JP2008004232A - 光記録媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録再生条件情報といった小容量の情報を記録するためのホログラフィック記録されない層を有し、ホログラフィック記録層からの再生を行うことができる光記録媒体を提供する。
【解決手段】基板2上に反射層3と、記録層4と、波長選択反射層8と、ホログラフィック記録層9とが順次積層され、ホログラフィック記録層9側から参照光と信号光とを干渉させてホログラフィック記録層9に干渉縞として情報が記録され、ホログラフィック記録層9に記録されている干渉縞に参照光を照射して情報が再生される光記録媒体1において、記録層4は、相変化層、色素層又は熱的混合による反射率差を生じる2種類の無機物が積層された無機物層である。
【選択図】図1

Description

本発明は、ホログラフィを利用して情報を記録する光記録媒体に関する。
ホログラフィックを利用した光記録媒体への記録は、イメージ情報を持った信号光と参照光とを干渉させてホログラフィック記録層に干渉縞としてイメージ情報を記録することにより行われる。光記録媒体からの再生は、上記したイメージ情報が記録されたホログラフィック記録層に参照光を照射して、イメージ情報を読み出すことによって行われる。
このような光記録媒体が特許文献1に記載されている。
即ち、特許文献1には、円板状の透明基板上に偏光変更層と、ホログラフィック記録層と、反射膜と、基板(保護層)とが順次積層されたホログラフィック記録媒体について記載されている。
更に、基板(保護層)には、複数の位置決め領域としてのアドレス・サーボエリアが所定の角度間隔で設けられ、隣接するアドレス・サーボエリア間にはデータエリアが設けられている。アドレス・サーボエリアには、サンプルドサーボ方式によってフォーカスサーボ情報、トラッキングサーボ情報及びアドレス情報が予めエンボスピットによって記録されている。
この光記録媒体の記録は、アドレス・サーボエリアにサーボ光を照射してフォーカスサーボ情報、トラッキングサーボ情報及びアドレス情報を検出しながら、参照光と情報光とを干渉させることによってホログラフィック記録層に干渉縞を形成して記録する。
その再生は、アドレス・サーボエリアにサーボ光を照射してフォーカスサーボ情報、トラッキングサーボ情報及びアドレス情報を検出しながら、参照光のみをホログラフィック記録層に照射して行う。
特開2004−185707号公報
しかしながら、この光記録媒体は、大容量の情報をクロストークなく記録できるという利点を有するが、ホログラフィック記録層に記録された記録情報を再生する場合、再生条件がわずかに異なるだけで再生することができないといった欠点を有している。
例えば、ホログラフィック記録層に記録された記録情報を再生する際に、参照光の波長の若干の違い等により再生できない場合がある。
また、ホログラフィック記録層は、干渉縞によるイメージ情報記録であるため、数Kバイト以上単位の大容量の情報を記録するのには適するが、ホログラフィック記録層に記録した際の記録条件情報や再生条件情報といった数バイト程度の少量の情報記録には不向きであった。
そこで、本発明は、前述の課題に鑑みて提案されるものであって、記録再生条件情報といった小容量の情報を記録するためのホログラフィック記録されない層を有し、この再生条件情報を用いてホログラフィック記録層からの再生を安定して行うことができる光記録媒体を提供することを目的とする。
本発明の第1の発明は、凹凸部が形成された基板上に反射層と、記録層と、波長選択反射層と、ホログラフィック記録層とが順次積層され、前記ホログラフィック記録層に参照光と信号光とを照射して前記ホログラフィック記録層において干渉縞として前記信号光に基づく情報が記録され、前記ホログラフィック記録層に記録されている干渉縞に参照光を照射して情報が再生される光記録媒体において、前記記録層は、前記信号光による情報の量よりも少ない情報を記録する相変化層、色素層又は熱的混合による反射率差を生じる2種類の無機物が積層された無機物層であることを特徴とする光記録媒体を提供する。
第2の発明は、前記記録層には、前記ホログラフィック記録層に干渉縞として記録した際の記録情報を記録する領域を有することを特徴とする請求項1記載の光記録媒体を提供する。
本発明によれば、記録層は、信号光による情報の量よりも少ない情報を記録する相変化層、色素層又は熱的混合による反射率差を生じる2種類の無機物が積層された無機物層であるので、これらの層は、ホログラフィック記録する層でないため、これらの層にサーボ用レーザ光の強度変調による熱記録により記録条件情報を記録しておき、この記録再生条件情報を用いてホログラフィック記録層からの再生を安定に行うことができる。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態の光記録媒体を示す断面図である。図2は、光記録媒体への記録方法を示すフローチャートである。図3は、光記録媒体への再生方法を示すフローチャートである。図4は、光記録媒体への再生方法を説明するための光記録媒体の断面図である。図5は、他の再生方法を示す断面図である。図6は、実施の形態の第1変形例を示す断面図である。図7は、実施の形態の第2変形例を示す断面図である。図8は、記録再生装置を示す概略図である。図9は、図8の記録再生装置の第1変形例を示す概略図である。図10は、図8の記録再生装置の第2変形例を示す概略図である。
図1に示すように、光記録媒体1は、凹部2Aと凸部2Bによりフォーマット信号が形成された円板状の基板2上に反射層3と、第1誘電体層4と、相変化記録層5と、第2誘電体層6と、平滑層7と、波長選択反射層8と、ホログラフィック記録層9と、カバー層10とが順次積層された構成を有する。サーボ光、信号光及び参照光は、カバー層10側から入射させる。
基板2は、ガラス系、ポリカーボネートに代表されるプラスチック系若しくはNi系、Ag系、Al系などの合金からなる金属材料からなる。
反射層3は、基板2に形成されているフォーマット信号に含まれる情報を読み取るためのサーボ光を反射させるために設けられたものであり、AlやAg若しくはそれらを主成分とする合金薄膜や誘電体が多層に積層された誘電体ミラー等の材料が用いられる。また、この反射層3は、サーボ光が照射されることにより発生する熱の冷却機能も有する。
フォーマット信号に含まれる情報としては、ディスク型式、生産者名、コピーマネジメント情報、ディフェクト情報、アドレス情報相変化記録層5及びホログラフィック記録層9への記録条件等がある。
第1、第2誘電体層4,6としては、ZnS−SiO2等の材料からなる。
相変化記録層5としては、アモルファス状態と結晶状態の2態様を有し、結晶状態の方がアモルファス状態に対して反射率が大きい材料が用いられ、Se、Te等のカルコゲン元素を含む化合物であるSbTe、GeSbTe、AgInSbTe等の材料が用いられる。これらのSbとTeを少なくとも含む化合物は、Sb/Teの比を1.0〜3.5にして、必要に応じてGe、In、Ag、Snを添加したものでも良い。
相変化記録層5には、ホログラフィック記録層9に記録されている情報のアドレス情報、日時の情報、記録再生装置の機種、固有番号情報、最適記録パワー情報、コンテンツのインデックス情報、コピーマネージメント情報、ディフェクト情報、代替エリアへの記録情報などが記録される。また、相変化記録層5には、位相変調ホログラムで記録された場合には、前記参照光の位相情報が記録され、スペックル変調ホログラムで記録された場合には、前記参照光のスペックルパターン情報が記録される。
平滑層7としては、初期状態では、流動性があり、熱、光、紫外線或いは酸化作用によって硬化し、硬化後にサーボ光が透過するような光学特性を有する樹脂系材料が用いられる。
波長選択反射層8としては、サーボ光の波長λ1を透過し、信号光及び参照光の波長λ2を反射する特性を有する材料が選択され、アモルファスカーボン、DLC(ダイヤモンドライクカーボン)、或いはこれらにH又はNを含有させたもの、Si、SiHx、SiNxが用いられる。
この波長選択反射層8は、60%以上のサーボ光を透過する必要がある。
更に、波長選択反射層8としては、屈折率の大きい材料と屈折率の小さい材料とを所定の厚さで積層することによって得られるダイクロイックミラーの機能を有する材料を用いることもできる。屈折率の大きい材料としては、Nb25、Ta25、ZnS−SiO2、Si34、TiO2が用いられ、屈折率の小さい材料としては、MgF2、SiO2が用いられる。
波長選択反射層8にダイクロイックミラー機能を有する材料を用いた場合には、サーボ光に対する信号光及び参照光との分離を確実にすることができる。
ホログラフィック記録層9としては、干渉光が弱めあった部分と強め合った部分とで屈折率、反射率、吸収率等の光学定数が変調される材料が用いられ、フォトポリマー、カルコゲナイト化合物、色素、フォトリフラクティブ結晶等の材料が用いられる。
カバー層10としては、ポリカーボネート製の円形で平板の基板、シートや紫外線硬化樹脂が用いられる。
次に、このホログラフィック記録媒体への記録再生方法について図1に図2を併せ用いて説明する。
まずは、記録方法について説明する。
図2に示すように、図示しない記録再生装置を用いて、光記録媒体1のカバー層10側からサーボ光を基板2に対して垂直に入射させて、フォーカスさせると共にトラッキングをとる(ステップ1)。
次に、トラッキングを取りながら、基板2に記録されているフォーマット信号を検出して、上記したディスク型式、生産者名等の情報を図示しない記録再生装置の記憶部に格納する(ステップ2)。
次に、前記図示しない記録再生装置の記憶部に格納された情報を読み出し、相変化記録層5及びホログラフィック記録層9の試し書き領域に記録を行った後、再生を行って得られる変調度、ジッタやSNR特性等によりそれぞれの層の記録条件の最適値を求めて、前記図示しない記録再生装置の記憶部に格納する(ステップ3)。記録条件情報は、例えば、サーボ光の強度変調による熱記録によって記録される。
ホログラフィック記録層9への記録は、数Kバイトから数Mバイトのイメージデータからなるページ形式の2次元の信号光によって行われ、この信号光をホログラフィック記録層9に入射させると共に参照光を信号光に対して所定の角度を有して入射させて干渉させ、このホログラフィック記録層9に干渉縞を形成することによって行われる。
具体的には、それぞれの層の記録条件の最適値は、参照光及び信号光を基準エネルギーに対して±30%程度の範囲内で段階的に変化させて行って求められる。
次に、図示しない記録再生装置の記憶部に格納されたそれぞれの層の記録条件の最適値にエラー訂正等の処理を施して相変化記録層5の所定アドレス領域に記録する(ステップ4)。
次に、ホログラフィック記録層9にデータが記録された最後のアドレス情報及び最適記録条件を前記図示しない記録再生装置の記憶部から読み出して(ステップ5)、信号光と参照光を互いに干渉させてホログラフィック記録層9に干渉縞を記録することによって情報の記録を行った後、この情報の記録を終了した最終アドレスを前記図示しない記録再生装置の記憶部に格納する(ステップ6)。
次に、前記図示しない記録再生装置の記憶部に格納されたアドレスを相変化記録層5のアドレス領域に数バイトから数百バイトのビットデータとしてシーケンシャルに記録する(ステップ7)。
次に、ファイナライズとして全ての記録終了情報を相変化記録層5に記録する(ステップ8)。
次に、再生方法について図3及び図4を用いて説明する。
図3及び図4に示すように、図示しない記録再生装置を用いて、ホログラフィック光記録媒体1のカバー層10側からサーボ光を基板2に対して垂直に入射させてフォーカスさせると共にトラッキングをとる(ステップ1)。
次に、トラッキングを取りながら、サーボ光を相変化記録層5に入射させて、相変化記録層5に記録されている記録終了情報を読み出した後、図示しない記録再生装置の記憶部に格納する(ステップ2)。
次に、前記図示しない記録再生装置の記憶部に格納された情報を読み出し、前記図示しない記録再生装置の制御部により、最適な再生条件に調整する。(ステップ3)。
次に、読み出された最適な再生条件を用いて、参照光をホログラフィック記録層9に対して所定の角度で入射させて互いにホログラフィック記録層9に記録されている干渉縞で生じた回折光を再生光とし、波長選択反射層8で反射させてカバー層10側から出射させた後、図示しない光検出アレイで検出する(ステップ4)。
図示しない光検出アレイでは、再生光を光電変換した後、電気信号に変換して情報を再生する(ステップ5)。
参照光は、図5に示すように、信号光の光軸に対して、上記した図4に示した方向と対称な方向から入射しても良い。この場合、波長選択反射層8で反射した参照光は、位相共役参照光となり、ホログラフィック記録層9で回折され、信号光の光軸方向に出射する。この位相共役参照光と信号光とは位相共役の関係がある。位相共役参照光を用いると、例えば、ホログラフィック記録層9に参照光を集光する集光レンズに収差があっても大部分が記録と再生でキャンセルされるという利点があり、記録再生装置の簡略化、低コスト化を図ることができる。
以上のように、本発明の実施の形態によれば、光記録媒体1が相変化記録層5を備えているので、この相変化記録層5に記録再生条件情報を記録しておき、ホログラフィック記録層9からの再生を安定して行うことができる。
次に、この光記録媒体1の製造方法について図1を用いて説明する。
(基板の準備工程)
図1に示すように、予めフォーマット信号が凹凸により同心円状又はスパイラル状に記録されたガラス又はポリカーボネートからなる厚さ0.6mm、直径120mmの基板2を用意する。
凹凸は、基板2がガラスの場合にはホトリソグラフィ法を用いて形成でき、ポリカーボネートの場合には、スタンパを用いて形成でき、その深さは、20nm〜200nmである。
(反射層の形成工程)
次に、DCスパッタ法により、基板2上に厚さ20〜200nmのAgを成膜して反射層3を形成する。
(第1誘電体層の形成工程)
次に、RFスパッタ法により、反射層3上に厚さ5〜50nmのZnS:SiO2=80:20mol%の膜を成膜して第1誘電体層4を形成する。
(相変化記録層の形成工程)
次に、DCスパッタ法により、厚さ5〜20nmの(GeSb):Te=70〜72:21〜23at%の膜を成膜して第1誘電体層4上に相変化記録層5を形成する。
(第2誘電体層の形成工程)
次に、RFスパッタ法により、相変化記録層5上に厚さ20〜70nmのZnS:SiO2=80:20mol%の膜を成膜して第2誘電体層6を形成する。
(相変化層結晶化工程)
次に、基板を回転させながら、波長810nmの波長のレーザ光を第2誘電体層6上から照射して、相変化記録層5を結晶化温度以上に上昇させた後除冷して相変化記録層5の結晶化を行う。
(平滑層の形成工程)
次に、スピンコート法により、第2誘電体層6上に粘度100cP〜1000cPの紫外線硬化樹脂を平均厚さ100nm以上の厚さで塗布した後、紫外線を照射して硬化させて光学的に平坦な平滑層7を形成する。
(波長選択反射層の形成工程)
次に、平滑層7上にSiNやSiH等の材料からなる波長選択反射層8を形成する。
(ホログラフィック記録層の形成工程)
次に、波長選択反射層8上に厚さ0.2mmのAprilis社製のフォトポリマーを形成してホログラフィック記録層9を形成する。
(カバー層の形成工程)
次に、ホログラフィック記録層9上に厚さ0.3mmのカバー層10を形成して光記録媒体1を作製する。
次に、実施の形態の第1変形例について図6を用いて説明する。
図6に示すように、第1変形例の光記録媒体11は、光記録媒体1における相変化記録層5を熱分解や基板形状の変化を伴う色素記録層12にしたものであり、これ以外は同様である。
この第1変形例の光記録媒体11によっても実施の形態と同様の効果が得られる。
この光記録媒体11の製造方法は、光記録媒体1の製造方法における(相変化記録層の形成工程)において、スピンコート法により、シアニン系色素を第1誘電体層4上に塗布を行って色素記録層12を形成する以外は同様である。
次に、実施の形態の第2変形例について図7を用いて説明する。
図7に示すように、第2変形例の光記録媒体13は、光記録媒体1における相変化記録層5を熱分解や基板形状の変化を伴う色素記録層12にし、第1、第2誘電体層4、6及び平滑層7を除去したものであり、これ以外は同様である。
この第2変形例の光記録媒体13によっても実施の形態と同様の効果が得られる。
この光記録媒体13の製造方法は、光記録媒体1の製造方法における(相変化記録層の形成工程)において、スピンコート法により、シアニン系色素を第1誘電体層4上に塗布して色素記録層12を形成し、(第1誘電体層の形成工程)、(第2誘電体層の形成工程)及び(平滑層の形成工程)を除去したものであり、これ以外は同様である。
また、相変化記録層5や色素記録層12の代わりに熱的混合による反射率差が生じる2種類の無機物、例えばCuやAlとSiが積層された記録膜を用いても良い。
次に、光記録媒体1への記録再生を行うための記録再生装置について図8を用いて説明する。
図8に示すように、記録再生装置14は、信号光或いは参照光となるレーザを出射する信号用レーザ素子15と、サーボ光を出射するサーボ用レーザ素子16と、信号用レーザ素子15から出射されるレーザ光を平行にするコリメートレンズ17と、サーボ用レーザ素子16から出射されるサーボ光を平行にするコリメートレンズ18と、コリメートレンズ17で平行にされたレーザ光の一部を透過して信号光に、その他を反射して参照光にするハーフミラー19と、ハーフミラー19で反射された参照光を反射させる第1反射ミラー20と、第1反射ミラー20で反射された参照光を反射させて光記録媒体1に入射させる第2反射ミラー21とを備えている。
更に、記録再生装置14は、ハーフミラー19を透過した信号光のS偏光成分を反射して、P偏光成分を透過させる偏光分離膜22Aを有する偏光ビームスプリッタ22と、偏光分離膜22Aで反射されたS偏光成分の信号光を画像信号に応じた光変調を行うと共にP偏光成分の信号光として反射させる空間光変調素子23と、偏光ビームスプリッタ22の偏光分離膜22Aを透過した空間光変調素子23で反射されたP偏光成分の信号光を透過し、コリメートレンズ18で平行にされたサーボ光を反射させる波長選択性ビームスプリッタ24と、波長選択性ビームスプリッタ24を通過したP偏光成分の信号光を円偏光にして出射させると共にサーボ光をそのまま透過させる1/4波長板25と、1/4波長板25から出射する円偏光及びサーボ光を光記録媒体1に結像させるレンズ26と、光記録媒体1の反射層3で反射されたホログラフィック記録層9に記録された情報をレンズ26,1/4波長板25,波長選択性ビームスプリッタ24、偏光ビームスプリッタ22を介して検出する光検出アレイ27とを備えている。
また、空間光変調素子23とレンズ26との間及びレンズ26と光記録媒体1との間の距離fは、等しくなるように、空間光変調素子23、レンズ26及び光記録媒体1は、それぞれ配置されている。
この距離fは、レンズ26の屈折率を考慮した実効的な焦点距離である。
このように光記録媒体1を配置することにより、光記録媒体1の位置は、フーリエ変換面となる。
次に、記録再生装置14の記録再生方法について説明する。
以下では、上記したサーボ光を照射してフォーマット信号を検出する動作説明を省略している。
まずは、記録方法について説明する。
信号光用レーザ素子15からS偏光成分の信号光を出射させ、コリメートレンズ17で平行にした後、ハーフミラー19で一部を反射して参照光とし、その他を透過して信号光とする。ハーフミラー19を透過したS偏光成分の信号光を偏光ビームスプリッタ22の偏光分離膜22Aで反射させて空間光変調素子23に入射させる。
このS偏光成分の信号光は空間光変調素子23で画像信号に応じて信号変調されると共に光変調されP偏光成分の信号光にされ、偏光分離膜22Aを透過して波長選択性ビームスプリッタ24を透過し、1/4波長板25で円偏光にされた後、レンズ26で光記録媒体1のホログラフィック層9に集光される。一方、ハーフミラー19で反射された参照光は、第1反射ミラー20及び第2反射ミラー21で反射されて光記録媒体1のホログラフィック記録層9に所定の角度を有して入射する。
そして、このホログラフィック記録層9で参照光と信号光とを干渉させてホログラフィック記録層9中に干渉縞を生成して情報を記録する。
次に、再生方法について説明する。
再生の場合は、参照光のみを用いる。
信号用レーザ素子15からS偏光成分の信号光を出射させ、コリメートレンズ17で平行にした後、ハーフミラー19で一部を反射して参照光とし、その他を透過して信号光とする。再生においては、この透過した信号光は図示しないシャッタ等で遮断される。
ハーフミラー19で反射された参照光は、第1反射ミラー20及び第2反射ミラー21で反射されて光記録媒体1のホログラフィック記録層9に所定の角度を有して入射する。
そして、ホログラフィック記録層9に記録されている干渉縞で回折して再生光が生成されると、この再生光は、レンズ26を介して1/4波長板25に入射して、S偏光成分に変換された後、波長選択性ビームスプリッタ24を介して偏光ビームスプリッタ22の偏光分離膜22Aに入射し、ここで反射されて光検出アレイ27に入射する。
光検出アレイ27に入射した再生光は、光検出アレイ27で光電変換されて再生信号とし信号処理を行ってホログラフィック記録層9に記録されている情報を再生する。
光記録媒体1への記録再生は、記録再生装置14の代わりに記録再生装置28を用いることもできる。
図9に示すように、記録再生装置28は、記録再生装置14のハーフミラー19、第1,第2反射ミラー20,21を除去し、信号用レーザ素子15から出射されるレーザ光を信号光と参照光として共通に用いるようにしたものであり、これ以外は同様である。
更に、光記録媒体1への記録再生は、記録再生装置14の代わりに記録再生装置29を用いることもできる。
図10に示すように、記録再生装置29は、記録再生装置14の第2反射ミラー21で反射された参照光の光路上に、この参照光に特定のパターンを重畳するための位相変調用空間光変調素子30を配置したものであり、これ以外は同様である。
この特定のパターンとしては、記録時の位相パターンやスペックルパターンがある。位相変調用空間光変調素子30から出射される特定パターンが重畳された参照光が光記録媒体1の相変化記録層5に記録されている情報と一致しない場合には、再生ができないので、セキュリティを高めることができる。
なお、相変化記録層5に記録される情報としては、ホログラム記録時の位相パターンやスペックルパターンを暗号化して記録したものでも良い。
本発明の実施の形態の光記録媒体を示す断面図である。 光記録媒体への記録方法を示すフローチャートである。 光記録媒体への再生方法を示すフローチャートである。 光記録媒体への再生方法を説明するための光記録媒体の断面図である。 他の再生方法を示す断面図である。 実施の形態の第1変形例を示す断面図である。 実施の形態の第2変形例を示す断面図である。 記録再生装置を示す概略図である。 図9の記録再生装置の第1変形例を示す概略図である。 図9の記録再生装置の第2変形例を示す概略図である。
符号の説明
1,11,13…光記録媒体、2…基板、2A…凹部、2B…凸部、3…反射層、4…第1誘電体層、5…相変化記録層、6…第2誘電体層、7…平滑層、8…波長選択反射層、9…ホログラフィック記録層、10…カバー層、13…色素記録層、14,28,29…記録再生装置、15…信号用レーザ素子、16…サーボ用レーザ素子、17,18…コリメートレンズ、19…ハーフミラー、20…第1反射ミラー、21…第2反射ミラー、22…偏光ビームスプリッタ、22A…偏光分離膜、23…空間光変調素子、24…波長選択性ビームスプリッタ、25…1/4波長板、26…レンズ、27…光検出アレイ、30…位相変調用空間光変調素子

Claims (2)

  1. 凹凸部が形成された基板上に反射層と、記録層と、波長選択反射層と、ホログラフィック記録層とが順次積層され、前記ホログラフィック記録層に参照光と信号光とを照射して前記ホログラフィック記録層において干渉縞として前記信号光に基づく情報が記録され、前記ホログラフィック記録層に記録されている干渉縞に参照光を照射して情報が再生される光記録媒体において、
    前記記録層は、前記信号光による情報の量よりも少ない情報を記録する相変化層、色素層又は熱的混合による反射率差を生じる2種類の無機物が積層された無機物層であることを特徴とする光記録媒体。
  2. 前記記録層には、前記ホログラフィック記録層に干渉縞として記録した際の記録情報を記録する領域を有することを特徴とする請求項1記載の光記録媒体。

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