JP2007506622A - 栓除去工具 - Google Patents
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Abstract
栓がワイヤーケージによって保持されるタイプの加圧容器(例えば、スパークリングワインのボトル)から栓を除去するための手工具(1)で、該ワイヤーケージには容器の首へり部付近にワイヤーバンドが含まれ、該ワイヤーバンドはワイヤーアイ部で終わる捩られた部分によって固定され、該工具(1)には、各部材に柄部分(21)とアゴ部分(22)があって一体で回転するよう接合された一組の細長部材(20a、20b)、使用中に間に栓を掴むとともに、2ヶ所の栓掴み部分(27,27)間に定められかつ延びるてこ支点軸の廻りの部材(20a、20b)と栓との間で実質的に相対回転運動をさせるため協働する各アゴ部(22)の内部側に歯(27)が含まれる栓掴み部分(27,27)ならびに該部材(20a、20b)の少なくとも一方の付近にあり、栓掴み部分(27、27)が栓と噛合する時に、ワイヤーアイ部に受け止めるように適応された突起部(24)が含まれる。
Description
本発明は栓の除去工具に関する。本発明の好ましい形態は加圧容器、例えばスパークリングワインのボトルのワイヤーケージによって保持される栓の除去工具に関する。
シャンパンあるいは同様なもののスパークリングワインは、高い内部圧に耐えるワイヤーケージによって保持されたコルクあるいはプラスチックの栓によって閉じられる。該ワイヤーケージは栓の頂部を覆うとともに、ボトルの首部に設けられるへり部に固定される。ワイヤーケージには一般的に数多くの脚部が飛び出る冠状を形成するよう捩られて曲げられた1本以上のワイヤーより線が含まれる。各脚部は、ワイヤーアイ部で終わる捩られた部分によってボトルの首へり部下部に固定されるバンドが通る端部でループを示す。通常、ワイヤーケージは金属箔カバーで覆われる。
ボトルを開けるには、金属箔カバーが取り除かれた後、ワイヤーアイ部が掴まれてバンドの捩りを戻すとともにほどかれて、ワイヤーケージの取り除きが可能となる。ワイヤーケージの除去後には、栓が突然飛び出て損害や怪我を招く恐れを防ぐよう何らかの注意が必要とされる。栓の重さが軽くボトル内の圧力が極めて高いため、飛び出た栓は高速で飛ぶので、特に、不意に飛び出させると危険な発射体となる可能性がある。
最終的に、栓は手で掴まれて引き抜かれるかあるいは静的摩擦を壊すよう捩られるとともに、内圧を追い出す。しかしながら、栓を掴むにはかなりの強さか、あるいは、より良い強力な手段を得るためには栓に関するあるタイプの工具の利用が必要である。
スパークリングワインのボトルを開けることは何らかの大切な機会を記念することが多いので、素早く、簡単に、かつ安全に行わなくてはならない作業である。栓を掴むかあるいはワイヤーケージが取り除かれたら直ちに栓をこじ開けるための様々な工具が従来技術で知られている。しかしながら、ワイヤーケージを手で取り除くことは多少とも時間がかかるばかりか面倒であることがある。特に、大規模な集会や商店内では速やかにかつ効率的にボトルを素早く開ける必要がある。
本発明の形態の目的は少なくとも、圧力のかかった容器、例えばスパークリングワインのボトルから栓を取り除くか、あるいは、少なくとも大衆に有益な選択が提供されるために、利用可能な工具を提供する方向に少なくとも何らかの形で好都合に進展させることである。好ましくは、本工具は適度に速やかに、安全でかつ能率良くこれを行うことを可能にするものである。
ここで使用される場合、「含まれる」という単語は「含まれるが限定されない」という意味が意図されるとともに、その派生語はこれに対応する意味をもつ。
本発明のさらなる側面や利点は、例のみを通じて与えられる以下に続く説明から明らかになろう。
ある側面で、本発明では、栓がワイヤーケージで保持されるタイプの圧のかけられた容器からの栓の除去用の手工具が提供され、該ワイヤーケージには容器の首へり部と噛合するワイヤーバンドが含まれ、該ワイヤーバンドはワイヤーアイ部で終わる捻れ部分によって固定され、本工具には、各部材に柄部分とアゴ部分とがあって一緒に回転するよう接合される一組の細長部材、使用中に間に栓を掴むのに適するとともに、2ヶ所の栓掴み部分間によって定められるとともに延びるてこ支点軸廻りに部材と栓間の相対回転運動を実質的に可能にするよう協働する各アゴ部分の内側の栓掴み部分、ならびに少なくとも片方の部材付近にあって好ましくはこれに固定されてかつ栓と噛合する時にワイヤーアイ部に受け止め可能なように対応される突起部が含まれる。
該突起部はワイヤーアイ部に受け止められる突起部を伴う栓掴み部分ならびに栓と噛合する栓掴み部分からずれているのが好ましく、栓掴み部分廻りの工具の回転により捩られた部分が引っ張られ、この作用によって、ワイヤーバンドがちぎれるかあるいは首へり部上に押し込まれ、その結果、栓掴み部分が栓と噛合したままワイヤーバンドが取り外しされ、これによってワイヤーケージと栓とが同時に一緒に順次取り除かれるようになる。
各栓掴み部分はそれぞれのアゴ部分と一体に形成されるのが好ましい。各栓掴み部分がアゴ部分に関する回転のためにアゴ部分に取付けられるのは任意である。
各栓掴み部分には内側方向軸廻りに対称である栓噛合面のあるすきま部、ギザギザ部、突起部、ピン、歯、あるいは同様のものが含まれるのが好ましい。このように、栓噛合面が栓との噛合に押し込まれる場合、相対的な回転運動が許される。軸対称な歯が好ましい一方で、例えば、円状のすきまの形状をした栓掴み部分もまたアゴ部分によってしっかり掴まれる場合には比較的柔らかい栓がてこ支点を提供するすきま部内でふくらむので満足すべきものであることが判明した。
本工具は栓の頭部や栓掴み部分がてこ支点を提供するよう協働するてこタイプの原理で作用させることができ、柄の栓掴み部分からのずれが第1のてこ腕を提供するとともに、留め金の栓掴み部分からのずれが第2のてこ腕を提供する。てこ支点軸は2ヶ所の栓掴み部分間に柄部分の長手軸にほぼ垂直に延びる。柄部分と突起部は柄部分での押下げにより突起部が上がるように栓掴み部分の反対側でずれているのが好ましい。
てこ支点を提供するために栓をしっかり保持するとともに栓の撓みに頼ることにより、栓、特にコルク製のものは破壊される恐れがあるので、本工具と栓との間の相対回転運動は本工具の操作の好ましい方法にとって重要である。
てこ支点を提供するために栓をしっかり保持するとともに栓の撓みに頼ることにより、栓、特にコルク製のものは破壊される恐れがあるので、本工具と栓との間の相対回転運動は本工具の操作の好ましい方法にとって重要である。
好ましくは、突起部は長くあるいは柄の長手軸にほぼ平行に延ばすのが良い。突起部は曲がっているかあるいは鈎状となっているが、以降、参照を簡単にするため留め金として参照されるものとする。留め金の端部はワイヤーと栓を覆う金属箔を貫通できるような方向に向けられ、アイ部に押圧されるのが好ましい。
本工具の好ましい実施例には、さらに栓の端面に接するための境界面のある位置決め境界部が含まれる。位置決め境界部は少なくとも1ヶ所のアゴ部に固定されるか、あるいは、その代わりに別の部品として形成されることがある。位置決め境界部の機能は二要素あり、まず、第一に、この点が栓上の栓掴み部分の位置を正しく特定するのを助ける。
第二に、さらに栓が発射体となることを防止するため除去過程の間、本工具にコルクを保持するのに役立つ。
各部材はほぼ剛体であるとともに、柄部分ならびにその反対側端部のアゴ部分と一体の1部品で形成されるのが好ましい。該組の部材の端部は回転するよう接合されるのが好ましいとともに突起部は少なくとも1ヶ所のアゴ部分の端部付近に固定される。突起部は延ばされた位置と引っ込められた位置との間の動きのために回転するよう取付けられるのは任意である。
別の側面では、本発明は栓がワイヤーケージで保持される場合のスパークリングワインのボトルから栓を除去するための手工具を提供するもので、該ワイヤーケージには容器の首へり部と噛合するワイヤーバンドが含まれ、該ワイヤーバンドはワイヤーアイ部で終わる捩られた部分によって固定され、本工具は栓との掴み噛合を維持するうちに、ワイヤーバンドの取り外しを可能にし、本工具には一体に回転するよう接合される1組の細長部材が含まれ、各部材はほぼ剛体であるとともに、柄部分ならびにその反対端にあるアゴ部分と一体の1部品に形成され、各該アゴ部分にはこれと一体に形成される栓掴み歯があるとともに、少なくとも1ヶ所のアゴ部分にはこれと一体に形成される突起部があって、この場合において、各栓掴み歯は軸対称であるとともに栓との噛合のため各アゴ部分の内側に形成され、2ヶ所の栓掴み歯は栓が栓掴み歯間に掴まれる時にアゴ部分と栓の間の相対回転運動を可能にするよう協働するとともに、栓掴み歯が栓との掴み噛合に押し込まれる時にワイヤーアイ部に受け止められるように突起部が位置する結果、本工具の噛合歯廻りの回転により捩られた部分が引張られ、この作用によって、ワイヤーバンドが首へり部上部でちぎれるかあるいはこじあけられて、その結果、栓掴み部分が栓と噛合したままのうちにワイヤーバンドが取り外しされることによりワイヤーケージと栓とが一緒に同時に順次取り除かれるようになる。
本発明のもうひとつの側面によると、栓がワイヤーケージで保持されるタイプの圧力のかかった容器からの栓の除去方法が提供され、該ワイヤーケージには、容器の首へり部と噛合するワイヤーバンドが含まれ、該ワイヤーバンドはワイヤーアイ部で終わる捻れた部分によって固定され、本方法には一体で回転するよう接合される1組の細長部材が設けられる工具が含まれ、各部材には柄部分とアゴ部分があり、各アゴ部分にはその内側に栓を掴むための栓掴み部分があり、各工具にはさらに、少なくとも片方のアゴ部分に固定される突起部が含まれるとともに、捩られた部分を引っ張るためのワイヤーアイ部に受け止められるように合わされ、ワイヤーアイ部を貫通して突起部を通って、栓掴み部分を栓と噛合させるよう柄部分が一緒に締付けられて、捩られた部分が引張られるとともに、首へり部上部でワイヤーバンドがちぎられるかあるいはワイヤーバンドが引張られるように本工具が2ヶ所の栓掴み部分間に形成されるてこ支点廻りに回転させられて、その結果、栓掴み部分が栓と噛合したままワイヤーバンドが取り外されるとともに、容器から栓とワイヤーケージが一緒に除去される。
突起部はワイヤーと栓を被覆する金属箔キャップを突き通すために利用されて良いので、本方法は最初に金属箔を除去しないでも栓の除去のために利用可能である。
好ましくは捻れ部分を引っ張ると同時に首へり部上部でワイヤーバンドをちぎるか、あるいはワイヤーバンドを引っぱるように本工具を操作する時に、本工具は2ヶ所の栓掴み部分間に形成されるてこ支点廻りに回転する。
好ましくは、容器から栓とワイヤーが取り除かれる前に、本方法では、さらに、栓を保持する任意の摩擦に打ち勝つよう栓が受け止められる経路の長手軸廻りに本工具を捩る段階が含まれ、これによって内圧により栓がはじき出されることを可能にする。
ワイヤーバンドと噛合するのに加えて、栓掴み部分はまたワイヤーも掴むことができ、これにより、栓、ワイヤー並びに金属箔キャップが栓掴み部分に一緒に保持されることが可能となる。
本工具はシャンペンボトルや同様のもののような圧力の非常に高いワインボトルを明けるために有利に利用可能である。本工具は使用時に効果的で能率的であり、本工具の栓を保持することによって周囲の人々や物が、飛び出す栓から保護される一方で、栓の簡単かつ素早い除去も可能となる。
本工具は経済的に製造可能であるとともに、製造コストを最小にする全体として単純なデザインである。
図面を参照すると、本発明の工具1の好ましい第1実施例が図1aから図1eおよび図2aから図2dに図示されている。本工具1は素早く、簡単にそして安全に、スパークリングワインのボトル12(図2aに図示)のような圧力のかかった容器の首部11から栓10を除去するために利用される。このタイプのボトルでは典型的であるが、栓10はワイヤーアイ部14で終わる捻られた部分36のそばの首へり部35下部のバンド34によって固定されるワイヤーケージ13によって保持される。首部11には長手軸17がある。ワイヤーケージ13は金属箔カバー16によって被覆される。栓10の頭部は首部11の端部から突き出るとともに、長手軸17の方向に細長く延びる側面18ならびに首部の開口端と全体的に対向する最外側あるいは端部の面15がある。
図1aから図1cで一番良く分かるように、本工具1のこの好ましい実施例には、全般的に、第1部材20aおよび第2部材20bが含まれる一組の細長部材20a、20bが含まれる。2つの部材20a、20bは全体的に大きさが同じで、各部材には一端に細長い柄部分21そして他端に掴み歯27のついたアゴ部分22がある。2つの部材20a、20bは、開いた位置と閉じた位置の間で回転軸29の廻りに回転する回転ピン23によってこれらの端部で接合される。突起部あるいは留め金24はどちらかのアゴ部分22に固定されるが、図示された実施例では部材20bに固定されている。
歯27にはアゴ部分22が栓10の廻りに閉まる閉じた位置まで回転する場合に栓10を噛合させるための円錐面がある。柄部分21はアゴ部分22の栓を掴むために一緒に締付けられる場合に、歯27は相対回転運動が本工具1と栓10の間で可能となるてこ支点を形成するよう協働する。図1bに示されるように、閉じた位置では、歯27は本工具1が回転できるてこ支点軸33を提供するよう全体的に一直線に並ぶ。留め金24はてこ支点軸33からずれているとともに、てこ支点軸はほぼ利用時の捻れを避けるため部材20a、20bの長手軸37にほぼ垂直である。各歯27はそれぞれ内側に向かう軸44に関して対称である一方で、該軸44はてこ支点を提供するために一線に並ぶ必要はないと同時に本工具は直径の異なる栓に満足に利用可能であることが認められよう。
各アゴ部分22は止め部31によって柄部分21と区別される。図1bを見れば分かるように、止め部31は部材20a、20bの閉まる動きを制限するよう隣り合う。
本工具1にはさらに好ましい実施例で示されるように部材20bに形成される境界フランジ28が含まれる。境界フランジ28はアゴ部分22に関して内側に延びるとともに栓10の端面と境を接するための境界面30を提供する。
留め金24は一般的に部材20a、20bの長手方向軸37の方向に延ばされる。留め金24には尖った先端部38から部材20bに固定される点まで次第に細くなる。先端部38は境界面30の方に内側に向けられる。
部材20a、20bは鋳造金属あるいはプラスチック部品で良く、また柄部分21には改良された人間工学向けにエラストマー材料の握り部32が含まれると良い。
図2bから図2cを参照すると、使用中に、ボトル12を保持する片手と本工具1を操作する他方の手で、留め金24はアイ部14に押し込まれ、必要があればワイヤー13を被覆する金属箔キャップ16を突き通す。先端部は好ましくは外側、しかし、ワイヤーアイ部14のすぐそばで金属箔を貫通して、その後、片側でかつワイヤーアイ部14の中心を通って押し込まれ、これによって捩られた部分36の捻れが戻ることを避ける。
柄部分21は、その後、栓10の端面15が面30と隣り合うまで下げられたアゴ部分22を開けるよう操作されるとともに、アゴ部分22が栓10の頭部10を取り囲む(図2b参照)。柄部分22は、その後、歯27を栓10の側面18に押し込むよう一体で締付けられる。
この方法で噛合される本工具1で、利用者は次に、本工具1をボトル12に関して噛合した歯27間に形成されるてこ支点廻りのR方向に回転させて(すなわち、長手方向軸17に全体的に垂直なてこ支点軸33廻りに)、引っ張るとともに、バンド34をちぎるかあるいは首へり部35上部でバンド34を、移動させる/こじあける。(図2C参照)この回転運動は柄部分21のはっきりした下方の動きによって一番効果的に行われる。捩られた部分36の捻れの戻りは、本工具1がこの方法で回転させられる場合に、止め部31がボトル12の縁に当たって恐らく損傷することにつながる危険を伴う捩られた部分36が長くなるので避けられるはずであることが理解されよう。
最終的に、まだ栓10を掴んでいるうちに、T方向の首部の軸17廻りの本工具1の軽い捩りにより金属箔が破れるとともに、栓を保持するいかなる摩擦にも打ち勝ち内圧が栓10をはじきだすことに役立つことが可能になる。認められるように、歯27、留め金24に加えて、残りのアゴ部22も合わせて、ワイヤーケージ13、金属箔キャップ16ならびに栓10を一体の1部品19に保持する。
出願人により多くのメーカーのスパークリングワインに関する試験を通じて、使用中に、通常、バンド34がちぎれることが判明した。ごくまれにのみ、バンド34が首へり部35部上部でこじ開けられている。これは、普通は、バンド34が貧弱な品質の脆いワイヤーから出来ている場合や、あるいは利用者が必要以上に注意深くて柄部分21の下方へのはっきりした回転運動が十分でない場合に生じて、これによって、ワイヤーはちぎれるよりもむしろ延びるようになるからである。
好ましい第2実施例の本工具101は図3aから図3eに図示されているとともに、利用者のポケットに入れて運べるよう対応されている。第1実施例と異なっているのは留め金124、部材120aと120bの接点部、及び境界フランジ128の構造であるが、その他は全般的に同様な構造である。留め金124は回転するように固定され、伸張する方向に部材120a、120bの端部から延びるとともに利用されても良い延ばされた位置(図3b)からこれが留め金124をおよそ180度まで回転させることによって引っ込められる位置(図3c)まで、回転可能になる。
このように、本工具は、使用しない場合は引っ込められた位置におくことができ、例えば被害をもたらすことなく利用者のポケットに入れて運べるようにできる。留め金は多くの方法で回転させるために固定されても良いことが認められる一方で、図示されるように、留め金124には部材120a、120bの穴に受け止められるとともに、止め輪あるいはサークリップ151によって固定される軸部分150があるものがある。部材120a、120bは軸部分150によって回転するよう接合される。バネ荷重のかかった球タイプの戻り止め152が、延ばされた位置と引っ込められた位置の両方で留め金124を保持するとともに、軸部分150の凹み部で噛合させるために設けられる。戻り止め152には部材120aに凹み部155に保持された球153とスプリング154が含まれる。
本工具101はまた部材120a、120bの各端部に固定される境界フランジ128の構造が第1実施例とは異なる。
アゴ部分122が閉められている(図3a)かあるいは部分的に閉められている場合に、両方の境界フランジ128には全般的に同一平面にあるそれぞれの平面130が栓10の頂部と境界を接するために設けられる。本工具101は上記で説明された同じ方法で利用されるが、勿論、留め金124は使用前に延ばされる位置まで回転されるとともに、使用後は引っ込められる。
本発明の様々な局面が例によってのみ説明されてきたが、変更や追加が付録の請求項の範囲からはずれることなく行われても良いことが確認されるはずである。
本発明の別の局面が例によってのみ、かつ添付の図面を参照して与えられる以下の説明から明らかになろう。すなわち、
開いた位置の本発明の工具の好ましい第1実施例の見上げ図である。
閉じた位置の図1aの工具の見上げ図である。
図1bの工具の見下ろし図である。
図1aの工具の側面図である。
図1cのX-X断面である。
スパークリングワインのボトルの部分断面図である。
栓を除去する図1aの工具の利用における第1段階を示す挿絵図である。
栓を除去する図1aの工具の利用における第2段階を示す挿絵図である。
栓を除去する図1aの工具の利用における第3段階を示す挿絵図である。
本発明の工具の好ましい第2実施例の見下げ図である。
延ばされた留め金を示す図3aの工具の側面図である。
引っ込められた留め金を示す図3aの工具の側面図である。
図3aのY-Y断面図である。
図3aのZ-Z断面図である。
Claims (15)
- 栓がワイヤーケージによって保持され、該ワイヤーケージには容器の首へり部付近にワイヤーバンドが含まれ、該ワイヤーバンドはワイヤーアイ部で終わる捩られた部分によって固定され、該工具には各部材に柄部分とアゴ部分がある回転するよう一体に接合された一組の細長部材、使用中にその間に栓を掴むとともに、2ヶ所の栓掴み部分間に定められて延びるてこ支点軸廻りに部材と栓の間の相対回転運動を実質的に許すよう協働する各アゴ部分の内側の栓掴み部分、ならびに少なくとも片方の部材付近にあるとともに、栓掴み部分が栓と噛合する場合にワイヤーアイ部に受け止められるよう合わされた突起部が含まれるタイプの圧力のかかった容器から栓を除去するための手工具。
- ワイヤーアイ部に受け止められる突起部ならびに栓と噛合する栓掴み部分とともに、栓掴み部分廻りの該工具の回転により捩られた部分が引張られて、この作用によりワイヤーバンドがちぎれるか、あるいは首へり部上部を移動する結果として、栓掴み部分が栓と噛合したままワイヤーバンドが取り外ずされ、これによってワイヤーケージと栓が一体で同時に順次除去されることが可能となる突起部が栓掴み部分からずれている請求項1の工具。
- 各栓掴み部分に内側方向軸廻りに対称な栓噛合面がある請求項1あるいは請求項2の工具。
- 各栓掴み部分に歯が含まれる請求項1から請求項3までのいずれかの請求項による工具。
- 突起部が部材の長手軸にほぼ平行に延びるかあるいは延ばされることのできる延びる先がとがった留め金である請求項1から請求項4までのいずれかの請求項による工具。
- てこ支点軸が柄部分の長手軸にほぼ垂直に延びる請求項1から請求項5までのいずれかの請求項による工具。
- 柄部分ならびに突起部が柄部分を押下げることにより突起部が上がるようにずれている請求項1から請求項6までのいずれかの請求項による工具。
- さらに栓の端面と境界を接するための境界面が少なくともひとつ含まれる請求項1から請求項7までのいずれかの請求項による工具。
- ペアの部材の端部部分が回転するよう接合されている請求項1から請求項8までのいずれかの請求項による工具。
- 突起部が少なくとも1ヶ所のアゴ部分の端部、又はその付近に固定されている請求項1から請求項9までのいずれかの請求項による工具。
- 突起部が延ばされた位置と引っ込められた位置の間の動きのために回転するよう取付けられた請求項10による工具。
- 各栓掴み歯は栓との噛合のため各アゴ部分の内側にあり、該栓掴み歯は栓が栓掴み歯間に掴まれる時にアゴ部分と栓の間の相対回転運動を許すよう協働可能であるとともに、該突起部は栓掴み歯が栓との掴み噛合に押し込まれる時にワイヤーアイ部に受け止められるように位置して、その結果、工具の歯廻りの回転により捩られた部分が引張られ、この作用によってワイヤーバンドはちぎれるかあるいは首へり部上を移動する結果、栓掴み部分が栓と噛合したままワイヤーバンドが取り外ずされるとともに、これによってワイヤーケージと栓が順次同時に一体で除去される該ワイヤーケージにボトルの首へり部付近にワイヤーバンドが含まれ、該ワイヤーバンドはワイヤーアイ部によって終わる捩られた部分によって固定され、該工具は栓と掴み噛合を維持するうちにワイヤーバンドが取り外されることを可能にし、該工具には回転するよう一体に接合される一組の細長部材が含まれ、各部材はほぼ剛体であるとともに、柄部分とその反対端にアゴ部分がある1部品で形成され、各アゴ部分には栓掴み歯とそこから延びるかあるいは延びることが可能な突起部のある少なくとも片方のアゴ部分がある、栓がワイヤーケージによって保持されるスパークリングワインのボトルから栓を除去するための手工具。
- 栓がワイヤーケージによって保持され、該ワイヤーケージには容器の首へり部付近にワイヤーバンドが含まれ、該ワイヤーバンドはワイヤーアイ部で終わる捩られた部分によって固定され、該方法には回転するよう一体に接合される一組の細長部材工具が設けられ、各部材には栓を掴むためにその内面に栓掴み部分があり、該工具にはさらにアゴ部の1ヶ所付近に突起部が含まれるとともに、捩られた部分を引っ張るためにワイヤーアイ部に受け止められるよう対応され、ワイヤーアイ部を通って突起部を通過させ、栓と栓掴み部分を噛合させるよう柄部分を一体に締付け、捩られた部分を引っ張るとともに、ワイヤーバンドをちぎるかあるいはワイヤーバンドを首へり上で引っ張るよう工具を2ヶ所の栓掴み部分間に形成されるてこ支点廻りに該工具を回転させる結果、栓掴み部分が栓と噛合されたままワイヤーバンドが取り外ずされるとともに、栓とワイヤーケージが容器から一緒に除去される、タイプの圧力のかかった容器から栓を除去する方法。
- さらに栓が栓を保持するいずれの摩擦にも少なくとも部分的に打ち勝つために受け止められる経路の長手方向軸廻りに工具を捩る段階が含まれ、これによって内圧が栓をはじき出すのを助けることを可能にする請求項13の方法。
- 実質的に図1aから図1eあるいは図3aから図3eを参照してこれまでに説明されるとともに示される通りの工具。
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