定数回路の代わりにディジタル論理回路を用いるので、現状の受信装置の集積化論理回路に収めることが可能であり、部品点数やコストを増加させることなく受信特性を改善することが可能である。
以下、添付する図面を参照して本発明の実施例を説明する。図5は、本発明の第1実施例によるOFDM受信装置の構成例の概略構成図である。図5に示すOFDM受信装置1は、図1を参照して上述したOFDM受信装置と類似する構成を有しているため同一又は類似の構成要素には同一の参照番号を付し、また同一の機能については説明を省略する。
図2の(A)を参照して上述したとおり、電力検出部33が推定した着信強度が、所定の信号強度閾値L1よりも低い強度から高い強度へと変動するとき、RF−SW切替部42は無線周波数信号スイッチ52を閉じて受信信号を低雑音増幅器12からバイパスさせる。また、電力検出部33が推定した着信強度が、所定の信号強度閾値L1よりも高い強度から低い強度へと変動するとき、RF−SW切替部42は無線周波数信号スイッチ52を開いて低雑音増幅器12のバイパスを停止する。
また図2の(B)を参照して上述したとおり、V−AMP利得決定部41は、着信強度の増加に対して利得が低減する利得直線GLL及びGLHに従って、受信強度に応じて可変利得増幅器16の利得を可変制御する。そして、着信強度が閾値L1より弱く低雑音増幅器12がバイパスされない間、比較的低い利得直線GLLに従って利得を決定し、着信強度が閾値L1以上であり低雑音増幅器12がバイパスされている間には、利得直線GLLよりも利得G1だけ大きな利得直線GLHに従って利得を決定する。利得幅G1は低雑音増幅器12の利得と同じ値に設定する。
V−AMP利得決定部41が上記利得直線GLL及びGLHに従って可変利得増幅器16の利得を決定するために、各着信強度において可変利得増幅器16が有するべき各々の利得と各々対応する着信強度とを関連付けた利得設定値テーブルが、各利得直線毎に作成されて記憶部44に記憶される。V−AMP利得決定部41は、電力検出部33が推定した着信強度に応じた利得をこの利得設定値テーブルから読み出して、可変利得増幅器16の利得指令値とする。
したがって、電力検出部33が推定した着信強度が、所定の信号強度閾値L1よりも低い強度から高い強度へと変動し、低雑音増幅器12がバイパスされるとき、V−AMP利得決定部41は、利得が比較的低い利得直線GLLから、低雑音増幅器12の利得G1だけ高い利得直線GLHへと利得決定に使用する利得直線を切り替えることによって、可変利得増幅器16の利得をG1だけ高い値に切り替え、低雑音増幅器12のバイパスによって生じた利得変動を補償する。
また電力検出部33が推定した着信強度が、所定の信号強度閾値L1よりも高い強度から低い強度へと変動するとき、V−AMP利得決定部41は、利得決定に使用する利得直線を、利得が比較的高い利得直線GLHから低い利得直線GLLへと切り替えることによって可変利得増幅器16の利得をG1だけ低い値に切り替える。
図5に戻り、本構成例では、利得制御部40にディジタル論理回路で構成されるタイミング調整部43を設ける。タイミング調整部43は、V−AMP利得決定部41が生成したディジタル形式の可変利得増幅器16の利得指令信号(以下、単に「利得指令信号」と記す)と、RF−SW切替部42が生成した無線周波数信号スイッチ52の開閉制御信号(以下、単に「開閉制御信号」と記す)とを入力する。
タイミング調整部43は、無線周波数信号スイッチ52の開閉制御が生じない場合には、利得指令信号と開閉制御信号をそのまま出力するが、無線周波数信号スイッチ52の開閉制御が生じた場合には、それによって変化する利得指令信号の出力タイミングと開閉制御信号の出力タイミングの時間差を調整することによって、無線周波数信号スイッチ52の開閉時期と可変利得増幅器16の利得の切替時期との間の時間差を、予め設定された時間差の設定値(以下、「設定時間差」と記す)に調整する。
例えば、タイミング調整部43は、所定のクロック信号が設定時間差の間に生じるサイクル数を記憶する記憶回路と、着信強度が所定の閾値L1をまたいで変動したことにより生じた利得指令信号又は開閉制御信号の変化を検出する検出回路と、これら信号の変化から記憶回路に記憶されたサイクル数だけ所定のクロック信号をカウントする計時回路と、計時回路による計時が完了してから開閉制御信号を変化させる遅延回路と、をFPGAによって実現したディジタル論理回路として構成することが可能である。
図6の(A)〜図6の(F)を参照して、タイミング調整部43による無線周波数信号スイッチ52の開閉時期と可変利得増幅器16の利得の切替時期との間の時間差の調整例を説明する。図6の(A)は受信信号の着信強度の変化を示すグラフであり、図6の(B)はRF−SW切替部42が生成する開閉制御信号のタイムチャートであり、図6の(C)はV−AMP利得決定部41が生成する利得指令信号のタイムチャートであり、図6の(D)は図6の(C)に従って制御された可変利得増幅器16の実際の利得変化を示すグラフであり、図6の(E)はタイミング調整部43によってタイミング調整が行われた開閉制御信号のタイムチャートであり、図6の(F)は低雑音増幅器12による利得と可変利得増幅器16の利得とを合計した利得の変化を示すグラフである。
図6の(A)に示すように着信強度が増加することにより、低雑音増幅器12のバイパス有無を切り替える所定の信号強度閾値L1を時刻t1で超えた場合を考える。すると図6の(B)に示すように時刻t1においてRF−SW切替部42が無線高周波信号スイッチ52の状態を開状態から閉状態にする開閉制御信号を変更し、図6の(C)に示すように、V−AMP利得決定部41が利得決定に使用する利得直線を比較的低いGLLからGLHに切り替えることによって、利得指令信号の利得指令値を切り替える。
上述の通り実際の利得可変増幅器16の応答速度が有限であるため、利得可変増幅器16の利得は、図6の(D)に示すように利得指令信号の変化に比べて緩やかに時刻t1〜t3に亘って変化する。
タイミング調整部43は、図6の(E)に示すように開閉制御信号を出力するタイミングと利得指令信号を出力するタイミングとの間の時間差を、好適な設定時間差Tに調整することによって、低雑音増幅器12による利得と可変利得増幅器16の利得とを合計した利得が、図6の(F)に示すように切替時刻t1付近で生じる変動を最小とする。
図7は、設定時間差Tの決定方法の一例を示すフローチャートである。本決定方法では、開閉制御信号を出力するタイミングと利得指令信号を出力するタイミングとの間の時間差TTを所定の増分ステップΔTずつ変化させながら無線高周波信号スイッチ52と可変利得増幅器12の切替を繰り返し、そのときに現れる復調回路部20への入力信号の変動を測定して、最も変動が小さい時間差TTを設定時間差Tとして決定する。
まずステップS11において設定時間差を決定すべき受信装置1のアンテナ11に一定の電界を印加しておく。次にステップS12において、開閉制御信号を出力するタイミングと利得指令信号を出力するタイミングとの間の時間差TTの値を0に初期設定する。
ステップS13において時間差TT=0、すなわち切替後の利得指令信号と開閉制御信号を同時に出力して低雑音増幅器12のバイパスの切替と可変利得増幅器16の利得切替を行う。ステップS14において、切替時に生じる復調回路部20への入力信号の信号強度変動を測定し変数PC1に記憶する。
ステップS15において時間差TTを増加させた状態で、低雑音増幅器12のバイパスの切替と可変利得増幅器16の利得切替を行い(ステップS16)、切替時に生じる復調回路部20への入力信号の信号強度変動を測定し変数PC2に記憶する(ステップS17)。
ステップS18において、変数PC1とPC2を比較してPC1がPC2よりも大きい、すなわち時間差TTを増加させた結果として信号強度変動が小さくなれば、時間差TTを増加する方向に調整するために、増分ステップΔTを正の値とする(ステップS19)。反対にPC1がPC2よりも大きくなければ、増分ステップΔTを負の値とする(ステップS20)。
その後、ステップS21において、以後ステップS23からS27において順次変化する各時間差TTにおいて測定した復調回路部20への入力信号の信号強度変動値の最小値を記憶しておく電力値履歴変数PHを、ステップS17で測定した値PC2に設定しておく。
ステップS22において、上記のとおり決定した増分ステップΔTを各時間差TTに加えた後、低雑音増幅器12のバイパスの切替と可変利得増幅器16の利得切替を行い(ステップS23)、切替時に生じる復調回路部20への入力信号の信号強度変動を測定し変数PC2に記憶する(ステップS24)。
そしてステップS25において、今回測定した信号強度変動値PC2がそれまでに測定した変動値の最小値PHよりも増加しているか否か、すなわち各時間差TTが最適な調整ポイントを通過したか否かを判定する。
もし信号強度変動値PC2がそれまでに測定した変動値の最小値PHよりもまだ減少した場合には、ステップS26において時間差TTに更に増分ステップΔTを加え、ステップS27において最小値PHを今回測定した変動値PCに更新してから、処理をS23に戻して、増分ステップΔTを加えることにより信号強度変動値PC2が増加し始めるステップS23〜S27を反復する。
ステップS25においてもし信号強度変動値PC2がそれまでに測定した変動値の最小値PHよりも増加している場合には、ステップS28において現在の時間差TTから増分ステップΔT分を戻した(TT−ΔT)を設定時間差として決定し処理を終了する。
なお、可変利得増幅器16の利得が増加するように切り替える場合(すなわち低雑音増幅器12をバイパスするように切替える場合)と、可変利得増幅器16の利得が減少するように切り替える場合(すなわち低雑音増幅器12をバイパスを停止するように切替える場合)とでは、可変利得増幅器16の応答速度が異なる場合には、タイミング調整部43は、可変利得増幅器16の利得が増加するように切り替える場合と減少するように切り替える場合とで、利得指令信号の出力タイミングと開閉制御信号の出力タイミングとの間の時間差Tとして、異なる設定時間差を採用してもよい。このために上記の両方の場合において図7に示す決定方法をそれぞれ実行して、それぞれの場合に適した設定時間差を決定する。
受信装置1が移動している場合、着信強度は弱から強へ、あるいは強から弱へと一方向に変動することが考えられるが、例えば受信装置1が移動していない場合には、一定の受信強度が維持されることも考えられる。その際に受信装置1の着信強度が、可変利得増幅器16のバイパス制御の切替が生じる所定の閾値L1付近で維持されると、頻繁にバイパス制御の切替が生じて受信特性の劣化を引き起こすことが考えられる。
そこで本構成の受信装置1では、無線周波信号スイッチ52の切り替えと可変利得増幅器16の利得切替が行われる着信強度の閾値を2つ設けて、RF−SW切替部42による無線周波信号スイッチ52を切り替え制御と、V−AMP利得決定部41による可変利得増幅器16の利得切替制御にヒステリシス特性を設ける。
図8の(A)はV−AMP利得決定部41で生成されるヒステリシス特性を有する利得指令信号を示すグラフであり、図8の(B)はRF−SW切替部42で生成されるヒステリシス特性を有する開閉制御信号を示すグラフである。
まず、V−AMP利得決定部41及びRF−SW切替部42には、それぞれ可変利得増幅器16の利得切替制御及び無線周波信号スイッチ52の切り替え制御を行う着信強度の閾値として、比較的低い閾値L1と比較的高いL2とが指定される。これら閾値は、V−AMP利得決定部41及びRF−SW切替部42を構成する論理回路に予めプログラムして設定してもよく、又は後述するとおり外部の記憶素子に記憶しておきこれを読み出して使用してもよい。
図8の(A)にて実線で示すとおり、V−AMP利得決定部41は、着信強度が一度比較的低い閾値L1よりも低くなると、それ以降は着信強度が、比較的高い閾値L2に至るまで比較的低い利得を有する利得直線GLLに従って可変利得増幅器16の利得を可変制御する。また着信強度が一度比較的高い閾値L2を超えると、それ以降は一点鎖線で示すように受信強度が、比較的低い閾値L1に至るまで比較的高い利得を有する利得直線GLHに従って可変利得増幅器16の利得を可変制御する。
同様にRF−SW切替部42は、図8の(B)にて実線で示すとおり、着信強度が一度比較的低い閾値L1よりも低くなると、それ以降は着信強度が、比較的高い閾値L2に至るまで無線周波数信号スイッチ52を開状態にする。また着信強度が一度比較的高い閾値L2を超えると、それ以降は一点鎖線で示すように着信強度が、比較的低い閾値L1に至るまで、無線周波数信号スイッチ52を閉状態にする。
図9はヒステリシス特性を有する無線周波数信号スイッチ52の開閉及び可変利得増幅器16の利得の制御方法を示すフローチャートである。
まずステップS31に示すように、受信装置1の動作開始時には、RF−SW切替部42は、無線周波信号スイッチ52を開状態とする開閉制御信号を出力して受信信号を低雑音増幅器12で増幅し、V−AMP利得決定部41には比較的低い利得を有する利得直線GLLを用いて可変利得増幅器16の利得を可変制御する。
ステップS32において受信装置1が信号を受信すると、ステップS33にて電力検出部33が受信信号の着信強度RIを検出する。
ステップS34においてRF−SW切替部42及びV−AMP利得決定部41は、着信強度RIが比較的高い閾値L2を超えるか否かを判定し、着信強度RIが閾値L2を超えない場合には、ステップS32に処理を戻してステップS32〜S34を繰り返す。この間、無線周波信号スイッチ52が開状態のままであり、V−AMP利得決定部41は利得直線GLLを用いたまま可変利得増幅器16の利得制御を続ける。
ステップS34にて着信強度RIが閾値L2を超えた場合には、ステップS35においてRF−SW切替部42は、無線周波信号スイッチ52を閉状態とする値に開閉制御信号の値を切り替えて受信信号を低雑音増幅器12からバイパスさせ、V−AMP利得決定部41は可変利得増幅器16の利得制御に用いる利得直線を、比較的高い利得直線GLHに切り替える。
その後、ステップS36において受信装置1が信号を受信すると、ステップS37にて電力検出部33が受信信号の着信強度RIを検出する。
ステップ38においてRF−SW切替部42及びV−AMP利得決定部41は、着信強度RIが比較的低い閾値L1以下より小さいか否かを判定し、着信強度RIが閾値L1より小さくない場合には、ステップS36に処理を戻してステップS36〜S38を繰り返す。この間、無線周波信号スイッチ52が閉状態のままであり、V−AMP利得決定部41は利得直線GLHを用いたまま可変利得増幅器16の利得制御を続ける。
ステップS38にて着信強度RIが閾値L1よりも小さい場合には、ステップS39においてRF−SW切替部42は、無線周波信号スイッチ52を開状態とする値に開閉制御信号の値を切り替えて受信信号を低雑音増幅器12で増幅し、V−AMP利得決定部41は可変利得増幅器16の利得制御に用いる利得直線を、比較的低い利得直線GLLに切り替えた後に処理をS32に戻す。
このように無線周波信号スイッチ52を切り替え制御と可変利得増幅器16の利得切替制御にヒステリシス特性を設けることにより、2つの閾値L1及びL2のうちの一方の閾値でバイパス制御が発生した場合には、他の閾値まで着信強度が変動しない限りバイパス制御が発生しないので、頻繁にバイパス制御の切替頻度を抑えることが可能である。なお閾値L1及びL2は、受信装置1を構成する素子や回路構成、また回路全体の特性(例えばNF特性など)に応じて適宜変更して設定することが好ましい。
さて、無線周波数信号スイッチ52の開閉タイミングと可変利得増幅器16の利得切替タイミングの時間差を好適に調整したとしても、図6の(F)に示すように、受信装置1全体の利得直線は完全な直線にならず、切替時に若干の利得変動が生じることになる。そして、このような利得変動によって低雑音増幅器12及び可変利得増幅器16のDCオフセット成分の過渡応答成分が増幅され受信性能が劣化するおそれがある。
例えば、低雑音増幅器12及び可変利得増幅器16のDCオフセット成分は、アナログベースバンド信号をディジタルベースバンド信号に変換するアナログディジタル変換器25a及び25bの入力オフセットとなるため、かかるDCオフセット成分が大きくなることによりアナログディジタル変換器25a及び25bのダイナミックレンジを圧迫して、ディジタルベースバンド信号のS/N比低下を招来する。
そこで本構成例では、OFDM信号を構成する複数のサブキャリア信号のうち、復調回路部20で直流成分に変換されるサブキャリアにヌルキャリア(有意信号を含まないキャリア成分)を割り当てて、アナログディジタル変換器25a及び25bの前段で、低雑音増幅器12及び可変利得増幅器16のDCオフセット成分とともに除去することによって、DCオフセット成分の過渡応答成分による受信性能の劣化を回避する。
図10は、周波数変換器13を通過して中間周波数信号に変換されたOFDM受信信号のスペクトルを示す図である。図示するとおりOFDM受信信号は異なる周波数帯が割り当てられた複数のサブキャリア信号W0〜W6、…を含んでいる。
これら複数のサブキャリア信号のうち、その搬送周波数帯の中心周波数が、復調回路部20が直交復調(直交検波)に使用するローカル信号の周波数LO2となるサブキャリアW0は、復調回路部20による直交復調によって直流信号成分に変換される。このサブキャリアにヌルキャリアを割り当てることによって、アナログベースバンド信号に含まれる直流信号成分を無視することが可能になる。
このように、OFDM信号を構成する複数のサブキャリア信号のうち、直交復調に使用するローカル信号の周波数LO2に対応して定まる、直交復調によって直流成分に変換されるサブキャリア信号をヌルキャリアとし、直交復調によって変換されたアナログベースバンド信号から直流信号成分を除去するハイパスフィルタ等の直流成分除去手段26a及び26bを設けて、ヌルキャリアを変換して生じた直流成分とともに低雑音増幅器12及び可変利得増幅器16のDCオフセット成分とともに除去する。
図11は、本発明の第2実施例によるOFDM受信装置の構成例の概略構成図である。本構成では、無線周波数信号スイッチ52の開閉時期と可変利得増幅器16の利得の切替時期との間の時間差として、上述の通り予め指定された設定時間差Tを記憶部44に記憶する。
タイミング調整部43は図5を参照して説明した上記構成例と同様にディジタル論理回路として実現され、図5の構成例では設定時間差Tが予めタイミング調整部43にプログラムされている代わりに、記憶部44に記憶された設定時間差Tを読み出して、無線周波数信号スイッチ52の開閉時期と可変利得増幅器16の利得の切替時期との間の時間差をこの設定時間差Tに調整する。
本構成例では、RF−SW切替部42及びV−AMP利得決定部41が、低雑音増幅器12のバイパス有無の切替制御及び可変利得増幅器16の利得切替制御を行う着信強度の閾値L1もまた記憶部44に記憶する。そしてRF−SW切替部42及びV−AMP利得決定部41は受信装置1の動作開始時に記憶部44から読み出した閾値L1を用いて、それぞれ低雑音増幅器12のバイパス有無の切替の要否、及び可変利得増幅器16の利得切替の要否を判断する。
なお本構成例においても、2つの着信強度の閾値L1及びL2を設けて、RF−SW切替部42による無線周波信号スイッチ52を切り替え制御と、V−AMP利得決定部41による可変利得増幅器16の利得切替制御にヒステリシス特性を設けることが可能である。これら2つの着信強度の閾値L1及びL2もまた記憶部44に記憶しておき、そしてRF−SW切替部42及びV−AMP利得決定部41はこれらを読み出して使用してもよい。
本発明は、受信信号を所定の信号強度に正規化する自動利得制御を行う受信装置に適用可能である。
自動利得制御機能を備える従来のOFDM受信装置の構成例の概略構成図である。 (A)は利得制御部40が低雑音増幅器12を用いて行う利得制御の説明図であり、(B)は利得制御部40による可変利得増幅器16の利得制御の説明図であり、(C)は、(A)及び(B)を合計した利得変化を示す図である。 (A)は着信強度が閾値L1を超えて増加しているとき、低雑音増幅器のバイパスタイミングに対して可変利得増幅器の利得切替タイミングがやや遅れた場合における利得変化を示す図であり、(B)は低雑音増幅器による利得と可変利得増幅器の利得を合計した利得を示す図である。 (A)は、着信強度が閾値L1を超えて増加しているとき、低雑音増幅器バイパスタイミングに対して可変利得増幅器16の利得切替タイミングがやや速い場合においける利得変化を示す図であり、(B)は低雑音増幅器による利得と可変利得増幅器の利得を合計した利得を示す図である。 本発明の第1実施例によるOFDM受信装置の構成例の概略構成図である。 (A)は受信信号の着信強度の変化を示すグラフであり、(B)はRF−SW切替部が生成する開閉制御信号のタイムチャートであり、(C)はV−AMP利得決定部が生成する利得指令信号のタイムチャートであり、(D)は(C)に従って制御された可変利得増幅器の実際の利得変化を示すグラフであり、(E)はタイミング調整部によってタイミング調整が行われた開閉制御信号のタイムチャートであり、(F)は低雑音増幅器による利得と可変利得増幅器の利得とを合計した利得の変化を示すグラフである。 設定時間差Tの決定方法の一例を示すフローチャートである。 (A)はV−AMP利得決定部41で生成されるヒステリシス特性を有する利得指令信号を示すグラフであり、(B)はRF−SW切替部42で生成されるヒステリシス特性を有する開閉制御信号を示すグラフである。 ヒステリシス特性を有する無線周波数信号スイッチ52の開閉及び可変利得増幅器16の利得の制御方法を示すフローチャートである。 ヌルキャリアを含むOFDM信号のスペクトルを示す図である。 本発明の第2実施例によるOFDM受信装置の構成例の概略構成図である。
符号の説明
1 OFDM受信装置
11 アンテナ
12 低雑音増幅器
13 周波数変換器
14、23 発振器
16 可変利得増幅器
21 分波器
22a、22b ミクサ
24 π/2位相器
26a、26b 直流成分除去手段
52 無線周波数信号スイッチ

Claims (5)

  1. 受信信号を増幅する直列接続された第1及び第2の増幅器と、前記受信信号を前記第1の増幅器からバイパスさせるスイッチと、前記受信信号の着信強度に従って前記スイッチの開閉制御及び前記第2の増幅器の利得の可変制御を行うことにより前記受信信号を所定の信号レベルにまで正規化する利得制御部と、を有し、この利得制御部は前記スイッチの開閉による利得変動を前記第2の増幅器の利得を切り替えることによって補償する受信装置であって、
    前記利得制御回路は、前記スイッチの開閉時期と前記第2の増幅器の利得の切替時期との間の時間差を、予めプログラムされた設定値に調整するディジタル論理回路を含むことを特徴とする受信装置。
  2. 前記ディジタル論理回路は、前記スイッチの開閉時期と前記第2の増幅器の利得の切替時期との間の時間差が予めプログラムされた、プログラム可能なディジタル論理回路であることを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  3. 前記利得制御回路は、前記スイッチの開閉時期と前記第2の増幅器の利得の切替時期との間の時間差の設定値を予め記憶する記憶部と、さらに有し、
    前記ディジタル論理回路は、前記スイッチの開閉時期と前記第2の増幅器の利得の切替時期との間の時間差を、記憶された前記設定値に調整する、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  4. 前記利得制御部による前記スイッチの開閉制御及び前記第2の増幅器の利得の切替制御は、ヒステリシス特性を有することを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
  5. 前記受信信号は、ヌルキャリアを含む複数のサブキャリア信号からなる直交周波数分割多重信号であって、
    前記受信装置は、直交周波数分割多重信号を所定のローカル信号で直交復調する直交復調器と、直交復調された信号の直流成分を除去する直流成分除去手段と、を備え、
    前記所定のローカル信号の周波数は、このローカル信号によって復調された前記ヌルキャリアが、直流成分となる周波数に定められることを特徴とする請求項1に記載の受信装置。
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