JP2007528369A - 3,3,14,14−テトラメチルヘキサデカン−1,16−ジオイック酸の投与法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、処置を必要とする対象におけるLDL、VLDL、総コレステロール、トリグリセリド、インスリン抵抗性および高血圧を低下させる方法、およびHDLを上昇させる方法を提供する。さらに、本発明は、上記適応症のための3,3,14,14−テトラメチルヘキサデカン−1,16−ジオイック酸の投与法を提供する。

Description

発明の詳細な説明
本願は米国仮特許出願60,533,639の優先権を主張し、該出願は引用によりその全体をここに包含する。
技術分野
本発明は、異脂肪血症、上昇したトリグリセリド、低HDLコレステロール、高LDLおよび/またはVLDLコレステロール、高血圧、ならびにメタボリックシンドローム(シンドロームX)または他の疾患と関連する他の病的状態の処置法に関する。
背景技術
血清脂質の低下は、アテローム硬化性疾患の予防に必須であるとの認識が高まっている。ここ十年で、血清コレステロール、トリグリセリド、およびHDL−コレステロールが臨床的診断、そしてしばしば、処置を必要とすると同定されたヒトが増えてきている。
前向き試験のメタアナリシスは、上昇したトリグリセリドがまた冠動脈疾患(CAD)の独立した危険因子であることも示唆している。さらに、高トリグリセリド血症が、アテローム性動脈硬化症の危険性を、コレステロール濃度のみから予測されるよりも高い危険性に押し上げることが認識されている。
全米コレステロール教育プログラム(NCEP)の成人治療委員会III(ATPIII)ガイドラインは、トリグリセリドの低下を治療目標と見なしている。その推奨は、上昇したトリグリセリドのヒトのトリグリセリド濃度の低下、ならびにVLDLおよびLDLの低下である。上昇したトリグリセリドは、診断コードの一部としてInternational Classification of Diseases, Ninth Revisionに特定されている(ICD-9-CM)277.7。
既存の脂質低下剤は、HMG−CoAレダクターゼ阻害剤、ナイアシン、胆汁酸結合性樹脂およびフィブリン酸誘導体を含む。
HMG−CoAレダクターゼ阻害剤(スタチン類)
ロバスタチン、シンバスタチン、プラバスタチン、フルバスタチン、アトルバスタチン、およびセリバスタチンを含むこのクラスの薬剤は、肝臓コレステロール生合成における律速段階(HMG−CoAからメバロネートへの変換)を阻害し、肝細胞におけるLDL受容体濃度を上昇させ、循環からのLDLコレステロールの受容体介在クリアランスの促進をもたらす。常用量で、HMG−CoAレダクターゼ阻害剤は総コレステロールを20から30%およびLDLコレステロールを25から40%低下させる。より大きな低下が高用量で達成できる。レダクターゼ阻害剤での処置は、おそらく肝臓でのVLDLの減少した分泌により、しばしばトリグリセリドを10から20%低下させる。LDLコレステロールを45から60%低下させ得るより強力なレダクターゼ阻害剤の高用量は、トリグリセリドを30から45%低下できる。HDLコレステロール濃度は約5から10%上昇する。他の脂質低下剤と比較して、HMG−CoAレダクターゼ阻害剤は比較的副作用がない。肝臓酵素の軽度の一過性の上昇が全薬剤で高用量で起こるが、血清アミノトランスフェラーゼの正常上限の3倍を超える上昇は、患者の<2%で起こる。治療はこの程度の上昇が起こったときは中断すべきである。HMG−CoAレダクターゼ阻害剤の稀であるが可能性のる重大な有害事象は筋疾患であり、血清クレアチンホスホキナーゼ(CPK)の上昇を伴う筋肉痛により顕在化する。これは、レダクターゼ阻害剤単独処置の患者の<1%で起こるが、ゲムフィブロジル、ナイアシン、またはシクロスポリンと組み合わせで使用したときはより一般的である(約2から3%)。
ナイアシン
ナイアシンの作用機構は十分には理解されていないが、肝臓からのapoB100を含むリポタンパク質の分泌を阻害するようである。ナイアシンは総およびLDLコレステロールの両方を約15から25%低下させ、VLDL濃度を25から35%低下させ、そしてHDLコレステロール濃度を15から25%ほど高く上昇させる。故に、ナイアシンは3種の主要なリポタンパク質(VLDL、LDL、およびHDL)に好ましい変化をさせる。単剤療法での効果は、長期二次予防臨床試験において確認され、そこではナイアシンは心筋梗塞の発生を有意に低下させた。その試験のさらに長期のフォローアップ(合計15年)では、ナイアシンに関して無作為化した患者の全原因の死亡を11%減少させた。そのVLDL合成を低下させる能力のため、ナイアシンはまた高グリセリド血症の処置の一次選択薬でもある。
ナイアシンは安全であり、ほぼ30年使用されているが、掻痒を伴うまたは伴わない皮膚紅潮を含む不快な副作用が、患者の許容性を制限し得る。この皮膚症状は数週間後に静まる傾向にあり、低用量で治療を開始することにより、または、ナイアシン投薬30分前のアスピリン投与により最小化し得る。あまり一般的ではない有害事象は、肝臓酵素の上昇、胃腸障害、耐糖能障害、および痛風関節炎を伴うまたは伴わない血清尿酸濃度上昇を含む。肝臓酵素は、最高用量(full dose)のナイアシン(>2g/d)の患者で3から5%で上昇し得る。血糖コントロールの悪化の傾向のため、ナイアシンは糖尿病患者では注意しながら使用すべきである。ナイアシンの中間体放出形態であるナイアスパンは、通常のナイアシンと類似の脂質改変活性を示すようである。
胆汁酸結合性樹脂
コレスチラミンおよびコレスチポールは、ほぼ30年にわたり脂質低下剤として使用されている。これらの薬剤は胆汁酸の腸への再吸収を妨害し、肝細胞における胆汁酸合成の代償的な上昇とLDL受容体の上方制御をもたらす。胆汁酸捕捉剤は、LDLコレステロール濃度が上昇し、かつ正常トリグリセリドである患者の処置に有用である。捕捉剤は、総コレステロールの15から25%のおよびLDLコレステロールの20から35%の程度の用量依存的低下をさせる。本薬剤はHDLコレステロールの軽度の上昇をもたらす。本捕捉剤の限界は、それがVLDLの肝合成の代償的合成を介したトリグリセリド濃度を上昇させる傾向があることである;それは高トリグリセリド血症個体には投与すべきではない。胆汁酸結合性樹脂は有効であり、安全であり、軽度のコレステロール上昇を有する若年成人男性および閉経前女性に推奨される。患者コンプライアンスは、一部はこれらの粉末剤を液体に溶解する必要性のために、低い;錠剤としてコレスチポールが入手できることが、この問題を改善できる。消化器副作用は、便秘、鼓腸、およびガスを含む。
フィブリン酸
ゲムフィブロジルおよびフェノフィブラートは、血漿に入るVLDLトリグリセリドを減少させ、apoCIIIの合成を減少させ、これはLPL(リポタンパク質リパーゼ)−誘導脂肪分解を改善するかまたはVLDL分泌を減少させる。フィブラートによるペルオキシソーム脂肪酸酸化の刺激は、このトリグリセリド低下作用に関与し得る。ゲムフィブロジルおよびフェノフィブラート処置は、血漿トリグリセリド濃度の25から40%低下に関連する。空腹時濃度と連結している食後トリグリセリド濃度も低下する。HDLコレステロール濃度は、フィブラート処置で5から15%上昇する。フィブリン酸および低脂肪食は、特に異βリポ蛋白血症の処置に有効であり、最初にエストロゲン補充療法(禁忌でない限り)により開始すべき閉経後女性以外、この疾患の第一選択治療である。
フィブラート療法においては、LDLコレステロールの著しい上昇は、他の有益な可能性をもたらすトリグリセリド低下およびHDLコレステロール上昇を伴い得る。このような上昇は、他の薬剤への変更または第二剤の付加を必要とし得る。
短期間では、これらの薬剤は十分耐容性である;軽度の上腹部疼痛の形の胃腸障害が主な副作用である。肝臓酵素上昇は患者の2から3%で起こるが、通常処置の中止は必要としない。稀に、肝炎が起こり得る。フィブラートは胆汁をより結石生成性とするようであり、長期使用はおそらく胆石形成の2倍上昇と関連する。筋炎を伴う筋疾患は、単剤投与のとき、フィブラートでの発生は稀である。(Harrison's Principles of Internal Medicine(various editors), 15th edition, McGraw-Hill(2001)参照)。
実際の臨床では、上昇したトリグリセリドがメタボリックシンドローム(シンドロームXとしても既知)のヒトで最もしばしば観察される。トリグリセリド上昇の危険因子は、ライフスタイル因子(運動不足、喫煙、過剰のアルコール摂取、高炭水化物食)、いくつかの疾患(糖尿病、腎不全、ネフローゼ症候群)、またはある種の薬剤である。高トリグリセリド血症はしばしば遺伝的因子により引き起こされ、その最も一般的なものは家族性複合型高脂血症であり、これは一般集団で1:50で起こる。
医学的および科学的団体は、メタボリックシンドロームを構成する複合的病理学の間の病因学的−病態生理学的関連に徐々に気づき初めている。インスリン抵抗性、アテローム生成的異リポ蛋白血症、腹部肥満、上昇した血圧ならびにプロトロンビンおよび炎症促進性状態が、アテローム硬化性心血管疾患に至る統合された症候群を反映すると考えられる。
NCEP ATPIII(上記参照)は、メタボリックシンドロームを有する個体の臨床的同定を、下記基準の少なくとも3個を有すると決定している:
Figure 2007528369
メタボリックシンドロームの同定および臨床的管理が2型糖尿病および心血管疾患の予防または軽減をできる。管理は治療的ライフスタイル変化(TLC)、LDL低下、および脂質プロフィールの全体的最適化に焦点を絞るべきである。メタボリックシンドロームの病因学的−病理学的本質に沿って設計された薬剤が現在ないため、より総合的な薬理学的アプローチが望ましい。
インビトロ試験および動物モデルでの試験に基づき、Medica 16は、異リポ蛋白血症(複合高コレステロール血症−高トリグリセリド血症、低HDLコレステロール)、肥満、およびNIDDMに至る耐糖能障害(IGT)の処置および予防に特に適した強力な、脂質低下性、熱発生性、抗糖尿病誘発性化合物であり、Medica 16はメタボリックシンドローム患者への選択薬として証明され得る(Bar-Tana J, Kahn-Rose G, Srebnik B. Inhibition of lipid synthesis by beta, beta tetramethyl-substituted C14-C22 alpha, dicarboxylic acids in the rat in vivo. J Biol Chem 1985; 260: 8404-8410; Rose-Kahn G, BarTana J. Inhibition of lipid synthesis by beta, beta'-tetramethyl-substituted, C14-C22, alpha, omega-dicarboxylic acids in cultured rat hepatocytes. J Biol Chem 1985; 260: 8411-8415; BarTana J, Rose-Kahn G, Frenkel B, Shafer Z, Fainaru M. Hypolipidemic effect of beta,beta'-methyl-substituted hexadecanedioic acid (Medica 16) in normal and nephritic rats. J Lipid Res 1988; 29: 431-441; Frenkel B, Mayorek N, Hertz R, Bar-Tana J. The hypochylomicronemic effect of beta, beta'-methyl-substituted dexadecanedioic acid (Medica 16)is mediated by a decrease in apolipoprotein C-m. J Biol Chem 1988; 263: 8491-8497; Tzur R, Rose-Kahn G, Bar-Tana J. Hypolipidemic, antiobesity, and hypoglycemic-hypoinsulinemic effects of beta, beta'-methyl-substituted dexadecanedioic acid in sand rats. Diabetes 1988; 37: 1618-1624; Tzur R, Smith E, Bar-Tana J. Adipose reduction by beta, beta'-tetramethyl-substituted hexadecanedioic acid (Medica 16). Int J Obes 1989 ; 13: 313-326; Bar-Tana J, Ben-Shoshan S, Blum J, Migron Y, Hertz R, Pill J, Rose-Kahn G, Witte EC. Synthesis and hypolipidemic and antidiabetogenic activities of beta, beta', beta'-tetra substituted, long-chain dioic acids. J Med Chem 1989; 32: 2072-2084; Mayorek N, Kalderon B, Itach E, Bar-Tana J. Sensitization to insulin induced by beta, beta'-methyl-substituted hexadecanedioic acid(Medica 16)in obese Zucker rats in vivo. Diabetes 1997; 46(12): 1958-1964; Kalderon B, Mayorek N, Ben-Yaakov L, Bar-Tana J. Adipose tissue sensitization to insulin induced by troglitazone and Medica 16 in obese Zucker rats in vivo. Am J Physiol Endocrine Metab 2003(投稿中)参照のこと)。
Medica 16の脂質低下作用は、正常リポタンパク動物における血漿トリグリセリドおよびコレステロールの顕著な低下ならびに高脂血症動物モデルにおける血漿脂質の正常化により特徴付けられる。該脂質低下作用は、肝臓超低密度リポタンパク質(VLDL)合成との顕著な阻害と合わせて、血漿カイロミクロンおよびVLDLのクリアランスの活性化による。肝臓VLDL合成の阻害は肝臓ミクロソームトリグリセリド転移タンパク質(MTP)の抑制による。クリアランスの活性化は、肝臓アポリポタンパク質CIII合成およびリポタンパク質リパーゼの結果としての脱制御に続くものである。肝臓MTPおよびアポリポタンパク質CIIIの抑制は、肝臓肝細胞核因子−4a(HNF−4a)の転写抑制により、PPARα活性化と無関係である。上昇した血漿HDL−コレステロールは血漿トリグリセリドの正常化に続いて観察される。Medica 16は、故に、複合高コレステロール血症−高トリグリセリド血症または低血漿HDL−コレステロールを伴う孤立した高トリグリセリド血症の処置のための、または食後血漿カイロミクロンの低下のための価値ある選択肢と証明され得る(Bar-Tana J. The hypolipidemic effect of beta, beta'-tetramethyl hexadecanedioic acid (Medica 16) in hyperlipidemic JCR: LA-corpulent rats. Arteriosclerosis and Thrombosis 1991; 11: 602-609; Kalderon B, Hertz R, Bar-Tana J. Tissue selective modulation of redox and phosphate potentials by beta, beta'-methyl-substituted hexadecanedioic acid. Endocrinology 1992; 131: 400-407; Mayorek N, Bar-Tana J. Hypocheolesterolemic effect of beta, beta'-methyl-substituted hexadecanedioic acid (Medica 16) in the male hamster. Biochem J 1993; 289(Pt 3): 911-917; Frenkel B, Bishara-Shieban J, Bar-Tana J. The effect of beta, beta'-tetramethyldecanedioic acid (Medica 16) on plasma very-low-density lipoprotein metabolism in rats: role of apolipoprotein C-III. Biochem J 1994; 298(Pt 2): 409-414; Atkinson L, KellySE, Russel JC, Bar-Tana J, Lopaschuk GD. Medica 16 inhibits hepatic acetyl-CoA carboxylase and reduces plasma triacylglycerol levels in insulin-resistant JCR: LA-cp rats. Diabetes 2002; 151: 1548-1555参照)。
M16(Medica 16)開発
3,3,14,14−テトラメチルヘキサデカン−1、16−ジカルボン酸であるMedica 16(以後M16と称する)は、16炭素鎖長のβ,β'−メチル置換されたα,ω−ジカルボン酸である。M16は、本質的にUS特許4634795に記載のように製造される。M16は下記である:
Figure 2007528369
非臨床的薬理学
上記の通り、M16は異リポ蛋白血症(複合高コレステロール血症−高トリグリセリド血症、低HDL−コレステロール)、肥満、およびNIDDMに至る耐糖能障害(IGT)の処置および予防に適した強力な脂質低下、抗糖尿病誘発性、および熱発生性化合物であることが判明した。M16の脂質低下作用は、正常リポタンパク動物における血漿トリグリセリドおよびコレステロールの顕著な低下および高脂血症動物モデルの血漿脂質の正常化により特徴付けられる。(上記引用文献参照)。該脂質低下作用は、アポリポタンパク質CIII合成の阻害および結果としてのリポタンパク質リパーゼ活性および肝臓リパーゼ活性の脱制御に続く血漿カイロミクロンおよび超低密度リポタンパク質のクリアランスの顕著な活性化による。上昇した血漿HDL−コレステロールは血漿トリグリセリドに続いて見られる。Medica 16は、故に、複合高コレステロール血症−高トリグリセリド血症または低血漿HDL−コレステロールを伴う孤立した高トリグリセリド血症の処置のための、または食後血漿カイロミクロンの低下のための価値ある選択肢と証明され得る。
安全性薬理学
M16および参照化合物の安全性薬理学を、動物において85種の異なる試験で評価した。急性毒性ならびに中枢神経系、心臓血管系、代謝および内分泌系、炎症、アレルギー、免疫薬理学、消化器系、および抗微生物活性における活性を評価した。受容体アゴニスト/アンタゴニスト(ヒスタミン、サブスタンスP、抗コリン性、アドレナリン作動性、エストロゲン、トロンボキサン、抗セロトニン、5−HTP)増強作用を含む、多くの彼ゴリーわけされていない試験も行った。
本態性高血圧ラットで、100mg/kgの経口用量でわずかな抗高血圧作用が見られた以外、何の活性も示されなかった。
ラットまたはイヌに400mg/kgを経口投与したとき、血行力学的作用は観察されなかった。400mg/kgでM16を経口投与した後に、尿および電解質排泄において何の影響も見られなかった。
非臨床的毒物学
マウスにおける急性毒性試験で、経口致死用量は>2250mg/kgと概算された。ラットにおける、100、400、および1600mg/kg/日の用量での4週間経口毒性試験において、1600mg/kgでのみ影響が見られた:ALTのわずかな上昇(雌)、アルカリホスファターゼのわずかな上昇(雄および雌)、白血球のわずかな上昇(雄)、および両方の性別での肝臓ペルオキソーム増殖による肝臓重量の上昇。NOAEL用量は、400mg/kg/日と見なされた。イヌにおける50、200および800mg/kg/日の4週間毒性試験で、何の影響も示されなかった;NOAELは少なくとも800mg/kg/日であった。
M16は遺伝毒性アッセイで陰性であった。
非臨床的ADME
M16はGI−門脈経路を介して吸収される。M16のラットにおける末端排泄半減期(t1/2)(3.1時間)は、報告されている他の脂質低下剤(すなわち、フィブラート)についての時間(1.2時間)より長い。これは、フィブラートと比較して、相対的に低いクリアランスおよび大容量の分布を反映する。M16の吸収は相対的に速く(Tmax 1.6時間)、200mg経口用量の投与後本質的に定量的である。H−M16投与後、総放射活性の最高濃度は下記の順番で見られた:肝臓>小腸>血漿>末梢および精巣上体脂肪。試験した他の組織(すなわち、心臓、筋肉、肺)の総放射活性は低く、微々たる濃度であった。
上記の適応症の関連したMedica 16に関するさらなる情報は、US特許4634795、4689344、4711896、5641810、6284903、および6303653およびPCT公開WO98/30530およびWO99/00116に見ることができ、これらは引用によりその全体を本明細書に包含する。
発明の概要
ある局面において、本発明は、処置を必要とするヒト対象におけるHDLコレステロールの血漿濃度を上昇させる方法を提供する。
他の局面において、本発明は、処置を必要とするヒト対象におけるLDLコレステロールの血漿濃度を低下させる方法を提供する。
さらなる局面において、本発明は、処置を必要とするヒト対象におけるトリグリセリドの血漿濃度を低下させる方法を提供する。
さらに別の局面は、処置を必要とするヒト対象におけるVLDLコレステロールの血漿濃度を低下させる方法を提供する。
さらに、処置を必要とするヒト対象における総コレステロールの血漿濃度を低下させる方法を提供する。
加えて、処置を必要とするヒト対象におけるインスリン抵抗性および高血圧を低下させる方法を提供する。
該方法は、ヒト対象に3,3,14,14−テトラメチルヘキサデカン−1,16−ジオイック酸を、ここに示す様々な投与レジメンで定期的に経口投与することを含む。
発明の詳細な記載
M16の3種の臨床試験が行われた:健康男性ボランティアにおける第1相1回および反復投与薬物動態学的−耐容性試験;肥満、異リポ蛋白血症、非糖尿病男性対象における、4ヶ月までの投薬のパイロット反復投与安全性および効果;および肥満、異リポ蛋白血症、インスリン抵抗性男性対象における32週までのパイロット効果試験。これらの試験は実施例1−3に記載する。
薬物動態学的結果に基づき、M16は非常に安全かつ非毒性であると結論付けられた。M16の著しい効果は二番目の試験で1ヶ月以内に観察され、そこで、それは200mgでトリグリセリド(ベースライン範囲380−1156mg%)を44%低下させ、総コレステロール(ベースライン範囲185−346mg%)を14%低下させ、300mgでは、各ベースラインと比較して、さらにそれぞれ59%および30%低下させた。全ての臨床化学、血液学、ECG、および尿検査は、全ての投与した用量で、全ての対象で正常であった。
予備的結果に基づき、本発明者らは特定の投与範囲が、様々な臨床エンドポイントで評価して、患者の処置に対する応答に関して非常に有効であることを発見した。上記の範囲を超える範囲は、効果を高めることはなさそうであり、ある場合は効果を低下させしそうであり(個々の患者、処置すべき適応症および他の因子に依存して)、一方、患者への暴露を増加し、経時的に、高い長期の暴露に由来する望ましくない副作用を引き起こしそうである。
故に、一つの局面において、本発明は、処置を必要とするヒト対象におけるメタボリックシンドロームと関連する症状の処置法であって、該ヒト対象に約30mg/日から約800mg/日の用量の3,3,14,14−テトラメチルヘキサデカン−1,16−ジオイック酸を定期的に経口投与することを含む方法に関する。
さらに、本発明は、処置を必要とするヒト対象におけるHDLコレステロールの血漿濃度を上昇させる方法であって、該ヒト対象に約30mg/日から約800mg/日の用量の3,3,14,14−テトラメチルヘキサデカン−1,16−ジオイック酸を定期的に経口投与することを含む方法を提供する。HDLコレステロールの血漿濃度は、処置前の濃度と比較して、少なくとも5%、少なくとも10%、少なくとも15%、少なくとも20%、少なくとも25%または少なくとも30%または35%さえ上昇し得る。さらに、HDLコレステロールの血漿濃度は、少なくとも30または40mg/DLより高く上昇し得る。さらに、本方法はHDLコレステロールの血漿濃度を処置前と比較して上記の割合まで高くおよび/または30または40mg/DLより高く維持することを含む。
本発明は、さらに、処置を必要とするヒト対象におけるLDLコレステロールの血漿濃度を低下させる方法であって、該ヒト対象に約30mg/日から約800mg/日の用量の3,3,14,14−テトラメチルヘキサデカン−1,16−ジオイック酸を定期的に経口投与することを含む方法を提供する。LDLコレステロールの血漿濃度は、処置前の濃度と比較して、少なくとも5%、少なくとも10%、少なくとも15%、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも40%、少なくとも50%または少なくとも55または60%さえ低下する。さらに、LDLコレステロールの血漿濃度は少なくとも190mg/DL、少なくとも160mg/DL、少なくとも130mg/DLまたは少なくとも100mg/DL未満にさえ低下し得る。さらに、本方法は、LDLコレステロールの血漿濃度を処置前と比較して上記の割合まで低くおよび/または上記の値未満に維持することを含み得る。
さらに、本発明は、処置を必要とするヒト対象におけるVLDLコレステロールの血漿濃度を低下させる方法であって、該ヒト対象に約30mg/日から約800mg/日の用量の3,3,14,14−テトラメチルヘキサデカン−1,16−ジオイック酸を定期的に経口投与することを含む方法を提供する。VLDLコレステロールの血漿濃度は、処置前の濃度と比較して少なくとも5%、少なくとも10%、少なくとも20%、少なくとも25%、または少なくとも30%または35%さえ低下する。さらに、本方法は、VLDLコレステロールの血漿濃度を処置前と比較してこれらの割合まで低く維持することを含み得る。
さらに、本発明は、処置を必要とするヒト対象におけるコレステロールの血漿濃度を低下させる方法であって、該ヒト対象に約30mg/日から約800mg/日の用量の3,3,14,14−テトラメチルヘキサデカン−1,16−ジオイック酸を定期的に経口投与することを含む方法を提供する。コレステロールの血漿濃度は、処置前の濃度と比較して少なくとも10%、少なくとも15%、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも40%、少なくとも50%または少なくとも55または60%さえ低下し得る。さらに、コレステロールの血漿濃度は少なくとも240mg/DLまたは少なくとも200mg/DL未満に減少し得る。さらに、該方法は、コレステロールの血漿濃度を処置前と比較して上記の割合まで低くおよび/または上記の値未満に維持することを含み得る。
加えて、処置を必要とするヒト対象におけるトリグリセリドの血漿濃度を低下させる方法であって、該ヒト対象に約30mg/日から約800mg/日の用量の3,3,14,14−テトラメチルヘキサデカン−1,16−ジオイック酸を定期的に経口投与することを含む方法を提供する。トリグリセリドの血漿濃度は、処置前の濃度と比較して少なくとも7%、少なくとも10%、少なくとも15%、少なくとも20%、少なくとも25%、少なくとも30%、少なくとも40%、少なくとも50%または少なくとも55または60%さえ低下し得る。さらに、トリグリセリドの血漿濃度は少なくとも200mg/DL未満または少なくとも150mg/DL未満に低下し得る。さらに、本方法は、コレステロールの血漿濃度を処置前と比較して上記の割合まで低くおよび/または上記の値未満に維持することを含み得る。
本発明のさらなる局面は、処置を必要とするヒト対象における異リポ蛋白血症の処置法であって、該ヒト対象に約30mg/日から約800mg/日の用量の3,3,14,14−テトラメチルヘキサデカン−1,16−ジオイック酸を定期的に経口投与することを含む方法に関する。
本発明のさらなる局面は、処置を必要とするヒト対象における高脂血症の処置法であって、該ヒト対象に約30mg/日から約800mg/日の用量の3,3,14,14−テトラメチルヘキサデカン−1,16−ジオイック酸を定期的に経口投与することを含む方法に関する。
本発明はさらに、処置を必要とするヒト対象における高血圧の処置法であって、該ヒト対象に約30mg/日から約800mg/日の用量の3,3,14,14−テトラメチルヘキサデカン−1,16−ジオイック酸を定期的に経口投与することを含む方法を提供する。血圧は少なくとも収縮期160mmHgおよび/または拡張期100mmHg、少なくとも収縮期140mmHgおよび/または拡張期90mmHg、または少なくとも収縮期120mmHgおよび/または拡張期80mmHg未満に低下し得る。さらに、本方法は、血圧をこれらの値より低く維持する方法を含み得る。
本発明のさらなる局面は、感受性のヒト対象におけるインスリン非依存性糖尿病の発症を遅延する方法であって、該ヒト対象に3,3,14,14−テトラメチルヘキサデカン−1,16−ジオイック酸[約30mg/日から約800mg/日の範囲]を定期的に経口投与することを含む方法に関する。一つの局面において、この方法はインスリン抵抗性の低下を含む。インスリン抵抗性は、実施例4に記載のような数種の方法を使用して測定し得る。他の局面において、該ヒト対象における空腹時グルコースの血漿濃度は、所望により126mg/DLまたは100mg/DL未満に低下する。本方法は、さらに、低下したインスリン抵抗性または低下した空腹時グルコースの血漿濃度を維持する方法を含み得る。
上記のいずれかの方法による、3,3,14,14−テトラメチルヘキサデカン−1,16−ジオイック酸の投与量は、約30mg/日から約600mg/日;約30mg/日から約400mg/日;約100mg/日から約600mg/日;または約200mg/日から約400mg/日であり得る。さらに、3,3,14,14−テトラメチルヘキサデカン−1,16−ジオイック酸の定期的投与は1日2回;1日3回;少なくとも1日1回、少なくとも14日間;少なくとも1日1回、少なくとも21日間;または少なくとも1日1回、少なくとも30日間行い得る。
低用量の利点は、当業者には明白である。これは、とりわけ、とりわけ長期使用において、副作用の低い危険性、および患者が処置に対して脱感作となる低い危険性を含む。
異なる状態の処置は、異なる投与量または異なる周期の使用を指示し得る;これは医療従事者には明白であろう。例えば、トリグリセリドの低下、LDLおよび/またはVLDLコレステロールの低下、総コレステロールの低下およびHDLコレステロールの上昇は、3,3,14,14−テトラメチルヘキサデカン−1,16−ジオイック酸を約30mg/日から約400mg/日の範囲で使用して行うことができおよび/または少なくとも14日間続く(following)処置により行うことができ、一方、他の異なる(adverse)適応症の処置は、3,3,14,14−テトラメチルヘキサデカン−1,16−ジオイック酸を約100mg/日から約800mg/日の範囲で使用して行うことができおよび/または少なくとも30日間続く処置により行うことができる。
本発明のさらなる局面は、女子得対象の処置に使用するための上記方法のいずれかに関し、ここで、3,3,14,14−テトラメチルヘキサデカン−1,16−ジオイック酸の用量は約30mg/日から約600mg/日である。この局面はまた男性対象の処置にも関し、ここで、3,3,14,14−テトラメチルヘキサデカン−1,16−ジオイック酸の用量は約100/日から約800/日。男性女性間の用量の差は、また上記の通り処置すべき状態に依存して変化し得る;一般に、我々が得た動物での結果は、女性が3,3,14,14−テトラメチルヘキサデカン−1,16−ジオイック酸に対する高い感受性を有し得ることを示し、故に、ヒトで低用量および/または低頻度投与および/または短い処置期間の使用を示唆する。
ここに示す通りの測定すべき様々なパラメータの最低/最高値は、FDAの規定および/またはガイドラインに従い、適宜変わり得ることは理解すべきである。
3,3,14,14−テトラメチルヘキサデカン−1,16−ジオイック酸は本発明の方法に従い主に経口で投与されているが、他の投与形態が企図される。投与および製剤のさらなる詳細について、実施例5を参照のこと。
本発明は説明的方法で記載しており、使用している用語は、限定よりむしろ説明の用語の性質を持つと解釈すべきであることは理解すべきである。
明らかに、本発明の多くの修飾および変形が上記の教示に照らして可能である。従って、添付の特許請求の範囲の範囲内で、本発明は特記した以外の方法で実施できることは理解すべきである。
本明細書中、米国特許を含む様々な刊行物が著者および年度ならびに特許番号により引用されている。これらの刊行物ならびに特許および特許出願の全体の記載を、本発明が関与する分野の状態をより完全に記載するために、本明細書に引用して包含する。
実施例
さらに詳述することなく、当業者は、上記を使用して、本発明をその完全な範囲で利用できると信じる。下記の好ましい具体的態様は、従って、単なる説明と解釈すべきであり、請求の本発明の範囲をいかなる方法でも限定しない。
ここに具体的に記載していない当分野で既知の標準分子生物学プロトコールは、概して、Sambrook et al., Molecular cloning : A laboratory manual, Cold Springs Harbor Laboratory, New-York(1989,1992)、およびAusubel et al., Current Protocols in Molecular Biology, John Wiley and Sons, Baltimore, Maryland(1988)に基本的に従う。
ここに具体的に記載していない当分野で既知の標準有機合成プロトコールは、概して、Organic syntheses : Vol. 1-79, editors vary, J. Wiley, New York, (1941-2003); Gewert et al., Organic synthesis workbook, Wiley-VCH, Weinheim(2000); Smith & March, Advanced Organic Chemistry, Wiley-Interscience ; 5th edition(2001)に基本的に従う。
ここに具体的に記載していない当分野で既知の標準薬化学法は、概して、“Comprehensive Medicinal Chemistry”, by various authors and editors, published by Pergamon Pressに基本的に従う。
実施例1
ラットおよびイヌ13週間経口毒性試験試験におけるMedica 16の薬物動態学的
Medica 16の薬物動態学的を、ラットおよびイヌにおける反復投与試験の10日目に決定した。これらの試験は、それぞれの種での4週間経口GLP毒性試験と並行して行った。定常状態薬物動態学的暴露パラメータ(Cmax、AUC0−24)は、両種での吸収の程度が非直線的であり、これらのパラメータで付加される増加分は用量で付加される増加分より少なかった。
Medica 16の13週間(89)経口GLP毒性試験も行った。両方の試験は、初期および定常状態薬物動態学的評価を含んだ。先の試験の通り、CmaxおよびAUCの両方は、表1(ラット)および表2(イヌ)に示す通り、両方の種で直線的ではなかった。
Figure 2007528369
パラメータは、100mg/kg/日用量に対して用量標準化した。
AUC0−24
Figure 2007528369
パラメータは、50mg/kg/日用量に対して用量標準化した。
AUC0−24
実施例2
健康男性ボランティアにおけるMedica 16の1回および反復投与経口薬物動態学的。
3群のオープンラベル、1施設試験を設計した:1回投与(グループ1)、7日間の毎日投与(グループ2)、および27日間までの毎日投与(グループ3)。
本試験は、25歳から52歳の15名の健康男性ボランティアで行った。体重は理想体重から20%上回っていなかった。該対象は、55%炭水化物、15%タンパク質、および30%脂肪(1:1飽和:多不飽和脂肪酸)および350mg/日コレステロールから成る等カロリー食を維持した。対象を3群(2名の対象が2個以上の群に酸化した)に分け、M16を4週間まで経口投与した。
Figure 2007528369
試験製品は遊離酸の調剤されていない(unformulated)カプセル(100および200mg)中のMedica 16であり、空腹状態で経口投与した:1回400mg用量(グループ1);最初1回200mg用量、その後100mg/日(グループ2および3)。
1回400mg用量群(4.8mg/kg)において、平均血漿Cmaxは28.7μg/mLであり、6.7時間の平均Tmaxで達成された。末端排泄半減期は約31時間であった;Cl/FおよびC/Fは、各々相対的にゆっくりした全身体クリアランスおよび広い分散の指標であった。
平均AUC0−72は1028μg・時間/mLであった;雄ラットの400mg/kg/日(NOAEL)での同等なAUCは5597μg・時間/mL、および雄イヌの800mg/kg/日では、6757μg・時間/mLであった。これは、ヒトにおける安全域を示唆するようである。
反復投与群において、投与前血漿濃度を試験中様々な時点で採った。データは非常に変動したが、0−40μg/mLの定常状態濃度を概算できた。
0−72時間の連続血漿サンプルをグループ1から得て、一方で投与前サンプルをグループ2および3から得た。Medica 16の濃度をメチルエステルのガスクロマトグラフィーにより定量した;LOQは0.5μg/mLであった。非区画(non-compartmental)法を使用して、グループ1の薬物動態学的パラメータ(Cmax、Tmax、AUC、AUCinf、t1/2、Cl/FおよびV/F)を決定した。
安全性/耐容性評価は、医師の診察、バイタルサイン、ECG、臨床化学、および血液学、尿検査および眼科学を含んだ。
結果:Medica 16は、安全性パラメータに変化なく、全対象に十分耐容された。平均(SD)薬物動態学的パラメータ(グループ1)は下記の通りであった:
Figure 2007528369
反復投与群において、投与前Medica 16濃度は、各処置期間の経過中、非常に変動した。しかしながら、20−40μg/mLの定常状態濃度を概算できる。
実施例3
肥満、異リポ蛋白血症男性対象における4ヶ月までのMedica 16のパイロット安全性、効果および薬物動態学的試験
Medica 16(M16)の安全性および効果を、8名の男性肥満(BMI>28kg/m)、異リポ蛋白血症(血漿トリグリセリド>300mg/dL;HDL−コレステロール<35mg/dL、正常または上昇した血漿コレステロール)非糖尿病対象で評価した。登録した対象は、体重を減らすおよび血漿脂質を低下させる両方の目的の食事療法的介入に失敗したと報告された。
8名の患者はM16での薬剤処置前に4−5週間プラセボ馴らし期間を与えた;M16を次いで3−4ヶ月の期間経口投与した。処置を200mg qdで開始し、徐々に800mg qdまで増加させた(5名の対象は400mgまで、2名の対象は600mgまで、および1名の対象は800mgまで投与)。処置が終了したら、各患者をさらに1ヶ月プラセボに戻した。
登録した対象は、体重および血中脂質を維持するために、等カロリー食にし、4−5ヶ月プラセボ処置試験で馴らした。全対象の開始用量は200mg Medica 16/日であった。1名の対象は3ヶ月200mg/日に維持した。他の対象に関しては、この用量で約2週間の後、用量を300mg/日(2名の対象)、400mg/日(2名の対象)、600mg/日(2名の対象)、および800mg/日(1名の対象)まで徐々に増加させた。安全性、血漿トリグリセリド、コレステロールおよびMedica 16濃度を試験中モニターした。
処置の最初の1ヶ月以内に全対象でトリグリセリド濃度が低下し(平均46%)、これは最小投与量(200mg/日)でさえ観察された;トリグリセリドの全体的平均低下は55%であった。血漿コレステロールの低下は最初の1ヶ月で13%であり、全体で約16%であった。コレステロール低下に伴い、8名中5名の対象においてHDLの平均12.6%(範囲:8%−19%)の上昇があった;8名の対象中1名での増加は46%であった。Medica 16の血漿濃度を8名の対象中6名で得た。データは変動し、おそらく、投与レジメンを反映した。濃度で付加される増加分は用量で付加される増加分より少なかった。
1名の対象は、試験10週目のCPKの上昇を経験した;濃度は、Medica 16投薬の変化/停止なしに正常に戻った。臨床化学または血液学値において他の変化はなく、有害事象は報告されなかった。
実施例4
肥満、異リポ蛋白血症、インスリン抵抗性男性対象における32週までのMedica 16(M16)のパイロット効果試験の予備的結果。
M16の脂質低下−熱発生性−抗糖尿病誘発性作用を、メタボリックシンドロームを有する対象で試験した。各対象は該治験をプラセボの摂取で開始し、M16の漸増投与に移り、プラセボで終わった。実験中、各参加者は薬剤の安全性および効果の療法の様々な試験を受けた。各患者はプラセボで5週間処置し、M16の漸増投与に移った−参加者あたり少なくとも3投与量で各投与量を少なくとも4週間。該処置の最後に、各参加者を再びプラセボで少なくとも6週間処置した。
最初の3名の参加者は200、400または600mg M16を投与された;残りの2名の参加者は、30、100、または200mg M16を受けた。
M16の脂質低下作用:
M16に対する効果的な応答のTG、コレステロール、LDL−C、HDL−CおよびVLDL−C血漿濃度の変化の概要:
Figure 2007528369
M16の熱発生効果:
a. M16処置の結果として、参加者の有意な体重変化は見られなかった。
b. M16での処置は、除脂肪体重および体脂肪%の両方の有意な変化がないことにより反映される通り、参加者の体組成に影響しなかった。
c. 処置に続き、総エネルギー消費のわずかな変動が見られたが、統計学的有意差はなかった。
M16の抗糖尿病性効果:
a. IGT(耐糖能障害)参加者のM16処置は、血漿インスリンクリアランスを加速する。
b. IGT参加者のM16処置は、インスリンに対する肝臓感受性を誘発し、それはHOMA指数の低下により示される。
c. IGT参加者のM16処置は、インスリンに対する末梢感受性を誘発し、それは、Kグルコースおよびより明瞭にSrの上昇により示される。
d. 高いないし超生理学的インスリン濃度のIGT参加者のM16処置は、末梢インスリン感受性に影響しなかった。
該薬剤はIGT状態においてインスリン感作をもたらす。
実施例5
インスリン抵抗性測定法








Figure 2007528369
Figure 2007528369
正常血糖クランプの使用により得た推定値と相関(Rs=0.88、p<0.0001)、空腹時インスリン濃度(Rs=0.81、p<0.01)−(Matthews et al, Diabetologia 1985)。
**ホメオスタシスモデル評価により得た欠損ベータ細胞機能は、高血糖性クランプを使用して由来した(Rs=0.61、p<0.01)および静脈内グルコース耐容性試験ぁらの推定値と相関した(Rs=0.64、p<0.05)(上記引用文献参照)。
***定量的インスリン感受性調査指数(QUICKI)はSI(クランプ)と相関(r=0.78)(Katz et al., J Clira Endocrinol Metab 2000)。
****FIG比率は、HOMA指数(r=0.83、p<0.01)および空腹時インスリンと直接相関した(r=0.95、p<0.001)(Guerrero-Romero, Diabetes Metab 2001)。
実施例6
製剤
Medica 16を上記投与量に従い経口投与する。
本化合物は化合物としてまたは薬学的に許容される塩として投与でき、かつ、単独でまたは薬学的に許容される担体、溶媒、希釈剤、賦形剤、アジュバントおよび媒体との組み合わせ中の活性成分として投与できることは注意すべきである。M16は好ましくは経口で投与するが、皮下または、静脈内、動脈内、筋肉内、腹腔内、および鼻腔内投与、ならびに鞘内および輸液技術を含む非経腸的にも投与できる。M16のインプラントも有用である。液体形態は、注射用に製造でき、この用語は皮下、経皮、静脈内、筋肉内、鞘内、および他の非経腸的投与経路を含む。該液体組成物は、水性溶液(有機共溶媒添加または無添加)、水性または油状懸濁液、食用油でのエマルジョン、ならびに類似の医薬媒体を含む。加えて、ある状況下では、M16は経鼻などの投与のためのエアロゾルの形であり得る。薬学的に許容される担体、溶媒、希釈剤、賦形剤、アジュバントおよび媒体ならびにインプラント担体は、一般に本発明の活性成分と反応しない不活性、非毒性の固体または液体増量剤、希釈剤または封入材料を意味する。
M16を非経腸的に投与するとき、それは一般に単位投与量注射形態(溶液、懸濁液、エマルジョン)に製剤される。注射に適した医薬製剤は、滅菌水性溶液または分散液および滅菌注射用溶液または分散液に再構成するための滅菌粉末を含む。担体は、例えば、水、エタノール、ポリオール(例えば、グリセロール、プロピレングリコール、液体ポリエチレングリコールなど)、それらの適当な混合物、および植物油を含む、溶媒または分散媒質であり得る。
適切な流動性を、例えば、レシチンのようなコーティングの使用により、分散液の場合は必要な粒子サイズの維持によりおよび界面活性剤の使用により、維持できる。綿実油、ゴマ油、オリーブ油、ダイズ油、コーン油、ヒマワリ油、またはピーナッツ油およびイソプロピルミリステートのようなエステルのような非水性媒体も、本化合物組成物の溶媒系として使用できる。さらに、抗微生物防腐剤、抗酸化剤、キレート化剤、および緩衝剤を含む、M16組成物の安定性、無菌性、および等張性を増強する様々な添加剤を添加できる。微生物の活動の防止は、様々な抗菌剤および抗真菌剤、例えば、パラベン、クロロブタノール、フェノール、ソルビン酸などにより確実にできる。多くの場合、等張剤、例えば、糖、塩化ナトリウムなどを含むのが望ましい。注射用医薬形態の長時間の吸収は、吸収を遅延する薬剤、例えば、アルミニウムモノステアレートおよびゼラチンの使用によりもたらすことができる。本発明によって、しかしながら、使用する全ての媒体、希釈剤、または添加剤はM16と適合性を有しなければならない。
滅菌注射用溶液は、本発明の実施に利用する化合物を、所望により、様々な他の添加剤と共に、適当な溶媒の必要量と混合物することにより製造できる。
M16の薬理学的製剤は、患者に、様々な媒体、アジュバント、添加剤、および希釈剤のような任意の適合性の担体を含む、注射用製剤として投与できる;所望により、M16は、患者に、持続放出皮下インプラントまたはモノクローナル抗体、ベクター送達、イオン泳動的(iontophoretic)、ポリマーマトリックス、リポソーム、およびマイクロスフェアのような標的送達系の形で、非経腸的に投与できる。本発明で有用な送達系の冷は、米国特許5,225,182;5,169,383;5,167,616;4,959,217;4,925,678;4,487,603;4,486,194;4,447,233;4,447,224;4,439,196;および4,475,196を含む。多くの他のこのようなインプラント、送達系およびモジュールが当業者に既知である。
本発明で使用するM16の薬理学的製剤は患者に経口投与できる。錠剤、懸濁液、溶液、エマルジョン、カプセル、粉末、シロップなどの化合物を投与するような慣用法が利用可能である。それを経口または静脈内により送達し、生物学的活性を保持する既知の方法が、好ましい。一つの態様において、M16を最初に、適当な濃度まで血中濃度をするために、静脈内注射により投与できる。該患者の濃度を次いで経口形態により維持するが、患者の状態に依存し、そして上に示す通り、他の投与形態も使用できる。

Claims (29)

  1. 処置を必要とするヒト対象におけるメタボリックシンドロームと関連する症状の処置法であって、該ヒト対象に約30mg/日から約800mg/日の量の3,3,14,14−テトラメチルヘキサデカン−1,16−ジオイック酸を定期的に経口投与することを含む、方法。
  2. 処置を必要とするヒト対象におけるHDLコレステロールの血漿濃度を上昇させる方法であって、該ヒト対象に約30mg/日から約800mg/日の範囲の3,3,14,14−テトラメチルヘキサデカン−1,16−ジオイック酸を定期的に経口投与することを含む、方法。
  3. HDLコレステロールの血漿濃度を処置前と比較して少なくとも5%上昇させるおよび/または少なくとも30mg/DLより高くする、請求項2記載の方法。
  4. さらにHDLコレステロールの血漿濃度を処置前と比較して少なくとも5%高くおよび/または少なくとも30mg/DLより高く維持することを含む、請求項3記載の方法。
  5. 処置を必要とするヒト対象におけるLDLコレステロールの血漿濃度を低下させる方法であって、該ヒト対象に約30mg/日から約800mg/日の範囲の3,3,14,14−テトラメチルヘキサデカン−1,16−ジオイック酸を定期的に経口投与することを含む、方法。
  6. LDLコレステロールの血漿濃度を処置前と比較して少なくとも10%低下させるおよび/または少なくとも190mg/DL未満とする、請求項5記載の方法。
  7. さらにLDLコレステロールの血漿濃度を処置前と比較して少なくとも10%低くおよび/または少なくとも190mg/DL未満に維持することを含む、請求項6記載の方法。
  8. 処置を必要とするヒト対象におけるトリグリセリドの血漿濃度を低下させる方法であって、該ヒト対象に約30mg/日から約800mg/日の範囲の3,3,14,14−テトラメチルヘキサデカン−1,16−ジオイック酸を定期的に経口投与することを含む、方法。
  9. トリグリセリドの血漿濃度を処置前と比較して少なくとも10%低下させるおよび/または少なくとも200mg/DL未満とする、請求項8記載の方法。
  10. さらにトリグリセリドの血漿濃度を処置前と比較して少なくとも10%低くおよび/または少なくとも200mg/DL未満に維持することを含む、請求項9記載の方法。
  11. 処置を必要とするヒト対象における異リポ蛋白血症の処置法であって、該ヒト対象に約30mg/日から約800mg/日の範囲の3,3,14,14−テトラメチルヘキサデカン−1,16−ジオイック酸を定期的に経口投与することを含む、方法。
  12. 処置を必要とするヒト対象における高脂血症の処置法であって、該ヒト対象に約30mg/日から約800mg/日の範囲の3,3,14,14−テトラメチルヘキサデカン−1,16−ジオイック酸を定期的に経口投与することを含む、方法。
  13. 処置を必要とするヒト対象における高血圧の処置法であって、該ヒト対象に約30mg/日から約800mg/日の範囲の3,3,14,14−テトラメチルヘキサデカン−1,16−ジオイック酸を定期的に経口投与することを含む、方法。
  14. 収縮期および/または拡張期血圧を少なくとも収縮期160mmHgおよび/または拡張期100mmHg以下に低下させる、請求項13記載の方法。
  15. さらに血圧を少なくとも収縮期160mmHgおよび/または拡張期100mmHg以下に維持することを含む、請求項14記載の方法。
  16. 感受性のヒト対象におけるインスリン非依存性糖尿病の発症を遅延する方法であって、該ヒト対象に約30mg/日から約800mg/日の範囲の3,3,14,14−テトラメチルヘキサデカン−1,16−ジオイック酸を定期的に経口投与することを含む、方法。
  17. インスリン抵抗性を低下させる、請求項16記載の方法。
  18. 空腹時グルコース血漿濃度を少なくとも126mg/DL以下に低下させる、請求項16記載の方法。
  19. さらに血漿濃度を少なくとも126mg/DL以下に維持することを含む、請求項18記載の方法。
  20. 用量が約30mg/日から約600mg/日である、請求項1から19のいずれかに記載の方法。
  21. 用量が約30mg/日から約400mg/日である、請求項1から19のいずれかに記載の方法。
  22. 用量が約100mg/日から約600mg/日である、請求項1から19のいずれかに記載の方法。
  23. 用量が約200mg/日から約400mg/日である、請求項1から19のいずれかに記載の方法。
  24. ヒト対象が女性であり、かつ用量が約30mg/日から約600mg/日である、請求項1から19のいずれかに記載の方法。
  25. 定期的投与を1日2回行う、請求項1から19のいずれかに記載の方法。
  26. 定期的投与を1日3回行う、請求項1から19のいずれかに記載の方法。
  27. 定期的投与を少なくとも1日1回、少なくとも14日間行う、請求項1から19のいずれかに記載の方法。
  28. 定期的投与を少なくとも1日1回、少なくとも21日間行う、請求項1から19のいずれかに記載の方法。
  29. 定期的投与を少なくとも1日1回、少なくとも30日間行う、請求項1から19のいずれかに記載の方法。
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