JP2007502038A6 - データネットワークの1つの参加者をパイロットマスタとして定める方法 - Google Patents
データネットワークの1つの参加者をパイロットマスタとして定める方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007502038A6 JP2007502038A6 JP2006522209A JP2006522209A JP2007502038A6 JP 2007502038 A6 JP2007502038 A6 JP 2007502038A6 JP 2006522209 A JP2006522209 A JP 2006522209A JP 2006522209 A JP2006522209 A JP 2006522209A JP 2007502038 A6 JP2007502038 A6 JP 2007502038A6
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pilot
- master
- data network
- participant
- time interval
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000007689 inspection Methods 0.000 claims description 18
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 13
- 238000004590 computer program Methods 0.000 claims description 13
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 12
- 230000000694 effects Effects 0.000 claims 1
- 230000002085 persistent Effects 0.000 claims 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 230000001419 dependent Effects 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
Images
Abstract
本発明は,データネットワークの複数の参加者から1つの参加者,特に送受信機をパイロットトーンを送出するパイロットマスタとして決定し,データネットワークの他の参加者が当該パイロットトーンに自らを同期させることができるようにする方法に関する。従来技術においては,パイロットトーンは典型的に所定の参加者(パイロットマスタ)または別途に設けられたパイロットトーン生成機によって送出される。しかし,パイロットマスタまたは別途に設けられたパイロットトーン生成機が故障した場合,通信機能を維持できなくなるという問題を有する。本発明に基づく方法は,本問題を解決するために,所定の1つの参加者または別途に設けられたパイロットトーン生成機ではなく,データネットワークの少なくとも2つ,望ましくは全参加者がパイロットマスタになり得るように形成されており,これにより故障したパイロットマスタを代替することができる,という利点を有する。
【選択図】図2
【選択図】図2
Description
本発明は,データネットワークの複数の参加者(Teilnehmer)から1つの参加者,特に送受信機をパイロットトーンを送出するパイロットマスタとして決定し,データネットワークの他の参加者が当該パイロットトーンに自らを同期させることができるようにする方法に関する。
本発明は,当該方法の他に,当該方法を実施するコンピュータプログラム,当該コンピュータプログラムを有するデータ媒体,および当該方法を実施させうるデータネットワークに関する。
従来技術として,バスシステムの所定の参加者または別途に設けられたパイロットトーン生成機にパイロットトーンを送出させることにより,当該パイロットトーンにバスシステムの他の参加者が自らを同期させることができるバスシステムが周知である。しかし,当該周知の方法またはバスシステムは,パイロットトーンを送出する参加者(パイロットマスタ)または別途に設けられたパイロットトーン生成機が故障した場合,バスシステム全体の機能を維持できなくなるという欠点を有する。
上述した従来技術に基づく本発明の課題は,最新のパイロットマスタまたは別途に設けられたパイロットトーン生成機が故障した場合でも,データネットワークの機能を維持するために,1つの参加者をパイロットマスタとして定める方法,ならびに当該方法を実施するコンピュータプログラム,当該コンピュータプログラムを有するデータ媒体,および当該方法を実施させうるデータネットワークを提供することにある。
本発明の課題は,少なくとも2つの参加者がパイロットマスタになり得るように形成され,少なくともパイロットマスタになり得る参加者は,各々に個別に割当てられたランダム長の検査タイムインターバルの間,データネットワークで他の参加者により生成された外部のパイロットトーンが送信されるかを検査し,検査タイムインターバルの間にデータネットワークで外部のパイロットトーンが検出されず,かつパイロットマスタになり得る他の参加者に割当てられた検査タイムインターバルと比べて,自らに割当てられた検査タイムインターバルが最早で経過したパイロットマスタになり得る参加者が事実上の(一時的な)パイロットマスタとなり,ランダム長の検査タイムインターバルの経過後にパイロットトーンを送出することによって解決することができる。
本発明に係る外部のパイロットトーンとは,データネットワークの他の参加者から送出されるパイロットトーンである。
本発明に基づく方法は,所定の1つの参加者または別途に設けられたパイロットトーン生成機ではなく,データネットワークの少なくとも2つ,望ましくは全参加者がパイロットマスタになり得るように形成されており,これにより故障したパイロットマスタを代替することができる,という利点を有する。参加者は,望ましくは本発明に基づく方法により,新たなパイロットマスタ状態を互いに定めることができ,さらに,それによって外部の制御または設定に依存することがない。本発明に基づく方法の実施に際しては,従来技術で必要とされたような,別途に設けられたパイロットトーン生成機も,1つの参加者をパイロットマスタとして最初から定めることも必要とされないことが望ましい。データネットワークでパイロットマスタになり得る全参加者は,原則的にパイロットマスタ状態を取得しうるのみならず,パイロットマスタ状態の取得に関して同等の権利を付与されている。パイロットマスタ状態の最終的な事実上の取得は,ランダム理論,より詳しくは各々の参加者に個別に割当てられたランダム長の検査タイムインターバル(time slice)に基づいて決定される。本発明に基づく方法によれば,複数の参加者が潜在的にパイロットマスタとなり得るため,システム信頼性は著しく向上する。よって,本発明に基づく方法によれば,データネットワークにおけるパイロットトーンの故障およびそれに伴う通信障害を可能な限り排除することができる。
パイロットマスタになり得る複数の参加者が同時にパイロットマスタ状態の取得を要求することがないように,本発明の第1の実施形態によれば,まず潜在的にパイロットマスタになり得る1つの参加者が一時的なパイロットマスタ状態を許可され,その間にデータネットワークで外部のパイロットトーンの存在がさらに正確に検査される。一時的なパイロットマスタは,一時的なパイロットマスタ状態を所定の回数占めることによって初めて,永続的なパイロットマスタとして機能することを許可される。
一時的なパイロットマスタ状態で,一時的なパイロットマスタは,パイロットトーンの送出を反復的に中断し,送信の中断中にネットワークで外部のパイロットトーンの存在を検査する。この検査は,パイロットトーン送出の終了後,遅延時間が経過した後に初めて実施されることが望ましく,これにより一時的なパイロットマスタが自ら送出したパイロットトーンを外部のパイロットトーンとして検出することを回避しうる。
一時的なパイロットマスタ状態から永続的なパイロットマスタ状態への参加者の移行は,データネットワークの他の参加者に対して認識信号を,できればピン信号の形式で送出することによって通知されることが望ましい。特にこのピン信号の認識後,他の全参加者は,まず一時的なスレーブ状態に移行し,永続的なパイロットマスタから送出されるパイロットトーンに自らを同期させる。
一時的なパイロットマスタは,一時的なパイロットマスタ状態において,上述した送信の中断中にデータネットワークで外部のパイロットトーンを検出した場合,一時的なスレーブ状態に移行する。そして,スレーブ状態にある他の参加者と同様に,データネットワークで外部のパイロットトーンが送信されるか,特に他の参加者からピン信号が送出されるかを検査する。そして,この状況では,原則的に一時的なパイロットマスタも永続的なパイロットマスタも決定されず,マスタ競合(masterfight)と称されるこの方法が始めから開始される。
本方法の他の望ましい実施形態は,従属請求項の対象とされている。
上述した本発明の課題は,さらに,本発明に基づく当該方法を実施するコンピュータプログラム,当該コンピュータプログラムを有するデータ媒体,および当該方法を実施させうるデータネットワークによって解決されうる。これらの解決策の利点は,上述した本発明の方法に係る利点と同様である。さらに,本方法は,バスシステム,例えばCAN(Controller Area Network)バスシステムとして形成されるデータネットワークのみならず,データ伝送可能な電力供給線(Power Communication),すなわち電力通信線(Energieversorgungsleitung)にも適用されうる。
本発明は,記述的な2つの図面を参照しつつ以下のとおり詳細に説明される。
図1は,データネットワークの複数の参加者から1つの参加者,特に送受信機をパイロットトーンを送出するパイロットマスタとして決定し,データネットワークの他の参加者が当該パイロットトーンに自らを同期させることができるようにする方法を説明するものである。図1に示す方法は,データネットワークの各々の参加者に適用されうるものであり,データネットワークの全参加者が同様に遂行しうるものである。
方法の出発点は,該当する参加者のリセット状態である。当該参加者は,処理ステップS1のリセット状態を経た後,初期化ステップS2に移行し,次の処理ステップS3のスタンバイ状態に移行する。
スタンバイ状態は,当該参加者の初期状態として図2にも示されている。図2は,本発明に基づく方法を実施する間,すなわちマスタ競合を実施する間に各々の参加者がとりうる状態を極めて概略的に示すものである。スタンバイ状態の他にスレーブ状態またはパイロットマスタ状態があり,パイロットマスタ状態では,当該参加者がパイロットトーンをネットワークに送出し,ネットワークの他の参加者が当該パイロットトーンに自らを同期させることができる。上述した当該参加者がとりうる状態間における状態遷移は,図2に丸数字からなる参照記号で示されている。同様の参照符号が図1にも示されており,図2に示す状態遷移は,図1に示す処理ステップに対応づけられている。
処理ステップS3の後の処理ステップS4で,当該参加者は,他の参加者により生成された外部のパイロットトーンがデータネットワークに送信されるかを検査する。この検査は,各々の参加者に対して個別に割当てられたランダム長の検査タイムインターバルの間に実施される。検査タイムインターバルの間に外部のパイロットトーンが検出された場合,当該参加者は,処理ステップS5の一時的なスレーブ状態に移行する。検査タイムインターバルの経過は,処理ステップS6で検査される。ランダム長の検査タイムインターバルの間にデータネットワークで外部のパイロットトーンが検出されなかった場合,当該参加者は,処理ステップまたは状態S7〜S11で示される一時的なマスタ状態に移行する。状態S7は,マスタ起動と称され,後述するカウンタがインクリメントされ,処理ステップS8でデータネットワークにパイロットトーンが送出される。パイロットトーンの送出は,ランダム長の送信タイムインターバルの間に実施され,S9で示されるマスタ監視状態で監視される。処理ステップS10で,ランダム長の送信タイムインターバルを示すタイマが終了したことが確認された場合,一時的な送信タイムインターバルは終了する。上述した当該参加者の一時的なマスタ状態への第1の移行は,図2にも示されている。すなわち,ランダム長の第1の検査タイムインターバルが経過した場合,当該参加者は,丸2で示されるスタンバイ状態から丸4で示される一時的なマスタ状態に移行する。
当該参加者は,図1にS12で示される永続的なパイロットマスタ状態を取得するために,上述した一時的なマスタ状態を所定の回数(X回)占める必要がある。よって,処理ステップS11では,状態S7でインクリメントされたカウンタの現在値に基づいて,参加者が一時的なマスタ状態をすでにX回占めたかどうかが検査される。検査で否定的な結果(一時的なマスタ状態をX回占めていない)が得られた場合,当該参加者は,待機状態S13−1に移行する。その後直ぐに,当該参加者は,一時的に送出されたパイロットトーンを処理ステップS13−2で確実に停止し(すでに停止されている場合もある),固定された所定の遅延時間の経過がS13−3で判断されるまで待機する。
すなわち,当該参加者は,一時的なマスタ状態で自ら送出したパイロットトーンを処理ステップS4で検出することを回避するために,一時的に送出されたパイロットトーンを停止した後,処理ステップS4に示す検査タイムインターバルに新たにエントリするまでに待機期間S13を必要とする。
遅延時間の経過後,当該参加者は,再び処理ステップS3に示すスタンバイ状態に一時的に移行し,処理ステップS4でランダム長の検査タイムインターバルの間にデータネットワークで外部のパイロットトーンが送信されるかを検査する。
そして,ステップS4〜S11,S13は,最終的に所定の回数(X回)に達するまで,幾度となく新たに繰返される。処理ステップS11で最終的にX回に達したことが検出された場合,一時的なマスタ状態と,上述した後続の検査ステップを伴う待機状態のサイクルが中断されて,当該参加者は,ステップS12に示す永続的なパイロットマスタ状態に移行する。永続的なパイロットマスタ状態で,当該参加者は,パイロットトーンを永続的に送出し,永続的なパイロットマスタ状態の取得を通知するためにいわゆるピン信号を送出する。永続的なパイロットマスタ状態は,ネットワークのシャットダウン,または永続的なパイロットマスタのリセットもしくは故障により初めて終了される。
しかし,当該参加者は,反復的に実施されるステップS4の検査タイムインターバルの間にデータネットワークで外部のパイロットトーンが検出されなかった場合のみ,永続的なパイロットマスタ状態を取得する。外部のパイロットトーンが検出された場合,一時的なパイロットマスタは,S5で示す一時的なスレーブ状態に移行する。1つの参加者が永続的なパイロットマスタS12として検出された場合,他の参加者は,全く同様に一時的なスレーブ状態に移行する。状態S5で一時的なスレーブは,ピン信号がデータネットワークに送信されるかを所定長の検査タイムインターバルの間に検査する。処理ステップS14でピン信号が検出される,あるいは処理ステップS15で所定長の検査タイムインターバルの経過が確認された場合,当該参加者は,永続的なスレーブ状態S16に移行する。状態S16で当該参加者は,外部のパイロットトーンがデータネットワークに送信されるかを継続的に検査する。外部のパイロットトーンが送信される間,当該参加者は,永続的なスレーブ状態に留まる。しかし,処理ステップS17で外部のパイロットトーンがもはや送信されないことが確認された場合,当該参加者は,上述した検査ステップを別の検査タイムインターバルの間さらに続行する。別の検査タイムインターバルの長さは,通常ランダムであるが,固定することもできる。ただし,処理ステップS6とS10で用いられるランダム長の検査タイムインターバルより著しく長く設定することが不可欠である。処理ステップS18の検査タイムインターバルは,例えば処理ステップS6とS10の検査タイムインターバルの10倍程度の長さであることが望ましい。別の検査タイムインターバルの間にデータネットワークで新たに外部のパイロットトーンが検出された場合,当該参加者は,再び上述した永続的なスレーブ状態に移行する。しかし,別の検査タイムインターバルの経過後もデータネットワークで外部のパイロットトーンが検出されなかった場合,当該参加者は,初期化ステップS2およびスタンバイ状態S3を介して,再び外部のパイロットトーンの存在を検査する処理ステップS4に移行する。そして,上述の処理ステップが繰り返される。
上述した方法は,コンピュータプログラムの形式で実現されることが望ましい。当該コンピュータプログラムは,必要に応じて他のコンピュータプログラムとともに,機械読取可能なデータ媒体に記録されうる。当該データ媒体は,ディスケット,コンパクトディスク,いわゆるフラッシュメモリ等とすることができる。実際には,当該コンピュータプログラムは,電気的に消去可能なEEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)に記録され,FPGA(Field Programmable Gate Array)またはCPLD(Complex Programmable Logic Device)で実行される。当該データ媒体に記録された当該コンピュータプログラムは,製品として顧客に譲渡(uebertragen)され,販売されうる。
しかし,コンピュータプログラムは,必ずしもデータ媒体に記録された状態で顧客に譲渡される必要はない。むしろ,必要に応じて他のコンピュータプログラムとともに,データ媒体に記録されずに電子的なネットワーク,特にインターネットを介して顧客に譲渡され,販売されうる。
上述した方法は,原則的に,例えばバスシステム,特にCANバスシステム等の様々なデータネットワークに適用されうる。しかし,特にデータ伝送可能な電力供給線,すなわち電力通信線(Power Line Communication)に適用されることが望ましい。当該方法を適用する上での前提条件は,少なくとも2つ,望ましくは全参加者のハードウェアが,パイロットマスタ状態を取得しうるように形成されていることである。
本発明に基づく方法は,典型的に数ミリ秒で遂行されている。すなわち,遅くとも数ミリ秒で1つの参加者をパイロットマスタとして決定し,その後にデータネットワークの参加者間における同期および通信が可能となる。
Claims (15)
- データネットワークの複数の参加者から1つの参加者,特に送受信機をパイロットトーンを送出するパイロットマスタとして決定し,前記データネットワークの他の参加者が前記パイロットトーンに自らを同期させることができる方法であって:
少なくとも2つの参加者が前記パイロットマスタになり得るように形成され,
少なくとも前記パイロットマスタになり得る参加者は,各々に個別に割当てられたランダム長の検査タイムインターバルの間,前記データネットワークで他の参加者により生成された外部のパイロットトーンが送信されるかを検査し(S4,S6),
前記検査タイムインターバルの間に前記データネットワークで外部のパイロットトーンが検出されず,かつ前記パイロットマスタになり得る他の参加者に割当てられた前記検査タイムインターバルと比べて,自らに割当てられた前記検査タイムインターバルが最早で経過した前記パイロットマスタになり得る参加者は,事実上の前記パイロットマスタとなり(S7),ランダム長の前記検査タイムインターバルの経過後に前記パイロットトーンを送出する(S8)ことを特徴とする,データネットワークの1つの参加者をパイロットマスタとして定める方法。 - a)前記パイロットマスタは,ランダム長の送信タイムインターバルの間,一時的にパイロットマスタ状態となり(S7),前記送信タイムインターバルの経過後に前記パイロットトーンの送出を再び終了し(S9,S10);
b)最新の前記一時的なパイロットマスタは,前記送信タイムインターバルの経過後において,割当てられたランダム長の他の検査タイムインターバルの間,前記データネットワークで他の参加者により生成されたパイロットトーンが送出されるかを再び検査し(S4);
c)最新の前記一時的なパイロットマスタは,前記他の検査タイムインターバルの間,前記データネットワークで外部のパイロットトーンが検出されず(S7−S10),かつ前記パイロットマスタになり得る他の参加者が事前に前記パイロットマスタ状態を要求しない場合,再び新たな前記パイロットマスタとなって前記パイロットトーンを送出し;
d)所定の(X−1)回の間,前記ステップa)〜c)を繰返すことを特徴とする,請求項1に記載のデータネットワークの1つの参加者をパイロットマスタとして定める方法。 - 前記ステップb)は,前記ステップa)の終了後,かつ遅延時間(T)の経過後に初めて実施される(S13)ことを特徴とする,請求項2に記載のデータネットワークの1つの参加者をパイロットマスタとして定める方法。
- 最新の前記パイロットマスタは,前記(X−1)回の繰返しの間,永続的なパイロットマスタ状態に留まり,前記パイロットトーンを永続的に送出する(S12)ことを特徴とする,請求項2または3のいずれか1項に記載のデータネットワークの1つの参加者をパイロットマスタとして定める方法。
- 永続的に実現された前記パイロットマスタは,ピン信号の形式で認識信号を送出することを特徴とする,請求項4に記載のデータネットワークの1つの参加者をパイロットマスタとして定める方法。
- 前記永続的なパイロットマスタ状態は,前記データネットワークのシャットダウン,または永続的な前記パイロットマスタのリセットもしくは故障により初めて終了されることを特徴とする,請求項4または5に記載のデータネットワークの1つの参加者をパイロットマスタとして定める方法。
- 前記データネットワークの他の全参加者は,前記永続的なパイロットマスタの実現後および特に前記ピン信号の受信後,一時的なスレーブ状態に移行し(S5),前記パイロットマスタから送出された前記パイロットトーンに自らを同期させることを特徴とする,請求項4〜6のいずれか1項に記載のデータネットワークの1つの参加者をパイロットマスタとして定める方法。
- 前記参加者または最新の事実上の前記パイロットマスタは,検査タイムインターバルの間に前記データネットワークに送出されたパイロットトーンが検出された場合(S4),一時的なスレーブ状態(S5)に移行することを特徴とする,請求項1〜3のいずれか1項に記載のデータネットワークの1つの参加者をパイロットマスタとして定める方法。
- 前記一時的なスレーブ状態にある参加者は(S5),所定の長さの前記検査タイムインターバルの間,前記データネットワークに外部のパイロットトーンが送出されるか,特に前記永続的なパイロットマスタから前記ピン信号が送信されるかを検査する(S14,S15)ことを特徴とする,請求項7または8に記載のデータネットワークの1つの参加者をパイロットマスタとして定める方法。
- 前記ピン信号が検出された場合,あるいは所定の長さの前記検査タイムインターバルが経過した場合,前記一時的なスレーブ状態にある参加者は,永続的なスレーブ状態に移行し(S16),前記データネットワークを介した通信に参加する用意ができていることを前記データネットワークの制御部に伝達し,
前記永続的なスレーブ状態にある参加者は,可能であれば前記パイロットマスタから送出された前記パイロットトーンに自らを同期させることを特徴とする,請求項9に記載のデータネットワークの1つの参加者をパイロットマスタとして定める方法。 - 参加者は,前記データネットワークで外部のパイロットトーンが検出される間,前記永続的なスレーブ状態に留まり,
前記パイロットトーンが検出されなくなるとすぐに,所定のまたはランダム長の検査タイムインターバルの間,外部のパイロットトーンが送信されるかを再び検査し,
前記検査タイムインターバルの間に外部のパイロットトーンが検出された場合,前記永続的なスレーブ状態(S16)に留まり,かつ前記検査タイムインターバルの間に外部のパイロットトーンが検出されなかった場合,前記検査タイムインターバルの経過後に初期化状態(S2)およびスタンバイ状態(S3)を介して,前記方法を再び実施するために前記処理ステップS4に移行することを特徴とする,請求項10に記載のデータネットワークの1つの参加者をパイロットマスタとして定める方法。 - 請求項1〜11のいずれか1項に記載の前記方法を実施するように形成されているプログラムコードを有することを特徴とする,コンピュータプログラム。
- 請求項12に記載の前記コンピュータプログラムを備えることを特徴とする,データ媒体。
- 複数の参加者を有するデータネットワークであって,パイロットマスタとして機能する1つの参加者がパイロットトーンを送出し,前記データネットワークの他の参加者が前記パイロットトーンに自らを同期させることができる,データネットワークにおいて:
各々の前記参加者は,必要に応じて自ら前記パイロットマスタになり得るために,前記パイロットマスタになることができ,かつ請求項1〜11のいずれか1項に記載の前記方法を実施するように形成されていることを特徴とする,データネットワーク。 - データネットワークが特に車両内の電力供給線であり,前記電力供給線を介したデータ伝送も可能であることを特徴とする,請求項14に記載のデータネットワーク。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE10336946A DE10336946A1 (de) | 2003-08-07 | 2003-08-07 | Verfahren zum Bestimmen eines Teilnehmers eines Datennetzwerkes als Pilotmaster |
DE10336946.5 | 2003-08-07 | ||
PCT/DE2004/001424 WO2005015832A1 (de) | 2003-08-07 | 2004-07-03 | Verfahren zum bestimmen eines teilnehmers eines datennetzwerkes als pilotmaster |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007502038A JP2007502038A (ja) | 2007-02-01 |
JP2007502038A6 true JP2007502038A6 (ja) | 2007-05-10 |
JP4511534B2 JP4511534B2 (ja) | 2010-07-28 |
Family
ID=34089155
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006522209A Expired - Lifetime JP4511534B2 (ja) | 2003-08-07 | 2004-07-03 | データネットワークの1つの参加者をパイロットマスタとして定める方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP1654832B1 (ja) |
JP (1) | JP4511534B2 (ja) |
KR (1) | KR101118325B1 (ja) |
CN (1) | CN1833405B (ja) |
DE (1) | DE10336946A1 (ja) |
WO (1) | WO2005015832A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1836406A (zh) * | 2003-08-13 | 2006-09-20 | 皇家飞利浦电子股份有限公司 | 通信网络 |
CN108563593B (zh) * | 2018-04-12 | 2021-12-31 | 四川升华电源科技有限公司 | 一种主机确定方法及装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10142408A1 (de) * | 2001-08-31 | 2003-04-03 | Bosch Gmbh Robert | Verfahren und Versorgungsleitungstruktur zur Übertragung von Informationen zwischen elektrischen Kraftfahrzeugkomponenten |
-
2003
- 2003-08-07 DE DE10336946A patent/DE10336946A1/de not_active Withdrawn
-
2004
- 2004-07-03 CN CN2004800226680A patent/CN1833405B/zh not_active Expired - Lifetime
- 2004-07-03 EP EP04738854.1A patent/EP1654832B1/de not_active Expired - Lifetime
- 2004-07-03 JP JP2006522209A patent/JP4511534B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 2004-07-03 WO PCT/DE2004/001424 patent/WO2005015832A1/de active Application Filing
- 2004-07-03 KR KR1020067002530A patent/KR101118325B1/ko active IP Right Grant
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20140328352A1 (en) | Communication system and communication method | |
TWI786228B (zh) | 半導體裝置及其故障檢測方法 | |
JPS60144851A (ja) | チヤネル制御装置 | |
JP4511534B2 (ja) | データネットワークの1つの参加者をパイロットマスタとして定める方法 | |
CN108369565A (zh) | 通信装置、通信方法、程序、以及通信系统 | |
JP2007502038A6 (ja) | データネットワークの1つの参加者をパイロットマスタとして定める方法 | |
KR102285882B1 (ko) | 가변 정족수 기반의 블록체인 합의 방법, 이를 이용하는 블록체인 노드 및 프로그램 | |
US9935731B2 (en) | Communication apparatus, lens apparatus and image pickup apparatus including the same | |
CN106254149B (zh) | 一种判断板卡被拔出的方法及管理板 | |
CN112398672B (zh) | 一种报文检测方法及装置 | |
JP2016057888A (ja) | 電子制御装置及び通信システム | |
US20070220296A1 (en) | Data processing apparatus | |
JP2002278787A (ja) | マスタ/スレーブ動的構成制御方式 | |
US20180262386A1 (en) | Communication apparatus, communication method, and program | |
JP2616484B2 (ja) | トークンリング型伝送システム | |
US6980617B1 (en) | Reception data synchronizing apparatus and method, and recording medium with recorded reception data synchronizing program | |
JP2968733B2 (ja) | シリアルバスコントローラ | |
JP2008134807A (ja) | アクセス競合試験におけるアクセス競合発生システム | |
JP2004234144A (ja) | プロセッサの動作比較装置および動作比較方法 | |
CN110932930B (zh) | 一种服务器pcie链路稳定性的检测方法、装置及介质 | |
JP2005045772A (ja) | 複雑なまたは分散式の安全および/または非安全システムの最大反応時間の保証 | |
JP2007511981A (ja) | Tdmaベースのネットワークにおけるスタートアップの制御 | |
US20050172167A1 (en) | Communication fault containment via indirect detection | |
JPWO2020178968A1 (ja) | ネットワーク検査システムおよびネットワーク検査プログラム | |
CN117033102A (zh) | 一种lpc总线信号的测试方法、装置、电子设备及可读介质 |