JP2007514114A - 多段トランスミッションのシフトドラム用グルーブフォロワ - Google Patents

多段トランスミッションのシフトドラム用グルーブフォロワ Download PDF

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Abstract

【課題】急速摩耗を受けない改善されたグルーブフォロワを提供することにある。
【解決手段】自動車用多段トランスミッションのギヤセレクタドラム(44)のシフトグルーブ(48)と協働するグルーブフォロワ(70、90)を開示する。グルーブフォロワ(70、90)には垂直クラウニングおよび長手方向クラウニングが設けられている。一方、シフトグルーブ(48)は有効直径を形成し、グルーブフォロワ(70、90)は、該グルーブフォロワがシフトグルーブ(48)内に係合する状態で前記有効直径に沿って案内される。垂直クラウニングの全ての頂点(SHB)の全体がグルーブフォロワの周囲に沿ってガイドカーブ(L)を形成する。本発明のグルーブフォロワは、ガイドカーブ(L)がシフトドラム(44)の有効直径に本質的に等しくなるように垂直クラウニングの頂点の位置が選択されることに特徴を有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、自動車用多段トランスミッションのシフトドラムのシフトグルーブと協働するグルーブフォロワであって、垂直クラウニングおよび長手方向クラウニングを有し、シフトグルーブは有効直径を形成し、グルーブフォロワは、該グルーブフォロワがシフトグルーブ内に係合する状態で前記有効直径に沿って案内され、垂直クラウニングの全ての頂点の全体がグルーブフォロワの周囲に沿ってガイドカーブを形成する構成のグルーブフォロワに関する。
従来技術において、グルーブフォロワ、より詳細には、スライディングブロック、ロールまたは同様なカムフォロワが広く知られている。
この場合、グルーブフォロワは、シフトドラムのシフトドラムと協働して、トランスミッションギヤの係合または離脱を行う。シフトドラムは、一般に、例えばドイツ公開公報19924335号公報に開示されているように、従来技術において知られている。シフトドラムは、これらの周囲に沿いシフトグルーブとして知られている凹部を有している。軸線方向に変位できるグルーブフォロワは、シフトグルーブ内で導かれすなわち案内される。一般に多段トランスミッションの連続的シフトを行うためのシフトドラムの回転運動では、グルーブフォロワが軸線方向に移動される。また、グルーブフォロワは、例えばシフトフォークとして知られたものと協働し、シフトフォークは、次にシフトスリーブに連結され、これによりギヤチェンジが開始される。シフトドラムは、多段トランスミッションの作動装置を構成する。
シフトドラム自体は、例えばモータより詳細には電気モータ等の駆動装置により駆動される。次に、ギヤが、グルーブフォロワに連結されたギヤと係合すると、シフトドラム従ってシフトグルーブが電気モータの補助により回転される。コントロールグルーブは、シフト歯またはシフトカムとも呼ばれる湾曲状領域を有し、この湾曲状領域によりグルーブフォロワが軸線方向に変位される。これらの湾曲状領域では、通常は、周方向に真直に延びているシフトグルーブが軸線方向に変位される。
種々のギヤに割当てられた複数のグルーブフォロワは、シフトグルーブ内で導かれる。適当であれば、単一のグルーブフォロワを複数のギヤに割当てることができ、すなわち、ニュートラル位置から第一軸線方向へのグルーブフォロワの軸線方向変位により一方のギヤと係合し、ニュートラルから逆の軸線方向へのグルーブフォロワの軸線方向変位により他方のギヤと係合する。
従来技術は、所定の一定高さHを有するグルーブフォロワ、より詳しくはスライディングブロックを開示している。このようなスライディングブロックを、以下により詳細に説明する。このようなグルーブフォロワの上面および下面は、一般に、平らでかつ互いに平行に形成されている。
しかしながら、シフトローラの軸線方向に見られるように、シフトドラムのシフトグルーブは実質的に円形に形成されている。シフトドラムの回転対称構造のため、シフトドラムの軸線に対して垂直な断面内にはシフトグルーブの円形形状が生じる。
シフトドラムまたはシフトグルーブは有効直径として知られているものを形成し、該有効直径に沿って、グルーブフォロワとシフトドラムのグルーブ(または理想的にはシフトドラムのフランク)との間の接触が形成される。有効直径は、シフトドラム従って全アクチュエータ機構のジオメトリの理論的設計が基礎とする機能的パラメータである。
次に、従来技術のグルーブフォロワがシフトグルーブ内に挿入されると、グルーブフォロワおよびシフトドラムは互いに最適には係合しない。なぜならば、グルーブフォロワが、シフトグルーブとグルーブフォロワとの理想的接触点、すなわち有効直径のライン(図5)を「前進」させるからである。
グルーブフォロワ、より詳しくはスライディングブロックは、有効直径の上方でシフトグルーブの側方フランクと優先的に接触する。
このため、例えば同期位置またはシフト完了位置で高荷重を受けるシフトドラムグルーブの領域に損傷および故障が生じることがある。
また、ヘルツ圧力も考慮に入れなくてはならない。ヘルツ圧力とは、2つの弾性体の相互接触面の中央部を支配する最大機械応力である。シリンダまたはボールのような湾曲面をもつ2つの弾性体が互いに押付けられると、両者は(理論的に)線態様または点態様でのみ接触する。しかしながら、両者の弾性により、接触位置に接触面の平坦化が生じる。両者の接触面に沿って特徴的な圧力分布が生じ、応力は、接触面の中央において常に最大になる。
2つのボール同士、ボールと平面、または2つの交差シリンダ同士が接触すると、接触楕円すなわち圧力楕円が生じる。2つの平行シリンダ同士または1つのシリンダと平面とが接触すると、線接触面が生じる。この場合、これはローラ圧力とも呼ばれている。
ドイツの物理学者Heinrich Hertzの理論によれば、接触面のサイズおよび形状、および接触面の下の機械的応力の大きさおよび分布は計算できる。またヘルツ(Hertz)の理論によれば、接触面の中央を支配する最大機械応力は、ヘルツ圧力としても知られている。
ヘルツ圧力の大きさは、両本体が互いに押付けられる力、曲率半径および両本体の弾性係数に基いて定まる。
また、クラウニングの概念は、以下に述べる重要な役割を演じる。クラウニングとは、例えば機械部品または工具の表面の僅かな(凸状)湾曲である。クラウニングを付すことにより、例えば縁部の近傍での好ましくない(点)圧力または力ピークを防止できる。かくして、例えば、歯車の歯のフランク(側面)またはベルトプーリの走行面はクラウニング設計されている。
図1は、破線で示す直方体を用いて、クラウニングを模式的に例示するものである。図1に斜視図で示す直方体は、高さH、幅Bおよび深さ(奥行)Tを有する。また、説明を簡単化するため、x、y、z軸を有するデカルト座標系が示されている。
垂直クラウニングを説明するのに、図1では直方体の前面の左側縁部を使用する。クラウニングがなされていない直方体の場合には、この縁部(破線)はx軸に平行に配向される。この場合、x軸は直方体の高さを示す。直方体の端面に垂直クラウニングを付す場合には、x−y平面が負のz方向に膨張される。対称的垂直クラウニングの場合には、これは、例えば高さHに関する正中線に沿って行われる。この場合、垂直クラウニングの頂点SHBはH/2の高さに位置する。垂直クラウニングの頂点SHBは、「通常」の直方体のx軸からの距離dが最大になるという特徴を有している。
直方体の他の外面も、同様に「膨張」される。
ドットで示すような垂直クラウニングの頂点SHBは、クラウニングが付された直方体の周囲に沿って互いに連結され、いわゆる垂直クラウニングのガイドカーブLが得られる。
垂直クラウニングのガイドカーブLは、例えば、直方体の底面が湾曲していないものとして、クラウニングが付された直方体を地上に置き、これを壁に押付けた場合にクラウニングが付された直方体が壁に接触するラインを表すものである。
従って本発明の目的は、急速摩耗を受けない改善されたグルーブフォロワを提供することにある。
上記目的は、冒頭に述べたグルーブフォロワであって、ガイドカーブがシフトドラムの有効直径に実質的に等しくなるように垂直クラウニングの頂点の位置が選択されたグルーブフォロワにより達成される。
これにより、グルーブフォロワの接触面すなわちフランクとシフトドラムのグルーブとの間に最適支持すなわち接触パターンが得られる。なぜならば、シフトドラムグルーブ内の接触を、グルーブフランクの高さに対して中央で行なわせることができるからである。
このため、相互接触するシフトドラムおよびグルーブフォロワのフランクの摩耗および変形が小さくなる。
これにより、シフトドラムグルーブの形状の変形が小さくなり、トランスミッション全体の機能がより安全になる。
また、寿命も改善される。
最後に、グルーブフォロワおよびシフトグルーブの両者の材料は、より小さい材料強度条件を満たすものを使用できる。
ヘルツ圧力楕円のシフト中心位置は、実質的に、シフトドラムの有効直径のライン上に位置する。
実際に生じる接触位置は、理論的に予め計算した位置に一致する。
また、垂直クラウニングは、グルーブフランクとの接触面に沿ってシフトグルーブに設けられるだけでなく、グルーブフォロワの全周に沿っても設けられることが好ましい。
この構成により、シフトドラム従ってシフトグルーブ対するグルーブフォロワの方向が変化するようなことがあっても、グルーブフォロワが、有効直径に沿ってシフトグルーブの対応フランクと接触するようになることが達成される。
また、グルーブフォロワはスライディングブロックであるのが好ましい。
より詳細に後述するように、スライディングブロックは、通常、(斜方形)すなわち菱形状のベースを有し、角部が丸められ、かつスライディングブロックは、好ましくはその本質的に真直な面がシフトグルーブと接触するようになる。これらの接触面はグルーブフォロワとシフトグルーブとの信頼性のある協働を確保できる。なぜならば、シフトグルーブとの接触が大きい領域に亘って生じるからである。
好ましい実施形態によれば、グルーブフォロワは、コンタクトスロープを有し、グルーブフォロワの長手方向クラウニングはコンタクトスロープに沿って形成されている。
長手方向クラウニングの結果として、特に、シフトグルーブの垂直方向だけでなく、周方向でもヘルツ圧力が同様に低下される。
更に、シフトグルーブの底に対向して位置するグルーブフォロワの表面は、シフトグルーブの曲率に本質的に等しい曲率を有するのが有利であることが証明されている。
この構成により、グルーブフォロワがシフトグルーブ内に係合する状態において、グルーブフォロワがシフトグルーブ自体にできる限り深く侵入でき、従ってシフトの安全性が更に高められる。
上記特徴および以下に説明する特徴は、本発明の範囲から逸脱することなく、各場合に特定した組合せだけでなく、他の組合せまたは単独に使用できることは理解されよう。
本発明の例示実施形態は添付図面に示されておりかつ以下の記載においてより詳細に説明する。
既に上述したように、図1には、クラウニングが付された設計(実線)の直方体が破線で示されている。
図2は、スライディングブロック10の2つの斜視図、すなわち左側の上方から見た斜視図、および右側の下方から見た斜視図である。任意であるが、スライディングブロック10は、この高さ方向に沿うオリフィス12を有している。このオリフィス12内には、スライディングブロック10を例えばシフトフォーク(図示せず)に連結する要素(図示せず)を導入できる。
スライディングブロック10は上面14および下面16を有し、これらの面14、16は、図2に示す例では互いに平行に設計されている。スライディングブロック10は、複数のフランク要素18、20、22から形成されている。
図2の左側に示されたスライディングブロック10には、長手方向軸線24が一点鎖線で示されている。
また、上面14には2つの突出部26、28が設けられているが、これらの突出部は本発明の機能にとって重要ではないので、詳細には説明しない。
スライディングブロック10は、フランク要素18〜22を介して、シフトドラム(図示せず)のシフトグルーブ(図示せず)内で導かれすなわち案内される。
図3は、図2の右側に示されたスライディングブロック10のIII−III線に沿う模式的断面図である。
図3に示された断面30は、図2に示されたスライディングブロック10の上面14および下面16に対して平行である。かくして、断面30は、高さ(図示せず)に対して垂直である。断面30は、オリフィス12による円形空所を有している。
断面30の外側輪郭線Uは、複数のフランク要素18〜22により形成されている。スライディングブロック10の幅は、長手方向24に対して垂直な他の一点鎖線32により示されている。主フランク22の領域では、スライディングブロック10の外面が、主直径DMainの1/2に等しい半径を有し、周方向に湾曲している。
主フランク22には、それぞれコンタクトスロープ20が続いている(図2参照)。コンタクトスロープ20は、長手方向クラウニング(これは、明瞭化のため、断面30の右側下部に破線で誇張して示されている)を除き、事実上直線、すなわち表面に対して平らに設計されている。断面30の輪郭Uに沿うクラウニングは、以下、全体として長手方向クラウニングとして示し、ここでは、スライディングブロック10の長さおよび幅は区別されない。同様に使用される用語「垂直クラウニング」は、図4Dに関連してより詳細に説明する。
図3のコンタクトスロープ20は、一般に、シフトグルーブ(図示せず)またはそのグルーブフランク(図示せず)と協働するスライディングブロック10のこれらの部分を構成する。最初に述べたように、シフトグルーブは、ギヤを、ニュートラル位置とギヤが係合する位置との間で移動させるためのいわゆるシフト歯を有するので、一般にグルーブフランクはシフト歯の領域においてシフトドラムの周囲に対して同様に傾斜しており、このため、ギヤチェンジ中に、コンタクトスロープとシフトドラムのシフトグルーブのグルーブフランクとの間に大きい面接触が常時生じる。
コンタクトスロープ20には、それぞれチップフランク18が続いている。チップフランク18は、それぞれ、スライディングブロック10の長手方向24のヘッドおよび端部を形成する。チップフランク18は、2αのチップ角をカバーしかつ直径Dtipの1/2で丸められている。
図4A〜図4Dには、別のスライディングブロック40が示されている。
図4Aは、スライディングブロック40を下から見た図面である。図4Bは、スライディングブロック40を側方から見た図面である。図4Cは、スライディングブロック40の平面図である。図4Dは、スライディングブロック40を長手方向24から見た図面であり、正面図に一致する。図2に示したスライディングブロックの特徴と同様な特徴には、同じ参照番号が付されている。
図4に示すスライディングブロックは、該スライディングブロック40の突出部26、28(これらは本質的に主フランクにより限定されている)が中央領域に設けられていない点で、図2に示したスライディングブロック10とは本質的に異なっている。突出部26、28は、チップフランク18により本質的に外方に限定されている端領域に設けられている。
また、図4Bおよび図4Dには、垂直クラウニングのガイドカーブLが示されている。従来のスライディングブロックでは、このガイドカーブは、それぞれスライディングブロック40の上面および下面を形成する表面14、16に平行に形成されている。また、補助線42を参照すれば、これらの表面には垂直方向に関してクラウニングが形成されていることが明瞭に理解されよう。これは、種々のフランク要素18〜22の間の移行部を表す補助線42が、所定の曲率半径を有する湾曲線であると表現される。また、垂直クラウニングのガイドカーブLが表面14、16のいずれに対しても平行に配置されているのに対し、周方向の各ユニット要素の垂直クラウニングの全ての頂点は同じ高さにある。
図5には、図2のスライディングブロック10がシフトドラム44と係合しているところが部分的に示されている。この場合、スライディングブロック10およびシフトドラム44は、シフトドラム44の軸線方向から見たものである。シフトドラム44の軸線が参照番号46で示されている。
シフトドラム44は、外側半径routerを有している。また、シフトグルーブ48はシフトドラム44の周方向に概略的に示されており、シフトグルーブ48の深さは参照番号50により示されている。シフトグルーブ48の深さ50は、外側半径routerと内側半径rinnerとの差から計算される。シフトグルーブ48の深さ50は、突出部26または28のないスライディングブロック10の高さの大きさにほぼ等しい。
図5はまた、スライディングブロック10の垂直クラウニングのガイドカーブLを示している。図5には更に、いわゆる有効半径ractも示されている。有効半径ractまたは有効直径は、全シフトドラムジオメトリ従って全アクチュエータ機構が基づいている機能的パラメータである。スライディングブロックのフランクとシフトローラグルーブのフランクとは、理想的には有効直径に沿って接触する。
しかしながら、ヘルツ圧力により、回転方向52へのシフトドラム44の回転中に圧力楕円54が形成される。
圧力楕円54は、有効直径より本質的に上方に位置することが分かる。スライディングブロックのフランク18、20は、理想的接触点すなわち有効直径を前進させる。かくして、スライディングブロック10の接触点は、スライディングブロック10のチップフランク18の方向およびシフトドラムグルーブの外縁部(外縁部は、routerにより形成される)の方向に変位される。
このため、例えば同期位置またはシフト完了位置で高荷重を受けるシフトドラムグルーブの領域に損傷および故障が生じることがある。有効直径のライン56に対する圧力楕円54の中心位置の変位は、理論的な所定値に対して生じる値に不定偏差を引起こす。これらの効果は、シフトドラム44の有効直径が小さい場合に大きい度合いで生じる。
本発明によれば、これらの負の効果は、垂直クラウニングの頂点がスライディングブロックの周囲に沿って配置され、従って垂直クラウニングの頂点が本質的に有効直径のライン56に一致するため、解消される。
これは図6に概略的に示されており、ここでは、スライディングブロックの高さがスライディングブロックの周囲に対してプロットされている。
参照符号MLは、スライディングブロックの2つの最大幅位置のうちの1つを示している。図6において理論的に考察するスライディングブロックは全高Hoverallを有する。従来技術によるスライディングブロックでは、例えば図1、図4Bおよび図4Dに「L」で示すように、垂直クラウニングの全ての頂点SHBがライン58上に位置する。
本発明によれば、垂直クラウニングの頂点SHBは、周囲の各単位要素Uelementについて、有効直径のライン56の方向に「変位」している。
図6の右側部分は、位置MLにおいて長手方向軸線に対して垂直な、本発明によるスライディングブロックの断面の一部を示すものである。ここで、垂直クラウニングの頂点SHBは、期待位置にある。しかしながら、位置MLから離れると、頂点SHBは、本発明に従って矢印60の方向に移動する。
図7は、垂直クラウニングの湾曲ガイドカーブLを有する本発明のスライディングブロック10を示すものである。また、スライディングブロック70は、内側半径rinnerに適合する湾曲底面72を有している。しかしながら、これは、好ましい実施形態を示すに過ぎない。また、図9からも明らかなように、底面は湾曲を設けることなく形成できる。
スライディングブロック70は、図1および図4のスライディングブロック10、40と同様に構成でき、異なる点のみを以下により詳細に説明する。
図8は、図7のスライディングブロック70をより詳細に示すものである。図8Aは、スライディングブロック70の底面図である。図8Bは、スライディングブロック70の側面図である。図8Cは、スライディングブロック70の平面図である。図8Dは、長手方向24から見た端面図であり、これは正面図に一致する。
図9は、本発明によるスライディングブロック90の他の実施形態を示し、底面92には湾曲が全く設けられていない。
図10は、図9のスライディングブロック90を2つの概略的斜視図で示すものである。
図9Dから明らかなように、スライディングブロック90は、この上方領域94にカラー96を有し、該カラー96の幅はシフトグルーブの幅より大きく、従って、係合状態においてスライディングブロック90の上方領域94はシフトグルーブを越えて側方に突出する。
いうまでもないが、スライディングブロックのフランクとシフトドラムグルーブのフランクとの間の接触パターンの空間的位置を更に最適化するため、スライディングブロックまたはグルーブフォロワの種々のパラメータ、例えばクラウニング半径、チップ角α、曲率直径等を変えることができる。
本発明の結果として、シフトドラムグルーブの摩耗または変形が最小化され、またシフトドラムのアクチュエータ機構の作動信頼性および寿命も高められる。更に、かなりのコストを節約できる。また、アクチュエータの理論的設計で決められるパラメータを信頼性をもって定めることもできる。ガまた、本発明により許容される機能性を大きく損なうことなく、ガイドカーブの曲率半径を、有効直径の曲率半径から僅かにずらすこともできる(図7参照)。
曲率半径をずらすことにより、圧力楕円の位置を最適化することもできる。
シフトドラムの形状が回転対称軸からずれるようなことがあると、シフトグルーブの断面も、もはや回転対称性を喪失し、用語「有効直径」は「有効ライン」に置換しなければならない。
直方体の垂直クラウニングおよびその周囲に沿う長手方向クラウニングが付された直方体を示す模式図である。 スライディングブロックを示す2つの概略斜視図である。 図2のスライディングブロックのIII−III線に沿う断面図である。 他のスライディングブロックを示す底面図である。 他のスライディングブロックを示す側面図である。 他のスライディングブロックを示す平面図である。 他のスライディングブロックをその長手方向から見た側面図である。 図1のスライディングブロックが、シフトドラムまたはシフトドラムの関連接触楕円を含むシフトグルーブ内に係合しているところを示す図面である。 スライディングブロックの周囲に沿う垂直クラウニングの頂点の分布を示す図面である。 シフトグルーブ内に係合している本発明のスライディングブロックを示す図面である。 図7のスライディングブロックの底面図である。 図7のスライディングブロックの側面図である。 図7のスライディングブロックの平面図である。 図7のスライディングブロックをその長手方向から見た側面図である。 本発明のスライディングブロックの他の実施形態の底面図である。 本発明のスライディングブロックの他の実施形態の側面図である。 本発明のスライディングブロックの他の実施形態の平面図である。 本発明のスライディングブロックの他の実施形態をその長手方向から見た側面図である。 図9のスライディングブロックを示す2つの概略斜視図である。

Claims (5)

  1. 自動車用多段トランスミッションのシフトドラム(44)のシフトグルーブ(48)と協働するグルーブフォロワ(70、90)であって、垂直クラウニングおよび長手方向クラウニングを有し、シフトグルーブ(48)は有効直径を形成し、グルーブフォロワ(70、90)は、該グルーブフォロワがシフトグルーブ(48)内に係合する状態で前記有効直径に沿って案内され、垂直クラウニングの全ての頂点(SHB)が全体でグルーブフォロワの周囲に沿ったガイドカーブ(L)を形成する構成のグルーブフォロワにおいて、
    垂直クラウニングの頂点の位置は、ガイドカーブ(L)がシフトドラム(44)の有効直径に本質的に対応するように選択されている、
    ことを特徴とするグルーブフォロワ。
  2. 前記垂直クラウニングは、シフトグルーブ(48)のグルーブフランクとの接触面(18、20)に沿って設けられているだけでなく、グルーブフォロワ(70、90)の全周(U)に沿っても設けられている、
    請求項1に記載のグルーブフォロワ。
  3. 前記グルーブフォロワ(70、90)はスライディングブロックである、
    請求項1または2に記載のグルーブフォロワ。
  4. 前記グルーブフォロワ(70、90)はコンタクトスロープ(20)を有し、グルーブフォロワ(70、90)の長手方向クラウニングはコンタクトスロープに沿って形成されている、
    請求項3に記載のグルーブフォロワ。
  5. 前記シフトグルーブ(48)の底に対向して位置するグルーブフォロワ(70、90)の表面(72、92)は、シフトグルーブ(48)の曲率に本質的に等しい曲率を有する、
    請求項1ないし4のいずれか1項に記載のグルーブフォロワ。
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