JP2007536454A - 発電用風力タービン - Google Patents

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Abstract

風力タービン(2)が複数枚のS字状ブレード(6)を有し、各ブレード(6)は、水平に延びるシャフト(4)に対して平行な方向に取り付けられた後縁(56)を有している。各ブレード(6)は、シャフト(4)から半径方向外向きに延びている。発電システムが、配列された複数基のタービン(2)により構成されており、それらタービン(2)は、タワー(86)の頭部に配置されたプラットフォーム(84)に取り付けられている。シャフト(4)は発電機(78)に直結してもよい。
【選択図】図1

Description

関連出願の参照
本出願は、2004年5月3日に出願された米国仮出願第60/568,053号の優先権を主張しており、その米国仮出願は、その全体において参照されることにより、あたかも全体的に本明細書に記載されるように引用される。
本発明は、電気エネルギーを発生させるための風力駆動型タービンに関する。
風は、作業を行うための動力源として、何世紀にもわたり利用されてきた。最初のウインドミル(風車)は、製粉および揚水作業を自動化するために開発された。風力タービン(風車)について知られている最初の設計は、西暦約500ないし900年にペルシャで開発された垂直軸風車である。ペルシャ風車は、葦を束ねたものまたは木材で製作された、垂直に延びる複数の帆を有するように設計されており、それら帆は、水平な複数のストラットにより、中央に位置する垂直シャフトに取り付けられていた。製粉のために石臼が垂直シャフトに取り付けられていた。製粉機類は、通常、建物内に包囲されており、その建物は、さらに、壁すなわちシールドを有することを特徴としており、それにより、進入する風により、抗力型ロータのうち風に向かって進行する部分が減速しないようになっていた。
一般に、オランダ人は、風力タービンの設計を著しく進歩させた主要な開発者たちであると考えられている。オランダ人は、標準的な水平軸ポストミルを多層タワーの頭部に取り付け、その多層タワーは、互いに独立した複数のフロアとして、製粉のためのフロア、脱穀のためのフロア、穀物を貯蔵するためのフロア、ならびに風車守およびその家族が居住するためのフロア(最下階)を有している。ポストミルおよびその後に誕生したタワーミルの設計では、いずれも、風車の背後にある大きなレバーを押すことにより、手動で風車を風に向かわせることが必要であった。風車守の主要な仕事には、風車エネルギーおよび発電量を最適化するという仕事と、暴風雨の間、ロータの複数の帆を畳むことによって風車を損傷から保護するという仕事があった。ヨーロッパの風車に対する最初の改良項目は、風車の設計者が、空力学的揚力を発生させる複数の帆を使用したことであった。この特徴により、ロータ速度が上昇し、ペルシャの風車に比べてロータ効率が向上して、優れた製粉および揚水機能が可能になった。
現在商業的に稼動している風力タービンの設計のうち最も一般的な種類は、オランダ人の設計に倣っている。その設計は、3枚ブレード・プロペラ型タービンおよび2枚ブレード・プロペラ型タービンであって、各ブレードの一端が水平シャフトに取り付けられているものである。3枚ブレード型風力タービンは、それの複数のブレードが風上を向いている状態で作動する。それとは対照的に、2枚ブレード型風力タービンは、ダウンウインド方式で作動する。これに対し、現在の垂直軸ロータの設計も遂行された。現在の垂直軸ロータの開発は、早くも1920年代に開始された。それら設計は、一般に、複数枚のブレードであって各々が細長く、湾曲し、しかも、飛行機翼型断面を有するものによって構成されるロータを組み込んでおり、それら複数枚のブレードは、回転する垂直な筒の上部および底部に取り付けられていた。
風力タービンは、ファン(扇風機)とは逆の仕事をする。ファンのように、風を得るために電力を使用する代わりに、風力タービンは、電力を得るために風を使用する。風が複数枚のブレードを回転させ、それにより、発電機に取り付けられた1本のシャフトが回転し、磁界内でのロータ・コイルの回転によって、電流が誘導される。実用的規模のタービンの大きさは、50キロワットの規模から数メガワットの規模の範囲を有する。単基で小型の風車であって、例えば50キロワット以下のものは、例えば、隣家から遠く離れている家庭、遠距離通信用アンテナまたは揚水のために使用される。
現在、実用的規模の風力タービンは、第6等級の風地域(平均風速が、地上10メートルの高さにおいては秒速6.7メートル、地上33フィートの高さにおいては時速16マイルである地域)において、キロワット時(kWh)当たり約4セントで発電することができる。しかしながら、多くの地域が開発されるにつれて、第6等級の風地域のうちアクセスが容易である良好な風地域が消えつつある。さらに、第6等級の風地域の多くは、送電線に容易にアクセスすることができない遠隔地に位置している。
第4等級の風地域(平均風速が、地上10メートルの高さにおいては秒速5.8メートル、地上33フィートの高さにおいては時速13マイルである地域)は、テキサス州の中央部および北部からカナダの国境まで及ぶグレート・プレーンズの広大な地域にわたっている。第4等級の風地域はさらに、多くの海岸線沿いおよび五大湖の砂浜沿いにも見られる。第6等級の風地域は、主な電力負荷中心地からの平均距離が500マイルであるのに対し、第4等級の風地域は、それより顕著に電力負荷中心地に接近しており、電力負荷中心地からの平均距離が100マイルである。このように、第4等級の風地域への実用的なアクセスは、より魅力的であり、かつ、より安価である。さらに、第4等級の風地域は、開発可能な風資源を、第6等級の風地域のほぼ20倍有する。現在、第4等級の風地域の風力エネルギーが、キロワット時当たり5ないし6セントの範囲の価格で市場で取引され得る。National Renewable Energy Laboratory, Developing Low Wind Speed Turbine, http://www.nrel.gov/wind/about lowspeed.html(最後にアクセスしたのは2004年4月14日)
風力タービンのプロペラおよびそのプロペラをロータ・システムに中継させる中継器は、タービンの設計に関して唯一でかつ最も重要な要素であるかもしれない。プロペラの設計により、風から取り出される動力が設定されるとともに、タービンの荷重および動的特性のうち重要な要素が発揮される。よく理解されていることであるが、3枚ブレード・アップウインド方式でかつ剛構造による現在の設計では、将来の機械類に対し、負荷に関する限界を有するかもしれない。これに代わる広範な設計手法であってプロペラ構造のうちの一つまたは多くの要素を変更するものが提案されており、それら要素は、ブレードの数、ダウンウインド方式での運転、ティータリング、フラッピング、フレッキシング、および、システムを制御しフィードバックする多くの手法であって最大荷重および疲労荷重を低減するために設計されたものを含んでいる。しかしながら、今日まで、重要な研究および改良がすべて、プロペラ型タービンの効率向上に向けられてきた。
現在の2枚または3枚ブレード型タービンのほとんどは、発電能力を高めるために大型化されてきた。しかしながら、大型化により、発電効率がそれほど向上することなく、材料費の増加、重量の増加および騒音の増加が招来される。そのようなタービンは、例えば風速10mph以下というように風速が低い状態においては、稼動することができず、また、一旦風速が10mph以上に到達したら、モータが、複数枚のブレードの回転を開始することを要求される。さらに、そのようなタービンは、例えば風速65mph以上というように強風の環境においては、稼動することができない。さらに、そのようなタービンのシャフト回転速度は、30rpmから60rpmである。これに対し、ほとんどの発電機によって要求される回転速度は、1,200rpmから1,500rpmであり、これは、タービンの回転速度の20倍から50倍の大きさである。したがって、タービンのシャフトによって与えられる回転速度を増大させるために、タービンのシャフトと発電機のロータとの間にギアボックスを配置することが必要である。しかしながら、そのギアボックスは、運動エネルギーから電気エネルギーへの変換の効率を著しく低下させる。
本明細書の背景技術の欄に記載された情報は、本明細書において引用された参考文献およびそれについての説明ないしは検討を含んでいるが、この情報は、技術的な参照のみを目的として記載されており、しかも、この情報は、本発明の範囲を画定すべき主題であると考えるべきではない。
本発明は、配列された複数基の新規な風力駆動型タービンによって構成される発電システムに関するものであり、その風力駆動型タービンは、タワーの頭部に配置されたプラットフォームに取り付けられている。各タービンは、複数枚のS字状ブレードを有し、それらブレードは、水平に延びる少なくとも1本のシャフトに対して平行に取り付けられるとともに、そのシャフトから半径方向外向きに延びている。各タービン・シャフトは発電機に直結してもよい。
本発明の他の特徴、詳細、実用性および利点は、後述の、本発明の種々の実施例についてのさらに具体的な文章による記述から明らかであって、さらに、それらは、添付図面において図示されるとともに、添付された特許請求の範囲において規定されている。
本明細書に開示された本発明は、新規な発電用風力駆動型タービン・システムに関する。現在の風力発電業界において支配的であるプロペラ型タービンによる設計とは対照的に、本発明により、タービン構造と発電機との新規な連係系が提供される。各タービンは、複数枚のS字(シグモイド)状ブレードを有し、それらブレードは、水平に延びる1本のシャフトに対して平行に取り付けられるとともに、そのシャフトから半径方向外向きに延びている。各タービン・シャフトは、発電のために、伝達装置を介することなく、発電機のロータに直結してもよい。本発明は、そのような風力駆動型タービンが複数基配列されたものであってタワーの頭部に配置されたプラットフォームに取り付けられるものを含んでもよい。
図1には、本発明の一実施例に従う風力駆動型タービン・システムに使用されるタービン2が示されている。タービン2の主要な部品として、シャフト4と、複数枚のブレード6と、それらブレード6の両端にある一対のリム8と、各リム8内において中心に位置する一対のハブ10と、各リム8内における複数本のスポーク12とがあり、それらスポーク12は、ブレード6の数に対応するとともに、各ハブ10から各リム8へ半径方向に延びている。図示された実施例においては、リム8の直径を約12フィートとしてもよい。リム8は、図6に明瞭に示されているように、2個の半割部すなわち第1リム半割部14および第2リム半割部16が互いに締結されて構成されている。各リム半割部14,16は、円形断面を有する鋼管であって半円弧状に曲げられたものによって構成してもよい。各リム半割部14,16の各端部には、第1リム半割部14を第2リム半割部16と合わせるためのフランジ18が形成されている。第1および第2リム半割部14,16のそれぞれの一端には、リム・プラグ20が取り付けられており、そのリム・プラグ20は、リム半割部14,16を形成する鋼管の内径よりやや小さい外径を有する。各リム・プラグ20は、対向するフランジ18およびリム半割部の内径の内側において着座する。各リム・フランジ18は、4個の穴部22を有し、それら穴部22は、リム半割部14,16を形成する鋼管の円周部において等間隔で配置されている。互いに対向する2個のリム・フランジ18の穴部22同士は、互いに並ぶように配列されるとともに、複数本のリム・フランジ・ボルト24を収容し、それにより、第1および第2リム半割部14,16の対向するフランジ18同士を互いに結合する。
前述のように、ハブ10すなわちハウジングは、各リム8の中央に位置する。ハブ10は、2個の非対称部品すなわち小形ハブ・ハウジング26および大形ハブ・ハウジング28によって構成される。複数本のスポーク12、すなわち、図1および図6に示される実施例においては8本のスポーク12が、ハブ10に取り付けられるとともに、それぞれのスポーク12がハブ10から半径方向外向きに延び、さらに、各スポーク12の反対側の端部が、リム8に取り付けられている。各スポーク12は、正方形断面を有する鋼管の直線部としてもよいが、その他の断面形状を用いてもよい。タービン2は、各リム8についてスポーク12を10本まで有してもよい。各スポーク12は、隣接するスポーク12から等角度間隔で離れている。各スポーク12は、ハブ10の外面に取り付けられるとともに、ハブ10の各端部から等距離離れている。8本のスポーク12のすべてがハブ10に取り付けられる。8本のスポーク12のうちの3本は、例えば溶接部により、小形ハブ・ハウジング26に取り付けられ、また、8本のスポーク12のうちの5本は、例えば溶接部により、大形ハブ・ハウジング28に取り付けられる。大形ハブ・ハウジング28に取り付けられた4本のスポーク12が、例えば溶接部により、それらスポーク12の他端部において、第2リム半割部16に取り付けられる。小形ハブ・ハウジング26に取り付けられた3本のスポーク12も同様に、例えば溶接部により、それらスポーク12の他端部において、第1リム半割部14に取り付けられる。
8番目のスポーク12は、着脱可能スポーク12’である。その着脱可能スポーク12’は、大形ハブ・ハウジング28には溶接されているが、第1リム半割部14には着脱可能に取り付けられる。第1リム半割部14は、第1リム半割部14上のある位置において半径方向内向きに延びるスポーク・プラグ30であって着脱可能スポーク12’のうち半径方向に延びる端部に並ぶものを有してもよい。スポーク・プラグ30の側壁寸法を、着脱可能スポーク12’の側壁寸法よりやや小さい寸法にしてもよく、それにより、着脱可能スポーク12’を、スポーク・プラグ30を包囲するようにはまり合うとともに、スポーク・ボルト32によってスポーク・プラグ30に取り付けられるようにしてもよい。これに代えて、スポーク・プラグ30の側壁寸法と着脱可能スポーク12’の側壁寸法との関係を逆にし、そして、着脱可能スポーク12’が、スポーク・プラグ30の内にはまり入るようにしてもよい。別の実施例においては、着脱可能スポーク12’を、第1リム半割部14に、第1リム半割部14について取り付けられたU字状ブラケット(図示しない)により、そのU字状ブラケットの各脚部が8番目のスポーク12’にボルト止めされた状態で取り付けてもよい。第1リム半割部14上の定位置に維持するため、そのU字状ブラケットは、さらに、第1リム半割部14に溶接するかまたはボルト止めしてもよい。
前述のように、ハブ10は、2個の非対称部品すなわち小形ハブ・ハウジング26および大形ハブ・ハウジング28に、図6および図7に明瞭に示されているように、ハブ10を形成する円筒部を通過して延びるコード(弦)平面に沿って分割されるように設計されている。それら小形ハブ・ハウジング26および大形ハブ・ハウジング28は、4本のハブ・ハウジング・ボルト34によって互いに結合してもよい。ハブ10の部品同士が非対称の構造を有していることから、第1および第2リム半割部14,16のスポーク12が非対称に構成されるとともに、着脱可能スポーク12’を第1リム半割部14に着脱可能に取り付ける設計の理由が明らかになる。特に、小形ハブ・ハウジング26の弧の長さがより短いため、3本のスポーク12しかそこに取り付けることができない。これに対し、大形ハブ・ハウジング28の弧の長さはより長く、残りの5本のスポーク12を収容することができる。しかしながら、第1および第2リム半割部14,16のそれぞれの構造上の強度のためには、それぞれが同数のスポーク12によって支持されることが望ましい。よって、ハブ10とリム8とが分解されると、大形ハブ・ハウジング28は4本のスポークのみによって第2リム半割部16に取り付けられ、また、小形ハブ・ハウジング26は残りの3本のスポーク12によって第1リム半割部14に取り付けられる。最後に残ったスポークすなわち着脱可能スポーク12’は、さらに、大形ハブ・ハウジング28から延びているが、第1または第2リム半割部14,16のいずれかに恒永的に取り付けられるわけではない。このようにして、ハブ10のハウジング部品同士が非対称であるにもかかわらず、第1および第2リム半割部14,16のそれぞれは、同数本のスポーク12によって支持される。
図1に示される実施例においては、シャフト4は、実際には、左側シャフト4aと右側シャフト4bとによって構成され、各シャフト4a,4bは、タービン2の各端部にある別々のハブ10内に位置している。シャフト4が2個の部品に分割され、それにより、このタービン・システムを、例えばメンテナンスの目的で、簡単に分解・組み立てることが容易である。これに代えて、シャフト4を一体構造(図示しない)として、ハブ10およびリム8の各セット間を延びるようにしてもよい。別の実施例(図示しない)においては、左右のシャフトを互いに連結するために、シャフト・スリーブを、それら左右のシャフトのそれぞれの内側端部の間に、かつ、それら内側端部の周囲に挿入して、それら左右のシャフトのそれぞれの内側端部を互いに連結してもよい。左右のシャフト4a,4bはそれぞれ、各ハブ10の中央に位置する軸方向ベアリング穴36を通過して延びている。左右のシャフト4a,4bはそれぞれ、それぞれのハブ10内においてそれと同軸に並んでいる。
図3,図6および図7に示されるように、各ハブ10のベアリング穴36は、第1の直径を有する中央穴として形成され、その中央穴は、ハブ10の各端部においてフレア状を成して、第1の直径より大きい第2の直径を有する円周凹部を形成している。それら円周凹部は、密封型で円形のシャフト・ベアリング40のレースのためのベアリング座38として機能する。中央に位置するベアリング穴36の周面から半径方向に測定すると、各シャフト・ベアリング40の壁の半径方向奥行きは、ベアリング座38の半径方向奥行きより大きい。各シャフト4a,4bの直径は、中央に位置するベアリング穴36の直径より小さいが、シャフト・ベアリング40の内径と等しい。したがって、シャフト4a,4bは、シャフト・ベアリング40によってハブ10内において支持される。しかしながら、シャフト4a,4bは、シャフト・ベアリング40のレースにまさに着座する一方、実際には、ハブ10内において、かつ、ハブ10に対して相対回転しない。シャフト・ベアリング40としての主な目的は、後にさらに説明されるように、ハブ10内のベアリング穴36内へのシャフト4a,4bの挿入およびベアリング穴36からのシャフト4a,4bの取外しを容易にすることにある。
各々、円周方向に延びてドーナツ状を成す一対のシャフト・フランジは、それぞれ内側シャフト・フランジ42および外側シャフト・フランジ44として識別されるが、それら一対のシャフト・フランジは、シャフト4a,4bの各端部に位置する。各シャフト・フランジ42,44は、ハブ10内の各ベアリング座38に並ぶとともに、ハブ10の端面に着座して、各ベアリング座38内の円形のシャフト・ベアリング40のレースを支持する。シャフト・フランジ42,44の外径は、ハブ10内のベアリング座38の凹部によって規定される直径より大きい。各シャフト・フランジ42,44は、ハブ10の各端面に、4本のシャフト・フランジ・ボルト48によって固定される。各シャフト・フランジ42,44は、シャフト4に一体的に形成してもよく、シャフト4に恒永的に取り付けてもよく、シャフト4に着脱可能に取り付けてもよく、または、連結せずに単にシャフト4を包囲してもよい。
図7に示される実施例においては、外側シャフト・フランジ44は、シャフト4に固定されていないのに対して、内側シャフト・フランジ42は、例えば、ウェルド・シーム(溶接継ぎ目)50によって示されている溶接部により、恒永的にシャフト4に固定されている。したがって、ブレード6はハブ10に固定され、そのハブ10は内側シャフト・フランジ42に固定され、そして、その内側シャフト・フランジ42はシャフト4に固定される。この一連の連結部を経て、ブレード6の回転運動がシャフト4に伝達される。シャフト4は内側シャフト・フランジ42に恒永的に固定されているにすぎないため、単に、複数本のシャフト・フランジ・ボルト48を内側シャフト・フランジ42から取り外すとともに、シャフト4を、シャフト・ベアリング40上にあるハブ10およびピロー・ブロック52(ハブ10に隣接して、シャフト4を支持するブロック)から軸方向内向きに引き抜くだけで、シャフト4をハブ10およびピロー・ブロック52から取り外すことができる。外側シャフト・フランジ44はシャフト4に固定されていないため、シャフト4はハブ10のみならず外側シャフト・フランジ44からも引き抜くことができる。これにより、このタービン・システムのメンテナンスが容易になる。
本発明の実施例であって図1に示されるものにおいては、タービン2は8枚のブレード6によって構成される。各ブレード6は、寸法および形状において同一である。実験的な実施例においては、各ブレード6は、幅寸法が約6フィート、長さ寸法が約10フィートであるように設計された。ブレード6は、そのブレード6の長さ方向がシャフト4の軸線に平行である状態で、タービン2に取り付けられる。各ブレード6の、長さ方向に延びる両端部の一方がリム8に取り付けられる。この端部は、前縁54とされる。各ブレード6の、長さ方向に延びる反対側の端部が、各ハブ10に取り付けられる。この端部は、ブレード6の後縁56とされる。ブレード6の前縁54は、前縁支持部58に取り付けられる。この前縁支持部58は、正方形断面を有する鋼管の直線部であってブレード6の前縁54に沿って溶接されるものとしてもよい。同様に、ブレード6の後縁56は、後縁支持部60に取り付けられる。この後縁支持部60も、同様に、正方形断面を有する鋼管の直線部であってブレード6の後縁56に沿って溶接されるものとしてもよい。
図2に明瞭に示されているように、複数個のリム・ナット62のそれぞれを、各前縁支持部58において互いに対向する両端部のうち対応する端部に溶接で外付けするか、またはその対応する端部の内部に溶接で設けてもよい。複数個の穴部が、リム8内に、各前縁支持部58上の各リム・ナット62の位置と対応する位置に形成される。対応する複数本のリム・ボルト64が、リム8内の前記複数個の穴部に挿入されて貫通するとともに、各ブレード6の前縁支持部58内の複数個のリム・ナット62のうち対応するものに締結される。図3に明瞭に示されているように、一対の穴部が各後縁支持部60の各横側端部に形成され、それら一対の穴部を経て各後縁支持部60が各ハブ10に取り付けられる。複数本のハブ・ボルト66が、各後縁支持部60内の各対の穴部を貫通して配置されるとともに、ハブ10の外面部内に形成されたねじ穴部に締め付けられ、それにより、後縁支持部60が各ハブ10に固定される。
図1,図4および図5に示されるように、各ブレード6は、飛行機翼形状に形成され、前側曲部68から後側曲部70に移行する。前側曲部68はブレード6の前縁54に隣接する一方、後側曲部70はブレード6の後縁56に隣接する。前側曲部68および後側曲部70は、図5に示されるように、ブレード6の横側端部から見た場合にブレード6がS字形状を示すように、ブレード6の両側部において、そのブレード6内の凹部を形成する。前述のブレード諸寸法に合致するいくつかの実験的な実施例においては、前側曲部68の曲率半径を、約35インチから約50インチまでの範囲内としてもよく、また、後側曲部70の曲率半径を、20インチから30インチまでの範囲内としてもよい。図1,図4および図5に示されているものに概して合致するある実験的な実施例においては、前側曲部68の曲率半径は約42.125インチであり、また、後側曲部70の曲率半径は約25.25インチである。前側曲部68は、ブレード6の前縁54からブレード6の幅の約3分の2の距離離れた位置において、後側曲部70に遷移する。
各スポーク12は、各ブレード6の各後縁支持部60がハブ10に固定される位置にすぐ隣接した位置においてハブ10に溶接される。各ブレード6および各スポーク12は、各ハブ10から半径方向に、概して互いに隣接しつつ、リム8に向かって延びている。前側曲部68および後側曲部70が各ブレード6に形成されるため、各スポーク12がリム8に取り付けられる位置は、各前縁支持部58がリム8にボルト止めされる位置から離れている。前側曲部68の凸部側は、対応するスポーク12の一側部に隣接して位置している。構造による支持能力を各ブレード6に付加するために、スポーク板72が、前側曲部68の凸部側の頂部に溶接され、さらに、隣接するスポーク12のうち対応する側にも溶接される。ハブ10がシャフト4より大径であるため、各ブレード6の後縁56は、タービン2のハブ10間を延びるシャフト4から離れている。
図1に示されるように、各シャフト4は、各ハブ10から横方向外向きに延びるとともに、タービン2を回転可能に支持するピロー・ブロック52を貫通する。各ピロー・ブロック52はシャフト・スタンド74に取り付けられ、そのシャフト・スタンド74は、ピロー・ブロック52を取り付けるための表面を提供し、それにより、タービン2を垂直方向に支持する。本明細書に開示された実施例においては、各シャフト・スタンド74は、鋼製脚部が2本付いたA型フレームを有する支持構造物である。各シャフト・スタンド74の高さ寸法は、タービン2のリム8の半径より長く、それにより、各シャフト・スタンド74が載置されるプラットフォーム表面の上方において、タービン2が支持される。これにより、タービン2のシャフト4がピロー・ブロック52内のリング状ベアリング76内において自由に回転することができる。シャフト4は、さらに横方向に延びており、シャフト4を、発電機78(図8参照)から延びるロータ・シャフト(図示しない)、または、隣接するタービン2(後述する)から延びる別のロータ・シャフト(シャフト4に対向するとともにそのシャフト4に対応するもの)に連結することを可能にするのに十分な長さだけ、各ピロー・ブロック52を超えて延びている。タービン・シャフト4を発電機78のロータに連結することにより、タービン2の運動エネルギーが発電機78によって電気エネルギーに変換される。発電機のロータを無視すると、シャフト4への抵抗は、ピロー・ブロック52内のリング状ベアリング76のみであるから、介在するギア、伝達装置および他の支持構造物の抗力および摩擦なしで、タービン2は回転自在であり、また、風速が非常に低い状態でさえ回転させられる。
本発明の一実施例においては、一例としての発電機78を、3相ステータと永久磁石−ロータ組立体とを備えた可変速発電機としてもよい。発電機78は、さらに、双方向回転用に設計して外部回路によって整流してもよい。空気、水分または他の異物が発電機78に侵入することを防止するために、ステータ、界磁巻線およびコアを密封することが望ましい。そのような一例としての発電機78は、200rpmの回転速度で240kW、100rpmの回転速度で120kW、50rpmの回転速度で60kWである出力定格を有するものとしてもよい。無負荷状態における無拘束速度を、約300rpmとしてもよい。発電機78は、約8,000ft−lbsの定格トルクと、約80ft−lbsのコギング・トルクすなわち起動トルクを有するものとしてもよい。発電機78は、約95%以上の効率を有するものとしてもよい。各発電機78は、この風力駆動型タービン・システムを電力供給網に接続する送電線に電気的に接続される。
発電機78は、図8および図9に示されるように、1個以上の発電機スタンド80に取り付けてもよく、その発電機スタンド80は、構造的に、シャフト・スタンド74と類似するものとしてもよい。例えば、発電機スタンド80は、鋼製のA型フレームを有する支持体であってそれの頂部に発電機78が取り付けられるものとしてもよい。発電機78は、発電機スタンド80に、発電機78から露出するロータ・シャフト(図示しない)がタービン・シャフト12と同軸に配列されるような高さで取り付けられる。発電機78のロータ・シャフトは、ロータ・カップラ(図示しない)を介してタービン・シャフト4に直結してもよい。別の実施例においては、タービン・シャフト4とロータ・シャフトとの間の増速比を実現するために、ギア・ボックス(図示しない)をタービン・シャフト4とロータ・シャフトとの間に介在させてもよい。風速が非常に低い地域においてこのタービン・システムを利用する場合には、そのギア・ボックスは、そのような低い風速での発電を可能にするために、発電機78内のロータ・シャフトの回転数を増加させてもよい。さらに別の実施例においては、タービン2の左右のシャフト4をそれぞれ、別々の発電機78に取り付けてもよい。
いくつかの実施例においては、図8におけるように、前記タービンが、配列された第1タービン2aおよび第2タービン2bの一部である。そのような実施例においては、第2タービン2bが第1タービン2aのすぐ隣りに取り付けられ、しかも、それらタービン2a,2bにおいて隣接シャフト4同士が並ぶように配列されている場合には、タービン2a,2b間において隣接シャフト4同士をシャフト・カプラ82によって互いに連結してもよい。図8に示されるように、右側のタービン2bのうち右側シャフト4bの右側端部は、第1発電機78から延びるロータ・シャフト(図示しない)に連結される。同様に、左側のタービン2aのうち左側シャフト4aの左側端部は、第2発電機78から延びるロータ・シャフト(図示しない)に連結される。シャフト・カプラ82は、隣接するシャフト4同士を同期させ、ひいては、隣接するタービン2同士を同期させ、それにより、シャフト4の外側端部のそれぞれと連結された発電機78のロータ・シャフト同士が同じ速度で回転する。
図9に示されるように、1基以上のタービン2およびそれに取り付けられた発電機78は、タワー86の頭部に配置されたプラットフォーム84に、単基としてであるか、同じタービン2が複数基配列されたものとしてであるかを問わず、二、三百フィート(例えば、200フィート)までの高さで配置してもよい。タワー86は、ラチス構造またはチューブラ構造としてもよい。プラットフォーム84は、タワー86の頭部に動かないように取り付けても、介在するヨー・システム(図示しない)の頭部に、プラットフォーム84がタワー86の頭部を中心にいずれの回転方向にも回転してタービン2が風の方向に向くようにしてもよい。プラットフォーム84には、そのプラットフォーム84にタービン2を設置したりその設置されたタービン2を修理点検する作業者らの安全を提供するために、そのプラットフォーム84の周囲に安全レール柵装置88を設けてもよい。
図9に示されるように、2基の同一なタービン2およびそれらに取り付けられる2個の発電機78は、プラットフォーム84上のシャフト・スタンド74および発電機スタンド80にそれぞれ設置される。一方のタービン2がメンテナンスのために休止させられる場合でも、他方のタービン2が依然として稼動することができるようにするために、タービン2を対にして設置することが望ましい。複数本の支柱90が、プラットフォーム84に取り付けられるとともに、設置されたタービン2より高い位置まで垂直方向に延びている。雨、雪および他の気象条件からタービン2をある程度保護するために、ルーフ92を、一対のタービン2に、それら一対のタービン2より上方の位置に取り付けてもよい。ルーフ92は、図9に示されるように、アーチ状を成しているが、例えば、平屋根、勾配屋根、先のとがった屋根など、ルーフとして望ましい形状であればいかなる形状をとってもよい。ルーフ92のパネルは、さらに、発電機78をも覆う幅まで、横方向に延びるものとしてもよい。これに代えて、各発電機78を、各発電機78に専用のカバーを設けるなど、その他、耐候性を有するように構成してもよい。
所望の発電量を特定の地域から電力供給網に供給するために、複数基のタービン2を支持する複数本のタワー86の列においてそれらタワー86を互いに近接するように配置してもよい。それに加えるかまたはそれに代えて、図10に示されるように、タワー86によって支持されるプラットフォーム84上の複数本の支柱90を、第1対のタービン2の上方に位置する第2プラットフォーム84’を支持し、それにより、第2対のタービン2および発電機78を支持してもよい。この実施例における支柱90は、第2対のタービン2と発電機78の重量を支持するために十分な強度を必要とする。図10における第1対のタービン2および第2対のタービン2の配置構成は、図9に関連して前述した単一の対のタービン2の配置構成と、あらゆる点で同一である。第2プラットフォーム84’上の第2組の支柱90(支持用)は、雨、雪および他の気象条件からタービン2をある程度保護するために、堅固にしてアーチ状を成すルーフ92であって第2対のタービン2の上方に位置するものを支持している。ルーフ92のパネルは、さらに、発電機78をも覆う幅まで、横方向に延びるものとしてもよい。
前側スクリーン(金網)94および後側スクリーン(金網)96(図10参照)が、図9および図10のいずれにおいても、各対のタービン2の前側および後側の双方に位置する複数本の支柱90の間に張られている。図9においては、前側スクリーン94および後側スクリーン96が、プラットフォーム84からルーフ92まで延びるとともに、横方向には、一対のタービン2と同じ幅寸法だけ少なくとも延びている。図10においては、第1の前側および後側スクリーン94,96が、プラットフォーム84から第2プラットフォーム84’の底面まで延びている。第2の前側および後側スクリーン94,96は、第2プラットフォーム84’からルーフ92まで延びている。前側および後側スクリーン94,96は、金網ないしはスチール網のパネルで製作してもよく、また、それら前側および後側スクリーン94,96は、ごみまたは他の異物がタービン2に吹き込むことを防止するとともに、タービン2内に鳥類が飛び込んだり巣作りすることを防止するために設けられる。同様に、複数の横側スクリーン98を、対を成すタービン2の各側において、前側および後側スクリーン94,96の間を延びるように使用してもよい。横側スクリーン98は、メンテナンスのためにタービン2にアクセスすることを可能にするために、ヒンジ付きパネルとしてもよい。発電機78を、横側スクリーン98の内側または外側において、ハウジング内に収容してもよい。
これに代えて、図10において上側の一対のタービン2に関連して示されるように、タービン2の各リム8によって仕切られる領域も、異物がタービン2のブレード6に吹き込むことを防止するために、金網ないしはスチール網で製作されたリム用スクリーン・パネル100で覆ってもよい。それらリム用スクリーン・パネル100は、組立てを容易にするために、複数枚のパイ形(扇形)パネルの集合体とするとともに、図示されるように、タービン・スポーク間に広がるものとしてもよい。リム用スクリーン・パネル100は、ボルト止めによって各スポーク12に取り付けてもよい。リム用スクリーン・パネル100は通気性があるため、一旦空気がタービン2を通過すると、その空気は、その空間に閉じ込められずにその空間から排出され、それにより、タービン2に抗力を与えるデッド・ポケットも渦も発生させない。
前側および後側防風パネル102を、図9に示されているように、プラットフォーム84に追加的に設けてもよい。各防風パネル102は、ルーフ92の下面(または、図10における上側の第2プラットフォーム84’)およびプラットフォーム84,84’にそれぞれ位置する上側および下側スライディング・トラック(スライド式軌道)104の範囲内に取り付けられる。スライド式の各防風パネル102の幅は、タービン2の幅の半分以上としてもよい。タービン・ブレード6に当たる空気の流れの量を減少させるために、それらスライド式の防風パネル102を、スライディング・トラック104の範囲内において、タービン2の前方位置に、流体式駆動または電気機械式駆動によって移動させてもよい。タービン2を覆うための防風パネル102の移動を、風速監視装置から風速が入力されるとコントローラによって行われるものとしてもよい。風速が複数個のしきい値にそれぞれに到達するにつれて段階的に防風パネル102をタービン2の前方位置に移動させてもよい。例えば高風速環境においては、ブレード6に当たる風の量を減少させ、それにより、タービン・シャフト4の変換回転速度を低下させるとともに、機械的な故障または発電機の過負荷を懸念してタービン2を停止させることなくタービン2が運転し続けられるようにするために、空気の量を減少させることが望ましい。タービン・ブレード6に当たる空気の流れのバランスをとって余分な横方向トルクがタービン2の左側または右側シャフト4a,4bの一方に付加される可能性を最小化するために、各防風パネル102を、対応する各タービン2のリム8間において等間隔になるように中央に配置することが望ましい可能性がある。
別の実施例においては、図10において上段の一対のタービン2に関連して示されるように、各タービン2に、一対の防風パネル102であってタービン2の各横側部からタービン2の前方位置に移動させられるものを設けてもよい。そのような一対の防風パネル102がタービン2の前方位置に等間隔で位置させられると、それら一対の防風パネル102により、タービン2に当たる空気の流れが安定的にタービン・ブレード6の中心位置に向かうことが確保され、それにより、余分なトルクが左側または右側シャフト4a,4bのいずれかに付加されることが最小化される。このようにして一対の防風パネル102を各タービン2について利用すると、空気の流れを各タービン・ブレード6の長さに沿って横方向に均等に分散させることが可能になる。さらに別の実施例においては、図10に示されるように、ローリング・シャッタ106を、上側の第2プラットフォーム84’の下方(または、ルーフ92の下方)に取り付けるとともに、タービン2の前方位置に配置してもよい。この実施例においては、左側または右側シャフト4a,4bのいずれかへのアンバランスなトルクを発生させることなく、同様にして空気の流れを制限するために、ローリング・シャッタ106を、タービン2の前方位置において、下向きに開くものとしてもよい。風速が極めて高い環境において、タービンの回転を効果的に抑制するとともに、タービン2またはそれに取り付けられた発電機78の損傷を防止するために、ローリング・シャッタ106を、プラットフォーム84とルーフ92との間を延びるものとすることが望ましい可能性がある。
前述のように、各ブレード6は、飛行機翼型として設計されており、それにより、非常に風速が低い状況であれ、風の迎え角(angle of incidence)がタービン・ブレード6に対してちょうど直角であるわけではない場合であれ、タービン2の回転が誘導される。タービン・ブレード6の正面が風の優勢方向に対して実質的に直角な方向を向くように、タービン2が概して配置される。これによれば、ブレード6の前側曲部68が、風のうち進入する空気の量を集めるバケットして機能する。風圧によってシャフト4のタービン2の回転が開始される。風がタービン2の正面に向かって吹き付ける場合には、ブレード6の前縁54が下向きに押される。図面において右側からタービン2を見ると、タービン2は反時計方向に回転することになる。さらに、ブレード6が飛行機翼型であるため、タービン2の横側端部から進入する風によってもタービン2の回転が開始され、ブレード6は、フライホイールと同様にして、風によって起動される。
風圧がブレード6の前側曲部68を下向きに押すことに加えて、余った圧力により、隣接ブレード6間に形成される空間の各端部から空気が押し出される。タービン2の正面から見ると、タービン・ブレード6の前縁54のうちの上向き曲部(upward curvature)により、下側タービン・ブレードと上側タービン・ブレードとの間に形成されたポケットへの風の進入を防止するために風を遮蔽することが部分的に行われるが、その遮蔽は、下側タービン・ブレードが、その下側タービン・ブレードに風が進入することによってその下側タービン・ブレードが下向きに押される角度に至るまで行われる。したがって、ブレード6の前縁54のうちの上向き曲部により、タービン2が、それの正面から見ると、絶えず、同じ下向きに回転することが保証される。
ブレード6が下向きに回転してそれに引き続いてタービン2の後側に向って回転するにつれて、2枚の隣接ブレード6間に形成されるポケットにおいては、ブレード6の後縁56に向うにつれて高圧になるとともに、ブレード6の前縁54に向うにつれて低圧となる。この圧力差は、タービン2の遠心力が前縁54近傍の空気を上記ポケットから排出することによって引き起こされる。この圧力高低差が原因となり、上記ポケットが圧力平衡状態に到達しようとするにつれて、後縁56から前縁54に向う空気の流れも発生する。タービン2の後側においてブレード6を横切って外向きに向う空気の流れは、前側曲部68を横切る方向においてある程度の空力学的揚力を実現するように作用する。
さらに、各ブレード6の後縁56がシャフト4に取り付けられておらず、しかも、そのシャフト4がハブ10間を全体的に埋めるように延びているわけではないため、ブレード6の各後縁56とシャフト4との間にギャップが存在する。これにより、タービン2の前側に位置する2枚の隣接ブレード6間に形成されるポケットから、ギャップを通過して、タービン2の後側に一時的に位置する2枚の対向隣接ブレード6間に形成されるポケットに向かう空気の流れが生起される。前側に位置するブレードから後側に位置するブレードに向かうこのような空気の流れは、タービン2の後側に位置する後側曲部70の凸部側に影響を及ぼし、よって、タービン2の後側に位置するブレード6を上向きに押すとともに、タービン2が反時計方向に回転することを促進する。さらに、タービン2の軸線からのこの空気の流れは、ブレード6の後縁56における高圧部から前縁54における低圧部に向かう空気の流れに合流する。この追加的な空気の流れにより、前側曲部68の凸部側において空力学的揚力が増加する。タービン2の後側に位置する隣接ブレード6間に形成される排出面積が、シャフト4の近傍に位置する隣接ブレード6間に形成される流入面積より大きいという理由により、空気の流れのよどみもチョーキング(絞り)も防止される。
これも明らかなことであるが、風の優勢方向がタービン2の後側を開始点とする方向に変化しても、同様にして、ブレード6が風を捕捉してタービン2を回転させる。このとき、タービン2は、図面の右端から見ると、依然として反時計方向に回転することになる。しかしながら、この場合には、前側曲部68において風が集められることにより、タービン2の後側に位置する前縁54が上向きに押されることになる。同様に、前述の圧力差および空力学的揚力の影響が現れる位置が、タービン2の前側に位置するブレード6に移動し、それにより、そのブレード6が下向きに押されることになる。
以上、、本発明の種々の実施例を具体的にすなわち少なくとも一つの個別的な実施例を参照して説明したが、当業者であれば、本発明の主旨および範囲を逸脱することなく、開示された実施例に対して多くの変更を施すことが可能である。意図するところは、上記文章による説明に含まれている事項および添付図面に示されている事項のすべては、具体的な実施例についての解説にすぎず、本発明を限定するものではないと解釈すべきであるということである。方向に言及する表現(例えば、「近い」、「遠い」、「上側」、「下側」、「上向き」、「下向き」、「左」、「右」、「横」、「前」、「後」、「頭部」、「底部」、「上方」、「垂直」、「水平」、「時計方向」および「反時計方向」)は、読者が本発明を理解することを助けるために特定を行うことを目的としてのみ使用されており、特に、位置、向きおよび本発明の使用法を限定するものではない。接続態様に言及する表現(例えば、「取り付けられ」、「連結され」、「接続され」および「結合され」)は、広く解釈すべきであり、特に断りがない限り、複数の部材の組合体がそれら部材の間に中間部材を含んでよいし、複数の部材間の相対運動を含んでもよい。意図するところは、上記文章による記述に含まれているかまたは添付図面に示されている事項のすべては、解説にすぎず、本発明を限定するものではないと解釈すべきであるということである。後に続く特許請求の範囲において記載される本発明の基本的な要素から逸脱することなく、細部ないしは構造を変更してもよい。
本発明の一実施例に従う風力駆動型タービンの斜視図である。 図1における風力駆動型タービンのリムにブレードを取り付ける構造を示す分解詳細図である。 図1における風力駆動型タービンのハブに複数枚のブレードを取り付ける構造を、それらブレードのうち1枚が取り外れた状態で、かつ、シャフトが仮想線で示される状態で示す詳細図である。 図1における風力駆動型タービンのブレードの斜視図である。 図4におけるブレードの右側面図である。 図1における風力駆動型タービンのうちハブ、リムおよびスポークの組立体を示す分解斜視図である。 図1における風力駆動型タービンの一部であってシャフトとハブとの間の連結構造を含むものを図1における7−7線で切断した場合の断面図である。 本発明の別の実施例に従う一対の風力駆動型タービンの連結体であって一対の発電機を駆動するものを示す斜視図である。 本発明のさらに別の実施例に従う一対の風力駆動型タービンの連結体であってタワーのプラットフォームに取り付けられるものを示す斜視図である。 本発明のさらに別の実施例に従う複数基の風力駆動型タービンの配列であってタワーのプラットフォームに取り付けられるものを示す斜視図である。

Claims (21)

  1. 風力駆動型タービンであって、
    水平に延びる少なくとも1本のシャフトと、
    複数枚のS字状ブレードであって前記少なくとも1本のシャフトのまわりに取り付けられたものと
    を含み、
    各S字状ブレードは、後縁を有しており、
    各S字状ブレードの前記後縁は、前記少なくとも1本のシャフトの中心軸線に対して平行に延びており、
    各S字状ブレードは、前記少なくとも1本のシャフトから半径方向外向きに延びている風力駆動型タービン。
  2. 請求項1に記載の風力駆動型タービンであって、さらに、
    各S字状ブレードの第1横側端部に取り付けられた第1リム、および各S字状ブレードの第2横側端部に取り付けられた第2リムと、
    各S字状ブレードの前記第1横側端部に取り付けられた第1ハブ、および各S字状ブレードの前記第2横側端部に取り付けられた第2ハブと
    を含み、
    前記第1ハブおよび前記第2ハブのそれぞれは、ベアリング穴を有しており、
    前記第1ハブおよび前記第2ハブはそれぞれ、前記第1リムおよび前記第2リム内に同軸に配置されており、
    当該風力駆動型タービンは、さらに、第1スポーク・セットおよび第2スポーク・セットを含み、
    前記第1スポーク・セットは、前記第1ハブと前記第1リムとの間において延びており、
    前記第2スポーク・セットは、前記第2ハブと前記第2リムとの間において延びており、
    前記少なくとも1本のシャフトは、前記第1ハブおよび前記第2ハブのそれぞれの前記ベアリング穴内に着座している風力駆動型タービン。
  3. 請求項2に記載の風力駆動型タービンであって、前記少なくとも1本のシャフトは、前記第1ハブと前記第2ハブとのうちの少なくとも一方に取り付けられている風力駆動型タービン。
  4. 請求項2に記載の風力駆動型タービンであって、前記少なくとも1本のシャフトは、前記第1ハブと前記第2ハブとのうちの少なくとも一方に着脱可能に取り付けられている風力駆動型タービン。
  5. 請求項2に記載の風力駆動型タービンであって、前記第1ハブおよび前記第2ハブのそれぞれは、小形ハブ・ハウジングと大形ハブ・ハウジングとを有する2分割構造である風力駆動型タービン。
  6. 請求項2に記載の風力駆動型タービンであって、前記第1リムおよび前記第2リムのそれぞれは、第1リム半割部と第2リム半割部とを有する2分割構造である風力駆動型タービン。
  7. 請求項2に記載の風力駆動型タービンであって、
    前記第1ハブおよび前記第2ハブのそれぞれは、小形ハブ・ハウジングと大形ハブ・ハウジングとを有する2分割構造であり、
    前記第1リムおよび前記第2リムのそれぞれは、第1リム半割部と第2リム半割部とを有する2分割構造であり、
    前記第1スポーク・セットのうち半数のスポークは、前記第1リムの前記第1リム半割部に取り付けられており、
    前記第1スポーク・セットのうち半数のスポークは、前記第1ハブの前記第2リム半割部に取り付けられており、
    前記第1スポーク・セットのうち半数より多い数のスポークは、前記第1ハブの前記大形ハブ・ハウジングに取り付けられており、
    前記第1スポーク・セットのうち半数より少ない数のスポークは、前記第1ハブの前記小形ハブ・ハウジングに取り付けられており、
    前記第2スポーク・セットのうち半数のスポークは、前記第2リムの前記第1リム半割部に取り付けられており、
    前記第2スポーク・セットのうち半数のスポークは、前記第2ハブの前記第2リム半割部に取り付けられており、
    前記第2スポーク・セットのうち半数より多い数のスポークは、前記第2ハブの前記大形ハブ・ハウジングに取り付けられており、
    前記第2スポーク・セットのうち半数より少ない数のスポークは、前記第2ハブの前記小形ハブ・ハウジングに取り付けられている風力駆動型タービン。
  8. 請求項2に記載の風力駆動型タービンであって、
    前記少なくとも1本のシャフトは、第1シャフトと第2シャフトとを有しており、
    前記第1シャフトは、前記第1ハブの前記ベアリング穴内に着座しており、
    前記第2シャフトは、前記第2ハブの前記ベアリング穴内に着座している風力駆動型タービン。
  9. 請求項1に記載の風力駆動型タービンであって、
    各S字状ブレードは、さらに、
    前縁と、
    その前縁に隣接した前側曲部と、
    その前側曲部と前記後縁との間に位置させられた後側曲部と
    を含み、
    各S字状ブレードの第1側において、前記前側曲部は凸状を成し、前記後側曲部は凹状を成している風力駆動型タービン。
  10. 風力駆動型タービンであって、
    各々、地面に対して水平に配置された第1シャフトおよび第2シャフトと、
    第1ハブおよび第2ハブと
    を含み、
    前記第1ハブおよび前記第2ハブのそれぞれは、軸方向ベアリング穴を有しており、
    前記第1シャフトは、前記第1ハブの前記軸方向ベアリング穴を通過しており、
    前記第1シャフトは、前記第1ハブに着脱可能に取り付けられており、
    前記第2シャフトは、前記第2ハブの前記軸方向ベアリング穴を通過しており、
    前記第2シャフトは、前記第2ハブに着脱可能に取り付けられており、
    当該風力駆動型タービンは、さらに、
    前記第1ハブおよび前記第2ハブに対してそれぞれ同軸に配置された第1リムおよび第2リムと、
    第1スポーク・セットおよび第2スポーク・セットと
    を含み、
    前記第1スポーク・セットの各スポークは、前記第1ハブおよび前記第1リムと連結されるとともに、それら第1ハブと第1リムとの間において半径方向に延びており、
    前記第1スポーク・セットの各スポークは、前記第1スポーク・セットの、隣接する各スポークから等角度間隔で離れており、
    前記第2スポーク・セットの各スポークは、前記第2ハブおよび前記第2リムと連結されるとともに、それら第2ハブと第2リムとの間において半径方向に延びており、
    前記第2スポーク・セットの各スポークは、前記第2スポーク・セットの、隣接する各スポークから等角度間隔で離れており、
    当該風力駆動型タービンは、さらに、
    複数枚のS字状ブレードを前記第1および第2スポーク・セットの一方と同数含み、
    各ブレードは、
    前縁と、
    その前縁に隣接した前側曲部と、
    後縁と、
    前記前縁と前記後縁との間に配置された後側曲部と
    を有しており、
    各ブレードの前記前縁の各横側端部は、前記第1リムと前記第2リムとにそれぞれ連結されており、
    各ブレードの前記後縁の各横側端部は、前記第1ハブと前記第2ハブとにそれぞれ連結されている風力駆動型タービン。
  11. 請求項10に記載の風力駆動型タービンであって、
    各ブレードの各横側端部は、前記第1スポーク・セットのうち、対応する1本のスポークと、前記第2スポーク・セットのうち、対応する1本のスポークとに対して概して半径方向に並ぶように配置されている風力駆動型タービン。
  12. 請求項11に記載の風力駆動型タービンであって、
    各ブレードの前記前側曲部は、前記第1スポーク・セットのうち、対応する1本のスポークと、前記第2スポーク・セットのうち、対応する1本のスポークとに取り付けられている風力駆動型タービン。
  13. 請求項10に記載の風力駆動型タービンであって、さらに、
    当該風力駆動型タービンを鳥類および風塵から防護するための第1防護スクリーンおよび第2防護スクリーンを含み、
    それら第1防護スクリーンおよび第2防護スクリーンはそれぞれ、前記第1リムおよび前記第2リムのうち対応するものによって画定される領域に、その領域に広がるように取り付けられている風力駆動型タービン。
  14. 風力駆動型発電システムであって、
    配列された複数基の風力駆動型タービンであってタワーの頭部に配置された第1プラットフォームに取り付けられるものを含み、
    各風力駆動型タービンは、
    水平に延びるシャフトと、
    そのシャフトのまわりに取り付けられた複数枚のS字状ブレードと
    を含み、
    各S字状ブレードは、後縁を有しており、
    各S字状ブレードの前記後縁は、前記シャフトの中心軸線に対して平行に延びており、
    各S字状ブレードは、前記シャフトから半径方向外向きに延びており、
    当該発電システムは、さらに、
    各風力駆動型タービンの前記シャフトに連結された少なくとも1台の発電機を含む風力駆動型発電システム。
  15. 請求項14に記載の風力駆動型発電システムであって、前記配列された複数基の風力駆動型タービンにおける2基のタービンは、互いに隣接するように取り付けられており、
    それら2基のタービンのそれぞれのシャフトは、互いに連結されている風力駆動型発電システム。
  16. 請求項14に記載の風力駆動型発電システムであって、前記配列された複数基の風力駆動型タービンのうちの一部は、第2プラットフォームに取り付けられ、その第2プラットフォームは、前記第1プラットフォームの上方に取り付けられる風力駆動型発電システム。
  17. 請求項14に記載の風力駆動型発電システムであって、さらに、
    各タービンの前記複数枚のS字状ブレードのうちの少なくとも一部を、進入する風から遮蔽し、それにより、前記複数枚のS字状ブレードに影響を及ぼす風量を減少させる遮蔽手段を含む風力駆動型発電システム。
  18. 請求項17に記載の風力駆動型発電システムであって、さらに、
    風速モニタと、
    その風速モニタに接続されるとともに、その風速モニタから出力される測定値によって作動させられる制御装置と
    を含み、
    その制御装置は、風速に応じて、前記複数枚のS字状ブレードに影響を及ぼす風量を増加・減少させるために、前記遮蔽手段を作動させる風力駆動型発電システム。
  19. 請求項14に記載の風力駆動型発電システムであって、さらに、
    前記風力駆動型タービンを鳥類および風塵から防護するために前記風力駆動型タービンのまわりにおいて前記第1プラットフォームに取り付けられる防護スクリーンを含む風力駆動型発電システム。
  20. 請求項16に記載の風力駆動型発電システムであって、さらに、
    前記風力駆動型タービンを鳥類および風塵から防護するために前記風力駆動型タービンのまわりにおいて前記第2プラットフォームに取り付けられる防護スクリーンを含む風力駆動型発電システム。
  21. 請求項14に記載の風力駆動型発電システムであって、さらに、
    前記配列された複数基の風力駆動型タービンの上方において前記第1プラットフォームに取り付けられるルーフを含む風力駆動型発電システム。
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