JP2007525065A - 空間ダイバーシティに基づくアクセスポイントのためのアンテナステアリング - Google Patents

空間ダイバーシティに基づくアクセスポイントのためのアンテナステアリング Download PDF

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Abstract

ワイヤレスローカルエリアネットワーク(100)内のアクセスポイントを操作する方法が提供され、アクセスポイント(110A)は、少なくとも1つのリモートステーション(120A)と通信する指向性アンテナを含む。この方法は、指向性アンテナ現在角度を使用して、選択したリモートステーションと通信すること、および選択したリモートステーションと通信するために指向性アンテナの複数の代替角度から代替角度を操作することを含む。選択したリモートステーションそれぞれの信号から現在角度および代替角度を介して受信されたそれぞれの信号が測定される。選択したリモートステーションと通信を続行するために、測定した信号に基づいて現在角度または代替角度が好ましい角度として選択される。

Description

本発明はワイヤレスローカルエリアネットワークの分野に関し、詳細には、ワイヤレスローカルエリアネットワーク内で動作するアクセスポイントのためのアンテナステアリングアルゴリズムに関する。
様々な規格が、ポータブルコンピュータなどのリモートステーションがワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)内で移動することを可能にし、リモートステーションが有線ネットワークに接続されたアクセスポイント(AP)に無線周波数(RF)伝送を介して接続することを可能にする。有線ネットワークはしばしば分散システムと呼ばれる。様々な規格には、例えばIEEE802.11規格と、802.11bや802.11gなどのそれに対応するレターリビジョン(letter revision)とが含まれる。
リモートステーションおよびアクセスポイント内の物理層は、ステーションとアクセスポイントが通信する低レベル伝送を提供する。物理層の上には、例えば認証、認証解除、プライバシー、アソシエーション、ディスアソシエーションなどのサービスを提供するメディアアクセス制御(MAC)層がある。
動作の際には、リモートステーションがオンラインとなったとき、まずステーション内の物理層とアクセスポイント内の物理層との間で同期が確立される。次いでMAC層が接続することができる。通常、リモートステーションおよびアクセスポイントでは、物理層RF信号がモノポールアンテナを使用して送信および受信される。
モノポールアンテナは全方向に、通常は垂直方向の素子では水平面内に放射する。モノポールアンテナは、介在する物体によって引き起こされる電波信号の反射または回折など、リモートステーションとアクセスポイントの間の通信の品質を低下させる効果の影響を受けやすい。介在する物体には、例えば壁、机、人が含まれる。こうした物体はマルチパス、垂直統計フェージング(normal statistical fading)、レイリーフェージングなどを生み出す。その結果、こうした効果によって引き起こされる信号劣化を軽減するための努力が払われてきた。
米国特許出願公開第2002/008672号明細書、2002年1月24日公開、「Adaptive Antenna for Use In Wireless Communications System」 米国特許第6515635号明細書、2003年2月4日発行、「Adaptive Antenna for Use In Wireless Communication Systems」 米国特許出願公開第2002/0036586号明細書、2002年3月28日公開、「Adaptive Antenna for Use in Wireless Communication Systems」 RF信号の劣化を打ち消すための一技法は、2つのアンテナを使用してダイバーシティを実現することである。2つのアンテナが、リモートステーションとアクセスポイントの一方または両方の中のアンテナダイバーシティスイッチに結合される。アンテナダイバーシティのために2つのアンテナを使用することの背後にある理論は、任意の所与の時間に、アンテナのうちの少なくとも1つが、マルチパスの効果を受けない信号を受信する可能性が高いということである。したがって、このアンテナが、信号を送信/受信するためにアンテナダイバーシティスイッチを介してリモートステーションまたはアクセスポイントが選択するアンテナである。それでも、ワイヤレスローカルエリアネットワーク内のリモートステーションとアクセスポイントとの間のRF信号の劣化に対処することが依然として求められている。
前述の背景に鑑みて、本発明の目的は、ワイヤレスローカルエリアネットワーク内のアクセスポイントとリモートステーションとの間の通信を改善することである。
ワイヤレスローカルエリアネットワークで使用されるアクセスポイント(すなわちワイヤレスゲートウェイ)のためのアンテナステアリングプロセスにより、単純なダイバーシティに勝る改善が得られる。指向性アンテナは、ネットワークのスループットを改善し、アクセスポイントとリモートステーション(すなわちワイヤレスユーザ装置)との間の範囲を増大させる。指向性アンテナは、大部分のケースで全方向性アンテナよりも高い信号対雑音比を実現し、したがって、リンクがより高いデータ転送速度で動作することを可能にする。
アンテナステアリングプロセスは、アクセスポイントの媒体アクセス制御(MAC)層に常駐することができ、リモートステーションから信号を受信する際に、物理層から入手可能な信号品質メトリックに基づいて、最良の、または好ましい指向性アンテナパターンを選択する。
本発明の原理によれば、登録、認証、あるいはアクセスポイントと選択されたリモートステーションとの間の後続のデータ交換などのプロセス中に、ステアリングされるアクセスポイントアンテナについての好ましい方向が決定される。一実施形態では、アクセスポイントで動作するソフトウェアまたはファームウェアが決定を行う。アクセスポイントアンテナ制御ソフトウェア/ファームウェアは、リモートステーションの識別と、最適な通信性能を達成するためのそのステーションに関連するアンテナ方向とを含むデータベースを構築することができる。
ハードウェアは、好ましい指向性アンテナ角度を選択する典型的な802.11装置内の固有ダイバーシティ選択回路と共に動作するように使用することができる。アクセスポイントは、シグナリングを使用してリモートステーションにプローブ応答信号を送信させることができ、アクセスポイントは、プローブ応答信号の信号品質を測定する。アクセスポイントは、指向性アンテナモードでリモートステーションから受信した信号に対応するメトリックを、全方向モードでリモートステーションから受信した信号に対応するメトリックと比較して、新しいアンテナ走査を実施すべきかどうかを判定することができる。隠れノード(hidden node)が存在するとアクセスポイントが判定した場合、アクセスポイントは、例えば802.11規格で定義されるrequest−to−send/clear−to−send(RTS/CTS)メッセージングを使用して保護機構を起動することができる。
指向性アンテナでアクセスポイントを増強することの利点は、個々のリモートステーションへのスループットの向上と、より多くのユーザをネットワーク内でサポートできるという2点である。大部分のRF環境では、ステーションの方向に向いた成形アンテナビームを使用してアクセスポイントに送信させることにより、リモートステーションで受信される信号レベルを向上させることができる。成形アンテナビームは、例えば、アクセスポイントと共に一般に配置される全方向性アンテナに勝る3〜5dBの利得優位性を実現する。信号レベルの向上により、アクセスポイントおよびリモートステーションが、特にカバレッジエリアの外側の地帯で、より高いデータ転送速度で動作することが可能となる。指向性アンテナステアリングプロセスは、アクセスポイント内に常駐して、リモートステーションとの動作をサポートする。
より具体的には、本発明は、WLAN内のアクセスポイントを操作する方法であって、アクセスポイントが少なくとも1つのリモートステーションと通信するための指向性アンテナを備える方法を対象とする。この方法は、指向性アンテナの現在角度を使用して少なくとも1つのリモートステーションと通信すること、および少なくとも1つのリモートステーションと通信するために指向性アンテナの複数の代替角度から代替角度を走査することを含む。この方法は、その少なくとも1つのリモートステーションから現在角度および代替角度を介して受信したそれぞれの信号を測定すること、およびその少なくとも1つのリモートステーションとの通信を続行するために、測定信号に基づいて現在角度または代替角度を好ましい角度として選択することをさらに含む。
現在角度の選択および代替角度の走査は、アクセスポイントのMAC層で実施することができる。代替角度に関連する測定信号が現在角度に関連する測定信号を所定のしきい値だけ超過した場合、代替角度を好ましい角度として選択することができる。それぞれの信号を測定することは、受信した信号強度表示、搬送波対干渉比、ビット当りエネルギー比、および信号対雑音比のうち少なくとも1つを求めることを含むことができる。
少なくとも1つのリモートステーションと通信することは、プリアンブルおよびデータフレームを含むパケットデータの交換に基づくことができる。現在角度および代替角度を介して受信したそれぞれの信号は、同一のプリアンブル中に測定される。代替角度を走査することは、複数の代替角度を同一のプリアンブル中に走査することをさらに含むことができる。
測定は、少なくとも1つのリモートステーションから同一のプリアンブル中に各代替角度を介して受信したそれぞれの信号を測定することをさらに含むことができ、その結果、現在角度または複数の代替角度のうちの1つが好ましい角度として選択される。複数の代替角度は、所定のシーケンスに基づいて走査することができる。
この方法は、少なくとも1つのリモートステーションの好ましい角度を格納することをさらに含むことができ、次のプリアンブル中に、格納した好ましい角度が新しい現在角度となり、この新しい現在角度または代替角度を選択することに関して各ステップが反復される。あるいは、所定の時間量の後に新しいパケットデータがアクセスポイントで受信されなかった場合、格納した好ましい角度が現在角度となり、新しい現在角度または代替角度を選択することに関して上記で議論した各ステップが反復される。
複数の代替角度のうちの1つはオムニ角度(omni angle)を含むことができる。指向性アンテナは、少なくとも1つの能動素子および複数の受動素子を備えることができる。アクセスポイントは、例えばIEEE802.11規格またはIEEE802.16規格に基づいて動作することができる。しかし、本発明はこうした規格に限定されない。
本発明の別の態様は、指向性アンテナと、指向性アンテナを制御するための、指向性アンテナに接続されたコントローラとを備えるアクセスポイントを対象とする。コントローラは、少なくとも1つのリモートステーションと通信するために指向性アンテナの現在角度を選択すること、少なくとも1つのリモートステーションと通信するために指向性アンテナの複数の代替角度から代替角度を走査すること、少なくとも1つのリモートステーションから現在角度および代替角度を介して受信したそれぞれの信号を測定すること、および測定した信号に基づいて、少なくとも1つのリモートステーションと通信を続行するために現在角度または代替角度を好ましい角度として選択することを実施する。
本発明の上記およびその他の目的、特徴、および利点は、添付の図面に示される以下の本発明の好ましい実施形態のより具体的な説明から明らかとなるであろう。図面は必ずしも原寸に比例せず、本発明の原理を例示する際に強調を行っている。
本発明の好ましい実施形態が示されている添付の図面を参照しながら、以下で本発明をより完全に説明する。しかし、本発明は、多くの異なる形態で具体化することができ、本明細書に記載の実施形態に限定されると理解すべきではない。むしろ、本開示が詳細かつ完全なものとなり、本発明の範囲を当業者に完全に伝えるものとなるようにこうした実施形態を与える。同様の番号は全体を通して同様の要素を指し、代替実施形態での類似の要素を示すのにダッシュ符号を使用する。
まず図1Aを参照して、分散システム105を有するワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)100を議論する。アクセスポイント110a、110b、および110cが、有線データネットワーク接続などの有線接続を介して分散システム105に接続される。アクセスポイント110a、110b、および110cのそれぞれは、それぞれのゾーン115a、115b、115cを有し、その中でリモートステーション120a、120b、120cと無線周波数(RF)信号を介して通信することができる。リモートステーション120a、120b、120cは、分散システム105にアクセスするためのワイヤレスローカルエリアネットワークハードウェアおよびソフトウェアでサポートされる。以下の説明では、アクセスポイント、リモートステーション、およびゾーンに対する全般的な参照を行う際に、それぞれの参照番号110、120、および115を使用することがある。
現在の技術は、アクセスポイント110およびリモートステーション120にアンテナダイバーシティを与える。アンテナダイバーシティにより、アクセスポイント110およびリモートステーション120が2つのアンテナの一方を選択して、受信される信号の品質に基づいて送信デューティおよび受信デューティを供給することが可能となる。一方のアンテナを他方に優先して選択する1つの理由は、2つの異なる経路を取る信号が一方のアンテナでは信号相殺を引き起こすが他方のアンテナでは引き起こすマルチパスフェージングの場合に生じる。別の例は、同じアンテナで受信された2つの異なる信号によって混信が引き起こされるときである。2つのアンテナの一方を選択するさらに別の理由は、矢印125に示すようにリモートステーション120cが第3ゾーン115cから第1ゾーン115aまたは第2ゾーン115bに搬送されるときなどの環境の変化のためである。
図1Bは、図1Aに示すネットワーク100のサブセットのブロック図であり、本発明の原理を利用するアクセスポイント110bが、指向性アンテナローブ130a〜130iに関してより詳細に示されている。指向性アンテナローブ130a〜130iはまた、参照番号130によって全般的に示される。アクセスポイント110bは、その環境の走査中にアンテナローブ130を順序付け、好ましいアンテナ方向を決定する。
走査中、アクセスポイント110bは、図2Aおよび2Bにより詳細に示す指向性アンテナを使用して、リモートステーション120bによって送信されたRF信号を求めて走査する。各走査位置(すなわち角度またはアンテナパターン)で、アクセスポイント110bは信号またはプローブ応答を測定し、その走査角についてのそれぞれのメトリックを計算する。メトリックの例には、受信信号強度表示(RSSI)、搬送波対混信比(C/I)、ビット当りエネルギー比(energy−per−bit ratio)(Eb/No)、あるいは受信信号または信号環境の品質の、信号対雑音比(SNR)などのその他の適切な尺度が含まれる。当業者は直ちに理解するであろうが、こうした尺度の組合せを作成して、最良の、または好ましいアンテナパターンを求めることもできる。測定した信号品質メトリックに基づいて、アクセスポイント110bは、リモートステーション120bと通信するための好ましいアンテナ角度または方向を決定する。
走査は、リモートステーション110bが認証され、分散システム105と関連付けられる前または後に行うことができる。したがって、MAC層内で初期アンテナ走査を実施することができる。あるいは、MAC層の外部で初期走査を実施することもできる。同様に、リモートステーション110bが認証され、分散システム105と関連付けられた後に行われる走査は、MAC層内で実施することができ、またはMAC層の外部で行われるプロセスによって実施することができる。
図2Aは、外部指向性アンテナアレイ200aを使用するアクセスポイント110の図である。指向性アンテナアレイ200aは、5個のモノポール受動アンテナ素子205a、205b、205c、205d、および205eと、1つのモノポール能動アンテナ素子206とを含む。以下では受動アンテナ素子205a、205b、205c、205d、および205eを参照番号205で全般的に参照する。指向性アンテナ素子200aは、ユニバーサルシリアルバス(USB)ポート215を介してアクセスポイント110に接続される。指向性アンテナアレイ200aとアクセスポイント110との間のその他のタイプの接続も容易に受け入れられる。
指向性アンテナアレイ200a内の受動アンテナ素子205が、走査が可能となるように寄生的に能動アンテナ素子206に結合される。走査により、指向性アンテナアレイ200aの少なくとも1つのアンテナビームを、受動アンテナ素子205の数に関連する増分で、任意選択で360度回転することができることを意味する。
指向性アンテナアレイ200aの詳細な議論が与えられている(例えば、参照によりその教示全体が本明細書に組み込まれ、本発明の現譲受人に譲渡された特許文献1参照。)。指向性アンテナアレイ200aによって受信信号または送信信号に基づいてアンテナ方向を最適化する例示的方法も特許文献1で議論されている。
指向性アンテナアレイ200aは、全方向モードで使用して全方向性アンテナパターンを提供することもできる。アクセスポイント110は、送信または受信のために全方向パターンを使用することができる。アクセスポイント110は、リモートステーション120に送信するとき、またはリモートステーション120から受信するときに、選択した指向性アンテナを使用することもできる。
図2Bは、内部指向性アンテナ220bを備えるアクセスポイント110の等角投影図である。この実施形態では、指向性アンテナアレイ200bはPCMCIAカード220上にある。PCMCIAカード220はアクセスポイント110によって担持され、プロセッサ(図示せず)に接続される。指向性アンテナアレイ200bは、図2Aに示す指向性アンテナアレイ200aと同じ機能を提供する。
様々なその他の形態の指向性アンテナアレイを使用できることを理解されたい。その例には諸アレイが含まれる(例えば、参照により教示全体が共に本明細書に組み込まれ、本発明の現譲受人に譲渡された特許文献2および3参照。)。
図3Aは、上記で議論した受動アンテナ素子205および能動アンテナ素子206を含む指向性アンテナアレイ200aの詳細な図である。指向性アンテナアレイ200aはまた、図3Bを参照して以下で議論するように、受動アンテナ素子が電気的に結合されるグランドプレーン330も含む。
さらに図3Aを参照すると、指向性アンテナアレイ200aは、アンテナ素子205aおよび205eから離れる向きに角度が付いた指向性アンテナローブ300を与える。これは、アンテナ素子205aおよび205eが反射モードにあり、アンテナ素子205b、205c、および205dが「伝送」モードにあることを示す。言い換えれば、能動アンテナ素子206と受動アンテナ素子205との間の相互結合により、指向性アンテナアレイ200aが指向性アンテナローブ300を走査することが可能となり、この場合、アンテナローブ300は、受動素子205が設定されるモードの結果として、図示するような向きになる。当業者は直ちに理解するであろうが、受動アンテナ素子205の異なるモードの組合せの結果、異なるアンテナローブ300のパターンおよび角度が得られる。
図3Bは、受動アンテナ素子205を反射モードまたは伝送モードに設定するのに使用することのできる例示的回路の略図である。反射モードは、代表的延長破線305によって示され、伝送モードは短縮破線310によって示される。代表的破線305および310は、それぞれ誘導性素子320または容量性素子325を介してグランドプレーン330に結合することによって引き起こされる。誘導性素子320または容量性素子325を介する受動アンテナ素子205aの結合は、スイッチ315を介して行われる。スイッチ315は、受動アンテナ素子205aをグランドプレーン330に結合することのできる機械式スイッチまたは電気式スイッチでよい。スイッチ315は制御信号335を介して設定される。
受動アンテナ素子205aはインダクタ320を介してグランドプレーン330に結合され、長い代表的破線305によって示されるように実質上延長される。このことは、能動アンテナ素子206との相互結合を介して受動アンテナ素子205aに結合されたRF信号のための「バックボード」を提供すると考えることができる。図3Aの場合、受動アンテナ素子205aおよび205eはどちらも、それぞれの誘導性素子320を介してグランドプレーン330に接続される。同時に、図3Aの例では、他の受動アンテナ素子205b、205c、および205dが、それぞれの容量性素子325を介してグランドプレーン330に電気的に接続される。
容量性結合は、短い代表的破線310によって表されるように受動アンテナ素子を実質上短縮する。受動素子325のすべてを容量結合することにより、指向性アンテナアレイ200aが実質上全方向性アンテナにされる。遅延線や集中インピーダンスなどの代替結合技法も受動アンテナ素子205とグランドプレーン330の間で使用できることを理解されたい。
図9に移ると、指向性アンテナアレイ200aまたは200bを使用することによって全方向性アンテナパターン905および指向性アンテナパターン910を生成するアクセスポイント110bの上空図(overhead view)が与えられている。アクセスポイント110bは、複数のステーション120a〜120dと通信する。アクセスポイント110は通常、付近の障害物または移動する反射面なしに遠く隔てて設置されるので(例えば、壁または天井の高い場所)、好ましいアンテナパターン方向の選択は、所与のリモートステーション120との接続全体を通して変化しない可能性が高い。
図示するアクセスポイント110bは、選択されたリモートステーション120cに送られるダウンリンクデータフレームについて指向性アンテナ200aを利用することができる。大部分のブロードキャストおよび制御フレームでは、アクセスポイントは、全方向性アンテナパターン905および利用可能な最低のデータ転送速度を利用して、すべてのリモートステーション120がそれを受信することを保証する。指向性アンテナ200aは、ネットワーク100のカバレッジエリアを向上させることはできないが、リモートステーション120に送信されるデータフレームについてのデータ転送速度を向上させることができる。ネットワーク100を介して転送されるデータの大多数はダウンリンク上で出現する(例えばウェブページアクセス、ファイル転送)ので、ダウンリンク転送速度の向上は有用である。1つのオプションは、アクセスポイント110bがオムニモードで受信することが必要であるときに、切換え空間ダイバーシティ(switched spatial diversity)を使用することである。潜在的な追加される5dBのリンクマージンは、例えば300%のスループット増加を収容する。
選択されたリモートステーション120cからアクセスポイント110bに競合期間(CP)中に送信されるアップリンクデータフレームが、全方向性アンテナパターンを使用して受信される。任意のリモートステーションがフレームを送信した可能性があるからである。大きいフレームでは、ネットワーク構成は、リモートステーションがrequest−to−send/clear−to−send(RTS/CTS)機構を使用してワイヤレス媒体を確保することを必要とする可能性がある。この場合、アクセスポイント110bは、指向性モードで受信してアップリンク上のデータ転送速度を向上させることができる。このことは、リモートステーション120cで実装されるデータ転送速度選択アルゴリズムにある程度依存する。
ダウンリンク伝送では、アクセスポイント110bは、全方向パターンおよびより低速のデータ転送速度を使用して、競合期間中に小さいパケットを送信することを決定することができる。この理由は、カバレッジエリアの反対側のリモートステーション(リモートステーション120eなど)が、それから離れる方向に向く指向性アンテナパターン910からのアクセスポイント伝送を聴取しない可能性があるためである。これは、2つのリモートステーション120が互いを聴取せず、同時に送信を終了するという、よく知られた「隠れノード(hidden node)」問題である。この場合、2つのリモートステーションは120cおよび120eである。とりわけ、大きいデータフレームの場合にこの問題を回避する方法を、図7を参照しながら以下で説明する。
したがって、アクセスポイント110での指向性アンテナパターンは、ネットワークトラフィックの大部分であるリモートステーション120とのダウンリンクおよびアップリンクデータフレーム交換についてより高いデータ転送速度を実現することができる。ネットワーク接続性は、アクセスポイント110の全方向性アンテナの名目利得(nominal gain)で維持される。すなわち、リモートステーション120は、アクセスポイント110と関連付けることができ、指向性アンテナ200aを使用することなく接続を維持することができる。
表1で与える1組の規則を定義して、指向性アンテナ200aの全方向性特性および指向性特性を活用することができる。表1は、現在アクセスポイント110に関連付けられているリモートステーション120のアドレスと、その現在のアンテナ方向選択を含む。表1は、802.11規格(その中の表21および22)からのフレームシーケンスに基づく例示的アンテナ方向選択を示すことができる。表1では、「Dir」は方向を示し、「UL」はアップリンクを示し、「DL」はダウンリンクを示す。
Figure 2007525065
いつ全方向パターンを選択し、いつ指向性パターンを選択するかを決定する1組の規則でプロセスを記述することができる。例えば、アクセスポイント110は、単一のリモートステーション120に送信し、または単一のリモートステーション120から受信する時間間隔の間に指向性パターンを選択することができる。
アクセスポイント110のインターフェースを示すブロック図が図4に示されている。図示するアクセスポイント110は様々なサブシステムおよび層を含む。アンテナサブシステム405は、指向性アンテナ200bと、指向性アンテナを操作するための支援回路、バス、およびソフトウェアとを含むことができる。アンテナサブシステム405は、物理層410にインターフェースし、それに対してRF信号412を供給する。
物理層410はRF信号412を処理し、アンテナステアリングプロセス420に対する信号品質測定値417を求める。物理層410は、RF信号412に基づく処理済み信号をMAC層415に送る。MAC層415はタイミング制御メッセージ422を生成し、タイミング制御メッセージ422も、必要なときにアンテナをオムニモードまたは指向性モードに切り換えるためにアンテナステアリングプロセス420に送られる。
MAC層415はまた、データフレーム429を他のプロセス(図示せず)に送る。図示する物理層410、MAC層415、およびアンテナステアリングプロセス420は、コントローラ400内に常駐することができる。アンテナステアリングプロセス420は、例えばメモリ内に格納することができ、メモリは、例えばスタンドアロンメモリまたはプロセッサ内の組込みメモリでよい。
アンテナステアリングプロセス420は、各リモートステーション120のアンテナ走査中に作成された、受信した信号品質測定値417に応じて「アンテナテーブルまたはデータベース」あるいは「方向テーブルまたはデータベース」425を維持することができる。例えば、方向テーブル425は、ステーションIDと、リモートステーション120との指向性通信のための対応するアンテナ方向(A、B、C)とを格納することができる。方向テーブル425内のアンテナ方向を求めた後、アンテナステアリングプロセス420を使用して指向性アンテナ制御427をアンテナサブシステム405に提供する。信号品質測定値417が所定のしきい値より上であり、最高のデータ転送速度を全方向性モードでサポートすることができることを示す場合、アンテナ方向を全方向(O)モードに保つことができる。
以下の段落では、指向性アンテナ220bをアクセスポイント110からリモートステーション120に向ける好ましい方向を求めるための、本発明による様々な技法を説明する。第1の技法は、空間ダイバーシティ選択機構を使用する。第2の技法は、アクセスポイント110とリモートステーション120の間で交換される一続きのプローブ信号を使用する。第3の技法は、制御メッセージ(例えばACKまたはCTS)を使用して、アクセスポイント110で受信したアンテナ方向の信号品質測定値を作成する。第3の技法は、順方向リンクと逆方向リンクのどちらでも適用可能である。
第1の技法は、現行の802.11装置がアンテナ切換えダイバーシティ走査/制御を組み込むこと、および802.11a/802.11g/802.11nなどの今後の802.11装置も切換えダイバーシティをサポートすることを想定する。第1の技法は、リモートステーション120がそれ自体を認証し、ネットワークと関連付けた後に適用可能である。初期アンテナ走査がMAC/ネットワーク層プロトコル内で実施されることが想定される。指向性または多素子アンテナ220aを用いて、第1の技法は、ダイバーシティプロトコルを利用して、更新されるアンテナ位置/選択を保つことができる。
次に図6を参照すると、第1の技法は以下のように機能する。図示するアクセスポイント110’は、アンテナサブシステム405’に接続されたコントローラ600’を含む。コントローラ600’は物理層410’を含み、物理層410’には、アンテナ制御信号およびMAC層(図4)へのアクセスが与えられる。MAC層は、アンテナ選択をレジスタA605a’およびレジスタB605b’に書き込む。レジスタA605a’は選択されたアンテナ位置を含み、レジスタB605b’は候補アンテナ位置を含む。物理層410’はマルチプレクサ610’とも通信する。物理層410’は、典型的なダイバーシティ選択制御方式でダイバーシティ選択スイッチ制御信号607’をマルチプレクサ610’に送るが、この場合、ダイバーシティ選択スイッチ制御信号は、レジスタA605a’の内容を使用するか、それともレジスタB605b’の内容を使用するかを制御する。
選択されたアンテナ位置は当初、ネットワーク認証/アソシエーションプロトコル中に選ばれる。候補アンテナ位置は、他の任意のアンテナ位置である(全方向モードを含む)。有効なパケットを受信した後、または所定の時間枠にパケットを受信しなかった後に、候補アンテナ位置が所定のシーケンスで変更される。
パケットを首尾よく受信した後、物理層410’は、両方のアンテナ位置に関する、受信した信号品質メトリック(信号強度、信号対雑音比、多重通路/イコライザメトリックなど)をMAC層に送る。パケット受信中、物理層410’は、802.11についてそのとき行うのと同様に機能する。すなわち、2つのアンテナ位置を切り換え、パケット受信のための最良のアンテナ位置を使用する。物理層410’’による有効なパケット受信の後、2つのアンテナ位置に関する信号品質メトリックがMAC層に送られる。MAC層は、選択されたアンテナ位置と候補アンテナ位置を共に更新する。選択されたアンテナ位置は、物理層410’から受け取ったデータに基づいて最良の位置で置き換えられる。フィルタリング/ヒステリシスを使用して、2つのアンテナ位置の間の「ピンポニング(ping−ponging)」を避けることができる。
前述のように、この技法は、現行の802.11アンテナ切換えダイバーシティ方法を活用する。この第1の技法は、ハードウェア、ソフトウェア/ファームウェア、またはそれらの組合せを含むことを理解されたい。
次に図10を参照して、空間ダイバーシティに基づいてWLAN100内のアクセスポイント110を操作する上述の方法の流れ図を議論する。開始(ブロック1000)より、この方法は、ブロック1010で、指向性アンテナ220bの現在角度を使用してリモートステーション120と通信することを含む。ブロック1020で、プリアンブル中にリモートステーション120と通信する指向性アンテナ220bの複数の代替角度を操作することを実施する。ブロック1030で、リモートステーション120から現在角度および複数の代替角度を介して受信したそれぞれの信号を測定する。ブロック1040で、プリアンブルの間、リモートステーション120との通信を続行するために、測定した信号に基づいて現在角度または複数の代替角度のうちの1つを好ましい角度として選択する。この方法はブロック105で終了する。
第2の技法は、アクセスポイント110によるリモートステーション120へのRTSメッセージの伝送と、リモートステーションによるアクセスポイントへの応答で送信されるCTSメッセージの受信とに基づく。802.11規格はまた、プローブ要求/プローブ応答交換も定義する。プローブ要求/プローブ応答交換は、他のステーション120に対するリンクの品質を判定するためにリモートステーション120によって使用される。
図8に示すように、選択されたリモートステーション120に対する好ましい照準方向を決定するためにアクセスポイント110によって使用されるとき、アクセスポイント110は、オムニパターンと潜在的指向性パターン130のそれぞれでプローブ要求信号805を送信し、それぞれのパターンで動作中に、リモートステーション110から送り戻されたプローブ応答信号810の信号品質を測定する。
こうした応答フレーム810の測定により、この技法は前述のダイバーシティ選択技法よりも信頼性の高い技法となる。この第2の技法は、少なくとも、リモートステーション120がアクセスポイント110と関連付けられた直後に使用されることが好ましい。しかし、追加のプローブ要求/プローブ応答信号を使用するとネットワーク効率に対する影響があるが、こうした交換は少なくすることができる。
次に図11を参照して、プローブ信号に基づいてWLAN100内のアクセスポイント110を操作する上述の方法の流れ図を議論する。開始(ブロック1100)より、この方法は、ブロック1110でリモートステーション120を選択すること、ブロック1120で、選択したリモートステーションに指向性アンテナ220bのオムニ角度を介して第1プローブ信号を送信すること、およびブロック1130で、第1プローブ信号に応答して、選択したリモートステーションからオムニ角度を介して受信した第1プローブ応答信号を測定することを含む。
ブロック1140で、指向性アンテナ220bの複数の指向性角度のうちのそれぞれを介して、選択したリモートステーション120にそれぞれの第2プローブ信号を送信し、ブロック1150で、それぞれの第2プローブ信号に応答して、選択したリモートステーションから各指向性角度を介して受信した第2プローブ応答信号を測定する。ブロック1160で、選択したリモートステーション120からの測定した第1プローブ応答信号と、それぞれの測定した第2プローブ応答信号をアンテナデータベースに格納する。
ブロック1170で、測定した第2プローブ応答信号に基づいて、選択したリモートステーション120に対する好ましい指向性角度を選択する。ブロック1180で、オムニ角度からの測定した第1プローブ応答信号を、好ましい指向性角度からの測定した第2プローブ応答信号と比較する。第1プローブ信号はrequest−to−send(RTS)メッセージを含み、第1プローブ応答信号はclear−to−send(CTS)メッセージを含む。同様に、第2プローブ信号はRTSメッセージを含み、第2プローブ応答信号はCTSメッセージを含む。ブロック1190で、選択したリモートステーション120との通信を続行するために、比較に基づいてオムニ角度または好ましい指向性角度を選択する。この方法はブロック1195で終了する。
第3の技法は、アクセスポイント110とリモートステーション120との間の通常のデータ交換で使用される制御フレームを利用する。この技法は、順方向リンク通信と逆方向リンク通信のどちらでも使用することができる。clear−to−send(CTS)および確認(ACK)メッセージはより低速なデータ転送速度で送信されるので、アクセスポイント110はこうしたメッセージを使用して、現在選択している指向性パターン130とオムニパターン905を比較することができる。このことを図5Aに、アンテナ選択タイミングに関する破線で示す。これは、現在選択している方向130が全方向性パターン905に勝る優位性を維持しているかどうかを判定する方法として使用することができる。この優位性は通常、類似の信号品質メトリックを有する2つのアンテナパターン間の頻繁な切換えを防止するために所定のしきい値に基づく。
例えば、CTSメッセージの間、全方向モードを使用してこのメッセージを受信し、第1信号品質測定値を計算することができる。ACKメッセージの間、テストアンテナ方向を使用して、このメッセージを受信し、第2信号品質測定値を計算することができる。第1信号品質測定値と第2信号品質測定値の比較を実施し、テストアンテナ方向を格納すべきかどうかに関して判定を行う。すなわち、指向性モードが全方向モードよりも高い利得をもたらすかどうかである。2つの異なる指向性アンテナ方向間で比較を実施することもできる。
図5Bに示すように、逆方向リンクデータ伝送中に同じタイプの測定値および比較を実施することができる。ACKメッセージ中、アクセスポイント110は、信号品質測定値を計算して、それを全方向性モード測定値またはその他の指向性モード測定値と比較することができる。異なるアンテナ方向を走査する前に、選択したリモートステーション110とのいくつかの通信を介して比較を実施することができる。
全方向性アンテナパターンおよび選択した指向性アンテナパターンに関する上述のプロセスからの信号品質測定値で図4の方向テーブル425を増強することができる。優位性が所定のしきい値より下に降下した場合、アクセスポイント110は、オムニ選択に戻り、上述の最初の2つの技法の一方を使用してアンテナ探索を実施する。
リモートステーション120がパワーセーブモードに移る場合、またはリモートステーション120がデータ転送のない遊休期間を有する場合、アクセスポイント110はオムニパターン選択に戻る。リモートステーション120が再びアクティブになったとき、アクセスポイント110は別のアンテナ探索を実施することができる。
次に図12および13を参照して、順方向リンクおよび逆方向リンクでの制御フレームに基づいてWLAN100内のアクセスポイント120を操作する方法のそれぞれの流れ図を議論する。開始(ブロック1200)より、この方法は、ブロック1210でリモートステーション120から指向性アンテナ220bの第1アンテナパターンを介して第1制御フレームを順方向リンクで受信すること、およびブロック1220で第1データフレームをリモートステーションに送信すること、およびブロック1230でリモートステーションから指向性アンテナの第2アンテナパターンを介して第2制御フレームを受信することを含む。ブロック1240で、第1アンテナパターンを介して受信した第1制御フレームの信号品質と、第2アンテナパターンを介して受信した第2制御フレームの信号品質を測定する。ブロック1250で、第1および第2アンテナパターンに関連するそれぞれの測定した信号品質を比較する。ブロック1260で、第2アンテナパターンに関連する測定した信号品質が、第1アンテナパターンに関連する測定した信号品質よりも所定のしきい値だけ超過する場合、リモートステーション120に第2データフレームを送信するための第2アンテナパターンを選択する。受信した第1制御フレームは、clear−to−sendメッセージを含み、受信した第2制御フレームは確認メッセージを含む。この方法はブロック1270で終了する。
逆方向リンクで制御フレームに基づいてWLAN100内でアクセスポイント120を操作する方法は、開始(ブロック1300)より、ブロック1310で、リモートステーションから指向性アンテナ220bの第1アンテナパターンを介して第1制御フレームを受信すること、ブロック1320で、第2制御フレームをリモートステーションに送信すること、およびブロック1330で、リモートステーションから指向性アンテナの第2アンテナパターンを介して第1データフレームを受信することを含む。ブロック1340で、第1アンテナパターンを介して受信した第1制御フレームの信号品質と、第2アンテナパターンを介して受信した第1データフレームの信号品質を測定する。ブロック1350で、第1および第2アンテナパターンに関連するそれぞれの測定した信号品質を比較する。第2アンテナパターンに関連する測定した信号品質が、第1アンテナパターンに関連する測定した信号品質よりも所定のしきい値だけ超過した場合、ブロック1360で、アクセスポイント110によってリモートステーション120に第2データフレームを送信するための第2アンテナパターンを選択する。受信した第1制御フレームは、request−to−sendメッセージを含み、送信した第2制御フレームはclear−to−sendメッセージを含む。この方法はブロック1370で終了する。
第4の技法は、隠れノードの発生を低減または解消するためにアクセスポイント110で指向性アンテナ220bを使用するときに保護機構を提供する隠れノード保護技法である。隠れノードは、ネットワーク100内のリモートステーション120のすべてがアクセスポイント110と選択したリモートステーション120との間の通信を聴取することができるわけではないときに生じ、したがって聴取することができないステーションが、媒体が使用中のときに送信することができる。これにより、特にアクセスポイント110ではコリジョンが引き起こされる。
アクセスポイント110がリモートステーション120に送信するデータを有するとき、制御プロセスは、図4の方向テーブル425を走査して、潜在的隠れノードが存在するかどうかを判定することにより、選択したアンテナ方向を設定する。例えば、アクセスポイント110は、選択したアンテナ方向と逆方向にリモートステーション120を探索することができる。
図7のタイミング図を参照すると、隠れノードの可能性が存在すると制御ソフトウェアが判定した場合、アクセスポイント110はまず、アンテナ220aの全方向モードを使用して、既知の未使用MACアドレスにCTSメッセージを送信する。このプロセスは、交換を行うべきであり、交換が終了するまで送信すべきでないことをネットワーク内のリモートステーション120のすべてに通知する働きをする。次いでアクセスポイント110は、所期のリモートステーション120に関して選択したアンテナ方向に切り替わり、通信が続行する。隠れノード問題を防止する別の手法は、所望のリモートステーション120で4方向フレーム交換プロトコル(RTS、CTS、データ、およびACK)を実施することである。
隠れノードの可能性が存在しないと制御ソフトウェアが判定する場合、アクセスポイント110はCTSメッセージを送信する必要はなく、通信は、アクセスポイント110アンテナを適切な方向に設定することで直ちに開始することができる。ネットワークプロトコルによって要求される場合、RTSメッセージを所期の受信機に宛てて送ることができ、その結果、図5Aに示すように、確認としてCTSメッセージがアクセスポイント110に戻される。
図7を参照して説明したプロセスでは、CTSメッセージはリモートステーション120に送信を停止させるのに必要なすべてであるので、RTSメッセージがアクセスポイント110によって送信されないので効率が向上する。標準802.11プロトコルヘッダのID区間で示されるリモートステーション120により、指定のリモートステーションがデータフレームを受信することが保証される。
次に図14を参照して、隠れノード認識に基づいてWLAN100内のアクセスポイント120を操作することについての流れ図を議論する。開始(ブロック1400)より、この方法は、ブロック1410で、アクセスポイント110と各リモートステーション120との間で、複数のアンテナパターンに対応するそれぞれの測定した信号品質を関連付けることによってアンテナデータベースを作成することを含む。それぞれの測定した信号品質は、各リモートステーション120との通信に基づいてアクセスポイント110で決定される。ブロック1420で、各リモートステーション120について、アンテナデータベースに基づいて好ましいアンテナパターンを求め、ブロック1430で、リモートステーションと、通信するための対応する好ましいアンテナパターンを選択する。アンテナデータベースに基づいて、選択したリモートステーションと通信する前に、ブロック1440で、そのような通信が実際に行われるとき、選択していないリモートステーションが認識する可能性を有するかどうかを判定する。このことは、選択したリモートステーションについての好ましいアンテナパターンに関連する測定した信号品質を、同一の好ましいアンテナパターンを使用しているときに選択していないリモートステーションと関連するそれぞれの信号品質と比較することによって判定される。
隠れノードの可能性が存在する場合、ブロック1450で、アクセスポイント110および選択したリモートステーション120が互いに通信すべきであることを示すメッセージを同報通信する。上述のように、この同報通信は、リモートステーション120に対するオムニアンテナパターンを介した非要求型clear−to−sendメッセージの形でよい。CTSは、リモートステーション120のいずれにも対応しない未使用アドレスを有する。あるいは、選択したリモートステーション1204で方向フレーム交換プロトコル(RTS、CTS、データ、およびACK)を実施して隠れノード問題を防止する。この方法はブロック1460で終了する。
本発明の好ましい実施形態を参照しながら本発明を具体的に図示し説明したが、添付の特許請求の範囲に包含される本発明の範囲から逸脱することなく、本発明の中で形態および細部の様々な変更を行えることを当業者は理解されよう。例えば、アクセスポイントはIEEE802.11規格に限定されない。当業者は直ちに理解するであろうが、上記で議論したアクセスポイントのためのアンテナアルゴリズムは、IEEE802.16規格で定義されるような他のタイプのローカルエリアネットワークに適用可能である。
本発明の原理を利用するワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)の略図である。 アンテナ走査を実施する図1AのWLAN内のアクセスポイントの略図である。 外部指向性アンテナアレイを有する図1Aのアクセスポイントの図である。 内部PCMCIAカードに組み込まれる指向性アンテナアレイを有する図2Aのアクセスポイントの図である。 図2Aの指向性アンテナアレイの図である。 図3Aの指向性アンテナのアンテナ素子の状態を選択するのに使用されるスイッチの略図である。 本発明の原理によるサブシステム、層、およびアンテナステアリングプロセスを利用する図1Aのアクセスポイントのブロック図である。 任意選択で図4のアンテナステアリングプロセスで使用される信号図である。 任意選択で図4のアンテナステアリングプロセスで使用される代替信号図である。 アンテナダイバーシティ回路が利用される図4の代替ブロック図である。 任意選択で図4のアンテナステアリングプロセスで使用される隠れノード技法を使用する信号図である。 2方向性シグナリングを伴う図1のネットワークの上面図である。 アンテナビームの表示を伴う図1のネットワークの上面図である。 本発明による、空間ダイバーシティに基づいてWLAN内のアクセスポイントを操作する方法の流れ図である。 本発明による、プローブ信号に基づいてWLAN内のアクセスポイントを操作する方法の流れ図である。 本発明による、順方向リンクおよび逆方向リンク内の制御フレームに基づいてWLAN内のアクセスポイントを操作する方法の流れ図である。 本発明による、順方向リンクおよび逆方向リンク内の制御フレームに基づいてWLAN内のアクセスポイントを操作する方法の流れ図である。 本発明による、隠れノード認識に基づいてWLAN内のアクセスポイントを操作する方法の流れ図である。

Claims (31)

  1. ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)内の、少なくとも1つのリモートステーションと通信する指向性アンテナを含むアクセスポイントを操作する方法であって、
    前記指向性アンテナの現在角度を使用して前記少なくとも1つのリモートステーションと通信し、
    前記少なくとも1つのリモートステーションと通信する指向性アンテナの複数の代替角度から1つの代替角度を走査し、
    前記少なくとも1つのリモートステーションから前記現在角度および前記代替角度を介して受信したそれぞれの信号を測定し、
    前記測定信号に基づいて前記現在角度または前記代替角度を好ましい角度として選択して、前記少なくとも1つのリモートステーションと通信を続行すること
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記指向性アンテナは、少なくとも1つの能動素子および複数の受動素子を備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記複数の代替角度のうちの1つはオムニ角度を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記現在角度の選択および前記代替角度の走査が、前記アクセスポイントの媒体アクセス制御(MAC)層で実施されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記代替角度と関連する前記測定信号が前記現在角度に関連する測定信号を所定のしきい値だけ超過した場合、前記代替角度が前記好ましい角度として選択されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 前記それぞれの信号を測定することは、受信した信号強度表示、搬送波対干渉比、ビット当りエネルギー比、および信号対雑音比のうち少なくとも1つを求めることを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 前記少なくとも1つのリモートステーションと通信することは、プリアンブルおよびデータフレームを含むパケットデータの交換に基づくものであり、前記現在角度および前記代替角度を介して受信した前記それぞれの信号が、同一のプリアンブル中に測定されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 前記代替角度を走査することは、同一のプリアンブル中に複数の代替角度を走査することを含み、前記測定することは、前記少なくとも1つのリモートステーションから同一のプリアンブル中に各代替角度を介して受信したそれぞれの信号を測定することを含み、その結果、前記現在角度または前記複数の代替角度のうちの1つが前記好ましい角度として選択されることを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 前記複数の代替角度が所定のシーケンスに基づいて走査されることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 前記少なくとも1つのリモートステーションの前記好ましい角度を格納することをさらに含み、次のプリアンブルの間、前記格納した好ましい角度が新しい現在角度となり、前記各ステップが反復されて、前記新しい現在角度または前記代替角度を選択することを特徴とする請求項7に記載の方法。
  11. 前記少なくとも1つのリモートステーションの前記好ましい角度を格納することをさらに含み、所定の時間量の後に新しいパケットデータが前記アクセスポイントによって受信されなかった場合、前記格納した好ましい角度が新しい現在角度となり、前記各ステップが反復されて前記新しい現在角度または前記代替角度を選択することを特徴とする請求項7に記載の方法。
  12. 前記アクセスポイントは、IEEE802.11規格およびIEEE802.16規格の少なくとも一方に基づいて動作することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  13. ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)内のアクセスポイントであって、プリアンブルおよびデータフレームを含むパケットデータの交換に基づいて少なくとも1つのリモートステーションと通信する指向性アンテナ含むアクセスポイントを操作する方法であって、
    プリアンブル中に前記指向性アンテナの現在角度を使用して前記少なくとも1つのリモートステーションと通信し、
    前記プリアンブル中に前記少なくとも1つのリモートステーションと通信する指向性アンテナの複数の代替角度を走査し、
    前記少なくとも1つのリモートステーションから前記現在角度および前記代替角度を介して受信したそれぞれの信号を測定し、
    前記測定信号に基づいて前記現在角度または前記複数の代替角度のうちの1つを好ましい角度として選択して、前記少なくとも1つのリモートステーションと通信を続行すること
    を含むことを特徴とする方法。
  14. 前記指向性アンテナは、少なくとも1つの能動素子および複数の受動素子を備えることを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 前記複数の代替角度のうちの1つはオムニ角度を含むことを特徴とする請求項13に記載の方法。
  16. 前記複数の代替角度のうちの1つと関連する前記測定信号が前記現在角度に関連する測定信号を所定のしきい値だけ超過した場合、前記複数の代替角度のうちの前記1つが前記好ましい角度として選択されることを特徴とする請求項13に記載の方法。
  17. 前記それぞれの信号を測定することは、受信した信号強度表示、搬送波対干渉比、ビット当りエネルギー比、および信号対雑音比のうち少なくとも1つを求めることを含むことを特徴とする請求項13に記載の方法。
  18. 前記複数の代替角度は所定のシーケンスに基づいて走査されることを特徴とする請求項13に記載の方法。
  19. 前記少なくとも1つのリモートステーションの前記好ましい角度を格納することをさらに含み、次のプリアンブルの間、前記格納した好ましい角度が新しい現在角度となり、前記次のプリアンブルの間、前記各ステップが反復されて前記新しい現在角度または前記代替角度を選択することを特徴とする請求項13に記載の方法。
  20. 前記少なくとも1つのリモートステーションの前記好ましい角度を格納することをさらに含み、所定の時間量の後に新しいパケットデータが前記アクセスポイントによって受信されなかった場合、前記格納した好ましい角度が新しい現在角度となり、前記次のプリアンブルの間、前記ステップが反復されて前記新しい現在角度または前記代替角度を選択することを特徴とする請求項13に記載の方法。
  21. ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)用のアクセスポイントであって、
    指向性アンテナと、
    前記指向性アンテナを制御するための、前記指向性アンテナに接続されたコントローラであって、前記指向性アンテナの現在角度を選択して少なくとも1つのリモートステーションと通信し、前記指向性アンテナの複数の代替角度から代替角度を走査して前記少なくとも1つのリモートステーションと通信し、前記少なくとも1つのリモートステーションから前記現在角度および前記代替角度を介して受信したそれぞれの信号を測定し、
    測定した信号に基づいて、前記現在角度または前記代替角度を好ましい角度として選択して前記少なくとも1つのリモートステーションと通信を続行するコントローラと
    を備えることを特徴とするアクセスポイント。
  22. 前記指向性アンテナは、少なくとも1つの能動素子および複数の受動素子を備えることを特徴とする請求項21に記載のアクセスポイント。
  23. 前記複数の代替角度のうちの1つはオムニ角度を含むことを特徴とする請求項21に記載のアクセスポイント。
  24. 前記コントローラは、物理層および媒体アクセス制御(MAC)層を含み、前記現在角度の選択および前記代替角度の走査が、前記MAC層で実施されることを特徴とする請求項21に記載のアクセスポイント。
  25. 前記代替角度と関連する前記測定信号が前記現在角度に関連する測定信号を所定のしきい値だけ超過した場合、前記代替角度が前記好ましい角度として選択されることを特徴とする請求項21に記載のアクセスポイント。
  26. 前記測定信号は、受信した信号強度表示、搬送波対干渉比、ビット当りエネルギー比、および信号対雑音比のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項21に記載のアクセスポイント。
  27. 前記少なくとも1つのリモートステーションと通信することは、プリアンブルおよびデータフレームを含むパケットデータの交換に基づくものであり、前記現在角度および前記代替角度を介して受信した前記それぞれの信号が、同一のプリアンブル中に前記コントローラによって測定されることを特徴とする請求項21に記載のアクセスポイント。
  28. 前記代替角度を走査することは、同一のプリアンブル中に複数の代替角度を走査することを含み、前記コントローラは、前記少なくとも1つのリモートステーションから同一のプリアンブル中に各代替角度を介して受信したそれぞれの信号を測定し、その結果、前記現在角度または前記複数の代替角度のうちの1つが前記好ましい角度として選択されることを特徴とする請求項27に記載のアクセスポイント。
  29. 前記複数の代替角度が所定のシーケンスに基づいて走査されることを特徴とする請求項28に記載のアクセスポイント。
  30. 前記コントローラは、前記少なくとも1つのリモートステーションの前記好ましい角度を格納するメモリを備え、次のプリアンブルの間、前記格納した好ましい角度が新しい現在角度となり、前記各ステップが前記コントローラによって反復されて前記新しい現在角度または前記代替角度を選択することを特徴とする請求項27に記載のアクセスポイント。
  31. 前記コントローラは、前記少なくとも1つのリモートステーションの前記好ましい角度を格納するメモリを備え、所定の時間量の後に新しいパケットデータが前記コントローラによって受信されなかった場合、前記格納した好ましい角度が新しい現在角度となり、前記ステップが前記コントローラによって反復されて前記新しい現在角度または前記代替角度を選択することを特徴とする請求項27に記載のアクセスポイント。
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