JP2007510992A - 制御システムをシミュレーションおよび検証するためのシミュレーションシステムおよびコンピュータにより実施される方法 - Google Patents
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Abstract
【選択図】図10
Description
・開発中の制御システムのモデルの一部を基本的に個々に実行し,対応するメモリモジュールを有する,1または複数のシミュレーションプロセッサからなるシミュレーションターゲット
・プラント(制御されている外界)より与えられている信号からなる入力インターフェース
・プラントに与える信号からなる出力インターフェース
・ホスト(多くの場合,パーソナルコンピュータ)からシミュレーションターゲットにモジュールをダウンロードし,シミュレーション実験(開始および停止指令等)を制御し,モジュール信号およびパラメータをそれぞれに測定およびキャリブレーションするための通信インターフェース。
1 例えば,挙動モデリングツール(MATLAB(登録商標)/Simulink(登録商標)1またはASCET-SD2のような)の利用または手動による,制御システムの数学モデルの生成
2 何らかの高水準プログラム言語(例えば,C)のプログラムコードへのモデルの手動変換(手動コーディング)または自動変換(コード生成)
3 実行ファイルへのプログラムコードのコンパイルおよびリンク
4 ホストからホスト−ターゲット通信インターフェースを介してシミュレーションターゲットへの実行ファイルのダウンロード
5 通信インターフェースを介したホストからの実験のセットアップおよび実施
・ホストは,一般にM&Cツールを実行するパーソナルコンピュータである。
・ターゲットは,主にコントローラを作動させる,例えば,高速プロトタイピング用の実験ハードウェア専用,またはソフトウェア開発用の電子制御ユニット(ECU)のような埋込み式コンピュータ等である。
・ホストおよびターゲットは,専用のM&C通信インターフェースを介して互いに接続される。
・制御システムのソフトウェア内の変数値の測定,スコープ,ダイアル,ゲージ,または数字表示のようなグラフィック装置の形式でのそれら変数値の表示,それら変数値のディスクへの書込み
・スライダー,ボタン,ノブ,カーブおよび3次元マップ,または数字表示のようなグラフィック入力機器の形式での表示による,スカラ,アレイ,または補間マップ(interpolated map)等のパラメータ値のキャリブレーション,ならびにユーザによりなされた現在値の変更の制御システムのソフトウェアへの伝送
・信号線上に現在の信号値を表示する
・グラフィック装置に現在の信号値を表示する
・アクティブ状態および以前にアクティブ状態であったマシンの状態をモデリング環境内で直接的に強調表示する
・開発中の制御システムのモデルまたはプログラムコードの一部を基本的に個別に実行し,対応するメモリモジュールを有する,1または複数のシミュレーションプロセッサからなるシミュレーションターゲット
・プラント(制御されている外界)より与えられている信号からなる入力インターフェース
・プラントに与える信号からなる出力インターフェース
・ホスト(多くの場合,パーソナルコンピュータ)からシミュレーションターゲットに制御プログラムをダウンロードし,シミュレーション実験(開始および停止指令等)を制御し,モジュール信号およびパラメータをそれぞれに測定およびキャリブレーションするための通信インターフェース。
1 何らかの高水準プログラム言語(例えば,C)の制御システムのプログラムコードへの手動実装(手動コーディング)または自動コード生成(何らかの数学モデルから)
2 手動,または何らかのテキストもしくはグラフィックユーティリティのサポートによるOS仕様の生成
3 コード生成を用いたリアルタイムOSの設定
4 RT−OSおよび設定を伴うプログラムコードの実行ファイルへのコンパイルおよびリンク
5 ホストからホスト−ターゲット通信インターフェースを介してシミュレーションターゲットへの実行ファイルのダウンロード
6 通信インターフェースを介したホストからの実験のセットアップおよび実施
・実験を中断することなく,オンザフライで誤った設定を訂正する。
・制御システム全体の一部を徐々に実行することにより実験を徐々にセットアップし,一方で最終的なリアルタイム挙動を継続的に確立する。
・制御システムの要求に応じて,タスク期間,オフセット,および期限を繰返し調整する。
・タスクを待機フェーズにシフトすることによりプロセッサ負荷を平準化する。
・“トライアル&エラー”再設定により,安定かつ機能的に的確な挙動のための許容値の範囲を特定する。
・集中的なアプリケーションの演算処理に際して,現時点で重要でない機能性を“オフ”することにより,負荷を平衡化する。
・オンザフライでタスクを生成および起動することにより,制御システムの一部を自発的にトリガする。
・対応するタスクまたはプロセスをマスクまたは抑制することにより,制御システムの一部を停止する。
・プロセスを内部実装からクランク軸同期信号のような実世界入力割込みに,または反対に切替える。
・対応する制御システムの一部を択一的に実行可能および実行不能にすることにより,並列に実行されている同一モジュールの多数の実装バリエーションを比較する。
・実験を中断することなく,オンザフライで誤った設定を訂正する。
・制御システム全体の一部を徐々に実行することにより実験を徐々にセットアップし,一方で最終的な相互接続スキームを継続的に確立する。
・入力ポートとの接続を確立することにより,自発的にモデルを活性化(stimulate)させる
・入力ポートを所定の活性化モジュールから実世界入力信号に切替える。
・それらの出力をプラントに択一的に切替えることにより,並列に実行されている同一モジュールの多数の実装バリエーションを比較する。
・高速プロトタイピングシステムへの入力または出力を,物理的なケーブル接続での引抜きおよび差込みに代わって実質的なツールレベルで交換する。
・ホスト5からシミュレーションターゲット30へのシミュレーション実行ファイルのダウンロード
・相互接続スキーム11を定義する設定データのダウンロード
・例えば,シミュレーションを開始および停止するために,実験を制御する
・モデル信号,相互接続信号,および入力または出力信号の値を測定する
・モデルパラメータをキャリブレーションする等
・ホスト−ターゲット通信インターフェース6を介してシミュレーションホスト5
・開発中の制御システムのモデル部分またはサブモデルを表すモジュール2a,2b,2c
・制御システムのプラントとの入力および出力インターフェースを表すモジュール3a,3b
・モデルに対する刺激生成器として機能するモジュール4
・望ましくは,シミュレーション実験を構成するリアルタイムOS7
・整合性を保てる状態に至った後に,出力信号の値を通信変数に整合性を保ちつつコピーする
・個別のモジュールが演算処理を継続する前に,これらの値を接続された入力信号に整合性を保ちつつ渡す
・実装方式の適応(例えば,スケールまたはオフセット修正,サチュレーション)
・基本数理オペレーション(例えば,信号の和,差,積,参照テーブルまたは補間特性によるマッピング,定数)
高速プロトタイピングおよびソフトウェア開発のための包括的なモデルアニメーションおよびモデル内キャリブレーションインターフェースは,ホスト−ターゲットアーキテクチャを伴った測定およびキャリブレーション技術,および個別のシミュレーションシステムおよび方法を用いる。
従来技術で説明されたアプローチと対照的に,本発明の包括的なモデルアニメーションおよびモデル内キャリブレーションアプローチは,専用のシミュレーションまたは高速プロトタイピングハードウェアまたは独自仕様の通信プロトコルのいずれにも依存しない。代わりに,標準M&C技術が用いられる。
・アプローチが標準化された解法に基づくため,関連するハードウェアおよびソフトウェアにおいてM&C技術の形式で必要とされるインターフェースの利用可能性が前提とされうる。
・ターゲットハードウェアおよび物理的な相互接続の各組合せにソフトウェアをポーティングする必要がない(さもなければかなりの労力となる)。
・オフラインおよびオンラインの実験中,およびECU作動中のモデルアニメーションおよびモデル内キャリブレーションのために,同一のモデリングツールインターフェースが用いられうる。
・付加的な独自仕様のプロトコルハンドラが必要とされないため,ターゲットハードウェア上にはメモリもランタイムオーバヘッドも存在しない。
・付加的な独自仕様のプロトコルが作動しないため,物理的な相互接続上に帯域幅オーバヘッドが存在しない。
・通信用にバックグラウンドタスクまたは同様なものが必要とされないため,ターゲットハードウェア上でのモデルのランタイム挙動が左右されない。
・よって,特にECU(一般にメモリおよびランタイムリソースが非常に少なく,本質的に多数のハードウェアおよびインターフェースバリエーション上でM&C技術をサポートする)が理想的にサポートされる。
・ログ&リプレイのオフラインデバッギング機能性がサポートされる。
・包括的なモデルアニメーションの用途で,制御システムのソフトウェア,またはそのモデルのアニメーション化,またはその挙動の視覚化のために,これらの標準インターフェースが用いられる。
・モデル内キャリブレーションの用途で,制御システムのソフトウェアのパラメータをそのモデル内からキャリブレーションするために,これらの標準インターフェースが用いられる。
・ログ&リプレイの用途で,測定データをホスト上にログし,後でアニメーション化および視覚化用のモデリングツール上で透過的にリプレイするために,これらの標準インターフェースが用いられる。
・標準インターフェースの利用は,関連するハードウェアシステムの大半(ターゲット,ホスト,および両者間の相互接続の組合せ)で可能であり,よって,ソフトウェア適応またはポーティングのための付加的な労力を要しない。
・ホストまたは高速プロトタイピングターゲット上のシミュレーション,およびECU動作の用途で,同一の標準インターフェースが用いられうる。
・利用可能な標準インターフェースを用いるため,メモリ,ランタイム,および帯域幅オーバヘッドが免れる。
(ターゲットサーバ)
ターゲットサーバは,包括的なモデルアニメーションおよびモデル内キャリブレーションアプローチの中央コンポーネントである。この役割は,ターゲットハードウェアおよび通信抽象化の役割である。ターゲットサーバの主要タスクは,モデリングツールをターゲットハードウェアのM&Cインターフェースに透過的な方法で接続することである。
モデリングツールは,そのモデルアニメーションインターフェースを介してターゲットサーバにアクセスする。このように,モデルのアニメーション化に要するデータは,ターゲットからモデリングツールに渡される。さらに,キャリブレーションデータは,反対方向,モデリングツールからターゲットハードウェアに渡される。
M&Cツールは,全く同一のM&Cインターフェースおよび通信チャネルを用いてモデリングツールと並列して作動しうる。しかし,これは,包括的なモデルアニメーションおよびモデル内キャリブレーションのための前提条件ではないが,従来的なM&Cアプローチを実行するために描かれる。
・例えば,読取り専用パラメータを用いて,所定のパラメータセット(マスタ/スレーブ法則)のキャリブレーション用のツール以外の全てをロックする。
・所定セットのパラメータのキャリブレーション後,他の全てのツールに通知する。
・所定のパラメータセットの定期的な測定を介して操作される全てのツールによってパラメータをリフレッシュする(ポーリング)。
ターゲット上で作動するアプリケーションソフトウェアは,主にモデルのコード,リアルタイムOS,またはモデルコードを実施するスケジューラ,モデル入力および出力を可能にするハードウェアおよび通信ドライバ等からなる。
ターゲット上の標準M&Cインターフェースは,アプリケーションソフトウェアとターゲットサーバとの間のリンクを構成する。これは,測定およびキャリブレーションのためにモデルデータにアクセスし,物理的な相互接続を介してホストに接続される。
・測定の用途で,M&Cインターフェースは,データをアプリケーションソフトウェアから読取り,M&Cプロトコルを介してターゲットサーバに渡す。ここで,ターゲットサーバがデータをモデリングツールおよびM&Cツール(適用可能であれば)に送る。
・キャリブレーションの用途で,モデリングツールまたはM&Cツールは,ターゲットサーバおよびM&Cプロトコルを介してM&Cインターフェースに新たなパラメータ値を送信する。ここで,M&Cインターフェースがターゲット上のアプリケーションソフトウェア内で新たなパラメータ値を更新する。
(分散型アプローチ)
中央ターゲットサーバコンポーネントを用いる代わりに,各モデリングおよびM&Cツールは,ホスト側のM&Cインターフェース適応を自らに内蔵しうる。このように,ターゲットハードウェアからの抽象化が未だ維持されうる一方で,通信チャネルからの抽象化が関連するツールに転送される。
モデリングツールをターゲットサーバに直接的にアクセスさせる代わりに,M&Cツールが中継として用いられうる。このため,モデルアニメーションインターフェースは,ターゲットサーバに内蔵されず,例えば,高速プロトタイピング用の実験環境等のM&Cツールに内蔵される。そして,モデリングツールがこのインターフェースに接続する。
・一般に,同一セットのパラメータのキャリブレーションでは,M&Cツールおよび単体モデリングツールのみが競合する。
・M&Cツールは,キャリブレーション指令をモデリングツールから受取り,自らの目的(表示値のリフレッシュ,データ記録等)のために解釈し,実際のキャリブレーションプロセスのためにターゲットサーバに渡す。
(基本概念)
上述のアプローチと対照的に,本発明の動的再設定アプローチは,コード生成または手動コーディングによるOS設定に依存しない。代わりに,設定および統合プロセスは,用いられている実際のOS仕様から完全に独立している。むしろ,図9に示すように,RT−OSとアプリケーションとの関連付けは,ダウンロードおよびアプリケーションとのアセンブルの後,ランタイム直前またはランタイム時におけるOSの設定によりなされる。このアプローチが静的および動的に設定可能なRT−OSにアドレス指定する点に留意する。
ERCOSEKは,スケジューラエンティティとしてプロセス(無効/C無効機能)を含むタスク,およびコオペラティブおよびプリエンプティブなスケジューリングを同時にサポートする。
・タスクの種類(定期,ISR,ソフトウェアによって,またはアプリケーションモード初期化に応じて実施されるタスク)
・タスクプライオリティおよびスケジューリングモード(コオペラティブ,プリエンプティブ,またはノンプリエンプティブ)
・タスク期間およびオフセット
・タスク期限および最大起動数
・タスク内容:タスク内のプロセスおよびプロセス順序
・OSのアプリケーションモード
・リソース,アラーム,およびカウンタ
・I/O設定(ドライバ,ハードウェア抽象化層,等)およびネットワーク管理
・通信用のイベントおよびメッセージ
・それらの関連付け
・コード生成,コンパイルおよびリンク,および実行ファイルのダウンロードを介するOS設定の時間を要するプロセスが繰返されないため,OS仕様の変更後のターンアラウンドタイムが著しく低減される。これは,高速プロトタイピングの実際のアプリケーションを強力にサポートする。
・タスク,プロセス,アプリケーションモード,アラーム,イベント,またはメッセージのようなOSオブジェクトは,かなりの遅れを伴うことなく,実行中の実験中でさえ,確立,修正,または削除されうる。これは,以下のような新たな利用ケースを完全に可能にする(プロセッサ負荷,タスクのジッタ,グロスおよびネットのランタイム,期限違反等を測定する,または,例えばガントチャートの形式等でグラフィックトレース情報を表示する何らかのOSモニタリングユーティリティにより最適にサポートされる):
・実験を中断することなく,オンザフライで誤った設定を訂正する。
・制御システム全体の一部を徐々に実行することにより実験を徐々にセットアップし,一方で最終的なリアルタイム挙動を継続的に確立する。
・制御システムの要求に応じて,タスク期間,オフセット,および期限を繰返し調整する。
・タスクを待機フェーズにシフトすることによりプロセッサ負荷を平準化する。
・“トライアル&エラー”再設定により,安定かつ機能的に的確な挙動のための許容値の範囲を特定する。
・集中的なアプリケーションの演算処理に際して,現時点で重要でない機能性を“オフ”することにより,負荷を平衡化する。
・オンザフライでタスクを生成および起動することにより,制御システムの一部を自発的にトリガする。
・対応するタスクまたはプロセスをマスクまたは抑制することにより,制御システムの一部を停止する。
・プロセスを内部実装からクランク軸同期信号のような実世界入力割込みに,または反対に切替える。
・対応する制御システムの一部を択一的に実行可能および実行不能にすることにより,並列に作動する同一モジュールの多数の実装バリエーションを比較する。
動的再設定アプローチを構成する複数のアーキテクチャが考えられうる。一例として,静的に設定可能なOSEK/VDX準拠のリアルタイムOSに基づくアプローチが以下に説明される。この主要コンポーネントは,再設定APIにより補完され,シミュレーションターゲット上で作動するRT−OSである。
(リアルタイムOS)
リアルタイムOSは,シミュレーションターゲットのリソースを管理し,アプリケーションのリアルタイムスケジューリングを行う。この設定は,制御システムの実行ファイルをシミュレーションターゲットにダウンロードした後に変更されうる。よって,内部OSデータ構造は,ランタイム時に拡張または修正するために,動的に配置され初期化されると想定される。データ構造の実際の実装は,個別のRT−OSに大きく依存する。
・ハードウェアサービスおよびリソースを用いてシミュレーションターゲットのハードウェア
・複数モジュールからなる制御システムのプログラムコードを構成するアプリケーションソフトウェア,および
・再設定API
シミュレーションホストは,高速プロトタイピングシステムに対するヒューマン・マシン・インターフェースを構成する。これは,ホスト−ターゲット通信インターフェースを介してシミュレーションターゲットに接続される。
ホスト−ターゲット通信インターフェースは,シミュレーションホストをシミュレーションターゲットに接続する。一般に,これは,有線または無線の接続(シリアルインターフェース,Ethernet(登録商標),Bluetooth等)に基づいており,規格化されたまたは独自仕様の通信プロトコル(例えば,ASAP1b12,L113)である。これは,少なくとも以下の機能性を備える。
・ホストからシミュレーションターゲットへのシミュレーション実行ファイルのダウンロード
・リアルタイムOSの挙動を定義する設定データのダウンロード
・例えば,シミュレーションを開始および停止するために,実験を制御する
・RT−OSの挙動および内部状態をモニタリングおよびトレースする
・信号を測定し,制御システムのパラメータをキャリブレーションする,等
OS再設定APIは,シミュレーションターゲット上で作動し,シミュレーション実行ファイル外部からのアクセスを可能にする再設定機能性によってRT−OSを拡張する。再設定APIは,RT−OSをホスト−ターゲット通信インターフェースを介してシミュレーションホストに接続する。
・実験の実行中,RT−OSは,通常のようにスケジューリングおよびリソース管理を行う。これがなされる方法は,OS設定によって定義される。
・RT−OSは,割込み後または実行中のシミュレーション中でさえ再設定されうる。このように,OS設定は,かなりの遅れを伴うことなく,オンザフライで変更されうる。
1 リアルタイムOSの動的再設定は,その実行ファイルを生成しターゲット上にダウンロードした後に,制御システムのソフトウェアのリアルタイム挙動を定義および変更することを可能にする。
2 リアルタイム挙動は,制御システムのソフトウェアのランタイム直前またはランタイム時でさえ再設定されうる。
3 動的再設定は,ターゲットの外部から行われ,ホスト−ターゲット間の何らかの相互接続を介してなされる。
4 OS設定時の柔軟性が大幅に増加する。
5 OS仕様の変更後のターンアラウンドタイムが顕著に低減される。
(動的に設定可能なOSの再設定)
動的に設定可能なRT−OSの用途で,その機能性が既存のRT−OSAPIの一部であると想定されるために,おそらくは再設定APIが不要となる。この場合,元のRT−OSAPIは,シミュレーションホストがRT−OSAPIにアクセス可能なように,単にホスト−ターゲット通信インターフェースに接続されるために必要とされる。
2 ASAP1b通信プロトコルは,ASAM協会により標準化されている。
3 ETKは,ETAS独自仕様の物理的な相互接続である。
4 ASCETは,ETAS
GmbHの製品群である。
5 MATLAB(登録商標),Simulink(登録商標),およびReal-TimeWorkshop(登録商標)は,The Mathworks,Incの登録商標である。
6 StatemateMAGUNUMTMは,I-Logix,Incの登録商標である。
7 OS:OperatingSystem
8 OSEK/VDX:リアルタイムOS用の車両規格
9 ERCOSEKは,ETASGmbH(Robert Bosch GmbHの関連子会社)の製品である。
10 OIL:OSEK/VDX実行言語
11 FIFO:firstin, first out
12 ASAP1b通信プロトコルは,ASAM協会により標準化されている。
13 L1通信プロトコルは,ETASGmbHの独自仕様である。
Claims (15)
- 開発中の制御システムをコンピュータによりシミュレーションおよび検証するためのシミュレーションシステムであって,
前記シミュレーションシステムがホスト−ターゲットアーキテクチャを備え,
前記制御システムの少なくとも一部を表す前記ターゲットのオペレーティングシステムが,前記ターゲットの前記オペレーティングシステムに専用のアプリケーションプログラミングインターフェースを介して,前記ホストにより再設定されることを特徴とする,シミュレーションシステム。 - 前記オペレーティングシステムがリアルタイムオペレーティングシステムであることを特徴とする,請求項1に記載のシミュレーションシステム。
- 前記オペレーティングシステムは,前記ターゲットのソフトウェアの前記リアルタイム挙動が定義または変更されるように,前記ターゲット上に実行可能ソフトウェアをダウンロードした後に再設定されることを特徴とする,請求項2に記載のシミュレーションシステム。
- 前記オペレーティングシステムの前記アプリケーションプログラミングインターフェースが用いられることを特徴とする,請求項1に記載のシミュレーションシステム。
- 前記オペレーティングシステムのアプリケーションプログラミングインターフェースの代わりに,第2の再設定可能なアプリケーションプログラミングインターフェースが用いられることを特徴とする,請求項1に記載のシミュレーションシステム。
- 前記ホストは,少なくとも1つのモデリングツールを含み,前記制御システムの前記ターゲットソフトウェア上で実行されることを特徴とする,請求項1に記載のシミュレーションシステム。
- 前記モデリングツールを前記ターゲットに接続するターゲットサーバを備えることを特徴とする,請求項6に記載のシミュレーションシステム。
- 前記ターゲットサーバは,前記ターゲットとの通信に用いられる通信プロトコルのプロトコルドライバを含むことを特徴とする,請求項7に記載のシミュレーションシステム。
- 対応するメモリおよびインターフェースモジュールを伴う複数のシミュレーションプロセスを備え,モジュールがモジュール間通信のために個別のメモリ域を備えることを特徴とする,請求項1に記載のシミュレーションシステム。
- 制御システムのシミュレーションモデルを実行することによりシミュレーションが行われ,前記シミュレーションモデルは,前記複数モジュールのうちの1つでそれぞれに実行されている多数のサブモデルを備えることを特徴とする,請求項9に記載のシミュレーションシステム。
- 少なくとも1または2以上の前記モジュールが個別のメモリ域を介した通信のために動的に再設定可能であることを特徴とする,請求項9に記載のシミュレーションシステム。
- 開発中の制御システムをコンピュータによりシミュレーションおよび検証するためのシミュレーションシステムのホストであって,
前記シミュレーションシステムがホスト−ターゲットアーキテクチャを備え,
前記制御システムの少なくとも一部を表す前記ターゲットのオペレーティングシステムが,前記ターゲットの前記オペレーティングシステムに専用のアプリケーションプログラミングインターフェースを介して,前記ホストにより再設定されることを特徴とする,シミュレーションシステムのホスト。 - 請求項1に記載のシミュレーションシステムを用いて,開発中の制御システムをシミュレーションおよび検証するためにコンピュータにより実施される方法。
- コンピュータ上で実行される場合に,請求項13に記載の方法を実施するに適したプログラムコーディング手段を伴うコンピュータプログラム。
- コンピュータ読取り可能な媒体と,前記コンピュータ読取り可能な媒体に記録された請求項13に記載のコンピュータプログラムとを伴うコンピュータプログラム製品。
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