JP2008004482A - 燃料電池システム - Google Patents
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Abstract
【課題】燃料電池の劣化を抑制し、起動性の良い燃料電池車両に搭載する燃料電池システムを提供する。
【解決手段】車両を駆動させるモータ3と、モータ3に電力を供給する燃料電池1と、を備えた燃料電池車両に搭載する燃料電池システムにおいて、モータ3と燃料電池1との間に設けたダイオード10と、モータ3とダイオード10との間で、DC/DCコンバータ7を介してモータ3に対して、燃料電池1と並列に接続する二次電池5と、燃料電池1とダイオード10との間で、DC/DCコンバータ8を介してモータに対して、燃料電池1と並列に接続する二次電池6と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】車両を駆動させるモータ3と、モータ3に電力を供給する燃料電池1と、を備えた燃料電池車両に搭載する燃料電池システムにおいて、モータ3と燃料電池1との間に設けたダイオード10と、モータ3とダイオード10との間で、DC/DCコンバータ7を介してモータ3に対して、燃料電池1と並列に接続する二次電池5と、燃料電池1とダイオード10との間で、DC/DCコンバータ8を介してモータに対して、燃料電池1と並列に接続する二次電池6と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は燃料電池システムに関するものである。
燃料電池システムを起動、停止する際に、アノードに水素と空気とが混在することで、燃料電池の電極近傍の炭素が腐食する恐れがある。これを低減するために特許文献1では、燃料電池システムを起動、停止する際にカソードへの空気の流入を遮断し、カソードの酸素を燃料電池の発電反応によって消費させて、開放端電圧を下げることで、電極近傍の炭素の腐食を低減している。
特開2005−158555公報
しかし、燃料電池車両に搭載する燃料電池システムであって、燃料電池と駆動モータとを直接接続する構成の場合には、上記の発明を用いて燃料電池システムの起動時に燃料電池の開放端電圧を下げると、燃料電池から車両を駆動させる駆動モータへの電力の供給が不足し、その間は駆動モータによる走行ができない、といった問題点がある。
本発明はこのような問題点を解決するために発明されたもので、燃料電池車両に搭載した燃料電池システムにおいて、燃料電池の劣化を抑制し、かつ燃料電池車両の起動時に、素早く走行を可能とすることを目的とする。
本発明では、車両を駆動させ、前記車両の制動時には発電を行うモータと、モータに電力を供給する燃料電池と、を有する燃料電池車両に搭載する燃料電池システムにおいて、燃料電池とモータとの間に配置し、モータから燃料電池への電流の流れを防止する逆流防止手段と、逆流防止手段とモータとの間に配置し、モータに対して燃料電池と並列に接続する第1のDC/DCコンバータと、モータに対して燃料電池と並列に配置し、第1のDC/DCコンバータを介してモータに電力を供給可能な第1の蓄電装置と、逆流防止手段と燃料電池との間に配置し、モータに対して燃料電池と並列に接続する第2のDC/DCコンバータと、モータに対して燃料電池と並列に配置し、第2のDC/DCコンバータを介して燃料電池車両の補機に電力を供給可能な第2の蓄電装置と、を備える。
本発明によると、燃料電池システムの起動時に、燃料電池の劣化を抑制するために燃料電池の電圧を低くしている場合にも、第1の蓄電装置からモータへ電力を供給することができるので、燃料電池システムの起動時に、燃料電池の劣化を抑制し、さらに燃料電池車両を走行させることができる。
本発明の第1実施形態の燃料電池システムを搭載した燃料電池車両について図1の概略構成図を用いて説明する。
この実施形態の燃料電池車両は、燃料電池1を有する燃料電池システム100と、燃料電池システム100から供給される直流を三相交流に変換するインバータ2と、インバータ2によって変換された交流によって車輪4に伝達する駆動力を生じさせるモータ3と、を備える。
燃料電池システム100は、燃料電池1と、二次電池(第1の蓄電装置、第2の蓄電装置)5、6と、燃料電池1と二次電池5との間に設けたDC/DCコンバータ(第1のコンバータ)7と、燃料電池1と二次電池6との間に設けたDC/DCコンバータ(第2のコンバータ)8と、を備える。
燃料電池1は単位セル30を複数積層して構成される。単位セル30について図2の概略構成図を用いて説明する。
単位セル30は、プロトン伝導性を有する高分子電解質膜(以下、電解質膜とする)31と、電解質膜31を挟持するアノード32とカソード33と、を備える。
アノード32とカソード33は、カーボン繊維などの多孔質体から構成したガス拡散層32a、33aと、触媒として白金を担持したカーボン担体から構成した触媒層32b、33bを備える。単位セルは図示しないが、例えば水素ボンベから水素が供給され、外部から空気が供給され、水素と酸素との電気化学反応によって発電を行う。
二次電池5は、例えばリチウムイオン電池、ニッケル水素電池である。また、例えばキャパシタなどの充放電可能な蓄電装置を用いてもよい。二次電池5は、インバータ2を介してモータ3に電力を供給することが可能であり、二次電池5に蓄えられた電力によってモータ3を駆動することで、燃料電池1の出力をゼロ、または小さくして車両を走行させることができ、燃料電池システムの効率を良くすることができる。なお、車両の制動時には、モータ3によって発電した電力によって充電することができる。また、燃料電池1からも充電することができる。二次電池5と燃料電池1とは、インバータ2に対して電気的に並列に接続する。
DC/DCコンバータ7は、二次電池5とインバータ2との間に設けられる。燃料電池1と、DC/DCコンバータ7と二次電池5と、はインバータ2に対して電気的に並列に接続する。燃料電池1と二次電池5とをモータ3を駆動するための電源として適切に使い分けるためには、燃料電池1と二次電池5との相対的な電圧差を制御する必要がある。DC/DCコンバータ7は、燃料電池1と二次電池5との電圧を制御する直流の電圧変換器である。つまり、DC/DCコンバータ7は、二次電池5から入力されたDC電圧を調整してインバータ2側に出力する機能、燃料電池1またはモータ3から入力されたDC電圧を調整して二次電池5に出力する機能を有する。DC/DCコンバータ7の機能により、二次電池5の充放電および、燃料電池1から燃料電池補機9などへの電力供給が実現される。
燃料電池補機9は、燃料電池1を運転するために使用する電力機器であり、例えば燃料電池1へ空気を供給するコンプレッサ、燃料電池1から排出された水素を環流させるための循環ポンプなどである。燃料電池補機9はインバータ2とDC/DCコンバータ7との間に配置してもよい。
DC/DCコンバータ7と燃料電池1の間には、ダイオード(逆流防止手段)10が直列に接続され、燃料電池1へ二次電池5からの電流、および車両の制動時にモータ3の発電による電流が流れることを防止する。
二次電池6は、例えば鉛蓄電池である。二次電池6は補機11に電力を供給する電源である。二次電池6は、DC/DCコンバータ8を介して燃料電池1と、さらにインバータ2を介してモータ3と、電気的に接続しており、燃料電池1、またはモータ3から電力が供給されて充電される。二次電池6と燃料電池1とは、インバータ2と電気的に並列に接続する。この実施形態では、二次電池5と二次電池6とは、並列に配置される。
DC/DCコンバータ8は、二次電池6と燃料電池1との間に設けられる。燃料電池と、DC/DCコンバータ8と二次電池6と、はインバータ2に電気的に並列に接続する。DC/DCコンバータ8は二次電池6へ燃料電池1またはモータ3から充電を行う際に、電圧を二次電池6における定格電圧、例えば14Vに調整することができる。
補機11は、車両の運転時に使用される種々の電力機器であり、例えば照明機器、空調機器、油圧ポンプ、冷却水を供給するための冷却水ポンプ等である。
また、アクセルの踏み込みを検出するアクセルセンサ20と、車両の車速を検出する車速センサ21と、DC/DCコンバータ7と燃料電池1との間の電圧を検出する電圧センサ22と、DC/DCコンバータ7と二次電池5との間の電圧を検出する電圧センサ23と、二次電池5の充電状態(State Of Charge、以下SOCとする)を検出する電流センサ24と、燃料電池1に供給される水素、空気のガス流量や圧力を検出するセンサ25と、燃料電池1の電圧を検出する電圧センサ26と、燃料電池1の電流を検出する電流センサ(電流検出手段)27と、を備える。
また、各センサの信号などから、インバータ2、DC/DCコンバータ7を制御する制御ユニット40を備える。制御ユニット40は、内部にCPU、RAM、ROMを備えたマイクロコンピュータとして構成されている。制御ユニット40は、インバータ2のスイッチングを制御して、要求動力に応じた三相交流をモータ3に出力する。また、要求動力に応じた電力が供給されるよう、燃料電池1およびDC/DCコンバータ7の運転を制御する。
次に通常走行(燃料電池1によって発電を行い、走行する場合)の電力制御処理(以下、通常制御とする)を図3のフローチャートを用いて説明する。
ステップS100では、燃料電池1で必要な要求電力Pfc_reqを算出する。要求電力Pfc_reqは、モータ3を駆動するために必要なモータ要求電力Pmot_reqと、二次電池充放電要求電力Pbatt_reqと、燃料電池補機電力Pfc_auxと、補機電力Pauxと、の和である。
モータ要求電力Pmot_reqは、車両が走行するために、モータ3に供給すべき電力であり、次の手順で求められる。まず、制御ユニット40は、モータ3の回転速度、目標トルクを設定する。これらの値は、アクセルペダル開度および車速のテーブルで与えられる。回転速度と目標トルクの積は、モータ3から出力する動力となる。この動力を、モータ3の運転効率で除することにより、モータ要求電力Pmot_reqが求められる。モータ3を発電機として機能させ、回生制動する際には、目標トルクが負の値となり、モータ要求電力Pmot_reqも負の値となる。
二次電池充放電要求電力Pbatt_reqは、二次電池5の充放電に伴う電力である。二次電池5では、二次電池5のSOCが所定範囲に保たれるよう制御される。所定範囲は、二次電池5の充放電効率、または二次電池5の寿命を短くしないように設定される範囲である。二次電池5のSOCが所定の下限値よりも低くなると、燃料電池1から二次電池5への充電が行われる。二次電池充放電要求電力Pbatt_reqは、充電に必要となる電力に応じた正値となる。この結果、二次電池5の充電に伴い、燃料電池要求電力Pfc_reqが増大する。一方、SOCが所定の上限値よりも高くなると二次電池5からの放電が行われる。二次電池充放電要求電力Pbatt_reqは、放電電力に応じた負値となる。二次電池5からの放電によって、燃料電池要求電力Pfc_reqが低くなる。
燃料電池補機電力Pfc_auxは、燃料電池補機9を駆動するのに要する電力である。補機電力Pauxは、補機11および二次電池6の充電に要する電力である。これらは、車両や燃料電池の運転状態に応じてそれぞれ設定される。
ステップS101では、ステップS100によって算出した要求電力Pfc_reqを出力するよう燃料電池1の出力電圧を設定し、要求電流Ifc_reqに応じて燃料電池1のガス流量を制御する。
出力電圧は、図4に示すマップにより設定される。図4は燃料電池1の出力特性を示す図である。上段には燃料電池1の電圧と電流との関係を示し、下段には燃料電池1の電力と電流の関係を示した。
水素、または空気のガス流量に応じて燃料電池1の出力特性は変動する。上段の破線はガス流量・圧力が低い状態、実線はガス流量・圧力が高い状態を示している。ガス流量・圧力が低い場合には、電流の増加に対して電圧が低下し始めるポイントが低電流側に移行する。
電力−電流特性マップ(図4、下段)に基づき、ステップS100で算出した要求電力Pfc_reqに応じた電流Ifc_reqを求める。また、電圧−電流特性マップ(図4、上段)に基づき、電流Ifc_reqに応じた電圧Vfc_reqを求める。要求燃料電池電流電流Ifc_reqに基づき燃料電池1へ供給するガス流量の目標値も併せて設定される。
ステップS102では、ステップS101によって算出した電圧Vfc_reqにDC/DCコンバータ7を設定する。これによって二次電池5と燃料電池1との電圧差をなくす。
ステップS103では、DC/DCコンバータ7を制御し、モータ要求電力Pmot_reqをモータ3に供給するようにインバータ2を制御する。インバータ2のスイッチングに伴い、燃料電池1からはガス流量に応じた電力が出力される。また、二次電池5からは燃料電池1から出力される電力とインバータ2を介してモータ3で消費される電力との差分に応じた電力が充放電される。
なお、制御ユニット40は、基本的には出力電圧が一定電圧になるようにDC/DCコンバータ8を制御し、一方で冷却水ポンプなどに対して回転速度などの指令を与えて駆動する。
以上の制御によって、通常走行時の燃料電池システムの通常制御によって、車両を走行させることができる。
燃料電池車両を停止させて、燃料電池1への水素、空気の供給が停止した後には、燃料電池1のアノード32に空気が混入し、アノード32には空気が存在する場合がある。このような状態で、アノード32に水素を供給すると、単位セル30は図5に示すような状態となる。
アノード32では、水素が存在している領域と、空気が存在している領域と、が混在する。このとき、水素が混在している領域のアノード32と、アノード32と対向するカソード33では、それぞれ、
アノード:H2→2H++2e- 式(1)
カソード:2H++1/2O2+2e-→H2O 式(2)
の反応が生じる。
アノード:H2→2H++2e- 式(1)
カソード:2H++1/2O2+2e-→H2O 式(2)
の反応が生じる。
また、空気が存在している領域のアノード32と、アノード32と対向するカソード33では、それぞれ、
アノード:O2+4H++4e-→2H2O 式(3)
カソード:C+2H2O→CO2+4H++4e- 式(4)
の反応が生じる。
アノード:O2+4H++4e-→2H2O 式(3)
カソード:C+2H2O→CO2+4H++4e- 式(4)
の反応が生じる。
以上の反応では、式(1)によって生成されたプロトンが電解質膜32を介してカソード33へ移動し、カソード33において式(2)の反応によって、水が生成される。式(2)の反応においては、電子が必要となるが、燃料電池1に負荷が接続していない場合には、負荷を通じた電子の移動がないために、式(4)の反応が生じ、式(4)によって生じた電子が式(2)の反応で使用されることになる。これによって、カソード33のカーボンが被毒され、燃料電池1が劣化するといった問題がある。
この実施形態では、式(4)の反応を抑制し、さらに抑制中にも車両の走行を可能とする。
次に燃料電池車両の起動時の電力制御処理(以下、起動制御とする)を図6のフローチャートを用いて説明する。
イグニッションスイッチがONとなると、ステップS200では、燃料電池1のアノード32へ水素の供給を開始する。
ステップS201では、燃料電池1のカソード33の酸素の消費を行う。ここでは補機11の冷却水ポンプの回転速度を最大として、燃料電池1から取り出す電力を増加させる。これにより、燃料電池1から多くの電流を取り出し、電圧を低くして、起動時に生じる燃料電池1の劣化を抑制することができる。
このとき、燃料電池1への新たな空気の供給は行っておらず、燃料電池1から補機11へ供給される電力が低下するが、補機11は二次電池6と電気的に接続しており、燃料電池1からの電力が低下した場合でも、二次電池6から電力が供給され、補機11を動作させることができる。
ステップS202では、DC/DCコンバータ7の指令電圧をモータ3が動作可能な電圧とする。
なお、燃料電池補機類9をDC/DCコンバータ7とインバータ2との間に設けた場合には、DC/DCコンバータ7の指令電圧を燃料電池補機類9が動作可能な下限電圧としても良い。
ステップS203では、運転者のアクセル操作などに応じて、モータ要求電力Pmot_reqを算出し、二次電池5からモータ3へ電力を供給し、インバータ2を制御する。これにより、車両を走行させることができる。
ステップS204では、燃料電池1のカソード33の酸素の消費を開始してから、カソード33の酸素が十分に消費される所定時間T1が経過したか、または電流センサ27によって燃料電池1の電流を検出し、燃料電池1の電流が所定電流I1よりも小さくなったかどうか判定する。そして、所定時間T1が経過、または燃料電池1の電流が所定電流I1よりも小さくなるとカソード33の酸素が消費されたと判定し、ステップS205へ進む。所定時間T1は予め実験などによって設定される時間であり、所定電流I1は略ゼロとする。これにより、燃料電池1の電圧が所定電圧V1よりも低くなる。
燃料電池1の電圧を低くすることで、上記した燃料電池1の劣化を抑制することができる。
ステップS205では、DC/DCコンバータ8の制御を停止して、燃料電池1からの電流(電力)の取り出しを停止する。また、冷却水ポンプの回転速度を通常の回転速度として、二次電池6から補機11へ供給され、補機11によって消費される電力を抑える。
ステップS206では、燃料電池1のカソード33へ空気の供給を開始する。ステップS204において、一旦カソード33の酸素が消費されており、この間アノード32への水素の供給は継続されているので、アノード32には水素が満たされている。そのため、カソード33に空気を供給した場合でも、燃料電池1の劣化は生じない。
ステップS207では、センサ25によってアノード32とカソード33との圧力を検出し、圧力がアイドル運転時の設定圧力となったか判定する。そして、アイドル運転時の設定圧力となるとステップS208へ進む。設定圧力は、アイドル運転時に燃料電池1へ供給する所定流量の水素、空気に応じたアノード32、カソード33の圧力である。
ステップS208では、燃料電池1の圧力がアイドル運転時の設定圧力となってから所定時間T2経過すると、DC/DCコンバータ8の制御を開始し、燃料電池11から補機11への電力の供給を開始する。所定時間T2は、燃料電池1のアイドル運転が安定するまでの時間である。
以上の制御によって、燃料電池車両を起動する際に補機11による電力消費を大きくし、燃料電池1から取り出す電流を多くし、燃料電池1の劣化を抑制する。さらにモータ3へ供給する電力を二次電池5から供給することができるので、イグニッションスイッチがONとなってから、素早く車両を走行させることができる。
次に燃料電池車両の停止時の電力制御処理(以下、停止制御とする)を図7のフローチャートを用いて説明する。燃料電池車両を停止させた場合には、アノード32に水素が残存し、カソード33に空気が残存するために、燃料電池1の電圧は高い状態である。燃料電池1の電圧が高くなると、カソード33における触媒層劣化が生じる。
イグニッションスイッチがOFFとなると、ステップS300では、アノード32、カソード33の圧力をアイドル運転時の設定圧力となるように制御する。
ステップS301では、カソード33への空気の供給を停止する。
ステップS302では、燃料電池1のカソード33に残存する酸素を消費する。ここでは、補機11の冷却水ポンプの回転速度を最大として、燃料電池1から取り出す電流を大きくする。
なお、燃料電池補機類9をDC/DCコンバータ7とインバータ2との間に設けた場合には、DC/DCコンバータ7の指令電圧を燃料電池補機類9が動作可能な下限電圧にする。
ステップS303では、カソード33へ空気の供給を停止してからカソード33の酸素が十分に消費される所定時間T1が経過したか、または電流センサ27によって燃料電池1の電流を検出し、燃料電池1の電流が所定電流I1よりも小さくなったかどうか判定する。そして、所定時間T1が経過、または燃料電池1の電流が所定電流I1よりも小さくなるとカソード33の酸素が消費されたと判定し、ステップS304へ進む。所定時間T1は予め実験などによって設定される時間であり、所定電流I1は略ゼロとする。
ステップS304では、DC/DCコンバータ8による制御を停止して、燃料電池1から補機11への電力の供給を停止する。ここでは補機11の冷却水ポンプの回転速度を通常の回転速度として、二次電池6から補機11へ供給され、補機11によって消費される電力を抑える。
ステップ305では、アノード32への水素の供給を停止し、補機11などを完全に停止させて、停止制御を終了する。
以上の制御によって、燃料電池車両を停止させる場合に、燃料電池1から取り出す電流を大きくし、カソード33に残存する酸素を消費することで、燃料電池1の高電圧状態を短くし、燃料電池1の劣化を抑制することができる。
本発明の第1実施形態の効果について説明する。
本発明を用いない場合の燃料電池車両について図8の概略構成図を用いて説明する。
本発明を用いない場合の燃料電池車両は、DC/DCコンバータ7と燃料電池1とがインバータ2に対して並列的に接続しており、DC/DCコンバータ7にDC/DCコンバータ8を介して補機11、二次電池6が接続するものである。
このような構成においては、燃料電池車両の起動時には、燃料電池1の劣化を抑制するために、DC/DCコンバータ7によって燃料電池1の電圧を所定電圧V1まで下げて燃料電池1から電流を取り出す必要があり、結果としてインバータ2への入力電圧も低下するので、モータ3に走行に必要な電力を供給できない。そのためイグニッションスイッチがONとなった後に、素早く走行を行うことができない。
この実施形態では、燃料電池1とモータ3との間にダイオード10と、ダイオード10とモータ3との間に、モータ3に対してDC/DCコンバータ7を介して燃料電池1と並列に接続する二次電池5と、ダイオード10と燃料電池1との間に、モータ3に対してDC/DCコンバータ8を介して燃料電池1と並列に接続する二次電池6と、を備える。これによって、燃料電池車両の起動時に補機11によって燃料電池1から取り出す電流を大きくすることで、燃料電池1の電圧を低くして、燃料電池1の高電圧状態を短くする。これにより、燃料電池1の劣化を抑制することができる。さらに、DC/DCコンバータ7を介して二次電池5からモータ3へ電力を供給することができ、燃料電池車両を素早く走行させることができる。
燃料電池車両の停止時に、燃料電池1から取り出す電流を大きくすることで、燃料電池の高電圧状態を短くすることができ、燃料電池1の劣化を抑制することができる。また、燃料電池車両の停止制御を素早く終了することができる。
補機11による消費電力を大きくすることで、燃料電池1の高電圧状態を短くし、燃料電池1の劣化を抑制することができる。
次に本発明の第2実施形態について説明する。この実施形態の構成は第1実施形態と同じ構成なので、ここでの説明は省略する。また、通常制御、停止制御は第1実施形態の制御と同じ制御なので、ここでの説明は省略する。
燃料電池車両の起動制御を図9のフローチャートを用いて説明する。
イグニッションスイッチがONとなると、ステップS400では、燃料電池1のアノード32へ水素の供給を開始する。
ステップS401では、DC/DCコンバータ7の指令電圧をモータ3が動作可能な下限電圧とする。
ステップS402では、運転者のアクセル操作などに応じて、モータ要求電力Pmot_reqを算出し、燃料電池1と二次電池5からモータ3へ電力を供給し、インバータ2を制御する。これにより、車両を走行させることができる。
ステップS403では、電流センサ27によって燃料電池1の電流を検出し、電流が所定電流I2よりも小さくなるとステップS404へ進む。所定電流I2は、補機11によって消費される電力をDC/DCコンバータ7の指令電圧で除した値よりも大きい値とする。これによって燃料電池1から取り出すことのできる電力が大きい場合には、モータ3によって燃料電池1で発電した電力の一部を消費、または二次電池5に充電する。
ステップS404では、DC/DCコンバータ8を制御し、補機11によって燃料電池1から電力を取り出す。ここでは補機11の冷却水ポンプの回転速度を最大として、燃料電池1から取り出す電力を増加させる。
ステップS405では、燃料電池1のカソード33の酸素の消費を開始してから、カソード33の酸素が十分に消費される所定時間T1が経過したか、または電流センサ27によって燃料電池1の電流を検出し、燃料電池1の電流が所定電流I1よりも小さくなったかどうか判定する。そして、所定時間T1が経過、または燃料電池1の電流が所定電流I1よりも低くなるとカソード33の酸素が消費されたと判定し、ステップS406へ進む。所定時間T1は予め実験などによって設定される時間であり、所定電流I1は略ゼロとする。
ステップS406では、DC/DCコンバータ8の制御を停止して、燃料電池1からの電流(電力)の取り出しを停止する。また、冷却水ポンプの回転速度を通常の回転速度として、二次電池6から補機11へ供給され、補機11によって消費される電力を抑える。
ステップS407では、燃料電池1のカソード33へ空気の供給を開始する。
ステップS408では、センサ25によってアノード32とカソード33との圧力を検出し、圧力がアイドル運転時の設定圧力となったか判定する。そして、アイドル運転時の設定圧力となるとステップS408へ進む。
ステップS409では、燃料電池1の圧力がアイドル運転時の設定圧力となってから所定時間T2経過すると、DC/DCコンバータ8の制御を開始し、燃料電池11から補機11への電力の供給を開始する。所定時間T2は、燃料電池1のアイドル運転が安定するまでの時間である。
以上の制御によって、燃料電池車両の起動時に、カソード33の酸素を消費する際に、燃料電池1の電流が所定電流I2よりも小さくなるまでは、燃料電池1からモータ3、および二次電池5へ電力を供給することで、燃料電池1から取り出す電流を大きくし、燃料電池1の高電圧状態を短くすることができるので、燃料電池1の劣化をさらに抑制することができる。また、二次電池5の放電電力を小さく、または二次電池5を充電することができ、燃料電池システム100のエネルギー効率を良くすることができる。
次に燃料電池車両の停止制御について図10のフローチャートを用いて説明する。
イグニッションスイッチがOFFになると、ステップS500では、アノード32、カソード33の圧力をアイドル運転時の設定圧力となるように制御する。
ステップS501では、カソード33への空気の供給を停止する。
ステップS502では、DC/DCコンバータ8による制御を停止し、燃料電池1から二次電池6、または補機11への電力の取り出しを停止する。補機11には二次電池6から電力を供給する。
ステップS503では、燃料電池1のカソード33に残存する酸素を消費する。ここでは、燃料電池1から二次電池5へ充電を行うことで、燃料電池1から電流を取り出し、燃料電池1のカソード33に残存する酸素を消費する。
また、燃料電池補機類9をDC/DCコンバータ7とインバータ2との間に設けた場合には、DC/DCコンバータ7の指令電圧を燃料電池補機類9が動作可能な下限電圧にする。
ステップS504では、電流センサ27によって燃料電池1の電流を検出し、電流が所定電流I2よりも低くなるとステップS505へ進む。
ステップS505では、DC/DCコンバータ8の制御を開始し、補機11の冷却水ポンプの回転速度を最大として、燃料電池1から補機11へ電流を取り出す。
ステップS506では、カソード33へ空気の供給を停止してからカソード33の酸素が十分に消費される所定時間T1が経過したか、または電流センサ27によって燃料電池1の電流を検出し、燃料電池1の電流が所定電流I1よりも低くなったかどうか判定する。そして、所定時間T1が経過、または燃料電池1の電流が所定電流I1よりも低くなるとカソード33の酸素が消費されたと判定し、ステップS507へ進む。
ステップS507では、DC/DCコンバータ8の制御を停止して、燃料電池1から電流の取り出しを停止する。ここでは補機11の冷却水ポンプの回転速度を通常の回転速度として、二次電池6から補機11へ供給され、補機11によって消費される電力を抑える。
ステップ508では、アノード32への水素の供給を停止し、補機11などを完全に停止させて、停止制御を終了する。
以上の制御により、燃料電池車両の停止時に、燃料電池1の電流が所定電流I2となるまでは、燃料電池1から二次電池5へ電力を供給することで、燃料電池1から取り出す電流を大きくし、燃料電池1の高電圧状態を短くすることができ、燃料電池1の劣化をさらに抑制することができる。
本発明の第2実施形態の効果について説明する。
燃料電池車両の起動時に、燃料電池1の発電量が比較的大きい場合には、モータ3および二次電池5に燃料電池1から電力を供給することで、燃料電池1から取り出す電流を大きくし、燃料電池1の高電圧状態を短くすることができ、燃料電池1の劣化をさらに抑制することができる。
燃料電池システムの起動時には、燃料電池1からモータ3へ電力を供給するので、二次電池5からモータ3へ供給する電力を小さくすることができ、燃料電池システム100のエネルギー効率を良くすることができる。
燃料電池システムの停止時には、燃料電池1から二次電池5へ電力を供給し、二次電池5を充電することができるので、燃料電池システム100のエネルギー効率を良くすることができる。
燃料電池車両の停止時に、カソード33の酸素を消費する際に、燃料電池1の電流が所定電流I2よりも小さくなるまでは、燃料電池1から二次電池5へ電力を供給し、燃料電池1の高電圧状態を短くし、燃料電池1の劣化をさらに抑制することができる。また、燃料電池1に残存する酸素を素早く消費することができ、燃料電池車両を完全に停止するまでの時間を短縮することができる。
次に本発明の第3実施形態について説明する。この実施形態の構成は第1実施形態と同じ構成なので、ここでの説明は省略する。また、起動制御は第1実施形態と同じ制御なので、ここでの説明は省略する。また、通常制御も第1実施形態とほぼ同じ制御なので、ここでの説明は省略するが、この実施形態ではDC/DCコンバータ8の制御電圧を補機11が動作できる範囲で低くする。
次に燃料電池車両の停止制御について図11のフローチャートを用いて説明する。
イグニッションスイッチがOFFとなると、ステップS600では、アノード32、カソード33の圧力をアイドル運転時の設定圧力となるように制御する。
ステップS601では、カソード33への空気の供給を停止する。
ステップS602では、燃料電池1のカソード33に残存する酸素を消費する。ここでは、補機11の冷却水ポンプの回転速度を最大として、燃料電池1から取り出す電流を大きくする。また、DC/DCコンバータ8の制御電圧を補機11が動作できる最大電圧とし、二次電池6にも電力を供給し、二次電池6を充電する。これによって、補機11によって消費される電力に加えて、二次電池6に充電する電力が燃料電池1から取り出される。
また、燃料電池補機類9をDC/DCコンバータ7とインバータ2との間に設けた場合には、DC/DCコンバータ7の指令電圧を燃料電池補機類9が動作可能な下限電圧にする。
ステップS603では、カソード33へ空気の供給を停止してからカソード33の酸素が十分に消費される所定時間T1が経過したか、または電流センサ27によって燃料電池1の電流を検出し、燃料電池1の電流が所定電流I1よりも低くなったかどうか判定する。そして、所定時間T1が経過、または燃料電池1の電流が所定電流I1よりも低くなるとカソード33の酸素が消費されたと判定し、ステップS604へ進む。所定時間T1は予め実験などによって設定される時間であり、所定電流I1は略ゼロとする。
ステップS604では、DC/DCコンバータ8による制御を停止して、燃料電池1から補機11への電力の供給を停止する。ここでは補機11の冷却水ポンプの回転速度を通常の回転速度として、二次電池6から補機11へ供給され、補機11によって消費される電力を抑える。
ステップ605では、アノード32への水素の供給を停止し、補機11などを完全に停止させて、停止制御を終了する。
以上の制御によって、燃料電池車両を停止させる場合に、二次電池6を充電することができ、二次電池6へ充電を行うための電力が燃料電池1から取り出されるので、燃料電池1の高電圧状態を短くし、燃料電池1の劣化を抑制することができる。
本発明の第3実施形態の効果について説明する。
この実施形態では、燃料電池車両を停止させる場合に、燃料電池1の電力によって二次電池6に充電することで、燃料電池1から取り出す電流を大きくすることで、燃料電池1が高電圧状態となる時間をさらに短くすることができ、燃料電池1の劣化をさらに抑制することができる。また、二次電池6を充電することができるので、次回の起動時などに二次電池6の充電量が不足することを防止することができる。
また、通常制御中に二次電池6の充電量を小さくすることで、停止制御によって、二次電池6へ充電する充電量を多くし、燃料電池1が高電圧状態となる時間をさらに短くすることができ、燃料電池1の劣化を抑制することができる。
次に本発明の第4実施形態について説明する。この実施形態の構成は第1実施形態と同じ構成なので、ここでの説明は省略する。また、起動制御も第1実施形態と同じ制御なので、ここでの説明は省略する。また、通常制御は第3実施形態と同じ制御なので、ここでの説明は省略する。
燃料電池車両の停止制御を図12のフローチャートを用いて説明する。
イグニッションスイッチがOFFとなると、ステップS700では、アノード32、カソード33の圧力をアイドル運転時の設定圧力となるように制御する。
ステップS701では、カソード33への空気の供給を停止する。
ステップS702では、燃料電池1のカソード33に残存する酸素を消費する。ここでは、補機11の冷却水ポンプの回転速度を最大として、燃料電池1から取り出す電流を大きくする。
ステップS703では、電流センサ27によって燃料電池1への空気の供給を停止してからの燃料電池1の電流の積算値を算出し、積算値が所定積算値以上となると、ステップS704へ進む。所定積算値は、燃料電池1のカソード33の酸素を消費するために必要な取り出し電力量から、通常運転時に電圧が低くなった二次電池6を充電するために必要な電力量と、補機11によって消費される電力量と、を引いた電力に相当する電流の所定積算値であり、この値は予め設定される。
ステップS704では、DC/DCコンバータ8の制御電圧を補機11が動作できる最大電圧とし、二次電池6にも電力を供給し、二次電池6を充電する。
ステップS705では、カソード33へ空気の供給を停止してからカソード33の酸素が十分に消費される所定時間T1が経過したか、または電流センサ27によって検出する燃料電池1の電流が所定電流I2よりも小さいか、どうか判定する。そして、所定時間T1を経過、または所定電流I2よりも小さくなるとステップS706へ進む。所定時間T1は予め実験などによって設定される時間であり、所定電流I1は略ゼロとする。
ステップS706では、DC/DCコンバータ8による制御を停止して、燃料電池1から補機11への電力の供給を停止する。ここでは補機11の冷却水ポンプの回転速度を通常の回転速度として、二次電池6から補機11へ供給され、補機11によって消費される電力を抑える。
ステップ707では、アノード32への水素の供給を停止し、補機11などを完全に停止させて、停止制御を終了する。
本発明の第4実施形態の効果について説明する。
燃料電池車両の停止時に、燃料電池車両の停止制御時に、二次電池6の充電量を高くした後に停止制御を終了するので、次回の次回の起動時などに二次電池6の充電量が不足することを防止することができる。
本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内でなしうるさまざまな変更、改良が含まれることは言うまでもない。
1 燃料電池
2 インバータ
3 モータ
5 二次電池(第1の蓄電装置)
6 二次電池(第2の蓄電装置)
7 DC/DCコンバータ(第1のDC/DCコンバータ)
8 DC/DCコンバータ(第2のDC/DCコンバータ)
10 ダイオード(逆流防止手段)
11 補機
26 電圧センサ
27 電流センサ
40 制御ユニット
100 燃料電池システム
2 インバータ
3 モータ
5 二次電池(第1の蓄電装置)
6 二次電池(第2の蓄電装置)
7 DC/DCコンバータ(第1のDC/DCコンバータ)
8 DC/DCコンバータ(第2のDC/DCコンバータ)
10 ダイオード(逆流防止手段)
11 補機
26 電圧センサ
27 電流センサ
40 制御ユニット
100 燃料電池システム
Claims (4)
- 車両を駆動させ、前記車両の制動時には発電を行うモータと、
水素と酸化剤ガスとの電気化学反応によって発電し、前記モータに電力を供給する燃料電池と、を有する燃料電池車両に搭載する燃料電池システムにおいて、
前記燃料電池と前記モータとの間に配置し、前記モータから前記燃料電池への電流の流れを防止する逆流防止手段と、
前記逆流防止手段と前記モータとの間に配置し、前記モータに対して前記燃料電池と並列に接続する第1のDC/DCコンバータと、
前記モータに対して前記燃料電池と並列に配置し、前記第1のDC/DCコンバータを介して前記モータに電力を供給可能な第1の蓄電装置と、
前記逆流防止手段と前記燃料電池との間に配置し、前記モータに対して前記燃料電池と並列に接続する第2のDC/DCコンバータと、
前記モータに対して前記燃料電池と並列に配置し、前記第2のDC/DCコンバータを介して前記燃料電池車両の補機に電力を供給可能な第2の蓄電装置と、を備えたことを特徴とする燃料電池システム。 - 前記燃料電池システムの起動時に、前記補機による消費電力を制御して前記燃料電池の電圧を所定電圧まで低下させ、
前記第1の蓄電装置から前記モータへ電力を供給して前記モータを動作させることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。 - 前記燃料電池の発電によって生じる電流を検出する電流検出手段を備え、
前記燃料電池システムの起動時に、前記第1のDC/DCコンバータと前記モータとの間の電圧を前記モータの動作可能な下限電圧とし、
前記燃料電池の電流が所定電流よりも小さくなると、前記補機による消費電力を制御して前記燃料電池の電圧を所定電圧まで低下させ、
前記第1の蓄電装置から前記モータへ電力を供給して前記モータを動作させることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。 - 前記燃料電池システムの停止時に、前記第2の蓄電装置を充電することを特徴とする請求項2または3に記載の燃料電池システム。
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- 2006-06-26 JP JP2006175230A patent/JP2008004482A/ja active Pending
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