JP2007537465A - 大開口数光源を使用した走査光ディスプレイシステム、その使用方法および走査鏡アセンブリの製作方法 - Google Patents

大開口数光源を使用した走査光ディスプレイシステム、その使用方法および走査鏡アセンブリの製作方法 Download PDF

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Abstract

走査光ディスプレイシステムは、光を発射するように動作可能な光源と、発射された光の少なくとも一部分を受け取るように配置された曲面鏡とを含む。この曲面鏡は、受け取った光を実質的に平行にするように構成されている。光源と曲面鏡のうちの少なくとも一方を相対的に移動させることによってこの実質的に平行な光を走査して、画像を形成する。あるいは、この走査光ディスプレイシステムは、光を発射するように動作可能な光源と、この光の一部分を受け取るように配置された曲面鏡と、曲面鏡から反射された光を受け取るように配置された光学要素とを含む。この光学要素は、受け取った光を実質的に平行にするように構成される。光源、曲面鏡および光学要素のうちの少なくとも1つを移動させることによってこの実質的に平行な光を走査して、画像を形成する。走査鏡アセンブリおよびその製作方法も開示される。

Description

関連出願との相互参照
本出願は、2004年5月7日出願の米国特許仮出願第60/569389号明細書、2004年9月17日出願の米国特許仮出願第60/611183号号明細書、2004年9月17日出願の米国特許仮出願第60/610911号明細書、および2005年3月9日出願のU.S. Patent No. 11/078,970の恩典を主張するものである。これらの文献の開示はそれぞれ参照によって本明細書に組み込まれる。
本発明は走査光ディスプレイシステム(scanned light display system)に関し、詳細には、大開口数光源および/または光源からの光を操作する比較的にコンパクトな光学系を使用した走査光ディスプレイに関する。
グラフィック画像またはビデオ画像の視覚的表示をユーザに提供する目的にはさまざまな技法が使用可能である。多くの応用の中で、テレビジョン、コンピュータモニタなどの陰極線管型ディスプレイ(CRT)は見るための画像を生み出す。このような装置にはいくつかの制約がある。例えば、一般的なCRTはかさが大きく、かなりの電力を消費し、そのため、携帯応用またはヘッドマウント応用には望ましくない。
液晶ディスプレイ、電界放出ディスプレイなどのマトリックスアドレッサブル(matrix addressable)ディスプレイにはCRTほどかさばらず、CRTほど電力を消費しないものがある。しかし、一般的なマトリックスアドレッサブルディスプレイは、差渡し数インチのスクリーンを利用する。ヘッドマウント応用、またはディスプレイがユーザの視界の小さな部分だけを占有することを意図した応用において、このようなスクリーンの使用は限定される。このようなディスプレイは、ますます困難さを増す加工および限定された解像度または明るさと引換えに、サイズを低減させた。さらに、このようなディスプレイの解像度を向上させるには一般に、複雑さをかなり増大させる必要がある。
他の形態のディスプレイが走査ビームディスプレイ(scanned beam display)である。当技術分野では、参照によって本明細書に組み込まれる特許文献1に記載されているものなど、さまざまな走査ビームディスプレイが開示されている。走査ビームディスプレイの1つの例では、走査源がコヒーレント光ビームを出力し、このビームはMEMSスキャナ内のミラーによって反射されて見る人(viewer)の網膜上へ達する。この走査光は、見る人の瞳孔を通して見る人の眼に入り、角膜および水晶体によって網膜上へ導かれる。光源からの光の強度は、ビームを水平および垂直に走査するときに、見る人が画像を知覚するように調整される。他の例では、走査源が1つまたは複数の調整された発光体を含み、この発光体を角掃引(angular sweep)によって回転させて、見る人の網膜上に光を走査する。どちらのタイプのディスプレイにも適したこのようなスキャナの一例が、参照によって本明細書に組み込まれる特許文献2に開示されている。
走査ビームディスプレイは時に、ディスプレイの一部をユーザの視界の中に配置して、ユーザの視界の一領域を占有する画像を生み出す、部分視または増大視応用に対して使用される。ユーザはしたがって、表示されたバーチャル画像と背景像の両方を見ることができる。背景光が遮られた場合、見る人はバーチャル画像だけを知覚する。シースルーおよび遮蔽式走査ビームディスプレイの応用には例えば、ヘッドマウント式ディスプレイ、カメラの電子式ファインダなどがある。
走査ビームディスプレイの共通の要件は、視界を横切ってビームを走査する前に光を平行にして、比較的に小さな開口数、すなわち小さな発散角を有するビームにする必要があることであった。残念なことに、小開口数の平行光ビームを得るためには、レーザ、端面発光ダイオード(「EELED」)などの比較的に高価なコヒーレント光源が使用される。このような平行光源では光学効率が低くなる可能性があり、このような平行光源は薄暗いディスプレイを生み出す効果を有する。
走査ビームディスプレイはしばしば、走査ビーム像を生成する複雑な光学系を必要とする。一例では、小開口数光源からの光が、ビームを形成するために一組の光学系によって集められる。次いでこの光ビームは2軸スキャナに導かれ、このスキャナはこの光ビームを一組の光学系中へ走査し、この光学系は、中間像平面に配置された射出瞳エキスパンダ(「EPE」)上にこの光ビームを結像させる。次いでこの拡大された画像は他の一組の光学系によって運ばれ、この光学系は、EPEからの位置情報を見る人の瞳孔における角度情報に変換する。このようなディスプレイでは、スキャナが、EPEにおいて位置情報に変換される角度情報を、ただこの位置情報をこのビューイング光学系によって再び角度情報へ変換するためだけに出力する。これらのタイプの複雑なイメージングシステムによって多数の光学構成要素が使用される結果、ディスプレイは比較的に大きく高価になる。
米国特許第5467104号明細書(Furness他、「VIRTUAL RETINAL DISPLAY」) 米国特許第5557444号明細書(Melville他、「MINIATURE OPTICAL SCANNER FOR A TWO-AXIS SCANNING SYSTEM」)
一態様によれば、走査光ディスプレイシステムは、光を発射するように動作可能な光源と、発射された光の少なくとも一部分を受け取るように配置された曲面鏡とを含む。この曲面鏡は、光源から受け取った光を実質的に平行にするように構成されている。光源と曲面鏡のうちの少なくとも一方には、実質的に平行な光を走査して画像を形成するために光源と曲面鏡を相対的に移動させるアクチュエータが動作可能に結合されている。
他の態様によれば、走査光ディスプレイシステムは、光を発射するように動作可能な光源と、発射された光の少なくとも一部分を受け取るように配置された曲面鏡と、走査光画像を受け取りこれを中継するために曲面鏡の前に配置された光学要素とを含む。光学要素(例えばレンズ)は、曲面鏡から反射された光を受け取るように配置され、曲面鏡から受け取った光を実質的に平行にするように構成される。光源、中継光学要素(例えばレンズ)および曲面鏡のうちの少なくとも1つに、実質的に平行な光を走査して画像を形成するために曲面鏡、光学要素および光源のうちの少なくとも1つを移動させるアクチュエータが動作可能に結合される。任意選択で、中継光学要素(例えばレンズ)を、ある範囲の射出瞳距離を許容するための可変出力を有するように製作することができる。これを使用して、ディスプレイを使用環境に適合させ、ある範囲の視界と視距離の対を提供することができる。
他の態様によれば、記憶された静止またはビデオ画像あるいはライブの静止またはビデオ画像を、例えばカメラサブシステムとして表示するように走査光ディスプレイシステムを適合させることができる。他の態様によれば、ビデオまたは静止画像を含むストリーミングおよび/または無線メディアを表示するように走査光ディスプレイシステムを適合させることができる。
図1に、一実施形態に基づく走査ビームディスプレイ100を示す。ディスプレイ100は、大開口数の光104を生み出す軸外れ(off−axis)光源102を含む。いくつかの文脈では光源100がランバート光源(Lambertian light source)とも呼ばれる。ただし、大開口数の装置が全てランバート光源であるとは限らない。光源102からの光104はその一部が、比較的に大きな曲面鏡108(例えば球面鏡)によって反射される。図1には2つの垂直走査位置しか示されていないが、曲面鏡108は、水平と垂直の両方の方向に走査することができる。
曲面鏡108は2つの機能を提供する。第1に、曲面鏡108は、見る人の眼115の瞳孔112によって画定される画像平面およびこの画像平面の近くで、光104を実質的に平行にしてビーム118とする。ビーム118は見る人の瞳孔112の直径よりも大きい。次いで、見る人の水晶体114がこの平行ビーム118を、見る人の網膜116上へ集束させる。曲面鏡108によって提供されるコリメーション(collimation)の程度は見かけの像距離に対応することができる。第2に、曲面鏡108が光104を掃引すると、曲面鏡108上に視界が形成され、光104の強度は、画素のアレイを順番に生み出すように調整される。曲面鏡108が半透明である場合には、ディスプレイ100を、曲面鏡108の後ろに位置する背景像を見ることができるシースルー(see−through)ディスプレイとして構成することができる。平行ビーム118は、図1に示すように曲面鏡108をx軸を軸に傾ける、すなわちx軸を軸に回転させることによって、または、曲面鏡108を回転させずにz軸方向に垂直に移動させることによって、あるいはその両方を組み合わせることによって、見る人の瞳孔112を横切って垂直z軸方向に走査することができる。曲面鏡108を回転させること、または垂直に移動させることはともに、見る人の瞳孔112を横切って平行ビーム118を垂直軸方向に効果的に走査する。同様に、曲面鏡108をz軸を軸に傾ける、すなわちz軸を軸に回転させることによって、または曲面鏡108を回転させずにx軸方向に水平に移動させることによって、あるいはその両方を組み合わせることによって、平行ビーム118を水平x軸方向に走査することができる。
走査中に、ビーム108の一部分と瞳孔112とのアラインメントを維持しつつ平行ビーム118が網膜116を横切って掃引することを可能にするため、曲面鏡108は比較的に大きくなければならない。曲面鏡108の直径を比較的大きくすることによって、曲面鏡108が走査するにつれて光源の見かけの位置が曲面鏡108を横切って移動し、画素のアレイの印象を生み出す。さらに、曲面鏡108の直径を比較的大きくすることによって、たとえ角度が極端な場合でも、見る人の瞳孔112を満たすだけの十分な部分が平行ビーム118には存在する。
光源102は、面発光LED光源、有機LED(OLED)光源などの光源または他の適当な光源とすることができる。このような光源は、実質的に均一に曲面鏡108を満たす円錐またはランバートパターンの光を発射する。平行ビーム118の水平および垂直掃引中に、曲面鏡108によって投射されたビーム118のさまざまな部分がさまざまな角度から瞳孔112に入るため、曲面鏡108を均一に満たすことによって画像の均一性は向上する。したがって、表示画像の上部に近い画素は平行ビーム118の一部分を使用し、画像の中央部に近い画素は平行ビーム118の別の部分を使用し、下部に近い画素はビーム118のまた別の部分を使用する。画像を形成するために使用される平行ビーム118のさまざまな部分は連続体であり、平行ビーム118が往復走査されるとき、瞳孔112に入るビーム118の部分は絶えず変化する。
一部の光(光106として示された部分)が曲面鏡108から外れるため光源102の効率が最適ではない場合があるが、より大きな効率を提供し、同時に他の設計制約条件を満たすために、光源102の開口数を、曲面鏡108の集光開口数に実質的に一致させることができる。例えば、1つまたは複数のレーザ光源(図示せず)を使用することができる。レーザは一般に、より小さな開口数を有する光、すなわちより平行なビームを発射し、このビームをビーム整形光学系によって発散させて、曲面鏡108を満たすことができる。しかし、レーザ光源を使用すると、大開口数光源を使用することで得られるコスト上の利点を得ることができない。
いくつかの実施形態の1つの利点はアラインメントの許容度が緩いことである。いくつかの実施形態では光源102のX、Y、ロール(Roll)、ヨー(Yaw)およびピッチ(Pitch)軸を正確に制御する必要がない。ディスプレイの集束を画定するz軸は一般に他の走査光ディスプレイにおいて一般的な許容度を有する。調整可能な集束を有することが望ましいいくつかの実施形態では、z軸さえも、固定式に正確に配置されている必要はない。この精密アラインメントの量の低減は、多数のレンズの排除とともに、システムコストの低減に役立つことがある。
表1に、見る人の一般的な瞳孔の直径2mmに対する3つの実施形態の射出瞳距離(eye relief)、射出瞳(exit pupil)、視界(FV)および曲面鏡直径の間の関係を示す。表1のケース1および2では、高速走査(FS)軸が水平x軸であるとした。ケース3では、高速走査軸が垂直z軸と一致するとした。ケース3ではさらに、ゾーンの使用によって、水平最大走査角(MSA)が垂直MSA角度よりも小さいとした。
Figure 2007537465
ゾーンの使用とは、単一の光源を使用するのではなく2つ以上の光源を使用することを指し、これについては、図4から24に示す実施形態に関して後により詳細に論じる。アレイ内のそれぞれの発光体は、ある範囲またはゾーンの画素に対して光を提供することができる。ゾーン法を使用することによって、曲面鏡108は、所与のビデオフレーム中に1つのゾーンを満たすに足るだけの高速走査掃引を実施するだけでよく、フレーム全体を満たす掃引を実施する必要はない。隣接する光源のゾーン(および任意選択で任意の混合ゾーン)までの間隙を満たすだけの光を所与の光源から走査するだけでよいので、低速走査角は低減される。したがって、2つ以上の光源を使用することによって、鏡の必要な高速走査頻度を大幅に低減させることができる。さらに、鏡の高速走査を遅くすることによって、それぞれの画素上での滞在時間を増大させ、所与の光源を使用して達成できる明るさを向上させることができる。
図1に示したディスプレイ100は、大開口数光源を使用する走査ビームディスプレイでは一般的に付随する複雑な光学系を使用することなしに大開口数光源を使用することができる。
図2に、やはり軸外れ光源を使用した一実施形態に基づく走査ビームディスプレイ120を示す。このディスプレイ120の構成は、走査鏡によって生み出された画像を中間固定反射面124(例えば楕円鏡)から反射させることにより、より小さなサイズの走査鏡を使用することを容易にする。動作について説明すると、光源102が光104を発射し、この光は、楕円130の第1の焦点に位置する走査可能曲面鏡122によって実質的に平行にされ、反射される。曲面鏡122によって反射された光126は、中間固定反射面124によって反射されて見る人の瞳孔112上へ達し、曲面鏡122を図1のディスプレイ100と同様の方法で走査することにより、見る人の瞳孔112を横切って走査される。ディスプレイ120では見る人の瞳孔112が楕円130の第2の焦点に位置する。ディスプレイ120のこの構成では、曲面鏡122と中間固定反射面124との間の比較的に正確なアラインメントが必要となることがある。しかし、ディスプレイ120は、図1のディスプレイ100のような大きな可動鏡を必要とすることなく、比較的に大きな射出瞳距離および視界を提供する。さらに、中間固定反射面124が部分的に透明である(例えば半分銀被覆されている)場合、図2のシステムをシースルーディスプレイとして構成することができる。
図3に、一実施形態に基づく走査ディスプレイ132を示す。このディスプレイ132もやはり、光源から発射された光の光路を変更することができる軸外れ光源を使用する。図3では、反射面136で光104を曲面鏡108上へ向け直すことによって、光源102と走査曲面鏡108の間で光路を折り返すことができる。ディスプレイ132はさらにハウジング147を含み、これは、光源102、アクチュエータ146の作動下で見る人の瞳孔112を横切って光を走査するように動作可能な曲面鏡108、反射面136、およびハウジング147に接続され、見る人が曲面鏡108から反射した光をそれを通して見る透明な前板138を取り囲む。アクチュエータ146は、フレキシブル回路140を介してアクチュエータコントローラ134によって受け取られた命令から曲面鏡108を作動させる磁気アクチュエータとすることができる。ディスプレイ132の構成要素は比較的に小さな体積を占有し、そのため、ディスプレイ132は、カメラのファインダ、アイウェア(eyewear)などサイズに制約の応用によく適合する。
動作について説明すると、光源102から光104が発射され、次いで反対側の反射面136で反射される。反射面136から反射された光は曲面鏡108上へ導かれる。アクチュエータ146は、自体による作動の下にディスプレイ100と同様の方法で曲面鏡108を走査することにより、曲面鏡108から反射された光を、垂直z軸方向または水平x軸方向あるいはその両方の方向に、見る人の瞳孔112を横切って走査するように動作可能である。
図4に、一実施形態に基づく走査ビームディスプレイ148を示す。ディスプレイ148は、見る人の瞳孔112と直接に一直線上にならんだ曲面鏡108(例えば球面鏡)を含む。見る人の瞳孔112の前の曲面鏡108の焦点のところに、概ねx軸方向に延びる発光体162の直線アレイ150が配置されている。発光体162のアレイ150は、それぞれの発光体162が、見る人の網膜116上に生成される水平画素行の1つの画素に対応する、完全占有アレイとすることができる。発光体162によって発射された光152は、実質的に半球状のある立体角を横切って外側へ放射し、曲面鏡108に当たることができる。曲面鏡108から外れた光はディスプレイハウジング(図示せず)によって吸収されることができる。曲面鏡108に当たった光は、曲面鏡108によって実質的に平行にされてビーム154となり、瞳孔112へ導かれ、そこで、見る人の眼115の水晶体114によって見る人の網膜116上に集束する。
直線アレイ150内で使用される多数の発光体162はそれぞれ、赤/緑/青(「RGB」)発光体のトライアッド(triad)とすることができ、そのためアレイ150は、水平画素1つにつき1つのRGBトライアッドを提供する。一実施形態では、アレイ150の発光体162をOLEDデバイスとすることができる。また、アレイ150は直線アレイであるとしてきたが、実際には、マニュファクチャビリティ(manufacturability)または他の問題を考慮して、個々の発光体162の位置をずらすことができる。1画素ピッチのかなりの部分またはそれ以上、発光体162の位置をずらした場合には、曲面鏡108の走査角に対する発光体162の位置の変化を考慮するために、画素タイミングを変更することができる。最後に、アレイ150は直線アレイであるとしてきたが、曲面鏡108の湾曲に対応するようにアレイ150を湾曲させて、曲面鏡108とそれぞれの発光体162の間の距離が一定となり、発光体162が曲面鏡108の焦点球面内にあるようにしてもよい。
曲面鏡108によって反射された光152は見る人の瞳孔112に導かれるが、この光は一般に、見る人の顔にも導かれる。外部光源からの光も見る人の顔に当たる場合があり、曲面鏡108の後ろに光源が位置するシースルーディスプレイとしてディスプレイ148が使用される場合には特にそうである。見る人の顔に当たったこの外来光が曲線面鏡108によって反射されて、ユーザの眼に入る可能性がある。見る人の顔に当たった外来光が眼に入ることを防ぐため、発光体162のアレイ150と見る人の瞳孔112の間に光フィルタ156を配置することができる。光フィルタ156の一実施形態では、直線偏光板158およびそれに続く四分の一波長偏光板160を使用する。見る人の顔から反射された光は、四分の一波長偏光板160を2回(1度目は顔から曲面鏡108へ、2度目は曲面鏡108から瞳孔112へ)通過し、フィルタ156によって大幅に排除される。その結果、光フィルタ156は、表示される画像のコントラスト比を向上させる。フィルタ156内で使用することができる1つの市販製品が3M(登録商標)Company社によって販売されている。他のフィルタ設計を使用してもよい。
アレイ150は見る人の焦点面(ビーム154が完全に平行な場合には無限遠)にないので、ユーザには、アレイ150および(発光体162に結合した)電気導線がはっきりとは見えない。発光体アレイ150は、曲面鏡108から戻ってくる光の一部を遮るが、ユーザの瞳孔112に比べてアレイ150は小さいので、このシャドーイング(shadowing)効果は最小限である。
動作について説明すると、見る人の瞳孔112を横切って平行ビーム154を垂直に掃引するため、曲面鏡108は垂直軸方向にだけ走査する。図1に示した走査ビームディスプレイ100と同様に、図4に示すように曲面鏡108をx軸を軸に傾ける、すなわちx軸を軸に回転させることによって、または曲面鏡108を回転させずにz軸方向に垂直に移動させることによって、あるいはその両方を組み合わせることによって、平行ビーム154を、見る人の瞳孔112を横切って垂直z軸方向に走査することができる。曲面鏡108のそれぞれの位置で、表示中の画像内の対応して配置された位置の強度に対応した強度で、発光体162は実質的に同時に光を発射することができ、または発光体162を順番に活動化することができる。RGBトライアッドによって発光体162を形成する場合には、RGB発光体の相対強度を、表示中の画像内の対応して配置された位置の色を再現するように制御する。代替実施形態では、発光体162を点灯させるごとに、曲面鏡108をその範囲全体にわたって垂直に走査する。しかし、この代替実施形態は一般にあまり望ましくない。発光体162を電気的に走査するよりも速い速度で曲面鏡108を物理的に走査する必要があり、物理的な走査は一般に電気的走査よりも低速であるからである。一実施形態によれば、曲面鏡108を例えばフレームレート60Hzで走査し、アレイ150のそれぞれの発光体162を周波数36kHz(60Hz×600列)で調整して、SVGAディスプレイの品質を有するディスプレイを提供する。この実施形態では、アレイ150が、赤、緑および青の発光体162をそれぞれ800個(合計2400個の発光体162)含むことができる。
代替実施形態では、曲面鏡108の走査周波数を例えば600Hzに増大させ、それによってアレイ48内の発光体162の数を減らすことができる。60Hz走査の場合には、2400個の発光体162を10個ずつ多重化することができ、したがって発光体162を駆動する回路(図示せず)を240個だけ使用することができる。他の組合せを使用することもできる。
図5に、図4のディスプレイ148をパッケージ化するための一実施形態を示す。ディスプレイ164は、走査鏡アセンブリ170とアレイ150とを収容するためのハウジング174を含む。走査鏡アセンブリ170は曲面鏡108およびアクチュエータ172を含み、アクチュエータ172は、アクチュエータ172を制御するアクチュエータコントローラ168に動作可能に結合されている。アクチュエータ172は、図4のディスプレイ148に関して先に述べたように曲面鏡108を走査するように動作可能である。ディスプレイ164はさらに、図4のフィルタ156と同様の方法で外来光をフィルタリングするためにハウジング174に接続されたフィルタ板166を含む。
図6および7に図5のディスプレイ164の概略図を示す。図7の分解図を参照すると、ハウジング174は、走査鏡アセンブリ170を受け取るための構造を含む。このディスプレイ164の実施形態では、アレイ150を担持したガラス製発光板176がハウジング174によって受け取られ、その内部に接続される。曲面鏡108とは反対の方向に光が漏れることを防ぐために発光アレイ150にマスクをすることができる。発光板176を覆ってフィルタ板180が配置され、発光板176およびフィルタ板180は、ビューイングアパーチャ(viewing aperture)を画定するフレーム178によってハウジング174の内部に固定される。
フィルタ板180は、偏光板側を見る人に向け、四分の一波長板側を発光板および走査鏡に向けて組み立てられた組合せ四分の一波長板/偏光板であり、フィルタ156に関して先に説明したとおりに動作する。特に見る人の眼、顔または周囲からのグレア(glare)が問題にならない応用では、フィルタ板180を省略することができる。さらに、この四分の一波長回転機能および偏光機能を2枚以上の別個の板に分離すること、薄膜として具体化することなどもできる。代替実施形態では、ガラス製発光板176を排除し、フィルタ板180上にアレイ150を直接に形成する。他の実施形態では、四分の一波長板がハウジング174の反対端の曲面鏡108の近くに配置され、または他の代替位置に配置される。ビューイングアパーチャを通してディスプレイに入る光を減衰させるため、偏光および回転の代わりに、ニュートラル、カラーまたは他のフィルタを使用することもできる。
図8に、図4の走査ビームディスプレイ148に非常によく似た構造の一実施形態に基づく走査ビームディスプレイ182を示す。したがって、簡潔にするために、ディスプレイ148、182内の同一の構成要素には同じ参照符号を付し、2つのディスプレイ148、182間で構成要素の機能が異ならない限り、それらの構造および機能の説明は繰り返さない。ディスプレイ148と同様に、ディスプレイ182は、見る人の瞳孔112と一直線上にならんだ曲面鏡108を含む。見る人の瞳孔112の前の曲面鏡108の焦点のところにやはり、発光体162の直線アレイ150が直接に配置されている。発光体162はそれぞれ光を発射し、この光は大きな開口数を有するものでもよい。高解像度画像を得るためには、発光体162が比較的に小さな断面積から光を発射することが好ましい。曲面鏡108の湾曲に対応するようにアレイ150を湾曲させて、曲面鏡108とそれぞれの発光体162の間の距離が一定となり、発光体162が曲面鏡108の焦点球面内にあるようにしてもよい。発光体162によって発射された光152は曲面鏡108を目指す。曲面鏡108に当たった光は、曲面鏡108によって反射され平行にされてビーム154となり、見る人の眼115の瞳孔112へ導かれ、そこで、見る人の水晶体114によって見る人の網膜116上に集束する。見る人の顔および眼から反射した光が曲面鏡108で反射されて見る人の眼115に入ることを防ぐために、光フィルタ156を配置することができる。
ディスプレイ182が図4のディスプレイ148と異なる点は、曲面鏡108を実質的に静止した状態に維持することである。発光体162のアレイ150を静止した状態に維持する代わりに、アレイ150をz軸方向に垂直に移動させる。図8には、アレイの3つの位置150、150’および150”だけが示されている。アレイ150を垂直に移動させることによって、曲面鏡108が見る人の瞳孔112上へ導くビーム154の位置および角度を変化させる。この方法は、ディスプレイ148の曲面鏡108を回転させまたは垂直に移動させることによって、瞳孔112上へ導かれる光の位置および角度を変化させる方法と類似の方法である。いくつかの実施形態では、光を発射する発光体162が曲面鏡108の焦点面上に位置するようにアレイ150を垂直に移動させる。
動作について説明すると、アレイ150のそれぞれの垂直位置で、発光体162は実質的に同時に光を発射することができ、または発光体162を順番に活動化することができる。発光体162は、表示中の画像内の対応して配置された位置の強度に等しい強度で活動化される。例えばRGBトライアッドによって発光体162を形成する場合には、RGB発光体の相対強度を、表示中の画像内の対応して配置された位置の色を再現するように制御する。
上述の実施形態では、発光体162が実質的に同時に光を発射することができ、または発光体162を水平x軸方向に順番に点灯することができるので、発光体162のアレイ150は垂直方向に静止している。全ての発光体162を点灯させた後、発光体162のアレイ150をz軸方向に沿った次の垂直位置へ移動させることができ、発光体162は再び実質的に同時に光を発射し、または順番に光を発射する。発光体162を点灯させ、次いでそれぞれの走査後にアレイ150を垂直に移動させるこのプロセスを、アレイを150が曲面鏡108の垂直寸法全体を横切って移動するまで続ける。代替実施形態では、それぞれの発光体162を順番に点灯させるごとに、発光体162のアレイ150を上から下までz軸方向に垂直に移動させる。例えば、アレイ150内の最初の発光体162を連続的に点灯させている間に、アレイ150を上から下まで移動させる。次いでアレイ150を最上位の位置に戻し、第2の発光体162を点灯させ、アレイ150が垂直走査の最下部へ移動するまで、それを点灯させ続ける。以下同様である。しかし、この代替実施形態は一般にあまり望ましくない。発光体162を電気的に走査するよりも速い速度でアレイ150を物理的に走査する必要があり、物理的な走査は一般に電気的走査よりも低速であるからである。発光体162を点灯させる具体的な順序とは無関係に、光を発射しているそれぞれの発光体162が常に曲面鏡108から一定の距離のところにあるように、発光体162のアレイ150を曲線経路に沿って移動させてもよい。
一実施形態によれば、アレイ150を例えばフレームレート60Hzで垂直に走査し、アレイ150のそれぞれの発光体162を周波数36kHz(60Hz×600列)で調整して、SVGAディスプレイの品質を有するディスプレイを提供する。この実施形態では、アレイ150が、赤、緑および青の発光体162をそれぞれ800個(合計2400個の発光体162)含むことができる。代替実施形態では、アレイを物理的に走査する周波数を例えば600Hzに増大させ、それによってアレイ150内の発光体162の数を減らすことができる。60Hz走査の場合には、例えば2400個の発光体162を10個ずつ多重化することができ、したがって発光体150を駆動する回路(図示せず)は240個だけでよい。600Hz走査では発光体の数を減らすことができる。他の組合せを使用することもできる。
図4の発光体162の静止アレイ150と同様に、図8の可動アレイ150は見る人の焦点面(例えば無限遠)になく、ユーザには、アレイ150およびそれを駆動する電気導線(図示せず)がはっきりとは見えない。さらに、アレイ150を高速で移動させることによって、アレイ150がユーザに見える可能性はより低下し、曲面鏡108から戻ってくる光の一部をアレイ150が不鮮明にする範囲で、このシャドーイング効果は表示領域全体に広がる。
曲面鏡108を垂直に走査するのではなくアレイ150を垂直に移動させることによってさらに、潜在的により高い走査周波数を提供することができる。アレイ150は曲面鏡108よりも軽くすることができ、空中を移動させるためにより小さな断面積を有することができる。その結果、所与の電力およびアクチュエータ制約条件について、発光体162のアレイ150を移動させることにより、曲面鏡108を回転させまたは曲面鏡108をz軸方向に垂直に移動させることによって垂直走査を達成することができる周波数よりも高い周波数で、垂直走査することが可能である可能性がある。
図9Aに、所与の曲面鏡直径でより大きな視界を提供する一実施形態に基づく走査ビームディスプレイ184を示す。視界を増大させるために曲面鏡108の直径を増大させることができる。しかし、より大きな鏡はかさばり、高価で、重く、望ましくない。走査ビームディスプレイ184では、レンズ186を使用して、見る人の視界を増大させる。一実施形態ではレンズ186が二重レンズである。走査ビームディスプレイ184は、図8の走査ビームディスプレイ182に非常によく似た構造を有する。したがって、簡潔にするために、ディスプレイ182、184内の同一の構成要素には同じ参照符号を付し、2つのディスプレイ182、184間で構成要素の機能が異ならない限り、それらの構造および機能の説明は繰り返さない。ディスプレイ182と同様に、ディスプレイ184は、見る人の眼115の瞳孔112と一直線上にならんだ曲面鏡108を含む。アレイ150と見る人の瞳孔112の間にレンズ186が位置し、曲面鏡108の焦点面よりも前方にアレイ150が位置する。曲面鏡108の焦点面よりも前方にアレイ150を配置することによって、アレイ上の発光体162と曲面鏡108の間の距離が一定に維持されるようにアレイ150がその周りを回転することができる点はディスプレイ184内に移動する。したがって、アレイ150のこのピボット点を、図8のディスプレイ182のようにほぼ見る人の眼115のところに置く代わりに、ディスプレイ184内に置き、それによってピボット機構の機械設計を容易にする。
動作について説明すると、アレイ150の発光体162が光を発射し、この光が曲面鏡108上へ導かれる。しかし、アレイ150は曲面鏡108の焦点面よりも前方に位置するので、曲面鏡108から反射された光は平行にならない(すなわちわずかに発散する)。レンズ186は、曲面鏡108から反射された発散光を集束させて、実質的に平行なビームにし、このビームが見る人の眼115の瞳孔112上へ導かれる。図9Aに示すように、一実施形態では、レンズ186によって平行にした光をz軸方向に垂直に走査するために、アレイ150をz軸方向に垂直に移動させ、レンズ186および曲面鏡108は静止した状態に維持する。代替実施形態では、レンズ186を貫いてまたはレンズ186のすぐ近くでx軸方向に延びる一軸の周りでアレイ150を回転させる。この実施形態では、光を発射するアレイ150の発光体162が、曲面鏡108およびレンズ186によって画定された光学系の焦点面上に位置するように、アレイ150が回転する。この回転点をレンズ186またはレンズ186のすぐ近くの位置に移動させることによって、アレイ150を支持する支持バー(bar)を短くすることができ、これによって支持バーの慣性モーメントは大幅に低減する。代替実施形態では、曲面鏡108およびアレイ150を静止した状態に維持し、レンズ186をx軸を軸に傾け、すなわちx軸を軸に回転させ、またはz軸方向に垂直に移動させ、あるいはその両方を組み合わせて実施して、見る人の瞳孔112を横切って平行ビームを垂直z軸方向に走査する。他の代替実施形態では、レンズ186およびアレイ150を静止した状態に維持し、曲面鏡108をx軸を軸に傾け、すなわちx軸を軸に回転させ、または曲面鏡108を回転させずに曲面鏡108をz軸方向に垂直に移動させ、あるいはその両方を組み合わせることによって、レンズ186によって集束させた光を、図4のディスプレイ148と同様の方法で、見る人の瞳孔112を横切って垂直z軸方向に走査する。図8のディスプレイ182と構造が似た走査ディスプレイを使用してレンズ186の使用を説明したが、図1および4に示したディスプレイ100、148とともにレンズ186を使用することもできる。
図9Bに、大開口数走査ビーム画像源901とユーザの眼の間に配置された一実施形態に基づく可変出力対物レンズ要素902を示す。この図ではユーザの眼が2つの位置904および906に示されている。一実施形態によれば、ユーザが手動調整制御機構908を調整して、画像をユーザの好みに従って最適化する。例えば位置904でユーザは、自分の視界を最大にすることを選ぶことができる。例えば位置906でユーザは、制御機構908を調整して、狭くなった視界に収まるように画像を圧縮することを選ぶことができる。任意選択で、ユーザの好みに合わせて画像を最もよく結像させるために画像の見かけの距離を変化させる調整機能を提供することができる。
代替実施形態では、可変出力対物レンズ要素902を調整する自動システム910を提供する。一実施形態では、検出器912が、ユーザの眼の位置に関係した特性を測定する。検出器912は例えば、ディスプレイからユーザの顔までの距離を監視する距離検出器である。検出器912はあるいは、ユーザの眼または顔が張る角度を測定する。第2の代替実施形態では視界から反射した光の量を測定する。当業者に知られている他の検出技術を使用してもよい。マイクロコントローラ914は、検出器912から眼の位置の相関信号を受け取り、可変出力対物レンズ要素902の光学的変更を可能にしまたは作動させる。
可変出力対物レンズ要素902とともに、または可変出力対物レンズ要素902とは別に使用することができる他の代替実施形態では、マイクロコントローラ914が画像源901を制御する。1つのオプションによれば、マイクロコントローラ914は、見る人の眼が画像を見る位置にあるときに画像を表示し、かつ/または見る人の眼がそこにないときに低出力の非表示モードに入るように、画像源901をイネーブル(enable)しまたは制御する。ユーザが短時間目をそらした場合に画像源901をイネーブルされた状態に保つため、または新しい見る人が自分の眼にディスプレイを近づける(または自分の眼をディスプレイに近づける)時間を考慮するために、遅延タイマを使用することができる。マイクロコントローラ914の論理はさらに、ユーザがシステムを利用する可能性を諸条件が指示しているときに、画像源901および/または可変出力対物レンズ要素902をイネーブルすることを予測することができる。
図9Cに、一実施形態に基づく単純なユーザ制御可変出力対物レンズを示す。画像源901の前に配置された第1の固定出力対物レンズ916が示されている。第1の固定出力対物レンズ916は、少なくとも1つの第2の固定出力対物レンズ920と一緒に、調整板918によって保持され、または調整板918と一体に形成されている。調整板918は、第2の固定出力対物レンズ920が画像源901の上にくるよう、軸922を軸にして回転するように適合されており、このような変更は、調整タブ924を移動させることによってユーザが手動でそれをイネーブルしたときに実施される。選択した対物レンズ(例えば916または920)をその場に保持したいときにそれを達成する移動止めを形成することができる。これらの複数の固定出力対物レンズ要素916および920の光学特性を、ある範囲の動作条件を満たすように選択することができる。例えば、第1の固定出力対物レンズ要素916を、ユーザが自分の眼をシステムの近くに置いているときに、ディスプレイの視界を最大にするように適合させ、第2固定出力対物レンズ要素920を、ユーザの眼がシステムから遠くにあるときに、実質的に画像全体がユーザに見えるように画像を圧縮するように適合させる。
他の代替実施形態(図示せず)では、光源、曲面レンズおよび可変出力対物レンズ光学要素間の所望の光路長セットを提供するため、光源、曲面鏡および可変出力対物レンズ要素の位置を相対的に移動させる。制御された一連の位置を提供するために、はすば歯車、ステッパポジショナ(stepper positioner)、スライディングステージ(sliding stage)、圧電アクチュエータおよび当業者に知られている他の機構を使用することができる。
図10に、シースルー走査ビームディスプレイ188を対象とした一実施形態を示す。ディスプレイ188は以前に説明したディスプレイとは異なり、ある角度に傾斜した平面に沿って部分的に透明な鏡190を見る人の眼115の前に有する。鏡190は、アレイ150から発射された光を曲面鏡108へ向けて上方へ反射する位置および向きに配置されている。鏡190は部分的に透明な材料から形成されており、そのため見る人は、鏡190を通して向こう側を見ることができる。曲面鏡108は、鏡190に対して、アレイ150から発射され鏡190で反射された光が曲面鏡108へ導かれるような位置および向きに配置されている。曲面鏡108は鏡190が受け取った光を平行にする。平行ビームは鏡190に向かって反射され、続いて見る人の眼115の瞳孔112上へ反射され、そこで、水晶体114によって見る人の網膜116上に集束する。
動作について説明すると、見る人の瞳孔112を横切って平行ビームを垂直に掃引するため、曲面鏡108は垂直軸方向にだけ走査する。図10に示すように曲面鏡108をx軸を軸に傾け、すなわちx軸を軸に回転させ、または、曲面鏡108を回転させることなく曲面鏡108を概ねy軸方向に移動させ、あるいはその両方を組み合わせて実施して、鏡190上の平行ビームが反射される位置を変化させることによって、見る人の瞳孔112を横切って平行ビームを垂直z軸方向に走査することができる。代替実施形態では、曲面鏡108を実質的に静止した状態に維持し、アレイ150をz軸方向に垂直に移動させることによって、見る人の瞳孔112を横切って平行ビームを垂直に掃引する。画像の生成と同時に、見る人の網膜116上に画像を形成するための鏡190を通してその先の景色を見ることによって、見る人は現実の世界を見ることができる。したがってディスプレイ188は、ユーザに対して増大した現実経験を生み出すのによく適している。
ディスプレイ188は、不要な画像劣化を防ぐための任意選択のフィルタ板192、194および196を有するように示されている。フィルタ板192および194は偏光板であり、フィルタ板196は四分の一波長板である。フィルタ板192は、見る人の眼115の前のビューイングアパーチャから入射した光を偏光する。フィルタ板194は、部分的に透明な鏡190から入射した光を偏光する。フィルタ板196は、フィルタ板192および194を通過した偏光をその初回通過で45度回転させる。光が曲面鏡108から反射された後、フィルタ板196は偏光軸を再び45度回転させ、その結果、偏光軸は入射光に比べ90度回転する。次いで、画像と見る人が見ている現実の世界との間の不要な干渉を実質的に排除するために、この回転した偏光を、フィルタ板194および192によって減衰させる。
フィルタ板192、194および196のフィルタリング機能を含む図10の実施形態を、特定の応用に合わせて変更することができる。例えば、一実施形態によれば、部分的に透明な鏡190とフィルタ板194の位置を逆にする。これによって、複数の表面から反射された円錐および掃引ビームによって引き起こされる収差を低減させることができる。
図11および12に、図10のディスプレイ188をパッケージ化するための一実施形態を示す。曲面鏡108を担持した走査鏡アセンブリ204にハウジング198が取り付けられている。ハウジング198はさらに、部分的に透明な鏡190ならびにフィルタ192、194および196を保持する。図12に最もよく示されているように、ハウジング198はフィルタ板196を受け取り、曲面鏡108を担持した走査鏡アセンブリ204に接続する。ハウジング198はさらに、ハウジング198の内部に発光板200を受け取る。ハウジング198はフィルタ板192に接続するように構成されている。ハウジング198はさらにフィルタ板194を受け取り、部分的に透明な鏡190に接続する。
発光体162のアレイ150を使用する図4から12に示したディスプレイでは、アレイ150が発光体162によって完全に占有されており、そのため、鏡108から反射された光は垂直軸方向(すなわちz軸方向)にだけ走査すればよい。しかし、アレイ150は、発光体162によって疎らに占有されたアレイでもよく、それにより、アレイ150の発光体162の数と見る人の網膜116上に生成される1本の水平画素行の画素数とが一対一に対応していなくてもよい。例えば、隣接する発光体162間のアレイ150の領域が、電気接点または発光体162の動作に必要な他の構造によって占有されていてもよい。したがって、製造上の制約条件または他の設計制約条件によっては、アレイ150の発光体162の数と見る人の網膜116上に生成される1本の水平画素行の画素数とが一対一に対応する必要な密度を有する完全占有アレイ150を使用することが望ましくないことがある。疎らなアレイ150を使用する場合、それぞれの発光体162は、2つ以上の画素を含む1つの画素ゾーンに対応する。したがって、単一の発光体150を使用して見る人の網膜上に2つ以上の画素を生み出すことができる。
動作について説明すると、アレイ150のそれぞれの発光体162が実質的に同時にまたは順番に光を発射して、それらのそれぞれの画素ゾーンの画素を生成する。次いで、それぞれの発光体162がそれぞれ光を発射してそれらのそれぞれの画素ゾーンの別の画素を生成するように、アレイ150、曲面鏡108および適用可能な場合にレンズ186のうちの少なくとも1つをx軸方向に水平に移動させ、他の構成要素はを静止した状態に維持する。代替実施形態では、曲面鏡108をz軸の周りで傾け、アレイ150および適用可能ならばレンズ186を静止した状態に維持する。図9Aの実施形態のようにレンズ186が存在する場合には、曲面鏡108およびアレイ150を静止した状態に維持し、レンズ186をz軸の周りで傾ける。前述のいずれかの水平走査技法によって見る人の網膜を水平に走査した後、垂直走査を実行するための前述のいずれかの技法を使用した垂直走査によって、見る人の網膜116上に追加の画素を生成する。代替実施形態では、垂直走査を最初に実行し、次いで水平走査を実行する。
図13に、発光体アレイ150が疎らに占有されている場合に必要な水平走査を排除しまたは低減させる、一実施形態に基づく走査ビームディスプレイ206を示す。ディスプレイ206は、図4および8のディスプレイ148、182によく似た構造を有する。したがって、簡潔にするために、ディスプレイ148、182、206内の同一の構成要素には同じ参照符号を付し、3つのディスプレイ148、182、206間で構成要素の機能が異ならない限り、それらの構造および機能の説明は繰り返さない。発光体162のアレイ150を1つだけ有する代わりに、ディスプレイ206は3つのアレイ150a〜150cを含み、これらのアレイは、それぞれの個々のアレイによって生み出される隣接する画素間を「補間」するために使用することができ、したがって垂直列の照明器の割合を増大させることができる。これによって、水平軸方向に走査する必要性を低減させまたは排除することができる。2つ以上のアレイ150を使用することによってさらに、曲面スキャナによって提供される垂直視界を増大させることができ、したがって所与の垂直視界に対する曲面スキャナの垂直走査角を小さくすることができる。2つ以上のアレイ150を使用することによって、単一のアレイよりも大きな視界を生み出すことができ、したがって見る人がより熱中できる環境を可能にすることができる。さらに、他のアレイの対応する発光体が故障した場合の「ホットスワップ可能な(hot−swappable)」予備アレイとして、追加のアレイ150を使用することができる。このようなスワッピング(swapping)は、必要に応じて全部の発光体または個々の発光体を置換するときに実行することができる。スワッピングは一般に、全体として、所望の画素位置合せレベルを維持することを容易にするという利点を有する。あるいは、ディスプレイの明るさを増大させるために追加のアレイ150を使用することもできる。
図14および15に、眼鏡284に物理的に取り付けられたシースルーディスプレイの形態の、一実施形態に基づく走査ビームディスプレイ280を示す。眼鏡284は、それぞれがレンズ292を含んだ一般に楕円形の一対のレンズホルダ290を有するフレームを含む。レンズホルダ290はブリッジ(bridge)294によって互いに接続されている。それぞれのレンズホルダ290の外側の部分にはつる296が取り付けられており、つるはそれぞれのレンズ292から遠ざかる方向に延びている。レンズ292は、矯正レンズ(近視または遠視矯正用)、サングラスレンズ、偏光レンズ、あるいは現在知られているまたは今後開発される他のタイプのレンズとすることができる。
走査ビームディスプレイ280は、それぞれのレンズ292の後ろに配置された曲面鏡209(例えば球面鏡)を含む。曲面鏡209は、ブリッジ294から外側へ突き出たそれぞれの鏡支持体207によって所定の位置に固定されている。曲面鏡209は、レンズ292を通した眺めを曲面鏡209が不明瞭にしない十分に小さく、見る人の眼に十分に近いものであることが好ましい。さらに、曲面鏡209を半透明にして、レンズ292を通した遠くの物体の眺めが不明瞭になる可能性をさらに低減させることができる。これは曲面鏡209がその物体の眺めを不明瞭にしないからである。いくつかの実施形態では、曲面鏡209を複屈折曲面鏡とし、アレイ220内の発光体からの光を曲面鏡209に対して直交偏光させる。曲面鏡209の極性は、アレイ220内の発光体からの光がフィルタ226に対して平行に偏光されるように合わせることができる。あるいは、アレイ220内の発光体からの光の波長に対応する狭い帯域の光を反射するように曲面鏡209を設計する。
ディスプレイ280はさらに、ブリッジ294に取り付けられたアクチュエータ210を含み、これは回転電磁アクチュエータとすることができる。アクチュエータ210のそれぞれの端部から細長い光支持棒216が延び、支持棒216はその端部において、発光体の直線アレイ220をそれぞれ支持する。図20に最もよく示されているように、アレイ220は、曲面鏡209の湾曲と符合するように湾曲している。アクチュエータ210は、支持棒216を介してアレイ220を、垂直または水平、あるいはこの両方の方向に選択的に移動させることができる。アクチュエータ210および光支持棒216は、アレイ220が上下に移動するときに曲面鏡200とアレイ220の間の距離が一定に保たれるように構成することができる。支持棒216は、アレイ220内の発光体に信号を結合する導線(図示せず)を担持することができる。それぞれのレンズホルダ290にはさらに、図4のディスプレイ148の光フィルタ156と同じ機能を果たす光フィルタ226が取り付けられている。代替実施形態では、発光体がアクチュエータの近くに取り付けられ、それらの発射光は、ライトパイプ(light pipe)を使用して発光面まで送られる。
走査ビームディスプレイ280は、ディスプレイ148、182に関して先に説明したのと同じ方法で動作する。しかし、レンズ292およびフィルタ226を通して物体を見ることができるため、ディスプレイ280は、ディスプレイ280によって生成された画像がレンズ292越しに見える景色の上に重なるシースルーディスプレイとして機能する。代替実施形態では、曲面鏡200が支持体207によってアクチュエータ210に結合され、アレイ220は支持棒216によって固定され支持される。曲面鏡200を、垂直または水平あるいはその両方の方向に移動させて、見る人の網膜上への光の走査を、前述の任意の実施形態で実行されるのと同じ方法で実行することができる。
図16および17に、一実施形態に基づくシースルーディスプレイ208を示す。このディスプレイ208も眼鏡210の中に組み込まれており、この眼鏡もやはり、それぞれレンズ215を含み、ブリッジ218によって互いに接続された一般に楕円形の一対のレンズホルダ214を含むフレーム212を有する。それぞれのレンズホルダ214の外側の部分にはそれぞれのつる220が取り付けられている。ディスプレイ208は図19および20のディスプレイ280とは異なり、図19および20の実施形態の場合のようにブリッジの中ではなくそれぞれのつる220の中に走査機構224を含む。図17に最もよく示されているように、走査機構224は、支持バー232を回転させる回転可能に取り付けられた電磁アクチュエータ230を含む。支持バー232は全体にL字形の形状を有し、その一端には任意選択の釣合い重り236が取り付けられており、もう一端には発光体242または発光位置の直線アレイ240が取り付けられている。支持バー232は軽量マグネシウム合金から形成することができる。任意選択の釣合い重り236は振動を低減させ、近くに取り付けられる光源を収容することができる。位相を約180度ずらして左眼と右眼を走査することによって振動をさらに低減させることができる。したがって、走査機構224は、直線アレイ840を概ね垂直z軸方向に回転させることで、直線アレイ240から発射された光を垂直z軸方向に走査することを可能にする。
アレイ240は曲面鏡250を照らすように配置される。曲面鏡250は、反射コーティング258でレンズ215をコーティングすることによって形成することができる。反射コーティング258は例えば、アレイ240内の発光体242によって発射される光の波長の範囲内の光だけを反射する狭帯域反射コーティングである。光フィルタ260は図示のように配置され、図4のフィルタ156と同様に、曲面鏡250から反射された見る人の顔または眼からの外来光を減衰させるように機能する。
図18に、ヘッドセットの形態の一実施形態に基づく走査ビームディスプレイ600を示す。ディスプレイ600は、図8のディスプレイ182と同様に、大きな曲面鏡610を静止した状態に維持し、ハウジング608の中に囲われた発光体アレイ(図示せず)を移動させて、曲面鏡610からの平行光を見る人の網膜上に走査することによって機能する。ディスプレイ600は、見る人の頭部604の頂部にぴったりとはまるように適当に構成された支持構造602を含む。ディスプレイ600はさらに、支持構造602から見る人の頭部604の側面に沿って延びるディスプレイ支持体606を含む。ディスプレイ支持体606は、見る人の眼の前に横方向から突き出したハウジング608を含む。ディスプレイ支持体606およびハウジング608はさらに、図17の走査機構224と同様に機能する走査機構を収容するための構造を含む。したがって、ディスプレイ支持体606およびハウジング608は、ハウジング608内の見る人の眼の前に垂直に配置された発光体アレイ(図示せず)を移動させるように構成された走査機構を収容する。ディスプレイ600はさらに、曲面鏡610が取り付けられた鏡支持体614を含む。鏡支持体614は、発光体アレイ(図示せず)から発射された光が曲面鏡610によって受け取られ、受け取られた光を平行ビームとして反射するように、ハウジング608および見る人の眼の前に曲面鏡610を配置する。曲面鏡610が部分的に透明である場合、ディスプレイ600はシースルーディスプレイとして構成される。ディスプレイ600は、眼鏡に取り付けられた図14および16のディスプレイ280、208に代わる、よりかさばらずより安価なディスプレイを提供する。
図19および20に、携帯電話器702に取り付けられた一実施形態に基づく走査ビームディスプレイ700を示す。ディスプレイ700は、静止鏡および可動光源を使用する前述の任意のディスプレイと同様に機能する。携帯電話器は従来の任意のタイプの携帯電話器とすることができる。図19および20に示した電話器702は、フリップ(flip)式に開閉するように蝶番式に取り付けられた従来の電話器ディスプレイ(すなわち通話した電話番号、住所などを表すためのディスプレイ)を有するフリップ式の電話器である。しかし他のタイプの携帯電話器を使用することもできる。電話器702は、電話器702の基部に組み込まれたディスプレイ700を含む。ディスプレイ700は、曲面鏡706と、705の方向に移動するように構成された発光体アレイ704とを含む。ディスプレイ700によって生成された走査画像は、ビューイングアパーチャ704を通して見る人によって見られる。曲面鏡706は、電話器700の基部に一対のアーム710によって取り付けられており、これらのアーム710は、図19に示すように電話器702のハウジング712から延び、図20に示すようにハウジング712内に格納されるように構成されている。ディスプレイ700のアーム710を手で延ばして、電話器702の基部から曲面鏡706を遠ざけることができ、またはアクチュエータを使用してアーム710を延ばして、電話器702の基部から曲面鏡706を遠ざけることができる。
図21に、一実施形態に基づく走査ビームディスプレイ270を示す。ディスプレイ270は、図8のディスプレイ182に含まれるものと同じ多くの構成要素を有する。したがって、簡潔にするために、2つのディスプレイ182、270の互いに対応する構成要素には同じ参照符号を付し、それらの構造および動作の説明は繰り返さない。走査ビームディスプレイ270は、図8のディスプレイ182と3つの点で異なる。第1に、曲面鏡108が静止鏡である代わりに、曲面鏡108は、水平x軸と垂直z軸など2つの直交軸の周りで曲面鏡108を回転させるように構成された作動機構内に取り付けられている。作動機構は、x軸方向に水平に、またはz軸方向に垂直に、あるいはその両方の方向に曲面鏡108を移動させるように構成することもできる。第2に、ディスプレイ270は、見る人の眼115の動きを追跡するセンサ298を含む。最後に、ディスプレイ270は制御システム272を含み、これはマイクロプロセッサに基づくシステムとすることができる。制御システム272は曲面鏡108の位置を制御して、ディスプレイの射出瞳の向きを、射出瞳が常に見る人から見えるように維持する。さらに、またはあるいは、この制御システムは、アレイ150の位置および/またはアレイ150内の発光体162の走査を制御して、ディスプレイ270が見る人の眼115に提示する画像の配置を制御することができる。例えば、レンズ215越しに物体を見るために見る人が異なる方向に見ているときに、画像を静止させまたはコンテクストに応じた情報を表示するように、画像をパン(pan)しまたは制御することができる。
図22に、アレイ150を電気的および物理的に走査するのに使用することができる、一実施形態に基づく制御システム300を示す。制御システム300は、画像に対応するビデオ信号VIMを受け取る信号処理プロセッサ304を含む。信号処理プロセッサ304は、画像の行を表すディジタルデータを抽出する。例えば、ビデオ信号VIMがアナログ信号である場合には、従来のアナログ/ディジタル変換器によってディジタルデータを得ることができる。ビデオ信号VIMがディジタルデータを含む場合には、このディジタル情報を直接に抽出することができる。信号処理プロセッサ304によって生成されたディジタル画像データはデータのグループに分割され、それぞれのグループはその画像の単一の行を表すデータを含む。1本の行に対応するそれぞれのデータグループは行バッファ306に格納される。
信号処理プロセッサ304はさらに、水平および垂直同期信号HSYNC、VSYNCを抽出する。水平同期信号HSYNCは画像のそれぞれの行の後に生成され、行カウンタ308を増分するために使用される。行カウンタ308は対応する行アドレスを生成する。したがって、行カウンタ308からの行アドレスは、バッファ306の中に格納された画像データの行を識別する。それぞれの水平同期信号HYSNCの後、行バッファ306から1行の画像データが取り出され、ディジタル/アナログ(D/A)変換器310に供給される。(行バッファ306はクロック信号と同期して動作する。平明にするためクロック信号は図22から省いた。)D/A変換器310はこのディジタルデータをアナログ信号に変換し、このアナログ信号は増幅器314で増幅され、マルチプレクサ(「MUX」)320の入力に入力される。マルチプレクサ320は、再循環画素カウンタ324からのディジタル制御値によって制御される。マルチプレクサ320は、増幅器314の出力を、この制御値によって決定された1つの出力に結合する。マルチプレクサ320のそれぞれの出力は、アレイ150内のそれぞれの発光体162、162、...、162に結合されている。画素カウンタ324は、位相同期ループ(「PLL」)330の出力によって増分される。
位相同期ループ330は、HSYNC信号の位相をフィードバック信号Vの位相と比較する位相検出器334を含む。位相検出器は、フィードバック信号Vの位相とHSYNC信号の位相の差に対応する大きさを有する誤差信号Vを出力する。この誤差信号Vは、ループフィルタ338によって増幅され、低域フィルタリングされて、制御信号Vを生成する。制御信号Vは、電圧制御発振器(「VCO」)340によって生成される信号の周波数を制御するために使用される。フィードバック信号Vは、周波数分割器344を通してVCO340の出力を結合することによって生成される。周波数分割器344は、VCO340の出力からの信号の周波数を、アレイ内の発光体162の数「N」で割る。したがって、VCO340は、HSYNCパルスごとにN個のパルスを出力する。N個のパルスがそれぞれ画素カウンタ324を増分し、そのため、それぞれのHSYNCパルスの後に、増幅器314の出力が、アレイ150内のそれぞれの発光体162、162、...、162に順番に結合される。
行カウンタ308は、その時点でマルチプレクサ320に入力中のアナログ信号の行に対応するディジタル値を生成する。このディジタル値はアクチュエータ350に入力され、アクチュエータ350は、行カウンタ308からのディジタル信号の値に対応する位置にアレイ150を垂直に移動させる。行カウンタ308は、それぞれの画像フレームの開始時に生成される垂直同期(「VSYNC」)パルスによってリセットされる。
図23に、可動鏡を使用する前述のディスプレイ実施形態の多くで使用することができる、走査曲面鏡アセンブリ405の一実施形態を示す。走査曲面鏡アセンブリ405は、曲面反射面403を有するプラスチック板402を含む。いくつかの実施形態では曲面反射面403が球面である。補剛用リブ414を有する支持フレーム404がプラスチック板402を支持し、支持フレーム404は、特に走査加速に起因する動荷重の下で、プラスチック板402の形状を維持するのを助ける。支持フレーム404は、インサート成形、接着、機械的固定、音波溶接または他の適当な技法によってプラスチック基板402に張り付けることができる。支持フレーム404にはばね406aおよび406bが取り付けられており、これらはハウジング(図示せず)に回転可能に取り付けられる。一実施形態では、支持フレーム404によって支持されている間にプラスチック板402を成形して曲面反射面403を形成する。この実施形態では、この成形プロセス中にプラスチック基板402および支持フレーム404が受ける温度および圧力によって、プラスチック板402の下面が支持フレーム404に接合する。光学等級の低密度プラスチックからプラスチック板402を形成することによって、走査加速中のシステムの慣性負荷を望ましく小さく保ち、それでもなお、光を反射するために必要な光学特性を得ることができる。軽量の支持フレーム404がプラスチック基402に対する支持を提供し、そのため、プラスチック板402/支持フレーム404は走査加速に耐える十分な剛性を示し、システムの慣性モーメントは望ましくないほどには増大しない。一実施形態では、システムの質量を望ましくないほどまでに増大させることなくプラスチック板402に構造的支持を提供するため、支持フレーム404が鋳造軽量マグネシウム合金から形成される。
走査鏡アセンブリ405が軸410また軸412あるいはその両方を軸にして回転することができるように、走査鏡アセンブリ405は、ハウジング(図示せず)に回転可能に取り付けられたばね406aおよび406または他の適当な取付け構造体によって支持される。この回転アセンブリの質量分布とばね406aおよび406bのばね定数を整合させることによって、当技術分野で知られているように、1つまたは複数の共振周波数が選択される。
いくつかの実施形態では、支持フレーム404に張り付けられた駆動永久磁石408aおよび408bを使用することによって、走査鏡アセンブリ405の回転を達成する。走査鏡アセンブリ405は、磁界に応答して、軸410と412のうちの少なくとも一方の軸の周りで回転する。一実施形態では、駆動磁石408aおよび408bが支持フレーム404の下に張り付けられる。しかし、磁石の間隔については、図24に示すように他の構成を使用することもできる。例えば、一実施形態によれば、支持フレーム404のそれぞれの角の下に磁石を配置する。駆動磁石408aおよび408bならびに他の磁石(図示せず)は、実質的に平行な垂直磁界と整列させる。
図24に、走査鏡アセンブリ405と同様の走査曲面鏡アセンブリ805を利用した走査ビームディスプレイの代替実施形態800を示す。したがって、簡潔にするために、両走査鏡アセンブリ405、805内の互いに同一の構成要素には同じ参照符号を付し、2つの走査鏡アセンブリ405、805間で構成要素の機能が異ならない限り、それらの構造および機能の説明は繰り返さない。走査鏡アセンブリ805では、駆動永久磁石408a〜408dが、支持フレーム404の下ではなしに、支持フレーム404の角に隣接した支持フレーム404の横に張り付けられている。走査ビームディスプレイ800は、走査鏡アセンブリ805および関連構成要素を収容するハウジング802を含む。走査ビームディスプレイ800は、それぞれの駆動磁石408a〜408dに対応する4つの垂直電磁石806a〜806を含む。対応する駆動磁石408a〜408dと電磁石806a〜806dの間には永久磁石810a〜810dが配置されている。アレイ804と曲面反射面403の間に適当な距離を置くため、4つの電磁石806a〜806dは、発光体アレイ804と曲面反射面403の間に配置されている。
動作について説明すると、4つの電磁石806a〜806dは対応する磁界を発生させて、走査鏡アセンブリ805を軸410および412を軸にして選択的に回転させる。軸410を軸とした回転は、対応する駆動磁石408aおよび408cの垂直磁界と同じ線上にある垂直磁界を、電磁石806aおよび806cから発生させて、それらの間に引力を働かせることによって達成することができる。軸410を軸とした逆方向の回転は、対応する駆動磁石408bおよび408dの垂直磁界と同じ線上にある垂直磁界を、電磁石806bおよび806dから生成させて、それらの間に引力を働かせることによって達成することができる。同様に、軸412を軸とした回転は、対応する駆動磁石408aおよび408bの垂直磁界と同じ線上にある垂直磁界を、電磁石806aおよび806bから生成させて、それらの間に引力を働かせることによって達成することができる。軸412を軸とした逆方向の回転は、対応する駆動磁石408cおよび408dの垂直磁界と同じ線上にある垂直磁界を、電磁石806cおよび806dから生成させて、それらの間に引力を働かせることによって達成することができる。駆動磁石408a〜408dと電磁石806a〜806dの間に配置された永久磁石810a〜810dの向きは、それぞれの電磁石806a〜806dによって発生した垂直磁界を除去した後に、永久磁石810a〜810dの極が、駆動磁石408a〜408dを電磁石806a〜806dから離れる方向にバイアスするように決める。したがって、永久磁石810a〜810dは、永久磁石810a〜810dがない場合に起こる可能性がある、電磁石806a〜806dと対応する駆動磁石408a〜408dの間の接合を防ぐのに役立つ。
ディスプレイ800はさらに、アレイ804と電磁石806a〜806dの間に配置された、図4のフィルタ156と同じ機能を果たすフィルタ814を含む。アレイ804から発射された光の走査は、発光体の静止アレイおよび可動鏡を使用する前述の任意の走査ビームディスプレイと同じ方法で実行される。走査光はビューイングアパーチャ816を通して見る。また、走査鏡アセンブリ405および805を磁気作動機構を使用するものとして説明したが、圧電または静電作動機構を使用することもできる。
図25は、可動鏡を使用する前述の実施形態の多くのディスプレイで使用するのに適した走査曲面鏡アセンブリ500を製作する方法の一実施形態を示す概略図である。走査曲面鏡アセンブリ500は2枚のウェーハを使用して製作することができ、第1のウェーハ(例えばシリコンウェーハ)は、2軸走査フレーム用の適当なジオメトリを有するように形成し、他のウェーハは、光学等級のプラスチックウェーハから形成する。このプラスチックウェーハを成形して複数のプラスチック鏡504を形成し、次いでこれらを、相互接続されたそれぞれの走査フレーム502に、エポキシスクリーン印刷法などの接合技法を使用して接着剤506で接合する。例えば、走査フレーム502の選択位置にスクリーン印刷法によってエポキシを塗布し、エポキシが付いた位置に複数のそれぞれのプラスチック鏡504を置いて、走査フレーム502をそれぞれのプラスチック鏡504に接合する。走査フレーム502内のプラスチック鏡504の間隔は走査フレーム502のピッチと一致させる。接合後、プラスチック鏡504および走査フレーム502を、図26に示す個々のアセンブリに切断する。
プラスチック鏡504は、適当な光学仕上げを有する曲面を有し、Theta−D(最大走査角に鏡直径を掛けたもの)の要件を達成するのにも役立つ。実際に瞳孔に入射する部分をビームの投影している鏡の部分に対して、平面性を考慮することができることに留意されたい。鏡の表面の直径2mmの任意の領域にわたって必要な平面性を達成することは、鏡全体にわたって一度に平面性を達成するよりも容易である。このより大きな距離にわたる表面湾曲を、互いに対する画素位置の歪みを防ぐ十分に一貫した湾曲にする。光学等級のプラスチックは一般にシリコンよりも密度がはるかに小さく(すなわちより小さい慣性負荷を生み出し)、光学等級プラスチックは、構造完全性に関して最適化するために次第に薄くなる厚さを有するように成形することができる。シリコンプロセスははるかに制限が多く、しばしば最適な構造断面を与えない。留意すべき第3の点は、球面構造の方が平面構造よりも一般に強固であるということである。これらの因子は、非常に高いTheta Dを有する二次元のスキャナに資する。
図27に、走査ビームディスプレイ2704を使用して見る人115の眼に画像を提供する、一実施形態に基づくカメラなどのシステム2702のブロック図を示す。任意選択のディジタル画像捕捉サブシステム2706は、マイクロコントローラ2708によって制御されて、ユーザインタフェース2710を介して受け取ったユーザ制御に従って静止またはビデオ画像を連続的にまたは選択的に捕捉する。ユーザの希望に従って、画像またはビデオを局所記憶装置2712に記憶し、かつ/あるいは入出力インタフェース2714を介して外部システムに送信することができる。システム2702を制御して、画像捕捉システム2706が受け取ったライブ画像を表示し、あるいは記憶装置2712から取り出した記憶画像またはビデオを表示することができる。
図28に、走査ビームディスプレイ2704を使用して見る人115の眼に画像を提供する、一実施形態に基づくメディアビューイングシステム(media viewing system)2802のブロック図を示す。メディアビューイングシステム2802は、メディアデリバリインフラストラクチャ(media delivery infrastructure)2804から画像を受け取る。メディアデリバリインフラストラクチャ2804には例えば、インターネット、携帯電話網、衛星システム、地上放送またはケーブルテレビ、プラグインカード、CDまたはDVD、あるいは当技術分野で知られている他のメディア源を介したビデオ画像または静止画像の送達サービスが含まれる。図28の例では、アクセスポイント2806が、無線インタフェース2808と、メディアビューワ2802の残りの部分に通信インタフェース2714を介してインタフェースされた無線インタフェース2810とを介して、メディアビューワ(media viewer)2802の入出力に信号を送る。本明細書では用語「通信インタフェース」が、集合的に、無線インタフェース2810(例えば図示のアンテナ)、ならびにそれが接続された無線および/または他のインタフェースを指すために使用される。メディアは、ディスプレイ2704上で見るために、通信インタフェースを介してリアルタイムで送達することができ、あるいはマイクロコントローラ2708によって局所記憶装置2712にバッファすることができる。ユーザインタフェース2710を含むユーザ制御を使用して、メディアの受取りおよび表示を制御することができる。メディアビューイングシステム2802は例えば、ポケットメディアビューワ、携帯電話、ポータブルインターネットアクセスデバイスあるいは他の有線または無線デバイスとして構成することができる。
曲面鏡を使用するものとして実施形態を説明してきたが、代替実施形態によれば、本明細書に記載の曲面鏡の代わりに回折光学要素を使用することができる。フレネル型の鏡に対する適合など、鏡形状に対する変更が本発明の範囲に含まれ、任意の形状の回折要素への適合も同様であることを理解されたい。簡潔かつ明確にするため、用語「曲面鏡」はこのような代替鏡タイプを含むことを理解されたい。
開示した実施形態に関して本発明を説明してきたが、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく形態および詳細の変更を実施することができることを当業者は認識しよう。例えば、さまざまな実施形態の走査を「垂直」および「水平」方向に関して説明したが、これらの代わりに、他の直交および非直交軸に沿った走査を使用することができることを理解されたい。さらに、走査ビームディスプレイを網膜スキャナとして使用するためのものとして説明したが、走査ビームディスプレイを使用して、ディスプレイスクリーンなどの他のタイプの画像面上に画像を形成することもできる。このような変更は当業者の技能の範囲に含まれる。したがって本発明は添付の請求項による以外は限定されない。
軸外れ光源を使用した一実施形態に基づく走査ビームディスプレイの概略断面図である。 図1の走査ビームディスプレイよりもコンパクトな、一実施形態に基づく走査ビームディスプレイの概略断面図である。 図1の走査ビームディスプレイよりもコンパクトな、一実施形態に基づく走査ビームディスプレイの概略断面図である。 図1の走査ビームディスプレイよりもコンパクトな、一実施形態に基づく走査ビームディスプレイの概略断面図である。 パッケージ化された一実施形態に基づく図4のディスプレイの概略断面図である。 図5のディスプレイの概略等角図である。 図5のディスプレイのさまざまな構成要素を示す、図5のディスプレイの概略等角分解図である。 ディスプレイが発光体のアレイを移動させ、曲面鏡が静止したまま動かない、一実施形態に基づく走査ビームディスプレイの概略断面図である。 ディスプレイが、見る人の眼と発光体のアレイとの間に配置されたレンズを含む、一実施形態に基づく走査ビームディスプレイの概略断面図である。 見る人の眼と発光体のアレイとの間に配置され、ある範囲の見る距離を許容する、一実施形態に基づく可変出力対物レンズ光学要素の概略断面図である。 複数の対物レンズ光学要素の中から選択する一実施形態に基づく単純な機構の、見る人の側から見た立面図である。 一実施形態に基づくシースルー走査ビームディスプレイの概略断面図である。 パッケージ化された図10のディスプレイの概略等角図である。 図11の実施形態の主要な構成要素を示す概略等角分解図である。 発光体のアレイを3つ使用した一実施形態に基づく走査ビームディスプレイの概略断面図である。 ディスプレイが眼鏡に取り付けられた、一実施形態に基づく走査ビームディスプレイの概略断面図である。 図14の走査ビームディスプレイの概略等角分解図である。 ディスプレイが眼鏡に取り付けられた、一実施形態に基づく走査ビームディスプレイの概略等角図である。 図16の走査ビームディスプレイの概略部分断面図である。 見る人の頭部に装着するように構成された支持構造を有する、一実施形態に基づく走査ビームディスプレイの概略等角図である。 携帯電話器に組み込まれた、一実施形態に基づく走査ビームディスプレイの概略等角図である。 走査ビームディスプレイおよび電話器ディスプレイが閉じた図19の携帯電話器の概略等角図である。 見る人の眼の動きに伴って表示画像が移動する、一実施形態に基づく走査ビームディスプレイの概略断面図である。 図1から21のディスプレイとともに使用することができる一実施形態に基づく制御システムのブロック図である。 一実施形態に基づく走査鏡アセンブリの概略等角図である。 磁気アクチュエータシステムを使用して作動させる走査鏡アセンブリを使用した、一実施形態に基づく走査ビームディスプレイの概略等角図である。 相互接続された複数の走査フレームとそれに接合された個々の鏡とのアセンブリの概略平面図である。 図25のアセンブリから切断された個々の走査鏡アセンブリの概略断面図である。 スチールカメラもしくはビデオカメラまたは他の記憶画像表示システムとともに使用され、あるいはこれらのサブシステムとして使用される、一実施形態に基づく走査光ディスプレイシステムのブロック図である。 ストリーミングおよび/または無線メディア源からユーザに静止画像および/またはビデオ画像を提供することができる、一実施形態に基づくメディアビューワのブロック図である。

Claims (150)

  1. 発散光を発射するように動作可能な光源と、
    前記光の少なくとも一部分を受け取るように配置され、前記受け取った光を実質的に平行にするように構成された曲面鏡と、
    前記光源と前記曲面鏡のうちの少なくとも一方に結合されたアクチュエータであって、前記実質的に平行な光を走査して画像を形成するために、前記光源と前記曲面鏡を相対的に移動させるように動作可能なアクチュエータと
    を含むことを特徴とする走査光ディスプレイシステム。
  2. 前記光源から発射された前記光の全般的な方向と前記曲面鏡の主軸とは一直線上にないことを特徴とする請求項1に記載の走査光ディスプレイシステム。
  3. 前記光源は前記曲面鏡の前に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の走査光ディスプレイシステム。
  4. 前記アクチュエータは、前記実質的に平行な光を1つの次元内で走査して前記画像を形成するために、前記光源および前記曲面鏡を相対的に移動させるように動作可能であることを特徴とする請求項1に記載の走査光ディスプレイシステム。
  5. 前記アクチュエータは、前記実質的に平行な光を2つの次元内で走査して前記画像を形成するために、前記光源および前記曲面鏡を相対的に移動させるように動作可能であることを特徴とする請求項1に記載の走査光ディスプレイシステム。
  6. 前記アクチュエータは、少なくとも1つの軸の周りで前記曲面鏡を回転させるように動作可能であることを特徴とする請求項1に記載の走査光ディスプレイシステム。
  7. 前記アクチュエータは、前記光源と前記曲面鏡のうちの少なくとも一方を、水平方向と垂直方向のうちの少なくとも一方の方向に移動させるように動作可能であることを特徴とする請求項1に記載の走査光ディスプレイシステム。
  8. 前記光源は、前記曲面鏡の前に配置された発光体の少なくとも1つのアレイを含み、前記少なくとも1つのアレイは第1の方向に延びる長軸を有することを特徴とする請求項1に記載の走査光ディスプレイシステム。
  9. 前記少なくとも1つのアレイは静止して動かず、前記アクチュエータは、前記第1の方向に実質的に平行な軸の周りで前記曲面鏡を回転させるように動作可能であることを特徴とする請求項8に記載の走査光ディスプレイシステム。
  10. 前記少なくとも1つのアレイは静止して動かず、前記アクチュエータは、前記第1の方向に実質的に垂直な方向に前記曲面鏡を移動させるように動作可能であることを特徴とする請求項8に記載の走査光ディスプレイシステム。
  11. 前記曲面鏡は静止して動かず、前記アクチュエータは、前記第1の方向に実質的に垂直な方向に前記少なくとも1つのアレイを移動させるように動作可能であることを特徴とする請求項8に記載の走査光ディスプレイシステム。
  12. 前記曲面鏡は静止して動かず、前記アクチュエータは、前記第1の方向に実質的に平行な方向に前記少なくとも1つのアレイを移動させるように動作可能であることを特徴とする請求項8に記載の走査光ディスプレイシステム。
  13. 前記少なくとも1つのアレイは静止して動かず、前記アクチュエータは、前記第1の方向に実質的に平行な方向に前記曲面鏡を移動させるように動作可能であることを特徴とする請求項8に記載の走査光ディスプレイシステム。
  14. 前記少なくとも1つのアレイは静止して動かず、前記アクチュエータは、前記第1の方向に実質的に垂直な軸の周りで前記曲面鏡を回転させるように動作可能であることを特徴とする請求項8に記載の走査光ディスプレイシステム。
  15. 前記アクチュエータは、発光体の前記少なくとも1つのアレイを移動させるように動作可能であり、前記移動は、前記アクチュエータが前記発光体を移動させるときに前記発光体と前記曲面鏡の間の距離が実質的に一定に維持される態様で実施されることを特徴とする請求項11に記載の走査光ディスプレイシステム。
  16. 前記アクチュエータは、発光体の前記少なくとも1つのアレイを移動させるように動作可能であり、前記移動は、前記アクチュエータが前記発光体を移動させるときに前記発光体と前記曲面鏡の間の距離が実質的に一定に維持される態様で実施されることを特徴とする請求項12に記載の走査光ディスプレイシステム。
  17. 前記発光体および前記アクチュエータに結合された制御システムをさらに含み、前記制御システムは、前記第1の方向に順番に走査させるための信号を前記少なくとも1つのアレイ内の前記発光体に結合し、発光体の前記少なくとも1つのアレイおよび前記曲面鏡を相対的に移動させるための信号を前記アクチュエータに結合するように動作可能であることを特徴とする請求項8に記載の走査光ディスプレイシステム。
  18. 前記制御システムは、発光体の前記少なくとも1つのアレイが前記第1の方向に実質的に垂直な第2の方向に移動するときに、発光体の前記少なくとも1つのアレイのそれぞれの位置でそれぞれの前記発光体を順番に作動させるための信号を、前記発光体に結合するように動作可能であることを特徴とする請求項17に記載の走査光ディスプレイシステム。
  19. 前記発光体および前記アクチュエータに結合された制御システムをさらに含み、前記制御システムは、それぞれの前記発光体から実質的に同時に光を発射させるための信号を前記少なくとも1つのアレイ内の前記発光体に結合し、発光体の前記少なくとも1つのアレイおよび前記曲面鏡を相対的に移動させるための信号を前記アクチュエータに結合するように動作可能であることを特徴とする請求項8に記載の走査光ディスプレイシステム。
  20. 前記曲面鏡および発光体の前記少なくとも1つのアレイは見る人の眼の前に配置され、システムはさらに、
    前記見る人の眼の位置を感知するように動作可能なセンサと、
    制御システムに結合された画像修正システムであって、前記見る人の眼の位置が変化したときに、走査光ディスプレイシステムによって表示される画像の位置を見ることができるように、前記発光体の走査および発光体の前記少なくとも1つのアレイの位置を、前記制御システムに変更させる画像修正システムと
    を含むことを特徴とする請求項8に記載の走査光ディスプレイシステム。
  21. 前記曲面鏡および発光体の前記少なくとも1つのアレイは見る人の眼の前に配置され、システムはさらに、
    前記見る人の眼の位置を感知するように動作可能なセンサと、
    前記センサに結合された鏡アクチュエータであって、前記見る人の眼の位置が変化したときに、走査光ディスプレイシステムによって表示される画像の射出瞳を見ることができるように、前記曲面鏡の位置を変更するように動作可能な鏡アクチュエータと
    を含むことを特徴とする請求項8に記載の走査光ディスプレイシステム。
  22. 発光体の前記少なくとも1つのアレイは、前記曲面鏡の前記第1の方向の湾曲に対応した湾曲で前記第1の方向に延びることを特徴とする請求項8に記載の走査光ディスプレイシステム。
  23. 前記曲面鏡は焦点面を有し、発光体の前記少なくとも1つのアレイは実質的に前記焦点面に配置されていることを特徴とする請求項22に記載の走査光ディスプレイシステム。
  24. 前記曲面鏡は球面鏡であり、前記焦点面は焦点球面であることを特徴とする請求項23に記載の走査光ディスプレイシステム。
  25. 前記光源は複数の発光体を含み、前記発光体の数は前記画像の1本の画素行の画素数よりも少ないことを特徴とする請求項1に記載の走査光ディスプレイシステム。
  26. 前記曲面鏡および発光体の前記少なくとも1つのアレイは見る人の眼の前に配置され、走査光ディスプレイシステムはさらに、発光体の前記少なくとも1つのアレイと前記見る人の眼の間に配置された光フィルタを含み、前記光フィルタは、前記曲面鏡から前記見る人の眼に向かって反射された外来光を実質的に減衰させるように動作可能であることを特徴とする請求項8に記載の走査光ディスプレイシステム。
  27. 前記曲面鏡は静止曲面鏡を含むことを特徴とする請求項1に記載の走査光ディスプレイシステム。
  28. 前記曲面鏡は少なくとも部分的に透明な鏡を含むことを特徴とする請求項1に記載の走査光ディスプレイシステム。
  29. 前記光源は光源のアレイを含み、前記曲面鏡は、前記アレイ内の前記光源によって発射された光の少なくとも1つの波長の範囲内の光を優先的に反射する狭帯域鏡を含むことを特徴とする請求項1に記載の走査光ディスプレイシステム。
  30. 前記曲面鏡は球面鏡を含むことを特徴とする請求項1に記載の走査光ディスプレイシステム。
  31. 前記曲面鏡はフレネルの鏡を含むことを特徴とする請求項1に記載の走査光ディスプレイシステム。
  32. 前記曲面鏡は回折鏡を含むことを特徴とする請求項1に記載の走査光ディスプレイシステム。
  33. 前記発光体は、
    複数の光源と、
    それぞれの前記光源から前記少なくとも1つのアレイ内のそれぞれの位置までそれぞれ延びる複数のライトパイプと
    を含むことを特徴とする請求項8に記載の走査光ディスプレイシステム。
  34. 発光体の前記少なくとも1つのアレイは発光体の実質的に直線状のアレイを含むことを特徴とする請求項8に記載の走査光ディスプレイシステム。
  35. 前記曲面鏡および前記発光体は、前記見る人の眼の前の、見る人の眼が焦点を合わせることができる距離よりも近い距離のところに配置されていることを特徴とする請求項1に記載の走査光ディスプレイシステム。
  36. 前記光源から発射された光を前記曲面鏡へ向けて上方へ向け直す位置および向きに配置された部分的に透明な鏡をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の走査光ディスプレイシステム。
  37. 前記光源から発射された光を受け取り、前記光を前記曲面鏡へ向け直すように配置された鏡をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の走査光ディスプレイシステム。
  38. 前記光の光路は折り返されていることを特徴とする請求項37に記載の走査光ディスプレイシステム。
  39. 前記曲面鏡からの走査光を受け取り、前記走査光を向け直してビューイングアパーチャを通過させるように配置された反射面をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の走査光ディスプレイシステム。
  40. 前記曲面鏡は楕円の第1の焦点に位置し、前記反射面から走査光を受け取るために、見る人の眼の瞳孔は前記楕円の第2の焦点に置くことができることを特徴とする請求項39に記載の走査光ディスプレイシステム。
  41. 前記アクチュエータは磁気アクチュエータを含み、前記磁気アクチュエータは複数の電磁石を含み、前記曲面鏡は複数の永久磁石に結合されており、前記永久磁石はそれぞれ、前記複数の電磁石のうちの対応する1つの電磁石に関連付けられており、前記曲面鏡は、前記複数の電磁石によって生成された磁界に応答して少なくとも1つの軸の周りを回転するように動作可能であることを特徴とする請求項1に記載の走査光ディスプレイシステム。
  42. それぞれの前記電磁石と前記永久磁石のうちの対応する1つの永久磁石との間に配置されたバイアス磁石をさらに含み、前記バイアス磁石の極と前記対応する永久磁石の極は反対向きであることを特徴とする請求項41に記載の走査光ディスプレイシステム。
  43. 光を発射するように動作可能な光源と、
    前記光の少なくとも一部分を受け取るように配置された曲面鏡と、
    前記曲面鏡から反射された光を受け取るために前記曲面鏡の前に配置された光学要素であって、前記受け取った光を実質的に平行にするように構成された光学要素と、
    前記曲面鏡、前記光学要素および前記光源のうちの少なくとも1つに結合されたアクチュエータであって、前記実質的に平行な光を走査して画像を形成するために、前記曲面鏡、前記光学要素および前記光源のうちの少なくとも1つを移動させるように動作可能なアクチュエータと
    を含むことを特徴とする走査光ディスプレイシステム。
  44. 前記光源は、前記曲面鏡と前記曲面鏡の焦点面との間に配置されていることを特徴とする請求項43に記載の走査光ディスプレイシステム。
  45. 前記アクチュエータは、前記実質的に平行な光を1つの次元内で走査して前記画像を形成するために、前記曲面鏡、前記光学要素および前記光源のうちの少なくとも1つを移動させるように動作可能であることを特徴とする請求項43に記載の走査光ディスプレイシステム。
  46. 前記アクチュエータは、前記実質的に平行な光を2つの次元内で走査して前記画像を形成するために、前記曲面鏡、前記光学要素および前記光源のうちの少なくとも1つを移動させるように動作可能であることを特徴とする請求項43に記載の走査光ディスプレイシステム。
  47. 前記アクチュエータは、前記曲面鏡と前記光学要素のうちの少なくとも一方を少なくとも1つの軸の周りを回転させるように動作可能であることを特徴とする請求項43に記載の走査光ディスプレイシステム。
  48. 前記アクチュエータは、前記曲面鏡、前記光学要素および光源のうちの少なくとも1つを、水平方向と垂直方向のうちの少なくとも一方の方向に移動させるように動作可能であることを特徴とする請求項43に記載の走査光ディスプレイシステム。
  49. 前記光源は、前記曲面鏡の前に配置された発光体の少なくとも1つのアレイを含み、前記少なくとも1つのアレイは第1の方向に延びる長軸を有することを特徴とする請求項43に記載の走査光ディスプレイシステム。
  50. 前記少なくとも1つのアレイおよび前記光学要素は静止して動かず、前記アクチュエータは、前記第1の方向に実質的に平行な軸の周りで前記曲面鏡を回転させるように動作可能であることを特徴とする請求項49に記載の走査光ディスプレイシステム。
  51. 前記少なくとも1つのアレイおよび前記光学要素は静止して動かず、前記アクチュエータは、前記第1の方向に実質的に垂直な方向に前記曲面鏡を移動させるように動作可能であることを特徴とする請求項49に記載の走査光ディスプレイシステム。
  52. 前記曲面鏡および前記光学要素は静止して動かず、前記アクチュエータは、前記第1の方向に実質的に垂直な方向に前記少なくとも1つのアレイを移動させるように動作可能であることを特徴とする請求項49に記載の走査光ディスプレイシステム。
  53. 前記曲面鏡および前記光学要素は静止して動かず、前記アクチュエータは、前記第1の方向に実質的に平行な方向に前記少なくとも1つのアレイを移動させるように動作可能であることを特徴とする請求項49に記載の走査光ディスプレイシステム。
  54. 前記少なくとも1つのアレイおよび前記光学要素は静止して動かず、前記アクチュエータは、前記第1の方向に実質的に平行な方向に前記曲面鏡を移動させるように動作可能であることを特徴とする請求項49に記載の走査光ディスプレイシステム。
  55. 前記少なくとも1つのアレイおよび前記光学要素は静止して動かず、前記アクチュエータは、前記第1の方向に実質的に垂直な軸の周りで前記曲面鏡を回転させるように動作可能であることを特徴とする請求項49に記載の走査光ディスプレイシステム。
  56. 前記アクチュエータは発光体の前記少なくとも1つのアレイを移動させ、前記移動は、前記アクチュエータが前記発光体を移動させるときに前記発光体と前記曲面鏡の間の距離が実質的に一定に維持される態様で実施されることを特徴とする請求項52に記載の走査光ディスプレイシステム。
  57. 前記アクチュエータは発光体の前記少なくとも1つのアレイを移動させ、前記移動は、前記アクチュエータが前記発光体を移動させるときに前記発光体と前記曲面鏡の間の距離が実質的に一定に維持される態様で実施されることを特徴とする請求項53に記載の走査光ディスプレイシステム。
  58. 前記少なくとも1つのアレイおよび前記曲面鏡は静止して動かず、前記アクチュエータは、前記第1の方向に実質的に垂直な方向に前記光学要素を移動させるように動作可能であることを特徴とする請求項49に記載の走査光ディスプレイシステム。
  59. 前記少なくとも1つのアレイおよび前記曲面鏡は静止して動かず、前記アクチュエータは、前記第1の方向に実質的に平行な軸の周りで前記光学要素を回転させるように動作可能であることを特徴とする請求項49に記載の走査光ディスプレイシステム。
  60. 前記少なくとも1つのアレイおよび前記曲面鏡は静止して動かず、前記アクチュエータは、前記第1の方向に実質的に平行な方向に前記光学要素を移動させるように動作可能であることを特徴とする請求項49に記載の走査光ディスプレイシステム。
  61. 前記少なくとも1つのアレイおよび前記曲面鏡は静止して動かず、前記アクチュエータは、前記第1の方向に実質的に垂直な軸の周りで前記光学要素を回転させるように動作可能であることを特徴とする請求項49に記載の走査光ディスプレイシステム。
  62. 前記発光体および前記アクチュエータに結合された制御システムをさらに含み、前記制御システムは、前記第1の方向に順番に走査させるための信号を前記少なくとも1つのアレイ内の前記発光体に結合し、前記曲面鏡、前記光学要素および前記光源のうちの少なくとも1つを移動させるための信号を前記アクチュエータに結合するように動作可能であることを特徴とする請求項49に記載の走査光ディスプレイシステム。
  63. 前記制御システムは、発光体の前記少なくとも1つのアレイが前記第1の方向に実質的に垂直な第2の方向に移動するときに、発光体の前記少なくとも1つのアレイのそれぞれの位置でそれぞれの前記発光体を順番に作動させるための信号を、前記発光体に結合するように動作可能であることを特徴とする請求項62に記載の走査光ディスプレイシステム。
  64. 前記発光体および前記アクチュエータに結合された制御システムをさらに含み、前記制御システムは、それぞれの前記発光体から実質的に同時に光を発射させるための信号を前記少なくとも1つのアレイ内の前記発光体に結合し、前記曲面鏡、前記光学要素および前記光源のうちの少なくとも1つを移動させるための信号を前記アクチュエータに結合するように動作可能であることを特徴とする請求項49に記載の走査光ディスプレイシステム。
  65. 前記曲面鏡および発光体の前記少なくとも1つのアレイは見る人の眼の前に配置され、システムはさらに、
    前記見る人の眼の位置を感知するように動作可能なセンサと、
    制御システムに結合された画像修正システムであって、前記見る人の眼の位置が変化したときに、走査光ディスプレイシステムによって表示される画像の位置を見ることができるように、前記発光体の走査および発光体の前記少なくとも1つのアレイの位置を、前記制御システムに変更させる画像修正システムと
    を含むことを特徴とする請求項49に記載の走査光ディスプレイシステム。
  66. 前記曲面鏡および発光体の前記少なくとも1つのアレイは見る人の眼の前に配置され、システムはさらに、
    前記見る人の眼の位置を感知するように動作可能なセンサと、
    前記センサに結合された鏡アクチュエータであって、前記見る人の眼の位置が変化したときに、走査光ディスプレイシステムによって表示される画像の射出瞳を見ることができるように、前記曲面鏡の位置を変更するように動作可能な鏡アクチュエータと
    を含むことを特徴とする請求項49に記載の走査光ディスプレイシステム。
  67. 発光体の前記少なくとも1つのアレイは、前記曲面鏡の前記第1の方向の湾曲に対応した湾曲で前記第1の方向に延びることを特徴とする請求項49に記載の走査光ディスプレイシステム。
  68. 前記曲面鏡は焦点面を有し、発光体の前記少なくとも1つのアレイは実質的に前記焦点面に配置されていることを特徴とする請求項67に記載の走査光ディスプレイシステム。
  69. 前記曲面鏡は球面鏡であり、前記焦点面は焦点球面であることを特徴とする請求項68に記載の走査光ディスプレイシステム。
  70. 前記曲面鏡、前記光源および前記光学要素は見る人の眼の前に配置され、走査光ディスプレイシステムはさらに、前記光源と前記見る人の眼の間に配置された光フィルタを含み、前記光フィルタは、前記曲面鏡から前記見る人の眼に向かって反射された外来光を実質的に減衰させるように動作可能であることを特徴とする請求項43に記載の走査光ディスプレイシステム。
  71. 前記曲面鏡は静止曲面鏡を含むことを特徴とする請求項43に記載の走査光ディスプレイシステム。
  72. 前記曲面鏡は少なくとも部分的に透明な鏡を含むことを特徴とする請求項43に記載の走査光ディスプレイシステム。
  73. 前記曲面鏡は、前記少なくとも1つのアレイ内の前記光源によって発射された光の波長の範囲内の光を優先的に反射する狭帯域鏡を含むことを特徴とする請求項43に記載の走査光ディスプレイシステム。
  74. 前記曲面鏡は球面鏡を含むことを特徴とする請求項43に記載の走査光ディスプレイシステム。
  75. 前記曲面鏡はフレネルの鏡を含むことを特徴とする請求項43に記載の走査光ディスプレイシステム。
  76. 前記曲面鏡は回折鏡を含むことを特徴とする請求項43に記載の走査光ディスプレイシステム。
  77. 前記発光体は、
    複数の光源と、
    それぞれの前記光源から前記少なくとも1つのアレイ内のそれぞれの位置までそれぞれ延びる複数のライトパイプと
    を含むことを特徴とする請求項49に記載の走査光ディスプレイシステム。
  78. 発光体の前記少なくとも1つのアレイは発光体の実質的に直線状のアレイを含むことを特徴とする請求項49に記載の走査光ディスプレイシステム。
  79. 前記曲面鏡および前記発光体は、前記見る人の眼の前の、見る人の眼が焦点を合わせることができる距離よりも近い距離のところに配置されていることを特徴とする請求項43に記載の走査光ディスプレイシステム。
  80. 前記光源は複数の発光体を含み、前記発光体の数は前記画像の1本の画素行の画素数よりも少ないことを特徴とする請求項43に記載の走査光ディスプレイシステム。
  81. 前記光学要素は固定光出力を有することを特徴とする請求項43に記載の走査光ディスプレイシステム。
  82. 前記光学要素は可変光出力を提供するように動作可能であることを特徴とする請求項43に記載の走査光ディスプレイシステム。
  83. 前記可変光出力光学要素は複数の固定光出力光学要素を含み、前記可変出力光学要素は、前記複数の固定光出力光学要素のうちの1つの要素を前記受け取った光に対して機能するように配置するよう動作可能であることを特徴とする請求項82に記載の走査光ディスプレイシステム。
  84. 前記可変光出力要素の光学特性は手動で調整可能であることを特徴とする請求項82に記載の走査光ディスプレイシステム。
  85. 前記可変光出力要素の光学特性は、電力作動によって選択されることを特徴とする請求項82に記載の走査光ディスプレイシステム。
  86. 前記可変光出力要素の光学特性は自動的に選択されることを特徴とする請求項82に記載の走査光ディスプレイシステム。
  87. 前記光学要素は少なくとも1つのレンズを含むことを特徴とする請求項43に記載の走査光ディスプレイシステム。
  88. 一対のレンズ取付けフレームと、それぞれのレンズ取付けフレームの内縁を互いに結合するブリッジと、それぞれの前記レンズ取付けフレームの外縁に結合され、前記それぞれのレンズ取付けフレームの前記外縁から後方へ延びるそれぞれのつるとを有する眼鏡フレームと、
    光を発射するように動作可能な光源と、
    前記光の少なくとも一部分を受け取るように配置され、前記受け取った光を実質的に平行にするように構成された曲面鏡であって、少なくとも一方の前記レンズ取付けフレームと視覚的に整列して前記眼鏡フレームに結合された曲面鏡と、
    前記眼鏡フレームに結合され、前記光源と前記曲面鏡のうちの少なくとも一方に結合されたアクチュエータであって、前記実質的に平行な光を見る人の眼の網膜上へ走査して画像を形成するために、前記光源と前記曲面鏡とを相対的に移動させるように動作可能なアクチュエータと、
    前記発光体および前記アクチュエータに結合された制御システムであって、前記光源および前記曲面鏡を相対的に移動させるための信号を前記アクチュエータに結合するように動作可能な制御システムと
    を含むことを特徴とする眼鏡取付け式走査光ディスプレイシステム。
  89. 前記アクチュエータは前記眼鏡フレームの前記ブリッジに接続されていることを特徴とする請求項88に記載の走査光ディスプレイシステム。
  90. 前記曲面鏡は鏡支持体に結合されており、前記鏡支持体は前記眼鏡フレームの前記ブリッジに接続されていることを特徴とする請求項88に記載の走査光ディスプレイシステム。
  91. 前記アクチュエータは、前記眼鏡フレームの少なくとも一方の前記つるの中に取り付けられていることを特徴とする請求項88に記載の走査光ディスプレイシステム。
  92. 前記アクチュエータは、前記アクチュエータから互いに反対の双方向に延びる細長い光源支持体によって前記光源に結合されており、走査光ディスプレイシステムはさらに、前記光源が結合した前記光源支持体の位置とは反対側のある位置で前記光源支持体に取り付けられた釣合い重りを含むことを特徴とする請求項88に記載の走査光ディスプレイシステム。
  93. 前記光源は、前記眼鏡フレームの少なくとも一方の前記つるに接続された細長い光源支持体によって担持されていることを特徴とする請求項88に記載の走査光ディスプレイシステム。
  94. 前記レンズ取付けフレームはそれぞれのレンズ取付け面を画定し、前記曲面鏡および前記光源は、前記曲面鏡と視覚的に整列した前記レンズ取付けフレームの前記レンズ取付け面の後ろに配置されていることを特徴とする請求項88に記載の走査光ディスプレイシステム。
  95. 前記光源は、長軸を有する発光体の少なくとも1つのアレイを含み、前記制御システムは、発光体の前記少なくとも1つのアレイが前記第1の方向に実質的に垂直な第2の方向に移動するときに、発光体の前記少なくとも1つのアレイのそれぞれの位置でそれぞれの前記発光体を順番に作動させるための信号を、前記発光体に結合するように動作可能であることを特徴とする請求項88に記載の走査光ディスプレイシステム。
  96. 前記光源は、長軸を有する発光体の少なくとも1つのアレイを含み、前記制御システムは、それぞれの前記発光体から実質的に同時に光を発射させるための信号を前記発光体に結合するように動作可能であることを特徴とする請求項88に記載の走査光ディスプレイシステム。
  97. 前記光源は、長軸を有する発光体の少なくとも1つのアレイを含み、システムはさらに、
    前記眼鏡フレームに取り付けられたセンサであって、前記眼鏡フレームを装着している前記見る人の眼の位置を感知するように動作可能なセンサと、
    制御システムに結合された画像修正システムであって、前記見る人の眼の位置が変化したときに、走査光ディスプレイシステムによって表示される画像の位置を見ることができるように、前記発光体の前記第1の方向の走査および前記第1の方向に実質的に垂直な第2の方向の発光体の前記少なくとも1つのアレイの位置を、前記制御システムに変更させる画像修正システムと
    を含むことを特徴とする請求項88に記載の走査光ディスプレイシステム。
  98. 前記眼鏡フレームに取り付けられたセンサであって、前記眼鏡フレームを装着している前記見る人の眼の位置を感知するように動作可能なセンサと、
    前記センサに結合された鏡アクチュエータであって、前記見る人の眼の位置が変化したときに、走査光ディスプレイシステムによって表示される画像の位置を見ることができるように、前記曲面鏡の位置を変更するように動作可能な鏡アクチュエータと
    をさらに含むことを特徴とする請求項88に記載の走査光ディスプレイシステム。
  99. 前記光源は、長軸を有する発光体の少なくとも1つのアレイを含み、発光体の前記少なくとも1つのアレイは、実質的に前記曲面鏡と視覚的に整列して配置されており、発光体の前記少なくとも1つのアレイは、前記曲面鏡の前記第1の方向の湾曲に対応した湾曲で前記第1の方向に延びていることを特徴とする請求項88に記載の走査光ディスプレイシステム。
  100. 前記アクチュエータは、前記実質的に平行な光を1つの次元内で走査して前記画像を形成するために、前記光源および前記曲面鏡を相対的に移動させるように動作可能であることを特徴とする請求項88に記載の走査光ディスプレイシステム。
  101. 前記アクチュエータは、前記実質的に平行な光を2つの次元内で走査して前記画像を形成するために、前記光源および前記曲面鏡を相対的に移動させるように動作可能であることを特徴とする請求項88に記載の走査光ディスプレイシステム。
  102. 前記光源は、長軸を有する発光体の少なくとも1つのアレイを含むことを特徴とする請求項88に記載の走査光ディスプレイシステム。
  103. 前記少なくとも1つのアレイは静止して動かず、前記アクチュエータは、前記第1の方向に実質的に平行な軸の周りで前記曲面鏡を回転させるように動作可能であることを特徴とする請求項102に記載の走査光ディスプレイシステム。
  104. 前記少なくとも1つのアレイは静止して動かず、前記アクチュエータは、前記第1の方向に実質的に垂直な方向に前記曲面鏡を移動させるように動作可能であることを特徴とする請求項102に記載の走査光ディスプレイシステム。
  105. 前記曲面鏡は静止して動かず、前記アクチュエータは、前記第1の方向に実質的に垂直な方向に前記少なくとも1つのアレイを移動させるように動作可能であることを特徴とする請求項102に記載の走査光ディスプレイシステム。
  106. 前記曲面鏡は静止して動かず、前記アクチュエータは、前記第1の方向に実質的に平行な方向に前記少なくとも1つのアレイを移動させるように動作可能であることを特徴とする請求項102に記載の走査光ディスプレイシステム。
  107. 前記少なくとも1つのアレイは静止して動かず、前記アクチュエータは、前記第1の方向に実質的に平行な方向に前記曲面鏡を移動させるように動作可能であることを特徴とする請求項102に記載の走査光ディスプレイシステム。
  108. 前記少なくとも1つのアレイは静止して動かず、前記アクチュエータは、前記第1の方向に実質的に垂直な軸の周りで前記曲面鏡を回転させるように動作可能であることを特徴とする請求項102に記載の走査光ディスプレイシステム。
  109. 前記アクチュエータは発光体の前記少なくとも1つのアレイを移動させ、前記移動は、前記アクチュエータが前記発光体を移動させるときに前記発光体と前記曲面鏡の間の距離が実質的に一定に維持される態様で実施されることを特徴とする請求項105に記載の走査光ディスプレイシステム。
  110. 前記アクチュエータは発光体の前記少なくとも1つのアレイを移動させ、前記移動は、前記アクチュエータが前記発光体を移動させるときに前記発光体と前記曲面鏡の間の距離が実質的に一定に維持される態様で実施されることを特徴とする請求項106に記載の走査光ディスプレイシステム。
  111. 前記曲面鏡は焦点球面を有し、前記光源は実質的に前記焦点球面のところに配置されていることを特徴とする請求項88に記載の走査光ディスプレイシステム。
  112. 前記光源の後ろに配置された光フィルタをさらに含み、前記フィルタは、前記曲面鏡から後方に反射された光を実質的に減衰させるように動作可能であることを特徴とする請求項88に記載の走査光ディスプレイシステム。
  113. 前記曲面鏡は静止曲面鏡を含むことを特徴とする請求項88に記載の走査光ディスプレイシステム。
  114. 前記曲面鏡は少なくとも部分的に透明な曲面鏡を含み、そのため、前記曲面鏡および前記曲面鏡と視覚的に整列した前記レンズ取付けフレームを通して背景を見ることができることを特徴とする請求項88に記載の走査光ディスプレイシステム。
  115. 前記曲面鏡は、前記光源によって発射された光の波長の範囲内の光を優先的に反射する狭帯域鏡を含むことを特徴とする請求項88に記載の走査光ディスプレイシステム。
  116. 前記曲面鏡は球面鏡を含むことを特徴とする請求項88に記載の走査光ディスプレイシステム。
  117. 前記曲面鏡はフレネルの鏡を含むことを特徴とする請求項88に記載の走査光ディスプレイシステム。
  118. 前記曲面鏡は回折鏡を含むことを特徴とする請求項88に記載の走査光ディスプレイシステム。
  119. 発光体の前記少なくとも1つのアレイは発光体の実質的に直線状のアレイを含むことを特徴とする請求項102に記載の走査光ディスプレイシステム。
  120. 前記光源は複数の発光体を含み、前記発光体の数は前記画像の1本の画素行の画素数よりも少ないことを特徴とする請求項88に記載の走査光ディスプレイシステム。
  121. 見る人の眼の網膜上に光を走査することによって画像を形成する方法であって、
    光源から光を発射すること、
    前記光を曲面反射面から反射させること、
    前記反射光を実質的に平行にすること、および
    前記画像を形成するために、前記実質的に平行な光を前記見る人の眼の前記網膜上に走査すること
    を含むことを特徴とする方法。
  122. 前記見る人の眼の位置を感知すること、ならびに
    前記見る人の眼の前記位置が変化したときに前記画像の位置を見ることができるように、前記光の強度および前記光が生成される位置を変更すること
    をさらに含むことを特徴とする請求項121に記載の方法。
  123. 前記見る人の眼の位置を感知すること、ならびに
    前記見る人の眼の前記位置が変化したときに前記画像の位置を見ることができるように、前記曲面反射面の位置を変更すること
    をさらに含むことを特徴とする請求項121に記載の方法。
  124. 前記曲面反射面から前記見る人の眼に向かって反射された外来光を実質的に減衰させることをさらに含むことを特徴とする請求項121に記載の方法。
  125. 前記光源は複数の発光体を含み、前記複数の発光体は、前記曲面反射面の湾曲に対応する曲線を画定することを特徴とする請求項121に記載の方法。
  126. 前記光を曲面反射面から反射させる前記行為は、前記光を球面反射面から反射させることを含むことを特徴とする請求項121に記載の方法。
  127. 前記曲面反射面は、実質的に静止して動かない反射面を含むことを特徴とする請求項121に記載の方法。
  128. 前記曲面反射面は焦点面を有し、前記光は、実質的に前記焦点面上にある、ある位置から発射されることを特徴とする請求項121に記載の方法。
  129. 前記曲面反射面は、前記光源から発射された光の波長の範囲内の光を優先的に反射する狭帯域反射面を含むことを特徴とする請求項121に記載の方法。
  130. 前記曲面反射面は球面反射面を含むことを特徴とする請求項121に記載の方法。
  131. 前記曲面反射面はフレネルの反射面を含むことを特徴とする請求項121に記載の方法。
  132. 前記曲面反射面は回折反射面を含むことを特徴とする請求項121に記載の方法。
  133. 前記画像を形成するために、前記実質的に平行な光を前記見る人の眼の前記網膜上に走査する前記行為は、前記実質的に平行な光を1つの次元内で走査することを含むことを特徴とする請求項121に記載の方法。
  134. 前記画像を形成するために、前記実質的に平行な光を前記見る人の眼の前記網膜上に走査する前記行為は、前記実質的に平行な光を2つの次元内で走査することを含むことを特徴とする請求項121に記載の方法。
  135. 前記画像を形成するために、前記実質的に平行な光を前記見る人の眼の前記網膜上に走査する前記行為は、前記光源および前記曲面反射面を相対的に移動させることを含むことを特徴とする請求項121に記載の方法。
  136. 光源から光を発射する前記行為は、概ね第1の方向に延びる複数の位置から光を発射することを含み、前記画像を形成するために、前記実質的に平行な光を前記見る人の眼の前記網膜上に走査する前記行為は、前記第1の方向に実質的に平行な軸の周りで前記曲面反射面を回転させることを含むことを特徴とする請求項121に記載の方法。
  137. 光源から光を発射する前記行為は、概ね第1の方向に延びる複数の位置から光を発射することを含み、前記画像を形成するために、前記実質的に平行な光を前記見る人の眼の前記網膜上に走査する前記行為は、前記第1の方向に実質的に垂直な方向に前記曲面反射面を移動させることを含むことを特徴とする請求項121に記載の方法。
  138. 光源から光を発射する前記行為は、概ね第1の方向に延びる複数の位置から光を発射することを含み、前記画像を形成するために、前記実質的に平行な光を前記見る人の眼の前記網膜上に走査する前記行為は、前記第1の方向に実質的に垂直な方向に前記光源を移動させることを含むことを特徴とする請求項121に記載の方法。
  139. 光源から光を発射する前記行為は、概ね第1の方向に延びる複数の位置から光を発射することを含み、前記画像を形成するために、前記実質的に平行な光を前記見る人の眼の前記網膜上に走査する前記行為は、前記第1の方向に実質的に平行な方向に前記曲面反射面を移動させることを含むことを特徴とする請求項121に記載の方法。
  140. 光源から光を発射する前記行為は、概ね第1の方向に延びる複数の位置から光を発射することを含み、前記画像を形成するために、前記実質的に平行な光を前記見る人の眼の前記網膜上に走査する前記行為は、前記第1の方向に実質的に平行な方向に前記光源を移動させることを含むことを特徴とする請求項121に記載の方法。
  141. 前記光源から発射された前記光を前記曲面反射面へ反射させることをさらに含むことを特徴とする請求項121に記載の方法。
  142. 前記光源から発射された前記光を前記曲面反射面へ反射させる前記行為は、前記光源から発射された前記光を部分的に透明な反射面から反射させることを含むことを特徴とする請求項141に記載の方法。
  143. 前記画像を形成するために、前記実質的に平行な光を前記見る人の眼の前記網膜上に走査する前記行為は、前記実質的に平行な光を前記見る人の眼の網膜上へ反射させることを含むことを特徴とする請求項121に記載の方法。
  144. 前記反射光を実質的に平行にする前記行為は、前記反射光をレンズに通すことを含むことを特徴とする請求項121に記載の方法。
  145. 前記反射光を実質的に平行にする前記行為は、前記曲面反射面から反射された場合に実施されることを特徴とする請求項121に記載の方法。
  146. 曲面鏡構造を形成する方法であって、
    相互接続された複数の走査フレームを提供すること、
    少なくともいくつかの前記走査フレームに曲面鏡を接合すること、および
    前記曲面鏡が接合した前記走査フレームを単片化すること
    を含むことを特徴とする方法。
  147. 前記走査フレームはシリコンを含むことを特徴とする請求項146に記載の方法。
  148. 前記曲面鏡はプラスチック鏡を含むことを特徴とする請求項146に記載の方法。
  149. 少なくともいくつかの前記走査フレームに曲面鏡を接合する前記行為は、前記相互接続された複数の走査フレームに選択的に接着剤を塗布することを含むことを特徴とする請求項146に記載の方法。
  150. 前記相互接続された複数の走査フレームに選択的に接着剤を塗布する前記行為は、前記相互接続された複数の走査フレーム上へスクリーン印刷によってエポキシを塗布することを含むことを特徴とする請求項149に記載の方法。
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