JP2007519300A - Rake受信機におけるフィンガの配置方法及び装置 - Google Patents

Rake受信機におけるフィンガの配置方法及び装置 Download PDF

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Abstract

RAKE受信機アーキテクチャに基づく受信機は以下の論理回路を含む。論理回路は、受信信号に対するマルチパス遅延プロファイルを生成する際に受信機のサーチャにより使用されるサーチャ遅延グリッドから独立したフィンガ配置グリッドに対して1つ以上のRAKEフィンガを割り当てるように構成される。論理回路は、マルチパス遅延プロファイルを使用して、サーチャ遅延グリッドに対してフィンガ配置グリッドを「調整」する。しかし、フィンガ配置グリッドの遅延分解能はサーチャ遅延グリッドから独立している。この独立性により、例えば、フィンガ配置グリッドをサーチャにより使用される遅延分解能から独立したナイキストの判別法に基づく遅延分解能に設定できる。受信機は、2つ以上のフィンガ配置グリッドを使用してもよい。受信機は、フィンガがグリッド上及びグリッドから離れて割り当てられるミックスモードで動作してもよく、グリッドモード又は非グリッドモードで選択的に動作してもよい。

Description

本発明は、一般にRAKE受信機に関し、特にRAKE受信機におけるRAKEフィンガの配置に関する。
RAKE受信機は、特に直接拡散符号分割多元接続(DS CDMA)無線通信システムにおけるマルチパス受信についての良く知られた代表的な手法である。マルチパスが存在する場合、送信信号は複数の伝搬路に従って進む。そして、所望の受信機が、送信信号の複数の「バージョン」を含む可能性のある「複合(コンポジット)」信号を受信する。一般に、各バージョンは異なるパス遅延、位相及び減衰の影響を受ける。「信号イメージ」と呼ばれる受信信号の種々のバージョンは、他のイメージに多少先行して又は多少遅れて受信機に到着する。信号イメージ間に広がる最大遅延、すなわち「分散」は、特に信号帯域幅及び信号伝搬路の種々の特性に依存する。
通常、RAKE受信機は複数の「フィンガ」を含む。各フィンガは逆拡散回路として機能するものであり、すなわち、設定可能な相対遅延で信号イメージを逆拡散する相関器として動作する。名目上、選択された各信号イメージが逆拡散されかつ後続処理で合成されるように、RAKE受信機は、利用可能なRAKEフィンガを最も強い信号のイメージに対して位置合わせする。一般に、このように複数の信号イメージを合成することにより、受信機において改善された信号対雑音比が得られる。
これら動作をサポートするために、RAKE受信機は、規定のサーチウインドウ全体にわたって受信信号のピークを識別するサーチャを含むか又はそのサーチャと協働する。名目上、各信号のピークは異なる信号イメージに対応しているが、近接して配置された信号イメージ間の「スミア」のため、実際には、1つまたはそれ以上の遅延のピークが複数の信号イメージを表わしていることもありうる。サーチャは、サーチャ遅延グリッドを使用して信号のピークを識別する。RAKE受信機は、サーチャが識別した遅延のピークに1つ以上のフィンガを時間位置合わせする。
本発明は、受信信号に対してマルチパス遅延プロファイルを生成するために使用される遅延分解能からは独立した遅延分解能を使用して、RAKE受信機にフィンガを「配置」する方法及び装置を含む。例示的な一実施形態において、サーチャは、均等に配置されたサーチャ遅延グリッドポイントで規定のサーチウインドウ全体にわたって取得された測定値の集合として受信信号に対するマルチパス遅延プロファイルを生成する。また、RAKE受信機は、サーチャ遅延グリッドから独立したフィンガ配置グリッドを使用して1つ以上のRAKEフィンガを配置する。受信機は、マルチパス遅延プロファイルに関してフィンガ配置グリッドを調整してもしなくてもよい。さらに、受信機は2つ以上のフィンガ配置グリッドを使用して動作してもよい。各フィンガ配置グリッドは、マルチパス遅延プロファイルに関して調整されてもされなくてもよい。受信機は、1つ以上のフィンガがフィンガ配置グリッドに配置されかつ1つ以上のフィンガがフィンガ配置グリッドに配置されないミックスモードで動作してもよい。そのようなミックスモードの動作は、例えばマルチパス遅延プロファイルの特性に基づいてもよい。
例示的な受信機は、フィンガ配置プロセッサとして動作する論理回路を含むRAKE受信機を具備する。ハードウェア、ソフトウェア又はそれらの組合せで実現される可能性のある配置プロセッサは、例えばグリッドポイント品質又はクラスタ品質の評価に基づいて1つ以上のフィンガ配置グリッドに対するフィンガ割当てを決定する。配置プロセッサは、マルチパス遅延プロファイルの測定値のサンプルポイント間を補間して、サーチャ測定値と一致しないフィンガ配置グリッドポイントのポイント品質を判定してもよい。
例示的な受信機は、選択的な配置モードで動作してもよい。例えば、受信機は第1のモードで第1のフィンガ配置ストラテジー(方針)にしたがって動作してもよく、第2のモードで第2のフィンガ配置ストラテジーにしたがって動作してもよい。1つの例において、受信機は、例えばマルチパス遅延プロファイルの特性に基づいてモードを変更する。一実施形態において、第1のモードはフィンガ配置グリッドモードを含み、第2の実施形態は、受信信号に対してフィンガを時間的に位置合わせするのにフィンガ配置グリッドを使用しない非グリッドモードを含む。例えば第2のモードにおいて、受信機はマルチパス遅延プロファイル内の最強信号のピークに対して1つ以上のRAKEフィンガを位置合わせしてもよい。
本発明はこれらの概略的に説明した実施形態に限定されないことを当業者は理解すべきである。実際には、本発明の多くの追加の特徴及び利点が、種々の図面を参照し、以下の詳細な説明を読むことにより明らかとなろう。
図1は、本発明の一実施形態に係る例示的な受信機10を含む例示的な無線通信装置8を示す。特に、受信機10は、RAKE受信機12を具備する。RAKE受信機12は、サーチャ14及び無線フロントエンド16を含むか、又はそれらに関連付けられる。無線フロントエンド16は、受信コンポジット信号(r’)をRAKE受信機12に提供する。RAKE受信機12は、受信コンポジット信号を処理し、逆拡散受信信号を復調器18に提供する。QPSK変調の場合、復調器18はRAKE出力の実数部及び虚数部を単に取得してもよい。追加の動作が高次の変調を復調するために含まれてもよい。その結果、復調器18は復調信号を信号プロセッサ20に提供する。信号プロセッサ20は復調信号から送信情報信号を再生する。信号プロセッサ20は、誤り訂正に対して畳み込み復号処理又はターボ復号処理を適用してもよい。
図示される受信機10については、IS 95B、IS 2000又はWCDMAシステム等のDS CDMAシステムに例示的な応用が示されている。しかし、その用途はそれら特定の種類のシステムに限定されないことが当業者には理解されるであろう。実際には、受信機10の応用、特徴及び構成は、本発明の範囲から逸脱せずに変更できる。
例えば、図2は受信ダイバーシティに対して2つの受信アンテナ(17 1及び17 2)を含む装置構成を示す。この構成において、無線フロントエンドは個別のコンポジット受信信号(r'及びr')を生成するために2つの受信アンテナ信号を個別に処理するように構成されてもよい。また、RAKE受信機12内のフィンガ30へと入力される信号を、スイッチ38を使用してコンポジット受信信号(r'及びr')のどちらかに切り替えてもよい。実際には、RAKE受信機12が、フィンガ配置及び逆拡散動作を2つの受信コンポジット信号の合成に対して適用するようにこうせいされてもよいし、あるいは、各受信コンポジット信号に対してそのような動作を個別に実行するように構成されてもよい。これら変形例については後でさらに詳細に説明する。
同様に、RAKE受信機12についての観点についても後でさらに詳細に説明する。図3は、個々のフィンガ30に対する例示的な構成を示す。各フィンガ30は、先に示された合成重み発生器34からのチャネル推定情報を使用できる相関器40及びチャネル補償器42を含む。
しかし、相関器40は、受信コンポジット信号に含まれている特定の1つの信号イメージにフィンガ30を「位置合わせ」する例示的な手段を提供する。すなわち、相関器40に対して付与されるPNコードのオフセットを制御することにより、入力された受信信号に対するフィンガ30の有効時間遅れを調整することができる。なお、本発明は、所望の遅延位置合わせを提供するよう構成可能なアップストリーム遅延バッファを使用する手段など、別のフィンガ配置手段を採用してもよい。
RAKE受信機12の例示的な実施形態において、論理回路(「配置プロセッサ」)36は、マルチパス遅延プロファイルの少なくとも一部に及ぶ複数の離間されたグリッドポイントを含むフィンガ配置グリッドに基づいてRAKE受信機12の1つ以上のフィンガ30に対して遅延の割当てを決定する。ここで、フィンガ配置グリッドの間隔(分解能)は、マルチパス遅延プロファイルの測定ポイントの間隔に依存しない。すなわち、サーチャ14は、規定のサーチウインドウにわたって測定値の集合を展開することにより、マルチパス遅延プロファイルを生成する。なお、各測定値はサーチウインドウにわたって離間している測定ポイントの集合(セット)の中の1つに対応する。これら測定ポイントは、サーチャ遅延グリッドを表している。また、サーチャ遅延グリッドは、遅延分解能を規定している。また、サーチャ14は、規定された遅延分解能にしたがって、受信信号をサンプリングしてマルチパス遅延プロファイルを生成する。従って、用語「独立した」は、マルチパス遅延プロファイルを生成するために使用されるサーチャグリッドからフィンガ配置グリッドの間隔が設定されるのではないことを示す。なお、双方のグリッドは同一の基準分解能の倍数であってもよい。
例えば、例示的なサーチャ14は、規定のサーチウインドウ内で均等に配置された一連の遅延ポイント(測定ポイント)にわたり入力される受信信号に対して一連の相関演算を実行するように構成されてもよい。サーチャ14は、均等に配置された複数の各遅延ポイントにおいて、受信信号と適切な逆拡散コードとの相関値を求める。受信信号に対して電力/遅延プロファイル(PDP)を生成するために、それら相関値は、サーチャにおいて均等に配置された各遅延位置に対して平方、累積及び平均化されてもよく、又は他の方法で処理されてもよい。PDPは測定値の集合を含み、異なる信号イメージに対応する遅延のピークがその測定値の集合から少なくとも略識別される。
そのようなサーチャグリッドポイントは、例えばチップ間隔の半分又は1チップ間隔を使用して定義されてもよい。ここで、用語「チップ」は、受信信号を生成するスペクトル拡散送信機により使用される単一の拡散チップ時間を示す。遅延分解能の基準として、チップタイミング以外のものが使用されてもよいことを理解すべきである。
RAKE受信機12がサーチャ遅延グリッドから独立した1つ以上のフィンガ配置グリッドを使用することを説明したが、実際には、1つ以上のフィンガ配置グリッドポイントがサーチャ遅延グリッドポイントに一致してもよい。また、フィンガ配置グリッドポイントの遅延間隔を規定するのに使用される基礎間隔が、サーチャ遅延グリッドに使用される間隔から独立して規定又は構成されてもよい。このように、いくつかの実施形態に係るRAKE受信機12は、フィンガ配置グリッドを調整してもよいことを理解すべきである。すなわち、サーチャ14は受信信号の遅延プロファイルを特徴付けるために第1の遅延分解能を使用してもよい。また、RAKE受信機12は1つ以上のフィンガ配置グリッドに対して第2の遅延分解能を使用してもよい。なお、第2の遅延分解能は第1の遅延分解能から独立して規定される。図4は、この独立性の一例を提供する。
例示的な方法において、配置プロセッサ36は、サーチャ14により展開されたマルチパス遅延プロファイルから取得した情報を使用して、フィンガ配置グリッドを位置合わせしたり、特定のフィンガ配置グリッドポイントに対してフィンガの割当てを行ったりしてもよい。上述したように、マルチパス遅延プロファイルは、相対的な受信信号強度を反映するPDP測定値の集合を含んでもよい。このPDP測定値の集合は、サーチャ14により使用されるサーチウインドウ内の離散的な遅延ポイントの集合から取得される。
さらに、一般的には、例示的なマルチパス遅延プロファイルは、複数の測定ポイント、すなわちサーチャ遅延グリッドポイントに対応する測定値の集合を含む。これらの複数の測定ポイントは、入力された受信信号に対する規定のサーチウインドウにわたっている。各測定値は特定の測定ポイントに対応している。その結果、測定ポイントは相対信号遅延に関係する。例えば、マルチパス遅延プロファイル内の測定値又は信号のピークが、1つ以上の信号イメージの遅延に一致する遅延又はそれに近い遅延を有する測定ポイントに対応するように、各測定ポイントに対する1つ以上の信号相関値を平均化することにより測定値を取得してもよい。最も大きな測定値は、受信信号における1つ以上の信号イメージについての実際の遅延に最も近接するように位置合わせされる。上述したように、2つ以上の信号イメージは、受信機到来時間に関して非常に近接した間隔で配置されてもよい。したがって、2つ以上の信号イメージは、マルチパス遅延プロファイル内のより幅広い測定値のピーク(すなわち、クラスタ)として出現しうる。
図5によると、例示的な配置プロセッサ36は、PDP測定値、「閾値処理」情報及びグリッド間隔情報を受信する。配置プロセッサ36は、オプションとして、希望通に応じて、集合又は部分集合に割り当てられるフィンガ30の最大数の情報を受信する。この情報を使用して、配置プロセッサ36はフィンガ配置位置の情報を出力する。これは、1つ以上の規定されたフィンガ配置グリッド内の特定のグリッド位置に対して、個々のRAKEフィンガ30を割り当てることを意味する。図3に戻ると、例えば配置プロセッサ36は、RAKE受信機12など、割り当てられた個々のフィンガ30に対して適切なオフセットされたPNコードを出力してもよい。
例示的な一実施形態において、RAKE受信機12は、PDPが展開された同一の時間ウィンドウの全て又は一部に及んで均等に配置された複数の遅延位置を含む1つのフィンガ配置グリッドを使用する。フィンガ配置グリッドがサーチャ遅延グリッドとは異なる分解能を有する場合、これら2つのグリッドは、マルチパス遅延プロファイルの測定ポイント間隔とフィンガ配置グリッドのグリッドポイント間隔との数学的関係に独立しており、一致するポイントの組合せを有してもよい。しかしながら、一般には、グリッドポイントはサーチャ遅延グリッドポイントには一致しないだろう。
いずれの場合においても、RAKE受信機12は、PDPの測定値のピークに近接するグリッドポイントを検査することにより、フィンガ配置グリッドポイントの各々を単純に評価してもよい。実際のところ、RAKE受信機12は、1つ以上のPDP測定値に基づいてフィンガ配置グリッドポイントの各々に対するグリッドポイントの品質を決定してもよい。一般に、RAKE受信機12は、1つのフィンガ配置グリッドポイントがより大きい品質値を有する場合にそのポイントを他のポイントより「優れている」と認識するだろう。RAKE受信機12は、「より優れている」ポイントが実際に選択されたことを保証するためにポイントの品質評価情報を出力してもよいことを理解すべきである。
例示的な変形例において、RAKE受信機12は、上述した閾値処理情報により提供されるような規定の閾値とPDP測定値とを比較することにより、「候補」グリッド位置を識別してもよい。この方法を使用して、RAKE受信機12は、マルチパス遅延プロファイルにおいて十分に大きな測定値に近接するフィンガ配置グリッドポイントの品質のみを評価することにより、処理効率を向上する。受信機10により割り当てられるフィンガ数に応じて、いくつかの候補位置にフィンガ30が割り当てられる。割り当てられたフィンガ30からの出力はRAKE合成され、復調器18及び信号プロセッサ20においてさらなる処理を実行するための出力信号を形成する。
本発明は、フィンガ配置グリッドの規定に関して、さらには、配置グリッド内の1つ以上のグリッド位置に対する特定のフィンガの割当てに関して、広範な柔軟性をもたらす。図6は、第1の例示的な方法を示す。第1の例示的な方法は、利用可能なRAKEフィンガ30の数が潜在的(適切)なフィンガ配置グリッド位置の割当て数よりもずっと少ないという現実に着目したものである。この方法により、PDP測定値に基づいて候補グリッドポイントに品質値がそれぞれ割り当てられる。これら品質値は、規定のエネルギーまたは電力閾値と個々に比較されることにより、「閾値処理」される。規定のエネルギーまたは電力閾値は、フィンガの割当てに不適切である信号遅延に対応すると考えられるグリッドポイントより下のレベルである。
本処理は、均等に配置された遅延グリッドに対応する候補フィンガ位置について品質値を計算することにより開始される(ステップ100)。ポイントにおける品質値の1つ以上の例示的な表現については後で規定する。配置プロセッサ36は、任意の品質値が規定の閾値を上回っているかを判定する(ステップ102)。上回っていない場合、例示的な方法は最も高いPDP位置を選択し(ステップ104)、それに応じてフィンガの割当てを行なう。しかし、1つ以上の品質値が閾値を上回っている場合、配置プロセッサ36は、対応するグリッドポイントにフィンガを配置する(ステップ106)。閾値を超えるポイントが、利用可能なフィンガ(N)より多く存在する場合、配置プロセッサ36は、複数ある中から最適な「N個」の位置を選択する。
図7は、グリッドの配置手法についての第2の例示的な実施形態を示す。図7において、配置プロセッサ36は最大超過PDP測定値、すなわち測定閾値を上回るPDP測定値のうち最大の測定値から処理を開始する。本処理は、配置プロセッサ36が、最大となるPDP測定値を選択し(ステップ110)、その測定値が規定のフィンガ配置グリッド内のグリッドポイントに対応するか否かを判定する(ステップ112)ことから開始する。対応する場合、このポイントにRAKEフィンガ30が割り当てられ(ステップ118)る。なお、次に近接するグリッドポイントに対するさらなるフィンガ割当てが行なわれてもよい。対応しない場合、配置プロセッサ36は、最大のPDP値に対して最も近接する「L個」のグリッドポイントの品質を計算する。配置プロセッサ36は、それらL個のグリッドポイントから「M個」の最適な(最高の)品質ポイントを決定し(ステップ116)、それに応じてフィンガ配置の割当てを行なう(ステップ118)。ステップ114及びステップ116は、割当てに対してL個の最も近接するグリッドポイントを単純に選択することにより簡単化されてもよい。
配置プロセッサ36が、利用可能なフィンガ30を使い切るか又は超過PDP値を使い切った場合(ステップ120)、本処理は終了するか又は次に最大となる超過PDP値に対して繰り返される(ステップ122)。なお、割り当てられたRAKEフィンガ30を有するグリッドポイントはそれ以上考慮されない。
また、フィンガ配置方法の第1の実施形態又は第2の実施形態において、配置プロセッサ36はフィンガの割当ての際に使用するフィンガ配置グリッドを「調整」する必要はない。すなわち、配置プロセッサ36は、各フィンガ配置グリッドの少なくとも1つのグリッドポイントがPDP測定位置に対応するように1つ以上のフィンガ配置グリッドを移動する必要はない。換言すると、配置プロセッサ36は、各グリッドがサーチャ遅延グリッド内の規定のポイントと一致するグリッドポイントを含むようにフィンガ配置グリッドを位置合わせする必要がない。
これに対し、図8は配置プロセッサ36により代わりに又は追加して使用されてもよい別の例示的な実施形態を示す。この方法において、配置プロセッサ36はマルチパス遅延プロファイル内において最大となるPDP測定値を考慮することにより開始し、当該測定値がフィンガ配置グリッド内におけるグリッドポイントに一致する遅延位置に対応しない場合、1つのグリッド位置が最大のPDP測定値に対して位置合わせされるように、フィンガ配置グリッドが調整される。この点において、「調整する」は、例えば最大のPDP測定値に最も近接するフィンガ配置グリッドポイントが遅延時間の前後に移動され、その値に一致するようにサーチウインドウ内のフィンガ配置グリッドをずらす又は移動することであると考えられてもよい。当然、フィンガ配置グリッドが固定された均一のグリッド間隔を有すると仮定すると、調整されたフィンガ配置グリッド内における他のグリッドポイントの各々が、同様の量だけ遅延時間の前後に移動される。あるいは、1つのグリッドポイントが最大測定値に対して位置合わせされるようにグリッドを単純に配置するように調整が実行されてもよい。
図8は、このロジックの例示的な実現手法を示す。図8において、本処理は、配置プロセッサ36が最大となるPDP測定値を選択又は識別し(ステップ130)、1つのフィンガ配置グリッドポイントがその最大となるPDP測定値に一致するか否かを判定する(ステップ132)ことから開始する。一致しない場合、配置プロセッサ36は、フィンガ配置グリッドを調整し(ステップ134)、最大のPDP測定値上に重なっているグリッド位置に対してRAKEフィンガ30を割り当てる(ステップ136)。配置プロセッサ36は、追加の利用可能なRAKEフィンガ30を有しているかを判定するとともに、追加の超過PDP測定値を有しているかを判定する(ステップ138)。割当てに対して利用可能な追加のRAKEフィンガ30が存在しない場合、又は追加の超過PDP測定値が存在しない場合、本処理は終了するかまたは配置プロセッサ36が次の最大超過PDP測定値を選択する(ステップ140)。
この次の最大測定値が、調整したフィンガ配置グリッド内のグリッドポイントに対応する場合(ステップ142)、RAKEフィンガ30をそのポイントに割り当て、次の最も近接するグリッドポイントに対して追加のフィンガ割当てを行なってもよい(ステップ148)。その後、本処理は、以前と同様にRAKEフィンガ30が残っているかまたは追加の超過PDP値が存在するかに関する判定ステップに進んでもよい(ステップ138)。
しかし、次に最大となる超過PDP値が、調整したフィンガ配置グリッドのグリッドポイントに対応しない場合(ステップ142)、配置プロセッサ36は、先に図示した図7のロジックを採用してもよい。このロジックにおいて、配置プロセッサ36は、L個の最も近接するグリッドポイントの品質を計算し(ステップ144)、L個あるグリッドポイントの集合の中からM個の最良品質のポイントを決定することに基づいて、1つ以上のフィンガ配置の割当てを行なう(ステップ146及びステップ148)。
フィンガ配置方法のさらに別の例示的な実施形態において、配置プロセッサ36は、マルチパス遅延プロファイル内におけるエネルギークラスタを考慮することに基づいて、RAKEフィンガの割当て用のフィンガ配置グリッドポイントを選択する。PDPに基づくマルチパス遅延プロファイルを使用する場合、規定の測定閾値を上回るPDP測定値を含み、かつ、閾値を下回る測定値の領域により境界を定められた領域として「クラスタ」が規定されてもよい。なお、境界を定める領域は少なくとも「K」チップ時間に及ぶ。(ここで、名目上、Kは1つ以上であるが、いくつかの例においては1より小さくてもよい。)
いずれの場合においても、配置プロセッサ36がマルチパス遅延プロファイル内で適切なエネルギークラスタを識別すると、識別された各クラスタに対して決定されるクラスタの品質を考慮することによりそれらクラスタを順位付けしてもよい。配置プロセッサ36は、RAKEフィンガの割当てにおいて使用される最高品質のクラスタを考慮し、全ての又は所望の数のフィンガ30が割り当てられるまで、あるいはクラスタが存在しなくなるまで品質のより低い他のクラスタへと順に処理することにより開始してもよい。クラスタの品質についての1つ以上の例示的な表現については後で規定する。
図9は、上述したロジックの例示的な実現例を示す。図9において、本処理は、配置プロセッサ36によるマルチパス遅延プロファイル内のクラスタの識別及び順位付けの処理から開始する(ステップ150)。配置プロセッサ36は、最上位に順位付けされたクラスタを識別し、それを現在のクラスタとして設定する(ステップ152)。その後、配置プロセッサ36は、この最上位に順位付けされたクラスタ内にある最大のPDP測定値を選択する(ステップ154)。この最大のPDP測定値がフィンガ配置グリッド内のグリッドポイントに対応しない場合(ステップ156)、配置プロセッサ36は、グリッドポイントの1つのポイントがこの最大測定値と一致するようにフィンガ配置グリッドを調整し(ステップ158)、RAKEフィンガ30をそのグリッドポイントに割り当てる(ステップ160)。
配置プロセッサ36は、ポイントの位置がクラスタ内にある任意の他のグリッドポイントの品質を決定し(ステップ162)、割り当てるRAKEフィンガ30を使い切っていない場合、満足できる程度に高い品質を有するグリッドポイントに対して追加のフィンガ配置の割当てを行なう。割当てに利用可能なフィンガ30が存在しない場合、本処理は終了するが、利用可能なRAKEフィンガ30が残っている場合、本処理はフィンガ配置グリッドの追加のグリッドポイントが現在のクラスタ内に位置するかを配置プロセッサ36が判定するステップに進む(ステップ166)。現在のクラスタ内に位置しない場合、配置プロセッサ36は、他のクラスタが利用可能であるかを判定する(ステップ168)。他のクラスタが利用可能である場合、配置プロセッサ36は次に最上位に順位付けされたクラスタを選択し(ステップ172)、次の最上位のクラスタについて最大のPDP測定値を評価する(ステップ154等)。現在のクラスタに他のグリッドポイントが存在する場合(ステップ166)、本処理は、配置プロセッサ36が現在のクラスタ内における他のグリッドポイントについての割当てのために、次のRAKEフィンガ30を選択するステップ(ステップ170)に進む。
クラスタによる処理は、1つのフィンガ配置グリッド又は複数のフィンガ配置グリッドの使用に関して多くの利点をもたらすとともに、マルチパス遅延プロファイル内のクラスタに対するフィンガ配置グリッドの調整方法に対してもいくつかの利点をもたらす。例えば、図10は、サーチャ14により使用されるサーチウインドウ内に現れる多くのクラスタを含む例示的なマルチパス遅延プロファイルを示す。図11は、配置プロセッサ36が、識別された各クラスタ内の規定のグリッドポイントに1つ以上のフィンガ30を配置するよう、2つ以上のフィンガ配置グリッド(ここでは、4つのグリッドG1〜G4)を使用する実施形態を示す。
例えば、配置プロセッサ36は、対応するクラスタ内で最大となるPDP測定値に対応するように、グリッドG1内におけるグリッドポイントを位置合わせすることにより、G1を調整してもよい。また同様に、グリッドG2〜G4をそれぞれのクラスタに対して調整してもよい。なお、複数のフィンガ配置グリッドの各々は、サーチウインドウ全体に及ぶ複数のポイントを含んでもよいが、フィンガ配置プロセッサ36が各フィンガ配置グリッド内の各グリッドポイントに対してRAKEフィンガ30を割り当てる必要はない。配置プロセッサ36は、例えばクラスタの品質及び幅に応じて各フィンガ配置グリッド内のグリッドポイントに1つ又は少数のRAKEフィンガ30を割り当ててもよい。さらに、各クラスタ内で割り当てられたフィンガ30の数は、例えばクラスタの特徴(すなわち、幅、品質等)に応じて変動してもよい。
図11で使用される複数のフィンガ配置グリッドとは異なり、フィンガ配置プロセッサ36が、マルチパス遅延プロファイル内で識別されたクラスタの集合全体にわたって単一のフィンガ配置グリッドを使用する一実施形態を図12に示す。上述したフィンガ配置の詳細と一貫して、例えばこの場合の配置プロセッサ36が、最上位に順序付けされたクラスタ内に含まれる最大のPDP測定値に対して単一のフィンガ配置グリッドに含まれるグリッドポイントの1つを位置合わせすることにより、単一のフィンガ配置グリッドを調整してもよい。
マルチパス遅延プロファイル内における複数のクラスタにわたりフィンガ30を配置するために、単一のフィンガ配置グリッドが使用されるさらに別の変形例において、フィンガ配置グリッドは、全く調整されてはならない。この場合、フィンガ配置プロセッサ36が、フィンガ配置グリッドの全てのグリッドポイントの品質を、各クラスタについて計算してもよい。配置プロセッサ36は、所望の数のRAKEフィンガ30が最高品質の順位を有するグリッドポイントに割り当てられるように、全てのクラスタに及ぶ共通のフィンガ配置グリッド内で品質の「グローバルな」順位付けを実行してもよい。
RAKEフィンガ30の総数や現時点で利用可能なRAKEフィンガ30の数(RAKE受信機12のG RAKE実現例等において)は大きく制限される。すなわち、このような「有限のフィンガ」に対処するために、他のフィンガ配置方法が使用されてもよい。配置プロセッサ36は、最初に1つまたは少数のクラスタに、全てのフィンガ30を割り当ててもよく、あるいは割り当てを試行してもよい。割り当てられたフィンガ30の一部、特にクラスタエッジに割り当てられたフィンガ30が、マルチパス遅延プロファイルの他の領域に位置するグリッドポイントに対する再割当てのために「解放」されれば、当該フィンガ30はさらに適切に使用される可能性がある。
図13は、フィンガ配置方法の本実施形態の例示的な実現例を示す。図13において、本処理は、図9、図11及び図12に示される手法等における上述したクラスタによる配置手法のうちの1つに従って行なわれる初期フィンガ配置割当てから開始される。さらに本手法は、各々に2つ以上のフィンガ30が割り当てられた少なくとも2つのクラスタが存在すると仮定する。また、マルチパス遅延プロファイル内にフィンガが割り当てられていないクラスタが残っていると仮定する。現在のクラスタエッジから、フィンガが現在割り当てられていない他のクラスタ内における潜在的により適切な位置へと、、フィンガ割当ての一部を変更することにより、全体の性能が改善されるか否かという問題に対する解決策を、この手法により求める。用語「エッジ」は、クラスタのエッジにおいて通常生じる最低品質のフィンガ30を示すために使用されうる。
例示的な方法において、配置プロセッサ36は、最上位に順位付けされたクラスタから開始し、最低品質のフィンガの割当てを考慮する。エッジフィンガ割当てに対応するフィンガ配置グリッドポイントの品質が次に最上位に順位付けされたクラスタの最高グリッドポイント品質より低い品質を有する場合、エッジグリッドポイントに割り当てられたRAKEフィンガ30が次のクラスタのより高い品質のグリッドポイントに再割当てされる。そのロジックを繰り返したところ、さらに多くのRAKEフィンガ30を解放することが望ましい場合、配置プロセッサ36は、最上位から2番目及び3番目に順位付けされたクラスタについてグリッドポイント品質の比較を実行する。一般に、「解放された」フィンガ30の割当てについて、配置プロセッサ36は、フィンガ30が割り当てられている最下位に順位付けされたクラスタから開始し、図9に示される配置手法又は他のクラスタ割当て方法を用いて、解放されたフィンガ30をより低く順位付けされたクラスタへと割り当る。
図13は、上述したロジックの例示的な実現例を示す。このロジックにおいて、本処理は、現在のクラスタに加えて、少なくとも1つの追加で利用可能なクラスタが存在するか否か判定から開始する(ステップ180及びステップ182)。存在しない場合、配置プロセッサ36は、現在のクラスタから解放された任意のフィンガ30の再割当て対象となる追加のクラスタが存在しないため、本処理は終了する。しかし、少なくとも1つの追加のクラスタが利用可能である場合、配置プロセッサ36は、現在のクラスタに割り当てられたフィンガ数が2つ以上であるか否かを評価する(ステップ184)。2つ以上である場合、配置プロセッサ36は、現在のクラスタにおける最低品質のフィンガ配置を評価し、他のクラスタにおいてより高い品質のフィンガ配置が利用可能であるかを判定する(ステップ186)。次のクラスタにおいてより高い品質のグリッドポイントが利用可能である場合、フィンガ配置プロセッサ36は、現在のクラスタにおけるより低い品質のグリッドポイントからRAKEフィンガ30を除去し(ステップ188)、再割当てのためにそのフィンガを解放する。
本処理は、RAKEフィンガ30が最高品質のグリッドポイントに割り当てられることを保証するのに必要な回数だけ繰り返される。さらに、一般的には、配置プロセッサ36は、既に処理済みである全てのクラスタにおけるエッジフィンガを考慮してもよい。また、プロセッサ36は残りのクラスタについて、本処理を繰り返してもよい。
図14は、複数のフィンガ配置ストラテジーから適応的に選択する方法について示している。特に、半チップづつ間隔をあけて測定された測定値を有していることや、PDPが2つのクラスタを含むことが示されている。なお、図示される第2のクラスタは、「cluster_2」で示されるグラフ領域内のPDP測定曲線に沿って位置付けられる「点(ドット)」により示されるように、1つのPDP測定値のみを含む。例示的な実施形態において、配置プロセッサ36は、1チップグリッド、1/2チップグリッド、3/4チップグリッドを使用するとともに、非グリッドピーク検出を使用するストラテジーを評価してもよい。各フィンガ配置グリッドポイントに関連する品質が分かっており、かつ、グリッドがサーチウインドウ全体に対して固有であるという仮定の下、例えば、フィンガ配置プロセッサ36は、合計4つのRAKEフィンガ30から開始してもよい。
例示的な選択ストラテジー処理において、各ストラテジーを試し、かつ、ポイント品質の合計等のメトリックを形成する。4つのストラテジーに対するメトリックS(j=1,2,3,4)の評価から、最適な(最大の)メトリックを有するストラテジーが選択される。なお、ストラテジーは各クラスタに対して個別に評価されてもよい。
ポイント品質及びクラスタ品質についての上述した概念を考えると、配置プロセッサ36の動作論理は、上述した選択及び動作の順位付けにおいてそのような品質を決定又は使用してもよい。フィンガ配置グリッドポイントに関連する品質を規定する際、フィンガ配置グリッドポイントがマルチパス遅延プロファイルのPDP測定ポイントに対応するか否か、すなわちサーチャ14が受信信号エネルギーを測定したポイントにフィンガ配置グリッドポイントを位置合わせするか否かを最初に考慮する。フィンガ配置グリッドポイントがPDP測定値に対応する場合、その品質はPDP値に等しい。グリッドポイントがいかなるPDP測定値にも対応しない場合、その品質は種々の方法で計算される。
1つの方法は、PDP測定値を考慮し、補間によりグリッドポイントに対応する全ての欠落しているPDP値を決定することである。そのような方法は、PDP測定値が規定の閾値を超える場合に、マルチパス遅延プロファイルの領域に対する値を決定することにより、さらに効率的になる可能性がある。配置プロセッサは、PDP測定値を規定の測定閾値と個別に比較することに基づいて、PDP測定値を閾値処理してもよい。その結果は、メモリに格納されている規定のエネルギー閾値であるか、あるいは配置プロセッサ36の動作中に周期的に又は必要に応じて更新される計算された値である可能性がある。図は例示的な閾値を示す。
図15に示されるマルチパス遅延プロファイル曲線に含まれるPDP測定値を一例として考える。図15において、PDP測定値は、1/2チップ間隔で配置される。また、フィンガ配置グリッドは、3/4チップグリッドである。グリッドポイントがいかなるPDP測定値にも対応しない場合、そのポイント品質は以下のように決定されてもよい。
1.位置(グリッドポイント)が、閾値を超える2つのPDP測定値の間にある場合、その位置も閾値を超えると仮定されうる。その位置に関連する品質は、例えば、ある補間形式を使用して計算されてもよい。例えば、補間処理はPDP測定値の平均化処理を含んでもよい。また、補間値は2つのPDP測定値のうち大きい値または小さい値等の近似の形式を含むことができる。
2.位置が、閾値を超える1つのPDP測定値及び閾値を超えない1つのPDP測定値に隣接する場合、ストラテジーは以下に依存する。
2a.RAKE受信機12により合成されるフィンガ30の数。利用可能なフィンガ30が多数存在する場合、位置は単に維持され、その位置に関連する品質は閾値を上回る隣接するPDP値と同等の値に設定される。あるいは、1次補間が、位置の品質を決定するために使用される。
2b.位置と2つの隣接するPDP測定値との距離。双方の測定値からの距離が同一である場合、ストラテジーは2aと同様であってもよい。グリッド位置が、閾値を上回るPDP測定値に対してより近接する場合、位置は維持され、その位置の品質は閾値を上回るPDP値に設定される。
3.位置が閾値を超えない2つの測定値の間にある場合、その位置も閾値を超えないと仮定されうる。
ここで、例示的なクラスタ品質判定方法を考える。クラスタの品質は、異なる基準に基づいて規定される。例えば、例示的なクラスタ品質判定方法は、クラスタにおける最適なPDP測定値に基づいて又はクラスタ内のPDP測定値の合計に基づいて、クラスタ品質を設定することを含む。しかし、本発明は、これに限定されることはない。一般に、例示的なフィンガ配置ストラテジーは、収集した信号エネルギーを最大化することを基本とする。そのストラテジーはクラスタ単位で使用されてもよく、実際にはサーチウインドウ全体にわたって使用されてもよい。
例示的な実施形態において、以下のように、配置プロセッサ36は、あるクラスタに対してフィンガ位置のPDP値を合計してもよい。
Figure 2007519300
式中、p(ti (j))は、方法jに対する位置tiにおけるPDPサンプルを示す。nf (j)は現在考慮中のクラスタにおいて、方法jにより使用されるフィンガ30の数を示す。Sjの値を比較し、Sjの最大値を有する方法が採用される。
当然、ポイント品質の評価の場合と同様に、他のクラスタの品質判定が行なわれてもよい。実際には、RAKEフィンガ30が実際に割り当てられたグリッド位置を選択するための他の基礎的な手法が必要とされてもよいし、要望に応じて使用されてもよい。
図2に示されるように、本発明によるフィンガ配置は、複数の受信アンテナが存在する場合に適用されてもよい。1つの変形例において、本発明による例示的な配置方法は各受信アンテナに個別に適用される。例えば、2つの受信アンテナ及び16個のRAKEフィンガが存在する場合、フィンガ配置は各アンテナに対して8個のフィンガを使用して各アンテナに個別に適用される。
第2の変形例において、2つのアンテナ信号を1つの大きな信号として扱うことにより、フィンガ配置が2つのアンテナ信号に対して共通に適用される。例えば、遅延0〜10で一方のアンテナ上にPDP測定値が存在し、かつ、遅延0〜10で他方のアンテナ上にPDP測定値が存在する場合、PDP測定値は連結され、遅延0〜20で測定値を有する1つの大きなPDPとなる。実際には、遅延11が第2のアンテナの遅延0に相当するため、第2のアンテナに対するPDP測定値を遅延20〜30に対応させ、2つあるPDPにおける遅延間隔をそのままにしておくのが望ましい。
第3の変形例において、ポイント品質及びクラスタ品質は、複数あるアンテナから取得されたPDP測定値に基づいて決定される。例えば、ポイント品質は、異なる受信アンテナからのポイント品質の合計(和)として決定される。同一のグリッドが、複数の受信アンテナで使用される。必須ではないが、同一の遅延に対応するポイント品質または同一の遅延に近接するポイント品質が合計されてもよい。
本発明に係るフィンガ配置は、複数の受信アンテナに加え、複数の送信アンテナが存在する場合にも適用される。1つの例は、ダウンリンクにおけるソフトハンドオフである。そのようなソフトハンドオフにおいて、移動端末は、同一の位置に配置されうる2つ以上の送信アンテナや、あるいは異なる位置に配置されうる2つ以上の送信アンテナから送信信号を受信する。送信ダイバーシティ及び多入力多出力(MIMO)送信等の他の例において、送信アンテナは同一位置に配置されてもよい。
本発明の1つの変形例において、フィンガ配置は、各送信信号に個別に適用される。これは、異なる信号が実質上異なる無線チャネル(伝搬路)を通過する状況で望ましい。このような状況は、複数の送信機が同一位置に配置されていない場合でのソフトハンドオーバで発生する可能性がある。第2の変形例において、フィンガ割当ては、異なる送信信号からの品質の和集合に基づいて、受信機で適用される。例えば、1つの送信信号がポイント品質8、4及び2を有し、他の送信信号が品質5、3及び1を有する場合に、割当てに利用可能なフィンガが3つのみ存在するとき、フィンガは品質8、5及び4に対応するポイントに割り当てられるだろう。この方法は、送信信号が、例えば、ハンドオーバにおいて同一の基本となる情報を搬送する場合に望ましい。
第3の変形例において、複数の送信信号に対して同一のグリッドが使用される。この場合、ポイント品質は、異なる送信信号から取得した品質の合計値として規定される。複雑性を低減するため、これらの品質値は、利用可能な送信信号の部分集合からのみ計算されてもよい。
本発明に係るフィンガ配置動作を実行するRAKE受信機12を含む例示的な受信機10が、広範な種々のシステムにおいて有効に使用されてもよいことを当業者は理解すべきである。例えば、図16に示されるように、そのような構成要素は、無線通信システムでの使用を意図する移動端末200において特に利点がある可能性がある。本明細書で使用されるように、用語「移動端末」は、マルチラインディスプレイを有するか、または有さないセルラー無線電話;セルラー無線電話を、データプロセシング、ファクシミリ及びデータ通信機能と組み合わせたパーソナル移動通信システム(PCS);ページャ、インターネット/イントラネットアクセス、ウェブブラウザ、オーガナイザ、カレンダ及び全地球測位システム(GPS)受信機のうち少なくとも1つを含むPDA;無線電話トランシーバを含む従来のラップトップ、パームトップ受信機、あるいは他の機器を含んでもよい。移動端末を「普及したコンピューティング」デバイスと呼ぶこともできる。
例示的な移動端末200は、受信機202、送信機204、関連アンテナ208を有するスイッチ/送受切換器206、ベースバンドプロセッサ210、システムプロセッサ212、関連ユーザインタフェース214及び周波数シンセサイザ216を含む。関連ユーザインタフェース214は、表示画面、キーパッド、音声入出力変換器等を含んでもよい。特に興味深いのは、受信機202が上述したような例示的なRAKE受信機12の1つ以上の実施形態を含んでもよいことである。実際には、受信機202の構成要素が移動端末200の他の処理回路内で実現されてもよいが、受信機202は、図1の受信機10と同様に実現されてもよい。例えば、RAKE受信機12、サーチャ14、復調器18及び信号プロセッサ20のいずれか又は全てが、ベースバンドプロセッサ210の一部として実現されてもよい。そのような実施形態において、フロントエンド16は、必要に応じてフィルタリング、ダウン変換及びサンプリングを実行し、ベースバンドプロセッサ210の受信機構成要素に受信信号に対応するサンプリングされたデータストリームを提供するだろう。
移動端末200は、RAKEフィンガ30の割当てに関連する上述したいずれかの又は全てのフィンガ配置動作から利点を得る可能性がある。すなわち、移動端末200は、選択的なグリッド/非グリッド配置、ミックスモード(グリッド及び非グリッド)配置、又はグリッドによる任意の配置(単一グリッド、複数グリッド、調整されたグリッド、未調整グリッド等)とともに動作してもよい。
同様に、RAKE受信機12は、基地局(BTS)とも呼ばれる無線基地局(RBS)250において使用される場合など、他の通信網エンティティに適用されたときに動作上の利点を示す可能性がある。図17において、例示的なRBS250は、通信制御リソース部252、受信機制御/信号リソース部254、複数の受信機回路256、送信機制御/信号リソース部258及び関連送信機リソース部260をアンテナ系262とともに含む。複数の受信機回路256は、複数のRAKE受信機12及び関連受信機回路を含む。アンテナ系262は、移動端末200又は他のリモートエンティティと無線信号を送受信する。
本発明が実現される広範囲の応用及び種々のシステムに対して、本発明が任意の数の特定の物理的な実現例において実施されてもよいことを当業者は理解すべきである。例えば、本発明に係るフィンガ配置方法(本明細書において説明したような)に関連する処理は、専用のハードウェアによりサポートされてもよいし、ソフトウェアで実現されてもよいし、あるいはそれら2つの組合せとして実現されてもよい。さらに一般的には、本発明はハードウェア、ソフトウェア(ファームウェア、常駐ソフトウェア、マイクロコード等を含む)の少なくとも一方により実施されてもよい。さらに本発明は、命令実行システムにより使用される可読記録媒体又はそれに関連して使用される可読記憶媒体に具体化されたコンピュータ使用可能プログラムコード又はコンピュータ可読プログラムコードによるコンピュータプログラム製品の形態をとってもよい。本明細書の内容において、コンピュータ使用可能媒体又はコンピュータ可読記憶媒体は、命令実行システム、装置又はデバイスにより使用されるプログラム、あるいはそれらに関連して使用されるプログラムを含む、格納する、通信する、伝搬する又は転送することができる任意の媒体であってもよい。
RAKE受信機12の一部又は全てが、ハードウェア、ソフトウェア又はそれらの組合せで実現されてもよい。例示的な一実施形態において、配置プロセッサ36等のRAKE受信機12の少なくとも一部が、集積回路(IC)として実現されてもよい。例示的な一実施形態において、RAKE受信機12の一部又は全てがFLASH、EPROM等のコンピュータ可読媒体に格納されたコード化プログラム命令として実現されてもよい。それらコード化されたプログラム命令は、本発明のフィンガ配置動作を実行するようにプロセッサに命令する。そのようなプロセッサは、デジタル信号プロセッサ(DSP)、マイクロプロセッサ又はマイクロコントローラでもよく、あるいは特定用途向け集積回路(ASIC)の一部として実現される1つ以上の論理回路でもよい。さらに、RAKE受信機12の一部又は全てが、複合プログラマブル論理デバイス(CPLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)又は他の形態の集積回路(IC)内のプログラマブル論理回路又は専用論理回路として実現されてもよい。当然、上述した実施形態が全てではなく、それらは単なる例である。
さらに、上述した説明及び添付した図面は、本発明の例示的な実施形態を示しているにすぎず、本発明を限定するものとして解釈されるべきではないことを当業者は認識すべきである。実際には、本発明は特許請求の範囲及びそれに均等なものにのみ限定されうる。
図1は、本発明の例示的な実施形態に係る受信機を含む無線通信装置を示す図である。 図2は、別の例示的な受信機の実施形態を示す図である。 図3は、例示的なRAKEフィンガを示す図である。 図4は、例示的なサーチャ遅延グリッド及び例示的な個別のフィンガ配置グリッドを示す図である。 図5は、本発明の1つ以上の実施形態に従ってフィンガ配置の動作を実行する例示的な論理回路を示す図である。 図6は、本発明の一実施形態に対する例示的なロジックを示すフローチャートである。 図7は、本発明の別の実施形態に対する例示的なロジックを示すフローチャートである。 図8は、本発明の別の実施形態に対する例示的なロジックを示すフローチャートである。 図9は、本発明の別の実施形態に対する例示的なロジックを示すフローチャートである。 図10は、例示的なマルチパス遅延プロファイルを示す図である。 図11は、図10のマルチパス遅延プロファイルの複数の測定クラスタに関して調整される複数のフィンガ配置グリッドを示す図である。 図12は、図10のマルチパス遅延プロファイルの複数の測定クラスタのうち1つのクラスタに対して調整される単一のフィンガ配置グリッドを示す図である。 図13は、本発明の別の実施形態に対する例示的なロジックを示すフローチャートである。 図14は、グリッドモード及び非グリッドモード配置ストラテジーを含む例示的なフィンガ配置ストラテジー間の関係を示す図である。 図15は、マルチパス遅延プロファイルの測定ポイント間に位置するフィンガ配置グリッドポイントに対する例示的な補間を示す図である。 図16は、本発明が具体化される例示的な移動端末を示す図である。 図17は、本発明が実現される例示的な無線基地局を示す図である。

Claims (93)

  1. RAKE受信機においてフィンガを配置する方法であって、
    1つ以上の信号イメージを含む複合信号を受信するステップと、
    規定のサーチウインドウにわたり、第1の遅延分解能でもって、前記複合信号についてマルチパス遅延プロファイルを生成するステップと、
    前記第1の遅延分解能から独立した第2の遅延分解能に基づいて、前記サーチウインドウ内で、前記RAKE受信機における1つ以上のフィンガの配置について遅延割り当てを決定するステップと
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記遅延割り当てを決定するステップは、前記第2の遅延分解能にしたがった間隔で均等に配置された複数のグリッドポイントを有するフィンガ配置グリッドにおいて、どのグリッドポイントが、前記マルチパス遅延プロファイルにおける最も強い1つ以上の測定値に最も近接しているかを決定するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記マルチパス遅延プロファイルにおける測定ポイントに対応していない遅延割り当てに対して、前記RAKE受信機における少なくとも1つのフィンガを配置するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記マルチパス遅延プロファイルを生成するステップは、前記サーチウインドウ内の測定ポイントにおいて取得された相関値に基づいて、サンプル値の集合を生成するステップを含み、
    前記測定ポイントは、前記第1の遅延分解能に従って均等に配置されている、請求項1に記載の方法。
  5. 前記遅延割り当てを決定するステップは、
    複数のグリッドポイントとして、フィンガ配置グリッドを規定するステップと、
    前記マルチパス遅延プロファイルの評価結果に基づいて、前記RAKE受信機における1つ以上のフィンガを割り当てるために、前記フィンガ配置グリッドの1つ以上のグリッドポイントを選択するステップと
    を含み、
    前記グリッドポイントは、前記サーチウインドウの部分に少なくともわたっているとともに、前記第2の遅延分解能にしたがった間隔で均等に配置されている、請求項4に記載の方法。
  6. 前記1つ以上のグリッドポイントを選択するステップは、
    前記フィンガ配置グリッドにおける1つ以上のグリッドポイントについてグリッドポイント品質を決定するステップと、
    前記グリッドポイント品質の比較結果に基づいて、1つ以上の前記フィンガについて遅延配置を設定するステップと
    を含む、請求項5に記載の方法。
  7. 前記複合信号を受信するステップは、2つ以上の受信アンテナのそれぞれについて複合信号を受信するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記マルチパス遅延プロファイルを生成するステップは、各複合信号についてそれぞれマルチパス遅延プロファイルを生成するステップを含む、請求項7に記載の方法。
  9. 前記遅延割り当てを決定するステップは、
    各複合信号についてフィンガ配置グリッドを規定するステップと、
    各複合信号の前記マルチパス遅延プロファイルの評価結果に基づいて、各フィンガ配置グリッドにおけるグリッドポイントへ、前記RAKE受信機の1つ以上のフィンガを割り当てるステップと
    を含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記マルチパス遅延プロファイルを生成するステップは、2つ以上の前記受信アンテナのそれぞれにおいて受信された2つ以上の前記複合信号について、連結されたマルチパス遅延プロファイルを生成するステップを含む、請求項7に記載の方法。
  11. 前記遅延割り当てを決定するステップは、前記連結されたマルチパス遅延プロファイルに基づいて遅延割り当てを決定するステップを含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記遅延割り当てを決定するステップは、
    各複合信号についてマルチパス遅延プロファイルを生成するステップと、
    各マルチパス遅延プロファイルに基づいて、前記フィンガ配置グリッドにおける1つ以上のグリッドポイントについてグリッドポイント品質を決定するステップと、
    決定された前記グリッドポイント品質を合計して、合成されたグリッドポイント品質を生成するステップと、
    前記合成されたグリッドポイント品質に基づいて、前記RAKE受信機におけるフィンガを割り当てるために、前記フィンガ配置グリッドにおいて選択された前記グリッドポイントを識別するステップと
    を含む、請求項7に記載の方法。
  13. 前記グリッドポイント品質を合計して、合成されたグリッドポイント品質を生成するステップは、
    前記マルチパス遅延プロファイルのうち、実質的に同一の遅延量に対応するグリッドポイント品質を合計するステップを含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記複合信号を受信するステップは、それぞれ異なる送信アンテナに対応する2つ以上の複合信号を受信するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  15. 前記マルチパス遅延プロファイルを生成するステップは、各複合信号についてマルチパス遅延プロファイルを生成するステップを含む、請求項14に記載の方法。
  16. 前記遅延割り当てを決定するステップは、
    各複合信号についてフィンガ配置グリッドを規定するステップと、
    各複合信号の前記マルチパス遅延プロファイルの評価結果に基づいて、各フィンガ配置グリッドにおけるグリッドポイントへと、前記RAKE受信機における1つ以上のフィンガを割り当てるステップと
    を含む、請求項15に記載の方法。
  17. 前記遅延割り当てを決定するステップは、
    共通のフィンガ配置グリッドを規定するステップと、
    各マルチパス遅延プロファイルについて前記フィンガ配置グリッドにおける1つ以上のグリッドポイントのグリッドポイント品質を決定するステップと、
    前記マルチパス遅延プロファイルについて決定された前記グリッドポイント品質の評価結果に基づいて、前記RAKE受信機におけるフィンガが割り当てられることになる、前記フィンガ配置グリッドにおいて選択された1つ以上の前記グリッドポイントを識別するステップと
    を含む、請求項15に記載の方法。
  18. 前記遅延割り当てを決定するステップは、
    共通のフィンガ配置グリッドを生成するステップと、
    各マルチパス遅延プロファイルに基づいて、前記フィンガ配置グリッドにおける1つ以上のグリッドポイントについてグリッドポイント品質を決定するステップと、
    1つ以上の各グリッドポイントついて決定された前記グリッドポイント品質を合計して、合成されたグリッドポイント品質を生成するステップと、
    前記合成されたグリッドポイント品質に基づいて、前記RAKE受信機におけるフィンガが割り当てられることになる、前記フィンガ配置グリッドにおいて選択された前記グリッドポイントを識別するステップと
    を含む、請求項15に記載の方法。
  19. 前記グリッドポイント品質を合計して、合成されたグリッドポイント品質を生成するステップは、
    前記マルチパス遅延プロファイルのうち、実質的に同一の遅延量に対応するグリッドポイント品質を合計するステップを含む、請求項18に記載の方法。
  20. RAKE受信機においてフィンガを配置する方法であって、
    1つ以上の信号イメージを含む複合信号を受信するステップと、
    サーチウインドウ内で規定されたサーチャ遅延グリッドに基づき、前記複合信号についてマルチパス遅延プロファイルを生成するステップと、
    前記サーチャ遅延グリッドからは独立しているフィンガ配置グリッドであって、前記サーチウインドウ内に前記RAKE受信機のフィンガを位置付けるためのフィンガ配置グリッドを規定するステップと、
    前記マルチパス遅延プロファイルの評価結果に基づいて、前記フィンガ配置グリッドの1つ以上のグリッドポイントへと、前記RAKE受信機における少なくとも1つのフィンガを配置させるステップと
    を含むことを特徴とする方法。
  21. 前記マルチパス遅延プロファイルを生成するステップは、前記複合信号についての電力遅延プロファイル(PDP)を生成するステップを含む、請求項20に記載の方法。
  22. 前記フィンガ配置グリッドを規定するステップは、前記サーチャ遅延グリッドよりも小さい遅延分解能でもってグリッドポイントの集合を規定するステップを含む、請求項20に記載の方法。
  23. 前記RAKE受信機における少なくとも1つのフィンガを配置させるステップは、前記フィンガ配置グリッドのグリッドポイトン上に、全ての望ましいフィンガを配置させるステップを含む、請求項20に記載の方法。
  24. グリッド上に配置された少なくとも1つのフィンガとグリッド上に配置されていない少なくとも1つのフィンガを使用して前記RAKE受信機が動作できるよう、該RAKE受信機の少なくとも1つのフィンガを、前記フィンガ配置グリッドに関してグリッドからずらして配置させるステップをさらに含む、請求項20に記載の方法。
  25. 前記フィンガ配置グリッドを規定するステップは、少なくとも前記サーチウインドウ内で間隔を置いて配置された複数の遅延ポイントを規定するステップを含み、
    前記サーチウインドウは、前記複合信号についてのナイキスト値に基づくグリッド分解能を有している、請求項20に記載の方法。
  26. 前記複数の遅延ポイント規定するステップは、前記サーチウインドウ内で1チップ未満の間隔で配置されたグリッドポイントを規定するステップを含む、請求項25に記載の方法。
  27. 前記フィンガ配置グリッドを規定するステップは、
    前記サーチウインドウの部分でそれぞれ間隔をおいて配置された、少なくとも第1および第2のフィンガ配置グリッドを規定するステップと、
    前記第1のフィンガ配置グリッド内のグリッドポイント上に少なくとも第1のフィンガを配置させるとともに、前記第2のフィンガ配置グリッド内のグリッドポイント上に少なくとも第2のフィンガを配置させるステップと
    を含む、請求項20に記載の方法。
  28. 前記マルチパス遅延プロファイルにおけるイメージクラスタを識別するステップと、
    少なくとも前記第1のフィンガが前記第1のイメージクラスタ内の遅延時間に位置付けられるとともに、少なくとも前記第2のフィンガが前記第2のイメージクラスタ内の遅延時間に位置付けられることになるよう、前記第1のフィンガ配置グリッドを、第1のイメージクラスタの部分に及ぶようにするととともに、前記第2のフィンガ配置グリッドを、第2のイメージクラスタの部分に及ぶようにするステップと
    を含む、請求項27に記載の方法。
  29. 前記第1のイメージクラスタに対して望ましい位置へと前記第1のフィンガ配置グリッド内のグリッドポイントを調整するとともに、前記第2のイメージクラスタに対して望ましい位置へと前記第2のフィンガ配置グリッド内のグリッドポイントを調整するステップをさらに含む、請求項28に記載の方法。
  30. 前記RAKE受信機をミックス配置モードで動作させるステップをさらに含み、
    前記ミックス配置モードは、前記RAKE受信機における少なくとも1つの他のフィンガを、前記フィンガ配置グリッドのグリッドポイントには一致していない遅延位置に配置させる配置モードである、請求項20に記載の方法。
  31. 前記マルチパス遅延プロファイルの評価結果に基づき、前記ミックス配置モードにより動作すべきかどうかを判定するステップをさらに含む、請求項30に記載の方法。
  32. 前記RAKE受信機における少なくとも1つのフィンガを配置させるステップは、
    前記フィンガ配置グリッド上で候補となるグリッドポイントを識別するステップと、
    1つ以上の前記候補となるグリッドポイントに対応する遅延量へと1つ以上のフィンガを割り当てるステップと
    を含み、
    前記候補となるグリッドポイントの識別は、前記フィンガ配置グリッドにおけるどのグリッドポイントが、規定された測定閾値を超える前記マルチパス遅延プロファイル内の測定ピークに最も近接しているかを決定することにより実行される
    請求項20に記載の方法。
  33. 前記RAKE受信機における少なくとも1つのフィンガを配置させるステップは、
    測定ピークを一以上の測定閾値と比較することで、前記マルチパス遅延プロファイル内において適切な測定ピークを識別するステップと、
    前記適切な測定ピークに近接しているかどうかを考慮することで、前記フィンガ配置グリッド上での候補となるグリッドポイントの集合を形成するステップと、
    各候補となるグリッドポイントの品質を算出するステップと、
    前記候補となるグリッドポイントのうちN個の最良となるグリッドポイントに対応する遅延量へとフィンガを配置させるステップと(Nは、割り当てられるべきフィンガの望ましい数。)
    を含む、請求項20に記載の方法。
  34. 前記RAKE受信機における少なくとも1つのフィンガを配置させるステップは、
    規定された測定閾値を超える前記マルチパス遅延プロファイルにおいて最大の測定値を識別するステップと、
    前記最大の測定値に実質的に一致する、前記フィンガ配置グリッド上のグリッドポイントが存在する場合に、該グリッドポイントへフィンガを割り当てるステップと、
    前記最大の測定値に実質的に一致する、前記フィンガ配置グリッド上のグリッドポイントが存在しない場合に、前記最大の測定値に対して最も近接している1つ以上のグリッドポイントへと1つ以上のフィンガを割り当てるステップと
    を含む、請求項20に記載の方法。
  35. 前記最大の測定値に対して最も近接している1つ以上のグリッドポイントに1つ以上のフィンガを割り当てるステップは、
    前記フィンガ配置グリッドにおけるL個のグリッドポイントのうち、M個の最良となるグリッドポイントへとフィンガを割り当てるステップを含む(L、Mは1つ以上の自然数。)、
    請求項34に記載の方法。
  36. 前記RAKE受信機における少なくとも1つのフィンガを配置させるステップは、
    前記マルチパス遅延プロファイルにおいて最大となる測定値を識別するステップと、
    前記フィンガ配置グリッドにおけるグリッドポイントを、前記最大となる測定値を用いて調整するステップと、
    前記最大となる測定値を用いて調整された前記グリッドポイント上に前記RAKE受信機のフィンガを配置させるステップと
    を含む、請求項20に記載の方法。
  37. 前記RAKE受信機における少なくとも1つのフィンガを配置させるステップは、
    前記マルチパス遅延プロファイルにおいて1つ以上のエネルギークラスタを識別するステップと、
    前記1つ以上のエネルギークラスタのそれぞれについて決定されたクラスタ品質にしたがって、該1つ以上のエネルギークラスタを順位付けするステップと、
    最も高く順位付けされたエネルギークラスタ用に第1のフィンガ配置グリッドを規定するステップと、
    前記最も高く順位付けされたエネルギークラスタにおいて最大となる測定値へと前記第1のフィンガ配置グリッドにおけるグリッド位置を調整するステップと、
    前記第1のフィンガ配置グリッドにおけるグリッド位置へと前記RAKE受信機のフィンガを割り当てるステップと
    を含む、請求項20に記載の方法。
  38. 前記第1のフィンガ配置グリッドにおける残りのグリッド位置のグリッドポイント品質について順位付けするステップと、
    規定された品質閾値を超えるグリッドポイント品質を有している、前記第1のフィンガ配置グリッドにおける残りのグリッド位置へと、該グリッド位置と同数の残りのフィンガを割り当てるステップと、
    前記最も高く順位付けされたエネルギークラスタに対して前記RAKE受信機における全てのフィンガが割り当てられていない場合、次に高く順位付けされたエネルギークラスタに対して、前記RAKE受信機において残っている1つ以上のフィンガを割り当てるステップと
    をさらに含む、請求項37に記載の方法。
  39. 前記最も高く順位付けされたエネルギークラスタに対して前記RAKE受信機における全てのフィンガが割り当てられていない場合、次に高く順位付けされたエネルギークラスタに対して、前記RAKE受信機において残っている1つ以上のフィンガを割り当てるステップは、
    前記次に高く順位付けされたエネルギークラスタ用に第2のフィンガ配置グリッドを規定するステップと、
    前記次に高く順位付けされたエネルギークラスタにおいて最大となる測定値へと前記第2のフィンガ配置グリッドのグリッド位置を調整するステップと、
    前記第2のフィンガ配置グリッドにおけるグリッド位置へと前記RAKE受信機のフィンガを割り当てるステップと
    を含む、請求項38に記載の方法。
  40. 前記フィンガ配置グリッドを規定するステップおよび前記RAKE受信機における少なくとも1つのフィンガを配置させるステップは、
    前記マルチパス遅延プロファイルにおいて1つ以上のエネルギークラスタを識別するステップと、
    前記1つ以上のエネルギークラスタのクラスタ品質の決定結果に基づき、該1つ以上のエネルギークラスタを順位付けするステップと、
    最も高く順位付けされたエネルギークラスタに対して第1のフィンガ配置グリッドを微調整し、前記第1のフィンガ配置グリッドにおけるグリッド位置へと前記RAKE受信機における1つ以上のフィンガを割り当てるステップと、
    割り当てられていないフィンガが残っている場合に、次に高く順位付けされたエネルギークラスタに対して第2のフィンガ配置グリッドを微調整し、前記第2のフィンガ配置グリッドにおけるグリッド位置へと前記RAKE受信機における残りのフィンガを割り当てるステップと
    を含む、請求項20に記載の方法。
  41. 前記第2のフィンガ配置グリッドにおけるグリッド位置へと前記RAKE受信機における残りのフィンガを割り当てた後で、さらにフィンガが残っている場合に、さらに次に高く順位付けされたエネルギークラスタに対して第3のフィンガ配置グリッドを微調整し、前記第3のフィンガ配置グリッドにおけるグリッド位置へと前記RAKE受信機におけるさらに残りの1つ以上のフィンガを割り当てるステップをさらに含む、請求項40に記載の方法。
  42. 前記第1のフィンガ配置グリッドと、前記第2のフィンガ配置グリッドとは、それぞれ異なるグリッド分解能を有している、請求項40に記載の方法。
  43. 前記RAKE受信機における少なくとも1つのフィンガを配置させるステップは、
    前記マルチパス遅延プロファイルにおいて1つ以上のエネルギークラスタを識別するステップと、
    前記エネルギークラスタのうち、最も高く順位付けされたエネルギークラスタを用いて前記フィンガ配置グリッドを調整するステップと、
    前記フィンガ配置グリッドにおけるグリッド位置へと、前記RAKE受信機における1つ以上のフィンガを割り当てるステップと
    を含む、請求項20に記載の方法。
  44. 前記フィンガ配置グリッドにおけるグリッド位置へと、前記RAKE受信機における1つ以上のフィンガを割り当てるステップは、
    規定された品質閾値を超える品質を有する前記最も高く順位付けされたエネルギークラスタ内のグリッド位置へとフィンガを割り当てるステップと、
    前記規定された品質閾値を超える品質を有する前記最も高く順位付けされたエネルギークラスタ以外のエネルギークラスタ内のグリッド位置へと、残りのフィンガを割り当てるステップと
    を含む、請求項43に記載の方法。
  45. 前記RAKE受信機における少なくとも1つのフィンガを配置させるステップは、
    前記マルチパス遅延プロファイルにおいて1つ以上のエネルギークラスタを識別するステップと、
    2つ以上のエネルギークラスタ間について1つ以上のフィンガ配置グリッドにおけるグリッドポイントのポイント品質を比較するステップと、
    前記2つ以上のエネルギーポイントのうちで最も高い品質のグリッドポイントへと前記RAKE受信機のフィンガを割り当てるステップと
    を含む、請求項20に記載の方法。
  46. 前記RAKE受信機における少なくとも1つのフィンガを配置させるステップは、
    前記フィンガ配置グリッドにおけるグリッドに対応するマルチパス遅延プロファイル値を決定するために、サーチャ遅延グリッドポイント間のマルチパス遅延プロファイル値を補間するステップと、
    前記マルチパス遅延プロファイル値に基づいて、前記フィンガ配置グリッドにおいて候補となる1つ以上のグリッドポイントのグリッドポイント品質を決定するステップと、
    前記グリッドポイント品質に基づいて、前記候補となるグリッドポイントへと、前記RAKE受信機における1つ以上のフィンガを配置させるステップと
    を含む、請求項20に記載の方法。
  47. 前記複合信号を受信するステップは、
    第1の受信アンテナに関連する第1の複合信号を受信するとともに、第2の受信アンテナに関連する第2の複合信号を受信するステップを含み、
    前記マルチパス遅延プロファイルを生成するステップ、前記フィンガ配置グリッドを規定するステップおよび前記フィンガを割り当てるステップは、それぞれ前記第1の複合信号と前記第2の複合信号について実行される、請求項20に記載の方法。
  48. 受信機であって、
    1つ以上の信号イメージを含む受信信号について、サーチャ遅延グリッドに基づき、マルチパス遅延プロファイルを生成するサーチャと、
    前記受信信号を逆拡散して逆拡散信号を生成するRAKE受信機と
    を含み、
    前記RAKE受信機は、
    それぞれ異なる遅延時間でもって、前記受信信号を逆拡散する複数のフィンガと、
    前記マルチパス遅延プロファイルに基づいて、1つ以上のフィンガ配置グリッドにおけるグリッドポイントへと、前記RAKE受信機における1つ以上フィンガを割り当てる論理回路と
    を含み、
    前記1つ以上のフィンガ配置グリッドは、前記サーチャ遅延グリッドから独立して規定されている、受信機。
  49. 前記サーチャは、サーチウインドウ内での電力遅延プロファイル(PDP)として前記マルチパス遅延プロファイルを生成するよう構成されている、請求項48に記載の受信機。
  50. 前記RAKE受信機は、前記マルチパス遅延プロファイルの部分に少なくとも及ぶ複数のグリッドポイントであって、かつ、前記マルチパス遅延プロファイルを含む測定ポイントから独立している複数のグリッドポイントを含むフィンガ配置グリッドを規定するよう構成されている、請求項48に記載の受信機。
  51. 前記RAKE受信機は、前記マルチパス遅延プロファイル内での信号ピークに近接している1つ以上のフィンガ配置グリッドにおけるグリッドポイントを識別することで、前記マルチパス遅延プロファイルに基づいて、1つ以上のフィンガ配置グリッドにおけるグリッドポイントへと、前記RAKE受信機における1つ以上フィンガを割り当てるよう構成されている、請求項48に記載の受信機。
  52. 前記受信機は、前記マルチパス遅延プロファイルにおける測定ポイントには一致しない少なくとも1つのグリッドポイントをそれぞれ含む1つ以上のグリッドポイン集合として、前記サーチウインドウ内に前記RAKE受信機のフィンガを位置付けるための1つ以上のフィンガ配置グリッドを規定する、請求項48に記載の受信機。
  53. 送信信号を受信するとともに、前記送信信号をダウンコンバートすることによってベースバンドの信号として受信信号を生成する無線フロントエンドをさらに含む、請求項48に記載の受信機。
  54. 前記RAKE受信機から出力される逆拡散された受信信号から送信情報を再生する復調器をさらに含む、請求項48に記載の受信機。
  55. 前記受信機は、無線通信装置の一部を含む、請求項48に記載の受信機。
  56. 前記RAKE受信機の論理回路は、集積回路(IC)の一部を少なくとも含む、請求項48に記載の受信機。
  57. 前記受信機は、
    前記1つ以上のフィンガ配置グリッドにおけるグリッドポイントに対応する補間された測定値を取得するために、前記マルチパス遅延プロファイルにおける測定値を補間し、
    前記補間された測定値に基づいて、1つ以上の前記フィンガ配置グリッドにおいて候補となる1つ以上のグリッドポイントのグリッドポイント品質を決定し、
    前記グリッドポイント品質に基づいて、前記候補となるグリッドポイントへと前記フィンガを配置させるよう構成されている、請求項48に記載の受信機。
  58. 前記受信機は、
    ミックスフィンガ配置モードで動作するよう構成されているとともに、
    前記1つ以上のフィンガ配置グリッドに関してグリッド上に少なくとも1つのアクティブなフィンガを配置させるとともに、前記1つ以上のフィンガ配置グリッドに関してグリッドからずらして少なくとも1つのアクティブなフィンガを配置させるよう構成されている、請求項48に記載の受信機。
  59. 前記受信機は、前記マルチパス遅延プロファイルの評価結果に基づき、前記ミックスフィンガ配置モードにおいて選択的に動作するよう構成されている、請求項58に記載の受信機。
  60. 前記受信機は、
    前記マルチパス遅延プロファイルにおいてエネルギークラスタを識別し、
    第1のエネルギークラスタに基づき、少なくとも第1のフィンガ配置グリッドを調整するよう構成されている、請求項48に記載の受信機。
  61. 前記受信機は、
    前記第1のエネルギークラスタに基づいて少なくとも前記第1のフィンガ配置グリッドを位置付け、
    1つ以上の他のエネルギークラスタをカバーするよう前記第1のフィンガ配置グリッドのグリッド位置を拡張し、
    前記第1のエネルギークラスタに対応するグリッド位置にフィンガを割り当てるとともに、オプションで、1つ以上の前記他のエネルギークラスタにもフィンガを割り当てるよう構成されている、請求項60に記載の受信機。
  62. 前記受信機は、
    1つ以上ある他のエネルギークラスタのそれぞれに1つ以上の追加のフィンガ配置グリッドを調整し、
    前記1つ以上ある他のエネルギークラスタに基づいて、前記1つ以上の追加のフィンガ配置グリッドを位置付け、
    前記第1のフィンガ配置グリッドおよび前記1つ以上の追加のフィンガ配置グリッドのいずれか1つまたは全てにおいてグリッド位置へとフィンガを割り当てるよう構成されている、請求項60に記載の受信機。
  63. 前記受信機は、
    それぞれサーチウインドウに及ぶ少なくとも第1および第2のフィンガ配置グリッドを規定し、
    前記第1のフィンガ配置グリッド内のグリッドポイント上に少なくとも第1のフィンガを配置させるとともに、前記第2のフィンガ配置グリッド内のグリッドポイント上に少なくとも第2のフィンガを配置させるよう構成されている、請求項48に記載の受信機。
  64. 前記受信機は、
    前記マルチパス遅延プロファイルにおいてイメージクラスタを識別し、
    少なくとも前記第1のフィンガが第1のイメージクラスタ内の遅延時間に位置付けられるとともに、少なくとも前記第2のフィンガが第2のイメージクラスタ内の遅延時間に位置付けられることになるよう、少なくとも前記第1のイメージクラスタの部分を前記第1のフィンガ配置グリッドカバーさせるとともに、少なくとも前記第2のイメージクラスタの部分を前記第2のフィンガ配置グリッドにカバーさせる
    よう構成されている請求項63に記載の受信機。
  65. 前記受信機は、
    前記第1のイメージクラスタに対して望ましい位置へと前記第1のフィンガ配置グリッド内のグリッドポイントを調整するとともに、前記第2のイメージクラスタに対して望ましい位置へと前記第2のフィンガ配置グリッド内のグリッドポイントを調整するよう構成されている、請求項64に記載の受信機。
  66. 前記論理回路は、プロセッサ回路を含む、請求項48に記載の受信機。
  67. 前記RAKE受信機は、汎用RAKE(G−RAKE)受信機を含む、請求項48に記載の受信機。
  68. 前記マルチパス遅延プロファイルに基づいてフィンガ配置グリッドにおける1つ以上のグリッドポイントについてグリッドポイント品質を決定し、
    決定された前記グリッドポイント品質に基づいて、前記フィンガ配置グリッドにおけるグリッドポイントへと前記RAKE受信機のフィンガを割り当てるよう構成されている、請求項48に記載の受信機。
  69. 前記受信機は、
    1つ以上のグリッドポイントについて前記マルチパス遅延プロファイルから取得された測定値を閾値処理した結果に基づいて、フィンガ配置グリッドにおいて候補となるグリッドポイントを識別し、
    前記候補となるグリッドポイントについてグリッドポイント品質を決定し、
    決定された前記グリッドポイント品質を順位付けした結果に基づいて、1つ以上の前記候補となるグリッドポイントへとフィンガを割り当てるよう構成されている、請求項48に記載の受信機。
  70. 前記受信機は、
    フィンガ配置グリッドにおけるグリッドポイントに対応するマルチパス遅延プロファイル値を決定するために、サーチャ遅延グリッドポイント間のマルチパス遅延プロファイル値を補間した結果に基づいて、前記フィンガ配置グリッドにおけるグリッドポイント上に前記RAKE受信機における少なくとも1つのフィンガを配置させるよう構成されている、請求項48に記載の受信機。
  71. 前記受信機は、第1の受信アンテナと第2の受信アンテナとを含み、
    前記受信機は、前記第1の受信アンテナ用に少なくとも1つの第1のフィンガ配置グリッドを使用するとともに、前記第2の受信アンテナ用に少なくとも1つの第2のフィンガ配置グリッドを使用するために、少なくとも1つのフィンガを前記第1の受信アンテナに関連する第1の受信信号へと割り当てるとともに、少なくとも1つのフィンガを前記第2の受信アンテナに関連する第3の受信信号へと割り当てるよう構成されている、請求項48に記載の受信機。
  72. コンピュータ可読記録媒体に記憶されたコンピュータプログラムであって、
    対応する測定ポイントで受信信号から取得された複数の測定値を含むマルチパス遅延プロファイルを評価し、
    前記マルチパス遅延プロファイルの測定ポイントに対して独立した間隔で配置されている複数のグリッドポイントであって、前記マルチパス遅延プロファイルの部分を少なくともカバーしている複数のグリッドポイントを含むフィンガ配置グリッドを規定し、
    前記マルチパス遅延プロファイルの評価結果に基づいて、前記フィンガ配置グリッドから選択された1つ以上のグリッドポイントに対応して、RAKE受信機における1つ以上のフィンガについての遅延割り当てを決定する
    ことをプロセッセに指示するコンピュータプログラム。
  73. 前記マルチパス遅延プロファイルに含まれる少なくとも1つの測定ポイントを用いて、前記フィンガ配置グリッドにおける少なくとも1つのグリッドポイントを調整することによって、前記ファインが配置グリッドを微調整する
    ことをさらにプロセッセに指示する請求項72に記載のコンピュータプログラム。
  74. 2つ以上のフィンガ配置グリッドを規定するとともに、前記RAKE受信機における2つ以上のフィンガに対応する遅延割り当てを決定するために、前記2つ以上のフィンガ配置グリッドのそれぞれから少なくとも1つのグリッドポイントを選択する
    ことをプロセッセに指示する請求項72に記載のコンピュータプログラム。
  75. 前記遅延割り当てを決定する際に、前記プロセッサが少なくとも第1および第2のフィンガ配置グリッドを使用できるようにするために、少なくとも1つの追加のフィンガ配置グリッドを規定する
    ことをプロセッセに指示する請求項72に記載のコンピュータプログラム。
  76. 前記マルチパス遅延プロファイルに含まれる第1の測定ポイントへと前記第1のフィンガ配置グリッドを微調整するとともに、前記マルチパス遅延プロファイルに含まれる第2の測定ポイントへと前記第2のフィンガ配置グリッドを微調整する
    ことをプロセッセに指示する請求項75に記載のコンピュータプログラム。
  77. 前記フィンガ配置グリッドに含まれる2つ以上のグリッドポイントのそれぞれについてグリッドポイント品質を決定し、
    前記グリッドポイント品質の比較結果に基づいて、前記RAKE受信機における1つ以上のフィンガへと割り当てられるための1つ以上のグリッドポイントを選択する
    ことをプロセッセに指示する請求項72に記載のコンピュータプログラム。
  78. 移動端末であって、
    無線信号を送信する送信機と、
    RAKE受信機を含むとともに無線信号を受信する受信機と
    を含み、
    前記受信機は、
    受信信号についてマルチパス遅延プロファイルを生成するために使用されるサーチャグリッドから独立したフィンガ配置グリッドを生成し、
    前記フィンガ配置グリッドから選択された1つ以上のグリッドポイントを識別するために、前記マルチパス遅延プロファイルに基づいて前記フィンガ配置グリッドにおける1つ以上のグリッドポイントを評価し、
    1つ以上の前記選択されたグリッドポイントに対応して、前記RAKE受信機における1つ以上のフィンガの遅延設定を割り当てる
    よう構成されている移動端末。
  79. 少なくとも前記マルチパス遅延プロファイルの部分に及んでいる複数の遅延位置が均等の間隔で配置されるように前記フィンガ配置グリッドを生成するよう前記受信機が構成されている請求項78に記載の移動端末。
  80. 2つ以上のフィンガ配置グリッドを生成するとともに、2つ以上の前記フィンガ配置グリッドにおいて選択されたグリッドポイントに対応する2つ以上のRAKEフィンガへと遅延設定を割り当てる
    よう前記受信機が構成されている請求項79に記載の移動端末。
  81. 前記マルチパス遅延プロファイルに基づいて前記フィンガ配置グリッドにおける1つ以上のグリッドポイントを評価するとともに、前記マルチパス遅延プロファイルにおける1つ以上の測定ピークにどのグリッドポイントが最も近接しているかを決定することによって前記フィンガ配置グリッドから選択された1つ以上のグリッドポイントを識別する
    よう前記受信機が構成されている請求項78に記載の移動端末。
  82. 前記マルチパス遅延プロファイルに含まれる測定ポイント間に位置するグリッドポイントに対応する補間された測定値を生成するとともに、これらのグリッドポイントについてのグリッドポイント品質を決定するために1つ以上の補間された測定値を比較するよう前記受信機が構成されており、
    前記グリッドポイント品質は、前記フィンガ配置グリッドから選択されたグリッドポイントを識別するために使用される、請求項78に記載の移動端末。
  83. 前記グリッドポイントに対応する前記マルチパス遅延プロファイルに含まれる測定値に直接的に基づいて、前記マルチパス遅延プロファイルに含まれる測定ポイントへと調整されるいずれかのグリッドポイントについてグリッドポイント品質を決定する
    よう前記受信機が構成されている請求項82に記載の移動端末。
  84. ミックス配置モード動作するよう前記受信機が構成されており、
    前記ミックス配置モードは、前記RAKE受信機における少なくとも1つのフィンガを、前記フィンガ配置グリッドのグリッドポイントへと配置させるとともに、前記RAKE受信機における少なくとも1つのフィンガを、前記フィンガ配置グリッドのグリッドポイントとは一致していない遅延位置へと配置させる配置モードである
    請求項78に記載の移動端末。
  85. 前記受信機は、選択に応じて非グリッドモードにて動作するよう構成されており、前記非グリッドモードにおいては前記フィンガ配置グリッドがフィンガを配置するために使用されず、さらに、前記受信機は、前記マルチパス遅延プロファイルの評価結果に基づいて前記非グリッドモードを選択する
    よう前記受信機が構成されている請求項78に記載の移動端末。
  86. 基地局であって、
    無線信号を送信する送信機と、
    RAKE受信機を含むとともに無線信号を受信する受信機と
    を含み、
    前記受信機は、
    受信信号についてマルチパス遅延プロファイルを生成するために使用されるサーチャグリッドから独立したフィンガ配置グリッドであって、前記RAKE受信機における1つ以上のフィンガを配置するためのフィンガ配置グリッドを規定し、
    前記マルチパス遅延プロファイルに基づいて前記フィンガ配置グリッドにおける1つ以上のグリッドポイントを評価することで、前記フィンガ配置グリッドから選択された1つ以上のグリッドポイントを識別し、
    1つ以上の前記選択されたグリッドポイントに対応して、前記RAKE受信機における1つ以上のフィンガの遅延設定を割り当てる
    よう構成されている基地局。
  87. 少なくとも前記マルチパス遅延プロファイルの部分にわたっている複数の遅延位置が均等な間隔で配置されるように前記フィンガ配置グリッドを規定するよう前記受信機が構成されている
    請求項86に記載の基地局。
  88. 2つ以上のフィンガ配置グリッドを規定するとともに、2つ以上の前記フィンガ配置グリッドにおいて選択されたグリッドポイントに対応する2つ以上のRAKEフィンガへと遅延設定を割り当てる
    よう前記受信機が構成されている請求項87に記載の基地局。
  89. 前記マルチパス遅延プロファイルに基づいて前記フィンガ配置グリッドにおける1つ以上のグリッドポイントを評価するとともに、前記マルチパス遅延プロファイルにおける1つ以上の測定ピークにどのグリッドポイントが最も近接しているかを決定することによって、前記フィンガ配置グリッドから選択された1つ以上のグリッドポイントを識別する
    よう前記受信機が構成されている請求項86に記載の基地局。
  90. 前記マルチパス遅延プロファイルに含まれる測定ポイント間に位置するグリッドポイントに対応する補間された測定値を生成するとともに、これらのグリッドポイントについてのグリッドポイント品質を決定するために1つ以上の補間された測定値を比較するよう前記受信機が構成されており、
    前記グリッドポイント品質は、前記フィンガ配置グリッドから選択されたグリッドポイントを識別するために使用される、請求項86に記載の基地局。
  91. 前記グリッドポイントに対応する前記マルチパス遅延プロファイルに含まれる測定値に直接的に基づいて、前記マルチパス遅延プロファイルに含まれる測定ポイントへと調整されるいずれかのグリッドポイントについてグリッドポイント品質を決定する
    よう前記受信機が構成されている請求項90に記載の基地局。
  92. ミックス配置モード動作するよう前記受信機が構成されており、
    前記ミックス配置モードは、前記RAKE受信機における少なくとも1つのフィンガを、前記フィンガ配置グリッドのグリッドポイントへと配置させるとともに、前記RAKE受信機における少なくとも1つのフィンガを、前記フィンガ配置グリッドのグリッドポイントとは一致していない遅延位置へと配置させる配置モードである
    よう前記受信機が構成されている請求項86に記載の基地局。
  93. 前記受信機は、選択に応じて非グリッドモードにて動作するよう構成されており、前記非グリッドモードにおいては前記フィンガ配置グリッドがフィンガを配置するために使用されず、さらに、前記受信機は、前記マルチパス遅延プロファイルの評価結果に基づいて前記非グリッドモードを選択する
    よう前記受信機が構成されている請求項86に記載の基地局。
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