JP2007335315A - 画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】前面基板と背面基板相互の位置ずれを防止し、高品位表示が可能な優れた平面型画像表示装置を提供する。
【解決手段】前面基板2と背面基板1間に枠体3を介挿し、これらを封着部材5を介して気密封着してなる画像表示装置で、前記枠体3の内側に近接して支持体13を配置し、前記気密封着時の基板外部からの加圧を前記枠体3に代わって前記支持体13が支える。
【選択図】図2
【解決手段】前面基板2と背面基板1間に枠体3を介挿し、これらを封着部材5を介して気密封着してなる画像表示装置で、前記枠体3の内側に近接して支持体13を配置し、前記気密封着時の基板外部からの加圧を前記枠体3に代わって前記支持体13が支える。
【選択図】図2
Description
本発明は、自発光型フラットパネル型画像表示装置に係り、特に薄膜型電子源をマトリクス状に配列した平面型の画像表示装置に関するものである。
マトリクス状に配置した電子源を有する自発光型フラットパネルディスプレイ(FPD)の一つとして、微少で集積可能な冷陰極を利用する電界放出型画像表示装置(FED:Field Emission Display)や電子放出型画像表示装置が知られている。
これらの冷陰極には、スピント型電子源、表面伝導型電子源、カーボンナノチューブ型電子源、金属―絶縁体―金属を積層したMIM(Metal−Insulator−Metal )型、金属―絶縁体―半導体を積層したMIS(Metal−Insulator−Semiconductor )型、あるいは金属―絶縁体―半導体−金属型等の薄膜型電子源などがある。
これらの冷陰極には、スピント型電子源、表面伝導型電子源、カーボンナノチューブ型電子源、金属―絶縁体―金属を積層したMIM(Metal−Insulator−Metal )型、金属―絶縁体―半導体を積層したMIS(Metal−Insulator−Semiconductor )型、あるいは金属―絶縁体―半導体−金属型等の薄膜型電子源などがある。
一般的な自発光型FPDは、上記のような電子源をガラス板からなる背面基板上に備えた背面パネルと、蛍光体層及びこの蛍光体層に前記電子源から放出される電子を射突させるための電界を形成する陽極とをガラス板からなる前面基板上に備えた前面パネルと、両パネルの対向する内部空間を所定の間隔に保持する枠体とを備え、前記両パネルと枠体で形成される表示空間を真空状態に保持する構成とし、この表示パネルに駆動回路を組み合わせて構成される。
又、前記背面パネルの前記背面基板上には、一方向に延在し該一方向と直交する他方向に並設されて前記他方向に走査信号が順次印加される複数の走査信号配線を有し、更にこの背面基板上には、前記他方向に延在し前記走査信号配線に交差する如く前記一方向に並設された複数の画像信号配線を備えている。加えて前記走査信号配線と画像信号配線の各交差部付近に上記の電子源がそれぞれ設けられ、走査信号配線と電子源とは給電電極で接続され、走査信号配線から電子源に電流が供給される構成が一般的である。
更に、前記個々の電子源は対応する蛍光体層と対になって単位画素を構成する。通常は、赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の単位画素で一つの画素(カラー画素、ピクセル)が構成される。なお、カラー画素の場合、単位画素は副画素(サブピクセル)とも呼ばれる。
上述の構成に加え、前述したような画像表示装置では、背面パネルと前面パネル間の前記枠体で囲繞された表示領域内に複数の間隔保持部材(スペーサ)が配置固定され、前記両パネル間の間隔を前記枠体と協働して所定間隔に保持している。このスペーサは、一般にはガラスやセラミックスなどの絶縁材あるいは幾分かの導電性を有する部材で形成した板状体からなり、通常、複数の画素ごとに画素の動作を妨げない位置に設置される。
又、封止枠となる枠体は背面基板と前面基板との内周縁にフリットガラスなどの封着部材で固着され、この固着部が気密封着され封止領域となっている。両基板と枠体とで形成される表示領域内部の真空度は、例えば10-5〜10-7Torr程度である。
枠体と両基板との封止領域には、背面基板に形成された走査信号配線につながる走査信号配線引出端子や画像信号配線につながる画像信号配線引出端子がそれぞれ貫通する。この封止領域を貫通した走査信号配線引出端子及び画像信号配線引出端子の少なくとも一方はその先端が背面基板の端面に近接する位置まで延長して配置されている。
特開2002−255592号公報
特開2005−116878号公報
特開2000−311630号公報
特開2005−56610号公報
特開2004−363075号公報
上述のような自発光型の画像表示装置では、前面基板と背面基板及び枠体とを封着部材を介して熱封着する構成が特許文献1乃至4等で開示されている。
先ず、前記特許文献1、2では、封着時の熱膨張を考慮して重ね合わせた基板の各端面を規制するように位置決めピンを固定し、この状態で封着炉に投入して封着を行う方法及び装置が開示されている。
又、前記特許文献3では複数個の外枠部材を用い、全外枠部材のそれぞれの両端をフリットガラスで気密接着する構成が開示されている。
先ず、前記特許文献1、2では、封着時の熱膨張を考慮して重ね合わせた基板の各端面を規制するように位置決めピンを固定し、この状態で封着炉に投入して封着を行う方法及び装置が開示されている。
又、前記特許文献3では複数個の外枠部材を用い、全外枠部材のそれぞれの両端をフリットガラスで気密接着する構成が開示されている。
このような特許文献1乃至3等に開示された熱封着の構成では、各基板と枠体の封着部材としてフリットガラスが用いられている。
このフリットガラスは気密封着工程で融解し再凝固する迄は接着性を発現しない。
従って、気密封着前の諸工程中にフリットガラスが流動性を発現することから、気密封着中に前面基板と背面基板の相対位置にずれが発生し、これにより所望の高品位表示が得られ難いという問題が有り、その解決が課題となっていた。
又、部材相互の熱膨張の差に起因する両基板間の位置ずれの問題もある。
このフリットガラスは気密封着工程で融解し再凝固する迄は接着性を発現しない。
従って、気密封着前の諸工程中にフリットガラスが流動性を発現することから、気密封着中に前面基板と背面基板の相対位置にずれが発生し、これにより所望の高品位表示が得られ難いという問題が有り、その解決が課題となっていた。
又、部材相互の熱膨張の差に起因する両基板間の位置ずれの問題もある。
前面基板と背面基板の相対位置のずれの許容範囲は、例えば蛍光体パタ−ンの幅、配置ピッチ等から必然的に決定され、一般には数十μm以下、例えば20μm以下の如く高精度が要求される。しかしながら、現状ではこれらを満足することが困難で、その解決策が求められている。
このような熱封着の問題を解決する一つの手段として、前記特許文献4では気密封着部の外側で封着部材とは異なる接合部剤を用いて両基板を固着する構成が開示されている。
この特許文献4に開示された構成は所期の目的は達成されるが、封着部材とは異なる接合部剤を用いる点で更なる改善が求められている。
この特許文献4に開示された構成は所期の目的は達成されるが、封着部材とは異なる接合部剤を用いる点で更なる改善が求められている。
本発明の目的は、前述した問題を解決して所望の高品位表示が可能で、しかも長寿命の優れた画像表示装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は両基板と枠体との気密封着部より内側に支持体を配置し、この支持体の少なくとも一端側が対向する基板と接着されない構成を特徴とし、この構成の下で前記両基板と枠体とを封着部材を介して気密封着する工程で前記支持体の両端に対応する基板の外側から加圧し、前記封着部材の流動を制御して前記両基板の相互位置ずれを防止したことを特徴とする。
両基板と枠体との気密封着部より内側に支持体を配置し、この支持体の少なくとも一端側が対向する基板と接着されない構成とし、封着部材を介して両基板と枠体とを気密封着する工程で前記支持体の両端に対応する基板の外側から加圧して気密封着することで、前記枠体と基板間に配置された前記封着部材には押圧力が掛かり難いためにその流動を制御でき、両基板間の高精度な位置関係の確保が図れ、表示品位の優れた平面型画像表示装置を可能にした。
又、枠体の内側に支持体を配置したことにより、前記流動した封着部材が表示領域を汚染することがなく、表示品位の優れた平面型画像表示装置を可能にした。
以下、本発明を実施例の図面を参照して詳細に説明する。
図1乃至図4は、本発明の平面型画像表示装置の第1の実施例を説明する模式図で、図1(a)は前面基板側から見た平面図、図1(b)は図1(a)の側面図、図2は図1(a)のA−A線に沿った平面図、図3は図1(b)のB−B線に沿った断面図、図4は図3のC−C線に沿った断面図とその背面基板と対応する部分の前面基板の断面図である。
図1乃至図4において、参照符号1は背面基板、2は前面基板で、これら両基板1、2は厚さ数mm、例えば1〜10mm程度のガラス板から構成されている。
これら両基板1、2は略矩形状を呈し、かつ前面基板2が背面基板1より小形の構成となっている。
3は枠状を呈する枠体で、この枠体3は例えばフリットガラスの燒結体或いはガラス板等から構成され、単体で若しくは複数部材の組み合わせで略矩形状とされ、前記両基板1、2間に介挿されている。
この枠体3は、前記両基板1、2間の周縁部に介挿され、両端面を両基板1、2と気密接合されている。この枠体3の厚さは数mm〜数十mm、その高さH1は両基板1、2間の前記間隔よりやや低い寸法に設定されている。
4は排気管で、この排気管4は前記背面基板1に固着されている。
5は封着部材で、この封着部材5は例えば低融点フリットガラス、例えばPbO:75〜80wt%、B2 O3 :約10wt%、その他:10〜15wt%等の組成からなり、かつ非晶質タイプのフリットガラスを含むガラス材料からなるもの等が知られており、前記枠体3と両基板1、2間を接合して気密封着している。この封着部材5の厚さをT1とすれば、(2T1+H1)が両基板1、2間の前記間隔に略等しい。
これら両基板1、2は略矩形状を呈し、かつ前面基板2が背面基板1より小形の構成となっている。
3は枠状を呈する枠体で、この枠体3は例えばフリットガラスの燒結体或いはガラス板等から構成され、単体で若しくは複数部材の組み合わせで略矩形状とされ、前記両基板1、2間に介挿されている。
この枠体3は、前記両基板1、2間の周縁部に介挿され、両端面を両基板1、2と気密接合されている。この枠体3の厚さは数mm〜数十mm、その高さH1は両基板1、2間の前記間隔よりやや低い寸法に設定されている。
4は排気管で、この排気管4は前記背面基板1に固着されている。
5は封着部材で、この封着部材5は例えば低融点フリットガラス、例えばPbO:75〜80wt%、B2 O3 :約10wt%、その他:10〜15wt%等の組成からなり、かつ非晶質タイプのフリットガラスを含むガラス材料からなるもの等が知られており、前記枠体3と両基板1、2間を接合して気密封着している。この封着部材5の厚さをT1とすれば、(2T1+H1)が両基板1、2間の前記間隔に略等しい。
前記枠体3と両基板1、2及び封着部材5で囲まれた空間の表示領域6は前記排気管4を介して排気され例えば10-5〜10-7Torrの真空度を保持している。又、前記排気管4は前述のように前記背面基板1の外表面に取り付けられ、この背面基板1を貫通して穿設された貫通孔7に連通しており、排気完了後前記排気管4は封止される。
参照符号8は映像信号配線で、この映像信号配線8は後述するような金属材料を用い、前記背面基板1の内面に一方向(Y方向)に延在し他方向(X方向)に並設されている。この映像信号配線8の端部は表示領域6から枠体3と背面基板1との封止領域を気密に貫通し、背面基板1の長辺側端面近傍まで延長している。この映像信号配線8は前記封止領域より外側先端部分を映像信号配線引出端子81としている。
参照符号9は走査信号配線で、この走査信号配線9は後述するような金属材料を用い、前記映像信号配線8上でこれと交差する前記他方向(X方向)に延在し前記一方向(Y方向)に並設されている。この走査信号配線9の端部は表示領域6から枠体3と背面基板1との短辺側封止領域5bを気密に貫通し、背面基板1の短辺側端面近傍まで延長している。この走査信号配線9はその前記封止領域より外側先端部分を走査信号配線引出端子91としている。
参照符号10は例えば特許文献5に開示された電子源の一種のMIM型の電子源で、この電子源10は前記走査信号配線9と映像信号配線8の各交差部近傍に設けられている。又、この電子源10は前記走査信号配線9と接続線11で接続されている。又、前記映像信号配線8と、電子源10の上部電極及び前記走査信号配線9間には層間絶縁膜INSが配置されている。
ここで、前記映像信号配線8は例えばAl(アルミニウム)膜、走査信号配線9は例えばCr/Al/Cr膜、Cr/Cu/Cr膜等が用いられる。
次に、参照符号12はスペーサで、このスペーサ12はガラスやセラミックスなどの絶縁材あるいは幾分かの導電性を有する部材で形成した板状体からなり、通常、複数の画素ごとに画素の動作を妨げない位置に設置される。
このスペーサ12は108〜109Ω・cm程度の比抵抗で、全体として抵抗値の偏在の少ない構成となっている。
このスペーサ12は前記枠体3と略平行で走査信号配線9上に1本おきに直立配置され、接着部材121で両基板1、2と接着固定している。
このスペーサ12の基板との接着固定は一端側のみでも良く、更にその配置は通常、複数の画素毎に画素の動作を妨げない位置に設置される。
このスペーサ12は108〜109Ω・cm程度の比抵抗で、全体として抵抗値の偏在の少ない構成となっている。
このスペーサ12は前記枠体3と略平行で走査信号配線9上に1本おきに直立配置され、接着部材121で両基板1、2と接着固定している。
このスペーサ12の基板との接着固定は一端側のみでも良く、更にその配置は通常、複数の画素毎に画素の動作を妨げない位置に設置される。
このスペーサ12の寸法は基板寸法、枠体3の高さ、基板素材、スペーサの配置間隔、スペーサ素材等により設定されるが、一般的には高さは前述した枠体3と略同一寸法、厚さは数十μm〜数mm以下、長さは20mm乃至1000mm程度、更にはそれ以上の長尺も可能であるが、好ましくは80mm乃至300mm程度が実用的な値となる。
次に、参照符号13は支持体で、この支持体13は前記枠体3と同一材料から構成され、枠体3と一体化されて枠体3の内側に配置されている。この支持体13の高さH2は枠体3の高さH1より高く、両者はH2>H1の関係にあり、この高さH2は前述した(2T1+H1)で説明した両基板1、2の前記間隔に略等しい寸法となっている。
この支持体3は、その両端面131、132は共に基板1、2とは非接着で、単に接触しているのみである。
ここで、枠体3と両基板1、2とが気密封着された後は、前記支持体13は枠体3で保持されるため、前記両端面131、132は両基板1,2と非接触状態でも良い。
この支持体3は、その両端面131、132は共に基板1、2とは非接着で、単に接触しているのみである。
ここで、枠体3と両基板1、2とが気密封着された後は、前記支持体13は枠体3で保持されるため、前記両端面131、132は両基板1,2と非接触状態でも良い。
この高さH2の支持体3と基板とが非接着で、単に接触している構成は、両基板1、2を外部から加圧、加熱して枠体3と前記封着部材5を介して気密封着する際、前記支持体3と基板1、2間には接着剤のような介在物は全く存在せず、従って支持体3の配置位置の前記両基板1、2の間隔は支持体13の高さH2に保持される。
一方、枠体3と両基板1,2間に介挿された封着部材5は前記加熱によって溶解されるが、枠体3の高さH1がH2>H1の関係にあるので、この封着部材5は前記加圧を受けず、従って封着部材5のはみ出しや厚さの変動を抑制でき、両基板の相互位置ずれの防止と、気密封着の確保の両立を可能としている。
一方、枠体3と両基板1,2間に介挿された封着部材5は前記加熱によって溶解されるが、枠体3の高さH1がH2>H1の関係にあるので、この封着部材5は前記加圧を受けず、従って封着部材5のはみ出しや厚さの変動を抑制でき、両基板の相互位置ずれの防止と、気密封着の確保の両立を可能としている。
次に、前記スペーサ12の一端側が固定された前面基板2の内面には、図4に示すように赤色、緑色、青色用の蛍光体層15が遮光用のBM(ブラックマトリクス)膜16で区画された窓部に配置され、これらを覆うように金属薄膜からなるメタルバック(陽極電極)17が例えば蒸着方法で設けられて蛍光面を形成している。
このメタルバック17は前面基板2と反対側、つまり背面基板1側への発光を前面基板2側へ向け反射させ、発光の取り出し効率を上げる為の光反射膜であると共に蛍光体粒子の表面の帯電を防ぐ機能も合わせ持っている。
又、このメタルバック17は面電極として示してあるが、走査信号配線9と交差して画素列ごとに分割されたストライプ状電極とすることもできる。
このメタルバック17は前面基板2と反対側、つまり背面基板1側への発光を前面基板2側へ向け反射させ、発光の取り出し効率を上げる為の光反射膜であると共に蛍光体粒子の表面の帯電を防ぐ機能も合わせ持っている。
又、このメタルバック17は面電極として示してあるが、走査信号配線9と交差して画素列ごとに分割されたストライプ状電極とすることもできる。
前記蛍光体としては、例えば赤色用としてY2O3:Eu、Y2O2S:Euを、又、緑色用としてZnS:Cu,Al、Y2SiO5:Tb、更に、青色用としてZnS:Ag,Cl、ZnS:Ag,Al等を用いることができる。この蛍光体層15は蛍光体粒子の平均粒径は例えば4μm〜9μm、膜厚は例えば10μm〜20μm程度となっている。
図5は本発明の平面型画像表示装置の第2の実施例を説明する模式断面図で、前述した図と同じ部分には同一記号を付してある。
図5に示す実施例2では、支持体23が枠体3と別体で、枠体3の内側の略全周に亘って配置されている。
この支持体23は高さH3で略環状を呈しており、その一方の端面231は対向する背面基板1と非接着で接触している。一方、他方の端面232は対向する前面基板2と固着材14を介して接着されている。
この固着材14は、前記封着部材5とは特性、特に溶解温度の異なる材料、例えば結晶化フリットガラス等を用いる。又、ガス放出の少ない耐熱性の優れた紫外線硬化型の接着剤の使用も可能である。
固着材14で前面基板2に接着された高さH3の支持体23は、この高さH3に前記固着材14の厚さT2を加えて前記両基板間の間隔に略等しい高さH2と略同一となる寸法に設定されている。
ここで、この実施例2では枠体3と両基板1、2とが気密封着された後は、前記支持体23は前面基板2で保持されており、前記一方の端面231は背面基板1と非接触状態でも良い。
この支持体23は高さH3で略環状を呈しており、その一方の端面231は対向する背面基板1と非接着で接触している。一方、他方の端面232は対向する前面基板2と固着材14を介して接着されている。
この固着材14は、前記封着部材5とは特性、特に溶解温度の異なる材料、例えば結晶化フリットガラス等を用いる。又、ガス放出の少ない耐熱性の優れた紫外線硬化型の接着剤の使用も可能である。
固着材14で前面基板2に接着された高さH3の支持体23は、この高さH3に前記固着材14の厚さT2を加えて前記両基板間の間隔に略等しい高さH2と略同一となる寸法に設定されている。
ここで、この実施例2では枠体3と両基板1、2とが気密封着された後は、前記支持体23は前面基板2で保持されており、前記一方の端面231は背面基板1と非接触状態でも良い。
次に、図6乃至図9は本発明の第1の実施例の画像表示装置の製造工程を説明する図で、前述した図と同じ部分には同一記号を付してある。
先ず、図6に示すように前面基板2側ではスペーサ12の一端側を接着部材121で接着固定して前面基板組立体201を構成する。
又、背面基板1側では、前記前面基板2に固定されたスペーサ12の他端側に対応する位置に接着部材121が塗布され背面基板組立体101を構成する。
一方、枠体3は支持体13と一体に整形され、両者の高さは前述したH1、H2の関係を備えており、更に枠体3は上下端に封着部材5を塗布して枠体組立体301を構成する。
次に、図7に示すように、これら前面基板組立体201、背面基板組立体101及び枠体組立体301を前記支持体3の上下端が両基板1、2にそれぞれ接触するよう所定の配置で組み合わせ、仮パネル組立体SPMを形成する。この組み合わせの際、前記両基板組立体201、101はそれぞれが有する図示しないアライメントマークを利用して位置合わせを行う。
次に、図8及び図9に示すように仮パネル組立体SPMの両基板1、2の外側を、複数個の耐熱性の加圧クリップPCRで挟持する。
この挟持の際、加圧クリップPCRの両基板1、2との接触部位は、前記支持体3の上下端に対応する両基板1、2の外側とし、前記封着部材5配置部分に対応する位置から外れた部位を挟持する。
又、この加圧クリップPCRの配置個数は、基板寸法等を基に決めればよい。
次に、図示しないが加圧クリップPCRで挟持した状態で仮パネル組立体SPMを例えば炉内で加熱し、前記封着部材5を溶解して枠体3と両基板1、2を気密封着する。スペーサ12の他端もこの工程で接着固定する。
この気密封着と同時或いは気密封着後に排気を行い、排気管を封止して画像表示装置を製造する。
先ず、図6に示すように前面基板2側ではスペーサ12の一端側を接着部材121で接着固定して前面基板組立体201を構成する。
又、背面基板1側では、前記前面基板2に固定されたスペーサ12の他端側に対応する位置に接着部材121が塗布され背面基板組立体101を構成する。
一方、枠体3は支持体13と一体に整形され、両者の高さは前述したH1、H2の関係を備えており、更に枠体3は上下端に封着部材5を塗布して枠体組立体301を構成する。
次に、図7に示すように、これら前面基板組立体201、背面基板組立体101及び枠体組立体301を前記支持体3の上下端が両基板1、2にそれぞれ接触するよう所定の配置で組み合わせ、仮パネル組立体SPMを形成する。この組み合わせの際、前記両基板組立体201、101はそれぞれが有する図示しないアライメントマークを利用して位置合わせを行う。
次に、図8及び図9に示すように仮パネル組立体SPMの両基板1、2の外側を、複数個の耐熱性の加圧クリップPCRで挟持する。
この挟持の際、加圧クリップPCRの両基板1、2との接触部位は、前記支持体3の上下端に対応する両基板1、2の外側とし、前記封着部材5配置部分に対応する位置から外れた部位を挟持する。
又、この加圧クリップPCRの配置個数は、基板寸法等を基に決めればよい。
次に、図示しないが加圧クリップPCRで挟持した状態で仮パネル組立体SPMを例えば炉内で加熱し、前記封着部材5を溶解して枠体3と両基板1、2を気密封着する。スペーサ12の他端もこの工程で接着固定する。
この気密封着と同時或いは気密封着後に排気を行い、排気管を封止して画像表示装置を製造する。
次に、図10乃至図12は本発明の第2の実施例の画像表示装置の製造工程を説明する図で、前述した図と同じ部分には同一記号を付してある。
先ず、図10に示すように前面基板2側ではスペーサ12の一端側を接着部材121で、又支持体23は一方の端面232を固着部材14でそれぞれ前面基板2に接着固定して前面基板組立体202を構成する。
この前面基板組立体202では、支持体23を固着部材14で予め接着固定した後、前記スペーサ12を接着部材121で接着固定する方法が採用できる。
又、背面基板1側では、前記前面基板2に固定されたスペーサ12の他端側に対応する位置に接着部材121が塗布され背面基板組立体101を構成する。
一方、枠体3は支持体13と別体で、その高さは前述したH1で、その上下端に封着部材5を塗布して枠体組立体302を構成する。
次に、図11に示すように、これら前面基板組立体202、背面基板組立体101及び枠体組立体302を前記支持体23の開放された端面231が背面両基板1に接触するよう所定の配置で組み合わせ、仮パネル組立体SPMを形成する。この組み合わせの際、前記両基板組立体202、101はそれぞれが有する図示しないアライメントマークを利用して位置合わせを行う。
次に、図12に示すように仮パネル組立体SPMの両基板1、2の外側を、複数個の耐熱性の加圧クリップPCRで挟持する。
この挟持の際、加圧クリップPCRの両基板1、2との接触部位は、前記支持体23の上下端に対応する両基板1、2の外側とし、前記封着部材5配置部分に対応する位置から外れた部位を挟持する。
又、この加圧クリップPCRの配置個数は、基板寸法等を基に決めればよい。
次に、図示しないが加圧クリップPCRで挟持した状態で仮パネル組立体SPMを例えば炉内で加熱し、前記封着部材5を溶解して枠体3と両基板1、2を気密封着する。スペーサ12の他端もこの工程で接着固定する。
この気密封着と同時或いは気密封着後に排気を行い、排気管を封止して画像表示装置を製造する。
ここで、上述では支持体23を前面基板2に接着固定したが、これは背面基板1側でもよいことは勿論である。
先ず、図10に示すように前面基板2側ではスペーサ12の一端側を接着部材121で、又支持体23は一方の端面232を固着部材14でそれぞれ前面基板2に接着固定して前面基板組立体202を構成する。
この前面基板組立体202では、支持体23を固着部材14で予め接着固定した後、前記スペーサ12を接着部材121で接着固定する方法が採用できる。
又、背面基板1側では、前記前面基板2に固定されたスペーサ12の他端側に対応する位置に接着部材121が塗布され背面基板組立体101を構成する。
一方、枠体3は支持体13と別体で、その高さは前述したH1で、その上下端に封着部材5を塗布して枠体組立体302を構成する。
次に、図11に示すように、これら前面基板組立体202、背面基板組立体101及び枠体組立体302を前記支持体23の開放された端面231が背面両基板1に接触するよう所定の配置で組み合わせ、仮パネル組立体SPMを形成する。この組み合わせの際、前記両基板組立体202、101はそれぞれが有する図示しないアライメントマークを利用して位置合わせを行う。
次に、図12に示すように仮パネル組立体SPMの両基板1、2の外側を、複数個の耐熱性の加圧クリップPCRで挟持する。
この挟持の際、加圧クリップPCRの両基板1、2との接触部位は、前記支持体23の上下端に対応する両基板1、2の外側とし、前記封着部材5配置部分に対応する位置から外れた部位を挟持する。
又、この加圧クリップPCRの配置個数は、基板寸法等を基に決めればよい。
次に、図示しないが加圧クリップPCRで挟持した状態で仮パネル組立体SPMを例えば炉内で加熱し、前記封着部材5を溶解して枠体3と両基板1、2を気密封着する。スペーサ12の他端もこの工程で接着固定する。
この気密封着と同時或いは気密封着後に排気を行い、排気管を封止して画像表示装置を製造する。
ここで、上述では支持体23を前面基板2に接着固定したが、これは背面基板1側でもよいことは勿論である。
1・・・背面基板、2・・・前面基板、3・・・枠体、4・・・排気管、5・・・封着部材、6・・・表示領域、7・・・貫通孔、8・・・画像信号配線、81・・・画像信号配線引出端子、9・・・走査信号配線、91・・・走査信号配線引出端子、10・・・電子源、11,11A・・・接続配線、12・・・スペーサ、121・・・接着部材、13、23・・・支持体、14・・・固着部材、15・・・蛍光体層、16・・・BM膜、17・・・メタルバック(陽極電極)、INS・・・絶縁膜(層間絶縁膜)、SPM・・・仮パネル組立体、PCR・・・加圧クリップ。
Claims (5)
- 一方向に延在し該一方向と直交する他方向に並設された複数の第1の信号配線と、前記他方向に延在し前記第1の信号配線に交差する如く前記一方向に並設された複数の第2の信号配線と、この第2の信号配線と前記第1の信号配線間に配置された層間絶縁膜と、前記第1の信号配線と前記第2の信号配線の各交差部近傍に設けられ、前記信号配線と接続された電子源とを備えた背面基板と、
前記電子源に対応して設けられた蛍光体層及び前記電子源から放出される電子を前記蛍光体層に指向する如く加速するための加速電極とを有し前記背面基板と所定の間隔をもって対向する前面基板と、
前記背面基板と前記前面基板との間で表示領域を周回して介挿され、前記所定の間隔を保持する枠体と、
前記前面基板と前記背面基板間で前記枠体に囲まれた表示領域に前記枠体と略平行に配置された複数のスペーサと、
前記枠体と前記前面基板及び背面基板とをそれぞれ封止領域で気密封着する封着部材とを備えた画像表示装置であって、
前記画像表示装置は、前記複数のスペーサを取り囲んで前記枠体の内側に近接配置された支持体を更に備え、この支持体の少なくとも一方の端面は対向する基板と非接着であることを特徴とする画像表示装置。 - 前記支持体は略環状で、他方の端面は対向する基板と接着固定されてなることを特徴とする前記請求項1に項記載の画像表示装置。
- 前記支持体は前記基板に接着固定された高さが前記枠体の高さ以上であることを特徴とする前記請求項2に記載の画像表示装置。
- 前記支持体は前記枠体以上の高さを有して前記枠体と一体化されてなることを特徴とする前記請求項1に記載の画像表示装置。
- 前記支持体は対向する基板と非接着であることを特徴とする前記請求項4に記載の画像表示装置。
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JP2006167823A JP2007335315A (ja) | 2006-06-16 | 2006-06-16 | 画像表示装置 |
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2006
- 2006-06-16 JP JP2006167823A patent/JP2007335315A/ja active Pending
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