JP2007535256A - プロトコルパラメータ・ネゴシエーション - Google Patents
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Abstract
本発明は、第1のプロトコルエンティティ(1)と第2のプロトコルエンティティ(2)との間で動作するプロトコルの少なくとも1つのパラメータのネゴシエーションを行う方法であって、前記少なくとも1つのパラメータの第1の値を搬送する第1のネゴシエーションメッセージ(3)を受信するステップ(301)であって、前記第1の値が前記少なくとも1つのパラメータの無効値であるステップと、前記第1のネゴシエーションメッセージ(3)に応答して前記少なくとも1つのパラメータの第2の値を搬送する第2のネゴシエーションメッセージを送信するステップ(309)とを含む方法に関する。本発明は更に、コンピュータプログラム、コンピュータプログラム製品、システム(30)、端末装置(10)、及びネットワークエレメント(20)に関する。前記プロトコルは、例えば無線リンクプロトコルであってもよい。更に前記第1のネゴシエーションメッセージ(3)及び第2のネゴシエーションメッセージ(4)はそれぞれ、例えば交換識別情報(XID)コマンド及び応答であってもよい。
Description
本発明は、第1のプロトコルエンティティと第2のプロトコルエンティティとの間で動作するプロトコルの少なくとも1つのパラメータのネゴシエーションを行う方法に関する。
例えば、移動体通信用広域システム(GSM)及び一般移動体通信システム(UMTS)のような第2世代及び第3世代の移動体無線システムでは、ユーザへのエラーのないデータ転送サービスが行われる非透過型(NT)データベアラが提供される。このデータ転送サービスは、無線リンクプロトコル(RLP)とコネクション型レイヤ2中継(L2R)プロトコル(COP)とに基づいて行われる。RLP機能は、順方向エラー訂正(FEC)と、個々の送信RLPフレーム(RLPフレームとはRLPプロトコルデータユニット(PDU)を表す)用のRLPのフレーム誤り検出(FCS)とによってエラーの検出を行って、伝送媒体の時間変動を利用するフレーム送信の反復によりエラーを除去するために、移動機(MS)から移動体サービス交換センタ(MSC)内のネットワークインタワーキング機能(IWF)へ延在する自動再送要求(ARQ)プロトコルを提供する。L2R機能は、MSのレイヤ2プロトコルを、RLPにより保護される伝送を利用するCOPに変換される。
確認応答、応答及び再シーケンシングタイマ、若しくは、再送試行回数又は必要なウィンドウサイズのようないくつかのパラメータによって、RLPは制御される。これらのパラメータは、割り当てられたデフォルト値か、ユーザ又はネットワークによる(ATコマンドなどによる)変更値かのいずれかであってもよい。これらのパラメータは、例えば第3世代パートナプロジェクト(3GPP)の技術文献TS24.022の表2に定義されている。パラメータの変更がMS RLPエンティティ又はMSC RLPエンティティのいずれかにおいて開始される場合、所望のパラメータは、RLPフレーム(PDU)である交換識別情報(XID)フレームを介して、対応するピアRLPエンティティへ通知される。情報フィールドはこのフレームではデータではなく交換識別情報として解釈される。ネゴシエーションを開始するために、XIDコマンドフレームが通知される。ピアエンティティは、XID応答内で値を返送することによって、又は、パラメータのネゴシエーションの意図に対応して、パラメータの場所におけるそれらパラメータのより低い値又はより高い値を提供することによってパラメータ値の確認を行う。
上記ネゴシエーション手順が図1aのシグナリングチャートに例示的に描かれている。図1aでは、データ転送を確立するために、MS内のRLPエンティティ1が、パラメータの提案値(本例では、再シーケンシングタイマT4の提案値)を含むXIDコマンドフレーム3を、MSC内のMSのピアRLPエンティティ2へ送信する。いくつかのパラメータのネゴシエーションを行うためにXIDコマンド/応答フレームを同時に利用してもよいことに留意されたい。しかし、図1aでは、表現を単純にするために、ネゴシエーションの対象として単一のパラメータ(タイマT4)のみを描いている。XIDコマンド/応答フレームは、例えば、RLPバージョン番号を更に含むものであってもよいし、及び/又は、少なくとも部分的に互いに依存しあう複数のパラメータを含むものであってもよい。図1aの例へ戻ると、タイマT4の値は、例えば、MSのユーザがATコマンドを介して決定してもよく、更に、T4=60msとしてタイマT4の値を選択してもよい。MSC内のRLPエンティティ2は、XIDコマンドフレーム3を受信し、提案されたT4の値を抽出し、この値が受け入れ可能な値であるか、又は、パラメータに対して規定されているネゴシエーションの意図に対応して該値の増減を行う必要があるかどうかの判定を行う。タイマT4に対する、受け入れ値(T4=60ms)又は変更値(T4パラメータのネゴシエーションの意図によって上方のみへパラメータのネゴシエーションが許されるようなT4=80msなど)は、次いで、前記受け入れ値/変更値を含むXID応答フレーム4をMS RLPエンティティ1へ送信することによって、MSCエンティティ2からMS RLPエンティティ1へ返信される。最終的に、RLPに基づいてMSとMSCとの間でデータ転送5が確立できるまで、パラメータT4又は別のRLPパラメータのためにさらなるネゴシエーションステップが行われる可能性もある。データ転送5を開始する前に、非同期平衡モード(SABM)及び非番号制確認応答(UA)フレームの交換をピアエンティティ1と2の間で行う必要がある場合もあることを理解されたい。図1aでは、この交換はデータ転送の表示5にまとめられているものとする。
図1bに、同様のネゴシエーション手順が描かれている。しかし、図1aの処理手順とは対照的に、(再シーケンシングタイマT4などの)少なくとも1つのパラメータの提案値を含む第1のXIDコマンドフレーム3が、MS内のRLPエンティティ1からMSC内のRLPエンティティ2へ送信されるとき、データ転送5はすでに行われつつある。すなわちデータ転送5の最中にパラメータの再ネゴシエーションが行われる。次いで、MSC内のRLPエンティティ2は、パラメータの提案値を受け入れるか、変更するかのいずれかを行い、MSのRLPエンティティ1へ返送されるXID応答フレーム4の中で受け入れ値/変更値を返送する。このパラメータの再ネゴシエーション後、RLPと、その再ネゴシエーションが行われたRLPパラメータとに基づいてデータ転送5の継続が可能となる。パラメータの再ネゴシエーションのために必ずしもデータ転送5を中断する必要はなく、再ネゴシエーションはデータ転送5と並行して行うようにすることも可能であることに留意されたい。
一般に、RLPパラメータ値は、RLPによって規定されるそれぞれの範囲又はアルファベットに限定される。例えば、TS24.022の表2の第2列には複数のRLPパラメータに対する有効範囲が定義されている。ネゴシエーション中は、XIDコマンドフレーム内で提案されたパラメータ値と、XID応答フレーム内の受け入れ値/変更値との双方の値は前記それぞれのパラメータに対する有効値でなければならない。すなわち、これら双方の値は、個々のパラメータに前記RLPによって定義されている有効範囲内の値でなければならない。例えば、RLPパラメータP1(辞書サイズ)の有効範囲は512〜65535であり、その結果、500というP1の提案値は無効値となる。
しかし、MS及び/又はMSCのメーカーによるRLP仕様の異なる解釈に起因して、又は実装エラーに起因して、XIDコマンドフレーム内のRLPパラメータ値が無効になる場合がある。すなわちRLP仕様によって定められている有効範囲外にRLPパラメータ値がある場合がある。RLPパラメータに無効値を用いると、RLPパラメータのネゴシエーション中に無効値を含むXIDフレームを受信したエンティティは通常、受信されたXIDコマンドフレームを破棄し、その場合(おそらく複数のRLPパラメータ値を含む)XIDフレーム全体か、無効値自体のみかのいずれかが破棄されることになる。次いで、無効値を含むXIDコマンドフレームを送信したRLPエンティティは、同じXIDコマンドフレームを数回送信(再送)しようとすることが最も予想される。というのは、RLPエンティティは対応するXID応答フレームを確認応答として受信しないからである。XIDコマンドフレームに対する“最大再送”回数を上回ったとき、RLPパラメータ値を含むXIDコマンドフレームの送信を試みるRLPエンティティは、(その実施構成次第では)接続を終了させることさえ可能である。
上記シナリオが図2に描かれている。MS内のRLPエンティティ1は、(再シーケンシングタイマT4などの)パラメータの無効値を含むXIDコマンドフレーム3をRLPエンティティ1のMSC内のRLPピアエンティティ2へ送信する。MSC内のRLPエンティティ2は、今度はXIDコマンドフレーム3内の上記無効値を検出し、XIDコマンドフレーム3全体を破棄する。XIDコマンドフレーム3に対する応答を受信しなければならない時間ウィンドウを制御するタイマの期限切れが生じた後、MS内のRLPエンティティ1は、XID応答フレーム4がMSC内のRLPエンティティ2から受信されなかったことに気がつき、そのため、無効値を含むXIDコマンドフレーム3を再び再送し、それによって、MSC内のRLPエンティティ2側で該XIDコマンドフレーム3の中に含まれる値の無効性に起因して、XIDコマンドフレーム3の破棄へと再び導かれることになる。上記処理手順はMS内のRLPエンティティの最大再送回数を上回るまで継続する。XIDコマンドのいずれも応答されず、かつ、XIDコマンドフレームの更なる送信は許可されないので、MS内のRLPエンティティ1はしたがってコネクションの解除を決定してもよい。
無線リンクプロトコルのコンテキストの中で遭遇する上述の問題に鑑み、第1のプロトコルエンティティと第2のプロトコルエンティティとの間で動作するプロトコルの少なくとも1つのパラメータのより耐性のあるネゴシエーションを行うための、方法と、コンピュータプログラムと、コンピュータプログラム製品と、システムと、端末装置と、ネットワークエレメントとを提供することが、特に、本発明の一般的目的である。
第1のプロトコルエンティティと第2のプロトコルエンティティとの間で動作するプロトコルの少なくとも1つのパラメータのネゴシエーションを行う方法であって、前記少なくとも1つのパラメータの第1の値を搬送する第1のネゴシエーションメッセージを受信するステップであって、前記第1の値が前記少なくとも1つのパラメータの無効値であるステップと、前記第1のネゴシエーションメッセージに応答して、前記少なくとも1つのパラメータの第2の値を搬送する第2のネゴシエーションメッセージを送信するステップとを有する方法が提案される。
前記プロトコルは、前記第1及び第2のエンティティがデータの交換を可能にする任意のプロトコルであってもよい。前記交換は前記第1のエンティティと第2のエンティティとの間でのPDUによる送受信によって達成されるものであってもよく、その場合、前記PDUの物理的伝送は基底を成すプロトコルによって行われる。前記プロトコルは、より上位レイヤのプロトコルへサービスを提供するものであってもよい。例えば、前記プロトコルは、移動体通信システムのMSとMSCとの間のコネクションのためのARQサービスを提供するRLPであってもよく、その場合、前記第1及び第2のエンティティはそれぞれ前記MSと前記MSCとに関連づけられるものであってもよい。
前記プロトコルは少なくとも1つのパラメータを有する。前記パラメータは、例えば、前記プロトコルの動作に必要なものであってもよいし、又は、該プロトコルの性能を改善するものであってもよい。前記プロトコルがRLPである場合、前記パラメータは、例えば、再シーケンシングタイマ、最大再送回数、又は、データ圧縮パラメータであってもよい。前記第1及び第2の値は、前記プロトコルの前記少なくとも1つのパラメータへの割当てを目的として意図されたものであり、例えば、前記値は、再シーケンシングタイマ用の“40ms”のような、前記パラメータの数値であってもよい。
前記ネゴシエーションは、パラメータの最初のネゴシエーション又はパラメータの再ネゴシエーションのいずれかであってよい。その場合、前記再ネゴシエーションの前に使用される前記パラメータの初期値は、例えばデフォルト値であってもよい。更に、前記再ネゴシエーションは、例えば外部イベント又はユーザとの対話処理によって起動されるものであってもよい。
前記ネゴシエーションには、前記少なくとも1つのパラメータの第1の値を搬送する第1のネゴシエーションメッセージを受信するステップが含まれる。前記第1のネゴシエーションメッセージは、ネゴシエーションを行うべきいくつかのパラメータのいくつかのそれぞれの値も同様に含むものであってもよい。前記値は、例えば、数字、記号、文字、又は情報を表す別の任意の表現であってもよい。前記第1のネゴシエーションメッセージは、例えば、前記第1のエンティティから前記第2のエンティティへ送信されるものであってもよい。前記第1の値は、例えば、前記少なくとも1つのパラメータ提案値であってもよく、例えば、前記第1の値を提案する前記エンティティによってサポートできるデフォルト値であってもよい。前記第1の値は無効値である。すなわち前記値は前記プロトコルが許容している値ではない。例えば、前記少なくとも1つのパラメータを数字によって表すことができる場合、前記プロトコルは前記少なくとも1つのパラメータ値として使用可能な数値の有効範囲を定めてもよい。代替として、前記少なくとも1つのパラメータを記号によって表すことができる場合、前記プロトコルは、前記少なくとも1つのパラメータ値として使用可能な記号の限られたアルファベットを定めてもよい。
前記第1のネゴシエーションメッセージは、前記少なくとも1つのパラメータの無効値を含むものではあるが、前記第1のネゴシエーションメッセージに応答して、第2のネゴシエーションメッセージが、例えば、前記第2のエンティティから前記第1のエンティティへ送信される。その場合、前記第2のネゴシエーションメッセージには前記少なくとも1つのパラメータの第2の値が含まれる。したがって、前記ネゴシエーションが、前記少なくとも1つのパラメータの前記無効値を含む前記第1のネゴシエーションメッセージの送信によって中断させられたり、終了させられたりすることはない。前記第2の値は、例えば第1の値と同じ値であってもよいし、又は、例えば、前記第1のネゴシエーションメッセージを受信したエンティティによって有効値に変換されたものであってもよい。
したがって、本発明によれば、従来技術とは対照的に少なくとも1つのパラメータのネゴシエーションが、前記少なくとも1つのパラメータの無効値を含むネゴシエーションメッセージの伝送によって中断させられたり、終了させられたりすることはない。代わりに、前記第1のネゴシエーションメッセージは、前記少なくとも1つのパラメータの第2の値を含む第2のネゴシエーションメッセージによって応答されることになる。この第2のネゴシエーションメッセージはネゴシエーション手順を維持し、ネゴシエーションとプロトコルとの双方を更に耐性のあるものにする。特に、耐性の増加は第1の無効値を含む第1のネゴシエーションメッセージを送信した第1のエンティティが応答(第2のネゴシエーションメッセージ)を待っているケースで達成される。該応答は、従来技術では第1の値の無効性に起因して与えられることはない。そのため、第1のエンティティは待ち時間タイマが期限切れになるまで待機する必要があり、そして無効値を再び含む第1のネゴシエーションメッセージを再送する。更に悪いことに、最大再送回数を上回った場合、第1のエンティティはコネクション全体の取り消しを決定する可能性がある。第1のエンティティの上記ブロッキングと、再送毎に同じ無効値が用いられるという事実に起因して生じる無用な頻繁な再送と、コネクション全体の潜在的解除とは本発明によって回避される。更に、本発明の場合、例えば異なるプロトコル規格の解釈又は実装エラーといった第1のネゴシエーションメッセージにおける無効値の提案理由は無関係である。更なる利点として、本発明は実装が容易であり、かつ、既存の実装に対して著しい変更を必要としない。
本発明の好ましい実施形態には、前記少なくとも1つのパラメータのネゴシエーションの意図が、前記の無効な第1の値を有効値にネゴシエーションすることを許すかどうかのチェックを行うステップが更に含まれる。前記第1の値が数値である場合、前記ネゴシエーションの意図によって、例えば、第1のネゴシエーションメッセージの形で値v1が提案されていれば、上方ネゴシエーションの場合、前記第1のネゴシエーションメッセージに応答して送信される第2のネゴシエーションメッセージにおいてはv1以上の値v2のみを使用可能であり、あるいは、下方ネゴシエーションの場合、v1以下の値v2のみを使用可能である旨を規定することが可能である。例えば、有効な記号又は文字を定める有効な記号又はアルファベット文字で表される一連の記号又は文字を参照することによって、記号又は文字である前記少なくとも1つのパラメータ値に対してネゴシエーションの同様の意図を定めるようにすることも可能である。例えば、前記ネゴシエーションの意図を前記プロトコルによって定義するようにしてもよい。前記ネゴシエーションの意図が、前記第1の(無効)値を有効値にネゴシエーションすることを許すものである場合、前記第2の値として前記第2のネゴシエーションメッセージの中に上記値を含め、そして、この値を前記少なくとも1つのパラメータのネゴシエーションの最終結果又は中間結果としてもよい。例えば、前記少なくとも1つのパラメータの第1の(無効)値が前記パラメータの有効範囲の下限値よりも小さな値である場合、かつ、ネゴシエーションの意図が上方である場合、前記第2の値を前記有効範囲の下限値として、前記有効範囲内のデフォルト値又は推奨値として、若しくはユーザ選択値として選択してもよい。
本発明の好ましい実施形態には、前記少なくとも1つのパラメータが前記プロトコルの動作のために前記少なくとも1つのパラメータを必要とするかどうかのチェックを行うステップが更に含まれる。前記プロトコルの動作のために前記少なくとも1つのパラメータを必要としない場合には、例えば、前記第1の(無効)値に等しいものとして前記第2の値を選択するようにしてもよい。というのは、該第2の値はいずれにせよ必要な値ではないからである。しかし、このようにして前記第1の無効値の確認応答を行うことによって、ネゴシエーション手順の中断又は終了が生じることはない。代替として、前記第1のネゴシエーションメッセージに応答する前に前記第2の値を有効値に変えるようにすることも可能である。前記パラメータの適切な選択を行うことなく、少なくとも前記プロトコルの基本的動作が依然可能であれば、パラメータは前記プロトコルにとっては不要なものであると理解すべきである。このような不要パラメータとして、例えば、性能改善パラメータ、オプションパラメータ、又は別のパラメータの現在の選択に依存して冗長なものとなるパラメータ、などを挙げることができる。
本発明の推奨実施形態によれば、前記第2の値は前記少なくとも1つのパラメータの有効値である。この場合、ネゴシエーションは、前記第2の有効値に基づいて首尾よく終了したり、更に継続したりすることが可能となり、前記プロトコルに左右される別のプロトコル及びサービスの性能低下を伴うネゴシエーションの中断又は異常終了が生じることはない。
本発明の推奨実施形態によれば、前記第2の値は前記第1の値に等しい。この場合、該第2の値も同様に無効である。第2の値のこの単純な選択は、第1のネゴシエーションメッセージを受信し、第2のネゴシエーションメッセージを送信するエンティティにおいて巧妙なネゴシエーションの努力を必要としない。しかし、ネゴシエーション手順が中断されることはなく、前記少なくとも1つのパラメータが不要のパラメータであっても、前記プロトコルに左右される別のプロトコル及びサービスの性能低下が前記第1の無効値に起因して生じることはない。
本発明の推奨実施形態によれば、前記プロトコルは、移動機と移動体サービス交換センタとの間のデータ伝送を少なくとも部分的に制御する無線リンクプロトコルである。したがって、前記第1のネゴシエーションメッセージは交換識別情報(XID)コマンドであってもよく、更に、前記第2のネゴシエーションメッセージはXID応答であってもよい。
上述の方法ステップをプロセッサに実行させるようにする動作可能な命令を含むコンピュータプログラムが更に提案される。前記コンピュータプログラムは、例えば、MSやMSCのプロセッサなどのデバイスのプロセッサにおいて実行することも可能である。
上述の方法ステップをプロセッサに実行させるようにする動作可能な命令を含むコンピュータプログラムを備えたコンピュータプログラム製品が更に提案される。前記コンピュータプログラム製品は、例えば、デバイスのキャッシュ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、又はリードオンリメモリ(ROM)などのようなチップメモリに格納されたものであってもよいし、若しくは、例えば、メモリカード、メモリスティック(登録商標)又はディスクのような記憶媒体に格納されたものであってもよい。
第1のプロトコルエンティティと第2のプロトコルエンティティとの間で動作させるプロトコルの少なくとも1つのパラメータのネゴシエーションを行うためのシステムであって、前記少なくとも1つのパラメータの第1の値を搬送する第1のネゴシエーションメッセージを受信するように構成された手段であって、前記第1の値が前記少なくとも1つのパラメータの無効値である手段と、前記第1のネゴシエーションメッセージに応答して、前記少なくとも1つのパラメータの第2の値を搬送する第2のネゴシエーションメッセージを送信するように構成された手段とを具備するシステムが更に提案される。
通信システムの端末装置であって、前記端末装置内のプロトコルエンティティと、ネットワークエレメント内のプロトコルエンティティとの間で動作するプロトコルの少なくとも1つのパラメータのネゴシエーションが行われ、前記少なくとも1つのパラメータの第1の値を搬送する第1のネゴシエーションメッセージを受信するように構成された手段であって、前記第1の値が前記少なくとも1つのパラメータの無効値である手段と、前記第1のネゴシエーションメッセージに応答して、前記少なくとも1つのパラメータの第2の値を搬送する第2のネゴシエーションメッセージを送信するように構成された手段とを具備する端末装置が更に提案される。前記端末装置は、例えば移動体通信システムのMSであってもよい。
通信システムのネットワークエレメントであって、端末装置内のプロトコルエンティティと、前記ネットワークエレメント内のプロトコルエンティティとの間で動作するプロトコルの少なくとも1つのパラメータのネゴシエーションが行われるネットワークエレメントであって、該ネットワークエレメントが、前記少なくとも1つのパラメータの第1の値を搬送する第1のネゴシエーションメッセージを受信するように構成された手段であって、前記第1の値が前記少なくとも1つのパラメータの無効値である手段と、前記第1のネゴシエーションメッセージに応答して、前記少なくとも1つのパラメータの第2の値を搬送する第2のネゴシエーションメッセージを送信するように構成された手段とを具備するネットワークエレメントが更に提案される。前記ネットワークエレメントは、例えば移動体通信システムのMSCに含まれるものであってもよい。
本明細書で後述する実施形態から本発明の上記態様及びにその他の態様を明らかにし、該実施形態を参照しながら該局面を解明する。
以下の本明細書の一部において、無線リンクプロトコル(RLP)というコンテキストで、パラメータネゴシエーションの例示のケースに関連して本発明の実施形態を示すことにする。しかし、本発明は、別のタイプのプロトコルにおいても耐性のあるパラメータネゴシエーションを可能にするものであり、決して、本願で提示した実施形態に本発明を限定することを意図するものではないことに留意されたい。
本発明は、たとえネゴシエーションメッセージがパラメータの無効提案値を含む場合であっても、ネゴシエーションメッセージに対する応答を行うことを提案するものである。
したがって、無効パラメータを含むXIDコマンドフレーム3は、受信RLPエンティティ2によって繰り返し破棄され、更に、前記XIDコマンドフレーム3の繰り返される前記破棄によって、送信RLPエンティティ1が、ピアエンティティ間のRLPコネクションの解除を強制され、RLPプロトコルのコンテキストにおけるパラメータネゴシエーションの例示のケースに関連する図2に例示のシナリオは、それ以上行われないことになる。
代わりに、本発明によるネゴシエーション手順は図1aと図1bに例示のように行われるものであってもよく、その場合、図1aと図1bのXIDコマンドフレーム3の中に含まれる少なくとも1つのパラメータ値が無効値である点が異なる。したがって、図1aと図1bに図示のように、本発明によれば、再シーケンシングタイマT4のような少なくとも1つのパラメータの提案値は無効であるが、XIDコマンドフレーム3はXID応答フレーム4によって応答される。
本発明の推奨実施形態によれば、RLPパラメータの無効値を含むXIDコマンドフレームの受信時に、問題のパラメータのネゴシエーションの意図が有効値に対するネゴシエーションを可能にするかどうかのチェックが行われる。ユーザとの対話処理によりネゴシエーションが起動された場合、すなわち、ユーザが前記パラメータに対する好適な選択を以前に行っている場合、ユーザにより与えられた値がネゴシエーションの目標であり、したがってXID応答フレーム内の前記パラメータ値を選択することになる。
例えば、ユーザが再シーケンシングタイマT4の値をMS側で100msへ変更した場合(TS24.022によれば、T4値の範囲>25ms;ネゴシエーションの意図は上方)、そして、XIDコマンドフレームが、次にMSC内のRLPエンティティから受信され、その場合T4が前記XIDコマンドフレームの中で20ms(不正な値)にセットされていた場合、T4値はMSのRLPエンティティからMSCのRLPエンティティへ返送されるXID応答フレームで100msにセットされる。
代替として、又は、前記推奨実施形態における問題のパラメータのネゴシエーションの意図のチェックに加えて、問題のパラメータがRLPコネクションに必要かどうかのチェックを行うようにしてもよい。それにより、パラメータの無効値がRLPコネクションに必要でなければ、ネゴシエーション中に該無効値を受け入れてもよい。ピアRLPエンティティが、コネクションに不要なパラメータに対して、そのような無効値を提案する場合、ネゴシエーションの意図により可能なとき、合法的値に合わせてこれらの値のネゴシエーションを行うことが可能か、又は代替として、これらの値の有効性に関係なく、該値をそのまま受け入れることが可能である。したがって、後者の場合、ネゴシエーションの意図が障害となることはない。
例えば、ピアRLPは以下の圧縮パラメータを用いてXIDコマンドフレームを送信する。
圧縮:V.42bis
指示:なし
辞書サイズ:0(TS24.022によれば、許容範囲は512〜65535;ネゴシエーションの意図は下方)
最長ストリング長:0(仕様によれば、許容範囲は6〜250;ネゴシエーションの意図は下方)
圧縮:V.42bis
指示:なし
辞書サイズ:0(TS24.022によれば、許容範囲は512〜65535;ネゴシエーションの意図は下方)
最長ストリング長:0(仕様によれば、許容範囲は6〜250;ネゴシエーションの意図は下方)
このケースでは、辞書サイズ及び最長ストリング長を有効値にネゴシエーションすることはできない。というのは、それぞれのネゴシエーションの意図が下方であり、有効値を取得するためには提案値を上げる必要があるからである。しかし、圧縮指示が“なし”にセットされている(すなわち圧縮は利用されない)ため、RLPプロトコルの動作には、辞書サイズ及び最長ストリング長パラメータは不要である。したがって、パラメータをそのまま受け入れることが可能となる。その結果、提案値と同じ値がXID応答フレーム内で返信される。
図3は本発明の推奨実施形態による方法を示す例示フローチャートである。第1のステップ301で、この第1のネゴシエーションメッセージ(例えばRLPプロトコルの場合のXIDコマンドフレーム)が受信され、その場合、前記第1のネゴシエーションメッセージには、プロトコルのパラメータの第1の値が含まれる(例えば、RLPプロトコルの再シーケンシングタイマT4の値など)。次いで、ステップ302で、この第1の値が有効値であるかどうかのチェックが行われる(例えば、RLPプロトコルの場合、TS24.022によってタイマT4の有効範囲をチェックするようにしてもよい。)。第1の値が有効値であることが判明した場合、ステップ303で、従来技術で周知のような標準ネゴシエーション処理に入る。例えば、RLPプロトコルの場合、受け入れ値又は変更値と共にXID応答フレームを送信するようにしてもよい。その場合、前記値の前記受け入れ又は変更はある種のネゴシエーションインスタンスによって決定される。第1の値が無効値であることが判明した場合、該値が参照するパラメータが上記プロトコルにとって必要な値であるかどうかのチェックがステップ304で行われる。第1の値が必要な値でなければ、ステップ305で第2の値が第1の値に等しくセットされ、前記第2の値(第1の値の受け入れを示す)を含む第2のネゴシエーションメッセージが送信される。上記パラメータが必要なものであれば、ステップ306で、前記パラメータのネゴシエーションの所定の意図が、前記第1の無効値のネゴシエーションを行って、第2の有効値に変えることを許すものであるかどうかのチェックが行われる。これが可能でなければ、例えば、エラーハンドラへのエラーメッセージの送信、プロトコルコネクションの解除、又は類似の動作を含むエラー処理手順307に入る。前記第1の値のネゴシエーションを行って、第2の有効値に変えることが可能な場合、これはステップ308で準備され、該第2の値は有効値にセットされ、この値は次にステップ309で第2のネゴシエーションメッセージ内で送信される。図3はまた、第1の値が無効値であるケース(ステップ302)であって、しかし、該第1の値によって参照されるパラメータが、プロトコルにとって必要ではないケース(ステップ304)を表す代替実施例(破線で示される)も示している。第1の値をそのまま受け入れる(ステップ305)代わりに、前記パラメータに対するネゴシエーションの所定の意図が、前記第1の無効値のネゴシエーションを行って、有効な第2の値に変えることを許すものであるかどうかのチェックをステップ310で行うようにしてもよい。これが可能であれば、方法はステップ308に進む。可能でなければ、方法はステップ305に進む。
図4は、本発明に基づくシステム30の論理コンポーネントを概略的に描く図である。システムはMS10とMSC20とから構成され、これらのうち、どちらもRLPレイヤに位置するMS RLPエンティティ1とMSC RLPエンティティ2のみが示されている。RLPレイヤより下にあるプロトコルレイヤは単に簡略に示されている。MS RLPエンティティ1は、ネゴシエーションインスタンス101と、パラメータ情報データベース102と、送受信用インタフェース103とを具備する。
送受信用インタフェース103は、RLPレイヤ内においてXIDフレームの論理的送受信を行うことが可能であり、その場合、これらXIDフレームを実際に物理的に転送するために、XIDフレームをサービスアクセスポイント104を介してフレームトランスポートサービスをRLPレイヤへ提供する下位のプロトコルレイヤへ転送する。
ネゴシエーションインスタンス101は、MSとMSC内のピアRLPエンティティ間でRLPパラメータのネゴシエーションを実行する。例えば、前記MS RLPエンティティ1内の前記ネゴシエーションインスタンス101は、あるパラメータのデフォルト値又は推奨値、若しくは、ユーザ選択値についてパラメータ情報ベース102を参照し、そして、送受信用インタフェース103を介して、XIDコマンドフレームとして上記デフォルト値/推奨値/選択値をそのピアエンティティ2へ送信することによって、パラメータネゴシエーションステップを開始することも可能である。
同様に、送受信用インタフェース103を介してピアRLPエンティティ2からXIDコマンドフレームを受信したとき、前記ネゴシエーションインスタンス101は、パラメータ情報データベース102を参照して、前記XIDコマンドフレーム内の提案値が有効値であるかどうか、この提案値を上方又は下方のネゴシエーションを行うことが可能であるかどうか、及び、このパラメータがRLPプロトコルにとって現在必要であるかどうかを判定することも可能である。
次いで、上記参照の結果に対応して、たとえ受信した前記XIDコマンドフレーム内の前記少なくとも1つのパラメータの提案値が無効であったとしても、ネゴシエーションインスタンス101は、今ネゴシエーションが行われた少なくとも1つのパラメータの適切に選択された値を含むXID応答フレームの送信を起動することが可能である。MSC RLPエンティティ2内の論理コンポーネント201、202、203、204が、MS RLPエンティティ1内の、上記コンポーネントの相手側コンポーネントと全く同じ機能を果たすことは容易に理解される。
以上、推奨実施形態によって本発明を説明した。当業者には自明の代替方法及び変更例が存在すること、及び、本願の請求項の範囲と精神から逸脱することなく、該変更例の実施が可能であることことに留意されたい。特に、本発明は、RLPプロトコルのコンテキストにおける適用例に限定されるものではなく、有線通信システムあるいは無線通信システムのいずれで利用されるかにかかわらず、すべてのタイプのプロトコルにおいて好適に適用されるものである。
Claims (15)
- 第1のプロトコルエンティティ(1)と第2のプロトコルエンティティ(2)との間で動作するプロトコルの少なくとも1つのパラメータのネゴシエーションを行う方法であって、
前記少なくとも1つのパラメータの第1の値を搬送する第1のネゴシエーションメッセージ(3)を受信するステップ(301)であって、前記第1の値が前記少なくとも1つのパラメータの無効値であるステップ(301)と、
前記第1のネゴシエーションメッセージ(3)に応答して、前記少なくとも1つのパラメータの第2の値を搬送する第2のネゴシエーションメッセージ(4)を送信するステップ(309)とを有する方法。 - 前記プロトコルの動作のために前記プロトコルの前記少なくとも1つのパラメータを必要とするか、又は該パラメータが前記プロトコルの性能を改善する請求項1に記載の方法。
- 前記第1及び第2の値が、前記プロトコルの前記少なくとも1つのパラメータに対する割当てを目的とするものである請求項1乃至2のいずれか一項に記載の方法。
- 前記第1の値が、前記少なくとも1つのパラメータのデフォルト値であるか、ユーザ定義値である請求項1乃至3のいずれか一項に記載の方法。
- 前記少なくとも1つのパラメータのネゴシエーションの意図が、前記の無効な第1の値を有効値にネゴシエーションすることを許すかどうかのチェックを行うステップ(306)を更に含む請求項1乃至4のいずれか一項に記載の方法。
- 前記プロトコルの動作のために前記少なくとも1つのパラメータを必要とするかどうかのチェックを行うステップ(304)を更に有する請求項1乃至5のいずれか一項に記載の方法。
- 前記第2の値が前記少なくとも1つのパラメータの有効値である請求項1乃至6のいずれか一項に記載の方法。
- 前記第2の値が前記第1の値に等しい請求項6に記載の方法。
- 前記プロトコルが、移動機(10)と移動体サービス交換センタ(20)との間のデータ伝送を少なくとも部分的に制御する無線リンクプロトコルである請求項1乃至8のいずれか一項に記載の方法。
- 前記第1のネゴシエーションメッセージ(3)が交換識別情報(XID)コマンドであり、前記第2のネゴシエーションメッセージ(4)がXID応答である請求項9に記載の方法。
- 請求項1乃至10の方法ステップをプロセッサに実行させるようにする動作可能な命令を有するコンピュータプログラム。
- 請求項1乃至10の方法ステップをプロセッサに実行させるようにする動作可能な命令を有するコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品。
- 第1のプロトコルエンティティ(1)と第2のプロトコルエンティティ(2)との間で動作させるプロトコルの少なくとも1つのパラメータのネゴシエーションを行うためのシステム(30)であって、
前記少なくとも1つのパラメータの第1の値を搬送する第1のネゴシエーションメッセージ(3)を受信するように構成された手段(101〜103、201〜203)であって、前記第1の値が前記少なくとも1つのパラメータの無効値である手段と、
前記第1のネゴシエーションメッセージ(3)に応答して、前記少なくとも1つのパラメータの第2の値を搬送する第2のネゴシエーションメッセージ(4)を送信するように構成された手段(101〜103、201〜203)とを具備するシステム。 - 通信システム(30)の端末装置(10)であって、前記端末装置(10)内のプロトコルエンティティ(1)と、ネットワークエレメント(20)内のプロトコルエンティティ(2)との間で動作するプロトコルの少なくとも1つのパラメータのネゴシエーションが行われ、
前記少なくとも1つのパラメータの第1の値を搬送する第1のネゴシエーションメッセージ(3)を受信するように構成された手段(101〜103)であって、前記第1の値が前記少なくとも1つのパラメータの無効値である手段と、
前記第1のネゴシエーションメッセージ(3)に応答して、前記少なくとも1つのパラメータの第2の値を搬送する第2のネゴシエーションメッセージ(4)を送信するように構成された手段(101〜103)とを具備する端末装置(10)。 - 通信システム(30)のネットワークエレメント(20)であって、端末装置(10)内のプロトコルエンティティ(1)と、前記ネットワークエレメント(20)内のプロトコルエンティティ(2)との間で動作するプロトコルの少なくとも1つのパラメータのネゴシエーションが行われるネットワークエレメントであって、前記ネットワークエレメント(20)が、
前記少なくとも1つのパラメータの第1の値を搬送する第1のネゴシエーションメッセージ(3)を受信するように構成された手段(201〜203)であって、前記第1の値が前記少なくとも1つのパラメータの無効値である手段と、
前記第1のネゴシエーションメッセージ(3)に応答して、前記少なくとも1つのパラメータの第2の値を搬送する第2のネゴシエーションメッセージ(4)を送信するように構成された手段(201〜203)とを具備するネットワークエレメント。
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