JP2007524452A5 - - Google Patents

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閉塞防止先端を備えたカテーテル
本開示は一般に、医療用カテーテル装置に関し、特に、使用中の閉塞を防止したカテーテル先端を含むカテーテルに関する。
本特許出願は、2003年3月28日出願の米国を指定するPCT国際出願第PCT/US03/09687号の一部係属出願であり、その利益を主張するものである。これらの各出願の内容は、参照により本明細書に組み込む。
既知のカテーテルのいくつかは、人体の空洞、導管、血管などに流体を投与する(抜き取る、導入する、など)ための管状の可撓性医療装置である。
これらのカテーテル装置は、手術や処置、診断などの利用分野で、流体の導入と抜き取りを同時に行うような流体の投与を行うために利用することができる。具体例として、血液透析分野では、人工腎臓装置で処理するために血液を血管から抜き取り、処理済みの血液を再度血管内に導入する。
人体に対して流体の抜き取りと導入を同時に行うために、様々な既知のカテーテル装置が利用されている。これらの装置には、流体が2方向に流れやすくすることによって一方のルーメンで血液を抜き取り、他方のルーメンで処理済みの血液を血管に導入するようにしたデュアルルーメンカテーテルなど、複数のルーメンを利用するものもある。例示的な血液透析処置では、マルチルーメンカテーテルを人体に挿入し、このカテーテルの動脈用ルーメンを通して血液を抜き取る。この血液は、血液を透析すなわち洗浄して老廃物および過剰な水分を除去する血液透析装置に送られる。透析済みの血液は、カテーテルの静脈用ルーメンを通して患者に戻される。通常は、静脈用ルーメンは、隔壁と呼ばれるカテーテル内壁によって動脈用ルーメンと隔てられる。
血液流の不要な再循環によって静脈用ルーメンを出る透析済み血液が動脈用ルーメンにそのまま戻ることにより、血液透析処置の効率が低下することがある。この欠点を克服するために、いくつかのカテーテル装置では、静脈用ルーメンの開口が動脈用ルーメンの開口よりも遠位方向前方に位置するように、これらのルーメンの開口を互い違いにしてある。
しかし、このようなカテーテル装置にも、別の様々な欠点がある。例えば、両ルーメンの開口またはその付近、およびこれらのルーメンの開口の間の位置に血餅が形成される可能性がある。個々のルーメンの流れの方向を固定することによって生じる可能性があるもう1つの欠点は、流れの方向が逆転した場合の再循環である。さらに、従来技術のルーメンの開口を介して吸引力を与えると、人体の血管壁の一部がその中に引き込まれる可能性がある。これらの欠点は、流れの閉塞を生じる可能性があるので不都合である。
したがって、流体がより滑らかに流れるように使用中の閉塞を防止したカテーテル先端を備えたカテーテルにより、このような従来技術の不都合および欠点を克服することが望ましい。閉塞および不要な再循環を防止するために、このようなカテーテルは、カテーテル先端の近傍に凹状表面を備えることが望ましい。また、このカテーテルは、カテーテルのルーメン間で可逆流が発生しやすくすることもできる。このカテーテルおよびその構成部品は、製造および組立てが容易かつ効率的であることが非常に望ましい。
したがって、従来技術の不都合および欠点を克服するために、流体がより滑らかに流れるように使用中の閉塞を防止したカテーテル先端を備えるカテーテルが提供される。このカテーテルは、閉塞および不要な再循環を防止するために、カテーテル先端の付近に凹状表面を備えることが望ましい。また、このカテーテルは、そのルーメン間で可逆流が発生しやすくすることもできる。このカテーテルは、製造および組立てが容易かつ効率的であることが最も望ましい。本開示は、従来技術に見られる不都合および欠点を解決するものである。
特に、本開示は、ルーメンの遠位端が対称的に角度をなすような先端構造を有するマルチルーメン透析カテーテルを提供する。ルーメンの遠位壁面の延長部は、カテーテルの長手方向に沿って同じ位置にある。このカテーテルは、側面孔を備えることもできる。
したがって、本開示のカテーテルの先端構造は、位置的な閉塞の可能性を低下させるので有利である。このようにカテーテル先端を設計することで、先端を血管の側壁から離間させておくことが容易になるので、吸引力を与えたときにカテーテルが血管壁に付着する可能性がなくなる。
また、カテーテルの先端を対称的に設計することで、カテーテルの各ルーメンの双方向に流体を流す能力も向上するので有利である。カテーテル先端を対称的に構成することにより、特定のルーメンを、例えば流入や流出など1つの流れ方向の専用にすることの欠点が克服される。このように構成することで、血流がいずれの方向にも同じように再循環することになる(流入ルーメンを流入に使用し、流出ルーメンを流出に使用する、または流出ルーメンを流入に使用し、流入ルーメンを流出に使用する)。したがって、連続的に透析を行う際に流れの方向を交互に変える、かつ/または逆転させることにより、隔壁も含めたカテーテルに付着した血餅を洗い流すことができる。この交互に変わる、かつ/または逆転可能な流れは、例えば透析装置など、カテーテルの本体の外部に位置してこれに接続された源によって発生させることもできるものとする。
1つの特定の実施形態では、本開示の原理によるカテーテルが提供される。このカテーテルは、その遠位端まで延びる細長い管状本体を備える。この管状本体は、第1のルーメン、第2のルーメン、およびそれらの間に配置された隔壁を備える。この管状本体は、第1のルーメンを画定する第1の壁面、および第2のルーメンを画定する第2の壁面も備える。隔壁の一部分は、第1のルーメンおよび第2のルーメンを越えて遠位方向に延びる。第1の壁面は、第1のルーメンを越えて遠位方向に延びる、隔壁の該一部分から離間した第1の壁面の延長部を備える。第1の壁面の延長部は、隔壁の該一部分と対向する凹状表面を画定する。
隔壁の該一部分は、第1の壁面の延長部の凹状表面と対向する平坦表面を画定することもできる。第1の壁面の延長部は、第1の壁面の延長部の凹状表面の周りの境界を形成する平坦な端部表面を備えることもできる。この平坦な端部表面は、第1の壁面の延長部の凹状表面と対向する隔壁の該一部分の平坦表面に対して角度をなした配向で配置することができる。
あるいは、第2の壁面は、第2のルーメンを越えて遠位方向に延びる、隔壁の該一部分から離間した第2の壁面の延長部を備える。第2の壁面の延長部は、隔壁の該一部分と対向する凹状表面を画定する。隔壁の該一部分は、第2の壁面の延長部の凹状表面と対向する平坦表面を画定することもできる。第2の壁面の延長部は、第2の壁面の延長部の凹状表面の周りの境界を形成する平坦な端部表面を備えることもできる。この平坦な端部表面は、第2の壁面の延長部の凹状表面と対向する隔壁の該一部分の平坦表面に対して角度をなした配向で配置することができる。
第1の壁面の延長部の凹状表面は、第1の空洞を画定することができ、第2の壁面の延長部の凹状表面は、第2の空洞を画定することができる。第1の空洞と第2の空洞は対称になっている。第1の壁面の延長部および第2の壁面の延長部は、隔壁の該一部分の周りに対称的に配置することができる。第1の壁面の延長部は、第1のルーメンを越えて第1の距離だけ延びる第1の段部と、第1のルーメンを越えて第2の距離だけ延びる第2の段部とを備えることができる。第2の壁面の延長部は、第2のルーメンを越えて第1の距離だけ延びる第1の段部と、第2のルーメンを越えて第2の距離だけ延びる第2の段部とを備えることができる。
代替実施形態では、隔壁は、カテーテルの遠位先端に近接して配置された隔壁の延長部を有し、第1のルーメンおよび第2のルーメンを越えて遠位方向に延びる。第1の壁面は、第1のルーメンを越えて遠位方向に延び、隔壁の延長部から離間している。この第1の壁面の延長部は、隔壁の延長部と対向する凹状表面を画定する。第2の壁面は、第2のルーメンを越えて遠位方向に延び、隔壁の延長部から離間している。この第2の壁面の延長部は、隔壁の延長部と対向する凹状表面を画定する。
別の代替実施形態では、隔壁の延長部は、第1の平坦表面、およびそれと反対側の第2の平坦表面を画定する。第1の壁面は、第1のルーメンおよび第2のルーメンを越えて遠位方向に延びる第1の壁面の延長部を備える。第1の壁面は、隔壁の延長部から離間している。第1の壁面の延長部は、隔壁の延長部の第1の平坦表面と対向する凹状表面を画定し、第1の壁面の延長部の平坦な端部表面で境界が形成されている。第1の壁面の延長部の平坦な端部表面は、隔壁の延長部の第1の平坦表面に対して角度をなす配向で配置される。第2の壁面は、第1のルーメンおよび第2のルーメンを越えて遠位方向に延びる第2の壁面の延長部を備える。第2の壁面は、隔壁の延長部から離間している。第2の壁面の延長部は、隔壁の延長部の第2の平坦表面と対向する凹状表面を画定し、第2の壁面の延長部の平坦な端部表面で境界が形成されている。第2の壁面の延長部の平坦な端部表面は、隔壁の延長部の第2の平坦表面に対して角度をなす配向で配置される。
別の代替実施形態では、第1の壁面の延長部の凹状表面は、第1の空洞を画定し、第2の壁面の延長部の凹状表面は、第2の空洞を画定する。第1の壁面の延長部は、第1の空洞の入口開口を画定する第1の基部を備える。第1の基部は、第2の壁面の延長部の第2の空洞から排出される流体流の近傍に位置する。第2の壁面の延長部は、第2の空洞の入口開口を画定する第2の基部を備えることができる。第2の基部は、第2の壁面の延長部の第1の空洞から排出される流体流の近傍に位置する。第1の基部および/または第2の基部は、円弧状の形状を有することができる。
別の代替実施形態では、第1の壁面は、第1のルーメンから延び、隔壁の延長部から離間し、管状本体の長手方向に平行に移動しながら、一定の距離または連続的に変わる距離で、第1の壁面の延長部の周りを回っていく三次元的な曲線で延びる輪郭を有する、第1の壁面の延長部を備える。第2の壁面は、第2のルーメンから延び、隔壁の延長部から離間し、管状本体の長手方向に平行に移動しながら、一定の距離または連続的に変わる距離で、第2の壁面の延長部の周りを回っていく三次元的な曲線で延びる輪郭を有する、第2の壁面の延長部を備える。第1の壁面の延長部は、第1の壁面の延長部の周りの境界を形成し、かつ第1の壁面の延長部の、管状本体の長手方向に平行に移動しながら、一定の距離または連続的に変わる距離で、第1の壁面の延長部の周りを回っていく三次元的な曲線で延びる輪郭を画定する平坦な端部表面を備えることができる。第2の壁面の延長部は、第2の壁面の延長部の周りの境界を形成し、かつ第2の壁面の延長部の、管状本体の長手方向に平行に移動しながら、一定の距離または連続的に変わる距離で、第2の壁面の延長部の周りを回っていく三次元的な曲線で延びる輪郭を画定する平坦な端部表面を備えることができる。
新規性があると考えられる本開示の目的および特徴は、添付の特許請求の範囲に詳細に記載してある。本開示の構造および動作方法ならびにさらなる目的および利点は、添付の図面と併せて以下の説明を読めば最もよく理解することができる。
開示のカテーテルおよび使用法の例示的な実施形態は、患者の体内に流体を投与する(抜き取る、導入する、など)ための医療用カテーテルに関して、より詳細には、流体がより滑らかに流れるように使用中の閉塞を防止したカテーテル先端を備えたカテーテルに関して考察したものである。このカテーテルは、そのルーメン間で流体が可逆に流れやすくするように構成されるので有利である。本開示は、例えば血液透析カテーテルや腹膜カテーテル、輸液カテーテル、PICCカテーテル、CVCカテーテル、ポートカテーテルなど様々なカテーテルで、また患者の疾病や体の不調などに対する外科処置や診断処置、関連処置などの様々なカテーテル利用分野で利用することができるものとする。さらに、開示のカテーテルに関する原理は、例えば慢性や急性などの場合の血液透析処置、心臓処置、腹部処置、尿処置、腸処置など、様々なカテーテル関連処置で用いることができるものとする。このカテーテルは、例えば薬剤、食塩水や、血液や尿などの体液などの流体の投与に使用することができるものとする。また、このカテーテルは、患者の状態をモニタするために使用することもできる。
以下の考察では、「近位」という用語は、ある構造の中で、より施術者に近い部分を意味し、「遠位」という用語は、より施術者から遠い部分を意味する。本明細書で用いる「患者」という用語は、人間の患者またはその他の動物を意味する。本開示によれば、「施術者」という用語は、医師、看護師、またはその他の世話をする人を意味し、補助員を含むこともある。
以下の考察は、本開示の原理によるカテーテルの説明である。次に、添付の図面に図示した本開示の例示的な実施形態について詳細に述べる。
図面では、全図面を通じて同じ構成要素は同じ参照番号で示してある。最初に図1から図4を参照すると、カテーテル10は、遠位端14に延びる細長い管状本体12を備える。本体12は、第1のルーメン16および第2のルーメン18を有し、それらの間に隔壁20が配置されている。本体12は、第1のルーメン16を画定する第1の壁面22、および第2のルーメン18を画定する第2の壁面24を備える。例えば隔壁20の隔壁延長部26など、一部分が、第1のルーメン16および第2のルーメン18を越えて遠位方向に延びる。隔壁20は、本体20の長手方向の長さの大部分にわたって、第1のルーメン16と第2のルーメン18の中間に配置される。隔壁20は、例えば第1および第2の壁面の延長部分に対して角度をずらすなど、本体12において様々に配置することができる。
第1の壁面22は、第1のルーメン16を越えて遠位方向に延びる、隔壁の延長部26から離間した第1の壁面の延長部28を備える。第1の壁面の延長部28は、隔壁の延長部26と対向する凹状表面30を画定する。第2の壁面24は、第2のルーメン18を越えて遠位方向に延びる、隔壁の延長部26から離間した第2の壁面の延長部32を備える。第2の壁面の延長部32は、隔壁の延長部26と対向する凹状表面34を画定する。
隔壁の延長部26は、第1の壁面の延長部28および第2の壁面の延長部32の先まで延びる。隔壁の延長部26は、本体12から延びる形で、第1の壁面の延長部28と第2の壁面の延長部32の中間に配置される。隔壁の延長部26は本体12から延びた位置で様々に配置することができる。開示のカテーテル10の構成では、以下で論じるように、第1のルーメン16および第2のルーメン18の閉塞が防止されるので有利である。カテーテル利用分野の個別の要件に応じて、1つまたは複数の壁面延長部をカテーテル10で利用することができる。
本体12は、円筒形外側表面36を有する。本体12は、様々な寸法にすることができ、またその他の医療機器に取り付けることができるようになっている。さらに、外側表面36は、例えば長円形や矩形、楕円形、多角形など、様々な断面形状を有することができる。また、本体12は、側方開口を備えることもある。第1の壁面22は、隔壁20の表面40と協働して第1のルーメン16を画定する壁面表面38を有する。第2の壁面24は、隔壁20の表面44と協働して第2のルーメン18を画定する壁面表面42を有する。
ルーメン16、18はそれぞれ、ほぼD字型または半円形の形状を有することができる。ルーメン16、18は、本体12と共に細長く延び、表面38、40、42、44はルーメン16、18内で流体が流れやすくなるように構成される。ルーメン16、18は、動脈流および/または静脈流に対応するように構成することができるようになっている。ルーメン16、18は、例えば円筒形、矩形、楕円形、多角形など、様々な形状を有することができるものとする。個別のカテーテル利用分野の要件に応じて、第1および第2のルーメンは、様々な方向および配向に流れる様々な形態の流体流に対応するように構成することができる。
個別の流れ指示および/または流量要件に応じて、ルーメン16、18は、寸法を均一に揃えてもよいし、あるいは狭い部分と広い部分がある、表面が収束している、表面が波打っているなど、代替の寸法断面を本体12内で有していてもよい。ルーメン16およびルーメン18は、異なる長さにすることができるものとする。さらに、本体12は、例えばルーメンが3つある構造など、1つまたは複数のルーメンを備えることができるようになっている。
第1のルーメン16は、例えば本体12の遠位端14に近接して配置される入口開口46など、第1の開口を備える。第1のルーメン16の出口開口(図示せず)は、本体12の近位端48に近接して配置される。入口開口46は、吸引を行うように構成され、例えば人工腎臓装置(図示せず)で処理するために例えば第1の方向に流れる動脈血流を介して血管から血液を抜き取るために、患者の血管(図示せず)に挿入することができる。入口開口46は、様々な寸法にすることができ、また例えば矩形や楕円形、多角形など様々な形状にすることができ、流体を流れやすくするため、および/またはその他の構造への取付けを容易にするために、アダプタやクリップなどを備えることができる。入口開口46は、流体を放出するように構成することもできるものとする。
第1のルーメン16は、隔壁20によって第2のルーメン18から分離されている。第2のルーメン18は、例えば、遠位端14に近接して配置された、本体12に沿って長手方向に入口開口46と実質的に位置合わせされた出口開口50など、第2の開口を備える。第2のルーメン18の入口開口(図示せず)は、近位端48に近接して配置される。出口開口50は、流体を放出するように構成され、人工腎臓装置からの処理済みの血液を、例えば反対の第2の方向に流れる静脈血流を介して血管内に再度導入する。出口開口50は、様々な寸法にすることができ、また例えば矩形や楕円形、多角形など様々な形状にすることができ、流体を流れやすくするため、および/またはその他の構造への取付けを容易にするために、アダプタやクリップなどを備えることができる。出口開口50は、流体を抜き取るように構成することもできるものとする。
カテーテル10の構成要素は、個別のカテーテル利用分野および/または施術者の好みによって、例えば高分子材料や、ステンレス鋼などの金属など、医療分野に適した材料で作製される。この作製には、成型した医療グレードポリプロピレンなどの弾性材料だけでなく、半硬質高分子材料および硬質高分子材料も考えられる。ただし、本発明によれば、組立ておよび製造に適したその他の材料および作成方法も適当であることを、当業者なら理解するであろう。
第1の壁面の延長部28は、第1のルーメン16の入口開口46および第2のルーメン18の出口開口50を越えて距離aだけ遠位方向に延びる。距離aは、例えば約0.254〜0.508cm(0.100〜0.200インチ)など、個別のカテーテル利用分野の要件に応じて、様々な長さにすることができるものとする。凹状表面30は、隔壁の延長部26の第1の平坦表面52と対向し、距離bだけそこから離間している。距離bは、様々な長さにすることができるものとする。さらに、表面52は、例えば円弧状や波状、テクスチャ付きなど、非平面状であってもよいものとする。
凹状表面30は、第1の壁面の延長部28の平坦な端部表面54で境界を形成され、径方向距離cだけ延びる。端部表面54は、第1の壁面の延長部28の形状が第1のルーメン16を通る流体流を流れやすくするさじ状になるように、凹状表面30の外周の周りに延びている。第1の壁面の延長部28は、例えば球形や矩形など、その他の形状を有することもできるものとする。端部表面54は、第1の壁面の延長部28の遠位端に近接した径方向部分55を備える。径方向部分55は、本体12の長手方向に配向された外側表面36まで、円弧形に延びる。この構成では、血管壁(図示せず)が第1のルーメン16の入口の中に配置されることが防止されるので有利である。代替実施形態では、図5に示すように、径方向部分155は、本体12の長手方向に配向された外側表面36に直角に合流するように延びる。
距離cは、様々な長さにすることができるものとする。平坦な端部表面54は、第1の平坦表面52に対して角度αをなす配向で配置される。端部表面54は、例えば5〜20度など、様々な角度αの配向で配置することができるものとする。
凹状表面30および第1の平坦表面52が協働して、第1の空洞56を画定する。第1の空洞56は、入口開口46より遠位方向前方に位置する。第1の空洞56は、カテーテル利用分野の個別の要件に応じて、入口開口46、凹状表面30、平坦な端部表面54および隔壁の延長部26のうちの1つまたは全ての境界によって、寸法および形状が決まる。第1の空洞56が入口開口46より遠位方向前方に延びていることにより、第1のルーメン16と第2のルーメン18の間の流体流の不要な再循環が防止される。また、これは隔壁の延長部26からなるバリヤによってさらに改善される。
第2の壁面の延長部32は、第2のルーメン18の出口開口50および第1のルーメン16の入口開口46を越えて距離dだけ遠位方向に延びる。距離dは、例えば約0.254〜0.508cm(0.100〜0.200インチ)など、個別のカテーテル利用分野の要件に応じて、様々な長さにすることができるものとする。凹状表面34は、隔壁の延長部26の第1の平坦表面52と反対側の第2の平坦表面58と対向し、距離eだけそこから離間している。
距離eは、様々な長さにすることができるものとする。さらに、表面58は、例えば円弧状や波状、テクスチャ付きなど、非平面状であってもよいものとする。表面52は、表面58に対して角度をなす配向で配置することもできるものとする。
凹状表面34は、第2の壁面の延長部32の平坦な端部表面60で境界を形成され、径方向距離fだけ延びる。端部表面60は、第2の壁面の延長部32の形状が第2のルーメン18を通る流体流を流れやすくするさじ状になるように、凹状表面34の外周の周りに延びている。第2の壁面の延長部32は、例えば球形や矩形など、その他の形状を有することもできるものとする。端部表面60は、第2の壁面の延長部32の遠位端に近接した径方向部分61を備える。径方向部分61は、本体12の長手方向に配向された外側表面36まで、円弧形に延びる。この構成では、例えば、流体が逆流し、流体を抜き取るために吸引を行う場合に、血管壁(図示せず)が第2のルーメン18の遠位開口の中に配置されることが防止されるので有利である。代替実施形態では、図5に示すように、径方向部分161は、長手方向に配向された外側表面36に直角に合流するように延びる。
距離fは、様々な長さにすることができるものとする。平坦な端部表面60は、第2の平坦表面58に対して角度βをなす配向で配置される。端部表面60は、例えば5〜20度など、様々な配向βで配置することができるものとする。
凹状表面34および第2の平坦表面58が協働して、第2の空洞62を画定する。第2の空洞62は、出口開口50より遠位方向前方に位置する。第2の空洞62は、カテーテル利用分野の個別の要件に応じて、出口開口50、凹状表面34、平坦な端部表面60および隔壁の延長部26のうちの1つまたは全ての境界によって、寸法および形状が決まる。第2の空洞62が出口開口50より遠位方向前方に延びていることにより、第2のルーメン18と第1のルーメン16の間の流体流の不要な再循環が防止される。また、これは隔壁の延長部26からなるバリヤによってさらに改善される。
第1の空洞56と第2の空洞62が対称となるように、第1の壁面の延長部28と第2の壁面の延長部32は、隔壁の延長部26について対称に配置される。各ルーメンの流入能力および流出能力を向上させるために、第1の空洞56および第2の空洞62は、等しい空間を画定する。第1の空洞56および第2の空洞62が画定する空間は、それぞれ上述の平坦な端部表面54および60によって決まる角度配向を有する。平坦な端部表面54および60の角度配向(α、β)により、空洞56および62は、図4に矢印で示す方向に流体を向けることになる。
このようなカテーテル10の構造では、第1のルーメン16と第2のルーメン18の間で可逆流が発生しやすくなり、血流方向を交互に変えることによって、例えば隔壁20も含めてカテーテル10に付着した血餅を洗い流すことができるようになるので有利である。第2のルーメン18が血管に導入する血流を排出するときには、血流は第2のルーメン18から押し出される。血流は、第2の壁面の延長部32を通過して空洞62から軸方向に送り出される。このような軸方向に送り出された血流が、空洞62の近傍に位置する任意の血餅を洗い流すようになっている。さらに、第2のルーメン18を出る流体流は、カテーテル10に付着したその他の不要な粒子も洗い流すことができるようになっている。この構成では、第2のルーメン18と第1のルーメン16の間での流体流の不要な再循環が防止される。したがって、隔壁20も含めてカテーテル10に付着した血餅などは、連続的に透析を行う際に流れの方向を交互に変える、かつ/または逆転させることにより洗い流すことができる。この交互に変わる、かつ/または逆転可能な流れは、例えば透析装置など、カテーテル10の本体の外部に位置してこれに接続された源によって発生させることもできるものとする。
第1のルーメン16には、人体の血管から流体を抜き取るための吸引力が与えられる。空洞56を介した第1のルーメン16への流体の流入効率は、このような空洞56の構造、およびその結果として得られる流体の方向によって向上する。第1のルーメン16の空洞56の近傍に位置する血餅またはその他の不要な粒子は、連続的に透析処置を行う際にルーメン16、18の血流を逆転させることによって洗い流すことができるようになっている。血流方向を逆転させると、上記と同様に、空洞56から血流が排出され、この軸方向に送り出された血流が血餅を洗い流す。第2のルーメン18には、人体の血管から開口50中に流体を抜き取るための吸引力が与えられる。
第1の壁面の延長部28と第2の壁面の延長部32が対称に構成されることにより、人体の血管の血管壁(図示せず)が支持される。この構成では、血管壁を入口開口46および出口開口50から離間させて、例えばルーメンを介した吸引中に、開口46、50が血管壁で閉塞されることを防止する。さらに、望ましくない変形を防止するために、第1の壁面の延長部28および第2の壁面の延長部32は、十分な厚さを有することができ、かつ/あるいは半硬質または硬質材料で作製することができるものとする。
図6〜9を参照すると、上記と同様に、カテーテル10の別の代替実施形態が示してある。第1の壁面22は、第1のルーメン16を越えて遠位方向に延びる、隔壁の延長部26から離間した第1の壁面の延長部228を備える。第1の壁面の延長部228は、隔壁の延長部26と対向する凹状表面230を画定する。第2の壁面24は、第2のルーメン18を越えて遠位方向に延びる、隔壁の延長部26から離間した第2の壁面の延長部232を備える。第2の壁面の延長部32は、隔壁の延長部26と対向する凹状表面234を画定する。
第1の壁面の延長部228は、第1の段部212、およびこれに接して形成された第2の段部214を備える。第1の段部212は、隔壁の延長部26に接して形成される。第1の段部212および第2の段部214は、隔壁の延長部26の周りに円周状に配置される。第1の段部212および/または第2の段部214は、例えば平面形状など、別の形状を有することもできるものとする。
第1の段部212は、第1のルーメン16の入口開口46および第2のルーメン18の出口開口50を越えて距離aaだけ遠位方向に延びる。第2の段部214は、入口開口46および出口開口50を越えて距離bbだけ遠位方向に延びる。距離aaおよびbbは、様々な長さにすることができるものとする。凹状表面230は、隔壁の延長部26の第1の平坦表面52と対向し、そこから離間している。凹状表面230は、隔壁の延長部26から延びる形で、本体12の周囲の約4分の1、またはほぼ90°に相当する円弧にわたって延びる。第1の段部212および/または第2の段部214あるいは凹状表面230のその他の部分は、本体12の周りで様々に配置することができるものとする。
凹状表面230は、第1の壁面の延長部228の平坦な端部表面254で境界を形成される。端部表面254は、第1のルーメン16を通る流体流を流れやすくするように、凹状表面230の外周の周りに延びている。上記と同様に、凹状表面230および第1の平坦表面52が協働して第1の空洞56を画定する。第1の空洞56は、さらに近位基部264によっても画定される。近位基部264は、流体の抜き取り中に、第1のルーメン16の近位入口部分を画定する。第1のルーメン16に吸引力を与えれば、近位基部264の近傍でより大きな流体流速度が得られるものとする。
第2の壁面の延長部232は、第1の段部216、およびこれに接して形成された第2の段部218を備える。第1の段部216は、隔壁の延長部26に接して形成される。第1の段部216および第2の段部218は、隔壁の延長部26の周りに円周状に配置される。第1の段部216および/または第2の段部218は、例えば平面形状など、別の形状を有することもできるものとする。
第1の段部216は、出口開口50および入口開口46を越えて距離ddだけ遠位方向に延びる。第2の段部218は、入口開口46および出口開口50を越えて距離eeだけ遠位方向に延びる。距離ddおよびeeは、様々な長さにすることができるものとする。凹状表面234は、隔壁の延長部26の第1の平坦表面52と反対側の第2の平坦表面58と対向し、そこから離間している。凹状表面234は、隔壁の延長部26から延びる形で、本体12の周囲の約4分の1、またはほぼ90°に相当する円弧にわたって延びる。第1の段部216および/または第2の段部218あるいは凹状表面234のその他の部分は、本体12の周りで様々に配置することができるものとする。
凹状表面234は、第2の壁面の延長部232の平坦な端部表面260で境界を形成される。端部表面260は、第2のルーメン18を通る流体流を流れやすくするように、凹状表面234の外周の周りに延びている。上記と同様に、凹状表面234および第2の平坦表面58が協働して第2の空洞62を画定する。第2の空洞62は、さらに近位基部266によっても画定される。例えば、カテーテル10で流体流を逆転させた場合に、近位基部266は、流体の抜き取り中に第2のルーメン18の近位入口部分を画定する。第2のルーメン18に吸引力を与えれば、近位基部266の近傍でより大きな流体流速度が得られるものとする。
第1の空洞56と第2の空洞62が対称となるように、第1の壁面の延長部228と第2の壁面の延長部232は、隔壁の延長部26について対称に配置される。各ルーメンの流入能力および流出能力を向上させるために、第1の空洞56および第2の空洞62は、等しい空間を画定する。
このようなカテーテル10の構造では、第1のルーメン16と第2のルーメン18の間で可逆流が発生しやすくなり、血流方向を交互に変えることによって、例えばカテーテル10に付着した血餅を洗い流すことができるようになるので有利である。第2のルーメン18が血管に導入する血流を排出するときには、血流は第2のルーメン18から押し出される。血流は、第2の壁面の延長部232を通過して空洞62から軸方向に送り出される。このような軸方向に送り出された血流が、空洞62の近傍に位置する任意の血餅を洗い流すようになっている。さらに、第2のルーメン18を出る流体流は、カテーテル10に付着したその他の不要な粒子も洗い流すことができるようになっている。
第1のルーメン16には、人体の血管から流体を抜き取るための吸引力が与えられる。この吸引力により、血流は、様々な方向および配向から抜き取られて入口開口46に入る。吸引力は、近位基部264の近傍で吸引力源(図示せず)により近くなるので、より大きくなる。流体流は、近位基部264の近傍でより大きくなるので、第2のルーメン18の空洞62から排出されている血流の近くに位置すると有利である。この構成では、ルーメン16と18の間での再循環が最低限に抑えられる。
第1のルーメン16の空洞56の近傍に位置する血餅またはその他の不要な粒子は、ルーメン16、18の血流を逆転させることによって洗い流すことができるようになっている。血流方向を逆転させると、上記と同様に、空洞56から血流が排出され、この軸方向に送り出された血流が血餅を洗い流す。
第2のルーメン18には、人体の血管から開口50中に流体を抜き取るための吸引力が与えられる。第2の壁面の延長部232は、第1の壁面の延長部228と対称になっているので、近位基部264と同様に、吸引力は近位基部266の近傍でより大きくなる。流体流は、近位基部266の近傍でより大きくなるので、空洞56から排出されている血流の近くに位置すると有利である。この構成では、ルーメン16と18の間での再循環が最低限に抑えられる。
図10から18を参照すると、上記と同様に、カテーテル10の別の代替実施形態が示してある。第1の壁面22は、第1のルーメン16を越えて遠位方向に延びる、隔壁の延長部26から離間した第1の壁面の延長部328を備える。第1の壁面の延長部328は、隔壁の延長部26と対向する凹状表面330を画定する。第2の壁面24は、第2のルーメン18を越えて遠位方向に延びる、隔壁の延長部26から離間した第2の壁面の延長部332を備える。第2の壁面の延長部32は、隔壁の延長部26と対向する凹状表面334を画定する。
第1の壁面の延長部328は、第1の段部312、および円弧状に連結するようにこれに接して形成された第2の段部314を備える。第1の段部312は、円弧状に連結するように隔壁の延長部26に接して形成される。第1の段部312および第2の段部314は、隔壁の延長部26の周りに円周状に配置される。第1の段部312および/または第2の段部314は、例えば平面形状など、別の形状を有することもできるものとする。
第1の段部312は、第1のルーメン16の入口開口46および第2のルーメン18の出口開口50を越えて距離aaだけ遠位方向に延びる。第2の段部314は、入口開口46および出口開口50を越えて距離bbだけ遠位方向に延びる。距離aaおよびbbは、様々な長さにすることができるものとする。凹状表面330は、隔壁の延長部26の第1の平坦表面52と対向し、そこから離間している。凹状表面330は、隔壁の延長部26から延びる形で、本体12の周囲の約4分の1、またはほぼ90°に相当する円弧にわたって延びる。第1の段部312および/または第2の段部314あるいは凹状表面330のその他の部分は、本体12の周りで様々に配置することができるものとする。
凹状表面330は、第1の壁面の延長部328の平坦な端部表面354で境界を形成される。端部表面354は、第1のルーメン16を通る流体流を流れやすくするように、凹状表面330の外周の周りに延びている。上記と同様に、凹状表面330および第1の平坦表面52が協働して第1の空洞56を画定する。第1の空洞56は、さらに近位基部364によっても画定される。近位基部364は、円弧状の形状を有し、流体の抜き取り中に第1のルーメン16の近位入口部分を画定する。第1のルーメン16に吸引力を与えれば、近位基部364の近傍でより大きな流体流速度が得られるものとする。
第2の壁面の延長部332は、第1の段部316、および円弧状に連結するようにこれに接して形成された第2の段部318を備える。第1の段部316は、隔壁の延長部26に接して形成される。第1の段部316および第2の段部318は、隔壁の延長部26の周りに円周状に配置される。第1の段部316および/または第2の段部318は、例えば平面形状など、別の形状を有することもできるものとする。
第1の段部316は、出口開口50および入口開口46を越えて距離ddだけ遠位方向に延びる。第2の段部318は、入口開口46および出口開口50を越えて距離eeだけ遠位方向に延びる。距離ddおよびeeは、様々な長さにすることができるものとする。凹状表面334は、隔壁の延長部26の第1の平坦表面52と反対側の第2の平坦表面58と対向し、そこから離間している。凹状表面334は、隔壁の延長部26から延びる形で、本体12の周囲の約4分の1、またはほぼ90°に相当する円弧にわたって延びる。第1の段部316および/または第2の段部318あるいは凹状表面334のその他の部分は、本体12の周りで様々に配置することができるものとする。
凹状表面334は、第2の壁面の延長部332の平坦な端部表面360で境界を形成される。端部表面360は、第2のルーメン18を通る流体流を流れやすくするように、凹状表面334の外周の周りに延びている。上記と同様に、凹状表面334および第2の平坦表面58が協働して第2の空洞62を画定する。第2の空洞62は、さらに近位基部366によっても画定される。例えば、カテーテル10で流体流を逆転させた場合に、近位基部366は円弧状の形状を有し、流体の抜き取り中に第2のルーメン18の近位入口部分を画定する。第2のルーメン18に吸引力を与えれば、近位基部366の近傍でより大きな流体流速度が得られるものとする。
第1の空洞56と第2の空洞62が対称となるように、第1の壁面の延長部328と第2の壁面の延長部332は、隔壁の延長部26について対称に配置される。各ルーメンの流入能力および流出能力を向上させるために、第1の空洞56および第2の空洞62は、等しい空間を画定する。
このようなカテーテル10の構造では、血流方向を交互に変えることによって第1のルーメン16と第2のルーメン18の間で可逆流が発生しやすくなるので有利である。第2のルーメン18が血管に導入する血流を排出するときには、血流は第2のルーメン18から押し出される。血流は、第2の壁面の延長部332を通過して空洞62から軸方向に送り出される。このような軸方向に送り出された血流が、空洞62の近傍に位置する任意の血餅を洗い流すようになっている。
第1のルーメン16には、人体の血管から流体を抜き取るための吸引力が与えられる。この吸引力により、血流は、様々な方向および配向から抜き取られて入口開口46に入る。吸引力は、近位基部364の近傍で、吸引力源(図示せず)により近くなるので、より大きくなる。流体流は、近位基部364の近傍でより大きくなるので、第2のルーメン18の空洞62から排出されている血流の近くに位置すると有利である。この構成では、ルーメン16と18の間での再循環が最低限に抑えられる。
第1のルーメン16の空洞56の近傍に位置する血餅またはその他の不要な粒子は、ルーメン16、18の血流を逆転させることによって洗い流すことができるようになっている。血流方向を逆転させると、上記と同様に、空洞56から血流が排出され、この軸方向に送り出された血流が血餅を洗い流す。
第2のルーメン18には、人体の血管から開口50中に流体を抜き取るための吸引力が与えられる。第2の壁面の延長部332は、第1の壁面の延長部328と対称になっているので、近位基部364と同様に、吸引力は近位基部366の近傍でより大きくなる。流体流は、近位基部366の近傍でより大きくなるので、空洞56から排出されている血流の近くに位置すると有利である。この構成では、ルーメン16と18の間での再循環が最低限に抑えられる。
図19から21を参照すると、上記と同様に、カテーテル10の別の代替実施形態が示してある。第1の壁面22は、第1のルーメン16を越えて遠位方向に延びる、隔壁の延長部26から離間した第1の壁面の延長部428を備える。第1の壁面の延長部428は、隔壁の延長部26と対向する凹状表面430を画定する。第2の壁面24は、第2のルーメン18を越えて遠位方向に延びる、隔壁の延長部26から離間した第2の壁面の延長部432を備える。第2の壁面の延長部432は、隔壁の延長部26と対向する凹状表面434を画定する。
第1の壁面の延長部428は、流体流が流れやすくなるように、またルーメン16と18の間の再循環を防止するように、隔壁の延長部26の周りに、管状本体の長手方向に平行に移動しながら、一定の距離または連続的に変わる距離で、第1の壁面の延長部の周りを回っていく三次元的な曲線で延びる輪郭で円周状に配置される。第1の壁面の延長部428は、例えばさらに管状本体の長手方向に平行に移動しながら、一定の距離または連続的に変わる距離で、第1の壁面の延長部428の周りを回っていく三次元的な曲線で延びる輪郭を有するものであって細長いもの、より巻き方の鋭いもの、つる巻き状など、管状本体の長手方向に平行に移動しながら、一定の距離または連続的に変わる距離で、第1の壁面の延長部428の周りを回っていく三次元的な曲線で延びる輪郭で様々な形状にすることができるものとする。第1の壁面の延長部428は、第1のルーメン16の入口開口46および第2のルーメン18の出口開口50(ファントムで示す)を越えて距離aaaだけ遠位方向に延びる。距離aaaは、様々な長さにすることができるものとする。凹状表面430は、隔壁の延長部26の第1の平坦表面52と対向し、そこから離間している。
凹状表面430は、第1の壁面の延長部428の平坦な端部表面454で境界を形成される。端部表面454は、第1のルーメン16を通る流体流を流れやすくするように、上述のように管状本体の長手方向に平行に移動しながら、一定の距離または連続的に変わる距離で、第1の壁面の延長部428の周りを回っていく三次元的な曲線で延びる輪郭で凹状表面430の外周の周りに延びている。上記と同様に、凹状表面430および第1の平坦表面52が協働して第1の空洞56を画定する。第1の空洞56は、さらに端部表面454の近位基部464によっても画定される。近位基部464は、円弧状に連結するように隔壁の延長部26に接して形成される。近位基部464は、円弧状の形状を有し、流体の抜き取り中に第1のルーメン16の近位入口部分を画定する。第1のルーメン16に吸引力を与えれば、近位基部464の近傍でより大きな流体流速度が得られるものとする。
第2の壁面の延長部432は、流体流が流れやすくなるように、またルーメン16と18の間の再循環を防止するように、隔壁の延長部26の周りに管状本体の長手方向に平行に移動しながら、一定の距離または連続的に変わる距離で、第2の壁面の延長部428の周りを回っていく三次元的な曲線で延びる輪郭で円周状に配置される。第の壁面の延長部432は、例えばさらに管状本体の長手方向に平行に移動しながら、一定の距離または連続的に変わる距離で、第2の壁面の延長部432の周りを回っていく三次元的な曲線で延びる輪郭を有するものであって細長いもの、より巻き方の鋭いもの、つる巻き状など、管状本体の長手方向に平行に移動しながら、一定の距離または連続的に変わる距離で、第2の壁面の延長部432の周りを回っていく三次元的な曲線で延びる輪郭で様々な形状にすることができるものとする。第2の壁面の延長部428は、出口開口50(ファントムで示す。入口開口46と同様に構成される)および入口開口46を越えて距離bbbだけ遠位方向に延びる。距離bbbは、様々な長さにすることができるものとする。凹状表面434は、隔壁の延長部26の、第1の平坦表面52の反対側の第2の平坦表面58と対向し、そこから離間している。
凹状表面434は、第2の壁面の延長部432の平坦な端部表面460で境界を形成される。端部表面460(端部表面454と同様に構成されるが、端部表面454および460は代替の構造または異なる構造を有することもできる)は、第2のルーメン18を通る流体流を流れやすくするように、上述のように管状本体の長手方向に平行に移動しながら、一定の距離または連続的に変わる距離で、第2の壁面の延長部432の周りを回っていく三次元的な曲線で延びる輪郭で凹状表面434の外周の周りに延びている。上記と同様に、凹状表面434および第2の平坦表面58が協働して第2の空洞62(ファントムで示す)を画定する。第2の空洞62は、さらに端部表面460の近位基部466によっても画定される(ファントムで示す。基部464と同様に構成されるが、基部464および466は代替の構造または異なる構造を有することもできる)。例えば、カテーテル10で流体流を逆転させた場合に、近位基部466は円弧状の形状を有し、流体の抜き取り中に第2のルーメン18の近位入口部分を画定する。第2のルーメン18に吸引力を与えれば、近位基部466の近傍でより大きな流体流速度が得られるものとする。
第1の空洞56と第2の空洞62が対称となるように、第1の壁面の延長部428と第2の壁面の延長部432は、隔壁の延長部26について対称に配置される。各ルーメンの流入能力および流出能力を向上させるために、第1の空洞56および第2の空洞62は、等しい空間を画定する。
このようなカテーテル10の構造では、血流方向を交互に変えることによって第1のルーメン16と第2のルーメン18の間で可逆流が発生しやすくなるので有利である。第2のルーメン18が血管に導入する血流を排出する(図19に矢印Aで示す)ときには、血流は第2のルーメン18から押し出される。血流は、第2の壁面の延長部432を通過して空洞62から軸方向に送り出される。このような軸方向に送り出された血流が、空洞62の近傍に位置する任意の血餅を洗い流すようになっている。
第1のルーメン16には、人体の血管から流体を抜き取るための吸引力が与えられる。この吸引力により、血流は、様々な方向および配向から抜き取られて入口開口46(図19では矢印Bで示す)に入る。吸引力は、近位基部464の近傍で、吸引力源(図示せず)により近くなるので、より大きくなる。流体流は、近位基部464の近傍でより大きくなるので、第2のルーメン18の空洞62から排出されている血流の近くに位置すると有利である。この構成では、ルーメン16と18の間での再循環が最低限に抑えられる。
第1のルーメン16の空洞56の近傍に位置する血餅またはその他の不要な粒子は、ルーメン16、18の血流を逆転させることによって洗い流すことができるようになっている。血流方向を逆転させると、上記と同様に、空洞56から血流が排出され、この軸方向に送り出された血流が血餅を洗い流す。
第2のルーメン18には、人体の血管から開口50中に流体を抜き取るための吸引力が与えられる。第2の壁面の延長部432は、第1の壁面の延長部428と対称になっているので、近位基部464と同様に、吸引力は近位基部466の近傍でより大きくなる。流体流は、近位基部466の近傍でより大きくなるので、空洞56から排出されている血流の近くに位置すると有利である。この構成では、ルーメン16と18の間での再循環が最低限に抑えられる。
本明細書に開示の実施形態には、様々な修正を加えることができることを理解されたい。したがって、上記の説明は、限定的なものとして解釈すべきものではなく、単に様々な実施形態の例示として解釈すべきものである。当業者なら、添付の特許請求の範囲の範囲および趣旨を逸脱することなく、その他の修正形態を思いつくであろう。
隔壁をファントムで示す、本開示の原理によるカテーテルの斜視図である。 図1に示すカテーテルの遠位端を示す側面図である。 図1に示すカテーテルを示す正面図である。 図1に示すカテーテルの遠位端を示す拡大側面図である。 図1に示すカテーテルの遠位端の代替実施形態を示す拡大側面図である。 図1に示すカテーテルの別の代替実施形態を示す拡大斜視図である。 図6に示すカテーテルを示す別の拡大斜視図である。 図6に示すカテーテルを示す別の拡大斜視図である。 図6に示すカテーテルを示す別の拡大斜視図である。 図1に示すカテーテルの別の代替実施形態を示す斜視図である。 図10に示すカテーテルを示す側面図である。 図10に示すカテーテルを示す別の斜視図である。 図10に示すカテーテルを示す別の斜視図である。 図10に示すカテーテルを示す別の斜視図である。 図10に示すカテーテルを示す別の側面図である。 流体の流れを示す、図10に示すカテーテルの斜視図である。 流体の流れを示す、図10に示すカテーテルの斜視図である。 流体の流れを示す、図10に示すカテーテルの側面斜視図である。 図1に示すカテーテルの別の代替実施形態を示す斜視図である。 図19に示すカテーテルを示す側面図である。 図19に示すカテーテルを示す別の側面図である。

Claims (18)

  1. その遠位端まで延びる細長い管状本体を含み、前記管状本体が、第1のルーメン、第2のルーメン、およびそれらの間に配置された隔壁を有し、さらに第1のルーメンを画定する第1の壁面、および第2のルーメンを画定する第2の壁面を有し、隔壁の延長部が第1のルーメンおよび第2のルーメンを越えて遠位方向に延びるカテーテルであって、
    第1の壁面が、第1のルーメンから延び、隔壁の延長部から離間し、管状本体の長手方向に平行に移動しながら、一定の距離または連続的に変わる距離で、第1の壁面の延長部の周りを回っていく三次元的な曲線で延びる輪郭を有する、第1の壁面の延長部を有する、カテーテル。
  2. 第2の壁面が、第2のルーメンから延び、隔壁の延長部から離間し、管状本体の長手方向に平行に移動しながら、一定の距離または連続的に変わる距離で、第2の壁面の延長部の周りを回っていく三次元的な曲線で延びる輪郭を有する、第2の壁面の延長部を備える、請求項1に記載のカテーテル。
  3. 第1の壁面の延長部が、第1の壁面の延長部の周りの境界を形成し、かつ第1の壁面の延長部における、管状本体の長手方向に平行に移動しながら、一定の距離または連続的に変わる距離で、第1の壁面の延長部の周りを回っていく三次元的な曲線で延びる輪郭を画定する平坦な端部表面を備える、請求項1に記載のカテーテル。
  4. 第2の壁面の延長部が、第2の壁面の延長部の周りの境界を形成し、かつ第2の壁面の延長部における、管状本体の長手方向に平行に移動しながら、一定の距離または連続的に変わる距離で、第2の壁面の延長部の周りを回っていく三次元的な曲線で延びる輪郭を画定する平坦な端部表面を備える、請求項2に記載のカテーテル。
  5. 第1の壁面の延長部が第1の空洞を画定し、第2の壁面の延長部が第2の空洞を画定し、第1の空洞および第2の空洞が対称である、請求項2に記載のカテーテル。
  6. 第1の壁面の延長部および第2の壁面の延長部が、隔壁の前記延長部の周りに対称的に配置される、請求項2に記載のカテーテル。
  7. 第1の壁面の延長部が、第1の空洞の入口開口を画定する基部を備え、前記基部が、第2の壁面の延長部の第2の空洞から排出される流体流の近傍に位置する、請求項5に記載のカテーテル。
  8. 記第1の壁面の延長部が、隔壁の延長部と対向する凹状表面を画定し、第2の壁面が、第2のルーメンを越えて遠位方向に、管状本体の長手方向に平行に移動しながら、一定の距離または連続的に変わる距離で、第1の壁面の延長部の周りを回っていく三次元的な曲線で延びる輪郭で延びる、隔壁の延長部から離間した第2の壁面の延長部を備え、前記第2の壁面の延長部が、隔壁の延長部と対向する凹状表面を画定する、請求項1に記載のカテーテル。
  9. 第1の壁面の延長部および第2の壁面の延長部がそれぞれ、それぞれの凹状表面の周りの境界を形成し、かつ管状本体の長手方向に平行に移動しながら、一定の距離または連続的に変わる距離で、それぞれ第1の壁面の延長部および第2の壁面の延長部の周りを回っていく三次元的な曲線で延びる輪郭を画定する平坦な端部表面を備える、請求項8に記載のカテーテル。
  10. 第1の壁面の延長部の凹状表面が第1の空洞を画定し、第2の壁面の延長部の凹状表面が第2の空洞を画定し、第1の空洞と第2の空洞とが対称的になっている、請求項8に記載のカテーテル。
  11. 第1の壁面の延長部が、第1の空洞の入口開口を画定する第1の基部を備え、前記第1の基部が、第2の壁面の延長部の第2の空洞から排出される流体流の近傍に位置し、第2の壁面の延長部が、第2の空洞の入口開口を画定する第2の基部を備え、前記第2の基部が、第2の壁面の延長部の第1の空洞から排出される流体流の近傍に位置する、請求項10に記載のカテーテル。
  12. 第1の壁面の延長部および第2の壁面の延長部が、隔壁の延長部の周りに対称的に配置される、請求項8に記載のカテーテル。
  13. 第2の壁面が、第2のルーメンを越えて遠位方向に、管状本体の長手方向に平行に移動しながら、一定の距離または連続的に変わる距離で、第2の壁面の延長部の周りを回っていく三次元的な曲線で延びる輪郭で延びる、隔壁の延長部から離間した第2の壁面の延長部を備え、
    第1の壁面の延長部が第1の空洞を画定し、第2の壁面の延長部が第2の空洞を画定し、第1の壁面の延長部が、第1の空洞の入口開口を画定する第1の基部を備え、前記第1の基部が、第2の壁面の延長部の第2の空洞から排出される流体流の近傍に位置する、請求項1に記載のカテーテル。
  14. 第2の壁面の延長部が、第2の空洞の入口開口を画定する第2の基部を備え、前記第2の基部が、第2の壁面の延長部の第1の空洞から排出される流体流の近傍に位置する、請求項13に記載のカテーテル。
  15. 第1の基部が、円弧状の形状を有する、請求項13に記載のカテーテル。
  16. 第2の基部が、円弧状の形状を有する、請求項14に記載のカテーテル。
  17. 第1の壁面の延長部が、隔壁の延長部と対向する凹状表面を有する、請求項13に記載のカテーテル。
  18. 第2の壁面の延長部が、隔壁の延長部と対向する凹状表面を有する、請求項13に記載のカテーテル。
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