JP2007529493A - デスモプレシンを含有する発泡製剤 - Google Patents

デスモプレシンを含有する発泡製剤 Download PDF

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Abstract

デスモプレシンを含有し、好ましくは酸性物質、塩基性物質及び水溶性分離剤を含有する多層発泡ミクロスフィアを含む発泡製剤。デスモプレシンを含有する発泡製剤は、多層発泡ミクロスフィアの水への溶解時に、その殆どが即座に発泡し、その後に、デスモプレシンの溶液又は均質な分散液になる。該製剤は、尿崩症、夜尿、術後の多尿症又は多飲症、多発性硬化症に関連した夜尿症、軽度から中程度の血友病又はフォンウィルブランド病の処置に使用される。

Description

この発明は、デスモプレシン製剤と、その尿崩症、夜尿(夜間のおねしょ)、術後の多尿症又は多飲症、多発性硬化症に関連した夜尿症、軽度から中程度の血友病及びフォンウィルブランド病の治療における使用に関する。本製剤はまた腎機能検査及び線維素溶解性反応の検査に使用することもできる。
デスモプレシンを用いた尿崩症の現在の治療法では、通常、経口付与で100μg用量が3回必要とされ、夜尿(通常子供)の治療では、経口投与で200μg〜400μg、鼻腔投与で20μg〜40μgの用量が必要とされる。
よって、本発明者は、経口的生物学的利用能が改善され、より少量の用量及び/又は少ない回数の投薬での経口投与を可能にし、患者の服薬を助成する新規な製剤を製造することが望ましいと考える。
この明細書における先に公開された文献の列挙及び議論は、必ずしも、該文献が技術水準の一部であるか又は一般常識であることを認めたものとみなされるべきではない。
本発明の第1の側面では、デスモプレシンを含有する発泡製剤が提供される。それは、尿崩症、夜尿、術後の多尿症又は多飲症、多発性硬化症に関連した夜尿症、軽度から中程度の血友病及びフォンウィルブランド病の治療に使用され得る。また、腎機能の検査、及び線維素溶解性反応の検査に使用することもできる。
「発泡製剤」とは、水溶液に配されると製剤が発泡することを意味する。
「デスモプレシン」とは、1-(3-メルカプトプロパン酸)-8-D-アルギニンバソプレッシン(また8-D-アルギニン-1-(3-メルカプトプロパン酸とも呼ばれる)バソプレッシン及び1-デスアミノ-8-d-アルギニンバソプレッシンなる化合物を含む。それは次の構造:
Figure 2007529493
を有する。また、酢酸塩及びクエン酸塩及び他の製薬的に許容可能な塩を含む、その塩も含まれる。
発泡製剤は、高度の患者受諾可能性を有しているため、デスモプレシンの現在の提供形態よりも優れている。また、発泡製剤は、頬側送達よりも、より一貫した薬物動態プロファイルをもたらす。製剤は舌の上に配されると、そこで発泡し、デスモプレシンを放出する。
本発明の好ましい実施態様では、発泡製剤は多層発泡ミクロスフィアを含む。ある適切な発泡ミクロスフィアの製造は、その全体が出典明示によりここに援用される国際公開第98/31342号及び米国特許第6210711B1号に記載されている。
本発明のさらなる実施態様では、多層発泡ミクロスフィアが、酸性物質、塩基性物質及び水溶性分離剤を含む。
「ミクロスフィア」なる用語は、デスモプレシンが分散(例えば、ミクロスフィアの内部又は外部)しているマトリックスからなる担体物質から形成される微粒剤を意味するものである。スフィアに関するヨーロッパ薬局方一般薬基準(モノグラフ)によれば、ミクロスフィアは1.0mm未満で1.0μm以上の平均径を有する。それらは、一般に、経口又は非経口投与のためのものであり、錠剤等の医薬形態の構成物質として、又は他の賦形剤と組合せ等され、サシェ(小袋)、ゲル-カプセル又はパウダーで、注射用に調製されたもののような単位用量で流通等されるその天然形態で使用される。
「水溶性分離剤」は、バインダーとなり、また調製プロセス中ばかりでなく、保存条件に関係なくミクロスフィアの保存中においてもアルカリ性物質と酸性物質との間の発泡反応を避けることを意図した分離障壁となる任意の薬剤でありうる。典型的には、これは、ポリビニルピロリドン、ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、ラクトース及びスクロースから選択される。
「酸性物質」には、有機酸、例えばクエン酸、アスコルビン酸又はアセチルロイシンを含む酸性のパウダーを含む。
「塩基性物質」には、重炭酸ナトリウム、又は発泡形態の調製物に通常使用される任意の他の炭酸塩、例えば炭酸水素リチウム、炭酸一ナトリウム、炭酸グリシンリチウム、炭酸一カリウム、炭酸カルシウム又は炭酸マグネシウムを含むアルカリ性のパウダーを意味する。「塩基性物質」はナトリウム塩、例えば重炭酸ナトリウムであるのが好ましい。
本発明の好ましい実施態様は、水への溶解時に、ほぼ即時発泡し、その後に、デスモプレシンの溶液又は均質な分散液になる、酸性物質、塩基性物質及び水溶性分離剤を含む多層発泡ミクロスフィアに関する。
本発明のこの実施態様の第1変形例では、水溶性分離剤は、各ミクロスフィアのバルク全体に分散しており、該ミクロスフィアは、水溶性分離剤が分散している酸性物質層と、水溶性分離剤が分散しているアルカリ性物質層との2層構造を有している。
本発明のこの実施態様の第2変形例では、水溶性分離剤は、酸性及びアルカリ性物質を分離する薄膜の形態である。この場合、各ミクロスフィアは、アルカリ性物質層と酸性物質層が水溶性分離剤の層により分離される3層構造を有する。
ミクロスフィアが2層構造であろうと3層構造であろうと、水溶性分離剤は2つの目的を果たす;すなわち、それは、バインダーとして、また調製プロセス中ばかりでなく、保存条件に関係なくミクロスフィアの保存中においてもアルカリ性物質と酸性物質との間の発泡反応を避けることを意図した分離障壁として作用する。
本発明の好ましい実施態様では、発泡製剤は、約0.1〜150μg、例えば0.1μg、0.2μg、0.3μg、0.4μg、0.5μg、0.6μg、0.7μg、0.8μg、0.9μg、1μg、1.5μg、2μg、3μg、5μg、7.5μg、10μg、20μg、30μg、40μg、50μg、60μg、70μg、80μg、90μg、100μg、110μg、120μg、130μg、140μg又は150μgの単位用量で存在するデスモプレシンを含む。単位用量(又は日用量)は、発泡製剤が使用される用途、例えば処置される疾患に応じて変わることが理解される。
よって、尿崩症の処置の場合には、患者に、当初、毎日約30μg投与されてよいが、維持量は、毎日約30μg〜60μg、約20〜120μgの範囲であってよい。約30μgの単回用量で使用されることが好ましいが、15μgで2回の間欠用量、又は10μgで3回の間欠用量で使用されてもよい。この用量は、現在の経口処置計画よりも、約10倍も少ない。典型的には、発泡製剤は舌の上に配される。
夜尿(特に尿濃縮能力が正常であるならば)の処置の場合には、夜間での用量は20μgであり、少量で効果的でないならば40μgまで増加させてよい。この用量は現在の経口処置計画よりも、約10倍も少ない。典型的には、発泡製剤は舌の上に配される。
典型的には、発泡製剤を使用して投与される用量は、より良好な患者のコンプライアンスがある点を除き、経鼻用製剤を使用して投与される用量と同様である。
術後の多尿症又は多飲症の処置の場合には、用量は尿浸透圧に調整することができる。
多発性硬化症に関連した夜尿症の処置の場合には、就寝時に、典型的には10μg〜20μg投与される。腎機能検査の場合には、典型的には成人に40μg付与され、1〜15才の子供に20μg付与され、1年未満の幼児に10μg付与される。好ましくは、発泡製剤は舌の上に配される。
さらなる実施態様では、本発明の発泡製剤は錠剤の形態で提供される。このような発泡製剤から本発明に適した錠剤を形成する方法は当業者によく知られている。このような発泡製剤から本発明に適した錠剤を形成する方法は、当業者によく知られている。錠剤は、場合によっては一又は複数の補助成分と共に、圧縮又は成形により製造することができる。圧縮錠剤は、パウダー又は顆粒等の自由流動性形態に活性成分を適切な機械で圧縮することにより調製することができる。成形錠剤は、不活性な液体希釈剤で湿らされたパウダー化化合物の混合物を適切な機械で成形することにより調製することができる。
さらなる実施態様では、本発明の発泡製剤はパウダーの形態で提供される。このような発泡製剤から本発明に適したパウダーを製造する方法は当業者によく知られている。
製剤がミクロスフィアを含む場合、デスモプレシンはミクロスフィアの内部に存在しないことが好ましい。例えば、ミクロスフィアが錠剤化されて錠剤を形成する場合、デスモプレシンは、錠剤においてミクロスフィアの上又はその間に存在していることが好ましい。
しかしながら、いくつかの実施態様では、デスモプレシンはミクロスフィアの内部に存在していてよい。
本発明のさらなる側面は、デスモプレシンを含む発泡製剤を製造する方法である。
本発明の好ましい実施態様は、発泡製剤が、水への溶解時にほぼ即時発泡し、その後に、デスモプレシンの溶液又は均質な分散液になる、酸性物質、塩基性物質、及び水溶性分離剤を含有する多層発泡ミクロスフィアを含む方法である。
本発明の好ましい実施態様では、デスモプレシンはミクロスフィアの内部に存在しない。本発明の方法のさらなる実施態様では、酸性及び/又は塩基性物質はデスモプレシンを含む。
本発明の方法のさらに好ましい実施態様では、本方法は流動空気床でのロータリー式造粒法を使用する。
これらの発泡組成物に利用されるロータリー式造粒法の利点は、一つの同じチャンバー内で操作が連続的にリンクしており、使用される成分と取り入れられるある種の予防策の結果、発泡を誘発しないことである。さらに、このロータリー式造粒技術により、様々な化合物の相対割合、特に酸性及び塩基画分の相対モル割合を変化させることができる。
特に、本発明の方法により、有利には、発泡の質に悪影響を与えることなく、造粒法で製造される発泡錠剤に対して、アルカリ性及び酸性画分の相対割合が従来技術で実施されている化学量論的割合よりも少ない発泡形態を得ることができる。
特に、本発明の方法において実施される塩基性及び酸性物質の相対割合は、0.6未満、中でも0.25未満である。
本発明の方法の全ての工程は、何らの特定の脱水系又は何らの特定の予防措置をすることなく、大気圧下で実施される。
発泡ミクロスフィアの製造方法の実施に使用される装置は、例えばGlatt社で組み立てられ、ロータータンクが設けられた装置である。
このような装置の詳細は、本発明に出典明示により援用する欧州特許第0505319号に記載されている。
また、本発明の主題は、先ず、上述した第1の変形例に係る2層構造を有する発泡ミクロスフィアを製造する方法にある。
前記方法は、パウダーを噴霧するためのシステムと、湿潤液の接線方向噴霧のシステムを組合せた流動空気床におけるロータリー式造粒によって実施される。前記方法は、2つの連続工程を含み、第1工程はパウダーAを使用するミクロスフィアの球形化であり、第2工程は、パウダーAのミクロスフィア上にパウダーBを球形化させるものであり、パウダーA及びBの一方が酸性で、他方がアルカリ性で、それぞれがデスモプレシンを含有するか又はデスモプレシンからなることができる。パウダーA又はBがデスモプレシンを含むが、デスモプレシンからなるものではないのが好ましい。
第1の球形化中、パウダーAを移動式ロータリー造粒タンクに配し、空気床に懸濁させる。パウダーAの成分を5分間互いに混合し、空気流入口温度を温度Tに安定化させる。
このようにして混合されたパウダーAに、水溶性分離剤を含む湿潤液を噴霧する。得られたパウダーAのミクロスフィアを、空気流入口温度をTsにすることにより乾燥させ、ついで、場合によっては1000μmのふるいを使用してスクリーニングする。第2の球形化中、空気流入口温度をTにする。ついで、水溶性分離剤を含む湿潤液とパウダーBを、既に得られた乾燥パウダーAのミクロスフィア上に、同時に噴霧する。Glatt社製の装置に装備されたパウダー噴霧装置により、パウダーBを噴霧する。得られた2層ミクロスフィアを、空気流入口温度をTsにすることにより乾燥させる。乾燥後、ミクロスフィアは素早く包装しなければならないが、水分取り込みが少量であれば、保存に有害ではない。
2つの球形化の間、水溶性分離剤を含む湿潤液は、例えばアルコール又は水性-アルコール混合物に溶解させたポリビニルピロリドン(PVP)、特に60%容量でエタノールに4重量%まで溶解させたPVPである。
本発明の方法で得られた2層ミクロスフィアは、20〜500μmの平均粒径を有する。
また本発明の主題は、上述した第2の変形例の3層構造を有する発泡ミクロスフィアを製造する方法にある。
前記方法は、流動空気床において、湿潤液の接線方向噴霧のための装置と組合せたロータリー式造粒法によって実施される。
前記方法には3つの連続工程が含まれ、第1工程はパウダーAを使用するミクロスフィアの球形化であり、第2工程は、パウダーAのミクロスフィア上に水溶性分離剤を球形化させるものであり、ついで第3工程は、水溶性分離剤の皮膜で保護されたミクロスフィアA上にパウダーBを球形化させるものであり、パウダーA及びBの一方が酸性で、他方がアルカリ性であり、それぞれがデスモプレシンを含有するか又はデスモプレシンからなることができる。好ましくは、パウダーA又はBはデスモプレシンを含むが、デスモプレシンからなるものではない。
第1の球形化中、加えられたバインダー、例えばPVPを含むパウダーAを移動タンクに配し、空気床に懸濁させる。パウダーAの成分を5分間互いに混合し、空気流入口温度を温度Tに安定化させる。このようにして混合されたパウダーAに湿潤液を噴霧する。得られたパウダーAのミクロスフィアを、空気流入口温度をTsにすることにより乾燥させる。第2の球形化中、空気流入口温度をTにする。水溶性分離剤をタンクに直接添加し、水溶性分離剤の皮膜で被覆されたパウダーAのミクロスフィアが得られるまで、湿潤液を噴霧し、空気流入口温度をTsにすることにより乾燥させる。乾燥後、被覆されたミクロスフィアを分級し、ついで空気流入口温度がTで安定化したときに、パウダーBをロータリー造粒タンクに直接添加する。湿潤液を前記ミクロスフィアに噴霧することにより、3層ミクロスフィアが得られる。得られた3層ミクロスフィアを、空気流入口温度をTsにすることにより乾燥させる。乾燥後、ミクロスフィアは素早く包装しなければならないが、水分取り込みが少量であれば、保存に有害ではない。
第1の2工程中、湿潤液は、例えば水性-アルコール溶液、特に60%容量のエタノールである。最終工程中、水溶性分離剤はパウダーBにより導入することができ、その場合、使用される湿潤液は、第1の2工程と同じであり、あるいは別法としては、分離剤は湿潤液により導入され、その湿潤液は、例えば60%容量でエタノールに4重量%まで溶解させたPVP等の、分離剤を含むアルコール又は水性-アルコール性溶液である。
本発明の方法で得られた3層ミクロスフィアは、200〜1000μmの平均粒径を有する。
ミクロスフィアの製造方法によれば、それらが2層ミクロスフィアであろうと3層ミクロスフィアであろうと、アルカリ性のパウダーは、重炭酸ナトリウム又は発泡形態の調製に通常使用される任意の他の炭酸塩、例えば炭酸水素リチウム、炭酸一ナトリウム、炭酸グリシンリチウム、炭酸一カリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、及び場合によってはデスモプレシンを含む一方;酸性のパウダーは、有機酸、例えばクエン酸、アスコルビン酸、アセチルロイシン、及び場合によってはデスモプレシンを含む。好ましくは、デスモプレシンはミクロスフィアの内部には存在せず、むしろ最終調製物(典型的には錠剤)中のミクロスフィアの上又は間に存在している。しかしながら、いくつかの実施態様では、アルカリ性のパウダーと酸性のパウダーはデスモプレシンを含んでいるが、デスモプレシンからなるものではない。
本発明の方法のさらなる実施態様では、酸性及びアルカリ性のパウダーは、希釈剤、例えばラクトース又はGlucidex;香味料及び甘味料、例えばオレンジ香味料、クエン酸、サッカリン酸ナトリウム;様々な賦形剤をさらに含むことができる。
本発明の方法の好ましい実施態様では、デスモプレシンは、得られる発泡製剤が約0.1〜150μg、例えば0.1μg、0.2μg、0.3μg、0.4μg、0.5μg、0.6μg、0.7μg、0.8μg、0.9μg、1μg、1.5μg、2μg、3μg、5μg、7.5μg、10μg、20μg、30μg、40μg、50μg、60μg、70μg、80μg、90μg、100μg、110μg、120μg、130μg、140μg又は150μgの単位用量でデスモプレシンを含むように存在している。
本発明の方法のさらなる実施態様では、本発明の発泡製剤は錠剤の形態で提供される。このような発泡製剤から本発明に適した錠剤を形成する方法は、上述したように、当業者によく知られている。好ましくは、デスモプレシンは、錠剤中、ミクロスフィア(存在するならば)の内部又は間に存在している。
本発明の一実施態様では、パウダーAはアルカリ性であり、パウダーBは酸性である。
本発明の他の実施態様では、パウダーBはアルカリ性であり、パウダーAは酸性である。
湿潤液は、10〜30g/分の平均流量で、直径1.2mmのノズルにより噴霧される。流動床の空気流入口温度は、球形化工程中は55〜65℃(T)であり、乾燥段階中は75〜85℃(Ts)である。
本発明の方法で得られたミクロスフィアは、5〜75%のアルカリ性物質、10〜75%の酸性物質、3〜15%の水溶性分離剤、5〜50%の希釈剤、及び1〜30%の香味料及び甘味料を含んでおり、いくつかの実施態様では、適切な量のデスモプレシン、例えば0.02〜0.1%、典型的には約0.05%を含んでいてよい。よって、100mgの錠剤は、約40μgのデスモプレシンを含有していてよく、これは約80mgのミクロスフィアを含み得る。
90℃での赤外線バランス法により15分測定したところ、本発明の方法によって得られたミクロスフィアの相対湿度は、ロータリー造粒タンクの流出口で1〜2%である。
この方法の全収率は、2500μmサイズより小さな粒子の画分から算出され、球体の作業収率(working yield)は、3層ミクロスフィアの調製方法の場合200〜1000μm、2層ミクロスフィアの調製方法の場合20〜500μmの粒子の画分に相当する。
本発明の方法の実行可能性は、ミクロスフィアの得やすさ、バッチの生産速度、及び各工程の収率によって評価される。
バッチの分析には、多層スクリーン方法による100gの球体サンプル(バッチの全画分から得られたサンプル)の粒径分析が含まれ、その後、粒子の全体的な外観、球形度、凝集力及び均一性に関し、得られたミクロスフィアの形態学的研究が、双眼拡大鏡を用いた検査により実施される。
本発明の一変形例では、2層又は3層の発泡ミクロスフィアが、湿潤液の接線方向噴霧装置と組合せた積載技術により製造される。パウダーAとパウダーBは、水溶性分離剤で被覆されたデスモプレシンを含む球体、又は中性の球体に、逐次載せることができる。
本発明の他の側面は、上述した本発明の方法の任意の一つにより得られた又は得られるデスモプレシンの発泡製剤にある。
本発明のさらなる側面は、医薬に使用されるデスモプレシンの発泡製剤を提供する。
また本発明のさらなる側面は、本発明のデスモプレシンの発泡製剤と、製薬的に許容可能な担体を含有する薬学的組成物を提供する。
本発明のさらなる側面は、本発明に係る、及び/又は本発明の方法により得られた又は得られるデスモプレシンの発泡製剤を投与することによる、尿崩症、夜尿、術後の多尿症又は多飲症、多発性硬化症に関連した夜尿症、軽度から中程度の血友病又はフォンウィルブランド病の処置方法にある。
本発明のさらなる態様は、尿崩症、夜尿、術後の多尿症又は多飲症、多発性硬化症に関連した夜尿症、軽度から中程度の血友病又はフォンウィルブランド病を処置する医薬の製造における、本発明に係る、及び/又は本発明の方法により得られた又は得られるデスモプレシンの発泡製剤の使用にある。
製剤が、尿崩症、特に下垂体性(頭蓋)尿崩症の処置に使用されると、好ましい。また、製剤が、夜尿、特に一次性夜尿症に使用されると、好ましい。
典型的には、尿崩症の処置の場合、患者は、毎日錠剤を服用し、これが舌の上に配されると、疾患の改善に有効な量のデスモプレシンが患者に送達せしめられる。
典型的には、夜尿の処置の場合、患者は、毎日(夜間)錠剤を服用し、これが舌の上に配されると、おねしょのコントロールに有効な量のデスモプレシンが患者に送達せしめられる。
本発明の好ましい実施態様は次の方法に記載される。
方法1: 水へ溶解してほぼ即時の発泡後に、デスモプレシンの溶液又は均質な分散液になる、酸性物質、塩基性物質、及び水溶性分離剤を含有する多層発泡ミクロスフィアの製造方法であって、該酸性及び塩基性物質がデスモプレシンを含むか又はデスモプレシンからなり、流動空気床でのロータリー式造粒法が使用される方法。
方法2. 方法1に記載されたミクロスフィアの製造方法であって、パウダーの噴霧装置と、湿潤液の接線方向噴霧装置とを組合せた流動空気床においてロータリー式造粒法を使用し、2つの連続工程を含み、第1工程がパウダーAを使用するミクロスフィアの球形化であり、第2工程がパウダーAのミクロスフィア上にパウダーBを球形化させるものであり、パウダーA及びBの一方が酸性、他方がアルカリ性である方法。
方法3. パウダーAをロータリー造粒タンクに直接導入し、ついで水溶性分離剤を含む湿潤液を噴霧する一方、パウダーBと水溶性分離剤を含む湿潤液とを、パウダーの噴霧装置及び液体の接線方向噴霧装置によって、同時にかつそれぞれ噴霧する、方法2に記載された方法。
方法4. 得られたミクロスフィアが20〜500μmの平均粒径を有する、方法3に記載された方法。
方法5. 方法1に記載されたミクロスフィアの製造方法であって、湿潤液の接線方向噴霧装置と組合せた流動空気床においてロータリー式造粒法を使用し、3つの連続工程を含み、第1工程がパウダーAを使用するミクロスフィアの球形化であり、第2工程がパウダーAのミクロスフィア上に水溶性分離剤を球形化させるものであり、ついで第3工程が水溶性分離剤の皮膜で保護されたミクロスフィアA上にパウダーBを球形化させるものであり、パウダーA及びBの一方が酸性で、他方がアルカリ性である方法。
方法6. パウダーAと水溶性分離剤に、アルコール又は水性-アルコール溶液が噴霧される、方法5に記載の方法。
方法7. パウダーBが水溶性分離剤を含み、これにアルコール又は水性-アルコール溶液が噴霧される、方法5に記載の方法。
方法8. パウダーBに水溶性分離剤を含有する湿潤液が噴霧される、方法5に記載の方法。
方法9. 得られたミクロスフィアが200〜1000μmの平均粒径を有する、方法5に記載の方法。
方法10. 水溶性分離剤を含む湿潤液が、アルコール又は水性-アルコールの混合物に溶解したポリビニルピロリデンであり、ポリビニルプロピリデンは60%容量でエタノールに4重量%まで溶解している、方法3に記載の方法。
方法11. アルカリ性のパウダーが、重炭酸ナトリウム、又は炭酸水素リチウム、炭酸一ナトリウム、炭酸グリシンリチウム、炭酸一カリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウムから選択される、発泡形態の調製に使用される他の炭酸塩;及びデスモプレシンを含む、方法2又は5に記載の方法。
方法12. 酸性のパウダーが、クエン酸又はアスコルビン酸、又はアセチルロイシン、及び/又はデスモプレシンを含む、方法2又は5に記載の方法。
方法13. アルカリ性のパウダーが食用の希釈剤;香味料及び甘味料をさらに含む、方法1に記載の方法。
方法14. 得られたミクロスフィアが、5〜75%のアルカリ性物質、10〜75%の酸性物質、3〜15%の水溶性分離剤、5〜50%の希釈剤、及び1〜30%の香味料及び甘味料を含む、方法2又は5に記載の方法。
方法15. パウダーAがアルカリ性であり、パウダーBが酸性である、方法2又は5に記載の方法。
方法16. パウダーAが酸性であり、パウダーBがアルカリ性である、方法2又は5に記載の方法。
方法17. 湿潤液が10〜30g/分の平均流量で、直径1.2mmのノズルにより噴霧される、方法3又は6に記載の方法。
方法18. 流動床の空気流入口温度が、球形化工程中は55〜65℃であり、球形化工程に関連した乾燥段階中は75〜85℃である、方法2又は5に記載の方法。
方法19. 得られたミクロスフィアの相対湿度が、ロータリー造粒タンクの流出口で1〜2%である、方法2又は5に記載の方法。
方法20. 湿潤液の接線方向噴霧装置を組合せた積載技術を使用する、方法1に記載されたミクロスフィアの製造方法。
方法21. パウダーAとパウダーBが、水溶性分離剤で被覆されたデスモプレシンを含有する球体、又は中性の球体に逐次積載される、方法20に記載の方法。
方法22. 酸性のパウダーが食用の希釈剤及び香味料及び甘味料をさらに含む、方法12に記載の方法。
また、ミクロスフィアは、デスモプレシンが存在しない(すなわち、デスモプレシンを含まない塩基性及び酸性物質が使用される)上述の方法を使用して製造することもできる。
以下の実施例は本発明を例証するものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
パーセントは重量基準で表される。
実施例1
アスコルビン酸(ビタミンC)を含む2層の発泡ミクロスフィア
酸性物質(ビタミンC)が付着させられたアルカリ性ミクロスフィアを調製する。
以下の表に、使用された製剤の詳細を記載する。
製剤 成分 パーセント
パウダーA
アルカリ性化合物 重炭酸ナトリウム 20%
希釈剤 ラクトース 6%
甘味料 Glucidex 6 .RTM. 6%
パウダーB
酸性化合物 アスコルビン酸 50%
香味料 オレンジ香味料 1%
甘味料 サッカリン酸ナトリウム 0.3%
Glucidex 6 .RTM. 6.35%
希釈剤 ラクトース 6.35%
2回の連続するロータリー式造粒中に使用される湿潤液は、60%容量でエタノールに4%のPVPを含むPVPの水性-アルコール溶液である。
この混合物を、1分当たり25グラムの平均流量で噴霧する。
この製剤では、ラクトースは同量のGlucidex60と組合せられるが、ラクトースを単独で使用することもできる。
パウダー調製物A及びBは、ケースに応じて、Glatt社の装置を使用して、1000〜5000gの可変サイズのバッチで調製される。
得られた発泡球体はかなり均一な外観を呈し、画分の大部分の粒子径は200〜500μmである。相対湿度は、ロータリー造粒タンクの流出口で1.6%である。
実施例2
アセチルロイシンを含む2層の発泡ミクロスフィア
実施例1と同じ条件下で、酸性物質(アセチルロイシン)が付着したアルカリ性のミクロスフィアを調製する。
以下の表に、使用された製剤の詳細を記載する。
製剤 成分 パーセント
パウダーA
アルカリ性化合物 重炭酸ナトリウム 20%
希釈剤 ラクトース 9.85%
パウダーB
酸性化合物 アセチルロイシン 50%
香味料 オレンジ香味料 1%
甘味料 サッカリン酸ナトリウム 0.3%
希釈剤 ラクトース 9.85%
バッチの粒径分布は、画分25〜500μmが大部分である。
相対湿度は、ロータリー造粒タンクの流出口で1.9%である。
1000〜10000gの範囲のバッチサイズで、ロータリータンクを具備するGlatt社の装置GPCG1又はGPCG5が使用される。
実施例3
アスコルビン酸(ビタミンC)を含む3層の発泡ミクロスフィア
PVP皮膜により、酸性物質であるアスコルビン酸から分離されたアルカリ性コアを有する3層の発泡ミクロスフィアを製造する。
製剤 成分 パーセント
パウダーA
アルカリ性化合物 重炭酸ナトリウム 25%
バインダー PVP K30 1.316%
希釈剤 ラクトース 7.950%
水溶性分離剤 PVP K30 6.958%
パウダーB
酸性化合物 アスコルビン酸 50%
香味料 オレンジ香味料 1%
甘味料 サッカリン酸ナトリウム 0.2%
クエン酸 1%
希釈剤 ラクトース 6.950%
ロータリータンクが取り付けられたGlatt社のGPCG1型装置で試験を実施する。
60%容量で1460gのエタノールを、1分当たり15グラムの平均流量で、3工程の間に全て噴霧する。
最終バッチのサイズは1000gである。
200〜1000μmの粒子の画分に相当する作業収率は65%である。相対湿度はタンクの流出口で1.5%である。
実施例4
クエン酸を含む3層の発泡ミクロスフィア
PVP(バインダー)皮膜により、酸性物質(酸性の発泡剤)であるクエン酸から分離されたアルカリ性コア(塩基性の発泡剤)を有する3層の発泡ミクロスフィアを製造する。ミクロスフィアが付与された量の錠剤に調製される場合、香味料、甘味物質及び潤滑剤が存在する。
Figure 2007529493
実施例5:デスモプレシンを含む発泡錠剤の調製
10μg〜30μgのデスモプレシンを含む発泡錠剤を、薬剤の溶解又は錠剤の分解及び/又は溶解の時間が10分未満になるように調製する。
研究室規模の製造プロセスでは、Glatt GPCGIを用い、上述したようにして調製(例えば実施例4に記載の割合の分離剤、塩基性物質、酸性物質を使用)された発泡ミクロスフィアと混合する。ついで、希釈剤(マンニトール)、潤滑剤(ステアリン酸マグネシウム、タルク)、香味料を混合物に添加し、アイソレーター下、単発式オルタナティブプレスで錠剤化する。
工業規模のプロセスでは、デスモプレシンを、パウダー装置によりGlatt中の発泡ミクロスフィアに直接導入する。乾燥後、球体を他の賦形剤と混合し、錠剤化する。
実施例6:デスモプレシンを用いた夜尿の処置
実施例5に記載したプロセスを使用し、20μg含む発泡錠剤を製造する。それらを患者の舌の上に配することにより、夜間に投与する。
実施例7:デスモプレシンを用いた尿崩症の処置
実施例4に記載したプロセスを使用し、10μgのデスモプレシンを含む発泡錠剤を製造する。それらを患者の舌の上に配することにより、1日に1回又は2回投与する。

Claims (28)

  1. デスモプレシンを含有する発泡製剤。
  2. 多層発泡ミクロスフィアを含む、請求項1に記載の発泡製剤。
  3. 多層発泡ミクロスフィアが、酸性物質、塩基性物質及び水溶性分離剤を含有する、請求項2に記載の発泡製剤。
  4. 多層発泡ミクロスフィアが水へ溶解して、ほぼ即時の発泡後に、デスモプレシンの溶液又は均質な分散液が生じる、請求項3に記載の発泡製剤。
  5. 水溶性分離剤が、各ミクロスフィアの全バルク中に分散しており、該ミクロスフィアが、水溶性分離剤が分散している酸性物質層と、水溶性分離剤が分散しているアルカリ性物質層の2層構造を有している、請求項4に記載の発泡製剤。
  6. 水溶性分離剤が、酸性物質とアルカリ性物質を分離する薄膜の形態で、各ミクロスフィアが水溶性分離剤層によりアルカリ性物質層と酸性物質層が分離される3層構造を有している、請求項4に記載の発泡製剤。
  7. デスモプレシンが1μg〜1500μgの単位用量で存在している、請求項1ないし6のいずれか一項に記載の発泡製剤。
  8. デスモプレシンが100μg〜400μgの単位用量で存在している、請求項7に記載の発泡製剤。
  9. 製剤が錠剤の形態で提供される、請求項1ないし8のいずれか一項に記載の発泡製剤。
  10. 製剤がパウダーの形態で提供される、請求項1ないし8のいずれか一項に記載の発泡製剤。
  11. デスモプレシンがミクロスフィア中に存在している、請求項1ないし10のいずれか一項に記載の発泡製剤。
  12. デスモプレシンがミクロスフィア中には存在していない、請求項1ないし11のいずれか一項に記載の発泡製剤。
  13. 請求項16ないし25のいずれか一項に記載の方法により得られたか得られうる、請求項1ないし12のいずれか一項に記載の発泡製剤。
  14. 医薬における使用のための請求項1ないし13のいずれか一項に記載の発泡製剤。
  15. 請求項1ないし13のいずれか一項に記載の発泡製剤と製薬的に許容可能な担体を含有する薬学的組成物。
  16. デスモプレシンを含む発泡製剤を製造する方法。
  17. 発泡製剤が、水に溶解して、ほぼ即時の発泡後、デスモプレシンの溶液又は均質な分散液が生じる、酸性物質、塩基性物質、及び水溶性分離剤を含む多層発泡ミクロスフィアを含有する、請求項16に記載の方法。
  18. 酸性及び/又は塩基性物質がデスモプレシンを含む、請求項17に記載の方法。
  19. デスモプレシンがミクロスフィア中には存在していない、請求項16又は17に記載の方法。
  20. 流動空気床でのロータリー式造粒法を用いる、請求項18に記載の方法。
  21. 塩基性物質が、食用希釈剤及び/又は香味料及び/又は甘味料をさらに含む、請求項17ないし20のいずれか一項に記載の方法。
  22. デスモプレシンが、最終単位用量形態で1μg〜100μgが付与される量で存在している、請求項17ないし21のいずれか一項に記載の方法。
  23. デスモプレシンが、最終単位用量形態で100μg〜400μgが付与される量で存在している、請求項22に記載の方法。
  24. ミクロスフィアを錠剤に調製することをさらに含む、請求項16ないし23のいずれか一項に記載の方法。
  25. デスモプレシンが、錠剤中のミクロスフィア上に又はミクロスフィア間に存在している、請求項24に記載の方法。
  26. 請求項16ないし25のいずれか一項に記載の方法により得られたか得られうる、デスモプレシンの発泡製剤。
  27. デスモプレシンの発泡製剤を投与することによる、尿崩症、夜尿、術後の多尿症又は多飲症、多発性硬化症に関連した夜尿症、軽度から中程度の血友病又はフォンウィルブランド病の治療方法。
  28. 尿崩症、夜尿、術後の多尿症又は多飲症、多発性硬化症に関連した夜尿症、軽度から中程度の血友病又はフォンウィルブランド病を治療する医薬の製造における、デスモプレシンの発泡製剤の使用。
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