JP2007527017A - 回折表色系 - Google Patents

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Abstract

本発明は、回折表色系における方法に関し、該表色系は、視覚色彩効果目標色を特定し、目標色は、回折によって生成された2つ以上の原色をともに混色することによって形成される。本発明に従えば、原色および原色を生成する際に用いられる基本格子の特性は、特に特定用途向けの照明において所望の正確な原色を生成するように、かつ必要な場合には、基板材料および/または他の背景の色を別途に考慮することによって選択される。また、本発明は、本方法を実施する回折表色系および混色された目標色を生成する回折素子にも関する。さらに、本発明は、1つ以上の回折色彩効果を含む製品に関する。

Description

発明の詳細な説明
本発明は、添付の独立請求項1の前提部分に記載の回折表色系による方法に関し、該表色系は視覚色彩効果目標色を特定し、目標色は、回折によって生成された2つ以上の原色をともに混色することによって形成される。加えて、本発明は、添付の独立請求項14に記載の前記方法を実施する回折表色系に関する。本発明は、さらに、添付の独立請求項17の前提部分に記載の混色された目標色を生成する回折素子に関する。本発明は、添付の請求項33に従う1つ以上の回折色彩効果を含む製品にも関する。
一般に、本発明は、色を生成する場合に回折素子を適用することに関し、その場合には、印刷インクによって生成された従来効果は、特定の用途においては、より効果的な視覚効果を生み出す回折によって生成された色で置き変えることができる。
発明の背景
色は、現代人の生活様式に非常に重要である。色は、各種材料の生産における重要な要素であり、多くの製品の商業的成功におけるまさに中枢的要素である。たとえば包装材で用いられる色は、消費者の関心を喚起し、ブランドおよび商標を認識させる際に非常に重要な機能を有している。色は、たとえば消費者が他の競合製品の中から既に馴染みのあるブランド品を見出すのに役立つ。
したがって、色生成方法を開発する場合に、その目的は非常に鮮明で正確な色彩効果を提供することであり、これらの色彩効果は、異なる材料で、かつ異なるプロセスでも再現可能でなければならない。本明細書では、鮮明とは、たとえばその色が非常に純粋で、正確に所望の色相から成り、明るいことを言う。
従来のいわゆる減色法では、色は着色剤または顔料を特定の比率で混色することによって形成され、その場合には、この種の着色剤で処理された表面は所望の色を反射する。しかしながら、印刷物上で用いられるこの種の減色法およびしたがって光吸収に基づく混色は、既知の方法では、典型的に3原色を表す光がともに直接的に混色されるいわゆる加法混色の場合ほど鮮やかで明るい色を提供しない。加色形成は、たとえば陰極線管で利用され、その場合には、RGB系でともに混色される原色は、赤(R)、緑(G)および青(B)である。印刷物で用いられる減色法では、いわゆるCMYK系が一般に用いられ、その場合には、原色は、シアン(C)、赤紫(M)、黄(Y)および黒(K)である。
色スペクトル、すなわち、減法混色で用いられる原色によって形成されるいわゆる色域は、加法混色で達成される色よりも小さいと、それ自体知られている。
先行技術から、このような減法的印刷インク系も知られており、この系においては、4つより多い原色がより幅広い色スペクトルを与えるために用いられる。6原色に基づくこのような表色系の一つは、米国特許第5734800号明細書に記載されている。
また、より良好な色の忠実度を達成するために、3つよりも多い原色を利用することは、加色法においてそれ自体知られている。先行技術から、いわゆる多原色表示が最近知られており、これらの表示には、従来のRGB系に対比して、たとえば6つの原色が用いられる。
しかしながら、包装材においては、色形成は、従来から、原色の減法混色だけにほとんど基づいており、その明らかな理由は、この種の色は、実際には、印刷方法によって容易に生成することができるからである。しかしながら、さらに印象的な色彩効果に対する傾向は、各種ホログラムに基づく方法の開発に繋がり、この方法では、色は回折素子によって生成される。ホログラム効果によって、包装材には所望の鮮明度が与えられ、加えて、たとえば製品の独創性を示すために用いることができる。なぜなら、ホログラムの実施は、通常の印刷技術よりも明らかに要求がより厳しいからであり、したがって、製品模造品の生産を複雑で困難にする。
米国特許第5797632号明細書は、カラー画像が印刷インクによって基板の表面上に生成され、媒体としてのインク機能に3つの異なるカラーハーフトーン画像がさらに形成される、1つの解決手段を開示している。これらのハーフトーン画像は、3つの異なる原色を反射する回折素子として印刷インクに形成され、回折素子は、前記3原色から加法混色に基づくカラー画像を生成する。印刷インクは、熱硬化性インク、光重合インクまたは他のいくつかの熱可塑性インクであってもよい(米国特許第5797632号明細書の第6欄第63行目〜第67行目参照)。
しかしながら、たとえ上記の米国特許第5797632号明細書が、たとえば梱包材の表面上に印刷技術によって先行技術よりも鮮明なホログラフィック効果の生成を可能にする解決手段を提示しているとしても、該解決手段によって実施された色スペクトルは、依然、非常に限定されており、たとえば製品デザイナの現在の益々増え続ける要求を満たすことができない。
先行技術に従う解決手段の明らかな欠陥は、これまでCIE1931色度座標(国際照明委員会)などの標準化された色度座標の色相が、加法混色を用いて、回折素子によって制御下で生成されるであろう適正なツールが存在していなかったということであろう。このことは、たとえば製品包装を設計し生産するときには、回折によって生成される色彩効果の広範で効果的な使用を妨げている。
発明の簡単な説明および最も重要な効果
本発明の目的は、従来に比べて、色スペクトルがより幅広い色の回折による生成を可能にする、新規な解決手段を提供することである。さらに、本発明によって、標準化された色度座標、たとえばCIE1931表色系によって特定された色あるいは、このような座標に関連して特に特定された表色系、たとえばPantone(登録商標)表色系を回折素子によって正確に生成することが可能である。本発明の一目的は、新しい種類の回折表色系を特定し、それによって、たとえば製品包装を設計するグラフィックデザイナが、顧客と製品包装の生産に係わる関係者との両者に連絡することができることである。これに関連して、主要目的は、表色系に含まれる色およびこれらの色を遂行する回折素子に関する情報を様々な関係者間で伝達できる方法を決定することでもある。
これらの目的を達成するためには、本発明に従う方法は、添付独立請求項1の特徴部分に提示されていることを主として特徴とする。同様に、本発明に従う回折表色系は、添付の独立請求項14の特徴部分に提示されていることを主として特徴とする。さらに、本発明に従う回折素子は、添付の独立請求項17の特徴部分に提示されていることを主として特徴とする。本発明に従う1つ以上の回折色彩効果を含む製品の特徴は、同様に、添付の請求項33に提示されている。他の従属請求項は、本発明のいくつかの好ましい実施形態を提示している。
本発明は、格子によって生成された色が試験されるこれらの照明条件を格子設計において考慮することによって、回折格子で非常に明るい純粋の原色を生成することができるという洞察に基づいている。本発明の主要な特徴は、まったく新規でかつ進歩性のある方法で、原色の波長および数を選択することに関し、この方法は、従来の個々の用途における場合よりも、幅広い色スペクトルの実施を可能にする。加えて、特定用途向けの、正確な色再生を目指す場合には、格子基板のスペクトル特性および今後見込まれる他の背景材料にも注意が払われる。様々な材料上に生成された色の再現が、主要な特徴であるが、この特徴は、まさしく正確な方法でブランドと関係がある色を再現し、できる限り効率的に消費者に影響を及ぼすために必要である。
本発明に従えば、所望の目標色は、原色をともに加法混色することによって生成され、各原色は、当該原色に対して最適化された基本格子で生成される。典型的には、3つの異なる色である、ともに混合された原色は、特定用途向けのまたは、特有の色のより幅広い原色候補群から、いずれの場合も様々な用途で、本発明に従って選択され、様々な目標色を生成する場合には、必要に応じて、原色の様々な組み合わせを用いることができる。原色候補群から、当該色相を生成するための最適の原色を特有の用途向けに選択することによって、従来の表色系におけるよりもかなり幅広い色スペクトルを達成することができる。従来の表色系では、加法混色された原色は、さらに具体的な、特定の用途向けまたは特定の目標色に対する最適化を予めすることなく仕上げられる。色空間においては、原色は、再現された色スペクトルの縁部、すなわち色域に配置され、これらの原色を混色することによって混色された目標色を形成することができ、該目標色は色空間中の原色によって制限された領域に配置される。
本発明に従えば、原色を生成する際に用いられる原色および基本格子の特性は、特に特定用途向けの照明においては、所望の正確な原色を生成するように、必要な場合には、基板材料および/または他の背景の色を別途に考慮して選択される。
本発明の実施形態においては、原色候補は、蛍光灯によって発光された光のスペクトル中で生じるスペクトルのピークに合わされる。各原色候補については、たとえば特定の格子形状および周期を含む適切な標準化された基本格子が設計され、基本格子から、各用途状況および/または目標色に必要な典型的に3つの異なる原色/基本格子が、使用のために選択される。選択された原色の所望の割合での加法混色は、原色を再現する標準化基本格子の相互の面積比を制御することによって達成される。すなわち、色が蛍光灯照明中で再現されることが所望されるこれら全ての状況においては、本発明に従えば、たとえば(蛍光灯で生じる4つのスペクトルピークに相当する)4つの原色候補およびこれらに対応する利用できる標準化基本格子がある。これらの4つの原色候補は、特定の色領域、すなわち、以下でさらに明らかにされるように、色空間中の色のスペクトルを網羅することができる。色空間の特定の位置で目標色の色相を再現するために、たとえば3原色が、原色候補から選定され、原色を加法混色によって、すなわち、これらに対応する基本格子の面積比を制御することによって、当該色相が生成される。
混合色を生成し、異なる原色を生成する基本格子からなる基本領域単位、すなわち、仮想色ピクセルは、たとえば点状または縞状のピクセル化によって形成された基本格子の構造を生成することができる。基本領域単位のピクセル化は、以下で明らかになるように、たとえば縞状の横方向または縦方向構造として実施することが可能である。これらの基本領域単位を隣接して形成することによって、より大きな領域にわたって、所望の均質な色、この場合には、基本領域単位の全て、すなわち、たとえばラスタ化ハーフトーン画像からなる図形、画像またはテキストが相互に同様であり、あるいは、他のいくつかの不均質効果を生成することができる。後者の場合には、基本領域単位のある部分は、たとえばハーフトーン画像の1つを形成し、すなわち、特定の色相を再現する一方、他方の基本領域単位は、1つ以上のさらなる色相を再現する。最終的な観測可能な効果が、これらのハーフトーン画像の組み合わされた効果として形成される。
隣接する基本領域単位によって形成される格子構造組立体は、この構造においては、異なる基本領域単位は、相互に同じ混合色相を生成するように構成することができ、あるいは、代わりに、異なる基本領域単位は異なる色相を生成することができるが、たとえばニッケル製の印刷ブロックなどに典型的には形成される。この種の印刷ブロックまたはプレートを用いることによって、この格子構造は、エンボス加工(インプリンティング)によって、有利に、プラスチック、紙、板紙または他の適当な材料上に、たとえば印刷された製品において、または包装材として、前記材料を用いることができるように充分広い領域として、さらに転写することができる。好ましくは、エンボス加工はロールツーロール法として、またはシート印刷によって実施される。
特性によって標準化され、特定の照明条件を対象とした上記の基本格子の結果として、本発明に従う正確な回折表色系を特定することができ、該表色系によって、標準化された、たとえばCIE1931色度座標によって特定されるいかなる色も容易に実施することができる。なぜなら、標準化された基本格子の特性および基本格子によって生成された原色が特に知られている場合には、所望の色を生成するために、選択された原色に対する正確な混色比を特定することができるからである。ここで、所望の図形は、基本領域単位に画像をラスタ化する/ピクセル化することによって所望の色で再現することができ、基本領域単位の各々において、基本格子は、当該基本領域単位に、所望の混色を生成する。
本発明に従う色生成方法によって、正確でかつ制御された混合色が、選択された視角に対して達成される。このことは、たとえばブランドおよび商標を作り出す際には、非常に重要である。したがって、本発明は、たとえばグラフィックおよび包装産業において、正確な回折色の大規模生産を可能にする。また、本発明は、たとえば顧客とデザイナと製品メーカとの間で、回折カラーチャ−トの色に関する情報を、これらの色が最終製品において所望の方法で再現されるように、正確にかつ確実に伝達するために用いることができる手段を提供する。
本発明は、蛍光灯照明または離散スペクトルを含む他の光源を利用する用途だけに限定されず、原色候補(および、それぞれの基本格子)は、たとえば連続スペクトルを有する白熱灯、および自然光照明に対して実施することもできる。しかし、蛍光灯、半導体エミッタ(光ダイオード、半導体レーザ)または従来のレーザ照明(たとえばガスまたは結晶レーザ)などの離散スペクトルを含む光源は、連続スペクトルを有する光源に比べて、実際面でかなり良好な輝度、すなわち、明るさを典型的に備える。
本発明に従って、表色系を実施するときに最適化される主要パラメータは、生成された色彩効果の輝度である。輝度、すなわち、対象の知覚された表面の明るさは、対象によって反射された放射線のスペクトル出力と目のスペクトル感度との両方に依存している。輝度の最大化に影響を及ぼす要因については、以下の実施例にさらに密接に関連して論じられる。
以下において、本発明は、選択された実施例を用いてさらに詳細に論じられる。それによって、本発明、その利点および様々な実施形態は、当業者にとって一層明らかになるであろう。
以下に、添付の図面を参照して、本発明をさらに詳細に説明する。
発明のさらに詳細な説明
以下に、蛍光照明用の原色候補の選択を主として例として用いることによって本発明をさらに詳細に説明する。対応する方法で、原色の選択は離散スペクトルを含む他の光源に対しても実施することが可能である。光源は、たとえば異なる色を有する光ダイオードから組み立てられた照明装置によって形成することができる。色彩効果の輝度の最適化も、実施例によって、さらに詳細に説明する。加えて、基本格子の実施について、色度座標系のある特定の色が基本格子から形成された基本領域単位の面積比にコード化される方法とともに、さらに詳細に説明する。最後に、本発明による表色系を、達成できる利点とともに説明する。
色度座標系の概念について
図1は、2度の視角を有する観察者用の、CIE1931によって特定された比色法による色度座標系を原則として示す。10度の視角を有する観察者用に、対応する色度座標系も知られている。図1は、技術的な印刷理由によって、色を呈していないが、緑色はグラフの上部隅に既知の方法で配置され、青色は左下隅に、赤色は右下隅に配置されている。対象の輝度スペクトルに従ういわゆる3刺激値X、Y、Zが色度座標系に提示され、これらの値に基づいて、いわゆる色度値x、yが、x=X/(X+Y+Z)およびy=Y/(X+Y+Z)であるように、それ自体既知の方法で決定される。上記の色度値xおよびyだけが、色度座標から通常、計算される。なぜなら、これらの2つの変数によって、全ての色情報を提示することができるからである。3刺激値のうち、Yは色の輝度、すなわち明るさを表す。したがって、3次元のXYZ色空間は、図1によって示される2次元のxy空間で置き換えることができる。たとえば標準光で測定された白色については、x=0.31およびy=0.32であり、この場合には、z=0.37である。なぜなら、条件x+y+z=1が、この座標に対して当てはまるからである。異なる輝度レベルが考慮されるときには、CIE1931座標のグラフ10は、(実施例においては、2度の)標準の観察者によって検出することができる全ての色を含む。
本発明に従えば、所望の色は、典型的には3つの原色をともに加法混色することによって生成され、各原色は、当該原色のために最適化された基本格子によって生成される。CIE色度座標は本発明の説明で後程用いられるが、本発明によって、色が、人間の色知覚システムを明らかに表すいかなる色度座標に関しても、たとえば前記CIE色度座標に関連して、一義的に特定することが可能である限りは、それ自体既知のいかなる色度座標系または表色系に従って色を実施することができることは、当業者にとって自明である。
蛍光照明用原色候補の選択
蛍光灯は、放電灯である。放電灯では、電流はガスを通じて伝導され、その場合には、ガス分子は励起され、励起状態が緩和されると、放射線を発する。蛍光灯のガスによって放射される短波長放射線は、蛍光灯の管内面の蛍光発光団をさらに励起し、この発光団は外方に放射線を発し、この放射線は励起放射線よりも長い波長を示す可視光線として検出される。ガスおよび発光団の両方における前記励起と励起状態の緩和とは共鳴現象であり、したがって、これらの現象に関連して放射される波長は、前記基板の組成に依存している。発行団によって発せられる放射線のスペクトルにおいては、連続する背景と区別可能な明瞭なスペクトルのピークが検出される。図2は、蛍光灯の典型的な輝度スペクトルを示す。蛍光灯で用いられる発光団はよく似ているので、これらのスペクトルピークは、殆ど全ての蛍光灯の光で実質的に同じように生じる。しかしながら、必要な場合には、本発明は、使用された発光団によって放射されたスペクトルが図2で示されるスペクトルからかなり逸脱し、および/またはスペクトルのピーク間の相互関係が異なり、蛍光灯によって放射された光に対して異なる色温度を生じるような蛍光灯にも適応することができる。したがって、本発明は、たとえば「冷たい」白色光を発する灯または「より暖かい」色の光を発する灯とともに用いるのに適している。
本発明の有利な実施形態に従えば、基本格子は、蛍光照明において動作するように最適化され、その場合には、蛍光灯によって放射された光のスペクトルで生じる最強のスペクトルピークの波長は、原色候補として選択される。典型的には、これらの波長は約437nm、490nm、545nmおよび615nmである。
したがって、基本格子は、基本格子によって生成された色のスペクトルにおいて、最大ピークが蛍光灯のスペクトル中のスペクトルピークと一致するように設計され、その場合には、基本格子は、できるだけ明るい(高輝度を有する)原色、およびある特定の視角に対してスペクトル的に純粋である原色を生成する。良質の格子によって、所望の1つ以上の視角に対する非常に狭いピークを有するスペクトルを生成することができる。このことは、蛍光照明における基本格子で生成された原色は、相対的に異なる波長を殆ど含まず、したがって、これらの原色は、非常に純粋な色、すなわち、非常に単色性であることを意味する。視角と検出スペクトルの幅とが、格子上に衝突する光の入射角および前記入射角の幅、すなわち、格子上に衝突する光線が相互に完全に平行なビームから逸れる程度、によっても当然影響されることは、当業者にとって自明である。
比較のために、図3は、典型的なモニタ(グラフ30)およびプリンタ(グラフ31)用の色域を、CIE1931色度座標系で示す。加えて、前記図は、原色候補が、蛍光灯の放射スペクトルの最強のスペクトルピークに相当するように上記の方法で選択されるときには、本発明(グラフ40)に従う回折素子で達成される色域を示す。
CIE座標系で、上記のこれら4つの原色によって規定された領域40は、これらの原色候補によって生成することが可能である全ての混合色を含む。
図4は、上記の原色のうち3つを用途に応じた使用に選択することによって、これら3つの原色を混色して、どのようにして上記の領域のいかなる目標色をも生成することができるのかを原則として示しており、この領域は、座標系において前記3つの色によって規定される三角形内に位置している。グラフ41は、原色437nm、545nmおよび615nmを使用することによって網羅することが可能である色度座標系の領域を示す。あるいは、グラフ42は、原色候補の中から原色として、490nm、545nmおよび615nmを選択することによって、網羅することが可能である色域を示す。目標色は、4つ全ての原色を相互に混色することよっても当然、形成することができる。
基本格子によって生成される色が、光源として用いられる蛍光灯のスペクトルのピークに密接に一致すればするほど、基本格子は、鮮やかで明るい色を生成する。実際の用途においては、光(平行光)の入射角の幅は当然、変化させることができ、あるいは、入射角の幅もかなり大きくすることができ、その場合には、基本格子によって生成されたスペクトルは、いわゆる格子方程式に従って、それ自体、既知の方法で、当然より幅広くなる。
基本格子および基本格子から形成された基本領域単位、ピクセル化
図5は、ロゴマークおよびロゴマークに関連するテキスト(“metso”)によって形成される図形を例示し、図形は、基本領域単位を含むピクセル化構造からなる。特許出願においてカラー画像を提示することができないので、図5は、グレースケールで表示されている。
図5の上部隅部に3つの四角の領域があり、各領域は、1種類の基本格子だけを含んでおり、したがって、ただ1つの原色だけを再現する。それゆえ、左から右に、これらの領域は、波長615nm(赤原色)、545nm(緑原色)、437nm(青原色)を再現する。
ロゴマークおよびテキストは、仮想色ピクセル、すなわち、基本領域単位からなり、各基本領域単位は、上記の3つの基本格子のそれぞれを適当な相互の面積比で含有する。したがって、ロゴマークは混色された橙色の色相として、同様に、テキストは緑色の色相として、これらの色相が当該会社マーク用に特定されたように、観察者の特定の視角で再現されるように構成される。
個々の基本領域単位では、基本格子は、基本格子のそれぞれが、同じ視角に実質的に、その特徴的な原色を反射するように実施され、その場合には、人間の目は、原色から混色された色として隣接して配置された基本格子によって、透過された光を見ることになり、基本領域単位内では、個々の基本格子/原色を個々の色として検出することはできない。個々の原色に対応する基本格子領域は、非常に小さいので、人間の目には個々の対象として検出することはできない。
図6は、基本格子として用いることができる周期的バイナリ回折格子60を原則として示す。格子60は、いわゆる格子方程式に従い、それ自体、既知の方法で、格子に衝突する光61を、異なる方向に反射された部分に分割する。基本格子の場合には、所望の原色は、格子60の光学的動作を支配するパラメータ、たとえば適切に用いられる格子形状、格子周期、格子形状の高さ、格子の充填率および回折次数を選択することによって、所望の角度α、すなわち、視野または検出方向62(視角)に反射される。格子の特性は、複数の視野方向があり得るように実施されてもよい。
視角αの有利な値は、たとえば30°であってもよい。したがって、図6に原則として示されるように、光が格子表面の実質的に法線方向に格子に衝突すると仮定するときには、たとえば基本格子に対する格子方程式によって決定される以下の格子周期を用いることができる。すなわち、赤(スペクトルのピーク615nm)については1.23μm、緑(スペクトルのピーク550nm)については1.1μm、シアン(スペクトルのピーク490nm)については0.98μm、および青(スペクトルのピーク437nm)については0.875μm。したがって、波長に対する格子周期の比は2という値と見なされる。
格子が基板の前表面に印刷される場合には、格子形状の適切な高さは、130〜150nmである。たとえ格子形状の高さが常に妥協案であっても、格子形状の高さは、製造技術の理由から、すべての基本格子に対して等しく選択するのが有利である。なぜなら、たとえば上記の青原色については、格子形状の最も有利な高さは約125nmであり、緑色については、有利には約155nmであろう。格子形状の高さについての上記値は、計算によって決定され、本発明はこれらの値の使用だけに限られず、格子形状の高さは、他の格子パラメータとともに、状況に応じて最適化することができる。
視角αのまた別の有利な値は、たとえば54°であってもよい。したがって、本実施例でも、照明が表面の法線の方向に行われると仮定すると、基本格子については、格子方程式によって特定される以下の格子周期を用いることができる。すなわち、赤(スペクトルのピーク615nm)については760nm、緑(スペクトルのピーク550nm)については680nm、シアン(スペクトルのピーク490nm)については600nm、および青(スペクトルのピーク437nm)については540nmである。したがって、波長に対する格子周期の比は約1.24という値を有する。
図7および図8は、異なる原色生成基本格子71〜73からなる混合色生成基本領域単位74,75を、どのようにして各種方法で実施することが可能であるかといういくつかの実施例を示す。図7および図8に示される基本格子71〜73は、異なる原色を再現するが、たとえば図6に従うバイナリ格子であってもよく、その場合には、上記格子パラメータは、主要格子が同じ視角αに対して異なる原色、たとえば波長615nm(赤原色、格子71)、545nm(緑原色、格子72)および437nm(青原色、格子73)を再現するように、各格子で選択される。
図7は、いわゆる縞状の縦方向にピクセル化された基本領域単位74を原則として示し、図8は、同様に、縞状の横方向にピクセル化された基本領域単位75を示す。図7における縦方向にピクセル化された基本領域単位74では、格子線(方向x)の長さは自由に選択されてもよく、連続的格子周期(方向y)の数は制限される。図8における横方向にピクセル化された基本領域単位75では、状況は逆であり、すなわち、連続的格子周期の数は増加(方向y)できるが、格子線(方向x)の長さは、実際面では限定される。したがって、縞状ピクセル化を用いるときには、一方の方向(図7では方向x、図8では方向y)を選択することができ、個々の基本領域単位の寸法は、たとえば印刷された製品においては、色彩効果で覆われる印刷された製品の全幅にわたるように大きくすることができる。すなわち、基板の面に沿った少なくとも1方向における個々の基本領域単位の寸法は、基板の面に沿った他の方向における寸法よりも実質的に大きくなるように選択され、前記1方向における最大寸法は基板の寸法だけに制限される。
縞状縦方向ピクセル化の場合には、方向yにおける基本領域単位74の「高さ」は、有利には50〜100μmであり、縞状横方向ピクセル化の場合には、方向xにおける基本領域単位75の「幅」は、有利には30〜100μmである。
出願人は、原則として、図8に従う縞状横方向ピクセル化を用いることによって、原色の一層正確な混色を実用上達成し、したがって、図7に従う縦方向ピクセル化の場合よりも、より正確な色彩効果を生成することができることに気が付いた。また、縦方向ピクセル化では、破壊的なピクセル化が起こることもあり、これは、方向yの連続的基本領域単位74が回折を引き起こす周期的反復構造を構成し、その格子定数が個々の基本格子の格子定数よりもかなり大きいことによって引き起こされる。
本発明は縞状ピクセル化の上記方法の使用に制限されるだけでなく、基本格子は個々の基本領域単位で配置することができ、たとえば実質的に四角の領域に隣接して配置することができ、その場合には、個々の基本領域単位は、たとえばアレイ状の2×2構造として形成することが可能である。この種の2×2アレイでは、たとえば4つの相互に異なる基本格子/原色または、3つの異なる基本格子/原色も用いることができ、この場合には、1つの選択された原色は、2つの基本格子によってアレイ中で表現され、格子は、アレイ中で、相互に隣接して、相互に積み重ねてまたは斜めに配置することができる。
上記のピクセル化に対する相違として、アレイ状ピクセル化を用いるときには、x方向およびy方向(図7および図8参照)の両方における基本領域単位の寸法は、制限されることに気が付くはずである。したがって、アレイ状ピクセル化は、たとえばラスタ化された図形などを再現するために最適であり、縞状のピクセル化によって、領域がより広い、均質な色彩効果を再現することが可能である。すなわち、アレイ状ピクセル化を用いるときには、基板の面に従い全ての方向における個々の基板領域単位の寸法は、基板の寸法より以下となるように選択することができる。2×2型アレイに加えて、たとえばxおよびy方向の両方に、限定された1×3および3×1型アレイも可能である。個々のアレイにおけるピクセルの数は、これらよりも大きくしてもよい。
基本格子の構造について
基本格子は回折構造であり、その表面レリーフ(格子形状)の詳細の寸法は非常に小さく、1ミクロン未満の域にさえある。この種の回折素子を製作するためには、以下にさらに詳細に説明されるレーザビーム書き込みおよび電子ビーム書き込みなどの、リソグラフ法を含む特殊な装置および方法が適用される。
図9a〜図9fは、プロセスステップを原則として示し、これらのステップにおいては、所望のレリーフはエンボス加工に必要な印刷ブロック上に、この場合には電子ビームを用いてレジスト層のエンボス加工を行うことによって形成される。本発明は電子ビームエンボス加工の使用だけに限定されず、他の充分精密なエンボス加工方法、たとえばレーザビームまたは他のリソグラフ法も用いることができるということに注目されるべきである。
図9aは、電子ビームエンボス加工に必要なレジスト層91および導電層92による基板材料90(ガラス、石英、シリコンなど)の被覆を原則として示す。前記導電層92の目的は、エンボス加工で用いられる電子ビームによって生成された電荷を移動させることである。図9cはレジスト層91の現像を示し、その結果として、レジスト層の一部を選択的に除去することができ、この場合には、いわゆるマスタ要素は残存する。図9dでは、このマスタ要素上に導電性層93が蒸着され、その上面に図9eにおけるニッケル印刷ブロック94がさらに成長させる。図9fでは、ニッケル印刷ブロックは、図9cのマスタ要素から取り外された状態で提示されている。
上記に加えて、それ自体既知の他のいくつかの代替のリソグラフ法およびニッケル印刷ブロック上に図形成をするための様々な組み合わせがある。図9fのニッケル印刷ブロック94はそれ自体エンボス加工に用いることができ、あるいは追加の印刷ブロックを図9eに従うプロセスステップを繰り返すことによってニッケル印刷ブロックから成長させることができる。
上記リソグラフ法によって図形領域を生成することができ、これらの領域は、現代の生産技術によって、8”×8”未満である。実用上、より大きい領域が再結合方法で生成され、この方法では、上記に提示された方法で生成された個々の印刷ブロック94が、基板の面によって規定されるxy方向に、構造を基板の表面に転写することによって、より大きな基板上に熱エンボス加工または成形法で転写される。熱エンボス転写においては、上記で製造されたニッケル印刷ブロック94は、当該印刷ブロックの大きさの金属支持プレート上に設置され、ニッケル印刷ブロックによって、図形は、適切なプラスチック材料、たとえばPMMA材料(ポリメタクリル酸メチル)上に熱エンボス加工法で印刷される。したがって、このプロセスを数回、プラスチック材料の異なる位置で繰り返すことによって、より大きな領域を含む新しいマスタ要素を生成し、このマスタ要素を用いて、より大きな領域を含む印刷ブロックまたはプレートを電解で成長させることができる。
より大きな領域を含むプラスチック、ガラスまたは石英の基板上に、液体高分子材料を塗布することによって、結合がなされることも可能であり、この材料にニッケル印刷ブロック94の図形が印刷される。この高分子を局部的に硬化させることによって(たとえば紫外線で加熱することによって、あるいは適切な硬化時間を用いることによって)、図形の構造を、基板の上面の前記位置に生成することができる。いくつかの異なる点でこのプロセスを繰り返すことによって、より大きい領域を含むマスタ要素をさらに形成することができ、マスタ要素から印刷プレートをさらに成長させてもよく、このプレートはローラなどの周囲で用いられるのに適している。
この種の印刷ブロックまたはプレートを用いることによって、格子図形は、エンボス加工によって、好ましくはロールツーロール法で、たとえば紙、板紙またはプラスチックに転写することができ、これらは印刷された製品または包装材として用いるのにさらに適している。この目的のために適した他の基板材料は、たとえばガラス、繊維、金属およびセラミック材料である。有利には、製品の基材は、同時に、回折素子の基板として機能する。異なる基板上に生成された被覆、たとえばラッカー、塗装または印刷インクの層なども基板として機能する。量産は、ロールツーロール法に代えて、たとえば板紙材料および他の比較的硬い基板によく適した、シート印刷によっても実施することができる。エンボス加工は、基板材料および転写される格子レリーフの特性に依存して、熱エンボス加工として、または、基板および/または印刷ブロックの温度を上げなくても行われる。
有利には、本発明に従う製品の基材、たとえば包装材は、同時に、本発明に従う回折素子の基板として機能する。
本発明に従う基本格子は、好ましくは、量産を考慮して印刷によって効果的な転写を行うことを可能にする表面格子として実施されるけれども、本発明は、表面格子の使用だけに限られないことは自明である。原則として、本発明は、いわゆる埋め込み格子構造などの、基板内部または2つの材料間の界面に形成される異なる種類の格子構造に対しても適用できる。
また、格子形状の選択は、周期的バイナリ、すなわち、実質的に長方形の格子形状の使用だけに限られない。本発明は、たとえば異なる正弦または三角形の格子形状を用いることによっても実施することができる。基板材料に依存して、格子形状の選択は、たとえば当該材料のための垂直壁を含む格子形状の実施は実用上可能ではないということの影響を受け得るが、成し遂げるために、エンボス加工は格子形状を必要とし、該格子形状は基板の印刷ブロックへの付着の危険性を低減し、これらの間の摩擦を減らす。さらに格子形状はいわゆる多層形状であることも可能であり、この形状では格子形状の高さは1つ以上の格子周期内で格子の様々な部分において異なる。
既知の色度座標を用いることによる混合色のコード化
本発明によって、いくつかの既知の色度座標系によって特定されている色を、正確に実施することができる。以下に、CIE座標によって特定された色相が、どのようにして本発明によって形成されるかを、実施例として簡潔に説明する。
第1ステップでは、たとえば内部に所望の混合色が残存している色座標のxy平面に三角形を構成するような3つの原色が、図4に示されるように、原色候補の中から選択される。
混合色中の原色の比率p1,p2,p3は、線形変換によって、ここで決定される。目標混合色のXYZ値には、3×3アレイを乗じ、さらに倍率を乗じるが、この倍率で格子によって生成される輝度が決定される。前記3×3アレイは、CIEによって決定されそれ自体既知の色適合関数(3つ)と、選択された原色スペクトル(3つ)とのアレイ積の逆アレイとして形成される。したがって、人間の目のスペクトル感度と基本格子生成原色のスペクトルとの両方がこの計算で考慮され、そのときには、原色の相互関係がこの計算によって決定される。
この場合には、計算の最終結果は、3つの原色の相互関係p1,p2,p3である。これらの比率は、基本格子によって形成された個々の基本領域単位において、当該原色を再現する基本格子の相互面積比をさらに決定する。
図10は、一例として、基本領域単位の両基本格子71および72の部分が25%であり、基本格子73の部分が50%である状況を示す。これらの基本格子に相当する原色は、同じ比率で前記基本領域単位によって再現された混合色で再現される。好ましくは、図10で提示された縦方向ピクセル化の場合には、図7に関連して説明されているように、基礎領域単位74の全高は、有利には50〜100μmである。
混合色の検出性に影響を及ぼす特殊手順
本発明に従う特定の用途向けの正確な色の再現を対象とする場合には、格子基板および他の可能性のある背景材料のスペクトル特性にも注意が払われる。着色基板または透明基板を介して可視される着色背景の色は、生成された混合色に回折によって加えられるので、この現象は、正確な色の再現を確保するために、原色の相互関係を決定する際に考慮に入れてもよい。したがって、最終的な目標色は、原色から混合された色およびそれに加えられた背景の色から形成される。ここで、本発明に従えば、回折素子自体および、必要に応じて、透明基板のスペクトル透明性も考慮されるべきであり、このことは、素子によって生成された色で混色しながら、前記背景が当該素子およびその基板を介してどのように「可視される」のかに影響を及ぼす。
回折素子が、全体にまたは部分的に透明基板上に、たとえばプラスチック膜上に実施される用途においては、回折構造は、当該膜状基板の両面に実施可能である。したがって、ある特定の視野方向に実施される色彩効果は、異なる表面で実施されるこれらの格子構造の組み合わされた効果で構成される。
用途が許容する場合には、本発明に従って生成された色彩効果の検出性およびコントラストは、暗い基板または透明基板の背後の暗い背景を用いたときには最良である。
回折表色系
本発明に従う方法および回折素子は、実用上、全く新しい回折表色系の実施を可能にする。たとえばグラフィックデザイナが、実用に際して本発明に従って生成された色を用いるためには、製品のデザインおよび生産プロセスを通じて用いられる共通の「言語」として、つまり意思疎通の基礎として包括的な表色系が必要である。
回折色彩効果を含有する最終製品/包装のグラフィックデザイナは、仕様手段を使用しなければならず、これによって、デザイナのデザイン作業には回折によって混合された色を利用し、その計画について、顧客と、特に、製品および製品に含まれる回折素子を実施する関係者と、さらに信頼の置ける一義的な方法で連絡をする。
明瞭にかつ一義的に特定された表色系は、たとえば回折素子または回折素子を製造するために必要な手段を生産する関係者(たとえば電子ビーム書き込みを用いることによって、印刷ブロックのマスタ要素を製造する関係者またはエンボス加工/印刷ブロックのメーカ)は、生産プロセスを標準化および/または自動化し、製造された製品の品質を確保する方法を有している。
顧客とデザインプロセスおよび製造プロセスの関係者とは、最終製品の製造および関連印刷作業の品質をチェックし、監視するための機会をもたなければならない。すなわち、関係者は、回折によって実施された色が、まさしく計画し指図した通りに製品において再現されることが確実にされ得るようにしなければならない。
以下に、回折表色系を特定する1つの方法が一例として提示され、その仕様は、目標色の正確な仕様のために、製品の計画および実施の全プロセスにわたって、全プロセスの様々なステップで用いることができる。
本発明に従う回折表色系は、たとえば以下の方法で作り出されることができる。4つの原色候補の群、すなわち、たとえば赤(R)、緑(G)、シアン(C)および青(B)が使用されていると仮定する。混合色は3つの原色によって常に形成され、加法混色された色は、色空間ができる限り良好に網羅されるように、すなわちできる限り幅広い色スペクトルが達成されるように、これらの原色の百分率割合として直接特定される。その上、色の明るさ、すなわち輝度は、最良の輝度が添付の表1の横の行から明らかになるように変化される。
したがって、個々の混合色は、フォームkP1mP2nP3を受け、ここで、P1,P2およびP3は、群(R、G、B、C)からの原色であり、k,mおよびnは、各3原色に相当する百分率である。輝度が最大であるときは、k+m+n=100である。パラメータk,mおよびnは、たとえば5%または10%刻みに変化するように特定できる。上記パラメータ用に選択される変数の刻みが小さい程、特定できる混合色の数は多くなる。表色系は、パラメータk,mおよびnの刻みが等間隔でないように決定されてもよく、その場合には、色空間は、より多くの色が色空間のある特定部分に集中されるように網羅されてもよく、、あるいは色空間全体ができる限り均一に網羅されることが望ましい。
添付の表1は、原則として、本発明に従う表色系を提示し、この表においては、混合色は、パラメータk,mおよびnが10%の刻みで変化するように形成される。パラメータk、mまたはnのうち1つが値ゼロをとる場合、対応する原色は、表中では無印のままにされている。
Figure 2007527017
表1は、当該表色系のいくつかの色しか提示していないが、どのようにして残りの色が形成されるかは、表1を検討すれば、当業者にとって明らかであることに注目すべきである。表において、縦方向に移動すると、混合色の色度は変化し、同様に横方向では、当該色の輝度が変化する。個々の行に関して、左から右に動くと、輝度が左から右に減少すると、個々の原色の割合は10%ずつ減少する。
4つの原色候補のうち少なくとも3つの原色を選択し、混合色を生成するために使用することによって、10%刻みをパラメータk,mおよびnに用いる場合には、2640の異なる混合色を作り出すことができる。図11は、CIE1931xy座標に配置されたこれらの色を示す。
パラメータk,mおよびnの刻みが、たとえば5%であるように選択される場合には、混合色の総数は18480となるであろう。原則として、これら全ての色の組み合わせが表色系に含まれる必要はないが、一般的に言えば、適切に限定された組み合わせ、たとえばRGBおよびCGBの組み合わせを用いる場合には、個々の色の数は減少するが、色空間は依然として完全に網羅される。
回折表色系のための個々のデータフォームは、好ましくは、たとえば表色系の全ての個々の色に番号を付すこと、すなわちカラーパレットによって作り出される。このようにして、1次元カラーチャートを形成することができる。4次元カラーチャートは4次元ビットマップが形成されるように作り出され、該ビットマップでは、各原色の相対的割合を示す値がマップの各点に関連付けられている。完成すると、カラーチャートは、原色を混色することによって、当該色を回折によって生成するために個々の目標色に必要な全ての情報を含む。この情報は原色を生成する基本格子の特性に関する詳細情報も含む。
グラフィックデザイナにとって、表色系の色、たとえばいわゆるsRGB値、すなわち標準ディスプレイのRGB値から、さらに計算することができる。冒頭に既に記したように、回折表色系の全ての色がsRGB色スペクトル内に適合するとは限らない(たとえば図3参照)が、表示装置を用いることによってできる限り同様に再現することができる。
グラフィックデザイナの見地から見た重要なツールは、各種色見本であり、これらは、表色系に従い色を図示する。これらの色見本は、必要な場合には、たとえば各種材料についておよび各種背景色に対して実施することができる。
したがって、デザイナは、効果をデザインするときには、携帯型色見本から所望の色を選択し、用いられるグラフィックスソフトウェアのカラーパレットからコンピュータで同じ色をさらに選択することができ、該ソフトウェアは、リソグラフ印刷ブロックの製造を制御するデータ、たとえばいわゆる電子ビームライティングを制御する電子ビームデータに、容易に修正することができるようなデータフォームにその色をさらに自動的に記憶する。
上記回折カラーチャートは、本願で提示された発明の基本概念の実施の一形態にすぎない。本発明によって、いくつかの異なるカラーチャートを形成することが可能であり、その場合には、原色の重み係数は、段階的であることなく自由に選択することができる。しかしながら、これら全ての共通の特徴点は、ともに混色される原色が、原色候補のより広範囲にわたる群から特定の用途向けにおよび/または特定の目標色向けに選択されることである。原色候補群から、当該色を生成するために最も適した原色を特定用途向けに選択することによって、従来の表色系におけるよりもかなり大きな色スペクトルを達成することができる。
したがって、本発明は、上記の実施例で提示された実施形態だけに限定されず、本発明は、添付請求項によって設定された限定に従ってのみ、解釈されなければならない。
比色法によるCIE色度座標を原則として示す。 蛍光灯の典型的な輝度スペクトルを示す。 本発明に従って達成された、より広い色再現領域を有する典型的なモニタおよびプリンタの色再現領域を、原則として示す。 異なる原色の選択によって到達可能な色再現領域を視覚化する。 基本領域単位からなるピクセル化構造としてのロゴマークおよび関連テキストの実施を視覚化する。 基本格子を実施するために用いることができる、周期的バイナリ回折格子構造を原則として示す。 縦方向に縞状にピクセル化された基本領域単位構造を原則として示す。 横方向に縞状にピクセル化された基本領域単位構造を原則として示す。 図9(a)〜図9(f)は、エンボス加工において用いられる印刷ブロックを生産する方法を示す。 基本領域単位における基本格子/原色の相互関係の一例を示す。 CIE1931xy座標に置かれた、本発明に従う表色系の色を示す。

Claims (40)

  1. 回折表色系が視覚色彩効果目標色を特定し、該目標色は、回折によって生成される2以上の原色をともに加法混色することによって形成される、回折表色系における方法において、
    該表色系によって含まれる目標色を特定するために、前記方法は、少なくとも、
    特定用途向け原色候補群が形成され、該群に原色候補が、当該特定用途向けの照明条件において原色候補で到達される輝度を主要選択基準として用いることによって選択されるステップと、
    特定の目標色を生成するために、前記目標色が色空間内の領域に配置されるように、少なくとも2つの原色が前記原色候補群から選択され、該領域は前記選択された原色をともに加法混色することによって網羅することが可能であるステップと、
    該選択された原色に対して目標色特定混色比が決定され、該比率によって、前記目標色が、選択された原色を加法混色することによって特定用途向けの照明条件において達成されるステップとを含むことを特徴とする方法。
  2. 目標色を特定することによる表色系の仕様が、照明のスペクトルで区別可能なスペクトル特徴に相当するように原色候補を選択することによって、離散スペクトルを含む照明条件を満足させるように実施されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 特定用途向け原色候補群は、蛍光灯によって放射された光の最強のスペクトル帯または線に相当するように原色候補を選択することによって形成されることを特徴とする請求項2記載の方法。
  4. 原色候補は、437nm、490nm、545nmおよび615nmの波長に実質的に相当するように選択されることを特徴とする請求項3記載の方法。
  5. 特定用途向け原色候補群は、半導体エミッタによって実施される照明において区別可能なスペクトル帯または線に相当するように原色候補を選択することによって形成されることを特徴とする請求項2記載の方法。
  6. 各原色候補に対して、基板上に形成され前記原色を再現する回折基本格子が設計されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  7. 特定の目標色を再現するために、回折基本領域単位が基板上にさらに形成され、該単位は、前記目標色のために選択される原色に相当する基本格子から形成されることを特徴とする請求項6記載の方法。
  8. 前記基本領域単位において前記目標色のために選択される原色の混色比は、原色に相当する基本格子の面積比にコード化されることを特徴とする請求項7記載の方法。
  9. 前記原色混色比の仕様においては、基板自体の色または適用状態における基板を介して可視される背景の色が考慮されることを特徴とする請求項7記載の方法。
  10. 前記基本領域単位は、アレイ状ピクセル化構造として基本格子から形成され、個々の基本格子は個々のピクセルを表すことを特徴とする請求項7記載の方法。
  11. 基板の面に沿った全方向における前記基本領域単位の寸法は、実質的に等しくなるように選択されることを特徴とする請求項10記載の方法。
  12. 前記基本領域単位は、横方向または縦方向のいずれかの縞状ピクセル化構造としての基本格子から形成されることを特徴とする請求項7記載の方法。
  13. 基板の面に沿った少なくとも1方向における前記基本領域単位の寸法は、基板の面に沿った他の方向における基本領域単位の寸法よりも実質的に大きくなるように選択され、前記1方向における前記基本領域単位の最大寸法は、基板の寸法だけに制限されることを特徴とする請求項12記載の方法。
  14. 回折表色系が視覚色彩効果目標色を特定し、該目標色は、回折によって生成される2以上の原色をともに加法混色することによって形成される、回折表色系において、
    該表色系に含まれる目標色が、
    特定用途向け原色候補群を形成し、該群に原色候補が、当該特定用途向けの照明条件において原色候補で到達される輝度を主要選択基準として用いることによって選択されており、
    特定の目標色を生成するために、前記目標色が色空間内の領域に配置されるように、少なくとも2つの原色が前記原色候補群から選択され、該領域は前記選択された原色をともに加法混色することによって網羅され得、その場合には、
    このようにして選択された目標色に対して目標色特定混色比が決定され、該比率によって、前記目標色が、選択された原色を加法混色することによって特定用途向けの照明条件において達成され、
    前記目標色を生成するために選択された原色と、原色の相互混色比とに関する情報が表色系に記憶されることによって特定されることを特徴とする回折表色系。
  15. 特定の目標色を再現するために、回折基本領域単位がさらに特定され、該単位は前記目標色のために選択された原色を再現する基本格子を含み、該基本格子の相互面積比は目標色を生成するために決定された原色の混色比に相当するように選択され、当該目標色を生成する前記基本領域単位の特性と該単位に含まれる基本格子とに関する情報が、表色系の特定の目標色向けの方法で記憶されることを特徴とする請求項14記載の表色系。
  16. 表色系に含まれる情報が1次元のまたは多次元のカラーチャートとして提示されることを特徴とする請求項14記載の表色系。
  17. 基板上に形成された少なくとも1つの回折基本領域単位を含み、該単位は視覚色彩効果目標色を生成するように配置され、該目標色は回折によって生成される2以上の原色をともに加法混色するように構成される回折素子において、
    目標色を生成する前記基本領域は、少なくとも1つの共通の検出方向に異なる原色を生成する少なくとも2つの異なる回折基本格子を含み、その場合には、
    目標色を混色するために選択され、前記基本格子によって生成された原色は、特定用途向け原色候補群から選択されており、該原色候補は、当該特定用途向けの照明条件において、該候補で達成された輝度を選択基準として用いて該群に選択されており、
    前記基本格子の面積比は、選択された原色の混色比に相当するようにさらにコード化され、前記原色を加法混色することによって、特定用途向けの照明条件において、前記目標色を形成することを特徴とする回折素子。
  18. 該素子に含まれる少なくとも1つの基本領域単位に含まれる基本格子に相当する原色は、原色候補群から選択され、該原色候補は、離散スペクトルを含む特定用途向けの照明において区別可能なスペクトル特徴に相当するように選択されている請求項17記載の回折素子。
  19. 前記原色候補は、蛍光灯によって放射された最強のスペクトル帯または線に相当するように選択されることを特徴とする請求項18記載の回折素子。
  20. 原色候補は、437nm、490nm、545nmおよび615nmの波長に実質的に相当するように選択されることを特徴とする請求項19記載の方法。
  21. 前記原色候補は、半導体エミッタによって実施された照明において、区別可能なスペクトル帯または線に相当するように選択されることを特徴とする請求項18記載の回折素子。
  22. 基板の色または適用状態において基板を介して可視される背景の色が、原色の混色比の決定および該決定に基づき実施された基本格子の面積比のコード化において、考慮されることを特徴とする請求項17記載の回折格子。
  23. 目標色を生成する前記基本領域単位は、アレイ状ピクセル化構造として基本格子から形成され、個々の基本格子は個々のピクセルを表すことを特徴とする請求項17記載の回折素子。
  24. 基板の面に沿った全方向における前記基本領域単位の寸法は、実質的に等しくなるように選択されることを特徴とする請求項23記載の回折素子。
  25. 目標色を生成する前記基本領域単位は、横方向または縦方向のいずれかの縞状ピクセル化構造として基本格子から形成されることを特徴とする請求項17記載の回折素子。
  26. 基板の面に沿った少なくとも1方向における前記基本領域単位の寸法は、基板の面に沿った他の方向における基本領域単位の寸法よりも実質的に大きくなるように選択され、前記1方向における前記基本領域単位の最大寸法は、基板の寸法だけに制限されることを特徴とする請求項25記載の回折素子。
  27. 前記基本格子は、表面格子構造または埋め込み格子構造として実施されることを特徴とする請求項17記載の回折素子。
  28. 前記基本格子の格子形状は、バイナリ、正弦形または三角形の格子形状あるいはそれらの組み合わせのうちの1つを表すことを特徴とする請求項17記載の回折素子。
  29. 基本格子の視角αは、照明が実質的に基板の面の法線の方向に行われる状態で、30°または54°であるように構成されていることを特徴とする請求項17記載の回折素子。
  30. 前記基本格子は、エンボス加工によって基板上に形成されていることを特徴とする請求項17記載の回折素子。
  31. エンボス加工は、ロールツーロール法またはシート印刷として実施されることを特徴とする請求項30記載の回折素子。
  32. 前記基板は、プラスチック、紙、板紙、ガラス、繊維、金属、セラミックス、ラッカー、塗料、印刷インクまたはその他の被覆物、あるいはそれらの組み合わせのうちの1つによって形成されることを特徴とする請求項17記載の回折素子。
  33. 1以上の視覚的な、回折によって生成された色彩効果を有する製品であって、請求項17〜32のいずれか1項に記載された1以上の回折素子を含むことを特徴とする製品。
  34. 製品が包装材であることを特徴とする請求項33記載の製品。
  35. 製品が印刷された製品であることを特徴とする請求項33記載の製品。
  36. 製品が実質的に透明な材料から製造されることを特徴とする請求項33記載の製品。
  37. 前記製品の基材は、同時に、前記1以上の回折素子の基板として機能することを特徴とする請求項33記載の製品。
  38. 前記1以上の回折素子は、1色または多色効果としてのブランドまたはロゴを形成することを特徴とする請求項33記載の製品。
  39. 前記1以上の回折素子は、1色または多色効果としてのレター、テキスト、画像またはそれらの組み合わせを形成することを特徴とする請求項33記載の製品。
  40. 前記1以上の回折素子は、回折カラーチャートによって特定される目標色を表す色見本を形成することを特徴とする請求項33記載の製品。

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