JP2007505974A - カルボキシメチルセルロース(cmc)増粘剤系を含むテープジョイント組成物 - Google Patents
カルボキシメチルセルロース(cmc)増粘剤系を含むテープジョイント組成物 Download PDFInfo
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Abstract
CMDSが0.76より大きい、または、0.76に等しく、場合により非イオン性共増粘剤を含むCMC、または、CMDSが0.75未満のCMCが、テープ状ジョイントコンパウンドにおいて、レオロジー改質剤および部分的なクレイ代用品の両方として用いられる。このクレイレベルの顕著な減少は、ジョイントコンパウンドにおけるクレイのマイナスの特徴の多くを排除するのに十分である。
Description
発明の分野
本発明は、建築材料産業において目地材として有用な組成物に関する。特に、本発明は、テープジョイント組成物を改善するために、高いカルボキシメチル置換度(CMDS)を有するカルボキシメチルセルロース(CMC)の使用、および、量を減少させたクレイの使用に関する。
本発明は、建築材料産業において目地材として有用な組成物に関する。特に、本発明は、テープジョイント組成物を改善するために、高いカルボキシメチル置換度(CMDS)を有するカルボキシメチルセルロース(CMC)の使用、および、量を減少させたクレイの使用に関する。
発明の背景
ウォールボードは、一般的に、大きいパネルに取り付けられており、これらは、建築物の壁の間柱材にくぎ付け、ネジ止め、または、のり付けされている。ウォールボード同士の断面が接合しているジョイントをジョイントコンパウンド(継目コンパウンド)で覆い、続いて、ジョイントコンパウンド内にガラス繊維または紙製の補強テープを埋め込み、乾燥させる。ジョイントコンパウンドが乾燥したら、ジョイントの上に2回目のジョイントコンパウンドの塗布を行い、乾燥させる。また、ジョイントコンパウンドのコーティングも塗布して、ウォールボード中のくぎの頭またはネジまたはあらゆる亀裂を覆い、乾燥させる。ジョイントコンパウンドが乾燥した後、ジョイントとくぎまたはネジの被覆を軽くやすりがけし、続いてその壁を塗料のような装飾材料で仕上げる。
ウォールボードは、一般的に、大きいパネルに取り付けられており、これらは、建築物の壁の間柱材にくぎ付け、ネジ止め、または、のり付けされている。ウォールボード同士の断面が接合しているジョイントをジョイントコンパウンド(継目コンパウンド)で覆い、続いて、ジョイントコンパウンド内にガラス繊維または紙製の補強テープを埋め込み、乾燥させる。ジョイントコンパウンドが乾燥したら、ジョイントの上に2回目のジョイントコンパウンドの塗布を行い、乾燥させる。また、ジョイントコンパウンドのコーティングも塗布して、ウォールボード中のくぎの頭またはネジまたはあらゆる亀裂を覆い、乾燥させる。ジョイントコンパウンドが乾燥した後、ジョイントとくぎまたはネジの被覆を軽くやすりがけし、続いてその壁を塗料のような装飾材料で仕上げる。
典型的には、テープジョイント組成物(通常、ジョイントコンパウンドと称される)は、結合剤、増粘剤系、充填剤、水、殺生剤、クレイおよび雲母を含む。このジョイント組成物は、レディーミックス(成分[材料]をあらかじめ調合した)の乾燥タイプの組成物であり、通常、5ガロン缶または段ボール箱で販売されている。水および充填剤は、ジョイント組成物中で最大の重量比率を占める成分である。ジョイントコンパウンドは、従来のタイプである標準重量のコンパウンドか、または、軽量のコンパウンドのいずれかである。標準重量ジョイントコンパウンドは、約13〜14ポンド/ガロン(ppg)(1.55〜1.65g/cc)の重量を有するが、一方、軽量ジョイントコンパウンドは、約8〜10ppg(0.9〜1.2g/cc)の重量を有する。軽量ジョイントコンパウンドは、当産業界で用いられるより望ましいコンパウンドになりつつある。
アタパルジャイトクレイは、テープ状ジョイントコンパウンドのレオロジー制御に適したクレイであるが、テープジョイント組成物に多くの望ましくない特性を付与する。アタパルジャイトクレイは、(1)ジョイントコンパウンドがエージングするにつれてレオロジーおよび粘度の不安定を引き起こす主要因である、(2)乾燥の際に亀裂の原因となる可能性がある、(3)テープジョイント組成物に粉を吹いたようなざらざらした肌理を与える可能性があり、壁上になめらかな表面を得るためには繰り返しのこて塗りが必要である、(4)天然産物であるため、使用者によるロット間の標準化、または、それらの自然な変動による水需要とクレイの使用レベルの一定の変化のいずれかが必要である、(5)特に、ロット間変動に応じて使用レベルを変えなければならない場合、乾燥時の縮みの程度における変動を引き起こす、および、(6)ジョイントコンパウンドにおける不要な色の変動を引き起こす可能性がある。にもかかわらず、アタパルジャイトクレイは、典型的には1.5〜3.5重量%の範囲で用いられている。
ジョイントコンパウンドにCMCを使用することは、有益である。CMCは、空気を捕獲/連衡しないため、やすりがけ後のピンホール形成は、問題ではないと予想される。通常、CMCは、ジョイントコンパウンドに十分ななめらかさを付与しない。しかしながら、アタパルジャイトクレイのレベルが低い場合、なめらかさを付与する。
CMCは、テープジョイント組成物でクレイおよび/または雲母の代用として用いられているが、主として含まれるMg++、Al+++またはCa++のような低分子量のカチオンが存在するために、ジョイントコンパウンド中に適応させることは難しい。これらのカチオン性種は、比較的低濃度であったとしてもCMCと錯体を形成する可能性があり、ゲル化を起こして、望ましくないジョイントコンパウンドのレオロジーが生じる。研究者は、所定の条件下において、特定のCMC製品の性能を十分に発揮させる方法を発見した。
米国特許第3,891,582号は、樹脂製の結合剤、石灰石、クレイ、雲母、潤滑剤、安定剤、および、増粘剤を含むウォールボードのシーリングのためのジョイント組成物を開示しており、これは、水と混合して、ドープを形成する(通常こて塗りで塗布される)。水不溶性の繊維状CMCが、アスベストの代用品として用いられている。
米国特許第5,336,318号は、会合性増粘剤を併用して典型的な工業的に容認された増粘剤で製造されたクレイ非含有ジョイントコンパウンドを開示している。この組成物は、ドロマイト質石灰石が用いられる場合、用いることができない。
米国特許第5,382,287号は、膨張剤として使用するための、カルボキシメチル置換度(CMDS)が0.35〜0.75の範囲であり、重合度(DP)が200〜4000の高吸水性CMCの使用を開示しており、これは、ジョイントコンパウンドの配合において、0.01〜0.5重量%の量で用いられる場合、クレイおよび/または雲母の代用にすることができる。
米国特許第5,512,616号は、非ホウ素含有HPグアール(unborated HPGuar)を用いたジョイントコンパウンド組成物を開示している。誘導体化されていないグアールは、用いることができないことが特に述べられている。低いクレイのレベルについても言及されていない。本発明において、アタパルジャイトクレイを標準的な技法より十分に低いレベル、例えば0.25〜0.75%(「典型的」には1.5〜2.5%)に減少させた場合、誘導体化されていないグアールが使用されている。
本発明を開示している従来技術はない。従来技術で既知であるが、テープ状ジョイントコンパウンドを製造するためのより簡単な手段がなお必要である。
発明の要約
本発明は、結合剤、増粘剤系、充填剤、水および殺生剤を含むレディーミックスの乾燥タイプのテープ状ジョイントコンパウンド組成物に関し、本組成物において、前記増粘剤系は、非架橋ナトリウムカルボキシメチルセルロース(CMC)を含み、このCMCは、置換度(DS)の下限が0.76であり、重合度(DP)の下限が1,000であり、組成物の総重量に基づき0.01〜0.6重量%の量で存在する。本発明の組成物において、クレイおよび雲母が存在する場合、それらは、少量で存在していてもよい。言い換えれば、クレイおよび雲母は任意であり、0パーセント〜0.75重量パーセントの量で存在していてもよい。
本発明は、結合剤、増粘剤系、充填剤、水および殺生剤を含むレディーミックスの乾燥タイプのテープ状ジョイントコンパウンド組成物に関し、本組成物において、前記増粘剤系は、非架橋ナトリウムカルボキシメチルセルロース(CMC)を含み、このCMCは、置換度(DS)の下限が0.76であり、重合度(DP)の下限が1,000であり、組成物の総重量に基づき0.01〜0.6重量%の量で存在する。本発明の組成物において、クレイおよび雲母が存在する場合、それらは、少量で存在していてもよい。言い換えれば、クレイおよび雲母は任意であり、0パーセント〜0.75重量パーセントの量で存在していてもよい。
発明の詳細な説明
驚くべきことに、アタパルジャイトクレイが、標準重量ジョイントコンパウンド中で0.5重量%またはそれ以下の量、および、軽量ジョイントコンパウンド中で0.75重量%またはそれ以下の量を維持する場合、少なくとも0.76のCMDSを有するCMCを含むレディーミックスの乾燥タイプのテープジョイント組成物で、アタパルジャイトクレイを用いることができることを発見した。本発明より前では、このようなクレイは、特に高温で、すなわち約100°Fより高い温度で(正確な温度は、ジョイントコンパウンドのタイプ、および、原材料のタイプ、および、比率に依存する)、コンパウンドの粘度の安定性に悪影響を与える。その上、アタパルジャイトクレイは、乾燥タイプのジョイントコンパウンドの亀裂抵抗にも悪影響を与える。従って、これらのクレイの欠点をなくすために、これらのタイプのジョイントコンパウンドからアタパルジャイトクレイを著しく減少させるか、または除去することが目標であり続けている。
驚くべきことに、アタパルジャイトクレイが、標準重量ジョイントコンパウンド中で0.5重量%またはそれ以下の量、および、軽量ジョイントコンパウンド中で0.75重量%またはそれ以下の量を維持する場合、少なくとも0.76のCMDSを有するCMCを含むレディーミックスの乾燥タイプのテープジョイント組成物で、アタパルジャイトクレイを用いることができることを発見した。本発明より前では、このようなクレイは、特に高温で、すなわち約100°Fより高い温度で(正確な温度は、ジョイントコンパウンドのタイプ、および、原材料のタイプ、および、比率に依存する)、コンパウンドの粘度の安定性に悪影響を与える。その上、アタパルジャイトクレイは、乾燥タイプのジョイントコンパウンドの亀裂抵抗にも悪影響を与える。従って、これらのクレイの欠点をなくすために、これらのタイプのジョイントコンパウンドからアタパルジャイトクレイを著しく減少させるか、または除去することが目標であり続けている。
本発明によれば、本発明の乾燥タイプのジョイントコンパウンド組成物は、結合剤、増粘剤系、充填剤、水、殺生剤、クレイ(上記で示された限定に従う)、および、場合により、雲母を含む。ジョイントコンパウンドで一般的に使用される追加の成分は、保存剤、湿潤剤、消泡剤、および、可塑剤である。これらの追加の成分は通常、少量で用いられ、一般的には、組成物の総乾燥重量に基づき約0.05〜約1.0%の範囲である。
結合剤:
レディーミックスの乾燥タイプのジョイントコンパウンド組成物において一般的に使用される結合剤は、ラテックス乳濁液であり、例えば、ポリビニルアルコール、エチレン酢酸ビニルのラテックス、または、ポリ(酢酸ビニル)のラテックス(これらは酸性である)である。樹脂製の結合剤とは、セメントを乾燥させる際にクレイ、雲母、石灰石を保持するための薄いマトリックスを形成する合体剤であり、本発明の場合は、CMCである。言い換えれば、このような結合剤は、望ましい製品が形成されるように、その他の成分を適所に保持するマトリックスである。従って、このような結合剤は、ジョイントコンパウンドにおいて必須の成分である。結合剤として用いることができるその他の材料としては、スターチ、カゼイン、ポリアクリルアミド、および、アクリルアミドとアクリル酸とのコポリマーが挙げられる。一般的に、ラテックス結合剤は、組成物の総重量に基づき、下限約1%〜上限約3%の範囲であり、好ましくは約2.5重量%である。
レディーミックスの乾燥タイプのジョイントコンパウンド組成物において一般的に使用される結合剤は、ラテックス乳濁液であり、例えば、ポリビニルアルコール、エチレン酢酸ビニルのラテックス、または、ポリ(酢酸ビニル)のラテックス(これらは酸性である)である。樹脂製の結合剤とは、セメントを乾燥させる際にクレイ、雲母、石灰石を保持するための薄いマトリックスを形成する合体剤であり、本発明の場合は、CMCである。言い換えれば、このような結合剤は、望ましい製品が形成されるように、その他の成分を適所に保持するマトリックスである。従って、このような結合剤は、ジョイントコンパウンドにおいて必須の成分である。結合剤として用いることができるその他の材料としては、スターチ、カゼイン、ポリアクリルアミド、および、アクリルアミドとアクリル酸とのコポリマーが挙げられる。一般的に、ラテックス結合剤は、組成物の総重量に基づき、下限約1%〜上限約3%の範囲であり、好ましくは約2.5重量%である。
増粘剤系:
本発明の増粘剤系は、単独で、所定の特徴を有するナトリウムカルボキシメチルセルロース(CMC)でもよいし、または、本発明の増粘剤系は、その他のレオロジー改質剤と上記CMCとのブレンドを含んでいてもよい。テープ状ジョイントコンパウンドにおいて、本明細書で開示されたCMCと、非イオン性の共増粘剤/レオロジー改質剤(例えばMHPCまたはグアールなど)のいずれかとの組み合わせ、または、本明細書で開示されたCMCと、本発明の範囲外のその他のCMC製品との組み合わせは、レオロジー改質剤として、および、アタパルジャイトクレイの部分的な代用または全部の代用として用いてもよい。このようなクレイの減少/除去により、クレイ使用に関連するマイナスの特徴が取り除かれ、同時に、通常クレイによって付与される好ましいレオロジー特性と、クレイとその他の無機物および水溶性ポリマーとの相互作用が維持される。雲母の機能の一つは、クレイのマイナスの特徴(例えば亀裂)を無効にすることであるが、雲母のレベルは、著しく減少していてもよい。(軽量ジョイントコンパウンドでは雲母を使用することはできないが、標準重量の製品では一般的な成分である)。
本発明の増粘剤系は、単独で、所定の特徴を有するナトリウムカルボキシメチルセルロース(CMC)でもよいし、または、本発明の増粘剤系は、その他のレオロジー改質剤と上記CMCとのブレンドを含んでいてもよい。テープ状ジョイントコンパウンドにおいて、本明細書で開示されたCMCと、非イオン性の共増粘剤/レオロジー改質剤(例えばMHPCまたはグアールなど)のいずれかとの組み合わせ、または、本明細書で開示されたCMCと、本発明の範囲外のその他のCMC製品との組み合わせは、レオロジー改質剤として、および、アタパルジャイトクレイの部分的な代用または全部の代用として用いてもよい。このようなクレイの減少/除去により、クレイ使用に関連するマイナスの特徴が取り除かれ、同時に、通常クレイによって付与される好ましいレオロジー特性と、クレイとその他の無機物および水溶性ポリマーとの相互作用が維持される。雲母の機能の一つは、クレイのマイナスの特徴(例えば亀裂)を無効にすることであるが、雲母のレベルは、著しく減少していてもよい。(軽量ジョイントコンパウンドでは雲母を使用することはできないが、標準重量の製品では一般的な成分である)。
本発明のCMCにおいて、CMDSの下限は、0.76、好ましくは0.78であり、上限は、1.5、好ましくは1.2でなければならない。また、このCMCにおいて、重合度(DP)の下限は、5000、好ましくは6000であり、上限は、25,000、好ましくは20,000であると予想される。
本発明のCMCと併用することができるその他のレオロジー改質剤は、例えば、エチルヒドロキシエチルセルロース(EHEC)、ヒドロキシエチルセルロース(HEC)、疎水化修飾したヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、メチルヒドロキシエチルセルロース(MHEC)、ヒドロキシプロピルグアール、および、誘導体化されていないグアールである。
本ジョイントコンパウンド組成物における増粘剤系の量は、ジョイントコンパウンドの成分(本ジョイントコンパウンド組成物中に存在する水を除く)の総乾燥重量に基づき、下限が約0.01重量%、好ましくは0.3重量%の範囲であり得る。増粘剤系の上限は、約0.6重量%であり得る。
充填剤:
充填剤は、ジョイントコンパウンドにおいて重要な成分である。充填剤は、ジョイントコンパウンドに粘度を与え、本コンパウンドを経済的に製造し、組成物のpHを制御する目的に役立つ。本発明において、単独または併用のいずれかで用いることができる従来の充填剤としては、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム二水和物(石膏)、および、ドロマイト質石灰石が挙げられる。風乾時間や亀裂、ならびにその他のジョイントコンパウンド特性をよりよく制御するために、硫酸カルシウム半水化物(焼石膏)をその他の充填剤の存在下での微量成分として用いてもよい。
充填剤は、ジョイントコンパウンドにおいて重要な成分である。充填剤は、ジョイントコンパウンドに粘度を与え、本コンパウンドを経済的に製造し、組成物のpHを制御する目的に役立つ。本発明において、単独または併用のいずれかで用いることができる従来の充填剤としては、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム二水和物(石膏)、および、ドロマイト質石灰石が挙げられる。風乾時間や亀裂、ならびにその他のジョイントコンパウンド特性をよりよく制御するために、硫酸カルシウム半水化物(焼石膏)をその他の充填剤の存在下での微量成分として用いてもよい。
好ましい充填剤は、細粒化した炭酸カルシウムである。このような充填剤は、乾燥粉末であり、これらは通常は、ジョイントコンパウンド組成物の重量に基づき、少なくとも約45重量%、好ましくは50重量%で含まれ、一般的には、約45〜上限約65重量%の範囲内である。組成物の望ましいpH8〜10を達成するために、このような充填剤は主要なアルカリ性成分であり、従って、pHを制御する主成分である。いくつかの理由で、このような充填剤が十分なpH調節を示さない場合、必要に応じて、組成物のアルカリ度を高めるためにpH調節剤を添加してもよい。
水:
水は、一般的に、ブラベンダー単位が約300〜約700の範囲の本ジョイントコンパウンド組成物の粘度が提供されるように、本ジョイントコンパウンドの乾燥した成分に添加される。現地で乾燥した成分を混合する場合、レディーミックスのジョイントコンパウンドまたは湿潤したジョイントコンパウンドを形成するために添加される水の量は、望ましい粘度によって様々であると予想される。
水は、一般的に、ブラベンダー単位が約300〜約700の範囲の本ジョイントコンパウンド組成物の粘度が提供されるように、本ジョイントコンパウンドの乾燥した成分に添加される。現地で乾燥した成分を混合する場合、レディーミックスのジョイントコンパウンドまたは湿潤したジョイントコンパウンドを形成するために添加される水の量は、望ましい粘度によって様々であると予想される。
殺生剤:
殺生剤は、ジョイントコンパウンド組成物において重要な成分である。殺生剤は、貯蔵寿命を高め、組成物が腐敗しないようにする。言い換えれば、殺生剤は、組成物中で、さらにそれが用いられた建造物の壁の上に、カビ、細菌および菌類のような微生物が成長しないようにする。2種の有効な工業的に容認された殺生剤の例は、以下の通りである:
トロイ・ケミカル社(Troy Chemical Corp.)が販売するTroysan(R)174製品、(2[(ヒドロキシメチル)アミノ]エタノール)であり、これは広範囲の殺生剤である;および、
ICIアメリカズ(ICI Americas)が販売するProxel(R)GXL製品であり、(1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン)、これは、多目的型の殺生剤である。
殺生剤は、ジョイントコンパウンド組成物において重要な成分である。殺生剤は、貯蔵寿命を高め、組成物が腐敗しないようにする。言い換えれば、殺生剤は、組成物中で、さらにそれが用いられた建造物の壁の上に、カビ、細菌および菌類のような微生物が成長しないようにする。2種の有効な工業的に容認された殺生剤の例は、以下の通りである:
トロイ・ケミカル社(Troy Chemical Corp.)が販売するTroysan(R)174製品、(2[(ヒドロキシメチル)アミノ]エタノール)であり、これは広範囲の殺生剤である;および、
ICIアメリカズ(ICI Americas)が販売するProxel(R)GXL製品であり、(1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン)、これは、多目的型の殺生剤である。
殺生剤は、一般的に、成分の総重量に基づき下限約0.05〜上限約1.0重量%の範囲の量で存在すると予想される。
クレイおよび/または雲母:
本発明によれば、ジョイントコンパウンドに使用するのに適したクレイは、天然土壌の、細粒化した、主として結晶質のあらゆる含水ケイ酸アルミニウムであり、これは通常、クレイ材料群を構成するアルカリ、アルカリ土類および鉄を含む。このような群としては、海泡石、モンモリロナイト、ベントナイト、イライト、カオリン、および、アタパルジャイトが挙げられる。好ましいクレイは、アタパルジャイトである。アタパルジャイトは、典型的には、ジョイントコンパウンドの総重量の1.5〜3.5%の範囲のレベルで用いられる。
本発明によれば、ジョイントコンパウンドに使用するのに適したクレイは、天然土壌の、細粒化した、主として結晶質のあらゆる含水ケイ酸アルミニウムであり、これは通常、クレイ材料群を構成するアルカリ、アルカリ土類および鉄を含む。このような群としては、海泡石、モンモリロナイト、ベントナイト、イライト、カオリン、および、アタパルジャイトが挙げられる。好ましいクレイは、アタパルジャイトである。アタパルジャイトは、典型的には、ジョイントコンパウンドの総重量の1.5〜3.5%の範囲のレベルで用いられる。
本発明によれば、クレイが少量で用いられる場合、すなわち、組成物の総重量に基づき、約1.0重量%またはそれ未満、好ましくは約0.75重量%またはそれ未満、より好ましくは0.5重量%またはそれ未満で用いられる場合、クレイの好ましい作用がマイナスの作用を上回ることがわかった。また、当然ながら、本発明におけるクレイの下限はゼロであることにも留意する。これらの範囲は、全ての重量、例えば軽量コンパウンドおよび重量コンパウンドに及び、本コンパウンドの望ましい特徴に応じて様々であると予想される。典型的に用いられる場合のクレイの利点は、上記の「発明の背景」の章で説明されている。配合の変化に応じて、クレイの完全な除去は(ただし、いつもではないが、本明細書で引用された例で観察されるように)、粘度が弱いジョイントコンパウンドが得られる可能性があり、このようなジョイントコンパウンドは、こて塗りする際に、こての下にジョイントコンパウンドの一定の厚さを実現することが難しい。すぐ上で引用されたクレイの低いレベルがCMCと共に用いられる場合、この起こり得る欠点は取り除かれ、クレイが低い使用レベルで存在する場合に得られる少ない亀裂、よりなめらかな肌理、および、少ない縮みのような追加の好ましい作用が維持される。
その他の成分:
改善された亀裂抵抗を有する軽量の乾燥タイプのジョイントコンパウンドが望ましい場合、その軽量の特性は、配合に特別に処理された広範なパーライトを包含させることによって、提供することができる。当業界周知であるが、この広範なパーライトは、ジョイントコンパウンドに包含しようとする場合、100メッシュのスクリーンを通過できる粒度を有するものが考えられる。広範なパーライトは、水を透過させることができる多くの微細な亀裂や割れ目を含む極めて軽量の材料であることから、それらのジョイントコンパウンドを軽量にする能力を破壊する可能性がある。結果として、このような広範なパーライトは、水に反応しなくなるような処理をされることが多い。好ましい方法は、広範なパーライトをシリコーン化合物で処理することであるが、その他の材料を用いて水に反応しなくなるようにしてもよい。特別に処理された広範なパーライトは、シルブリコ社(Silbrico Corporation)のような供給元から市販されている。未処理のパーライトが用いられる場合、製造の際や、予想されるジョイントコンパウンドの貯蔵寿命を超えた場合に、過剰な水の吸収防ぐように注意する。本明細書で説明される軽量の例を、シルブリコ製のSilCell(R)3534製品、当産業界で一般的に使用される表面処理されたパーライトを用いて製造した。このようなパーライトは、上限が約8.5重量パーセント、好ましくは6.0重量パーセントの量で用いることができる。
改善された亀裂抵抗を有する軽量の乾燥タイプのジョイントコンパウンドが望ましい場合、その軽量の特性は、配合に特別に処理された広範なパーライトを包含させることによって、提供することができる。当業界周知であるが、この広範なパーライトは、ジョイントコンパウンドに包含しようとする場合、100メッシュのスクリーンを通過できる粒度を有するものが考えられる。広範なパーライトは、水を透過させることができる多くの微細な亀裂や割れ目を含む極めて軽量の材料であることから、それらのジョイントコンパウンドを軽量にする能力を破壊する可能性がある。結果として、このような広範なパーライトは、水に反応しなくなるような処理をされることが多い。好ましい方法は、広範なパーライトをシリコーン化合物で処理することであるが、その他の材料を用いて水に反応しなくなるようにしてもよい。特別に処理された広範なパーライトは、シルブリコ社(Silbrico Corporation)のような供給元から市販されている。未処理のパーライトが用いられる場合、製造の際や、予想されるジョイントコンパウンドの貯蔵寿命を超えた場合に、過剰な水の吸収防ぐように注意する。本明細書で説明される軽量の例を、シルブリコ製のSilCell(R)3534製品、当産業界で一般的に使用される表面処理されたパーライトを用いて製造した。このようなパーライトは、上限が約8.5重量パーセント、好ましくは6.0重量パーセントの量で用いることができる。
使用場所の選択に応じて、その他の成分を本ジョイントコンパウンドの配合に用いてもよい。このような成分としては、これらに限定されないが、空気連行剤、界面活性剤、潤滑剤、pHを緩衝する塩、消泡剤、および、それらの混合物が挙げられる。
本発明は、従来技術を上回る多くの利点を有する。本発明は、限定された溶解性しか有さず、水性媒体中で極度のチキソトロピー性の挙動を示す高吸水性CMCに依存するものではない。従って、本発明は、CMC製品は使用が簡単であり、本発明の技術に基づく全ての製造元と可能性のある使用者が利用不可能な可能性のある特定のジョイントコンパウンド製造工程を必要としないという点で、米国特許第5,382,287号を上回る利点を有する。また、本発明の技術は、米国特許第5,382,287号の技術を実施する場合に必要なレベルより低いレベルの増粘剤の使用が可能である。また、証拠によれば、恐らく、より高いCMDS、すなわち0.75より大きいCMDSがさらに効率的であるということも示しており、これも、本発明の技術と第5,382,287号の特許とを区別するものである。これは、CMDSが大きくなればなるほど、CMCのイオン化されたカルボキシルと典型的にジョイントコンパウンドに見出されるカチオン性種とが反応する機会の見込みが大きくなるため、驚くべきことである。
通常、ジョイントコンパウンドは、湿潤した成分全てを合わせて、1分間混合して均質化することによって製造することができる。次に、この混合容器に、全ての固形成分のブレンドを連続的に混合しながら添加する。総計20分間以内で全体をブレンドする。別の製造元ではこの手順を改変している可能性がある。一般的に、クレイ濃度が高くなればなるほど、必要とされる混合時間は長くなる。従って、本明細書で説明されている減少したレベルのクレイの使用は、多くの場合において、この混合時間を減少させ、かつプラントの総生産量を増加させることも可能である。
本発明の実施では、CMDS>0.75であり、MwおよびDPの限定が上記で示された範囲内のCMCを用いてもよい。アクアロン(Aqualon)製品のCMC7H4XF、X33277−58−3、および、X33432−76−2(これらの全ての特性は本明細書で説明されている)、ノヴィエント(Noviant)製のCekol(R)100,000製品、および、ウォルフ(Wolff)製のWalocel(R)40,000製品(これらも本明細書で説明されている)は全て、単独または共増粘剤との併用のいずれかで、テープ状ジョイントコンパウンドにおける増粘剤として用いてもよく、ここで、上記の第二の増粘剤は、本発明の必要条件を満たしておらず、ジョイントコンパウンドにおいて単独の増粘剤として用いることができない精選されたCMC、または、ヒドロキシエチルセルロース、疎水化修飾したヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルグアール、メチルヒドロキシプロピルセルロース、誘導体化されていないグアール、当業者周知のその他の増粘剤、または、それらの組み合わせである。共増粘剤の選択と、2種(またはそれ以上)の増粘剤の割合によって、望ましいジョイントコンパウンドにレオロジーを付与するためにアタパルジャイトクレイをなお用いなければならないかどうかが決定されると予想される。例えば、7部の誘導体化されていないグアールと、3部のCekol(R)100,000製品とを用いることによって、上記増粘剤が0.6%レベルで用いられる場合、アタパルジャイトクレイの完全な除去が可能である。増粘剤ブレンドが、アクアロン製品X33432−76−2を含むグアールであり、このアクアロン製品の総使用レベルが0.6%であり、重量比で7/3の割合である場合、これも、アタパルジャイトレベルの完全な除去が可能である。これは、様々な製品(一方がCMDSが0.76であり、DPが9800のもの、他方がCMDSが0.92であり、DPが20,000のもの)が使用可能であるを示す。しかしながら、同じDPを有するが、より低いCMDS(0.62)のアクアロン製品が、上記と同じ割合でグアールを含むCMC成分である場合、ジョイントコンパウンドは著しく弱くなり、ジョイントコンパウンドが巻き上がってしまい、こて塗りが極めて難しくなると予想されるようなゲルの特徴も示す。従って、より低いCMDS(0.62)は、許容できないことがわかった。3.5部のCMC7H4XFと、1.5部のCekol100,000製品と、5.0部のグアールとからなる、使用レベル0.6%の3成分のブレンドは、アタパルジャイトを0.25%未満に減少させることができるが、正確な最適レベルはまだ決定されていない(これは、>0%のレベルに限定される)。標準重量の製品における典型的な増粘剤の使用レベルは、ジョイントコンパウンドの総重量に基づき0.4〜0.5%である。本発明の目的である増粘剤の最小限の使用レベルを決定する研究は、現在進行中である。架橋された部分的に不溶性のCMC、または、チキソトロピックなCMCのいずれか、および、その他の標準的な増粘剤(ただし、可溶性CMC、および、グアールのような共増粘剤は不使用)を用いた以前の研究では、0.45〜0.5%もの低いレベルが適切と予想されることが示された。グアール製品の性質のために、標準重量ジョイントコンパウンドにおいては、少なくとも0.45〜0.5%もの低い増粘剤の総レベルが適しており、軽量ジョイントコンパウンドにおいては、恐らく0.4%もの低い総レベルが適していると予想される。
以下の実施例で、建築産業において工業的な適応性を有する本発明の実施を説明する。部およびパーセンテージは、特に他の指定がない限り、重量に基づく。粘度を、ASTM C−474−67で定義されたブラベンダー単位(B.U.)で測定した。また、粘着性もASTM C−474−67で測定した。水平にしたパネル上で、14インチの首振り扇風機から空気をパネルを横切って45分間送り込み、続いて一晩乾燥させた後、亀裂とへこみを、数字による順位付け:なし(10)、僅少(9)、極めてわずか(8)、わずか(7)、中程度(6)、中程度〜重度(5)、または、重度(4)を用いて測定した。また、ジョイントコンパウンドの製造技術、CMDSおよびDP解析技術も以下に示す。
標準的なジョイントコンパウンドの製造技術
以下の表1に示される成分を用いて、本明細書で説明されている特性を有するジョイントコンパウンドを製造した。これらの成分を、標準的なホバート(Hobart)またはキッチン・エイド(Kitchen Aid)のプラネタリー式ブレンダーのいずれかを用いて十分に混合した。ジョイントコンパウンドを水を含む1000グラムの量で製造した。全ての液状成分を混合容器に添加し、20〜30秒間撹拌した。成分を短時間で振盪しブレンドを作製するのに十分な容積を有するジャーに各成分の必要量を量り入れることによって、全ての乾燥成分の予備的なブレンドを製造した。次に、これらの乾燥成分を、混合容器に、「オン」の位置で最も低い速度にして添加した。15秒間かけて全ての固体の添加を行った。この混合物を2分間ブレンドし、この間に粘着性のペーストが形成された。混合を止めて、混合容器の側面上と混合ブレード内の材料を掻き落とし、ペースト本体に戻した。次に、再び混合を8分間行い、その後、再び掻き落としをを行った。混合の最後の5分間は、全ての成分の完全な湿潤と均一な分配を確実にするのに必要であった。次に、このジョイントコンパウンドを覆い、16〜24時間消和させた。そこで、少し手動で混合した後に、表2および3で示されるように粘度を測定した。必要に応じて、さらに少量の水(一般的にジョイントコンパウンド全量の3重量%未満)を添加することによって、ジョイントコンパウンドの粘度を400〜425BUに減少させた。次に、ジョイントコンパウンドの試験を行った。
以下の表1に示される成分を用いて、本明細書で説明されている特性を有するジョイントコンパウンドを製造した。これらの成分を、標準的なホバート(Hobart)またはキッチン・エイド(Kitchen Aid)のプラネタリー式ブレンダーのいずれかを用いて十分に混合した。ジョイントコンパウンドを水を含む1000グラムの量で製造した。全ての液状成分を混合容器に添加し、20〜30秒間撹拌した。成分を短時間で振盪しブレンドを作製するのに十分な容積を有するジャーに各成分の必要量を量り入れることによって、全ての乾燥成分の予備的なブレンドを製造した。次に、これらの乾燥成分を、混合容器に、「オン」の位置で最も低い速度にして添加した。15秒間かけて全ての固体の添加を行った。この混合物を2分間ブレンドし、この間に粘着性のペーストが形成された。混合を止めて、混合容器の側面上と混合ブレード内の材料を掻き落とし、ペースト本体に戻した。次に、再び混合を8分間行い、その後、再び掻き落としをを行った。混合の最後の5分間は、全ての成分の完全な湿潤と均一な分配を確実にするのに必要であった。次に、このジョイントコンパウンドを覆い、16〜24時間消和させた。そこで、少し手動で混合した後に、表2および3で示されるように粘度を測定した。必要に応じて、さらに少量の水(一般的にジョイントコンパウンド全量の3重量%未満)を添加することによって、ジョイントコンパウンドの粘度を400〜425BUに減少させた。次に、ジョイントコンパウンドの試験を行った。
CMC製品のCMDSの測定
CMC製品を水に溶解させ、2モル濃度のトリフルオロ酢酸(TFA)で加水分解した。次に、CMC/TFA溶液をアルゴンでパージし、次に、キャップされたチューブ中で、加熱ブロックに120℃で8時間置いた。次に、加水分解されたCMC窒素流を用いてを乾燥させた。この材料をCMC単糖類混合物と称する。これを、標準的な液体クロマトグラフィー技術によって、カルボキシメチル置換に関して解析し、CMDSを得た。
CMC製品を水に溶解させ、2モル濃度のトリフルオロ酢酸(TFA)で加水分解した。次に、CMC/TFA溶液をアルゴンでパージし、次に、キャップされたチューブ中で、加熱ブロックに120℃で8時間置いた。次に、加水分解されたCMC窒素流を用いてを乾燥させた。この材料をCMC単糖類混合物と称する。これを、標準的な液体クロマトグラフィー技術によって、カルボキシメチル置換に関して解析し、CMDSを得た。
CMC製品の重合度の測定
まず、水性の移動相(pH8.5の希酢酸リチウムからなる)中でポリマーをサイズ排除クロマトグラフィー分離することによって、CMCの相対分子量を決定した。Mwの検定は、標準として狭い分布のポリ(エチレンオキサイド)とポリ(エチレングリコール)(PEO/PEG)を用いて行われた。解析は定量的であり、Mw値は絶対的ではないが、PEO/PEG検定に相対的である。従って、必要な重量平均分子量(Mw)は、ダルトンPEOとして示された。この方法をCMCにも適用した。
まず、水性の移動相(pH8.5の希酢酸リチウムからなる)中でポリマーをサイズ排除クロマトグラフィー分離することによって、CMCの相対分子量を決定した。Mwの検定は、標準として狭い分布のポリ(エチレンオキサイド)とポリ(エチレングリコール)(PEO/PEG)を用いて行われた。解析は定量的であり、Mw値は絶対的ではないが、PEO/PEG検定に相対的である。従って、必要な重量平均分子量(Mw)は、ダルトンPEOとして示された。この方法をCMCにも適用した。
解析プロトコール
4オンスのジャーで、320mlの脱イオン水に6mgの固形CMCを溶解させ、一晩撹拌することによって、CMC溶液を製造した。この溶液に、30mlの強度が2倍の移動相を添加し、次に、さらに1時間撹拌した。この溶液をろ過し、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)で解析した。一次的な検出器は、ヒューレット・パッカード(Hewlett−Packard)の1047A示差屈折計であった。この、分子量を測定するための特定のSEC方法論により、重量平均分子量(Mw)が得られた。このMwを、同じ置換を有するグルコース単位の分子量で割って、重合度を得られた。従って、DPは、重量平均重合度(DPW)であり、これは、本明細書においては簡単にするためにDPと称する。
4オンスのジャーで、320mlの脱イオン水に6mgの固形CMCを溶解させ、一晩撹拌することによって、CMC溶液を製造した。この溶液に、30mlの強度が2倍の移動相を添加し、次に、さらに1時間撹拌した。この溶液をろ過し、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)で解析した。一次的な検出器は、ヒューレット・パッカード(Hewlett−Packard)の1047A示差屈折計であった。この、分子量を測定するための特定のSEC方法論により、重量平均分子量(Mw)が得られた。このMwを、同じ置換を有するグルコース単位の分子量で割って、重合度を得られた。従って、DPは、重量平均重合度(DPW)であり、これは、本明細書においては簡単にするためにDPと称する。
ジョイントコンパウンドの性能の例
表1に、本発明の範囲を説明するために用いられる具体的なジョイントコンパウンド配合を示す。従来の「標準重量」(「重量」)ジョイントコンパウンドは、12〜15ポンド/ガロン(ppg)の範囲の濃度を有し、一方で、軽量ジョイントコンパウンドは、7〜11ppgの範囲の濃度を有する。ジョイントコンパウンドにおける活性物質としてのCMCの有用性を説明し、このようなCMCの有用性の限界を定義するために、21の実施例を計画した。
表1に、本発明の範囲を説明するために用いられる具体的なジョイントコンパウンド配合を示す。従来の「標準重量」(「重量」)ジョイントコンパウンドは、12〜15ポンド/ガロン(ppg)の範囲の濃度を有し、一方で、軽量ジョイントコンパウンドは、7〜11ppgの範囲の濃度を有する。ジョイントコンパウンドにおける活性物質としてのCMCの有用性を説明し、このようなCMCの有用性の限界を定義するために、21の実施例を計画した。
本明細書において、特に表の脚注のような他の指定がない限り、全てのジョイントコンパウンドは、ウォールボード上で容易にこて塗りや、しわ伸ばしができるという優れた初期特性を示すものと仮定することができる。いくつかは短時間のエージングで変化したが、これは、必要に応じて示されている。
実施例1〜9−標準重量ジョイントコンパウンド
以下の表2は、実施例の具体的な成分と、粘度(BU)、亀裂、へこみ、肌理および粘着性の試験の結果を示す。
以下の表2は、実施例の具体的な成分と、粘度(BU)、亀裂、へこみ、肌理および粘着性の試験の結果を示す。
実施例1は、増粘剤としてCulminal(R)MHPC20000PFRを用いたコントロールである。亀裂とへこみは、辛うじて許容できる程度である。他の研究では、様々な化学分野のその他のCulminalMHPC製品を用いたところ、これらの2つの特性における改善が示されている。
実施例2は、グアール+CMC7H4XF(2%アタパルジャイトクレイを含む)では、粒子が粗くて高粘度の、エージングでさらに劣化するジョイントコンパウンドが得られることを示す。注目すべきことは、過去の経験、例えば上記で引用された特許参考文献の0.4%は不十分な可能性があることを示す研究から得られた経験に基づき、総計0.4%ではなく0.6%の増粘剤を用いたことである。0.6%は過剰である。実施例2Aは、増粘剤の総量が0.5%に減少した場合、ジョイントコンパウンドの特性を示す。このジョイントコンパウンドはそれでもなお、粒子の粗い肌理を持っていたことが観察された。その粘度は、760(実施例2)から600BUに落ちたが、エージングすると、粘度は高くなりすぎ、2Aの肌理が増粘化し、実施例2ほど悪くはないが、その有用性を損なうには十分であった。増粘剤の総量を0.4%に減少させた場合(実施例2B)、最初のうちは、ジョイントコンパウンドはわずかに弱く、垂れ下り抵抗がなく、こてからウォールボードへの移動が困難であった。まもなく、CMCとアタパルジャイトとの相互作用により降伏応力(ゲルの特徴)が容認し難い程増加した。この挙動は意外なことではなく、その他のCMC製品で、アタパルジャイトクレイを当産業界で用いられる典型的なレベルで用いた場合にすでに指摘されている。CMCを有用なジョイントコンパウンド増粘剤とするために、アタパルジャイトのレベルは、著しく低くしなければならないと結論付けられる。
実施例3では、クレイを0.25%に低くした効果(その他の条件は実施例2と同一)を示す。総計で0.6%の増粘剤、CMC7H4XF+グアールを用いた。ジョイントコンパウンドの粘度は550BUであり、わずかに粒子の粗い肌理であり、粘着性、亀裂およびへこみ抵抗は極めて優れていた。短時間のエージングで、ジョイントコンパウンドはわずかに増粘化し、これは、3日後でも、極めて高粘度で使用に適さない実施例2および2A、ならびに、きわめてわずかに増粘化した2Bと比較して、使用に適しており、優れた特性を有していた。
特にグアール製品とブレンドされた場合の、ジョイントコンパウンドにおけるCMC製品の有用性の範囲を決定するために、実施例4、5および6を試験した。グアールは、ペースト状で製品を塗り広げるのが困難な傾向があるため、ジョイントコンパウンド製造者に容認されていなかった。これらの実施例によって、グアールは、2種の著しく異なるCMC製品:アクアロンCMCX33432−76−2(CMDS=0.92,DP=20,000)、および、X33277−58−3(CMDS=1.12,DP=15,600)とブレンドされた場合、グアールを用いて極めて優れた特性を有する良質のジョイントコンパウンドを得ることができることが示される。実施例4(グアールとアクアロンCMCX33432−76−2の50:50ブレンドで増粘化した)は、粘着性などの優秀な特性を示す極めて優れたジョイントコンパウンドである。実施例5(アクアロンCMCX33277−58−3を含む)は、実施例4に極めて類似している;その唯一の欠点は、わずかに高粘度の触感である。このわずかな欠点を排除するために、増粘剤の総量を、0.5%に減少させた(実施例6)。このジョイントコンパウンドは、高粘度の触感またはゴム様の触感を有さずに、上記の好ましい特色を全て有する。これはまた、クレイ0.25%だけ含む。また、コントロールと2%クレイを含む実施例に対して、大幅に改善された亀裂とへこみも注目に値する。グアールが単独の増粘剤である場合、ジョイントコンパウンドは不安定になると、存在するその他の成分、および、ジョイントコンパウンドがどのように製造されたか(例えば、混合、予備ブレンドまたは主要成分それぞれの添加の時間)に依存する時点で、離液(にじみ)が発生することを特筆する。この不要な欠点は、CMCが存在する場合では起こらない。
実施例7および7Aは、クレイの非存在下で、グアールとCMCとのブレンドを用いてもよいことを示す。これらの2つの実施例において、ノヴィエントのCekol(R)100,000製品(CMDS=0.76,DP=9800)を、総計0.6%の増粘剤レベルで用いた。実施例4〜6(0.25%クレイを含む)で得られたものと、レオロジーがわずかに異なっていた。実施例7および7Aの製品は、低い粘度を有し、ゆるい。しかしながら、これらの特性は、気候が寒い傾向の地域では好ましいはことが多く、このような「ゆるい」ジョイントコンパウンドは、典型的には、温度が夏期平均より下に低下するにつれて粘度が増すと予想されるためである。実施例7Aは、雲母の除去は、ジョイントコンパウンドの特性に著しい影響を与えなかったことを示し、唯一の明白な変化は、すでに低いレベルの亀裂に極めてわずかな増加がみられることであった。実施例1を参照すると、5%雲母を含み、CMC非含有のコントロールは、より大きい亀裂の出現がみられることに気付く。
実施例8および8Aは、CMCを、ジョイントコンパウンドにおいて単独の増粘剤として用いてもよいことを示す。ジョイントコンパウンドの表面は、クレイの非存在下では、適切な防御装置がないと乾燥しきってしまう傾向がある;および、一般的に、弱い粘度が明らかである。本発明で用いられるCMCは、上述のアクアロンX33277−58−3、および、7H4XF(70:30の割合で)であった。アクアロン製のX33277−58−3製品は、実施例7および7Aで用いられたノヴィエント製のCekol100,000製品の性能とよく適合している。実施例8は、10週間を過ぎており、それが製造時に有していたレオロジーの特徴を保持しており、増粘性ではない、または、ゴム状に戻ってはおらず、その表面は、乾燥の兆候を示さない。実施例8Aは、典型的な2%のクレイレベルによって、どのように上記のジョイントコンパウンドが急速にゴム様に戻るかを示す。3日未満で、実施例8Aは、弾性でゴム様の粘稠度を有し、流動しなくなり、塗り広げられなくなった。これらの特性は、ジョイントコンパウンドを混合したりせん断したりしても排除できなかった。その他のジョイントコンパウンドの可変値に応じて、1.0%は過剰であり、0.75%は許容でき、0.5%は一般的に許容できることが決定された。レベル<0.5%で、ジョイントコンパウンドに許容できない特性が付与された例はなかった。
実施例9
この実施例は、増粘剤のパッケージの一部としてグアールを使用することが好ましいが、必須ではないことを説明する。所定の配合で特定の改善を行うために共増粘剤が必要だと思われる場合、CMCを含むMHPCが、優秀な特性をジョイントコンパウンドに付与する。その他の従来の研究では、Nexton(R)HMHECポリマーもまた、CMCを併用するとよく性能を発揮することが示されている。これらに限定されないが、ヒドロキシエチルセルロース、Nexton HMHEC、メチルヒドロキシエチルセルロース、および、誘導体化されたグアールエーテルなどのその他の典型的なジョイントコンパウンドの増粘剤/レオロジー改質剤を併用した、本発明の開示で用いられるその他のタイプのCMCで、同じ結果が示されると予想される。
この実施例は、増粘剤のパッケージの一部としてグアールを使用することが好ましいが、必須ではないことを説明する。所定の配合で特定の改善を行うために共増粘剤が必要だと思われる場合、CMCを含むMHPCが、優秀な特性をジョイントコンパウンドに付与する。その他の従来の研究では、Nexton(R)HMHECポリマーもまた、CMCを併用するとよく性能を発揮することが示されている。これらに限定されないが、ヒドロキシエチルセルロース、Nexton HMHEC、メチルヒドロキシエチルセルロース、および、誘導体化されたグアールエーテルなどのその他の典型的なジョイントコンパウンドの増粘剤/レオロジー改質剤を併用した、本発明の開示で用いられるその他のタイプのCMCで、同じ結果が示されると予想される。
実施例10〜15−軽量ジョイントコンパウンド
実施例10〜15は、軽量のパーライトを含む配合におけるCMCの使用の利点と限定を示す。このようなジョイントコンパウンドの特性を以下に示す。以下の表3に、各実施例の具体的な成分、ならびに、粘度(BU)、亀裂、へこみ、肌理および粘着性の試験の結果を示す。
実施例10〜15は、軽量のパーライトを含む配合におけるCMCの使用の利点と限定を示す。このようなジョイントコンパウンドの特性を以下に示す。以下の表3に、各実施例の具体的な成分、ならびに、粘度(BU)、亀裂、へこみ、肌理および粘着性の試験の結果を示す。
以下の定義は、表2および3で用いられる成分を説明している。
CMCタイプ:
(1)X33432−76−2,アクアロン,CMDS=0.92,DP=20,000
(2)CMC7H4XF,アクアロン,CMDS=0.78,DP=7500
(3)Cekol100,000,ノヴィエント,CMDS=0.76,DP=9800
(4)X33277−58−3,アクアロン,CMDS=1.12,DP=15,600
(5)Walocel40000,ウォルフ,CMDS=0.78,DP=9800。
(1)X33432−76−2,アクアロン,CMDS=0.92,DP=20,000
(2)CMC7H4XF,アクアロン,CMDS=0.78,DP=7500
(3)Cekol100,000,ノヴィエント,CMDS=0.76,DP=9800
(4)X33277−58−3,アクアロン,CMDS=1.12,DP=15,600
(5)Walocel40000,ウォルフ,CMDS=0.78,DP=9800。
共増粘剤:
Galactosol20H5F1グアール
Culminal:MHPC20000PFR(標準重量ジョイントコンパウンド)
Methocel:J75MS(軽量ジョイントコンパウンド)。
Galactosol20H5F1グアール
Culminal:MHPC20000PFR(標準重量ジョイントコンパウンド)
Methocel:J75MS(軽量ジョイントコンパウンド)。
数字による順位付け:亀裂とへこみ:
10:なし
9:トレース
8:極めてわずか
7:わずか
6:中程度
5:中程度〜重度
4:重度
肌理:sm=なめらかな、
gr=粒子の粗い。
(sl.=わずかに)
粘着性:%基準、紙テープの石膏ウォールボードへの接着の尺度。
10:なし
9:トレース
8:極めてわずか
7:わずか
6:中程度
5:中程度〜重度
4:重度
肌理:sm=なめらかな、
gr=粒子の粗い。
(sl.=わずかに)
粘着性:%基準、紙テープの石膏ウォールボードへの接着の尺度。
実施例10は、ダウ(Dow)のMethocel(R)J75MSが増粘剤/レオロジー改質剤である場合の、ジョイントコンパウンドの特性を示すコントロール実施例である。このジョイントコンパウンドは、ほとんどの観点において許容できる。粘着性は、80%であることがわかり、この値は、一般的に、多くの人々によって、商品として許容できるジョイントコンパウンドにとって絶対的な最小限であるとみなされている。
実施例11および11Aは、CMC7H4XFがクレイの非存在下における増粘剤である場合、ジョイントコンパウンドに付与される特性を示す。ジョイントコンパウンドは、製造時には、高粘度の肌理を有し;24時間で、このジョイントコンパウンドは塗り広げが不可能なレベルまで増粘化する。希釈するか、または、より多くの水を用いて製造した場合でも、より低い程度ではあるが、このような増粘はなお発生する。このようなジョイントコンパウンドは、製造後5〜6時間以内で用いられる場合、かつそのような場合に限り、使用可能と予想される。(このようなジョイントコンパウンドの特性は、この時間枠の範囲内で測定された)。実施例11Aは、CMC濃度を0.5%に減少させることにより、コントロールを用いて得られた粘着性に等しい、わずかな粘着性の減少が起こることを示す。これは表3には示されていないが、0.5%のCMCレベルが、エージングの際の安定性を改善したことを強調する。しかしながら、わずかな程度増粘化しているジョイントコンパウンドは、3日間エージングした後でも使用可能であり、容易に塗り広げられる。このようなジョイントコンパウンドは、粘度の増加にもかかわらず(580BU)、なお垂れ下り抵抗(粘度)を損なっている。CMDSが0.9未満のその他のCMC実施例を用いたところ、同様の結果が得られた。最小値のCMDSが0.76以下のCMCは、軽量ジョイントコンパウンドに満足な特性を付与できることが多く、エージングの際に適度に安定であると結論づけられる。加えて、実施例12(以下参照)は、を示す0.92のCMDSは、最初のうち、および、(表3には示されていないが、本明細書で述べる)エージングの際に、軽量ジョイントコンパウンドに必要な特性を付与すると予想される。また、CMDSが1.12のCMCは、本発明の実施例に類似した挙動を示すこともわかった。CMDSが1.12のCMCは、より低い粘度、分子量およびDPを有する;従って、CMDSが0.92のCMCを用いて得られた特性に正確に合わせるには、CMC含量または水レベルいずれかの調節が必要と予想される。また、1.12のCMDSでも、経時的に安定なジョイントコンパウンドが得られる。
実施例12および12Aは、クレイの非存在下でCMDSを0.92に高めることの好ましい効果を示す。実施例11および11Aで観察されたのと異なり、これらのジョイントコンパウンドは、初期とエージングの後に、優秀な特性を有していた。コントロールを上回って、粘着性が優秀であり、へこみが改善された。
実施例13は、同じCMCを用いた共増粘剤としてのグアールの有用性を説明する。このジョイントコンパウンドも十分に許容でき、同じ増粘剤濃度だが、100%のCMCである上記の実施例12を用いて得られたジョイントコンパウンドよりも、わずかに高粘度の触感を有する。垂れ下り抵抗は、実施例13よりわずかに優れている;自動化されたツールを使用するためにジョイントコンパウンドを希釈した場合に、塗布性において違いが見られる可能性がある。当然ながら、何を優先するかは、使用者(および製造元)の個人的な優先傾向の問題だが、本明細書においてグアールによる違いがあることのみを述べる。
実施例14および15は、ジョイントコンパウンドを高粘度化するために、CMC+グアー、または、CMC+MHPCのいずれかの組合せが用いられる場合の、0.75%レベルのクレイの存在下で得られた特性を説明する。これらはいずれも、優秀な特性を有する。それらのレオロジー特性は、クレイの存在によって異なる。これらのいずれかが選択されるかも、個人的な優先傾向の問題である。クレイを1%レベルに増加させた場合、多少の不安定とざらつきがみられる。CMCが、増粘剤のパッケージの全部または一部である場合、クレイのレベルは、ジョイントコンパウンドの特性を最大化するために、約0.75%を超えるべきではないと結論付ける。また、クレイの非存在下で許容できる特性が得られたことも示された。レオロジーが異なるが、何を優先させるかは個人的な選択の問題である。また、CMCを含む増粘剤の使用レベルを、0.4%もの低いレベルに低めることが可能であることも観察された。
本発明を具体的な実施形態に関して説明したが、当然ながら、これらは限定するものではなく、本発明の範囲、意図および本質を逸脱することなく多くの変化形および改変(特にポリマーのブレンドについて)が可能である。
Claims (38)
- 結合剤、増粘剤系、充填剤、水および殺生剤を含むレディーミックスの乾燥タイプのテープ状ジョイントコンパウンド組成物であって、該増粘剤系は、置換度(DS)の下限が0.76であり、重合度(DP)の下限が1,000の非架橋ナトリウムカルボキシメチルセルロース(CMC)を含み、組成物の総重量に基づき0.01〜0.6重量%の量で存在する、上記組成物。
- 前記増粘剤系は、DSの下限0.78を有する非架橋CMCである、請求項1に記載のレディーミックスの乾燥タイプのテープ状ジョイントコンパウンド組成物。
- 前記増粘剤系は、DSの下限0.90を有する非架橋CMCである、請求項1に記載のレディーミックスの乾燥タイプのテープ状ジョイントコンパウンド組成物。
- 前記増粘剤系は、DSの上限1.5を有する非架橋CMCである、請求項1に記載のレディーミックスの乾燥タイプのテープ状ジョイントコンパウンド組成物。
- 前記増粘剤系は、DSの上限1.2を有する非架橋CMCである、請求項1に記載のレディーミックスの乾燥タイプのテープ状ジョイントコンパウンド組成物。
- 前記増粘剤系は、DPの下限5,000を有する非架橋CMCである、請求項1に記載のレディーミックスの乾燥タイプのテープ状ジョイントコンパウンド組成物。
- 前記増粘剤系は、DPの下限6,000を有する非架橋CMCである、請求項1に記載のレディーミックスの乾燥タイプのテープ状ジョイントコンパウンド組成物。
- 前記増粘剤系は、DPの上限25,000を有する非架橋CMCである、請求項1に記載のレディーミックスの乾燥タイプのテープ状ジョイントコンパウンド組成物。
- 前記増粘剤系は、DPの上限20,000を有する非架橋CMCである、請求項1に記載のレディーミックスの乾燥タイプのテープ状ジョイントコンパウンド組成物。
- 前記増粘剤系は、その他の市販のCMC製品とブレンドされた非架橋CMCであり、該CMCは、標準的なクレイを含むジョイントコンパウンドの特性が付与されているが、いかなるクレイも存在しない、請求項1に記載のレディーミックスの乾燥タイプのテープ状ジョイントコンパウンド組成物。
- 前記CMCブレンドは、CMDSが0.75未満のCMCを含む、請求項10に記載のレディーミックスの乾燥タイプのテープ状ジョイントコンパウンド組成物。
- 前記増粘剤系は、エチルヒドロキシエチルセルロース(EHEC)、ヒドロキシエチルセルロース(HEC)、疎水化修飾したヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、メチルヒドロキシエチルセルロース(MHEC)、ヒドロキシプロピル、グアール、および、誘導体化されていないグアールからなる群より選択される共増粘剤を含む、請求項1に記載のレディーミックスの乾燥タイプのテープ状ジョイントコンパウンド組成物。
- 前記増粘剤系の量の下限は、0.3重量%である、請求項1に記載のレディーミックスの乾燥タイプのテープ状ジョイントコンパウンド組成物。
- 前記結合剤は、ポリビニルアルコール、エチレン酢酸ビニルのラテックス、ポリ(酢酸ビニル)ラテックス、スターチ、カゼイン、ポリアクリルアミド、および、アクリルアミドとアクリル酸とのコポリマーからなる群より選択される、請求項1に記載のレディーミックスの乾燥タイプのテープ状ジョイントコンパウンド組成物。
- 前記結合剤は、下限が約1.0重量%、および、上限が約3.0重量%の量で存在する、請求項14に記載のレディーミックスの乾燥タイプのテープ状ジョイントコンパウンド組成物。
- 前記結合剤は、約2.5重量%の量で存在する、請求項15に記載のレディーミックスの乾燥タイプのテープ状ジョイントコンパウンド組成物。
- 前記充填剤は、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム二水和物、および、ドロマイト質石灰石、および、それらの混合物からなる群より選択される、請求項1に記載のレディーミックスの乾燥タイプのテープ状ジョイントコンパウンド組成物。
- 前記充填剤は、炭酸カルシウムである、請求項17に記載のレディーミックスの乾燥タイプのテープ状ジョイントコンパウンド組成物。
- 前記充填剤の量の下限は、約45重量%である、請求項1に記載のレディーミックスの乾燥タイプのテープ状ジョイントコンパウンド組成物。
- 前記充填剤の量の下限は、約50重量%である、請求項1に記載のレディーミックスの乾燥タイプのテープ状ジョイントコンパウンド組成物。
- 前記充填剤の量の上限は、約65重量%である、請求項1に記載のレディーミックスの乾燥タイプのテープ状ジョイントコンパウンド組成物。
- 望ましいpH8〜10を維持するために、pH調節剤が存在する、請求項1に記載のレディーミックスの乾燥タイプのテープ状ジョイントコンパウンド組成物。
- 前記殺生剤は、2[(ヒドロキシメチル)アミノ]エタノール、および、1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オンからなる群より選択される、請求項1に記載のレディーミックスの乾燥タイプのテープ状ジョイントコンパウンド組成物。
- 前記殺生剤は、下限の量が約0.05〜約1.0重量%で存在する、請求項23に記載のレディーミックスの乾燥タイプのテープ状ジョイントコンパウンド組成物。
- クレイもしくは雲母、または、それらの混合物が存在する、請求項1に記載のレディーミックスの乾燥タイプのテープ状ジョイントコンパウンド組成物。
- 前記クレイが存在しており、前記クレイは、海泡石、モンモリロナイト、ベントナイト、イライト、カオリン、および、アタパルジャイトからなる群より選択される、請求項25に記載のレディーミックスの乾燥タイプのテープ状ジョイントコンパウンド組成物。
- 前記クレイはアタパルジャイトである、請求項26に記載のレディーミックスの乾燥タイプのテープ状ジョイントコンパウンド組成物。
- 前記クレイは、上限1.0重量%の量で存在する、請求項25に記載のレディーミックスの乾燥タイプのテープ状ジョイントコンパウンド組成物。
- 前記クレイは、上限0.75重量%の量で存在する、請求項25に記載のレディーミックスの乾燥タイプのテープ状ジョイントコンパウンド組成物。
- 前記クレイは、上限0.50重量%の量で存在する、請求項25に記載のレディーミックスの乾燥タイプのテープ状ジョイントコンパウンド組成物。
- 前記雲母は、上限1.5重量%の量で存在する、請求項25に記載のレディーミックスの乾燥タイプのテープ状ジョイントコンパウンド組成物。
- パーライトが存在する、請求項1に記載のレディーミックスの乾燥タイプのテープ状ジョイントコンパウンド組成物。
- 前記パーライトは、上限8.5重量%の量で存在する、請求項1に記載のレディーミックスの乾燥タイプのテープ状ジョイントコンパウンド組成物。
- 前記パーライトは、上限6.0重量%の量で存在する、請求項1に記載のレディーミックスの乾燥タイプのテープ状ジョイントコンパウンド組成物。
- 空気連行剤、界面活性剤、潤滑剤、消泡剤、および、それらの混合物からなる群より選択される少なくとも1種のその他の成分が存在する、請求項1に記載のレディーミックスの乾燥タイプのテープ状ジョイントコンパウンド組成物。
- 前記組成物の濃度は、7〜11ポンド/ガロン(ppg)である、請求項1に記載のレディーミックスの乾燥タイプのテープ状ジョイントコンパウンド組成物。
- 前記組成物の濃度は、12〜15ppgである、請求項1に記載のレディーミックスの乾燥タイプのテープ状ジョイントコンパウンド組成物。
- 前記水は、ブラベンダー単位(BU)が約300〜約700のジョイントコンパウンド組成物の粘度を提供するのに十分な量で存在する、請求項1に記載のレディーミックスの乾燥タイプのテープ状ジョイントコンパウンド組成物。
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