JP2007527642A - 低複雑度ノイズ低減を行うビデオ・エンコーダ - Google Patents

低複雑度ノイズ低減を行うビデオ・エンコーダ Download PDF

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Abstract

動き推定決定セットをノイズ低減に利用することにより、ビデオ符号化を行う間に低複雑度でノイズ低減を行う。各マクロブロック毎に動き推定をN回(Nは整数)実行し、参照ピクチャ指標および動きベクトルをそれぞれ含むN組の動き推定データを生成する。必ずというわけではないが、通常は、動き推定データ・セットはそれぞれ異なる参照ピクチャを使用する。各マクロブロック毎に、N組の動き推定データを使用してノイズ低減マクロブロックを生成し、その後、このノイズ低減マクロブロックを符号化する。

Description

本願は、米国特許法119条(e)に基づき、その開示を本明細書に組み込む、2003年7月9日出願の米国仮特許出願第60/485,891号に対する優先権を主張するものである。
本発明は、ビデオ・ストリームを符号化(圧縮)するビデオ・エンコーダに関する。
多くの応用分野では、帯域幅要件を緩和するために、ビデオ・ストリームを圧縮(符号化)する必要がある。ビデオ圧縮を行う既存の符号化装置は、MPEGやH.263、H.264など、幾つかの周知の圧縮技術に基づいている。ノイズ(雑音)のあるビデオ・シーケンスは、所定のビット・レートのノイズの無いクリーンなビデオ・シーケンスよりも、こうした標準的なビデオ圧縮技術を用いて圧縮することが困難であることが分かっている。ノイズ低減は、ビデオ圧縮に先立つ前処理機能として行うことができる。このような状況では、ノイズ低減段(ステージ)は、ノイズ低減済みピクチャを圧縮するエンコーダに加えられる入力ピクチャ・シーケンスのノイズを低減させる。
従来のノイズ低減(noise reduction)技術は、空間フィルタリングおよび/または時間フィルタリングを含んでいる。時間フィルタリングでは、平均などのフィルタリング関数を、幾つかの異なる入力ピクチャのピクセルに適用して、フィルタリング済みピクセルを生成する。ビデオ・シーケンスの時間フィルタリングは、一般に、(1)動き補償型(motion compensated)、および(2)非動き補償型(non−motion conpensated)、の2つのカテゴリに分類される。動きを含むビデオ・シーケンスの場合には、一般に、動き補償型時間フィルタリング方法の方が、非動き補償型時間フィルタリング方法よりも優れている。動き補償型時間フィルタリングのノイズ低減方法では、一般に、その他のノイズ低減方法より多くの計算が必要となる。
従って、ビデオ復号中に計算の複雑さが軽減された動き補償型ノイズ低減を行う技術が必要とされている。
(発明の概要)
簡潔に言えば、本発明の原理の第1の態様によれば、ノイズを低減したビデオ信号を符号化する方法が提供される。この方法では、始めに、入力ビデオ信号内の各マクロブロック毎に、動きをN回(Nは整数)推定して、参照ピクチャ指標(reference picture index)および動きベクトル(motion vector)をそれぞれ含むN組の動き推定データを生成する。必要というわけではないが、通常は、各動き推定データ・セットは、異なる参照ピクチャを使用する。N組の動き推定データのそれぞれを使用して予測を生成し、これらN個の予測をフィルタリング動作において使用して、ノイズ低減マクロブロックを生成する。このノイズ低減マクロブロックを、上記複数の動き推定データ・セットのうち当該マクロブロックにとって最良の1つの動きベクトルおよび参照ピクチャ指標を用いて符号化する。
本発明の原理の第2の態様によれば、ビデオ・エンコーダは、動き推定およびノイズ低減の両方を行う動き推定段(ステージ)を含んでいる。このエンコーダは、通常はそれぞれ別個の参照ピクチャから生成される(ただし、必ず別個の参照ピクチャから生成されるというわけではない)N組の動き推定データを用いて、各マクロブロック毎にノイズ低減を行う。このノイズ低減マクロブロックを、上記複数の動き推定データ・セットのうち当該マクロブロックにとって最良のデータ・セットの動きベクトルおよび参照ピクチャ指標を用いて符号化する。
図1は、H.264圧縮技術並びにそれと同様の圧縮技術を実行することができる従来技術のビデオ・エンコーダ10を示す図である。図1のH.264エンコーダ(符合器)10は、その非反転入力に入力ビデオ・ストリームが供給される加算ブロック12を含んでいる。動き推定ブロック14は、入力ビデオ・ストリームを、参照ピクチャ記憶装置16に記憶した事前符号化参照ピクチャと共に受信する。入力ビデオ・ストリームに現在現れている入力ピクチャの各マクロブロックについて、動き推定ブロック14は、現在のマクロブロックを、参照ピクチャ記憶装置16からの1つまたは複数の参照ピクチャと比較する。
H.264ビデオ圧縮システム(JVTまたはMPEG AVCとも呼ばれる)は、木構造階層マクロブロック・パーティションを使用する。フレーム間符号化された16×16ピクセルのマクロブロックは、サイズ16×8、8×16または8×8のマクロブロック・パーティションに分割することができる。サブ・マクロブロックと呼ばれる8×8ピクセルのマクロブロック・パーティションは、更に、サイズ8×4、4×8および4×4のサブ・マクロブロック・パーティションに分割する。動き推定ブロック14は、圧縮効率および主観品質を最大限に高めるように、特定のマクロブロックの特徴に基づいてマクロブロックをパーティションおよびサブ・マクロブロック・パーティションに分割する方法を選択する。各マクロブロックに対して、動き推定ブロック14は、様々なパーティション・サイズへのマクロブロックの細分を指示するマクロブロック・モードを提供する。更に、動き推定ブロック14は、参照ピクチャ指標および動きベクトルを各マクロブロックに対して提供する。
H.264ビデオ圧縮標準では、参照ピクチャ指標を符号化して複数の参照ピクチャのうちの特定の1つを使用していることを示すようにすることで、複数の参照ピクチャをフレーム間予測(inter−prediction)に使用する。Pピクチャ(またはPスライス)では、一方向のみの予測を使用し、許容参照ピクチャは、リスト0と呼ばれる第1のリストにおいて管理される。Bピクチャ(またはBスライス)では、リスト0およびリスト1の2つのリストの参照ピクチャが管理される。Bピクチャ(またはBスライス)では、リスト0またはリスト1を用いた一方向予測が可能である。リスト0およびリスト1の両方を用いた双方向予測も可能である。双方向予測を用いる場合には、リスト0およびリスト1の予測値を平均して、最終的な予測値を形成する。
動き推定ブロック14は、効率的な符号化を確実に行うために現在のピクチャに適当な予測値を生成することを目的として、マクロブロックの最良のマクロブロック・モード、参照ピクチャ指標および動きベクトルをかなり自由に決定することができる。動き推定処理中に動き補償ブロック14がこれらの決定を行うと、動き補償ブロック17は、参照ピクチャ指標、マクロブロック・モードおよび動きベクトルを、動き推定ブロックから受信することになる。これらの情報から、動き補償ブロック17は予測値を形成し、この予測値を加算ブロック12で入力ピクチャから取り除き、差分ピクチャを生成する。差分ピクチャは、変換ブロック18により変換される。量子化器20は、変換済みの差分ピクチャを量子化し、その後エントロピ・コーダ22に入力する。エントロピ・コーダ22の出力では、コード化ビデオ・ピクチャが得られる。逆量子化器24および逆変換ブロック26は、差分ピクチャに対してそれぞれ逆量子化および逆変換を行い、参照ピクチャを生じる。この参照ピクチャは、後続のピクチャのコード化に使用するために参照ピクチャ記憶装置16に記憶される。
図2は、本発明の原理によるノイズ低減を行うビデオ・エンコーダの第1の好ましい実施形態100を示す図である。エンコーダ100は、図1のエンコーダ10と共通の要素を数多く有し、両図において同じ参照番号は同じ要素を示している。図1に示す従来技術のエンコーダ10と同様に、図2のエンコーダ100は、入力ビデオ・ストリーム、および参照ピクチャ記憶装置16からの事前コード化ピクチャの両方を受信する動き推定ブロック14′を備えている。しかし、図2に示す動き推定ブロック14′は、以下の点で図1に示す動き推定ブロック14と異なる。上述のように、図1の動き推定ブロック14は、マクロブロックに関する単一の最良のマクロブロック・モード、マクロブロック・パーティションに関する参照ピクチャ指標、およびマクロブロック・パーティションまたはサブ・マクロブロック・パーティションに関する動きベクトルを生じる。これに対して、本発明の原理の動き推定ブロック14′は、マクロブロックのパーティションおよびサブ・マクロブロック・パーティションに関して、マクロブロック・モード、参照ピクチャ指標(RefPicIndex)および動きベクトル(MV:Motion Vector)をそれぞれ含むN組の動き推定データを、その出力において提供する。
本発明の原理によれば、図2のビデオ・エンコーダが実行する動き推定機能により、ノイズ低減が容易になる。エンコーダ100内のノイズ低減器102は、動き推定ブロック14′から、N組の動き推定データのそれぞれを受信する。後に図4を参照しながら説明するが、ノイズ低減器102は、現在のピクセルと、動き推定ブロック14から受信した予測値とを比較する。これらの差が予測しきい値未満である場合には、予測値は、ノイズ低減器102がピクセル・フィルタリングに利用する、適用されるフィルタ・セットの一部となる。このピクセル・フィルタリングの結果、フィルタリング済みピクチャ記憶装置104に記憶されるフィルタリング済みピクチャが得られる。このフィルタリング済みピクチャは、符号化処理への入力、即ち加算増幅器12への入力となる。
図3は、図2に示すエンコーダ100により実行される、入力ビデオ・ストリーム中の各ピクチャをノイズ低減符号化する処理の各ステップを示す流れ図である。この処理は、ステップ200において、ループ変数mbなど様々な変数を初期化することで開始する。その後、ステップ202を行い、ループ処理を開始する。その後、ステップ204を行い、各マクロブロックの動き推定を行い、N組の動き推定決定セットのそれぞれを計算し、次いで記憶する。次いで、ステップ206で、図2に示すノイズ低減器102が、記憶したN組の動き推定決定セットを用いてマクロブロックのノイズ低減を行う。
ステップ208で、マクロブロックのビデオ符号化を行う。第1に、図2に示す動き補償ブロック17が、N組の記憶した動き推定決定セットのうち最良の1つ、通常はそれらのセットの中で最良と考えられる第1のセットを用いて、マクロブロックの予測値を生成する。この予測を、フィルタリング済みピクチャから取り除く。次いで、図1を参照して述べた方法で、この差分ピクチャに変換、量子化およびエントロピ・コード化を施す。この差分ピクチャは、図2に示す参照ピクチャ記憶装置17に記憶する前に、逆量子化および逆変換も施される。本発明の一実施形態では、N組の動き推定データ・セットはそれぞれ、異なる参照ピクチャ指標を使用する。ステップ208に続いて、ステップ210を行い、この時点で、ループ変数mbがマクロブロックの数と等しくなったら、ステップ202で開始したループ処理を終了する。換言すれば、ステップ202から208は、ピクチャ内の全てのマクロブロックの符号化が完了するまで繰り返される。その後ステップ212で、符号化処理を終了する。
前述のように、N組の動き推定決定セットは、図2のノイズ低減器102への入力として働く。図4は、ノイズ低減器102が実行するノイズ低減処理の各ステップを示す流れ図である。ノイズ低減処理は、ステップ300で開始され、その後、ループ指標pに従って各ピクセルをループするように、ループ動作が開始される。ステップ302で、現在のピクチャ・ブロックpic[p]内の各ピクセルpの値を読み取る。ステップ304で、各動き推定決定セットをループ変数iに従ってループするように、第2のループ動作が開始される。ステップ306で、図2の動き補償ブロック17は、第iの動き推定決定セットを用いて動き補償を行うことにより、ピクセルpに対する予測値pred[p]を生成する。ステップ308で、現在のピクセルpic[p]と予測値pred[i]との差を測定する。この差の測定は、ルマ(luma:ルミナンス)および/またはクロマ(choroma:クロミナンス)の値を計算に含むことがある。例えば、差の測定値は、差の絶対値である可能性がある。差の測定値がしきい値未満である場合には、ステップ310で、図2のノイズ低減器102が実行するノイズ低減フィルタリング動作で使用されるフィルタ・セットfsetに予測値を付加する。ステップ310(または差の測定値がしきい値を超える場合にはステップ308)に続いて、ステップ312を行い、ループiの動作を終了する。換言すれば、ステップ304から310は、各動き推定決定セットの予測値が生成され、その後その予測値がしきい値と比較されるまで繰り返される。
ステップ312に続いて、ステップ314を行い、ステップ310で生成されたフィルタ・セットfsetから得られるフィルタをピクセルpに適用して、フィルタリング済みピクセル値を生成する。このフィルタリング動作は、ルマ・サンプルおよび関連する両クロマ成分のサンプルについて、別々に行われる。平均の計算、加重平均の計算または中央値の計算など、ノイズ低減フィルタリング動作では、幾つかの異なるフィルタ関数の何れかを使用する。また、フィルタリング動作は、空間近傍を計算に含むこともある。空間近傍をフィルタリング動作に含めるかどうかを考慮するには、空間近傍をしきい値と比較すればよい。図2のフィルタリング済みピクチャ記憶装置104は、ピクセル・フィルタリング動作の結果をFilt_pic[p]として記憶する。その後、フィルタリング済みピクチャFilt_picは、後続のピクチャのノイズ低減を行う際のビデオ符号化処理の残りの部分に対する入力となる。或いは、参照ピクチャ記憶装置の元の入力ピクチャを、ノイズ低減処理の入力として使用することもできる。
フレーム内符号化(I:Intra)ピクチャ(またはIスライス)内のマクロブロックの場合、通常は、空間フィルタリングのみが行われる。或いは、上述の動き推定処理およびノイズ低減処理を行うこともできるが、ビデオ・エンコーダはフレーム内符号化のみを実行し、従って動き推定決定セット内で選択される動き推定決定セットを使用しない。エンコーダ100では、既存の動き推定ブロック14′が既に存在しており、このような状態では普通は使用されないので、Iピクチャに対して動き推定を行うことにより複雑度が増すことはほとんどない。
図5は、本発明の原理によるエンコーダ100′の代替の例示的な実施形態を示す図である。図5に示すエンコーダ100′は、多くの特徴を図2に示すエンコーダ100と共有しており、同じ参照番号は同じ要素を示している。しかし、図2のエンコーダ100とは異なり、図5のエンコーダ100′は、入力ピクチャが動き推定ブロック14′で受信される前にフィルタリングする、空間フィルタ106を備えている。Iピクチャの場合には、動き推定は行われず、スイッチ108が空間フィルタ106の出力を加算ブロック12に結合する。PピクチャおよびBピクチャの場合には、空間フィルタリング済みの入力ピクチャを入力として使用して、動き推定が行われる。この状況では、スイッチ108は、加算増幅器の非反転入力に結合して、ノイズ低減器102の出力を受信する。
以上、任意のブロック式動き補償ビデオ圧縮技術に適当な低複雑度ノイズ低減を行うエンコーダ(符号器)について説明した。ただし、本発明の原理のエンコーダは、複数の参照ピクチャを用いるH.264などの圧縮技術で最良の結果を提供する。これは、エンコーダおよびノイズ低減器の双方が動き推定関数を再利用して、ノイズ低減フィルタリング処理で使用される複数のピクチャの使用を可能にすることができるからである。ビデオ・エンコーダの一部としてノイズ低減を行うことにより増す複雑度は、独立型ビデオ・ノイズ低減システムの場合に比べれば非常に小さい。ノイズのあるビデオ・シーケンスの場合には、本発明の原理のエンコーダは、通常のビデオ・エンコーダに比べて、特定のビット・レートの圧縮ビデオ画質を大幅に改善する。
従来技術による例示的なビデオ・デコーダを示すブロック図である。 本発明の原理の第1の態様による組込み型ノイズ低減器を備えたビデオ・エンコーダを示す図である。 本発明の原理によるノイズ低減方法を含むビデオ符号化処理を示す流れ図である。 図3に示すビデオ符号化処理中に行われるノイズ低減処理を示す流れ図である。 本発明の原理の第2の態様による組込み型ノイズ低減器および空間フィルタを備えたビデオ・エンコーダを示す図である。

Claims (10)

  1. ノイズを低減したビデオ信号を符号化する方法であって、
    入力ビデオ信号内の各マクロブロック毎に、動きをN回(Nは整数)推定して、参照ピクチャ指標および動きベクトルをそれぞれ含むN組の動き推定決定セットを生成するステップと、
    各マクロブロック毎に、N組の動き推定データを用いてノイズ低減マクロブロックを生成するステップと、
    前記動き推定データ・セットのうちの最良の1つを用いて、各ノイズ低減マクロブロックを符号化するステップと、
    を含む、前記方法。
  2. 前記動きを推定するステップが、N個の異なる参照ピクチャのそれぞれを用いて動きをN回推定するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ノイズ低減マクロブロックを生成するステップが、
    前記N組の動き推定決定セットのうち複数を選択するステップと、
    前記選択した動き推定決定セットを用いて、マクロブロック内の各ピクセルを時間フィルタリングするステップと、
    を含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記選択ステップが、
    各動き推定決定セット毎に予測値を生成するステップと、
    予測値と現在のピクセルの間の差を計算するステップと、
    前記差がしきい値未満であるかどうかを判定するステップと、
    前記差がしきい値未満である場合に、その差が前記しきい値未満となる動き推定決定セットを選択するステップと、
    を含む、請求項3に記載の方法。
  5. 動きの推定を行う前に、入力ビデオを空間フィルタリングするステップを含む、請求項1に記載の方法。
  6. ノイズを低減したビデオ信号を符号化する方法であって、
    N個の別個の参照ピクチャのそれぞれを用いて、入力ビデオ信号内の各マクロブロック毎に動きをN回(Nは整数)推定して、参照ピクチャ指標および動きベクトルをそれぞれ含むN組の動き推定決定セットを生成するステップと、
    各マクロブロック毎に、N組の動き推定データを用いてノイズ低減マクロブロックを生成するステップと、
    前記動き推定データのうちの最良の1つを用いて、各ノイズ低減マクロブロックを符号化するステップと、
    を含む、前記方法。
  7. 入力ビデオ信号内の各マクロブロックにおける動きをN回(Nは整数)推定して、参照ピクチャ指標および動きベクトルをそれぞれ含むN組の動き推定決定セットを生成する動き推定段と、
    N組の動き推定データを用いてノイズ低減マクロブロックを生成するノイズ低減器と、
    前記ノイズ低減マクロブロックを符号化する符号化手段と、
    を含む、ビデオ・エンコーダ。
  8. コード化されたピクチャを記憶する参照ピクチャ記憶装置を含み、前記動き推定段が、N個の異なる記憶した参照ピクチャのそれぞれを用いて動きをN回推定する、請求項7に記載のエンコーダ。
  9. 前記コード化されたピクチャを記憶する参照ピクチャ記憶装置と、
    前記記憶した事前コード化ピクチャを入力ビデオ・ストリームとして適用して各マクロブロックの動きを推定し、N組の動き推定決定セットを生成する手段と、
    前記動き推定決定セットを適用してピクチャをフィルタリングしてノイズ低減を行う手段と、
    を含む、請求項7に記載のエンコーダ。
  10. 動きの推定を行う前に、入力ビデオを空間フィルタリングする空間フィルタを含む、請求項7に記載のエンコーダ。
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