JP2007520974A - E帯域無線送受信機アーキテクチャ及びチップセット - Google Patents
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Abstract
3つのMMICデバイスを含むGaAsのE帯域無線送受信機フロントエンド・チップセットを提供する。第1デバイスには、基底帯域でデータを受信し、E帯域周波数を有するLO信号とデータを混合し、得られたデータストリームをアップコンバートされたE帯域周波数で送信するための回路と、E帯域周波数を有するデータを受信し、E帯域周波数を有するLO信号と受信データを混合し、得られた混合受信信号をIFにダウンコンバートするための回路と、E帯域周波数で受信LO信号を分割し、送信及び受信回路にLO信号を伝達するための回路と、が含まれる。第2デバイスには、基準周波数でLO信号を受信し、LO信号をE帯域周波数に逓倍するための回路が含まれる。第3デバイスには、LO信号と混合受信IF信号を混合し、得られた混合受信信号を基底帯域周波数にダウンコンバートするための回路と、LO信号を生成し、LO信号を第2デバイスに伝達し、LO信号を結合し、結合されたLO信号を分割し、分割されたLO信号を第2ダウンコンバート回路に伝達するための回路と、が含まれる。第1及び第2デバイスは、p−HEMTプロセスによって製造でき、第3デバイスは、MESFETプロセスによって製造される。また、上記チップセットを利用するE帯域通信システムを提供する。
Description
本発明は無線フロントエンド送受信機アーキテクチャ及びパッケージングに関する。詳細には、本発明はE帯域用途のガリウム砒素(GaAs)MMICベースのフロントエンド送受信機集積チップセットに関する。
本出願は、一般的に40GHzを超える周波数が含まれる「ミリメータ波」周波数に関する。特に、E帯域周波数範囲では、利用可能な帯域幅が本質的に広いことから、電磁スペクトルのE帯域部の利用には、多大な関心が注がれてきた。
E帯域(W帯域とも称することがある)は、FCCによって、周波数範囲71−76GHz、81−86GHz、及び92−95GHzと規定される。FCCは、本来、業務用にE帯域を確保してきた。デジタル無線機は、ミリメータ波周波数で動作することによって、高データ速度の出現や多元接続市場をサポートし得る大規模な帯域幅区間を利用できるようになった。業界の提案者の中には、ミリメータ周波数を用いることが、広帯域用途を阻害する「ラストマイル」のボトルネックを克服する手段であると予見する提案者もいる。
ミリメータ波技術の実用的な用途は、一般的に、2つの基本的な範疇、即ち、(1)通信(ポイントツーポイント、ポイントツーマルチポイント、ローカルマルチポイント分散システム、屋内通信、無線ローカルエリアネットワーク)、及び(2)自動車レーダ、工業用センサ、及び画像形成、に分類し得る。E帯域を利用するDoD軍事用途も存在する。
現在の小型化志向の世の中では、E帯域通信チップセットのサイズやコストを低減させようとする業界の圧力は益々大きくなりつつある。この圧力によって、設計者は、より高い集積レベルのE帯域無線送受信機の開発に駆り立てられてきた。最大の集積という目標を達成することは、外部構成要素をオンチップ構成要素で置き換えるというような簡単なことではない。その代わり、これには、フロントエンド設計の再構成が必要である。また、E帯域無線送受信機フロントエンドは、拡大しつつあるミリメータ波ベースの通信技術のキー要素であると見なされることから、E帯域無線送受信機の小型化、軽量化、電力効率の改善、コスト低減のために努力がなされている。これによって、オフチップの構成要素がほとんどない新たなE帯域フロントエンドアーキテクチャが生まれた。より小型のE帯域チップセットを設計及び集積化するための現在知られている従来技術による方法の不利な点は、マイクロエレクトロニクス業界へのMMICデバイスの供給業者のほとんどが、広範な用途及びアーキテクチャに適するように、チップセットを極めて柔軟に開発することである。チップ供給業者は、幾つかの単一機能チップ又は、時としてチップ当り幾つかの機能が含まれるチップセットを開発することによって、このことを行う。例えば、既存の市販されているV帯域(60GHz)チップセットは、5つ又は6つの単一機能デバイスを含む。この解決策を用いることによって、サブシステムの構築者は、「個別の」回路機能を適切に組み合わせて、受信機又は送信機を形成し得る。この解決策は、柔軟性を有するが、これによって、部品点数、製造コストが増加し、また、特に、高ミリメータ波(mmw)帯域における性能を損ない得る。
E帯域ベースの製品を市場に持ち込むためのキーは、送受信機電子回路を実現する低コストで繰り返し大量生産が可能な手段である。現在、フリップチップ、MMIC、及びコプレーナ技術を含む、E帯域用途を実現するために実際に利用されている幾つかのパッケ
ージング技術が存在している。
ージング技術が存在している。
上記技術の内、MMIC技術は、構成要素点数を大幅に低減し、材料の表のコストを低減し、製造/部品実装のコストを低減し、また、システムへの集積が簡単であることから、有力な選択肢である。更に、MMIC技術によって、繰り返し可能な検査プロセスや厳しい性能耐性が可能であり、物理的なサイズを小型化でき、また、高度なアーキテクチャを実現することが容易になる。
サイズが小さく、経済的に製造でき、高歩留りで再生産可能なMMICチップセットであるE帯域用途の高集積MMICベースのフロントエンド送受信機集積チップセットを提供することが望ましい。そのようなE帯域チップセットを生産可能な場合、広帯域技術の恩恵が更に簡単に実現されるであろう。
本発明の代表的な実施形態に基づき、広範囲な用途に対する費用対効果が大きい解決策において大きな働きをするE帯域のMMICベースの無線フロントエンドアーキテクチャを開示する。
詳細には、ガリウム砒素(GaAs)のMMICベースの送受信機集積チップセットが、3つの超高集積モノリシック・マイクロ波集積回路(MMIC)デバイスを含むE帯域用途に提供される。好適な実施形態において、これらデバイスのうちの2つは、擬似格子整合高電子移動度トランジスタ(p−HEMT)プロセスで組み立てられ、また、これらデバイスのうちの1つは、イオン注入MESFETデバイスに組み立てられ、大量用途におけるチップセット全体のコストを低減する。他の実施形態において、3つの全てのデバイスは、p−HEMTプロセスを利用して、チップセットを単一プロセス技術に共通にする。チップセットは、高度に集積されることから、公知の従来技術によるE帯域チップセットの上記不利な点の多くが克服される。特に、本発明のE帯域フロントエンド送受信機チップセットは、可能な限り最も小型の高ミリメータ波送受信機チップセットを基準にして、特別に設計され最適化されていることから、性能を最大化しつつ、部品点数及び製造コストが低減される。その結果、本発明は、業界において、最も小型の高ミリメータ波送受信機チップセットの1つを作り上げている。
モノリシック媒体へのフィルタ処理の取り込みには、通常、これは、集積回路それ自体上では組み合わせられないが、往々にして他の薄膜又は個別回路媒体において実現されるという点において独特であるが、これによって、複雑さが増し、回路面積が消費される。本発明の場合、フィルタ処理は、対応する増幅器段の整合ネットワークに部分的に組み合わせられて、「帯域通過」増幅器を形成する。LO信号の生成及び第1中間周波数から基底帯域への変換は、低コストで高歩留りのイオン注入GaAs金属半導体電界効果トランジスタ(MESFET)プロセスを用いて、実現し得る。このことは、ほとんどのミリメータ波チップセットがよりコストのかかるエピタキシャル型のHEMTプロセスで細心の注意を払って組み立てられることから、独特である。
本発明によると、3つのMMICデバイスを有するMMICベースのE帯域無線送受信機フロントエンドが提供される。第1MMICデバイスには、基底帯域周波数でデータストリーム入力を受信し、E帯域周波数を有するLO信号とデータストリームを混合し、得られたデータストリームをアップコンバートされたE帯域周波数で送信するための送信回路が含まれる。第1MMICデバイスには、更に、E帯域周波数を有するデータストリームを受信し、E帯域周波数を有するLO信号と受信データストリームを混合し、得られた
混合受信信号を中間周波数(IF)にダウンコンバートするための受信回路が含まれる。第1MMICデバイスには、また、E帯域周波数で受信LO信号を分割し、送信回路及び受信回路にLO信号を伝達するためのLO信号回路が含まれる。
混合受信信号を中間周波数(IF)にダウンコンバートするための受信回路が含まれる。第1MMICデバイスには、また、E帯域周波数で受信LO信号を分割し、送信回路及び受信回路にLO信号を伝達するためのLO信号回路が含まれる。
第2MMICデバイスには、基準周波数でLO信号を受信し、LO信号をE帯域周波数に逓倍するための逓倍回路が含まれる。
第3MMICデバイスには、LO信号と混合受信IF信号を混合し、得られた混合受信信号を基底帯域周波数にダウンコンバートするための第2ダウンコンバート回路と、LO信号を生成し、LO信号を第2MMICデバイスに伝達し、LO信号を結合し、結合されたLO信号を分割し、分割されたLO信号を第2ダウンコンバート回路に伝達するためのLO生成回路と、が含まれる。
第3MMICデバイスには、LO信号と混合受信IF信号を混合し、得られた混合受信信号を基底帯域周波数にダウンコンバートするための第2ダウンコンバート回路と、LO信号を生成し、LO信号を第2MMICデバイスに伝達し、LO信号を結合し、結合されたLO信号を分割し、分割されたLO信号を第2ダウンコンバート回路に伝達するためのLO生成回路と、が含まれる。
本発明の他の態様によれば、第1、第2、及び第3MMICデバイスは、p−HEMTプロセスによって製造される。本発明の他の態様において、第1及び第2MMICデバイスはp−HEMTプロセスによって製造され、第3MMICデバイスはMESFETプロセスによって製造される。更に、送受信機フロントエンドは、71−76GHz、81−86GHz、及び92−95GHzを含む3つの周波数範囲上で送信及び受信を行う。本発明の更に他の態様によれば、送受信機フロントエンドは、71−76GHz、81−86GHz、及び92−95の各周波数範囲内における4つの1.25GHzチャネル上で送信及び受信を行う。本発明の他の態様によれば、MMICデバイスは、ガリウム砒素(GaAs)デバイスである。
更に、本発明の他の態様によれば、送受信機フロントエンドは、別の送受信機フロントエンドと全二重方式で通信を行う。本発明の他の態様によれば、送信回路には基本波ミキサと、基本波ミキサの下流にある1つ以上の増幅器とが含まれる。本発明の更に他の態様によれば、受信回路には低雑音増幅器と、低雑音増幅器の下流にある帯域通過フィルタと、低雑音増幅器の下流にある基本波ミキサとが含まれる。
更に、本発明の他の態様において、LO信号回路には電力分割器と、分割器の各出力の下流にある1つ以上の増幅器とが含まれる。本発明の更に他の態様によれば、逓倍回路にはX2逓倍器と、X2逓倍器の下流にある第1帯域通過フィルタと、第1帯域通過フィルタの下流にある回路増幅器と、逓倍回路増幅器の下流にあるX4逓倍器と、X4逓倍器の下流にある逓倍回路帯域通過フィルタとが含まれる。本発明の更なる態様によれば、第2ダウンコンバート回路には1つ以上の増幅器と、この1つ以上の増幅器の下流にある低域通過フィルタと、低域通過フィルタの下流にあるミキサと、が含まれる。本発明の他の態様において、LO生成回路には発振器と、発振器の下流にある1つ以上の緩衝増幅器と、発振器とこの1つ以上の緩衝増幅器との間の結合器と、結合器の下流にある電力分割器と、電力分割器の出力の下流にある第2増幅器とが含まれる。
本発明の更なる態様には、分周波混合方式を利用することが含まれ、この場合、送信回路及び受信回路は、各々、単一平衡分周波ミキサを利用する。更に、分周波混合方式において、逓倍回路には回路増幅器と、逓倍回路増幅器の下流にあるX4逓倍器と、X4逓倍器の下流にある逓倍回路帯域通過フィルタとが含まれる。
本発明の他の実施形態によれば、3つのMMICデバイスが含まれるE帯域無線送受信機フロントエンドが提供される。第1MMICデバイスには、基本波送信ミキサと、基本波送信ミキサの下流にある1つ以上の送信増幅器とを含む送信回路であって、データストリームが基本波送信ミキサに入力され、この1つ以上の増幅器からの出力が送信される送信回路が含まれる。第1MMICデバイスには、また、低雑音増幅器と、低雑音増幅器の下流にある受信帯域通過フィルタと、基本波受信ミキサと、を含む受信回路であって、受
信信号が低雑音増幅器の入力に伝達され、基本波受信ミキサの出力が第3MMICデバイスに伝達される受信回路が含まれる。第1MMICデバイスには、また、電力分割器と、電力分割器の第1出力と通信を行う送信LO増幅器と、電力分割器の第2出力と通信を行う受信LO増幅器と、を含むLO信号回路であって、送信LO増幅器の出力が基本波送信ミキサの入力に伝達され、受信LO増幅器の出力が基本波受信ミキサの入力に伝達されるLO信号回路が含まれる。
信信号が低雑音増幅器の入力に伝達され、基本波受信ミキサの出力が第3MMICデバイスに伝達される受信回路が含まれる。第1MMICデバイスには、また、電力分割器と、電力分割器の第1出力と通信を行う送信LO増幅器と、電力分割器の第2出力と通信を行う受信LO増幅器と、を含むLO信号回路であって、送信LO増幅器の出力が基本波送信ミキサの入力に伝達され、受信LO増幅器の出力が基本波受信ミキサの入力に伝達されるLO信号回路が含まれる。
第2MMICデバイスには、X2逓倍器と、X2逓倍器の下流にある第1逓倍回路帯域通過フィルタと、第1逓倍回路帯域通過フィルタの下流にある逓倍回路増幅器と、逓倍回路増幅器の下流にあるX4逓倍器と、X4逓倍器の下流にある第2逓倍回路帯域通過フィルタと、を含む逓倍回路であって、X4逓倍器の出力が第1MMICデバイスの電力分割器の入力に伝達される逓倍回路が含まれる。
第3MMICデバイスには、IF増幅器と、IF増幅器の下流にある低域通過フィルタと、低域通過フィルタの下流にある基底帯域ミキサと、を含むIF回路であって、第1MMICデバイスからの基本波受信ミキサの出力がIF増幅器の入力に伝達され、基底帯域ミキサが出力データストリームを提供するIF回路が含まれる。第3MMICデバイスには、また、固定同調発振器と、固定同調発振器の下流にある第1緩衝増幅器と、固定同調発振器と第1緩衝増幅器との間の結合器と、結合器の下流にある第3MMICデバイス電力分割器と、第3MMICデバイス電力分割器の第1出力の下流にある第2緩衝増幅器とを含むLO生成回路であって、第1緩衝増幅器からの出力が、第2MMICデバイスのX2逓倍器の入力に伝達されるLO生成回路が含まれる。
本発明の他の態様によれば、E帯域無線送受信機フロントエンドには、更に、X1/8逓倍器と、X1/8逓倍器の下流にある位相同期ループデバイスと、位相同期ループデバイスの入力に基準信号を供給する基準信号発振器と、を含む位相同期ループ回路であって、位相同期ループデバイスの出力が第3MMICデバイスの固定同調発振器の入力と通信を行い、X1/8逓倍器が第3MMICデバイスからの第3デバイス電力分割器の第2出力と通信を行う位相同期ループ回路が含まれる。
本発明の他の実施形態において、3つのMMICデバイスを含み、分周波送信混合方式を有するMMICベースのE帯域無線送受信機フロントエンドが、提供される。第1MMICデバイスには、分周波送信ミキサと、分周波送信ミキサの下流にある1つ以上の送信増幅器と、を含む送信回路であって、データストリームが分周波送信ミキサに入力され、1つ以上の増幅器からの出力が送信される送信回路が含まれる。第1MMICデバイスには、また、低雑音増幅器と、低雑音増幅器の下流にある受信帯域通過フィルタと、分周波受信ミキサと、を含む受信回路であって、受信信号が低雑音増幅器の入力に伝達され、分周波受信ミキサの出力が第3MMICデバイスに伝達される受信回路が含まれる。第1MMICデバイスには、また、電力分割器と、電力分割器の第1出力と通信を行う送信LO増幅器と、電力分割器の第2出力と通信を行う受信LO増幅器と、を含むLO信号回路であって、送信LO増幅器の出力が分周波送信ミキサの入力に伝達され、受信LO増幅器の出力が分周波受信ミキサの入力に伝達されるLO信号回路が含まれる。
第2MMICデバイスには、逓倍回路増幅器と、逓倍回路増幅器の下流にあるX4逓倍器と、X4逓倍器の下流にある逓倍回路帯域通過フィルタと、を含む逓倍回路であって、逓倍回路帯域通過フィルタの出力が第1MMICデバイスの電力分割器の入力に伝達される逓倍回路が含まれる。
本発明の他の実施形態において、第1及び第2MMICデバイスを含むE帯域無線送受信機フロントエンドが、提供される。第1MMICデバイスには、分周波送信ミキサと、
分周波送信ミキサの下流にある送信増幅器と、を含む送信回路であって、データストリームが分周波送信ミキサに入力され、1つ以上の増幅器からの出力が送信される送信回路が含まれる。第1MMICデバイスには、また、低雑音増幅器と、低雑音増幅器の下流にある受信帯域通過フィルタと、分周波受信ミキサと、を含む受信回路であって、受信信号が低雑音増幅器の入力に伝達され、分周波受信ミキサの出力が第2MMICデバイスに伝達される受信回路が含まれる。第1MMICデバイスには、また、電力分割器と、電力分割器の第1出力と通信を行う送信LO増幅器と、電力分割器の第2出力と通信を行う受信LO増幅器と、を含むLO信号回路であって、送信LO増幅器の出力が分周波送信ミキサの入力に伝達され、受信LO増幅器の出力が分周波受信ミキサの入力に伝達されるLO信号回路が含まれる。
分周波送信ミキサの下流にある送信増幅器と、を含む送信回路であって、データストリームが分周波送信ミキサに入力され、1つ以上の増幅器からの出力が送信される送信回路が含まれる。第1MMICデバイスには、また、低雑音増幅器と、低雑音増幅器の下流にある受信帯域通過フィルタと、分周波受信ミキサと、を含む受信回路であって、受信信号が低雑音増幅器の入力に伝達され、分周波受信ミキサの出力が第2MMICデバイスに伝達される受信回路が含まれる。第1MMICデバイスには、また、電力分割器と、電力分割器の第1出力と通信を行う送信LO増幅器と、電力分割器の第2出力と通信を行う受信LO増幅器と、を含むLO信号回路であって、送信LO増幅器の出力が分周波送信ミキサの入力に伝達され、受信LO増幅器の出力が分周波受信ミキサの入力に伝達されるLO信号回路が含まれる。
第2MMICデバイスには、第1緩衝増幅器と、第1緩衝増幅器の下流にあるX4逓倍器と、X4逓倍器の下流にある逓倍回路帯域通過フィルタと、を含む逓倍回路であって、逓倍回路帯域通過フィルタの出力が、第1MMICデバイスの電力分割器の入力に伝達される逓倍回路が含まれる。第2MMICデバイスには、また、IF増幅器と、IF増幅器の下流にある低域通過フィルタと、低域通過フィルタの下流にある基底帯域ミキサと、を含むIF回路であって、第1MMICデバイスからの分周波受信ミキサの出力がIF増幅器の入力に伝達され、基底帯域ミキサが出力データストリームを提供するIF回路が含まれる。第2デバイスには、また、逓倍回路の第1緩衝増幅器の入力と通信を行う出力を有する固定同調発振器と、固定同調発振器と第1緩衝増幅器との間の結合器と、結合器の下流にある第2MMICデバイス電力分割器と、第2MMICデバイス電力分割器の第1出力の下流にある第2緩衝増幅器と、を含むLO生成回路が含まれる。本発明の他の態様によれば、第1及び第2MMICデバイスは、p−HEMTプロセスによって製造される。
本発明の更に他の実施形態によれば、E帯域通信システムが提供される。本E帯域通信システムには、互いに通信を行う複数のE帯域局が含まれる。各局には、MMICベースのE帯域無線送受信機フロントエンド、モデム、基底帯域設備、及びデータ送信源が含まれる。また、本発明の他の態様によれば、E帯域通信システムは、ポイントツーポイントトポロジを利用する。
本発明の他の代表的な実施形態及び利点は、本開示及び添付図面を検討することによって把握され得る。
本発明について、本発明の好適な実施形態の非限定的な例として添付の図面を参照して、以下の詳細な説明において更に述べるが、ここでは、図面の幾つかの図において、同様な参照数字は同様な部位を表す。
最初に、本明細書に述べる代表的な実施形態は、簡略化して概略的に提示されていることに留意されたい。本明細書において示す細目は、一例であり、本発明の多くの可能な実施形態のうちの1つを説明するための議論を目的としており、また、本発明の原理及び概念的態様に関する最も有用で理解が容易な説明であると考えられるものを提供するために提示されている。この点において、本発明の基本的な理解に必要であるよりも更に詳細に本発明の構造的な細部を示すという試みは行わない。図面を参照した説明によって、当業者には、如何にして本発明の幾つかの形態を実際に具現化し得るか明らかになる。
[本発明の概要]
本発明は、E帯域用のMMICベースの無線フロントエンド及びそのアーキテクチャである。特に、本発明の一実施形態は、概念的に、2つのp−HEMTデバイス及び1つのイオン注入MESFETデバイス等、3つの高集積モノリシックチップ(MMIC)が含
まれるガリウム砒素(GaAs)のMMICベースの送受信機フロントエンド集積チップセットである。本発明の他の実施形態には、概念的に、2つのp−HEMTデバイス等、2つの高集積モノリシックチップ(MMIC)が含まれるガリウム砒素(GaAs)のMMICベースの送受信機フロントエンド集積チップセットが含まれる。
本発明は、E帯域用のMMICベースの無線フロントエンド及びそのアーキテクチャである。特に、本発明の一実施形態は、概念的に、2つのp−HEMTデバイス及び1つのイオン注入MESFETデバイス等、3つの高集積モノリシックチップ(MMIC)が含
まれるガリウム砒素(GaAs)のMMICベースの送受信機フロントエンド集積チップセットである。本発明の他の実施形態には、概念的に、2つのp−HEMTデバイス等、2つの高集積モノリシックチップ(MMIC)が含まれるガリウム砒素(GaAs)のMMICベースの送受信機フロントエンド集積チップセットが含まれる。
本発明のアーキテクチャは、固定同調式局部発振器の周波数を調整することによって、周波数帯域有効範囲(即ち、チャネル選択)を拡張するように適応可能である。これによって、局部発振生成回路の簡略化が可能になる。受信機及び送信機帯域が10GHzだけ分離されていることから、X帯域(8−12GHz)範囲の第1中間周波数(IF)を選択する。単一の変換送信機部が、二重の変換受信機部と共に送信機を簡略化するために用いられる。
本発明のチップセット及びアーキテクチャは、最大10の異なる回路機能を単一のチップ上に含み、尚且つ、局部発振器(LO)周波数をシフトし、中間周波数(IF)を調整し、送信出力増幅器及び低雑音増幅器(LNA)の周波数有効範囲を変更することによって、E帯域全体(71−76GHz、81−86GHz、及び92−95GHz)を網羅するように構成するのに充分な程の柔軟性を維持し得る。
[本発明の代表的な第1実施形態]
本発明の代表的な第1実施形態によれば、3つのMMICデバイス、6、8、10を含むチップセットが含まれるE帯域用途のMMICベースの無線フロントエンド及びそのアーキテクチャを図1に示す回路として開示する。本発明の第1実施形態に特有なことは、基本波アップ及びダウン・コンバータ混合方式である。次に、各MMICデバイス6、8、10について、以下に述べる。
本発明の代表的な第1実施形態によれば、3つのMMICデバイス、6、8、10を含むチップセットが含まれるE帯域用途のMMICベースの無線フロントエンド及びそのアーキテクチャを図1に示す回路として開示する。本発明の第1実施形態に特有なことは、基本波アップ及びダウン・コンバータ混合方式である。次に、各MMICデバイス6、8、10について、以下に述べる。
[第1MMICデバイス:送信機及び受信機チップ]
提供される第1の代表的なMMICデバイス4(送信機(TX)及び受信機(RX)チップ)とも称する)には、基本波ミキサ12(又は、変調器)、送信増幅器14、送信増幅器16、増幅器20、帯域通過フィルタ22、基本波ミキサ24(又は、変調器)、増幅器26、電力分割器28、及び増幅器30等、9つの回路機能が単一のチップ上に含まれる。MMICデバイス4は、送信回路(12、14、16)、受信回路(20、22、24)、及び局部発振器(LO)回路(26、28、30)等、3つの回路を有する。
提供される第1の代表的なMMICデバイス4(送信機(TX)及び受信機(RX)チップ)とも称する)には、基本波ミキサ12(又は、変調器)、送信増幅器14、送信増幅器16、増幅器20、帯域通過フィルタ22、基本波ミキサ24(又は、変調器)、増幅器26、電力分割器28、及び増幅器30等、9つの回路機能が単一のチップ上に含まれる。MMICデバイス4は、送信回路(12、14、16)、受信回路(20、22、24)、及び局部発振器(LO)回路(26、28、30)等、3つの回路を有する。
送信機部には、基本波ミキサ12、及び送信増幅器14、16が含まれる。送信機能に関しては、モデム等の送信源10からの入力データ信号がミキサ12に受信される。更に、所望のE帯域送信周波数(例えば、71−76GHz間)に引き上げられたLO信号が、ミキサ12に受信される。そして、ミキサ12は、変調された基底帯域信号をE帯域に直接アップコンバートする。変調されたE帯域信号電力は、好適には、公称約100mW(又は、約+20dBm)の連続波(CW)出力電力を有する一連の(又は、複数の)送信増幅器14、16において増幅される。特に、送信増幅器14は、基本波ミキサ12から損失を回復し、約+17dBm乃至+20dBm間の公称範囲で送信増幅器16から電力出力を得るのに充分なRF駆動電力を確立する。一連の(又は、複数の)送信増幅器14、16を利用する代わりに、個々の送信増幅器18(例えば、図3参照)も同じ増幅機能を達成し得ることを認識されたい。増幅後、信号は、71−76GHz間に規定される4つの別々の1.25GHzチャネルのうちの少なくとも1つで送信し得る。
受信回路(又は、受信機系統)には、低雑音増幅器(LNA)20、帯域通過フィルタ22、及び基本波ミキサ24が含まれる。受信機機能に関しては、信号は、最初に、周波数範囲81−86GHz間で規定される4つの別々の1.25GHzチャネルのうちの少なくとも1つを介して受信される。対応する帯域を受信する際、低雑音増幅器20及び帯
域通過フィルタ22は、選択的な利得を付加し、また、ミキサ24に転送される前に受信信号からイメージ雑音を低減する。更に、LNA20は、受信系統の雑音指数を設定し、選択性を提供し、また、選択性を増大させる。更に、LNA20は、LOをアンテナ(図示せず)から分離する支援を行う。
域通過フィルタ22は、選択的な利得を付加し、また、ミキサ24に転送される前に受信信号からイメージ雑音を低減する。更に、LNA20は、受信系統の雑音指数を設定し、選択性を提供し、また、選択性を増大させる。更に、LNA20は、LOをアンテナ(図示せず)から分離する支援を行う。
LO回路には、電力分割器28、及び増幅器26、30が含まれる。所望のE帯域周波数に引き上げられた局部発振器信号は、電力分割器28に受信され、そして分割される。電力分割器28は、好適には、ウィルキンソン(Wilkenson)型電力分割器である。電力分割器28の一方の出力の下流にある増幅器30は、約−10dBmでLO信号を受信し、LO信号を約+10乃至+15dBmの公称範囲に増幅する。増幅器30における増幅後、分割されたLO信号は、基本波ミキサ12に供給され、ここで、変調された基底帯域信号は、E帯域に直接アップコンバートされる。更に、電力分割器28の他方の出力の下流にある増幅器26は、約−10dBmでLO信号を受信し、LO信号を約+10〜+15dBmの公称範囲に増幅する。増幅器26における増幅後、基本波ミキサ24は、送信信号から約10GHzだけ分離された中間周波数(IF)へのダウンコンバートを行う。更に、増幅器30及び増幅器26のうちの1つ以上によって行われる増幅機能は、一連の又は複数の増幅器(一対など)でも達成し得ることを認識されたい。
[第2MMICデバイス:逓倍器系統チップ]
逓倍器系統として機能する第2MMICデバイス6には、X2逓倍器32、帯域通過フィルタ38、増幅器40、X4逓倍器42、及び帯域通過フィルタ44等、最大5つの回路機能を単一のチップに含み得る。第2MMICデバイス6の機能は、局部発振器信号をE帯域の所望の周波数に逓倍して、そして、これを電力分割器28に転送し、そこで、信号を分割して、第1MMICデバイス4の送信機及び受信機回路双方を駆動することである。詳細には、第3MMICデバイス8の増幅器34から生成されるLO信号は、X2逓倍器36を駆動するのに充分な電力レベル付近でX2逓倍器36によって受信される。好適には、増幅器34からの信号の電力は、約公称+10dBmである。LO信号は、最初に、X2逓倍器32を介して2倍に逓倍される。従って、信号は、約10GHzでX2逓倍器36の前に受信されることから、信号は、2倍に大きくなり約20GHzになる。そして、LO信号は、帯域通過フィルタ38においてフィルタ処理され、ここで、好ましくない約10GHzの逓倍積は、除去される。従って、例えば、約10GHz及び30GHzの好ましくない積は、フィルタ38において除去し得る。そして、フィルタ処理された信号は、増幅器40内において、約+10dBmの公称電力レベルに増幅される。そして、LO信号は、X4逓倍器42を介して4倍に逓倍され、ここで、周波数は、約20GHzからE帯域の所望の周波数である約70−80GHzの範囲付近に引き上げられる。最後に、LO信号は、帯域通過フィルタ44においてフィルタ処理され、その後、LO信号は、第1MMICデバイス4の電力分割器28に送られる。
逓倍器系統として機能する第2MMICデバイス6には、X2逓倍器32、帯域通過フィルタ38、増幅器40、X4逓倍器42、及び帯域通過フィルタ44等、最大5つの回路機能を単一のチップに含み得る。第2MMICデバイス6の機能は、局部発振器信号をE帯域の所望の周波数に逓倍して、そして、これを電力分割器28に転送し、そこで、信号を分割して、第1MMICデバイス4の送信機及び受信機回路双方を駆動することである。詳細には、第3MMICデバイス8の増幅器34から生成されるLO信号は、X2逓倍器36を駆動するのに充分な電力レベル付近でX2逓倍器36によって受信される。好適には、増幅器34からの信号の電力は、約公称+10dBmである。LO信号は、最初に、X2逓倍器32を介して2倍に逓倍される。従って、信号は、約10GHzでX2逓倍器36の前に受信されることから、信号は、2倍に大きくなり約20GHzになる。そして、LO信号は、帯域通過フィルタ38においてフィルタ処理され、ここで、好ましくない約10GHzの逓倍積は、除去される。従って、例えば、約10GHz及び30GHzの好ましくない積は、フィルタ38において除去し得る。そして、フィルタ処理された信号は、増幅器40内において、約+10dBmの公称電力レベルに増幅される。そして、LO信号は、X4逓倍器42を介して4倍に逓倍され、ここで、周波数は、約20GHzからE帯域の所望の周波数である約70−80GHzの範囲付近に引き上げられる。最後に、LO信号は、帯域通過フィルタ44においてフィルタ処理され、その後、LO信号は、第1MMICデバイス4の電力分割器28に送られる。
[第3MMICデバイス:LO生成及び第2ダウンコンバート]
第3MMICデバイス8は、負抵抗固定同調発振器デバイス32、方向性結合器33、緩衝増幅器34、電力分割器46、緩衝増幅器54、ミキサ(又は、変調器)52、低域通過フィルタ50、及び増幅器48等、8つの機能を単一のチップ上に有し得る。MESFETプロセス技術を用いて第3MMICデバイス8を製造し、大量用途におけるチップセット全体のコストを低減し得るが、そうでない場合、p−HEMTプロセスを用いて、チップセットを単一プロセス技術に対して共通に維持し得ることに留意されたい。第3MMICデバイス8には、LO生成回路及び第2ダウンコンバート回路(又は、中間周波数IF回路)が含まれる。
第3MMICデバイス8は、負抵抗固定同調発振器デバイス32、方向性結合器33、緩衝増幅器34、電力分割器46、緩衝増幅器54、ミキサ(又は、変調器)52、低域通過フィルタ50、及び増幅器48等、8つの機能を単一のチップ上に有し得る。MESFETプロセス技術を用いて第3MMICデバイス8を製造し、大量用途におけるチップセット全体のコストを低減し得るが、そうでない場合、p−HEMTプロセスを用いて、チップセットを単一プロセス技術に対して共通に維持し得ることに留意されたい。第3MMICデバイス8には、LO生成回路及び第2ダウンコンバート回路(又は、中間周波数IF回路)が含まれる。
LO生成回路には、固定同調局部発振生成デバイス32、方向性結合器33、電力分割器46及び増幅器54が含まれる。LO生成回路の機能は、約9.5GHzの基本波信号
を生成し分配することであり、このことは、負抵抗発振器デバイス32によって達成される。特に、固定同調発振器32は、約9.5GHz(f0=9.5GHz)で基本波信号を生成する。発振器32の共振器回路を適切に選択すると、E帯域全体を網羅するLO生成のための所望の基本波信号が得られることを認識されたい。更に、本発明の一次LO信号周波数は、用途毎に変更し得ることを認識されたい。
を生成し分配することであり、このことは、負抵抗発振器デバイス32によって達成される。特に、固定同調発振器32は、約9.5GHz(f0=9.5GHz)で基本波信号を生成する。発振器32の共振器回路を適切に選択すると、E帯域全体を網羅するLO生成のための所望の基本波信号が得られることを認識されたい。更に、本発明の一次LO信号周波数は、用途毎に変更し得ることを認識されたい。
LO信号が発振器32で生成された後、LO信号は、緩衝増幅器34(8−12GHz範囲)に直接転送され、ここで、LO信号は、約+10dBmに増幅される。そして、信号は、第2MMICデバイス6のX2逓倍器36に向けられる。更に、基本波信号は、発振器32と増幅器34との間に配置された方向性結合器33において、送信源(発振器32)から結合される。結合器33は、主信号をサンプリングし、同様な信号をより低い電力レベルで生成する。結合器33は、例えば、分散された伝送線路要素を介して実現し得る。他の手法では、LO信号は、発振器32から直接分割し得る。発振器32によって生成された基本波信号からサンプリングされたLO信号は、次に、電力分割器46に供給され、基底帯域への第2ダウンコンバートにおいてLOを駆動する。特に、電力分割器46からの第1LO信号出力は、緩衝増幅器54(8−12GHz範囲)に供給され、ここで、公称電力レベル約+10dBmに増幅される。また、電力分割器46からの第2LO信号は、位相同期ループ回路(56、58、60)に転送され、位相同期用の信号を提供する。位相同期ループ回路については、本明細書において後述する。
第2ダウンコンバート回路(又は、IF回路)には、増幅器48、低域通過フィルタ50、及びミキサ52が含まれる。特に、約8−12GHzの範囲における中間周波数(IF)信号は、第1MMICデバイス4の基本波ミキサ24から増幅器48に受信され、ここで、信号の電力は、公称電力レベル約+10dBmに増幅される。そして、受信されたIF信号は、低域通過フィルタ50を通過し、ここで、好ましくない積、ミキサ条件及びIF帯域を超えるLOリークのうちの1つ以上は、フィルタ処理により除去し得る。そして、依然として8−12GHz範囲にあるフィルタ処理されたIF信号は、ミキサ52に供給され、緩衝増幅器54からのLO信号出力と組み合わせられる。そして、ミキサ52は、組み合わせられた信号を基底帯域にダウンコンバートし、その結果、出力データ信号62が生成され、モデム等の他のデバイスに伝達される。
[本発明の代表的な第2実施形態]
本発明の代表的な第2実施形態によれば、3つのMMICデバイス、5、7、8を含むチップセット3が含まれるE帯域用途のMMICベースの無線フロントエンド及びそのアーキテクチャを図2に示す回路として開示する。本発明の第2実施形態は、逓倍器系統チップ7(又は、第2MMICデバイス7)における逓倍回路を省くことによって、また更に、送信機及び受信機チップ5(又は、第1MMICデバイス5)において単一平衡分周波ミキサを利用することによって分周波混合方式を採用する。
本発明の代表的な第2実施形態によれば、3つのMMICデバイス、5、7、8を含むチップセット3が含まれるE帯域用途のMMICベースの無線フロントエンド及びそのアーキテクチャを図2に示す回路として開示する。本発明の第2実施形態は、逓倍器系統チップ7(又は、第2MMICデバイス7)における逓倍回路を省くことによって、また更に、送信機及び受信機チップ5(又は、第1MMICデバイス5)において単一平衡分周波ミキサを利用することによって分周波混合方式を採用する。
特に、本発明の代表的な第2実施形態において、第2MMICデバイス7には、X2逓倍器36又は帯域通過フィルタ38が含まれない。X2逓倍器36及び帯域通過フィルタ38を省き、分周波混合方式を提供して第1MMICデバイス5のミキサ13及び25において用い得る。逓倍器36を省くと、分周波混合が適切な用途に対して局部発振生成系統が簡略化される。これによって、増幅器26、ミキサ28、増幅器30及び帯域通過フィルタ44等の要素の周波数有効範囲に影響が生じるが、周波数が低くなるため、半分の局部発振器周波数での性能達成が、より簡単に実現される。第2実施形態おいて、所望の送信及び受信信号は、E帯域に留まるが、チップ内部で用いられるミキサ出力条件は、2倍の局部発振器信号(2LO)を含む積である。
第2実施形態の恩恵は、(図1、第1実施形態からの)E帯域送信機フロントエンドチ
ップセット2と比較して、E帯域送信機フロントエンドチップセット3が、簡略化され、消費電力が少なく、柔軟性があり、製造上の複雑さが低減され、生産コストが低いことである。次に、各MMICデバイス5、7、8については、本明細書において以下に述べる。
ップセット2と比較して、E帯域送信機フロントエンドチップセット3が、簡略化され、消費電力が少なく、柔軟性があり、製造上の複雑さが低減され、生産コストが低いことである。次に、各MMICデバイス5、7、8については、本明細書において以下に述べる。
[第1MMICデバイス(第2実施形態用):送信機及び受信機チップ]
提供される(送信機(TX)及び受信機(RX)チップ)とも称する)代表的な第1MMICデバイス5には、単一平衡分周波ミキサ13(又は、変調器)、送信増幅器14、16、増幅器20、帯域通過フィルタ22、単一平衡分周波ミキサ25(又は、変調器)、増幅器26、電力分割器28、及び増幅器30等、9つの回路機能が単一のチップ上に含まれる。第1MMICデバイス5には、送信回路(13、14、16)、受信回路(20、22、25)、及び局部発振器(LO)回路(26、28、30)等、3つの回路が含まれる。
提供される(送信機(TX)及び受信機(RX)チップ)とも称する)代表的な第1MMICデバイス5には、単一平衡分周波ミキサ13(又は、変調器)、送信増幅器14、16、増幅器20、帯域通過フィルタ22、単一平衡分周波ミキサ25(又は、変調器)、増幅器26、電力分割器28、及び増幅器30等、9つの回路機能が単一のチップ上に含まれる。第1MMICデバイス5には、送信回路(13、14、16)、受信回路(20、22、25)、及び局部発振器(LO)回路(26、28、30)等、3つの回路が含まれる。
送信機部には、単一平衡分周波ミキサ13、及び送信増幅器14、16が含まれる。送信機能に関しては、モデム等の送信源10からのRF+2LOに等しい入力データ信号がミキサ13に受信される。更に、(例えば、約35−45GHz間の)所望のE帯域送信周波数の約半分に等しいLO信号がミキサ13に受信される。そして、ミキサ13は、変調された基底帯域信号RF+2LOを所望のE帯域送信周波数に等しい周波数に直接アップコンバートする。変調されたE帯域信号電力は、好適には、公称約100mW(又は、約+20dBm)の連続波(CW)出力電力を有する一連の(又は、複数の)送信増幅器14、16において増幅される。特に、送信増幅器14は、単一平衡分周波ミキサ13から損失を回復し、約+17dBm乃至+20dBm間の公称範囲で送信増幅器16から電力出力を得るのに充分なRF駆動電力を確立する。しかしながら、一連の(又は、複数の)送信増幅器14、16を利用する代わりに、個々の増幅器18(図3参照)も同じ増幅機能を達成し得ることを認識されたい。増幅後、信号は、71−76GHz間に規定された4つの別々の1.25GHzチャネルのうちの少なくとも1つで送信し得る。
受信回路(又は、受信機系統)には、低雑音増幅器(LNA)20、帯域通過フィルタ22、及び単一平衡分周波ミキサ25が含まれる。受信機機能に関しては、信号は、最初に、周波数範囲81−86GHz間で規定される4つの別々の1.25GHzチャネルのうちの少なくとも1つを介して受信される。対応する帯域を受信する際、低雑音増幅器20及び帯域通過フィルタ22は、選択的な利得を付加し、また、ミキサ25に転送される前に受信信号からイメージ雑音を低減する。更に、LNA20は、受信系統の雑音指数(NF)を設定し、選択性を提供し、また、選択性を増大させる。更に、LNA20は、LOをアンテナ(図示せず)から分離する支援を行う。
LO回路には、電力分割器28、及び増幅器26及び30が含まれる。最初に、分割器28、及び増幅器26及び30は、所望のE帯域周波数の半分で動作することに留意されたい。特に、所望のE帯域周波数の半分に引き上げられたLO信号が、電力分割器28に受信され、分割される。電力分割器28は、好適には、ウィルキンソン型電力分割器である。電力分割器28の一方の出力の下流にある増幅器30は、約−10dBmでLO信号を受信し、LO信号を約+10乃至+15dBmの公称範囲に増幅する。増幅器30における増幅後、分割されたLO信号は、単一平衡分周波ミキサ13に受信され、変調された基底帯域信号RF+2LOを所望のE帯域送信周波数に等しい周波数に直接アップコンバートする。更に、電力分割器28の他方の出力の下流にある増幅器26は、約−10dBmでLO信号を受信し、LO信号を約+10〜+15dBmの公称範囲に増幅する。増幅器26における増幅後、単一平衡分周波ミキサ25は、中間周波数(IF)へのダウンコンバートを行う。更に、増幅器30及び増幅器26のうちの1つ以上によって行われる増幅機能は、一連の又は複数の増幅器(一対など)でも達成し得ることを認識されたい。
[第2MMICデバイス(第2実施形態用):逓倍器系統チップ]
逓倍器系統として機能する第2MMICデバイス7には、増幅器40、X4逓倍器42、及び帯域通過フィルタ44等、最大3つの回路機能を単一のチップに含み得る。第2MMICデバイス7の機能は、局部発振器信号をE帯域における半分の所望の周波数に逓倍し、そして、これを電力分割器28に転送し、そこで、信号を分割して、第1MMICデバイス5の送信機及び受信機回路双方を駆動することである。特に、第3MMICデバイス8の増幅器34からのLO信号は、増幅器40に受信される。好適には、増幅器34からの信号の電力は、約公称+10dBmである。LO信号は、増幅器40によって受信され、そして、X4逓倍器42を駆動するのに充分な約+10dBmの公称電力レベルに増幅される。1つの増幅器が、緩衝増幅器34及び増幅器40双方の同じ機能をより簡単に実行し得ることを認識されたい。LO信号は、X4逓倍器42に一旦受信されると、4倍に逓倍される。従って、信号が約10GHzでX4逓倍器32の前に受信されることから、信号は4倍に大きくなり約40GHzになる。そして、LO信号は、帯域通過フィルタ44においてフィルタ処理され、ここで、好ましくない約10GHzの逓倍積が除去される。従って、例えば、約10GHz、20GHz及び30GHzの好ましくない積は、フィルタ44において除去し得る。最後に、LO信号は、第1MMICデバイス5における電力分割器28に送られる。
逓倍器系統として機能する第2MMICデバイス7には、増幅器40、X4逓倍器42、及び帯域通過フィルタ44等、最大3つの回路機能を単一のチップに含み得る。第2MMICデバイス7の機能は、局部発振器信号をE帯域における半分の所望の周波数に逓倍し、そして、これを電力分割器28に転送し、そこで、信号を分割して、第1MMICデバイス5の送信機及び受信機回路双方を駆動することである。特に、第3MMICデバイス8の増幅器34からのLO信号は、増幅器40に受信される。好適には、増幅器34からの信号の電力は、約公称+10dBmである。LO信号は、増幅器40によって受信され、そして、X4逓倍器42を駆動するのに充分な約+10dBmの公称電力レベルに増幅される。1つの増幅器が、緩衝増幅器34及び増幅器40双方の同じ機能をより簡単に実行し得ることを認識されたい。LO信号は、X4逓倍器42に一旦受信されると、4倍に逓倍される。従って、信号が約10GHzでX4逓倍器32の前に受信されることから、信号は4倍に大きくなり約40GHzになる。そして、LO信号は、帯域通過フィルタ44においてフィルタ処理され、ここで、好ましくない約10GHzの逓倍積が除去される。従って、例えば、約10GHz、20GHz及び30GHzの好ましくない積は、フィルタ44において除去し得る。最後に、LO信号は、第1MMICデバイス5における電力分割器28に送られる。
[第3MMICデバイス(第2実施形態用):LO生成及び第2ダウンコンバート]
第3MMICデバイス8は、第1実施形態のMMICデバイス8と同様である。特に、これは、負抵抗固定同調発振器デバイス32、方向性結合器33、緩衝増幅器34、電力分割器46、緩衝増幅器54、ミキサ(又は、変調器)52、低域通過フィルタ50、及び増幅器48等、8つの機能を単一のチップ上に有し得る。MESFETプロセス技術を用いて第3MMICデバイス8を製造し、大量用途におけるチップセット全体のコストを低減し得るが、そうでない場合、p−HEMTプロセスを用いて、チップセットを単一プロセス技術に対して共通に維持し得ることに留意されたい。第3MMICデバイス8には、LO生成回路及び第2ダウンコンバート回路(又は、中間周波数IF回路)が含まれる。
第3MMICデバイス8は、第1実施形態のMMICデバイス8と同様である。特に、これは、負抵抗固定同調発振器デバイス32、方向性結合器33、緩衝増幅器34、電力分割器46、緩衝増幅器54、ミキサ(又は、変調器)52、低域通過フィルタ50、及び増幅器48等、8つの機能を単一のチップ上に有し得る。MESFETプロセス技術を用いて第3MMICデバイス8を製造し、大量用途におけるチップセット全体のコストを低減し得るが、そうでない場合、p−HEMTプロセスを用いて、チップセットを単一プロセス技術に対して共通に維持し得ることに留意されたい。第3MMICデバイス8には、LO生成回路及び第2ダウンコンバート回路(又は、中間周波数IF回路)が含まれる。
LO生成回路には、固定同調局部発振生成デバイス32、方向性結合器33、電力分割器46及び増幅器54が含まれる。LO生成回路の機能は、約9.5GHzの基本波信号を生成し分配することであり、これは、負抵抗発振器デバイス32によって生成される。特に、固定同調発振器32は、約9.5GHz(f0=9.5GHz)で基本波信号を生成する。発振器32の共振器回路を適切に選択すると、E帯域全体を網羅するLO生成のための所望の基本波信号が得られることを認識されたい。更に、本発明の一次LO信号周波数は、用途毎に変更し得ることを認識されたい。
LO信号が発振器32で生成された後、LO信号は、緩衝増幅器34(8−12GHz範囲)に直接転送され、ここで、LO信号は、約+10dBmに増幅される。そして、信号は、第2MMICデバイス7の増幅器40に向けられる。更に、基本波信号は、発振器32と増幅器34との間に配置された方向性結合器33における送信源(発振器32)の後に結合される。結合器33は、主信号をサンプリングし、同様な信号をより低い電力レベルで生成する。結合器33は、例えば、分散された伝送線路要素を介して実現し得る。他の手法では、LO信号は、発振器32から直接分割し得る。発振器32によって生成された基本波信号からサンプリングされたLO信号は、次に、電力分割器46に供給され、基底帯域への第2ダウンコンバートにおいてLOを駆動する。特に、電力分割器46からの第1LO信号出力は、緩衝増幅器54(8−12GHz範囲)に供給され、ここで、公称電力レベル約+10dBmに増幅される。また、電力分割器46からの第2LO信号は、位相同期ループ回路(56、58、60)に転送され、位相同期用の信号を提供する。
位相同期ループ回路については、本明細書において後述する。
位相同期ループ回路については、本明細書において後述する。
第2ダウンコンバート回路(又は、IF回路)には、増幅器48、低域通過フィルタ50、及びミキサ52が含まれる。特に、約8−12GHzの範囲における中間周波数(IF)信号は、第1MMICデバイス5の単一平衡分周波ミキサ25から増幅器48に受信され、ここで、信号の電力は、公称電力レベル約+10dBmに増幅される。そして、受信されたIF信号は、低域通過フィルタ50を通過し、ここで、好ましくない積、ミキサ条件及びIF帯域を超えるLOリークのうちの1つ以上は、フィルタ処理により除去し得る。そして、依然として8−12GHz範囲にあるフィルタ処理されたIF信号は、ミキサ52に供給され、緩衝増幅器54からのLO信号出力と組み合わせられる。そして、ミキサ52は、組み合わせられた信号を基底帯域にダウンコンバートし、その結果、出力データ信号62が生成され、モデム等の他のデバイスに伝達される。
[本発明の代表的な第3実施形態]
本発明の代表的な第3実施形態によれば、2つのMMICデバイス5、9を含むチップセット11が含まれるE帯域用途のMMICベースの無線フロントエンド及びそのアーキテクチャを図3に示す回路として開示する。本発明の第3実施形態は、逓倍器系統チップ7(図2からの第2MMICデバイス7参照)における逓倍回路を省くことによって、また更に、送信機及び受信機チップ5(又は、第1MMICデバイス5)において単一平衡分周波ミキサを利用することによって分周波混合方式を採用するという点で第2実施形態と同様である。
本発明の代表的な第3実施形態によれば、2つのMMICデバイス5、9を含むチップセット11が含まれるE帯域用途のMMICベースの無線フロントエンド及びそのアーキテクチャを図3に示す回路として開示する。本発明の第3実施形態は、逓倍器系統チップ7(図2からの第2MMICデバイス7参照)における逓倍回路を省くことによって、また更に、送信機及び受信機チップ5(又は、第1MMICデバイス5)において単一平衡分周波ミキサを利用することによって分周波混合方式を採用するという点で第2実施形態と同様である。
特に、本発明の代表的な第3実施形態において、X4逓倍器及び帯域通過フィルタ44は、第2MMICデバイス9に集積され、他方、増幅器機能40も第2MMICデバイス9上にある緩衝増幅器34と組み合わせられる。その結果、第2実施形態からの第2MMICデバイス7は、完全に省略し得る。更に、第1MMICデバイス5からの送信増幅器14、16も1つの送信増幅器18に組み合わせられる。
第3実施形態の恩恵は、(図2、第1実施形態からの)E帯域送信機フロントエンドチップセット3と比較して、E帯域送信機フロントエンドチップセット11が、更に、簡略化され、消費電力が少なく、柔軟性があり、製造上の複雑さが低減され、生産コストが低いことである。次に、各MMICデバイス5、9については、本明細書において以下に述べる。
[第1MMICデバイス(第3実施形態用):送信機及び受信機チップ]
提供される(送信機(TX)及び受信機(RX)チップ)とも称する)代表的な第1MMICデバイス5には、単一平衡分周波ミキサ13(又は、変調器)、送信増幅器18、増幅器20、帯域通過フィルタ22、単一平衡分周波ミキサ25(又は、変調器)、増幅器26、電力分割器28、及び増幅器30等、8つの回路機能が単一のチップ上に含まれる。本MMICデバイスには、送信回路(13、18)、受信回路(20、22、25)、及び局部発振器(LO)回路(26、28、30)等、3つの回路が含まれる。
提供される(送信機(TX)及び受信機(RX)チップ)とも称する)代表的な第1MMICデバイス5には、単一平衡分周波ミキサ13(又は、変調器)、送信増幅器18、増幅器20、帯域通過フィルタ22、単一平衡分周波ミキサ25(又は、変調器)、増幅器26、電力分割器28、及び増幅器30等、8つの回路機能が単一のチップ上に含まれる。本MMICデバイスには、送信回路(13、18)、受信回路(20、22、25)、及び局部発振器(LO)回路(26、28、30)等、3つの回路が含まれる。
送信機部には、単一平衡分周波ミキサ13、及び送信増幅器18が含まれる。送信機能に関しては、モデム等の送信源10からのRF+2LOに等しい入力データ信号がミキサ13に受信される。更に、(例えば、約35−45GHz間の)所望のE帯域送信周波数の約半分に等しいLO信号がミキサ13に受信される。そして、ミキサ13は、変調された基底帯域信号RF+2LOを所望のE帯域送信周波数に等しい周波数に直接アップコンバートする。変調されたE帯域信号電力は、公称約100mW(又は、約+20dBm)の連続波(CW)出力電力を有する送信増幅器18によって増幅される。増幅後、信号は、71−76GHz間に規定された4つの別々の1.25GHzチャネルのうちの少なく
とも1つで送信し得る。
とも1つで送信し得る。
受信回路(又は、受信機系統)には、低雑音増幅器(LNA)20、帯域通過フィルタ22、及び単一平衡分周波ミキサ25を含み得る。受信機機能に関しては、信号は、最初に、周波数範囲81−86GHz間で規定される4つの別々の1.25GHzチャネルのうちの少なくとも1つを介して受信される。対応する帯域を受信する際、低雑音増幅器20及び帯域通過フィルタ22は、選択的な利得を付加し、また、ミキサ25に転送される前に受信信号からイメージ雑音を低減する。更に、LNA20は、受信系統の雑音指数(NF)を設定し、選択性を提供し、また、選択性を増大させる。更に、LNA20は、LOをアンテナ(図示せず)から分離する支援を行う。
LO回路には、電力分割器28、及び増幅器26及び30が含まれる。最初に、分割器28、及び増幅器26及び30は、所望のE帯域周波数の半分で動作することに留意されたい。特に、所望のE帯域周波数の半分に引き上げられたLO信号が、電力分割器28に受信され、分割される。電力分割器28は、好適には、ウィルキンソン型電力分割器である。電力分割器28の一方の出力の下流にある増幅器30は、約−10dBmでLO信号を受信し、LO信号を約+10乃至+15dBmの公称範囲に増幅する。増幅器30における増幅後、分割されたLO信号は、単一平衡分周波ミキサ13に受信され、変調された基底帯域信号RF+2LOを所望のE帯域送信周波数に等しい周波数に直接アップコンバートする。更に、電力分割器28の他方の出力の下流にある増幅器26は、約−10dBmでLO信号を受信し、LO信号を約+10〜+15dBmの公称範囲に増幅する。増幅器26における増幅後、単一平衡分周波ミキサ25は、中間周波数(IF)へのダウンコンバートを行う。更に、増幅器30及び増幅器26のうちの1つ以上によって行われる増幅機能は、一連の又は複数の増幅器(一対など)でも達成し得ることを認識されたい。
[第2MMICデバイス(第3実施形態用):逓倍器系統、LO生成及び第2ダウンコンバート]
第2MMICデバイス9は、それが(第2実施形態の図2の第2MMICデバイス7からの)X4逓倍器42及び帯域通過フィルタ44も含むことを除き、第1及び第2実施形態のMMICデバイス8と同様である。第2MMICデバイス9は、負抵抗固定同調発振器デバイス32、方向性結合器33、緩衝増幅器34、X4逓倍器42、帯域通過フィルタ44、電力分割器46、緩衝増幅器54、ミキサ(又は、変調器)52、低域通過フィルタ50、及び増幅器48等、10の機能を単一のチップ上に有し得る。好適には、p−HEMTプロセスを用いて、チップセットを単一プロセス技術に対して共通に維持する。第2MMICデバイス9には、逓倍器系統、LO生成回路及び第2ダウンコンバート回路(又は、中間周波数IF回路)が含まれる。
第2MMICデバイス9は、それが(第2実施形態の図2の第2MMICデバイス7からの)X4逓倍器42及び帯域通過フィルタ44も含むことを除き、第1及び第2実施形態のMMICデバイス8と同様である。第2MMICデバイス9は、負抵抗固定同調発振器デバイス32、方向性結合器33、緩衝増幅器34、X4逓倍器42、帯域通過フィルタ44、電力分割器46、緩衝増幅器54、ミキサ(又は、変調器)52、低域通過フィルタ50、及び増幅器48等、10の機能を単一のチップ上に有し得る。好適には、p−HEMTプロセスを用いて、チップセットを単一プロセス技術に対して共通に維持する。第2MMICデバイス9には、逓倍器系統、LO生成回路及び第2ダウンコンバート回路(又は、中間周波数IF回路)が含まれる。
LO生成回路には、固定同調局部発振生成デバイス32、方向性結合器33、電力分割器46及び増幅器54が含まれる。LO生成回路の機能は、基本波信号を生成し分配することであり、これは、負抵抗発振器デバイス32によって生成される。特に、固定同調発振器32は、約9.5GHz(f0=9.5GHz)で基本波信号を生成する。発振器32の共振器回路を適切に選択すると、E帯域全体を網羅するLO生成のための所望の基本波信号が得られることを認識されたい。更に、本発明の一次LO信号周波数は、用途毎に変更し得ることを認識されたい。
LO信号が発振器32で生成された後、LO信号は、逓倍器系統に向けられるが、これには、増幅器34、X4逓倍器42、及び帯域通過フィルタ42が含まれる。第2実施形態からの第2MMICデバイス7の機能は、逓倍器系統34、42、44において達成され、これは、局部発振器信号をE帯域における半分の所望の周波数に逓倍することである。そして、LO信号は、MMICデバイス5の電力分割器28に転送され、そこで、信号
は、分割され、第1MMICデバイス5の送信機及び受信機回路双方を駆動する。
は、分割され、第1MMICデバイス5の送信機及び受信機回路双方を駆動する。
特に、第2MMICデバイス9の増幅器34からのLO信号は、X4逓倍器に受信される。好適には、増幅器34からの信号の電力は、約+10dBmの公称範囲である。増幅器34から生成されるLO信号は、X4逓倍器42を駆動するのに充分な程に増幅される。LO信号は、X4逓倍器42に一旦受信されると、4倍に逓倍される。従って、信号が約10GHzでX4逓倍器32の前に受信されることから、信号は4倍に大きくなり約40GHzになる。そして、LO信号は、帯域通過フィルタ44においてフィルタ処理され、ここで、好ましくない約10GHzの逓倍積は、除去される。従って、例えば、約10GHz、20GHz及び30GHzの好ましくない積は、フィルタ44において除去し得る。最後に、LO信号は、第1MMICデバイス5における電力分割器28に送られる。
更に、基本波信号は、発振器32と増幅器34との間に配置された方向性結合器33における送信源(発振器32)から結合される。結合器33は、主信号をサンプリングし、同様な信号をより低い電力レベルで生成する。結合器33は、例えば、分散された伝送線路要素を介して実現し得る。他の手法では、LO信号は、発振器32から直接分割し得る。発振器32によって生成された基本波信号からサンプリングされたLO信号は、次に、電力分割器46に供給され、基底帯域への第2ダウンコンバートにおいてLOを駆動する。特に、電力分割器46からの第1LO信号出力は、緩衝増幅器54(8−12GHz範囲)に供給され、ここで、公称電力レベル約+10dBmに増幅される。また、電力分割器46からの第2LO信号は、位相同期ループ回路(56、58、60)に転送され、位相同期用の信号を提供する。位相同期ループ回路については、本明細書において後述する。
第2ダウンコンバート回路(又は、IF回路)には、増幅器48、低域通過フィルタ50、及びミキサ52が含まれる。特に、約8−12GHzの範囲における中間周波数(IF)信号は、第1MMICデバイス5の単一平衡分周波ミキサ25から増幅器48に受信され、ここで、信号の電力は、公称電力レベル約+10dBmに増幅される。そして、受信されたIF信号は、低域通過フィルタ50を通過し、ここで、好ましくない積、ミキサ条件及びIF帯域を超えるLOリークのうちの1つ以上は、フィルタ処理により除去し得る。そして、依然として8−12GHz範囲にあるフィルタ処理されたIF信号は、ミキサ52に供給され、緩衝増幅器54からのLO信号出力と組み合わせられる。そして、ミキサ52は、組み合わせられた信号を基底帯域にダウンコンバートし、その結果、出力データ信号62が生成され、モデム等の他のデバイスに伝達される。
[本発明の他の特徴及び態様]
[位相同期ループ]
更に、発振器60、位相同期ループ(PLL)デバイス58、及びX1/8逓倍器56(又は、X8分割器)を含む位相同期ループ(PLL)回路は、図1−3に示すように、本発明と組み合わせて提供し得る。位相同期ループ回路は、E帯域送無線受信機チップセットに短期及び長期の安定性を付加するために利用される。PLLデバイス58は、DCオフセットを提供して固定同調発振器をチューニングする位相検出器を利用し得る。位相同期ループ(PLL)は、当分野において公知の原理で動作し、従って、この特徴の詳細な議論は、省略する。
[位相同期ループ]
更に、発振器60、位相同期ループ(PLL)デバイス58、及びX1/8逓倍器56(又は、X8分割器)を含む位相同期ループ(PLL)回路は、図1−3に示すように、本発明と組み合わせて提供し得る。位相同期ループ回路は、E帯域送無線受信機チップセットに短期及び長期の安定性を付加するために利用される。PLLデバイス58は、DCオフセットを提供して固定同調発振器をチューニングする位相検出器を利用し得る。位相同期ループ(PLL)は、当分野において公知の原理で動作し、従って、この特徴の詳細な議論は、省略する。
[全二重送信及び受信方式]
図4は、全二重送信方式を利用する無線リンク70を介して互いに通信を行う一対のE帯域フロントエンド送受信機2、3、又は11を示す。上流の送受信機が、71−76GHz等、ある特定のE帯域周波数範囲において送信する場合、下流の送受信機は、同じE帯域周波数範囲で受信するように構成されている。従って、上流ノード及び下流ノードは
、周波数の点で「双対(dual)」無線リンクを形成する。下流ノードが81−86GHzにおいて送信を返し、上流ノードが81−86GHzにおいて受信する場合、同じ双対性(duality)が適用される。言い換えると、無線リンクの対向端にあるRX及びTX帯域は、反転される。
図4は、全二重送信方式を利用する無線リンク70を介して互いに通信を行う一対のE帯域フロントエンド送受信機2、3、又は11を示す。上流の送受信機が、71−76GHz等、ある特定のE帯域周波数範囲において送信する場合、下流の送受信機は、同じE帯域周波数範囲で受信するように構成されている。従って、上流ノード及び下流ノードは
、周波数の点で「双対(dual)」無線リンクを形成する。下流ノードが81−86GHzにおいて送信を返し、上流ノードが81−86GHzにおいて受信する場合、同じ双対性(duality)が適用される。言い換えると、無線リンクの対向端にあるRX及びTX帯域は、反転される。
[代表的なE帯域通信システム]
図5は、本発明の一態様による代表的なE帯域通信システムを示す。詳細には、本発明の代表的なE帯域通信システムは、一対のE帯域通信システムノード又は局63を利用して、無線リンク70上でE帯域周波数を介してデータを送信及び受信するポイントツーポイントシステムであってよい。各局63には、E帯域無線送受信機チップセット2、3、又は11のうちの1つ以上の実施形態が含まれる。各局63には、更に、様々なシステム機能をサポートするために利用されるモデム64及び基底帯域設備66を含み得る。更に、各局は、データ送信源72と通信を行う。
図5は、本発明の一態様による代表的なE帯域通信システムを示す。詳細には、本発明の代表的なE帯域通信システムは、一対のE帯域通信システムノード又は局63を利用して、無線リンク70上でE帯域周波数を介してデータを送信及び受信するポイントツーポイントシステムであってよい。各局63には、E帯域無線送受信機チップセット2、3、又は11のうちの1つ以上の実施形態が含まれる。各局63には、更に、様々なシステム機能をサポートするために利用されるモデム64及び基底帯域設備66を含み得る。更に、各局は、データ送信源72と通信を行う。
また、幾つかの代表的な実施形態を参照して本発明について説明したが、用いた語は、限定の語であるよりもむしろ説明及び例示の語であることを理解されたい。変更は、添付された現時点で述べた、また、補正される請求項の範囲内において、本発明の範囲及び精神からその態様が逸脱することなく、行い得る。特定の手段、材料及び実施形態を参照して本発明について説明したが、本発明は、開示した細目に限定しようとするものではなく、むしろ、本発明は、添付された請求項の範囲内にある全ての機能的に等価な構造、方法、及び用途に適用される。
Claims (63)
- 第1MMICデバイスと、第2MMICデバイスと、第3MMICデバイスと、からなるMMICベースのE帯域無線送受信機フロントエンドであって、
第1MMICデバイスは、
基底帯域周波数でデータストリーム入力を受信し、E帯域周波数を有するLO信号とデータストリームを混合し、得られたデータストリームをアップコンバートされたE帯域周波数で送信するための送信回路と、
E帯域周波数を有するデータストリームを受信し、E帯域周波数を有するLO信号と受信データストリームを混合し、得られた混合受信信号を中間周波数(IF)にダウンコンバートするための受信回路と、
E帯域周波数で受信LO信号を分割し、送信回路及び受信回路にLO信号を伝達するためのLO信号回路と、を備えることと、
第2MMICデバイスは、
基準周波数でLO信号を受信し、LO信号をE帯域周波数に逓倍するための逓倍回路を備えることと、
第3MMICデバイスは、
LO信号と混合受信IF信号を混合し、得られた混合受信信号を基底帯域周波数にダウンコンバートするための第2ダウンコンバート回路と、
LO信号を生成し、LO信号を第2MMICデバイスに伝達し、LO信号を結合し、結合されたLO信号を分割し、分割されたLO信号を第2ダウンコンバート回路に伝達するためのLO生成回路と、を備えることと、を含むE帯域無線送受信機フロントエンド。 - 第1、第2、及び第3MMICデバイスはp−HEMTプロセスによって製造される請求項1に記載のE帯域無線送受信機フロントエンド。
- 第1及び第2MMICデバイスはp−HEMTプロセスによって製造され、第3MMICデバイスはMESFETプロセスによって製造される請求項1に記載のE帯域無線送受信機フロントエンド。
- 71−76GHz、81−86GHz、及び92−95GHzを含む3つの周波数範囲上で送信及び受信を行う請求項1に記載のE帯域無線送受信機フロントエンド。
- 71−76GHz、81−86GHz、及び92−95の各周波数範囲内における4つの1.25GHzチャネル上で送信及び受信を行う請求項2に記載のE帯域無線送受信機フロントエンド。
- MMICデバイスはガリウム砒素(GaAs)デバイスである請求項1に記載のE帯域無線送受信機フロントエンド。
- 別の送受信機フロントエンドと全二重方式で通信を行う請求項1に記載のE帯域無線送受信機フロントエンド。
- 送信回路は基本波ミキサと、基本波ミキサの下流にある1つ以上の増幅器とを備える請求項1に記載のE帯域無線送受信機フロントエンド。
- 受信回路は低雑音増幅器と、低雑音増幅器の下流にある帯域通過フィルタと、低雑音増幅器の下流にある基本波ミキサとを備える請求項1に記載のE帯域無線送受信機フロントエンド。
- LO信号回路は電力分割器と、電力分割器の各出力の下流にある1つ以上の増幅器とを備える請求項1に記載のE帯域無線送受信機フロントエンド。
- 逓倍回路はX2逓倍器と、X2逓倍器の下流にある第1帯域通過フィルタと、第1帯域通過フィルタの下流にある回路増幅器と、逓倍回路増幅器の下流にあるX4逓倍器と、X4逓倍器の下流にある逓倍回路帯域通過フィルタとを備える請求項1に記載のE帯域無線送受信機フロントエンド。
- 第2ダウンコンバート回路は1つ以上の増幅器と、同1つ以上の増幅器の下流にある低域通過フィルタと、低域通過フィルタの下流にあるミキサとを備える請求項1に記載のE帯域無線送受信機フロントエンド。
- LO生成回路は発振器と、発振器の下流にある1つ以上の緩衝増幅器と、発振器と同1つ以上の緩衝増幅器との間の結合器と、結合器の下流にある電力分割器と、電力分割器の出力の下流にある第2増幅器とを備える請求項1に記載のE帯域無線送受信機フロントエンド。
- 分周波混合方式を利用する請求項1に記載のE帯域無線送受信機フロントエンド。
- 送信回路及び受信回路は、各々、単一平衡分周波ミキサを利用する請求項14に記載のE帯域無線送受信機フロントエンド。
- 逓倍回路は回路増幅器と、逓倍回路増幅器の下流にあるX4逓倍器と、X4逓倍器の下流にある逓倍回路帯域通過フィルタとを備える請求項15に記載のE帯域無線送受信機フロントエンド。
- 第1MMICデバイスと、第2MMICデバイスと、第3MMICデバイスと、からなるMMICベースのE帯域無線送受信機フロントエンドであって、
第1MMICデバイスは、
基本波送信ミキサ、及び基本波送信ミキサの下流にある1つ以上の送信増幅器を含む送信回路と、データストリームは基本波送信ミキサに入力され、同1つ以上の送信増幅器からの出力が送信されることと、
低雑音増幅器、低雑音増幅器の下流にある受信帯域通過フィルタ、及び基本波受信ミキサを含む受信回路と、受信信号は低雑音増幅器の入力に伝達され、基本波受信ミキサの出力は第3MMICデバイスに伝達されることと、
電力分割器、電力分割器の第1出力と通信を行う送信LO増幅器、及び電力分割器の第2出力と通信を行う受信LO増幅器を含むLO信号回路と、送信LO増幅器の出力は基本波送信ミキサの入力に伝達され、受信LO増幅器の出力は基本波受信ミキサの入力に伝達されることと、を備えることと、
第2MMICデバイスは、
X2逓倍器、X2逓倍器の下流にある第1逓倍回路帯域通過フィルタ、第1逓倍回路帯域通過フィルタの下流にある逓倍回路増幅器、逓倍回路増幅器の下流にあるX4逓倍器、及びX4逓倍器の下流にある第2逓倍回路帯域通過フィルタを含む逓倍回路と、X4逓倍器の出力は第1MMICデバイスの電力分割器の入力に伝達されることと、を備えることと、
第3MMICデバイスは、
IF増幅器、IF増幅器の下流にある低域通過フィルタ、及び低域通過フィルタの下流にある基底帯域ミキサを含むIF回路と、第1MMICデバイスからの基本波受信ミキサの出力はIF増幅器の入力に伝達され、基底帯域ミキサは出力データストリームを提供することと、
固定同調発振器、固定同調発振器の下流にある第1緩衝増幅器、固定同調発振器と第1緩衝増幅器との間の結合器、結合器の下流にある第3MMICデバイス電力分割器、及び第3MMICデバイス電力分割器の第1出力の下流にある第2緩衝増幅器を含むLO生成回路と、第1緩衝増幅器からの出力は第2MMICデバイスのX2逓倍器の入力に伝達されることと、を備えることと、を含むE帯域無線送受信機フロントエンド。 - X1/8逓倍器、X1/8逓倍器の下流にある位相同期ループデバイス、及び位相同期ループデバイスの入力に基準信号を供給する基準信号発振器を含む位相同期ループ回路を備えることと、
位相同期ループデバイスの出力は第3MMICデバイスの固定同調発振器の入力と通信を行うことと、
X1/8逓倍器は第3MMICデバイスからの第3MMICデバイス電力分割器の第2出力と通信を行うことと、を含む請求項17に記載のE帯域無線送受信機フロントエンド。 - 前記1つ以上の送信増幅器は直列の第1及び第2送信増幅器からなる請求項17に記載のE帯域無線送受信機フロントエンド。
- 第1、第2、及び第3MMICデバイスはp−HEMTプロセスによって製造される請求項17に記載のE帯域無線送受信機フロントエンド。
- 第1及び第2MMICデバイスはp−HEMTプロセスによって製造され、第3MMICデバイスはMESFETプロセスによって製造される請求項17に記載のE帯域無線送受信機フロントエンド。
- 71−76GHz、81−86GHz、及び92−95GHzを含む3つの周波数範囲上で送信及び受信を行う請求項17に記載のE帯域無線送受信機フロントエンド。
- 71−76GHz、81−86GHz、及び92−95の各周波数範囲内における4つの1.25GHzチャネル上で送信及び受信を行う請求項22に記載のE帯域無線送受信機フロントエンド。
- MMICデバイスはガリウム砒素(GaAs)デバイスである請求項17に記載のE帯域無線送受信機フロントエンド。
- 別の送受信機フロントエンドと全二重方式で通信を行う請求項17に記載のE帯域無線送受信機フロントエンド。
- 第1MMICデバイスと、第2MMICデバイスと、第3MMICデバイスと、からなるMMICベースのE帯域無線送受信機フロントエンドであって、
第1MMICデバイスは、
分周波送信ミキサ、及び分周波送信ミキサの下流にある1つ以上の送信増幅器を含む送信回路と、データストリームは分周波送信ミキサに入力され、同1つ以上の送信増幅器からの出力が送信されることと、
低雑音増幅器、低雑音増幅器の下流にある受信帯域通過フィルタ、及び分周波受信ミキサを含む受信回路と、受信信号は低雑音増幅器の入力に伝達され、分周波受信ミキサの出力は第3MMICデバイスに伝達されることと、
電力分割器、電力分割器の第1出力と通信を行う送信LO増幅器、及び電力分割器の第2出力と通信を行う受信LO増幅器を含むLO信号回路と、送信LO増幅器の出力は分周波送信ミキサの入力に伝達され、受信LO増幅器の出力は分周波受信ミキサの入力に伝
達されることと、を備えることと、
第2MMICデバイスは、
逓倍回路増幅器、逓倍回路増幅器の下流にあるX4逓倍器、及びX4逓倍器の下流にある逓倍回路帯域通過フィルタを含む逓倍回路と、逓倍回路帯域通過フィルタの出力は第1MMICデバイスの電力分割器の入力に伝達されることと、を備えることと、
第3MMICデバイスは、
IF増幅器、IF増幅器の下流にある低域通過フィルタ、及び低域通過フィルタの下流にある基底帯域ミキサを含むIF回路と、第1MMICデバイスからの分周波受信ミキサの出力はIF増幅器の入力に伝達され、基底帯域ミキサは出力データストリームを提供することと、
固定同調発振器、固定同調発振器の下流にある第1緩衝増幅器、固定同調発振器と第1緩衝増幅器との間の結合器、結合器の下流にある第3MMICデバイス電力分割器、及び第3MMICデバイス電力分割器の第1出力の下流にある第2緩衝増幅器を含むLO生成回路と、第1緩衝増幅器からの出力は第2MMICデバイスの逓倍回路増幅器の入力に伝達されることと、を備えることと、を含むE帯域無線送受信機フロントエンド。 - X1/8逓倍器、X1/8逓倍器の下流にある位相同期ループデバイス、及び位相同期ループデバイスの入力に基準信号を供給する基準信号発振器を含む位相同期ループ回路を備えることと、
位相同期ループデバイスの出力は第3MMICデバイスの固定同調発振器の入力と通信を行うことと、
X1/8逓倍器は第3MMICデバイス電力分割器の第2出力と通信を行うことと、を含む請求項26に記載のE帯域無線送受信機フロントエンド。 - 前記1つ以上の送信増幅器は直列の第1及び第2送信増幅器からなる請求項26に記載のE帯域無線送受信機フロントエンド。
- 第1、第2、及び第3MMICデバイスはp−HEMTプロセスによって製造される請求項26に記載のE帯域無線送受信機フロントエンド。
- 第1及び第2MMICデバイスはp−HEMTプロセスによって製造され、第3MMICデバイスはMESFETプロセスによって製造される請求項26に記載のE帯域無線送受信機フロントエンド。
- 71−76GHz、81−86GHz、及び92−95GHzを含む3つの周波数範囲上で送信及び受信を行う請求項26に記載のE帯域無線送受信機フロントエンド。
- 71−76GHz、81−86GHz、及び92−95の各周波数範囲内における4つの1.25GHzチャネル上で送信及び受信を行う請求項31に記載のE帯域無線送受信機フロントエンド。
- MMICデバイスはガリウム砒素(GaAs)デバイスである請求項26に記載のE帯域無線送受信機フロントエンド。
- 別の送受信機フロントエンドと全二重方式で通信を行う請求項26に記載のE帯域無線送受信機フロントエンド。
- 第1MMICデバイスと、第2MMICデバイスと、からなるMMICベースのE帯域無線送受信機フロントエンドであって、
第1MMICデバイスは、
分周波送信ミキサ、及び分周波送信ミキサの下流にある送信増幅器を含む送信回路と、データストリームは分周波送信ミキサに入力され、1つ以上の増幅器からの出力が送信されることと、
低雑音増幅器、低雑音増幅器の下流にある受信帯域通過フィルタ、及び分周波受信ミキサを含む受信回路と、受信信号は低雑音増幅器の入力に伝達され、分周波受信ミキサの出力は第2MMICデバイスに伝達されることと、
電力分割器、電力分割器の第1出力と通信を行う送信LO増幅器、及び電力分割器の第2出力と通信を行う受信LO増幅器を含むLO信号回路と、送信LO増幅器の出力は分周波送信ミキサの入力に伝達され、受信LO増幅器の出力は分周波受信ミキサの入力に伝達されることと、を備えることと、
第2MMICデバイスは、
第1緩衝増幅器、第1緩衝増幅器の下流にあるX4逓倍器、及びX4逓倍器の下流にある逓倍回路帯域通過フィルタを含む逓倍回路と、逓倍回路帯域通過フィルタの出力は第1MMICデバイスの電力分割器の入力に伝達されることと、
IF増幅器、IF増幅器の下流にある低域通過フィルタ、及び低域通過フィルタの下流にある基底帯域ミキサを含むIF回路と、第1MMICデバイスからの分周波受信ミキサの出力はIF増幅器の入力に伝達され、基底帯域ミキサは出力データストリームを提供することと、
逓倍回路の第1緩衝増幅器の入力と通信を行う出力を有する固定同調発振器、固定同調発振器と第1緩衝増幅器との間の結合器、結合器の下流にある第2MMICデバイス電力分割器、及び第2MMICデバイス電力分割器の第1出力の下流にある第2緩衝増幅器を含むLO生成回路と、を備えることと、を含むE帯域無線送受信機フロントエンド。 - X1/8逓倍器、X1/8逓倍器の下流にある位相同期ループデバイス、及び位相同期ループデバイスの入力に基準信号を供給する基準信号発振器を含む位相同期ループ回路を備えることと、
位相同期ループデバイスの出力は第3MMICデバイスの固定同調発振器の入力と通信を行うことと、
X1/8逓倍器は第2MMICデバイス電力分割器の第2出力と通信を行うことと、を含む請求項35に記載のE帯域無線送受信機フロントエンド。 - 第1及び第2MMICデバイスはp−HEMTプロセスによって製造される請求項35に記載のE帯域無線送受信機フロントエンド。
- 71−76GHz、81−86GHz、及び92−95GHzを含む3つの周波数範囲上で送信及び受信を行う請求項35に記載のE帯域無線送受信機フロントエンド。
- 71−76GHz、81−86GHz、及び92−95の各周波数範囲内における4つの1.25GHzチャネル上で送信及び受信を行う請求項38に記載のE帯域無線送受信機フロントエンド。
- MMICデバイスはガリウム砒素(GaAs)デバイスである請求項35に記載のE帯域無線送受信機フロントエンド。
- 別の送受信機フロントエンドと全二重方式で通信を行う請求項35に記載のE帯域無線送受信機フロントエンド。
- 基本波送信ミキサ、及び基本波送信ミキサの下流にある1つ以上の送信増幅器を含む送信回路と、データストリームは基本波送信ミキサに入力され、同1つ以上の送信増幅器からの出力が送信されることと、
低雑音増幅器、低雑音増幅器の下流にある受信帯域通過フィルタ、及び基本波受信ミキサを含む受信回路と、受信信号は低雑音増幅器の入力に伝達されることと、
電力分割器、電力分割器の第1出力と通信を行う送信LO増幅器、及び電力分割器の第2出力と通信を行う受信LO増幅器を含むLO信号回路と、送信LO増幅器の出力は基本波送信ミキサの入力に伝達され、受信LO増幅器の出力は基本波受信ミキサの入力に伝達されることと、を含むMMICデバイス。 - X2逓倍器と、X2逓倍器の下流にある第1逓倍回路帯域通過フィルタと、第1逓倍回路帯域通過フィルタの下流にある逓倍回路増幅器と、逓倍回路増幅器の下流にあるX4逓倍器と、X4逓倍器の下流にある第2逓倍回路帯域通過フィルタと、を含む逓倍回路を備えるMMICデバイス。
- IF増幅器、IF増幅器の下流にある低域通過フィルタ、及び低域通過フィルタの下流にある基底帯域ミキサを含むIF回路と、第1MMICデバイスからの基本波受信ミキサの出力はIF増幅器の入力に伝達され、基底帯域ミキサは出力データストリームを提供することと、
固定同調発振器、固定同調発振器の下流にある第1緩衝増幅器、固定同調発振器と第1緩衝増幅器との間の結合器、結合器の下流にある第3MMICデバイス電力分割器、及び第3MMICデバイス電力分割器の第1出力の下流にある第2緩衝増幅器を含むLO生成回路と、を含むMMICデバイス。 - 分周波送信ミキサ、及び分周波送信ミキサの下流にある1つ以上の送信増幅器を含む送信回路と、データストリームは分周波送信ミキサに入力され、同1つ以上の送信増幅器からの出力が送信されることと、
低雑音増幅器、低雑音増幅器の下流にある受信帯域通過フィルタ、及び分周波受信ミキサを含む受信回路と、受信信号は低雑音増幅器の入力に伝達されることと、
電力分割器、電力分割器の第1出力と通信を行う送信LO増幅器、及び電力分割器の第2出力と通信を行う受信LO増幅器を含むLO信号回路と、送信LO増幅器の出力は分周波送信ミキサの入力に伝達され、受信LO増幅器の出力は分周波受信ミキサの入力に伝達されることと、を含むMMICデバイス。 - 第1緩衝増幅器、第1緩衝増幅器の下流にあるX4逓倍器、及びX4逓倍器の下流にある逓倍回路帯域通過フィルタを含む逓倍回路と、
IF増幅器、IF増幅器の下流にある低域通過フィルタ、及び低域通過フィルタの下流にある基底帯域ミキサを含むIF回路と、第1MMICデバイスからの受信ミキサの出力はIF増幅器の入力に伝達され、基底帯域ミキサは出力データストリームを提供することと、
逓倍回路の第1緩衝増幅器の入力と通信を行う出力を有する固定同調発振器、固定同調発振器と第1緩衝増幅器との間の結合器、結合器の下流にある第2MMICデバイス電力分割器、及び第2MMICデバイス電力分割器の第1出力の下流にある第2緩衝増幅器を含むLO生成回路と、を含むMMICデバイス。 - MMICベースのE帯域無線送受信機フロントエンド、モデム、基底帯域設備、及びデータ送信源を各々含み、互いに通信を行う複数のE帯域局からなるE帯域通信システムであって、
MMICベースのE帯域無線送受信機フロントエンドは、第1MMICデバイスと、第2MMICデバイスと、第3MMICデバイスと、からなり、
第1MMICデバイスは、
基底帯域周波数でデータストリーム入力を受信し、E帯域周波数を有するLO信号とデータストリームを混合し、得られたデータストリームをアップコンバートされたE帯域
周波数で送信するための送信回路と、
E帯域周波数を有するデータストリームを受信し、E帯域周波数を有するLO信号と受信データストリームを混合し、得られた混合受信信号を中間周波数(IF)にダウンコンバートするための受信回路と、
E帯域周波数で受信LO信号を分割し、送信回路及び受信回路にLO信号を伝達するためのLO信号回路と、を備えることと、
第2MMICデバイスは、
基準周波数でLO信号を受信し、LO信号をE帯域周波数に逓倍するための逓倍回路を備えることと、
第3MMICデバイスは、
LO信号と混合受信IF信号を混合し、得られた混合受信信号を基底帯域周波数にダウンコンバートするための第2ダウンコンバート回路と、
LO信号を生成し、LO信号を第2MMICデバイスに伝達し、LO信号を結合し、結合されたLO信号を分割し、分割されたLO信号を第2ダウンコンバート回路に伝達するためのLO生成回路と、を備えることと、を含むE帯域通信システム。 - 第1、第2、及び第3MMICデバイスはp−HEMTプロセスによって製造される請求項47に記載のE帯域通信システム。
- 第1及び第2MMICデバイスはp−HEMTプロセスによって製造され、第3MMICデバイスはMESFETプロセスによって製造される請求項47に記載のE帯域通信システム。
- 送受信機フロントエンドは71−76GHz、81−86GHz、及び92−95GHzを含む3つの周波数範囲上で送信及び受信を行う請求項47に記載のE帯域通信システム。
- 送受信機フロントエンドは71−76GHz、81−86GHz、及び92−95の各周波数範囲内における4つの1.25GHzチャネル上で送信及び受信を行う請求項48に記載のE帯域通信システム。
- MMICデバイスはガリウム砒素(GaAs)デバイスである請求項47に記載のE帯域通信システム。
- 送受信機フロントエンドは別の送受信機フロントエンドと全二重方式で通信を行う請求項47に記載のE帯域通信システム。
- 送信回路は基本波ミキサと、基本波ミキサの下流の1つ以上の増幅器とを備える請求項47に記載のE帯域通信システム。
- 受信回路は低雑音増幅器と、低雑音増幅器の下流の帯域通過フィルタと、低雑音増幅器の下流にある基本波ミキサとを備える請求項47に記載のE帯域通信システム。
- LO信号回路は電力分割器と、電力分割器の各出力の下流の1つ以上の増幅器とを備える請求項47に記載のE帯域通信システム。
- 逓倍回路はX2逓倍器と、X2逓倍器の下流にある第1帯域通過フィルタと、第1帯域通過フィルタの下流にある回路増幅器と、逓倍回路増幅器の下流にあるX4逓倍器と、X4逓倍器の下流にある逓倍回路帯域通過フィルタとを備える請求項47に記載のE帯域通信システム。
- 第2ダウンコンバート回路は1つ以上の増幅器と、1つ以上の増幅器の下流にある低域通過フィルタと、低域通過フィルタの下流にあるミキサとを備える請求項47に記載のE帯域通信システム。
- LO生成回路は発振器と、発振器の下流にある1つ以上の緩衝増幅器と、発振器と同1つ以上の緩衝増幅器との間の結合器と、結合器の下流にある電力分割器と、電力分割器の出力の下流にある第2増幅器とを備える請求項48に記載のE帯域通信システム。
- 分周波混合方式を利用する請求項47に記載のE帯域通信システム。
- 送信回路及び受信回路は、各々、単一平衡分周波ミキサを利用する請求項60に記載のE帯域通信システム。
- 逓倍回路は回路増幅器と、逓倍回路増幅器の下流にあるX4逓倍器と、X4逓倍器の下流にある逓倍回路帯域通過フィルタとを備える請求項61に記載のE帯域通信システム。
- システムはポイントツーポイントトポロジを実現する請求項47に記載のE帯域通信システム。
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