JP2007521131A - 制御アーキテクチャ材料製造のための連続プロセス用デバイス - Google Patents

制御アーキテクチャ材料製造のための連続プロセス用デバイス Download PDF

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Abstract

本発明のデバイスは、プラグ流れ反応器中の反応領域へと反応物質を送達する。その供給ブロックは反応領域を包囲している。反応物質は、プラグ流れ反応器の反応領域と接続している複数の供給ポート中への反応物質の送達のためのマニホールドへと導かれる入口ポートを通して、供給ブロックに導入される。加えて、本発明は、1以上の供給ブロックを含むプラグ流れ反応器、および反応領域中への反応物質の導入時の濃度の半径方向変動低下のための供給ブロックの利用法を包括する。

Description

本発明は、プラグ流れ反応器中の濃度の半径方向変動を最小化することによって、反応物質の周方向または半径方向分配を向上するため、生成物の多様性を最小化するため、そして反応器の汚損を低下させるために使用可能なデバイスおよび方法に関する。
広範囲にわたる反応に関して、プラグ流れ反応器を使用することができる。反応は、化合物、ポリマー、小分子材料、ブレンド、合金、生物活性種または生物種を形成するための化学的または物理的反応を基礎とし得る。化学的反応としては、有機反応および無機反応の両方が挙げられる。例えば、成分を物理的に混合することによって、ブレンドおよび合金をプラグ流れ反応器中で製造することもできる。ブレンドまたは合金は、例えば、ナノ複合型材料または他の強化材を形成するシリカ、カーボンブラックまたは粘土のような無機物と混合されたポリマーを含んでもよい。
ステップ成長重合機構、例えば、縮合重合、または連鎖成長重合機構、例えば、アニオン、カチオン、フリーラジカル、リビングフリーラジカル、配位、グループトランスファー、メタロセン、開環等を含む様々なポリマー合成方法論によって、プラグ流れ反応器を使用してもよい(オディアン(Odian),「プリンシパルズ オブ ポリマリゼーション(Principles of Polymerization)」第3版、ウィリー−インターサイエンス(Wiley−lnterscience),1991,ニューヨーク州ニューヨーク(NY,N.Y)を参照のこと)。適切な重合技術の使用によって、ホモポリマー、ランダムコポリマー、ブロックコポリマー、星状分枝ホモ−、ランダムおよびブロックコポリマー、ならびに末端基官能化ポリマーの合成が可能である。
異なるモノマー材料から様々な種類のポリマーを調製することができ、形成される具体的な種類は、重合間に材料に接触する工程に従う手順に一般的に依存する。例えば、共重合性モノマーの同時反応によってランダムコポリマーを調製することができる。異なるモノマーを連続的に重合することによって、ブロックコポリマーを形成する。重合の制御によって異なる種類のポリマーを形成する能力は、一般的に、制御アーキテクチャ(controlled architecture)と称される。直鎖状、分枝状、星状、組み合わせの網状構造を含むモルフォロジーの様々な種類または変動、ブロックコポリマー、ランダムコポリマー、ホモポリマー、グラフトコポリマー、テーパー状もしくはグラジエントコポリマーを含む組成の変動、ならびに/あるいは末端、部位特異的、テレキーレック、多官能性およびマクロモノマーを含む官能性の変動によって、制御アーキテクチャポリマーは設計される。
プラグ流れ反応器系内の反応物質の局所的濃度の変動によって、より高い多様性が生成物に導かれる。例えば、いずれかの所定の重合反応の生成物は、個々の鎖の長さおよび組成に関連して異なる分子量のポリマー分子の混合物である。リビングアニオン重合反応は非常に迅速であり、かつ発熱性である。従って、反応物質モノマーの濃度が相対的に高いプラグ流れ反応器内の位置で、ポリマー鎖がより長く成長する傾向がある。異なるポリマー鎖の長さにおいて得られた不同性は、多分散性インデックス(PDI)を増加させる。これは、反応によって生じた個々のポリマー鎖間の均一性の乏しさの反映である。
制御アーキテクチャの一例としてのブロックコポリマーは、変動、ならびに構成要素ブロックサイズおよび全体分子量によって調整可能な3次元モルフォロジーへと自己集合するものとして既知である。均一なモルフォロジーを達成するために、組成物において全てのポリマー鎖は均一な長さを有するべきである。この均一性は、多分散性インデックス(PDI)に反映される。また均一性は、ブロックコポリマー系の規則転移/不規則転移(結晶性/非晶質特性)に関連し、これを制御する。また組成上の勾配もブロックコポリマーの特性に悪影響を及ぼす。例えば、50/50モル%の組成を有するブロックコポリマーの合成において、その周囲で平均すると50:50である点が望まれる組成の統計的混合物が存在し得るが、より幅広い分配、例えば、45:55、46:54または60:40等から構成される。制御アーキテクチャによる生成物において、分散は好ましくは最小化される。
一点送達系を備えたプラグ流れ反応器は、3D空間における濃度勾配のため、反応器汚損によって悪化され得る。これによって中断時間が増加し、そして反応器を清浄する必要が増加し、従って、製造速度および生産性が低下する。汚損は、高分子量系および低分子量系に関連する溶解性の差異によって生じ得る。この影響は、両親媒性ブロックコポリマーまたは高い極性セグメントを含有するポリマーの合成において特に普遍的である。これらの材料は、ミセル化し、そして興味深く、または難解な溶解性および材料(すなわち、ガラス反応器および金属パドル)への接着性を示す傾向がある。両親媒性ブロックの例は、非水性溶媒における溶解性の低下を示す高い酸含量のポリマー、および高いビニルピリジン含量ブロックコポリマーが、シクロヘキサンおよびトルエンのような典型的な重合溶媒において限定された溶解性を示すビニルピリジン含有ブロックコポリマーである。
本発明のデバイスは、プラグ流れ反応器中の反応領域へと反応物質を送達する。このデバイスは、反応領域を包囲する供給ブロックである。反応物質は、プラグ流れ反応器の反応領域と接続している複数の供給ポートへの反応物質の送達のための供給ブロック内側のマニホールドへと導かれる入口ポートを通して、供給ブロックに導入される。供給ポートは、反応物質の送達のために等距離の様式で反応領域を囲むように配置され、半径方向の反応物質濃度の変動が最小化される。加えて、本発明は、1以上の供給ブロックを含むプラグ流れ反応器、および反応領域中への反応物質の導入時の濃度の半径方向変動低下のための供給ブロックの利用法を包括する。本発明のデバイスおよび方法の使用によって、プラグ流れ反応器によって製造されたポリマーのPDIを低下することができる。
本発明の方法は、プラグ流れ反応器中への反応物質送達の均一性を改善する。これによって、得られる生成物の多様性が最小化される。本発明のデバイスは、プラグ流れ反応器の反応領域中への反応物質または他の物質の均一な送達のための供給ブロックを含む。この供給ブロックは、反応器外側の1以上の一点入口ポートを、反応器内側の反応領域の外周の周囲に等距離の様式で配列された複数の供給ポートへと変換する。プラグ流れ反応器中で実行される反応において供給ブロックを使用することによって、濃度変動、生成物の組成上の変化性、反応器汚損が低下され、そして半径方向混合が改善される。
制御アーキテクチャ材料の製造において生成物の多様性は望ましくない。好ましくは、生成物、例えばポリマーは、均一な分子量および均一なモルフォロジーを有する。ポリマーの分子量は、しばしば数平均分子量および重量平均分子量の両方によって表される。重量平均分子量と数平均分子量との比率は、ポリマー試料の多分散性の尺度である。従って、ポリマー材料において、PDIの低下は、生成物の単分散性または均一性の改善を論証する。
プラグ流れ反応器中で実行される広範囲の反応において、流体反応物質または材料を導入するために供給ブロックを使用する。反応物質としては、限定されないが、モノマー、溶媒、スラリー、マクロモノマー、急冷剤、カップリング剤、脱保護剤、触媒および開始剤が挙げられる。反応は広範囲に定義され、多種多様な化学的反応および物理的反応を含む。例えば、プラグ流れ反応器中でのポリマー材料、小分子有機材料、無機物(例えば、ナノ粒子または変性シリカ)、少なくとも1つのポリマー成分を含んでなるブレンド材料、生物材料および生物活性材料の製造に供給ブロックを適用してもよい。様々な反応におけるプラグ流れ反応器の適用に関する追加的な情報は、米国特許出願公開第2003/0035756A1号明細書に見出され得る。
また、反応器汚損に関連するプロセスの問題点も対処する。例えば、両親媒性ブロックコポリマーまたは高い極性セグメントを含有するポリマーのような材料は、ミセル化し、そして興味深く、かつ難解な溶解性およびプラグ流れ反応器自体への接着性を示す傾向がある。ミセル化傾向または反応器の一部への接着傾向は、モノマーの単一入口ポートによる導入のような異常に高いモノマー濃度の局所的環境が発生する場合に促進される。モノマーがミセル化するか、または反応器の一部へ接着する場合、典型的に、非常に高い分子量を有するポリマー鎖の製造は非常にわずかである。これらの鎖は溶媒中での溶解性が低く、結局は反応器を詰まらせる可能性がある。これらの問題は、反応物質の均一な導入および反応領域中への反応物質の半径方向混合によって濃度の局所的変動が低下または排除されるため、供給ブロックの使用によって防止される。供給ブロックを利用するプラグ流れ反応器から得られるポリマー鎖は、ほぼ全て同一の長さの鎖を有し、従って、溶解性低下および汚損の問題を示す可能性が低い。
本発明に従う供給ブロック20の実施形態を図1に示す。供給ブロック20は、中心開口部24を画定するボディ22である。ボディ22は、図1に描写される円形またはディスク状形状に必ずしも限定されることはなく、あるいは他の外形を有するように修正されてもよい。供給ブロック20は、プラグ流れ反応器の他の部分(図示せず)への接続のための凹部28を有する第1の端部26を有する。同様に、供給ブロック20は、第1の端部26の反対側の凹部(図示せず)を有する第2の端部(図示せず)を有する。中心開口部24は、プラグ流れ反応器の反応領域に一般的に一致する円形の外周を有する円筒形状を有する。供給ブロック20の中心開口部24は、反応領域24とも称される。反応物質または他の流体材料は、入口ポート30において供給ブロック20中へと送達される。その後、反応物質は、複数の供給ポート32を通してボディ22を出て、反応領域24中へと流入する。供給ポート32は、均一な様式で反応領域24に対して周方向に配列されている。
供給ブロック20の反応物質送達系の運転について、図1の線2−2に沿った断面図として図2に描写する。供給ブロック20は、濃度の半径方向変動を最小化しながら、プラグ流れ反応器の反応領域中に反応物質または他の材料を導入するために設計される。入口ポート30を通して、反応物質または他の流体材料を供給ブロック20中に送達する。入口ポート30は、供給ブロック20内側の環状形状のマニホールド34と流体接続している。マニホールド34は、反応領域24の周囲に中心を共有するように配向される。入口ポート30を通して送達される流体材料は、マニホールド34を充填するためにポンプ輸送されるか、または別の方法で圧力を加えられる。マニホールド34は、複数の供給ポート32と流体接続している。各供給ポート32は、マニホールド34から反応領域へと半径方向に延在している狭い流路である。流体材料は、マニホールド34から実質的に全ての供給ポート32中へと流入し、これは反応領域24と流体接続しており、結果として反応物質は、反応領域を周方向に囲むように配置された一連の等距離点において反応領域24に導入される。この反応物質の均一な送達によって、送達点における反応領域24中の濃度の半径方向変動が低下する。単一の孔を通してではなく、円形の反応領域の外周の周囲で多数の孔を通して反応領域中へとモノマーを供給することによって、モノマー濃度が高い反応器内の局所的環境は実質的に排除される。加えて、反応領域中への反応物質の半径方向混合が促進される。
あるいは、内部構造の構成における機械加工を促進するために、複数の部分に供給ブロック20を形成してもよい。図3に示す供給ブロック20の別の実施形態は、3つの部分から形成される。すなわち、第1のフランジ38、本体36および第2のフランジ40である。前段落に記載される反応物質送達系を含んでなる構造は、主として本体36中に形成される。本体36は、第1のフランジ38と第2のフランジ40との間に挿入され、これらは、本体36中の反応物質送達系の露出口を閉鎖するように機能する。限定されないが、ボルト、クランプまたはいずれかのそれらの組み合わせのような固定手段は、単一ユニットの供給ブロック20中に第1のフランジ38、本体36および第2のフランジ40を固定するために使用される。典型的に孔42は、固定手段を収容するために第1のフランジ38、本体36および第2のフランジ40を含む供給ブロック20に位置する。供給ブロック20をプラグ流れ反応器(図示せず)の一部に取り付けるために、追加的な固定手段および孔44を利用する。孔の数および固定方法は変更可能である。この部分は、図4〜9にさらに詳細に描写される。
第1のフランジ38を図4に示す。第1のフランジ38は、凹部28を有する第1の端部26および外縁部46を含む。反応領域24は、第1のフランジ38を通過する。凹部28は、プラグ流れ反応器(図示せず)への第1のフランジ38のカップリングのため、反応領域24を囲む。第1のフランジ38、従って供給ブロック20への反応器の接続の密封を補助するために、凹部28は、例えば、テフロン(登録商標)(Teflon)ディスクまたはO型リング(図示せず)のような中心開口部を有するディスクを受ける。図4に示されるような第1のフランジ38を180°回転すると、バッキング48を示す図5の斜視図が得られる。バッキング48は、本体36との接触に関して主に平面である。
図6に示される本体36は、2つの平行表面、ポート側50およびマニホールド側52(下記の図7に示される)を含んでなる。本体36は、外縁部54、内部表面56、供給ポート32および溝62も含む。本体36は、一般的に、反応領域24を画定する内部表面56を有する外縁部54を境界とする環状構造として記載することができる。ポート側50およびマニホールド側52(図示せず)は、本体36の主に平面である対立表面である。ポート側50は、複数の供給ポート32および溝62を含む。溝62は、第1のフランジ38のバッキング48に対してポート側50を密封するためのO型リングを受ける。本体36のポート側50がバッキング48に対して圧縮される場合、溝62に配置されたO型リングは、バッキング48に対して密封し、これによって、マニホールド64(図7に示される)から反応領域58中へ接続する一連の狭い半径方向通路を生じる供給ポート32の露出流路を実質的に閉鎖する。
各供給ポート32は、流路が本体36の内部表面56中へ開放されるようなポート側50中の流路である。供給ポート32は、供給ポート32が内部表面56および反応領域24に対して半径方向に配向されるようにポート側50中に形成される。また供給ポート32は、それらが互いに等距離であり、従って反応領域24の周囲に周方向に均一に分布するようにポート側50中に配列される。
ポート側50において、複数の供給ポート32が望ましい。供給ポート32の最小数は約4個であり、供給ポート32の最大数は、利用可能な空間、機械加工要求条件および所望の反応物質流れによってのみ限定される。おおよそ、12個の供給ポート32が好ましく、約64個の供給ポート32が最も好ましい。より小さいプラグ流れ反応器では、より少数の供給ポート32が好ましく、一方、より大きいプラグ流れ反応器では、より多数の供給ポート32が好ましい。
マニホールド側52が見えるように、図7において本体36の斜視図を逆にする。マニホールド側52は、マニホールド64、内部溝66、外部溝68および入口ポート30を含む。マニホールド64は、実質的に平面のマニホールド側52における環状凹部である。供給ポート32中への開口は、マニホールド64内側で可視である。入口ポート30は、外縁部54からマニホールド64中へ延在する。あるいは、本体36は、高い流速が必要とされる場合にマニホールド64への接近手段を有する複数の入口ポート30を含んでもよい。内部溝66および外部溝68は、それぞれ、本体36のマニホールド側52が第2のフランジ40のバッキング70(下記)に対して圧縮される時にマニホールド64が完成して環状空間を生じるように、O型リングを受ける。
第2のフランジ40を図8に示す。第2のフランジ40は、外縁部72、内部表面74、バッキング70および第2の端部76(図示せず)によって画定された環状形状を有する。第2のフランジ40は、図8に示される通り、反応領域24への接近のため、外縁部72から第2のフランジ40を通して内部表面74中へと通過する追加的な任意の入口ポート78を収容するために厚さが増加されている。これらの入口ポート78は、試料の採取;熱電対または他のモニター装置への接近;混合シャフトを支持するためのシャフトアラインメントピンのための複数の孔、典型的に3つの均一に分布している孔(図示せず);および反応物質または溶媒の導入あるいは生成物または反応試料の除去のための一点入口ポートのような様々な目的を有する。図8において、第2のフランジ40は、試料採取ポート80、シャフトアラインメントピン(図示せず)のための3つの孔82(このうち2つは外縁部72において可視であり、そして3つ目は内部表面74において可視である)、および熱電対または反応領域24への他の接近のために使用され得る少なくとも1つの接近ポート78を含むいくつかの一点入口ポートを有する。第2のフランジ40のバッキング70は、本体36のマニホールド側52に対して密閉できるように主に平面である。
第2のフランジ40の第2の端部76は、図9の逆側の斜視図にさらに詳細に示される。第2の端部76は、凹部84、ならびに孔42および孔44を含む。凹部84は、プラグ流れ反応器(図示せず)への第2のフランジ40の取り付けを補助する。典型的に、密閉の補助に使用されるテフロン(登録商標)(Teflon)または他の材料のO型リングは、プラグ流れ反応器(図示せず)の他の部分との接触のために凹部84に配置される。
上記の通り、第2のフランジ40は、反応領域への接近のための追加ポートを収容するために厚さが増加されている。これらのポートは任意であり、供給ブロック20を含む全てのプラグ流れ反応器において必須ではない。入口ポート78、試料採取ポート80、シャフトピン孔82を含むこれらのポートが排除される場合、第2のフランジ40は厚さが減少されてもよい。あるいは、第1のフランジ38は、第2のフランジ40に記載されるように追加的なポートを収容するように厚さが増加されてもよい。
プラグ流れ反応器
本発明の供給ブロックおよび方法は、一般的に、いずれのプラグ流れ反応器とも適合する。プラグ流れ反応器は、プラグ流れの様式で材料の通過が可能な、いずれの装置、例えば、撹拌管状反応器、押出機、スタティックミキサーまたはいずれかの連結された組み合わせであってもよい。「プラグ流れ反応器(PFR)」は、軸混合がなく理想的に運転する反応器を意味する(アン イントロダクション トゥ ケミカル エンジニアリング キネティックス アンド リアクター デザイン(An Introduction to Chemical Engineering Kinetics and Reactor Design);チャールズ G.(Charles G.)ヒル J.(Hill J.)ウィリー アンド サンズ(Wiley and Sons)1977,第251頁を参照のこと)。プラグ流れ反応器は、反応器の入口端部から排出端部へと、本質的にプラグ流れの様式で反応器内に含有される反応混合物を押し進めることができる。「本質的にプラグ流れ」とは、反応器を通して、その経路において反応混合物が停滞し得る渦巻きおよびデッドスポット、ならびに反応器を通して、反応混合物を急速に通過させてしまう反応器排出口への短い回路が事実上存在しないことを意味する。これは、「プラグ」(反応器中の流れの全方向に対して垂直な方向の反応混合物カットの理論上のスライス)が、時間的に早期または後期のいずれかで反応器を通して走行するプラグとほぼ同一の速度プロファイルでプラグ流れ反応器の長さの下方向へと継続することを意味する。プラグ流れ反応器を通して反応混合物が押し進められる様式は、圧力供給、例えばポンプのような外部手段、または内部手段、例えば押出機中のスクリューによって可能である。横方向混合手段、例えば、撹拌管状反応器(STR)の半径方向パドルによって、プラグ流れを補助することができる。
プラグ流れ反応器の一例は撹拌管状反応器(STR)であり、これは、管を形成するために一緒に連結された一連のシリンダーからなる。STRの反応経路に沿って多数の点で試薬を添加する能力によって、STRは制御アーキテクチャ反応に良好に適するものとなる。この管の中心の下に、STRは、典型的に、そこから放射する複数のパドルを有するシャフトを有する。外部駆動装置によってシャフトを回転させ、パドルによる反応混合物の撹拌および熱伝達の補助を引き起こす。加えて、一般的に、STRを通して反応混合を推進するためにポンプおよび/または圧力供給系をそれらが補助するように、パドルは設計される。
STRは、プラグ流れ反応器の例として記載されており、単なる実例であることを意味する。以下の実施例によって、本発明の対象および利点をさらに説明する。これらの実施例に記載された特定の材料およびそれらの量、ならびに他の条件および詳細は、本発明を過度に限定するために使用されるべきではない。
プラグ流れ反応器における反応物質送達の供給ブロックおよび方法の使用について、以下の実施例で実証する。ブロックコポリマーのリビングアニオン重合に使用されるSTR中に供給ブロックを組み入れる。「リビングアニオン重合」は、一般的に、連鎖停止または連鎖移動のないアニオン機構を介して進行する連鎖重合反応を意味する(この話題についてのより完全な議論に関しては、アニオン ポリメリゼーション プリンシパルズ アンド アプリケーションズ(Anionic Polymerization Principles and Applications).H.L.ハシア(H.L.Hsieh),R.P.クウォーク(R.P.Quirk),マーセル デッカー(Marcel Dekker),ニューヨーク州ニューヨーク(New York,NY.)1996.第72頁〜第127頁を参照のこと)。
リビング重合において、各ポリマー鎖は、さらなるモノマー添加のための「リビングエンド」と呼ばれる反応部位を有する。「ブロック」とも呼ばれる全ての隣接モノマー単位(転移点を除く)が等しい同一性を有するポリマー鎖部分を含む異なるモルフォロジーを形成するために、リビング重合反応を使用することができる。例えば、AAAAAABBBBBBは、Aモノマー単位およびBモノマー単位を含んでなるジブロックコポリマーである。リビングアニオン重合を含むアニオン重合および様々な制御アーキテクチャの形成のためのプラグ流れ反応器の使用に関連するさらなる情報に関しては、米国特許第6,448,353号明細書を参照のこと。
米国特許第6,448,353号明細書に記載のもののような制御アーキテクチャ材料の合成のための連続温度制御アニオン重合プロセスによって、典型的に、1.5〜2.5の多分散性を有するポリマーが製造される。これらの系において、3次元(D)空間の単一位置でモノマーおよび触媒を添加するため、3D空間における濃度勾配が得られる異常に高いモノマー含量が存在する局所的環境が生じる。濃度の差異のため、他よりも速い速度で成長する鎖があるため、これによって、プラグ流れ反応器における材料の全体的な3Dスライスの多分散性が広げられる。本発明の供給ブロックおよび方法は、濃度勾配を減少することによってこれらの反応の多分散性を改善(低下)する。
試験法
分子量および多分散性
ゲル透過クロマトグラフィー(GPC)分析によって、試料の平均分子量および多分散性を決定した。約25mgの試料を10ミリリットル(mL)のテトラヒドロフラン(THF)中に溶解させ、混合物を形成した。0.2ミクロン ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)シリンジフィルターを使用して、この混合物を濾過した。次いで、約150マイクロリットル(μL)の濾液を、GPC系の一部であるプルゲル−ミックスド(Plgel−Mixed)Bカラム(マサチューセッツ州、アムハースト(Amherst,MA)のポリマー ラボラトリーズ(Polymer Laboratories)から入手可能)中に注入した。このGPC系には、ウォーターズ(Waters)(登録商標)717 オートサンプラーおよびウォーターズ(Waters)(登録商標)590 ポンプ(マサチューセッツ州、ミルフォード(Milford,MA)のウォーターズ コーポレイション(Waters Corporation)から入手可能)も装着されていた。約0.95mL/分の流速で移動するTHF溶出剤を使用して、系を室温で操作した。エルマ(Erma)ERC−7525A 屈折率検出器(ニューヨーク州、グランド アイランド(Grand Island,NY)のJM サイエンス インコーポレイテッド(JM Science Inc.)から入手可能)を使用して濃度の変化を検出した。数平均分子量(Mn)および多分散性インデックス(PDI)の計算は、6×106〜600×106の分子量範囲の多分散性の狭いポリスチレン対照を使用する検量法を基礎とした。マサチューセッツ州、アムハースト(Amherst,MA)のポリマー ラボラトリーズ(Polymer Laboratories)から入手可能なPL キャリバー(PL Caliber)(登録商標)ソフトウェアを使用して実際の計算を実行した。
ブロック濃度
核磁気共鳴(NMR)スペクトル法分析によって、ブロックコポリマー中の異なるブロックの濃度を決定した。約10重量%の濃度まで重水素クロロホルム中に試料を溶解させ、そしてカリフォルニア州、パロアルト(Palo Alto,California)のバリアン インコーポレイテッド(Varian Inc.)から入手可能なユニティ(Unity)(登録商標)500MHz NMRスペクトロメーターに配置した。特有のブロック成分スペクトルの相対面積からブロック濃度を計算した。
Figure 2007521131
モノマーの調製および取扱い
2濃度が1百万分率(ppm)未満になるまで、実施例の反応物質モノマー(イソプレン、スチレン、メタクリル酸第三級ブチルおよびジフェニルエチレン)を窒素スパージした。塩基性アルミナ(Al23、活性型、酸性、ブロックマン(Brockmann)I、約150メッシュ、ウィスコンシン州、ミルウォーキー(Milwaukee,WI)のシグマ−アルドリッチ ファイン ケミカルズ(Sigma−Aldrich Fine Chemicals))のカラム(l=50cm、d=2cm)を通して、脱酸素モノマーをポンプ輸送した。次いで、精製されたモノマーを直接、初ブロックのために使用される場合、撹拌管状反応器(STR)の第1の領域へ、または後続のブロック形成に関してはSTRの後方の領域で供給した。モレキュラシーブビーズ(イリノイ州、デス プレーンズ(Des Plaines,IL)のUOP LLCからゼオライト(Zeolite)3Aとして入手可能)を通して、反応溶媒(トルエン、シクロヘキサンまたは混合物のいずれか)をポンプ輸送し、そしてSTRへと直接供給した。THF助溶媒が使用されるイソプレンをベースとする実施例においては、THFも30分間の窒素パージによって脱酸素して、3A モレキュラシーブビーズ(イリノイ州、デス プレーンズ(Des Plaines,IL)のUOP LLCからゼオライト(Zeolite)3Aとして入手可能)およびアルミナ(ウィスコンシン州、ミルウォーキー(Milwaukee,WI)のシグマ−アルドリッチ ファイン ケミカルズ(Sigma−Aldrich Fine Chemicals)からAl23、活性型、酸性、ブロックマン(Brockmann)I、約150メッシュとして入手可能)のカラムの両方を通してポンプ輸送することによって精製した。次いで、イソプレンと同一領域またはイソプレン供給点後の1領域においてSTRへとTHF流を供給した。予め精製されたシクロヘキサンの添加によって、第二級ブチルリチウム開始剤(シクロヘキサン中、1.3モル(M)第二級ブチルリチウム)を希釈し、そしてSTRの第1の領域へと添加した。
モノマー、溶媒および開始剤を反応器へと送達するためにポンプを使用した。この適用に関して典型的なポンプは、ニューヨーク州、ショセット(Syosset,NY)のフルイド メータリング インコーポレイテッド(Fluid Metering Inc.)からのレシプロ式ピストンポンプ、モデルQG50およびQG150である。加圧容器からの材料の圧力供給は、もう1つの実現可能な方法であるが、正確な流速を達成するために、ブルックス(Brooks)(登録商標)クワンティム(Quantim)(登録商標)低フローコリオリマスフローコントローラーズ(ペンシルバニア州、ハットフィールド(Hatfield PA)のブルックス インストルメント(Brooks Instrument))のような、より精巧な背圧制御またはバジャーバルブを必要とする。
STRの説明
3.3L ガラス STR
一例の撹拌管状反応器(STR)は、3.33Lの反応領域容量を有し、そして5つのジャケット付き(シェルアンドチューブ式)ガラス部分(パイレックス(登録商標)(Pyrex)(登録商標)シリンダー)からなった。このチューブは、4.13cmの内径および5.08インチの外径を有した。このシェルは、8.89cmの直径を有した。STRは、5つの部分を有し、第1および第3の領域は長さ60.96cmであり、第2および第4の領域に関する部分は長さ30.48cmであり、そして第5の領域に関する部分は長さ68.58cmであった。ステンレス鋼コネクターディスクによって、これらの部分を一緒に結合した。本発明による供給ブロックを、第4の領域および第5の領域の間のコネクターディスクとして配置した。供給ブロックは、円形の様式で、外周の周囲の12点を通して反応器の反応領域中へとモノマーを導入するため、本体に12個の供給ポートを有した。加えて、生成物の比較の目的のため、供給ブロックは第2のフランジに一点入口ポートを有した。両端部において、ステンレス鋼ディスクによってSTRを密封した。
円筒形部分の内部中へと延在する個々の温度感知デバイスをコネクターディスクに装備した。これらの温度感知デバイスによって、各部分における反応混合物の温度の監視、およびジャケット付き部分を通して流れる熱伝達流体の温度変更による設定点への上下調整(必要であれば)が可能となった。
シャフトアラインメントピンによってシリンダー軸を沿って吊るされた直径0.95cmのステンレス鋼シャフトが、結合シリンダーの中心を通して延在した。このシャフトに、各パドル間で約2.1cmで60個の取外し可能なステンレス鋼パドルを取り付けた。矩形パドルは、厚さ3.2mm、幅1.91cmおよび長さ3.81cmであった。使用されたパドルの配置は以下の通りであった;領域1において、14個の矩形パドル;領域2において、7個の矩形パドル;領域3において、14個の矩形パドル;領域4において、7個の矩形パドル;ならびに領域5において、18個の矩形パドル。シャフトを2.2kWの変速電動機に取り付け、そして約150rpmで運転した。
0.94L ガラスSTR
第2の例のSTRは、0.94Lの反応領域容量を有し、そして5つのジャケット付き(シェルアンドチューブ式)ガラス部分(パイレックス(登録商標)(Pyrex)(登録商標)シリンダー)からなった。このチューブは、3.01cmの内径および3.81cmの外径を有した。このシェルは、6.4cmの直径を有した。領域1〜5に対応する5つの部分は全て、長さ25.4cmであった。ステンレス鋼カップリングディスクによって、これらの部分を一緒に結合した。円筒形部分の中心中へと延在する個々の温度感知熱電対をカップリングディスクに装備した。これらの熱電対によって、各部分における反応混合物の温度の監視、およびジャケット付き部分を通して流れる熱伝達流体の温度変更による設定点への上下調整(必要であれば)が可能となった。またカップリングディスクは様々な単一入口ポートを含有し、これを通してモノマーまたは溶媒を反応混合物中に添加することができた。第4の領域および第5の領域の間に位置するカップリングディスクは、モノマーがディスクに入って、ディスク内側の周方向チャンバーを充填し、次いで反応器の中心周囲に等間隔をあけて存在する12点を通して反応器に入るような様式で設計された。第1の領域の開始時に位置するディスクは、同様の形式で、反応器の外周の周囲の12個の等間隔をあけて存在する孔を通して反応器中へとモノマーを供給する能力を有するように設計された。
長さ132.9cmおよび直径0.95cmのステンレス鋼シャフトが、結合シリンダーの中心を通して延在した。シャフトは、シャフトアラインメントピンによってシリンダー軸を沿って吊るされた。このシャフトに、各パドル間で約2.1cmで30個の取外し可能なステンレス鋼パドルを取り付けた。矩形パドルは、厚さ1.6mm、幅1.91cmおよび長さ2.32cmであった。各領域は6個のパドルを含有した。3.6Nmのトルクを有する変速1/4hp バルドー(Baldor)(登録商標)工業ギアモーター(アーカンサス州、フィート スミス(Ft.Smith,AR)のバルドー(Baldor)(登録商標)インダストリアル モーター(Industrial Motor))へとシャフトを取り付けた。撹拌速度を約150rpmに制御した。反応器の前端部を密封するために、外部シール、典型的に、チェスタトン(Chesterton)(登録商標)440シール(マサチューセッツ州、ストンハム(Stoneham,MA)のA.W.チェスタトン カンパニー(A.W.Chesterton,CO.))を使用した。
リサーキュレーターをジャケットに取り付けることによって熱伝達を達成した。全ての領域を水で加熱または冷却した。領域2および3を除き、それら全てを独立して加熱または冷却し、これらは同一リサーキュレーターから順次に加熱/冷却された。逆流様式で他の4つの領域を加熱/冷却しながら、並流様式で領域1を加熱/冷却した。典型的な熱伝達流体としては、限定されないが、オイル、水またはHFE7100(ミネソタ州、セントポール(St.Paul,MN)の3M コーポレイション(3M Corporation)から入手可能)が挙げられ、そして必要とされる所望の温度範囲に基づき選択される。ほとんどのアニオン重合に関して典型的な加熱/冷却浴は、ジュラボ(Julabo)(登録商標)FP50(ペンシルバニア州、アレンタウン(Allentown,PA)のジュラボ USA インコーポレイテッド(Julabo USA,Inc.))である。各部分に専用の1ユニットを有することが理想的であるが、時には、同一熱伝達ユニットに順次に連続された複数の部分を有することが可能である。
熱電対温度記録計(コネチカット州、スタンフォード(Stamford,CT)のオメガ エンジニアリング インコーポレイテッド(Omega Engineering Inc.)からのオクトテンプ 8−チャネルレコーダー(OCTTEMP 8−channel recorder))およびパソコンにインターフェイス接続された付随のソフトウェアの使用によって、反応器中の温度を監視および記録することができる。各ステンレス鋼カップリング断片に熱電対(タイプJ)を位置決めし、重合間の領域バッチ温度を提供する。
実施例1−ポリ(スチレン−メタクリル酸第三級ブチル)ブロックコポリマー−3.3L STR
本実施例は、外周の周囲で等間隔をあけて存在する12点での反応器中へのモノマーの導入が、多分散性インデックスに影響を及ぼすことを説明する。反応器中へのモノマーの導入法を除き、試料から試料へと全ての反応器および反応条件が一定であるかどうかによって比較を行なう。
シクロヘキサン中の320gの1.3M 第二級ブチルリチウムと、4000gの無酸素シクロヘキサンとを混合して、室温で約30分間混合することによって開始剤スラリーを調製した。精製スチレンモノマーおよび精製シクロヘキサン溶媒をレシプロ式ピストンポンプを介してSTRの第1の領域中に供給した。同様に、ペリスタル式ポンプによってSTRの領域1中に開始剤スラリーを導入した。開始剤溶液がモノマーに接触した時に、領域1において透明色から赤色への色変化が観察され、発熱が生じた。領域1のジャケット温度を58℃に調整することによって、反応温度を約53℃に保持した。STRの各5つの領域における反応混合物の温度を、個々に、#1=53℃、#2=42℃、#3=28℃、#4=28℃および#5=20℃に維持した。
材料は、反応経路に沿った撹拌パドルによって促進された最初の3つの領域を通して流動した。領域3の終了までに本質的に100%完成までの重合を継続し、それによって、「リビング」ポリスチレンポリマー混合物を形成した。領域4の開始において、レシプロ式ピストンポンプを介して精製ジフェニルエチレン(DPE)を「リビング」ポリスチレン反応混合物へと供給すると、赤色から濃赤色へとわずかな色変化が生じ、DPEと「リビング」ポリスチレンポリマーとによって反応が生じたことが示された。領域5の開始において、レシプロ式ピストンポンプを介して精製メタクリル酸第三級ブチル(tBMA)を「リビング」ポリマー溶液へと供給すると、濃赤色から白色へと色変化が生じ、「リビング」ポリtBMAポリマーが示された。tBMA供給を、本発明による供給ブロックを使用する外周の周囲の12点と単一入口ポートを使用する1点との間で交換し、供給法および流速設定の組み合わせのそれぞれに関して試料生成物を製造した。得られたポリ(スチレン−tBMA)ブロックコポリマーを脱酸素メタノールによって急冷し、そして試料を分析用に回収した。実行間、全ての原材料の流速を変更した。これを表2に記載する。これらの反応に関する総滞留時間は約20分であった。
数平均分子量(Mn)、多分散性インデックス(PDI)およびメタクリル酸第三級ブチルに対するポリスチレンの相対濃度に関して各試料を試験した。結果を表3に示す。
Figure 2007521131
実施例2−ポリ(スチレン−イソプレン)ブロックコポリマー−0.9L STR
本実施例は、外周の周囲で等間隔をあけて存在する12点での反応器中へのモノマーの導入が、多分散性インデックスに影響を及ぼすことを説明する。本実施例において、STRの外周の周囲の12点を通して、反応器中に第1のブロックに関するモノマーを供給する。これによって、本デバイスによって達成される典型的な多分散性を実証する。
本実施例において、窒素によって50psiに維持された加圧容器から全材料を供給した。ペンシルバニア州、ハットスフィールド(Hatsfield PA)のブルックス インストルメント(Brooks Instrument)から入手可能なブルックス(Brooks)(登録商標)クワンティム(Quantim)(登録商標)低フローコリオリマスフローコントローラーズによって、この供給速度を全て制御した。シクロヘキサン中の100gの1.3M 第二級ブチルリチウムと、3000gの無酸素シクロヘキサンとを混合して、室温で約30分間混合することによって開始剤スラリーを調製した。第1の領域の開始において、精製スチレンモノマー(5.9g/分)、精製トルエン溶媒(9.6g/分)および開始剤スラリー(5.5g/分)をSTR中に供給した。管の外周の周囲で等間隔をあけて存在する12点を通して、スチレンを反応器中に供給した。開始剤溶液がモノマーに接触した時に、領域1において透明色から赤色への色変化が観察された。領域1のジャケット温度を60℃に調整することによって、第1の領域の反応温度を約50℃に保持した。
材料は、反応経路に沿った撹拌パドルによって促進された最初の2つの領域を通して流動した。領域2の終了までに本質的に100%完成までの重合を継続し、それによって、「リビング」ポリスチレン溶液を形成した。領域3の開始において、反応器中に精製イソプレンモノマーを供給した(5.9g/分)。赤色から透明色への色変化が得られた。領域4の開始において、精製THFを反応器中に供給した(.7g/分)。透明色から黄色への色変化が得られ、そして発熱が観察された。ジャケット温度を、#1=60℃、#2=46℃、#3=46℃、#4=60℃、#5=60℃に維持した。得られたポリ(スチレン−イソプレン)ブロックコポリマーを脱酸素メタノールによって急冷し、そして試料を分析用に回収した。実行を通して、全ての原材料の流速を一定に保持した(6時間)。この反応に関する総滞留時間は約32分であり、そして43%固体で反応を実行した。
数平均分子量(Mn)、多分散性インデックス(PDI)およびポリイソプレンに対するポリスチレンの相対濃度に関して各試料を試験した。結果を表3に示す。
Figure 2007521131
実施例3−ポリ(スチレン−メタクリル酸第三級ブチル)ブロックコポリマー−0.9L STR
本実施例は、外周の周囲で等間隔をあけて存在する12点での反応器中へのモノマーの導入が、反応器汚損および多分散性インデックスに影響を及ぼすことを説明する。本実施例において、12個の供給ポートを有する供給ブロックを使用して反応器中にポリマー(スチレン)の第1のブロックに関するモノマーを供給して、そして領域4および領域5の間の12個の供給ポートを有する第2の供給ブロックを通してこの第2のブロック(メタクリル酸第三級ブチル)に関するモノマーを供給することによってポリ(スチレン−メタクリル酸第三級ブチル)ブロックコポリマーを製造した。この生成物を3時間製造し、次いで、第2のモノマーの供給を一点入口ポートへと変換し、さらに3時間、比較(対照)生成物を製造した。
本実施例において、窒素によって50psiに維持された加圧容器から全材料を供給した。ペンシルバニア州、ハットスフィールド(Hatsfield PA)のブルックス インストルメント(Brooks Instrument)から入手可能なブルックス(Brooks)(登録商標)クワンティム(Quantim)(登録商標)低フローコリオリマスフローコントローラーズによって、この供給速度を全て制御した。シクロヘキサン中の63gの1.4M 第二級ブチルリチウムと、3000gの無酸素シクロヘキサンとを混合して、室温で約30分間混合することによって開始剤スラリーを調製した。第1の領域の開始において、精製スチレンモノマー(6.1g/分)、精製シクロヘキサン溶媒(12.3g/分)および開始剤スラリー(5.5g/分)をSTR中に供給した。管の外周の周囲で等間隔をあけて存在する12点を通して、スチレンを反応器中に供給した。開始剤溶液がモノマーに接触した時に、領域1において透明色から赤色への色変化が観察された。領域1のジャケット温度を60℃に調整することによって、第1の領域の反応温度を約60℃に保持した。STRの各5つの領域における反応混合物の温度を、個々に、#1=60℃、#2=45℃、#3=36℃、#4=34℃および#5=38℃に維持した。
材料は、反応経路に沿った撹拌パドルによって促進された最初の3つの領域を通して流動した。領域3の終了までに本質的に100%完成までの重合を継続し、それによって、「リビング」ポリスチレンポリマー混合物を形成した。領域4の開始において、レシプロ式ピストンポンプを介して精製ジフェニルエチレン(DPE)を「リビング」ポリスチレン反応混合物へと供給すると、赤色から濃赤色へとわずかな色変化が生じ、DPEと「リビング」ポリスチレンポリマーとによって反応が生じたことが示された。「リビング」ポリマー鎖を変性してより効率的なメタクリル酸エステル開始を誘発するためにDPEを導入し、連鎖移動、バックバイティングおよび停止のような副反応を防止/低下する。
領域5の開始において、レシプロ式ピストンポンプを介して精製メタクリル酸第三級ブチル(tBMA)を「リビング」ポリマー溶液へと供給すると、濃赤色から白色へと色変化が生じ、「リビング」ポリtBMAポリマーが示された。3時間、供給ブロックの12個の供給ポートを通して反応器中へtBMAを供給し、それによって本発明の方法による生成物を製造した。さらに3時間、モノマー送達法を単一入口へと転換し、そして追加の生成物を回収した。得られたポリ(スチレン−tBMA)ブロックコポリマーを脱酸素メタノールによって急冷し、そして試料を分析用に回収した。これらの反応に関する総滞留時間は約25分であった。
数平均分子量(Mn)、多分散性インデックス(PDI)およびメタクリル酸第三級ブチルに対するポリスチレンの相対濃度に関して各試料を試験した。それぞれの結果を表4に示す。
Figure 2007521131
PS−tBMAブロックコポリマーを合成しながら、反応器中の圧力を反応器汚損を定量する尺度として記録した。反応器が汚損すると、ポリマーが溶液から沈殿し、そして反応器壁および撹拌パドルへと接着する。これによってポリマーの障害が引き起こされ、次に反応器中の全体的な圧力増加が生じる。12個の供給ポートを通してのtBMA供給を使用する合成間、圧力増加およびポリマー形成は観察されなかった。1点を通して反応器中にtBMAを供給した場合、同様のポリマーは迅速に不溶性となり、そして反応器汚損が開始した。この設定によって、7psiの圧力が観察された。
1点を通しての反応器中へのtBMAの供給から回収された試料は、GPC分析において二峰性の性質を示した。ポリマー試料のさらなる分析を実行して、このより高い分子量ピークの構成を決定した。GPC試料を分画し、そして様々なフラクションをNMRによって分析した。この結果によって、単一入口モノマー供給によって製造されたポリマーにおける全ポリマー鎖へのtBMAの均一分布がないことが示された。いくつかのポリマー鎖は平均より多いtBMAを有し、当然、不溶性となった。この結果を表5に示す。
Figure 2007521131
本発明の範囲および精神から逸脱することのない様々な修正および変更は、当業者に明白となるであろう。本発明は、本明細書に明らかにされた実例となる実施形態に過度に限定されるべきではない。
本発明の供給ブロックデバイスの一例の斜視図。 図1の線2−2に沿った供給ブロックの断面図。 供給ブロックの別の実施形態の斜視図。 供給ブロックの外側から観察された第1のフランジの斜視図。 第1のフランジの供給ブロックに対する内側を示す、別の斜視図。 本体のポート側の斜視図。 マニホールド側から観察された本体の別の斜視図。 第2のフランジの内側の斜視図。 供給ブロックの外側から観察された第2のフランジの別の斜視図。

Claims (18)

  1. プラグ流れ反応器中の反応領域へと反応物質を提供するためのデバイスであって、
    前記反応領域を実質的に包囲するように構成された供給ブロックと、
    前記供給ブロック中への前記反応物質の導入を提供する入口ポートと、
    前記供給ブロック内に配置され、かつ前記入口ポートと流体接続しているマニホールドと、
    前記反応領域へと反応物質を送達するために前記供給ブロック中に配置され、かつ前記反応物質が反応物質供給ポートへと送達されるように前記マニホールドと流体接続している複数の反応物質供給ポートと
    を含んでなるデバイス。
  2. 前記複数の均一に分布している供給ポートが、実質的に等距離の様式で前記反応領域の周囲に配置されている、請求項1に記載のデバイス。
  3. 前記マニホールドが、本体を通して周方向に延在する環状チャンバーである、請求項2に記載のデバイス。
  4. 少なくとも4個の供給ポートを有する、請求項1に記載のデバイス。
  5. 少なくとも12個の供給ポートを有する、請求項1に記載のデバイス。
  6. 前記供給ブロックが、第1のフランジ部と、本体と、第2のフランジ部とを含み、その中心部が、前記供給ポートと前記反応領域との流体接触を提供し、そして前記第1のフランジ部および第2のフランジ部が、前記プラグ流れ反応器との流体接続を提供する、請求項1に記載のデバイス。
  7. プラグ流れ反応器チャンバーと、
    前記プラグ流れ反応器チャンバーと流体接続している反応物質供給ブロックと
    を含んでなるプラグ流れ反応器であって、
    前記供給ブロックが、前記反応器チャンバーへと反応物質を提供するように配置された、複数の実質的に均一に間隔をあけて周方向に分布している反応物質供給ポートと、前記供給ブロック内に配置され、かつ前記供給ポートへと反応物質を分配するために前記供給ポートと流体接続しているマニホールドとを含む、プラグ流れ反応器。
  8. 前記反応物質供給ブロックが、前記マニホールドへと流体接続している入口供給ポートを含んでなる、請求項7に記載のプラグ流れ反応器。
  9. 前記反応器チャンバーに沿って配置された、複数の間隔をあけて離された供給ブロックを含み、各供給ブロックの前記反応物質供給ポートが、前記反応器チャンバー中へと反応物質を提供するために配置されている、請求項7に記載のプラグ流れ反応器。
  10. 前記反応器チャンバーに沿って隣接する様式で配置された複数の供給ブロックを含み、各供給ブロックの前記供給ポートが、前記反応器チャンバー中へと反応物質を提供するために配置されている、請求項7に記載のプラグ流れ反応器。
  11. プラグ流れ反応器の反応領域中への反応物質の導入時に濃度の半径方向変動を最小化する方法であって、
    前記反応領域と流体連通している複数の周方向に配置された供給ポートを有する供給ブロックを位置決めする工程と、
    前記周方向に配置された供給ポートを通して前記反応領域中へと反応物質が供給されるように、前記供給ブロック内に配置されたマニホールドを通して前記反応物質を輸送し、それによって前記反応領域内の前記反応物質の半径方向変動を最小化する工程と
    を含んでなる方法。
  12. 複数の供給ブロックを通して前記反応領域へと前記反応物質または他の反応物質、あるいはそれらの組み合わせを提供するために、前記プラグ流れ反応器の前記反応領域に沿って互いから間隔をあけて離された複数の供給ブロックを位置決めする工程をさらに含む、請求項11に記載の方法。
  13. 複数の供給ブロックを通して前記反応領域へと前記反応物質または他の反応物質、あるいはそれらの組み合わせを提供するために、前記プラグ流れ反応器の前記反応領域に沿って互いに隣接する複数の供給ブロックを位置決めする工程をさらに含む、請求項11に記載の方法。
  14. 前記プラグ流れ反応器中に複数の反応領域をさらに含み、
    各供給ブロックが、それぞれの反応領域と流体連通している複数の周方向に配置された供給ポートを有する、複数の供給ブロックを位置決めする工程と、
    前記それぞれの供給ブロックの前記周方向に配置された供給ポートを通して、それぞれの反応領域中へと前記反応物質または他の反応物質が供給されるように、前記供給ブロックを通して前記反応物質またはもう1つの反応物質を輸送し、それによって前記それぞれの反応領域内の前記反応物質または他の反応物質の半径方向変動を最小化する工程と
    をさらに含んでなる、請求項11に記載の方法。
  15. 前記反応物質が、前記反応領域を通して走行するポリマーとの反応のためのモノマー反応物質である、請求項1に記載の方法。
  16. 前記モノマー反応物質が、ポリマーと反応してコポリマーを形成する、請求項15に記載の方法。
  17. 前記反応物質が、ポリマーを形成するための開始剤との反応のためのモノマー反応物質である、請求項1に記載の方法。
  18. 重合反応の多分散性を最小化するための方法であって、
    反応領域周囲の複数の周方向に等距離の供給ポートを通して、プラグ流れ反応器モノマーの反応領域中へと少なくとも1つの流体を送達する工程と、
    前記プラグ流れ反応器を通して本質的にプラグ流れの様式で走行させながらモノマーを重合させるために、前記反応領域中の前記モノマーを横方向に混合する工程と
    を含んでなる方法。
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