JP2007500515A - フラッシュ・バルブ付きトラップ - Google Patents
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Abstract
本出願は、可燃性燃料を収容する燃料サプライと共に使用するようになされた飛翔昆虫トラップ・デバイスを開示するものである。本発明の1つの観点によれば、断続パルス化された燃料の流れを制御するための燃料レギュレータが提供される。また他の観点によれば、燃焼デバイスのフラッシングを可能にするためのバルブが提供される。
Description
本出願は、その全体が本出願に組み込まれる2003年5月27日に出願された米国特許出願第10/445,199号の優先権を主張するものである。
本発明は、哺乳動物が発散する二酸化炭素に引き付けられる、蚊、ヌカカなどの飛び回る虫、および他の昆虫を捕らえるためのシステムに関するものである。
毎年、蚊が媒介する病気によって300百万人以上が死亡し、3億人以上が病院で治療を受けている。蚊が媒介するこのような病気の治療に関連する世界中の費用は、優に数十億ドルを超えるものと予想される。蚊は、多くの地域で、マラリア、黄熱、デング熱、脳炎、西ナイル・ウイルス、睡眠病、糸状虫感染症(フィラリア症)、発疹チフスおよびペストなどの身体を衰弱させる病気の主な伝搬者である。蚊が媒介する病気は、ヒトに病気や死をもたらすだけでなく、家畜の病気に起因する家畜産業の経済損失の主な原因である。また、蚊が媒介する病気は、観光旅行による収入に依存している地域に、以前には存在しなかった関心をもたらしている。特に、所与の地域におけるこのような病気の存在は、観光旅行の行先としてその地域を進んで選択しようとする観光旅行者の意思に大きな影響を及ぼすものと思われる。
また旅行の増加および国際貿易の増加に伴い、このような病気のいくつかは、米国大陸などにおける大きな健康問題に発展することが予想される。例えばヨーロッパおよび北アメリカの温和な地域への西ナイル・ウイルスの出現がこの予想を助長しており、これは大衆、ウマおよび動物の健康に対する脅威である。この西ナイル・ウイルスの出現により、ヒトおよびウマが脳炎(脳の炎症)に冒され、また家畜および野生の鳥が死ぬ可能性がある。
1995年に、カリフォルニアおよびニュージャージーでマラリアの風土病の症例が記録されており、また南テキサスでいくつかのデング熱の症例が診断されている。1996年9月には、東部ウマ脳炎を媒介する空前の数の蚊がロードアイランドで発生している。試験の結果、捕獲した100匹の蚊のうちの1匹が、死亡率30%〜60%の致死ウイルスを媒介していることが分かった。ロードアイランドの場合、事態は非常に深刻で、政府は非常事態を宣言している。1997年にはフロリダでも同様の状況が発生し、セントルイス脳炎が大発生している。
デング熱は、蚊が媒介する病気の中でも、世界的な規模でますます問題になりつつあるとりわけ危険な病気であり、やがては、蚊が媒介し且つヒトに影響する最も重大な病気としてマラリアを凌ぐことになるものと思われる。デング熱の世界的な分布は、マラリアの世界的な分布に匹敵しており、25億人が流行性媒介の危険地域に住んでいると予測される。毎年、数百万の症例が発生しており、数千の症例のうち、最大数百のデング出血熱(DHF)の症例が診断されている。ほとんどの国のDHFの症例致死率は約5%であり、子供の致死率が最も高い。
デング熱が西半球で知られるようになったのは、比較的最近になってからである。1970年代に、キューバ全体およびカリブ海の他の地域にデングが流行した。1981年に、キューバで出血熱を伴う第2の血清型が発生した。この第2の血清型の流行によって300,000件を超える出血熱の症例が発生し、1,000人以上が死亡したが、そのほとんどは子供であった。1986年までには、南アメリカの他の国々およびメキシコで、デング熱の著しい発生が見られるようになった。1998年の夏には、バルバドスの島で新たに発生した。
アメリカ本土に関しては、1995年の最初の8ヶ月の間に、中央アメリカで24,000件に近いデング熱の症例が報告されており、この中には352件の出血熱の症例が含まれている。エルサルバドルは、1995年の広範囲に渡るこの病気の蔓延のため、国家非常事態を宣言している。メキシコでもまた1995年に約2,000件の症例が記録されており、そのうちの34件は出血熱である。全米保険機構の報告によれば、総合すると、ほぼ200,000件のデングの症例、および5,500件を超える出血性デング熱の症例がアメリカに存在している。図1Aは、2000年の世界中のデングの分布を示したもので、図1Bは、アメリカで報告されているデング症例の最近の増加を示したものである。
昆虫学者は、米国に対するデング熱の脅威の増加に大いに関心を寄せている。この関心は、一部には、最近になって到着したヒトスジシマカとして知られている蚊の種の存在によるものである。ヒトスジシマカ(その明るい縞模様および攻撃的な食いつきによって「タイガーモスキート」とも呼ばれる)は、1985年に米国テキサス州のハリス地方で最初に発見されたもので、歴史的には、このタイガーモスキートは、アジアにおけるデング熱の主な伝搬者であるが、タイガーモスキートが米国にもたらされたのは、日本からの古タイヤの出荷に溯るとされている。1991年に、フロリダのオーランドにあるウォルト・ディズニー・ワールドから西へちょうど12マイルのタイヤの山で発見された複数の群のタイガーモスキートから東部ウマ脳炎ウイルスが発見された。
1996年2月の時点で、確立されたタイガーモスキートの個体群が24の州で記録されている。最も警告的であるのは、タイガーモスキートが今や北はオハイオ、ニュージャージーおよびネブラスカまでの州で生き延びる能力があることが立証されていることである。ネッタイシマカとは異なり、タイガーモスキートの卵は、極めて寒い冬を生き延びることができるため、タイガーモスキートは、米国の相当な部分に病気をもたらす大きな能力を有している。タイガーモスキートは、イリノイ州のプラスキ地方に既に迷惑および危険をもたらしており、この地方での昆虫の食いつき回数は、1分当たり25回に及んでいる。米国の中部地方では、この種は、しばしば死病であるラクロス脳炎の媒介とリンクしている。
添付の図1C〜1Fは、蚊によってもたらされるこれらの病気の米国内における分布を示したものである。図1Cは、1964年と1997年の間に米国で確認されたヒト・ラクロス脳炎症例および推定ヒト・ラクロス脳炎症例の分布を示したものである。図1Dは、米国における1964年と1998年の間のヒト・セントルイス脳炎症例の分布を示したものである。図1Eは、1964年と1997年の間に米国で確認されたヒト西部ウマ脳炎症例および推定ヒト西部ウマ脳炎症例の分布を示したものである。また、図1Fは、1964年と1997年の間に米国で確認されたヒト東部ウマ脳炎症例および推定ヒト東部ウマ脳炎症例の分布を示したものである。これらの図から分かるように、米国全体に広範囲に渡ってこれらの病気が分布しており、このことは、これらの病気がさらに拡大することに対する昨今の大衆の関心の元になっている。
これまで、蚊の個体群の数を制御するため、あるいは蚊を撃退するための多くの方法が提案されてきた。以下、これらの方法の実施例について考察するが、以下の考察から理解されるように、これらの方法の各々には重大な欠点があり、その欠点がこれらの方法を非現実的あるいは非効果的なものにしている。
蚊の個体群の数を抑制するためのよく知られている方法の1つは、DDTおよびマラチオンなどの化学殺虫剤の使用である。蚊の殺虫剤には、基本的には成虫殺虫剤と幼虫駆除剤の2種類の殺虫剤を利用することができる。成虫殺虫剤は、成虫の段階まで成長した蚊を殺すために使用される化学薬品である。飛行機あるいは自動車両から、主として蔓延している領域に噴霧される。噴霧される化学薬品の効力は、通常、風、温度、湿度、時刻、使用する化学薬品に対する特定の蚊の抵抗力、および特定の化学薬品の基本効能に左右される。成虫殺虫剤は、雨、潮の充満、あるいは他の周期的な卵の孵化誘因によってもたらされる成虫の世代毎に適用しなければならず、また典型的な有効期間は、わずかに半日である。したがってこれらの化学薬品は、成虫蚊との最大接触を期待することができる時間に適用しなければならない。
一方、幼虫駆除剤は、成虫蚊になる前の幼虫を殺すために水源に適用される。幼虫駆除剤は、通常、(1)水の表面に適用される、幼虫の呼吸を妨げ、延いては溺死させる油、(2)幼虫を攻撃して殺すBTI(バチルス・サリンジエンシス・イスラエレンシス)のようなバクテリア、あるいは(3)幼虫の成虫段階への成長を防止する化学昆虫成長調整物質(例えばメトプレン)の3つの種類のうちの1つの形態である。しかし、幼虫駆除剤は、様々な理由で、必ずしもとりわけ有効ではないことが多い。例えば、ほとんどの幼虫駆除剤は、その効能期間が短く、また未成熟の蚊が特定の成長段階にある間に水に適用しなければならない。また、ツリー・ホール・ブリーダ、ルート・スワンプ・ブリーダおよびキャットテール・マーシュ・ブリーダなどのいくつかの蚊の種は、幼虫が表面に上がってこない(例えばキャットテール・マーシュ蚊)ので、あるいは幼虫駆除剤を経済的に適用するように水源を位置付けることが極めて困難である(例えばツリー・ホール)ので、幼虫駆除剤を使用しても容易に制御することはできない。また、西ナイル・ウイルスを運ぶ蚊(イエカ属ピッピエンス)は、ヒトの周りの側溝、地下排水路、植木鉢、水盤などの中で生きて繁殖する。したがってこのような領域を目標にすることは事実上困難であるため、殺虫剤の噴霧は非現実的であるばかりでなく、家の直ぐ近くで化学殺虫剤を使用することは、多くの人々にとって不快である。
化学殺虫剤は、そのいわゆる効力に無関係に、あるいは効力の欠如に無関係に、米国および世界中でその使用が劇的に減少している。その主な理由は、殺虫剤の使用による健康に対する潜在的な障害に大衆が気付いたことによるものである。詳細には、DDTなどの特定の化学薬品による長期間に渡る健康障害に対する一般大衆の認識が、米国および他の国々の主要な地域における、蚊を制御するための化学薬品の使用禁止を導いたのである。また、殺虫剤に対する蚊の抵抗力が強くなったため、従来使用されている化学薬品の有効性が減少し、大衆の健康に対する障害と比較すると、化学殺虫剤の予想利益を支持する論議は、重要さの点で劣っている。
自然界の捕食者も、ある程度、蚊の個体群の数を制御している。例えば、ある種の魚類およびトンボ(幼虫および成虫)は、蚊の幼虫および成虫に対して捕食性であることが報告されている。また、ある種のコウモリおよび鳥も蚊に対して捕食性であることが知られている。蚊の個体群の数を制御するための環境的に安全な手段として自然界の捕食者に頼るべきである、という考え方がある種の人々、とりわけ化学殺虫剤の使用に反対の人々によって支持されているが、残念なことに、これまでのところ、自然界の捕食者を利用して蚊の個体群の数を効果的に制御する試みには効果がないことが分かっている。例えば1920年代の間、サウスの3つの都市で大型のコウモリ塔が、これらのコウモリ塔を棲家とするコウモリが蚊の個体群の数を制御してくれるであろうという大きな期待を込めて建てられたが、これらのコウモリ塔は、局地的な蚊の個体群の数を適切に制御するには有効ではなかった。コウモリの胃の含有物を調査した結果、コウモリの餌に閉める蚊の割合は1%に満たないことが分かった。
多くの人々は、忌避剤を利用して身の周りあるいは特定の領域から蚊を遠ざけている。これらの忌避剤は、その性質上、忌避剤の使用者に一時的な安らぎを単純に提供しているだけであり、蚊の個体群の数の実際の制御には何ら関与していない。忌避剤には、局所タイプのものと、気中タイプのものがあり、ローション、スプレイ、オイル(すなわち肌に非常に優しい)、蚊取り線香、蝋燭(例えばシトロネラ)を始めとする多くの形態とすることができる。最も一般的な忌避剤(ローション、スプレイおよびオイル)は、衣服あるいは身体に使用される忌避剤である。これらの忌避剤の多くは、それ自体が実際に蚊を「追い払って」いるのではなく、忌避剤の中には、ホストに蚊を引き付ける要因(二酸化炭素、湿気、暖かみおよび乳酸)を単純にマスクしているだけのものもある。これらの忌避剤は、概ね安価であるが、においが不快で、ぬるぬるしており、また、効果の持続期間がごく限られていることが多い。また、DEETあるいはエチル・ヘキサンジオールを含有した忌避剤は、一定の時間期間が経過すると実際に蚊を引き付けるようになることが分かっている。したがって忌避剤を使用する場合、保護期間が経過すると、忌避剤を洗い流すか、あるいは新しい忌避剤を再塗布することが賢明である。
不快であるだけでなく、多くの忌避剤は、忌避剤がもたらす長期間に渡る潜在的な健康障害に対する厳密な精査の対象になりつつある。多くの昆虫学者が、利用可能な最良の忌避剤であると見なしているDEETは、市場に出てから30年以上になり、よく知られている多くの商用スプレイおよびローションの主成分として使用されている。DEETは、長期間に渡って広く使用されているにもかかわらず、米国環境保護局(EPA)は、DEETには、発癌性、先天性異常、および生殖上の問題があり得るとしている。実際、EPAは、1990年8月に発行した消費者公報の中で、わずかではあるが人口の一部はDEETに敏感であることに言及している。反復適用(特に年少の子供に対する反復適用)は、場合によっては、頭痛、情緒不安定、錯乱、吐き気、筋肉痙攣、発作あるいは人事不省の原因になることがある。
蚊取り線香は、蚊を追い払う手段として永年に渡って販売されている。これらの蚊取り線香を燃やすと、蚊を追い払う煙が放出される。20数年前に製造されていた製品は、化学アレトリンを含有したレイド・モスキート・コイル(Raid Mosquito Coils)という商品名のものであった。最近の製品は、オフヤード&パティオ・バグ・バリヤ(OFF Yard & Patio Bug Barriers)という商品名で、化学エスビオトリンを含有している。これらの製品は、蚊の活動力をいくらか弱くすることはできるが、地域における蚊の数を減少させることはなく、また付近に煙および化学物質を放出している。また、ごくわずかな微風でも、煙および化学物質が広範囲に渡って分散して希釈され、その効果が減少するため、製品の潜在効果が消失する。
また、多くの人々は、蝋燭の形態であれ、植物の形態であれ、香料あるいは他のメカニズムの形態であれ、蚊を追い払うシトロネラの効能を褒めちぎっているが、最近の研究によれば、シトロネラをベースとする製品の蚊を追い払い効果はごく弱いものでしかなく、したがって効果があるのは、保護領域の周囲に91.44cm(3フィート)置きに蝋燭を立てた場合のみであることが分かっている。このような取り扱いをした場合でも、その効果は、保護領域の周囲で普通の蝋燭を燃やした場合の効果と比較してごくわずかに優っているだけである。実際、蝋燭を燃やすことは、それによって空気中の二酸化炭素の量が増加するため、その領域の蚊の数が減少するどころか、その反対により多くの蚊を一般領域に引き付けることになるとされている。これらの欠点にもかかわらず、現在の市場には、シトロネラをベースとする製品が極めて多量に出回っている。
商用的に最初に成功したのは、1970年代の後半の「バグ・ザッパー」と呼ばれる周知の「ブラック・ライト」感電死デバイスの導入である。総合的には蚊を殺す効果はないが、バグ・ザッパーは、現在のレートで年間2,000,000ユニットが販売されている。これらのデバイスの蚊を殺す無能力性は、学術的な研究および多くのバグ・ザッパー所有者の個人的な経験によって証明されている。詳細には、感電死デバイスによってほとんどの種類の蚊が引き付けられるわけではないため、感電死デバイスは蚊を殺しはしない。その理由は、これらのデバイスによって引き付けられる昆虫は、光に引き付けられる昆虫のみであり、ほとんどの種類の蚊は、光に引き付けられないことによるものである。
米国特許第6,145,243号明細書(「‘243号特許」)に、本出願の譲受人である、ロードアイランド州イースト・グリーンウィッチ在所のアメリカン・バイオフィジック社(American Biophysics Corporation)によって開発された昆虫トラップ・デバイスが開示されている。‘243号特許のデバイスは、蚊および他の飛翔昆虫をデバイスの入口に引き付けるための二酸化炭素の流れを生成するデバイスの基本構造を開示している。入口を介して二酸化炭素によって引き付けられた昆虫が、真空(すなわち吸引、陰圧、またはバキューム力)によってトラップ室に吸い込まれる。トラップ室は、使い捨てメッシュ・バッグを含み、その中で蚊が脱水される。バッグが一杯になると、取り外して交換することができる。
‘243号特許に開示されているデバイスは、アメリカン・バイオフィジック社にとっては商用的に成功したが、本出願の発明者によるさらなる製品開発努力により、‘243号特許のデバイスの製造コストの低減および動作効率を対象とした多くの改善がなされた。これらの改善のいくつかが、本出願の譲受人である、ロードアイランド州イースト・グリーンウィッチ在所のアメリカン・バイオフィジック社から商用的に入手可能なモスキート・マグネット・リバティー(Mosquito Magnet Liberty(登録商標))昆虫トラップ・デバイスで実施された。本出願は、この技術をさらに改善するよう努力したものである。
本発明の1つの観点によれば、有利なバルブ・アセンブリを有する飛翔昆虫トラップ・デバイスが提供される。このデバイスは、可燃性燃料を収容する燃料サプライと共に使用するようになされている。デバイスは、支持フレームと、支持フレームに支えられた昆虫トラップ室と、支持フレームに支えられた燃焼デバイスとを有している。燃焼デバイスは、燃料サプライに接続するための入口ポートと、排気ポートと、入口ポートを排気ポートに連絡している燃焼室とを有している。入口ポートは、燃料を燃焼室で燃焼させることによって燃焼室内に排気ガスを生成するように、燃料サプライからの燃料が燃焼室へ流入することを可能にしている。このデバイスは、フレームに支えられた排気出口をさらに有している。この排気出口は、燃焼デバイスの排気ポートと連絡しており、排気ガス中の二酸化炭素に引き付けられた昆虫が前記排気出口に向かって飛翔するように、排気ガスが前記排気出口を通って外に向かって流出するようになされている。このデバイスは、燃焼室と連絡したバルブをさらに有している。このバルブは、流体源との接続が可能であり、それによって燃焼室をフラッシングするための流体を燃焼室内へ流入させることができる。昆虫トラップ室と連絡した昆虫入口が、この昆虫入口を介して飛翔昆虫がトラップ室へ取り込まれることを可能にしている。また昆虫入口と連絡した真空デバイス(バキューム・デバイス)であって、昆虫入口を介して排気出口へ引き付けられた昆虫を昆虫トラップ室へ吸い込むように構築および配置された真空デバイスが提供されている。
本発明の他の目的、特徴および利点は、以下の詳細な説明、添付図面および特許請求の範囲の記載から明らかになるであろう。
図2は、本発明に従って構築された、一括して10で示す例示的飛翔昆虫トラップ・デバイスを斜視図で示したものである。デバイス10は、バーベキュ・グリルに燃料を供給するために消費者がいつも使用しているタイプのプロパン・タンク12などの可燃性燃料サプライと共に使用するように設計されている。デバイス10の一般的な機能は、概して言えば、蚊や、肉に食いつき且つ二酸化炭素に引き付けられる他の昆虫を引き付けるための二酸化炭素の含有量が増加した排気ガスを放出すること、次に、引き付けた昆虫を流入によってデバイス内のトラップ室に吸い込み、そこで昆虫を捕獲して、毒または脱水/餓死によって殺すことである。別法として、昆虫の研究に携わっている使用者は、生きた状態で調査するために、捕獲した昆虫を殺す代わりに、昆虫が死ぬ前にデバイス10から除去することができる。使用者が抱いている特定の昆虫を捕獲する目的が何であれ、デバイス10の総合的な機能は、飛翔昆虫を引き付けて捕獲することである。以下、本明細書において、この広義の一般機能を達成するための本発明の動作方法について、その詳細を考察する。
デバイス10は、一括して14で示す支持フレーム構造を有している。支持フレーム構造14は、一組の脚17に支持されたハウジング16を含む。図に示す実施例では、ハウジング16は、2本の脚17を使用して支持されるが、支持フレーム構造14は、本明細書において以下で考察する動作コンポーネントを支えるための適切な任意の構造もしくは構成にすることができ、例えば三脚構造を使用することも可能である。また支持フレームは、図2に示すように、また、参照によりその全体が本出願に組み込まれる前述の米国特許第6,145,243号明細書に示される車輪15を含んでいてもよい。さらに、支持フレーム構造14は、プロパン・タンク12を運ぶための支持デッキ19を有していてもよく、したがって同じく図2に示すように、また‘243号特許に示されているように、プロパン・タンク12およびデバイス14を1つのユニットとして一体で運ぶことができる。
ハウジング16には、底部シェル18および頂部シェル20が取り付けられている。底部シェル18および頂部シェル20は、従来の留め具、接着剤、スナップ・フィット関係もしくは他の適切な任意の方法を使用して一体に結合され、固着されている。図に示す実施例では、これらのシェル18および20は、プラスチックから成形されているが、通常、これらのシェル18、20およびハウジング16は、任意の材料を使用して構築することができ、また任意の形状、構成もしくは構造にすることができる。
管状吸込みノズル22は、底部シェル18から下に向かって突出し、底部シェル18と一体に形成されている。吸込みノズル22は、裾が広がった下部端部24を有している。この下部端部24は、留め具もしくはスナップ・フィッティングによって取り付けられており、したがって吸込みノズル22の一部を形成している。裾が広がった下部端部24は、昆虫入口26を画成している。以下に示す詳細説明で理解されるように、吸込みノズル22に真空(バキューム力)が適用され、デバイス10から放出される二酸化炭素に引き付けられた昆虫が昆虫入口26に吸い込まれて捕獲される。吸込みノズル22および吸込みノズル22に設けられた昆虫入口26は、支持フレーム構造14上に適切な任意の方法で支えることができ、図に示し、且つ上で説明した構造は、単なる例示的構造にすぎない。したがって他の構成を使用することができる。
出口ノズル28は、吸込みノズル22の内部に同心で取り付けられている。出口ノズル28は、その下部端部に排気出口30を提供する。出口ノズル28およびその排気出口30の機能は、二酸化炭素を含んだ排気ガスの「プルーム(柱状噴流)」が出口ノズル28および排気出口30の外に向かって、且つ、下に向かって流れるようにすることである。下に向かう排気ガスの流れが地面に達すると、排気ガスは、デバイス10の外側に向かって地面に沿って放射状に流れる。デバイス10から遠く離れた二酸化炭素に引き付けられた蚊および他の昆虫は、二酸化炭素のこの放射状のプルームを知覚し、その源、すなわち排気出口30までこのプルームを辿ることになる。開示されている構造から理解されるように、出口ノズル28と吸込みノズル22は同心であるため、引き付けられた昆虫は、二酸化炭素をその源(すなわち排気出口30)まで追従し、したがって昆虫は、排気出口30に到達すると、たちまち昆虫入口26と隣り合わせになる。その結果、引き付けられた昆虫は、吸込みノズル22およびその昆虫入口26まで連絡している真空によって生成された真空ゾーンへ直接飛翔し、それによりデバイス10の中へ吸込まれ、捕獲される。図3に示す流入矢印および流出矢印は、それぞれ真空吸込みの流れおよび流出する排気ガスの流れを示したものである。開示した構造のこの観点に関する詳細および変形例については、本出願に組み込まれる‘243号特許を参照されたい。また、それぞれ参照によりその全体が同じく本出願に組み込まれる1996年9月17日出願の米国特許第6,286,249号明細書、および米国特許仮出願第60/326,722号に対する優先権を主張した米国特許出願第10/264,260号を参照されたい。
ハウジング16の上部シェル20は、開位置と閉位置の間を移動させることができるアクセス・ドア32を含み、ハウジング壁に形成されたアクセス開口34を開閉することができる。図4は、アクセス・ドア32およびアクセス・ドア32によって開閉されるアクセス開口34を最も良好に示したものである。アクセス・ドア32は、上部シェル20にピボット式に取り付けられており、アクセス開口34の上部エッジに隣接して上部シェル20に形成された開口(図示せず)に、アクセス・ドア32の上端部のピボット・ピン36を挿入することによってアクセス・ドア32の開閉運動を容易にしている。本発明のより一般的な観点では、アクセス・ドア32をハウジング16から完全に切り離すことができ、あるいは開閉運動のための適切な任意の構造を使用した接続が可能である。実際、アクセス・ドア32は必ずしも必要ではなく、図に示すアクセス・ドア32は、便宜上の単なる機能の1つにすぎない。開口34の周囲に沿って変形可能ガスケット38が取り付けられており、アクセス・ドア32と開口34の周囲の間にシールを提供している。アクセス・ドア32および関連する開口34の役割は、使用者によるハウジング16の内部へのアクセスを可能にすることである。
以下でさらに詳細に説明するように、ハウジング16内には、内部に昆虫トラップ室を画成するメッシュ・バッグ40が取り外し可能に取り付けられている。メッシュ・バッグ40によって画成される昆虫トラップ室は、昆虫入口26と連絡しているため、真空によって吸い込まれた昆虫がメッシュ・バッグ40の中に堆積し、そこで脱水して死ぬことになる。別法として、毒物を使用してメッシュ・バッグ40の材料を処理し、昆虫を死滅させる機能を容易にすることができるが、これは必ずしも本発明に必要な機能ではない。アクセス・ドア32および関連する開口34は、ハウジング16の内部へのアクセスを可能にし、必要に応じて、取り外し/交換のための使用者によるメッシュ・バッグ40へのアクセスを可能にする。また、他の代替として、メッシュ・バッグ40の代わりにプラスチック・ボックスもしくは適切な他の任意の構造を使用することも可能である。開示する実施例では、アクセス・ドア32は透明な材料でできており、取り外し/交換の必要性の有無を決定するために、使用者によるメッシュ・バッグ40の目視検査を可能にしている。詳細には、透明な材料は、メッシュ・バッグ40が昆虫で満杯であるか、あるいは満杯に近いかどうかの使用者による目視確認を可能にする。本発明のより一般的な観点では、アクセス・ドア32は必ずしも透明である必要はなく、また上で言及したように、このデバイスにはアクセス・ドア32および関連する開口34は必ずしも必要ではない。
図5は、ハウジング16の内部のコンポーネントを斜視図で示したもので、分かり易くするために、メッシュ・バッグ40および上部シェル20は除去されている。また図6は、これらのコンポーネントを組立分解図で示したものである。これらの内部コンポーネントには、一括して50で示す燃焼/熱交換器デバイス、ファン・プレナム52、電動ファン54およびパーティション構造56が含まれる。底部シェル18は、一体成形されたリブ58であって、燃焼/熱交換器デバイス50を取り付けるための比較的平らな領域を画成する一連のリブ58を備えている。また底部シェル18はさらに、一対の開口60および62を備えている。開口60は、可燃性燃料、好ましくはプロパンを燃焼/熱交換器デバイス50に供給するために、レギュレータ・ホース64を挿入して燃焼/熱交換器デバイス50に接続するためのものである。開口62は、図6に示すように、コントローラ70への電源コード66(遠位端に取り付けられた標準のアウトレット・プラグ68と共に示されている)の接続を容易にするためのものである。コントローラ70は、パーティション構造59の頂部に取り付けられる。またこのパーティション構造は、メッシュ・バッグ40とファン54の接触を防止するための格子障壁すなわちバッフル57を支持する役割を果たしている。またダクト56がメッシュ・バッグ40と吸込みノズル22の間を連絡し、入口26からメッシュ・バッグ40への連続した流路を提供する。さらに、燃焼/熱交換器デバイス50を通過する空気をデバイス10から確実に排気するためのフィルタ61が提供される。このフィルタは金属メッシュ織物でできているが、適切な任意のフィルタ方法を使用してもよい。
次に図7を参照すると、燃焼/熱交換器デバイス50は、それぞれ鋼もしくは他の任意の金属などの伝熱材料でできた一対の半体72および74を備えている。これらの半体72および74は、ねじ付き押さえねじ76などの一連の留め具によって一体に固定される。別法として、溶接もしくは他の固定構造を使用することも可能である。図に示す実施例では、半体72および74はそれぞれ鋼から鋳造されているが、適切な任意の伝熱材料あるいは形成方法を使用することができる。半体72および74の各々は、それぞれ部分的燃焼室82および84(部分的燃焼室82については図9参照)を画成する部分的燃焼室部分78および80を有し、また、それぞれ部分熱交換経路90および92(部分熱交換経路92については図9参照)を画成する部分的熱交換器部分86および88を有している。組み立ての際、この2つの半体72および74が一体に結合され、それによって(a)部分的燃焼室部分78および80が結合されて燃焼/熱交換器デバイス50の燃焼室部分94が画成されるとともに、部分的燃焼室82および84が結合されて、一括して96で示す、燃焼室部分94を通して延びる燃焼室が画成され、また(b)部分的熱交換器部分86および88が結合されて熱交換器部分98が画成されるとともに、部分熱交換経路90および92が結合されて、一括して100で示す、燃焼室96と連絡した熱交換経路が画成される。
燃焼室96は、入口ポート102を有している。燃料ノズル104は、入口ポート102の中に受け取られる。燃料ノズル104は、従来のタイプの燃料ノズルであり、約45度の噴射角を有している。噴射ノズル104は、細長い管108によって、燃焼/熱交換器デバイス50の後部に取り付けられたソレノイド・マニホルド106(図5参照)と連絡している。レギュレータ・ホース64(図6参照)の近位端は、ソレノイド・マニホルド106に接続される。ソレノイド・マニホルド106は、燃料サプライ(すなわちプロパン・タンク12)と燃料ノズル104の間の流体連絡を確立し、それによって燃料ノズル104への、延いては燃焼室96への可燃性燃料の引渡しを提供する。ソレノイド・バルブ110の形態の燃料レギュレータは、燃料ノズル104を介して入口ポート102を通して燃料を引き渡すために、ソレノイド・マニホルド106を通る燃料の流れを可能にする開位置と、ソレノイド・マニホルド106を通って流れる燃料を遮断し、したがって燃料ノズル104を介して入口ポート102を通って流れる燃料を遮断する閉位置の間を移動する。ソレノイド・バルブ110は、バルブをその閉位置に向かってバイアスしているばね(図示せず)を含む。ソレノイド・バルブ110はコントローラ70に電気接続されている。コントローラ70は通常、電力コード66が電源に差し込まれると、ソレノイド・バルブ110に電力を供給して開位置へ移動させるための電気信号を送信する。本明細書において以下で考察する制御スキームで決定される特定の動作条件の下では、コントローラ70は、燃料ノズル104および燃焼室96への燃料の流れを遮断するために、ばねにソレノイド・バルブ110を閉位置に移動させるように前述の電気信号を遮断する。
上で説明したように、また流れ図で説明するように、フロー・レギュレータすなわちソレノイド110は、連続した燃料の流れを燃焼室96に提供するが、コントローラ70をプログラムして、動作中、パルス化された(断続した)燃料の流れを入口ポート102の燃料ノズル104に提供するようにソレノイドを制御してもよい。パルス化された燃料の流れには、燃料を節約するために選択することができる特定のデューティ・サイクルを持たせることができる。当業者には理解されるように、特定の流量およびデューティ・サイクルを、ソレノイドを通って流れる燃料に対して選択することにより、ソレノイド110から流出する、燃焼室96が感知する燃料の流れを連続した流れにすることができる。すなわち、燃料が燃料ノズル104を介して断続パルスで引き渡される場合であっても、燃焼室96への燃料の流れが本質的に連続した流れになるよう、ソレノイドの動作を操作することができる。燃料の流れをパルス化することにより、燃料ノズル104の開口をより大きくすることができ、また常に同じ量の燃料を供給することができる。この方法によれば、燃料ノズル104の製造をより安価にすることができ、また燃料中に存在する粒子あるいは製造中/アセンブリ・プロセス中に遭遇する可能性のある粒子による閉そくの可能性を少なくすることができる。
例示的実施例では、ソレノイドのデューティ・サイクルを5Hzにし、オン時間を40msにすることができる。また平均燃料流量を140sccm(1分当たりの標準立方センチメートル)にし、燃料ノズルの直径を0.23cm(0.09インチ)にすることができる。
加えて図20に示すように、管6およびバルブ8を有するバルブ・アセンブリを燃料デリバリ装置内に提供してもよく、それによってガスなどの流体もしくは液体を使用して、ソレノイド110および燃料ノズル104を含む燃料デリバリ装置をフラッシング(洗浄)することもできる。またバルブ・アセンブリは、バルブ・ナット9を含んでいてもよい。詳細には、バルブ・ボディ4は、ハウジング18の壁に穿たれている孔を通して延びており、壁の一方の側面と係合するフランジ3を有している。ナット9は、バルブ・ボディ4のねじ部分にねじ込まれ、ナット9とフランジ3の間のハウジング壁の係合によってバルブを固着する。バルブの遠位端にキャップ5がねじ込まれ、バルブを保護する。当業者には理解されるように、燃焼室96への燃料の流れの減少あるいは閉そくの原因になる粒子が燃料中に含まれる可能性があるが、このバルブを使用して、燃料デリバリ装置を加圧ガス(例えば空気)源もしくは液体(例えば水)源に接続することにより、燃料デリバリ装置を通してガスもしくは液体を流すことができ、次に燃焼デバイス50を通して流し、その後、排気出口から排出することができるため、トラップ・デバイス10をフラッシングしてあらゆる粒子を除去することができる。またトラップ・デバイス50に燃料が残っていないことを保証するために、トラップ・デバイス50を格納する前に燃料デリバリ装置をフラッシングすることが望ましい。実施例では、バルブは、システム内への空気もしくは液体の流入を許容し且つ内側からは密閉する一方向バルブを使用することができる。すなわち、非使用時には、バルブは、システムからの燃料の流出を防止することができる。一例として、バルブ8には、自転車/自動車のタイヤに使用される従来のタイプのバルブ(例えばステム・バルブ)を使用することができる。
また図に示すバルブ・アセンブリは、燃焼デバイス50およびソレノイド110の両方をフラッシングすることができるようにソレノイド110の上流側に結合されているが、バルブ・アセンブリは、燃料デリバリ装置内の任意のポイントでシステムに結合することができることを理解されたい。さらに、実施例には複数のバルブ・アセンブリを提供することができる。またバルブは、燃焼室のみがフラッシングされるように燃焼デバイス50に直接結合してもよい。
ソレノイド・バルブ110および/またはバルブの使用は、好ましい機能の1つであり、それには何ら限定されない。
次に図11〜15を参照すると、燃焼室96には、管状スリーブ112が取り付けられている。スリーブ112内の、燃料ノズル104と隣接する側の端部には、比較的薄いディフューザ・プレート114が取り付けられている。ディフューザ・プレート114は、図14に最も良好に示す、ディフューザ・プレート114を貫通して押し抜かれた複数の開口116を有している。これらの開口116の押抜きは、ディフューザ・プレート114の下流側(燃料の流れに対して)から外側に向かって延びる一連のフランジ114aを形成している。スリーブ112内のディフューザ・プレート114から下流側には、被覆されていない、触媒に不活性のセラミック・モノリス118が、ディフューザ・プレート114と間を隔てて配置されている。セラミック・モノリス118は、その長さに渡って形成された、本質的に直線の細長い一連のコンジット120を有している。図13は、これらのコンジット120を最も良好に示したもので、図に示す実施例には400個のコンジットが存在しているが、使用するコンジットの数は任意である。最後に、スリーブ112内には、セラミック・モノリス118から間を隔てて触媒エレメント122が配置されている。触媒エレメント122は、セラミックでできた、触媒に活性の白金などの材料で被覆されたモノリシック触媒ボディ124を備えている。モノリシック触媒ボディ124は、モノリス118と同様、その長さに渡って形成された、本質的に直線の細長い複数のコンジット120を有している。これらのコンジットの分布は、図に示す実施例の触媒ボディ中のコンジットの数が100個である点を除き、セラミック・モノリス118上のコンジットの分布と同様である。使用するコンジットの数は任意である。
スリーブ112の管状壁は、管状壁を貫通して形成された孔126であって、触媒ボディ124とセラミック・モノリス118の間に配置された、点火器を受け入れるための孔126を有している。組み立て中、スリーブ112は、部分的燃焼室82および84を一体に結合する前に、スリーブ112内にアセンブル済みのディフューザ・プレート114、モノリス118およびボディ124と共に部分的燃焼室82および84の一方に配置される。部分的燃焼室部分78および80の各々は、部分的燃焼室部分78および80の上部エッジに形成された、部分点火器を受け入れるための孔128および130を有している。この孔128および130を一体に結合すると、点火器を受け入れるための孔が画成される。スリーブ112の点火器受入れ孔126は、孔を通して点火器134を挿入し、触媒ボディ124とセラミック・モノリス118の間に配置することができるよう、部分孔128および130によって画成される点火器受入れ孔と整列している。点火器134は、コントローラ70から引き渡される電気によって電力が供給され、セラミック・モノリス118と触媒ボディ124の間を流れる燃料/空気混合体を点火する火花を生成する。燃料/空気混合体は、動作中、触媒ボディ124へ向かって流れ続け、燃料/空気混合体が燃焼し続ける。この領域は、燃焼点と呼ばれる。この燃焼点は、セラミック・モノリス118およびディフューザ・プレート114の下流側に位置している。
概して言うと、動作中、触媒ボディ124は、触媒ボディ124に引き渡される燃料/空気混合体が連続して燃焼することができる温度まで上昇する。つまり、触媒ボディ124は、その動作温度では、燃料/空気混合体を燃焼させるだけ十分に熱くなっており、その燃焼が、延いては触媒ボディ124の温度を継続的に高い温度に維持する。燃焼中、触媒活性材料によって、燃焼によって得られた排気ガス中のあらゆる一酸化炭素の二酸化炭素への転換が促進される。燃焼は、触媒24中でも、あるいは触媒ボディ24の前段でも可能である。
燃焼動作は以下のようにして生じるが、最も良好に理解するために、図15を参照して説明する。燃料(すなわちプロパン)が燃焼室96の上流側端部に噴射され、また加圧空気が同じく燃焼室96の上流側端部に強制的に進められ、燃料と混ざり合う。以下、加圧空気を供給する方法について、加圧空気はファン54から引き出されるため、ファン54および熱交換器部分98の機能および動作を参照して説明する。ファン54によって燃料と空気の乱れ混合体が生成される。この時点での乱れ(タービュラント)は、燃料と空気の完全な混合を保証するためには望ましいが、燃焼点での乱れは望ましくないため、ディフューザ・プレート114は、最初は乱れを抑制するように機能しており、したがって最初は流れを「整え」る。詳細には、混合体は、ディフューザ・プレート114を貫通して形成された開口116を通って下流側へ流れるため、開口およびとりわけ開口から下流側へ展開しているフランジが、混合体の流れを下流側の方向へ「整列」させ、混合体の乱れを小さくする役割を果たしており、したがって若干ではあるが、より層流に近い流れにしている。混合体は、下流側に連続して流れるため、セラミック・モノリス118のコンジット120に流入する。これらのコンジット120の細長い、本質的に直線の構成によって、本質的にすべての乱れが除去され、燃料/空気混合体の本質的な層流が燃焼点に提供される。燃料および空気は、高度に乱れ状態にある上流側で完全に混ざり合っているため、セラミック・モノリス118によって燃焼点に引き渡される混合体は、本質的に均質である。燃焼の間、すべての燃料が燃焼することを保証するためには、均質且つ層流の混合体の流れが望ましい。詳細には、均質な流れによって、燃焼点に存在するすべての燃料および空気の一様な燃焼が提供され、また層流によって、混合体が高度に乱れしている場合に燃焼中に生じるような不燃焼燃料の「ポケット」が排気ガスと共に通過することが防止される。燃料の存在は飛翔昆虫を引き付ける効果を妨げるとされており、実際、忌避剤になる可能性があるため、この構成は最終的な排気ガス中における燃料の存在を回避するために望ましい。
空気燃料混合体は、燃焼によって燃えて加熱排気ガスを生成する。この排気ガスには、とりわけ二酸化炭素および若干の一酸化炭素が含まれている。排気ガスが触媒ボディ124を通って流れると、触媒活性材料によって反作用が生じ、排気ガス中に存在している一酸化炭素が二酸化炭素に転換される。また、一般に触媒転換と呼ばれるこの反応による副産物は、排気ガス中に生成される水(蒸気の形の水)である。この反応が生じる過程についてはよく知られており、詳細に説明する必要はない。この反応を提供する理由は、一酸化炭素は、蚊および他の飛翔昆虫に対する忌避剤であることが知られているため、排気ガス中に存在する一酸化炭素を可能な限り除去することである。必ずしもその必要はないが、得られた排気ガスが哺乳動物の発散物、一般的には水の存在によって水気を含んだ発散物をより良好に模倣することになるため、排気ガス中の水の存在は、触媒転換反応による有利な結果である。触媒ボディ124を細長い複数のコンジットと共に使用することは、コンジットに被覆されている触媒活性材料への加熱排気ガスの露出が増加する点で有利である。
概して言うと、ディフューザ・プレート114およびセラミック・モノリス118は、乱れ緩和構造を形成していると言うことができる。この乱れ緩和構造は、図に示す実施例ではコンジット120および開口116によって構成される、触媒ボディ124のコンジットと同じ全体方向に配向された複数の開口を有している。上で考察したように、これらの開口は、前記入口ポートからの燃料の流れを整えるようになされており、それにより燃焼点に到達する前に前記燃料の乱れが緩和される。
絶縁材料130が、セラミック・モノリス118および触媒ボディ124の両方とスリーブ112の内部表面の間に提供されることが好ましい。
燃焼室96は、スリーブ112から下流側に、熱交換経路100に向かって開いた排気ポート136を有している。排気ガスは、熱交換経路100を通って燃焼/熱交換デバイス50の排気出口138へ向かって流れる。排気ガスは、この経路100に沿って流れるため、熱交換部分98の伝熱材料へ熱が伝達される。熱交換器部分98は、複数の垂直開口142によって分離された、垂直方向に配向された複数の熱交換フィン140を備えている。排気ガスから伝達された熱は、これらのフィン140およびファン54へ導かれ、それによって以下で説明するように開口142を通して空気が流れる。これらの開口142を通って流れる空気によってフィン140が冷却され、排気ガスから伝達された熱が吸収される。最適には、排気ポート138から射出する際の排気ガスの温度は、概ね周囲温度でなければならず、46℃(115°F)以下であることが好ましい。より好ましくは、排気ガスの温度は、周囲温度より華氏で5〜15度を超える温度であってはならない。したがってプロセスの最終生成物は、哺乳動物の発散物を卓越してシミュレーションする、哺乳動物の典型的な発散物である二酸化炭素および水が存在することによる湿気を含み、且つ概ね周囲温度であるかあるいは周囲温度より若干高い排気ガスである。また触媒転換反応によって、一酸化炭素の存在が最小化され、あるいは除去される。したがって得られる排気ガスは、哺乳動物の肉あるいは血を捕食する蚊および他の飛翔昆虫であって、餌を捜し求めて捕食動物の発散物を「目指して進む」蚊および他の飛翔昆虫を引付けることに卓越している。
次に、ファン54の機能および動作について説明する。ファン54は、コントローラ70によって引き渡される電気信号によって電力が供給される。コントローラ70は、上で言及したようにコード66によって引き渡される電力によって電力が供給される。電力コード66を使用した外部電源への接続は、必ずしも本発明に必要な機能ではなく、ファン54および他のすべてのコンポーネントを駆動するための電力は、本出願に組み込まれる‘243号特許に開示されているように、バッテリ、太陽パネル、あるいは燃焼プロセスからの熱エネルギーの電気エネルギーへの変換などの他の電源から引き出すことができる。
ファン・プレナム52は、一連の留め具あるいは適切な他の取り付け手段、例えば接着剤もしくはスナップ・フィット機能などによって燃焼/熱交換器デバイス50に取り付けられる。ファン・プレナム52は、基本的に燃焼/熱交換器デバイス50の一方の側を密閉し、且つファン54を取り付けるための取り付けポイントを提供する。図6に最も良好に示すファン・プレナム52の大形円形開口144は、ファン54が、ダクト56を通して昆虫入口ポート26から、およびメッシュ・バッグ40のための開口34から空気を吸い込み、このファン54から大形円形開口144を通して燃焼/熱交換器デバイス150の開口142へ空気を流すこと、およびフィルタ61から流出させること可能にしている。したがってファン54は、フィン140を冷却し、且つ昆虫を昆虫入口ポート26に吸い込むための真空を生成する両方の役割を果たしているが、真空の生成に適した任意のデバイスを使用することができ、図に示す単一ファン54は、適切な真空デバイスの一実施例にすぎない。また本発明の最も一般的な観点では、真空を生成し、且つ燃焼室に空気を供給するために必ずしもファン54を使用する必要はない。
ファン・プレナム52の前方部分には、空気供給部分146が取り付けられている。この空気供給部分146は、同じく図6に示す対応する空気供給部分148を介して燃焼/熱交換器デバイス50に結合されている。図9から分かるように、部分148は、燃焼室96の上部部分と連絡している上部開口150を有している。また図7から分かるように、部分148は、燃焼室96の下部部分と連絡している下部開口152を有している。開口152は、開口142a(図10に示す)を介して燃焼/熱交換器デバイス50の下流側(ファン54によって吸い込まれる空気流に対して)に向かって開いており、したがってフィルタ61と連絡している。開口150は、燃焼/熱交換器デバイス50の空気供給部分148を介して燃焼/熱交換器デバイス50の上流側に向かって開いており、したがってファン・プレナム52およびファン54と連絡している。この構造により、ファン54は、周囲の空気を開口150および152を介して燃焼室96を通して強制することにより、周囲の空気を燃焼室96に引き渡すことができる。このような状況の下で、強制された空気とノズル104によって引き渡される燃料が混合され、上で説明したプロセスに従って燃焼する。
図16は、出口ノズル28を示したもので、図に示す構造では取り外し可能であるが、必ずしも取り外し可能である必要はない。出口ノズル28の上端部は、それぞれ形状が本質的にL字形である一対のラグ受取りスロット154を有している。これらのラグ受取りスロット154は、燃焼/熱交換器デバイス50の排気出口ポート138の内部周囲に提供されたラグ156への出口ノズル28の取り付けを可能にしている。図9および図10にこれらのラグ156が最も良好に示されている。出口ノズル28は、ラグ受取りスロット154の開端部とラグ156を整列させ、ラグ156がラグ受取りスロット154の底部に到達するまで出口ノズル28を軸方向に上向きに移動させ、また出口ノズル28を時計方向に回転させることによって取り付けられる。
補助昆虫誘引剤エレメント160が、出口ノズル28の下端部に取り付けられる。昆虫誘引剤エレメント160は、ハウジング162、およびハウジング160の開いた底端部を閉じるためのキャップ164を有している。キャップ164は、キャップ164をハウジング22内に解放可能に固着するためのスナップ・イン・エレメント165を有している。ハウジングの内部で使用する昆虫誘引剤には、蚊もしくは他の飛翔昆虫の引付けを促進する哺乳動物の臭いを模倣するオクテノルもしくは他の任意の物質を使用することができる。ハウジング162は、昆虫誘引剤と排気ガスを混合し、排気流の一部にすることができる複数の開口166を有している。ハウジング162は、内側にねじが切られた、吸込みノズル22の開口170と整列する一対の部分168を有している。一対のねじ172がこれらの開口およびねじ付き部分168に挿入され、ハウジング162が取り外し可能に取り付けられる。必要に応じて、出口ノズル28を取り外し、且つハウジングの内部にアクセスするためにキャップ164を開くことによって、昆虫誘引剤を除去し、交換することができる。
次に図17〜19を参照すると、本発明の原理による例示的流れ図を参照してコントローラ70が説明されている。202で示すように飛翔昆虫トラップ・デバイス10を作動させると、コントローラ70は、204でファン54を作動させ、ファンの診断チェックを実行する。ファンの診断チェックの結果が不合格であるか、あるいはファン54を作動させることができない場合、コントローラ70はシステム10を停止し、ファン54に異常があることを使用者に知らせる。ファン54が作動し、診断試験に合格すると、コントローラ70は、206で示すように時間0の間待機して、208でソレノイド110を開き、点火器134を作動させて、システムの残りの部分の診断試験を実行する。システムの残りの部分の診断試験には、例えば点火器、サーミスタ、ソレノイド、バグ・バッグ・スイッチ等の試験が含まれる。この場合も、208の診断試験の結果が不合格である場合、コントローラは、222で示すように、試験の結果が不合格であったことを使用者に知らせる。
コントローラ70は次に、210でシステムの温度をチェックし、212で示すように、7分以内に温度T1に到達するとプロセスを継続する。しかし、7分以内に温度T1に到達しない場合、プロセスは224へ進行し、時間2の間ファン54が作動されたままとされ、ソレノイド110が閉じられ、点火器134が閉じられて、時間2の間システムのオン機能が使用不可とされ、コントローラ70は、タンクにガスが入っていないことを使用者に知らせる。212の温度試験に合格すると、214で点火器が停止し、216でシステムの温度が再度チェックされる。時間4以内に温度T2に到達すると、プロセスは218へ進行し、正規モードでコントローラが動作し、周期的に温度がチェックされる。時間4以内に温度T2に到達しない場合、コントローラは、上で説明した224の動作を実行し、タンク12にガスが入っていないことを使用者に知らせる。
コントローラは、正規動作モード218の下で、温度がT2とT3の間であることを確認し、温度がT2とT3の間である場合、システムは正規の動作を継続する。温度がT2とT3の間ではない場合、システム10は、図18を参照して説明する温度維持プロセスへ進行する。
図18は、システムの温度がT2とT3の間ではない場合に生じ得る2つの可能性のある状況を示したものである。第1のケース228は、システムの温度がT3を超えて上昇した場合のケースである。この状況では、コントローラ70は、230で示すように、時間2の間ソレノイドを停止する。次に、コントローラは、232で示すように、ソレノイド110を作動させ、点火器134を作動させてシステムの温度をチェックする。システムの温度が時間1以内にT1まで上昇しない場合(234で示すように)、コントローラは、224に関連して既に説明したように、ガス・タンクが空であることを使用者に知らせる。温度がT1まで上昇すると、コントローラ70は、236で示すように、点火器134を停止して温度をチェックする。この場合も、238で示すように、システムの温度が時間3以内にT2に到達しない場合、ガス・タンク12が空であることを示す動作224が生じることになる。所定の時間内に温度T2に到達すると、コントローラは、時間4の間に温度T3に到達しないことを確認し(240で示す)、システムを正規動作モード218に戻す。しかし、温度がT4以内にT3を超えて上昇すると、ファンは、時間2の間作動状態を維持され、ソレノイド110が閉じられる。コントローラは、温度が高すぎることを使用者に知らせる。
第2のケース244は、システム10の温度がT2未満の場合のケースである。このケースの場合、246で示すように、点火器134が作動され、コントローラ70は、システム10の温度をチェックする。248で、システムの温度が上昇している場合、コントローラ70は、システムを正規動作モード218に戻す。システムの温度が上昇していない場合、コントローラ70は、既に説明したように、ガス・タンク12が空であることを使用者に知らせる。
図19は、システム10を停止するための例示的制御を示したものである。302で示すように、システム10を停止すると、コントローラ70は、304で示すように、時間2の間ファン54を作動状態に放置し、ソレノイド110を閉じ、点火器134を閉じて、時間2の間オン機能を停止する。
上で説明した温度T1、T2およびT3は、前述の例示的実施例の場合、それぞれ316℃(華氏600度)、427℃(華氏800度)および538℃(華氏1000度)であり、時間0、時間1、時間2、時間3および時間4に関しては、それぞれ3分、2分、5分、4分および5分である。上記温度および時間は、単なる例示的なものにすぎず、本発明は、これらの値に何ら制限されない。実際、これらの時間および温度には任意の値を選択することができる。
概して言うと、コントローラは、様々な機能を実行することができ、上で説明した機能は、コントローラ70のための意図するいくつかの動作方法のうちの一実施例たらんことを意図したものである。通常、コントローラ70は、システム10を動作させるためのものであり、その動作には、図17〜19に示すステップ、すなわち上で説明したステップの各々が必ずしも含まれている必要はない。
上で説明した実施例は、本発明の機能的および構造的原理を例証するためのものであり、本発明を何ら制限するものではない。その逆に、本発明は、あらゆる代替、追加、置換および等価物を特許請求の範囲の精神および範囲に包含するように意図されている。
Claims (34)
- 可燃性燃料を収容する燃料サプライと共に使用するようになされた飛翔昆虫トラップ・デバイスであって、
昆虫トラップ室と、
前記燃料サプライとの接続のための入口ポート、排気ポート、および前記入口ポートを前記排気ポートに連絡している燃焼室を有する燃焼デバイスであって、前記入口ポートは、前記燃料サプライからの燃料が前記燃焼室内で燃焼するために前記燃焼室へ流入することを可能にし、それによって前記燃焼室内に排気ガスを生成する燃焼デバイスと、
前記燃焼デバイスの前記排気ポートと連絡している排気出口であって、前記排気ガス中の二酸化炭素に引き付けられた昆虫が前記トラップ・デバイスに向かって飛翔するように、前記排気ガスが前記排気出口を通って外に向かって流出するようになされた排気出口と、
前記燃焼デバイスの前記入口ポートと連絡している燃料サプライ・コネクタであって、前記燃料サプライに接続するように構築されており、それによって燃料を燃焼させるために前記燃焼室へ燃料を引渡すことを可能にしている燃料サプライ・コネクタと、
前記燃料サプライ・コネクタから分離され、且つ前記燃焼室と連絡しているフラッシング入口であって、流体を前記燃焼室へ流入させるように流体源に接続可能であり、それによって少なくとも前記燃焼室をフラッシングするフラッシング入口と、
(a)少なくとも前記燃焼室をフラッシングするために流体が前記フラッシング入口を介して前記燃焼室へ流入することを少なくとも可能にする開位置と、(b)閉位置との間を移動することができる移動可能構造と、
前記昆虫トラップ室と連絡している昆虫入口であって、飛翔昆虫が前記昆虫入口を通って前記トラップ室へ入ることを可能にする昆虫入口と、
前記昆虫入口と連絡しているバキューム・デバイスであって、前記トラップ・デバイスに引き付けられた昆虫を、前記昆虫入口を通して前記昆虫トラップ室へ引き込むように構築および配置されたバキューム・デバイスと
を有する飛翔昆虫トラップ・デバイス。 - 前記バルブが、前記流体の流入を許容し、且つ燃料および/または排気ガスの流出を阻止する一方向チェック・バルブである、請求項1に記載の飛翔昆虫トラップ・デバイス。
- 前記バルブが取り外し可能カバーを有する、請求項2に記載の飛翔昆虫トラップ・デバイス。
- 前記入口ポートを通して流れる燃料を制御するように動作可能なフロー・レギュレータをさらに有する、請求項2に記載の飛翔昆虫トラップ・デバイス。
- 前記流体が前記燃料レギュレータ内に流入することができるように前記バルブが前記フロー・レギュレータと連絡しており、それによって前記燃焼室に加えて前記燃料レギュレータおよび前記入口ポートをフラッシングすることができる、請求項4に記載の飛翔昆虫トラップ・デバイス。
- 前記燃焼デバイスが、前記燃焼室内に配置された触媒エレメントをさらに有し、該触媒エレメントは、前記燃焼室で生成された前記排気ガスが前記排気ポートに向かって流れることを可能にする本質的に直線の細長い複数のコンジットを備えた触媒ボディを有し、該触媒ボディは、動作中、前記排気ガスが前記細長いコンジットを通して流れる際に、前記排気ガス中の一酸化炭素を二酸化炭素に転換する触媒活性材料を含んでいる、請求項1に記載の飛翔昆虫トラップ・デバイス。
- 前記燃焼デバイスが、前記触媒エレメントの上流側の前記燃焼室内に配置された乱れ緩和構造をさらに有し、該乱れ緩和構造は、前記触媒ボディの前記コンジットと同じ全体方向に配向された複数の開口を有し、該開口は、前記入口ポートからの燃料の流れを整え、それによって前記燃料の乱れを緩和するようになされている、請求項6に記載の飛翔昆虫トラップ・デバイス。
- 前記乱れ緩和構造が触媒不活性ボディを有し、前記開口が、前記入口ポートからの前記燃料の流れを整えるための、前記触媒不活性ボディを貫通して形成された本質的に直線の細長い複数のコンジットを有している、請求項7に記載の飛翔昆虫トラップ・デバイス。
- 前記乱れ緩和構造が、前記入口ポートと前記触媒不活性ボディの間の前記燃焼室内に配置された比較的薄いディフューザをさらに有し、前記開口が、前記ディフューザを貫通して形成された複数の孔をさらに有し、該孔が、前記入口ポートからの前記燃料の流れを最初に整えるようになされている、請求項8に記載の飛翔昆虫トラップ・デバイス。
- 前記排気出口に到達する前に前記排気ガスの温度を概ね周囲温度まで下げるための熱交換器をさらに有する、請求項1に記載の飛翔昆虫トラップ・デバイス。
- 前記バキューム・デバイスが単一のファンである、請求項1に記載の飛翔昆虫トラップ・デバイス。
- 前記フロー・レギュレータを制御するためのコントローラであって、動作中、前記フロー・レギュレータが前記入口ポートを通して一連の断続パルスで燃料を引き渡すように前記フロー・レギュレータを制御するように動作可能なコントローラをさらに有する、請求項1に記載の飛翔昆虫トラップ・デバイス。
- 飛翔昆虫トラップ・システムであって、
可燃性燃料を収容する燃料サプライと、
昆虫トラップ室と、
前記燃料サプライとの接続のための入口ポート、排気ポート、および前記入口ポートを前記排気ポートに連絡している燃焼室を有する燃焼デバイスであって、前記入口ポートは、前記燃料サプライからの燃料が前記燃焼室で連続的に燃焼するために前記燃焼室へ流入することを可能にし、それによって前記燃焼室内に排気ガスを生成する燃焼デバイスと、
前記燃焼デバイスの前記排気ポートと連絡している排気出口であって、前記排気ガス中の二酸化炭素に引き付けられた昆虫が前記トラップ・システムに向かって飛翔するように、前記排気ガスが前記排気出口を通って外に向かって流出するようになされた排気出口と、
前記燃焼デバイスの前記入口ポートと連絡している燃料サプライ・コネクタであって、燃料を燃焼させるために前記燃焼室へ燃料を引渡すことを可能にするように前記燃料サプライに接続された燃料サプライ・コネクタと、
前記燃料サプライ・コネクタから分離され、且つ前記燃焼室と連絡しているフラッシング入口であって、流体を前記燃焼室へ流入させるように流体源に接続可能であり、それによって少なくとも前記燃焼室をフラッシングするフラッシング入口と、
(a)少なくとも前記燃焼室をフラッシングするために流体が前記フラッシング入口を介して前記燃焼室へ流入することを少なくとも可能にする開位置と、(b)閉位置との間を移動することができる移動可能構造と、
前記昆虫トラップ室と連絡している昆虫入口であって、飛翔昆虫が前記昆虫入口を通って前記トラップ室へ入ることを可能にする昆虫入口と、
前記昆虫入口と連絡しているバキューム・デバイスであって、前記トラップ・システムに引き付けられた昆虫を、前記昆虫入口を通して前記昆虫トラップ室へ引き込むように構築および配置されたバキューム・デバイスと
を有する飛翔昆虫トラップ・システム。 - 前記バルブが、前記流体の流入を許容し、且つ燃料および/または排気ガスの流出を阻止する一方向チェック・バルブである、請求項13に記載の飛翔昆虫トラップ・システム。
- 前記バルブが取り外し可能カバーを有する、請求項14に記載の飛翔昆虫トラップ・システム。
- 前記入口ポートを通して流れる燃料を制御するように動作可能なフロー・レギュレータをさらに有する、請求項14に記載の飛翔昆虫トラップ・システム。
- 前記流体が前記燃料レギュレータ内に流入することができるように前記バルブが前記フロー・レギュレータと連絡しており、それによって前記燃焼室に加えて前記燃料レギュレータおよび前記入口ポートをフラッシングすることができる、請求項16に記載の飛翔昆虫トラップ・システム。
- 前記燃焼デバイスが、前記燃焼室内に配置された触媒エレメントをさらに有し、該触媒エレメントは、前記燃焼室で生成された前記排気ガスが前記排気ポートに向かって流れることを可能にする本質的に直線の細長い複数のコンジットを備えた触媒ボディを有し、該触媒ボディは、動作中、前記排気ガスが前記細長いコンジットを通して流れる際に、前記排気ガス中の一酸化炭素を二酸化炭素に転換する触媒活性材料を含んでいる、請求項13に記載の飛翔昆虫トラップ・システム。
- 前記燃焼デバイスが、前記触媒エレメントの上流側の前記燃焼室内に配置された乱れ緩和構造をさらに有し、該乱れ緩和構造は、前記触媒ボディの前記コンジットと同じ全体方向に配向された複数の開口を有し、該開口は、前記入口ポートからの燃料の流れを整え、それによって前記燃料の乱れを緩和するようになされている、請求項18に記載の飛翔昆虫トラップ・システム。
- 前記乱れ緩和構造が触媒不活性ボディを有し、前記開口が、前記入口ポートからの前記燃料の流れを整えるための、前記触媒不活性ボディを貫通して形成された概ね直線の細長い複数のコンジットを有している、請求項19に記載の飛翔昆虫トラップ・システム。
- 前記乱れ緩和構造が、前記入口ポートと前記触媒不活性ボディの間の前記燃焼室内に配置された比較的薄いディフューザをさらに有し、前記開口が、前記ディフューザを貫通して形成された複数の孔をさらに有し、該孔が、前記入口ポートからの前記燃料の流れを最初に整えるようになされている、請求項20に記載の飛翔昆虫トラップ・システム。
- 前記排気出口に到達する前に前記排気ガスの温度を概ね周囲温度まで下げるための熱交換器をさらに有する、請求項13に記載の飛翔昆虫トラップ・システム。
- 前記可燃性燃料がプロパンである、請求項13に記載の飛翔昆虫トラップ・システム。
- 前記バキューム・デバイスが単一のファンである、請求項13に記載の飛翔昆虫トラップ・システム。
- 前記フロー・レギュレータを制御するためのコントローラであって、動作中、前記フロー・レギュレータが前記入口ポートを通して一連の断続パルスで燃料を引き渡すように前記フロー・レギュレータを制御するように動作可能なコントローラをさらに有する、請求項13に記載の飛翔昆虫トラップ・システム。
- 前記移動可能構造がバルブを含む、請求項1に記載の飛翔昆虫トラップ・デバイス。
- 前記バルブが一方向バルブである、請求項26に記載の飛翔昆虫トラップ・デバイス。
- 前記移動可能構造が、前記フラッシング入口を取り外し可能にカバーするキャップを含む、請求項1に記載の飛翔昆虫トラップ・デバイス。
- 前記移動可能構造がバルブを含む、請求項13に記載の飛翔昆虫トラップ・システム。
- 前記バルブが一方向バルブである、請求項29に記載の飛翔昆虫トラップ・システム。
- 前記移動可能構造が、前記フラッシング入口を取り外し可能にカバーするキャップを含む、請求項13に記載の飛翔昆虫トラップ・システム。
- 支持フレームをさらに有し、前記昆虫トラップ室、前記燃焼デバイスおよび前記排気出口が前記支持フレーム上に支えられている、請求項1に記載の飛翔昆虫トラップ・デバイス。
- 支持フレームをさらに有し、前記昆虫トラップ室、前記燃焼デバイスおよび前記排気出口が前記支持フレーム上に支えられている、請求項13に記載の飛翔昆虫トラップ・システム。
- 飛翔昆虫トラップ・デバイスをフラッシングするための方法であって、前記トラップ・デバイスが、(a)昆虫トラップ室と、(b)燃料サプライとの接続のための入口ポート、排気ポート、および前記入口ポートを前記排気ポートに連絡している燃焼室を有する燃焼デバイスであって、前記入口ポートは、前記燃料サプライからの燃料が前記燃焼室内で燃焼するために前記燃焼室へ流入することを可能にし、それによって前記燃焼室内に排気ガスを生成する燃焼デバイスと、(c)前記燃焼デバイスの前記排気ポートと連絡している排気出口であって、前記排気ガス中の二酸化炭素に引き付けられた昆虫が前記トラップ・デバイスに向かって飛翔するように、前記排気ガスが前記排気出口を通って外に向かって流出するようになされた排気出口と、(d)前記燃焼デバイスの前記入口ポートと連絡している燃料サプライ・コネクタであって、前記燃料サプライに接続するように構築されており、それによって燃料を燃焼させるために前記燃焼室へ燃料を引渡すことを可能にしている燃料サプライ・コネクタと、(e)前記燃料サプライ・コネクタから分離され、且つ前記燃焼室と連絡しているフラッシング入口であって、流体を前記燃焼室へ流入させるように流体源に接続可能であり、それによって少なくとも前記燃焼室をフラッシングするフラッシング入口と、(f)前記昆虫トラップ室と連絡している昆虫入口であって、飛翔昆虫が前記昆虫入口を通って前記トラップ室へ入ることを可能にするための昆虫入口と、(g)前記昆虫入口と連絡しているバキューム・デバイスであって、前記トラップ・デバイスに引き付けられた昆虫を、前記昆虫入口を通して前記昆虫トラップ室へ引き込むように構築および配置されたバキューム・デバイスと
を有している飛翔昆虫トラップ・デバイスのフラッシング方法において、
前記流体源を前記フラッシング入口に接続するステップと、
前記燃焼室をフラッシングするために、前記流体源から前記フラッシング入口を介して前記燃焼室へ流体を流すステップと
を含むフラッシング方法。
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