JP2007512528A - 所定の抗原混合物に特異的な少なくとも2種類の異なる抗体の混合物およびその混合物の使用 - Google Patents

所定の抗原混合物に特異的な少なくとも2種類の異なる抗体の混合物およびその混合物の使用 Download PDF

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Abstract

液体担体中の単離または合成親和性分子の混合物が開示される。この混合物は、シングルまたはマルチフローセル圧電結晶マイクロバランス装置に用いるための、少なくとも2種類の異なる親和性分子を含んでなる。各単離または合成親和性分子は、所定の分析対象物とともに、アニオン−カチオン、抗体−抗原、受容体−リガンド、酵素−基質、オリゴヌクレオチド−相補的配列を有するオリゴヌクレオチド、オリゴヌクレオチド−タンパク質、オリゴヌクレオチド−細胞、およびペプチド核酸(PNA)オリゴマー−ポリヌクレオチド(なお、このポリヌクレオチドはそのPNAオリゴマーと相補的なRNA、DNAおよびPNAポリマーからなる群から選択され得る)からなる群から選択される相互作用対を形成する。また、シングルまたはマルチフローセル圧電結晶マイクロバランス装置の液体流に導入するためのこの混合物の使用、ならびにその混合物を含有するキットも記載される。

Description

発明の詳細な説明
本発明は、各々所定の分析対象物(analyte)に特異的な少なくとも2種類の異なる親和性分子の混合物およびその混合物の使用に関する。より厳密には、本発明の混合物は、シングルまたはマルチフローセル圧電結晶マイクロバランス装置に用いるための、各々所定の分析対象物に親和性を有する少なくとも2種類の異なる親和性分子を含んでなる、液体担体中の単離または合成親和性分子の混合物である。
背景
圧電技術は、圧電水晶振動子(piezoelectric quartz crystal)の振動数を測定することにより、質量変化を実時間で測定する周知の原理に基づくものである。この圧電結晶装置は、両側に金属電極を有する水晶振動子ウエハーからなる。これらの電極は共振振動数を誘導するために使用され、共振振動数は電極の質量に依存し、振動数の変化は電極上に付着した質量の変化に直接相関する。従って、圧電結晶は高感度質量測定のために使用でき、よって、水晶振動子マイクロバランス法(Quartz Crystal Microbalances)(QCM)と呼ばれている。振動数の変化と結晶の付着質量の間の関係を表すためにいくつかの方程式が提案されている。
圧電結晶マイクロバランスの使用による、溶液中での所定の化学物質または生体分子の検出を対象とした特許は多数あり、例えば、米国特許第4,735,906号、同第4, 789,804号および同第5,705,399号などがある。同じ試験溶液においていくつかの個々の化学物質または生体分子(分析対象物)の存在を判定する場合、検出しようとする分析対象物の1つにそれぞれ特異的なフローセルで複数のマイクロバランスを同時に取り扱いできる系を備えているのが有利である。このような系は本発明者らの国際特許出願WO2004001392に開示されており、これは短時間で多数のサンプルをスクリーニングするのに特に有用である。
本発明の混合物は、上述の特許および特許出願に開示されている圧電結晶マイクロバランス装置で使用できる。
発明の説明
本発明は、シングルまたはマルチフローセル圧電結晶マイクロバランス装置で用いるための、各々所定の分析対象物に親和性を有する少なくとも2種類の異なる親和性分子を含んでなる、液体担体中の単離または合成親和性分子の混合物を提供する。
本発明の混合物としては、各単離または合成親和性分子が、所定の分析対象物とともに、アニオン−カチオン、抗体−抗原、受容体−リガンド、酵素−基質、オリゴヌクレオチド−相補的配列を有するオリゴヌクレオチド、オリゴヌクレオチド−タンパク質、オリゴヌクレオチド−細胞、およびペプチド核酸(PNA)オリゴマー−ポリヌクレオチド(なお、このポリヌクレオチドはそのPNAオリゴマーと相補的なRNA、DNAおよびPNAポリマーからなる群から選択され得る)からなる群から選択される相互作用対を形成するようなものが好ましい。
親和性分子は、天然源または合成源からの単離による、化学合成または生物合成またはその双方の使用による、大分子からの切断によるなどの、何らかの好適な方法で個々に作製されると理解すべきである。
本発明の好ましい実施形態では、各単離または合成親和性分子は、各々所定の分析対象物、すなわち所定の抗原に親和性を有する単一特異性ポリクローナルもしくはモノクローナル抗体、抗体フラグメントまたはその誘導体からなる群から選択される。
これらの抗体は特定の製造者によって受注生産することもできるし、種々の供給者から購入することもできるし、Hybridoma Technology in the Biosciences & Medicine. T. A. Springer, editor, Plenum Press, 1985などの文献から知られている手順によって合成することもできる。
本発明の混合物、現在のところ好ましい実施形態では、異なる親和性分子の各々の濃度は0.01〜0.8mg/液体担体mlの間である。
液体担体の例としては水が挙げられ、これはさらにバッファー、安定剤および/または保存剤を含んでもよく、当業者ならば構成される混合物の選択肢に基づいて選択することができる。安定剤は、例えば、界面活性剤(例えば、Tween(登録商標)20またはTween(登録商標)80または同等のもの)および/または種々のタンパク質(例えば、アルブミン、カゼインまたは他の保護剤もしくは遮断剤)の混合物であってもよい。
シングルまたはマルチフローセル圧電結晶マイクロバランス装置において本発明の混合物の使用により試験溶液中で検出可能な個々の分析対象物の例としては、コカイン、ヘロイン、アンフェタミン、メタンフェタミン、カンナビノール類、テトラヒドロカンナビノール類(THC)、およびメチレンジオキシ−N−メチルアンフェタミン(エクスタシー)などの種々の麻薬、トリニトロトルエン(TNT)、ジニトロトルエン(DNT)、ヘキサヒドロ−1,3,5−トリニトロ−1,3,5−トリアジン(RDX)、オクタヒドロ−1,3,5,7−テトラニトロ−1,3,5,7−テトラジン(HMX)、四硝酸ペンタエリトリトール(PETN)、およびニトログリセリン(NG)などの種々の爆薬、種々の生体分子、微生物およびその一部が挙げられる。微生物の例としては、細菌、細菌胞子、マイコバクテリア、真菌およびウイルスが挙げられる。
本発明のもう1つの態様は、シングルまたはマルチフローセル圧電結晶マイクロバランス装置の液体流に導入するための、本発明による混合物の使用を対象とする。
本発明で好ましいとして注目される圧電結晶マイクロバランス装置の使用については、競合モード(competition mode)と脱離モード(displacement mode)という、若干異なる2つのコンセプトがある。
本発明による混合物の使用に関する一実施形態では、親和性分子の混合物は、装置の液体流に導入される前に、1種または数種の所定の分析対象物を含み得る試験サンプル溶液と混合される。試験サンプル中の遊離の分析対象物分子は、親和性分子をめぐって、圧電結晶マイクロバランス装置の電極表面に固定化されている分析対象物類似体と競合し、電極質量の変化が記録される。この使用が競合モードコンセプトの例となる。
本発明による混合物の使用に関するもう1つの実施形態では、装置の液体流への導入は、所定の分析対象物の分析対象物類似体(この分析対象物類似体は電極に固定化されている)への結合により、1個または数個のフローセル結晶電極の活性化または再活性化することを目的とするものである。この使用は脱離モードコンセプトで採用されるものである。
親和性分子は電極表面の分析対象物類似体と結合するが、対象とする分析対象物との結合よりも弱いので、試験溶液中に分析対象物が存在すれば、その分析対象物は、分析対象物類似体から解離した(detached)親和性分子と相互作用対を形成し、電極の質量損失が記録され、試験溶液中に分析対象物が存在することを示す。
本発明の混合物は装置の連続流に間隔をおいて導入され、例えば、その間隔は20分〜24時間の範囲から選択され、例えば30分おきである。
本発明の混合物はまた、電極の再生後、すなわち、電極表面から抗体を除去した後に、グリシンのようなpH低下剤とともに装置の連続流に導入してもよい。
本発明の混合物は、本来安定であるか、またはタンパク質、例えばアルブミン、のような安定剤の添加により安定化される。
本発明のさらなる態様は、本発明による安定なまたは安定化された混合物を含有するキットを対象とする。
以下、本発明を、親和性分子が抗体であり、分析対象物が抗原である実施形態によりさらに説明する。
競合モードにおいて、本発明者らの国際特許出願WO2004001392に開示されているマルチフローセル圧電バランス装置の結晶は、未知量の分析対象物、すなわち抗原と所定量の特定抗体の混合物とを含有する試験サンプル溶液の暴露前に、まず、上記のような抗原類似体で表面修飾する。このとき、固定化された分析対象物分子と遊離の分析対象物分子が抗体との結合をめぐって競合する。この試験サンプルと抗体の混合物が表面修飾された結晶表面に曝されると、結晶質量の増加、すなわち、振動数の低下は、試験サンプル中の分析対象物濃度と逆の相関を示す。
本発明の混合物は、1つのセル内の1つの電極、または分離したセル中の分離した電極に付着した、または被覆された、すなわち、固定化された少なくとも2種類の異なる抗原類似体を含む圧電結晶マイクロバランスフローセルの活性化または再活性化に特に有用である。
「電極に付着した、または被覆された、または固定化された抗原類似体」という表現は、抗体結合抗原部位とフローセル電極の金属表面との間にあらゆる種類のスペーサー分子を含むと理解すべきである。このようなスペーサー分子の例としては、本発明者らの国際特許出願WO2004001417およびWO20041416に含まれている。
所定の抗原の異なる抗原類似体は各々、その抗原に特異的な抗体と結合して免疫複合体を形成する。免疫複合体を被覆した圧電結晶マイクロバランスフローセルは、液体サンプル、すなわち試験溶液中の少なくとも2種類の異なる分析対象物、すなわち、検出しようとする所定の抗原を検出するための脱離モードを用いたセンサー系において抗体活性化フローセルとして用いられる。
本発明の安定なまたは安定化された混合物により、例えば税関や空港旅客管理などでのスクリーニング状況において検出される所定の抗原の少なくとも2種類の異なる抗原類似体を含んでなる1つ、2つまたはそれ以上のフローセルを備えた圧電結晶マイクロバランス装置で、麻薬および/または爆薬の存在の可能性を迅速に分析することができる。
この混合物の抗体は標識する必要がないので、本発明の混合物により、麻薬、爆薬および本明細書に記載の他の物質を検出するための無標識免疫センサー系が可能となる。この技術の重要な特徴は、その物質の存在による、免疫複合体で被覆した圧電結晶からの抗体の脱離である。この抗体の脱離は、結晶の振動特性の変化として、通常は圧電結晶の振動数の増加としてモニタリングされ、その物質の濃度に直接相関する。
脱離原理を図1に示す。図で分かるように、まず、QCM電極を抗原類似体と抗体の免疫複合体で被覆する。この免疫複合体被覆電極を、抗原を含む液体サンプルに曝すと、それらの可溶性抗原は、その表面上の免疫複合体の抗体をめぐって競合し、それらの脱離が起こり、その結果、結晶の振動数が増加する。この脱離の程度が液体サンプル中の抗原の濃度と直接相関する。しかしながら、感度を調整するためにこの免疫複合体を設計するのは極めて微妙な作業である。表面に固定化された抗原類似体と抗体の間の親和性が強すぎるとわずかしか脱離が起こらなかったり、全く脱離が起こらなかったりする。他の免疫アッセイ技術ではほとんどの場合、抗体抗原相互作用は非常に強くて不可逆的であることが望ましい。しかしながら、脱離分析においては、この抗原類似体と抗体の間の親和性が極めて低ければ、抗体は極めて容易に分離(dissociates)し、限られた時間内で感度を高くすることができる。
本発明者らの同時係属中の国際特許出願WO2004001392(その内容は引用することにより本明細書の一部とする)に開示されているQCM装置の作動は、分析しようとするサンプルをフィルター上に載せるか、または他の技術によりサンプルをQCM装置に注入した後は完全に自動である。装置の自動作動は、例えばフィルターからコールドスポットへの分析対象物の脱着、適当なバッファーでの抽出、その後の、振動数のシフトのモニタリングによる分析のための、分析対象物含有バッファーの抗体活性化QCMセルへの導入を含む。図2はその系の略図を示す。
電極の作製
分析システム装置におけるバイオセル内のQCM電極は、本発明者らの同時係属中国際特許出願WO20041416およびWO20041417の脱離反応用に作製されたものである。圧電結晶(QCM結晶)上の各金電極を、検出しようとする所定の分析対象物−抗原の誘導体である、それら個々の抗原類似体で表面被覆する。各被覆抗原類似体は、溶液中の分析対象物−抗原よりも抗体に対して弱い親和性を示すように改変したものである。この表面修飾QCM結晶をセルハウジング(バイオセル)に挿入し、その後、装置の流動系に設置する。溶離液(バッファー)を連続セルへ送り、数分以内で安定化させる。
一般的な分析実施は次のように記載できる:
分析しようとするサンプルの水溶液少量(サンプルプラグ)をルーピング(looping)することにより、自動装置のセル内にサンプルを導入する(例えば、同時係属中の国際特許出願WO2004001392参照)。供試サンプルは通常、疑わしい表面をふき取ること、および/または何らかのバキュームクリーナーまたはプレコンセントレーターを用いて周囲の蒸気を集めることにより、フィルター上に採集されたものである。フィルター上に採集されたサンプルの分析対象物は、国際特許出願WO03/073070(その内容は引用することにより本明細書の一部とする)に記載の脱着法によるか、または本発明者らの同時係属中の国際特許出願PCT/SE/000767に記載のものなどのイオナイザープローブを用いて抽出することによって移行および精製する。種々の分析対象物、すなわち、異なる抗原に対する異なるモノクローナル抗体の混合物(MAB混合物)を種々のセルに注入した後、そのサンプルプラグを流動系に導入する。
興味深いことに、薬物乱用者の皮膚を濾紙、布などでふき取り、本発明に従って分析を行ったところ、試験麻薬に関して良好な分析結果が得られた。
本発明による抗原−特異的抗体の混合物は少なくとも2種類の異なる抗体を含み、その異なる抗体の数、すなわち、1度の実施で検出したい数に応じて、混合物は例えば3、4、5、6、7、8またはそれ以上の異なる抗体を含む。
検出する分析対象物の例としては、コカイン、ヘロイン、アンフェタミン、メタンフェタミン、カンナビノール類、テトラヒドロカンナビノール類(THC)、およびメチレンジオキシ−N−メチルアンフェタミン(エクスタシー)からなる群から選択される異なる麻薬(抗原)、ならびにトリニトロトルエン(TNT)、ジニトロトルエン(DNT)、ヘキサヒドロ−1,3,5−トリニトロ−1,3,5−トリアジン(RDX)、オクタヒドロ−1,3,5,7−テトラニトロ−1,3,5,7−テトラジン(HMX)、四硝酸ペンタエリトリトール(PETN)、およびニトログリセリン(NG)からなる群から選択される異なる爆薬が挙げられる。
例えば、本発明による抗原−特異的抗体の混合物は、図2〜6の各々で用いられる抗体を含み得る。爆薬に特異的な異なる抗体を麻薬に特異的な異なる抗体と混合することもでき、そうすれば、1度の実施で爆薬と麻薬の双方を検出することができる。
注入するMAB混合物の量は一般に2〜50マイクロリットルであり、何らかのMAB容器から自動マイクロインジェクションによりQCM電極の入ったセルへとサンプルを導入する約数秒前にMABを注入し、その後、装置内に組み込まれているバイアルにより標本化される(図2参照)。また、MAB混合物は間隔をおいて、手動または自動で、連続流動装置に注入することもできる。
MAB混合物少量の注入後、総てのセルで短時間のうち、一般には20秒以内に、圧電結晶の振動数に5〜200Hzの減少シフトが見られる(図3および4参照)。
いくつかの図面の詳細な説明
[図3] 4マイクロリットルの抗体混合物をマイクロインジェクションし、その後、約40秒でブランクサンプルを導入した際の、直列に接続した4つの異なるバイオセル(図2参照)からの典型的な応答。
[図4] まず、4マイクロリットルの抗体混合物をマイクロインジェクションし(図3と比較)、その40秒後に2ngのD/Lアンフェタミンを導入した際の、直列に接続した4つの異なるバイオセル(図2参照)からの典型的な応答(順序は図3と同様であり、すなわち、セル1がコカイン、セル2がヘロイン、セル3がアンフェタミン、セル4がエクスタシー(MDMA)である)。
[図5] まず、4マイクロリットルの抗体混合物をマイクロインジェクションし(図3および4と比較)、その40秒後に2ngのコカインと2ngのTNTを導入した際の、直列に接続した4つの異なるバイオセル(図2参照)からの典型的な応答(順序は、セル2以外は図3と同様であり、すなわち、セル1がコカイン、セル2がトリニトロトルエン、セル3がアンフェタミン、セル4がエクスタシー(MDMA)である)。
[図6] まず、4マイクロリットルの抗体混合物をマイクロインジェクションし(図3および4および5と比較)、その40秒後に2ngのTNTを導入した際の、直列に接続した4つの異なるバイオセル(図2参照)からの典型的な応答(順序は図5と同様であり、すなわち、セル1がコカイン、セル2がトリニトロトルエン、セル3がアンフェタミン、セル4がエクスタシー(MDMA)である)。
装置における溶離液、すなわち、バッファー溶液の流速は、セルの所望の滞留時間に応じて10〜200マイクロリットル/分の間で一定に維持するが、分析手順において、抗体活性化工程とサンプル分析工程で異なってもよい。
本発明者らは、脱離反応の感度を高めるには、電極上の抗原類似体に対する抗体の親和性を調整することが最も有利であるとの結論に至った。この調整は、溶離液に尿素、塩酸グアニジン、KSCN、MgCl、種々の界面活性剤、例えばTween(登録商標)20またはTween(登録商標)80などのカオトロピック剤を加え、カオトロピック作用を達成するためにpHを7未満または7より高い値に調節することなどによって達成される。
全分析時間は、抗体の活性化および分析手順(脱離)を含め、70秒以内である(図4参照)。本発明者らの国際特許出願WO02004001392のマルチフローセル圧電結晶マイクロバランスの自動モードでは、分析時間は現在、およそ40秒である。
バイアル中での抗体混合物の安定性は、安定化した場合には室温で通常は数週間、または数ヶ月である。
連続サンプルの現定数は、繰り返し可能な方法においては、各MAB活性化後に注入することができる。しかしながら、図4に示すように、感度を最大にするためには、各サンプルの導入前にMABの活性化が必要である。図3および4の双方で分かるように、抗原類似体で被覆したQCM電極は総て、選択的抗体、すなわち、分析対象物抗原に特異的な抗体によって活性化される。図4はまた、予め選択された抗原の1つ(2ngのアンフェタミン)を含有するサンプルを導入した後に応答を示す。セルの1つで振動数に正の応答が見られるのは、電極の1つのみ、すなわち、アンフェタミン類似体被覆と、抗体の1つとしてアンフェタミンに特異的な抗体を含有する抗体混合物による活性化によって準備された電極のみ、からアンフェタミン抗体の選択的脱離が起こったことによるものである。この系では、コカイン、ヘロインおよびエクスタシー(MDMA)類似体で同じように準備された残りのセルのいずれにも交差反応は見られなかった。
各々所定の抗原に特異的な少なくとも2種類の異なる抗体の、安定化した混合物は、溶離液、抗体混合物および試験溶液アリコートの、圧電結晶を含むセルコンパートメントへの連続流動のための流動手段、および抗体と試験溶液アリコート中の個々の分析対象物の存在の間で相互作用が起こった後に結晶の振動特性の変化を個々に特異的なマイクロバランスによって測定することを含む、個々に作動する圧電結晶マイクロバランスのアレイによる、試験溶液アリコート中の数種の個々の分析対象物を検出するための系において特に有用である。
さらに、この抗体混合物は、分析前に複数の各電極を同時に活性化するのに有用である。
一般に、脱離分析の前に、少量、1〜50マイクロリットル、例えば、4マイクロリットルの抗体混合物を個々のセルに導入する。この少量が、互いに流体的に接続された順序でセルを流れる。
一般に、バイアル、シリンジ、カセットなどのような市販の、好ましくは使い捨ての容器に、いくつかの電極の初期活性化のため、およびスクリーニング状況下でのいくつかの液体サンプルの測定中に2回目の中間的活性化のための、安定なまたは安定化した抗体混合物を収容する。
本発明の安定化した抗体混合物を含むバイアルの一例としては、
総量1ml中に、
各抗原に特異的な抗体0.1mg/ml、
アルブミン2mg/ml、
脱イオン水中、リン酸バッファー(pH7.4)
を含む。
この安定化した抗体混合物は、特異的な抗原で被覆した少なくとも1つの振動圧電結晶を含むセンサーシステムを用いることで液体中の分析対象物を検出し、少量の特定の抗体、次いで分析対象物(抗原)を含有する液体サンプルを導入し、圧電結晶電極の被覆上での質量変化を、抗原と抗体の間の相互作用から生じる振動特性の変化として検出する方法において有用である。
本方法の感度およびその系のセルの寿命を高めるためには、0.05%Tween(登録商標)20などの界面活性剤を溶離液に加えるのが有利である。
QCM表面で起こる脱離のメカニズムを示す。注:この図では縮尺を無視している。実際には、抗体は、金属、例えば金表面に結合している薬物分子類似体よりもはるかに大きい。左の図では、薬物分子は、抗体がセンサー上の抗原類似体に付着されているバイオセル(BioCell)(登録商標)に入っている。右の図では、結晶表面上で、溶液中、薬物(すなわち、所定の抗原)分子の存在下、抗体が遊離される。薬物分子と抗体の間の質量比が、質量変化に関して増幅作用を生じさせる。 実施例で用いられる分析系の略図である。 それぞれコカイン、ヘロイン、アンフェタミンおよびエクスタシー(MDMA)に特異的な抗体0.1mg/mlを含有する抗体混合物約4マイクロリットルを注入した後の振動数の低下を示す。 2ngアンフェタミンを含有するサンプルを、サンプルプラグを液流中にルーピングすることにより注入すると、各セルに入っていくことを示す。図4では、アンフェタミンセルの陽性応答を除けば、他のセルに応答(交差反応)は見られなかった。 TNT 2ngとコカイン2ngを含有する混合物を4つの連続接続セルに注入した場合を示す。 TNT約2ngを同じセル構成に注入した場合を示す。

Claims (16)

  1. シングルまたはマルチフローセル圧電結晶マイクロバランス装置で用いるための、各々所定の分析対象物に親和性を有する少なくとも2種類の異なる親和性分子を含んでなる、液体担体中の単離または合成親和性分子の混合物。
  2. 各単離または合成親和性分子が、所定の分析対象物とともに、アニオン−カチオン、抗体−抗原、受容体−リガンド、酵素−基質、オリゴヌクレオチド−相補的配列を有するオリゴヌクレオチド、オリゴヌクレオチド−タンパク質、オリゴヌクレオチド−細胞、およびペプチド核酸(PNA)オリゴマー−ポリヌクレオチド(なお、このポリヌクレオチドは、そのPNAオリゴマーと相補的なRNA、DNAおよびPNAポリマーからなる群から選択され得る)からなる群から選択される相互作用対を形成する、請求項1に記載の混合物。
  3. 各単離または合成親和性分子が、各々所定の分析対象物抗原に親和性を有する単一特異性ポリクローナルもしくはモノクローナル抗体、抗体フラグメントまたはその誘導体からなる群から選択される、請求項1または2に記載の混合物。
  4. 異なる親和性分子の各々の濃度が0.01〜0.8mg/液体担体mlの間である、請求項3に記載の混合物。
  5. 液体担体が水であり、さらにバッファー、安定剤および/または保存剤を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載の混合物。
  6. 分析対象物の各々が、コカイン、ヘロイン、アンフェタミン、メタンフェタミン、カンナビノール類、テトラヒドロカンナビノール類(THC)、およびメチレンジオキシ−N−メチルアンフェタミン(エクスタシー)からなる群から選択される異なる麻薬からなる群から選択される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の混合物。
  7. 分析対象物の各々が、トリニトロトルエン(TNT)、ジニトロトルエン(DNT)、ヘキサヒドロ−1,3,5−トリニトロ−1,3,5−トリアジン(RDX)、オクタヒドロ−1,3,5,7−テトラニトロ−1,3,5,7−テトラジン(HMX)、四硝酸ペンタエリトリトール(PETN)、およびニトログリセリン(NG)からなる群から選択される異なる爆薬からなる群から選択される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の混合物。
  8. 分析対象物の各々が、異なる生体分子、微生物およびその一部からなる群から選択される、請求項1〜5のいずれか一項に記載の混合物。
  9. 前記微生物が、細菌、細菌胞子、マイコバクテリア、真菌およびウイルスから選択される、請求項8に記載の混合物。
  10. シングルまたはマルチフローセル圧電結晶マイクロバランス装置の液体流に導入するための、請求項1〜9のいずれか一項に記載の混合物の使用。
  11. 親和性分子の混合物が、競合モード分析に関して、所定の分析対象物の分析対象物類似体(この分析対象物類似体は電極に固定化されている)との親和性結合競合のために、装置の液体流に導入される前に、1種または数種の所定の分析対象物を含み得る試験サンプル溶液と混合される、請求項10に記載の使用。
  12. 前記装置の液体流への導入が、所定の分析対象物の分析対象物類似体(この分析対象物類似体は電極に固定化されている)への結合による、1個または数個のフローセル結晶電極の活性化または再活性化のためのものである、請求項10に記載の使用。
  13. 前記混合物が、装置の連続流に間隔をおいて導入される、請求項10〜12のいずれか一項に記載の使用。
  14. 前記間隔が、20分〜24時間の範囲から選択される、請求項13に記載の使用。
  15. 前記混合物が、電極の再生後、グリシンのようなpH低下剤とともに装置の連続流に導入される、請求項13または14に記載の使用。
  16. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の安定なまたは安定化された混合物を含有するキット。
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