JP2007522904A - 脱毛のための方法および装置 - Google Patents

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Abstract

望ましくない毛を処理する方法が開示される。前記方法は、毛の毛包、真皮乳頭、毛隆起、および/または胚マトリックスに熱を発生させるように、毛に音波を伝達させることを含む。前記熱はそれ自体、前記毛包、前記真皮乳頭、前記毛隆起、および/または前記胚マトリックスを損傷または破壊するのに充分である。
【選択図】 図2

Description

本発明はエステティックケアに関し、特に、脱毛のための方法および装置に関する。
毛は、外側のキューティクル、中間のコルテックス、中心のメデュラと呼ばれる3層に配列されたケラチンというタンパク質から構成される。毛は、皮膚の下に埋没する杯状小窩である毛包から成長する。毛包の壁が、毛の外毛根鞘を形成する。真皮乳頭と呼ばれる毛包の基部には、新しい毛を生成する栄養物(例えば栄養素および酸素)を運び、かつそのプロセスで形成された老廃物(例えばCO)を除去する血流によって栄養が供給される。毛包の下部が広がり、発毛の源である胚マトリックスを含む毛球を形成する。立毛筋と呼ばれる小さい平滑筋の付着部位を形成する毛包の小さい膨らみである毛隆起で、発毛は開始される。成長期(毛の成長段階)中に、真皮乳頭は、毛包に沿って下方に移動する毛隆起の幹細胞に信号を送る。真皮乳頭により誘発されると、幹細胞は増殖を開始し、細胞分化の後、新しい毛幹を形成する。
望ましくない毛の除去のための様々な方法および装置が存在する[Hwang Liew、Dermatologic Surgery、25:6、June 1999、431〜439]。公知の装置は一般的に、挟持、引張り、および/または切断手段を使用して、組織に固定される毛をむしり取る。既存の技術は、短期および長期脱毛技術の2つの主要カテゴリに分類することができる。
短期脱毛技術では、各毛の基部に見られる生体再生および/または再成長メカニズムを著しく損傷することなく、脱毛が行なわれる。そのような技術は、皮膚の外側に位置する毛幹の部分にだけ作用する一方、(真皮乳頭に付着する毛包中の)毛の生体部分は成長し続ける。最も一般的な短期脱毛技術は、剃毛、回転機械脱毛、ワックス脱毛、および化学的脱毛を含む。
剃毛は切り傷を引き起こし、かつ毛の再成長率の増大の感覚がある。また、剃毛は、望まない剃り跡を残すことがある。回転機械脱毛装置は、少々痛みのある方法で毛を挟持して引き抜く回転挟持機構を含む。
ワックス脱毛は、ワックスに付着した毛の大部分を取り出して、毛を引裂き、あるいは毛をその毛包および乳頭から引き離すものであるが、乳頭自体を少なくとも部分的に生きた状態で残す。したがって、生細胞が新しい毛の発芽域を確立し、その後、発毛の回復を導く。ワックス脱毛は、毛乳頭および皮膚の毛穴をひりひりと痛む状態に、また感染を受けやすい状態にし、静脈瘤、ほくろ、またはいぼの場合、使用することができない。
化学的脱毛は、毛のタンパク質構造を溶解して毛包からの毛の分離を導く高濃度のアルカリ性薬品、一般にチオグリコール酸カルシウムの使用を含む。化学脱毛は時々、皮膚のかぶれを伴う。化学脱毛は乳頭自体を少なくとも部分的に生きた状態にし、毛の再成長を可能にする。
短期脱毛技術とは逆に、長期脱毛技術は脱毛される毛の生体再成長メカニズムに作用し、それにより、処理された器官からの望ましくない毛の再成長を阻止する潜在的可能性を持つ。最も一般的に長期脱毛技術には、電気分解、レーザ、および強力パルス(非レーザ)光を含む。
毛包の胚芽細胞を電気化学的に破壊するヒドロキシルイオンを形成するために、毛根に直流電流を送ることによって、電気分解は実行される。電気分解はまた、毛包の水分を加熱し発芽毛細胞を凝結させるため、高周波電流を使用して実行することもできる。電気分解は永久脱毛方法とみなされているが、依然として、脱毛された毛の15〜50%は処理後に再成長する。さらに、電気分解は、毛包内への針の挿入を利用しており、それは少々痛みがありかつ感染しやすいプロセスである。この手順の成果は、電気分解装置を操作する人間の技量に大きく依存し、非熟練処理は色素沈着、皮膚の瘢痕、感染症、および小さい感電を引き起こすこともある。
米国特許第5632741号および第5752948号は、レーザ照射による脱毛のための装置を開示している。毛包に集束レーザビームを照射し、その結果、毛包の温度上昇および破壊が生じる。しかし、この技術は個人の毛の色に依存し、主として暗色の毛および明色の皮膚の組合せである場合に、好ましい結果を達成する。明色の毛を持つ個人の場合、レーザエネルギーの吸収を促進するように、照射前に炭素ローションを塗布することができるが、この改善により、充分な結果は得られない。暗色の毛および明色の皮膚を持つ最適な候補者でさえ、12週間後には40〜80%の毛の再成長を免れない。さらにレーザ技術により、かぶれ、皮膚の変化、色素沈着、および時には瘢痕のような強い副作用を有する。
強力パルス光法では、フィルタを通した光エネルギーが真皮で熱に変換され、毛の色素によって吸収され、毛の構造を破壊し、毛の再成長を損なう。この方法は、従来のレーザ技術よりずっと大きいスポットサイズを有する。したがって、処理領域をより速く、かつより少数のセッションでカバーすることができる。他方、その皮膚より大きい面積が、熱傷および色素沈着変化のような副作用を生じる危険性がある。この方法により、光の連続パルス間の間隔を延ばすことによって、皮膚に対しある程度の問題の緩和を達成することができる。しかし、パルス間の間隔が長いと、毛包を冷却させることにもなるので、処理の効果を必然的に低下させる。
米国特許第4566454号は、高周波エネルギー伝導に対する毛のインピーダンスが他の高周波周波数の場合より実質的に低くなるように選択された周波数で高周波を毛に照射することを開示している。概して、この技術の主な原理は、共振周波数が毛によって異なるため、所与の毛に対しそのインピーダンスを低減する高周波共振周波数を見つけて選択することから成る。米国特許第5470332号に開示された別の技術は、電磁エネルギーを照射する前に毛を前処理することから成る。この前処理は、電磁エネルギーが毛根に到達する前に、毛が電磁エネルギーを受け入れ易いようにする。
国際特許出願第WO01/13757号および第WO01/033991号は、脱毛すべき毛を低周波振動に曝す脱毛方法を開示している。低周波振動は、毛を通す(WO01/13757)、または処理域に照射する(WO01/033991)かのいずれかで、毛根に伝達され、毛根を周囲の組織から分離させる力を発揮する。該分離は主として、毛幹の比較的大きい振動振幅(数十マイクロメートルないし数ミリメートル、振動発生器に依存する)によるものである。WO01/13757およびWO01/033991は4桁の大きさの周波数範囲(10Hz〜100kHz)を記載しているが、好適な振動周波数は1キロヘルツ以下であることを教示している。この技術には2つの主要な欠陥がある。第一に、低周波数の振動は結果的に、毛幹によるエネルギーの低吸収および毛幹内の熱の発生をもたらす。第二に、大きい振動振幅は毛幹を弱化し、波を毛根に効果的に伝達するその能力を低減させる。
国際特許出願公開第WO01/26735号は、除毛すべき毛に近接する処理域で共振超音波を利用することによって、望ましい毛の除毛のための技術を開示している。
国際特許出願公開第WO00/21612号は、超音波力を利用することによって望ましくない毛を脱毛するための技術を開示する。該技術には、ビームの領域が最小かつビームの強度が最高となる音響焦点を有する集束超音波ビームの生成を含む。超音波ビームは、皮膚を通して照射され、毛乳頭の上の皮膚層に侵入し、その焦点は乳頭に到達する。ビームのパラメータは、焦点における超音波エネルギーが生細胞を破壊するために充分に高いと言われる一方、皮膚の単位面積当たりの強度が乳頭の上の皮膚を損傷しないように充分に小さくなるようにする。WO00/21612は、3桁の大きさの超音波周波数範囲(20kHzないし25MHz)を記載しているが、好適な超音波周波数は3000kHzないし7000kHzであると教示している。しかし、そのような高い周波数は吸収性が非常に高く、毛幹物質によってあまりよく誘導されないので、超音波を毛根に向かって正確に方向付ける必要がある。超音波ビームの焦点が毛根からずれると、結果的に処置が無効になり、かつ対象者に不必要な痛みをもたらす。WO00/21612もまた、一般的に1MHzから50MHzまで、特に15MHzから25MHzまでの範囲の周波数に対し、毛幹を導波路として使用する超音波照射の適用を教示している。そのような高い超音波周波数では、毛幹によるエネルギー吸収率は、毛を通しての毛包内へのエネルギー伝搬を阻止する。加えて、WO00/21612は、1kHzないし5MHzの周波数範囲で超音波を使用して照射することによって、毛根内にキャビテーションが発生することを教示している。超音波は皮膚を通して毛根を照射する。他の実施形態は、1kHzないし5MHz、好ましくは2MHzないし5MHzの周波数範囲の超音波を使用して、毛包に疲労効果を引き起こす、共振力およびトルクによって毛の抜出しをもたらすことに向けられている。
国際特許出願公開第WO02/09813号は、超音波によって運ばれるエネルギーの吸収の結果として、毛包に損傷をもたらすのに充分な程度に組織の温度が上昇するまで、脱毛しようとする領域に超音波を当てる、脱毛方法を開示している。上述したWO00/21612と同様に、WO02/09813は、数十分の1ミリメートル程度の横方向寸法および数ミリメートルの縦方向の広がりを持つ焦点スポットを得るように、超音波を集束する必要があることを教示している。小さい焦点スポットを正確に毛包に向けて、消耗の破壊をもたらさなければならない。
国際特許出願公開第WO03/065347号は、超音波振動の集束ビームによる組織の処理方法を開示している。WO03/065347は、超音波振動を処理域に集束させる平凹レンズを使用する。
米国特許出願公開第2002/0165529号は、除毛の治療効果を達成するように皮下組織を処理する方法を開示している。治療効果は、超音波エネルギーを表面下の組織に送達することによって得ることができる。2つ以上の超音波送達要素は、結果的に得られるそれらの出力が所望の表面下の位置と強め合うように干渉し、かつそこに集束されるように、配列状に配置される。
国際特許出願公開第WO99/029245号は、2つの処理ステップを含む永久脱毛方法を開示する。第1ステップで、超音波を利用してアルカリイオンが皮膚および毛包の周囲に導入され、第2ステップでは、可視領域の放射エネルギーを使用して、アルカリイオンと毛包との間の破壊的化学反応が増強される。
米国特許第6544259号は、毛包を破壊するように、選択された皮膚域に高周波放射線が照射される脱毛方法を開示している。その後、皮膚域に超音波を当てて、破壊された毛包を持つ毛を揺さぶり、こうして毛と皮膚域およびその下の領域との間の結合を緩める。ひとたび結合が緩むと、毛が毛包から引き出される。
米国特許6200326号は、皮膚を経て個々の毛包に通された針に超音波エネルギーを伝達することによる、長期脱毛のための方法および装置を開示している。毛包の周囲の領域内に結果的に発生するキャビテーションは、毛包の破壊を引き起こす。
脱毛に超音波を使用することを教示するさらなる先行技術として、日本国特許第2001029126号および第8154728号がある。
本発明は、先行技術の脱毛技術に関連する問題の解決策を提供する。
先行技術は、毛幹を通して音波を伝達することにより毛根を破壊するのに十分な熱を発生する、脱毛方法を提供できていない。
先行技術は、望ましくない毛の脱毛に音波を使用することを記載しているが、先行技術は、毛幹を通して毛包内への音波の伝達を達成するのに適した周波数範囲を提供できていない。
さらに、先行技術は、毛幹を通して音波を伝達することを可能にするために、いかにして音波と毛幹を効果的に結合するかを教示できていない。
さらに、先行技術は、毛管の振動を最小化することによって、毛幹を通しての音波の伝達が改善される脱毛方法を提示できていない。
したがって、本発明の目的は、毛幹を通して音波を少なくとも毛包内に効果的に伝達することによる脱毛のための方法および装置を提供することである。
さらに本発明の目的は、音波が毛根を破壊するのに充分な熱を発生する脱毛のための方法および装置を提供することである。
さらに本発明の目的は、毛幹と音波との間の結合が強化される脱毛のための方法および装置を提供することである。
さらに本発明の目的は、毛幹の振動を最小化することによって、毛幹を通した音波の伝達を改善する、脱毛のための方法および装置を提供することである。
したがって、本発明の1態様では、望ましくない毛を処理する方法を提供する。該方法は、毛の毛包、真皮乳頭、毛隆起、および/または胚マトリックスに熱を発生させるように、毛に音波を伝達させることを含む。本発明の好適な実施形態では、熱はそれ自体、毛包、真皮乳頭、毛隆起、および/または胚マトリックスを損傷かつ/または破壊するのに充分である。
本発明の別の態様では、望ましくない毛を処理する方法を提供する。該方法は、毛の一部分を挟持し、毛に音波を伝達させることを含み、毛の一部分の長さは、毛と音波との間の音響結合(acoustic coupling)が増強されるように選択される。
本発明のさらなる態様では、望ましくない毛を処理する方法を提供する。該方法は毛に音波を伝達させることを含み、音波の周波数、出力密度、および伝達時間のうちの少なくとも1つは、毛の振動を最小化するように選択される。
下述する本発明の好適な実施形態のさらなる特徴では、音波の周波数、出力密度、および伝達の持続時間は、毛の縦方向(長手方向)振動を最小化するように選択される。
本発明のさらに別の態様では、望ましくない毛を処理する方法を提供する。該方法は、約150kHzから約1300kHzまでの周波数の音波を毛に伝達させることを含む。
下述する本発明の好適な実施形態のさらなる特徴では、該方法はさらに、音波を毛に伝達させる前に、音波を集束させるために波コンデンサ(wave condenser)を使用することを含む。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、挟持は、音波の伝搬方向が、波コンデンサに入るときに毛の長手軸とほぼ平行になるように、毛および/または波コンデンサを配置することを含む。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、挟持は、音波の伝搬方向が、波コンデンサに入るときに毛の長手軸にほぼ直角になるように、毛および/または波コンデンサを配置することを含む。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、挟持は、音波の伝搬方向が、波コンデンサに入るときに毛の長手軸に対しほぼ傾斜するように、毛および/または波コンデンサを配置することを含む。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、該方法はさらに、音波の伝達前に、音波と毛との間の音響結合が増強されるように毛を挟持することを含む。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、該方法はさらに、毛の脱離が達成されるように毛を引っ張ることを含む。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、熱の発生は、毛包、真皮乳頭、毛隆起、および/または胚マトリックスにおける熱が結果的に少なくとも20℃、より好ましくは少なくとも30℃、最も好ましくは少なくとも40℃の温度上昇を引き起こすようにする。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、音波は超音波を含む。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、音波の伝達の持続時間は約5秒未満である。記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、音波の伝達の持続時間は約1秒未満である。
本発明のさらに別の態様では、望ましくない毛を処理するための装置であって、音波を発生するためのトランスデューサと、それ自体毛包、真皮乳頭、毛隆起、および/または胚マトリックスを破壊するのに充分な熱が毛の毛包、真皮乳頭、毛隆起、および/または胚マトリックスに発生するように、音波を集束して毛に伝達させるための波コンデンサとを含む、装置を提供する。
本発明のさらに別の態様では、望ましくない毛を処理するための装置であって、音波を発生するためのトランスデューサと、音波を集束して毛に伝達させるための波コンデンサとを含み、波コンデンサが毛の一部分に沿って毛を挟持するように設計および構成され、前記一部分の長さが毛と音波との間の音響結合を増強するように選択される、装置を提供する。
本発明のさらに別の態様では、望ましくない毛を処理するための装置であって、音波を発生するためのトランスデューサと、音波を集束して毛に伝達させるための波コンデンサとを含み、音波の周波数、出力密度、および伝達の持続時間のうちの少なくとも1つが毛の振動を最小化するように選択される、装置を提供する。下述する本発明の好適な実施形態のさらなる特徴では、該最小化は縦方向振動の最小化である。
本発明のさらに別の態様では、望ましくない毛を処理するための装置であって、約150kHzから約1300kHzまでの周波数の音波を発生するためのトランスデューサと、音波を集束して毛に伝達させるための波コンデンサとを含む装置を提供する。
下述する本発明の好適な実施形態のさらなる特徴では、波コンデンサは、音波の伝搬方向が、波コンデンサに入るときに毛の長手軸とほぼ平行になるように設計および構成される。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、波コンデンサは、音波の伝搬方向が、波コンデンサに入るときに毛の長手軸に対しほぼ直角になるように設計および構成される。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、波コンデンサは、音波の伝搬方向が、波コンデンサに入るときに毛の長手軸に対しほぼ傾斜するように設計および構成される。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、波コンデンサは、音波と毛との間の音響結合が増強されるように毛を挟持するように設計および構成される。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、音響結合は、毛包、真皮乳頭、毛隆起、および/または胚マトリックスにおける熱が結果的に少なくとも20℃の温度上昇を生じるように選択された結合長によって特徴付けられる。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、結合長は約1mmより長い。記載した好適な実施形態のさらに別の特徴では、結合長は約6mmより短い。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、トランスデューサおよび波コンデンサは、毛包、真皮乳頭、毛隆起、および/または胚マトリックスにおける熱が結果的に少なくとも20℃の温度上昇を生じるように設計および構成される。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、音波の周波数、出力密度および伝達の持続時間の少なくとも1つが、毛の長手方向振動を最小化するように選択される。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、音波の周波数、出力密度、および/または伝達の持続時間を、毛の長手方向振動の固有振幅が10マイクロメートル未満となるように選択する。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、周波数はオフレゾナンス周波数である。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、トランスデューサは第1部分および第2部分を含み、第1部分および第2部分の各々が少なくとも1つの能動素子を含む。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、波コンデンサは、トランスデューサの第1部分に結合された第1部分と、トランスデューサの第2部分に結合された第2部分とを含む。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、トランスデューサは、超音波を発生する超音波トランスデューサである。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、トランスデューサは、圧電セラミック素子および圧電複合素子から成る群から選択された能動素子を含む。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、トランスデューサは平面状能動素子を含む。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、トランスデューサは凹面状能動素子を含む。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、トランスデューサは、表面上に配列された複数の能動素子を含む。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、表面は平面である。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、表面は凹面である。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、装置はさらに、音波を波コンデンサ内に集束するように設計および構成された、トランスデューサおよび波コンデンサを結合する集束素子を含む。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、波コンデンサおよび集束素子の各々は第1部分および第2部分を含み、集束素子の第1および第2部分はそれぞれ、トランスデューサの第1および第2部分と、波コンデンサの第1および第2部分とを結合する。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、集束素子はテーパ状ハウジングを含む。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、テーパ状ハウジングのプロファイルは、段付きプロファイル、直線状プロファイル、セグメント化直線状プロファイル、および指数関数的プロファイルから成る群から選択される。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、装置はさらに、複数の集束素子の各々の集束素子が複数の能動素子のうちの1つの能動素子に接続されるように配列され、音波のそれぞれの部分を波コンデンサに集束するように設計および構成された複数の集束素子を含む。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、波コンデンサは、音波のエネルギーが複数の放射方向から毛に伝達されるように毛を受容するように構成されたチャンバを含む。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、チャンバは超音波伝導ゲルを包含する。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、波コンデンサは、約1ミリメートルから約10ミリメートルまでの曲率半径を特徴とする表面を含む。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、表面の形状は球面、円筒面、楕円面、放物面、双曲面、およびそれらの任意の組合せまたはそれらの一部分から成る群から選択される。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、波コンデンサは、分割するように作動し、それによって毛を受容するための間隙を形成する。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、波コンデンサおよびトランスデューサは、分割するように作動し、それによって毛を受容するための間隙を形成する。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、波コンデンサならびにトランスデューサおよび集束素子の少なくとも1つは、分割するように作動し、それによって毛を受容するための間隙を形成する。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、装置はさらに、毛に対して波コンデンサを移動させるための駆動機構を含む。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、波コンデンサは、波コンデンサが分割したときに、毛が間隙に係合し、波コンデンサが再組立されたときに、毛が波コンデンサによって挟持され、音波によって照射されるように、周期的に分割および再組立されるように作動することができる。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、駆動機構は波コンデンサに回転運動をもたらすように構成される。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、駆動機構は波コンデンサに往復直線運動をもたらすように構成される。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、装置はさらに、毛を捕捉するために、波コンデンサと協働して作動する毛捕捉器を含む。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、毛捕捉器は、ブラシ、ネット、およびクランプからなる群から選択される。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、毛捕捉器は超音波伝導ゲルを塗るように作動することができる。記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、装置はさらに超音波伝導ゲルを含む。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、毛捕捉器は、毛の脱離を達成するために毛を引っ張るように作動することができる。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、超音波は少なくとも150kHzの周波数である。記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、超音波は少なくとも500kHzの周波数である。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、超音波は約150kHzから約1300kHzまでの範囲の周波数である。記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、超音波は約500kHzから約1000kHzまでの範囲の周波数である。
記載した好適な実施形態のさらなる特徴では、トランスデューサは、1平方センチメートル当たり少なくとも1ワット、より好ましくは1平方センチメートル当たり約1ワットから1平方センチメートル当たり約100ワットまでの出力密度の音波を発生するように構成される。
本発明は、先行技術を超える特性を享受する脱毛のための方法および装置を提供することによって、現在公知の構成の短所に対処することに成功している。
別途定義されない限り、本明細書中で使用されるすべての技術的用語および科学的用語は、本発明が属する技術分野の当業者によって一般に理解されるのと同じ意味する。本明細書中に記載される方法および材料と類似または同等の方法および材料を本発明の実施または試験において使用することができるが、好適な方法および材料が下記に記載される。矛盾する場合には、定義を含めて、本特許明細書が優先する。加えて、材料、方法および実施例は例示にすぎず、限定であることは意図されない。
図面の説明
本明細書では本発明を単に例示し図面を参照して説明する。特に詳細に図面を参照して、示されている詳細が例示として本発明の好ましい実施態様を例示考察することだけを目的としており、本発明の原理や概念の側面の最も有用でかつ容易に理解される説明であると考えられるものを提供するために提示していることを強調するものである。この点について、本発明を基本的に理解するのに必要である以上に詳細に本発明の構造の詳細は示さないが、図面について行う説明によって本発明のいくつもの形態を実施する方法は当業者には明らかになるであろう。
図1は本発明の様々な例示的実施形態に従って、望ましくない毛を処理するための方法のフローチャートである。
図2は本発明の様々な例示的実施形態に従って、望ましくない毛を処理するための装置の略図である。
図3a〜bは波コンデンサに入るときの音波の伝搬方向が毛の長手軸とほぼ平行である、好適な実施形態の波コンデンサの略図である。
図4a〜bは波コンデンサに入るときの音波の伝搬方向が毛の長手軸に対しほぼ直角である、望ましくない毛を処理するための装置の略図である。
図5a〜dは本発明の様々な例示的実施形態に係る集束素子のテーパ状ハウジングの可能な様々な形状の略図である。
図6a〜bは本発明の例示的実施形態に係る音波トランスデューサおよび集束素子の略図である。
図7a〜cは本発明の様々な例示的実施形態に係る、毛捕捉器を含む望ましくない毛を処理するための装置の略図である。
図8は本発明の様々な例示的実施形態に係る、毛の形状の簡易モデルの図である。
図9は本発明の様々な例示的実施形態に従って超音波によって処理された毛幹の赤外線画像である。
図10は結合長の関数としての毛幹の温度を示す。
図11は本発明の様々な例示的実施形態に従って超音波によって処理された毛幹および毛球の赤外線画像である。
図12a〜cは超音波による処理前(図12a)および処理後(図12b〜c)の毛球を比較した光学顕微鏡画像である。
本発明は、望ましくない単数または複数の毛を処理するために使用することのできる方法および装置である。特に、本発明は、毛根からの毛の再成長を一時的に、または永久に防止するように、毛根を破壊するために使用することができる。本発明はさらに、脱毛用に指定した毛で覆われた表面から脱毛するために使用することができる。
本発明による方法および装置の原理および操作は、図面および添付された説明を参照してより良く理解することができる。
本発明の少なくとも1つの実施形態を詳細に説明する前に、本発明は、その適用において、下記の説明に述べられかつ図面に例示される構成要素の配置および構造の細部に限定されないことを理解しなければならない。本発明は、他の実施形態が可能であり、または様々な方法で実施することができ、または様々な方法で実施される。また、本明細書中で用いられる表現および用語は説明のためであり、従って限定として見なされるべきではないことを理解しなければならない。
ここで、図面を参照すると、図1は、本発明の好適な実施形態に従って望ましくない毛を処理するための方法のフローチャートである。特に明記しない限り、下述する該方法のステップは、多くの組合せまたは実行順序で、同時にまたは順次実行することができることを理解されたい。特に、図1のフローチャートの順序付けおよび数字はいずれも、限定とみなすべきではない。例えば、以下の説明または図1のフローチャートに特定の順序で現われる2つ以上の方法ステップは、異なる順序で(例えば逆順に)、または実質的に同時に実行することができる。
該方法はステップ10で開始され、任意選択的に、好ましくはステップ12に続き、そこで毛を挟持または捕捉する。挟持/捕捉は、毛と後のステップ(下記のステップ14参照)でそこを通して伝達される音波との間の音響結合を増強することを目的としており、当業界で公知のいずれかの装置、例えばブラシ、ネット、クランプおよび類似物を使用して行なうことができる。
該方法はステップ14に続き、そこで音波、例えば超音波が毛を通して伝達される。後述する実施例の部分で実証する通り、音波によって運ばれるエネルギーは、本発明の様々な実施形態で音波導波路として働く毛幹自体を通して、毛根に送達することができる。毛を通しての音波の伝搬は、毛の方向に沿った粒子の瞬時移動の結果であり、局所的圧縮および引張り応力の波が毛の長手軸と平行に伝搬することにつながる。
ステップ14は、毛の毛包、真皮乳頭、毛隆起および/または胚マトリックスに発生するように実行することが好ましい。熱はそれだけで、毛包、真皮乳頭、毛隆起および/または胚マトリックスを破壊するのに充分であることが好ましい。
WO01/26735の挟持による音波の伝達は、毛包の組織を破壊または損傷するには不充分である。極めて対照的に、後述する実施例の部分でさらに実証する通り、本発明は毛根組織の損傷または破壊を引き起こすことに成功している。
本書で使用する場合、破壊とは、少なくとも一時的に、好ましくは永久に毛の再成長を抑止する、毛包内の細胞(真皮乳頭、毛隆起、胚マトリックス等)の高熱、壊死、および/またはいずれかの他の損傷を指す。再成長の抑止は、長期間、例えば1ヶ月以上、好ましくは6ヶ月以上、より好ましくは1年以上、最も好ましくは永久的であることが望ましい。
本発明の好適な実施形態では、発生した熱は結果的に少なくとも20℃、より好ましくは少なくとも30℃、最も好ましくは40℃の温度上昇をもたらす。そのような熱はそれ自体、少なくとも一時的に、好ましくは永久に毛包、真皮乳頭、毛隆起および/または胚マトリックスを破壊または少なくとも損傷する。毛包に存在する軟組織の温度が充分な期間高レベルに達すると、「タンパク質変性」として知られる現象が発生し、組織の壊死を引き起こし得ることが理解される。
毛を音波エネルギーの導波路として利用することにより、本発明の実施形態は、皮膚の色調、毛の色調、および皮膚の色調と毛の色調との間のコントラストのレベルを含むが、それらに限らず、処置対象者の幾つかの生理学的パラメータに対する感受性が最小限であり、かつ/または全く不感受性である。他のエネルギーの種類(例えば光、レーザ、電磁放射、高周波放射、X線放射)を使用する先行の脱毛技術は、そのような色調パラメータに対する感受性が顕著である。したがって、本発明の実施形態は、そのような他の脱毛技術と比較して著しく大規模の集団を処理するという利点を有する。限定することなく、本発明の実施形態は暗色調の皮膚の個人、非常に明色調の皮膚の個人、および毛のメラニンの量が最小限の個人に適している。
本発明の実施形態は、真皮乳頭、毛隆起、および胚マトリックスの毛幹への近接性を利用する。特に、この近接性は毛の成長期段階に利用され、それにより毛幹を導波路として伝達される音波エネルギーが、毛包、真皮乳頭、毛隆起、および胚マトリックスで熱エネルギに変換される。毛基部内で一体化され、非常に小さい体積の真皮乳頭、毛隆起、および胚マトリックス(数百分の1立方ミクロン)を考慮すると、音波エネルギーの吸収の結果生じる急速な短時間の温度の上昇は、細胞の所望の破壊を引き起こすのに充分である、充分な熱的効果の発生を適時に高める。好ましくは、熱的効果の持続時間は充分に短いので、毛包または毛幹の周囲の他の生体軟組織の損傷を最小限にするか全く損傷せずに、毛包、胚マトリックス、毛隆起および/または真皮乳頭を選択的に破壊する。当業熟練者には理解されるように、短い持続時間および音波導波路としての毛幹の利用の組合せにより、毛幹および毛球の周囲の他の重要な組織および下位器官を実質的に損傷することなく、毛包内の細胞を選択的に損傷することが可能になる。
音波のパラメータは、処置対象者および/または処置される身体器官を特徴付ける以下の生理学的パラメータ、すなわち毛の成長段階(成長期、中間期、または休止期)、皮膚の下の毛基部の深さ、毛基部と乳頭との間の距離、毛の全長(皮膚の下および上)、毛の結合角度、毛の色、毛の直径、非処理生体毛基部から非処理生体毛を脱離するのに要する力、部分的に処理された毛基部から毛を脱離するのに要する力、および完全に処理され実質的に破壊された毛基部から毛を脱離するのに要する力の1つ以上に応じて適応させることができる。
ひとたび上述した細胞が破壊されると、該方法は任意選択的に、かつ好ましくはステップ16に続き、そこで毛の脱離が達成されるように毛が引っ張られる。毛幹を毛包から脱離し、あるいはより好ましくは毛幹およびその内毛根鞘を毛包から脱離するように、引っ張ることが望ましい。
本発明の好適な実施形態では、音波の伝達は、音波が毛の特定の部分に衝突し、その特定の部分と相互作用し、毛が音波導波路として働くように毛を伝搬するような仕方で行なわれる。本発明の様々な例示的実施形態で、音波と毛との間の音響結合は点状結合ではない。音響結合は予め定められた結合長hによって特徴付けられることが好ましく、それは例えば、音波が衝突する特定の部分の長さとすることができる。結合長は、例えば挟持ステップで定めることができ、それにより毛幹のより長い部分の挟持は、より長い結合長に対応する。
通常の当業熟練者には理解されるように、結合長は、毛幹に(音波の形で)受け渡されるエネルギーの量に相関する。毛包の組織における温度上昇は結合長に直接的に依存することが、本発明の発明者らによって明らかになった(後述する実施例の部分の図10を参照)。
したがって、集束超音波ビームが実質的に点に向けられる先行技術と極めて対照的に(例えば国際特許出願第WO00/21612号および第WO02/09813号参照)、本発明の実施形態は非点状結合を利用する。
したがって、本発明の好適な実施形態では、結合長hは、発生する熱が20〜40℃の温度上昇をもたらすように選択され、それは約1mmより高く、より好ましくは約2mmより高い結合長によって達成されることが望ましい。本発明の様々な例示的実施形態では、結合長は6mm未満である。結合長の典型値は約5mmである。
本書で使用する場合、用語「約」は±10%を指す。
音波が物質と相互作用するときに、波によって運ばれるエネルギーは物質によって吸収されるか、物質から反射されるか、または物質中を伝達されることができる。波を伝達する導波路の能力は一般的に、吸収または反射されることなく導波路中を正常に伝達されるエネルギーの割合に相当する伝達率によって特徴付けられる。毛の処理は基本的に、毛幹に音波を誘導させることによって行なわれるので、治療の効率は毛幹の伝達率に依存し、大きい伝達率は、毛幹を介する毛包内の細胞へのエネルギー伝達のよりよい効率に相当する。
音波が物体(本例では毛幹)と相互作用するとき、物体は、音波の周波数および物体の固有周波数に依存する振幅で、振動し始めることが知られている(物体の固有周波数は、物質の構造、幾何形状等をはじめ、物体の多くのパラメータに依存する)。音波は、物体に作用しかつ物体の環境へのエネルギー損失を補う時間依存外力として働く。音波との相互作用に対する物体の応答は一般的に、物体の振動振幅を周波数の関数として表わすグラフである周波数応答曲線を使用して記載される。音波の周波数が物体の固有周波数と等しい特定の場合、共振と呼ばれる。一般的に、共振時に、応答曲線は共振周波数付近に明瞭なピークを有する。
本発明の発明者らにより、毛幹の縦方向振動が毛包にエネルギーを伝達する毛の能力を著しく低下させることが明らかになった。毛の縦方向振動は、毛の強度を弱める以外に、毛に沿った圧縮および引張り応力を減衰させ、その結果、その伝達能力を低減させる。縦方向振動の振幅が極めて大きい場合(例えば共振周波数またはそれに近い振動の場合のように)、毛幹は崩壊して、エネルギーを毛包に伝達させるその能力を完全に喪失することがある。
さらに、毛幹の大きすぎる縦方向振動は横方向振動の発生を導くことがある。縦方向振動に比較して振幅が小さいが、毛幹の横方向振動は、エネルギーが毛根に到達する前に毛幹の周囲の組織へのエネルギーの損失を助長するので、非常に問題があることが認識されている。そのようなエネルギー損失の副産物は、エネルギーが熱の形で毛幹の周囲の組織に排出されることである。
したがって、本発明の好適な実施形態では、音波の周波数、出力密度、および/または持続時間は、毛の振動を最小化するように選択される。そのような最小化は、縦方向(長手方向)および/または横方向振動の最小化を含むことができる。上記音波パラメータは、縦方向振動を最小化するように選択されることが好ましい。縦方向振動は、横方向振動が本質的に低減されるように最小化されることが最も好ましい。この実施形態は、毛幹で大きい縦方向振動を発生させるのが一般的傾向である先行技術とは、極めて対照的である(少なくとも数十ミクロンの振動が使用される、例えば国際特許出願第WO01/13757号および第WO01/033991号を参照)。
毛の縦方向振動の特性振幅は10μm未満であることが好ましく、5μm未満であることがより好ましく、1μm未満であることが最も好ましい。小さい縦方向振動は、オフレゾナンス周波数を音波に選択することによって達成することができる。
低い超音波周波数では毛幹によるエネルギー吸収が極めて弱く、毛幹および毛包の周囲の大量の組織の過熱および損傷を引き起こすことなく、毛包の効果的な加熱を達成することはできないことが、本発明の発明者らによって明らかになった。他方、高い超音波周波数では、毛幹によるエネルギー吸収のレベルが高く、毛幹の過熱を導くので、毛幹が損傷、破壊、および/または切断され、エネルギーの毛包への効果的な伝達を持続することができない。
上記の背景の部分で述べた通り、幾つかの先行技術の文書(例えば国際特許第WO01/13757号、第WO01/033991号、および第WO00/21612号を参照)は、低吸収のため毛包の加熱効率のレベルが不充分になる低い周波数および過剰吸収のため毛包の伝達効率のレベルが不充分になる高い周波数の両方を必然的に含む、極めて幅広い周波数範囲(3〜4桁の大きさ)を記載している。本発明の好適な実施形態では、周波数は、毛包への音波の最適な伝達および毛包によるエネルギーの吸収を可能にするように選択される。本発明の好適な実施形態では、周波数は少なくとも150kHzであり、より好ましくは少なくとも500kHzである。典型的な周波数範囲は、限定することなく、約150kHzないし約1300kHz、および約500kHzないし約1000kHzを含む。毛幹が強化用化学添加物によって補強される場合、周波数は1300kHzより大きくすることができる。
本発明の様々な例示的実施形態では、音波の伝達の持続時間は5秒未満であり、他の好適な実施形態では、持続時間は1秒未満、例えば約10〜100ミリ秒とすることができる。述べた通り、毛包の軟組織に発生する熱は結果的に、上記の損傷または破壊を引き起こすのに充分な温度の上昇をもたらす。後述する実施例の部分でさらに説明する通り、毛球における数ミリワットの出力の吸収で、温度を所望のレベルまで上昇させることができる。したがって、本発明の様々な例示的実施形態で、音波は、毛球で吸収される出力が少なくとも1ミリワット、義務ではないが好ましくは約10ミリワット未満となるように選択された出力密度で生成される。本発明の様々な例示的実施形態では、毛球における所望の吸収出力は、1平方センチメートル当たり約1ワットから1平方センチメート当たり約100ワットまで、例えば1平方センチメートル当たり数ワットの出力密度で動作する音波トランスデューサを使用して達成される。
ここで、図2を参照すると、それは例えば上記方法ステップの1つまたはそれ以上を実行することによって望ましくない毛を処理するために使用できる装置20の略図である。装置20は、音波を生成するためのトランスデューサ22と、音波を集束して毛に伝達させるための波コンデンサ24とを含むことが好ましい。音波は皮膚表面30を過ぎて毛幹28内を伝播し、組織の損傷および/またはその破壊を招くように毛包31、真皮乳頭32、毛隆起35および/または胚マトリックス33で充分な量の熱を発生させる。
トランスデューサ22は、圧電セラミック素子または圧電複合素子とすることのできる能動素子23を含むことが好ましい。能動素子は平面状または非平面状(例えば凹面状)、単一素子、または適切な平面状または非平面状表面における複数の素子の配列とすることができる。トランスデューサ22の裏面(図2で数字21により指定される)は、超音波エネルギーの損失を最小化するように、空気に露出させることが好ましい。超音波エネルギーに相当する部分が空気‐圧電材界面から圧電素子に反射する。代替的に、裏面21は、空気のそれと同様の境界特性を提供する例えばポリスチレンのような高分子発泡体を用いて密封することができる。
本発明の好適な実施形態では、波コンデンサ24は、毛と音波との間の上述した音響結合を確立するように設計および構成される。波コンデンサ24は、所望の音響結合を確立するように毛を挟持することが好ましい。波コンデンサ24の異なる挟持深さを可能にすることにより、異なる結合長を確立することができる。
結合長に依存する以外に、音響結合は、例えば波コンデンサ24に入るときの音波の主伝搬方向に対する毛幹の向きにも依存する。波コンデンサ24に入るときの音波の伝搬方向が毛幹の長手軸とほぼ平行であるときに、毛を通してのエネルギーの効果的な伝搬を達成することができることが、本発明の発明者らによって明らかになった。この実施形態を以下で「平行配向実施形態」と呼ぶ。
毛幹の他の非平行配向も考えられる。例えば本発明の別の好適な実施形態では波コンデンサ24に入る時の音波の伝搬方向は、毛幹の長手軸にほぼ直角である。この実施形態を以下で「直角配向実施形態」と呼ぶ。
本発明の追加の実施形態では、波コンデンサ24に入るときの音波の伝搬方向は、毛幹の長手軸に対して0°または90°以外の予め定められた角度を取る。この実施形態を以下で「傾斜配向実施形態」と呼ぶ。通常の当業熟練者には理解される通り、傾斜配向実施形態は、平行および直角配向実施形態間の線形組合せである。傾斜角度の代表例は、限定することなく、約10°、20°、30°、40°、50°、60°、70°、および80°を含む。
本発明の様々な例示的実施形態では、波コンデンサ24の形状は、所望の配向実施形態に従って選択される。しかし、波コンデンサ24の所定の設計は、装置20の使用を必ずしも特定の実施形態に限定しない。例えば波コンデンサ24が平行配向実施形態用に設計および構成される場合、毛幹は波コンデンサ24に、またはそれに近接して任意の向きに(平行、直角、傾斜)配置することができる。同様に、波コンデンサ24が直角配向実施形態用に設計および構成されるときに、毛幹の任意の向きを使用することができる。
図3a〜bは、好ましくは、平行配向実施形態で使用される波コンデンサ24の特定の構成の略図である。コンデンサ24は、毛幹28を受容するチャンバ34を含むことが好ましい。チャンバ34は、インピーダンス整合および音響結合の増強のために超音波伝道用ゲルを充填することができる。トランスデューサ22(図3には図示せず)によって生成される音波はチャンバ34の表面36の内側から反射され、波によって運ばれるエネルギーは、したがってチャンバ34内に閉じ込められる。毛幹28はチャンバ34内に導入されて、音波と毛幹28との間の結合長hを形成する(述べた通り、数ミリメートル)。表面36から前後に跳動しながら、音波は複数の方向から、より好ましくは実質的に全放射方向(360°)から、毛幹28に伝達される。したがって、コンデンサ24は、音波が毛の単一の点に集束するのではなく、毛の一部分を包封することを可能にする。通常の当業熟練者には理解されるように、そのような構成は毛と音波との間の音響結合を促進する。
表面36は、音波の反射および毛幹28との音響結合を可能にする任意の形状を持つことができる。表面36は好ましくは約1mmないし約10mm、より好ましくは約2mmから約5mmの間の特性曲率半径を持つ非平面である。表面形状の代表例は、限定することなく、球面、円筒面、楕円面、放物面、双曲面、およびそれらの任意の組合せまたはそれらの一部分を含む。図3a〜bに示した例示的実施形態では、表面36は半球状ヘッドを持つ円筒面を含む。
波コンデンサ24が毛幹28を挟持または捕捉することを可能にすると考えられる、2つ以上の構成がある。図3aに示した1実施形態では、毛幹28は穴40からチャンバ34内に導入される。図3bに示した別の実施形態では、チャンバ34は瞬間的に、例えば軸42を中心に2つの部分(図3b中、34aおよび34bで指定された)に分割されて間隙44を画定し、間隙44に毛幹28を捕捉し、毛幹28上で再組立される。トランスデューサ22がコンデンサ24に付着される場合、トランスデューサ22およびコンデンサ24の両方が分割され、一緒に再組立されることが好ましい(例えば図4a〜bおよび下記の関連説明を参照)。部分34aおよび34bは、軸42を中心とするそれらの回転運動によって、またはいずれかの他の運動、例えば軸42に対して直角、平行、または他のいずれかの方向の直線運動によって分離することができる。例えば、代替的であるが好適な実施形態では、部分34aを部分34bから完全に切り離して、毛幹28を間隙44に挿入することを可能にする。さらに別の好適な実施形態では、部分34aおよび34bは相互に相手に対して摺動し、それらの間に毛幹28を捕捉する。部分34aおよび34bは、義務ではないが好ましくは、相互に対称である(例えば円筒の2つの半体)。
上記構成のいずれにおいても、チャンバまたはその2つの部分は部分的に中空とし、超音波ゲルを充填することができる。チャンバまたはその2つの部分は、例えば金属(例えばアルミニウム)、ポリマー(例えばRTVと略される室温加硫ゴム)、またはそれらの組合せのような任意の適切な物質から形成することができるが、それらに限定されない。チャンバが超音波ゲルを包含するか否かに関係なく、波コンデンサ部分と毛幹との間の音響接触は、トランスデューサを起動する前に、超音波ゲルを毛幹に、または毛幹と接触する波コンデンサに塗布することによって、さらに改善することができる。
本発明の好適な実施形態では、波コンデンサ24内の毛幹28の位置はその対称軸に沿うか、あるいはそれに近接する(図3a〜bで41と指定される)。この実施形態の利点は、音波の強め合う干渉が対称軸に沿ったエネルギーの密度をチャンバ34内の他の位置より著しく大きくするので、対称軸に沿った毛の配置が毛幹へのエネルギーの伝達を増強することである。非軸対称形状のチャンバ34の場合、毛幹の好適な位置は、チャンバ34の中心近くである。
ここで、再び図2を参照すると、装置20は、トランスデューサ22と波コンデンサ24との間を結合する集束素子26を含むことが好ましい。集束素子26は、音波のビームを波コンデンサ24内に位置する空間の領域に向かって集束させることによって、音波を集束させる。集束素子26は、トランスデューサ22および素子26から音波がよく伝達されるように、トランスデューサ22に付着されることが好ましい。これは、当業界で公知の接着剤を用いて達成することができる。
毛幹がコンデンサ24の瞬間的分割によって捕捉される実施形態では(図3b参照)、集束素子26および/またはトランスデューサ22は、コンデンサ24と一緒に分割されることが好ましい(例えば図4a〜bおよび下記の関連説明を参照)。ひとたび毛幹28の長さhが間隙44に入ると、分割部分が再組立され、毛幹28がチャンバ34内部に挟持されている間にトランスデューサ22が起動されて音波が発生される。集束素子26によって集束された音波はコンデンサ24に入り、毛幹28と結合され、好ましくは最小限の縦方向(および横方向)振動で、毛幹28内を毛包31に向かって伝搬する。毛包31の軟組織細胞(真皮乳頭32、毛隆起35および/または胚マトリックス33)に到達すると、局所的圧縮および引張り応力の形で波によって運ばれるエネルギーは熱エネルギに変換され、温度の上昇および細胞の損傷および/または破壊の形成を導く。
ここで、図4a〜bを参照すると、それは直角配向実施形態で使用されることが好ましい特定の構成の装置20の略図である。この実施形態では、トランスデューサ22は、上で詳述したとおり、平面状または非平面状の1つ以上の能動素子(それぞれ23aおよび23bと示された)を各々有する第1部分22aおよび第2部分22bを含む。集束素子26もまた第1部分26aおよび第2部分26bを含み、集束素子26の第1部分26aおよび第2部分26bはそれぞれ、トランスデューサ22の第1部分22aおよび第2部分22bを、波コンデンサ24のチャンバ34の第1部分34aおよび第2部分34bと結合させる。トランスデューサ22、素子26、およびコンデンサ24の第1部分間の結合は、図4bに等角図で示される。
ひとたび毛幹28が部分34aと34bとの間に挟持されると、トランスデューサ22が起動され、音波の波面54が能動素子23から、集束素子26の形状によって画定される長手軸56とほぼ平行に伝搬し始める。集束素子26は、例えば対称軸41とすることのできる軸58とほぼ平行に波面54がコンデンサ24内を伝搬するように、音波をコンデンサ24に集束させる。本発明の現在の好適な実施形態では、軸58は軸56および毛幹28に対しほぼ直角である。希望するならば、傾斜配向実施形態を使用することができ、その場合、軸58は軸56に対し予め定められた角度だけ傾斜する。
集束素子26は、広幅の断面積Dおよび狭幅の断面積dを特徴とするテーパ状ハウジングを含むことが好ましい。ハウジングの高さは、音波の波長の半整数(例えば波長の2分の1)に等しいことが好ましい。音波エネルギー集中器は円筒状に対称的である必要はないことを理解されたい。集束素子26は、音波を反射することのできる任意の材料から形成することができる。適切な材料の代表例は、限定することなく、金属(例えばアルミニウム)および超音波装置で一般的に使用されるポリマー(例えばポリウレタン)を含む。
集束素子26の広幅の断面積Dは、好ましくは約1mmから約20mm、より好ましくは約4mmから約8mmである。狭幅の断面積dは、好ましくは約0.5mmから約5mm、より好ましくは約1mmから約3mmである。テーパ状ハウジングのプロファイルは、好ましくは指数関数的形状に従って、音波エネルギーを最小限のエネルギー損失で小さい体積に効果的に集中させる1つ以上の特性角を持つことができる。
図5a〜dは、本発明の様々な例示的実施形態に係る集束素子26のテーパ状ハウジングの様々な可能な形状の略図である。したがって、テーパ状ハウジングは、広幅の円筒部分および狭幅の円筒部分を有する段付きプロファイル(図5a)を持つことができる。各部分の高さは、音波の波長の約4分の1であることが好ましい。この実施形態では、拡大率は比例D/dによって与えられる。
図5dに示された別の実施形態では、テーパ状ハウジングは直線状プロファイル(例えば円錐台)を持つ。
図5cに示されたさらなる実施形態では、ハウジングは指数関数的プロファイルを持つ。そのような設計は、直線状プロファイルに比較してより高い拡大率をもたらす。その形状は製造を難しくするが、その長さは作業端の小径とあいまって、この設計を微小な用途に特に適したものにする。
図5dに示された別の実施形態では、テーパ状ハウジングは、複数の直線状セグメントを有するセグメント化直線状プロファイルを持つ。例えば、この実施形態では、ハウジングは、各々がより小さい開角を有する複数の円錐台から形成することができる。開角は、指数関数的プロファイルを近似するように選択することができる。
図6a〜bは、好適な実施形態におけるトランスデューサ22および集束素子26の略図であり、集束素子26はテーパ状ハウジングを有する。図6a〜bの図は直線状プロファイルに向けられているが、他のプロファイルが本発明の範囲から排除されるわけではないことを理解されたい。したがって、本発明の現在の好適な実施形態では、トランスデューサ22の能動素子23は球形の形状を有する。音波は能動素子23によって発生し、集束素子26に入り、それは音波を集束させ、コンデンサ24(図6e〜bには図示せず)内に小さい体積の50の最大限のエネルギー密度を発生させる。図6bは、トランスデューサ22が図6bで数字23−i(i=1、2、...n)により指定されたn個の能動素子を含む、好適な実施形態の略図である。この実施形態では、装置20は、各個別能動素子がそれぞれの個別集束素子に接続され、よって全ての集束素子が好ましくは波を体積50に集束させるように、n個の集束素子26−i(i=1、2、...n)を含むことが好ましい。
ここで、再び図2を参照すると、本発明の様々な例示的実施形態では、装置20は、波コンデンサ24ならびに任意選択的にかつ好ましくは集束素子26および/またはトランスデューサ22の毛に対する運動をもたらすための駆動機構48を含む。駆動機構48は例えば毛幹28を挟持するために利用することができる。
駆動機構48は、所望の運動をもたらすことのできるいずれかの公知の機構とすることができる。一般的に、しかし義務ではなく、駆動機構48は電気モータ47および適切な伝動機49を利用する。駆動機構48は2種類以上の運動をもたらすことができる。例えば、本発明の様々な例示的実施形態では、駆動機構48は、上に詳述した通りコンデンサ24、集束素子26、および/またはトランスデューサ22を周期的に分割しかつ再組立するように回転運動をもたらす。代替的に、または追加的に、駆動機構48は、皮膚に沿って往復直線運動をコンデンサ24にもたらし、それによって2本以上の毛に、かつ各毛に2回以上、処置を繰り返すことができる。
ここで、図7a〜cを参照すると、それらは本発明の追加の実施形態に係る装置20の略図である。装置20は、毛を捕捉するための毛捕捉器52を含むことが好ましい。多くの型の毛捕捉器、使い捨て型のみならず再使用可能型が想起される。典型的な毛捕捉器は、脱毛装置で利用されているもの、例えばブラシ(図7a)、ネット(図7b)、およびクランプ(図7c)である。他の型の毛捕捉器のみならず、2つ以上の型の組合せも想起される。加えて、図7cの代表例に示されるように、コンデンサ24は毛捕捉器として働くことができる。いずれの場合も、毛捕捉器52は、上で詳述した通り毛捕捉器52に回転および/または往復直線運動をもたらす駆動機構48(図7a〜cには図示せず)によって起動されることが好ましい。
図7a〜cに示された実施形態では、トランスデューサ22は円筒形カットの形状を有し、そこで能動素子は凹形であり、したがって音波をコンデンサ24に集束させることが可能である。本発明の現在の好適な実施形態では、コンデンサ24は円筒形の一部分(例えば約半分)の形状を持つ。毛幹がトランスデューサ22の焦点面の下で毛捕捉器52によって挟持されている間、音波はトランスデューサ22の凹面と円筒形の対称軸との間で前後に跳動する。捕捉器52と毛幹との間の音響接触を増強するために、毛捕捉器52は捕捉中に毛幹に超音波伝導用ゲルを塗ることが好ましい。超音波伝導用ゲルは部分的にまたは完全に接着剤とすることができる。捕捉器52は溝および/または穴を組み込むことができ、そこから超音波伝導用ゲルまたはいずれかの他の化合物を毛幹表面に向かって押し込むことができる。ゲルの存在は接触領域をも拡大させ、それによって毛への音響パワーの伝達が改善される。上に詳述した通り、捕捉器52は、細胞の破壊後に毛を引張るためにも使用することができる。
この特許の存続期間中に、音波を発生、集束、および集中させるための多くの関連機器が開発されることが予想され、トランスデューサ、コンデンサ、および集束素子の用語の範囲は先験的に、そのような新しい技術を全て含むつもりである。
本発明の追加の目的、利点及び新規な特徴は、下記実施例を考察すれば、当業技術者には明らかになるであろう。なおこれら実施例は本発明を限定するものではない。さらに、先に詳述されかつ本願の特許請求の範囲の項に特許請求されている本発明の各種実施態様と側面は各々、下記実施例の実験によって支持されている。
上記説明とともに、以下の実施例を参照して本発明を例示する。なお、これら実施例によって本発明は限定されない。
計算モデル
図8は、3つのよく区別される領域、(i)皮膚表面の上および下の毛幹、(ii)真皮乳頭および胚マトリックスを含む毛球、および(iii)毛包の一部であり、皮膚表面と毛球との間で毛幹付近に位置する毛隆起を含む、毛の幾何形状の簡易モデルの略図である。毛幹は実質的に平滑な延長構造を持ち、明確に区別される音響インピーダンスを有する空気または軟組織内に位置する。毛幹は、頂端から毛隆起および毛球への入口点まで音波エネルギーを誘導するための優れたシステムを呈する。
毛球および毛隆起の幾何形状は、毛幹の幾何形状とはかなり異なる。異なる音響インピーダンス値を有する複数の湾曲セグメントは、音波の複数回の反射のための理想的な構造を呈する。毛球および毛隆起物質の高い吸収度(約1MHzの周波数時に約1dB/mm)は結果的に、毛球および毛隆起領域における強い局所的エネルギー放出および過渡的温度上昇を引き起こす。
本発明の発明者らによって実行された計算は、毛球および毛隆起の温度を通常体温から約10〜100ミリ秒内に約70℃にするために、10ミリワット未満の割合で超音波の吸収が必要であることを示している。約1MHz時の毛球および毛隆起における超音波吸収は、それに伝達された超音波エネルギーの約10〜20%であると推定され、エネルギーの残部は周囲の組織に伝達される。したがって毛球および毛隆起に投入する必要のある所要超音波出力は、約50〜100ミリワット未満である。
長さ5mmの毛幹(波コンデンサ24の先端から毛球まで)は、約1MHzの周波数で約1dB/mmを吸収する。したがって、約150〜300ミリワット未満の超音波出力を毛幹に約10〜100ミリ秒間注入すると、毛球および毛隆起を約70℃の温度にすることができる。述べた通り、そのような温度は毛包の細胞を破壊することができる。150〜300ミリワットの出力レベルは大きさとしては小さいが、密度としてはやや大きい。特に、毛幹の断面積は約0.00008cmであるので、150〜300ミリワットの出力レベルは約2000〜4000ワット/cmの出力密度に相当する。
述べた通り、波コンデンサは一般的に、毛幹の数ミリメートル(h≒2mmからh≒5mmまで)を挟持し、数十分の1平方ミリメートルないし数平方ミリメートル(h≒2mmの場合0.006cm、h≒5mmの場合0.016cm)の総面積に対応する。毛幹と音波との間の音響結合によって、結合長hに沿った毛幹の総面積を、音響エネルギーの捕集のために利用することができる。したがって、波コンデンサ、および約10ワット/cmないし約55ワット/cmの出力密度を発生する超音波トランスデューサを使用して、毛幹内で2000〜4000ワット/cmの出力密度を捕集することができる。
毛幹の縦方向振動の振幅ε(毛幹に沿った粒子の縦方向変位)は、次式によって算出することができる。
ここで、Iは超音波密度であり、Zは振動素子の音響インピーダンスであり、fは超音波周波数である。
4000ワット/cm(4×10ワット/m)の密度I、800kHzの周波数、および3.24×10kg/mの毛幹の音響インピーダンスの場合、上記方程式1に従って、波コンデンサ付近の毛幹の振動振幅εは0.99μmである。毛球に向かって毛幹に沿ったいずれかの他の地点、および毛球および毛隆起において、εは1μmよりずっと低い。例えば毛球の遠端における超音波強度は、この地点における振動振幅は約0.44μmであるので、波コンデンサからの毛幹出口におけるそれより約5倍小さいと推定される。この振幅は、毛の機械的脱毛を引き起こすには小さすぎる。
上記説明では多少高めの出力密度値が使用されたことに注意されたい。より低い密度値では、より小さい振動振幅が得られる。振動振幅は超音波周波数に反比例する。本発明の発明者らによって行なわれた実験は、同一動作条件下(I=4000ワット/cmおよびZ=3.24×10kg/ms)で、250kHzの超音波周波数では、毛球の温度は40℃を超えないことを示した。高熱または他の熱損傷の境界線効果は、この低周波数レベルで発生すると予想される。しかし、この周波数限界値でも、毛球の遠端における振動振幅はわずか1.4μmと計算され、それは毛の機械的脱毛を引き起こすには小さすぎる。
超音波による毛幹の照射
実験1
本発明の好適な実施形態に従ってプロトタイプの波コンデンサを作成した。波コンデンサに穴を形成し、そこに超音波伝導用ゲルを充填した。波コンデンサの直径は8mmであり、穴の寸法は直径が1mm、長さが5mmであった。
数本の人毛の毛幹をコンデンサに導入した。中間集束素子無しで、超音波トランスデューサをコンデンサ上に直接組み立てた。超音波トランスデューサを、1005kHzの周波数およびその表面で約5.2ワット/cmの出力密度で約0.1秒間作動させた。
図9は、処理された毛幹の赤外線画像である。図9には波コンデンサの画像も示されている。図9に示す通り、音波は毛幹を加熱することに成功し、毛幹の遠端の温点が142℃の温度を達成した。
実験2
実験1の波コンデンサに4本の人毛の毛幹を導入した。各毛幹に対し、波コンデンサへの毛幹の異なる挿入深さによって異なる結合長hを画定した。次の結合長、すなわちh=2mm、h=4mm、h=6mm、およびh=8mmについて調査した。超音波周波数は817kHzであり、超音波トランスデューサの表面における出力密度は2つの値、すなわち低密度の約1.2ワット/cmおよび高密度の約2.5ワット/cmに設定した。
図10は、結合長の関数としての毛幹の温度を示すグラフである。図10に示す通り、hと共に毛幹温度がほぼ直線的に増加することが観察された。より大きい値の結合長は毛幹への波のより高レベルの浸透に対応し、よって毛幹内のより大きい超音波エネルギーの伝搬に対応するので、この結果は上記モデルと一致する。
実験3
毛包付きの人毛の毛幹を、波コンデンサとして働く直径6mmの円形ゲル球内に生体外で挿入した。毛球が空気中に突出する状態で、ゲル球を集束素子なしで超音波トランスデューサの上に直接配置した。毛球の周囲の皮膚組織をシミュレートするために、突出する毛球に数ミリメートルのゲルを塗布した。超音波トランスデューサを周波数1005kHzで作動させ、その表面に約3ワット/cmを発生させた。処置の持続時間は0.1秒であった。
図11は、処理された毛幹の赤外線画像である。図11に示されているのは、超音波によって約62℃に加熱された波コンデンサとゲル球との間の毛幹の2mmのセクションである。
図12a〜cは、超音波による処理前(図12a)および処理後(図12b〜c)の毛球を比較する光学顕微鏡画像である。図12b〜cに示す通り、超音波コンデンサによって集束され、毛幹を通して伝達される超音波のエネルギーは、濃厚なゲル球内に位置する毛球によって吸収された。エネルギーの吸収は温度の上昇をもたらし、それに続いて毛球は完全に損傷された。
明確にするため別個の実施態様で説明されている本発明の特定の特徴は単一の実施態様に組み合わせて提供することもできることは分かるであろう。逆に、簡潔にするため単一の実施態様で説明されている本発明の各種の特徴は別個にまたは適切なサブコンビネーションで提供することもできる。
本発明はその特定の実施態様によって説明してきたが、多くの別法、変更及び変形があることは当業者には明らかであることは明白である。従って、本発明は、本願の請求項の精神と広い範囲の中に入るこのような別法、変更及び変形すべてを包含するものである。本願で挙げた刊行物、特許及び特許願はすべて、個々の刊行物、特許及び特許願が各々あたかも具体的にかつ個々に引用提示されているのと同程度に、全体を本明細書に援用するものである。さらに、本願で引用又は確認したことは本発明の先行技術として利用できるという自白とみなすべきではない。
本発明の様々な例示的実施形態に従って、望ましくない毛を処理するための方法のフローチャートである。 本発明の様々な例示的実施形態に従って、望ましくない毛を処理するための装置の略図である。 波コンデンサに入るときの音波の伝搬方向が毛の長手軸とほぼ平行である、好適な実施形態の波コンデンサの略図である。 波コンデンサに入るときの音波の伝搬方向が毛の長手軸に対しほぼ直角である、望ましくない毛を処理するための装置の略図である。 本発明の様々な例示的実施形態に係る集束素子のテーパ状ハウジングの可能な様々な形状の略図である。 本発明の例示的実施形態に係る音波トランスデューサおよび集束素子の略図である。 本発明の様々な例示的実施形態に係る、毛捕捉器を含む望ましくない毛を処理するための装置の略図である。 本発明の様々な例示的実施形態に係る、毛の形状の簡易モデルの図である。 本発明の様々な例示的実施形態に従って超音波によって処理された毛幹の赤外線画像である。 結合長の関数としての毛幹の温度を示す。 本発明の様々な例示的実施形態に従って超音波によって処理された毛幹および毛球の赤外線画像である。 超音波による処理前(図12a)および処理後(図12b〜c)の毛球を比較した光学顕微鏡画像である。

Claims (301)

  1. 望ましくない毛を処理する方法であって、前記方法は、毛の毛包、真皮乳頭、毛隆起、および/または胚マトリックスに熱を発生させるように、毛に音波を伝達させることを含み、前記熱はそれ自体、前記毛包、前記真皮乳頭、前記毛隆起、および/または前記胚マトリックスを損傷または破壊するのに充分である方法。
  2. 前記音波を毛に伝達させる前に、前記音波を集束させるために波コンデンサを使用することをさらに含む請求項1に記載の方法。
  3. 前記音波の伝達前に、前記音波と毛との間の音響結合が増強されるように毛を挟持することをさらに含む請求項1に記載の方法。
  4. 前記挟持は、前記音波の伝搬方向が、前記波コンデンサに入るときに毛の長手軸とほぼ平行になるように、毛および/または前記波コンデンサを配置することを含む請求項3に記載の方法。
  5. 前記挟持は、前記音波の伝搬方向が、前記波コンデンサに入るときに毛の長手軸にほぼ直角になるように、毛および/または前記波コンデンサを配置することを含む請求項3に記載の方法。
  6. 前記挟持は、前記音波の伝搬方向が、前記波コンデンサに入るときに毛の長手軸に対しほぼ傾斜するように、毛および/または前記波コンデンサを配置することを含む請求項3に記載の方法。
  7. 毛の脱離が達成されるように毛を引っ張ることをさらに含む請求項3に記載の方法。
  8. 前記音響結合は、前記毛包、前記真皮乳頭、前記毛隆起、および/または前記胚マトリックスにおける前記熱が結果的に少なくとも20℃の温度上昇を生じるように選択された結合長によって特徴付けられる請求項3に記載の方法。
  9. 前記結合長は約1mmより長い請求項8に記載の方法。
  10. 前記結合長は約6mmより短い請求項8に記載の方法。
  11. 前記熱の前記発生は、前記毛包、前記真皮乳頭、前記毛隆起、および/または前記胚マトリックスにおける熱が結果的に少なくとも20℃の温度上昇を引き起こす請求項1に記載の方法。
  12. 前記音波の周波数、出力密度、および伝達の持続時間の少なくとも一つが、毛の振動を最小化するように選択される請求項1に記載の方法。
  13. 前記毛の振動は毛の長手方向振動を含む請求項12に記載の方法。
  14. 前記音波の前記周波数、前記出力密度、および/または前記伝達の持続時間を、毛の前記長手方向振動の固有振幅が10マイクロメートル未満となるように選択する請求項13に記載の方法。
  15. 前記音波の前記周波数、前記出力密度、および/または前記伝達の持続時間を、毛の前記長手方向振動の固有振幅が5マイクロメートル未満となるように選択する請求項13に記載の方法。
  16. 前記音波の周波数、出力密度、および伝達の持続時間の少なくとも一つは、前記毛包、前記真皮乳頭、前記毛隆起、および/または前記胚マトリックスにおける熱が結果的に少なくとも20℃の温度上昇を引き起こすように、選択される請求項1に記載の方法。
  17. 前記周波数はオフレゾナンス周波数である請求項16に記載の方法。
  18. 前記音波は超音波を含む請求項16に記載の方法。
  19. 前記超音波は少なくとも150kHzの周波数である請求項18に記載の方法。
  20. 前記超音波は少なくとも500kHzの周波数である請求項18に記載の方法。
  21. 前記超音波は約150kHzから約1300kHzまでの範囲の周波数である請求項18に記載の方法。
  22. 前記超音波は約500kHzから約1000kHzまでの範囲の周波数である請求項18に記載の方法。
  23. 前記音波の伝達の持続時間は約5秒未満である請求項1に記載の方法。
  24. 前記音波の伝達の持続時間は約1秒未満である請求項1に記載の方法。
  25. 望ましくない毛を処理するための装置であって、
    音波を発生するためのトランスデューサと、
    それ自体毛の毛包、真皮乳頭、毛隆起、および/または胚マトリックスを損傷または破壊するのに充分な熱が毛の毛包、真皮乳頭、毛隆起、および/または胚マトリックスに発生するように、前記音波を集束して毛に伝達させるための波コンデンサと
    を含む、装置。
  26. 前記波コンデンサは、前記音波の伝搬方向が、前記波コンデンサに入るときに、毛の長手軸とほぼ平行になるように設計および構成される請求項25に記載の装置。
  27. 前記波コンデンサは、前記音波の伝搬方向が、前記波コンデンサに入るときに、毛の長手軸に対しほぼ直角になるように設計および構成される請求項25に記載の装置。
  28. 前記波コンデンサは、前記音波の伝搬方向が、波コンデンサに入るときに、毛の長手軸に対しほぼ傾斜するように設計および構成される請求項25に記載の装置。
  29. 前記波コンデンサは、前記音波と毛との間の音響結合が増強されるように毛を挟持するように設計および構成される請求項25に記載の装置。
  30. 前記音響結合は、前記毛包、前記真皮乳頭、前記毛隆起、および/または前記胚マトリックスにおける前記熱が結果的に少なくとも20℃の温度上昇を生じるように選択された結合長によって特徴付けられる請求項29に記載の装置。
  31. 前記結合長は約1mmより長い請求項30に記載の装置。
  32. 前記結合長は約6mmより短い請求項30に記載の装置。
  33. 前記トランスデューサおよび前記波コンデンサは、前記毛包、前記真皮乳頭、前記毛隆起、および/または前記胚マトリックスにおける熱が結果的に少なくとも20℃の温度上昇を引き起こすように設計および構成される請求項25に記載の装置。
  34. 前記音波の周波数、出力密度、および伝達の持続時間の少なくとも一つが、毛の振動を最小化するように選択される請求項25に記載の装置。
  35. 前記毛の振動は毛の長手方向振動を含む請求項34に記載の装置。
  36. 前記音波の前記周波数、前記出力密度、および/または前記伝達の持続時間を、毛の前記長手方向振動の固有振幅が10マイクロメートル未満となるように選択する請求項35に記載の装置。
  37. 前記音波の前記周波数、前記出力密度、および/または前記伝達の持続時間を、毛の前記長手方向振動の固有振幅が5マイクロメートル未満となるように選択する請求項35に記載の装置。
  38. 前記音波の周波数、出力密度、および伝達の持続時間の少なくとも一つは、前記毛包、前記真皮乳頭、前記毛隆起、および/または前記胚マトリックスにおける熱が結果的に少なくとも20℃の温度上昇を引き起こすように、選択される請求項25に記載の装置。
  39. 前記周波数はオフレゾナンス周波数である請求項38に記載の装置。
  40. 前記トランスデューサは超音波を発生する超音波トランスデューサである請求項38に記載の装置。
  41. 前記トランスデューサは、圧電セラミック素子および圧電複合素子から成る群から選択された能動素子を含む請求項25に記載の装置。
  42. 前記トランスデューサは第1部分および第2部分を含み、前記第1部分および前記第2部分の各々が少なくとも1つの能動素子を含む請求項41に記載の装置。
  43. 前記波コンデンサは、前記トランスデューサの前記第1部分に結合された第1部分と、前記トランスデューサの前記第2部分に結合された第2部分とを含む請求項41に記載の装置。
  44. 前記トランスデューサは平面状能動素子を含む請求項41に記載の装置。
  45. 前記トランスデューサは凹面状能動素子を含む請求項41に記載の装置。
  46. 前記トランスデューサは、表面上に配列された複数の能動素子を含む請求項41に記載の装置。
  47. 前記表面は平面である請求項46に記載の装置。
  48. 前記表面は凹面である請求項46に記載の装置。
  49. 前記音波を前記波コンデンサ内に集束するように設計および構成された、前記トランスデューサおよび前記波コンデンサを結合する集束素子をさらに含む請求項25に記載の装置。
  50. 前記トランスデューサは第1部分および第2部分を含み、前記第1部分および前記第2部分の各々が少なくとも1つの能動素子を含む請求項49に記載の装置。
  51. 前記波コンデンサおよび前記集束素子の各々は第1部分および第2部分を含み、前記集束素子の前記第1部分は前記トランスデューサの前記第1部分と、前記波コンデンサの第1部分とを結合し、前記集束素子の前記第2部分は前記トランスデューサの前記第2部分と、前記波コンデンサの第2部分とを結合する請求項41に記載の装置。
  52. 前記集束素子はテーパ状ハウジングを含む請求項49に記載の装置。
  53. 前記テーパ状ハウジングのプロファイルは、段付きプロファイル、直線状プロファイル、セグメント化直線状プロファイル、および指数関数的プロファイルから成る群から選択される請求項52に記載の装置。
  54. 複数の集束素子の各々の集束素子が複数の能動素子のうちの1つの能動素子に接続されるように配列され、前記音波のそれぞれの部分を前記波コンデンサに集束するように設計および構成された複数の集束素子をさらに含む請求項46に記載の装置。
  55. 前記波コンデンサは、前記音波のエネルギーが複数の方向から毛に伝達されるように毛を受容するように構成されたチャンバを含む請求項40に記載の装置。
  56. 前記チャンバは超音波伝導ゲルを包含する請求項55に記載の装置。
  57. 前記波コンデンサは、約1ミリメートルから約10ミリメートルまでの曲率半径を特徴とする表面を含む請求項55に記載の装置。
  58. 前記表面の形状は球面、円筒面、楕円面、放物面、双曲面、およびそれらの任意の組合せまたはそれらの一部分から成る群から選択される請求項57に記載の装置。
  59. 前記波コンデンサは、分割するように作動し、それによって毛を受容するための間隙を形成する請求項25に記載の装置。
  60. 前記波コンデンサおよび前記トランスデューサは、分割するように作動し、それによって毛を受容するための間隙を形成する請求項25に記載の装置。
  61. 前記波コンデンサならびに前記トランスデューサおよび前記集束素子の少なくとも1つは、分割するように作動し、それによって毛を受容するための間隙を形成する請求項49に記載の装置。
  62. 毛に対して前記波コンデンサを移動させるための駆動機構をさらに含む請求項59に記載の装置。
  63. 前記波コンデンサは、前記波コンデンサが分割したときに毛が前記間隙に係合し、前記波コンデンサが再組立されたときに、毛が前記波コンデンサによって挟持され、前記音波によって照射されるように、周期的に分割および再組立されるように作動することができる請求項62に記載の装置。
  64. 前記駆動機構は前記波コンデンサに回転運動をもたらすように構成される請求項62に記載の装置。
  65. 前記駆動機構は前記波コンデンサに往復直線運動をもたらすように構成される請求項62に記載の装置。
  66. 毛を捕捉するために、前記波コンデンサと協働して作動する毛捕捉器をさらに含む請求項25に記載の装置。
  67. 前記毛捕捉器は、ブラシ、ネット、およびクランプからなる群から選択される請求項66に記載の装置。
  68. 前記毛捕捉器は超音波伝導ゲルを毛に塗るように作動することができる請求項66に記載の装置。
  69. 前記超音波伝導ゲルをさらに含む請求項66に記載の装置。
  70. 前記毛捕捉器は、毛の脱離を達成するために毛を引っ張るように作動することができる請求項66に記載の装置。
  71. 前記超音波は少なくとも150kHzの周波数である請求項40に記載の装置。
  72. 前記超音波は少なくとも500kHzの周波数である請求項40に記載の装置。
  73. 前記超音波は約150kHzから約1300kHzまでの範囲の周波数である請求項40に記載の装置。
  74. 前記超音波は約500kHzから約1000kHzまでの範囲の周波数である請求項40に記載の装置。
  75. 前記トランスデューサは、1平方センチメートル当たり少なくとも1ワットの出力密度の音波を発生するように構成される請求項25に記載の装置。
  76. 前記トランスデューサは、1平方センチメートル当たり約1ワットから1平方センチメートル当たり約100ワットまでの出力密度の音波を発生するように構成される請求項25に記載の装置。
  77. 望ましくない毛を処理する方法であって、前記方法は、毛の一部分を挟持し、毛に音波を伝達させることを含み、前記毛の一部分の長さは、毛と前記音波との間の音響結合が増強されるように選択される方法。
  78. 前記毛に音波を伝達させることは、毛の毛包、真皮乳頭、毛隆起、および/または胚マトリックスに熱を発生させるためであり、前記熱はそれ自体、前記毛包、前記真皮乳頭、前記毛隆起、および/または前記胚マトリックスを損傷または破壊するのに充分である請求項77に記載の方法。
  79. 前記音波を毛に伝達させる前に、前記音波を集束させるために波コンデンサを使用することをさらに含む請求項77に記載の方法。
  80. 前記挟持は、前記音波の伝搬方向が、前記波コンデンサに入るときに毛の長手軸とほぼ平行になるように、毛および/または前記波コンデンサを配置することを含む請求項79に記載の方法。
  81. 前記挟持は、前記音波の伝搬方向が、前記波コンデンサに入るときに毛の長手軸にほぼ直角になるように、毛および/または前記波コンデンサを配置することを含む請求項79に記載の方法。
  82. 前記挟持は、前記音波の伝搬方向が、前記波コンデンサに入るときに毛の長手軸に対しほぼ傾斜するように、毛および/または前記波コンデンサを配置することを含む請求項79に記載の方法。
  83. 毛の脱離が達成されるように毛を引っ張ることをさらに含む請求項79に記載の方法。
  84. 前記音響結合は、前記毛包、前記真皮乳頭、前記毛隆起、および/または前記胚マトリックスにおける前記熱が結果的に少なくとも20℃の温度上昇を生じるように選択された結合長によって特徴付けられる請求項79に記載の方法。
  85. 前記結合長は約1mmより長い請求項84に記載の方法。
  86. 前記結合長は約6mmより短い請求項84に記載の方法。
  87. 前記熱の前記発生は、前記毛包、前記真皮乳頭、前記毛隆起、および/または前記胚マトリックスにおける熱が結果的に少なくとも20℃の温度上昇を引き起こす請求項77に記載の方法。
  88. 前記音波の周波数、出力密度、および伝達の持続時間の少なくとも一つが、毛の振動を最小化するように選択される請求項77に記載の方法。
  89. 前記毛の振動は毛の長手方向振動を含む請求項12に記載の方法。
  90. 前記音波の前記周波数、前記出力密度、および/または前記伝達の持続時間を、毛の前記長手方向振動の固有振幅が10マイクロメートル未満となるように選択する請求項89に記載の方法。
  91. 前記音波の前記周波数、前記出力密度、および/または前記伝達の持続時間を、毛の前記長手方向振動の固有振幅が5マイクロメートル未満となるように選択する請求項89に記載の方法。
  92. 前記音波の周波数、出力密度、および伝達の持続時間の少なくとも一つは、前記熱の前記発生が、前記毛包、前記真皮乳頭、前記毛隆起、および/または前記胚マトリックスにおける熱が結果的に少なくとも20℃の温度上昇を引き起こすように、選択される請求項77に記載の方法。
  93. 前記周波数はオフレゾナンス周波数である請求項92に記載の方法。
  94. 前記音波は超音波を含む請求項92に記載の方法。
  95. 前記超音波は少なくとも150kHzの周波数である請求項94に記載の方法。
  96. 前記超音波は少なくとも500kHzの周波数である請求項94に記載の方法。
  97. 前記超音波は約150kHzから約1300kHzまでの範囲の周波数である請求項94に記載の方法。
  98. 前記超音波は約500kHzから約1000kHzまでの範囲の周波数である請求項94に記載の方法。
  99. 前記音波の伝達の持続時間は約5秒未満である請求項77に記載の方法。
  100. 前記音波の伝達の持続時間は約1秒未満である請求項77に記載の方法。
  101. 望ましくない毛を処理するための装置であって、音波を発生するためのトランスデューサと、前記音波を集束して毛に伝達させるための波コンデンサとを含み、前記波コンデンサが毛と前記音波との間の音響結合を増強するように毛を挟持するように設計および構成される、装置。
  102. 前記トランスデューサおよび前記波コンデンサは、前記音波が毛に伝達するとき、毛の毛包、真皮乳頭、毛隆起、および/または胚マトリックスに熱を発生させ、前記熱はそれ自体、前記毛包、前記真皮乳頭、前記毛隆起、および/または前記胚マトリックスを損傷または破壊するのに充分であるように設計および構成される請求項101に記載の装置。
  103. 前記波コンデンサは、前記音波の伝搬方向が、前記波コンデンサに入るときに、毛の長手軸とほぼ平行になるように設計および構成される請求項101に記載の装置。
  104. 前記波コンデンサは、前記音波の伝搬方向が、前記波コンデンサに入るときに、毛の長手軸に対しほぼ直角になるように設計および構成される請求項101に記載の装置。
  105. 前記波コンデンサは、前記音波の伝搬方向が、前記波コンデンサに入るときに、毛の長手軸に対しほぼ傾斜するように設計および構成される請求項101に記載の装置。
  106. 前記音響結合は、前記毛包、前記真皮乳頭、前記毛隆起、および/または前記胚マトリックスにおける前記熱が結果的に少なくとも20℃の温度上昇を生じるように選択された結合長によって特徴付けられる請求項101に記載の装置。
  107. 前記結合長は約1mmより長い請求項106に記載の装置。
  108. 前記結合長は約6mmより短い請求項106に記載の装置。
  109. 前記トランスデューサおよび前記波コンデンサは、前記毛包、前記真皮乳頭、前記毛隆起、および/または前記胚マトリックスにおける熱が結果的に少なくとも20℃の温度上昇を引き起こすように設計および構成される請求項101に記載の装置。
  110. 前記音波の周波数、出力密度、および伝達の持続時間の少なくとも一つが、毛の振動を最小化するように選択される請求項101に記載の装置。
  111. 前記毛の振動は毛の長手方向振動を含む請求項110に記載の装置。
  112. 前記音波の前記周波数、前記出力密度、および/または前記伝達の持続時間を、毛の前記長手方向振動の固有振幅が10マイクロメートル未満となるように選択する請求項111に記載の装置。
  113. 前記音波の前記周波数、前記出力密度、および/または前記伝達の持続時間を、毛の前記長手方向振動の固有振幅が5マイクロメートル未満となるように選択する請求項111に記載の装置。
  114. 前記音波の周波数、出力密度、および伝達の持続時間の少なくとも一つは、前記毛包、前記真皮乳頭、前記毛隆起、および/または前記胚マトリックスにおける熱が結果的に少なくとも20℃の温度上昇を引き起こすように、選択される請求項101に記載の装置。
  115. 前記周波数はオフレゾナンス周波数である請求項114に記載の装置。
  116. 前記トランスデューサは、超音波を発生する超音波トランスデューサである請求項114に記載の装置。
  117. 前記トランスデューサは、圧電セラミック素子および圧電複合素子から成る群から選択された能動素子を含む請求項101に記載の装置。
  118. 前記トランスデューサは第1部分および第2部分を含み、前記第1部分および前記第2部分の各々が少なくとも1つの能動素子を含む請求項117に記載の装置。
  119. 前記波コンデンサは、前記トランスデューサの前記第1部分に結合された第1部分と、前記トランスデューサの前記第2部分に結合された第2部分とを含む請求項117に記載の装置。
  120. 前記トランスデューサは平面状能動素子を含む請求項117に記載の装置。
  121. 前記トランスデューサは凹面状能動素子を含む請求項117に記載の装置。
  122. 前記トランスデューサは、表面上に配列された複数の能動素子を含む請求項117に記載の装置。
  123. 前記表面は平面である請求項122に記載の装置。
  124. 前記表面は凹面である請求項122に記載の装置。
  125. 前記音波を前記波コンデンサ内に集束するように設計および構成された、前記トランスデューサおよび前記波コンデンサを結合する集束素子をさらに含む請求項101に記載の装置。
  126. 前記トランスデューサは第1部分および第2部分を含み、前記第1部分および前記第2部分の各々が少なくとも1つの能動素子を含む請求項125に記載の装置。
  127. 前記波コンデンサおよび前記集束素子の各々は第1部分および第2部分を含み、前記集束素子の前記第1部分は前記トランスデューサの前記第1部分と、前記波コンデンサの第1部分とを結合し、前記集束素子の前記第2部分は前記トランスデューサの前記第2部分と、前記波コンデンサの第2部分とを結合する請求項117に記載の装置。
  128. 前記集束素子はテーパ状ハウジングを含む請求項125に記載の装置。
  129. 前記テーパ状ハウジングのプロファイルは、段付きプロファイル、直線状プロファイル、セグメント化直線状プロファイル、および指数関数的プロファイルから成る群から選択される請求項128に記載の装置。
  130. 複数の集束素子の各々の集束素子が複数の能動素子のうちの1つの能動素子に接続されるように配列され、前記音波のそれぞれの部分を前記波コンデンサに集束するように設計および構成された複数の集束素子をさらに含む請求項122に記載の装置。
  131. 前記波コンデンサは、前記音波のエネルギーが複数の方向から毛に伝達されるように毛を受容するように構成されたチャンバを含む請求項116に記載の装置。
  132. 前記チャンバは超音波伝導ゲルを包含する請求項131に記載の装置。
  133. 前記波コンデンサは、約1ミリメートルから約10ミリメートルまでの曲率半径を特徴とする表面を含む請求項131に記載の装置。
  134. 前記表面の形状は球面、円筒面、楕円面、放物面、双曲面、およびそれらの任意の組合せまたはそれらの一部分から成る群から選択される請求項133に記載の装置。
  135. 前記波コンデンサは、分割するように作動し、それによって毛を受容するための間隙を形成する請求項101に記載の装置。
  136. 前記波コンデンサおよび前記トランスデューサは、分割するように作動し、それによって毛を受容するための間隙を形成する請求項101に記載の装置。
  137. 前記波コンデンサならびに前記トランスデューサおよび前記集束素子の少なくとも1つは、分割するように作動し、それによって毛を受容するための間隙を形成する請求項125に記載の装置。
  138. 毛に対して前記波コンデンサを移動させるための駆動機構をさらに含む請求項135に記載の装置。
  139. 前記波コンデンサは、前記波コンデンサが分割したときに毛が前記間隙に係合し、前記波コンデンサが再組立されたときに、毛が前記波コンデンサによって挟持され、前記音波によって照射されるように、周期的に分割および再組立されるように作動することができる請求項138に記載の装置。
  140. 前記駆動機構は前記波コンデンサに回転運動をもたらすように構成される請求項138に記載の装置。
  141. 前記駆動機構は前記波コンデンサに往復直線運動をもたらすように構成される請求項138に記載の装置。
  142. 毛を捕捉するために、前記波コンデンサと協働して作動する毛捕捉器をさらに含む請求項101に記載の装置。
  143. 前記毛捕捉器は、ブラシ、ネット、およびクランプからなる群から選択される請求項142に記載の装置。
  144. 前記毛捕捉器は超音波伝導ゲルを毛に塗るように作動することができる請求項142に記載の装置。
  145. 前記超音波伝導ゲルをさらに含む請求項142に記載の装置。
  146. 前記毛捕捉器は、毛の脱離を達成するために毛を引っ張るように作動することができる請求項142に記載の装置。
  147. 前記超音波は少なくとも150kHzの周波数である請求項116に記載の装置。
  148. 前記超音波は少なくとも500kHzの周波数である請求項116に記載の装置。
  149. 前記超音波は約150kHzから約1300kHzまでの範囲の周波数である請求項116記載の装置。
  150. 前記超音波は約500kHzから約1000kHzまでの範囲の周波数である請求項116に記載の装置。
  151. 前記トランスデューサは、1平方センチメートル当たり少なくとも1ワットの出力密度の音波を発生するように構成される請求項101に記載の装置。
  152. 前記トランスデューサは、1平方センチメートル当たり約1ワットから1平方センチメートル当たり約100ワットまでの出力密度の音波を発生するように構成される請求項101に記載の装置。
  153. 望ましくない毛を処理する方法であって、前記方法は毛に音波を伝達させることを含み、前記音波の周波数、出力密度、および伝達の持続時間のうちの少なくとも1つは、毛の振動を最小化するように選択される方法。
  154. 前記毛の振動は毛の長手方向振動を含む請求項153に記載の方法。
  155. 前記毛に音波を伝達させることは、毛の毛包、真皮乳頭、毛隆起、および/または胚マトリックスに熱を発生させるためであり、前記熱はそれ自体、前記毛包、前記真皮乳頭、前記毛隆起、および/または前記胚マトリックスを損傷または破壊するのに充分である請求項153に記載の方法。
  156. 前記音波を毛に伝達させる前に、前記音波を集束させるために波コンデンサを使用することをさらに含む請求項153に記載の方法。
  157. 前記音波の伝達前に、前記音波と毛との間の音響結合が増強されるように毛を挟持することをさらに含む請求項153に記載の方法。
  158. 前記挟持は、前記音波の伝搬方向が、前記波コンデンサに入るときに毛の長手軸とほぼ平行になるように、毛および/または前記波コンデンサを配置することを含む請求項157に記載の方法。
  159. 前記挟持は、前記音波の伝搬方向が、前記波コンデンサに入るときに毛の長手軸にほぼ直角になるように、毛および/または前記波コンデンサを配置することを含む請求項157に記載の方法。
  160. 前記挟持は、前記音波の伝搬方向が、前記波コンデンサに入るときに毛の長手軸に対しほぼ傾斜するように、毛および/または前記波コンデンサを配置することを含む請求項157に記載の方法。
  161. 毛の脱離が達成されるように毛を引っ張ることをさらに含む請求項157に記載の方法。
  162. 前記音響結合は、前記毛包、前記真皮乳頭、前記毛隆起、および/または前記胚マトリックスにおける前記熱が結果的に少なくとも20℃の温度上昇を生じるように選択された結合長によって特徴付けられる請求項157に記載の方法。
  163. 前記結合長は約1mmより長い請求項162に記載の方法。
  164. 前記結合長は約6mmより短い請求項162に記載の方法。
  165. 前記熱の発生は、前記毛包、前記真皮乳頭、前記毛隆起、および/または前記胚マトリックスにおける前記熱が結果的に少なくとも20℃の温度上昇を生じるように設計および構成される請求項153に記載の方法。
  166. 前記音波の前記周波数、前記出力密度、および/または前記伝達の持続時間を、毛の前記長手方向振動の固有振幅が10マイクロメートル未満となるように選択する請求項154に記載の方法。
  167. 前記音波の前記周波数、前記出力密度、および/または前記伝達の持続時間を、毛の前記長手方向振動の固有振幅が5マイクロメートル未満となるように選択する請求項154に記載の方法。
  168. 前記音波の周波数、出力密度、および伝達の持続時間の少なくとも一つは、前記毛包、前記真皮乳頭、前記毛隆起、および/または前記胚マトリックスにおける熱が結果的に少なくとも20℃の温度上昇を引き起こすように、選択される請求項153に記載の方法。
  169. 前記周波数はオフレゾナンス周波数である請求項168に記載の方法。
  170. 前記音波は超音波を含む請求項168に記載の方法。
  171. 前記超音波は少なくとも150kHzの周波数である請求項170に記載の方法。
  172. 前記超音波は少なくとも500kHzの周波数である請求項170に記載の方法。
  173. 前記超音波は約150kHzから約1300kHzまでの範囲の周波数である請求項170に記載の方法。
  174. 前記超音波は約500kHzから約1000kHzまでの範囲の周波数である請求項170に記載の方法。
  175. 前記音波の伝達の持続時間は約5秒未満である請求項153に記載の方法。
  176. 前記音波の伝達の持続時間は約1秒未満である請求項153に記載の方法。
  177. 望ましくない毛を処理するための装置であって、音波を発生するためのトランスデューサと、前記音波を集束して毛に伝達させるための波コンデンサとを含み、前記音波の周波数、出力密度、および伝達の持続時間のうちの少なくとも1つが毛の振動を最小化するように選択される、装置。
  178. 前記毛の振動は毛の長手方向振動を含む請求項177に記載の装置。
  179. 前記トランスデューサおよび前記波コンデンサは、前記音波が毛に伝達するとき、毛の毛包、真皮乳頭、毛隆起、および/または胚マトリックスに熱を発生させ、前記熱はそれ自体、前記毛包、前記真皮乳頭、前記毛隆起、および/または前記胚マトリックスを損傷または破壊するのに充分であるように設計および構成される請求項177に記載の装置。
  180. 前記波コンデンサは、前記音波の伝搬方向が、前記波コンデンサに入るときに、毛の長手軸とほぼ平行になるように設計および構成される請求項177に記載の装置。
  181. 前記波コンデンサは、前記音波の伝搬方向が、前記波コンデンサに入るときに、毛の長手軸に対しほぼ直角になるように設計および構成される請求項177に記載の装置。
  182. 前記波コンデンサは、前記音波の伝搬方向が、波コンデンサに入るときに、毛の長手軸に対しほぼ傾斜するように設計および構成される請求項177に記載の装置。
  183. 前記波コンデンサは、前記音波と毛との間の音響結合が増強されるように毛を挟持するように設計および構成される請求項177に記載の装置。
  184. 前記音響結合は、前記毛包、前記真皮乳頭、前記毛隆起、および/または前記胚マトリックスにおける前記熱が結果的に少なくとも20℃の温度上昇を生じるように選択された結合長によって特徴付けられる請求項183に記載の装置。
  185. 前記結合長は約1mmより長い請求項184に記載の装置。
  186. 前記結合長は約6mmより短い請求項184に記載の装置。
  187. 前記トランスデューサおよび前記波コンデンサは、前記毛包、前記真皮乳頭、前記毛隆起、および/または前記胚マトリックスにおける熱が結果的に少なくとも20℃の温度上昇を引き起こすように設計および構成される請求項177に記載の装置。
  188. 前記音波の前記周波数、前記出力密度、および/または前記伝達の持続時間を、毛の前記長手方向振動の固有振幅が10マイクロメートル未満となるように選択する請求項178に記載の装置。
  189. 前記音波の前記周波数、前記出力密度、および/または前記伝達の持続時間を、毛の前記長手方向振動の固有振幅が5マイクロメートル未満となるように選択する請求項178に記載の装置。
  190. 前記音波の周波数、出力密度、および伝達の持続時間の少なくとも一つは、前記毛包、前記真皮乳頭、前記毛隆起、および/または前記胚マトリックスにおける熱が結果的に少なくとも20℃の温度上昇を引き起こすように、選択される請求項177に記載の装置。
  191. 前記周波数はオフレゾナンス周波数である請求項190に記載の装置。
  192. 前記トランスデューサは、超音波を発生する超音波トランスデューサである請求項190に記載の装置。
  193. 前記トランスデューサは、圧電セラミック素子および圧電複合素子から成る群から選択された能動素子を含む請求項177に記載の装置。
  194. 前記トランスデューサは第1部分および第2部分を含み、前記第1部分および前記第2部分の各々が少なくとも1つの能動素子を含む請求項193に記載の装置。
  195. 前記波コンデンサは、前記トランスデューサの前記第1部分に結合された第1部分と、前記トランスデューサの前記第2部分に結合された第2部分とを含む請求項193に記載の装置。
  196. 前記トランスデューサは平面状能動素子を含む請求項193に記載の装置。
  197. 前記トランスデューサは凹面状能動素子を含む請求項193に記載の装置。
  198. 前記トランスデューサは、表面上に配列された複数の能動素子を含む請求項193に記載の装置。
  199. 前記表面は平面である請求項198に記載の装置。
  200. 前記表面は凹面である請求項198に記載の装置。
  201. 前記音波を前記波コンデンサ内に集束するように設計および構成された、前記トランスデューサおよび前記波コンデンサを結合する集束素子をさらに含む請求項177に記載の装置。
  202. 前記トランスデューサは第1部分および第2部分を含み、前記第1部分および前記第2部分の各々が少なくとも1つの能動素子を含む請求項201に記載の装置。
  203. 前記波コンデンサおよび前記集束素子の各々は第1部分および第2部分を含み、前記集束素子の前記第1部分は前記トランスデューサの前記第1部分と、前記波コンデンサの前記第1部分とを結合し、前記集束素子の前記第2部分は前記トランスデューサの前記第2部分と、前記波コンデンサの前記第2部分とを結合する請求項193に記載の装置。
  204. 前記集束素子はテーパ状ハウジングを含む請求項201に記載の装置。
  205. 前記テーパ状ハウジングのプロファイルは、段付きプロファイル、直線状プロファイル、セグメント化直線状プロファイル、および指数関数的プロファイルから成る群から選択される請求項204に記載の装置。
  206. 複数の集束素子の各々の集束素子が複数の能動素子のうちの1つの能動素子に接続されるように配列され、前記音波のそれぞれの部分を前記波コンデンサに集束するように設計および構成された複数の集束素子をさらに含む請求項198に記載の装置。
  207. 前記波コンデンサは、前記音波のエネルギーが複数の方向から毛に伝達されるように毛を受容するように構成されたチャンバを含む請求項192に記載の装置。
  208. 前記チャンバは超音波伝導ゲルを包含する請求項207に記載の装置。
  209. 前記波コンデンサは、約1ミリメートルから約10ミリメートルまでの曲率半径を特徴とする表面を含む請求項207に記載の装置。
  210. 前記表面の形状は球面、円筒面、楕円面、放物面、双曲面、およびそれらの任意の組合せまたはそれらの一部分から成る群から選択される請求項209に記載の装置。
  211. 前記波コンデンサは、分割するように作動し、それによって毛を受容するための間隙を形成する請求項177に記載の装置。
  212. 前記波コンデンサおよび前記トランスデューサは、分割するように作動し、それによって毛を受容するための間隙を形成する請求項177に記載の装置。
  213. 前記波コンデンサならびに前記トランスデューサおよび前記集束素子の少なくとも1つは、分割するように作動し、それによって毛を受容するための間隙を形成する請求項201に記載の装置。
  214. 毛に対して前記波コンデンサを移動させるための駆動機構をさらに含む請求項211に記載の装置。
  215. 前記波コンデンサは、前記波コンデンサが分割したときに毛が前記間隙に係合し、前記波コンデンサが再組立されたときに、毛が前記波コンデンサによって挟持され、前記音波によって照射されるように、周期的に分割および再組立されるように作動することができる請求項214に記載の装置。
  216. 前記駆動機構は前記波コンデンサに回転運動をもたらすように構成される請求項214に記載の装置。
  217. 前記駆動機構は前記波コンデンサに往復直線運動をもたらすように構成される請求項214に記載の装置。
  218. 毛を捕捉するために、前記波コンデンサと協働して作動する毛捕捉器をさらに含む請求項177に記載の装置。
  219. 前記毛捕捉器は、ブラシ、ネット、およびクランプからなる群から選択される請求項218に記載の装置。
  220. 前記毛捕捉器は超音波伝導ゲルを毛に塗るように作動することができる請求項218に記載の装置。
  221. 前記超音波伝導ゲルをさらに含む請求項218に記載の装置。
  222. 前記毛捕捉器は、毛の脱離を達成するために毛を引っ張るように作動することができる請求項218に記載の装置。
  223. 前記超音波は少なくとも150kHzの周波数である請求項192に記載の装置。
  224. 前記超音波は少なくとも500kHzの周波数である請求項192に記載の装置。
  225. 前記超音波は約150kHzから約1300kHzまでの範囲の周波数である請求192に記載の装置。
  226. 前記超音波は約500kHzから約1000kHzまでの範囲の周波数である請求項192に記載の装置。
  227. 前記トランスデューサは、1平方センチメートル当たり少なくとも1ワットの出力密度の音波を発生するように構成される請求項177に記載の装置。
  228. 前記トランスデューサは、1平方センチメートル当たり約1ワットから1平方センチメートル当たり約100ワットまでの出力密度の音波を発生するように構成される請求項177に記載の装置。
  229. 望ましくない毛を処理する方法であって、約150kHzから約1300kHzまでの周波数の音波を毛に伝達させることを含む方法。
  230. 前記毛に音波を伝達させることは、毛の毛包、真皮乳頭、毛隆起、および/または胚マトリックスに熱を発生させるためであり、前記熱はそれ自体、前記毛包、前記真皮乳頭、前記毛隆起、および/または前記胚マトリックスを損傷または破壊するのに充分である請求項229に記載の方法。
  231. 前記音波を毛に伝達させる前に、前記音波を集束させるために波コンデンサを使用することをさらに含む請求項229に記載の方法。
  232. 前記音波の伝達前に、前記音波と毛との間の音響結合が増強されるように毛を挟持することをさらに含む請求項229に記載の方法。
  233. 前記挟持は、前記音波の伝搬方向が、前記波コンデンサに入るときに毛の長手軸とほぼ平行になるように、毛および/または前記波コンデンサを配置することを含む請求項232に記載の方法。
  234. 前記挟持は、前記音波の伝搬方向が、前記波コンデンサに入るときに毛の長手軸にほぼ直角になるように、毛および/または前記波コンデンサを配置することを含む請求項232に記載の方法。
  235. 前記挟持は、前記音波の伝搬方向が、前記波コンデンサに入るときに毛の長手軸に対しほぼ傾斜するように、毛および/または前記波コンデンサを配置することを含む請求項232に記載の方法。
  236. 毛の脱離が達成されるように毛を引っ張ることをさらに含む請求項232に記載の方法。
  237. 前記音響結合は、前記毛包、前記真皮乳頭、前記毛隆起、および/または前記胚マトリックスにおける前記熱が結果的に少なくとも20℃の温度上昇を生じるように選択された結合長によって特徴付けられる請求項232に記載の方法。
  238. 前記結合長は約1mmより長い請求項237に記載の方法。
  239. 前記結合長は約6mmより短い請求項237に記載の方法。
  240. 前記熱の発生は、前記毛包、前記真皮乳頭、前記毛隆起、および/または前記胚マトリックスにおける前記熱が結果的に少なくとも20℃の温度上昇を生じるように設計および構成される請求項229に記載の方法。
  241. 前記音波の周波数、出力密度、および伝達の持続時間の少なくとも一つが、毛の振動を最小化するように選択される請求項229に記載の方法。
  242. 前記毛の振動は毛の長手方向振動を含む請求項12に記載の方法。
  243. 前記音波の前記周波数、前記出力密度、および/または前記伝達の持続時間を、毛の前記長手方向振動の固有振幅が10マイクロメートル未満となるように選択する請求項242に記載の方法。
  244. 前記音波の前記周波数、前記出力密度、および/または前記伝達の持続時間を、毛の前記長手方向振動の固有振幅が5マイクロメートル未満となるように選択する請求項242に記載の方法。
  245. 前記音波の周波数、出力密度、および伝達の持続時間の少なくとも一つは、前記毛包、前記真皮乳頭、前記毛隆起、および/または前記胚マトリックスにおける熱が結果的に少なくとも20℃の温度上昇を引き起こすように、選択される請求項229に記載の方法。
  246. 前記周波数はオフレゾナンス周波数である請求項245に記載の方法。
  247. 前記音波の伝達の持続時間は約5秒未満である請求項229に記載の方法。
  248. 前記音波の伝達の持続時間は約1秒未満である請求項229に記載の方法。
  249. 望ましくない毛を処理するための装置であって、約150kHzから約1300kHzまでの周波数の音波を発生するためのトランスデューサと、前記音波を集束して毛に伝達させるための波コンデンサとを含む装置。
  250. 前記トランスデューサおよび前記波コンデンサは、前記音波が毛に伝達するとき、毛の毛包、真皮乳頭、毛隆起、および/または胚マトリックスに熱を発生させ、前記熱はそれ自体、前記毛包、前記真皮乳頭、前記毛隆起、および/または前記胚マトリックスを損傷または破壊するのに充分であるように設計および構成される請求項249に記載の装置。
  251. 前記波コンデンサは、前記音波の伝搬方向が、前記波コンデンサに入るときに毛の長手軸とほぼ平行になるように設計および構成される請求項249に記載の装置。
  252. 前記波コンデンサは、前記音波の伝搬方向が、前記波コンデンサに入るときに毛の長手軸に対しほぼ直角になるように設計および構成される請求項249に記載の装置。
  253. 前記波コンデンサは、前記音波の伝搬方向が、波コンデンサに入るときに毛の長手軸に対しほぼ傾斜するように設計および構成される請求項249に記載の装置。
  254. 前記波コンデンサは、前記音波と毛との間の音響結合が増強されるように毛を挟持するように設計および構成される請求項249に記載の装置。
  255. 前記音響結合は、前記毛包、前記真皮乳頭、前記毛隆起、および/または前記胚マトリックスにおける前記熱が結果的に少なくとも20℃の温度上昇を生じるように選択された結合長によって特徴付けられる請求項254に記載の装置。
  256. 前記結合長は約1mmより長い請求項255に記載の装置。
  257. 前記結合長は約6mmより短い請求項255に記載の装置。
  258. 前記トランスデューサおよび前記波コンデンサは、前記毛包、前記真皮乳頭、前記毛隆起、および/または前記胚マトリックスにおける熱が結果的に少なくとも20℃の温度上昇を引き起こすように設計および構成される請求項249に記載の装置。
  259. 前記音波の周波数、出力密度、および伝達の持続時間の少なくとも一つが、毛の振動を最小化するように選択される請求項249に記載の装置。
  260. 前記毛の振動は毛の長手方向振動を含む請求項259に記載の装置。
  261. 前記音波の前記周波数、前記出力密度、および/または前記伝達の持続時間を、毛の前記長手方向振動の固有振幅が10マイクロメートル未満となるように選択する請求項260に記載の装置。
  262. 前記音波の前記周波数、前記出力密度、および/または前記伝達の持続時間を、毛の前記長手方向振動の固有振幅が5マイクロメートル未満となるように選択する請求項260に記載の装置。
  263. 前記音波の周波数、出力密度、および伝達の持続時間の少なくとも一つは、前記毛包、前記真皮乳頭、前記毛隆起、および/または前記胚マトリックスにおける熱が結果的に少なくとも20℃の温度上昇を引き起こすように、選択される請求項249に記載の装置。
  264. 前記周波数はオフレゾナンス周波数である請求項263に記載の装置。
  265. 前記トランスデューサは、超音波を発生する超音波トランスデューサである請求項263に記載の装置。
  266. 前記トランスデューサは、圧電セラミック素子および圧電複合素子から成る群から選択された能動素子を含む請求項249に記載の装置。
  267. 前記トランスデューサは第1部分および第2部分を含み、前記第1部分および前記第2部分の各々が少なくとも1つの能動素子を含む請求項266に記載の装置。
  268. 前記波コンデンサは、前記トランスデューサの前記第1部分に結合された第1部分と、前記トランスデューサの前記第2部分に結合された第2部分とを含む請求項266に記載の装置。
  269. 前記トランスデューサは平面状能動素子を含む請求項266に記載の装置。
  270. 前記トランスデューサは凹面状能動素子を含む請求項266に記載の装置。
  271. 前記トランスデューサは、表面上に配列された複数の能動素子を含む請求項266に記載の装置。
  272. 前記表面は平面である請求項271に記載の装置。
  273. 前記表面は凹面である請求項271に記載の装置。
  274. 前記音波を前記波コンデンサ内に集束するように設計および構成された、前記トランスデューサおよび前記波コンデンサを結合する集束素子をさらに含む請求項249に記載の装置。
  275. 前記トランスデューサは第1部分および第2部分を含み、前記第1部分および前記第2部分の各々が少なくとも1つの能動素子を含む請求項274に記載の装置。
  276. 前記波コンデンサおよび前記集束素子の各々は第1部分および第2部分を含み、前記集束素子の前記第1部分は前記トランスデューサの前記第1部分と、前記波コンデンサの前記第1部分とを結合し、前記集束素子の前記第2部分は前記トランスデューサの前記第2部分と、前記波コンデンサの前記第2部分とを結合する請求項266に記載の装置。
  277. 前記集束素子はテーパ状ハウジングを含む請求項274に記載の装置。
  278. 前記テーパ状ハウジングのプロファイルは、段付きプロファイル、直線状プロファイル、セグメント化直線状プロファイル、および指数関数的プロファイルから成る群から選択される請求項277に記載の装置。
  279. 複数の集束素子の各々の集束素子が複数の能動素子のうちの1つの能動素子に接続されるように配列され、前記音波のそれぞれの部分を前記波コンデンサに集束するように設計および構成された複数の集束素子をさらに含む請求項271に記載の装置。
  280. 前記波コンデンサは、前記音波のエネルギーが複数の方向から毛に伝達されるように毛を受容するように構成されたチャンバを含む請求項265に記載の装置。
  281. 前記チャンバは超音波伝導ゲルを包含する請求項280に記載の装置。
  282. 前記波コンデンサは、約1ミリメートルから約10ミリメートルまでの曲率半径を特徴とする表面を含む請求項280に記載の装置。
  283. 前記表面の形状は球面、円筒面、楕円面、放物面、双曲面、およびそれらの任意の組合せまたはそれらの一部分から成る群から選択される請求項282に記載の装置。
  284. 前記波コンデンサは、分割するように作動し、それによって毛を受容するための間隙を形成する請求項249に記載の装置。
  285. 前記波コンデンサおよび前記トランスデューサは、分割するように作動し、それによって毛を受容するための間隙を形成する請求項249に記載の装置。
  286. 前記波コンデンサならびに前記トランスデューサおよび前記集束素子の少なくとも1つは、分割するように作動し、それによって毛を受容するための間隙を形成する請求項274に記載の装置。
  287. 毛に対して前記波コンデンサを移動させるための駆動機構をさらに含む請求項284に記載の装置。
  288. 前記波コンデンサは、前記波コンデンサが分割したときに、毛が前記間隙に係合し、前記波コンデンサが再組立されたときに、毛が前記波コンデンサによって挟持され、前記音波によって照射されるように、周期的に分割および再組立されるように作動することができる請求項287に記載の装置。
  289. 前記駆動機構は前記波コンデンサに回転運動をもたらすように構成される請求項287に記載の装置。
  290. 前記駆動機構は前記波コンデンサに往復直線運動をもたらすように構成される請求項287に記載の装置。
  291. 毛を捕捉するために、前記波コンデンサと協働して作動する毛捕捉器をさらに含む請求項249に記載の装置。
  292. 前記毛捕捉器は、ブラシ、ネット、およびクランプからなる群から選択される請求項291に記載の装置。
  293. 前記毛捕捉器は超音波伝導ゲルを毛に塗るように作動することができる請求項291に記載の装置。
  294. 前記超音波伝導ゲルをさらに含む請求項291に記載の装置。
  295. 前記毛捕捉器は、毛の脱離を達成するために毛を引っ張るように作動することができる請求項291に記載の装置。
  296. 前記超音波は少なくとも150kHzの周波数である請求項265に記載の装置。
  297. 前記超音波は少なくとも500kHzの周波数である請求項265に記載の装置。
  298. 前記超音波は約150kHzから約1300kHzまでの範囲の周波数である請求項265に記載の装置。
  299. 前記超音波は約500kHzから約1000kHzまでの範囲の周波数である請求項265に記載の装置。
  300. 前記トランスデューサは、1平方センチメートル当たり少なくとも1ワットの出力密度の音波を発生するように構成される請求項249に記載の装置。
  301. 前記トランスデューサは、1平方センチメートル当たり約1ワットから1平方センチメートル当たり約100ワットまでの出力密度の音波を発生するように構成される請求項249に記載の装置。
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