JP2007511034A - 情報記録媒体、これにデータを記録する方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 情報記録媒体、これにデータを記録する方法及び装置を提供する。
【解決手段】データ記録のための記録パターンが少なくとも一つのパルスを備え、前記少なくとも一つのパルスの個数が記録マークの長さに依存して決定されることを特徴とする情報記録媒体である。これにより、最適の個数のパルスを有する記録パターンによりデータを記録することによって、高倍速の記録時にも不要なパルスによる残留熱または重畳熱によりジッター特性が悪くなることを防止する。
【選択図】 図4
【解決手段】データ記録のための記録パターンが少なくとも一つのパルスを備え、前記少なくとも一つのパルスの個数が記録マークの長さに依存して決定されることを特徴とする情報記録媒体である。これにより、最適の個数のパルスを有する記録パターンによりデータを記録することによって、高倍速の記録時にも不要なパルスによる残留熱または重畳熱によりジッター特性が悪くなることを防止する。
【選択図】 図4
Description
本発明は、高速記録によるジッター特性を向上させるための最適の記録波形を含む情報記録媒体、これにデータを記録する方法及び装置に関する。
一般的に、情報記録媒体、例えば、光ディスクは、非接触式で情報を記録/再生する光ピックアップ装置の情報記録媒体として広く採用され、情報記録の容量によってコンパクトディスク(CD)と、デジタル多機能ディスク(Digital Versatile Disk)とに区分される。そして、情報の記録、消去及び再生が可能なディスクとして、650MB CD−R(CD−Recordable)、CD−RW(CD−Rewritable)、4.7GB DVD+R/RW、DVD−RAM、DVD−R/RWなどがあり、再生専用のディスクとして、650MB CD、4.7GB DVD−ROMなどがある。さらに、記録容量が20GB以上である高密度の光ディスク(High Definition(HD)−DVD)も開発されている。
光記録媒体の一つである光ディスクにデータを記録するということは、光ディスクに形成されたトラックにマークを形成することを意味する。CD−ROM(、DVD−ROMなどの読み取り専用のディスクの場合、マークは、ピットで形成される。CD−R/RW、DVD−R/RW/RAMなどの記録可能ディスクの場合、記録層には、温度によって結晶質または非晶質に変化される相変化膜が塗布されており、マークは、相変化膜の相変化によって形成される。このような記録可能ディスクの場合、記録/再生特性を最適化するために、記録方策という技術を導入しており、前記のディスクによって、その記録戦略が異なって適用される。また、ドライブによって記録条件が変わり、したがって、光記録媒体とドライブとの互換性がないこともある。
一方、信号検出の観点からデータの記録方式は、マークエッジ記録方式とマークポジション記録方式とに分けられる。マークポジション記録方式によれば、検出されたRF信号の振幅が、マークが記録された位置で、正/負から負/正に変更される。マークエッジの記録方式によれば、検出されたRF信号の振幅がマークの両エッジで正/負から負/正に変更される。したがって、マークのエッジを正確に記録することは、再生信号の品質を高めるのに当たって重要な要素になる。
しかし、相変化膜が塗布されたディスクの場合、従来の記録方法によって記録されたマークの後端を観察すれば、マークの長さまたはマークの間隔、すなわち、スペースの長さによってその形態が異なって表れるということが分かる。言い換えれば、マークの後端がマークの先端に比べて大きく形成されて、記録/再生の特性を低下させている。記録マークの長さが相対的に長い場合には、さらに熱蓄積に起因する。
図1は、従来の方式による記録波形を示す参考図である。図1に示すように、NRZI(Non Return to Zero Inverted)データを記録するための従来の記録波形が示されている。ここで、Tは、基準記録/再生クロック信号の周期を意味する。マークエッジの記録方式によれば、NRZIデータのハイレベルは、マークとして記録され、ローレベルは、スペースとして形成される。マークの記録に使用される記録波形は、記録パターンと言い、スペースの形成に使用される(マークの消去に使用される)記録波形は、消去パターンと言う。従来の記録波形は、記録パターンとしてマルチパルスを使用し、各パルスのパワーレベルをPw、Pe及びPbの3つのレベルに調節する。すなわち、記録パターンを構成する記録マルチパルスのパワーレベルは、Pw及びPbを有する。特に、NRZIデータのローレベルであるスペースを形成するための消去パターンのパワーPeを所定のDCレベルに一定に維持する。ここで、Pwは、記録パワーを意味し、Pbは、バイアスパワーを意味し、Peは、消去パワーを意味する。
このように従来の記録波形に含まれている消去パターンは、所定の時間DCレベルを一定に維持するために、当該領域に約0〜200℃の熱が加えられ続ける。したがって、複数回反復記録すれば、劣化が発生し、マークの形態に歪曲をもたらして、記録/再生の特性が顕著に低下するという問題点がある。特に、ディスクにより多くのデータを記録するための高密度、高線速化が進むにつれて、基準記録/再生クロック信号の周期Tが減少して、記録波形を構成するパルス間の熱干渉が多くなるという環境ではさらに著しい。
すなわち、従来には、記録時に消去される領域をDCレベルの消去パワーで消去することによって、記録パルス間の熱干渉によってC/N(Carrier to Noise Ratio)などの記録/再生信号が減少し、記録マークの形成が不完全になって、一部が結晶化されることによって再生特性の劣化をもたらし、特に、データ伝送の速度を高めるために、高速記録時には記録/再生信号の歪曲が顕著に多くなるという問題点があった。
また、記録パルスとしてマルチパルスを使用するが、高倍速になるほど必要以上の記録パルスによる残留熱が連続したマークやスペースに影響を与え、一つのマーク形成時に、必要以上のパルスによる熱重畳によりマークが不良に形成されるという問題点がある。
本発明の目的は、前記問題点を解決するためになされたものであって、高速記録に対応した記録戦略を利用して、情報が記録された情報記録媒体、これにデータを記録する方法及び装置を提供するところにある。
本発明の他の目的は、記録倍速による記録パルスの個数についての情報が記録された情報記録媒体、データ記録方法及び装置を提供するところにある。
前記目的を達成するために、本発明に係る情報記録媒体は、データの記録及び/または再生可能な情報記録媒体において、デデータ記録のための記録パターンが少なくとも一つのパルスを備え、前記少なくとも一つのパルスの個数が記録マークの長さに依存して決定されることを特徴とする。
前記記録マークがNT(Nは、自然数、Tは、基準記録/再生クロック信号の周期)の長さを有し、Nが3以上の自然数であるとき、前記記録パターンは(N−2)個のパルスを備え、N=2であるときに(N−1)個のパルスを備える。
前記記録マークがNT(Nは、自然数、Tは、基準記録/再生クロック信号の周期)の長さを有し、Nが3より大きい自然数であるとき、前記記録パターンは(N−2)個のパルスを備え、N=3またはN=2であるときに(N−1)個のパルスを備える。
前記記録パターンは最初のパルス、マルチパルス列及び最後のパルスを備え、前記最後のパルスの持続時間が0であることを特徴とする。
前記記録パターンは、最初のパルス及びマルチパルス列を備える。
前記マルチパルス列に備えられた各マルチパルスが始まる位置が、所定基準時間からシフトされることが望ましい。
前記目的を達成するために、本発明に係る情報記録媒体にデータを記録する方法は、記録マークの長さによって定められる個数のパルスを有する記録パターンを備える記録波形を生成するステップと、生成された記録波形を利用して記録マーク及びスペースを形成するステップとを含むことを特徴とする。
前記目的を達成するために、本発明に係る情報記録媒体にデータを記録する装置は、記録マークの長さによって定められる個数のパルスを有する記録パターンを備える記録波形を発生させる記録波形発生回路と、発生した記録波形によって前記情報記録媒体に光を照射して、入力されたデータを記録するために記録マークまたはスペースを形成するピックアップユニットとを備えることを特徴とする。
本発明のさらに他の目的及び/または利点は、部分的に後述する説明で記述され、部分的にその説明から明らかになり、または、本発明の実施例により習得できる。
本発明は、最適の個数のパルスを有する記録パターンによりデータを記録することによって、高倍速の記録時にも不要なパルスによる残留熱または重畳熱によりジッター特性が悪くなることを防止する。
また、本発明は、記録波形中にマルチパルスをシフトさせることによって適したジッター特性を有させて記録/再生特性を向上させ得る。
また、本発明は、記録波形の最後のパルスの持続時間を0と設定することによって、最適のジッター特性を有させて記録/再生特性を向上させ得る。
本発明の実施例について、添付された図面の例を参照して詳細に説明され、明細書の全般に類似した部材については類似した参照番号で示す。実施例は、図面を参照して本発明を説明するために以下で説明される。
図2は、本発明の望ましい実施例に係る記録装置のブロック図である。図2に示すように、本発明の記録装置は、情報記録媒体200にマークまたはスペースを形成することによってデータを記録する装置であって、ピックアップユニット1、記録波形発生回路2及びチャンネル変調器3を備える。
チャンネル変調器3は、外部から入力されたデータをチャンネルビット列に変調する。記録波形発生回路2は、チャンネルビット列を提供され、これを記録するための記録波形を発生させる。本発明によって発生した記録波形は、高速記録に対応した記録パターン及び消去パターンを備える。記録波形についての詳細な説明は後述する。ピックアップユニット1は、発生した記録波形によって情報記録媒体200に光を照射してマークまたはスペースを形成する。
図3は、図2の一具現例である。ただし、同じ機能を行うブロックについては、図2と同じ参照番号を付けて、その反復説明を省略する。図3に示すように、記録装置は、ピックアップユニット1、記録波形発生回路2及びチャンネル変調器3を備える。ピックアップユニット1は、情報記録媒体200を回転させるためのモータ11、情報記録媒体200にレーザ光を照射させるか、または情報記録媒体200から反射されたレーザ光を受信するための光ヘッド13、モータ11及び光ヘッド13をサーボ制御するサーボ回路12及び光ヘッド13に設置されたレーザ(図示せず)を駆動するレーザ駆動回路14を備える。
チャンネル変調器3は、入力されたデータをチャンネルビット列に変調してNRZIデータを出力する。記録波形発生回路2は、NRZIデータを記録するための記録波形を発生させて、ピックアップユニット1に備えられたレーザ駆動回路14に提供する。レーザ駆動回路14は、受信された記録波形を使用してレーザを制御することによって、情報記録媒体200にマークまたはスペースを形成する。
図4は、記録波形発生回路2により発生した記録波形の一例を示す図である。
NRZIデータは、チャンネル変調器3の変調方式によって変わる。例えば、RLL(Run Length Limited)(1,7)変調方式を使用して記録すれば、最小記録マークは、2Tであり、最大記録マークは、8Tである。また、RLL(2,10)変調方式で変調する場合には、最小マーク長さは、3Tであり、最大マーク長さは、11Tである。
第1実施例に係る情報記録媒体は、NRZIデータのハイレベルをマークとして形成し、ローレベルをスペースとして形成するとき、NT長さを有するマークを形成する記録パターンが(N−1)個のマルチパルスを備える。そして、マルチパルスは、最初のパルス、マルチパルス列及び最後のパルスを備える。
図4において、Ttopは、最初のパルスの持続時間であり、Tmpは、マルチパルス列内の各パルスの持続時間(以下、マルチパルスの持続時間という)であり、Tlpは、最後のパルスの持続時間である。本実施例では、データのジッター特性を改善するために、マルチパルスのうち最後のパルスの持続時間Tlpが0であることが望ましい。
一方、記録波形を基準記録/再生クロック信号の周期T単位で分けて、各周期毎に開始位置が基準時間となるとき、各パルスの開始位置がその基準時間からシフトされ得る。例えば、最初のパルスが基準時間からシフトされた時間をdTtop、マルチパルスが基準時間からシフトされた時間をdTmp、最後のパルスが基準時間からシフトされた時間をdTlp、消去パルスが基準時間からシフトされた時間をdTeという。
本実施例では、マルチパルスが基準時間の位置に対してシフト時間dTmpを有することが望ましい。さらに、速度が高倍速になるほど、最後の記録パルスが記録マークエッジの形成に最も大きな影響を及ぼすので、最後の記録パルスを備え、最後の記録パルスをシフトさせるためのdTlpを備える。
次に、高倍速の記録時に最適の記録パルスを求めるための実験を行った結果について説明する。このとき、最後の記録パルスのシフト時間dTlpを変化させつつ、ジッター特性にどれほど影響を及ぼすかについて実験を行い、実験条件は、次の通りである。
図5は、最後のパルスをシフトさせつつジッター値を測定した結果を示す図である。ここで、lは、記録波形の左にシフトさせたものを表し、rは、記録波形の右にシフトさせたものを表す。実験結果、最後のパルスを所定の基準時間の位置を基準に左にシフトさせたとき、ジッター特性が改善された。このとき、リーディングエッジジッターは向上する一方、トレーリングエッジジッターはほとんど変化がなかった。この結果によれば、最後のパルスの不要な持続時間Tlpによる残留熱が連続する記録マークのリーディングエッジの形成に影響を及ぼすということが分かる。
ジッターが改善される現象は、Tlpを左側にシフトさせて、最後のパルスの直前にある記録パルスTmpとTlpとが出合うまで続く。この結果を考慮するとき、既存の記録パターンでTmpの最後のパルスは、2倍速以上の高倍速の記録では記録マークの形成に悪影響を及ぼすと判断できる。
したがって、ジッター特性を改善するためにTlpを最小値とし、Tlpが記録マークの形成時にトレーリングエッジに及ぼす影響を最小に維持するために、Tmpを右側にシフトさせることが望ましい。このために、記録波形は、Tlpを最小化するためにTlpをほぼ0とし、マルチパルスのシフト時間dTmpを含む。
第1実施例を具現するための第1記録波形として、NTマークを記録するための記録パターンは、Nが3以上の自然数であるときに(N−2)個の記録パルスを備え、Nが2であるときに(N−1)個の記録パルスを備える。そして、最後のパルスTlpを含み、Tlp=0に設定する。このとき、Tlpが記録マークの形成時に及ぼす最小の温度補償の効果を維持するために、Tmpを右側にシフトさせるためのdTmpを含む。
一方、第1実施例を具現するための第2記録波形として、図6に示すように、NTマークを記録するための記録パターンは、Nが3以上の自然数であるときに(N−2)個の記録パルスを備え、Nが2であるときに(N−1)個の記録パルスを備える。そして、マルチパルスをシフトさせるためのdTmpを含む。
前記第1記録波形、第2記録波形及び既存の記録波形によるジッター特性を測定した結果を整理すれば、次の通りである。
表2及び図9に示すように、以上のようにしてジッター特性が既存の記録パルスでデータを記録した場合に比べて、約0.3〜1%向上したということが分かる。図9は、既存の記録パルス、第1実施例に係る第1記録パルス及び第2記録パルスによって記録する場合と、後述する第2実施例に係る第3記録パルス及び第4記録パルスによって記録する場合とについて反復記録によるジッター特性を測定した結果を表すグラフである。
具体的に、図4に示すように、記録波形が5T長さを有するマーク(5Tマーク)を記録するための記録パターン、3Tの長さを有するスペース(3Tスペース)を形成するための消去パターン、3Tの長さを有するマーク(3Tマーク)を記録するための記録パターン、2Tの長さを有するスペース(2Tスペース)を形成するための消去パターン、及び2Tの長さを有するマーク(2Tマーク)を形成するための記録パターンを備えるNRZIデータを例として説明する。
5Tの長さを有するマークを記録するための記録パターンは、最初のパルス、マルチパルス及び最後のパルスからなっている。ここで、記録パターンは、3個の記録パルスを備え、最後の記録パルスのTlp=0である。そして、マルチパルスのシフトのためにdTmpを含む。
3Tスペースのために、DCレベルの消去パターンを有する。この消去パターンは、dTeほどシフトされている。また、3Tマークを記録するためには、1つのパルス、すなわち、最初のパルスを備える。2Tスペースを形成するために、DCレベルの消去パターンを有し、2Tマークを記録するために、一つの最初のパルスを備える。
次に、図6に示すように、5Tマークを記録するための記録パターンは、3個のパルスを備え、最初のパルス及びマルチパルスを備える。このとき、最後のパルスは備えられない。
本発明の第2実施例に係る情報記録媒体にデータを記録するための記録波形は、NTの記録マークを形成するために、Nが3より大きい自然数であるとき、(N−2)個の記録パルスを備え、N=3であるとき、及びN=2であるときに(N−1)個の記録パルスを備える。ここで、Nが3より大きい自然数であるとき、最後のパルスのための持続時間Tlpを0と設定する。そして、Tlpにより記録マークの形成時に及ぼす最小の温度補償の効果を維持するために、マルチパルスの持続時間Tmpをシフトさせることが望ましいが、必須ではない。さらに望ましく、しかし、必須ではないように、マルチパルスを右側、すなわち、記録が終わる方向にシフトさせる。
本発明の第2実施例に係る情報記録媒体の記録波形の他の変形例として、NTの記録マークを形成するために、Nが3より大きい自然数であるときに(N−2)個の記録パルスを備え、N=3であるとき、及びN=2であるときに(N−1)個の記録パルスを備え、マルチパルス持続時間TmpをシフトさせるためのdTmpを含む。ここでは、最後の記録パルスのためのTlpを備えていない。
具体的に、図7に示すように、記録波形が5T長さを有するマーク(5Tマーク)を記録するための記録パターン、3Tの長さを有するスペース(3Tスペース)を形成するための消去パターン、3Tの長さを有するマーク(3Tマーク)を記録するための記録パターン、2Tの長さを有するスペース(2Tスペース)を形成するための消去パターン、及び2Tの長さを有するマーク(2Tマーク)を形成するための記録パターンを備えるNRZIデータを例として挙げて説明する。
5Tの長さを有するマークを記録するための記録パターンは、最初のパルス、マルチパルス及び最後のパルスからなっている。ここで、記録パターンは、3個の記録パルスを備え、最後の記録パルスのTlp=0である。そして、マルチパルスのシフトのためにdTmpを含む。
3Tスペースのために、DCレベルの消去パターンを有する。この消去パターンは、dTeほどシフトされている。また、3Tマークを記録するために、二つのパルス、すなわち、最初のパルス及びマルチパルスを備える。このマルチパルスは、dTmpほどシフトされている。2Tスペースを形成するために、DCレベルの消去パターンを有し、2Tマークを記録するために、一つの最初のパルスを備える。
次に、図8に示すように、5Tマークを記録するための記録パターンは、3個のパルスを備え、最初のパルス及びマルチパルスを備える。このとき、最後のパルスは備えられない。そして、3Tマークを記録するために、最初のパルス及びマルチパルスの二つのパルスを備え、マルチパルスは、dTmpほどシフトされている。
本発明の第2実施例に係る第3記録波形及び第4記録波形を次のように構成し、反復記録によるジッター特性を測定した結果を表としてまとめた。
前記のような構成に基づいて本発明の望ましい実施例に係る記録方法を説明すれば、次の通りである。
図10は、本発明の望ましい実施例に係る記録方法を説明するためのフローチャートである。図10に示すように、記録装置は、外部からデータを入力されて変調してNRZIデータを生成する(ステップ1201)。次いで、高速記録に対応し、ジッター特性を向上させるために、本発明に係る記録パターン及び消去パターンを有する記録波形を生成する(ステップ1202)。記録パターンは、NTマークを記録するために、Nが3より大きい自然数であるときに(N−2)個のパルスを備え、マルチパルスのシフトのためのdTmpを含む。そして、最後のパルスのためのTlpを含むが、Tlp=0と設定する。または、最後のパルスを備えない。ここで、N=3であるときに一つの最初のパルスを備え、N=2であるときに一つの最初のパルスを備える。または、N=3であるときに二つのパルスを備え、N=2であるときに一つの最初のパルスを備え得る。
次いで、前記記録波形を使用して情報記録媒体にマークまたはスペースを形成する(ステップ1203)。
一方、前述した記録波形は、何れも5T、3T及び2Tについてのみ説明したが、これに基づいて2T、4〜6T、8〜最長Tに関するマーク及びスペースを形成する記録パターン及び消去パターンを生成することは当業者に容易である。
本発明についていくつかの実施例が例示及び説明されたが、当業者によって本発明の請求範囲で定義された範囲及びその均等な範囲で本発明の原理及び思想を逸脱せずに、これらの発明に対して変更可能であるということは言うまでもない。
本発明は、情報記録媒体に関連した技術分野に好適に適用され得る。
1 ピックアップユニット
2 記録波形発生回路
3 チャンネル変調器
11 モータ
12 サーボ回路
13 光ヘッド
14 レーザ駆動回路
200 情報記録媒体
2 記録波形発生回路
3 チャンネル変調器
11 モータ
12 サーボ回路
13 光ヘッド
14 レーザ駆動回路
200 情報記録媒体
Claims (26)
- 記録マーク及びスペースとしてデータを記録及び/または再生可能な情報記録媒体において、
データ記録のための記録パターンが少なくとも一つのパルスを備え、前記少なくとも一つのパルスの個数が記録マークの長さに依存して決定されることを特徴とする情報記録媒体。 - 前記記録マークがNT(Nは、自然数、Tは、基準記録/再生クロック信号の周期)の長さを有し、Nが3以上の自然数であるとき、前記記録パターンは(N−2)個のパルスを備え、N=2であるときに(N−1)個のパルスを備えることを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体。
- 前記記録マークがNT(Nは、自然数、Tは、基準記録/再生クロック信号の周期)の長さを有し、Nが3より大きい自然数であるとき、前記記録パターンは(N−2)個のパルスを備え、N=3またはN=2であるときに(N−1)個のパルスを備えることを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体。
- 前記記録パターンは最初のパルス、マルチパルス列及び最後のパルスを備え、前記最後のパルスの持続時間が0であることを特徴とする請求項2に記載の情報記録媒体。
- 前記記録パターンは、最初のパルス及びマルチパルス列を備えることを特徴とする請求項2に記載の情報記録媒体。
- 前記マルチパルス列に備えられた各マルチパルスが始まる位置が、所定基準時間からシフトされることを特徴とする請求項4に記載の情報記録媒体。
- 前記マルチパルス列に備えられた各マルチパルスが始まる位置が、所定基準時間からシフトされることを特徴とする請求項5に記載の情報記録媒体。
- 前記記録マークは、DCレベルのパワーを有する消去パターンで消去されることを特徴とする請求項1に記載の情報記録媒体。
- 情報記録媒体にデータを記録マーク及びスペースとして記録する方法において、
記録マークの長さによって定められる個数のパルスを有する記録パターンを備える記録波形を生成するステップと、
生成された記録波形を利用して記録マーク及びスペースを形成するステップとを含むことを特徴とする方法。 - 前記記録マークがNT(Nは、自然数、Tは、基準記録/再生クロック信号の周期)の長さを有し、Nが3以上の自然数であるとき、前記記録パターンは(N−2)個のパルスを備え、N=2であるときに(N−1)個のパルスを備えることを特徴とする請求項9に記載の方法。
- 前記記録マークがNT(Nは、自然数、Tは、基準記録/再生クロック信号の周期)の長さを有し、Nが3より大きい自然数であるとき、前記記録パターンは(N−2)個のパルスを備え、N=3またはN=2であるときに(N−1)個のパルスを備えることを特徴とする請求項9に記載の方法。
- 前記記録パターンは、最初のパルス、マルチパルス列及び最後のパルスを備え、前記最後のパルスの持続時間が0であることを特徴とする請求項10に記載の方法。
- 前記記録パターンは、最初のパルス及びマルチパルス列を備えることを特徴とする請求項10に記載の方法。
- 前記マルチパルス列に含まれた各マルチパルスが始まる位置が、所定基準時間からシフトされることを特徴とする請求項12に記載の方法。
- 前記マルチパルス列に備えられた各マルチパルスが始まる位置が所定基準時間からシフトされることを特徴とする請求項13に記載の方法。
- 情報記録媒体にデータを記録する装置において、
記録マークの長さによって定められる個数のパルスを有する記録パターンを備える記録波形を発生させる記録波形発生回路と、
発生した記録波形によって前記情報記録媒体に光を照射して、入力されたデータを記録するために記録マークまたはスペースを形成するピックアップユニットとを備える装置。 - 前記記録波形発生回路は、前記記録マークがNT(Nは、自然数、Tは、基準記録/再生クロック信号の周期)の長さを有し、Nが3以上の自然数であるとき、前記記録パターンが(N−2)個のパルスを備える記録波形を発生させ、N=2であるときに(N−1)個のパルスを備える記録波形を発生させることを特徴とする請求項16に記載の装置。
- 前記記録波形発生回路は、記録マークがNT(Nは、自然数、Tは、基準記録/再生クロック信号の周期)の長さを有し、Nが3より大きい自然数であるとき、前記記録パターンが(N−2)個のパルスを備える記録波形を発生させ、N=3またはN=2であるときに(N−1)個のパルスを備える記録波形を発生させることを特徴とする請求項16に記載の装置。
- 情報記録媒体にデータを記録する方法であって、
入力データを受容し、出力データを生成する前記入力データを変調するステップと、
記録パターンを有する記録波形、及び所定個数のパルスを有する消去パターンを生成するステップと、
前記生成された記録波形を使用して記録マーク及びスペースを生成することによって、情報記録媒体上に出力データを記録するステップとを含み、前記所定個数のパルスが前記記録パターンの長さに基づいて決定されることを特徴とする方法。 - 前記記録マークは、NTの長さを有し、Nは、自然数を表し、Tは、基準記録及び/または再生クロック信号の周期を表し、前記記録パターンは、Nが3と同じであるか、または大きいときに(N−2)個のパルスを備え、N=2であるときに(N−1)個のパルスを備えることを特徴とする請求項19に記載の方法。
- 記録マークは、NTの長さを有し、Nは、自然数を表し、Tは、基準記録及び/または再生クロック信号の周期を表し、前記記録パターンは、Nが3より大きいときに(N−2)個のパルスを備え、Nが2または3であるときに(N−1)個のパルスを備えることを特徴とする請求項19に記載の方法。
- 前記記録パターンは、最初のパルス、マルチパルス列及び最後のパルスを備え、前記最後のパルスの持続時間は0であることを特徴とする請求項20に記載の方法。
- 前記記録パターンは、最初のパルス及びマルチパルス列を備えることを特徴とする請求項20に記載の方法。
- 前記マルチパルス列に備えられた各マルチパルスが始まる位置が所定基準時間からシフトされることを特徴とする請求項22に記載の方法。
- 前記マルチパルス列に備えられた各マルチパルスが始まる位置が所定基準時間からシフトされることを特徴とする請求項23に記載の方法。
- 前記出力データは、NRZIデータであることを特徴をする請求項19に記載の方法。
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