JP2007527798A5 - - Google Patents

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ロビンソンのオゾン処理法では、オゾン処理と臭素処理の2つの機序による効果を順に組み合わせることによって殺菌を実現する。オゾンは、酸化によって生物種を直接死滅させる。さらに、オゾンと天然に存在する海水臭化物イオンとの反応により、次亜臭素酸イオンおよび次亜臭素酸の形成による殺菌性臭素処理が得られる。オゾン処理および臭素処理による殺菌工程の効果は、この組合せ効果が別々の殺菌工程の効果と比べて改善されたものであるという点で相乗的であることがわかっている。
以下の4つの式(フォン・グンテン(Von Gunten)、ホアニュ(Hoigne)、1994年)は、オゾンと溶存臭化物イオンの間でしかオゾンが必要とされないと仮定して、海水中のオゾンを利用することを記述している。
Figure 2007527798
上記の反応速度では、OBr に対するBr のモル濃度比が約2.7未満に下がると、さらにオゾンを投入してもより多くのOBrは生成されない。というのは、反応(2)および(3)におけるオゾンの消費が反応(1)におけるオゾンの消費よりも大きいからである。過剰な臭化物中にオゾンが導入されるときには、次亜臭素酸イオンが生じる反応が支配的である。典型的には、約70mg/リットルの臭化物イオンが海水中で利用可能である。そのため、典型的なオゾン処理レベル(1〜5mg/リットルのオゾン)におけるオゾンの損失を最小限に抑えるのに十分な過剰臭化物が、バラスト水の取り入れまたは取り出しを行う導管に提供される。しかし、バイパス・ラインにより、オゾンおよびOBrの消散反応(2)〜(4)が支配的になる前に使い尽くすのに利用可能な水と、それに対応する臭化物の量がより少なくなることになる。

Claims (79)

  1. オゾン処理方法であって、
    航海用船舶のバラスト・タンクに充填する水について生物種の生物死滅目標値を決定することと、
    前記バラスト・タンクに前記水を充填する前に前記水の分流部分の流量を調整することと、
    生物死滅目標値を達成するように、前記分流部分の水の流量の前記調整と前記分流部分へのオゾンの注入率とを調節することと、
    前記調整された分流部分が前記バラスト・タンクに充填する水に再結合されたときに生物死滅目標値を達成するように、その部分に前記決定された率でオゾンを注入することと、を含む方法。
  2. オゾン処理方法であって、
    航海用船舶のバラスト・タンクに充填する水の一部を分流することと、
    前記水の分流部分が前記バラスト・タンクに充填する水に再結合されたときに目標オゾン濃度を達成するように、前記分流部分にオゾンを注入するのに十分なオゾン生成能力Qを決定することと、
    前記決定されたオゾン生成能力を有する生成器によって前記分流部分にオゾンを注入することと、
    前記バラスト・タンクに充填する水に前記分流部分を再結合することと、を含む方法。
  3. 前記バラスト・タンクに充填する水についての生物種の生物死滅目標値に応じて前記目標オゾン濃度を決定することを含む、請求項2に記載の方法。
  4. 前記バラスト・タンクに充填する水の生物死滅目標値を実現するのに十分なオゾン濃度を実現するオゾン生成能力Qを決定することと、
    前記能力Qを生成器定格値に変換することと、
    前記定格値に従って生成器を選択して、前記分流部分にオゾンを注入することと、をさらに含む、請求項2に記載の方法。
  5. 前記バラスト・タンクに充填する水の生物死滅目標値を実現するために前記バラスト水を処理するのに必要とされるオゾン濃度を実現するオゾン処理率T(処理する海水1リットル当たりに加えられるオゾン量(mg))に応じてオゾン生成能力Qを決定することと、
    前記能力Qを生成器定格値に変換することと、
    前記定格値に従って生成器を選択して、前記分流部分にオゾンを注入することと、をさらに含む、請求項2に記載の方法。
  6. ある生物死滅目標値を実現するために前記バラスト水を処理するのに必要とされるオゾン処理率T(処理する海水1リットル当たりに加えられるオゾン量(mg))を決定することと、
    前記オゾン処理率Tに応じて前記オゾン生成能力Qを決定することと、
    前記決定された能力Qに従って前記オゾン生成器を選択し、前記生成器によって前記分流部分にオゾンを注入することと、をさらに含む、請求項2に記載の方法。
  7. 前記生物死滅目標値を実現するために前記バラスト水を処理するのに必要とされるオゾン処理率T(処理する海水1リットル当たりに加えられるオゾン量(mg))を決定することと、
    複数のバラスト・タンクへの導管のバラスト水を処理するのに必要とされるオゾン処理率Tに応じた能力の加算値に応じてオゾン生成能力Qの合計を決定することと、を含む、請求項6に記載の方法。
  8. オゾン処理方法であって、
    航海用船舶のバラスト・タンクに充填する水について生物種の生物死滅目標値を決定することと、
    前記バラスト・タンク充填する前に前記水の一部を分流することと、
    前記分流された水の一部すなわち分流部分が前記バラスト・タンクに充填する水に再結合されたときに目標オゾン濃度を達成するように、前記水の分流部分にオゾンを注入するのに十分なオゾン生成能力を決定することと、
    前記分流部分が前記バラスト・タンクに充填する水に再結合されたときに前記生物死滅目標値を達成するように、前記分流部分の流量を調整し、前記決定されたオゾン生成能力を有する生成器によって前記分流部分へのオゾン注入率を調節することと、
    前記分流部分を前記バラスト・タンクに充填する水と再結合することと、を含む方法。
  9. コンピュータ使用可能媒体内の1組の命令に従って、コントローラにより前記分流部分の流量が調整され、前記オゾン注入率が調節され、それによって、前記再結合される水の最小閾値オゾン濃度で前記生物死滅目標値が実現される、請求項8に記載の方法。
  10. コンピュータ・メモリ内の1組の命令に従って、コントローラにより前記分流部分の流量が調整され、前記オゾン注入率が調節され、それによって、前記再結合される水の最小閾値オゾン濃度で前記生物死滅目標値が実現される、請求項8に記載の方法。
  11. バラスト水処理システムであって、
    少なくとも1つのバラスト・タンクおよび前記バラスト・タンクへの吸入口/吐出口に対して水をやり取りする少なくとも1つの導管を含む航海用船舶と、
    前記導管からの前記水の一部を分流する調整弁と、
    前記水の分流部分の水へのあるオゾン注入率を実現する注入器と、
    前記分流部分が前記水に再結合されたときに生物死滅目標値を達成するように、前記分流部分の水の流量および前記分流部分に前記オゾンを注入する率を調節する、前記調整弁および前記注入器に動作可能に接続されたコントローラと、を備えたバラスト水処理シス
    テム。
  12. 前記分流部分と前記水を再結合する前に、前記分流部分に注入されたオゾンを分散させる分散器をさらに備えた請求項11に記載のバラスト水処理システム。
  13. 前記注入器にオゾンを提供するオゾン生成器をさらに備えた請求項11に記載のバラスト水処理システム。
  14. 前記注入器にオゾンを提供するオゾン生成器をさらに備え、前記生成器は、前記分流部分が前記バラスト・タンクに充填する水に再結合されたときにオゾン濃度目標値を達成するように、前記分流部分に注入されるオゾンの処理率Tを実現するのに十分なように決定される能力Qに応じて選択される、請求項11に記載のバラスト水処理システム。
  15. 複数の水の流れの各流れを複数のバラスト・タンクのそれぞれのバラスト・タンクに充填する前に、前記複数の水の流れのそれぞれの分流部分にオゾンを注入する複数の分流器および注入器の組を備えた請求項11に記載のバラスト水処理システム。
  16. 前記注入器にオゾンを提供するオゾン生成器をさらに備え、前記生成器は、前記複数のバラスト・タンクへの導管のバラスト水を処理するのに必要とされる処理率Tに応じた能力の加算値に応じて決定されるオゾン生成能力Qに応じて選択される、請求項11に記載のバラスト水処理システム。
  17. オゾン処理方法であって、
    航海用船舶から海に吐出するバラスト水について生物種の生物死滅目標値を決定することと、
    前記バラスト水を吐出する前に前記バラスト水の分流部分の流量を調整することと、
    前記生物死滅目標値を達成するように、前記分流部分の水の流量の前記調整と前記分流部分にオゾンを注入する率とを調節することと、
    前記調整された分流部分が前記水に再結合され、前記オゾン注入水が海に吐出されるときに前記生物死滅目標値を達成するように、決定された率で前記分流部分にオゾンを注入することと、を含む方法。
  18. バラスト水処理システムであって、
    少なくとも1つのバラスト・タンクを含む航海用船舶と、
    オゾンを生成するオゾン生成器と、
    前記バラスト・タンクから水を吐出し、前記水を前記航海用船舶の吐出ポートに導くバラスト水導管と、
    前記導管からの前記水の一部を分流させる調整弁と、
    前記分流された水の一部すなわち分流部分へのあるオゾン注入率を実現する注入器と、
    前記分流部分が前記導管内の前記水に再結合されたときに生物死滅目標値を達成するように、前記分流部分の水の流量および前記分流部分へのオゾン注入率を調節する、前記調整弁および前記注入器に動作可能に接続されたコントローラと、を備えたバラスト水処理システム。
  19. オゾン処理方法であって、
    航海用船舶のバラスト・タンクに海水をくみ上げることと、
    前記バラスト・タンクに前記水を充填する前に、前記くみ上げ水の分流部分の流量を調整することと、
    生物死滅目標値を達成するように、前記分流部分の水の流量の調整と前記分流部分へのオゾン注入率とを調節することと、
    前記調整された分流部分が前記バラスト・タンクに充填する前記くみ上げ水に再結合されたときに前記生物死滅目標値を達成するように、決定された率で前記分流部分にオゾンを注入することと、を含む方法。
  20. 前記水の95%以上の生物種死滅値を実現するように前記分流部分の流量およびオゾンの注入を調整することを含む、請求項19に記載の方法。
  21. オゾン処理方法であって、
    導管内の水の流れからの水の一部を分流することと、
    前記分流された水の一部すなわち分流部分にオゾン含有ガスを注入してオゾン化部分を提供することと、
    前記オゾン化部分と前記導管内の前記水の流れとを再結合することと、
    前記導管内の流量および前記注入ガス中のオゾンの割合に応じて最小限の分流部分流量が得られるように前記分流部分の流量を調整することと、を含む方法。
  22. 前記分流部分にオゾンを注入する時点から、前記オゾン化部分と前記導管内の前記水の流れとを再結合する時点までの、オゾン注入水のバイパス・ラインでの滞留時間を制限することをさらに含む、請求項21に記載の方法。
  23. 水処理システムであって、
    第1吸入場所から吐出場所に水を搬送する導水管と、
    前記導水管の第1ポイントから第2戻りポイントへのバイパス・ラインであって、前記導水管からの前記水の一部を分流して前記バイパス・ライン内で循環させ、戻りポイントで前記導水管に戻すバイパス・ラインと、
    前記分流された水の一部すなわち分流部分にオゾンを注入するために前記バイパス・ライン内に含まれる注入器と、
    前記注入器によって注入されるオゾンを生成するオゾン生成器と、
    前記導水管内の流量および前記注入ガス中のオゾンの割合に応じて最小限の分流部分流量が得られるように前記分流部分の流量を調整する調整弁と、を備えた水処理システム。
  24. 前記バイパス・ライン内の前記注入器の下流に配置された静止型混合器をさらに備えた請求項23に記載のシステム。
  25. 前記バイパス・ライン内の前記注入器の下流に配置された混合器と、
    前記分流部分をオゾンと共に、前記戻りポイントで前記導水管に再注入する再注入器と、を備えた請求項23に記載のシステム。
  26. 複数の分流された水の流れの部分の各部分が複数のバラスト・タンクのそれぞれのバラスト・タンクに充填される前に、前記複数の分流された水の流れのそれぞれの部分に、オゾンを注入する複数の注入器を備えた請求項23に記載のシステム。
  27. オゾン処理方法であって、
    航海用船舶のバラスト・タンクに海水をくみ上げることと、
    前記くみ上げ水を前記バラスト・タンクに充填する前に、前記くみ上げ分流部分の流量を調整することと、
    前記導管内の流量および注入ガス中のオゾンの割合に応じて前記分流部分の水の流量の前記調整と前記分流部分へのオゾンの注入率とを調節して最小限の分流部分流量を実現することと、を含む方法。
  28. 前記分流部分にオゾンを注入する時点から、前記オゾン化部分と前記導管内の前記水の
    流れとを再結合する時点までの、オゾン注入水のバイパス・ラインでの滞留時間を制限することをさらに含む、請求項27に記載の方法。
  29. オゾン処理方法であって、
    船舶のバラスト・タンクに充填する水の一部を分流することと、
    前記分流された水の一部すなわち分流部分にオゾンを注入してオゾン化部分を提供することと、
    前記オゾン化部分と前記バラスト・タンクに充填する水とを再結合することとを含み、
    前記注入部分を前記バラスト・タンクに充填する水に再結合するポイントまでオゾンおよび水を輸送する時間である、バイパス・ラインでのオゾン注入水の滞留時間制御される、方法。
  30. 前記水は、オゾンと反応してOBr反応生成物を形成する臭化物イオンを含む海水である、請求項29に記載の方法。
  31. 前記水は、オゾンと反応してOBr反応生成物を形成する臭化物イオンを含む海水であり、さらに、OBr に対するBr のモル比を2.7よりも大きく維持するように制御された前記滞留時間にわたって前記オゾンを海水と接触させる、請求項29に記載の方法。
  32. 前記滞留時間は、バイパス流体の流速を制御することによって制限される、請求項29に記載の方法。
  33. 前記滞留時間は、バイパス・パイプ長によって制限される、請求項29に記載の方法。
  34. 前記滞留時間は、前記反応生成物の決定された寿命に基づいて制御される、請求項31に記載の方法。
  35. 前記滞留時間は、オゾンを注入するポイントと、前記注入部分と前記バラスト・タンクに充填する水とが再結合されるポイントとの間の長さを定めることによって、前記反応生成物の決定された寿命に基づいて制御される、請求項31に記載の方法。
  36. 前記滞留時間は、前記分流部分の流量を制御することによって制御される、請求項29に記載の方法。
  37. 前記時間は5秒未満である、請求項21,27,または29に記載の方法。
  38. 前記時間は0.25秒未満である、請求項21,27,または29に記載の方法。
  39. 前記時間は0.21秒未満である、請求項21,27,または29に記載の方法。
  40. バラスト水処理システムであって、
    少なくとも1つのバラスト・タンクを含む船舶と、
    オゾンを生成するオゾン生成器と、
    船舶の第1吸入場所から吐出場所に水を搬送するバラスト水導管と、
    前記導水管の第1ポイントから第2戻りポイントまでのバイパス・ラインであって、前記導管からの前記水の一部を分流させて前記バイパス・ライン中を循環させ、前記戻りポイントで前記導水管に戻すバイパス・ラインと、
    前記分流された水の一部すなわち分流部分の水にオゾンを注入する注入器であって、オゾン注入ポイントから、前記注入部分を前記バラスト・タンクに充填する水に再結合する
    ポイントまでオゾンおよび水を輸送する時間である滞留時間を実現する場所で前記バイパス・ラインに挿入された注入器と、を備えたバラスト水処理システム。
  41. 前記注入器は、滞留時間が実現される場所に挿入され、前記滞留時間は、オゾンとバラスト水成分のOBr 反応生成物の決定された寿命に応じて指定される、請求項40に記載のシステム。
  42. 前記注入器は、5秒未満である滞留時間が実現される場所に挿入される、請求項40に記載のシステム。
  43. 前記注入器は、0.25秒未満である滞留時間が実現される場所に挿入される、請求項40に記載のシステム。
  44. 前記注入器は、0.21秒未満である滞留時間が実現される場所に挿入される、請求項40に記載のシステム。
  45. 前記分流部分に注入されたオゾンを混合する混合器と、
    前記分流部分をオゾンと共に、前記戻りポイントで前記導水管に再注入する再注入器とを備えた請求項40に記載のシステム。
  46. 複数の分流された水の流れの部分の各部分が複数のバラスト・タンクのそれぞれのバラスト・タンクに充填される前に、複数の分流された水の流れの部分のそれぞれに、オゾンを注入する複数の注入器を備えた請求項40に記載のシステム。
  47. バラスト水処理システムであって、
    少なくとも1つのバラスト・タンクおよび前記バラスト・タンクへの吸入口/吐出口に対して水をやり取りする少なくとも1つの導管を含む船舶と、
    前記導管からの前記水の一部を分流する調整弁と、
    前記分流された水の一部すなわち分流部分の水へのあるオゾン注入率を実現する注入器と、
    前記導管内の流量および前記注入ガス中のオゾンの割合に応じて前記分流部分の流量を調整して最小限の分流部分流量を実現するために前記調整弁および前記注入器に動作可能に接続されたコントローラと、を備えたバラスト水処理システム。
  48. 前記分流部分と前記水が再結合されたときに生物死滅目標値を達成するように、前記分流部分の水の流量および前記分流部分への前記オゾンの注入率を調節するように前記コントローラを動作させる1組の命令を含むコンピュータ使用可能媒体をさらに備えた請求項47に記載のシステム。
  49. 前記バイパス導管内の前記注入器の下流に配置された混合器と、
    前記分流部分をオゾンと共に、前記戻りポイントで前記導水管に再注入する再注入器とを備えた請求項47に記載のシステム。
  50. オゾン処理方法であって、
    船舶のバラスト・タンクに充填する水について生物種の生物死滅目標値を決定することと、
    前記バラスト・タンクに充填する水の流れから水の一部を分流させることと、
    前記分流された水の一部すなわち分流部分が前記バラスト・タンクに充填する水と再結合されたときに前記生物死滅目標値を達成するように、前記分流部分に決定された率でオゾンを注入することと、
    導管内の流量および前記注入ガス中のオゾンの割合に応じて最小限の分流部分流量に前記水の前記分流部分の流量を調整することと、を含む方法。
  51. 前記分流部分の流量は、前記バイパスに注入されるオゾン1mg/Lにつき、前記導管流量の少なくとも0.25%に調整される、請求項21,27または50に記載の方法。
  52. 前記分流部分の流量は、前記バイパスに注入されるオゾン1mg/Lにつき、前記導管流量の少なくとも0.3%に調整される、請求項21,27または50に記載の方法。
  53. 前記分流部分の流量は、前記バイパスに注入されるオゾン1mg/Lにつき、前記導管流量の少なくとも0.35%に調整される、請求項21,27または50に記載の方法。
  54. 1つのバラスト・タンクに前記オゾン注入水を充填することをさらに含む、請求項1,21,27,または50に記載の方法。
  55. 複数のバラスト・タンクに前記オゾン注入水を充填することをさらに含む、請求項21,27または50に記載の方法。
  56. バラスト水処理システムであって、
    少なくとも1つのバラスト・タンクを含む航海用船舶と、
    オゾンを生成するオゾン生成器と、
    前記バラスト・タンクから水を吐出し、前記水を前記航海用船舶の吐出ポートに導くバラスト水導管と、
    前記導管から前記水の一部を分流させる調整弁と、
    前記分流された水の一部すなわち分流部分の水へのあるオゾン注入率を実現する注入器と、を備え、
    前記調整弁は、前記導管内の流量および前記注入ガス中のオゾンの割合に応じて前記分流部分の流量を調整して最小限の分流部分流量を実現する、バラスト水処理システム。
  57. 前記調整弁は、前記バイパスに注入されるオゾン1mg/Lにつき、前記導管流量の少なくとも0.25%の分流部分流量が実現されるように前記分流部分の流量を調整する、請求項23,47または56に記載のシステム。
  58. 前記調整弁は、前記バイパスに注入されるオゾン1mg/Lにつき、前記導管流量の少なくとも0.3%の分流部分流量が実現されるように前記分流部分の流量を調整する、請求項23,47または56に記載のシステム。
  59. 前記調整弁は、前記バイパスに注入されるオゾン1mg/Lにつき、前記導管流量の少なくとも0.35%の分流部分流量が実現されるように前記分流部分の流量を調整する、請求項23,47または56に記載のシステム。
  60. 排ガス分解装置の無いバラスト水処理システムであって、
    少なくとも1つのバラスト・タンクおよび前記バラスト・タンクへの吸入口/吐出口に対して水をやり取りする少なくとも1つの導管を含む塩水または淡水用の航海用船舶と、
    前記導管から水の一部を分流させる調整弁と、
    前記分流された水の一部すなわち分流部分の水へのあるオゾン注入率を実現する注入器と、
    前記分流部分の水の流量および前記分流部分へのオゾンの注入率を調節して生物死滅目標値を達成し、排ガスをなくすよう海水中で消費されるオゾン濃度を決定することにより排ガス分解装置無しでも大気中に有害ガスを放出しないように前記調整弁および前記注入
    器に動作可能に接続されたコントローラと、を備えたバラスト水処理システム。
  61. 前記分流部分をオゾンと共に、戻りポイントで前記導水管に再注入する再注入器と、
    前記分流部分と前記水を再結合する前に、前記分流部分を通して注入されたオゾンを分散させる分散器とをさらに備えた請求項60に記載のバラスト水処理システム。
  62. 前記注入器にオゾンを提供するオゾン生成器をさらに備えた請求項60に記載のバラスト水処理システム。
  63. 水の流れの複数の部分に、各流れが複数のバラスト・タンクのそれぞれのバラスト・タンクに充填される前に、オゾンを注入する複数の分流器および注入器の組を備えた請求項60に記載のバラスト水処理システム。
  64. 前記コントローラは、前記分流部分の水の流量および前記分流部分への前記オゾンの注入率を調節して、前記分流部分と前記水が再結合されたときに前記生物死滅目標値を達成するように、前記コントローラを動作させる1組の命令を含むコンピュータ使用可能媒体をさらに備えたコンピュータである、請求項11または60に記載のバラスト水処理システム。
  65. 前記コントローラは、前記分流部分の流量とオゾンの注入を協調させて前記水の生物死滅目標レベルが実現されるように前記コントローラを動作させる1組の命令をさらに備えたコンピュータである、請求項11または60に記載のバラスト水処理システム。
  66. 前記コントローラは、前記分流部分の流量とオゾンの注入を協調させて前記水のオゾン濃度1.0〜4.5mg/lが実現されるように前記コントローラを動作させる1組の命令をさらに備えたコンピュータである、請求項11,47または60に記載のバラスト水処理システム。
  67. 前記コントローラは、前記分流部分の流量とオゾンの注入を協調させて前記水のオゾン濃度1.5〜4.0mg/lが実現されるように前記コントローラを動作させる1組の命令をさらに備えたコンピュータである、請求項11,47または60に記載のバラスト水処理システム。
  68. 前記コントローラは、前記分流部分の流量とオゾンの注入を協調させて前記水のオゾン濃度2.0〜3.0mg/lが実現されるように前記コントローラを動作させる1組の命令をさらに備えたコンピュータである、請求項11,47または60に記載のバラスト水処理システム。
  69. 前記コントローラは、前記分流部分の流量とオゾンの注入を協調させて前記水の95%以上の生物種死滅値が実現されるように前記コントローラを動作させる1組の命令をさらに備えたコンピュータである、請求項11,47または60に記載のバラスト水処理システム。
  70. オゾン処理方法であって、
    航海用船舶のバラスト・タンクに充填する水について生物種の生物死滅目標値を決定することと、
    大気中に環境に有害な排ガスを放出することなく、前記生物死滅目標値を達成するように、前記水へのオゾン注入を決定することと、
    前記バラスト・タンクに前記水を充填する前に、前記水の分流部分の流量を調整することと、
    環境に有害な排ガスを放出することなく、前記生物死滅目標値を達成するように、前記分流部分の水の流量の前記調整と前記分流部分へのオゾンの注入率とを調節することと、
    大気中に環境に有害な排ガスを放出することなく、前記分流部分が前記バラスト・タンクに充填する水に再結合されたときに生物死滅目標値を達成するように、前記決定された率で前記調整された分流部分にオゾンを注入することと、を含む方法。
  71. 前記バラスト・タンクにオゾン注入水を充填することをさらに含む、請求項1または70に記載の方法。
  72. 複数のバラスト・タンクにオゾン注入水を充填することをさらに含む、請求項1または70に記載の方法。
  73. 前記生物死滅目標値は、水1立方メートル当たりに含まれる微生物が1つ以下である、請求項1,50または70に記載の方法。
  74. 前記分流部分の水の流量の前記調整と前記分流部分の水への前記オゾンの注入率とを調節して、前記バラスト・タンクに充填する水のオゾン濃度1.0〜4.5mg/lを実現することを含む、請求項1,50または70に記載の方法。
  75. 前記分流部分の水の流量の前記調整と前記分流部分の水への前記オゾンの注入率とを調節して、前記バラスト・タンクに充填する水のオゾン濃度1.5〜4.0mg/lを実現することを含む、請求項1,50または70に記載の方法。
  76. 前記分流部分の水の流量の前記調整と前記分流部分の水への前記オゾンの注入率とを調節して、前記バラスト・タンクに充填する水のオゾン濃度2.0〜3.0mg/lを実現することを含む、請求項1,50または70に記載の方法。
  77. 前記バラスト・タンクに前記水を充填する前に、1つのポイントで前記分流部分にオゾンを注入することを含む、請求項1,50または70に記載の方法。
  78. 複数の水の流れのそれぞれの分流部分に、複数のバラスト・タンクのそれぞれのバラスト・タンクに各流れを充填する前にオゾンを注入することを含む、請求項1,21,27,50または70に記載の方法。
  79. 前記分流部分の水の流量を、前記分流部分にオゾンを注入する前に調整することと、前記バラスト・タンクに充填する水に前記分流部分を再結合する前に、前記分流部分内に前記注入されたオゾンを分散させることと、を含む請求項1,2,21,27,50または70に記載の方法。
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