JP2008009705A - 希望リスト作成補助システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】施設IDごとに、施設の特徴を示すアイテムごとのバリュウ内容を設定するアイテム情報が記憶される施設情報ファイル10と、施設IDごとに、参加者に関する希望情報が任意のアイテムに対して記憶される施設希望情報ファイル7と、参加者IDごとに、施設に関する検索のためのアイテムごとのバリュウの指定を受付け、指定されたアイテムとバリュウをマッチング条件情報として、施設情報ファイル10および施設希望情報ファイル7の中から合致するものを合致度順に抽出する希望マッチング手段8と、希望マッチング手段8により得たB要素のアイテム情報を表示する表示手段21とを備えている。
【選択図】図1
Description
2. 任意の企業pに関して、pを含むペア(a,p)はXにおいて、企業の定員Q(p)個以下である。
2.マッチングXに含まれない志願者と企業のすべてのペア(a,p)はブロッキングペアではない。ここで、ブロッキングペアとは次の3つの条件を共に満たすものである。
2.0. aはpの優先度リストに記載され、かつ、pはaの優先度リストに記載されている。
2.1. Xにおいてaはどの企業ともマッチングしていないか、またはXにおいてaはp'とマッチングしていて、aの優先度リストにおいてp<p'が成り立つ。
2.2. Xにおいてpがマッチングしている志願者数は定員Q(p)より少ないか、または、Xにおいてpがマッチングしているある志願者a'が存在し、pの優先度リストにおいてa<a'が成り立つ。
次に、井上さんがプロポーズを行う。井上さんの優先度リストにおいては、第1希望が双川病院であるので、井上さんは双川病院にプロポーズする。双川病院では、井上さんが優先度リストの5位にあり、かつ、双川病院の定員は2名でまだ1名分空いているので、(井上,双川病院)が仮マッチングされる。
次に、上野さんがプロポーズを行う。上野さんの優先度リストにおいては、第1希望が双川病院であるので、上野さんは双川病院にプロポーズする。双川病院では、上野さんが優先度リストの6位にあり、かつ、双川病院の定員は空きがないので、優先度リストの第2希望の病院にプロポーズを行う。第2希望の一山病院では、上野さんは1位であるので、(上野,一山病院)が仮マッチングされる。
次に、大川さんは、第1希望の双川病院にプロポーズする。双川病院の優先度リストで、大川さんは3位である。定員は2名であり、すでに2名が仮マッチングされている。しかしながら、仮マッチングされているのは、優先度リストにおける4位の明石さんと5位の井上さんである。このため、最も順位の大きい井上さんが除外され、(大川,双川病院)が仮マッチングされる。
除外された井上さんは、双川病院の次に自分の優先度リストでの順位が小さい病院に対してプロポーズをやり直す。当該病院は一山病院である。しかしながら、一山病院の優先度リストに井上さんの名前はないため、拒絶される。井上さんの優先度リストには第2希望までしか登録されていないため、井上さんは、すべての病院から拒絶されたことになる。
次に、木村さんは、第1希望の双川病院にプロポーズする。双川病院の優先度リストで、木村さんは1位である。定員は2名であり、すでに2名が仮マッチングされている。しかしながら、仮マッチングされているのは、優先度リストにおける4位の明石さんと3位の大川さんである。このため、最も順位の大きい明石さんが除外され、(木村,双川病院)が仮マッチングされる。
次に、工藤さんは、第1希望の四谷病院にプロポーズする。四谷病院の優先度リストで、工藤さんは5位である。定員は2名であり、すでに1名が仮マッチングされているが、空きが1名分ある。そのため、(工藤,四谷病院)が仮マッチングされる。
マッチングの結果は、(大川,双川病院)、(木村,双川病院)、(上野,一山病院)、(江口,美村病院)、(川口,四谷病院)、(工藤,四谷病院)となり、明石さんと井上さんは自分の優先度リストに記載したすべての病院から拒絶されたことになった。
しかしながら、例えば、1対M(M≧2)となる組み合わせを求めなければならない場合や、複雑な条件を考慮しながら組合せを求めなければならない場合がある。
そのような場合には、上述のマッチングシステムでは、組み合わせを求めることが出来ないという問題点があった。
図1は、この発明の実施の形態1に係る希望リスト作成補助システムの全体の構成を示した図である。図1に示すように、実施の形態1に係る希望リスト作成補助システムは、希望リストである参加者ROLと施設ROLとを双方の希望条件を加味しながら自動的に生成するとともに、必要であれば、それらのROLを用いて、参加者と施設との組合せを決定するマッチング処理を行うためのマッチングサーバ100と、マッチングサーバ100の管理およびメンテナンス等を行うマッチング管理者端末400と、参加者が操作して希望する施設を検索する等のための参加者端末200と、施設に勤務している施設管理者が操作して希望する参加者を検索する等のための施設管理者端末300とから構成されている。なお、マッチングサーバ100、参加者端末200、施設管理者端末300、マッチング管理者端末400は、インターネット等の通信網500により接続されている。
なおアイテムとは、参加者および施設の特徴を示すために定めた項目であり、またバリュウ(バリュー)とはアイテム毎に複数定められた値であり、複数のアイテムに関して、バリュウを特定することにより、参加者および施設の総合的な特徴や希望がわかる。
なお、施設管理者端末300の内部構成は、参加者端末200と同様であるため、ここでは説明を省略する。
ステップS31により希望検索画面が表示されると、マッチングサーバ100の検索処理手段2は、アイテムのプルダウンメニューを表示するために、アイテムマスタファイル3の中で参加者用のアイテムNo.、アイテム名を参加者端末200に送信し、参加者からの入力待ち状態になる。その後、参加者が、表示されたプルダウンメニューの中から1つのアイテムを選択すると(図24の例では、“所在地”を選択)、処理手段22は該当のアイテムNo.をマッチングサーバ100に送信し、検索処理手段2は、アイテムNo.と照合することにより、バリュウマスタファイル(検索用)14に記憶されている、アイテムに応じたバリュウ情報を参加者端末200に送信し、それをアイテムの選択肢として、プルダウンメニュー(三角ボタンがクリックされた後に表示される)に表示させる(ステップS32)(図24の例では、“東京”と“千葉”等とプルダウンで表示される)。次に、「登録」ボタンか「検索」ボタンがクリックされるのを待ち、「登録」ボタンが押されたら、入力された検索情報を記憶手段24に一時的に記憶するとともに、最新の検索条件を画面左下の「-登録された検索条件-」に表示する。一方、「検索」ボタンが押されたら、入力された検索情報あるいは先に記憶手段24に記憶された検索情報をマッチングサーバ100の通信手段1に受け渡す(ステップS33)。なお、ここで、検索情報として、1つのアイテムに対して、複数のバリュウの指定が可能である。また、複数のアイテムの指定が可能である。次に、マッチングサーバ100の通信手段1は、参加者端末200から指定された、マッチング条件情報を処理手段(図示せず)に受け渡し、処理手段(図示せず)はマッチング条件を希望マッチング手段8に受け渡す(ステップS34)。なお、ここで、処理手段(図示せず)はバリュウの中で、バリュウ対応表15を参照することにより、「展開バリュウ」を有するバリュウが指定されていると判断したとき、「親バリュウ」を「展開バリュウ」に展開してから、希望マッチング手段8に受け渡すこととする。次に、希望マッチング手段8は、アイテムのアイテムNo.により、マッチング条件情報と、施設情報ファイル10及び施設希望情報ファイル7とをマッチングさせ、図25に示すような検索結果表示画面(詳細は後述)を表示する(ステップS35)。すなわち、検索情報の中に含まれるアイテムは、施設希望情報ファイル7または施設情報ファイル10のどちらかに同一のアイテムが登録されているので、希望マッチング手段8は、施設希望情報ファイル7および施設情報ファイル10を検索し、このようにして得られた検索の結果として、希望条件(検索情報)に一致する順に施設情報を検索結果表示画面に表示する。また、利用者に対して、参考のために「展開バリュウ」を表示するように構成してもよい。例えば、所在地に関して「東北」の指定は、「青森、秋田、宮城・・・」と展開され、マッチングされたことを表示する。次に、希望マッチング手段8は、図26(a)に示すようなマッチング結果情報を記憶する(ステップS36)。マッチング結果情報には、図26に示すように、各ユーザIDごとに、マッチングした施設の施設コードとその合致度のみが記憶されている。ステップS35におけるマッチング処理は、参加者から指定されたマッチング条件情報と、施設情報ファイル10及び施設希望情報ファイル7とのアイテム毎のバリュウが一致するかどうかで順序付けするアルゴリズムを用いる。
(1)合致したアイテムの個数による(合致した個数をパーセント表示する。)。
(2)アイテムとバリュウの合致により、アイテムとバリュウが合致した施設は上位に、アイテムは合致したがバリュウが合致しない施設は下位にする。
(3)上記(1)および(2)の方法により順位付けをし、全ての施設を表示してもよいし、上位の所定個(例えば上位20施設)のみを表示してもよい。
・希望の合致度の順に,昇順・降順で表示する。
・「合致度」の高い順に降順・昇順で表示する。
・並び替えた結果、重要度の高い施設の文字列を大きく表示する、あるいは、施設のうち、「希望の合致度」がプラスのアイテムを強調表示(フォントの変更、文字の大きさの変更、色や枠を付ける、下線を付ける、文字を太くする、間隔を大きくするなど)してもよく、その場合には、施設の良いところがわかりやすくなる。
・施設について、同一の部分(あるアイテムでバリュウが合致している、検索用参加者希望情報の中で重要度の高い部分で施設情報、施設希望情報に同一部分があるなど)がある場合に、近くに並べる、同一部分を強調する、グループ化(まとめて枠でくくる)、同じ強調表示を行う等により、施設の同一性や、違いを強調することができる。
・縦軸をアイテムとバリュウの合致数、横軸を下記に示す合計値(「希望の合致数」「確認度」など)で2次元グラフで表す。また、これらを組み合わせた3次元グラフとしてもよい。なお、この場合はグラフ上に現れた施設をクリックする、あるいは、マウスポインタをその上にもっていくと、その施設の情報が表示されるようにする。
・希望の合致度を横軸の数値とする。
・検索用希望情報の重要度順に、昇順または降順で表示する。
・「合致度」の高い順に降順・昇順で表示する。
・なお,横軸と縦軸は逆でも良い。
・表形式の表示方法とグラフ形式の表示方法を組み合わせても良い。例えば、グラフをクリックすると表がハイライトする又は表の施設をクリックすると、グラフの施設が点滅又は色が変わるようにしてもよい。
また、施設ROLファイル12を作成する処理も同様に、ステップS46で記憶したマッチング結果情報に基づき、施設コードおよびユーザIDを取り出し、施設ROLファイル12を生成する。
なお、マッチング結果情報から参加者ROLファイル13および施設ROLファイル12を生成する方法は、以下の通りである。
(1)アイテムとバリュウが完全に一致した施設のみを合致度の高い順に登録する。
(2)参加者から指定を受け付ける。
(3)合致度より閾値を設け、閾値以上の合致度のものは登録する。
(4)上位何個というように所定数を設定して、その個数分だけ登録する。
希望リスト作成補助システムは、集合BのB要素ID(施設コード)ごとに、B要素の特徴を示すアイテムごとのバリュウ内容を設定するアイテム情報が記憶される集合B情報ファイル(施設情報ファイル10)と、集合BのB要素ID(施設コード)ごとに、集合A(参加者)に関する希望情報が任意のアイテムに対して記憶される集合B希望情報ファイル(施設希望情報ファイル7)とを図示しない記憶装置に記憶している。また参加者端末200の表示手段21は、集合A(参加者)のA要素ID(ユーザID)ごとに、集合B(施設)に関する検索を受付ける希望検索画面(図24に記載)を表示し、希望検索画面からアイテムごとの、バリュウの指定を受付け、希望マッチング手段8は、希望検索画面で集合A(参加者)から指定されたアイテムとバリュウをマッチング条件情報として、集合B情報ファイル(施設情報ファイル10)および集合B希望情報ファイル(施設希望情報ファイル7)の中から合致するものを合致度順に抽出するマッチング処理(参加者から指定されたマッチング条件情報と、施設情報ファイル10及び施設希望情報ファイル7とのアイテム毎のバリュウが一致するかどうかで順序付けするアルゴリズム)を行い、参加者端末200の表示手段21は、希望マッチング手段8によりマッチングされた、B要素(施設)のアイテム情報を表示する。
またROL作成手段11は、希望マッチング手段8によりマッチングされたB要素(施設コード)のリストを、該当のA要素(ユーザID)の優先度リスト(参加者ROLファイル13)として記憶する。
また、希望検索画面にて参加者から特定のアイテムに関するバリュウの指定を受けるとき、バリュウマスタファイル(検索用)14(図22に記載)とバリュウマスタファイル(検索用)のバリュウ対応表15(図23に記載)を用いて説明したように、バリュウは、1つのバリュウから構成されるものと、展開バリュウと呼ばれる1以上のバリュウから構成される親バリュウとを含む。図示しない処理手段は、バリュウ対応表15を参照することにより、親バリュウが指定されたと判断したときは、親バリュウを展開バリュウに展開してから希望マッチング手段8に受け渡し、希望マッチング手段8は、親バリュウを展開された、展開バリュウにより、マッチング処理を行う。
このとき、希望リスト作成補助システムは、集合BのB要素ID(参加者ID)ごとに、B要素の特徴を示すアイテムごとのバリュウ内容を設定するアイテム情報が記憶される集合B情報ファイル(参加者情報ファイル9)と、集合BのB要素ID(参加者ID)ごとに、集合A(施設)に関する希望情報が任意のアイテムに対して記憶される集合B希望情報ファイル(参加者希望情報ファイル6)とを図示しない記憶装置に記憶している。また施設管理者端末300の図示しない表示手段は、集合A(施設)のA要素ID(施設コード)ごとに、集合B(参加者)に関する検索を受付ける希望検索画面(図24に記載)を表示し、希望検索画面からアイテムごとの、バリュウの指定を受付け、希望マッチング手段8は、希望検索画面で施設管理者から集合A(施設)に関して指定されたアイテムとバリュウをマッチング条件情報として、集合B情報ファイル(参加者情報ファイル9)および集合B希望情報ファイル(参加者希望情報ファイル6)の中から合致するものを合致度順に抽出するマッチング処理を行い、施設管理者端末300の図示しない表示手段は、希望マッチング手段8によりマッチングされた、B要素(参加者)のアイテム情報を表示する。
またROL作成手段11は、希望マッチング手段8によりマッチングされたB要素(参加者ID)のリストを、該当のA要素(施設コード)の優先度リスト(施設ROLファイル12)として作成した後、図示しない記憶装置に記憶する。
また、参加者にとっては参加者希望情報ファイル6に入力される希望情報を指定しておくことで、施設側から検索され、いずれかの施設とマッチングされる可能性が高くなる効果があり、逆に施設管理者にとっては施設希望情報ファイル7に入力される希望情報を指定しておくことで、参加者側から検索され、いずれかの参加者とマッチングされる可能性が高くなるという効果が得られる。
本実施の形態においては、図27に示すような希望検索画面により、検索情報を入力する際に、重要度の指定も受け付ける点が、上記の実施の形態1と異なる。希望検索画面には、図27に示すように、アイテム、重要度、バリュウが、それぞれ入力されるための入力欄が設けられている。アイテムは、入力欄の右側に設けられた三角ボタンをクリックすることによりプルダウンメニューが表示されるので、その中から該当するものを選択しクリックすることにより入力する。重要度の入力欄には、利用者(参加者または施設管理者)により、選択されたアイテムの重要度(検索時の該当アイテムの重み付け)が入力される。バリュウの入力欄には、選択されたアイテムに合ったものが表示される。また、「登録」ボタンは、1つのアイテムに対して、バリュウを複数登録したいときにクリックする。「検索」ボタンは、入力した内容に基づく検索を行うときに、クリックする。
図10は、上述した図27の希望検索画面を用いた検索処理の詳細を示した流れ図である。参加者が施設を検索する処理について説明すると、まずはじめに、参加者端末200は、処理手段22の制御により、施設希望入力処理が参加者から指定されたことを認識すると、ログイン処理を行うためのログイン処理画面(図示せず)を表示する。ユーザID(ユーザIDと対応するパスワードを組み合わせることも可能)が入力されると処理手段22は通信手段23、通信手段1を介してユーザIDをマッチングサーバ100に受け渡し、マッチングサーバ100の処理手段(図示せず)が参加者情報ファイル9と照合することにより、ユーザIDを認証するかどうかを判断し、認証結果を参加者端末200に通知する。ユーザIDが認証されると、表示手段21が、図27に示す希望検索画面を表示する(ステップS71)。希望検索画面が表示されると、マッチングサーバ100の検索処理手段2は、アイテムのプルダウンメニューを表示するために、バリュウマスタファイル(検索用)14の情報を参加者端末200に送信する。それにより、利用者が、表示されたプルダウンメニューの中から1つのアイテムを選択すると(図27の例では、“所在地”を選択)、検索処理手段2は、選択されたアイテムに応じたバリュウ情報を参加者端末200に送信し、それをアイテムの選択肢として、プルダウンメニュー(三角ボタンがクリックされた後に表示される)に表示させる(ステップS72)(図27の例では、“東京”と“千葉”等とプルダウンで表示される)。
また、参加者からアイテムに対する重要度の指定を受付ける。本実施の形態では、重要度は10〜1の数値の10段階で指定され、数値が大きいほど重要度が高いとする。参加者は、任意に重要度の指定を行なうことができ、重要だと考えるアイテム順に「10」、「8」、「5」・・・と任意に重要度を指定する。
このようにして得られた検索の結果として、希望条件(検索情報)に一致する順に施設情報を検索結果表示画面に表示する。また、利用者に対して、参考のために「展開バリュウ」を表示するように構成してもよい。次に、希望マッチング手段8は、図26(a)に示すようなマッチング結果情報を記憶する(ステップS76)。マッチング結果情報には、図26に示すように、各ユーザIDごとに、マッチングした施設の施設コードとその合致度のみが記憶されている。
他の動作については、上記の実施の形態1と同様であるため、ここでは、その説明を省略する。
図11は、本実施の形態に係る希望リスト作成補助システムの構成を示した図である。図20との違いは、自由文検索手段40が追加されている点である。他の構成および動作は上記実施の形態1および2と同じであるため、ここでは、その説明は省略する。また本実施の形態は、実施の形態1または2のように利用者(参加者または施設管理者)が自分の希望に合致する相手方を検索するとき、検索機能を充実させたことに特徴がある。
なおアンケートデータファイル43には、過去に研修を受けた参加者から受付けた、施設に関するアンケート結果が登録され、施設情報ファイル10と紐付けるために、少なくともアイテムNo.“I001”の施設コードが記憶されている。
また、テキストマイニング手段42は、条件/結果受渡手段41から受け渡される該当する施設の施設情報と、概念的に類似しているものをアンケートデータファイル43に格納されているアンケートデータから検索する。
テキストマイニング手段42は、既存のテキストマイニング手法を用いることにより動作する。テキストマイニング手法とは、文書中における言葉の出現傾向を統計的に調べ、各文章の特徴を表す文書ベクトルを求め、このベクトルの近さを類似性の尺度として、概念的に類似する内容を検索する手法である。また、文書ベクトルを作成する前段階として、概念ベクトルを作成するが、概念ベクトルとは、単語の共起情報(近傍に同時に出現する単語や複合語の傾向)をもとに計算した単語と単語の類似性であり、これを概念辞書に保存している。また文書ベクトルを作成するために、文章を形態素に分解するが、形態素に分解とは、文章を意味のある単語に分解することを意味する。
また自由文には、「希望する相手方の特徴」を入力する。一例として参加者が指定する場合は、「分かりやすく指導してくれる」、「最新の技術」などが考えられるが、入力した自由文に似た文章(「指導が丁寧」や「進んだ技術」など)を多く含むアンケートが概念的に類似しているとされる。そして、そのアンケートから特定される施設情報が検索される。 また、評価手段44は、施設情報と近いベクトルを持つものをアンケートデータから検索し(否定語を含むものは除く)、類似度を確定するとともに、検索結果と施設情報ファイルとを照合し、施設情報を含む評価結果を検索結果データファイル45に出力するものである。
アンケートデータファイル43は、参加者または施設管理者等にアンケートした結果のテキストデータ(電子データ)が記憶している。例えば、過去の参加者(研修生)が実習した施設に関するアンケート結果などが例として挙げられる。
検索結果データファイル45は、検索結果を記録している。
・1つの情報(例えば、参加者から指定された1つの施設情報)から「参加者希望情報ファイル」または「施設希望情報ファイル」の情報を構成し、その情報にて図7のマッチング処理を行う。
(2)自由文検索
・利用者が検索結果を参照し、全くの自由文検索にて、類似情報を検索することも可能である。自由文とは、利用者が自由に入力できる文章であり、ある条件で検索された、検索結果を参照することにより、利用者が新たな視点で相手方を検索したいと考えたときに用いることができるのが、自由文検索である。また検索対象として、過去の「参加者が実習した施設に関するアンケート結果」を用いる。
例えば、CPUは、バスを介して、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、通信ボード、表示装置、K/B(キーボード)、マウス、FDD(Flexible Disk Drive)、CDD(コンパクトディスクドライブ)、磁気ディスク装置、光ディスク装置、プリンタ装置、スキャナ装置等と接続されている。
RAMは、揮発性メモリの一例である。ROM、FDD、CDD、磁気ディスク装置、光ディスク装置は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶装置あるいは記憶部の一例である。また、記憶装置あるいは記憶部には、各種ファイルが記憶される。
前述した実施の形態の各装置が扱うデータや情報は、記憶装置あるいは記憶部に保存され、装置の各部により、記録され読み出されるものである。
また、通信ボードは、例えば、LAN、インターネット、或いはISDN等のWAN(ワイドエリアネットワーク)に接続されている。磁気ディスク装置には、オペレーティングシステム(OS)、ウィンドウシステム、プログラム群、ファイル群(データベース)が記憶されている。
プログラム群は、CPU、OS、ウィンドウシステムにより実行される。
上記各装置の各部は、一部或いはすべてコンピュータで動作可能なプログラムにより構成しても構わない。或いは、ROMに記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。或いは、ソフトウェア或いは、ハードウェア或いは、ソフトウェアとハードウェアとファームウェアとの組み合わせで実施されても構わない。
上記プログラム群には、実施の形態の説明において「〜手段」として説明した処理をCPUに実行させるプログラムが記憶される。これらのプログラムは、例えば、C言語やHTMLやSGMLやXMLなどのコンピュータ言語により作成される。
また、上記プログラムは、磁気ディスク装置、FD(Flexible Disk)、光ディスク、CD(コンパクトディスク)、MD(ミニディスク)、DVD(Digital Versatile Disk)等のその他の記録媒体に記憶され、CPUにより読み出され実行される。
Claims (4)
- 複数の要素からなる集合Aと複数の要素からなる集合Bとの各要素をマッチングするためのマッチング処理のために、上記集合Aの各要素のA要素IDごとに、上記集合Bの要素の全部または一部に対して一意に順位付けられた優先度リストを作成するための希望リスト作成補助システムであって、
上記集合BのB要素IDごとに、B要素の特徴を示すアイテムごとのバリュウ内容を設定するアイテム情報が記憶される集合B情報ファイルと、
上記集合BのB要素IDごとに、集合Aに関する希望情報が任意のアイテムに対して記憶される集合B希望情報ファイルと、
上記集合AのA要素IDごとに、集合Bに関する検索を受付ける希望検索画面からアイテムごとの、バリュウの指定を受付け、指定されたアイテムとバリュウをマッチング条件情報として、集合B情報ファイルおよび集合B希望情報ファイルの中から合致するものを合致度順に抽出するマッチング処理を行う希望マッチング手段と、
上記希望マッチング手段によりマッチングされた、B要素のアイテム情報を表示する表示手段と
を備えた希望リスト作成補助システム。 - 上記希望マッチング手段によりマッチングされたB要素のリストを、該当のA要素の優先度リストとして記憶するROL作成手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の希望リスト作成補助システム。
- 上記バリュウは、1つのバリュウから構成されるものと、展開バリュウと呼ばれる1以上のバリュウから構成される親バリュウとを含み、
上記希望マッチング手段は、親バリュウが指定されたときは、展開バリュウに展開して、マッチング処理を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の希望リスト作成補助システム。 - 上記アイテムごとに、重要度を指定でき、重要度を上記希望マッチング手段におけるマッチング処理の中の重み付けに用いることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の希望リスト作成補助システム。
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