JP2008002282A - スクロール圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【課題】固定スクロールに形成される背圧制御機構は背圧制御バネと背圧制御弁で構成されており、本来背圧制御弁は洩れが無いように設計されているが、バリ・欠け等により洩れが発生することにより一定圧力に達しない場合があり、低速低負荷条件において洩れ損失による効率低下が発生する。本発明は、前記従来の課題を解決するもので、本来の洩れの無い組立を実現し、同時に性能を向上させることのできるスクロール圧縮機を提供することを目的とする。
【解決手段】背圧制御弁11に弾性体のコーティング14を設けることにより、洩れを回避する構成にする。本構成によって、背圧制御弁の洩れを無くすことができ、背圧室に一定以上の圧力を常に保つことができる。
【選択図】図2
【解決手段】背圧制御弁11に弾性体のコーティング14を設けることにより、洩れを回避する構成にする。本構成によって、背圧制御弁の洩れを無くすことができ、背圧室に一定以上の圧力を常に保つことができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、空調機、冷凍機等に使用されるスクロール圧縮機に関するものである。
従来のスクロール圧縮機としては、鏡板に渦巻状のスクロールラップを直立形成した固定スクロールと旋回スクロールとを噛み合わせて円弧状の圧縮室を形成し、旋回スクロールを固定スクロールに対して自転を拘束した状態で旋回運動させることによって圧縮室を外周側から内周に向かって移動させながら容積を減じることで圧縮動作を行なわせるものがある。このスクロール圧縮機は旋回スクロールと固定スクロールとの噛み合わせ部から圧縮ガスが漏洩して効率低下の原因となるという問題点を有しており、従来から様々な対策が提案されている(例えば、特許文献1参照)。図3は前記特許文献1に記載された従来の密閉型圧縮機を示す断面図、図4はその背圧制御機構の拡大断面図である。
図3および4において3は固定スクロール、4は旋回スクロール、10は固定スクロールに設けられた背圧制御機構であり、背圧室8がある一定以上の圧力に保たれるように動作することにより、固定スクロール3に旋回スクロール4を押し付け、洩れ損失を低減させている。
特開2005−48685号公報
しかしながら、固定スクロールに形成される背圧制御機構は背圧制御バネと背圧制御弁で構成されており、本来背圧制御弁は洩れが無いように設計されているが、バリ・欠け等により洩れが発生することにより一定圧力に達しない場合があり、低速低負荷条件において洩れ損失による効率低下が発生する。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、本来の洩れの無い組立を実現し、同時に性能を向上させることのできるスクロール圧縮機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために本発明のスクロール圧縮機は、背圧制御弁に弾性体のコーティングを設けるものである。
本構成によって、背圧制御弁の洩れを無くすことができ、背圧室に一定以上の圧力を常に保つことができる。
本発明のスクロール圧縮機によれば、背圧制御弁からの洩れを防止し、背圧室に一定以上の圧力を常に保つスクロール圧縮機を提供することができる。
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態におけるスクロール型密閉圧縮機の断面図、図2はその背圧制御機構の拡大断面図である。
図1は、本発明の実施の形態におけるスクロール型密閉圧縮機の断面図、図2はその背圧制御機構の拡大断面図である。
図1および2において、4は旋回スクロール、3は固定スクロールであり、噛み合わされて圧縮室9を形成する。6は冷媒を吸入する吸入孔、7は圧縮した冷媒を吐出する吐出孔、5は旋回スクロール4の自転を拘束するオルダム継ぎ手であり、回転軸2が電動機1により駆動されて回転することにより旋回スクロール4が旋回運動することによって圧縮を行なう。10が固定スクロール3に設けられた背圧制御機構を示し、11の背圧制御弁、12制御用バネ、13背圧ピン14Oリングより成り立っており、旋回スクロール4の背面に設けられた8の背圧室と連通しており、背圧室8がある一定以上の圧力になると背圧制御弁11が開き、圧縮室9と連通させる、これにより背圧室8の圧力を一定に保つのである。
図1および2において、背圧制御弁11に弾性体のコーティング14を設ける事により、洩れを無くし背圧室に常に一定以上の圧力を保つことが可能となり、性能の向上を図る事ができる。
弾性体のコーティングとしては、樹脂材やゴム材等が考えられる。
以上のように、本発明のスクロール圧縮機は、低速低負荷条件においても高性能を実現することができ、空調機、冷凍機等に適用できる。
1 電動機
2 回転軸
3 固定スクロール
4 旋回スクロール
5 オルダム継ぎ手
6 吸入孔
7 吐出孔
8 背圧室
9 圧縮室
10 背圧制御機構
11 背圧制御弁
12 制御用バネ
13 背圧ピン
14 樹脂コーティング
2 回転軸
3 固定スクロール
4 旋回スクロール
5 オルダム継ぎ手
6 吸入孔
7 吐出孔
8 背圧室
9 圧縮室
10 背圧制御機構
11 背圧制御弁
12 制御用バネ
13 背圧ピン
14 樹脂コーティング
Claims (1)
- 鏡板に渦巻状のスクロールラップを直立形成した固定スクロールと、同じく鏡板に渦巻き状のスクロールラップを直立形成した旋回スクロールを持ち、前記旋回スクロールのラップ部と反対側に圧縮機および圧縮室内部とは圧力的に遮断された背圧室を形成し、前記圧縮室内部の圧力と背圧室内部との差圧を利用して前記固定スクロールと旋回スクロールの鏡板面を密着させることにより洩れ損失を低減させ、低速低負荷条件であっても高効率を実現するスクロール圧縮機で、前記固定スクロールに背圧室内部の圧力を制御するための背圧制御機構を持った構成において、背圧制御弁に弾性体のコーティングを設けたことを特徴とするスクロール圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006170025A JP2008002282A (ja) | 2006-06-20 | 2006-06-20 | スクロール圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006170025A JP2008002282A (ja) | 2006-06-20 | 2006-06-20 | スクロール圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008002282A true JP2008002282A (ja) | 2008-01-10 |
Family
ID=39006884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006170025A Pending JP2008002282A (ja) | 2006-06-20 | 2006-06-20 | スクロール圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008002282A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105673491A (zh) * | 2014-12-08 | 2016-06-15 | 日立空调·家用电器株式会社 | 密封型电动压缩机及空调机 |
-
2006
- 2006-06-20 JP JP2006170025A patent/JP2008002282A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105673491A (zh) * | 2014-12-08 | 2016-06-15 | 日立空调·家用电器株式会社 | 密封型电动压缩机及空调机 |
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