JP2007535089A - 情報担体並びに読み取り及び/又は書き込み装置にそのような情報担体を位置付けるためのシステム - Google Patents

情報担体並びに読み取り及び/又は書き込み装置にそのような情報担体を位置付けるためのシステム Download PDF

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Abstract

本発明は、周期的な光スポット配列により読み取られる及び/又は書き込まれるように意図された情報担体(101)であって、前記情報担体(101)は基本データ領域の集合により規定されたデータ領域(105)と、第1モアレパターンを生成するために前記周期的な光スポット配列と干渉するように意図された第1周期構造(108)と、第2モアレパターンを生成するために前記周期的な光スポット配列と干渉するように意図された第2周期構造(109)と、を有する情報担体(101)であり、前記第2周期構造(109)は前記第1周期構造(108)に対して垂直に配置されている情報担体(101)に関する。本発明はまた、前記情報担体(101)から読み取る及び/又はそれに書き込むための装置に関する。

Description

本発明は、読み取り及び/又は書き込み装置において情報担体を位置付けるためのシステムに関する。
本発明はまた、前記情報担体に関する。
本発明は、光データ記憶装置の分野におけるアプリケーションに関する。
光記憶解決方法を用いることは、今日、例えば、DVD(Digital Versatile Disc)規格に基づく記憶システムにおけるコンテンツ配信のために広く行き渡っている。光記憶は、情報担体を複製するに容易且つ安価である点で、ハードディスク及び固体記憶装置への大きい利点を有する。
しかしながら、ドライブにおける非常に多くの移動要素のために、光記憶解決方法を用いる既知のアプリケーションは、読み取り/書き込み動作を実行し、そのような動作中に前記移動要素の安定性を考慮するときに、衝撃に対してロバストでない。その結果、光記憶解決方法は、例えば、携帯用装置において衝撃を受けるアプリケーションで容易に及び効果的に用いられることができない。
それ故、新しい光記憶解決方法が開発されてきた。それらの解決方法は、安価な且つ取り外し可能な担体が用いられるという点で光記憶の有利点と、情報担体が静的であり、その読み取りは限定された数の移動要素を必要とする点で、固体記憶装置の有利点と結合する。
本発明の目的は、読み取り及び/又は書き込みにおける光スポット配列に対して情報担体を正確に位置決めするためのシステムを提供する。
本発明にしたがったシステムは:
− 情報担体に適用されるように意図されている光スポットの周期的配列を生成する光学要素であって、前記情報担体は、第1モアレパターンを生成するために前記周期的な光スポット配列と干渉するように意図されている第1周期構造と、第2モアレパターンを生成するために前記周期的な光スポット配列と干渉するように意図されている第2周期構造とを有し、前記第2周期構造は前記第1周期構造に対して垂直に位置付けられている、光学要素と、
− 前記周期的な光スポット配列と前記情報担体との間の空間位置を前記第1及び第2モアレパターンから導き出すための第1階席手段と、
− 前記空間位置から導き出された制御信号に基づいて、前記光スポット配列に対して前記情報担体の空間位置を調節するための第1操作手段と、
を有する。
光スポット配列は、データ領域に記憶されているデータを読み取るための情報担体に適用される。情報担体は透明又は非透明基本データ領域のマトリクスに対応し、光スポット配列は規則的であり、周期的グリッドを規定する。基本データ領域の透明状態にしたがって、光スポットは、受信光信号を多値データ(例えば、2値、値等)に変換するように意図されている検出器に伝送される又は伝送されない。
情報担体は、データ領域の2つの側に位置付けられた周期構造を有する。光スポット配列がそれらの周期構造と干渉するとき、モアレパターンが生成され、検出される。モアレパターンの解析においては、光スポット配列と情報担体との間の小さいずれはモアレパターンの大きいずれをもたらすため、光スポット配列の位置に比べて、情報担体の空間位置の正確な測定が可能になる。それ故、空間位置を反映する制御信号はモアレパターンからもたらされ、光スポット配列に対して情報担体の空間位置を調節するように意図されている操作手段のための入力信号として用いられる。それ故、光スポットは、実際には、基本データ領域の前に位置付けられ、低エラーレートで情報担体の読み取りが得られる。
本発明はまた、周期的な光スポット配列により読み取られる及び/又は書き込まれるように意図されている情報担体であって:
− 基本データアレイの集合により規定されるデータ領域と、
− 第1モアレパターンを生成するために前記周期的な光スポット配列と干渉するように意図されている第1周期構造と、
− 第2モアレパターンを生成するために前記周期的な光スポット配列と干渉するように意図されている第2周期構造であって、前記第2周期構造は前記第1周期構造に対して垂直である、第2周期構造と、
を有する情報担体に関する。
それらの周期構造により生成される各々のモアレパターンは、光スポット配列の位置と比較して情報担体の空間位置を導き出すように用いられる。
モアレパターンは、プリンティング、構造物の接着により得られ、そのことはコンテンツ配信について適切であるコストパフォーマンスの高い解決方法に繋がる。
本発明の詳細説明及び他の特徴については、以下に説明する。
本発明の特定の特徴について、以下に、添付図面に関連付けて考察され、詳述する実施形態に関連して説明し、同一の構成部分又は副段階は同じ方式で示されている。
図1は、読み取り装置における情報担体101の空間位置を反映する制御信号の生成すること及び前記制御信号に基づいて前記空間位置を調節することを目的とする本発明にしたがったシステムの三次元ビューを示している。
そのシステムは、情報担体101に適用され且つ情報担体を走査するように意図された周期的な光スポット103配列を生成するための光学要素102を有する。走査は、情報担体に対して光スポット配列を移動して実行される。入力光ビーム104は光学要素102の入力に適用される。入力光ビーム104は、入力レーザビームを広げるための導波路(図示せず)により又はマイクロレーザの二次元アレイにより実現する。
図2に示す第1実施形態にしたがって、光学要素102は、コヒーレント入力光ビーム104が適用される入力にマイクロレーザの二次元配列201に対応する。マイクロレンズの配列は、情報担体101の表面に光スポットをフォーカシングするように、情報担体101から離れて平行に位置付けられている。マイクロレンズの開口率及び品質は光スポットの大きさを決定する。例えば、0.3に等しい開口率を有するマイクロレンズの二次元アレイを用いることが可能である。
図3に示す第2実施形態にしたがって、光学要素102は、コヒーレント入力光ビーム104が適用される入力に開口301の二次元アレイに対応する。それらの開口は、例えば、1μm又はそれより小さい直径を有する円形の孔に相当する。
この第2実施形態においては、光スポット配列103は、次のような役割を果たす回折現象であるタルボ(Tallbot)効果を利用する開口配列により生成される。入射光ビーム104のような同じ波長の複数のコヒーレント光が出射され、それらの開口配列のような周期回折構造を有するオブジェクトに適用されるとき、回折光は、回折構造から所定の距離z0に位置付けられている面において発光体の同一画像に再結合される。情報担体101が位置付けられているこの距離z0はタルボ距離として知られている。タルボ距離z0は、z0=2nd/λにより与えられ、ここで、dは光発光体の周期的間隔であり、λは入力光ビームの波長であり、nは伝搬空間の屈折率である。一般に、再画像化が、発光体から更に距離を置いて離れた他の距離で起こり、そのような他の距離は、z(m)=2nmd/λであるようにタルボ距離の倍数であり、ここで、mは整数である。そのような再画像化はまた、m=1/4+整数及びm=3/4+整数について生じるが、その画像は、光スポットの周期が開口のアレイの周期に関して半分になることを意味する2倍の周波数を有する。
タルボ効果を利用することにより、光学レンズについての必要性を伴うことなく、開口配列(数百μmであって、z(m)で表される)から比較的大きい距離に高品質の光スポット配列を生成することが可能である。このことは、例えば、開口配列及び情報担体との間にカバー層を、後者を汚染(例えば、埃、指紋等)から保護するために挿入することを可能にする。更に、このことは、マイクロレンズ配列の使用に比較して、コストパフォーマンスの高い光スポットの実施を容易にし且つ光スポット密度の増加を可能にする。
図1を再び参照するに、情報担体101は、多値、例えば、2値又は3値で符号化されたデータを記憶するように意図されたデータ領域105を有する。データ領域105は、マトリクスにおけるように組織化された隣接する基本データ領域を有する。基本データ領域は、例えば、隣接する四角形として表される。データ領域105に記憶されている2値データの状態は、例えば、透明又は非透明領域(即ち、光吸収性)により表される。基本データ領域は、ガラス又はプラスチックのような材料上にプリントされる。
光スポットは、情報担体101の基本データ領域に適用される。光スポットが非透明基本データ領域に適用される場合、情報担体を通る出力光ビームはない。それに対して、光スポットが透明な基本データ領域に適用される場合、出力光ビームは情報担体を透過し、その後、情報担体の上に位置している検出器106により検出される。
各々の光スポットは、データ領域105の一部の領域に対して適用され、走査される。情報担体101の走査は、X及びy軸に沿った光スポット103配列を移動させて実行される。
検出器106は、特に、光スポットが適用される基本データ領域の2値を検出するために用いられる。このために、検出器106は、平行平面内に、情報担体のデータ領域105と反対側にデータ検出領域107を有する。検出器106は、例えば、CMOS又はCCD画素のアレイを有する。有利であることに、検出器の一画素は、基本データの集合を検出するように意図されていて、この基本データの集合間の各々のデータは単一光スポットにより成功裏に読み取られる。情報担体101におけるデータを読み取るこのような方法はマイクロセル走査と呼ばれ、それについて下で説明する。
図4は、情報担体101のデータ領域105及び検出器106のデータ検出領域107の断面図及び詳細図である。検出器106は、PX1−PX2−PX3と表される画素を有し、示されている複数の画素は、理解を容易にするために限定されているものである。特に、画素PX1は、情報担体のデータ領域A1に記憶されているデータを検出するように意図され、画素PX2はデータ領域A2に記憶されているデータを検出するように意図され、そして、画素PX3はデータ領域A3に記憶されているデータを検出するように意図されている。各々のデータ領域はまた、マクロセルと呼ばれ、基本データの集合を有する。例えば、データ領域A1は、Ala−Alb−Alc−Aldと表される4つの基本データを有する。
図5は、情報担体101のマクロセル走査により表されている。情報担体に記憶されるデータは黒色領域(即ち、非透明)か又は白色領域(即ち、透明)のどちらかにより表される2つの状態を有する。例えば、黒色領域は“0”バイナリ状態に対応する一方、白色領域は“1”バイナリ状態に対応する。検出器の画素が情報担体101により生成された出力光ビームにより照射されるとき、画素は白色領域で表される。その場合、画素は、第1状態を有する電気出力信号(図示せず)を供給する。それに対して、検出領域107が情報担体から何れの出力光ビームを受けないとき、画素は斜線領域で表される。その場合、画素は、第2状態を有する電気出力信号(図示せず)を供給する。
この実施例においては、データの各々の集合は4つの基本データを有し、単一の光スポットはデータの各々の集合に同時に適用される。光スポット103配列により情報担体101を走査することにより、2つの基本データ間の距離Sに等しい横方向増分変位を伴って、例えば、左から右に実行される。
位置Aにおいては、全ての光スポットは、検出器の全ての画素が第2状態にあるように、非透明領域に適用される。
位置Bにおいては、右側への光スポットの変位の後、対応する画素が第1状態にあるように、左側への光スポットの変位が透明領域に適用される一方、検出器の2つの対応する画素が第1状態にあるように、2つの他の光スポットが透明領域に適用される。
位置Cにおいては、右側への光スポットの変位の後、対応する画素が第2状態にあるように、左側への光スポットが非透明領域に適用される一方、検出器の2つの対応する画素が第1状態にあるように、2つの他の光スポットが透明領域に適用される。
位置Dにおいては、右側への光スポットの変位の後、対応する画素が第2状態にあるように、中央の光スポットが非透明領域に適用される一方、検出器の2つの対応する画素が第1状態にあるように、2つの他の光スポットが透明領域に適用される。
情報担体101の走査は、光スポットが検出器の画素に対向するデータの集合の全てのデータに適用されたとき、終了する。それは、情報担体の二次元走査を意味する。検出器の画素の反対側のデータの集合を構成する基本データは、単一の光スポットにより成功裏に読み取られる。
光スポット103配列による情報担体の走査は、情報担体101に平行な軸x及びyにより規定される面においてなされる。走査装置は、情報担体の全表面を走査するためにx軸及びy軸の2つの方向への並進移動を与える。
図6に示す第1解決方法にしたがって、走査装置はH字型ブリッジに対応する。光スポット配列(即ち、マイクロレンズ配列又は開口配列)を生成する光学要素102は、x軸に沿って移動可能である第2スレッジ602に比べて、y軸に沿って移動可能である第1スレッジ601で実施される。このために、第1スレッジ601は、ガイド607及び608と接触するジョイント603−604−605−606を有する。第2スレッジは、ガイド609−610と接触するジョイント611−612−613−614によりx軸に沿って移動可能である。スレッジ601及び602は、ジャッキとして機能するステッパモータ、磁気又は圧電アクチュエータ等により並進される。
図7に示す第2解決方法にしたがって、走査装置はフレーム701内に維持される。フレーム701を支持するために用いられる要素について、図8に詳細な3次元図で示されている。それらの要素として:
− 第1リーフスプリング702と、
− 第2リーフスプリング703と、
− x軸に沿って走査装置701を操作する第1圧電要素AC1と、
− y軸に沿って走査装置701を操作する第2圧電要素AC2と、
を有する。
図7に示す第2解決方法は、図6示すHブリッジ解決方法に比べて小さい。フレーム701と接する圧電要素は、電圧変化がx軸及び/又はy軸に沿ったフレーム701の変位に先立って、圧電要素の寸法変化をもたらすように、電気的に制御される(図示せず)。
位置P1は第1位置における走査装置701を示す一方、位置P2はx軸に沿った変位の後の第2位置における走査装置701を示している。この図は、左のスプリング702及び703のフレキシビリティを示している。
類似する構成が4つの圧電要素と共に構成され、2つの他の圧電要素はリーフスプリング702及び703を置き換えることが可能である。その場合、圧電要素の反対側の対は共に、拮抗する筋肉の対と同様の様式で一次元にある。
情報担体101はまた、第1周期構造108及び第2周期構造109を有する。第1及び第2周期構造は、例えば、情報担体にプリントされる又は接着される。周期構造108及び109は透明な及び非透明な平行ストリップを有する。
第1周期構造108は、検出器106の領域110に第1モアレパターンを生成するために周期的な光スポット103配列と干渉するように意図されている。第1モアレパターンは、第1周期構造108の反対側の周期的な光スポット103配列から得られる光スポットの副集合のみによって生成される。第1周期構造108及び領域110は互いに対向している。
第2周期構造109は、検出器106の領域111において第2モアレパターンを生成するために周期的な光スポット103配列と干渉するように意図されている。第2モアレパターンは、第2周期構造109と反対側の周期的な光スポット103配列から得られる光スポットの副集合のみによって生成される。第2周期構造109及び領域111は互いに対向している。
図9は、第1周期構造とその第1周期構造に対して垂直に位置付けられた第2周期構造109とを有する情報担体の平面図である。各々の周期構造は、“s”で表される周期を有する平行ストライプから成る(第1周期構造108の周期と第2周期構造109の周期とはまた、異なることが可能であることに留意する必要がある)。データ領域105は隣接するマクロセル(太い線で示されている四角形)から成り、各々のマクロセルは基本データ領域の集合(16個の基本データ領域が、この実施例においては、示されている)を有する。各々のマクロブロックは1つの光スポットにより走査されるように意図されている。
モアレ効果は、周期sを有する構造(即ち、この場合、周期構造108又は109)を有する入力画像が、入力画像の周期sに近いか又は等しい周期p(即ち、この場合、周期的な光スポット配列)を有する周期的サンプリンググリッドを用いてサンプリングされるときに起こり、その結果、エイリアジングがもたらされる光学的現象である。サンプリング画像(即ち、モアレパターン)は、入力画像と比べて拡大される及び回転される。
モアレパターンの拡大係数μ及びモアレパターンと周期構造との間の角度φは、次式のように表されることが理解でき、
μ=p/√((pcosθ)+(psinθ)) (1)
tanφ=sinθ/(pcosθ−s) (2)
ここで、pは光スポット103配列の周期であり、sは周期構造108又は109の周期である、θは光スポット103配列と周期構造との間の角度である。
光スポット103配列と周期構造108又は109との間の角度ずれを有しない状態(即ち、角度θ=0)については、拡大係数μ0は次式のように表される。
μ0=p/|p−s| (3)
図10及び11はモアレパターンの生成について示している。それらの図は、両方の方向に“p”で表される周期を有する光スポット103配列が提供された情報担体を示している。光スポットは、データ領域105の各々のマクロセルに適用されるばかりでなく、周期構造108及び109にも適用される。周期pはマクロセルの側部に等しい。構造108及び109の周期pと周期sとの間の差のために、第1周期構造108及び第2周期構造109は拡大され、検出領域110及び111それぞれで検出される。この実施例においては、s及びpは、比s/p=11/10であるように選択されていて、そのことは、拡大係数μ0=10に繋がる。
図10は、各々の光スポットが各々のマクロセルの左上の角に位置付けられるように成っている情報担体の走査の最初の位置を示している。第1周期構造108は拡大され、対応する第1モアレパターンは第1光ブロブB1を有する。第1光ブロブB1は、周期構造108の2つの隣接する非透明ストライプ間に位置している透明ストライプの拡大に対応する。第2周期構造109はまた、拡大され、対応する第2モアレパターンは第2光ブロブB2を有する。第2光ブロブB2は、周期構造109の2つの隣接する非透明ストライプ間に位置している透明ストライプの拡大に対応する。
各々のマクロセルの左上の角に各々の光スポットを正確に位置付けるように、光スポット103配列は、第1光ブロブB1が検出領域110の左側部から既知の距離x0のところに位置付けられるまで、及び、第2光ブロブB2が検出領域111の上側部から既知の距離y0のところに位置付けられるまで移動される。距離x0及び距離y0はデザインから理解できる。
光スポット配列が基本データ領域の次の集合を読み取るために水平方向に移動するとき、第1光ブロブB1は水平方向に移動する。光スポット配列が基本データ領域の次の集合を読み取るために鉛直方向に移動するとき、第2光ブロブB2は鉛直方向に移動する。
光スポット103配列が、量kl・Δxだけ右の方に水平方向に移動し、量k2・Δyだけ下方に鉛直方向に移動するように考慮する走査目的であって、このとき、Δxは2つの水平方向の隣接する基本データ領域間の距離に相当し、Δyは2つの鉛直方向の隣接する基本データ領域間の距離に相当し、k1は1≦k1≦k1_max(この実施例においてはK1=1)の範囲内で変化する整数であり、k1_maxはマクロセル(この実施例においてはk1_max=3)を水平方向に走査するために必要な基本水平方向シフトの数に相当し、k2_maxはマクロセル(この実施例においてはk2_max=3)を鉛直方向に走査するために必要な基本鉛直方向シフトの数に相当する、走査目的で、光スポットの目的位置は、次のような条件を満たすときに得られる。
− 第1光ブロブB1の位置は、検出領域110の左側図から距離x1=(x0+μ0・k1・Δxのところで検出される。
− 第2光ブロブB1の位置は、検出領域111の上側図から距離y1=(y0+μ0・k2・Δyのところで検出される。
検出領域における光ブロブの位置決めを容易にするように、所定の検出領域の長さL(L=Lx又はL=Ly)に沿って1つの光ブロブのみを生成することは有利である。1つの光ブロブを有するために、周期s及びpは次式のような関係を有する。
|p−s|=p/L (4)
周期s及びpはまた、距離x1=(x0+μ0・k1_max・Δx)及びy1=(y0+μ0・k2_max・Δy)がLx及びLyそれぞれを上回らないように選択される。
有利であることに、周期構造108及び109の幅は、光スポット配列が情報担体101に亘って走査されるときに、モアレパターンを生成するために周期構造と干渉する光スポットの副集合が常に存在するように、光スポット103配列の周期pと少なくとも同程度である。
有利であることに、図12に示すように、第1及び第2周期構造108及び109は、データ領域105の内側の十字型にしたがって配列され、また、検出領域107の内側の交点にしたがって配列される。
図13は、図9に示している情報担体と同じ特性を有するが、検出器106の検出領域113において第3モアレパターンを生成するために前記周期的な光スポット配列と干渉するように意図された第3周期構造112を付加的に有する情報担体101の平面図を示している。第3周期構造112は、第1周期構造108と同じであり、前記データ領域105の周りに置かれ、そして、前記第1周期構造108に対して平行に配置され且つそれに対向している。
第1モアレパターン及び第3モアレパターンは、周期的な光スポット103配列と情報担体101との間の角度ずれに関する情報を与えるように意図されている。
1つの光スポットが各々のマクロセルの同じ基本データ領域に適用される必要があるため、角度ずれの検出及び補正は、データ領域における読み取り又は書き込み操作を実行する前に処理されるべき重要な課題である。
図14に示すように、光スポット配列と情報担体101との間にずれがないとき、第1モアレパターンは第1光ブロブB1を有し、第3モアレパターンは第3光ブロブB3を有する。光ブロブB1及びB3は鉛直方向にアライメントされている。
図15に示すように、光スポット配列と情報担体101との間のずれ(この実施例においては2°)が生じたとき、第1光ブロブB1は水平方向にシフトされ、第3光ブロブB3はまた、水平方向にシフトされる。回転中心が108と112との間にある(図15に示されている)場合、それらの光ブロブB1及びB3は水平方向の反対方向にシフトされる。それとは対照的に、回転中心が108及び112との間にない場合、それらの光ブロブB1及びB3は、水平方向に同じ方向であるが等しくない量だけシフトされる。
式(2)から、ずれ角度θが小さい(即ち、数度より大きくない)場合、ずれ角度θは次式の関係から導き出されることが分かり、
θ=BB/μ・Ltb (5)
ここで、Ltbは第1周期構造108と第2周期構造109との間の鉛直方向の距離であり、BBは第1光ブロブB1と第2光ブロブB2との間の鉛直方向のシフトであり、μは式(3)で規定される拡大係数である。
角度θの符号は距離(x1−x2)の符号により与えられ、ここで、x1は検出領域110の左側から測定された第1光ブロブB1の位置であり、x2は検出領域112の左側から測定された第3光ブロブB3の位置である。
角度ずれの補正を実行するように、図1のシステムは、前記光スポット103配列に対して前記情報担体101の角度位置を調節するための操作手段AC3−AC4−AC5(例えば、圧電アクチュエータ)を有する。それらの操作手段は前記角度θから導き出される制御信号123により制御される。
図1に示す第1実施形態においては、操作手段AC3−AC4−AC5は、光スポット103配列を生成する光学要素102の周りと接している。この場合、角度ずれがキャンセルされるまで、情報担体101は固定されている一方、光スポット103配列は前記操作手段の制御下で回転することが可能である。
3つの操作手段AC3−AC4−AC5を使用することは、角度ずれθを補正するように、鉛直方向のz軸の周りで情報担体101を回転させるためには十分である。
図16は、図13に示している情報担体と同じ特性を有するが、検出器106の検出領域115において第4モアレパターンを生成するために前記周期的な光スポット配列と干渉するように意図された第4周期構造114を付加的に有する情報担体101の平面図を示している。第2モアレパターンと同様に、第4モアレパターンは第4光ブロブB4(図示せず)を有する。
第4周期構造109は、前記第2周期構造109と同じであり、データ領域105の周りに位置し、そして平行に配置され且つ前記第2周期構造109と対向している。
第4モアレパターンは、角度ずれの測定におけるロバスト性を改善するために用いられることが可能である。実際には、ずれ角度θの第1測定は、上記のような関係式(5)を用いて前記第1及び第3モアレパターンからもたらされることが可能であり、ずれ角度θの第2測定は、前記第2及び第4モアレパターンから導き出されることが可能である。それら2つの中間測定の平均化は、ずれ角度θの測定がもたらされるように実行される。
第1モアレパターンと同様に、第3モアレパターンがまた、光スポット配列と情報担体との間の水平方向のシフトを測定するために用いられることが可能であることに留意する必要がある。
第2モアレパターンと同様に、第4モアレパターンがまた、光スポット配列と情報担体との間の鉛直方向のシフトを測定するために用いられることが可能であることに留意する必要がある。
図17は、周期的な光スポット103配列により読み取られる及び/又は書き込まれるように意図された情報担体101の平面図である。
情報担体101は、基本データ領域の集合により規定され、上記のようなマクロセルに組織化されたたデータ領域105を有する。
情報担体101はまた、検出器106の検出領域107において大域的モアレパターンを生成するために周期的な光スポット配列と干渉するように意図された二次元周期構造TDを有する。この二次元周期構造は前記基本データ領域と混ぜられる。それ故、検出領域107において検出されるべき大域的モアレパターンはまた、そのデータと混ぜられる。しかしながら、それらのデータ自体はランダムであるため、周期パターンは、例えば、既知の適合化アルゴリズムを用いて、検出領域107で容易に検出されることが可能である。
図17に示すように、二次元周期構造TDは、鉛直方向及び平行ストライプ(この実施例においては、基本データ領域の大きさより2倍大きい幅を有する)により、及び、水平方向及び平行ストライプ(この実施例においては、基本データ領域の大きさより2倍大きい幅を有する)により構成されるグリッドを規定する。図18に示すように、対応するモアレパターンはまた、拡大されたグリッド(理解を容易にするように破線で示した四角形で表している)である。
上記の光ブロブB1及びB2の追跡と同様に、拡大されたグリッドの水平方向位置は、情報担体と光スポット配列との間の水平方向位置を決定するために用いられることが可能である一方、拡大されたグリッドの水平方向位置は、情報担体と光スポット配列との間の鉛直方向位置を決定するために用いられることが可能である。
情報担体と光スポット配列との間の角度ずれの場合、モアレパターンはまた、式(2)にしたがって回転される。
図19は、5°のずれを有する場合について示している。角度ずれθが次式の関係から導き出されることが式(2)から分かり、
tanθ=psinφ/(pcosφ+T) (6)
ここで、Tは検出領域107において検出される大域的モアレパターンの周期である。
図1を再び参照するに、そのシステムはまた、検出器106により検出され且つ生成され並びにデータバス117を介して信号として搬送される異なるモアレパターンから演算を実行するように意図された処理ユニット116を有する。その処理は、メモリに記憶されているコード命令によりなされ、信号処理器により実行される。特に、処理ユニット113は次のようなものを有する。
− 周期的な光スポット103配列と前記情報担体101との間の空間位置(x,y)を前記第1及び第2モアレパターンから導き出すための第1階席手段118。解析手段118は、検出領域110及び111それぞれに沿って光ブロブB1及びB2の位置の検出を制御する。このために、既知の追跡アルゴリズムを用いることが可能である。
− 周期的な光スポット103配列と前記情報担体101との間の角度値θを前記第1及び第3モアレパターン及び/又は前記第2及び第4モアレパターンから導き出すための第2解析手段。解析手段119は、検出領域110、111、113及び115それぞれ(例えば、既知の追跡アルゴリズムを用いて)の位置の検出並びに関係式(5)から角度値θを導き出すことを制御する。
式(2)により、周期構造108、109、112又は114の周期が次式の関係から導き出される。
s=pcosθ−psinθ/tanφ (7)
ずれ角度θが、例えば、関係式(6)から正確に知られている場合、関係式(7)は、考慮される周期構造の周期の測定を導き出すことが可能である。
それ故、処理ユニット116は、前記第1、第2、第3又は第4周期構造(108、109、112、114)と前記第1、第2、第3又は第4モアレパターンとの間の角度値θ及び測定角度φを、前記第1、第2、第3又は第4周期構造(108、109、112、114)の周期sの測定、前記周期的な光スポット103配列の周期pから導き出すための第3階席手段120を有する。
測定周期sが、例えば、温度変化のために、目的の及び既知の周期s0と異なる場合、シフトが光スポットとマクロセルとの間に存在することが仮定される。それ故、周期sの測定は、情報担体101の大きさを変化させて、光スポットの期間pに対してマクロセルの大きさを制御するために有利に用いられる。
このために、図20に示すように、情報担体101は、上部表面S_up及び下部表面S_lowを有する高分子フィルムから成る透明層(RF)を有する。高分子フィルムは、それら2つの表面間に電圧差Vを印加されるように意図されている。電圧差Vがそれら2つの表面間に印加されるとき、マックスウェル応力現象が、高分子フィルムが面方向に伸びるようにし、そのことは周期構造の周期を変化させる。
電圧差Vは、ループ制御により生成され、目的の周期s0と測定された周期sとの間の差から導き出された信号である。
したがって、高分子フィルムは、前記期間sの測定から導き出された制御信号に基づいて、前記第1、第2、第3又は第4周期構造108−109−112−114の周期sを調節するための第3操作手段として機能する。
上記のように、光スポット103配列がサンプリング操作と同等であるように、情報担体101に適用される高品質の光スポットが適切にフォーカシングされた(即ち、小さい光スポットは高コントラストを有する)ことが仮定されている。実際には、光スポットは完璧にフォーカシングされず、データ領域105において読み取られるデータに損失がある。それ故、焦点を測定すること及びそれに応じて情報担体101と光スポット103配列を生成する光学要素102との間の距離をz軸に沿って変化させることは重要な課題である。
モアレ拡大は、光スポット自体の配列の拡大と周期構造の拡大の重畳であるとみなされる。したがって、光スポットが適切にフォーカシングされるとき、異なるモアレパターンはぼけた外観を有する。それとは対照的に、光スポットが適切にフォーカシングされるとき、異なるモアレパターンは鮮鋭な外観を有する。
それ故、検出器106において検出されたモアレパターンの鮮鋭性を先ず、解析し、次いで、1つ又は複数のモアレパターンにおける最大コントラストが測定される前に、情報担体101と光学要素102との間の距離をz方向に沿って変化させることにより、光スポットの焦点を制御することが提案された。
モアレパターンのコントラストは、勾配測定に基づくアルゴリズムにより、又は、代替として、ヒストグラムに基づくアルゴリズムにより、確立されることが可能である。このために、処理ユニット116は、少なくとも前記第1、第2、第3又は第4モアレパターンの一のコントラスト値を導き出すために第4階席手段121を有する。
情報担体101と光学要素102との間の距離は第3操作手段AC6(例えば、圧電アクチュエータ)により変えられる。
図21は、図1に示しているシステムを制御するための処理ユニット116により実行されるループ制御の原理を示している。
光スポット103配列に対して情報担体101の空間位置(x,y)を調節するために、その空間位置(x,y)を反映する信号S_xyは、操作手段AC1−AC2にユニット116により生成される制御信号122を生成するように意図された第1ローパスフィルタF1を介して搬送される。それに応じて、操作手段AC1−AC2はそれらの空間位置を収集する。情報担体と光スポット配列との間の最適位置は、測定された空間位置が目的の空間位置に一致するときに得られる。
光スポット103配列に対する情報担体101の角度位置θを調節するために、角度θの値を反映する信号は、操作手段AC1−AC2−AC3に処理ユニット116により生成される制御信号123を生成するように意図された第2ローパスフィルタF2を介して搬送される。それに応じて、操作手段AC1−AC2−AC3はそれらの空間位置を収集し、測定角度θを修正する。情報担体と光スポット配列との間の最適位置は、角度θが0になる傾向になるときに得られる。
情報担体101にプリントされる構造の周期sを調節するために、前記周期の値を反映する信号S_sは、操作手段PFに処理ユニット116により生成される制御信号124を生成するように意図された第3ローパスフィルタF3を介して搬送される。それに応じて、操作手段PFは長くなり、情報担体101の大きさ及び測定される周期sを修正する。情報担体の最適な周期sは、周期が目的の周期s0になる傾向になるときに得られる。
情報担体101に適用される光スポット103配列の焦点を調節するために、焦点の測定を反映する信号S_fは、操作手段AC6に処理ユニット116により生成される制御信号124を生成するように意図された第4ローパスフィルタF3を介して搬送される。それに応じて、操作手段AC6は情報担体101の高さをz軸に沿って移動させる。光スポットの最適な焦点は、前記第1、第2、第3又は第4モアレパターンのコントラストが最大であるときに得られる。
本発明にしたがったシステムは、有利であることに、上記のように情報担体からデータを読み取る及び/又はそれから書き出すための装置において実施されることが可能である。
好適には、本発明がそのような装置において実施される、光スポットの焦点が先ず、測定されて補正され、光スポット配列と情報担体と間のずれ角度が測定されて補正される。それらの2つの段階は、データ領域の読み取り又は書き込み操作に先立って行われることが必要である。次いで、空間位置測定及び調節が、読み取り又は書き込み操作中に実施される。
用語“を有する”及びその派生語は、請求項に記載されている構成要素又は段階以外の構成要素又は段階の存在を排除するものではない。構成要素及び段階の単数表現は、複数のそれらの構成要素及び段階の存在を排除するものではない。
本発明にしたがったシステムを示す図である。 本発明にしたがった第1光学要素を示す図である。 本発明にしたがった第2光学要素を示す図である。 本発明にしたがったシステムの詳細図である。 本発明にしたがったマクロセル走査の原理を示す図である。 本発明にしたがった情報担体の走査を示す図である。 本発明にしたがった情報担体の走査の複数のビューを示す図である。 本発明にしたがった走査の詳細な構成要素を示す図である。 本発明にしたがった第1情報担体を示す図である。 本発明にしたがった前記第1情報担体を第1実施例により示す図である。 本発明にしたがった前記第1情報担体を第2実施例により示す図である。 本発明にしたがった第2情報担体を示す図である。 本発明にしたがった第3情報担体を示す図である。 本発明にしたがった前記第3情報担体を第1実施例により示す図である。 本発明にしたがった前記第3情報担体を第2実施例により示す図である。 本発明にしたがった第4情報担体を示す図である。 本発明にしたがった第5情報担体を示す図である。 本発明にしたがった前記第5情報担体を第1実施例により示す図である。 本発明にしたがった前記第5情報担体を第2実施例により示す図である。 本発明にしたがった第6情報担体を示す図である。 本発明にしたがった制御ループを示す図である。

Claims (13)

  1. システムであって:
    情報担体に適用されるように意図された周期的な光スポット配列を生成するための光学要素であって、前記情報担体は、第1モアレパターンを生成するために前記周期的な光スポット配列と干渉するように意図され、そして第2モアレパターンを生成するために前記周期的な光スポット配列と干渉するように意図されて、前記第2周期構造は前記第1周期構造に対して垂直に位置付けられている、光学要素;
    前記周期的な光スポット配列と前記情報担体との間の空間位置を前記第1及び第2モアレパターンから導き出すための第1解析手段;並びに
    前記空間位置から導き出される制御信号に基づいて、前記光スポット配列に対して前記情報担体の空間位置を調節するための第1操作手段;
    を有するシステム。
  2. 請求項1に記載のシステムであって、前記情報担体はまた、第3モアレパターンを生成するために前記周期的な光スポット配列と干渉するように意図された第3周期構造を有し、前記第3周期構造は前記第1周期構造に対して平行に且つ対向して位置付けられた、システムであり:
    前記周期的な光スポット配列と前記情報担体との間の角度を前記第1及び第3モアレパターンから導き出すための第2解析手段;並びに
    前記角度値から導き出された制御信号に基づいて、前記光スポット配列に対して前記情報担体の前記角度位置を調節するための第2操作手段;
    を有するシステム。
  3. 請求項1に記載のシステムであって、前記情報担体はまた、第3モアレパターンを生成するために前記周期的な光スポット配列と干渉するように意図された第3周期構造を有し、前記第4周期構造は第4モアレパターンを生成するために前記周期的な光スポット配列と干渉するように意図され、前記第3周期構造は前記第1周期構造に対して平行に及び対向して位置付けられ、前記第4周期構造は前記第2周期構造に対して平行に及び対向して位置付けられている、システムであり:
    前記周期的な光スポット配列と前記情報担体との間の前記角度値と、前記第1及び第3モアレパターンから並びに前記第2及び第4モアレパターンから導き出すための第2解析手段;並びに
    前記角度値から導き出された制御信号に基づいて、前記光スポット配列に対して前記情報担体の前記角度位置を調節するための第2操作手段;
    を有するシステム。
  4. 請求項2又は3に記載のシステムであって:
    前記周期的な光スポット配列、前記角度値及び前記第1、第2、第3又は第4周期構造と前記第1、第2、第3又は第4モアレパターンとの間の角度の周期から前記第1、第2、第3又は第4周期構造の周期の測定を導き出すための第3解析手段;並びに
    前記周期の前記測定から導き出された制御信号に基づいて、前記第1、第2、第3又は第4周期構造の前記周期を調節するための第3操作手段;
    を有するシステム。
  5. 請求項1乃至3の何れ一項に記載のシステムであって:
    前記第1、第2、第3又は第4モアレパターンの少なくとも1つのコントラスト値を導き出すための第4解析手段;及び
    前記コントラスト値から導き出された制御信号に基づいて、前記情報担体と前記光スポット配列との間の距離を調節するための第4操作手段;
    を有するシステム。
  6. 周期的な光スポット配列により読み取られる及び/又は書き込まれるように意図された情報担体であって:
    基本データ領域の集合により規定されるデータ領域;
    第1モアレパターンを生成するために前記周期的な光スポット配列と干渉するように意図された第1周期構造;及び
    第2モアレパターンを生成するために前記周期的な光スポット配列と干渉するように意図された第2周期構造であって、該第2周期構造は前記第1周期構造に対して垂直に配置されている、第2周期構造;
    を有する情報担体。
  7. 請求項6に記載の情報担体であって、前記第1及び第2周期構造は、前記データ領域の周囲に位置付けられている、又は、前記データ領域の内側の十字型にしたがって配置されている、情報担体。
  8. 周期的な光スポット配列により読み取られる及び/又は書き込まれるように意図された情報担体であって:
    基本データ領域の集合により規定されるデータ領域;
    第1モアレパターンを生成するために前記周期的な光スポット配列と干渉するように意図された第1周期構造であって、該第1周期構造は前記データ領域の周囲に位置付けられている、第1周期構造;
    第2モアレパターンを生成するために前記周期的な光スポット配列と干渉するように意図された第2周期構造であって、該第2周期構造は前記データ領域の周囲に位置付けられ、前記第1周期構造に対して垂直に配置されている、第2周期構造;
    第3モアレパターンを生成するために前記周期的な光スポット配列と干渉するように意図された第3周期構造であって、該第3周期構造は前記第1周期構造と同一であり、前記データ領域の周囲に位置付けられ、前記第1周期構造に対して平行に且つ対向して配置されている、第3周期構造;
    を有する情報担体。
  9. 請求項8に記載の情報担体であって、第4モアレパターンを生成するために前記周期的な光スポット配列と干渉するように意図された第4周期構造であって、該第4周期構造は前記第2周期構造と同一であり、前記データ領域の前記周囲に位置付けられ、前記第2周期構造に対して平行に且つ対向して配置されている、第4周期構造;
    を有する情報担体。
  10. 周期的な光スポット配列により読み取られる及び/又は書き込まれるように意図された情報担体であって:
    基本データ領域の集合により規定されるデータ領域;及び
    モアレパターンを生成するために前記周期的な光スポット配列と干渉するように意図された二次元周期構造であって、該二次元周期構造は前記基本データ領域と混ぜられる、二次元周期構造;
    を有する情報担体。
  11. 請求項10に記載の情報担体であって、前記二次元周期構造はグリッドを規定する、情報担体。
  12. 請求項6、8又は10の何れ一項に記載の情報担体であって、ポリマーフィルムから成る透明層を更に有し、前記透明層の大きさは電圧により制御可能である、情報担体。
  13. 情報担体のデータを読み取る及び/又は該情報担体にデータを書き込むための装置であって、請求項1乃至5に記載のシステムを有する、装置。
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