JP2008002703A - 貯湯式給湯装置およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】気象予測情報に応じて太陽光発電の電力を電気給湯器の給湯に利用する。
【解決手段】太陽の光で発電する太陽光発電手段301と、CO2ヒートポンプ給湯器1と、前記給湯器1を制御するリモコン2とを備えたシステムにおいて、気象情報取得手段303でサーバー7から気象予測情報を取得し、取得情報が設定した条件であった時、残湯量検知手段311で残湯量が一定湯量以上であるかを確認し、ある場合CO2ヒートポンプ給湯器1でお湯を沸かす電力を商用電力の深夜電力ではなく、太陽光発電の電力を利用するように切り替え制御することで、利用者の利便性を損なうことなく、深夜電力の利用を削減し、省エネルギーにできる。
【選択図】図3

Description

本発明は、太陽光発電の電力と、電力会社の深夜電力を利用して温水を生成する貯湯式給湯装置、およびプログラムに関するものである。
近年、オール電化住宅の普及が進み、従来のガスでお湯を作るガス給湯器から電気でお湯を作る電気温水器(給湯器)への切換えが進んでいる。電気温水器(給湯器)はお湯を作るコストを低減するため電気料金の安い深夜電力を利用してお湯を沸かし、貯湯タンクに貯めておき日中に利用させるので、クリーンで安全そして低コストで、オール電化住宅に変えるユーザーが増えてきている。
また、最近では電気でお湯を沸かすために利用する熱源として、電気ヒータ式から、自然冷媒(CO2)を利用したヒートポンプ式の温水器(給湯器)の普及が進んできている。自然冷媒ヒートポンプ式給湯器(温水器)は、大気の熱を吸熱し、電気で自然冷媒を圧縮して加熱し、熱交換器により水から温水を作るので、従来のヒータ式の電気温水器に比べ省エネな給湯システムである。
一方、別の給湯システムとして太陽光の熱により温水を生成するシステムも以前から導入されている。特許文献1には、太陽光熱で温水を生成する給湯システムと、深夜電力を利用して温水を生成する電気温水器をハイブリッドで利用して、太陽光で作った温水が設定温度より低い場合、さらに電気温水器で温めて温水を作るようにしている。そのようにしたことで、冬季や悪天候時にお湯が不足したり、夏季や晴天時に過剰にお湯ができることをなくし、さらに省エネ、経済的効果を実現するシステムが提案している。
また別の熱源の給湯システムとして、特許文献2にはガスを利用したコージェネレーションシステムが提案されている。
このシステムは、ガスエンジンで電気を生成した時に発生した廃熱を利用し温水を作り、給湯需要が生じる時間帯までに必要な熱量(湯量と湯温)が得られるように、貯湯タンクに貯湯されるように、時間帯電力需要予測の結果と合わせて総合的な効率が高くなると判断される時間帯にコージェネレーションの発電機を作動させている。
温水は、家庭での給湯、床暖房や浴室暖房乾燥などの熱源に利用しており、また床暖房などの機器は気象条件によって使用状態が変化するため、このシステムでは気象情報を取得し、気象情報に応じて床暖房などの利用を予測している。
具体的には、1時間ごとの時間帯ごとに床暖房のON、OFF状態を記録し、運転情報データベースを作成し、ネットワークを介して取得した当該時間帯の気象データ(気温、降水量、日照時間)などと合わせて記録する。そして時間帯ごとの気温ごとの、運転状態をデータベース化する。
そして翌日の床暖房の運転状態を予測する場合、ネットワークから気象予報データを取得し、前記運転情報データベースの統計値から所定の時間帯における予報気温において、運転状況がON、OFFかのどちらが大きいかを確認し、使用状況の予測を行っている。このように、予報気温によって床暖房の時間帯ごとのオンオフ状態を予め予測し、コージェネレーション装置を高効率で運転するようにしている。
特開2005−226924号公報 特開2005−265201号公報
しかしながら上記特許文献1のシステムは、太陽熱温水器と電気温水器の2つの給湯システムを必要とし、ユーザーの経済的負担も多く、エネルギーシステムとして熱源である太陽エネルギーを給湯にしか利用できないないシステムであり、システム的に汎用性がない。
また特許文献2のシステムは、気象予報データを取得して、翌日の温水を利用する給湯装置、床暖房の利用状況を高精度に予測するので、コージェネレーション装置のエネルギー利用効率は向上するが、オール電化住宅で利用できない。また電気で温水を生成し貯湯してお湯を利用する電気温水器が深夜電力の利用削減を図ることはできない。
加えて、深夜電力を利用せず、昼間の太陽光エネルギーのみでお湯を作ると、利用者が昼間に使用するお湯を確保できないという問題もある。
前記従来の課題を解決するために、太陽光で発電する太陽光発電手段と、主として商用電力の深夜電力を利用し温水を作る貯湯式給湯手段と、気象予測情報を取得する気象情報取得手段と、前記取得した気象予測情報を判断し、前記太陽光発電手段で生成された発電電力、または前記深夜電力のいずれを利用して温水を貯湯するかを判断する電力切替判断手段と、貯湯式給湯手段の残湯量を確認する残湯量確認手段を備えた貯湯式給湯装置において、気象予測情報は深夜電力時間帯以前に取得し、前記気象情報取得手段で取得した気象予測情報が予め設定された気象情報と一致した時、残湯量確認手段で残湯量が、利用者が昼間使う湯量以上ある場合、電力切替判断手段により、前記深夜電力を使用せず、翌日の太陽光の発電電力を利用するように切り替えて、温水を作る貯湯式給湯装置を構成している。
取得した気象予測情報に応じて、例えばオール電化住宅で貯湯式給湯器が通常利用する深夜電力を利用する方がよいか、自家発電である太陽光の発電電力を利用して温水を貯湯する方がよいか判断させることができると共に、利用者が通常昼間に利用する湯量が残っている場合に、通常利用する深夜電力から太陽光の発電電力に切り替えて、温水を作るようにするので、利用者の利便性を損なうことなく、深夜電力の利用を削減し、より環境にやさしく、給湯にかけるランニングコストも削減できるようになる。
また太陽エネルギーを、温水を変えてしまうことで温水利用を促進しないとエネルギーの利用効率を低下させることもなく、エネルギー利用の制約が小さい。
本発明によれば、深夜電力時間帯の前に気象予測情報を取得し、予め設定された気象情報と一致した時、湯量ある場合に深夜電力から太陽光の発電電力に切り替え、温水を作るので、昼間にお湯がなくなるようなことをなくし利用者の利便性を損なわず、深夜電力利用を削減する、またより省エネルギーで環境にやさしい給湯器を提供するという効果がある。
第1の発明は、太陽光で発電する太陽光発電手段と、主として商用電力の深夜電力を利用し温水を作る貯湯式給湯手段と、気象予測情報を取得する気象情報取得手段と、前記取得した気象予測情報を判断し、前記太陽光発電手段で生成された発電電力、または前記深
夜電力のいずれを利用して温水を貯湯するかを判断する電力切替判断手段と、貯湯式給湯手段の残湯量を確認する残湯量確認手段を備えた貯湯式給湯装置において、気象予測情報は深夜電力時間帯以前に取得し、前記気象情報取得手段で取得した気象予測情報が予め設定された気象情報と一致した時、残湯量確認手段で残湯量が、利用者が昼間使う湯量以上ある場合、電力切替判断手段により、前記深夜電力を使用せず、翌日の太陽光の発電電力を利用するように切り替えて、温水を作る貯湯式給湯装置である。
そして、深夜電力時間帯の前に気象予測情報を取得し、予め設定された気象情報と一致した時、湯量ある場合に深夜電力から太陽光の発電電力に切り替え、温水を作るので、昼間にお湯がなくなるようなことをなくし、利用者の利便性を損なわず、深夜電力利用を削減する、またより省エネルギーで環境にやさしい給湯器を提供するものである。
第2の発明は、太陽光で発電する太陽光発電手段と、主として商用電力の深夜電力を利用し温水を作る貯湯式給湯手段と、気象予測情報を取得する気象情報取得手段と、前記取得した気象予測情報を判断し、前記太陽光発電手段で生成された発電電力、または前記深夜電力のいずれを利用して温水を貯湯するかを判断する電力切替判断手段と、貯湯式給湯手段の残湯量を確認する残湯量確認手段を備えた貯湯式給湯装置において、気象予測情報は深夜電力時間帯以前に取得し、前記気象情報取得手段で取得した気象予測情報が予め設定された気象情報と一致した時、残湯量が、利用者が昼間使う一定湯量以上ない場合、前記一定湯量まで前記深夜電力を利用して温水を作り、その後、電力切替判断手段により翌日の太陽光の発電電力を利用するように切り替えて温水を作る貯湯式給湯装置である。
そして、深夜電力時間帯の前に気象予測情報を取得し、予め設定された気象情報と一致した時、残湯量が、利用者が昼間使う湯量以上ない場合には、前記一定湯量まで深夜電力でお湯を作り、昼間の利用に備え、その後、使用する電力を太陽光の発電電力に切り替えるようにするので、必要最低限のお湯作成を深夜電力を利用し、それ以上の温水を作る電力は、環境にやさしい太陽光の発電電力で行うので、残湯量によらず、利用者の利便性を損なうことなく、効率的な電力利用ができ、また省エネルギーを実現できるようになる。また加えて、深夜電力のみで給湯する場合に比較してよりランニングコストを低減する。
第3の発明は、太陽光で発電する太陽光発電手段と、主として商用電力の深夜電力を利用し温水を作る貯湯式給湯手段と、気象予測情報を取得する気象情報取得手段と、前記取得した気象予測情報を判断し、前記太陽光発電手段で生成された発電電力、または前記深夜電力のいずれを利用して温水を貯湯するかを判断する電力切替判断手段と、貯湯式給湯手段の残湯量を確認する残湯量確認手段を備えた貯湯式給湯装置において、気象予測情報を深夜電力時間帯に取得し、前記貯湯式給湯手段で温水を作っている場合、前記気象情報取得手段で取得した気象予測情報が予め設定された気象情報と一致すると、残湯量確認手段で、残湯量が利用者が昼間使う一定湯量以上あるかどうかを確認し、ない場合は、前記一定湯量まで前記深夜電力で温水をつくり、ある場合は温水を作るのを停止し、電力切替判断手段により、翌日の太陽光の発電電力を利用するように切り替えて温水を作る貯湯式給湯装置である。
そして、深夜電力時間帯に気象予測情報を取得し、予め設定された気象情報と一致すると、現在の残湯量が、利用者が昼間利用する一定湯量以上あるかどうかを判断して、ない場合は、一定湯量まで深夜電力で温水をつくり、ある場合は、温水をつくるのを停止し、その後、電力利用を太陽光の発電電力を利用するように切り替えるので、深夜電力で温水を作成している時に、気象予測情報を取得して、翌日に太陽光の発電電力を期待できる場合、一定湯量まで深夜電力で温水を作り、すでにある場合は、温水作成を停止させるので、取得する時間帯によらず、深夜電力利用の削減を行えるようになり、より省エネルギーで環境にやさしい給湯器になる。
第4の発明は、第1、2または3の発明に記載の貯湯式給湯装置の少なくとも一部を実行させるためのプログラムである。
そして、プログラムを用いることで電気・情報機器、マイクロコンピュータのハードリソースを協働させて本発明の貯湯式給湯装置の少なくとも一部を容易に実現することができる。また記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布・更新やそのインストール作業が簡単にできる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
以下に本発明の実施の形態1について図1〜図6を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態1における太陽光発電システムと商用電力を、気象情報によって切り替えるCO2ヒートポンプ給湯器(以下HP給湯器)を示すシステム構成図である。
HP給湯器1は宅内のリモコン2と接続され、リモコン2はお風呂へのお湯はりや、貯湯タンクへお湯貯めの制御するものである。またリモコン2は、通信網であるインターネット6によって気象予測情報を配信するサーバー7に接続する多機能インターネットリモコン2を構成している。
またHP給湯器1は、電力会社より供給される商用電力交流200Vに接続され電気が供給され(図1B)、電気よってヒートポンプを稼動させ、大気中の熱を吸熱し自然冷媒であるCO2(二酸化炭素)を圧縮し、熱くなった前記冷媒を、熱交換機に通して熱交換し、水から温水を給湯器である。
また、本実施の形態1のHP給湯器1には、太陽光によって発電する太陽電池モジュール3を、パワーコンディショナ4(インバータ)を介して接続する構成としている(図1A)。またパワーコンディショナ4は、電力メーター5に接続され、太陽光発電により余剰電力があった場合、電力会社の電力線に電力を供給し、売電することができるようにしている(図1C)。
太陽電池モジュール3は、太陽光によって発電するが発電する電力は直流のためパワーコンディショナ4によって、直流―交流変換を行い、商用電力と同じ交流(例えば、単相3線式交流100V/200V)を生成し、HP給湯器1を含む家庭内の電化製品に電力供給を行うものである。
HP給湯器1は、図2に示すようにCPU1a、メモリ1b、サーミスタなどの各種センサ1c、リモコン2と通信を行うシリアル通信を行う通信装置1d、お湯を作るための圧縮機と熱交換器で構成したヒートポンプ装置1e、沸かしたお湯を貯める貯湯タンク1f、電気の供給を行う電源装置1gのハードリソースを具備し、これらを協働させて図3に示すような電力切替供給手段308、ヒートポンプ手段309、給湯・貯湯手段310を機能させる。
また同様に、太陽電池モジュール3、パワーコンディショナ4を協働させて太陽光発電手段301を機能させている。
次にリモコン2を説明すると、リモコン2には表示機能とインターネットに接続する機能を備え、サーバー7よりコンテンツ情報(天気、ニュース、地域情報、お店情報、広告情報など)を取得表示し利用する。HTMLで作成されたコンテンツ情報の場合、リモコン2に備えるブラウザの機能で閲覧する。また広告情報などは、リモコン2の制御画面に情報を埋め込んで表示する機能も備え、ユーザーへの利便性を高めている。
なお、リモコン2は、インターネット2に接続する機能を備える多機能リモコンであり、図示はしないが、JEMAや特定小電力無線によって、必要に応じてネット機器に接続するシステム拡張機能を備えるものである。
ここで、ネット機器は、インターネット6を含む様々なネットワークに接続する機能を有する家電機器、設備機器を示す概念であり、冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機、エアコン、給湯機、乾燥機、食器洗い乾燥機、掃除機、ガステーブル、IH機器、炊飯器、温水洗浄便座、電子錠、各種防犯センサ(人感センサ、開閉センサ)、ネットカメラ、照明機器、コージェネレーションシステム機器、燃料電池システム機器、ホームサーバー、テレビ、ビデオ、DVD機器、パソコン、PDA、携帯電話、FAX、電話機、オーディオ機器、およびそのリモコン、ガスメーター、水道メーター、電力メーターなどのユーザー宅にある機器である。
本実施の形態では、リモコン2はHP給湯器1と接続された給湯器システムを説明するが、例に挙げた機器の制御コントローラとして機能させることもできるものである。
リモコン2は、図示はしないがADSL回線や光ファイバを介してISPに接続し、インターネット6を通してサーバー7に接続する。またISPはインターネットサービスプロバイダであり、インターネット接続を行うサービスを行うものである。通信プロトコルにはインターネットで一般的に使用されるTCP/IP、HTTPなどを使用し通信を行う。
またインターネット6や電話回線網に接続できる携帯電話によって、HP給湯器1を遠隔で制御する機能を備える。またリモコン2は、HP給湯器1−リモコン2間の通信プロトコルと、インターネット通信で利用されるアプリケーションプロトコルを相互に変換する通信プロトコルのゲートウェイ機能を備える。
リモコン2には、サーバー7に接続を行う場合に必要なユーザー認証用のID、パスワードなどを保持する。
リモコン2は、図2に示すようにCPU2a、メモリ2b、FlashROM(Flash Read
Only Memory)、ROMまたはハードディスクの外部記憶装置2cの他に、HP給湯器1とシリアル通信を行う通信装置2d、イーサネット(登録商標)などの第2の通信装置2e、LCDなどで構成されるディスプレイ2fのハードリソースを具備し、これらを協働させて、図3に示すような宅外通信手段302、気象情報取得手段303、電力切替判断手段304、情報記憶手段305、表示手段306、入力手段307を機能させている。
次にHP給湯器1、リモコン2及び太陽光発電手段301で構成されるHP給湯器1の構成・機能を詳しく説明する。動作・作用は後述する。
図3において、太陽光発電手段301は、自然エネルギーである太陽光を受け発電し、商用電力と同じ交流200V(又は100V)を生成し、HP給湯器1を含む家庭内の電気機器に電力を供給する発電手段である。太陽光発電手段301で発電された電力は、家庭内で消費する電力以上の電力を発電すると、電力メーター5を介して電力会社に売電さ
れる(図1C)。
宅外通信手段302は、リモコン2をインターネット6、または電話回線などの外部への通信網に接続して、サーバー7との間でデータ送受信可能な状態を実現する。具体的には、図3において宅外通信手段302は、ADSL回線を利用する場合、ルーター、ADSLモデムを介してISPに接続し、そこからインターネット6を通じてサーバー7にTCP/IP接続するものである。
気象情報取得手段303は、設定された時刻に、サーバー7に蓄積された当日や翌日などの気象予測情報を、宅外通信手段302を介して取得し、後述する情報記憶手段305に、気象予測情報を記録する。気象予測情報は、ユーザーがHP給湯器1を利用する地域の天気、気温、降水量、降水確率、日照時間などの気象情報である。
電力切替判断手段304は、前記気象情報取得手段303で取得した気象予測情報を、予め設定された日照時間などの条件に応じて判断し、当日または翌日のHP給湯器1が、お湯を沸かし貯めるために利用する電力を、太陽光発電手段301から賄うか、電力会社の商用電力の深夜電力を利用するかを判断決定し、後述する電力切替供給手段308を制御し、利用する電力を切り替えるものである。
なお、切り替えるというのは、太陽光発電の電力を利用する場合は、太陽が照っている日中にお湯を沸かし貯湯する制御を行う意味であり、また通常HP給湯器1は、商用電力の深夜電力を利用してお湯を沸かし1日分のお湯を貯湯タンクに貯めるように制御する。この時、例えば370リットルタイプの貯湯タンクの場合、80℃、370リットルお湯を深夜電力で沸き上げ、貯湯タンクに貯めるものである。
情報記憶手段305は、前述した気象予測情報を記憶する。また予め設定された気象予測情報の設定デフォルト値、またはユーザーが設定した設定値もリモコン2に記憶している。具体的には、気象予測情報の日照時間で判断させる場合、ユーザーが入力した日照時間を記憶し、前記設定値以上の予報であった場合、太陽光発電の電力を利用してお湯を沸かすようにする。
表示手段306は、給湯温度、ふろ給湯温度、貯湯タンクの残湯量、出湯量、および取得した気象予測情報などを表示する。
入力手段307は、リモコン2上のスイッチ等で機能が提供される。入力手段307によって、利用者に給湯温度、ふろ給湯温度、利用者が設定しこの湯量を切るとお湯を自動で沸き上げるための残湯量、および太陽光の発電電力に切り替えてお湯を沸かすための気象情報設定値を入力させる。
電力切替供給手段308は、気象予測情報を取得し、設定条件に合致した場合、電力切替判断手段304により、商用電力の深夜電力の利用から、日中の太陽光発電の電力でお湯を沸かすように切替設定が行われ、当該電力でHP給湯器1を稼動させ、お湯を沸かし貯湯する。
ヒートポンプ手段309は、HP給湯器1のお湯を沸かす機能を提供する。太陽光発電の電力または商用電力の深夜電力を供給し、大気の熱を吸熱し、圧縮機で自然冷媒を圧縮して得た熱を内部の熱交換機により水から温水を作り出すものである。
給湯・貯湯手段310は、ヒートポンプ手段309で生成した温水を貯湯する貯湯タンクを備え、図示していないが家庭内の給湯を行う洗面所、台所、風呂に配管され貯湯タン
クに貯めたお湯を供給する機能を提供する。
残湯量検知手段311は、給湯・貯湯手段310に貯湯しているお湯の残湯量を検知する。ユーザーによって入力手段307で設定された残湯量、例えば、台所や洗面所で利用する湯量として150リットルを設定し、前記設定湯量150リットルがあるかどうかを検知し、設定量以上あるかないかを電力切替判断手段304へ通知する機能を備える。貯湯タンクにある給湯温度またはふろ給湯温度、例えば42℃以上のお湯がどれぐらいあるかを検知させる。貯湯タンク内にある水量とは異なるものである。
本実施の形態の場合、設定湯量以上ある場合、深夜電力を利用せず、太陽光の発電電力を利用するように、利用する電力を切り替えさせる。またない場合は、設定湯量まで深夜電力を利用してお湯を沸き上げし、その後、電力を太陽光の発電電力に切り替えを行う。動作の詳細は後述する。
一方、サーバー7は、前記リモコン2から送信されてきたリモコン2の認証要求、情報取得要求、制御要求などの種別を判断処理し、前記電文の応答電文を送信する。そのため、図4に示すようにCPU4a、メモリ4b、外部記憶装置4c、第2の通信装置4dなどのハードリソースを具備し、これらを協働させて、図5に示す送受信手段501、ユーザー認証・判断処理手段502、ユーザー情報データベース503、送信情報生成手段504、気象情報データベース505を機能させる。
送受信手段501は、インターネット6を介してリモコン2から、認証要求、情報取得要求または制御要求などのTCP/IP接続があったときにリモコン2との間で送受信状態を確立させ、認証情報、設定情報、地震情報、制御情報などを送受信するものである。
ユーザー認証・判断処理手段502は、認証要求時にリモコン2から受信するリモコン2の認証情報である端末ID、パスワードをユーザー情報データベース503で管理するユーザー情報と比較認証する処理を行う。前記端末IDはリモコン2ごとにユニークに記録されているシリアル番号のようなものであり、リモコン2の初期設定時において、ユーザー認証時にサーバー7に送信され、その他のユーザー情報(電話番号、暗証番号(パスワード))などと一緒に管理される。またデータの種別をそのデータに付帯するデータ識別子によって判断する。
ユーザー情報データベース503は、ユーザーの名前、住所、地域コード、電話番号、携帯電話番号、暗証番号(パスワード)、端末IDなどを保持している。
送信情報生成手段504は、リモコン2の要求電文を受信すると、前記要求電文の応答電文を生成し応答する。リモコン2から気象情報要求電文をサーバー7で受信した場合、データベースに保存された当該地域の翌日などの気象予測情報を取得し、応答電文にセットし電文が生成される。
気象情報データベース505は地域ごとの気象予測情報を保持し、ユーザーから要求が来るとユーザー情報データベース503から検索されたユーザーの地域の気象予測情報を抽出させる。記録される気象予測情報は、当日、翌日、1週間予報などの地域の天気、気温、降水量、降水確率、日照時間などである。
なお、図5ではサーバー7を1つの装置のように図示したが、サーバーが複数であってもよく、またユーザー情報データベース503や気象情報データベース505が別の装置または別の場所にあっても構わない。
次に本実施の形態での動作・作用について図6を用いて説明する。
図6は、太陽電池モジュール3とHP給湯器1を利用したシステムにおいて、インターネット6を介して気象予測情報を取得し、HP給湯器1の利用する電気を電力会社の商用電力の深夜電力から太陽電池モジュール3が発電した電力に切り替える設定する動作を示すフローチャートである。
通常のHP給湯器1は、安価な電気代の深夜電力(本実施例では、夜11時〜朝7時とする)を利用し、深夜の時間帯にお湯を沸かし、給湯・貯湯手段310の貯湯タンクにお湯を貯める。そして翌日の日中、夜にお湯を利用する。
しかし本発明のシステムでは、気象予測情報に応じて、前日深夜ではなく当日日中(もしくは前日日中)の太陽光発電の電力を利用して発電させる点が大きく異なる。
気象情報取得手段303は、お湯を利用する前日に、予めリモコン2の情報記憶手段305に設定された時刻に、たとえば午後10時に宅外通信手段302を制御して、インターネット6を介してサーバー7と通信を行う。午後10時は、翌日利用のお湯を沸かす深夜電力の開始時刻夜11時より前に設定されており、できる限り深夜電力開始時間に近い方が確度の高い気象予測情報が取得できるようになる。
また、気象情報は刻々と変化・更新されるので、深夜電力時間帯であっても気象情報を取得してもよい。
例えば、深夜電力時間の開始前において取得した気象情報では日照時間が不足して深夜電力でお湯を沸かす判断をしたが、その後に取得した気象情報によって日照時間が十分あれば深夜電力による温水生成を停止して太陽光発電に切り替えても良い。こう考えると、例えば気象予測情報が更新される時刻がわかっていれば、その時刻にあわせて気象予測情報を取得する必要がある。
その逆に、深夜電力時間の開始前において取得した気象情報では日照時間が十分であって太陽光発電でお湯を沸かす判断をしたが、その後に取得した気象情報によって日照時間が不足であれば深夜電力による給湯を開始してもよい。こう考えると、必要な給湯量を深夜電力で沸かす時間を逆算して、深夜電力時間の終了する時刻までに沸き上げが完了する時刻には少なくとも気象情報を再取得する必要がある。
たとえば、必要な給湯量を深夜電力で沸かす時間を1時間、深夜電力時間の終了する時刻を午前7時とすれば、午前6時かその少し前に気象情報を再取得するようにしてもよい。
本実施の形態では、深夜電力時間帯の前に気象予測情報を取得して、残湯量に応じて、深夜電力または太陽光の発電電力を切り替えて、温水を生成する動作について説明する。
サーバー7とは、リモコン2を利用するユーザーをユーザー認証・判断処理手段502で認証し、通信内容が、気象予測情報取得の要求電文であることを判断すると、気象情報データベース505に記録されている翌日の気象予測情報を取得し送信情報生成手段504で気象予測情報を入れた応答電文を作成し、インターネット6を介して、リモコン2に送信され、気象情報取得手段303で、気象予測情報を取得し、情報記憶手段305に記録する(ステップ601)。
気象予測情報には天気、降水量、降水確率、気温、日照時間などの情報が含まれる。前
記情報から、翌日の電力切替に必要な情報を抽出する。本実施例では、日照時間a(予測時間)を判断して翌日の日中の太陽電池モジュール3の発電量を予測する。そして日照時間を、予めリモコン2の情報記憶手段305に記録された設定時間b(時間)と比較する(ステップ602、ステップ603)。
気象予測情報を設定値と比較した結果、日照時間a<設定時間bの場合、すなわち予報では翌日の天気は悪く日照時間が少ない場合には、深夜電力でお湯を沸かすように設定される(通常設定のとおり深夜電力を利用してお湯を沸かす)。すなわち、電力利用の切り替えは行われない。そして電力会社の深夜設定の時刻(午後11時)になると、深夜電力でヒートポンプ手段309を稼動させお湯を沸かし、給湯・貯湯手段310に貯湯し、給湯利用させる(ステップ604)。
次に、日照時間a>設定時間bであると、残湯量検知手段311により、給湯・貯湯手段310の貯湯タンクの残湯量を確認する。残湯量の確認は、利用者が給湯温度設定している、例えば42℃のお湯の量がどれだけあるかを計測、検知する。そして一定湯量、昼間に利用する台所や洗面所での湯量、例えば150リットル程度の湯量があるかどうかを確認する(ステップ605)。
この湯量設定は、利用者によってリモコン2の入力手段307で、10段階に分かれたレベル値で設定される。また、このレベル値は、利用者が設定せず、利用者の使う湯量を学習することで、自動設定することもできる。例えば、設定した湯量でお湯が不足だった場合、自動的に設定レベルを1段階アップする。また湯余りが1週間続くと、設定レベルを1段階下げるようにする。
そして、残湯量が設定湯量以上あると、電力切替判断手段304により電力切替供給手段308を制御して、深夜電力時間帯になっても、深夜電力を利用せず、翌日の日中の太陽光電池モジュール3で発電される電力で、HP給湯器1を動作させ、お湯を貯湯するように設定を行う(ステップ606)。すなわち、深夜電力(商用電力)から太陽光の発電電力利用の設定に切り替えが行われる。そして翌日になると、HP給湯器1は、ヒートポンプ手段309を稼動させ水を温めお湯を沸かし、給湯・貯湯手段310に貯湯し、給湯利用させる(ステップ607)。
残湯量が設定湯量以下であった場合、通常の設定のとおり、深夜電力時間帯の開始時刻(午後11時)になると、前記一定湯量まで深夜電力で温水を生成する。一定湯量まで生成すると、深夜電力の利用を停止し、温水生成を停止する(ステップ608)。その後、残りの湯量は、日中の太陽光の発電電力により、HP給湯器1で温水を生成させるため、電力切替判断手段304により、電力設定を切り替える(ステップ609)。
そして、太陽光で発電される日中になると、電力切替供給手段308により、太陽光の発電電力に電力を切り替え、温水を生成し、給湯・貯湯手段310に貯湯し、給湯利用させる(ステップ610)。
また日照時間の予測時間が外れて、太陽光発電での電力が不足し、給湯・貯湯手段310の貯湯タンクを設定量までお湯を沸かせない場合は、電力会社の電力を利用して、ヒートポンプ手段309を稼動させ、お湯を沸かして貯湯する。この時に利用する電力は、当日の夜に利用するお湯を沸かすので、日中の電力を利用してお湯を沸かすようにしている。
また気象条件が良いときでも、朝食時や昼食時に使うお湯は太陽光発電では間に合わない。そのため、日中に使用するお湯については深夜電力でお湯をつくる。そのように考え
ると、例えば、日中に使用するお湯は深夜電力を用い、日没後に使用するお湯は太陽光発電を使う、というアルゴリズムで電力切替判断手段304が判断してもよい。
そして、日中に使用するお湯は洗い物や洗濯が主なので40度程度の湯として深夜電力で沸かし、日没後に使用するお湯は入浴が主なので60度以上の高温となるように太陽光発電で沸かす、というように温度制御をくわえてもよい。
(実施の形態2)
次に、深夜電力時間帯で、すでに深夜電力で温水を生成している時に、気象予測情報を取得し、設定値に一致した場合の電力切替の制御動作について説明する。
本実施の形態では、深夜電力時間帯で、すでに深夜電力で温水を沸かしている時に、気象予測情報を取得し設定値に一致した場合、昼間に利用する一定湯量があれば、温水生成を停止させる点について異なるものである。なお、実施の形態1と同様の構成要素に関しては、同一番号を付し説明を省略する。
図7において、深夜電力時間帯において、すでに深夜電力を利用してHP給湯器1で温水を作っているとき(ステップ701)、前記実施の形態1と同様に、サーバー7から翌日の気象予測情報を取得する(ステップ601)。
気象予測情報から、翌日の電力切替に必要な情報を抽出する。本実施例では、日照時間a(予測時間)を判断して翌日の日中の太陽電池モジュール3の発電量を予測する。そして日照時間を、予めリモコン2の情報記憶手段305に記録された設定時間b(時間)と比較する(ステップ602、ステップ603)。
そして日照時間a>設定時間bであると、残湯量検知手段311により、給湯・貯湯手段310の貯湯タンクの残湯量を確認する。残湯量の確認は、利用者が給湯温度設定している、例えば42℃のお湯の量がどれだけあるかを計測、検知する。そして一定湯量、昼間に利用する台所や洗面所での湯量、例えば150リットル程度の湯量があるかどうかを確認する(ステップ605)。
このとき既に、利用者が昼間に利用するお湯の給湯温度、たとえば42℃のお湯が、設定された一定湯量以上あるとき、電力切替判断手段304は、HP給湯器1のヒートポンプ手段309、給湯・貯湯手段310で作成している温水生成を停止させる制御を行う(ステップ702)。
このように、昼間に利用するお湯の量が確保されており、翌日晴れて日照時間がありそうな場合には、残りの湯量は、太陽光の発電電力で温水を生成する。このとき作成する温水は、風呂給湯にも利用できる80℃で、370リットルの温水を作るものである。なお、貯湯タンクの満水の温水ではなく、利用者による設定や、学習機能により自動で温水を作成する満水容量を変化させることもできる。
すなわち370リットルの貯湯タンクで、一定湯量が150リットルの場合、差し引き220リットルの温水を加え、さらに設定温度(80℃)まで沸き上げる電力に、太陽光の発電電力を利用するように、HP給湯器1の電力供給切替手段308によって、深夜電力から太陽光発電手段301の発電電力に切り替えるように設定する(ステップ606)。
その後、時間が経過し、日中になり太陽光の発電電力が得られえるようになると、HP給湯器1は、ヒートポンプ手段309を稼動させ水を温めお湯を沸かし、給湯・貯湯手段
310に貯湯し、給湯利用させる(ステップ607)。
なお実施の形態1、2において、気象予測情報において、日照時間を用いて説明したが、その他の気象予測情報を加えて、総合的に判断させるようにすることも可能である。またユーザーが行う設定に関しても同様である。また、日照時間や季節に基づく予想発電量に応じて判断して、利用する電力を切り替えることもできる。
また、気象予測情報に関してサーバー7から取得するように説明したが、HP給湯器1の気象予測するために、気象計測を行う気温センサ、気圧計などを備えて、HP給湯器1で気象予測情報を生成してもよい。また別の機器で計測し、機器連携によりHP給湯器1に気象予測情報を取得させるようにしてもよい。
またリモコン2とHP給湯器1の通信手段は、何でもよく通常、有線のシリアル通信を行っているが、無線、電灯線通信やIP通信であってもよい。
また本実施の形態ではHP給湯器1として説明したが、電気ヒータ式の電気温水器であってもよく、電気を利用してお湯を沸かす給湯器であれば同様に構成できる。
また気象予測情報は、インターネット6を介してサーバー7から取得するように説明したが、デジタルテレビ放送や、ラジオなどの放送電波から取得する構成にもできる。
またリモコン2とサーバー7はインターネット6で接続されると説明したがそれに限定にされるものではなく、通信回線は、電話回線、ISDN、ADSL、CATV、光ケーブル(FTTH)、無線LAN,イーサネット(登録商標)などでも構わない。
また各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
以上の説明のように、本実施の形態1、2によれば、深夜電力時間帯の前に気象情報取得手段303で取得した気象予測情報を判断し、気象予測情報が予め設定された気象情報と一致した時、残湯量が、利用者が昼間利用する一定湯量以上ある場合に、深夜電力から太陽光の発電電力に切り替え、温水を作るので、昼間にお湯がなくなるようなことをなくし、利用者の利便性を損なわず、深夜電力利用を削減する、またより省エネルギーで環境にやさしい給湯器を提供するようになる。
また、深夜電力時間帯の前に気象予測情報を取得し、予め設定された気象情報と一致した時、残湯量が、利用者が昼間使う湯量以上ない場合には、前記一定湯量まで深夜電力でお湯を作り、昼間の利用に備え、その後、使用する電力を太陽光の発電電力に切り替えるようにするので、必要最低限のお湯作成を深夜電力を利用し、それ以上の温水を作る電力は、環境にやさしい太陽光の発電電力で行うので、残湯量によらず、利用者の利便性を損なうことなく、効率的な電力利用ができ、また省エネルギーを実現できるようになる。また加えて、深夜電力のみで給湯する場合に比較してよりランニングコストを低減するようになる。
また、深夜電力時間帯で温水を生成している時に、気象予測情報を取得し、予め設定された気象情報と一致すると、現在の残湯量が、利用者が昼間利用する一定湯量以上あるかどうかを判断して、ない場合は、一定湯量まで深夜電力で温水をつくり、ある場合は、温水をつくるのを停止し、その後、電力利用を太陽光の発電電力を利用するように切り替えるので、深夜電力で温水を作成している時に、気象予測情報を取得して、翌日に太陽光の発電電力を期待できる場合、一定湯量まで深夜電力で温水を作り、すでにある場合は、温
水作成を停止させるので、取得する時間帯によらず、深夜電力利用の削減を行えるようになり、より省エネルギーで環境にやさしい給湯器になる。
また本実施の形態はいずれもリモコン2、HP給湯器1の手段を、コンピュータを機能させるためのプログラムとしても同様の機能を提供することができる。
プログラムとすることで、マイクロコンピュータ、パーソナルコンピュータ又は他の装置の一部の機能として実現できるようになり、利便性、汎用性が向上し、システムが構築しやすくなる。また記録媒体に記録したり通信回線を用いてプログラムを配信したりすることでプログラムの配布やインストール作業が簡単にできるようになる。
以上のように、本発明は、気象情報を取得し太陽光発電の電気をより有効的に利用させるエネルギーシステムに利用でき、コージェネレーションシステム、燃料電池システムとシステム化することもできる。
本発明の実施の形態1における、気象情報に応じて太陽光発電電力を利用するCO2ヒートポンプ給湯器のシステム構成図 本発明の実施の形態1のCO2ヒートポンプ給湯器、リモコンのブロック構成図 本発明の実施の形態1のCO2ヒートポンプ給湯器、リモコンの機能を示すブロック構成図 本発明の実施の形態1のサーバーのブロック構成図 本発明の実施の形態1のサーバーの機能を示すブロック構成図 本発明の実施の形態1のCO2ヒートポンプ給湯器、リモコンの動作を示すフローチャート 本発明の実施の形態2のCO2ヒートポンプ給湯器、リモコンの動作を示すフローチャート
符号の説明
1 CO2ヒートポンプ給湯器(貯湯式給湯手段)
3 太陽電池モジュール(太陽光発電手段)
301 太陽光発電手段
303 気象情報取得手段
304 電力切替判断手段
310 給湯・貯湯手段(貯湯式給湯手段)
311 残湯量検知手段(残湯量確認手段)

Claims (4)

  1. 太陽光で発電する太陽光発電手段と、主として商用電力の深夜電力を利用し温水を作る貯湯式給湯手段と、気象予測情報を取得する気象情報取得手段と、前記取得した気象予測情報を判断し、前記太陽光発電手段で生成された発電電力、または前記深夜電力のいずれを利用して温水を貯湯するかを判断する電力切替判断手段と、貯湯式給湯手段の残湯量を確認する残湯量確認手段を備えた貯湯式給湯装置において、
    前記気象予測情報は深夜電力時間帯以前に取得し、前記気象情報取得手段で取得した気象予測情報が予め設定された気象情報と一致した時、
    前記残湯量確認手段で残湯量が利用者の昼間使う湯量以上ある場合に、前記電力切替判断手段により、今夜の深夜電力を使用せず、翌日の太陽光発電電力を利用するように切り替えて温水を作る貯湯式給湯装置。
  2. 太陽光で発電する太陽光発電手段と、主として商用電力の深夜電力を利用し温水を作る貯湯式給湯手段と、気象予測情報を取得する気象情報取得手段と、前記取得した気象予測情報を判断し、前記太陽光発電手段で生成された発電電力、または前記深夜電力のいずれを利用して温水を貯湯するかを判断する電力切替判断手段と、貯湯式給湯手段の残湯量を確認する残湯量確認手段を備えた貯湯式給湯装置において、
    前記気象予測情報は深夜電力時間帯以前に取得し、前記気象情報取得手段で取得した気象予測情報が予め設定された気象情報と一致した時、
    前記残湯量確認手段で残湯量が利用者の昼間使う一定湯量以下である場合、前記一定湯量まで前記深夜電力を利用して温水を作り、その後、電力切替判断手段により翌日の太陽光の発電電力を利用するように切り替えて温水を作る貯湯式給湯装置。
  3. 太陽光で発電する太陽光発電手段と、主として商用電力の深夜電力を利用し温水を作る貯湯式給湯手段と、気象予測情報を取得する気象情報取得手段と、前記取得した気象予測情報を判断し、前記太陽光発電手段で生成された発電電力、または前記深夜電力のいずれを利用して温水を貯湯するかを判断する電力切替判断手段と、貯湯式給湯手段の残湯量を確認する残湯量確認手段を備えた貯湯式給湯装置において、
    前記気象予測情報を深夜電力時間帯中に取得し、前記貯湯式給湯手段で温水を作っている時に前記気象情報取得手段で取得した気象予測情報が予め設定された気象情報と一致すると、
    前記残湯量確認手段で、残湯量が利用者が昼間使う一定湯量以上あるかどうかを確認し、前記一定湯量がない場合は前記一定湯量まで前記深夜電力で温水をつくり、前記一定湯量がある場合は温水を作るのを停止し、電力切替判断手段により、翌日の太陽光の発電電力を利用するように切り替えて温水を作る貯湯式給湯装置。
  4. 請求項1、2、または3に記載のいずれか1項の貯湯式給湯装置の少なくとも一部を実行させるためのプログラム。
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